JP6648680B2 - 車両の前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の前部構造に関する。
車両前部に大荷重が負荷されたときの荷重吸収性能と、車両前部に歩行者が接触したときの歩行者保護性能とを確保するようにした車両の前部構造が種々提案されている。
例えば特許文献1に記載の前部構造は、フロントバンパフェイスの車両後方に設けられたバンパリインフォースメントの前面にアッパアブソーバを設け、このアッパアブソーバにて車両前部に負荷された大荷重を吸収するようにしている。また、バンパリインフォースメントよりも車両下方に設けられてその前端面がアッパアブソーバの前端面よりも車両前方に位置しておりアッパアブソーバよりも軟らかい材質で形成されたロアアブソーバによって歩行者保護を行うようにしている。
特開2016−182859号公報
上記文献に記載の前部構造は、アッパアブソーバから離間した車両下方の位置にロアアブソーバが設けられているため、車両前部の下方にはロアアブソーバを設けるための空間を確保しなければならず、そうした車両前部の下方における意匠面での設計自由度が低くなってしまう。また、車両前部にはエンジンルーム側に走行風を導入するための空気導入口が設けられているが、上記文献に記載の前部構造では、アッパアブソーバとフロントバンパフェイスとの間の空間が広いため、空気導入口から流れ込んだ走行風の一部がアッパアブソーバとフロントバンパフェイスとの間の空間に流れ込みやすい。そのため、車両前部からエンジンルーム側に向かって導入される走行風の量が減少するおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、意匠面での設計自由度を高めるとともに、車両前部からエンジンルーム側に導入される走行風の減少を抑えることのできる車両の前部構造を提供することにある。
上記課題を解決する車両の前部構造は、車両の前端に配置されるフロントバンパフェイスと、前記フロントバンパフェイスよりも車両後方に設けられており車幅方向に延びるバンパリインフォースメントと、前記バンパリインフォースメントの車両前側の面に設けられたアッパアブソーバと、前記バンパリインフォースメントの車両前側の面に設けられて前記アッパアブソーバよりも軟らかい材質で形成されたロアアブソーバと、前記フロントバンパフェイスよりも車両下方に設けられており車両前部からエンジンルーム側に走行風を導入するための空気導入口と、を備えている。この前部構造では、前記アッパアブソーバ及び前記ロアアブソーバは、前記フロントバンパフェイスの車両後ろ側の面である裏面に対向しており、かつ車両上下方向に隣接して配設されている。そして、前記ロアアブソーバにおいて車両前側に位置する前端面及び前記アッパアブソーバにおいて車両前側に位置する前端面のうちで前記フロントバンパフェイスの前記裏面に近い方の前端面と前記裏面との間の距離は、前記近い方の前端面と前記裏面との間を流れる空気の量が予め定められた量以下となるように設定されている。
同構成では、アッパアブソーバ及びロアアブソーバが車両上下方向に隣接した状態にて、フロントバンパフェイスの裏面に対向するように配設されている。従って、車両前部の下方にロアアブソーバを設けるための空間を確保する必要が無く、これにより車両前部の下方における意匠面での設計自由度を高めることができる。
また、アッパアブソーバの前端面及びロアアブソーバの前端面のうちでフロントバンパフェイスの裏面に近い方の前端面と同裏面との間を流れる空気の量は、予め定められた量以下となるように設定されている。そのため、フロントバンパフェイスの裏面に近い方のアブソーバの前端面と同裏面との間に流れ込む走行風の量を制限することが可能になり、これにより車両前部の空気導入口からエンジンルーム側に導入される走行風の減少を抑えることができる。
車両の前部構造についてその一実施形態が適用された車両の前部を模式的に示す断面図。
以下、車両の前部構造の一実施形態について、図1を参照して説明する。なお、以下では、車両上下方向における車両上方を「上」、車両下方を「下」とする。また、車両前後方向における車両前方を「前」、車両後方を「後」とする。
図1に示すように、車両10の前部には、車幅方向に沿って延在しており車両の前端に配置されるフロントバンパフェイス20が設けられている。フロントバンパフェイス20の上方には、ボンネットフード90の前端部などが配置されている。
フロントバンパフェイス20の下部には、複数の通風口が設けられた空気導入口40が設けられている。空気導入口40の車両後方はエンジンルームになっており、この空気導入口40は、車両前部からエンジンルーム側に走行風を導入するための開口部として設けられている。
空気導入口40の下方には、車両後方に延在するアンダカバー50が設けられている。
フロントバンパフェイス20の車両後方には、車幅方向に沿って延在するバンパリインフォースメント60が設けられている。
バンパリインフォースメント60の車両前側の面(以下、RF前端面という)61にあってその上部には、車幅方向に沿って延在する衝撃吸収部材であって発泡樹脂で形成されたアッパアブソーバ70が設けられている。
また、RF前端面61にあってその下部には、車幅方向に沿って延在する衝撃吸収部材であって発泡樹脂で形成されたロアアブソーバ80が設けられている。
アッパアブソーバ70の下面とロアアブソーバ80の上面は当接しており、アッパアブソーバ70及びロアアブソーバ80は、RF前端面61において車両上下方向に隣接して配設されている。
また、アッパアブソーバ70及びロアアブソーバ80はともに、フロントバンパフェイス20の車両後ろ側の面である裏面21に対向するように配設されている。
ロアアブソーバ80は、アッパアブソーバ70よりも軟らかい材質で形成されている。換言すれば、ロアアブソーバ80は、同一荷重に対する変形量がアッパアブソーバ70よりも大きくなるように構成されている。本実施形態では、ロアアブソーバ80を形成する発泡樹脂の発泡倍率は、アッパアブソーバ70を形成する発泡樹脂の発泡倍率よりも大きくされている。つまり、ロアアブソーバ80には、アッパアブソーバ70を形成している発泡樹脂よりも発泡径が大きく、単位体積当たりの発泡量が多い発泡樹脂が使われている。
また、アッパアブソーバ70の車両前後方向における長さLUは、ロアアブソーバ80の車両前後方向における長さLLよりも短くされている。これによりアッパアブソーバ70において車両前側に位置する前端面71(以下、アッパ前端面という)よりも、ロアアブソーバ80において車両前側に位置する前端面(以下、ロア前端面という)81の方が車両前方に配置されており、アッパ前端面71よりもロア前端面81の方がフロントバンパフェイス20の裏面21に近くなっている。
そして、フロントバンパフェイス20の裏面21とロア前端面81との間の距離Sは、ロア前端面81と裏面21との間を流れる空気の量が予め定められた量以下となるように設定されている。より詳細には、空気導入口40からエンジンルーム側に導入された走行風の一部は、ロア前端面81と裏面21との間の空間に流れ込んで上方に抜けていくため、車両前部からエンジンルーム側に向かって導入される走行風が減少する。このようにしてエンジンルーム側に導入される走行風が過剰に減少すると、例えばエンジンルーム側に設けられる放熱器であるラジエータでの熱交換効率が低下したりするおそれがある。そこで、ロア前端面81と裏面21との間を流れる空気の量が、予め定められた量以下となるように制限することにより、エンジンルーム側に導入される走行風の減少を抑えるようにしている。従って、上記の予め定められた量とは、予め想定した車速においてエンジンルーム側に導入される走行風の減少を抑えるために必要な量であり、この必要量及びそうした必要量を具現化するための上記距離Sは予めの実験等を通じて最適な値が求められている。
以上説明した本実施形態によれば、次の作用効果を得ることができる。
(1)アッパアブソーバ70及びロアアブソーバ80が車両上下方向に隣接した状態にて、フロントバンパフェイス20の裏面21に対向するように設けられている。従って、上述した従来の前部構造とは異なり、車両前部の下方にロアアブソーバを設けるための空間を確保する必要が無く、これにより車両前部の下方における意匠面での設計自由度を高めることができる。
(2)アッパ前端面71及びロア前端面81のうちでフロントバンパフェイス20の裏面21に近いロア前端面81と裏面21との間を流れる空気の量が予め定められた量以下となるように、ロア前端面81と裏面21との間の距離Sは設定されている。そのため、フロントバンパフェイス20の裏面21とロア前端面81との間に流れ込む走行風の量を制限することが可能になり、これにより車両前部の空気導入口40からエンジンルーム側に導入される走行風の減少を抑えることができる。
(3)ロア前端面81は、アッパ前端面71よりも車両前方に配置されているため、フロントバンパフェイス20に歩行者の脚部が衝突して、同フロントバンパフェイス20が車両後方に向かって変形すると、まず、ロアアブソーバ80が変形する。ここで、ロアアブソーバ80はアッパアブソーバ70よりも軟らかい材質で形成されているため、ロアアブソーバ80の変形に際して歩行者の脚部に大きな負荷がかかることを低減することができる。
(4)また、フロントバンパフェイス20に大きな荷重がかかると、ロアアブソーバ80が変形した後に、アッパアブソーバ70の変形が始まる。このアッパアブソーバ70は、ロアアブソーバ80と比較して固い材質で形成されているため、そうした大きな荷重を吸収することが可能になる。従って、例えばフロントバンパフェイス20の大きな変形を抑えることも可能になる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・アッパアブソーバ70及びロアアブソーバ80の材質は適宜変更することができる。例えば、アッパアブソーバ70やロアアブソーバ80をゴムで形成する場合には、ロアアブソーバ80のゴム硬度をアッパアブソーバ70のゴム硬度よりも低くすればよい。
・アッパアブソーバ70をロアアブソーバ80よりも軟らかい材質で形成するとともに、ロア前端面81よりも車両前方にアッパ前端面71が配置されるようにして、ロア前端面81よりもアッパ前端面71の方がフロントバンパフェイス20の裏面21に近くなるようにしてもよい。この場合には、アッパ前端面71と裏面21との間を流れる空気の量が予め定められた量以下となるように、アッパ前端面71と裏面21との間の距離を設定する。この変形例でも、上記(2)に準じた作用効果を得ることができる。
10…車両、20…フロントバンパフェイス、21…裏面、40…空気導入口、50…アンダカバー、60…バンパリインフォースメント、61…(バンパリインフォースメントの)前端面、70…アッパアブソーバ、71…(アッパアブソーバの)前端面、80…ロアアブソーバ、81…(ロアアブソーバの)前端面、90…ボンネットフード。

Claims (1)

  1. 車両の前端に配置されるフロントバンパフェイスと、
    前記フロントバンパフェイスよりも車両後方に設けられており車幅方向に延びるバンパリインフォースメントと、
    前記バンパリインフォースメントの車両前側の面に設けられたアッパアブソーバと、
    前記バンパリインフォースメントの車両前側の面に設けられて前記アッパアブソーバよりも軟らかい材質で形成されたロアアブソーバと、
    前記フロントバンパフェイスよりも車両下方に設けられており車両前部からエンジンルーム側に走行風を導入するための空気導入口と、を備えており、
    前記アッパアブソーバ及び前記ロアアブソーバは、前記フロントバンパフェイスの車両後ろ側の面である裏面に対向しており、かつ車両上下方向に隣接して配設されており、
    前記アッパアブソーバにおいて車両前面に位置する前端面よりも前記ロアアブソーバにおいて車両前面に位置する前端面の方が前記裏面に近くなっており、
    前記ロアアブソーバの前記前端面と前記フロントバンパフェイスの前記裏面との間の距離は、前記ロアアブソーバの前記前端面と前記裏面との間を流れる空気の量が予め定められた量以下となるように設定されている
    車両の前部構造。
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