JP6648436B2 - エコー抑圧装置、エコー抑圧プログラム、及びエコー抑圧方法 - Google Patents
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Description
以下では、本発明のエコー抑圧装置、エコー抑圧プログラム、及びエコー抑圧方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るエコー抑圧装置100の構成を示すブロック図である。
次に、第1の実施形態に係るエコー抑圧装置100におけるエコー抑圧処理の動作を詳細に説明する。
まず、エコー抑圧装置100の動作が開始すると、例えば、インターネットプロトコル(IP)網等のネットワークや、携帯電話等の無線ネットワークの電波等に接続されており接続されている回線を介して、遠端側の遠端信号が遠端信号入力端子101に入力される。
次に、第1の実施形態に係るエコー抑圧装置100におけるフレーム遅延量収束判定部116の処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、第1の実施形態に係るエコー抑圧装置100におけるフレーム遅延量収束判定部116の処理の動作を詳細に説明する。
次に、第1の実施形態に係るエコー抑圧装置100における推定エコーパス特性更新部の処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、第1の実施形態に係るエコー抑圧装置100における推定エコーパス特性更新部110の処理の動作を詳細に説明する。
以上のように、第1の実施形態によれば、エコー抑圧装置が動作を開始した直後でも、フレーム遅延量の固定値と固定推定エコーパス特性を使用して音響エコー信号を抑圧することができ、フレーム遅延量が収束すれば、推定したフレーム遅延量と推定エコーパス特性を使用して音響エコー信号を抑圧することができる。つまり、第1の実施形態のエコー抑圧装置は、動作を開始した直後から継続してエコー抑圧性能を維持することができる。
次に、本発明の第2の実施形態のエコー抑圧装置、エコー抑圧プログラム、及びエコー抑圧方法を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態のエコー抑圧装置100は、推定エコーパス特性更新部110の代わりに推定エコーパス特性更新部200を構成要素とする点が第1の実施形態のエコー抑圧装置100と異なる。それ以外の構成要素は第1の実施形態に係る図1のエコー抑圧装置100の構成要素と同一又は対応するものである。
(B−2−1)推定エコーパス特性更新部の処理
図4は、第2の実施形態に係るエコー抑圧装置100の推定エコーパス特性更新部200の処理フローを示す処理フロー図である。
次に、第2の実施形態に係るエコー抑圧装置100における推定エコーパス特性更新部200の処理の動作を詳細に説明する。ここでは、第2の実施形態に係るエコー抑圧装置100の、平滑化エコーパス特性更新401における処理動作を詳細に説明する。
以上のように、第2の実施形態によれば、エコー抑圧装置が動作を開始した直後でも、フレーム遅延量の固定値と平滑化推定エコーパス特性を使用して音響エコー信号を抑圧することができ、フレーム遅延量が収束すれば、推定したフレーム遅延量と推定エコーパス特性を使用して音響エコー信号を抑圧することができる。つまり、第2の実施形態のエコー抑圧装置は、動作を開始した直後から継続してエコー抑圧性能を維持することができる。
上述した各実施形態においても、種々の変形実施形態を説明したが、本発明は以下の変形実施形態についても適用することができる。
Claims (4)
- 近端入力信号と、遠端信号とに基づく音響エコー信号を抑圧するエコー抑圧装置において、
上記遠端信号の振幅スペクトルと推定エコーパス特性を用いて推定エコー信号の振幅スペクトルを算出する推定エコー信号計算手段と、
上記推定エコー信号計算手段で算出した推定エコー信号の振幅スペクトルを過去複数フレーム保持する推定エコー信号保持手段と、
上記推定エコー信号保持手段に保持されている過去複数フレームの上記推定エコー信号の振幅スペクトルと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとからフレーム遅延量を推定するフレーム遅延量推定手段と、
上記フレーム遅延量推定手段で推定したフレーム遅延量が、収束しているか否か判定し、収束判定結果と該収束判定結果が収束していないと判定したときは固定フレーム遅延量を上記フレーム遅延量として出力し、収束していると判定したときは上記フレーム遅延量推定手段で推定した上記フレーム遅延量を出力するフレーム遅延量収束判定手段と、
上記フレーム遅延量収束判定手段から出力された上記フレーム遅延量を用いて、上記フレーム遅延量だけ遅延させた推定エコー信号の振幅スペクトルと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとでエコーサプレスゲインを算出するエコーサプレスゲイン算出手段と、
上記エコーサプレスゲイン算出手段で算出した上記エコーサプレスゲインと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとから上記推定エコー信号を抑圧するエコー抑圧手段と、
保持している推定エコーパス特性を上記推定エコー信号計算手段に出力し、上記フレーム遅延量収束判定手段から出力された上記フレーム遅延量の上記収束判定結果から、上記フレーム遅延量が収束していないと判定すると、上記固定フレーム遅延量の値だけ遅延させた遠端信号の振幅スペクトルと上記近端入力信号の振幅スペクトルとを用いて現フレームの推定エコーパス特性を算出し、上記保持している推定エコーパス特性と算出した現フレームの推定エコーパス特性とから推定エコーパス特性を更新して保持する一方、収束していれば、シングルトークと判定されたフレームについて、推定された上記フレーム遅延量の値だけ遅延させた遠端信号の振幅スペクトルと上記近端入力信号の振幅スペクトルとを用いて現フレームの推定エコーパス特性を算出し、上記保持している推定エコーパス特性と算出した現フレームの推定エコーパス特性とから推定エコーパス特性を更新して保持する推定エコーパス特性更新手段と
を有することを特徴とするエコー抑圧装置。 - 上記推定エコーパス特性更新手段は、上記フレーム遅延量が収束していないと判定すると、上記固定フレーム遅延量の値だけ遅延させた上記遠端信号の振幅スペクトルと、上記エコー抑圧手段により上記近端入力信号の上記推定エコー信号が抑圧された近端出力信号の振幅スペクトルとを平滑化し、平滑化した上記遠端信号の振幅スペクトルと、上記近端出力信号の振幅スペクトルとを用いて、現フレームの推定エコーパス特性を算出し、上記保持している推定エコーパス特性と算出した現フレームの推定エコーパス特性とから推定エコーパス特性を更新して保持することを特徴とする請求項1に記載のエコー抑圧装置。
- 近端入力信号と、遠端信号とに基づく音響エコー信号を抑圧するエコー抑圧装置に搭載されるコンピュータを、
上記遠端信号の振幅スペクトルと推定エコーパス特性を用いて推定エコー信号の振幅スペクトルを算出する推定エコー信号計算手段と、
上記推定エコー信号計算手段で算出した推定エコー信号の振幅スペクトルを過去複数フレーム保持する推定エコー信号保持手段と、
上記推定エコー信号保持手段に保持されている過去複数フレームの上記推定エコー信号の振幅スペクトルと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとからフレーム遅延量を推定するフレーム遅延量推定手段と、
上記フレーム遅延量推定手段で推定したフレーム遅延量が、収束しているか否か判定し、収束判定結果と該収束判定結果が収束していないと判定したときは固定フレーム遅延量を上記フレーム遅延量として出力し、収束していると判定したときは上記フレーム遅延量推定手段で推定した上記フレーム遅延量を出力するフレーム遅延量収束判定手段と、
上記フレーム遅延量収束判定手段から出力された上記フレーム遅延量を用いて、上記フレーム遅延量だけ遅延させた推定エコー信号の振幅スペクトルと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとでエコーサプレスゲインを算出するエコーサプレスゲイン算出手段と、
上記エコーサプレスゲイン算出手段で算出した上記エコーサプレスゲインと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとから上記推定エコー信号を抑圧するエコー抑圧手段と、
保持している推定エコーパス特性を上記推定エコー信号計算手段に出力し、上記フレーム遅延量収束判定手段から出力された上記フレーム遅延量の上記収束判定結果から、上記フレーム遅延量が収束していないと判定すると、上記固定フレーム遅延量の値だけ遅延させた遠端信号の振幅スペクトルと上記近端入力信号の振幅スペクトルとを用いて現フレームの推定エコーパス特性を算出し、上記保持している推定エコーパス特性と算出した現フレームの推定エコーパス特性とから推定エコーパス特性を更新して保持する一方、収束していれば、シングルトークと判定されたフレームについて、推定された上記フレーム遅延量の値だけ遅延させた遠端信号の振幅スペクトルと上記近端入力信号の振幅スペクトルとを用いて現フレームの推定エコーパス特性を算出し、上記保持している推定エコーパス特性と算出した現フレームの推定エコーパス特性とから推定エコーパス特性を更新して保持する推定エコーパス特性更新手段と
して機能させることを特徴とするエコー抑圧プログラム。 - 近端入力信号と、遠端信号とに基づく音響エコー信号を抑圧するエコー抑圧方法において、
推定エコー信号計算手段、推定エコー信号保持手段、フレーム遅延量推定手段、フレーム遅延量収束判定手段、エコーサプレスゲイン算出手段、推定エコーパス特性更新手段、及びエコー抑圧手段を有し、
上記推定エコー信号計算手段は、上記遠端信号の振幅スペクトルと推定エコーパス特性を用いて推定エコー信号の振幅スペクトルを算出し、
上記推定エコー信号保持手段は、上記推定エコー信号計算手段で算出した推定エコー信号の振幅スペクトルを過去複数フレーム保持し、
上記フレーム遅延量推定手段は、上記推定エコー信号保持手段に保持されている過去複数フレームの上記推定エコー信号の振幅スペクトルと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとからフレーム遅延量を推定し、
上記フレーム遅延量収束判定手段は、上記フレーム遅延量推定手段で推定したフレーム遅延量が、収束しているか否か判定し、収束判定結果と該収束判定結果が収束していないと判定したときは固定フレーム遅延量を上記フレーム遅延量として出力し、収束していると判定したときは上記フレーム遅延量推定手段で推定した上記フレーム遅延量を出力し、
上記エコーサプレスゲイン算出手段は、上記フレーム遅延量収束判定手段から出力された上記フレーム遅延量を用いて、上記フレーム遅延量だけ遅延させた推定エコー信号の振幅スペクトルと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとでエコーサプレスゲインを算出し、
上記エコー抑圧手段は、上記エコーサプレスゲイン算出手段で算出した上記エコーサプレスゲインと、上記近端入力信号の振幅スペクトルとから上記推定エコー信号を抑圧し、
上記推定エコーパス特性更新手段は、保持している推定エコーパス特性を上記推定エコー信号計算手段に出力し、上記フレーム遅延量収束判定手段から出力された上記フレーム遅延量の上記収束判定結果から、上記フレーム遅延量が収束していないと判定すると、上記固定フレーム遅延量の値だけ遅延させた遠端信号の振幅スペクトルと上記近端入力信号の振幅スペクトルとを用いて現フレームの推定エコーパス特性を算出し、上記保持している推定エコーパス特性と算出した現フレームの推定エコーパス特性とから推定エコーパス特性を更新して保持する一方、収束していれば、シングルトークと判定されたフレームについて、推定された上記フレーム遅延量の値だけ遅延させた遠端信号の振幅スペクトルと上記近端入力信号の振幅スペクトルとを用いて現フレームの推定エコーパス特性を算出し、上記保持している推定エコーパス特性と算出した現フレームの推定エコーパス特性とから推定エコーパス特性を更新して保持する
ことを特徴とするエコー抑圧方法。
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