JP6646794B1 - アダプティブライティングオートメーション - Google Patents

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Abstract

本明細書に開示される一態様によれば、環境を照らすために照明システムの1つ以上の照明器具を制御するための照明制御システムであって、当該照明制御システムは、照明器具に制御コマンドを送信するためのインターフェースと、当該照明制御システムによってアクセス可能なメモリに記憶された1つ以上の自動化規則のセットに従って、インターフェースを介して、照明器具を自動的に制御するよう構成される自動化コンポーネントと、抑制コンポーネントとを含み、抑制コンポーネントは、環境内のユーザによって呈されるアクティビティを監視するために少なくとも1つのデータソースからの環境内のユーザに関するデータを処理する、アクティビティの監視に基づいてユーザのストレスが増大した状態を検出する、ユーザのストレスが増大した潜在的原因として自動化規則のうちの少なくとも1つの自動化規則を識別する、及び前記識別に基づいて照明器具のうちの少なくとも1つの照明器具について識別された自動化規則を抑制又は修正するよう構成される、照明制御システムが提供される。

Description

本開示は、照明システムの自動制御に関し、とりわけ、ユーザのニーズに基づく適応(adaptation)に関する。
電子デバイスはますます接続されてきている。「接続される(コネクテッド)(connected)」デバイスとは、ユーザ端末、又は家庭用若しくはオフィス用機器等のデバイスであって、該デバイスの制御のより多くの可能性を可能にするために無線又は有線接続を介して1つ以上の他の斯かるデバイスに接続される、デバイスを指す。例えば、当該デバイスは、Wi−Fi、ZigBee又はBluetooth(登録商標)ネットワーク等の有線又は無線ネットワークの一部として1つ以上の他のデバイスに接続されることがよくある。接続は、例えば、1つ以上の他のデバイスのうちの1つから、例えば、スマートフォン、タブレット又はラップトップ等のユーザデバイス上で動作するアプリ(アプリケーション)から、当該デバイスを制御することを可能にしてもよく、及び/又は、よりインテリジェントな及び/又は分散型の自動制御を提供するためにデバイス間でセンサ情報又は他のデータを共有することを可能にしてもよい。
近年、コネクテッドデバイスの数は劇的に増加している。照明システムは、コネクテッドインフラストラクチャに向けたこのムーブメントの一部である。従来のコネクテッドライティングシステムは、固定光源(fixed light source)から構成される。固定光源は、壁に取り付けられたスイッチ、調光器、若しくは事前プログラムされた設定及び効果を持つより高度なコントロールパネルを介して、又はスマートフォン、タブレット、ラップトップ等のユーザ端末で動作するアプリからも制御され得る。例えば、これは、ユーザが、広範囲の色付き照明、調光オプション、及び/又は動的効果を使用して雰囲気を作り出すことを可能にし得る。制御の観点で、最もよくあるアプローチは、ライトスイッチ(light switch)を、照明を拡張制御できるスマートフォンベースのアプリ(例えば、Philips hue、LIFX等)に置き換えることである。
とりわけ、コネクテッドライティングシステムは、照明のさまざまな態様が自動化されることを可能にする。例えば、特定の照明シーンが、(モーションセンサ等の)センサ入力に応答して、又はスケジュールに従って(例えば、毎朝に)トリガされてもよい。照明シーンは、ある環境内の光源によってレンダリングされる当該環境における全体的な照明効果である。例えば、光源が可視スペクトルの赤色−黄色の範囲の色相を出力するように設定される「夕焼け(sunset)」シーンが定義されてもよい。各光源は、例えば、異なる色相(又は彩度若しくは輝度等の他の設定)を出力してもよく、又はシーンは、すべて(又はいくつか)のライトが単一の色又は類似の色をレンダリングすることによってレンダリングされてもよい。照明シーンは、1つ以上の光源の出力が時間の経過とともに変化する、動的であってもよいことに留意されたい。
自動化されたシーン変化(scene change)に加えて、コネクテッドライティングシステムは、例えば、スマートフォン等のユーザデバイスからネットワーク(例えばZigBeeネットワーク)を介して照明命令を受けることによって照明シーンをレンダリングすることができ、照明システムが環境内で所望の照明シーンをレンダリングするために各光源に対して適切な照明設定を決定するために照明命令を解釈することができる。
ホームオートメーションの世界は、家庭のあらゆる面に自動化されたアクションを提供することを目的とした多くのシステムで急速に加速している。例えば、所望の照明を提供するという一次的な機能に加えて、コネクテッドライティングシステムには、この中に、例えば、天気に関する情報、入来メッセージ(incoming message)、又は照明システムの状態に関するフィードバックを伝えるための二次的な情報出力機能を備えるよう構成されるものがある。これは、色の変化及び/又は動的効果等、照明において自動的にレンダリングされる可視インジケータとして提供されることができる。
しかしながら、自動化は、必ずしもユーザが何が起こっているのか又はなぜ起こっているのか分かるとは限らないので、「蚊帳の外に置かれている(out of the loop)」という感情を引き起こす可能性がある。スマートホームテクノロジを購入する人が増えるにつれて、これは、一部の人々(例えば、一時的に燃え尽き症候群を患っている人、高齢者又は認知症の人等)にとってますます大きなストレスの原因となることが予想される。コントロールできない(out of control)という感情は気持ちが良いものではなく、この感情はストレスの主な原因であり、それゆえ、これらのグループの人々、及びその他の人々は、自分の家のコントロールができないという恐怖のためスマートホームテクノロジを購入することを希望しないかもしれない。
既存のスマートホームシステムに関する1つの問題は、いつ、どのように動作するかについてのある程度の認識(a degree of awareness)を持たないことである。この問題に対する現在の解決策は、アプリのダッシュボード等を介して、何が起こっているかについてますます多くのフィードバックをユーザに提供することを目論んでいるが、これはまた、情報過多をもたらし、斯くして、コントロールできないという感情を増加させ、潜在的にストレスの問題を悪化させることにつながる可能性がある。
本発明は、厳密に実行される自動アクション(すなわち、所定の規則に従う動作)は、関与するユーザ入力を介して変更可能であるが、おそらくは所定の規則について忘れてしまった(又は規則を設定した人ではない)ユーザにとっては驚きであり得ることを認識している。これに基づいて、本発明は、ユーザのストレスレベルを感知し、コントロールできている(in control)という感情を維持することを確実なものとする助けとなるように自動化の程度を調整する(すなわち、ストレスレベルの上昇に応じて自動化のレベルを下げる)ことができる自動化システムを提供することによって上記の問題を解決する。
したがって、本発明の一態様によれば、環境を照らすために照明システムの1つ以上の照明器具を制御するための照明制御システムであって、当該照明制御システムは、照明器具に制御コマンドを送信するためのインターフェースと、当該照明制御システムによってアクセス可能なメモリに記憶された1つ以上の自動化規則(automation rule)のセットに従って、インターフェースを介して、照明器具を自動的に制御するよう構成される自動化コンポーネント(automation component)と、抑制コンポーネント(suppression component)とを含み、抑制コンポーネントは、環境内のユーザによって呈される(exhibited)アクティビティを監視するために少なくとも1つのデータソースからの環境内のユーザに関するデータを処理する、アクティビティの監視に基づいてユーザのストレスが増大した状態を検出する、ユーザのストレスが増大した潜在的原因(potential cause)として自動化規則のうちの少なくとも1つの自動化規則を識別する、及び前記識別に基づいて照明器具のうちの少なくとも1つの照明器具について識別された自動化規則を抑制又は修正するよう構成される、照明制御システムが提供される。
規則は、例えば、該規則がストレスの潜在的原因として識別されることに応答して、コントローラによって自律的に修正又は抑制されることができる。別の例として、コントローラは、ユーザにメッセージを出力し、規則が該ユーザのストレスの潜在的原因として識別されていることを指摘し、該規則が抑制又は修正されることを望むかどうかを該ユーザに尋ねることによって応答してもよい。その場合、抑制/修正は、コントローラが、該規則はまさに(indeed)抑制又は修正されるべきであるという確認をユーザから受けることに応答して実行されることができる。これらの両方が、本願明細書で用いられる用語「適応的」挙動("adaptive" behavior)の例であることに留意されたい。
一部の実施形態では、識別された自動化規則は、該規則をオフにすることによって抑制される。
一部の実施形態では、識別された自動化規則は、自動化規則の効果がユーザにとってそれほど目立たないように規則のパラメータを修正することによって(例えば、規則の実行(enactment)から生じる照明器具の明るさの変化を減らすことによって)修正される。
一部の実施形態では、識別された自動化規則の抑制又は修正は、当該規則の識別に基づいて、例えば、該識別に応答して前記抑制又は修正を自動的に実行することによって実行される。
少なくとも1つの自動化規則は、抑制コンポーネントが、照明器具によって発せられる光が、自動化コンポーネントによって、少なくとも1つの時間間隔の間当該自動化規則に従って変えられることを防止するという点で、少なくとも1つの照明器具について抑制又は修正される。すなわち、そうでなければ当該自動化規則が抑制されなかった結果として当該時間間隔内で呈されていたであろう発光光の少なくとも1つの特性の変動を防止することである。例えば、自動化規則のうちの少なくとも1つの自動化規則が、ユーザのストレスレベルの増加の考えられる原因として抑制コンポーネントによって識別されることができる場合、当該1つ以上の規則は、これに応答して、当該増加を弱めるために抑制されることができる。
これは、例えば、自動化コンポーネントの動作を修正することによって、又は自動化コンポーネントからの特定のコマンドを無視するよう照明器具に指示することによって行われることができる。前者は、例えば、これらコンポーネントが同じデバイス上に実装される場合により適切であり得る。後者は、例えば、これらコンポーネントが独立して動作する異なるデバイス上に実装される場合により適切であり得る。
上述の実施形態では、自動化規則は、例えば特定の時間に及び/又は(センサ信号等の)特定の信号に応答して、照明器具によって実行されるべき1つ以上の自動アクション(automated action)を定義する。自動化規則を抑制することは、当該アクションが、当該自動化規則が抑制されている限り照明器具によって実行されることを防止する。ユーザのストレスレベルは、受けたデータに基づいて決定され、(例えば、閾値を超える)ユーザのストレスレベルに対する増加の指標(indicator)について監視される。一部のタイプのデータについては、感知値の増加がストレスの増加を示し得(例えば発汗)、他の一部のタイプのデータについては、感知値の減少がストレスの増加を示し得る(例えば心拍変動(HVR))ことに留意されたい。
一部の実施形態では、自動化規則のセットの各々が、直感的なタイプ又は非直感的なタイプを有し、潜在的原因として少なくとも1つの自動化規則を識別することは、当該規則のタイプを非直感的であると識別することを含む。規則の抑制性(特定の規則が抑制可能であるかどうか)が、抑制コンポーネントによる使用のために規則と共にメモリに記憶されることができ、例えば、ユーザからの(ユーザデバイスを介した)明示的なユーザ入力に基づいて、又は、例えば、規則がメモリに記憶されていた時間(amount of time)(及び任意選択的に、規則が最後に抑制されてからの時間)に基づいて暗黙的に決定されることができる。
一部の実施形態では、抑制コンポーネントはさらに、識別された少なくとも1つの自動化規則の優先レベルを決定する、及び決定された優先レベルが閾優先レベル(threshold priority level)を下回ることを条件として抑制を実行するよう構成される。
一部の実施形態では、自動化規則のセットの各々が、抑制可能なタイプ又は非抑制可能なタイプを有し、抑制コンポーネントはさらに、識別された少なくとも1つの自動化規則が抑制可能なタイプであることを条件として抑制を実行するよう構成される。
一部の実施形態では、抑制コンポーネントはさらに、前記抑制に応答して、抑制された規則をユーザに知らせるために自動化規則抑制メッセージ(automation rule suppressed message)を提供するよう構成される。自動化規則抑制メッセージは、自動化規則のうちの、抑制された特定の自動化規則を示してもよく、例えば照明システムの1つ以上の照明器具によって提供される視覚的インディケーション(色の変化又は点滅光等)、又はユーザデバイス(例えば、ユーザのスマートフォン)のグラフィカルユーザインターフェース上に提供される視覚的インディケーションであってもよい。メッセージは、環境内のスピーカによって提供されるオーディオメッセージ、例えば、アラームであってもよい。
一部の実施形態では、自動化規則抑制メッセージは、システムが、(他のユーザ(例えば、家族)が制御を行うことが可能である)マニュアルモードに切り替わったことをユーザに知らせる。
一部の実施形態では、データソースは入力デバイスであり、入力デバイスからのデータが、ユーザが入力デバイスを使用することによって提供される、1つ以上の照明器具を制御するためのユーザ入力等の、ユーザ入力である。入力デバイスは、照明システムの制御デバイス(すなわち、1つ以上の照明器具を制御するよう構成される制御デバイス)であってもよく、又は外部システム(例えば、HVACシステム等の別の自動ホームシステム)の制御デバイスであってもよい。斯くして、ユーザが1つ以上の照明器具について制御入力を提供する結果、照明器具が、ユーザによって提供される制御入力に従って制御されることができる一方、それと同時に、ユーザのストレスが増大する状態が、ユーザが制御デバイスを介して制御入力を提供することに基づいて検出されてもよい。したがって、ユーザによる単一のアクション(すなわち、壁スイッチ等の制御デバイスを介して制御入力を提供すること)が、提供された制御入力に従って1つ以上の照明器具を制御すると共に、自動化規則の抑制又は修正を生じさせてもよい。
一部の実施形態では、ユーザ入力は、ユーザが同じユーザ入力を提供する複数のインスタンスである。
一部の実施形態では、ユーザ入力は、入力デバイスの圧力センサからの入力である。
一部の実施形態では、データソースは、前記アクティビティを監視するためのセンサである。例えば、存在センサ、モーションセンサ等である。
一部の実施形態では、データソースは、ユーザデバイスであり、データは、ユーザデバイスからの生理学的データである。ユーザデバイスは、ウェアラブルユーザデバイスであってもよい。生理学的データは、ユーザの心拍、発汗、血圧のうちの少なくとも1つであってもよい。
一部の実施形態では、データソースは、環境内のマイクロフォンであり、データは、ユーザのスピーチである。
一部の実施形態では、アクティビティは、ユーザのスピーチの音量及び/又はピッチの増加である。
一部の実施形態では、アクティビティは、ユーザによる冒涜的な言葉使い(profanity)の使用である。
一部の実施形態では、アクティビティは、ユーザの姿勢(posture)、ユーザの動きの硬直(rigidity)、ユーザによって操作されるユーザデバイスにインストールされたアプリからの入力、ユーザのユーザデバイスからの位置データにおいて識別されるユーザの移動特性(travel characteristic)、ユーザのタイピング速度のうちの1つ以上である。
一部の実施形態では、1つ以上の自動化規則のセットは、ある期間中に少なくとも1つの照明器具によってレンダリングされるべき照明シーンを指定する少なくとも1つの自動化規則を含む。
一部の実施形態では、1つ以上の自動化規則のセットは、センサデータに応答して少なくとも1つの照明器具によってレンダリングされるべき照明シーンを指定する少なくとも1つの自動化規則を含む。例えば、環境内のユーザの存在を示す存在センサデータに応答して1つ以上の照明器具をオンすることを指定する規則である。
本明細書に開示される第2の態様によれば、照明制御システムによってアクセス可能なメモリに記憶された1つ以上の自動化規則のセットに従って環境を照らすために照明システムの1つ以上の照明器具を制御する方法であって、当該方法は、少なくとも1つのデータソースから環境内のユーザに関するデータを受けるステップと、環境内のユーザによって呈されるアクティビティを監視するために受けたデータを処理するステップと、アクティビティの監視に基づいてユーザのストレスが増大した状態を検出するステップと、ユーザのストレスが増大した潜在的原因として自動化規則のうちの少なくとも1つの自動化規則を識別するステップと、前記識別に基づいて照明器具のうちの少なくとも1つの照明器具について識別された自動化規則を抑制又は修正するステップとを含む、方法が提供される。
本明細書で開示される第3の態様によれば、1つ以上の処理ユニットによって実行された場合、第2の態様によるステップを実行するよう構成されるコンピュータ可読記憶媒体上に具現化されたコンピュータ実行可能コードを含むコンピュータプログラムが提供される。
本開示の理解を助け、実施形態がどのように実施され得るかを示すために、例として添付の図面を参照する。
本発明の一部の実施形態による照明システムを示す。 照明システムを制御するための照明システムコントローラのブロック図である。 自動化規則の例示的なセットを示す表である。
自動化は非常に有用であり、人々がより多くのタスクを達成し、彼らの身体的又は認知的負荷を軽減するのを助ける。しかしながら、自動化の皮肉は、自動化されたものが多ければ多いほど、自動化された動作が正しく且つ計画通りに動作することを保証するためにシステムを監視することにユーザがより熟練する必要があるということである。ユーザが「蚊帳の外に置かれている」と感じ、自動化システムが何をしているのか分からないことを原因とする多くの出来事の話がある。これは、特に脆弱な(vulnerable)ユーザにとって事態が悪い方向に進む場合、大きなストレスとパニックの原因になる可能性がある。ユーザとシステムとがよく連携されている場合、自動化はうまく機能し、ユーザは各々が何をしているのかを理解する。フィードバック及びフィードフォワードは、自動化の重要な側面である。
とりわけ、自動化システムが家に来た場合(ユーザは、典型的には、熟練度が低いか技術的に劣っている)、自動化システムは、たとえユーザ自身によってセットアップされても、依然として蚊帳の外に置かれているという感情を引き起こす可能性がある。これは、特に、ユーザの精神状態が時間とともに変化する可能性がある場合にそうである。職場や社会での人々のプレッシャーが高まるにつれて、ストレスやうつ病がより一般的になっている。ストレスの重要な要素の1つは、コントロールできず、自分の周りで何が起こっているのかわからないという感情である。これらの状況において、自動化されたシステムは、回復を妨げるかもしれない。なぜなら、ユーザは、自分の家や照明がなぜ今のように動作しているのか覚えていないかもしれず、又はそれに影響を及ぼすことができず、これが、コントロールできないという感情を際立たせるからである。
ユーザがストレスを感じている場合、ユーザの挙動はそれに応じて変化し、これは、センサ、ユーザインターフェイス及びその他のデータソース等のさまざまなデータソースを使用してさまざまなやり方で検知されることができる。ユーザが着用するウェアラブルデバイスからの生理学的徴候は、ストレスに一般的に関連する心拍数の増加又は発汗等の事柄の直接測定であり得るので、最も正確かもしれない。しかしながら、他の徴候が使用されることもできる。例えば、照明システムとのユーザの相互作用は、同じ制御ボタンを複数回繰り返し押す等、ストレスを示し得る。センサからのデータもまた使用されてもよく、例えば、ユーザによる冒涜的な言葉使いの使用はストレスを示し得、これは、マイクロフォンによって検出されることができる。
本発明の一部の実施形態は、ユーザの状態が高ストレスに近付いていることを判断し、ユーザのストレスレベルを減少させるために、実行される自動アクションの数を減少させる(自動化レベルの減少は、ユーザのコントロールできないという感情を高めないであろう)。斯くして、自動化コンポーネントは、複数の自動化レベルのうちの少なくとも1つに従って照明器具の自動制御の自動化レベルを制御することができる。複数の自動化レベルのうちの少なくとも1つの自動化レベルは、他の自動化レベルよりも自動化コンポーネントによって実行される自動アクションが少ない。斯くして、抑制コンポーネントは、ユーザのストレスが増大したこと、すなわち、ユーザのストレスレベルの検出に応じて自動化レベルを選択するよう構成され、これにより、ユーザのストレスが低い、すなわち、低レベルにある場合に選択される自動化レベルと比較して、ユーザのストレスが高い、すなわち、高レベルにある場合により少ない自動アクションが実行される自動化レベルが選択される。任意選択的に、自動化レベルの変更をユーザに通知することができる。単純な実施形態では、照明機能は、ストレスの多い期間の間、又はストレスレベルが閾値を超えている場合、基本のマニュアルインタラクション状態に切り替わり、この状態において、自動化された機能は実行されない。言い換えれば、照明器具は、ユーザにコントロールできないとより感じさせることになり、それによって、ユーザのストレスレベルを増大させる可能性があるいかなる自動制御も避けるため、基本のマニュアルインタラクション期間中は手動制御によってのみ制御可能である。
図1は、本発明の一部の実施形態によるシステム100を示す。環境103は、複数の照明器具101a〜d及びスイッチ105を含む。照明器具101a〜cは、上方から環境103内で照明を提供するよう設計された天井型照明器具である。照明器具101dは、天井型照明器具101a〜cよりも低い位置から環境103内で照明を提供するよう設計されたテーブル上に配置された自立ランプ型照明器具である。各照明器具101a〜dは、白熱灯、蛍光灯、LED照明デバイス等の任意の適切なタイプの照明器具であってもよい。複数の照明器具101a〜dは、2つ以上のタイプの照明器具を含んでもよく、又は各照明器具101a〜dは、同じタイプのものであってもよい。
基本的な照明器具は、1つ以上の電球(例えば、LED、フィラメント電球又はガス放電ランプ)及び任意の関連する支持構造から単純に成ってもよい。他の照明器具は、例えば関連するケーシング又はハウジングも含む場合があるが、他のものはそうではない場合がある。照明器具は、伝統的な天井又は壁に取り付られる室内照明器具、又は(フロアランプ若しくはテーブルランプ、又はポータブル照明器具等の)自立型照明器具の形態をとることができる。あるいは、照明器具は、家具一点若しくは表面に埋め込まれた若しくは設置されたLEDストリップ、ウォールウォッシャ、又は特に照明を提供するように適合された他の任意の形態の照明デバイス等、それほど伝統的ではない形態をとってもよい。ブリッジ307と通信するためのコンポーネント(例えば、専用回路、FPGA、プロセッサ、及び必要に応じて付随するソフトウェア(例えば、ファームウェア))は、コネクテッドライティング機能を既存の特殊化されていない照明システムに容易に追加導入(retrofitting)できるように、標準的な取付具を備える電球に組み込まれてもよい。しかしながら、これは必須ではなく、一般に、これらの通信コンポーネントは、照明器具とブリッジ307との間の通信を可能にするために照明システム内の任意の適切な場所に組み込まれることができる。
用語「照明器具」、「光源」及び「照明源」は、どのような光も発するデバイスというわけではなく、特に照明、すなわち、(人間の占有者が結果として物理的空間内を見ることができるように)1人以上の人間によって占有される環境の照明に寄与するのに適した規模の光を発するデバイスを指すために、本明細書では互換的に使用されることに留意されたい。用語「照明」もこの意味で照明を指すことに留意されたい。
スイッチ105は、図1では壁に取り付けられたスイッチとして示されており、ユーザ入力が複数の照明器具101a〜dを制御することを可能にする任意の適切なタイプのスイッチであってもよい。例えば、スイッチ105は、単純なオンオフコントローラスイッチであってもよく、又は調光等のより複雑な制御、さらには色相及び彩度等の個々の照明特性の制御さえも可能にしてもよい。スイッチ105は、ある環境から別の環境に動かされることが可能なポータブルスイッチ(ポータブルリモートコントロール)であってもよい。用語「スイッチ」は、本明細書では、ユーザが照明システムにコマンドを入力することを可能にする任意の制御デバイスを指すために使用される。
複数の照明器具101a〜d、スイッチ105は、照明ブリッジ307と共に、コネクテッドライティングネットワークを形成する。すなわち、それらはすべて、図1において点線で示される、有線及び/又は無線接続によって相互接続されている。とりわけ、図1は、ZigBee照明ネットワークで実施され得るような「連鎖(chaining)」接続を示し、各デバイスが互いに直接接続される必要はない。代わりに、デバイスは、例えば照明器具101b及び101aを介して照明ブリッジ307にデータを中継することによって照明器具101cが照明ブリッジ307と通信することを可能にする通信信号を中継することができる。しかしながら、他のネットワークトポロジが実施され得ることを排除するものではない。例えば、各デバイスが照明ブリッジ307に直接(例えば無線で)接続され、ネットワーク内の他のどのデバイスにも接続されない「ハブアンドスポーク」トポロジが使用されてもよい。
別の例として、ネットワーク内の各照明器具は、ZigBee等のある通信プロトコルに従って構成されてもよく、スイッチは、WiFi等の別の通信プロトコルに従って構成されてもよい。したがって、照明器具は、図1に示されるようにスイッチを介してデータを中継することなく互いに及び照明ブリッジ307と通信してもよく、スイッチ105は照明ブリッジ307と直接通信してもよいことを理解されたい。いずれの場合も、照明ブリッジ307は、任意の適切な手段によって、照明ネットワーク内の他の各デバイスと通信できることを理解されたい。
照明ブリッジ307は、少なくとも、(例えばスイッチ105から)入力を受信し、照明制御コマンドを照明器具101a〜dに送信するよう構成される。
図1はまた、ユーザ309及びスマートフォン等のユーザデバイス311を示す。ユーザデバイス311は、有線又は無線接続(例えば、WiFi又はZigBee)によって照明ブリッジ307に動作可能に結合され、したがって照明ネットワークの一部を形成する。ユーザ309は、例えば、ユーザデバイス311のグラフィカルユーザインターフェースを使用して、ユーザデバイス311を介して照明ブリッジ307にユーザ入力を提供することができる。次いで、照明ブリッジ307は、ユーザ入力を解釈し、それに応じて照明器具101a〜dに制御コマンドを送信する。上述のように、ユーザデバイス311は一般に、スイッチ105よりも複雑な制御を可能にする。例えば、ユーザ309は、個々の照明器具を制御するためにユーザデバイス311を使用してもよい。一般に、スイッチ自体と同じ環境内の照明器具を制御するためのスイッチ、すなわち図1ではスイッチ105は、照明器具101a〜101dのみを制御することが望ましいが、ユーザデバイス311は、照明ネットワーク内のあらゆる照明器具を制御してもよい。例えば、ユーザ309は、ユーザデバイス311を使用して、ユーザ309及びユーザデバイス311が現在いる部屋とは異なる部屋の照明器具を制御する等、他の環境内の照明器具を制御してもよい。ユーザデバイス311は一般にスイッチ(特に壁に取り付けられたスイッチ)よりも携帯性があり、したがって物理的に異なる場所で使用されることができるので、これは特に有利である。ユーザデバイス311は、例えばユーザ309がユーザデバイス311のGUIを使用して照明シーン及び所望の照明器具を選択することによって、照明シーンをレンダリングするために複数の照明器具101a〜dを制御するために使用されてもよい。
図1に示されるように、照明ブリッジ307はまた、インターネット313への接続等の広域ネットワーク(WAN)接続を備えてもよい。当技術分野で知られているように、この接続は、照明ブリッジ307がメモリ315等の外部データ及びサービスに接続することを可能にする。ユーザデバイス311と照明ブリッジ307との間の無線接続は、図1では直接接続として示されているが、ユーザデバイス311はインターネット313を介して照明ブリッジ307に接続してもよいことを理解されたい。
センサ107がまた環境103内に存在する。センサ107は、有線又は無線接続を介してネットワークと通信するよう構成されているという点で照明ネットワークの一部である。すなわち、センサ107は、少なくとも照明ブリッジ307に動作可能に結合されるよう構成される。センサ107は、ユーザ309のストレスレベルを決定するために使用されることができる、環境103内の特性(property)を検出するの適した任意の形態のセンサであってもよい。例えば、センサ107は、環境103内のノイズを検出するよう構成されるマイクロフォンであってもよく、そこからユーザのスピーチの音量が決定されることができ、又はそこからユーザのスピーチの単語が決定されることができる。以下にさらに詳細に述べられるように、これらの例のいずれもストレスの指標として使用されることができる。
図1においては単一のエンティティとして示されているが、本明細書に記載の機能をセンサ107に提供するために任意の適切なセンサ又は複数のセンサが使用されてもよいことを理解されたい。
上記の説明を考慮すると、図1に示される照明システム100は、コネクテッドライティングシステムとして機能するよう構成され、したがって、照明器具101は、1つ以上の自動化規則に従って挙動する(behave)よう構成されてもよいことを理解されたい。第1の例として、ブリッジ307は、環境103内のユーザ309の動きを検出するモーションセンサ(センサ107の一例)に応答して明るい白色光を発するために照明器具101a〜cを制御するよう構成されてもよい。第2の例として、ブリッジ307は、毎日22:00〜23:00等、スケジュールされた時間期間中に赤色の色相を発するために照明器具101a〜dを制御するよう構成されてもよい。
本発明の一部の実施形態は、自動化システム100をユーザ309の精神状態に対してより敏感(sensitive)にしようと努める。例えば、システム100が、ユーザ309にストレスがかかっていると判断する場合、システム100は、明らかな方法では照明を変更せず、代わりにユーザ309を制御することを放棄する(1つ以上の自動化規則を中断する)。追加的に、ユーザ309は、自動化の変更が通知されることができ、及び/又は照明制御の調整が、(例えば、1つ以上の識別された自動化規則を、単にオフすることにより抑制するのではなく、より目立たない効果を有するように修正することによって)非常に穏やかでほとんど気づかれない方法で行われることができる。1つ以上の規則に対する修正は、規則が「多過ぎる」又は「頻繁過ぎる」ように実行されていることによってユーザのストレスを引き起こしている状況ではとりわけ有利であり得る。これらの場合、規則は、それほど極端ではないように(例えば、規則によって実行される明るさの変化を減らすことによって)又はより少ない頻度となるように(例えば、規則の連続した実行(enactment)間の時間を増やすことによって)修正され得る。システムが、単純に規則をオン/オフするか、又は規則を修正するかどうかは、システムの挙動が、その挙動の変化が(例えば、新しい規則のインスタンスを作成するように、又は古い規則を削除するように等々)ユーザ入力に応答するか、又は(例えば、システムが規則をオン/オフする、又は規則を修正する等々)自動的であるかどうか変わり得るという意味において、適応的である。
どの1つ以上の自動化規則が中断されるかは、さまざまな方法で決定されることができる。例えば、規則は、優先順位でランク付けされてもよく、規則は、最低の優先順位から開始して徐々に上げていき、ユーザのストレスレベルが正常(低)に戻るまでだんだんと規則を抑制するよう抑制されてもよい。例えば、照明が、電子メール又はソーシャルメディアの通知に対して(例えば、フラッシュすることによって)応答することを指定する規則は、低い優先順位であり得る一方、心を穏やかにする(calming)又はエネルギを与える(energizing)ことに関連する規則は、最後に削除されてもよい(高い優先順位)、等が考えられる。
図2は、本発明の一部の実施形態による照明制御システム200を示す。照明制御システム200は、図1に示される上述した照明システム100を制御するよう構成される。そうするために、照明制御システム200は、照明システム100の任意のコンポーネント(すなわち、ブリッジ307、ユーザデバイス311、照明器具101、スイッチ105又はセンサ107)に実装されてもよい。代替的に、照明制御システム200は、コネクテッドライティングネットワークへのアクセスを備える、照明システム100の専用のエレメントとして実装されてもよい(したがって、図1には示されていない)。また、照明制御システム200は、いくつかの機能が照明ネットワーク100のあるデバイスで実行され、いくつの機能が異なる1つ以上のデバイスで実行される、分散方式で実装され得ることも排除されない。例えば、部分的にブリッジ307又はユーザデバイス311で実行され、部分的に各照明器具101a〜101dで実行されてもよい。
照明制御システム200は、入力201、自動化コントローラ202、インターフェース203、抑制コンポーネント204、及びメモリ315を備える(しかしながら、メモリ315は、以下でより詳細に述べられるように照明制御システム200の外部にあってもよい)。自動化コンポーネント202は、入力201、メモリ315、インターフェース302、及び抑制コンポーネント204に動作可能に結合される。抑制コンポーネント204も、入力201に動作可能に結合される。照明制御システム200のエレメントは機能ブロックのみであり、本明細書内で述べられる各エレメントに対する機能は、2つ以上の個別のモジュール(例えば、2つ以上のプロセッサ等、2つ以上の個別のハードウェア)によって実行されてもよい。一般に、自動化コンポーネント202及び抑制コンポーネント204は、制御システム200の1つ以上のプロセッサ(CPU)上で実行されるコードによって実装される、制御システム200のそれぞれの機能を表す。コードは、プロセッサ(図示せず)上で実行するためにシステム200の電子ストレージに記憶されることができる。代替的に、この機能の少なくとも一部は、特定用途向け集積回路、FPGA等の、システム200の専用ハードウェアに実装されることができる。
入力201は、有線接続又は無線接続を介して外部ソースからデータを受けるための1つ以上の入力インターフェースを備える。例えば、入力201は、WiFi、Bluetooth(登録商標)、ZigBee等の無線通信プロトコルに従って、無線信号を介して外部ソースからデータを受けるための無線インターフェースを備えてもよい。いずれの場合にせよ、入力201は、前記データを受け、該データを自動化コンポーネント202及び抑制コンポーネント204の両方に提供するよう構成される。上述のデータは、図2に示されるように、スイッチ105、ユーザデバイス311、又はセンサ107のうちの任意の1つ以上から生じてもよい。
(自動化コントローラ202とも呼ばれる)自動化コンポーネント202は、メモリ315に記憶された1つ以上の自動化規則のセット400に従って1つ以上の照明器具101a〜d(図2では単一の照明器具101が示されている)を制御するよう構成される。すなわち、自動化コンポーネント202は、自動化規則400を取得するためにメモリ315にアクセスする、照明器具101の設定を決定するために(1つ以上の)規則を処理する、及び決定された設定に従って光を発するために照明器具101を制御するよう構成される。この制御は、(後述する)インターフェース203を介して制御対象の照明器具に照明制御信号を送信することによって実行される。
自動化コンポーネント202はまた、入力201を介して外部ソースからデータを受けるよう構成される。これらのデータは、照明器具101の設定を決定するために(1つ以上の)規則を処理する際に使用されてもよい。例えば、規則400のうちの1つは、照明器具101が、動き検出器107による動き検出に応答してオンされるべきであることを指定してもよい。この場合、自動化コンポーネント202が、動き検出器107から、環境103内のユーザの動きを示すデータを受ける場合、自動化コンポーネント202は、規則400のうちの1つと共にこれらのデータを処理して、照明器具101がオンされるべきであると判断し、照明器具101がオンするよう制御する。
(出力203とも呼ばれる)インターフェース203は、当技術分野でよく知られ、ゆえに本明細書ではより詳細には述べられない任意の適切な通信プロトコルに従って照明器具101a〜101dに少なくとも制御信号を含むデータを送信するための1つ以上の通信インターフェースを備える。
(オーバーライドコンポーネント204、又は自動化レベルコントローラ204とも呼ばれる)抑制コンポーネント204は、自動化コンポーネント202に関して上述したのと同様に、入力201を介して外部ソースからデータを受けるよう構成される。説明を簡単にするために、これはここでは繰り返されないが、入力201が2つ以上の個々の入力インターフェースを備える場合、抑制コンポーネント204及び自動化コンポーネント202は、入力201の異なるインターフェースを介して前記データを受けてもよい。
抑制コンポーネント204は、データを受け、該データを処理して、ユーザのストレスレベル(すなわち、ユーザ309が受けているストレスの量の尺度(measure))を決定する。ユーザのストレスレベルを低くしたほうがよいと判断される場合、抑制コンポーネントは、ストレスレベルの増加の潜在的な原因として抑制コンポーネント204によって識別された規則400のうちの少なくとも1つの規則を実行することをやめるように自動化コンポーネント202に信号を送る。上述したように、この結果、システム100によって実行される自動化挙動は少なくなり、ユーザ309からより多くの手動制御が必要とされ、これは、より多くの制御がユーザ309に戻されるので、ユーザ309が感じるストレスの量を減らすように働く。
場合によっては、システムは、規則400のうちの1つが実際にユーザのストレスを引き起こしていることを完全には確信できないかもしれないが、当該規則のさまざまな特性に基づいて該規則を潜在的原因として識別し、予防策として該規則を抑制することができる。例えば、所与の規則がユーザに知られている(直観的である)かどうかである。下記の「明らかな問題点(obvious pain point)」も参照されたい。例えば、(例えば、ユーザによって設定された)「通常の」照明設定からの著しい逸脱を引き起こす規則(例えば、著しい色の変化、速いダイナミクス等)は、ストレスの潜在的原因として識別されることができる。
抑制コンポーネント204はまた、規則によって指定された挙動を抑制するために自動化コンポーネント202に信号を送るのではなく、当該規則に関連する当該照明器具が受けるコマンドを無視するように(インターフェース203を介して)1つ以上の照明器具101a〜101dに直接信号を送ってもよいことに留意されたい。これは、何らかの理由で、抑制コンポーネント204が、自動化コンポーネント202自体の動作を制御することを可能にするために適切であり得る。
いずれの設定においても、抑制コンポーネント204は、受けたデータから、ユーザのストレスレベルが低下したことを決定し、それに応答して、規則を回復する(reinstate)(当該規則と関連する挙動を元に戻す(restore))よう自動化コンポーネント202(又は照明器具101a〜101d)に信号を送ってもよい。
ストレスを示すことができるいくつかの尺度(測定基準)がある。例えば、何らかの生理学的変数(例えば、皮膚コンダクタンス/心拍変動)、声(例えば、ピッチ)、姿勢(例えば、より硬い動き(more rigid movement))又は主観的な入力(subjective input)(例えば、質問(questionnaire))がある。これらの尺度の出力は、潜在的に前処理段階の後で、1つの数値(スカラー)である。これらの数値は、ストレスの測定基準として使用されることができ、とりわけ、ユーザに対する当該測定基準の平均値の文脈で分析される場合に有用である。いくつかのセンサ入力の「三角測量」が、測定される状態の精度を高めるために使用されてもよい。すなわち、複数のセンサからの複数の異なる測定基準を相関させ、個別のセンサデータよりも高い信頼レベルを有する全体的なストレス測定基準を決定してもよい。この相関を実行する1つの方法は、値のデルタ変化を探すことである。値が急激に増加する/減少する場合、これは、ストレスレベルの変化を表している可能性がある。同時に複数のセンサからのデータに増加/減少が示される場合、これは、より高い信頼度の指標として識別されることができる。
一般的に、ストレスや精神状態は、連続的尺度、すなわち、連続体(continuum)で記述されるのがふさわしく、上述した変数の解釈は、(例えば、平均値又はベース値に対して相対的に)個々のユーザの文脈で見られるべきである。人の連続体に定点はないが、例えば、ユーザの平均ベースライン値よりX%高い値等、定義されることは可能である。一般に、ユーザのストレスの尺度は、さまざまな方法で決定されることができる。
照明システムとの相互作用:自動アクションに対して繰り返しキャンセルする又は質問を投げかける/過剰反応することは、システムが何をしているのかに対するストレス又は混乱の兆候として推論されることができる。これは、スイッチ105が受けるデータ(所与の時間内の反復又は過剰な押圧)又はユーザデバイス311が受けるデータ(過剰な入力)に現れ、これらは、「生」データから抑制コンポーネント204によって決定されることができ、又は外部デバイス(例えば、スイッチ105又はユーザデバイス311)で決定され、その後、上昇したユーザストレスレベルの明示的な指標が、抑制コンポーネント204に提供されることができる。スイッチ105(又はユーザデバイス311のユーザインターフェース)は、ユーザ309がユーザ入力(例えば、ボタンの押下)を提供する力を検出するための圧力センサを含んでもよい。これらの場合、過度の入力の指標は、圧力センサからの大きな圧力の読み取り値であり得る。
ウェアラブルデバイスを介した生理学的入力:多くのウェアラブルデバイスは、とりわけ、心拍数、皮膚コンダクタンス、動きを検出することができ、これらの入力は、着用者が所与の瞬間に感じているストレスのレベルを推論するために使用されている。すなわち、ユーザデバイス311は、ウェアラブルデバイス、又はユーザ309の生理値を検出し、このデータを抑制コンポーネント204に提供することが可能な他のデバイスであってもよい。
システムに発行された音声コマンドから推測されるストレス:例えば、ピッチの上昇、音量の増大、罵ること(swearing)等。これらのいずれか及びすべては、マイクロフォン107等のセンサ(センサ107)によってキャプチャされるデータにおいて検出されることができる。
ストレスと関連付けられる身体的な癖(physical mannerism):例えば、床を繰り返し見る、無気力(lethargy)、鎮静アクティビティ(sedative activity)の増加(例えば、テレビを見続ける又はベッドにとどまっている)、睡眠の減少、家事の減少等。これらは、(とりわけ、環境103のレイアウト及び環境内に配置された物体に関する情報と組み合わされた場合に)存在センサ及び/又はモーションセンサ107等のセンサ(センサ107)によってキャプチャされるデータにおいて検出されることができる。例えば、動きがほとんどない状態でユーザがベッドにいることは、ストレスの兆候であり得るようにユーザがベッドに留まっていると判断することに使用されてもよい。
アルコールの摂取量の増加(例えば、ユーザの電話の位置によって測定される酒屋へのより頻繁な訪問)、テイクアウトの注文の増加(例えば、ユーザの電話のテイクアウトフードアプリによる、より頻繁な又は大量の注文)、他人との交流が少ない(例えば、ユーザの電話においてソーシャルメディアアプリを使用する頻度が少ない)等。
記憶障害(器具の電源を切るのを忘れた、項目を頻繁にチェックする)等のストレスの認知的症状がまた検出されてもよい。
ユーザからの履歴データ。ユーザ309が以前にストレスを感じたことがある場合、特定の症状がいつどのように発生したかをスマートシステムに知らせることは、システムが新しいストレスの時期をより早く識別するのに役立ち得る。例えば、動きの欠如及び心拍数の増加に基づいてユーザ309はストレスを受けているという判断が以前に抑制コンポーネント204によって行われた場合、抑制コンポーネント204は、この特徴信号を記憶し、これを使用して将来の決定を行ってもよい。すなわち、受けたデータが、ユーザ309があまり動いていないことを示し、ユーザ309の心拍数が上昇していることを示す場合、抑制コンポーネント204は、ユーザ309がストレスを受けていると判断することができる。
カウンセラーや精神科医等の第三者からの(ネットワーク又はインターネットを介した)入力。すなわち、外部データがまた、入力201を介して抑制コンポーネントで受信されてもよく、これは、ユーザ309の現在のストレスレベルを決定するのを助ける。
カメラ及び既知の画像処理技術を使用して識別されるユーザの姿勢、カメラを使用して識別されるユーザの動きの硬さ(rigidity)、テイクアウトの注文等のユーザによって操作されるユーザデバイスにインストールされたアプリからの入力、酒屋への訪問の増加等のユーザのユーザデバイスからの位置データにおいて識別されるユーザの移動特性、例えばユーザデバイス上でのユーザのタイピングの速度のうちの1つ以上。
典型的な生活パターンからの逸脱:これは、システムに知らせ得るストレスの増加を示す可能性がある。例えば、テレビの使用の増加、調理に費やす時間の短縮、クリーニングデバイスの使用の減少(又は増加)等。
上述したものの組み合わせ。上述したものは、ストレスを推論するために使用され得るデータの例にすぎず、これらのソースのうちの2つ以上の組み合わせが使用されてもよいことを理解されたい。実際、抑制コンポーネント204によって行われる決定は、より多くのソースが考慮される場合、より信頼性があり得る。すなわち、2つ以上のソースが各々同時にストレスレベルの増加を暗示している場合、抑制コンポーネント204は、より高い信頼度を持ってストレスレベルが上昇していると判断することができる。
制御システム200は、推論及び判断を行う際にスマートな方法で動作することが好ましい。なぜなら、上述したもののうちのいずれかの単一の発生は、孤立したケース(isolated case)に容易になり得、それゆえ、ストレス自体を示さない可能性があるからである。ストレスの誤帰属を軽減する方法には、(上記のように)ストレスの上昇の所見を裏付けるために2つ以上のソースを使用すること、及びストレスが増加している時間の長さがデータによって示されることが含まれる。後者の場合、経時的な上記の1つ以上の指標の頻度の持続的増加は、診断の信頼性を高めることができる。一実装例は、抑制コンポーネント204が、ストレス又はフラストレーションを検出することに関してある程度の確実性を示すポイントを割り当て、当該ポイントを経時的に累積することである。さまざまなソースから検出されたポイントの総数が閾値に達すると、抑制コンポーネント204は、マニュアル状態に切り替わる(すなわち、1つ以上の規則400によって指定された1つ以上の自動化挙動を抑制する)ことを決定することができる。例えば、ユーザ309が音声コマンドを冒涜的な言葉使いで話していることには、多くのポイントが割当てられてもよく、一方、(ユーザの声の音量レベルの増加等の)他のより間接的な手掛かり(cue)には、より少ないポイントが割当てられてもよい。システムは、ユーザのストレス反応をよりよく理解するために、生理的入力からのデータを、音声コマンドデータ及びシステムとの他の相互作用(例えば、キャンセルを繰り返すこと等)と組み合わせることによって自己学習することができる。これの例は上記で述べられており、特定のユーザに対するストレスの過去の指標は、より多くの重み(より多くのポイント)を与えられることができる。
抑制コンポーネント204が、ユーザのストレスレベルが上昇している可能性があると推定すると、次のステップは、自動化システム100が該ユーザのストレスレベルに寄与する要因として作用しないように、ユーザ309に制御を戻すかどうか、及びどのように戻すか判断を開始することである。オプションには以下が含まれる。
何もしない。自動化は、この特定の状況においてストレスの原因ではないかもしれない。これは、ユーザ309が、システム100によって行われた変更にどのように反応するかによって推定されることができる。自動変更に対する(センサ107、ユーザデバイス311、及び/又はスイッチ105によって測定される)ユーザの反応が穏やかであり、「通常の」挙動パターンに適合する場合、自動化を変えることは、ユーザのストレスレベルを減らすのを助けるというよりも、むしろユーザのストレスレベルを増加させることにしかならないかもしれない。おそらく、ユーザ309は、システム100が、適切に設定されていれば、これらの異なる期間中にユーザのために万事ケアするであろうという知識に満足している。この場合、システムがより多くの作業を引き受けるようになるので、自動化のレベルは実際には増加する可能性がある。これは、ユーザがこれに満足しているかどうかを確認するために、オープンで明示的な方法で管理される必要がある。しかしながら、ユーザが、システムに関与したくない場合、例えば、ダッシュボードの通知を見たくない、又はAmazon Echo等のデバイスを介してメッセージを聞きたくない場合、これらも、ストレスが増加している可能性(likelihood)及び入力として見なされるべきである。自動化を増加させる第1の例は、以前に抑制された規則を単に復活させることである。第2の例は、(現在、又はまだ)システムのための自動化規則のセットの一部ではないが、リモートに(例えばクラウドベースのサービス上に)記憶されていて、システムによって(例えば、インターネットを介して)取得され、記憶された規則のセットに追加されることができる1つ以上のさらなる自動化規則を開始することである。例えば、家を出るときにユーザがライトを消し忘れたことが、システムによって検出されることができ、ユーザが自身の家のエリアを離れたというジオフェンス通知に応答してライトをオフする新しい規則が採用され得る。
自動化を完全に保留する。単純な実施形態では、ユーザ309が受けるストレスのレベルが高いと判断される場合、最善策は、すべての制御をユーザに戻すことであり得る。これは、特に、ユーザのストレスレベルが(わずかに上昇しているのではなく)非常に高いと判断される場合に当てはまる。これらの場合、抑制コンポーネント204は、単純に、すべての規則400を無視するよう自動化コンポーネント202に命令する。システムは、ユーザが、すでに「通常」と適合しない異常なやり方で、ライト自体を切り替えようとしていること、又は頻繁に自動アクションをキャンセルしようとしていること、等々に気づくことができ、斯くして、ユーザに制御を戻すことは、ユーザの気分を良くすることができるであろう。好ましくは、ユーザ309は、システムが「マニュアルモード」に切り替えたこと(すなわち、すべての自動化が中断されていること)を、例えばユーザデバイス311のユーザインターフェースを介して通知される。
それぞれ、規則のいずれも抑制しない及び規則400のすべてを抑制することに関連する上記で概説した2つのオプションに加えて、規則400のうちのいくつかのみが選択的に抑制される、それほど大まかではないオプションも利用可能である。これらには以下が含まれる。
明らかな問題点を取り除く。抑制コンポーネント204は、決定されたストレスの増加を、規則のうちの1つの実行(enactment)と相関させることによって(すなわち、規則がトリガされ、検出されたストレスレベルの増加がこの直後に続く場合)、ストレスの推定原因は、規則400のうちの当該特定の規則であると判断する。抑制コンポーネント204は、ストレスの推定原因は規則400のうちの当該規則であること、例えば、ユーザは、規則によって影響された変更をキャンセルし、(ユーザデバイス311を介して)変更に質問し、ましては、なぜそれが起こったのかについて混乱を感じることによって、口頭又は物理的なアクションを起こすことを判断することができる。逆に、自動アクションに対するユーザの反応が落ち着いていて、「通常のもの」と適合している場合、自動化の当該側面に問題はないかもしれない。これらの場合、抑制コンポーネント204は、規則400のうちの、ストレスの原因である可能性が高い規則だけを抑制するよう自動化コンポーネント202に信号を送る。
不要な自動アクションを減らす。ユーザのストレスレベルが増加していて、(上述のように)特定の問題点が明らかでない場合、抑制モジュール204は、一度に1つの規則を選択的に抑制し、ストレスレベルに生じる変化を観察することによって、一般的な自動化レベルの程度を下げ(dial back)、ユーザに自身の家の制御を戻してもよい。これは段階的に行われることができ、その1つは、要因に寄与している可能性があるより不要な自動アクションを停止することであり得る。例えば、ソーシャルメディアの通知としての光の使用、絶え間なく変わる概日リズム照明、動的照明設定、ウェイクアップライト用のタイマ等は、なぜそれらの光が決して同じではないのか、又はなぜそれらの瞬時にオン又はオフになっているのかについてユーザ309を混乱させるかもしれない。動的照明の使用は非常に心を落ち着かせ、ストレスを軽減するのに役立つが、明示的な治療効果として動作される場合にのみそうであることに留意されたい。
自明な自動化(obvious automation)に戻す(例えば、クラウドベースのサービスからの自動化は、例えばクラウドベースの規則が完全にユーザ設定されている場合、「自明な」自動化と見なされることができる)。ユーザ309は、自動化がどのようなものであるかという概念(すなわち、どの規則がメモリ315に記憶されているかという概念)を有するであろうから、当該ステレオタイプ(すなわち、期待される規則のセット)に戻すことは一つのオプションである。例えば、(例えば、落ち着いた明かりのシーンを使用する)ユーザ309が部屋に出入りする際にオンオフするライト、ユーザ309がポーチに立っている際に自身のキーを見るのを助けるウェルカムホームライト、自然を示す「セキュリティ」ガーデン照明をオンにすること等は、ユーザ309がよく理解し期待する規則(「自明な規則」)であり得る。ユーザ309が期待するよりも多くの現在アクティブである規則があるかもしれず、これらは、ストレスの原因である可能性がより高い。したがって、ユーザのストレスを軽減することを目的としている場合、最初にこれらの不明瞭な規則を抑制することが好ましい場合がある。どの規則が「自明」であると考えられるかは、システムごとに異なることができ、斯くして、ユーザ309が、これらの異なる段階で何が起こってほしいかに関するユーザ入力を(例えば、ユーザデバイス311を介して)システムに提供することによって指定されてもよい。例えば、ウェイクアップライトの使用は許容されるかもしれないが、オートオンオフは許容されないかもしれない。ユーザ309は、ユーザデバイス311を使用して自身がどの規則を理解している(したがって、どの規則が維持されるべきである)ことに関する自身の好みを明示的に示し、次いで、これらの好みが、規則のセット400のうちのそれぞれの規則に関連してメモリ315に記憶されてもよい。
秘密裏のサポートアクション(secretive support action)。究極のスマートホームのビジョンは、私たちのニーズを感じることができ、私たちをサポートするものである。したがって、ユーザにとって物事が悪い場合に制御を放棄するだけのスマートシステムは、おそらく理想的とは言えない。システムは、支援及び援助を行うべきであるが、これは、暗黙的且つ秘密裏に行われる必要があるかもしれない。例えば、ユーザに完全な制御が戻されても、ユーザが不注意でオフするのを忘れた場合に機器をオフにすること、留守中のセキュリティ設定をアクティブにすること(不法侵入は、ユーザのストレスレベルを下げることには役立たないであろう!)、家族又はヘルスケア提供者がユーザの健康を監視するのを助け得る挙動を推測するためのデータソースとしてアクションを監視すること等の何らかの自動化機能は、引き続き機能してもよい。言い換えれば、規則のセット400のうちのある(1つ以上の)規則は、メモリ315内で「抑制不能」とマークされてもよく、これらは、抑制コンポーネント204からのシグナリングによって決してオフにされることはない。抑制コンポーネント204はまた、最も可能性の高いアクションに向けて(例えば、ユーザの電話又は他のユーザインターフェース上のアプリを介して)ヒントを提供する等、ユーザに「ガイダンス」を提供してもよい。
図3は、メモリ315に記憶され、自動化コンポーネント202によって実行されてもよい規則400のセットの一例を示す。規則Aは、午前8時〜午前9時の間に照明器具101によってエナジャイズシーン(energize scene)(例えば、明るい青色/白色光)がレンダリングされるべきであることを指定し、規則Bは、動き検出に応答して照明器具101がオンにされるべきであることを指定し、規則Cは、午後10時〜午後11時の間に照明器具101によってサンセットシーン(sunset scene)(例えば、暖かい赤色/黄色光)がレンダリングされるべきであることを指定する。より多くの又はより少ない規則が、セット400に存在してもよい。
3つの右側の列は、各規則の優先度、自明性(obviousness)、及び抑制性(suppressibility)を指定する。これらの列は、これらは上述した一部の実施形態においてのみ必要とされるので、これらはオプション的であることを示すために点線で示されている。
この例では、規則Bは、最も低い優先順位を有し、したがって、一部の実施形態では、ストレス検出に応答して抑制される最初のものであってもよい。他の実施形態では、規則Cは、ストレスの原因である可能性がより高いことを意味する、唯一の非自明の規則(すなわち、ユーザ309は規則A及びBを認識し理解していることを示している)であるため、抑制される最初のものであってもよい。規則Aは、唯一の抑制不可能な規則であり、したがって、さらに他の実施形態では、すべての他の規則(すなわち、この例では規則B及びCの両方)が、ストレスの検出に応答して抑制されてもよい。
上記の実施形態は例としてのみ述べられていることを理解されたい。開示された実施形態に対する他の変更は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、クレームされた発明を実施する際に当業者によって理解され、達成され得る。
例えば、自動化の再開も好ましいステップである。ユーザのストレスの多い時期が終わりに近づいているように見える場合(すなわち、抑制モジュール204が、受けたデータから、ユーザのストレスレベルが正常レベルに戻ったと後に判断した場合)、抑制モジュール204は、抑制された規則を再開するために自動化モジュール202に信号を送る。
システムはまた、ユーザのストレスレベルの低下をさらに支援することができる自動化機能を提供してもよい。例えば、前述のように、動的照明又は概日リズム照明の使用は、ユーザの日常生活を落ち着かせる又は調整するのに役立ち得る。回復のペースは変動し、時間がかかる可能性があるため、抑制モジュール204は、規則を再開するためのシグナリングを遅延させて、ユーザ309に回復の時間を与えてもよい。どの規則が再度自動化され得るかを推定する1つの方法は、アクティビティパターンが、ユーザが行う繰り返しアクティビティである(例えば、毎日18:00にユーザは「夕食」照明シーンをアクティブにする)ことを認識することである。これらのタイプのパターンは、(好ましくは、大きなデータのセットにわたる)学習アルゴリズムを使用してセンサデータから決定されることができる。これにより、より頻繁に発生するアクティビティパターンが、最初に自動化されることができる。例えば、頻度が十分に高い(例えば、1日に1回以上等、閾値を超える)場合、このアクティビティは、ユーザに対して自動化されることができる。上記の例では、これは、データを分析して、ユーザが、毎日18:00に夕食シーンに切り替えるパターンに従って行動していることを識別すること、及びそれに応答して、夕食シーンが毎日18:00にオンされるべきであることを指定する自動化規則を作成及び記憶することを含む。
システムはまた、自動化レベルがより高い又はより低いべきである場合の推奨を定期的に行ってもよい。システムは、本発明において自動化のレベルを増加又は減少させることができる。
ストレスレベルの増加を検出することに応答してシステムができることが他にもある。例えば、
− マルチユーザの状況において、システムは、より安定した状態にある人(介護者、家族等)に制御を引き渡してもよい。代替的に、システムは、複数のユーザが検出される場合、特定の人物の状態を無視してセットアップされたように挙動し続けるようにセットアップされてもよい。代替的に、システムは、人の位置を検出し、ストレスを受けているユーザの特定の位置に基づいて自動化レベルを変更してもよい。
− 以前の状態に戻す。システムは、ユーザの現在のアクションがよく知覚されなかったと判断し、システムを以前の状態に戻してもよい。
特許請求の範囲において、「含む(comprising)」という単語は他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外しない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、請求項に列挙されたいくつかの項目の機能を果たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用できないことを示すものではない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に又は他のハードウェアの一部として供給される光学記憶媒体又は固体媒体等の適切な媒体上に記憶/頒布されてもよいが、インターネット又は他の有線又は無線の電気通信システム等の他の形態で頒布されてもよい。請求項中の如何なる参照符号も範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (9)

  1. 環境を照らすために照明システムの1つ以上の照明器具を制御するための照明制御システムであって、当該照明制御システムは、
    前記照明器具に制御コマンドを送信するためのインターフェースと、
    当該照明制御システムによってアクセス可能なメモリに記憶された1つ以上の自動化規則のセットに従って、前記インターフェースを介して、前記照明器具を自動的に制御するよう構成される自動化コンポーネントと、
    抑制コンポーネントと
    を含み、前記抑制コンポーネントは、
    前記環境内のユーザによって呈されるアクティビティを監視するために少なくとも1つのデータソースからの前記環境内の前記ユーザに関するデータを処理する、
    前記アクティビティの監視に基づいて前記ユーザのストレスが増大した状態を検出する、
    前記ユーザのストレスが増大した潜在的原因として前記自動化規則のうちの少なくとも1つの自動化規則を識別する、及び
    前記識別に基づいて前記照明器具のうちの少なくとも1つの照明器具について識別された前記自動化規則を抑制又は修正する
    よう構成され、
    前記データソースは、前記照明器具のうちの1つ以上の照明器具を制御するよう構成される制御デバイスであり、前記制御デバイスからの前記データは、前記ユーザが該制御デバイスを使用することによって提供されるユーザ入力である、照明制御システム。
  2. 前記自動化規則のセットの各々が、直感的なタイプ又は非直感的なタイプを有し、前記潜在的原因として前記少なくとも1つの自動化規則を識別することは、当該規則のタイプを非直感的であると識別することを含む、請求項1に記載の照明制御システム。
  3. 前記抑制コンポーネントは、識別された前記少なくとも1つの自動化規則の優先レベルを決定する、及び決定された前記優先レベルが閾優先レベルを下回ることを条件として前記抑制を実行するよう構成される、請求項1又は2に記載の照明制御システム。
  4. 前記自動化規則のセットの各々が、抑制可能なタイプ又は非抑制可能なタイプを有し、前記抑制コンポーネントは、識別された前記少なくとも1つの自動化規則が抑制可能なタイプであることを条件として前記抑制を実行するよう構成される、請求項1、2又は3に記載の照明制御システム。
  5. 前記抑制コンポーネントは、前記抑制に応答して、抑制された前記規則を前記ユーザに知らせるために自動化規則抑制メッセージを提供するよう構成される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  6. 前記ユーザ入力は、前記ユーザが同じユーザ入力を提供する複数のインスタンスである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  7. 前記ユーザ入力は、入力デバイスの圧力センサからの入力である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  8. 照明制御システムによってアクセス可能なメモリに記憶された1つ以上の自動化規則のセットに従って環境を照らすために照明システムの1つ以上の照明器具を制御する方法であって、当該方法は、
    少なくとも1つのデータソースから前記環境内のユーザに関するデータを受けるステップと、
    前記環境内の前記ユーザによって呈されるアクティビティを監視するために受けた前記データを処理するステップと、
    前記アクティビティの監視に基づいて前記ユーザのストレスが増大した状態を検出するステップと、
    前記ユーザのストレスが増大した潜在的原因として前記自動化規則のうちの少なくとも1つの自動化規則を識別するステップと、
    前記識別に基づいて前記照明器具のうちの少なくとも1つの照明器具について識別された前記自動化規則を抑制又は修正するステップと
    を含み、
    前記データソースは、前記照明器具のうちの1つ以上の照明器具を制御するよう構成される制御デバイスであり、前記制御デバイスからの前記データは、前記ユーザが該制御デバイスを使用することによって提供されるユーザ入力である、方法。
  9. 1つ以上の処理ユニットによって実行された場合、請求項に記載のステップを実行するよう構成されるコンピュータ可読記憶媒体上に具現化されたコンピュータ実行可能コードを含むコンピュータプログラム。
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