JP6653220B2 - Terminal lubrication structure and connector - Google Patents
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Description
本発明は、端子の潤滑構造およびコネクタに関する。 The present invention relates to a terminal lubrication structure and a connector.
従来、相手方コネクタの端子を挟み込む一対の端子を有するコネクタがある。例えば、特許文献1には、こうしたコネクタの端子の例として、相手側の端子金具と接続する電気接触部を備え、かつこの電気接触部が互いに近づく方向に付勢されかつ互いの間に相手側の端子金具を挟む一対の接触子を備えた端子金具の技術が開示されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is a connector having a pair of terminals that sandwich a terminal of a mating connector. For example, Patent Document 1 discloses, as an example of such a terminal of a connector, an electric contact portion connected to a terminal fitting of a mating side, and the electric contact portions are urged in a direction approaching each other, and the mating side of the mating side is interposed between each other. A technique of a terminal fitting provided with a pair of contacts for sandwiching the terminal fitting is disclosed.
ここで、一対の端子の間に相手方端子が繰り返し抜き差しされる場合、潤滑剤によって端子間の潤滑がなされることが望ましい。端子間を潤滑する潤滑構造について、なお改良の余地がある。例えば、潤滑剤を予め端子に供給して保持させておく場合の潤滑剤の供給作業を効率化できることが好ましい。 Here, when the mating terminal is repeatedly inserted and removed between the pair of terminals, it is preferable that the lubrication be performed between the terminals. There is still room for improvement in the lubrication structure for lubricating between terminals. For example, it is preferable that the operation of supplying the lubricant when the lubricant is supplied to the terminal in advance and held can be made more efficient.
本発明の目的は、潤滑剤の供給作業の効率化が可能な端子の潤滑構造およびコネクタを提供することである。 An object of the present invention is to provide a lubricating structure of a terminal and a connector capable of increasing the efficiency of a lubricant supply operation.
本発明の端子の潤滑構造は、軸部周りに相対回転して相手方端子を挟み込む一対の板状の端子に設けられ、前記相手方端子との接触部に開口する貫通孔と、前記端子における前記接触部とは反対側に設けられ、かつ前記貫通孔と対向し、前記軸部の先端側から供給される潤滑剤を受ける潤滑剤受け部と、を備えることを特徴とする。 The lubricating structure for a terminal according to the present invention is provided in a pair of plate-shaped terminals that are relatively rotated around a shaft portion and sandwich the counterpart terminal, and a through hole that opens to a contact portion with the counterpart terminal, and the contact in the terminal. And a lubricant receiving portion provided on a side opposite to the portion and facing the through hole and receiving a lubricant supplied from a tip end side of the shaft portion.
上記端子の潤滑構造において、前記潤滑剤受け部は、前記貫通孔を形成する切り込み加工により前記端子の一部が前記接触部とは反対側に向けて突出した突出部であることが好ましい。 In the lubricating structure of the terminal, it is preferable that the lubricant receiving portion is a protruding portion in which a part of the terminal protrudes toward a side opposite to the contact portion by a notch process for forming the through hole.
上記端子の潤滑構造において、前記潤滑剤受け部は、前記軸部の基端側から先端側へ向かうに従って前記貫通孔との隙間が広がることが好ましい。 In the lubricating structure for a terminal, it is preferable that a gap between the lubricant receiving portion and the through hole increases from a base end side to a tip end side of the shaft portion.
本発明のコネクタは、軸部周りに相対回転して相手方端子を挟み込む一対の板状の端子と、前記端子に設けられ、前記相手方端子との接触部に開口する貫通孔と、前記端子における前記接触部とは反対側に設けられ、かつ前記貫通孔と対向し、前記軸部の先端側から供給される潤滑剤を受ける潤滑剤受け部と、を備えることを特徴とする。 The connector according to the present invention includes a pair of plate-like terminals that relatively rotate around a shaft portion and sandwich the counterpart terminal, a through-hole provided in the terminal, and opening to a contact portion with the counterpart terminal, A lubricant receiving portion provided on a side opposite to the contact portion and facing the through hole, and receiving a lubricant supplied from a tip end side of the shaft portion.
本発明に係る端子の潤滑構造およびコネクタは、軸部周りに相対回転して相手方端子を挟み込む一対の板状の端子に設けられ、相手方端子との接触部に開口する貫通孔と、端子における接触部とは反対側に設けられ、かつ貫通孔と対向し、軸部の先端側から供給される潤滑剤を受ける潤滑剤受け部と、を備える。本発明に係る端子の潤滑構造およびコネクタによれば、組み付けられた状態の端子に対して軸部の先端側から潤滑剤を供給可能となる。よって、潤滑剤の供給作業が効率化されるという効果を奏する。 The terminal lubrication structure and the connector according to the present invention are provided in a pair of plate-shaped terminals that rotate relative to each other around a shaft and sandwich a counterpart terminal, and a through hole that opens in a contact portion with the counterpart terminal, and a contact in the terminal. A lubricant receiving portion provided on a side opposite to the portion and facing the through hole and receiving a lubricant supplied from a tip end side of the shaft portion. ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the lubrication structure of the terminal and the connector which concerns on this invention, a lubrication agent can be supplied to the terminal of the assembled state from the front-end | tip side of a shaft part. Therefore, there is an effect that the supply operation of the lubricant is made more efficient.
以下に、本発明の実施形態に係る端子の潤滑構造およびコネクタにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。 Hereinafter, a lubrication structure of a terminal and a connector according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Note that the present invention is not limited by the embodiment. In addition, constituent elements in the following embodiments include those that can be easily assumed by those skilled in the art or those that are substantially the same.
[実施形態]
図1から図9を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、端子の潤滑構造およびコネクタに関する。図1は、実施形態に係るコネクタを示す斜視図、図2は、相手方コネクタの一例を示す斜視図、図3は、実施形態に係るコネクタの内部を示す平面図、図4は、実施形態に係るコネクタの分解斜視図、図5は実施形態のコネクタの相手方コネクタとの接続状態を示す内部平面図、図6は、実施形態に係る第一端子の斜視図である。
[Embodiment]
An embodiment will be described with reference to FIGS. The present embodiment relates to a terminal lubrication structure and a connector. FIG. 1 is a perspective view showing a connector according to an embodiment, FIG. 2 is a perspective view showing an example of a mating connector, FIG. 3 is a plan view showing the inside of the connector according to the embodiment, and FIG. FIG. 5 is an exploded perspective view of the connector, FIG. 5 is an internal plan view showing a connection state of the connector of the embodiment with a mating connector, and FIG. 6 is a perspective view of a first terminal according to the embodiment.
図1に示すコネクタ1は、メス型コネクタである。コネクタ1は、図2に示す相手方コネクタ100と接続される。コネクタ1および相手方コネクタ100は、例えば、車両のバックドアにおける給電用接続装置として用いられる。一例として、本実施形態のコネクタ1は車両側に配置され、相手方コネクタ100はバックドアに配置される。バックドアの開閉動作によって、コネクタ1に対して相手方コネクタ100のタブ101が挿抜される。コネクタ1にタブ101が挿入されると、コネクタ1の後述する端子5,6とタブ101とが電気的に接続される。なお、コネクタ1および相手方コネクタ100は、車両の着脱可能なシートに対する給電用接続装置として用いられてもよい。
The connector 1 shown in FIG. 1 is a female connector. Connector 1 is connected to
コネクタ1は、図1に示すように、コネクタ本体2、ケース3、およびハウジング4を有する。コネクタ1は、更に、後述する端子5,6やねじりバネ7を含む。コネクタ本体2は、端子5,6やねじりバネ7等を収容する筐体である。ケース3は、コネクタ本体2の開口部を覆って閉空間を形成するカバーである。ハウジング4は、コネクタ本体2から突出するバスバー8を囲むと共に、電源側のコネクタと嵌合する嵌合部として機能する。
The connector 1 has a connector
コネクタ本体2は、相手方コネクタ100のタブ101が挿入される開口部22を有する。コネクタ本体2は、側方に向けて突出する一対の固定部21a,21bを有する。固定部21a,21bは、車体等に対して固定される部分である。固定部21a,21bは、前後方向に対して直交する方向に向けて突出している。なお、コネクタ1に関して、相手方コネクタ100が挿抜される方向を「前後方向」と称し、固定部21a,21bの突出する方向を「横方向」と称する。また、コネクタ1に関して、前後方向および横方向のそれぞれと直交する方向を「縦方向」と称する。固定部21aは、横方向の一方側に向けて突出し、固定部21bは、横方向の他方側に向けて突出している。開口部22は、コネクタ本体2における前後方向の一方側の壁部(以下、「前側壁部」と称する。)2aに形成されている。以下の説明では、コネクタ1に関して、前後方向のうち相手方コネクタ100と接続される側を「前側」と称し、前側と反対側を「後側」と称する。
The connector
前側壁部2aには、三つの開口部22が横方向に並んで配置されている。コネクタ本体2内には、一つの開口部22に対応して一対の端子5,6が配置される。図3に示すように、コネクタ本体2は、前側壁部2aに加えて、底壁部2b、後側壁部2c、および一対の側壁部2d,2eを有する。各壁部2a,2b,2c,2d,2eは合成樹脂によって一体成形されている。底壁部2bは、矩形の板状の構成部である。前側壁部2aは、底壁部2bの前端から縦方向に向けて突出している。後側壁部2cは、底壁部2bの後端近傍の部分から縦方向に向けて突出している。後側壁部2cには、ハウジング4に対応する切欠き部2fが設けられている。コネクタ本体2において、底壁部2bと対向する部分は、開口部となっている。ハウジング4は、切欠き部2fから後側に向けて突出した状態でコネクタ本体2に対して固定される。
Three
第一側壁部2dおよび第二側壁部2eは、底壁部2bの横方向端部から縦方向に向けて突出している。より具体的には、第一側壁部2dは、底壁部2bにおける横方向の一端から縦方向に向けて突出し、第二側壁部2eは、底壁部2bにおける横方向の他端から縦方向に向けて突出している。側壁部2d,2eは、底壁部2bを間に挟んで横方向において対向している。また、壁部2a,2c,2d,2eは、底壁部2bと共に端子5,6等を収容する収容空間を形成する。コネクタ本体2は、底壁部2bから縦方向に向けて突出する軸部23を有する。軸部23は、円柱形状の構成部であり、底壁部2bと直交している。軸部23は、底壁部2bにおける前後方向の中央部に配置されている。本実施形態のコネクタ本体2には、横方向に沿って三本の軸部23が配置されている。
The
隣接する軸部23の間には、それぞれ仕切り壁部24が配置されている。仕切り壁部24は、底壁部2bと一体に形成されており、かつ底壁部2bから縦方向に向けて突出している平板状の壁部である。仕切り壁部24は、一対の端子5,6と、他の一対の端子5,6とを仕切る。コネクタ本体2には、一対の側壁部2d,2eおよび一対の仕切り壁部24によって、端子収容部25が形成されている。各端子収容部25には、それぞれ一対の端子5,6が配置される。コネクタ本体2は、三つの端子収容部25を有している。各端子収容部25には、それぞれ一対の端子5,6が収容される。三対の端子5,6のうち、一対はグランド線と接続され、他の二対は電源と接続される。
A
第一端子5および第二端子6は、相手方コネクタ100のタブ101と電気的に接続される端子である。端子5,6は、軸部23周りに相対回転自在に支持される。図3および図4に示すように、第一端子5は、略S字形状に屈曲した板状の本体51と、支持部52とを有する。本体51および支持部52は、導電性を有する金属等によって形成されている。第一端子5は、例えば、一枚の金属板からプレス等によって加工して形成される。本体51は、板厚方向の一方側に向けて凸となるように屈曲した第一屈曲部51a、および板厚方向の他方側に向けて凸となるように屈曲した第二屈曲部51bを有する。本体51において、第一屈曲部51aは前端側に設けられており、第二屈曲部51bは後端側に設けられている。支持部52は、本体51に対して直交するように折れ曲がっている。支持部52は、本体51の後端部分に繋がっている。支持部52には、貫通孔52aが設けられている。本体51の前端には、カバー9が装着される。カバー9は、合成樹脂等で形成された絶縁性の部材である。
The
第二端子6は、板状の本体61および支持部62を有する。本体61は、板厚方向の一方側に向けて凸となるように屈曲した第一屈曲部61a、および板厚方向の他方側に向けて凸となるように屈曲した第二屈曲部61bを有する。本体61において、第一屈曲部61aは前端側に設けられており、第二屈曲部61bは後端側に設けられている。支持部62は、本体61に対して直交するように折れ曲がっている。支持部62は、本体61の後端部分に繋がっている。支持部62には、貫通孔62aが設けられている。本体61の前端には、カバー9が装着される。
The
第二端子6の形状は、実質的に第一端子5の形状と面対称である。より具体的に説明すると、図3に示すように、端子収容部25に配置された状態において、平面視における第一端子5の本体51の形状はS字形状である。一方、端子収容部25に配置された状態において、平面視における第二端子6の本体61の形状は逆S字形状である。また、第一端子5の支持部52が本体51から横方向の一方側へ向けて折れ曲がっているのに対して、第二端子6の支持部62は本体61から横方向の他方側へ向けて折れ曲がっている。
The shape of the
第一端子5および第二端子6は、第一屈曲部51aと第一屈曲部61aとが横方向において対向するように配置されている。第一端子5の第一屈曲部51aは、第二端子6側に向けて凸となっており、第二端子6の第一屈曲部61aは、第一端子5側に向けて凸となっている。一対の端子5,6は、第一屈曲部51a,61aの間に相手方コネクタ100のタブ101を挟み込み、タブ101と電気的に接続される。ねじりバネ7は、一対の端子5,6に対して、第一屈曲部51a,61aを互いに近づける向きの押圧力を作用させる。より具体的には、ねじりバネ7は、弾性を有する一本の線状部材で構成されており、コイル部7a、第一アーム部7b、および第二アーム部7cを有する。
The
コイル部7aは、螺旋状に巻かれた構成部である。アーム部7b,7cは、線状部材の端部であり、コイル部7aから半径方向の外側に向けて突出している。本実施形態のねじりバネ7では、コイル部7aの一端から接線方向に向けて第一アーム部7bが突出しており、コイル部7aの他端から接線方向に向けて第二アーム部7cが突出している。ねじりバネ7は、例えば、外力が加えられない状態で第一アーム部7bと第二アーム部7cとが鋭角をなすように構成される。ねじりバネ7のコイル部7aには、軸部23が挿通される。ねじりバネ7は、第一アーム部7bおよび第二アーム部7cが軸部23から後側に向けて突出する姿勢で第一端子5と第二端子6との間に配置される。第一アーム部7bは、第一端子5における第二屈曲部51b側の端部(以下、「後端部」と称する。)51cを押圧する。第二アーム部7cは、第二端子6における第二屈曲部61b側の端部(以下、「後端部」と称する。)61cを押圧する。つまり、ねじりバネ7は、端子5,6の後端部51c,61cを離間させ、かつ第一屈曲部51a,61aを互いに接近させる回転方向の付勢力を発生する。
The coil part 7a is a component part spirally wound. The
バスバー8は、導電性を有する接続部材である。バスバー8は、車両に搭載された電源等に端子5,6を接続する。図4に示すように、端子5,6およびバスバー8は、それぞれ貫通孔52a,62a,8aを有している。端子5,6およびバスバー8が端子収容部25に配置される際には、図4に示すように、貫通孔8a,62a,52aの順序で軸部23が挿通される。従って、バスバー8はコネクタ本体2の底壁部2bによって支持され、第二端子6はバスバー8によって支持され、第一端子5は第二端子6によって支持される。バスバー8は、第二端子6の支持部62を摺動可能に支持する突起8bを有する。突起8bの形状は、長円形状であり、支持部62と線接触または点接触する。突起8bは、支持部62との電気的な接点である。第一端子5は、支持部52の下面に図示しない突起を有する。第一端子5は、第二端子6の支持部62によって摺動可能に支持される。ねじりバネ7は、貫通孔8a,62a,52aにそれぞれ軸部23が挿通された後に組み付けられる。
The
図2に戻り、相手方コネクタ100は、タブ101と、筐体102とを有する。タブ101は、相手方コネクタ100の端子であり、導電性の金属等によって形成されている。筐体102は、凹形状の嵌合部102aを有する。タブ101は、嵌合部102aの底部から突出している。嵌合部102aは、本実施形態のコネクタ1の前端部と嵌合する。この嵌合により、相手方コネクタ100のタブ101がコネクタ1の開口部22に挿入される。
Returning to FIG. 2, the
図5には、相手方コネクタ100と係合したコネクタ1の内部が示されている。図5に示すように、一対の端子5,6は、ねじりバネ7の付勢力によって相手方コネクタ100のタブ101を挟み込み、タブ101と電気的に接続される。より詳しくは、一対の端子5,6は、軸部23周りに相対回転して、第一屈曲部51a,61aの間にタブ101を挟み込む。ねじりバネ7は、第一屈曲部51a,61aをタブ101に向けて押圧し、コネクタ1と相手方コネクタ100との電気的な接続状態を維持させる。
FIG. 5 shows the inside of the connector 1 engaged with the
本実施形態のコネクタ1は、端子5,6とタブ101との接触部を潤滑する、端子の潤滑構造70を有する。本実施形態の端子の潤滑構造70は、第一端子5および第二端子6にそれぞれ設けられている。図6を参照して、第一端子5の端子の潤滑構造70について説明する。第一端子5において、端子の潤滑構造70は、貫通孔53および潤滑剤受け部54を有する。
The connector 1 of the present embodiment has a
貫通孔53は、本体51の第一屈曲部51aに設けられている。貫通孔53は、本体51における接触部51dに開口している。図5に示すように、接触部51dは、第一屈曲部51aにおける凸側の面であり、相手方コネクタ100のタブ101と接触する部分である。言い換えると、接触部51dは、平面視における第一屈曲部51aの頂点近傍の領域である。貫通孔53は、本体51を板厚方向に貫通している。本実施形態の貫通孔53の形状は、縦方向の全長が前後方向の全長よりも長い長孔形状である。本実施形態の第一端子5には、縦方向に並んで二つの貫通孔53が設けられている。貫通孔53は、グリス等の潤滑剤を保持する。貫通孔53に保持された潤滑剤は、本体51とタブ101との接触部51dに供給されて、本体51とタブ101との間を潤滑する。また、潤滑剤は、本体51とタブ101との接点の酸化を抑制する。
The through
潤滑剤受け部54は、ディスペンサ等によって供給される潤滑剤を受ける。潤滑剤受け部54は、第一端子5における接触部51dとは反対側に設けられ、かつ貫通孔53と対向している。潤滑剤受け部54の形状は、縦方向の先端側から供給される潤滑剤を受けることができるものである。本実施形態の潤滑剤受け部54は、本体51に対する切り込み加工によって形成されている。潤滑剤受け部54は、基端側の端部が本体51と繋がっており、本体51と一体である。潤滑剤受け部54は、本体51に対して貫通孔53を形成する切り込み加工により形成される。この切り込み加工により、本体51の一部が接触部51dとは反対側に向けて突出した突出部が形成される。潤滑剤受け部54は、このようにして形成された突出部である。貫通孔53の切り込み加工では、潤滑剤受け部54の基端が本体51と繋がったままとなるようにして、本体51がプレスされる。潤滑剤受け部54は、本体51と繋がったままで接触部51dとは反対側に向けて押し出される。
The
このように形成された潤滑剤受け部54は、貫通孔53と対向している。貫通孔53と潤滑剤受け部54との隙間は、基端側から先端側へ向かうに従って広がる。つまり、潤滑剤受け部54において、貫通孔53と対向するガイド面55は、縦方向の先端側を向いており、縦方向に対して傾斜している。ガイド面55は、先端側から供給される潤滑剤を受けて潤滑剤を保持する保持部として機能する。更に、ガイド面55は、供給される潤滑剤を貫通孔53に導く。つまり、本実施形態の第一端子5では、貫通孔53および潤滑剤受け部54の両方によって潤滑剤が保持される。これにより、潤滑剤受け部54が設けられていない場合と比較して、第一端子5に多くの潤滑剤が保持される。また、潤滑剤受け部54は、貫通孔53と対向していることで、貫通孔53からの潤滑剤81の流出を抑えることができる。
The
図7に示すように、第二端子6における端子の潤滑構造70は、貫通孔63および潤滑剤受け部64を有する。貫通孔63および潤滑剤受け部64は、第一端子5の貫通孔53および潤滑剤受け部54と同様に構成されている。すなわち、貫通孔63は、本体61の第一屈曲部61aに設けられており、タブ101との接触部61dに開口している。接触部61dは、第一屈曲部61aにおける凸側の面である。貫通孔63の形状は、長孔形状である。第二端子6には、縦方向に並んで二つの貫通孔63が設けられている。
As shown in FIG. 7, the
潤滑剤受け部64は、第二端子6における接触部61dとは反対側に設けられ、かつ貫通孔63と対向している。潤滑剤受け部64の形状は、縦方向の先端側から供給される潤滑剤を受けることができるものである。潤滑剤受け部64は、本体61に対して貫通孔63を形成する切り込み加工により形成される。潤滑剤受け部64は、本体61の一部が接触部61dとは反対側に向けて突出した突出部である。
The
貫通孔63と潤滑剤受け部64との隙間は、基端側から先端側へ向かうに従って広がる。つまり、潤滑剤受け部64において、貫通孔63と対向するガイド面65は、縦方向の先端側を向いており、縦方向に対して傾斜している。ガイド面65は、先端側から供給される潤滑剤を受けて保持すると共に、この潤滑剤を貫通孔63に導く。
The gap between the through
本実施形態では、端子5,6がコネクタ本体2に組み付けられた状態で、端子5,6に対する潤滑剤の供給作業を行うことが可能である。図8に示すように、第二端子6がコネクタ本体2に組み付けられた状態で、ディスペンサ80によって潤滑剤受け部64に潤滑剤81が供給される。潤滑剤受け部64は、ディスペンサ80によって縦方向の先端側から基端側に向けて供給(吐出)される潤滑剤81を受け、潤滑剤81を保持すると共に、潤滑剤81を貫通孔63に導く。第一端子5に対しても同様にディスペンサ80によって先端側から潤滑剤を供給可能である。以下に説明するように、本実施形態のコネクタ1では、端子5,6に対する潤滑剤の供給作業が効率化される。
In the present embodiment, it is possible to supply lubricant to the
端子5,6が端子の潤滑構造70を有していない場合、例えば、図9を参照して説明するように潤滑剤の供給がなされる。第二端子6において、図9に示すように、貫通孔63が打ち抜いて形成され、潤滑剤受け部64が設けられていない場合、横方向(側方)から潤滑剤81を供給する必要がある。このような供給方法をとる場合、作業スペースの関係で、コネクタ本体2に組み付けられた状態の端子5,6に対して潤滑剤81を供給することは困難である。従って、予め端子5,6に対して潤滑剤81を供給してからコネクタ本体2に対して端子5,6を組み付ける手順となる。本実施形態のコネクタ1では、全ての端子5,6がコネクタ本体2に組み付けられてから、端子5,6に対する潤滑剤81の供給をまとめて行うことができる。よって、潤滑剤81の供給作業が効率化される。
When the
以上説明したように、本実施形態の端子の潤滑構造70は、端子5,6に設けられた貫通孔53,63と、端子5,6における接触部51d,61dとは反対側に設けられた潤滑剤受け部54,64とを有する。貫通孔53,63は、タブ101との接触部51d,61dに開口している。潤滑剤受け部54,64は、貫通孔53,63と対向し、縦方向の先端側から供給される潤滑剤を受けることができる。よって、本実施形態の端子の潤滑構造70は、コネクタ本体2に組み付けられた状態の端子5,6に対して潤滑剤を供給することを可能とし、潤滑剤の供給作業の効率化を実現する。
As described above, the
また、端子の潤滑構造70において、潤滑剤受け部54,64は、貫通孔53,63を形成する切り込み加工により端子5,6の一部が接触部51d,61dとは反対側に向けて突出した突出部である。このように形成された潤滑剤受け部54,64は、貫通孔53,63と連続しているため、受けた潤滑剤81を適切に貫通孔53,63に送り込むことができる。また、貫通孔53,63と潤滑剤受け部54,64とが同じ加工工程で形成されるため端子5,6の製造工程の複雑化が抑制される。なお、貫通孔53,63の切り込み加工がなされた後で、更に、潤滑剤受け部54,64の傾斜角度等の調整がなされてもよい。
In the
潤滑剤受け部54,64は、縦方向の基端側から先端側へ向かうに従って貫通孔53,63との隙間が広がる。先端側に向けて潤滑剤受け部54,64と貫通孔53,63との隙間が広がっていることで、先端側からの潤滑剤81の供給が容易となっている。
The gap between the
本実施形態のコネクタ1は、一対の板状の端子5,6と、端子5,6に設けられた貫通孔53,63と、端子5,6における接触部51d,61dとは反対側に設けられた潤滑剤受け部54,64とを有する。潤滑剤受け部54,64は、貫通孔53,63と対向し、かつ先端側から供給される潤滑剤を受けることができる。よって、本実施形態のコネクタ1は、端子5,6に対する潤滑剤の供給作業の効率化を実現する。
The connector 1 according to the present embodiment is provided on a pair of plate-shaped
貫通孔53,63および潤滑剤受け部54,64の形状や配置、個数等は、本実施形態で例示したものには限定されない。
The shape, arrangement, number and the like of the through
[実施形態の変形例]
実施形態の変形例について説明する。潤滑剤受け部54,64は、基端部だけでなく、縦方向の端部も本体51,61と繋がっていてもよい。言い換えると、潤滑剤受け部54,64は、三辺が本体51,61と繋がっていてもよい。潤滑剤受け部54,64は、端子5,6と一体でなくてもよい。潤滑剤受け部54,64は、端子5,6に対して取り付けられた別部材であってもよい。その一例として、カバー9に潤滑剤受け部54,64が設けられてもよい。
[Modification of Embodiment]
A modified example of the embodiment will be described. The
端子5,6に複数の潤滑剤受け部54,64が設けられる場合、それぞれの潤滑剤受け部54,64の突出量が異なっていてもよい。この突出量は、本体51,61の表面からの突出量であり、言い換えると潤滑剤受け部54,64と貫通孔53,63との隙間の大きさである。第二端子6(図8)を参照して説明すると、基端側に配置された潤滑剤受け部64が、先端側に配置された潤滑剤受け部64よりも側方に向けて大きく突出していてもよい。このようにすれば、ディスペンサ80による先端側からの潤滑剤81の供給作業が更に容易となる。
When the
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。 The contents disclosed in the above embodiments and modified examples can be appropriately combined and executed.
1 コネクタ
2 コネクタ本体
2a 前側壁部
2b 底壁部
2c 後側壁部
2d 第一側壁部
2e 第二側壁部
2f 切欠き部
3 ケース
4 ハウジング
5 第一端子
6 第二端子
7 ねじりバネ
7a コイル部
7b 第一アーム部
7c 第二アーム部
8 バスバー
9 カバー
21a,21b 固定部
22 開口部
23 軸部
24 仕切り壁部
25 端子収容部
51 本体
51a 第一屈曲部
51b 第二屈曲部
51c 後端部
51d 接触部
52 支持部
52a 貫通孔
53 貫通孔
54 潤滑剤受け部
55 ガイド面
61 本体
61a 第一屈曲部
61b 第二屈曲部
61c 後端部
61d 接触部
62 支持部
62a 貫通孔
63 貫通孔
64 潤滑剤受け部
65 ガイド面
70 端子の潤滑構造
80 ディスペンサ
81 潤滑剤
100 相手方コネクタ
101 タブ(相手方端子)
102 筐体
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
102 case
Claims (4)
前記端子における前記接触部とは反対側に設けられ、かつ前記貫通孔と対向し、前記軸部の先端側から供給される潤滑剤を受ける潤滑剤受け部と、
を備えることを特徴とする端子の潤滑構造。 A through-hole that is provided in a pair of plate-shaped terminals that sandwiches the counterpart terminal by being relatively rotated around the shaft portion, and that opens at a contact portion with the counterpart terminal,
A lubricant receiving portion provided on a side of the terminal opposite to the contact portion, and facing the through hole, and receiving a lubricant supplied from a tip side of the shaft portion;
A lubricating structure for a terminal, comprising:
請求項1に記載の端子の潤滑構造。 The terminal lubrication structure according to claim 1, wherein the lubricant receiving portion is a protruding portion in which a part of the terminal protrudes toward a side opposite to the contact portion by a notch process for forming the through hole.
請求項1又は2に記載の端子の潤滑構造。 The lubrication structure for a terminal according to claim 1, wherein the lubricant receiving portion has a gap with the through-hole that increases from a base end side to a tip end side of the shaft portion.
前記端子に設けられ、前記相手方端子との接触部に開口する貫通孔と、
前記端子における前記接触部とは反対側に設けられ、かつ前記貫通孔と対向し、前記軸部の先端側から供給される潤滑剤を受ける潤滑剤受け部と、
を備えることを特徴とするコネクタ。 A pair of plate-shaped terminals that relatively rotate around the shaft portion and sandwich the other terminal,
A through-hole provided in the terminal and opening to a contact portion with the counterpart terminal;
A lubricant receiving portion provided on a side of the terminal opposite to the contact portion, and facing the through hole, and receiving a lubricant supplied from a tip side of the shaft portion;
A connector comprising:
Priority Applications (1)
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