JP6648294B2 - 振動伝達体、超音波トランスデューサ構造体及び医療機器 - Google Patents

振動伝達体、超音波トランスデューサ構造体及び医療機器 Download PDF

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Description

この発明は、超音波振動が伝達される振動伝達体、超音波トランスデューサ構造体及び医療機器に関する。
例えば特開2016−022136号公報には、超音波振動子に発生させた超音波振動の縦振動が中心軸に沿って伝達される超音波トランスデューサ構造体が開示されている。超音波トランスデューサ構造体の先端側ブロックとしての振動伝達体に縦振動が伝達されている状態では、振動伝達体には振動の腹及び節が形成されている。振動伝達体は中心軸に対して径方向外方に突出しハウジングに支持されるフランジ状の被支持部を有する。振動伝達体のうち、被支持部の振動の節となる位置は、被支持部の先端側に連続する部位と基端側に連続する部位との近傍で、中心軸に沿って力の総和が釣り合っている。すなわち、振動の節となる位置の振幅は中心軸に沿って0(ゼロ)であり、動かない。被支持部はハウジングに対して振動による変位を伝達しない方が好適であるため、振動の節又はその近傍となる位置の径方向外方に形成されている。
ここで、例えば特開2016−022136号公報の振動伝達体の被支持部の近傍では、被支持部に連続する基端側部分の方が被支持部に連続する先端側部分に比べて外径及び断面積が大きい。このため、中心軸から径方向に離れた被支持部近傍では、先端側部分の方が基端側部分に比べて剛性が低く変形し易い。上述したように、中心軸に沿った振動の節位置に連続する先端側部位と基端側部位との間の力の釣り合いは確保されるが、中心軸から径方向に離れた被支持部における応力分布は、被支持部の近傍では中心軸に沿って先端側部分と基端側部分とで差異が生じる。このため、振動伝達体に縦振動が伝達されている状態では、被支持部には応力分布の差異によるモーメントが発生し、被支持部が変位することになり得る。
この発明は、超音波振動子に発生させた超音波振動の縦振動が中心軸に沿って伝達されている際に被支持部が変位するのを防止可能な振動伝達体、超音波トランスデューサ構造体及び医療機器を提供することを目的とする。
この発明の一態様に係る、超音波振動子に発生させた超音波振動の縦振動が中心軸に沿って伝達される振動伝達体は、前記中心軸に沿って延出され、基端に前記超音波振動子が固定され、前記超音波振動の前記縦振動が入力される基端側延出部と、前記中心軸に沿って前記基端側延出部よりも先端側で、前記中心軸に沿って前記縦振動が伝達されている状態で前記中心軸上の振動の節の外周又はその近傍の外周にあり、前記中心軸に対して径方向外方に突出し、ハウジング又はトランスデューサケースに支持される被支持部と、前記中心軸に沿って前記被支持部よりも先端側に延出され、前記被支持部よりも小径の外径を有する先端側延出部と、前記被支持部と前記基端側延出部との間に形成された第1中継部と、前記被支持部と前記先端側延出部との間に形成され、前記被支持部に連続的に隣接する位置で、前記第1中継部のうち、前記被支持部に連続的に隣接する位置での外径に対して同じか、それよりも大きく、前記先端側延出部の前記外径よりも大きい外径を有し、前記縦振動が伝達されているときに前記第1中継部又は前記基端側延出部での振動の腹での最大振幅に対して前記先端側延出部の先端で出力される振幅を拡大するホーンを有する、第2中継部とを有する。
図1は第1実施形態及び第2実施形態に係る処置システムを示す概略図である。 図2Aは、第1実施形態に係る処置システムの処置具の超音波トランスデューサ構造体を示すとともに、超音波トランスデューサ構造体の駆動ユニットに超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体に入力しているときの概略的な振動の腹、節、振幅を示す概略図である。 図2Bは、第1実施形態に係る処置システムの処置具の超音波トランスデューサ構造体を示すとともに、超音波トランスデューサ構造体の駆動ユニットに超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体に入力しているときに振動伝達体に負荷されている応力分布及び概略的な振動の腹、節、振幅を示す概略図である。 図2Cは、図2A及び図2B中の矢印2Cで示す方向から超音波トランスデューサ構造体を見た状態を示す概略図である。 図3Aは、第1実施形態に対する比較例の振動伝達体を示すとともに、図2A及び図2Bで示すのと同じ駆動ユニットに超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体に入力しているときの概略的な振動の腹、節、振幅を示す概略図である。 図3Bは、第1実施形態に対する比較例の振動伝達体を示すとともに、図2A及び図2Bで示すのと同じ駆動ユニットに超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体に入力しているときに振動伝達体に負荷されている応力分布及び概略的な振動の腹、節、振幅を示す概略図である。 図4Aは、第1実施形態の変形例に係る処置システムの処置具の超音波トランスデューサ構造体を示すとともに、超音波トランスデューサ構造体の駆動ユニットに超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体に入力しているときの概略的な振動の腹、節、振幅を示す概略図である。 図4Bは、第1実施形態の変形例に係る処置システムの処置具の超音波トランスデューサ構造体を示すとともに、超音波トランスデューサ構造体の駆動ユニットに超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体に入力しているときに振動伝達体に負荷されている応力分布及び概略的な振動の腹、節、振幅を示す概略図である。 図5Aは、第2実施形態に係る処置システムの処置具の超音波トランスデューサ構造体を示すとともに、超音波トランスデューサ構造体の駆動ユニットに超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体に入力しているときの概略的な振動の腹、節、振幅を示す概略図である。 図5Bは、第2実施形態に係る処置システムの処置具の超音波トランスデューサ構造体を示すとともに、超音波トランスデューサ構造体の駆動ユニットに超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体に入力しているときに振動伝達体に負荷されている応力分布及び概略的な振動の腹、節、振幅を示す概略図である。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための形態について説明する。
第1実施形態について、図1乃至図3Bを参照して説明する。
図1には、本実施形態の超音波トランスデューサ構造体20が用いられる処置システム1を示す。図1に示すように、処置システム1は、超音波処置具(医療機器)2と、エネルギ制御装置3とを備える。超音波処置具2は、ユーザが保持可能なハウジング(ベースハウジング)5と、ハウジング5に取付けられるシャフト(硬質パイプ)6とを備える。シャフト6は、略真直ぐに延設される。ここで、超音波処置具2では、シャフト6に対してハウジング5が位置する側を基端側(矢印C1側)とし、基端側とは反対側を先端側(矢印C2側)とする。このため、シャフト6は、先端側からハウジング5に取付けられる。また、超音波処置具2は、シャフト6に対して先端側の部位に、エンドエフェクタ7を有する。
ハウジング5には、ハンドル8が回動可能に取付けられる。ハウジング5及びハンドル8は例えば電気絶縁性を有するプラスチック材で形成されている。ハンドル8がハウジング5に対して回動することにより、ハンドル8がハウジング5に対して開く又は閉じる。また、シャフト6には、ロッド状部材(振動伝達部材)10が挿通される。ロッド状部材10は、チタン合金等の振動伝達性の高い材料から形成される。ロッド状部材10は、ハウジング5の内部からシャフト6の内部を通って、先端側へ向かって延設される。そして、ロッド状部材10は、シャフト6の先端から先端側に突出するロッド突出部(処置部)11を備える。また、シャフト6の先端部には、ジョー12が回動可能に取付けられる。ジョー12とハンドル8との間は、シャフト6の内部を通って延設される可動部材(図示しない)を介して連結される。ハンドル8をハウジング5に対して開く又は閉じることにより、可動部材が基端側又は先端側に移動する。これにより、ジョー12がシャフト6に対して回動し、ジョー12とロッド突出部11との間が開く又は閉じる。本実施形態では、ロッド突出部11及びジョー12によってエンドエフェクタ7が形成される。そして、ジョー12とロッド突出部11との間で生体組織等の処置対象を把持することにより、処置対象を処置する。
なお、ある実施例では、ハウジング5に、回転操作部材である回転ノブ(図示しない)が取付けられる。回転ノブは、シャフト6の中心軸の軸回りにハウジング5に対して回転可能である。この場合、回転ノブを回転させることにより、シャフト6、エンドエフェクタ7及びロッド状部材10は、シャフト6の中心軸の軸回りにハウジング5に対して一緒に回転する。また、ある実施例では、ジョー12が設けられず、ロッド突出部11のみからエンドエフェクタ7が形成される。この場合、前述のハンドル8及び可動部材は設けらない。また、この場合、ロッド突出部11は、フック形状、ヘラ形状又はブレード形状等を有する。
超音波トランスデューサ構造体20は、ハウジング5の内部において、ロッド状部材10に基端側から接続される。本実施形態では、超音波トランスデューサ構造体20は、電気絶縁性を有するトランスデューサハウジング(トランスデューサケース)18の内部に収容され、トランスデューサハウジング18に支持される。トランスデューサハウジング18及び超音波トランスデューサ構造体20は一体化された医療機器40として取り扱われることが好適である。なお、医療機器40には、ケーブル13が含まれることが好適である。そして、トランスデューサハウジング18をハウジング5に基端側から取付けることにより、超音波トランスデューサ構造体20の先端がロッド状部材10の基端に接続される。本実施形態では、超音波トランスデューサ構造体20の先端が、直接的にロッド状部材10の基端に接続される。また、本実施形態では、トランスデューサハウジング18に、ケーブル13の一端が接続される。ケーブル13の他端は、エネルギ制御装置3に取外し可能に接続される。
なお、ある実施例では、トランスデューサハウジング18が設けられない。この場合、超音波トランスデューサ構造体20は、ハウジング5によって支持され、ケーブル13の一端は、ハウジング5に接続される。また、前述の回転ノブが設けられる実施例では、回転ノブを回転させることにより、超音波トランスデューサ構造体20は、シャフト6、エンドエフェクタ7及びロッド状部材10と一緒に、シャフト6の中心軸の軸回りにハウジング5に対して回転する。
図2A及び図2Bには、超音波トランスデューサ構造体20を示す。図2Cには、図2A及び図2B中の矢印2Cに示す方向から振動伝達体22を見た状態を示す。
図2A及び図2Bに示すように、超音波トランスデューサ構造体20は、振動伝達体(先端側ブロック)22と、超音波振動子30と、押圧体(基端側ブロック)23とを有する。超音波トランスデューサ構造体20は、中心軸として中心軸Cを有するボルト(シャフト)21を備える。ここで、中心軸Cに沿う方向の一方側が基端側(矢印C1側)と一致し、中心軸Cに沿う方向の他方側が先端側(矢印C2側)と一致する。ボルト21は、基端から先端まで中心軸Cに沿って真直ぐに延設される。
図2Aに示すように、超音波トランスデューサ構造体20では、ボルト21の先端部が、フロントマスとなる振動伝達体(先端側ブロック)22に接続される。本実施形態では、振動伝達体22は、ボルト21と一体である。振動伝達体22及びボルト21は、例えばチタン合金、アルミニウム合金又はSUS等から形成される。振動伝達体22及びボルト21は、特にチタン合金から形成されることが好ましい。なお、振動伝達体22は、ボルト21と同一の材料から形成されてもよく、ボルト21とは異なる材料から形成されてもよい。
超音波トランスデューサ構造体20では、ボルト21の基端部が、バックマスとなる押圧体(基端側ブロック)23に接続される。本実施形態では、押圧体23は、ボルト21の外周を覆うリング状に形成される。ボルト21の基端部の外周には、第1の係合部として雄ネジ部27が形成される。また、押圧体23の内周には、第1の係合部に係合する第2の係合部として、雌ネジ部28が形成される。本実施形態では、雄ネジ部27は、ボルト21の基端から先端側に向かって延設され、雌ネジ部28は、押圧体23の基端から先端側に向かって延設される。雄ネジ部27に雌ネジ部28が係合する、すなわち螺合することにより、ボルト21の外周に押圧体23が締結される。したがって、本実施形態では、押圧体23は、ボルト21の外周に締結される締結部材である。
押圧体23は、例えばチタン合金、アルミニウム合金又はSUS等から形成される。ここで、押圧体23は、振動伝達体22と同一の材料から形成されてもよく、振動伝達体22とは異なる材料から形成されてもよい。
ボルト21の外周には、超音波振動を発生させる駆動ユニットとして超音波振動子(圧電素子群)30が取付けられる。超音波振動子30は、中心軸Cに沿う方向について振動伝達体22と押圧体23との間で挟まれる。そして、超音波振動子30は、押圧体23によって先端側へ押圧される。超音波振動子30は、本実施形態では複数個の圧電素子31を備える。圧電素子31は、例えばセラミックス等、ボルト21とは剛性率等の材質(物性値)が異なる材料から形成される。圧電素子31は、電気エネルギを振動に変換する。圧電素子31のそれぞれは、リング状に形成され、ボルト21は、圧電素子31のそれぞれに挿通される。なお、圧電素子31は、少なくとも1つ設けられていればよい。
超音波振動子30は、金属等の導電材料から形成される、複数が連結されたリング状の電極部材32,33を備える。電極部材32には、電気配線37の一端が接続される。また、電極部材33には、電気配線38の一端が接続される。なお、電極部材32,33の数は、圧電素子31の数に対応して決定され、いずれの場合も、圧電素子31のそれぞれが電極部材32の対応する1つと電極部材33の対応する1つとの間で挟まれる構成となる。
なお、図示しないが、超音波振動子30の先端と振動伝達体22の基端との間、超音波振動子30の基端と押圧体23の先端との間には、それぞれ絶縁体が配設されている。超音波振動子30の内周とボルト21の外周との間には、電気的に絶縁材料から形成される絶縁チューブ(図示しない)が設けられる。これにより、超音波振動子30に供給された電気エネルギが、振動伝達体22、押圧体23及びボルト21に供給されるのが防止される。このため、超音波振動子30への印加電圧による電流が振動伝達体22、ロッド状部材10を通して患者に流れるのが防止されている。また、絶縁体により、他の機器からの信号がロッド状部材10、振動伝達体22を通して超音波振動子30に入力されるのが防止されている。
前述のように超音波トランスデューサ構造体20が形成されるため、本実施形態では、超音波トランスデューサ構造体20は、ボルト締めランジュバン型振動子(Bolt-clamped Langevin-type Transducer)となる。振動伝達体22は、超音波トランスデューサ構造体20の先端を形成し、ロッド状部材10に接続される。
エネルギ制御装置3は、エネルギ出力源15、プロセッサ16及び記憶媒体17を備える。電気配線37,38は、ケーブル13の内部を通って延設され、電気配線37,38のそれぞれの他端は、エネルギ出力源15に接続される。エネルギ出力源15は、バッテリー電源又は壁に固定されたレセプタクルアウトレットから得られる電力を超音波トランスデューサ構造体20の超音波振動子30に供給される電気エネルギに変換する変換回路等を備え、変換した電気エネルギを出力する。エネルギ出力源15から出力された電気エネルギは、電気配線37,38を介して、超音波振動子30に供給される。エネルギ出力源15は、電気エネルギとして交流電力を超音波振動子30へ出力する。
制御部であるプロセッサ16は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を含む集積回路から形成される。プロセッサ16での処理は、プロセッサ16又は記憶媒体17に記憶されたプログラムに従って行われる。また、記憶媒体17には、プロセッサ16で用いられる処理プログラム、及び、プロセッサ16での演算で用いられるパラメータ及びテーブル等が記憶される。プロセッサ16は、エネルギ出力源15から超音波振動子30への電気エネルギの出力を制御する。本実施形態では、超音波トランスデューサ構造体20はある周波数の例として47kHzで共振するように設定されている。本実施形態では、プロセッサ16は、エネルギ出力源15からの電気エネルギの出力における周波数を、既定の周波数に調整する。ある実施例では、既定の周波数は、47kHzである。
図1から図2Cに示すように、本実施形態では、振動伝達体22は、中心軸Cに沿って基端側から先端側に向かって順に、第1振動部24と、被支持部25と、第2振動部26とを有する。振動伝達体22はロッド状のチタン合金材が切削されるなどして一体的に形成されていることが好適である。なお、被支持部25の外径(中心軸Cから中心軸Cの径方向に沿って最も遠位の部位までの距離(半径)を2倍したもの)D0は後述する第1振動部24の第1中継部54の外径D1よりも大きく、第2振動部26の第2中継部56の外径D2よりも大きい。
第1振動部24は中心軸Cに沿って基端側から先端側に向かって順に、基端側延出部52と第1中継部54とを有する。基端側延出部52は中心軸Cに沿って延出され、基端に押圧体23によって超音波振動子30が固定され、超音波振動の縦振動が入力される。第1中継部54は被支持部25と基端側延出部52との間に形成されている。第1中継部54の先端は被支持部25の基端面25aに連続している。第1中継部54の先端と被支持部25の基端面25aとの間は滑らかに連続する適宜の曲面で形成され、応力集中が防止される。
第2振動部26は中心軸Cに沿って基端側から先端側に向かって順に、第2中継部56と先端側延出部58とを有する。第2中継部56は被支持部25と先端側延出部58との間に形成されている。第2中継部56の基端は被支持部25の先端面25bに連続している。第2中継部56の基端と被支持部25の先端面25bとの間は滑らかに連続する適宜の曲面で形成され、応力集中が防止される。なお、先端側延出部58の先端は、基端側延出部52の基端に超音波振動の縦振動が入力されているときに振動伝達体22のうちの最も振幅が大きい振動の腹Aとなる。
そして、先端側延出部58は、その先端に、ロッド突出部(処置部)11を有する適宜のロッド状部材10を中心軸Cに沿って先端側に接続可能な接続部58aを有する。ロッド突出部11は、基端側延出部52の基端に超音波振動の縦振動が入力されているときに振動の腹となる。
被支持部25は、中心軸Cに対して径方向外方に突出し、トランスデューサハウジング18に支持される。被支持部25は中心軸Cに沿って基端側延出部52よりも先端側で、中心軸Cに沿って縦振動が伝達されている状態で中心軸C上の振動の節Nの外周又はその近傍の外周にある。被支持部25は、中心軸Cに対して径方向外方に突出する板状に形成されている。被支持部25は、略円盤状に形成されていることが好適である。なお、被支持部25は、その外縁に、ハウジング18に対する中心軸Cの軸周りの回転を防止する回転規制部25cを有する。そして、被支持部25は、トランスデューサハウジング18に支持されている。このため、被支持部25は回転規制部25cにより、トランスデューサハウジング18に対して中心軸Cの軸周りに回転するのが規制されている。
第2中継部56は、縦振動が伝達されているときに第1中継部54又は基端側延出部52での振動の腹Aでの最大振幅に対して先端側延出部58の先端で出力される振幅を拡大するホーンとして用いられる。第2中継部56は、中心軸Cに沿って基端側から先端側に向かって短い距離で断面積を徐々に小さくしている。第2中継部56は振動の節Nの位置又はその近傍の外側に形成される被支持部25の先端側に連続している。後述するが、振動伝達体22に振動が伝達されている状態で、応力が最も高くなるのは振動の節N及びその近傍である。このため、振動伝達体22のうち、被支持部25の近傍で、最も応力が高くなる。したがって、第2中継部56の変成比、すなわち、断面積の変化の度合いが先端側延出部58の先端での振幅の拡大率に影響を与える。
ここで、第2中継部56と被支持部25の先端面25bとの境界の、中心軸Cに直交する断面は、第1中継部54と被支持部25の基端面25aとの境界の、中心軸Cに直交する断面よりも大きな面積を有する。第2中継部56は、被支持部25に連続的に隣接する位置で、第1中継部54のうち、被支持部25に連続的に隣接する位置での外径D1よりも大きい外径D2を有する。すなわち、第2中継部56の最大外径D2により既定される第2中継部56と被支持部25の先端面25bとの境界の方が、第1中継部54の最大外径D1により既定される第1中継部54と被支持部25の基端面25aとの境界よりも、中心軸Cに対して径方向外方にある。このため、見かけ上、被支持部25の先端面25のうち、中心軸Cから径方向に離れた位置で、基端面25aよりも先端面25bを肉厚にして先端面25b側の剛性を大きくしている。なお、第2中継部56はホーンとして形成されているため、被支持部25から中心軸Cに沿って先端側に離されるにつれて最大外径D2よりも小径となる。
先端側延出部58の適宜の位置の外径をD3(≦D2)とする。先端側延出部58は中心軸Cに沿って第2中継部56よりも先端側に延出されている。先端側延出部58の基端の外径D3は、第2中継部56の基端と被支持部25の先端面25bとの境界の外径D2よりも小径である。このため、第2中継部56は、被支持部25の先端面25bに連続的に隣接する位置で、第1中継部54のうち、被支持部25の基端面25aに連続的に隣接する位置での外径D1よりも大きく、先端側延出部58の外径D3よりも大きい外径D2を有する。なお、先端側延出部58の基端の外径D3は、第2中継部56の先端の外径D2に一致する。
ここでは、第2中継部56の外周面は、図2A中に破線で示す楕円Eの一部(1/4楕円)により曲面(アール)を形成している。ここでは、楕円Eは長軸が中心軸Cに直交する方向にあり、短軸が中心軸Cに平行な方向にある。このため、円の一部(1/4円)により曲面を形成するよりも、短い距離で外径D2を変化させることができる。すなわち、被支持部25の先端側において、外径D2を短い距離で外径D3に一致させることができる。したがって、第2中継部56の形状により、振幅拡大率を良好にすることができる。なお、第2中継部56の外周面の曲面を形成する楕円Eの偏平率は後述する応力分布との関係で適宜に調整される。
ここで、図2A中の上側図面は、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態を示す。図2A中の上側図面中のドットの密度が高い部分は振幅の絶対値が小さく、密度が低くなるにつれて振幅の絶対値が大きくなっている。図2B中の上側図面は図2A中の上側図面と同様に、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態を示す。図2B中の上側図面中のドットは、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態での振動伝達体22の応力分布を示す。図2B中のドット密度が高い部分は応力の絶対値が大きく、密度が低くなるにつれて応力の絶対値が小さくなっている。
なお、振動伝達体22の素材として用いられる上述したチタン合金は弾性域で用いられるため、応力と歪とは比例する。このため、図2B中の、応力分布を示すドットの密度は、振動が伝達されている状態で振動伝達体22に生じている歪を示すものと同視できる。
図2A及び図2B中の下側図面には、超音波トランスデューサ構造体20の超音波振動子30に超音波振動を発生させ、超音波振動の縦振動を振動伝達体22に入力したときの、振動伝達体22の中心軸Cに沿った各位置での振動の振幅及び、概略的な振動の腹A及び節Nの位置を示す。図2A及び図2B中の下側図面の振幅は模式的に描いたものであり、振動伝達体22は中心軸Cに直交する方向に変位するのではなく、実際には中心軸Cに沿って変位する。このため、振動伝達体22の振幅は中心軸Cに沿って変位する。そして、振動伝達体22に振動が伝達されている状態では、振動の節Nとなる位置で振幅が最も小さく0(ゼロ)となり、応力及び歪が最も大きく、振動の腹Aとなる位置で振幅が最も大きく、応力及び歪が最も小さく0(ゼロ)となる。
第1中継部54及び第2中継部56は、中心軸Cに対して対称又は略対称の形状を有する。このため、振動伝達体22のうち、中心軸C上の振動の節Nとなる位置では、被支持部25の基端側に連続する第1中継部54の部位と先端側に連続する第2中継部56の部位とで、中心軸Cに沿って互いに反対側に変位する。図2A及び図2B中の上側図面に示す例では、被支持部25の近傍では、第1中継部54は振動伝達体22の先端側方向C2に変位し、第2中継部56は振動伝達体22の基端側方向C1方向に変位する。このとき、被支持部25の内側の振動の節Nとなる位置では、中心軸Cに沿って力の総和が釣り合っている。
図2Bの上側図面に示すように、第2中継部56のうち、被支持部25の先端面25bとの境界の外径D2を、第1中継部54のうち、被支持部25の基端面25aとの境界の外径D1よりも大きくしている。すなわち、被支持部25は第2中継部56と協働して、中心軸Cから中心軸Cに直交する径方向に、第1中継部54と被支持部25の基端面25aとの境界の外径D1よりも離れた位置での先端面25b側の厚さ(中心軸Cに平行な厚さ)を基端面25a側の厚さよりも厚くしている。このため、被支持部25のうち、先端面25bに連続する部位の剛性は、基端面25aに連続する部位よりも大きい。
図2B中の振動の節Nの近傍では、中心軸Cに沿って互いに反対方向に応力が負荷される。このとき、被支持部25の内側の振動の節Nとなる位置では、中心軸Cに沿って応力の総和が釣り合っている。図2B中の被支持部25の応力分布は、中心軸Cから径方向に離れた被支持部25及びその近傍で、中心軸Cに沿って被支持部25の先端側と、基端側とで略同一である。本実施形態に係る振動伝達体22の第1中継部54及び第2中継部56の形状は、超音波振動の縦振動が振動伝達体22に入力されている状態で、被支持部25の基端側に連続する第1中継部54にかかる応力分布と先端側に連続する第2中継部56にかかる応力分布とを、中心軸Cから径方向に離れた位置で、中心軸Cに沿って被支持部25に対して釣り合わせている。すなわち、中心軸Cから径方向に離れた被支持部25の基端面25a及び先端面25bの近傍でのモーメントは、重ね合わせの原理により、互いに打ち消し合う。したがって、図2B中の上側図面の被支持部25の応力分布は、中心軸Cから径方向に離れた位置で、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位したときの負荷に対抗することができていることを示している。このため、本実施形態に係る振動伝達体22の第1中継部54、被支持部25及び第2中継部56は、被支持部25でのモーメントの発生を抑制する形状を有する。
なお、被支持部25の先端面25bと第2中継部56の基端との境界近傍の剛性は、被支持部25の先端面25aと第1中継部54の先端との境界近傍の剛性よりも大きくしている。このため、図2A及び図2Bの上側図面に示す例とは反対に、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も先端側に変位したときの負荷に対しても、被支持部25が中心軸Cに沿って先端側に移動しようとする、被支持部25でのモーメントの発生が抑制される。
このように、本実施形態に係る振動伝達体22の第1中継部54、被支持部25及び第2中継部56は超音波振動の縦振動が振動伝達体22に入力されている状態において、被支持部25でのモーメントの発生を抑制する形状を有する。このため、第1中継部54及び第2中継部56は、超音波振動の縦振動が振動伝達体22に入力されている状態で、第1中継部54の変位分布と第2中継部56の変位分布とを中心軸Cに沿った位置だけでなく、中心軸Cから離れた被支持部25でも、被支持部25の先端側と基端側とで釣り合わせる。このように、第1中継部54にかかる変位分布と第2中継部56にかかる変位分布とを中心軸Cに沿った位置だけでなく中心軸Cから離れた位置で釣り合わせることにより、第1中継部54及び第2中継部56は、被支持部25と協働して、被支持部25での変位を抑制している。
なお、図3A及び図3Bには、第1実施形態の比較例として、図2A及び図2Bとは異なる形状の振動伝達体22aの例を示す。図3A中の上側図面は、振動伝達体22aの第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態を示す。図3A中の上側図面中のドットの密度が高い部分は振幅の絶対値が小さく、密度が低くなるにつれて振幅の絶対値が大きくなっている。図3B中の上側図面中のドットは、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態での振動伝達体22aの応力分布を示す。図3B中のドット密度が高い部分は応力の絶対値が大きく、密度が低くなるにつれて応力の絶対値が小さくなっている。
図3A及び図3B中の上側図面の振動伝達体22aは、図2A及び図2Bの上側図面に示す振動伝達体22と比較して、被支持部25の先端面25b近傍の形状が異なっている。図3A及び図3B中の下側図面には、第1実施形態の超音波振動子30の超音波振動の縦振動と同じ縦振動が振動伝達体22aに入力されているときの、振動伝達体22aの中心軸Cに沿った各位置での概略的な振動の腹A及び節Nの位置を示す。図3A及び図3B中の下側図面の振幅は模式的に描いたものであり、実際には中心軸Cに沿って振動するため、振幅は中心軸Cに沿って変位する。そして、振動伝達体22aに振動が伝達されている状態では、振動の節Nとなる位置で振幅が最も小さく、応力及び歪が最も大きく、振動の腹Aとなる位置で振幅が最も大きく、応力及び歪が最も小さくなる。
上述したように、本実施形態では、振動伝達体22に振動が伝達されている状態では、図2Bの上側図面に示すように、応力(歪)が分布する。比較例では、図3Bの上側図面に示すように、振動伝達体22aの先端の振動の腹Aの位置での振幅により、第2振動部26の基端が被支持部25の先端面25bよりも基端側に移動しようとする負荷がかけられると、被支持部25が先端側に倒されることが認識される。このため、図3A及び図3B中の被支持部25は、振動伝達体22aへの振動の入力により変位する。
本実施形態では、図2A及び図2B中の上側図面に示すように、被支持部25の先端面25b側のうち、中心軸Cに対して離れた位置を基端面25aよりも中心軸Cに沿って厚く形成している。このため、被支持部25での中心軸Cに対して径方向に離れた位置での先端側部位の剛性を調整し、すなわち、中心軸Cに対して径方向に離れた位置での先端側部位及び基端側部位の応力分布が、被支持部25に対して釣り合う(打ち消し合う)状態に調整されている。したがって、第2振動部26の基端は被支持部25の先端面25bよりも基端側に移動しようとする負荷に対して対抗することができる。本実施形態に係る振動伝達体22の被支持部25の近傍を上述したように形成することにより、振動を伝達している状態で、振動伝達体22の被支持部25では、中心軸Cに沿った位置だけでなく、中心軸Cから径方向に離れた位置でのモーメントの発生、すなわち変位の発生を抑制する。
以上説明したように、第1実施形態によれば、振動伝達体22の被支持部25の先端側及び基端側の第1中継部54及び第2中継部56は、中心軸Cに沿った方向に力が釣り合う形状に形成している。また、振動伝達体22の中心軸Cから径方向に離れた被支持部25でのモーメントが被支持部25の先端側及び基端側で中心軸Cに沿って釣り合う形状に形成している。このため、振動伝達体22に振動が伝達されている状態で、振動伝達体22は、被支持部25が意図せず変位するのを抑制することができる。したがって、超音波振動子30に発生させた超音波振動の縦振動が中心軸Cに沿って伝達される際に被支持部25に変位が生じるのを防止可能な振動伝達体22、超音波トランスデューサ構造体20及び医療機器40を提供することができる。このため、例えば被支持部25を支持するハウジング18を通して超音波処置具2のハウジング5を把持して使用するユーザに対し、被支持部25に対する変位の発生による不快感を与えるのを防止することができる。また、被支持部25に対して変位の発生を抑制することで、被支持部25が発熱するのを防止することができる。
また、ある実施例では、超音波振動子30に供給される電気エネルギとは異なる電気エネルギが、エネルギ出力源15から出力される。例えば、超音波振動子30に供給される電気エネルギとは異なる電気エネルギが、ロッド突出部11及びジョー12のそれぞれに供給される。これにより、ジョー12とロッド突出部11との間で把持される処置対象に高周波電流が流れる。
図4A及び図4Bの上側図面には、超音波トランスデューサ構造体20の変形例を示す。ここでは、第1中継部54は第2中継部56と同様に、第1振動部24での振動の腹Aでの最大振幅に対して第2振動部26の先端側延出部58の先端で出力される振幅を拡大するホーンとして用いられる。このように、第1中継部54にホーンを形成することによっても、第2振動部26の先端の振動の腹Aの位置での振幅を、第1振動部24の振動の腹Aの位置での振幅よりも大きくすることができる。
図4A中の上側図面は、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態を示す。図4A中の上側図面中のドットの密度が高い部分は振幅の絶対値が小さく、密度が低くなるにつれて振幅の絶対値が大きくなっている。図4B中の上側図面は図4A中の上側図面と同様に、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態を示す。図4B中の上側図面中のドットは、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態での振動伝達体22の応力分布を示す。図4B中のドット密度が高い部分は応力の絶対値が大きく、密度が低くなるにつれて応力の絶対値が小さくなっている。
第1中継部54は、振動の腹Aの位置で振幅を拡大するホーンとして形成されている。第1中継部54は、被支持部25の基端側に連続的にホーンを形成している。超音波振動子30から超音波振動が伝達されている状態で、第1中継部54の基端の位置から被支持部25に近づくにつれて、すなわち振動の節Nの位置に近づくにつれて、中心軸Cに沿う変位が小さくなる。このため、第1中継部54の基端の位置から被支持部25に近づくにつれて音速は見かけ上、遅くなる。第1中継部54はホーンとして形成され、第1中継部54の音速の絶対値は、振動の腹Aの位置に対して基端側に対称の位置の音速の絶対値よりも大きい。ここで、中心軸Cに沿って被支持部25の基端側の振動の腹Aの位置から被支持部25の振動の節Nの位置までの音速は一定である。第1中継部54の基端の位置から被支持部25に近づくにつれて音速が遅くなるので、第1中継部54の基端の位置から被支持部25までの中心軸Cに沿った距離を短くして、中心軸Cに沿って被支持部25の基端側の振動の腹Aの位置から被支持部25の振動の節Nの位置までの音速を一定にしている。
このため、第1中継部54をホーンとして形成することによって、振動伝達体22の先端での出力振幅を拡大しつつ、トランスデューサハウジング18に配設される部位の長さを短くすることができる。すなわち、第1中継部54と基端側延出部52とを合わせた長さは、第1中継部54にホーンが存在しない場合に比べて短くなる。
なお、第2中継部56がホーンとして形成されると、被支持部25すなわち振動の節Nの位置から第2振動部26の先端の振動の腹Aの位置に向かって音速が上昇する。このため、被支持部25と第2振動部26の先端までの距離は、音速に合わせて長くすることが好適である。
図4A及び図4Bに示す例では、振動伝達体22の先端側延出部58の先端の振動の腹Aの位置での振幅により、第2振動部26の基端には被支持部25の先端面25bよりも基端側に移動しようとする負荷がかけられる。被支持部25の内側の振動の節Nとなる位置では、中心軸Cに沿って力の総和が釣り合っている。
図4B中の被支持部25の応力分布は、中心軸Cから径方向に離れた被支持部25及びその近傍で、中心軸Cに沿って被支持部25の先端側と、基端側とで略同一である。本実施形態に係る振動伝達体22の第1中継部54及び第2中継部56の形状は、超音波振動の縦振動が振動伝達体22に入力されている状態で、被支持部25の基端側に連続する第1中継部54にかかる応力分布と先端側に連続する第2中継部56にかかる応力分布とを、中心軸Cから径方向に離れた位置で、中心軸Cに沿って被支持部25に対して釣り合わせている。すなわち、中心軸Cから径方向に離れた被支持部25の基端面25a及び先端面25bの近傍でのモーメントは、重ね合わせの原理により、互いに打ち消し合う。したがって、図4B中の上側図面の被支持部25の応力分布は、中心軸Cから径方向に離れた位置で、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位したときの負荷に対抗することができていることを示している。このため、本変形例に係る振動伝達体22の第1中継部54、被支持部25及び第2中継部56は、被支持部25でのモーメントの発生を抑制する形状を有する。
なお、被支持部25の先端面25bと第2中継部56の基端との境界近傍の剛性は、被支持部25の先端面25aと第1中継部54の先端との境界近傍の剛性よりも大きくしている。このため、図4A及び図4Bの上側図面に示す例とは反対に、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も先端側に変位したときの負荷に対しても、被支持部25が中心軸Cに沿って先端側に移動しようとする、被支持部25でのモーメントの発生が抑制される。
このため、本変形例の振動伝達体22の中心軸Cから径方向に離れた被支持部25でのモーメントが被支持部25の先端側及び基端側で中心軸Cに沿って釣り合う形状に形成している。したがって、超音波振動子30に発生させた超音波振動の縦振動が中心軸Cに沿って伝達される際に被支持部25に変位が生じるのを防止可能な振動伝達体22、超音波トランスデューサ構造体20及び医療機器40を提供することができる。このため、例えば被支持部25を支持するハウジング18を通して超音波処置具2のハウジング5を把持して使用するユーザに対し、被支持部25に対する変位の発生による不快感を与えるのを防止することができる。
第2実施形態について図5A及び図5Bを用いて説明する。この実施形態は上述した変形例を含む第1実施形態の変形例であって、第1実施形態で説明した部材と同一の部材又は同一の機能を有する部材には極力同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図5A及び図5Bの上側図面には、超音波トランスデューサ構造体20を示す。図5A中の上側図面は、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態を示す。図5A中の上側図面中のドットの密度が高い部分は振幅の絶対値が小さく、密度が低くなるにつれて振幅の絶対値が大きくなっている。図5B中の上側図面は図5A中の上側図面と同様に、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態を示す。図5B中の上側図面中のドットは、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位した状態での振動伝達体22の応力分布を示す。図5B中のドット密度が高い部分は応力の絶対値が大きく、密度が低くなるにつれて応力の絶対値が小さくなっている。
本実施形態では、被支持部25に連続する第1中継部54及び第2中継部56が被支持部25に対して対称又は略対称である例について説明する。
被支持部25の基端面25aには、第1中継部54の先端との境界が形成されている。被支持部25の先端面25bには、第2中継部56の基端との境界が形成されている。被支持部25の基端面25aと第1中継部54の先端との境界の外径D1は、被支持部25の先端面25bと第2中継部56の基端との境界の外径D2と同一又は略同一である。
また、第1中継部54のうち、中心軸Cに沿って被支持部25の基端面25aから基端側に向かって長さL1の範囲における部位の断面積変化の状態と、第2中継部56のうち、被支持部25の先端面25bから先端側に向かって長さL2(=L1)の範囲における部位の断面積変化の状態とは被支持部25に対して対称又は略対称である。
ここで、第1中継部54のうち、被支持部25の基端面25aから基端側に長さL1までの領域を第1領域64とする。第2中継部56のうち、被支持部25の先端面25bから先端側に長さL2までの領域を第2領域66とする。第2領域66の先端側には、被支持部25の基端側の第1中継部54との剛性のバランスを調整する調整部67が形成されている。調整部67の先端側には、ホーン67aが形成されている。
図5A及び図5B中の上側図面に示す例では、被支持部25の近傍では、第1中継部54の第1町域64は振動伝達体22の先端側方向C2方向に変位し、第2中継部56の第2領域66は振動伝達体22の基端側方向C1方向に変位する。このとき、被支持部25の内側の振動の節Nとなる位置では、中心軸Cに沿って力の総和が釣り合っている。
図5Bの上側図面に示すように、第2領域66は、被支持部25の先端側のある距離L2での外径D2を、第1領域64のうち、被支持部25から基端側に向かってある距離L1(=L2)での外径D1と同じにしている。すなわち、被支持部25は第1領域64及び第2領域66と協働して、中心軸Cから離れた位置での被支持部25の基端面25a及び先端面25bに連続する部位の剛性を略同一に調整している。また、第2中継部56は、上述した調整部67により、第1中継部54との剛性を略同一に調整している。
振動伝達体22の先端側延出部58の先端の振動の腹Aの位置での振幅は、第1振動部24の振動の腹Aの位置での振幅よりも大きい。このため、第2振動部26の基端には被支持部25の先端面25bよりも基端側に移動しようとする負荷がかけられる。図5B中の振動の節Nの近傍では、中心軸Cに沿って互いに反対方向に応力が負荷される。図5B中の応力分布は、中心軸Cから径方向に離れた被支持部25及びその近傍で、中心軸Cに沿って被支持部25の先端側と、基端側とで略同一である。本実施形態に係る振動伝達体22の第1中継部54及び第2中継部56の形状は、超音波振動の縦振動が振動伝達体22に入力されている状態で、被支持部25の基端側に連続する第1中継部54にかかる応力分布と先端側に連続する第2中継部56にかかる応力分布とを、中心軸Cから径方向に離れた位置で、中心軸Cに沿って被支持部25に対して釣り合わせている。すなわち、中心軸Cから径方向に離れた被支持部25の基端面25a及び先端面25bの近傍でのモーメントは、重ね合わせの原理により、互いに打ち消し合う。したがって、図5B中の上側図面の被支持部25の応力分布は、中心軸Cから径方向に離れた位置で、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も基端側に変位したときの負荷に対抗することができていることを示している。このため、本実施形態に係る振動伝達体22の第1中継部54、被支持部25及び第2中継部56は、被支持部25でのモーメントの発生を抑制する形状を有する。
なお、被支持部25の先端側の第2中継部56の剛性は、調整部67の存在により、被支持部25の基端側の第1中継部54の剛性と略同一に調整している。このため、図5A及び図5Bに示す例とは反対に、第2振動部26の先端側延出部58の先端が中心軸Cに沿って最も先端側に変位したときの負荷に対しても、被支持部25が中心軸Cに沿って先端側に移動しようとする、被支持部25でのモーメントの発生が抑制される。
以上説明したように、第2実施形態によれば、振動伝達体22の被支持部25の先端側及び基端側の第1中継部54及び第2中継部56は、中心軸Cに沿った方向に力が釣り合う形状に形成している。また、振動伝達体22の中心軸Cから径方向に離れた被支持部25でのモーメントが被支持部25の先端側及び基端側で中心軸Cに沿って釣り合う形状に形成している。このため、振動伝達体22に振動が伝達されている状態で、振動伝達体22は、被支持部25が意図せず変位するのを抑制することができる。したがって、超音波振動子30に発生させた超音波振動の縦振動が中心軸Cに沿って伝達される際に被支持部25に変位が生じるのを防止可能な振動伝達体22、超音波トランスデューサ構造体20及び医療機器40を提供することができる。このため、例えば被支持部25を支持するハウジング18を通して超音波処置具2のハウジング5を把持して使用するユーザに対し、被支持部25に対する変位の発生による不快感を与えるのを防止することができる。また、被支持部25に対して変位の発生を抑制することで、被支持部25が発熱するのを防止することができる。
これまで、いくつかの実施形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。

Claims (13)

  1. 心軸に沿って延出され、基端に超音波振動子が固定され、前記超音波振動子が発生した超音波振動の縦振動が入力される基端側延出部と、
    前記中心軸に沿って前記基端側延出部の先端側に設けられ、前記中心軸に沿って前記縦振動が伝達されている状態で前記中心軸上の振動の節の外周又はその近傍の外周にあり、前記中心軸に対して径方向外方に突出し、ハウジングに支持される被支持部と、
    前記中心軸に沿って前記被支持部よりも先端側に延出され、前記基端側延出部に入力された前記超音波振動の前記縦振動が前記中心軸に沿って伝達され、前記被支持部よりも小径の外径を有する先端側延出部と、
    前記被支持部と前記基端側延出部との間に形成された第1中継部と、
    前記被支持部と前記先端側延出部との間に形成された第2中継部と、
    を備え
    前記第2中継部は、前記被支持部に連続的に隣接する位置での外径が、前記第1中継部のうち、前記被支持部に連続的に隣接する位置での外径に対して同じか、それよりも大きく、かつ前記先端側延出部の前記外径よりも大きく形成され、前記縦振動が伝達されているときに前記第1中継部又は前記基端側延出部での振動の腹での最大振幅に対して前記先端側延出部の先端で出力される振幅を拡大するホーンを有する、
    ことを特徴とする振動伝達体。
  2. 前記中心軸に直交する前記第2中継部と前記被支持部との境界の断面は、前記中心軸に直交する前記第1中継部と前記被支持部との境界の断面よりも大きな面積を有する、請求項1に記載の振動伝達体。
  3. 前記超音波振動の前記縦振動が前記振動伝達体に入力されている状態で、前記第1中継部及び前記第2中継部は、前記第1中継部にかかる応力分布と前記第2中継部にかかる応力分布とを前記中心軸から径方向に離れた位置で前記被支持部に対して釣り合わせ、前記中心軸から径方向に離れた位置での前記被支持部でのモーメントの発生による振動を抑制する形状を有する、請求項1に記載の振動伝達体。
  4. 前記超音波振動の前記縦振動が前記振動伝達体に入力されている状態で、前記第1中継部及び前記第2中継部は、前記中心軸から径方向に離れた位置で前記第1中継部の変位分布と前記第2中継部の変位分布とを前記中心軸に沿って前記被支持部に対して釣り合わせ、前記被支持部が前記中心軸に沿った方向に変位するのを抑制する形状を有する、請求項1に記載の振動伝達体。
  5. 前記第1中継部及び前記第2中継部は、前記中心軸に沿って前記被支持部に対称又は略対称で、前記超音波振動の前記縦振動が前記振動伝達体に入力されている状態で、前記中心軸から径方向に離れた前記被支持部でのモーメントの発生による振動を抑制するとともに、前記被支持部が前記中心軸に沿った方向に変位するのを抑制する形状を有する、請求項1に記載の振動伝達体。
  6. 前記第1中継部は、前記被支持部に連続し、前記縦振動が伝達されているときに前記第1中継部又は前記基端側延出部での振動の腹での最大振幅に対して前記先端側延出部の先端で出力される振幅を拡大するホーンを有する、請求項1に記載の振動伝達体。
  7. 前記第1中継部と前記基端側延出部とを合わせた長さは、前記第1中継部に前記ホーンが存在しない場合に比べて短くなる、請求項6に記載の振動伝達体。
  8. 前記先端側延出部は、その先端に、処置部を有する振動伝達部材を前記中心軸に沿って先端側に接続可能な接続部を有する、請求項1に記載の振動伝達体。
  9. 前記被支持部は、前記中心軸に対して径方向外方に突出する板状に形成されている、請求項1に記載の振動伝達体。
  10. 前記被支持部は、略円盤状に形成されている、請求項9に記載の振動伝達体。
  11. 請求項1に記載の振動伝達体と、
    前記振動伝達体の基端に固定され、エネルギが供給されると前記縦振動を発生する超音波振動子と、
    前記振動伝達体の基端との間に前記超音波振動子を挟み、前記超音波振動子を前記振動伝達体の基端に押圧する押圧体と
    を有する、超音波トランスデューサ構造体。
  12. 請求項11に記載の超音波トランスデューサ構造体と、
    前記被支持部を支持し、前記超音波トランスデューサ構造体との間に電気絶縁性を有するハウジングと
    を有する、医療機器。
  13. 心軸に沿って延出され、基端に超音波振動子が固定され、前記超音波振動子が発生した超音波振動の縦振動が入力される基端側延出部と、
    前記中心軸に沿って前記基端側延出部の先端側に設けられ、前記中心軸に沿って前記縦振動が伝達されている状態で前記中心軸上の振動の節の外周又はその近傍の外周にあり、前記中心軸に対して径方向外方に突出し、ハウジングに支持される被支持部と、
    前記中心軸に沿って前記被支持部よりも先端側に延出され、前記基端側延出部に入力された前記超音波振動の前記縦振動が前記中心軸に沿って伝達され、前記被支持部よりも小径の外径を有する先端側延出部と、
    前記被支持部と前記基端側延出部との間に形成された第1中継部と、
    前記被支持部と前記先端側延出部との間に形成され、前記超音波振動の前記縦振動が入力されている状態で、前記中心軸から径方向に離れた位置で前記第1中継部にかかる応力分布を前記被支持部に対して前記中心軸に沿って対称にし、前記被支持部でのモーメントの発生を抑制して前記被支持部の振動を抑制する形状を有する第2中継部と
    を有する振動伝達体。
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