JP6648512B2 - スピンドル装置 - Google Patents
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Description
(1) 略筒状のハウジングと、前記ハウジングに挿通され、軸受を介して回転自在に支承される回転軸と、前記回転軸と共に一体に回転するタービン羽根車と、前記タービン羽根車のタービン翼に向けて気体を噴出するノズルと、を備えるスピンドル装置であって、
前記タービン羽根車は、
前記回転軸の外周面から径方向外方に設けられた回転基部と、
前記回転基部の軸方向一側面からそれぞれ軸方向に突出して形成され、円周方向等間隔に配置される複数の第1タービン翼と、
前記回転基部の軸方向他側面からそれぞれ軸方向に突出して形成され、円周方向等間隔に配置される複数の第2タービン翼と、
を備えることを特徴とするスピンドル装置。
(2) 前記複数の第1タービン翼と前記複数の第2タービン翼とは、互いに同一形状を有し、且つ、互いに同一の位相間隔で配置されていることを特徴とする(1)に記載のスピンドル装置。
(3) 前記各タービン翼は、円周方向一方に形成される凸面と、円周方向他方に形成される凹面と、をそれぞれ有し、
前記複数の第1タービン翼と前記複数の第2タービン翼とは、軸方向一方から見て、一致、又は所定の位相ずらすことで一致するように構成され、
前記ノズルは、
前記複数の第1タービン翼に前記気体を噴出する第1ノズルと、
前記複数の第2タービン翼に前記気体を噴出する第2ノズルと、
を有し、
前記第1ノズルは、前記第1タービン翼の凹面に向かって指向された少なくとも1つの第1正転ノズルを有し、
前記第2ノズルは、前記第2タービン翼の凹面に向かって指向された少なくとも1つの第2正転ノズルを有し、
前記第1正転ノズル及び前記第2正転ノズルは、互いに異なる給気口に接続されていることを特徴とする(2)に記載のスピンドル装置。
(4) 前記第1タービン翼は、円周方向一方に形成される凸面と、円周方向他方に形成される凹面と、を有し、
前記第2タービン翼は、前記円周方向他方に形成される凸面と、前記円周方向一方に形成される凹面と、を有し、
前記複数の第1タービン翼と前記複数の第2タービン翼とは、軸方向において互いに異なる方向から見て、一致、又は所定の位相ずらすことで一致するように構成され、
前記ノズルは、
前記複数の第1タービン翼に前記気体を噴出する第1ノズルと、
前記複数の第2タービン翼に前記気体を噴出する第2ノズルと、
を有し、
前記第1ノズルは、前記第1タービン翼の凹面に向かって指向された少なくとも1つの第1正転ノズルを有し、
前記第2ノズルは、前記第2タービン翼の凹面に向かって指向された少なくとも1つの第2逆転ノズルを有し、
前記第1正転ノズル及び前記第2逆転ノズルは、互いに異なる給気口に接続されていることを特徴とする(3)に記載のスピンドル装置。
(5) 前記軸受は、前記ハウジングの内周面と前記回転軸の外周面との間に配置されるラジアル軸受と、前記ハウジングの軸方向側面と前記回転基部の軸方向一側面との間、及び前記ハウジングの他の軸方向側面と前記回転基部の軸方向他側面との間に配置される1対のアキシャル軸受と、を備え、
前記ラジアル軸受及び前記1対のアキシャル軸受とは、静圧気体軸受であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のスピンドル装置。
図1及び図2に示すように、本実施形態のスピンドル装置10は、エアタービン駆動方式のスピンドル装置であって、前ハウジング12、中間ハウジング13、及び後ハウジング14を有するハウジング11と、ハウジング11に内嵌固定されて回転軸20を回転自在に支承するラジアル軸受15及びアキシャル軸受16と、ラジアル軸受15及びアキシャル軸受16により回転自在に支承される回転軸20と、回転軸20に一体に形成されたタービン羽根車30と、を備える。
なお、図6(a)に示すように、タービン羽根車30は、回転軸20と別体で形成されて、焼き嵌めなどによって回転軸20と一体に回転するように固定されてもよい。この場合、回転軸20を鋼製とし、タービン羽根車30をアルミ製とするなど、互いに別々の材料によって構成してもよい。また、図6(b)に示すように、回転基部21は、径方向に亘って一様な軸方向厚さであってもよい。
なお、3つの第1正転ノズル58及び第1逆転ノズル59は、タービン羽根車30の径方向に対して略垂直な方向に沿って形成されている。
また、本実施形態では、3つの第1正転ノズル58及び第1逆転ノズル59も溝によって形成され、後ハウジング14の側面と共に、ノズル通路を構成する。
不図示の空気供給源から軸受用空気供給孔41に供給された軸受用空気は、図2に示すように、貫通孔51、径方向孔45,72を介して一対のアキシャル軸受16に供給される。また同時に、軸受用空気は、軸受用空気通路71、及び径方向孔73を介してラジアル軸受15に供給される。
そして、後側タービン翼22を駆動した圧縮空気は、後ハウジング14の4つの第1タービン空気排出穴46から外部に排気される。
そして、前側タービン翼23に噴出された圧縮空気は、排気通路75、中間ハウジング13の略円弧状孔56を介して後ハウジング14の3つの第2タービン空気排出穴47から外部に排気される。
また、本実施形態のように、第1ノズルが、後側タービン翼22の凸面24に向かって指向された第1逆転ノズル59を有することで、タービン羽根車30の減速性能を向上することができる。
次に、本発明の第2実施形態のスピンドル装置10について説明する。本実施形態のスピンドル装置10は、前側タービン翼及び第2ノズルの方向が第1実施形態のスピンドル装置10と逆方向になっている。それ以外の部分は、第1実施形態のスピンドル装置10と同様であるので、同一部分には、同一符号を付して説明を簡略化、又は省略する。また、本実施形態は、図2のB−B断面を、図5に代えて図7とし、それ以外の図(図1〜図4)は、第1実施形態のスピンドル装置10の図を代用して説明する。
このため、後側タービン翼22は、タービン羽根車30の正回転方向C(円周方向一方)に形成される凸面24と、タービン羽根車30の逆回転方向D(円周方向他方)に形成される凹面25と、を有し、他の前側タービン翼23Aは、タービン羽根車30の逆回転方向Dに形成される凸面26と、タービン羽根車30の正回転方向Cに形成される凹面27と、を有する。
なお、本実施形態においても、複数の後側タービン翼22と、複数の他の前側タービン翼23Aとは、軸方向において互いに異なる方向から見て、所定の位相ずらすことで一致するように構成されてもよい。
例えば、本発明のノズルは、本実施形態のものに限定されるものでなくタービン羽根車に要求される回転性能や、ハウジングに形成される空気通路やノズルのレイアウトに応じて、適宜設計することができる。
11 ハウジング
15 ラジアル軸受
16 アキシャル軸受
20 回転軸
21 回転基部
21a 後側面(軸方向一側面)
21b 前側面(軸方向他側面)
22 後側タービン翼(第1タービン翼)
23,23A 前側タービン翼(第2タービン翼)
30,30A タービン羽根車
41 軸受用空気供給孔(給気口)
42 後側タービン空気供給孔(給気口)
43 前側タービン空気供給孔(給気口)
44 ブレーキ用空気供給孔(給気口)
58 第1正転ノズル
59 第1逆転ノズル
68 第2正転ノズル
68A 第2逆転ノズル
C 正回転方向
D 逆回転方向
Claims (2)
- 略筒状のハウジングと、前記ハウジングに挿通され、軸受を介して回転自在に支承される回転軸と、前記回転軸と共に一体に回転するタービン羽根車と、前記タービン羽根車のタービン翼に向けて気体を噴出するノズルと、を備えるスピンドル装置であって、
前記タービン羽根車は、
前記回転軸の外周面から径方向外方に設けられた回転基部と、
前記回転基部の軸方向一側面からそれぞれ軸方向に突出して形成され、円周方向等間隔に配置される複数の第1タービン翼と、
前記回転基部の軸方向他側面からそれぞれ軸方向に突出して形成され、円周方向等間隔に配置される複数の第2タービン翼と、
を備え、
前記軸受は、前記ハウジングの内周面と前記回転軸の外周面との間に配置されるラジアル軸受と、前記ハウジングの軸方向側面と前記回転基部の軸方向一側面との間、及び前記ハウジングの他の軸方向側面と前記回転基部の軸方向他側面との間に配置される1対のアキシャル軸受と、を備え、
前記ラジアル軸受及び前記1対のアキシャル軸受とは、静圧気体軸受であり、
前記複数の第1タービン翼と前記複数の第2タービン翼とは、互いに同一形状を有し、且つ、互いに同一の位相間隔で配置されており、
前記複数の第1タービン翼の軸方向先端面と前記複数の第2タービン翼の軸方向先端面との間の軸方向幅は、前記回転基部の前記一対のアキシャル軸受間の軸方向幅よりも大きく、
前記複数の第1タービン翼を駆動した圧縮空気と、前記複数の第2タービン翼を駆動した圧縮空気とは、前記スピンドル装置の軸方向端面から外部に別々に排気されることを特徴とするスピンドル装置。 - 前記各タービン翼は、円周方向一方に形成される凸面と、円周方向他方に形成される凹面と、をそれぞれ有し、
前記複数の第1タービン翼と前記複数の第2タービン翼とは、軸方向一方から見て、一致、又は所定の位相ずらすことで一致するように構成され、
前記ノズルは、
前記複数の第1タービン翼に前記気体を噴出する第1ノズルと、
前記複数の第2タービン翼に前記気体を噴出する第2ノズルと、
を有し、
前記第1ノズルは、前記第1タービン翼の凹面に向かって指向された少なくとも1つの第1正転ノズルを有し、
前記第2ノズルは、前記第2タービン翼の凹面に向かって指向された少なくとも1つの第2正転ノズルを有し、
前記第1正転ノズル及び前記第2正転ノズルは、互いに異なる給気口に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のスピンドル装置。
Priority Applications (1)
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JP2015240236A JP6648512B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | スピンドル装置 |
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JP2015240236A JP6648512B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | スピンドル装置 |
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JP2017106373A JP2017106373A (ja) | 2017-06-15 |
JP6648512B2 true JP6648512B2 (ja) | 2020-02-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015240236A Active JP6648512B2 (ja) | 2015-12-09 | 2015-12-09 | スピンドル装置 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2015
- 2015-12-09 JP JP2015240236A patent/JP6648512B2/ja active Active
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