JP6657885B2 - データ収集装置及び光伝送システム - Google Patents

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Description

光ファイバネットワークにおけるデータ収集装置及び光伝送システムに関する。
光ファイバネットワークにおいて、各拠点に設置されたデータ収集装置によって収集されたデータを集積・解析することにより,運用時や新規機器導入時の異常検出の自動化・高速化が期待されている.
従来、光ファイバネットワークにおいては、受信機のパワーを管理装置に送り、管理装置が信号断などを分析する等の、比較的簡素なデータ収集装置と少量のデータを用いたネットワーク解析が行われてきた。
ネットワークの状況を解析する従来技術として、次のような技術が知られている(例えば特許文献1に記載の技術)。広帯域ISDNの非同期転送モード交換機において、ATM交換機の中央制御装置からのコマンドに応じてATMセルにテストデータを挿入し、テストデータ挿入後のテストセルをATM交換機内のATMスイッチを経由して送出する。ATMスイッチとシンクロナスオプティカルネットワーク形式の伝送路との間のATMレーヤまたは加入者ターミナルアダプタから折り返されてくるテストデータのチェックを行うテストセル挿入・チェック手段を備える。これにより、ATM交換機の動作中にオンラインで伝送路試験を行う。
また、次のような従来技術も知られている(例えば特許文献2に記載の技術)。複数の管理情報診断の結果を一つの代表管理情報に反映する機構を持った管理対象機器と、同機器との間で管理情報を送受することが可能なネットワーク管理用コンピュータとによりネットワークを構成する。これにより、通信負荷を低減させると共に、複数の管理情報を管理することを可能とすることでネットワーク管理の効率化を図る。
特開平4−127743号公報 特開平7−129482号公報
近年、光ファイバネットワークにおける、例えばネットワーク上の非線形特性状態などの物理特性を含む、より詳細なネットワーク解析が求められている。このため、受信機のパワー等の解析だけでは不十分であり、詳細なネットワーク解析のためには、各拠点に設置されたデジタルコヒーレントレシーバが収集する光電磁場の生データを収集する必要がある。
しかしながら、1台のデジタルコヒーレントレシーバが収集するデータは毎秒100ギガバイトから数テラバイトにのぼり、1つのノードには数百台のレシーバが接続される場合もある。このような収集データの総容量は、1つのノードが提供する通信容量を上回ってしまう。このため、各ノードの各レシーバの全データを、リアルタイムに近い状態で遠隔地の中央解析装置に送信することは、前述の従来技術をもってしても困難であった。
そこで、本発明の1つの側面では、光ネットワークの終端装置で収集されるデータの量をその主たる情報を失わないよう削減することを目的とする。
態様の一例では、光通信ネットワークのノードに設定され、信号光を受信する受信部と、受信した信号光を電気信号に変換する光電気変換部と、電気信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、アナログデジタル変換部の出力信号を縮減する収集データ縮減部であって、入力層のユニット数より出力層のユニット数が少なくかつ入力層と出力層との間に隠れ層を有する再構成可能な階層構成であって、各層間の結合重み係数の機械学習結果に基づいて、アナログデジタル変換部の出力信号を解析に必要となる出力特徴量データに写像する第1の特徴量抽出部を有する収集データ縮減部と、収集データ縮減部からの縮減した出力信号として、出力特徴量データを、自装置を管理する管理装置に送信する送信部と、を備える。
光ネットワークの終端装置で収集されるデータの量をその主たる情報を失わないよう削減することが可能となる。
光伝送システムの実施形態の構成例を示す図である。 光伝送システムの実施形態における全体動作例を示すフローチャートである。 データ収集装置(収集機能付きデジタルコヒーレントレシーバ)のブロック図の例を示す図である。 特徴量抽出部のブロック図の例を示す図である。 多入力1出力ユニットの構成例を示す図である。 データ収集装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 データ収集装置の処理例を示すフローチャートである。 中央解析装置のブロック図の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、光伝送システム100の実施形態の構成例を示す図である。光伝送システム100は、光ファイバネットワーク101と管理装置102とから構成される。光ファイバネットワーク101においては、複数のOXC(光クロスコネクト装置)110が光ファイバによって相互に接続される。OXC110は、データ伝送のための光通信路を自由に設定すること(スイッチング)ができる装置である。OXC110は、用途や伝送速度ごとに形式の異なるデータ伝送経路が存在していた場合であっても、データ信号を別の経路に出力できる。OXC110における変換方式には、内部で電気的な信号に変換してから別な光信号に変換し直す方式、又は光信号のままで光の形式を変換する方式等がある。
OXC110には、複数のデジタルコヒーレントトランシーバ111が接続される。デジタルコヒーレントトランシーバ111は、光信号から電気信号への変換(デジタルコヒーレントレシーバ)の動作と、電気信号から光信号への変換(デジタルコヒーレントトランスミッタ)の動作を行う。また、OXC110には、デジタルコヒーレントトランシーバ111に属する特別な装置として、データ収集装置112が1台以上接続される。1台のOXC110と、それに接続されるデジタルコヒーレントトランシーバ111及びデータ収集装置112は、1つのノードを形成する。
データ収集装置112は、光データ収集部120と、収集データ縮減部121と、収集データ送信部122と、アクティブスキャン結果収集部123とを備える。
光データ収集部120は、OXC110に接続される光ファイバから伝送されてくる光信号を受信して、データ(以下「収集データ」)を収集する。
収集データ縮減部121は、収集データを、その収集データを伝送してきた光信号に含まれる主たる情報、例えば偏光状態等の非線形特性を失わないように縮減する。そして、収集データ縮減部121は、縮減された収集データを正常時のデータと比較をし、縮減された収集データが十分に正常に近いと判断される場合はそのデータを破棄する。一方,収集データ縮減部121は、縮減された収集データに正常時と異なる疑いがある場合は縮減により得られる縮減済みデータ142を出力信号として出力する。収集データ縮減部121における縮減動作の特性及び正常時のデータは、管理装置102内の中央解析装置130から、抽出特徴量指定命令144及び正常時特徴量146として指定される。
アクティブスキャン結果収集部123は、光データ収集部120が管理装置102からのアクティブスキャン状態通知141に基づいて収集データがアクティブスキャンデータであると判定した場合に動作する。アクティブスキャン結果収集部123は、光データ収集部120が収集したアクティブスキャンデータを、それが表す主たる情報を失わないように縮減し、その結果得られる詳細スキャンデータ143を出力信号として出力する。このときの縮減動作の特性は、管理装置102内の中央解析装置130から、抽出特徴量指定命令145として指定される。
収集データ送信部122は、収集データ縮減部121が出力した縮減済みデータ142又は詳細スキャンデータ143を、管理装置102内の中央解析装置130に送信する。
光ファイバネットワーク101には、1台以上の基準送受信器113が含まれる。基準送受信器113は、管理装置102において1つのノードで問題が発生していそうだということが検出された場合に、管理装置102からのアクティブスキャン開始・停止通知140に基づいて、アクティブスキャンを実施する。より具体的には、基準送受信器113は、アクティブスキャン開始・停止通知140に基づいて、異常が発生しているであろうノードを通過するような経路で、特定のパターンのアクティブスキャンデータを送信し、戻ってきたアクティブスキャンデータを受信する。これにより、通常は伝送されるデータは静止画像、動画像など様々なデータで何が伝送されているかわからないが、アクティブスキャンにより、或る特定のパターンのアクティブスキャンデータを送れるので、その特定のパターンがデータ収集装置112において正常に受信されたか否かを判定することができる。アクティブスキャンデータのパターンは、例えば水平偏光のみの光信号パターン、垂直偏光のみの光信号パターンである。これらの光信号パターンにより、偏光に依存する異常を検出することができる。その他、様々な光信号パターンを指定できる。
管理装置102は、中央解析装置130、アクティブスキャン制御装置131、ユーザ向けインタフェース装置132、ネットワーク制御装置133、及び記憶装置としてのネットワーク構成情報134を備える。管理装置102は、これらの装置が単一のサーバコンピュータ上に実装され、又は複数のサーバコンピュータ上に分散して実装されて相互にネットワークを介して通信する構成を有する。
ユーザ向けインタフェース装置132は、管理者による解析オプション135の入力を受け付けて中央解析装置130に出力する。また、中央解析装置130からの解析結果・警告・アクション提案136を入力して、管理者に表示する。
中央解析装置130は、ネットワーク構成情報134に従って認識する光ファイバネットワーク101上の複数のデータ収集装置112に対して、抽出特徴量指定命令144、145と、正常時特徴量146を送信する。抽出特徴量指定命令144は、データ収集装置112内の収集データ縮減部121における縮減動作の特性を指定する。抽出特徴量指定命令145は、データ収集装置112内のアクティブスキャン結果収集部123における縮減動作の特性を指定する。正常時特徴量146は、データ収集装置112内の収集データ縮減部121における正常判断のために使用される。これに対して、中央解析装置130は、上記複数のデータ収集装置112から、収集データとしての縮減済みデータ142または詳細スキャンデータ143を受信する。
中央解析装置130は、収集したデータに対して、ユーザ向けインタフェース装置132から指定された解析オプション135に従って多次元データ解析を実行する。
中央解析装置130は必要に応じて、光ファイバネットワーク101内の各データ収集装置112に対して再度、抽出特徴量指定命令144、145、及び正常時特徴量146を指定する。
中央解析装置130は必要に応じて、アクティブスキャン制御装置131に、光ファイバネットワーク101内の基準送受信器113に対してアクティブスキャン開始・停止通知140を送信させ、基準送受信器113にアクティブスキャンを実行させる。
中央解析装置130は、上記多次元データ解析の結果に基づいて、解析の結果、問題発生の警告、又は次に実行すべきアクションの提示(以下、「解析結果・警告・アクション提案136」と呼ぶ)をユーザ向けインタフェース装置132に出力する。
中央解析装置130は、上記多次元データ解析の結果に基づいて、光ファイバネットワーク101の構成の変更等が必要になった場合に、ネットワーク制御装置133を介して、光ファイバネットワーク101上の各OXC110を制御する。これにより、障害の発生したOXC110の切離しや、迂回経路の設定等が行われる。
図2は、図1の構成を有する光伝送システム100の実施形態における全体動作例を示すフローチャートである。
まず、光ファイバネットワーク101内の各データ収集装置112は、中央解析装置130から指定されている抽出特徴量指定命令144に基づいて、収集データに対する縮減動作を実行する。そして、データ収集装置112は、第1段階の判別として、収集データの縮減の結果得られる出力特徴量データを、中央解析装置130から指定されている正常時特徴量146と比較することにより、正常又は異常を判別する。データ収集装置112は、異常の疑いがある場合に、上位装置例えば中央解析装置130に、収集データの縮減の結果得られる出力特徴量データを、縮減済みデータ142として送信する(以上、図2のステップS201)。なお、縮減済みデータ142は、データ収集装置112から中央解析装置130に直接送信されるだけではなく、いくつかのデータ収集装置112、特には図示しない中継装置、又は特には図示しない多段階の中央解析装置を経由して送信されてもよい。
中央解析装置130は、第2段階判別として、光ファイバネットワーク101内の複数のデータ収集装置112から送られてくる縮減済みデータ142を統合し、その統合されたデータに対する多次元データ解析により、異常の判別を行う。この結果、中央解析装置130は、十分な精度の異常判別結果を得られれば、ユーザ向けインタフェース装置132に解析結果・警告・アクション提案136を出力する。一方、中央解析装置130は、十分な精度の異常判別結果を得られなければ、第3段階の判別処理に移行する(以上、図2のステップS202)。
中央解析装置130は、第3段階判別として、各データ収集装置112に対して新たな抽出特徴量指定命令144及び正常時特徴量146を送信する。これにより、中央解析装置130は、判別したい事象をよく表す特徴量を抽出するように、各データ収集装置112内の後述する特徴量抽出部の再構成を指示する(以上、図2のステップS203)。
この結果、中央解析装置130は、再び各データ収集装置112から縮減済みデータ142を受信して解析を行う(図2のステップS203→S201及びS202の繰返し処理)。
上記繰返し処理の結果、さらに詳細なデータが必要な場合、中央解析装置130は、アクティブスキャン制御装置131を介して、光ファイバネットワーク101内の基準送受信器113にアクティブスキャン開始・停止通知140を送信する。これにより、基準送受信器113は、アクティブスキャンを実施する。基準送受信器113は、アクティブスキャン開始・停止通知140に基づいて、異常が発生しているであろうノードを通過するような経路で、特定のパターンのアクティブスキャンデータを送信し、戻ってきたアクティブスキャンデータを受信する。この結果、中央解析装置130は、第N段階判別として、上記経路上のデータ収集装置112から詳細スキャンデータ143を取得し、多次元データ解析により異常の判別を行う(以上、図2のステップS204)。中央解析装置130は、その判別結果を、解析結果・警告・アクション提案136として、ユーザ向けインタフェース装置132に出力する。
以上のようにして、本実施形態では、中央解析装置130が、光ファイバネットワーク101内の各データ収集装置112に対して、段階に応じて適切な縮減動作の特性を指定する。これにより、光ファイバネットワーク101の終端端末であるデータ収集装置112で収集されるデータの量を、その主たる情報、例えば光ファイバの非線形特性を失わないよう削減することが可能となる。
図3は、図1のデータ収集装置112のブロック図の例を示す図である。データ収集装置112は、図1のデジタルコヒーレントトランシーバ111の特別な場合であり、収集機能付きデジタルコヒーレントレシーバとして動作する。データ収集装置112は、図1に示したように、光データ収集部120、収集データ縮減部121、アクティブスキャン結果収集部123、及び収集データ送信部122を備え、また、切替部300を備える。
光データ収集部120は、デジタルコヒーレントレシーバとして動作する。光データ収集部120は、光ハイブリッド部301、局発光源302、PD群303、ADC群304、DSP305、及び間欠サンプリング部306を備える。
光ハイブリッド部301は、図1のOXC110に接続される光ファイバから入光する光信号307を、局発光源302と干渉させることにより、振幅成分と位相成分をそれぞれ2偏光ずつ、合計4つの偏光に分離する。
PD群303は、光ハイブリッド部301が出力する4つの偏光をそれぞれ入光し、それぞれアナログ電気信号に変換して出力する4つのPD(フォトダイオード)からなる。
ADC群304は、PD群303内の各PDからそれぞれ出力されるアナログ電気信号を入力し、それぞれデジタル信号に変換して出力する4つのADC(アナログ/デジタル変換器)からなる。
DSP305は、デジタルシグナルプロセッサであり、ADC群304中の各ADCからそれぞれ出力されるデジタル信号を入力し、それらのデジタル信号に対して復調処理を実行することにより、復調されたデジタル信号である復調データ308を出力する。
間欠サンプリング部306は、ADC群304中の各ADCからそれぞれ出力されるデジタル信号を所定のサンプリング周期で間欠的にサンプリングすることにより、収集データを出力する。
切替部300は、光データ収集部120内の間欠サンプリング部306から出力される収集データを、収集データ縮減部121とアクティブスキャン結果収集部123に振り分ける。切替部300は、図1において、中央解析装置130がアクティブスキャン制御装置131を介して基準送受信器113に対してアクティブスキャンを実施させる場合に、アクティブスキャンのオンを示すアクティブスキャン状態通知141を出力する。切替部300は、上記アクティブスキャン状態通知141がアクティブスキャンのオンを示している場合には、間欠サンプリング部306から出力される収集データを、アクティブスキャン結果収集部123に入力させる。切替部300は、上記アクティブスキャン状態通知141がアクティブスキャンのオンを示していない場合には、間欠サンプリング部306から出力される収集データを、収集データ縮減部121に入力させる。
収集データ縮減部121は、特徴量抽出部310、比較部311、及び送信可否制御部312を備える。
特徴量抽出部310は、光データ収集部120から切替部300を介して入力する収集データを縮減することにより、光信号307に含まれる主たる情報、例えば偏光状態等の非線形特性を示す出力特徴量データを出力する。特徴量抽出部310における縮減動作の特性は、図1の管理装置102内の中央解析装置130から、抽出特徴量指定命令144として指定される。
比較部311は、特徴量抽出部310が出力する出力特徴量データを、図1の管理装置102内の中央解析装置130から正常時特徴量146として与えられる正常時の特徴量データと比較する。
送信可否制御部312は、比較部311が特徴量抽出部310が出力する出力特徴量データが正常であると判断した場合には、特徴量抽出部310が出力する出力特徴量データを破棄する。一方、送信可否制御部312は、比較部311が特徴量抽出部310が出力する出力特徴量データが異常であると判断した場合には、特徴量抽出部310が出力する出力特徴量データを、縮減済みデータ142(出力信号)として収集データ送信部122に出力する。
アクティブスキャン結果収集部123は、規定パターン部取出し部320と、特徴量抽出部321を備える。
規定パターン部取出し部320は、光データ収集部120から切替部300を介して入力する収集データから、規定パターンが格納された規定パターン区域を取り出す。特徴量抽出部321は、規定パターン部取出し部320が出力する規定パターン区域のデータを入力して縮減することにより、図1の基準送受信器113が出力するアクティブスキャンの光信号パターンの特徴を示す出力特徴量データを出力する。そして、その出力特徴量データを詳細スキャンデータ143として収集データ送信部122に出力する。
収集データ送信部122は、収集データ縮減部121が出力する縮減済みデータ142、又はアクティブスキャン結果収集部123が出力する詳細スキャンデータ143を、図1の管理装置102内の中央解析装置130に向けて送信する。
図4は、図3の特徴量抽出部310又は321のブロック図の例を示す図である。図4において、特徴量抽出部310、321は、データ入力層401、#1から#KのK個の隠れ層402、及び出力層403が縦属に接続された構成を有し、これらの各層はそれぞれ、図中「○」印で示される複数の多入力1出力ユニット400を備える。
データ入力層401のN_in個の多入力1出力ユニット400にはそれぞれ、N_in個のデータ群からなるN_in次元データ入力の各データが入力する。図3の特徴量抽出部310においては、間欠サンプリング部306から切替部300を介して、N_in個の収集データが入力する。図3の特徴量抽出部321においては、規定パターン部取出し部320から、N_in個の規定パターンのデータ部分が入力する。データ入力層401のN_in個の多入力1出力ユニット400はそれぞれ、所定の活性化関数、例えばシグモイド関数、ReLU関数、Maxout関数などの既知の関数の演算によって、入力値に対する出力値を演算し出力する。
データ入力層401内の各多入力1出力ユニット400の出力は、次段の第1隠れ層402(#1)内のN_1個の多入力1出力ユニット400のそれぞれに入力する。第1隠れ層402(#1)内の各多入力1出力ユニット400は、データ入力層401内の各多入力1出力ユニット400の出力にそれぞれ結合重み係数を乗算し、各乗算結果を加算する。第1隠れ層402(#1)内の各多入力1出力ユニット400はさらに、その加算結果値を入力値として、前述の所定の活性化関数を演算し、出力値を出力する。
第1隠れ層402(#1)内の各多入力1出力ユニット400の出力は、次段の第2隠れ層402(#2)内のN_2個の多入力1出力ユニット400のそれぞれに入力する。第2隠れ層402(#2)内の各多入力1出力ユニット400は、第1隠れ層402(#1)内の各多入力1出力ユニット400の出力にそれぞれ結合重み係数を乗算し、各乗算結果を加算する。第2隠れ層402(#2)内の各多入力1出力ユニット400はさらに、その加算結果値を入力値として、前述の所定の活性化関数を演算し、出力値を出力する。
以下同様に、2≦i≦Kとして、第i−1隠れ層402(#i−1)内の各多入力1出力ユニット400の出力は、次段の第i隠れ層402(#i)内のN_i個の多入力1出力ユニット400のそれぞれに入力する。第i隠れ層402(#i)内の各多入力1出力ユニット400は、第i−1隠れ層402(#i−1)内の各多入力1出力ユニット400の出力にそれぞれ結合重み係数を乗算し、各乗算結果を加算する。第i隠れ層402(#i)内の各多入力1出力ユニット400はさらに、その加算結果値を入力値として、前述の所定の活性化関数を演算し、出力値を出力する。
最後の第K隠れ層402(#K)内の各多入力1出力ユニット400の出力は、次段の出力層403内のN_out個の多入力1出力ユニット400のそれぞれに入力する。出力層403内の各多入力1出力ユニット400は、第K隠れ層402(#K)内の各多入力1出力ユニット400の出力にそれぞれ結合重み係数を乗算し、各乗算結果を加算する。出力層403内の各多入力1出力ユニット400はさらに、その加算結果値を入力値として、前述の所定の活性化関数を演算し、出力値を出力する。これらのN_out個の出力値は、それぞれを要素値とするN_out次元特徴量出力として出力される。
図5は、多入力1出力ユニット400の構成例を示す図である。前段の層内の多入力1出力ユニット400のユニット数をn個とし、その各出力値をx1 ,x2 ,・・・,xnとする。また、出力データx1 ,x2 ,・・・,xn に対して乗算される結合重み係数をw1 ,w2 ,・・・,wn とする。さらに、固定値「1」に対して乗算される結合重み係数をw0 とする。これらを用いて、現在の層の対象となる多入力1出力ユニット400の出力値yは、次式によって算出される。
Figure 0006657885
ここで、f()は、前述した所定の活性化関数演算を示す。本実施形態では、現在の層i(1≦i≦K、又はi=out)内のN_i個の多入力1出力ユニット400のそれぞれの結合重み係数をw1 ,w2 ,・・・,wn が、重みベクトルW_iとして与えられる。これらの各層毎の重みベクトルW_iは、図1の中央解析装置130から、抽出特徴量指定命令144又は145として与えられる。
図4及び図5に示したように、図3の特徴量抽出部310、321は、ニューラルネットワークの構成を有する。このとき、N_in>N_outとなるように設計され、N_i(1≦i≦K)が適切なユニット数に設定される。その上で、図1の管理装置102内の中央解析装置130において、正常時及び異常時のそれぞれに対応するN_in次元データ入力とN_out次元特徴量出力の組の教師データを用いて、図4及び図5の構成における各結合重み係数が機械学習される。
ここで、特徴量抽出部310に対応するN_in次元データ入力としては、正常時及び異常時のそれぞれに対応するN_in個の収集データが用いられる。また、特徴量抽出部321に対応するN_in次元データ入力としては、正常時及び異常時のそれぞれに対応するN_in個のアクティブスキャンデータの光信号パターンが用いられる。これらの正常時及び異常時のデータは例えば、図1の光ファイバネットワーク101を模擬する伝送路シミュレータ装置を用いて生成される。
以上の機械学習により得られる特徴量抽出部310及び321のそれぞれに対応する結合重み係数の組が、抽出特徴量指定命令144又は145として、中央解析装置130からデータ収集装置112内の特徴量抽出部310又は321に与えられる。この結果、特徴量抽出部310は、正常時の収集データが入力したときには正常時の出力特徴量データを出力するように、また、異常時の収集データが入力したときには異常時の出力特徴量データを出力するように動作するようになる。同様に、特徴量抽出部321は、正常時と異常時とで明確に区別されたアクティブスキャンの出力特徴量データを出力するように動作するようになる。ここで、特徴量抽出部310又は321において、深層学習過程の次元削減処理として知られるように、入力データの次元数N_inに対して出力特徴量データの次元数N_outを大幅に小さくすることができる。これにより、ネットワーク解析のためのデータ収集において、第1段階のデータ削減を行うことが可能となる。
次に、図3の収集データ縮減部121で、比較部311が、特徴量抽出部310が出力する出力特徴量データを正常時特徴量146として与えられる正常時の特徴量データと比較することで、異常時の出力特徴量データのみを縮減済みデータ142として出力できる。これにより、第2段階のデータ削減を行うことが可能となる。連続的に入力している収集データのデータ量は膨大なため、前述した第1段階のデータ削減に加えて、第2段階のデータ削減を行うことにより、データ収集装置112から中央解析装置130に送信する解析用データのデータ量を大幅に削減することが可能となる。
なお、特徴量抽出部321が出力するアクティブスキャンの出力特徴量データについては、アクティブスキャンが特定の期間でしか実施されないため、その出力特徴量データを詳細スキャンデータ143としてそのまま中央解析装置130に送信して問題ない。
図6は、図1のデータ収集装置112のハードウェア構成例を示すブロック図である。データ収集装置112は、CPU601、主記憶部602、外部記憶部603、制御用I/O部604、光I/O部605、光処理部606、高周波電気処理部607、FPGA部608、専用処理ASIC部609、及びデータ用高速I/O部610を備える。
光I/O部605は、光ファイバを終端する。
光処理部606は、図3の光データ収集部120の光ハイブリッド部301、局発光源302、及びPD群303をハードウェアとして実装する。
専用処理ASIC部609は、図3のADC群304及びDSP305をASIC(特定用途向け集積回路)のハードウェアとして実装する。専用処理ASIC部609は、4つのADCブロックにおいて、光処理部606内の4つのPDからそれぞれ出力されるアナログ電気信号を入力し、それぞれデジタル信号に変換する。そして、専用処理ASIC部609は、各ADCブロックからそれぞれ出力されるデジタル信号に対して復調処理を実行することにより、復調データ(図3の308に対応)を出力する。
この復調データは、データ用高速I/O部610を介して、外部の特には図示しないデータ処理装置に出力される。
FPGA部608は、図3の間欠サンプリング部306、切替部300、収集データ縮減部121、及びアクティブスキャン結果収集部123を、フィールドプログラマブルアレイのハードウェアとして実装する。より具体的には、FPGA部608は、収集データ縮減部121及びアクティブスキャン結果収集部123内の特徴量抽出部310及び321を、共用される1つの特徴量抽出部のハードウェアとして実装する。また、FPGA部608は、収集データ縮減部121内の比較部311及び送信可否制御部312をハードウェアとして実装する。更に、FPGA部608は、アクティブスキャン結果収集部123内の規定パターン部取出し部320をハードウェアとして実装する。
高周波電気処理部607は、光処理部606、専用処理ASIC部609、FPGA部608、及び制御用I/O部604に、クロック信号等を供給する。
CPU601、主記憶部602、外部記憶部603、及び制御用I/O部604は、バスによって相互に接続される。CPU601は、主記憶部602にロードされている制御プログラムを実行することにより、制御用I/O部604を介して、専用処理ASIC部609及びFPGA部608を制御する。外部記憶部603は、長期間保存すべき各種データ(ログデータ等)を記憶する。
図7は、図6のハードウェア構成を有するデータ収集装置112の処理例を示すフローチャートである。以下、随時図6の構成を参照しながら、説明を行う。
まず、CPU601は、制御用I/O部604を介して、図1の中央解析装置130から、抽出特徴量指定命令144、145、正常時特徴量146、又はアクティブスキャン状態通知141等の制御データを受信したか否かを判定する(ステップS701)。
ステップS701の判定がYESならば、CPU601は、制御用I/O部604を介してFPGA部608に記憶されている、特徴量抽出部310、321用の結合重み係数のパラメータ、又は比較部311用の正常時の特徴量データのパラメータを更新する(ステップS702)。ステップS701の判定がNOならば、ステップS702の処理はスキップする。
次に、FPGA部608内に実装される間欠サンプリング部306(図3)が、収集データを取得する(ステップS703)。
次に、FPGA部608に実装される切替部300(図3)が、アクティブスキャンデータの受信を指示されているか否かを判定する(ステップS704)。具体的には、切替部300が、図1の中央解析装置130からFPGA部608にアクティブスキャンのオンを示すアクティブスキャン状態通知141が設定されているか否かを判定する。
アクティブスキャンのオンを示すアクティブスキャン状態通知141が設定されていない(ステップS704の判定がNOである)場合には、以下の動作が実行される。
まず、FPGA部608に実装される図4のニューラルネットワークの構成を有する特徴量抽出部(図3の310、321に対応する共用構成)が、通常用のパラメータに切り替える(ステップS705)。即ち、特徴量抽出部が、その結合重み係数のパラメータを、ステップS702において抽出特徴量指定命令144によってFPGA部608内に設定されている特徴量抽出部310(図3)用に切り替える。なお、既に切替え済みの場合は、ステップS705の処理はスキップしてよい。
続いて、FPGA部608内の上記特徴量抽出部(特徴量抽出部310に対応)が、ステップS703で取得された収集データを入力として、図4で説明した縮減動作を実行する(ステップS706)。
続いて、FPGA部608内に実装される比較部311が、ステップS706で特徴量抽出部から出力された出力特徴量データと正常時の特徴量データとの比較処理を実行する(ステップS707)。比較部311は、ステップS702においてFPGA部608内に設定されている正常時特徴量146を、正常時の特徴量データとして使用する。
FPGA部608内に実装される送信可否制御部312は、ステップS707での比較処理の結果、異常が検出されたか否かを判定する(ステップS708)。
異常が検出されない(ステップS708の判定がNO)ならば、送信可否制御部312は、ステップS706で特徴量抽出部から出力された出力特徴量データを破棄し、制御をステップS701に戻す。
異常が検出された(ステップS708の判定がYES)ならば、送信可否制御部312は、ステップS706で特徴量抽出部から出力された出力特徴量データを、縮減済みデータ142(図3参照)として、制御用I/O部604を介して主記憶部602に出力する。なお、出力先は、主記憶部602ではなく、外部記憶部603であってもよい。
一方、FPGA部608内の切替部300が、FPGA部608にアクティブスキャンのオンを示すアクティブスキャン状態通知141が設定されており、前述したステップS704の判定がYESの場合には、以下の動作が実行される。
まず、FPGA部608に実装される図4のニューラルネットワークの構成を有する特徴量抽出部(図3の310、321に対応する共用構成)が、アクティブスキャン用のパラメータに切り替える(ステップS709)。即ち、特徴量抽出部が、その結合重み係数のパラメータを、ステップS702において抽出特徴量指定命令145によってFPGA部608内に設定されている特徴量抽出部321(図3)用に切り替える。なお、既に切替え済みの場合は、ステップS709の処理はスキップしてよい。
続いて、FPGA部608内に実装される規定パターン部取出し部320(図3)が、ステップS703で取得された収集データから、規定パターンのデータ部分(区域)を取り出す(ステップS710)。
そして、FPGA部608内の上記特徴量抽出部(特徴量抽出部321に対応)が、ステップS710で取り出された規定パターンのデータ部分を入力として、図4で説明した縮減動作を実行する(ステップS711)。特徴量抽出部は、縮減動作の結果得られる出力特徴量データを、詳細スキャンデータ143(図3参照)として、制御用I/O部604を介して主記憶部602に出力する。なお、出力先は、主記憶部602ではなく、外部記憶部603であってもよい。
CPU601は、主記憶部602(又は外部記憶部603)に、縮減済みデータ142又は詳細スキャンデータ143が転送されると、それらを中央解析装置130に向けて送信する(ステップS712)。その後、CPU601は、ステップS701の処理に戻る。
図8は、図1の中央解析装置130及びネットワーク構成情報134のブロック図の例を示す図である。中央解析装置130は、データ蓄積部801、多次元データ解析部802、正常時データベース803、伝送シミュレータ804、及びネットワーク構成情報データベース805を備える。
データ蓄積部801は、図1の光ファイバネットワーク101内のN個のデータ収集装置112から送信されてくる縮減済みデータ142又は詳細スキャンデータ143を蓄積する。
多次元データ解析部802は、データ蓄積部801に蓄積された縮減済みデータ142又は詳細スキャンデータ143に対して、図1のユーザ向けインタフェース装置132から指定された解析オプション135に従って、多次元データ解析処理を実行する。このとき、多次元データ解析部802は、正常時データデータベース803に蓄積されている正常時データを参照してネットワーク異常の判別を行う。また、多次元データ解析部802は、光ファイバネットワーク101を模擬する伝送シミュレータ804を介して入力される正常時データを参照してネットワーク異常の判別を行う。正常時データデータベース803に蓄積されている正常時データ又は伝送シミュレータ804が扱う正常時データと図1の光ファイバネットワーク101との対応関係は、ネットワーク構成情報データベース805を参照して決定される。
多次元データ解析部802は、多次元データ解析処理の解析結果、それに伴うネットワーク異常等の警告、及び次に実施すべきアクション等を示す解析結果・警告・アクション提案136を、図1のユーザ向けインタフェース装置132に出力し、管理者に表示させる。
多次元データ解析部802が実行する多次元データ解析処理の手法としては例えば、SVM(サポートベクターマシン)、K−means法、ランダムフォレスト法などの、一般的な機械学習の手法を適用することができる。
以上説明した実施形態において、図3の特徴量抽出部310、321の具体的な構成としては、図4に示したデータ入力層401、隠れ層402、出力層403からなるニューラルネットワークの構成を示した。このほか、伝送されてきた光信号に含まれる主たる情報、例えば偏光状態等の非線形特性を失わないような縮減動作を実行する特徴量抽出部310、321の構成例として、次のような次元削減の手法が採用されてもよい。例えば、主成分分析(PCA:Principal Component Analysis)や、独立成分分析(ICA:Independent Component Analysis)である。
以上説明した実施形態では、1段階のデータ縮減、1つの中央解析装置130を例示したが,光ファイバネットワーク101中に中間的な中央解析装置群を配置し、複数段階のデータ縮減を行ってもよい。
100 光伝送システム
101 光ファイバネットワーク網
102 管理装置
110 OXC(光クロスコネクト装置)
111 デジタルコヒーレントトランシーバ
112 データ収集装置
113 基準送受信器
120 データ収集部
121 収集データ縮減部
122 収集データ送信部
123 アクティブスキャン結果収集部
130 中央解析装置
131 アクティブスキャン制御装置
132 ユーザ向けインタフェース装置
133 ネットワーク制御装置
134 ネットワーク構成情報
135 解析オプション
136 解析結果・警告・アクション提案
140 アクティブスキャン開始・停止通知
141 アクティブスキャン状態通知
142 縮減済みデータ
143 詳細スキャンデータ
144、145 抽出特徴量指定命令
146 正常時特徴量
300 切替部
301 光ハイブリッド部
302 局発光源
303 PD群
304 ADC群
305 DSP
306 間欠サンプリング部
307 光信号
308 復調データ
310、321 再構築可能な特徴量抽出部
311 比較部
312 送信可否制御部
320 規定パターン部取出し部
330 アクティブスキャンON/OFF情報
340 収集データ
400 多入力1出力ユニット
401 データ入力層
402 隠れ層
403 出力層
601 CPU
602 主記憶部
603 外部記憶部
604 制御用I/O部
605 光I/O部
606 光処理部
607 高周波電気処理部
608 FPGA部
609 専用処理ASIC部
610 データ用高速I/O部
801 データ蓄積部
802 多次元データ解析部
803 正常時データベース
804 伝送シミュレータ
805 ネットワーク構成情報データベース

Claims (9)

  1. 光通信ネットワークのノードに設定され、
    信号光を受信する受信部と、
    受信した信号光を電気信号に変換する光電気変換部と、
    前記電気信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    アナログデジタル変換部の出力信号を縮減する収集データ縮減部であって、
    入力層のユニット数より出力層のユニット数が少なくかつ前記入力層と前記出力層との間に隠れ層を有する再構成可能な階層構成であって、各層間の結合重み係数の機械学習結果に基づいて、前記アナログデジタル変換部の出力信号を解析に必要となる出力特徴量データに写像する第1の特徴量抽出部
    を有する前記収集データ縮減部と、
    前記収集データ縮減部からの縮減した出力信号として、前記出力特徴量データを、自装置を管理する管理装置に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とするデータ収集装置。
  2. 前記収集データ縮減部は、
    前記第1の特徴量抽出部の前記出力特徴量データと正常時特徴量データとを比較する比較部と、
    前記比較部によって、前記出力特徴量データが正常に近いと判断される場合は前記出力特徴量データを破棄し、正常と異なる疑いがある場合には、前記管理装置に前記出力特徴量データを前記縮減した出力信号として前記送信部を介して送信する送信可否制御部と
    更に有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ収集装置。
  3. 前記第1の特徴量抽出部は、階層型ニューラルネットワークである、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ収集装置。
  4. 前記データ収集装置は、
    入力信号からアクティブスキャンのための規定パターンが格納された規定パターン区域を取り出す規定パターン部取出し部と、前記規定パターン部取出し部が出力した前記規定パターン区域のデータを縮減し、その結果得られる信号を前記縮減した出力信号として前記送信部を介して送信する第2の特徴量抽出部とを含むアクティブスキャン結果収集部と、
    前記管理装置からのアクティブスキャン状態通知に基づいて、前記アナログデジタル変換の出力信号を前記収集データ縮減部に伝送するのかあるいは前記入力信号として前記規定パターン部取出し部に伝送するのかを切り替える切替部と、
    更に備えることを特徴とする請求項1記載のデータ収集装置。
  5. 前記第2の特徴量抽出部は、入力層のユニット数より出力層のユニット数が少なくかつ前記入力層と前記出力層との間に隠れ層を有する再構成可能な階層構成であって各層間のアクティブスキャン用の結合重み係数の機械学習結果に基づいて、前記規定パターン区域のデータを解析に必要となるアクティブスキャン用の出力特徴量データに写像し、前記縮減した出力信号として出力すること、
    を特徴とする請求項記載のデータ収集装置。
  6. 前記第1の特徴量抽出部は、主成分分析法または独立成分分析法に基づいて、入力するデータを次元削減して前記出力特徴量データに写像すること、
    を特徴とする請求項記載のデータ収集装置。
  7. 前記第2の特徴量抽出部は、主成分分析法または独立成分分析法に基づいて、入力するデータを次元削減して前記アクティブスキャン用の出力特徴量データに写像すること、
    を特徴とする請求項5記載のデータ収集装置。
  8. 請求項1乃至の何れかに記載の複数の前記データ収集装置と、
    複数の前記データ収集装置から送信された少なくとも正常と異なる疑いがある前記出力特徴量データの異常状態を分析する管理装置と
    を備えることを特徴とする光伝送システム。
  9. 前記管理装置は、
    複数の前記データ収集装置から受信した異常状態を含む出力特徴量データを格納するデータ蓄積部と、
    前記第1の特徴量抽出部についての結合重み係数を求める機械学習機能を少なくとも有する多次元データ解析部と
    を含むこと、
    を特徴とする請求項記載の光伝送システム。
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