JP6653860B2 - 画像復号装置、画像符号化装置、画像復号方法、画像符号化方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
本実施の形態に係る階層動画像復号装置(画像復号装置)1は、階層動画像符号化装置(画像符号化装置)2によって階層符号化された符号化データを復号する。階層符号化とは、動画像を低品質のものから高品質のものにかけて階層的に符号化する符号化方式のことである。階層符号化は、例えば、SVCやSHVCにおいて標準化されている。なお、ここでいう動画像の品質とは、主観的および客観的な動画像の見栄えに影響する要素のことを広く意味する。動画像の品質には、例えば、“解像度”、“フレームレート”、“画質”、および、“画素の表現精度”が含まれる。よって、以下、動画像の品質が異なるといえば、例示的には、“解像度”等が異なることを指すが、これに限られない。例えば、異なる量子化ステップで量子化された動画像の場合(すなわち、異なる符号化雑音により符号化された動画像の場合)も互いに動画像の品質が異なるといえる。
ここで、図2を用いて、階層符号化データの符号化および復号について説明すると次のとおりである。図2は、動画像を、下位階層L3、中位階層L2、および上位階層L1の3階層により階層的に符号化/復号する場合について模式的に表す図である。つまり、図2(a)および(b)に示す例では、3階層のうち、上位階層L1が最上位層となり、下位階層L3が最下位層となる。
以下、各階層の符号化データを生成する符号化方式として、HEVCおよびその拡張方式を用いる場合について例示する。しかしながら、これに限られず、各階層の符号化データを、MPEG-2や、H.264/AVCなどの符号化方式により生成してもよい。
図3は、基本レイヤにおいて採用できる符号化データ(図2の例でいえば、階層符号化データDATA#C)のデータ構造を例示する図である。階層符号化データDATA#Cは、例示的に、シーケンス、およびシーケンスを構成する複数のピクチャを含む。
シーケンスレイヤでは、処理対象のシーケンスSEQ(以下、対象シーケンスとも称する)を復号するために階層動画像復号装置1が参照するデータの集合が規定されている。シーケンスSEQは、図3の(a)に示すように、ビデオパラメータセットVPS(Video Parameter Set)、シーケンスパラメータセットSPS(Sequence Parameter Set)、ピクチャパラメータセットPPS(Picture Parameter Set)、ピクチャPICT1〜PICTNP(NPはシーケンスSEQに含まれるピクチャの総数)、及び、付加拡張情報SEI(Supplemental Enhancement Information)を含んでいる。
ピクチャレイヤでは、処理対象のピクチャPICT(以下、対象ピクチャとも称する)を復号するために階層動画像復号装置1が参照するデータの集合が規定されている。ピクチャPICTは、図3の(b)に示すように、スライスヘッダSH1〜SHNS、及び、スライスS1〜SNSを含んでいる(NSはピクチャPICTに含まれるスライスの総数)。
スライスレイヤでは、処理対象のスライスS(対象スライスとも称する)を復号するために階層動画像復号装置1が参照するデータの集合が規定されている。スライスSは、図3の(c)に示すように、符号化ツリーユニットCTU1〜CTUNC(NCはスライスSに含まれるCTUの総数)を含んでいる。
CTUレイヤでは、処理対象の符号化ツリーユニットCTU(以下、対象CTUとも称する)を復号するために階層動画像復号装置1が参照するデータの集合が規定されている。なお、符号化ツリーユニットのことを符号化ツリーブロック(CTB: Coding Tree block)、または、最大符号化単位(LCU:Largest Cording Unit)と呼ぶこともある。
CTUヘッダCTUHには、対象CTUの復号方法を決定するために階層動画像復号装置1が参照する符号化パラメータが含まれる。具体的には、図3の(d)に示すように、対象CTUの各CUへの分割パターンを指定するCTU分割情報SP_CTU、および、量子化ステップの大きさを指定する量子化パラメータ差分Δqp(qp_delta)が含まれる。
CUレイヤでは、処理対象のCU(以下、対象CUとも称する)を復号するために階層動画像復号装置1が参照するデータの集合が規定されている。
続いて、図3(e)を参照しながらCU情報CUに含まれるデータの具体的な内容を説明する。図3(e)に示すように、CU情報CUは、具体的には、スキップフラグSKIP、予測ツリー情報(以下、PT情報と略称する)PTI、および、変換ツリー情報(以下、TT情報と略称する)TTIを含む。
PT情報PTIは、CUに含まれる予測ツリー(以下、PTと略称する)に関する情報である。言い換えれば、PT情報PTIは、PTに含まれる1または複数のPUそれぞれに関する情報の集合であり、階層動画像復号装置1により予測画像を生成する際に参照される。PT情報PTIは、図3(e)に示すように、予測タイプ情報PType、および、予測情報PInfoを含んでいる。
TT情報TTIは、CUに含まれる変換ツリー(以下、TTと略称する)に関する情報である。言い換えれば、TT情報TTIは、TTに含まれる1または複数の変換ブロックそれぞれに関する情報の集合であり、階層動画像復号装置1により残差データを復号する際に参照される。
処理2:処理1にて得られた変換係数を量子化する;
処理3:処理2にて量子化された変換係数を可変長符号化する;
なお、上述した量子化パラメータqpは、階層動画像符号化装置2が変換係数を量子化する際に用いた量子化ステップQPの大きさを表す(QP=2qp/6)。
PU分割情報によって指定されるPU分割タイプには、対象CUのサイズを2N×2N画素とすると、次の合計8種類のパターンがある。すなわち、2N×2N画素、2N×N画素、N×2N画素、およびN×N画素の4つの対称的分割(symmetric splittings)、並びに、2N×nU画素、2N×nD画素、nL×2N画素、およびnR×2N画素の4つの非対称的分割(asymmetric splittings)である。なお、N=2m(mは1以上の任意の整数)を意味している。以下、対象CUを分割して得られる予測単位のことを予測ブロック、または、パーティションと称する。
拡張レイヤのレイヤ表現に含まれる符号化データ(以下、拡張レイヤ符号化データ)についても、例えば、図3に示すデータ構造とほぼ同様のデータ構造を採用できる。ただし、拡張レイヤ符号化データでは、以下のとおり、付加的な情報を追加したり、パラメータを省略できる。
以下では、本実施形態に係る階層動画像復号装置1の構成について、図1〜図11を参照して説明する。
図4を参照して、階層動画像復号装置1の概略的構成を説明する。図4は、階層動画像復号装置1の概略的構成を示した機能ブロック図である。階層動画像復号装置1は、階層符号化データDATA(階層動画像符号化装置2から提供される階層符号化データDATAF)を復号して、対象レイヤの復号画像POUT#Tを生成する。なお、以下では、対象レイヤは基本レイヤを参照レイヤとする拡張レイヤであるとして説明する。そのため、対象レイヤは、参照レイヤに対する上位レイヤでもある。逆に、参照レイヤは、対象レイヤに対する下位レイヤでもある。
パラメータセット復号部12は、入力される対象レイヤの符号化データから、対象レイヤの復号に用いられるパラメータセット(VPS、SPS、PPS)を復号して出力する。一般に、パラメータセットの復号は既定のシンタックス表に基づいて実行される。すなわち、シンタックス表の定める手順に従って符号化データからビット列を読み出して、シンタックス表に含まれるシンタックス要素のシンタックス値を復号する。また、必要に応じて、復号したシンタックス値に基づいて導出した変数を、出力するパラメータセットに含めてもよい。したがって、パラメータセット復号部12から出力されるパラメータセットは、符号化データに含まれるパラメータセット(VPS、SPS、PPS)に係るシンタックス要素のシンタックス値、および、該シンタックス値より導出される変数の集合と表現できる。
パラメータセット復号部12は、入力される対象レイヤ符号化データからピクチャ情報を復号する。ピクチャ情報は、概略的には、対象レイヤの復号ピクチャのサイズを定める情報である。例えば、ピクチャ情報は、対象レイヤの復号ピクチャの幅や高さを表わす情報を含んでいる。
パラメータセット復号部12は、入力される対象レイヤ符号化データからピクチャフォーマット情報を復号する。ピクチャフォーマット情報は、復号ピクチャの色フォーマットの識別子である色フォーマット識別子(chroma_format_idc)を少なくとも含む。ピクチャフォーマット情報は、例えば、SPSに含まれている。その場合、特定のピクチャのピクチャフォーマットは、該ピクチャに関連付けられたSPSに含まれるピクチャフォーマット情報から導出される。また、ピクチャフォーマット情報は、VPSに含まれていてもよい。その場合、特定のピクチャのピクチャフォーマットは、該ピクチャが属するレイヤとVPS内で関連付けられるピクチャフォーマット情報から導出される。
パラメータセット復号部12は、入力される対象レイヤ符号化データから表示領域情報を復号する。表示領域情報は、例えば、SPSに含まれている。SPSから復号される表示領域情報は、表示領域フラグ(conformance_flag)を含む。表示領域フラグは表示領域の位置を表わす情報(表示領域位置情報)が追加でSPSに含まれるか否かを示す。すなわち、表示領域フラグが1の場合、表示領域位置情報が追加で含まれることを示し、表示領域フラグが0の場合、表示領域位置情報が追加で含まれないことを示す。
パラメータセット復号部12は、入力される対象レイヤ符号化データからレイヤ間位置対応情報を復号する。レイヤ間位置対応情報は、概略的には、対象レイヤと参照レイヤの対応する領域の位置関係を示す。例えば、対象レイヤのピクチャと参照レイヤのピクチャにある物体(物体A)が含まれる場合、対象レイヤのピクチャ上の物体Aに対応する領域と、参照レイヤのピクチャ上の物体Aに対応する領域が、前記対象レイヤと参照レイヤの対応する領域に相当する。なお、レイヤ間位置対応情報は、必ずしも上記の対象レイヤと参照レイヤの対応する領域の位置関係を正確に示す情報でなくてもよいが、一般的には、レイヤ間予測の正確性を高めるために正確な対象レイヤと参照レイヤの対応する領域の位置関係を示している。
レイヤ間位置対応情報には拡大参照レイヤオフセットを規定する情報が含まれる。拡大参照レイヤオフセットは符号化データ内に複数含むことが可能であり、各々の拡大参照レイヤオフセットは、左、上、右、下にそれぞれ対応する4つのオフセットから構成され、対象ピクチャ、および、参照ピクチャの2枚のピクチャの組み合わせに関連付けられている。言い換えると、対象ピクチャと、特定の参照ピクチャの組み合わせそれぞれに対して、対応する拡大参照レイヤオフセットを規定する情報がレイヤ間位置対応情報に含まれる。なお、必ずしも全ての対象ピクチャと参照ピクチャの組み合わせに対して参照レイヤオフセットを規定する情報が含まれている必要はなく、特定の条件で一部の組み合わせについて省略して既定値を用いることもできる。
ここで、RYCは色差画素1個に対応する輝度画素数を表すパラメータである。水平方向のオフセット(左オフセットおよび右オフセット)に対しては、RYCの値として、ピクチャフォーマット情報から導出される対象ピクチャにおける輝度色差幅比(SubWidthC)が利用できる。また、垂直方向のオフセット(上オフセットおよび右オフセット)に対しては、RYCの値として、対象ピクチャにおける輝度色差高さ比(SubHightC)が利用できる。
レイヤ間位置対応情報には参照レイヤオフセットを規定する情報(参照レイヤオフセット情報)が含まれる。参照レイヤオフセットは符号化データ内に複数含むことが可能であり、各々の参照レイヤオフセットは、左、上、右、下にそれぞれ対応する4つのオフセットから構成され、対象ピクチャ、および、参照ピクチャの2枚のピクチャの組み合わせに関連付けられている。言い換えると、対象ピクチャと、特定の参照ピクチャの組み合わせそれぞれに対して、対応する参照レイヤオフセットがレイヤ間画素対応情報に含まれ得る。
ここで、RRYCは関連付けられた参照ピクチャの色差画素1個に対応する輝度画素数を表すパラメータである。水平方向のオフセット(左オフセットおよび右オフセット)に対しては、RRYCの値として、ピクチャフォーマット情報から導出される関連付けられた参照ピクチャにおける輝度色差幅比(SubWidthC)が利用できる。また、垂直方向のオフセット(上オフセットおよび右オフセット)に対しては、RRYCの値として、対象ピクチャにおける輝度色差高さ比(SubHightC)が利用できる。
スライス復号部14は、入力されるVCL NAL、パラメータセット、および、タイル情報に基づいて復号ピクチャを生成して出力する。
スライスヘッダ復号部141は、入力されるVCL NALとパラメータセットに基づいてスライスヘッダを復号し、スライス位置設定部142、スキップスライス判定部143、および、CTU復号部144に出力する。
スライス位置設定部142は、入力されるスライスヘッダとタイル情報に基づいてピクチャ内のスライス位置を特定してCTU復号部144に出力する。スライス位置設定部142で導出されるピクチャ内のスライス位置は、スライスに含まれる各CTUのピクチャ内での位置を含む。
CTU復号部144は、概略的には、入力されるスライスヘッダ、スライスデータ、および、パラメータセットに基づいて、スライスに含まれる各CTUに対応する領域の復号画像を復号することで、スライスの復号画像を生成する。スライスの復号画像は、入力されるスライス位置の示す位置に、復号ピクチャの一部として出力される。CTUの復号画像は、CTU復号部144内部の予測残差復元部1441、予測画像生成部1442、および、CTU復号画像生成部1443により生成される。予測残差復元部1441は、入力のスライスデータに含まれる予測残差情報(TT情報)を復号して対象CTUの予測残差を生成して出力する。予測画像生成部1442は、入力のスライスデータに含まれる予測情報(PT情報)の示す予測方法と予測パラメータに基づいて予測画像を生成して出力する。その際、必要に応じて、参照ピクチャの復号画像や符号化らメータが利用される。CTU復号画像生成部1443は、入力される予測画像と予測残差を加算して対象CTUの復号画像を生成して出力する。
前述の予測画像生成部1442による予測画像生成処理のうち、レイヤ間画像予測が選択された場合の予測画像生成処理の詳細を説明する。
拡大参照レイヤ上オフセット:SRLTO[r]
拡大参照レイヤ右オフセット:SRLRO[r]
拡大参照レイヤ下オフセット:SRLBO[r]
SRLO[r]を構成する各オフセット、SRLLO[r]、SRLTO[r]、SRLRO[r]、SRLBO[r]は、対応する拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値に基づいて、以下の計算により導出され
SRLLO[r] = (scaled_ref_layer_left_offset[r] * SubWidthC)
SRLTO[r] = (scaled_ref_layer_top_offset[r] * SubHeightC)
SRLRO[r] = (scaled_ref_layer_right_offset[r] * SubWidthC)
SRLBO[r] = (scaled_ref_layer_bottom_offset[r] * SubHeightC)
ここで、SubWidthCおよびSubHeightCは、パラメータセット復号部12の説明におけるピクチャフォーマット情報から導出される変数であって、対象レイヤに対応付けられる色フォーマットから導出される輝度色差幅比および輝度色差高さ比である。
RLTO = (ref_layer_top_offset[r] * RefSubHeightC)
RLRO = (ref_layer_right_offset[r] * RefSubWidthC)
RLBO = (ref_layer_bottom_offset[r] * RefSubHeightC)
ここで、RefSubWidthCおよびRefSubHeightCは、パラメータセット復号部12の説明におけるピクチャフォーマット情報から導出される輝度色差サイズ比(SubWidthCとSubHeightC)にそれぞれ対応する変数であって、参照レイヤに対応付けられる色フォーマットから導出される輝度色差サイズ比である。すなわち、参照レイヤの色フォーマットに基づき導出されたSubWidthCの値がRefSubWidthCに、参照レイヤの色フォーマットに基づき導出されたSubHeightCの値がRefSubHeightCにそれぞれ設定される。
SRLTO[r] = scaled_ref_layer_top_offset[r]
SRLRO[r] = scaled_ref_layer_right_offset[r]
SRLBO[r] = scaled_ref_layer_bottom_offset[r]
上記の拡大参照レイヤオフセットの導出処理は、次のように表現することができる。すなわち、予測画像生成処理の対象が色差画素である場合、拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値を拡大参照レイヤオフセットとして導出する。
RLTO = ref_layer_top_offset[r]
RLRO = ref_layer_right_offset[r]
RLBO = ref_layer_bottom_offset[r]
上記の参照レイヤオフセットの導出処理は、次のように表現できる。すなわち、予測画像生成処理の対象が色差画素である場合、参照レイヤオフセットシンタックスの値を参照レイヤオフセットの値として導出する。次にS106を実行する。
SRLH = CL_PICH - (SRLTO + SRLBO)
すなわち、上記の式によれば、対象レイヤピクチャの幅に、拡大参照レイヤ左オフセットと拡大参照レイヤ右オフセットの和を減算することで、対象レイヤ上の拡大参照レイヤの幅を導出している。対象レイヤ上の拡大参照レイヤの高さについても同様である。次にS107を実行する。なお、上記式においてオフセットの和を減算するのは、図8(a)に示したように、拡大参照レイヤ(図中の参照レイヤ対応領域)が、対象レイヤピクチャの内部にある場合にオフセットの値が正になるようオフセットの符号が定義されているためである。逆に、図8(b)のように、拡大参照レイヤが、対象レイヤピクチャの外部にある場合にオフセットの値が正になるようオフセットの符号を定義する場合には、オフセットは加算する必要があり、拡大参照レイヤの幅と高さは次式により導出される。
SRLH = CL_PICH + (SRLTO + SRLBO)
(S107)S103またはS105で導出した参照レイヤオフセットと、参照レイヤピクチャサイズに基づいて、参照レイヤ上のスケール計算の基準となる領域(参照レイヤ基準領域)のサイズを導出する。参照レイヤ基準領域の幅(RLW)と高さ(RLH)は、参照レイヤピクチャの幅(RL_PICW)と高さ(RL_PICH)に基づいて、それぞれ次式により導出される。
RLH = RL_PICH - (RLTO + RLBO)
すなわち、上記の式によれば、参照レイヤピクチャ幅に、参照レイヤ左オフセットと参照レイヤ右オフセットの和を減算することで、参照レイヤ基準領域の幅を導出している。参照レイヤ基準領域の高さについても同様である。なお、拡大参照レイヤオフセットと同様、参照レイヤオフセットもオフセットの符号を反対とすることが可能である。この場合、参照レイヤ基準領域の幅(RLW)と高さ(RLH)は、参照レイヤピクチャの幅(RL_PICW)と高さ(RL_PICH)に基づいて、それぞれ次式により導出される。
RLH = RL_PICH + (RLTO + RLBO)
次にS108を実行する。
sy = ((RLH << 16) + (SRLH >> 1)) / SRLH
なお、演算子“/”は整数の除算を表す演算子である。
yRef16 = (((yP - CL_OY) * sy + addY + (1<<11)) >> 12) + deltaY + RL_OY
ここで、
CL_OX = SRLLO
CL_OY = SRLTO
RL_OX = (RLLO << 4)
RL_OY = (RLTO << 4)
なお、addX、addY、deltaX、deltaYは、アップサンプリングやインタレースに伴う対象レイヤ上の画素と参照レイヤ上の画素のずれを表すパラメータである。
SRLTO[r] = cIdx == 0 ? (scaled_ref_layer_top_offset[r] * SubHeightC) : scaled_ref_layer_top_offset[r]
SRLRO[r] = cIdx == 0 ? (scaled_ref_layer_right_offset[r] * SubWidthC) : scaled_ref_layer_right_offset[r]
SRLBO[r] = cIdx == 0 ? (scaled_ref_layer_bottom_offset[r] * SubHeightC) : scaled_ref_layer_bottom_offset[r]
なお、(S101)(S103)(S105)の処理は、3項演算子を用いて以下の式で記載することもできる。
RLTO = cIdx == 0 ? (ref_layer_top_offset[r] * RefSubHeightC) : ref_layer_top_offset[r]
RLRO = cIdx == 0 ? (ref_layer_right_offset[r] * RefSubWidthC) : ref_layer_right_offset[r]
RLBO = cIdx == 0 ? (ref_layer_bottom_offset[r] * RefSubHeightC) : ref_layer_bottom_offset[r] なお、拡大参照レイヤオフセットと参照レイヤオフセットのいずれか一方のオフセットに対応するシンタックスのみが符号化データから復号される場合には、対応参照位置導出処理は、非該当の処理は行われない(含まれない)。
RLH = RL_PICH
また、S109の処理の16分の1画素精度の参照画素位置は、次式により導出される。
yRef16 = (((yP - CL_OY) * sy + addY + (1<<11)) >> 12) + deltaY
逆に、参照レイヤオフセットのみが復号される場合には、参照レイヤオフセットに関するS103、S105の処理は行われるが、拡大参照レイヤオフセットに関するS102、S104の処理は含まれない。また、S106の処理の対象レイヤピクチャの幅(CL_PICW)と高さ(CL_PICH)に基づいて、それぞれ次式により導出される。
SRLH = CL_PICH
また、S109の処理の16分の1画素精度の参照画素位置は、次式により導出される。
yRef16 = ((yP * sy + addY + (1<<11)) >> 12) + deltaY + RL_OY
補間フィルタ処理では、上記対応参照位置導出処理で導出した対応参照位置に相当する位置の画素値を、参照レイヤピクチャ上の、前記対応参照位置近傍の画素の復号画素に補間フィルタを適用することで生成する。
以上説明した本実施形態に係る階層動画像復号装置1(階層画像復号装置)は、パラメータセットを復号するパラメータセット復号部12と、参照レイヤピクチャの復号画素を参照してレイヤ間予測により予測画像を生成する予測画像生成部1442を備えている。パラメータセット復号部12は色差画素単位で符号化された拡大参照レイヤオフセットを復号し、予測画像生成部1442は、該拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値と対象レイヤの輝度色差サイズ比の積により拡大参照レイヤオフセットを導出し、該拡大参照レイヤオフセットに基づいてスケールを計算し、該スケールを参照して対応参照位置を導出してレイヤ間予測を実行する。
上記説明した階層動画像復号装置1において、パラメータセット復号部12において復号される参照レイヤオフセットシンタックスの復号が省略された場合に、予測画像生成部1442において参照レイヤオフセットシンタックスの値に基づいて導出される参照レイヤオフセットが、スケールを考慮した上で拡大参照レイヤオフセットと一致するようにすることが好ましい。
DEF_RLTO = - SRLTO * RL_PICH / CL_PICH
DEF_RLRO = - SRLRO * RL_PICW / CL_PICW
DEF_RLBO = - SRLBO * RL_PICH / CL_PICH
すなわち、参照レイヤオフセットの値は、対応する拡大参照レイヤオフセットの値を参照レイヤピクチャと対象レイヤピクチャの間のサイズ(幅または高さ)の比率に基づいて変換した値が設定される。ここでは、拡大参照レイヤオフセットに参照レイヤピクチャのサイズを乗算し、対象レイヤピクチャのサイズを除算した後に極性(正負の符号)を反転させているが、これは、拡大参照レイヤオフセットと参照レイヤピクチャの正の方向が反対になるように規定した場合である(例えば、拡大参照レイヤオフセットは外側方向が正、参照レイヤピクチャは内側方向が正)。両者のオフセットシンタックスを同じ方向に設定する場合には、下記に示すように、極性を反転させる必要はない。
DEF_RLTO = SRLTO * RL_PICH / CL_PICH
DEF_RLRO = SRLRO * RL_PICW / CL_PICW
DEF_RLBO = SRLBO * RL_PICH / CL_PICH
輝度成分の参照レイヤピクチャのサイズ{横幅,縦幅}が{RL_PICW, RL_PICH}、対象レイヤピクチャのサイズが{CL_PICW,CL_PICH}の場合、色差成分の参照レイヤピクチャのサイズは、{RL_PICW / RefSubWidthC, RL_PICH / RefSubHeightC}であり、対象レイヤピクチャのサイズは、{CL_PICW / SubWidthC, CL_PICH / SubHeightC}であるから、対象画素が色差画素の場合の参照レイヤオフセットの値は、以下の式により導出することができる。
DEF_RLTO´ = - SRLTO * (RL_PICH / RefSubHeightC)/ (CL_PICH / SubHeightC)
DEF_RLRO´ = - SRLRO * (RL_PICW / RefSubWidthC)/ (CL_PICW / SubWidthC)
DEF_RLBO´ = - SRLBO * (RL_PICH / RefSubHeightC)/ (CL_PICH / SubHeightC)
なお「-」はオフセットシンタックスの方向を補正する符号である。
ref_layer_top_offset[r] = - scaled_ref_layer_top_offset[r] * RL_PICH / CL_PICH
ref_layer_right_offset[r] = - scaled_ref_layer_right_offset[r] * RL_PICW / CL_PICW
ref_layer_bottom_offset[r] = - scaled_ref_layer_bottom_offset[r] * RL_PICH / CL_PICH
なお「-」はオフセットシンタックスの方向を補正する符号である。
ref_layer_top_offset[r] = - scaled_ref_layer_top_offset[r] * RL_PICH / CL_PICH* (SubHeightC / RefSubHeightC)
ref_layer_right_offset[r] = - scaled_ref_layer_right_offset[r] * RL_PICW / CL_PICW * (SubWidthC / RefSubWidthC)
ref_layer_bottom_offset[r] = - scaled_ref_layer_bottom_offset[r] * RL_PICH / CL_PICH * (SubHeightC / RefSubHeightC)
また、例えば、対象レイヤCと参照レイヤR(レイヤインデックスr)に関連付けられた参照レイヤオフセットシンタックス(ref_layer_left_offset[r]、ref_layer_top_offset[r]、ref_layer_right_offset[r]、ref_layer_bottom_offset[r])が省略された場合に、各シンタックス値として0を設定するものとし、予測画像生成部1442における対応参照位置導出処理において、対象画素が輝度画素の場合、上記で説明したDEF_RLOの値を用いて次式により参照レイヤオフセットの各値を導出してもよい。
RLTO = (ref_layer_top_offset[r] * RefSubHeightC) + DEF_RLTO
RLRO = (ref_layer_right_offset[r] * RefSubWidthC) + DEF_RLRO
RLBO = (ref_layer_bottom_offset[r] * RefSubHeightC) + DEF_RLBO
すなわち、参照レイヤオフセットの値は、参照レイヤオフセットの既定値(DEF_RLO)に参照レイヤオフセットシンタックスの値と輝度色差サイズ比の積を加算した値に基づいて導出される。参照レイヤオフセットシンタックス値が省略された場合には積の部分の値が0になるため、参照レイヤオフセット既定値の値が参照レイヤオフセットの値として設定される。
RLTO = ref_layer_top_offset[r] + DEF_RLTO´
RLRO = ref_layer_right_offset[r] + DEF_RLRO´
RLBO = ref_layer_bottom_offset[r] + DEF_RLBO´
すなわち、参照レイヤオフセットの値は、参照レイヤオフセットの既定値(DEF_RLO)に参照レイヤオフセットシンタックスの値を加算した値に基づいて導出される。
上記説明した階層動画像復号装置1において、パラメータセット復号部12において復号される拡大参照レイヤオフセットシンタックスの復号が省略された場合に、予測画像生成部1442において拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値に基づいて導出される拡大参照レイヤオフセットが、スケールを考慮した上で、参照レイヤオフセットと一致するようにすることが好ましい。
DEF_SRLTO = - RLTO * CL_PICH / RL_PICH
DEF_SRLRO = - RLRO * CL_PICW / RL_PICW
DEF_SRLBO = - RLBO * CL_PICH / RL_PICH
すなわち、拡大参照レイヤオフセットの値は、対応する参照レイヤオフセットの値を参照レイヤピクチャと対象レイヤピクチャの間のサイズ(幅または高さ)の比率に基づいて変換した値が設定される。ここでは、参照レイヤオフセットに参照レイヤピクチャのサイズを乗算し、対象レイヤピクチャのサイズを除算した後に極性を反転させているが、これは、参照レイヤオフセットと参照レイヤピクチャの正の方向が反対になるように規定した場合である(例えば、拡大参照レイヤオフセットは外側方向が正、参照レイヤピクチャは内側方向が正)。両者のオフセットシンタックスを同じ方向に設定する場合には、極性を反転させる必要はない。
DEF_SRLTO = RLTO * CL_PICH / RL_PICH
DEF_SRLRO = RLRO * CL_PICW / RL_PICW
DEF_SRLBO = RLBO * CL_PICH / RL_PICH
輝度成分の参照レイヤピクチャのサイズ{横幅,縦幅}が{RL_PICW,RL_PICH}であり、対象レイヤピクチャのサイズが{CL_PICW, CL_PICH}の場合、参照レイヤピクチャの色差成分のサイズは、{RL_PICW / RefSubWidthC,RL_PICH / RefSubHeightC}であり、対象レイヤピクチャの色差成分のサイズは、{CL_PICW / SubWidthC, CL_PICH / SubHeightC}であるから、対象画素が色差画素の場合の拡大参照レイヤオフセットの値は、以下の式により導出することができる。
DEF_SRLTO´ = - RLTO * (CL_PICW / SubHeightC)/ (RL_PICW / RefSubHeightC)
DEF_SRLRO´ = - RLRO * (CL_PICW / SubWidthC)/ (RL_PICW / RefSubWidthC)
DEF_SRLBO´ = - RLBO * (CL_PICW / SubHeightC)/ (RL_PICW / RefSubHeightC)
なお「-」はオフセットシンタックスの方向を補正する符号である。
scaled_ref_layer_top_offset[r] = - ref_layer_top_offset[r] * CL_PICH / RL_PICH
scaled_ref_layer_right_offset[r] = - ref_layer_right_offset[r] * CL_PICW / RL_PICW
scaled_ref_layer_bottom_offset[r] = - ref_layer_bottom_offset[r] * CL_PICH / RL_PICH
なお「-」はオフセットシンタックスを方向に関する補正。
scaled_ref_layer_top_offset[r] = - ref_layer_top_offset[r] * CL_PICH / RL_PICH* (RefSubHeightC / SubHeightC)
scaled_ref_layer_right_offset[r] = - ref_layer_right_offset[r] * CL_PICW / RL_PICW * (RefSubWidthC / SubWidthC)
scaled_ref_layer_bottom_offset[r] = - ref_layer_bottom_offset[r] * CL_PICH / RL_PICH * (RefSubHeightC / SubHeightC)
また、例えば、対象レイヤCと参照レイヤR(レイヤインデックスr)に関連付けられた拡大参照レイヤオフセットシンタックス(scaled_ref_layer_left_offset[r]、scaled_ref_layer_top_offset[r]、scaled_ref_layer_right_offset[r]、scaled_ref_layer_bottom_offset[r])が省略された場合に、各シンタックス値として0を設定するものとし、予測画像生成部1442における対応参照位置導出処理において、対象画素が輝度画素の場合、上記で説明したDEF_SRRLOの値を用いて次式により参照レイヤオフセットの各値を導出してもよい。
SRLTO = (scaled_ref_layer_top_offset[r] * RefSubHeightC) + DEF_SRLTO
SRLRO = (scaled_ref_layer_right_offset[r] * RefSubWidthC) + DEF_SRLRO
SRLBO = (scaled_ref_layer_bottom_offset[r] * RefSubHeightC) + DEF_SRLBO
すなわち、参照レイヤオフセットの値は、参照レイヤオフセットの既定値(DEF_RLO)に参照レイヤオフセットシンタックスの値と輝度色差サイズ比の積を加算した値に基づいて導出される。参照レイヤオフセットシンタックス値が省略された場合には積の部分の値が0になるため、参照レイヤオフセット既定値の値が参照レイヤオフセットの値として設定される。
SRLTO = scaled_ref_layer_top_offset[r] + DEF_SRLTO´
SRLRO = scaled_ref_layer_right_offset[r] + DEF_SRLRO´
SRLBO = scaled_ref_layer_bottom_offset[r] + DEF_SRLBO´
すなわち、拡大参照レイヤオフセットの値は、拡大参照レイヤオフセットの既定値(DEF_SRLO)に拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値を加算した値に基づいて導出される。
上記説明した階層動画像復号装置1において、参照レイヤオフセットシンタックスや拡大参照レイヤオフセットシンタックスは、パラメータセット復号部12においてSPS拡張(SPS)から復号されると説明したが、他のパラメータセットやヘッダから復号されても構わない。例えば、VPS、PPS、スライスヘッダから復号されてもよい。具体的には、オフセットをピクチャ毎に変更しない場合には、VPSまたはSPSにオフセットシンタックスを含めるのが好ましく、オフセットをピクチャ毎に変更する場合には、PPSまたはスライスヘッダにオフセットシンタックスを含めるのが好ましい。
図12を用いて、階層動画像符号化装置2の概略構成を説明する。図12は、階層動画像符号化装置2の概略的構成を示した機能ブロック図である。階層動画像符号化装置2は、対象レイヤの入力画像PIN#Tを、参照レイヤ符号化データDATA#Rを参照しながら符号化して、対象レイヤの階層符号化データDATAを生成する。なお、参照レイヤ符号化データDATA#Rは、参照レイヤに対応する階層動画像符号化装置において符号化済みであるとする。
次に図13を参照して、スライス符号化部24の構成の詳細を説明する。図13は、スライス符号化部24の概略的構成を示した機能ブロック図である。
以上説明した本実施形態に係る階層動画像符号化装置2(階層画像符号化装置)は、パラメータセットを符号化するパラメータセット符号化部22と、参照レイヤピクチャの復号画素を参照してレイヤ間予測により予測画像を生成する予測画像符号化部2442を備えている。パラメータセット符号化部22は色差画素単位で符号化された拡大参照レイヤオフセットを復号し、予測画像符号化部2442は、該拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値と対象レイヤの輝度色差サイズ比の積により拡大参照レイヤオフセットを導出し、該拡大参照レイヤオフセットに基づいてスケールを計算し、該スケールを参照して対応参照位置を導出してレイヤ間予測を実行する。
上述した階層動画像符号化装置2及び階層動画像復号装置1は、動画像の送信、受信、記録、再生を行う各種装置に搭載して利用できる。なお、動画像は、カメラ等により撮像された自然動画像であってもよいし、コンピュータ等により生成された人工動画像(CGおよびGUIを含む)であってもよい。
最後に、階層動画像復号装置1、階層動画像符号化装置2の各ブロックは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
また、本発明は以下のように表現する事もできる。
11 NAL逆多重化部
12 パラメータセット復号部
13 タイル設定部
14 スライス復号部
141 スライスヘッダ復号部
142 スライス位置設定部
144 CTU復号部
1441 予測残差復元部
1442 予測画像生成部
1443 CTU復号画像生成部
15 ベース復号部
151 ベースNAL逆多重化部
152 ベースパラメータセット復号部
153 ベースタイル設定部
154 ベーススライス復号部
156 ベース復号ピクチャ管理部
16 復号ピクチャ管理部
2 階層動画像符号化装置(画像符号化装置)
21 NAL多重化部
22 パラメータセット符号化部
23 タイル設定部
24 スライス符号化部
241 スライスヘッダ設定部
242 スライス位置設定部
244 CTU符号化部
2441 予測残差符号化部
2442 予測画像符号化部(予測画像生成部)
Claims (6)
- 階層符号化された符号化データを復号し、対象レイヤである上位レイヤの復号ピクチャを復元する画像復号装置であって、
ピクチャパラメータセットに含まれる、参照レイヤ対応領域と対象レイヤピクチャ間のオフセットである拡大参照レイヤオフセットシンタックスと、参照レイヤ基準領域と参照レイヤピクチャ間のオフセットである参照レイヤオフセットシンタックスとを復号するパラメータセット復号部と、
前記参照レイヤピクチャの復号画素を参照して、レイヤ間予測により予測画像を生成する予測画像生成部を備え、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスは、前記対象レイヤピクチャの色差画素単位で復号され、
前記参照レイヤオフセットシンタックスは、参照レイヤの色差画素単位で復号され、
前記パラメータセット復号部は、色フォーマット識別子を復号し、該色フォーマット識別子によって特定される色フォーマットに基づいて輝度色差サイズ比を導出し、
前記予測画像生成部は、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値と前記対象レイヤピクチャの前記輝度色差サイズ比との積により、拡大参照レイヤオフセットを導出し、
前記参照レイヤピクチャの輝度色差サイズ比を第1の輝度色差サイズ比に設定し、前記参照レイヤオフセットシンタックスの値と該第1の輝度色差サイズ比との積により、参照レイヤオフセットを導出し、
該拡大参照レイヤオフセットと該参照レイヤオフセットとを用いてスケールを導出し、
該スケールと、該拡大参照レイヤオフセットと、該参照レイヤオフセットとを用いて、対応参照位置を導出することを特徴とする画像復号装置。 - 入力画像から対象レイヤである上位レイヤの符号化データを生成する画像符号化装置であって、
ピクチャパラメータセットに含まれる、参照レイヤ対応領域と対象レイヤピクチャ間のオフセットである拡大参照レイヤオフセットシンタックスと、参照レイヤ基準領域と参照
レイヤピクチャ間のオフセットである参照レイヤオフセットシンタックスとを符号化するパラメータセット符号化部と、
前記参照レイヤピクチャの画素を参照して、レイヤ間予測により予測画像を生成する予測画像生成部を備え、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスは、前記対象レイヤピクチャの色差画素単位で符号化され、
前記参照レイヤオフセットシンタックスは、参照レイヤの色差画素単位で符号化され、
前記パラメータセット符号化部は、色フォーマット識別子を符号化し、該色フォーマット識別子によって特定される色フォーマットに基づいて輝度色差サイズ比を導出し、
前記予測画像生成部は、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値と前記対象レイヤピクチャの前記輝度色差サイズ比との積により、拡大参照レイヤオフセットを導出し、
前記参照レイヤピクチャの輝度色差サイズ比を第1の輝度色差サイズ比に設定し、前記参照レイヤオフセットシンタックスの値と該第1の輝度色差サイズ比との積により、参照レイヤオフセットを導出し、
該拡大参照レイヤオフセットと該参照レイヤオフセットとを用いてスケールを導出し、
該スケールと、該拡大参照レイヤオフセットと、該参照レイヤオフセットとを用いて、対応参照位置を導出することを特徴とする画像符号化装置。 - 階層符号化された符号化データを復号し、対象レイヤである上位レイヤの復号ピクチャを復元する画像復号方法であって、
ピクチャパラメータセットに含まれる、参照レイヤ対応領域と対象レイヤピクチャ間のオフセットである拡大参照レイヤオフセットシンタックスと、参照レイヤ基準領域と参照レイヤピクチャ間のオフセットである参照レイヤオフセットシンタックスとを復号するステップと、
色フォーマット識別子を復号し、該色フォーマット識別子によって特定される色フォーマットに基づいて輝度色差サイズ比を導出するステップと、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値と前記対象レイヤピクチャの前記輝度色差サイズ比との積により、拡大参照レイヤオフセットを導出するステップと、
前記参照レイヤピクチャの輝度色差サイズ比を第1の輝度色差サイズ比に設定し、前記参照レイヤオフセットシンタックスの値と該第1の輝度色差サイズ比との積により、参照レイヤオフセットを導出するステップと、
前記拡大参照レイヤオフセットと前記参照レイヤオフセットとを用いてスケールを導出するステップと、
前記スケールと、前記拡大参照レイヤオフセットと、前記参照レイヤオフセットとを用いて、対応参照位置を導出するステップと、を少なくとも含み、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスは、前記対象レイヤピクチャの色差画素単位で復号され、
前記参照レイヤオフセットシンタックスは、参照レイヤの色差画素単位で復号されることを特徴とする画像復号方法。 - 入力画像から対象レイヤである上位レイヤの符号化データを生成する画像符号化方法であって、
ピクチャパラメータセットに含まれる、参照レイヤ対応領域と対象レイヤピクチャ間のオフセットである拡大参照レイヤオフセットシンタックスと、参照レイヤ基準領域と参照レイヤピクチャ間のオフセットである参照レイヤオフセットシンタックスとを符号化するステップと、
色フォーマット識別子を符号化し、該色フォーマット識別子によって特定される色フォーマットに基づいて輝度色差サイズ比を導出するステップと、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値と前記対象レイヤピクチャの前記輝度色差サイズ比との積により、拡大参照レイヤオフセットを導出するステップと、
前記参照レイヤピクチャの輝度色差サイズ比を第1の輝度色差サイズ比に設定し、前記参照レイヤオフセットシンタックスの値と該第1の輝度色差サイズ比との積により、参照レイヤオフセットを導出するステップと、
前記拡大参照レイヤオフセットと前記参照レイヤオフセットとを用いてスケールを導出するステップと、
前記スケールと、前記拡大参照レイヤオフセットと、前記参照レイヤオフセットとを用いて、対応参照位置を導出するステップと、を少なくとも含み、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスは、前記対象レイヤピクチャの色差画素単位で符号化され、
前記参照レイヤオフセットシンタックスは、参照レイヤの色差画素単位で符号化されることを特徴とする画像符号化方法。 - コンピュータに階層符号化された符号化データを復号させ、対象レイヤである上位レイヤの復号ピクチャを復元させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
ピクチャパラメータセットに含まれる、参照レイヤ対応領域と対象レイヤピクチャ間のオフセットである拡大参照レイヤオフセットシンタックスと、参照レイヤ基準領域と参照レイヤピクチャ間のオフセットである参照レイヤオフセットシンタックスとを復号するステップと、
色フォーマット識別子を復号し、該色フォーマット識別子によって特定される色フォーマットに基づいて輝度色差サイズ比を導出するステップと、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値と前記対象レイヤピクチャの前記輝度色差サイズ比との積により、拡大参照レイヤオフセットを導出するステップと、
前記参照レイヤピクチャの輝度色差サイズ比を第1の輝度色差サイズ比に設定し、前記参照レイヤオフセットシンタックスの値と該第1の輝度色差サイズ比との積により、参照レイヤオフセットを導出するステップと、
前記拡大参照レイヤオフセットと前記参照レイヤオフセットとを用いてスケールを導出するステップと、
前記スケールと、前記拡大参照レイヤオフセットと、前記参照レイヤオフセットとを用いて、対応参照位置を導出するステップと、を実行させ、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスは、前記対象レイヤピクチャの色差画素単位で復号させ、前記参照レイヤオフセットシンタックスは、参照レイヤの色差画素単位で復号させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - コンピュータに入力画像から対象レイヤである上位レイヤの符号化データを生成させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
ピクチャパラメータセットに含まれる、参照レイヤ対応領域と対象レイヤピクチャ間のオフセットである拡大参照レイヤオフセットシンタックスと、参照レイヤ基準領域と参照レイヤピクチャ間のオフセットである参照レイヤオフセットシンタックスとを符号化するステップと、
色フォーマット識別子を符号化し、該色フォーマット識別子によって特定される色フォーマットに基づいて輝度色差サイズ比を導出するステップと、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスの値と前記対象レイヤピクチャの前記輝度色差サイズ比との積により、拡大参照レイヤオフセットを導出するステップと、
前記参照レイヤピクチャの輝度色差サイズ比を第1の輝度色差サイズ比に設定し、前記参照レイヤオフセットシンタックスの値と該第1の輝度色差サイズ比との積により、参照レイヤオフセットを導出するステップと、
前記拡大参照レイヤオフセットと前記参照レイヤオフセットとを用いてスケールを導出
するステップと、
前記スケールと、前記拡大参照レイヤオフセットと、前記参照レイヤオフセットとを用いて、対応参照位置を導出するステップと、を実行させ、
前記拡大参照レイヤオフセットシンタックスは、前記対象レイヤピクチャの色差画素単位で符号化させ、前記参照レイヤオフセットシンタックスは、参照レイヤの色差画素単位で符号化させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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