JP6653448B2 - 照明制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、照明制御システムに関し、より詳細には、電波を媒体とする無線通信によって照明装置を遠隔制御する照明制御システムに関する。
従来、電波を媒体とする無線通信によって照明装置を遠隔制御する照明制御システムがあった。例えば、特許文献1には、天井埋込型の照明器具(ダウンライト)からなる複数の照明装置と、これら複数の照明装置を制御する制御装置(ライトコントローラ)とを有する照明制御システムが記載されている。
特許文献1記載の制御装置は、日本の電波法に規定されている特定小電力無線局の電波(例えば、920MHz帯の電波)を用いて、各照明装置の点滅や調光などを行うための制御コマンドを含む無線信号を送信する。各照明装置は、制御装置から送信される無線信号を受信し、当該無線信号に含まれる制御コマンドに応じて点灯・消灯及び調光などを行う。
特開2016−58369号公報(特に、[0032]−[0034]及び図6参照)
ところで、特定小電力無線局の無線通信は、複数の周波数チャネルのなかから1つの周波数チャネルを選択して行われる。つまり、送信局(制御装置)と受信局(照明装置)のそれぞれは、同一の周波数チャネルを選択していなければならない。しかしながら、無線通信の状況の変化(新たな無線通信局の設置など)により、照明制御システムの運用開始後に周波数チャネルの変更が必要になる場合がある。ところが、照明装置が体育館やホールの天井などの高所に設置されていると、照明装置の周波数チャネルを変更する作業が容易ではなかった。
本発明の目的は、無線通信で使用する周波数チャネルの変更作業の容易化を図ることができる照明制御システムを提供することである。
本発明の一態様に係る照明制御システムは、1つ又は複数の照明装置と、前記照明装置に対して電波を媒体とする無線信号を送信して前記照明装置を制御する制御装置とを有している。前記照明装置は、光源と、前記光源を点灯する点灯回路部と、前記無線信号を受信して前記無線信号に含まれる指令を取得する無線受信部とを備えている。前記照明装置は、前記無線受信部が取得する前記指令に応じて前記光源を点滅するように前記点灯回路部を制御する第1制御部と、周囲の環境の変化を検知したときに検知信号を出力する検知部とを備えている。前記無線受信部は、前記第1制御部が複数の周波数チャネルのなかから選択した1つの周波数チャネルの無線信号を受信するように構成されている。前記制御装置は、前記指令を生成する第2制御部と、前記指令を含み、かつ、前記第2制御部が選択した前記1つの周波数チャネルの無線信号を送信する無線送信部とを備えている。前記第2制御部は、所定の条件が満たされた場合に、選択可能な前記複数の周波数チャネルのなかから1つの周波数チャネルを選択し、前記1つの周波数チャネルで前記無線送信部に前記無線信号を送信させる。前記第1制御部は、前記検知部が前記検知信号を出力した場合に周波数チャネル変更動作を行い、前記周波数チャネル変更動作の終了後に前記周波数チャネル変更動作によって変更した前記1つの周波数チャネルで前記無線受信部に無線信号を受信させる。前記周波数チャネル変更動作を行っているときの前記第1制御部は、選択可能な前記複数の周波数チャネルのなかから順番に選択した周波数チャネルで前記無線受信部に前記無線信号を受信させる。前記周波数チャネル変更動作を行っているときの前記第1制御部は、前記無線受信部が前記無線信号の受信に成功したときに選択している前記周波数チャネルを前記1つの周波数チャネルとして選択する。
本発明の照明制御システムは、無線通信で使用する周波数チャネルの変更作業の容易化を図ることができるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明制御システムのシステム構成図である。 図2は、同上の照明制御システムにおける照明装置の斜視図である。 図3は、同上の照明制御システムにおける制御装置の外観図である。 図4は、同上の照明制御システムにおける周波数チャネルの変更時の動作を説明するためのタイムチャートである。 図5は、同上の照明制御システムにおける制御装置の変形例のブロック図である。
以下、本発明に係る照明制御システムの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の照明制御システム(以下、照明制御システムと略す)6は、図1に示すように、照明装置1と、制御装置2とを有している。照明装置1は、1つ(1台)でもよいし、複数(複数台)でもよい。複数の照明装置1は、一対の電源線4によって交流電源3に電気的に接続されている。ただし、交流電源3から各照明装置1への給電路となる電源線4は、スイッチ5によって断路可能である。スイッチ5は、操作部50が操作される毎に給電路を断路する状態(オフ状態)と、給電路を断路しない状態(オン状態)とに切り替えるように構成されている。そして、スイッチ5がオン状態のときに各照明装置1が点灯状態(あるいは点灯可能な状態)となり、スイッチ5がオフ状態のときに各照明装置1が消灯状態となる。ただし、照明制御システム6においてスイッチ5は必須ではない。
複数の照明装置1は全て同一の構成を有している。したがって、図1では1つの照明装置1についてだけ、回路ブロックを図示している。照明装置1は、光源10、点灯回路部11、無線受信部12、第1制御部13、検知部14を備えている。照明装置1は、さらに第1記憶部15を備えている。光源10は、複数のパッケージ型の発光ダイオード(LED)が基板に実装されたLEDモジュールである。あるいは、光源10は、基板と、基板に複数のLEDチップが実装されたCOB(Chip On Board)型のLEDモジュールでもよい。
点灯回路部11は、電源線4を介して交流電源3から供給される交流電力を直流電力に変換し、変換後の直流電力を光源10に供給して光源10を点灯する。このような点灯回路部11は、例えば、全波整流器、力率改善回路(昇圧チョッパ回路)、降圧チョッパ回路などで構成されている。点灯回路部11は、第1制御部13からの指示に応じて、降圧チョッパ回路を停止して光源10を消灯したり、降圧チョッパ回路から出力する直流電流を増減して光源10を調光することも可能である。ただし、このような点灯回路部11は従来周知であるから、詳細な回路構成の図示並びに説明は省略する。
無線受信部12は、アンテナで受信する電波(無線信号)から元の信号を復調し、復調した信号に含まれる指令(コマンド)やアドレスなどの情報(データ)を取得して第1制御部13に出力するように構成されている。無線受信部12が受信する電波は、日本の電波法に規定されている特定小電力無線局の電波(例えば、920MHz帯の電波)である。ただし、無線受信部12は、複数(例えば、10個)の周波数チャネルのなかから1つの周波数チャネルを選択し、選択した周波数チャネルの電波のみを受信する。無線受信部12における周波数チャネルの選択は、第1制御部13によって行われる。このような無線受信部12は、例えば、集積回路からなる無線モジュールあるいはRF(Radio Frequency)レシーバなどで実現可能であるから、詳細な構成の図示並びに説明は省略する。
第1制御部13は、マイクロコントローラからなるハードウェアと、マイクロコントローラで実行されるソフトウェアとで構成されている。このソフトウェアは、通常動作用の第1プログラムと、周波数チャネル変更動作用の第2プログラムとを含んでいる。なお、以下の説明では、マイクロコントローラが第1プログラムを実行しているときの第1制御部13の動作を通常動作と呼び、マイクロコントローラが第2プログラムを実行しているときの第1制御部13の動作を周波数チャネル変更動作と呼ぶ。第1制御部13は、通常動作及び周波数チャネル変更動作のそれぞれにおいて使用する種々のデータを第1記憶部15に記憶している。第1記憶部15は、フラッシュメモリやEEPROMなどの電気的に書換可能な不揮発性の半導体メモリで構成されている。第1記憶部15は、例えば、後述するようにペアリングされた制御装置2の識別情報(IDデータ)や、選択可能な周波数チャネルの情報(チャネル番号)などを記憶している。
検知部14は、レーザ光を受光してレーザ光の強度に応じた電気信号を出力する受光素子140を有している。受光素子140は、フォトダイオードやフォトトランジスタ、太陽電池などの光電変換素子である。なお、受光素子140は、市販のレーザ製品、例えば、日本工業規格「レーザ製品の放射安全基準」JIS C 6802に規定されたクラス2のレーザ製品であるレーザポインタ7のレーザ光の波長に十分な感度を有するように構成される。検知部14は、受光素子140から出力される電気信号のレベル(受光レベル)を所定のしきい値と比較し、受光レベルがしきい値を超えた場合に第1制御部13に検知信号を出力する。レーザポインタ7は、半導体レーザを有している。レーザポインタ7は、操作ボタン70が押操作されている間に半導体レーザを発振させてコヒーレントな光(レーザ光)を放射するように構成されている。なお、このようなレーザポインタ7は、従来周知であるから詳細な構成の説明及び図示は省略する。
照明装置1は、例えば、図2に示すように、体育館やホールの天井に設置されて体育館の床やホールの客席などを高所から照明する、いわゆる高天井用の照明器具である。照明装置1は、LEDユニット16、電源ユニット17、器具本体18及びアーム19を備えている。LEDユニット16は、光源10、光源10を保護するカバー160、光源10が発する熱を放熱するための放熱部材161などを有している。電源ユニット17は、点灯回路部11、無線受信部12、第1制御部13、検知部14、第1記憶部15を金属製のケース170に収容して構成されている。ただし、無線受信部12のアンテナは、ケース170の外に配置されることが好ましい。器具本体18は、金属材料によって矩形の枠状に形成され、カバー160を下にしてLEDユニット16を支持している。また、器具本体18は、LEDユニット16の上方において電源ユニット17を支持している。ただし、器具本体18の下面に、検知部14の受光素子140が配置されることが好ましい。アーム19は、金属材料によってU字型に形成されている。アーム19は、長手方向の両端で器具本体18に回転可能に取り付けられている。照明装置1は、例えば、体育館の天井の梁にアーム19をボルトで締め付けて固定するようにして設置される。
次に、制御装置2を説明する。制御装置2は、図1に示すように、無線送信部20と、第2制御部21とを備えている。また、制御装置2は、第2記憶部22と、操作入力部23と、表示部24と、電源部25とを備えることが好ましい。無線送信部20は、第2制御部21から与えられる指令(コマンド)や識別情報(IDデータ)を含む送信フレームを変調し、変調後の送信フレームをアンテナから無線信号として送信するように構成されている。
無線送信部20が送信する電波は、無線受信部12が受信する電波と同じく特定小電力無線局の電波(例えば、920MHz帯の電波)である。ただし、無線送信部20は、複数(例えば、10個)の周波数チャネルのなかから1つの周波数チャネルを選択し、選択した周波数チャネルの電波を送信する。無線送信部20における周波数チャネルの選択は、第2制御部21によって行われる。このような無線送信部20は、例えば、無線受信部12と同様に、集積回路からなる無線モジュールあるいはRFレシーバなどで実現可能であるから、詳細な構成の図示並びに説明は省略する。
操作入力部23は、押釦スイッチやタッチセンサなどの入力デバイスを有している。操作入力部23は、押釦スイッチやタッチセンサで操作入力を受け付けると、受け付けた操作入力に対応した操作信号を第2制御部21に出力する。表示部24は、発光ダイオードや液晶ディスプレイなどの表示デバイスを有している。表示部24は、第2制御部21に駆動されることで種々の情報、例えば、第2制御部21の動作モードなどを表示するように構成されている。第2記憶部22は、第1記憶部15と同じく、フラッシュメモリやEEPROMなどの電気的に書換可能な不揮発性の半導体メモリで構成されている。第2記憶部22は、例えば、自己の識別情報(IDデータ)や、選択可能な周波数チャネルの情報(チャネル番号)などを記憶している。
第2制御部21は、マイクロコントローラからなるハードウェアと、マイクロコントローラで実行されるソフトウェアとで構成されている。このソフトウェアは、通常動作用の第1プログラムと、周波数チャネル変更動作用の第2プログラムとを含んでいる。なお、以下の説明では、マイクロコントローラが第1プログラムを実行しているときの第2制御部21の動作を通常動作と呼び、マイクロコントローラが第2プログラムを実行しているときの第2制御部21の動作を周波数チャネル変更動作と呼ぶ。第2制御部21は、通常動作及び周波数チャネル変更動作のそれぞれにおいて使用する種々のデータ(IDデータやチャネル番号など)を第2記憶部22に記憶している。また、第2制御部21は、操作入力部23から受け取る操作入力等に応じた指令を含む送信フレームを生成して無線送信部20に出力する。
電源部25は、外部の電源(交流電源3)から供給される交流電力を直流電力に電力変換することで無線送信部20、第2制御部21などの各部の動作用電源を生成している。
制御装置2は、図3に示すように、合成樹脂製の筐体26を有している。筐体26は、扁平な矩形の箱状に形成されている。筐体26は、無線送信部20、第2制御部21、第2記憶部22、操作入力部23、表示部24、電源部25を内部に収容している。筐体26の下面から電源ケーブル27が引き出されている。電源ケーブル27の先端に電源プラグ28が設けられている。電源部25は、電源プラグ28がコンセントに差し込み接続されることにより、電源プラグ28及び電源ケーブル27を介して交流電源3から給電される。筐体26の前面に、第1操作部材230、第2操作部材231及び第3操作部材232が上下方向に並べて配置されている。第1操作部材230、第2操作部材231及び第3操作部材232はそれぞれ、筐体26の前面に対して押操作可能に構成されている。そして、一番下に配置されている第1操作部材230が押操作されると、操作入力部23が有する複数の押釦スイッチのうちで第1操作部材230に対応した押釦スイッチがオンされる。操作入力部23は、第1操作部材230によって押釦スイッチがオンされると、照明装置1の状態(点灯状態と消灯状態)を切り替えるための操作信号(第1操作信号)を第2制御部21へ出力する。また、一番上に配置されている第2操作部材231が押操作されると、操作入力部23が有する複数の押釦スイッチのうちで第2操作部材231に対応した押釦スイッチがオンされる。操作入力部23は、第2操作部材231によって押釦スイッチがオンされると、照明装置1の調光レベルを上げる(明るくする)ための操作信号(第2操作信号)を第2制御部21へ出力する。さらに、中央に配置されている第3操作部材232が押操作されると、操作入力部23が有する複数の押釦スイッチのうちで第3操作部材232に対応した押釦スイッチがオンされる。操作入力部23は、第3操作部材232によって押釦スイッチがオンされると、照明装置1の調光レベルを下げる(暗くする)ための操作信号(第3操作信号)を第2制御部21へ出力する。筐体26の前面における第2操作部材231及び第3操作部材232の隣に、表示部24の表示素子(発光ダイオード)が発する光を透過させるための窓260が設けられている。この窓260は、上下方向を長手方向とする矩形に形成されている。
制御装置2は、例えば、壁に設置される。制御装置2は、電源プラグ28がコンセントに差し込み接続されている状態で動作し、電源プラグ28がコンセントから抜かれることで停止する。ただし、制御装置2は、電源ケーブル27からの給電路を開閉する電源スイッチを有しても構わない。
次に、照明制御システム6の動作を説明する。照明制御システム6は、制御装置2とペアリングされた1台又は複数台の照明装置1を遠隔制御することができる。制御装置2と照明装置1のペアリングは、制御装置2の識別符号と、無線信号の周波数チャネル(チャネル番号)とをそれぞれの照明装置1の第1記憶部15に記憶させることで完了する。
続いて、照明装置1及び制御装置2のペアリングが完了し、実際の運用が開始された後、周波数チャネルの変更を行う場合の動作について、図4のタイムチャートを参照して詳細に説明する。図4のタイムチャートにおいて、横軸は時間tである。また、図4のタイムチャートにおいて、最上段は、交流電源3から制御装置2への電源入力の状態を示し、上から2段目は、制御装置2の無線送信部20による無線信号の送信状態を示している。さらに、図4のタイムチャートにおいて、上から3段目は、照明装置1の調光レベルを示し、下から2段目は、照明装置1の検知部14の受光素子140の受光レベルを示し、最下段は、照明装置1の無線受信部12による無線信号の受信状態を示している。
まず、時間t=t1にコンセントから電源プラグ28が引き抜かれ、所定時間(0.5[秒]〜2[秒])後の時間t=t2に電源プラグ28が再度コンセントに差し込み接続されると、第2制御部21は、通常動作から周波数チャネル変更動作に移行する。第2制御部21は、周波数チャネル変更動作の実行中に操作入力部23から第2操作信号及び第3操作信号の少なくともいずれか一方を受け取ると、周波数チャネルのチャネル番号を第2操作信号又は第3操作信号に応じて変更する。さらに、第2制御部21は、無線送信部20を制御して、調光レベルを100%とする指令(全点灯コマンド)を含む無線信号を、変更後のチャネル番号の周波数チャネルで無線送信部20に送信させる(時間t=t3〜t6)。例えば、周波数チャネルのチャネル番号の初期値が1番であり、変更後のチャネル番号が4番であった場合、第2制御部21は、4番のチャネル番号に対応した周波数チャネルの無線信号を無線送信部20に送信させる。ただし、第2制御部21は、周波数チャネル変更動作の実行中、表示部24に周波数チャネル変更動作の実行中であることを表示させることが好ましい。
一方、照明装置1は、スイッチ5がオフ状態からオン状態に切り替えられることによって、100%の調光レベルで全点灯する(時間t=t3)。そして、レーザポインタ7から放射されるレーザ光が照明装置1の検知部14の受光素子140で受光されて受光レベルがしきい値を超えると(時間t=t4)、検知部14が第1制御部13へ検知信号を出力する。第1制御部13は、検知部14から検知信号を受け取ると、周波数チャネル変更動作を実行する。周波数チャネル変更動作中の第1制御部13は、調光レベルを下限値とするように点灯回路部11を制御して光源10を下限値の調光レベルで点灯させる。また、第1制御部13は、チャネル番号を初期値の1番から昇順に変更させながら、無線受信部12に無線信号を受信させる。無線受信部12は、チャネル番号が4番に変更されると、制御装置2から送信されている無線信号を受信し、受信した無線信号に含まれている指令(全点灯の指令)を取得して第1制御部13に出力する。第1制御部13は、無線受信部12から指令(全点灯の指令)を受け取ると、チャネル番号を4番に確定して第1記憶部15に記憶し、かつ、調光レベルを100%とするように点灯回路部11を制御して光源10を全点灯させる(時間t=t5)。
第2制御部21は、周波数チャネル変更動作の開始時点(時間t=t3)から所定の実行期間(例えば、5分)が経過した時点(時間t=t6)で周波数チャネル変更動作を終了し、変更後の4番のチャネル番号の周波数チャネルで通常動作を実行する。
ここで、周波数チャネルを変更する方法として、電波以外の通信媒体(例えば、赤外線)を利用した通信によって複数の照明装置1に周波数チャネルの変更を通知する方法が考えられる。しかしながら、このような方法では、照明装置1に複数種類の通信機能を搭載しなければならないため、照明装置1の製造に係る費用やメンテナンスに係る費用が増えてしまう。しかも、赤外線を通信媒体とする場合、高天井用の照明装置1においては、通信距離を確保するために、赤外線の出力レベルを高くしたり、赤外線の受光素子の感度を高める必要がある。ところが、赤外線の出力レベルを高くしたり、赤外線の受光素子の感度を高めると、隣接して設置されている複数の照明装置1が一緒に赤外線信号を受信してしまい、1つの照明装置1のみに赤外線を受信させることは困難である。
これに対して照明制御システム6は、照明装置1の検知部14で周囲の環境の変化、例えば、受光素子140の受光レベルがしきい値を超えること、を検知したときに第1制御部13が周波数チャネル変更動作を実行して周波数チャネルを変更することができる。そして、検知部14は、少なくともレーザ光を受光する受光素子140と、受光素子140の出力をしきい値と比較する比較器(コンパレータ)とを有していればよい。したがって、電波以外の通信媒体を利用した通信を行うための構成を照明装置1に備える場合と比較して、照明装置1の製造に係る費用やメンテナンスに係る費用の増加を抑えることができる。
ここで、検知部14は、パッシブ型もしくはアクティブ型の人感センサを有し、人感センサで人の存在を検知したときに検知信号を出力するように構成されてもよい。パッシブ型の人感センサは、例えば、集電素子によって人体から放射される熱線を検知するように構成される。アクティブ型の人感センサは、例えば、電磁波(ミリ波)を送波し、対象物に反射した反射波を受波して対象物までの距離や対象物の移動を検知するように構成される。ただし、検知部14がパッシブ型もしくはアクティブ型の人感センサを有する場合、受光素子140と比較器で構成される場合よりも製造費用が増加する可能性がある。しかしながら、第1制御部13が検知部14による人の検知結果に応じて点灯回路部11を制御し、光源10を点滅及び調光すれば、照明装置1の省エネルギ化を促進して照明制御システムの運用費用の削減を図ることができる。
さらに、検知部14は、点灯回路部11に電力を供給するための給電路に印加される電圧の変化を検知し、電圧の変化が所定の条件を満たした場合に前記検知信号を出力するように構成されてもよい。例えば、検知部14は、点灯回路部11の入力電圧を分圧する分圧抵抗と、分圧抵抗で分圧された電圧の絶対値を基準値と比較する比較器とを有することが好ましい。検知部14は、例えば、点灯回路部11の入力電圧を分圧した電圧の絶対値が基準値を下回ったとき(周囲の環境の変化を検知したとき)、ハイレベルの検知信号を出力するように構成されればよい。この場合、通常動作から周波数チャネル変更動作への切替は、スイッチ5の操作部50が短時間(例えば、1秒以内)に2回操作されて照明装置1への給電がオンからオフ、オフからオンに切り替えられることで実行可能である。
ここで、検知部14は、上述のように様々な構成で実現可能である。したがって、検知部14から第1制御部13への検知信号の受け渡しは、検知部14の構成の違いに影響されないことが好ましい。そのため、検知部14は、汎用の通信インタフェース(例えば、RS−232Cなどのシリアル通信インタフェース)を利用して第1制御部13に検知信号を出力(伝送)することが好ましい。
上述のように照明制御システム6は、1つ又は複数の照明装置1と、照明装置1に対して電波を媒体とする無線信号を送信して照明装置1を制御する制御装置2とを有している。照明装置1は、光源10と、光源10を点灯する点灯回路部11と、無線信号を受信して無線信号に含まれる指令を取得する無線受信部12とを備えている。照明装置1は、無線受信部12が取得する指令に応じて光源10を点滅するように点灯回路部11を制御する第1制御部13と、周囲の環境の変化を検知したときに検知信号を出力する検知部14とを備えている。無線受信部12は、第1制御部13が複数の周波数チャネルのなかから選択した1つの周波数チャネルの無線信号を受信するように構成されている。制御装置2は、指令を生成する第2制御部21と、指令を含み、かつ、第2制御部21が選択した1つの周波数チャネルの無線信号を送信する無線送信部20とを備えている。第2制御部21は、所定の条件が満たされた場合に、選択可能な複数の周波数チャネルのなかから1つの周波数チャネルを選択し、1つの周波数チャネルで無線送信部20に無線信号を送信させる。第1制御部13は、検知部14が検知信号を出力した場合に周波数チャネル変更動作を行い、周波数チャネル変更動作の終了後に周波数チャネル変更動作によって変更した1つの周波数チャネルで無線受信部12に無線信号を受信させる。周波数チャネル変更動作を行っているときの第1制御部13は、選択可能な複数の周波数チャネルのなかから順番に選択した周波数チャネルで無線受信部12に無線信号を受信させる。さらに、周波数チャネル変更動作を行っているときの第1制御部13は、無線受信部12が無線信号の受信に成功したときに選択している周波数チャネルを1つの周波数チャネルとして選択する。
照明制御システム6が上述のように構成されれば、検知部14に周囲の環境の変化を検知させることで第1制御部13に周波数チャネル変更動作を実行させて無線受信部12の周波数チャネルを変更することができる。そのため、照明制御システム6は、無線通信で使用する周波数チャネルの変更作業の容易化を図ることができる。
また、照明制御システム6において、検知部14は、レーザ光を受光する受光素子140を有することが好ましい。検知部14は、受光素子140が所定の強度以上のレーザ光を受光したときに検知信号を出力することが好ましい。
照明制御システム6が上述のように構成されれば、市販のレーザポインタ7を用いて第1制御部13を通常動作から周波数チャネル変更動作へ移行させることができるので、周波数チャネルの変更作業の更なる容易化を図ることができる。
さらに、照明制御システム6において、検知部14は、所定の検知領域において人の存在を検知したときに検知信号を出力することが好ましい。
照明制御システム6が上述のように構成されれば、検知領域に人を進入させることで第1制御部13を通常動作から周波数チャネル変更動作へ移行させることができるので、周波数チャネルの変更作業の更なる容易化を図ることができる。
また、照明制御システム6において、検知部14は、点灯回路部11に電力を供給するための給電路(電源線4)に印加される電圧(点灯回路部11の入力電圧)の変化を検知し、電圧の変化が所定の条件を満たした場合に検知信号を出力することが好ましい。
照明制御システム6が上述のように構成されれば、例えば、照明装置1への給電を短時間のうちに入切することで第1制御部13を通常動作から周波数チャネル変更動作へ移行させることができる。その結果、照明制御システム6は、周波数チャネルの変更作業の更なる容易化を図ることができる。
ところで、制御装置2は、図5に示すように、制御装置本体2Aと、無線送信装置2Bとで構成されてもよい。制御装置本体2Aは、第2制御部21、第2記憶部22、操作入力部23、表示部24を有している。一方、無線送信装置2Bは、第3制御部29及び無線送信部20を有している。制御装置本体2Aの第2制御部21と、無線送信装置2Bの第3制御部29とが信号線30によって電気的に接続されている。制御装置本体2Aは、体育館やホールに設けられている管理室などに設置される。一方、無線送信装置2Bは、照明装置1が設置されている体育館やホールの壁又は天井(天井の梁など)に設置される。制御装置本体2Aの第2制御部21は、操作入力部23から受け取る操作信号に応じた指令を信号線30を介して第3制御部29へ伝送する。無線送信装置2Bの第3制御部29は、第2制御部21から受け取る指令を含む送信フレームを生成して無線送信部20に出力する。無線送信部20は、第3制御部29から与えられる指令や識別情報を含む送信フレームを変調し、変調後の送信フレームをアンテナから無線信号として送信する。
上述のように制御装置2が制御装置本体2Aと、無線送信装置2Bとで構成されれば、制御装置本体2Aを体育館やホールの管理室などに設置し、無線送信装置2Bを体育館やホールの壁又は天井に設置することができる。その結果、制御装置2の操作入力部23がいたずらに操作されることを防ぐことができる。
1 照明装置
2 制御装置
4 電源線(給電路)
6 照明制御システム
10 光源
11 点灯回路部
12 無線受信部
13 第1制御部
14 検知部
20 無線送信部
21 第2制御部
140 受光素子

Claims (4)

  1. 1つ又は複数の照明装置と、前記照明装置に対して電波を媒体とする無線信号を送信して前記照明装置を制御する制御装置とを有し、
    前記照明装置は、光源と、前記光源を点灯する点灯回路部と、前記無線信号を受信して前記無線信号に含まれる指令を取得する無線受信部と、前記無線受信部が取得する前記指令に応じて前記光源を点滅するように前記点灯回路部を制御する第1制御部と、周囲の環境の変化を検知したときに検知信号を出力する検知部とを備え、
    前記無線受信部は、前記第1制御部が複数の周波数チャネルのなかから選択した1つの周波数チャネルの無線信号を受信するように構成され、
    前記制御装置は、前記指令を生成する第2制御部と、前記指令を含み、かつ、前記第2制御部が選択した前記1つの周波数チャネルの無線信号を送信する無線送信部とを備え、
    前記第2制御部は、所定の条件が満たされた場合に、選択可能な前記複数の周波数チャネルのなかから1つの周波数チャネルを選択し、前記1つの周波数チャネルで前記無線送信部に前記無線信号を送信させ、
    前記第1制御部は、前記検知部が前記検知信号を出力した場合に周波数チャネル変更動作を行い、前記周波数チャネル変更動作の終了後に前記周波数チャネル変更動作によって変更した前記1つの周波数チャネルで前記無線受信部に無線信号を受信させ、
    前記周波数チャネル変更動作を行っているときの前記第1制御部は、選択可能な前記複数の周波数チャネルのなかから順番に選択した周波数チャネルで前記無線受信部に前記無線信号を受信させ、前記無線受信部が前記無線信号の受信に成功したときに選択している前記周波数チャネルを前記1つの周波数チャネルとして選択することを特徴とする照明制御システム。
  2. 前記検知部は、レーザ光を受光する受光素子を有し、前記受光素子が所定の強度以上の前記レーザ光を受光したときに前記検知信号を出力することを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  3. 前記検知部は、所定の検知領域において人の存在を検知したときに前記検知信号を出力することを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
  4. 前記検知部は、前記点灯回路部に電力を供給するための給電路に印加される電圧の変化を検知し、前記電圧の変化が所定の条件を満たした場合に前記検知信号を出力することを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
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