JP6657990B2 - ストレージ装置、仮想ボリューム制御システム、仮想ボリューム制御方法および仮想ボリューム制御プログラム - Google Patents

ストレージ装置、仮想ボリューム制御システム、仮想ボリューム制御方法および仮想ボリューム制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ装置、仮想ボリューム制御システムおよび仮想ボリューム制御方法に関し、特に、仮想マシンに仮想ボリュームを割り当てるストレージ装置、仮想ボリューム制御システムおよび仮想ボリューム制御方法に関する。
ホスト・コンピュータとストレージ装置を結ぶネットワークであるSAN(「Storage Area Network」の略称)において、ホスト・コンピュータは、ブロックレベル・プロトコル(例えば、ファイバチャネル(Fibre Channel)など。)を用いて接続先のストレージ装置とデータをやり取りする。また、ストレージ装置としてディスクアレイ装置が利用されることも多い。ディスクアレイ装置は、論理的なストレージであるLU(「Logical Unit」の略称)をホスト・コンピュータに提供する。
また、ホスト・コンピュータやサーバの仮想化技術が一般的になり、システムによっては数百〜数万といった規模で仮想マシン(以降、「VM(Virtual Machine)」とも言う。)が作成される。そして、各VMがそれぞれ複数のストレージを必要とする。管理者にとって、これら多数のVMが使用するストレージを、論理的なストレージへマッピングし、人手で管理することは非常に手間がかかる。
特許文献1に記載の技術では、論理ボリューム(LUに相当する。)と、論理ボリュームを論理分割してなる複数の仮想ボリュームとを関連づけたボリューム管理情報を用意する。そして、VMが要求した複数のボリュームを、仮想ボリュームとしてストレージ装置内の論理ボリュームの空き領域(未使用領域)に自動的に割り当てる。そして、割り当てた仮想ボリュームを、要求したVMに関連づけて利用可能とする。これにより、必要な大きさのボリュームを、必要な数だけ、必要なタイミングで自動的にVMに割り当てることができ、管理者の作業負荷が大幅に削減される。
特許文献2には、仮想装置(VMに相当する。)の構成変更(追加、削除、移動)が行われた場合でも、仮想論理ボリュームの割り当てや記憶領域のパーティショニング作業などが発生せず、ユーザの作業負荷を軽減することができる技術が記載されている。
特開2012−079245号公報 特開2010−140273号公報
特許文献1では、論理ボリュームにアクセス可能なVMの識別情報をボリュームセキュリティ情報として保持している。しかしながら、VMが要求した複数のボリュームに仮想ボリュームを割り当てるときに、要求元のVMを示す識別情報がボリュームセキュリティ情報に存在しない場合の処理の記載が無い。そのため、要求元のVMを示す識別情報がボリュームセキュリティ情報に存在しない場合は、そのVMに仮想ボリュームを割り当てることができないという問題がある。
また、実際の物理ディスクに空き領域がある場合でも、論理ボリュームに割り当てられた空き領域が無いか、または必要な容量より少ない場合は、仮想ボリュームの割り当て処理が失敗してしまう、という問題がある。
なお、特許文献2には、1つの仮想装置に仮想ボリュームを割り当てる場合の構成変更の技術については、何ら記載がない。
本発明の目的は、1つのVM(仮想マシン)に仮想ボリュームを割り当てるときに、そのVMに関連づけられた論理ボリュームが無い場合でも、また、関連づけられた論理ボリュームに仮想ボリュームを追加するための空きが無い場合でも、新たな仮想ボリュームをVMに割り当てることができるストレージ装置、仮想ボリューム制御システムおよび仮想ボリューム制御方法を提供することにある。
本発明のストレージ装置は、
複数の記憶装置と、
各前記記憶装置を組み合わせて冗長化され、それぞれを識別するための論理ボリューム識別情報が割り当てられた論理ボリュームと、
それぞれを識別するための仮想ボリューム識別情報が割り当てられた、前記論理ボリュームを論理分割してなる仮想ボリュームと、
少なくとも1つの仮想マシンを識別するために各仮想マシンに割り当てられた仮想マシン識別情報と、前記論理ボリューム識別情報とを関連づけて保持する論理ボリューム情報記憶手段と、
論理ボリューム制御手段と
を含み、
前記論理ボリューム制御手段は、
1つの前記仮想マシンを示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを取得し、
前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在する場合は、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを前記第1の容量値と同じ分だけ前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張し、その拡張した部分を前記第1の仮想ボリュームとし、
一方、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、各前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて前記第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成し、その作成した前記第2の論理ボリュームを前記第1の仮想ボリュームとし、前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけて前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報を前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する。
また、本発明の仮想ボリューム制御システムは、
それぞれを識別するための仮想マシン識別情報が割り当てられた少なくとも1つの仮想マシンと、
ストレージ制御装置と、
前記仮想マシンおよび前記ストレージ制御装置に接続したストレージ装置と
を備え、
前記ストレージ制御装置は、1つの前記仮想マシンを示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを含む仮想ボリューム割り当て指示を前記ストレージ装置に送付し、
前記ストレージ装置は、
複数の記憶装置と、
各前記記憶装置を組み合わせて冗長化され、それぞれを識別するための論理ボリューム識別情報が割り当てられた論理ボリュームと、
それぞれを識別するための仮想ボリューム識別情報が割り当てられた、前記論理ボリュームを論理分割してなる仮想ボリュームと、
前記仮想マシン識別情報と前記論理ボリューム識別情報とを関連づけて保持する論理ボリューム情報記憶手段と、
論理ボリューム制御手段と
を含み、
前記論理ボリューム制御手段は、前記仮想ボリューム割り当て指示を取得し、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在する場合は、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを前記第1の容量値と同じ分だけ前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張し、その拡張した部分を前記第1の仮想ボリュームとし、一方、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、各前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて前記第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成し、その作成した前記第2の論理ボリュームを前記第1の仮想ボリュームとし、前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけて前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報を前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する。
また、本発明の仮想ボリューム制御方法は、
1つの仮想マシンを示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを取得し、
論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報が存在する場合は、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを前記第1の容量値と同じ分だけ複数の記憶装置の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張し、その拡張した部分を前記第1の仮想ボリュームとし、
一方、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、各前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて前記第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成し、その作成した前記第2の論理ボリュームを前記第1の仮想ボリュームとし、前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけて前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報を前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する。
また、本発明の仮想ボリューム制御プログラムは、
1つの仮想マシンを示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを取得する取得処理と、
論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在する場合は、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを前記第1の容量値と同じ分だけ複数の記憶装置の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張し、その拡張した部分を前記第1の仮想ボリュームとする仮想ボリューム拡張処理と、
一方、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、各前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて前記第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成し、その作成した前記第2の論理ボリュームを前記第1の仮想ボリュームとし、前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけて前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報を前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する仮想ボリューム作成処理と
をコンピュータに実行させる。
本発明には、1つのVM(仮想マシン)に仮想ボリュームを割り当てるときに、そのVMに関連づけられた論理ボリュームが無い場合でも、また、関連づけられた論理ボリュームに仮想ボリュームを追加するための空きが無い場合でも、新たな仮想ボリュームをVMに割り当てることができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。 第1の実施形態における、論理ボリュームテーブル151の一例を示す図である。 第1の実施形態における、仮想ボリュームテーブル152の一例を示す図である。 第1の実施形態における、図2に示す論理ボリュームテーブル151および図3に示す仮想ボリュームテーブル152に格納された情報の一例を基にしたLU20の模式図である。 第1の実施形態における、ディスクアレイ制御装置2の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、コントローラ10の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、論理ボリュームテーブル151の他の例を示す図である。 第1の実施形態における、仮想ボリュームテーブル152の他の例を示す図である。 第1の実施形態における、図7に示す論理ボリュームテーブル151および図8に示す仮想ボリュームテーブル152に格納された情報の一例を基にしたLU20の模式図である。 本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1を参照すると、本システムは、ディスクアレイ装置1と、ディスクアレイ制御装置2と、それぞれを識別する固有のVM識別情報が割り当てられた少なくとも1つの仮想マシン(VM)3と、VM制御装置4とを含む。VM3とディスクアレイ装置1とは、SANを介して接続されている。また、VM3とVM制御装置4、VM制御装置4とディスクアレイ制御装置2、およびディスクアレイ制御装置2とディスクアレイ装置1は、LAN(「Local Area Network」の略称。)等の通信ネットワークを介して接続されている。なお、ディスクアレイ制御装置2は、ディスクアレイ装置1内にあってもよい。
ディスクアレイ装置1は、コントローラ10と、複数の物理的な記憶装置30と、複数の記憶装置30を組み合わせて冗長化された論理的なストレージである少なくとも1つのLU(以降、「論理ボリューム」とも言う。)20とを備える。なお、LU20には、ディスクアレイ装置1内で識別するための情報であるLUN(「Logical Unit Number」の略称)がそれぞれに割り当てられている。また、記憶装置30は一般的にHDD(「Hard Disk Drive」の略称)やSSD(「Solid State Drive」の略称)であるが、これらに限られるものではない。
コントローラ10は、VM3とのデータの送受信やLU20へのデータの読み書きを行う制御部11と、論理ボリュームテーブル151および仮想ボリュームテーブル152を含む記憶部15と、LU20の作成や拡張および記憶部15に含まれる各テーブルの制御を行うLU制御部12とを備える。
コントローラ10は、プログラムを記憶する記憶デバイス(図示せず)と、そのプログラムをメモリに読み込んで命令を実行する少なくとも1つのプロセッサ(図示せず)とを含む。
VM制御装置4は、VM3が使用するCPU、メモリ、ディスクなどのリソースの制御を行う。また、ディスクアレイ制御装置2に、VM3が必要とするディスクボリュームの割り当て指示を送付する。
ディスクアレイ制御装置2は、VM制御装置4から受け取ったディスクボリュームの割り当て指示に基づき、LU20を論理分割してなる仮想ボリューム(以降、「VVOL(Virtual Volume)の略称」とも言う。)の作成指示を生成してディスクアレイ装置1に送付する。
図2は、本実施形態における論理ボリュームテーブル151の一例を示す図である。
図2を参照すると、論理ボリュームテーブル151は、装置内LUN欄と、LU容量欄と、論理セクタ欄と、VM識別欄とを含む。
装置内LUN欄には、ディスクアレイ装置1内でLU20を識別するためのLUNが事前に登録される。
LU容量欄には、装置内LUN欄に登録されたLUNが示すLUの、大きさ(容量)を示す値が登録される。
論理セクタ欄には、当該LUの論理的な領域を「開始セクタを示す値(16進数)〜終了セクタを示す値(16進数)」の形式で示したものが登録される。
VM識別欄には、当該LUが割り当てられたVM3を示すVM識別情報が登録される。
例えば、図2の1行目のレコードを参照すると、装置内LUN欄には「1」が登録され、LU容量欄には「4GB」が登録され、論理セクタ欄には「0〜7FFFFF」が登録され、VM識別欄には「VM−A」が登録されている。すなわち、LUNが1であるLUは、大きさが4GB(ギガバイト)であり、0(ゼロ)セクタから7FFFFFセクタ(16進数)までの領域に存在し、割り当てられているVM3はVM−Aという識別情報で示されるVM3であることが判る。なお、LU20の1セクタの容量は512バイトであるとする。
図3は、本実施形態における仮想ボリュームテーブル152の一例を示す図である。仮想ボリュームテーブル152は、LU20の情報と、そのLU20を論理分割して生成した仮想ボリューム(VVOL)の情報とを関連づけて保持する。
図3を参照すると、仮想ボリュームテーブル152は、VVOL識別欄と、VM識別欄と、VVOL容量欄と、仮想論理セクタ欄と、装置内LUN欄と、論理セクタ欄とを含む。
VVOL識別欄には、ディスクアレイ装置1内でVVOLを識別するために各VVOLに割り当てられた識別情報であるVVOL識別情報が登録される。
VM識別欄には、VVOL識別欄に登録されたVVOL識別情報が示すVVOLが割り当てられたVM3を示すVM識別情報が登録される。
VVOL容量欄には、当該VVOLの大きさ(容量)を示す値が登録される。
仮想論理セクタ欄には、当該VVOLの仮想的な領域を「開始セクタを示す値(16進数)〜終了セクタを示す値(16進数)」の形式で示したものが登録される。
装置内LUN欄には、当該VVOLが生成されたLU20を示すLUNが登録される。
論理セクタ欄には、当該VVOLの、装置内LUN欄に登録されたLUNが示すLU20内での論理的な領域を示す値を「開始セクタを示す値(16進数)〜終了セクタを示す値(16進数)」の形式で示したものが登録される。
例えば、図3の1行目のレコードを参照すると、VVOL識別欄には「1」が登録され、VM識別欄には「VM−A」が登録され、VVOL容量欄には「4GB」が登録され、仮想論理セクタ欄には「0〜7FFFFF」が登録され、装置内LUN欄には「1」が登録され、論理セクタ欄には「0〜7FFFFF」が登録されている。
すなわち、VVOL識別が1であるVVOLは、割り当てられているVM3はVM−Aという識別情報で示されるVM3であり、大きさが4GB(ギガバイト)であり、仮想的な領域は0セクタから7FFFFFセクタ(16進数)までであり、自身が生成されたLU20を示すLUNは1であり、そのLU20内での自身の論理的な領域は0セクタから7FFFFFセクタ(16進数)までであることが判る。なお、この状態では、LUNが1であるLU20に生成されたVVOLは1つなので、仮想論理セクタ欄に格納されている仮想的な領域を示す値と、論理セクタ欄に格納されている論理的な領域を示す値とは、同じ値になる。
図4は、図2に示す論理ボリュームテーブル151および図3に示す仮想ボリュームテーブル152に格納された情報の一例を基にしたLU20の模式図である。
図4を参照すると、「VM−A」というVM識別情報が示すVM3に割り当てられたLU20は、LUNが「1」であり、論理的な領域は0セクタから7FFFFFセクタまでである。そして、そのLU20には仮想ボリュームが1つだけ作成されており、その仮想ボリュームのVVOL識別は「1」であり、仮想的な領域は0セクタから7FFFFFセクタまでであることが判る。
次に、仮想ボリューム(VVOL)作成時のディスクアレイ制御装置2およびディスクアレイ装置1の動作について図5および図6のフローチャートを参照して説明する。
図5は、仮想ボリューム(VVOL)作成時のディスクアレイ制御装置2の動作を示すフローチャートである。
図5を参照すると、まず、ディスクアレイ制御装置2が、必要なディスクボリューム容量と、そのディスクボリュームを割り当てるVM3を示すVM識別情報とを含むボリューム割り当て指示を、VM制御装置4から受信する(ステップS101)。そして、ディスクアレイ制御装置2は、そのボリューム割り当て指示に基づいてVVOL作成指示を生成し、ディスクアレイ装置1へ送付する(ステップS102)。なお、送付するVVOL作成指示には、ボリューム割り当て指示に含まれるVM識別情報と、作成するVVOL容量(すなわち、必要なディスクボリューム容量と同じ容量)を示す値とを含む。
次に、ディスクアレイ制御装置2は、VVOL作成指示に基づいて、ディスクアレイ装置1で作成されたVVOLを示すVVOL識別情報と、そのVVOLの仮想領域を示す仮想論理セクタを示す値とを含むVVOL作成完了通知を受信する。そして、ディスクアレイ制御装置2は、VM制御装置4へ、上記VVOL識別情報と仮想論理セクタを示す値とを含む割り当て完了通知を送付する(ステップS103)。
図6は、ディスクアレイ制御装置2からVVOL作成指示を受信した際の、ディスクアレイ装置1に含まれるコントローラ10の動作を示すフローチャートである。
図6を参照すると、まず、コントローラ10に含まれるLU制御部12は、ディスクアレイ制御装置2から、VVOL作成指示を受信する(ステップS201)。
LU制御部12は、VVOL作成指示に含まれるVM識別情報を基に論理ボリュームテーブル151のVM識別欄を検索し、同じVM識別情報が含まれるレコードがあるか否かをチェックする(ステップS202)。
VVOL作成指示に含まれるVM識別情報と同じVM識別情報が登録されているレコードがある場合(ステップS202で「YES」の場合)、LU制御部12は、そのレコードの装置内LUN欄に格納されているLUNを取得する。そして、LU制御部12は、そのLUNが示すLU20の容量を、VVOL作成指示に含まれるVVOL容量の分だけ、記憶装置30の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張する(ステップS203)。
次に、LU制御部12は、拡張後のLU20の容量と拡張後のLU20の論理的な領域を示す論理セクタの値とで、論理ボリュームテーブル151のLU容量欄と論理セクタ欄とを更新する(ステップS204)。すなわち、LU制御部12は、LU容量欄に登録されている値を、既存のLU20の容量に新たに拡張した容量を加えた値で更新する。LU制御部12は、論理セクタ欄に登録されている既存のLU20の領域を示す開始セクタの値と終了セクタの値のうち、終了セクタの値を、新たに拡張した容量分のセクタ数を加えたセクタ数で更新する。そして、論理セクタ欄を「開始セクタを示す値〜更新した終了セクタを示す値」の形式で更新する。
次に、LU制御部12は、ステップS203で拡張した、LU20の拡張分を、新たなVVOLとして仮想ボリュームテーブル152に追加する(ステップS205)。すなわち、VVOL識別欄には、新たに決定したVVOL識別情報を登録し、VM識別欄には、VVOL作成指示に含まれるVM識別情報を登録する。そして、VVOL容量欄には、LU20の拡張した容量(すなわち、新たなVVOL容量)を登録し、装置内LUN欄には、拡張したLU20を示すLUNを登録する。
そして、LU制御部12は、新たなVVOLの仮想的な領域を示す値を仮想論理セクタ欄に登録する。すなわち、開始セクタとして0(ゼロ)セクタを、終了セクタとしては拡張した容量分のセクタ数を設定し、「開始セクタを示す値〜終了セクタを示す値」の形式で登録する。
そして、LU制御部12は、新たなVVOLのLU20内での論理的な領域を示す値を、論理セクタ欄に登録する。すなわち、装置内LUN欄に登録されているLUNが同じであるレコードのうち、論理セクタ欄の終了セクタの値が最も大きいレコードを選択する。そして、その終了セクタの値に1セクタ加えた値を開始セクタとし、さらに、その開始セクタに追加容量分のセクタ数の値を加えたセクタを終了セクタの値とする。そして、「開始セクタを示す値〜終了セクタを示す値」の形式で論理セクタ欄に登録する。
次に、LU制御部12は、新たなVVOLを示すVVOL識別情報と、そのVVOLの仮想領域を示す仮想論理セクタ欄の値とを含むVVOL作成完了通知を、ディスクアレイ制御装置2に送付する(ステップS206)。
ここで、例えば、VM−AというVM識別情報で示されるVM3に割り当てられた、40GBの容量のVVOLを新たに作成した場合の、論理ボリュームテーブル151と仮想ボリュームテーブル152とを、図7および図8に示す。
図7を参照すると、図2に示した当初の論理ボリュームテーブル151の内容に比べて、LU容量欄に登録されている値が、LU20の拡張分の40GBが加わり44GBに更新されている。また、論理セクタ欄の終了セクタが、LU20の拡張分の40GB分のセクタ数が加わり「0〜57FFFFF」に更新されている。
図8を参照すると、図3に示した当初の仮想ボリュームテーブル152に比べて、新たに作成したVVOLを示すレコードが追加されている。すなわち、新たなVVOLは、VVOL識別が「2」であり、割り当てられているVM3は「VM−A」という識別情報で示されるVM3であり、大きさが40GBであることが判る。そして、新たなVVOLの仮想論理セクタは0セクタから4FFFFFFセクタ(16進数)までであり、自身が生成されたLU20を示すLUNは1であり、そのLU20内での自身の論理的な領域は800000セクタ(16進数)から57FFFFFセクタ(16進数)までであることが判る。
図9は、図7に示す論理ボリュームテーブル151および図8に示す仮想ボリュームテーブル152に格納された情報の一例を基にしたLU20の模式図である。
図9を参照すると、「VM−A」というVM識別情報が示すVM3に割り当てられたLU20は、LUNが「1」であり、論理的な領域は0セクタから57FFFFFセクタまでである。そして、そのLU20には、VVOL識別が「1」および「2」の2つの仮想ボリュームが作成されている。すなわち、「VM−A」というVM識別情報が示すVM3に割り当てられたVVOLは、VVOL識別が「1」および「2」であるVVOLの2つである。
VVOL識別が「1」であるVVOLは、LU20内の論理的な領域とVVOLとしての仮想的な領域とのどちらも、0セクタから7FFFFFセクタまでであることが判る。また、VVOL識別が「2」であるVVOLは、LU20内の論理的な領域は800000セクタから57FFFFFセクタまでであり、VVOLとしての仮想的な領域は0セクタから4FFFFFFセクタまでであることが判る。
図6のフローチャートの説明にもどる。
ステップS202で、論理ボリュームテーブル151にVVOL作成指示に含まれるVM識別情報と同じVM識別情報が登録されているレコードが無い場合(ステップS202で「NO」の場合)、LU制御部12は、VVOL作成指示に基づいて新たなLU20を作成する(ステップS207)。すなわち、LU制御部12は、VVOL作成指示に含まれるVVOL容量と同じ容量のLU20を、複数の記憶装置30の未使用領域を組み合わせて論理的に作成する。
次に、LU制御部12は、新たに作成したLU20を示す情報を論理ボリュームテーブル151に追加する(ステップS208)。すなわち、LU制御部12は、装置内LUN欄に新たに決定したLUNを登録し、LU容量欄にVVOL作成指示に含まれるVVOL容量の値を登録する。さらに、VM識別欄にVVOL作成指示に含まれるVM識別情報を登録し、論理セクタ欄には、作成したLU20の論理的な領域を示す開始セクタの値と終了セクタの値を「開始セクタを示す値〜終了セクタを示す値」の形式で登録する(このとき、開始セクタは0(ゼロ)セクタであり、終了セクタは作成した容量分のセクタ数から1を差し引いた値となる。)。
次に、LU制御部12は、新たに作成したLU20を、新たなVVOLとして仮想ボリュームテーブル152に追加する(ステップS205)。すなわち、VVOL識別欄には、新たに決定したVVOL識別情報を登録し、VM識別欄には、VVOL作成指示に含まれるVM識別情報を登録する。そして、VVOL容量欄には、新たに作成したLU20の容量(すなわち、新たなVVOL容量)を登録し、装置内LUN欄には、作成したLU20を示すLUNを登録する。
そして、LU制御部12は、新たなVVOLのLU20内での論理的な領域を示す値を論理セクタ欄に登録する。すなわち、論理ボリュームテーブル151の論理セクタ欄に登録された値と同じ値が登録される。
そして、LU制御部12は、新たなVVOLの仮想的な領域を示す値を仮想論理セクタ欄に登録する。すなわち、上記論理セクタ欄に登録された領域を示す値と同じ値が登録される。
次に、LU制御部12は、新たなVVOLを示すVVOL識別情報と、そのVVOLの仮想領域を示す仮想論理セクタ欄の値とを含むVVOL作成完了通知を、ディスクアレイ制御装置2に送付する(ステップS206)。
このようにして、LU制御部12は、ディスクアレイ制御装置2から受信したVVOL作成指示に含まれるVM識別情報が示すVM3に、既に割り当てられたLU20が存在していない場合でも、新たなVVOLを作成し、割り当てることができる。
以上、本実施形態には、1つのVM(仮想マシン)に仮想ボリュームを割り当てるときに、そのVMに関連づけられた論理ボリュームが無い場合でも、新たに論理ボリュームと仮想ボリュームとを作成し、VMに割り当てることができる。また、関連づけられた論理ボリュームに仮想ボリュームを追加するための空きが無い場合でも、論理ボリュームを拡張し、仮想ボリュームをVMに割り当てることができるという効果がある。
その理由としては、VM3に関連づけられたLU20が存在しない場合(すなわち、論理ボリュームテーブル151にVVOL作成指示に含まれるVM識別情報と同じVM識別情報が登録されているレコードが無い場合)は、LU制御部12が、複数の記憶装置30の未使用領域を組み合わせて新たなLU20を論理的に作成する。また、VM3に関連づけられたLU20が存在する場合(すなわち、論理ボリュームテーブル151にVVOL作成指示に含まれるVM識別情報と同じVM識別情報が登録されているレコードがある場合)は、LU制御部12が、VVOL作成指示に含まれるVVOL容量の分だけ、記憶装置30の未使用領域を組み合わせてLU20を論理的に拡張するからである。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第1の実施形態の基本的な構成を含む、第2の実施形態について説明する。
図10は本実施形態を示すブロック図である。
図10を参照すると、ディスクアレイ装置5は、複数の物理的な記憶装置70と、論理ボリューム60と、論理ボリューム60を論理分割してなる仮想ボリューム80と、論理ボリューム制御部52と、論理ボリューム情報記憶部551とを含む。
論理ボリューム60は、複数の記憶装置70を組み合わせて冗長化され、それぞれを識別するための論理ボリューム識別情報が割り当てられている論理的なストレージである。
仮想ボリューム80には、それぞれを識別するための仮想ボリューム識別情報が割り当てられている。
論理ボリューム情報記憶部551には、ディスクアレイ装置5に接続された少なくとも1つの仮想マシン(図示せず)を識別するために各仮想マシンに割り当てられた仮想マシン識別情報と、その仮想マシンがアクセス可能な論理ボリューム60に割り当てられた論理ボリューム識別情報とが関連づけて保持される。
論理ボリューム制御部52は、1つの仮想マシン(図示せず)を示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを取得する。そして、論理ボリューム制御部52は、論理ボリューム情報記憶部551に第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在するか否かを判別する。
論理ボリューム情報記憶部551に第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在する場合は、論理ボリューム制御部52が、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを、第1の容量値と同じ分だけ記憶装置70の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張する。そして、論理ボリューム制御部52は、その拡張した部分を第1の仮想ボリュームとして割り当てる。
一方、論理ボリューム情報記憶部551に第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、論理ボリューム制御部52が、記憶装置70の未使用領域を組み合わせて第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成する。そして、論理ボリューム制御部52は、その第2の論理ボリュームを第1の仮想ボリュームとして割り当て、第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報と第1の仮想マシン識別情報とを関連づけて論理ボリューム情報記憶部551に登録する。
以上、本実施形態には、第1の実施形態と同様に、1つの仮想マシンに仮想ボリュームを割り当てるときに、その仮想マシンに関連づけられた論理ボリュームが無い場合でも、新たに論理ボリュームと仮想ボリュームとを作成し、仮想マシンに割り当てることができる。また、関連づけられた論理ボリュームに仮想ボリュームを追加するための空きが無い場合でも、論理ボリュームを拡張し、仮想ボリュームを仮想マシンに割り当てることができるという効果がある。
その理由としては、仮想マシンに関連づけられた論理ボリュームが存在しない場合(すなわち、論理ボリューム情報記憶部551に第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合)は、論理ボリューム制御部52が、複数の記憶装置70の未使用領域を組み合わせて第2の論理ボリュームを作成する。また、仮想マシンに関連づけられた論理ボリュームが存在する場合(すなわち、論理ボリューム情報記憶部551に第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在する場合)は、論理ボリューム制御部52が、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを、第1の容量値と同じ分だけ記憶装置70の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張するからである。
1 ディスクアレイ装置
2 ディスクアレイ制御装置
3 VM
4 VM制御装置
5 ディスクアレイ装置
10 コントローラ
11 制御部
12 LU制御部
15 記憶部
20 LU
30 記憶装置
52 論理ボリューム制御部
60 論理ボリューム
70 記憶装置
80 仮想ボリューム
151 論理ボリュームテーブル
152 仮想ボリュームテーブル
551 論理ボリューム情報記憶部

Claims (10)

  1. 複数の記憶装置と、
    各前記記憶装置を組み合わせて冗長化され、それぞれを識別するための論理ボリューム識別情報が割り当てられた論理ボリュームと、
    それぞれを識別するための仮想ボリューム識別情報が割り当てられた、前記論理ボリュームを論理分割してなる仮想ボリュームと、
    少なくとも1つの仮想マシンを識別するために各仮想マシンに割り当てられた仮想マシン識別情報と、前記論理ボリューム識別情報とを関連づけて保持する論理ボリューム情報記憶手段と、
    論理ボリューム制御手段と
    を含み、
    前記論理ボリューム制御手段は、
    1つの前記仮想マシンを示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを取得し、
    前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在する場合は、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを前記第1の容量値と同じ分だけ前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張し、その拡張した部分を前記第1の仮想ボリュームとし、
    一方、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、各前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて前記第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成し、その作成した前記第2の論理ボリュームを前記第1の仮想ボリュームとし、前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけて前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報を前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する
    ストレージ装置。
  2. 前記論理ボリューム制御手段は、拡張した前記第1の論理ボリュームの論理的な領域を示す第1の論理領域の値、または、前記第2の論理ボリュームの論理的な領域を示す第2の論理領域の値を、各々前記第1または第2の論理ボリュームが示す論理ボリューム識別情報と関連づけて前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する
    請求項1に記載のストレージ装置。
  3. 前記仮想マシン識別情報と、前記論理ボリューム識別情報と、前記仮想ボリューム識別情報とを関連付けて保持する仮想ボリューム情報記憶手段をさらに含み、
    前記論理ボリューム制御手段は、
    前記第1の論理ボリュームを拡張した場合は、前記第1の仮想ボリュームを示す仮想ボリューム識別情報と、前記第1の仮想マシン識別情報と、前記第1の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報とを関連づけて前記仮想ボリューム情報記憶手段に登録し、
    一方、前記第2の論理ボリュームを作成した場合は、前記第1の仮想ボリュームを示す仮想ボリューム識別情報と、前記第1の仮想マシン識別情報と、前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報とを関連づけて前記仮想ボリューム情報記憶手段に登録する
    請求項1または2に記載のストレージ装置。
  4. 前記論理ボリューム制御手段は、前記第1の仮想ボリュームの前記第1または第2の論理ボリューム内での仮想的な領域を示す第1の仮想領域の値を、前記第1の仮想ボリュームを示す仮想ボリューム識別情報と関連づけて前記仮想ボリューム情報記憶手段に登録する
    請求項3に記載のストレージ装置。
  5. それぞれを識別するための仮想マシン識別情報が割り当てられた少なくとも1つの仮想マシンと、
    ストレージ制御装置と、
    前記仮想マシンおよび前記ストレージ制御装置に接続したストレージ装置と
    を備え、
    前記ストレージ制御装置は、1つの前記仮想マシンを示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを含む仮想ボリューム割り当て指示を前記ストレージ装置に送付し、
    前記ストレージ装置は、
    複数の記憶装置と、
    各前記記憶装置を組み合わせて冗長化され、それぞれを識別するための論理ボリューム識別情報が割り当てられた論理ボリュームと、
    それぞれを識別するための仮想ボリューム識別情報が割り当てられた、前記論理ボリュームを論理分割してなる仮想ボリュームと、
    前記仮想マシン識別情報と前記論理ボリューム識別情報とを関連づけて保持する論理ボリューム情報記憶手段と、
    論理ボリューム制御手段と
    を含み、
    前記論理ボリューム制御手段は、前記仮想ボリューム割り当て指示を取得し、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在する場合は、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを前記第1の容量値と同じ分だけ前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張し、その拡張した部分を前記第1の仮想ボリュームとし、一方、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、各前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて前記第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成し、その作成した前記第2の論理ボリュームを前記第1の仮想ボリュームとし、前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけて前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報を前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する
    仮想ボリューム制御システム。
  6. 前記ストレージ装置は、前記仮想マシン識別情報と、前記論理ボリューム識別情報と、前記仮想ボリューム識別情報とを関連付けて保持する仮想ボリューム情報記憶手段をさらに含み、
    前記論理ボリューム制御手段は、
    前記第1の論理ボリュームを拡張した場合は、前記第1の仮想ボリュームを示す仮想ボリューム識別情報と、前記第1の仮想マシン識別情報と、前記第1の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報とを関連づけて前記仮想ボリューム情報記憶手段に登録し、
    一方、前記第2の論理ボリュームを作成した場合は、前記第1の仮想ボリュームを示す仮想ボリューム識別情報と、前記第1の仮想マシン識別情報と、前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報とを関連づけて前記仮想ボリューム情報記憶手段に登録する
    請求項5に記載の仮想ボリューム制御システム。
  7. 前記論理ボリューム制御手段は、前記第1の仮想ボリュームを示す仮想ボリューム識別情報と、その仮想ボリュームの前記第1または第2の論理ボリューム内での仮想的な領域を示す第1の仮想領域の値とを含む仮想ボリューム割り当て完了通知を、前記ストレージ制御装置に送付する
    請求項5または6に記載の仮想ボリューム制御システム。
  8. ストレージ装置が、
    1つの仮想マシンを示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを取得し、
    論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報が存在する場合は、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを前記第1の容量値と同じ分だけ複数の記憶装置の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張し、その拡張した部分を前記第1の仮想ボリュームとし、
    一方、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、各前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて前記第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成し、その作成した前記第2の論理ボリュームを前記第1の仮想ボリュームとし、前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけて前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報を前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する
    仮想ボリューム制御方法。
  9. 前記ストレージ装置が、
    前記第1の論理ボリュームを拡張した場合は、前記第1の仮想ボリュームを示す仮想ボリューム識別情報と、前記第1の仮想マシン識別情報と、前記第1の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報とを関連づけて仮想ボリューム情報記憶手段に登録し、
    一方、前記第2の論理ボリュームを作成した場合は、前記第1の仮想ボリュームを示す仮想ボリューム識別情報と、前記第1の仮想マシン識別情報と、前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報とを関連づけて前記仮想ボリューム情報記憶手段に登録する
    請求項8に記載の仮想ボリューム制御方法。
  10. 1つの仮想マシンを示す第1の仮想マシン識別情報と、その仮想マシンに割り当てる第1の仮想ボリュームの大きさを示す第1の容量値とを取得する取得処理と、
    論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在する場合は、その論理ボリューム識別情報が示す第1の論理ボリュームを前記第1の容量値と同じ分だけ複数の記憶装置の未使用領域を組み合わせて論理的に拡張し、その拡張した部分を前記第1の仮想ボリュームとする仮想ボリューム拡張処理と、
    一方、前記論理ボリューム情報記憶手段に前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけられた論理ボリューム識別情報が存在しない場合は、各前記記憶装置の未使用領域を組み合わせて前記第1の容量値と同じ大きさの第2の論理ボリュームを作成し、その作成した前記第2の論理ボリュームを前記第1の仮想ボリュームとし、前記第1の仮想マシン識別情報に関連づけて前記第2の論理ボリュームを示す論理ボリューム識別情報を前記論理ボリューム情報記憶手段に登録する仮想ボリューム作成処理と
    をコンピュータに実行させる仮想ボリューム制御プログラム。
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