JP6646754B2 - ジョブスケジューリングシステム、ジョブスケジューリング方法、およびジョブスケジューリング装置 - Google Patents
ジョブスケジューリングシステム、ジョブスケジューリング方法、およびジョブスケジューリング装置 Download PDFInfo
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Description
本発明はジョブスケジューリングシステム、ジョブスケジューリング方法、およびジョブスケジューリング装置に関し、例えば複数のジョブのスケジュールの再設計に用いられるジョブスケジューリングシステム、ジョブスケジューリング方法、およびジョブスケジューリング装置に適用して好適なものである。
一般に、金融系システムなどに代表されるシステムでは、オンライン処理とバッチ処理とが実施される。特に、バッチ処理は、日中のオンライン処理で扱ったデータの集計処理業務などを取り扱うため、日中のオンライン業務が終了した後に実施されることが多い。そのため、夜間バッチ処理と呼ばれることもある。夜間バッチ処理では、数万以上といった膨大な数のジョブの中から、条件に応じて選択した多数のジョブが実行されている。そして、オンライン業務(第1処理)の開始までにバッチ業務(第2処理)を完了させる工夫がされている(特許文献1参照)。
近年、過去のジョブ動作実績を参照し、現在の計算機資源の利用状況下で動作可能なジョブを選択する技術(特許文献2参照)、動作実績から各ジョブの処理時間の最長を求め、それをベースにジョブの優先度を決定する技術が開示されている(特許文献3参照)。
ところで、業務形態の変更に伴い、バッチ処理の構造も変更されるため、最初は最適化されていたバッチ処理のスケジュールが多数のジョブが追加される等といったことが原因で、当初とは大きく異なったものとなり、挙句の果てには解析不能な複雑化したシステムになる可能性がある。しかしながら、上述の特許文献に記載の技術では、リアルタイムにジョブの実行順序を決定して実行することはできるが、複雑化したシステムのジョブを再設計することはできないという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複数のジョブの再設計に利用可能なジョブスケジューリングシステム、ジョブスケジューリング方法、およびジョブスケジューリング装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、複数のジョブのスケジュールの再設計に用いられるジョブスケジューリングシステムであって、前記複数のジョブが開始された時間を示す時間情報、前記複数のジョブの各々でファイルが参照または更新されたことを示すアクセス情報を含む履歴情報から、前記複数のジョブの各々について、ジョブの前後関係を特定し、後続のジョブであってファイルを更新した起点のジョブと前記ファイルを更に更新した直近のジョブを示す終点のジョブとの間にあるジョブのうち前記ファイルを参照したジョブを特定し、特定したジョブに応じて影響度を設定し、前記影響度が示されるスケジュール案を生成する生成部と、前記スケジュール案を出力する出力部とを設けるようにした。
また本発明においては、複数のジョブのスケジュールの再設計に用いられるシステムが実行するジョブスケジューリング方法であって、前記複数のジョブが開始された時間を示す時間情報、前記複数のジョブの各々でファイルが参照または更新されたことを示すアクセス情報を含む履歴情報から、前記複数のジョブの各々について、ジョブの前後関係を特定し、後続のジョブであってファイルを更新した起点のジョブと前記ファイルを更に更新した直近のジョブを示す終点のジョブとの間にあるジョブのうち前記ファイルを参照したジョブを特定し、特定したジョブに応じて影響度を設定し、前記影響度が示されるスケジュール案を生成する第1のステップと、前記スケジュール案を出力する第2のステップとを設けるようにした。
また本発明においては、複数のジョブのスケジュールの再設計に用いられるジョブスケジューリング装置であって、前記複数のジョブが開始された時間を示す時間情報、前記複数のジョブの各々でファイルが参照または更新されたことを示すアクセス情報を含む履歴情報から、前記複数のジョブの各々について、ジョブの前後関係を特定し、後続のジョブであってファイルを更新した起点のジョブと前記ファイルを更に更新した直近のジョブを示す終点のジョブとの間にあるジョブのうち前記ファイルを参照したジョブを特定し、特定したジョブに応じて影響度を設定し、前記影響度が示されるスケジュール案を生成する生成部と、前記スケジュール案を出力する出力部とを設けるようにした。
本発明の複数のジョブの再設計に利用可能なジョブスケジューリングシステム、ジョブスケジューリング方法、およびジョブスケジューリング装置によれば、複数のジョブの各々について後続のジョブに対応する影響度が示されたスケジュール案が生成されて出力されるので、影響度に基づいて複数のジョブを再設計できるようになる。
本発明によれば、複数のジョブの再設計に利用可能なジョブスケジューリングシステム、ジョブスケジューリング方法、およびジョブスケジューリング装置を実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ジョブスケジューリングシステムの構成
図1において、1は全体として本実施の形態によるジョブスケジューリングシステムを示す。このジョブスケジューリングシステム1は、ジョブの投入手順を設計(再設計)する際に利用される情報を提示するシステムであり、第1の計算機10、第2の計算機20、バッチ向けファイル30、第1の計算機10の実行履歴DB40、スケジュール案DB50、スケジュール案出力装置60を備える。
図1において、1は全体として本実施の形態によるジョブスケジューリングシステムを示す。このジョブスケジューリングシステム1は、ジョブの投入手順を設計(再設計)する際に利用される情報を提示するシステムであり、第1の計算機10、第2の計算機20、バッチ向けファイル30、第1の計算機10の実行履歴DB40、スケジュール案DB50、スケジュール案出力装置60を備える。
第1の計算機10は、コンピュータ等であり、CPU11、メモリ12を備え、CPU11が各種プログラムをメモリ12に読み出して実行することにより、バッチプログラム13、ジョブスケジュール管理部14、実行履歴管理部15、およびOS16が実現される。第1の計算機10では、ジョブスケジュール管理部14がバッチプログラム13(各ジョブ)の実行順序を管理してバッチプログラム13が実行され、実行履歴管理部15がバッチプログラム13の実行結果をハードディスク等の記憶装置に設けられる実行履歴DB40に登録する。
第2の計算機20は、コンピュータ等であり、CPU21、メモリ22を備え、CPU21が各種プログラムをメモリ22に読み出して実行することにより、スケジュール分析部23、スケジュール案作成部24、スケジュール案表示部25、およびOS26が実現される。第2の計算機20では、スケジュール分析部23が実行履歴DB40から実行履歴(レコード)を読み出してジョブのスケジュール(前後関係など)を分析し、スケジュール案作成部24が分析されたスケジュールから各ジョブの後続のジョブへの影響度を求めて各ジョブに順位付けを行うことよりスケジュール案を作成してスケジュール案DB50に登録し、スケジュール案表示部25は、スケジュール案DB50からスケジュール案を読み出してスケジュール案出力装置60に出力する。
(2)実行履歴のデータ構成および実行履歴のデータ例
図2〜図4は、実行履歴DB40に登録されるデータ(レコード)のデータ構造を示す図である。図2は、ジョブ開始情報41のデータ構造を示し、ジョブ開始情報41には、レコード識別子「01」、ジョブ名、およびジョブ開始時刻が含まれる。図3は、ジョブ終了情報42のデータ構造を示し、ジョブ終了情報42には、レコード識別子「02」、ジョブ名、およびジョブ終了時刻が含まれる。図4は、ファイルクローズ情報43のデータ構造を示し、ファイルクローズ情報43には、レコード識別子「03」、ジョブ名、ファイル名、参照識別子または更新識別子を示す参照・更新識別子、および参照回数または更新回数を示す参照・更新回数が含まれる。
図2〜図4は、実行履歴DB40に登録されるデータ(レコード)のデータ構造を示す図である。図2は、ジョブ開始情報41のデータ構造を示し、ジョブ開始情報41には、レコード識別子「01」、ジョブ名、およびジョブ開始時刻が含まれる。図3は、ジョブ終了情報42のデータ構造を示し、ジョブ終了情報42には、レコード識別子「02」、ジョブ名、およびジョブ終了時刻が含まれる。図4は、ファイルクローズ情報43のデータ構造を示し、ファイルクローズ情報43には、レコード識別子「03」、ジョブ名、ファイル名、参照識別子または更新識別子を示す参照・更新識別子、および参照回数または更新回数を示す参照・更新回数が含まれる。
図5は、実行履歴DB40に登録されるデータ(レコード)の一例を示す図である。実行履歴DB40には、ジョブが開始した際にはジョブ開始情報41、ジョブが終了した際にはジョブ終了情報42、ジョブがファイルにアクセス(参照・更新)した際にはファイルクローズ情報43が登録されて蓄積される。例えば、ジョブ1の実行が「××:×1:××」に開始され、ジョブ1では、ファイル11が「×」回参照され、ファイル12が「×」回更新され、ジョブ1の実行が「××:×6:××」に終了された場合、図5に示すように、レコード44〜レコード47が登録される。なお、レコード44は、ジョブ開始情報41の一例であり、レコード45およびレコード46は、ファイルクローズ情報43の一例であり、レコード47は、ジョブ終了情報42の一例である。
(3)ジョブのスケジュール分析例(管理テーブルキューの例)
図6および図7は、図8に示す管理テーブルキュー90を構成するテーブルのデータ構造を示す図である。図6は、ジョブ情報を格納するジョブ情報テーブル70のデータ構造を示し、図7は、ファイル情報を格納するファイル情報テーブル80のデータ構造を示す。
図6および図7は、図8に示す管理テーブルキュー90を構成するテーブルのデータ構造を示す図である。図6は、ジョブ情報を格納するジョブ情報テーブル70のデータ構造を示し、図7は、ファイル情報を格納するファイル情報テーブル80のデータ構造を示す。
図6に示すように、ジョブ情報テーブル70には、ジョブ情報として、フォワードポインタ71、バックワードポインタ72、ジョブ名73、ジョブ開始時刻74、ジョブ終了時刻75、アクセスファイルキュー先頭ポインタ76、アクセスファイルキュー最終ポインタ77、影響度評価値78、および優先順位79の情報が含まれる。
図7に示すように、ファイル情報テーブル80には、ファイル情報として、フォワードポインタ81、バックワードポインタ82、ファイル名83、参照識別子または更新識別子を示す参照・更新識別子84、アクセス回数85、および参照ファイル生成フラグ86の情報が含まれる。
例えば、図8に示すように、管理テーブルキュー90は、複数のジョブ情報テーブル70(70a、70b、70c、・・・)と、複数のジョブ情報テーブル70の各ジョブで参照または更新される一または複数のファイルに対応した一または複数のファイル情報テーブル80(80−1a、80−2a、80−1b、80−2b、80−1c、80−2c、・・・)と、を含んで構成される。
各ジョブ情報テーブル70については、フォワードポインタ71(ポインタ71a、71b、71c、・・・)およびバックワードポインタ72(ポインタ72b、72c、・・・)によりジョブの前後関係が特定(識別)される。また、各ファイル情報テーブル80については、アクセスファイルキュー先頭ポインタ76(ポインタ76a、76b、76c、・・・)、アクセスファイルキュー最終ポインタ77(ポインタ77a、77b、77c、・・・)、フォワードポインタ81(ポインタ81−2a、81−2b、81−2c、・・・)、およびバックワードポインタ82(ポインタ82−2a、82−2b、82−2c、・・・)によりファイルのアクセス関係(各ジョブでアクセスされるファイル)が特定される。なお、図8に示すジョブ情報テーブル70の数、およびファイル情報テーブル80の数は、あくまで一例であり、これらの数に限られるものではない。
(4)スケジュール分析
図9は、スケジュール分析処理に係るフローチャートを示す図である。図9に示すように、スケジュール分析部23は、実行履歴DB40から1レコード読み出し(S1)、読み出したレコードが「EOF(End Of File)」、すなわち最終レコードであるか否かを判定する(S2)。スケジュール分析部23は、「EOF」であると判定した場合、処理を終了し、「EOF」でないと判定した場合、読み出したレコードのレコード識別子が「01」であるか否か、すなわちジョブの開始を示すレコードであるか否かを判定する(S3)。スケジュール分析部23は、レコード識別子が「01」であると判断した場合、S4に処理を移し、レコード識別子が「01」でないと判断した場合、S8に処理を移す。
図9は、スケジュール分析処理に係るフローチャートを示す図である。図9に示すように、スケジュール分析部23は、実行履歴DB40から1レコード読み出し(S1)、読み出したレコードが「EOF(End Of File)」、すなわち最終レコードであるか否かを判定する(S2)。スケジュール分析部23は、「EOF」であると判定した場合、処理を終了し、「EOF」でないと判定した場合、読み出したレコードのレコード識別子が「01」であるか否か、すなわちジョブの開始を示すレコードであるか否かを判定する(S3)。スケジュール分析部23は、レコード識別子が「01」であると判断した場合、S4に処理を移し、レコード識別子が「01」でないと判断した場合、S8に処理を移す。
S4では、スケジュール分析部23は、ジョブ情報を格納するテーブル(ジョブ情報テーブル70)を用意する。続いて、スケジュール分析部23は、用意したジョブ情報テーブル70のジョブ名73およびジョブ開始時刻74に、読み出したレコードのジョブ名およびジョブ開始時刻を登録し(S5)、情報を登録したジョブ情報テーブル70を管理テーブルキュー90につなげ(S6)、S7に処理を移す。
より具体的には、S6では、スケジュール分析部23は、ジョブ情報テーブル70のフォワードポインタ71およびバックワードポインタ72の各々にポインタを登録する。例えば、スケジュール分析部23は、図8に示すジョブ情報テーブル70bを用意した場合、フォワードポインタ71にポインタ71b、バックワードポインタ72にポインタ72bを登録する。
S7では、スケジュール分析部23は、実行履歴DB40から次のレコードを読み込み、S2に処理を移す。
S8では、スケジュール分析部23は、読み出したレコードのレコード識別子が「02」であるか否か、すなわちジョブの終了を示すレコードであるか否かを判定する。スケジュール分析部23は、レコード識別子が「02」であると判断した場合、S13に処理を移し、レコード識別子が「02」でないと判断した場合、S9に処理を移す。
S9では、スケジュール分析部23は、管理テーブルキュー90からジョブ名が等しく、かつジョブ終了時刻が登録されていないエントリ(ジョブ情報テーブル70)を検索する。続いて、スケジュール分析部23は、ファイル情報を格納するテーブル(ファイル情報テーブル80)を用意し(S10)、用意したファイル情報テーブル80のファイル名83、参照・更新識別子84、およびアクセス回数85に、読み出したレコードのファイル名、参照・更新識別子、および参照・更新回数を登録し(S11)、情報を登録したファイル情報テーブル80を管理テーブルキュー90につなげ(S12)、S7に処理を移す。
より具体的には、S12では、スケジュール分析部23は、検索したジョブ情報テーブル70のアクセスファイルキュー先頭ポインタ76およびアクセスファイルキュー最終ポインタ77を更新し、用意したファイル情報テーブル80のフォワードポインタ81およびバックワードポインタ82の各々にポインタを登録する。例えば、スケジュール分析部23は、図8に示すファイル情報テーブル80−1bを用意した場合、アクセスファイルキュー先頭ポインタ76およびアクセスファイルキュー最終ポインタ77の各々をポインタ76bに更新し、フォワードポインタ81およびバックワードポインタ82の各々にヌルポインタを登録する。また、例えば、スケジュール分析部23は、図8に示すファイル情報テーブル80−2bを用意した場合、アクセスファイルキュー最終ポインタ77をポインタ77bに更新し、フォワードポインタ81にポインタ81−2b、バックワードポインタ82にポインタ82−2bを登録する。
S13では、スケジュール分析部23は、管理テーブルキュー90からジョブ名が等しく、かつジョブ終了時刻が登録されていないエントリ(ジョブ情報テーブル70)を検索する。続いて、スケジュール分析部23は、検索したジョブ情報テーブル70のジョブ終了時刻75に、読み出したレコードのジョブ終了時刻を登録し(S14)、S7に処理を移す。
以上のように、スケジュール分析処理が行われることにより、ジョブの分析結果(ジョブの前後関係、ファイルのアクセス関係など)を示す管理テーブルキュー90が完成する。
(5)スケジュール案作成
図10は、スケジュール案作成処理に係るフローチャートを示す図である。図10に示すように、スケジュール案作成部24は、管理テーブルキュー90の先頭エントリ(ジョブ情報テーブル70)を検証対象とし(S21)、S22に処理を移す。
図10は、スケジュール案作成処理に係るフローチャートを示す図である。図10に示すように、スケジュール案作成部24は、管理テーブルキュー90の先頭エントリ(ジョブ情報テーブル70)を検証対象とし(S21)、S22に処理を移す。
S22では、スケジュール案作成部24は、検証対象としたジョブ情報テーブル70の影響度評価値78を「0」にする。続いて、スケジュール案作成部24は、検証対象としたジョブ情報テーブル70が管理するファイル情報の先頭エントリ(ファイル情報テーブル80)を検証対象とし(S23)、S24に処理を移す。
S24では、スケジュール案作成部24は、検証対象としたファイル情報テーブル80の参照・更新識別子が「更新」であるか否かを判定し、「更新」である場合、S25に処理を移し、「更新」でない場合、S32に処理を移す。
S25では、スケジュール案作成部24は、現在対象としているジョブ情報テーブル70およびファイル情報テーブル80を検証対象の起点とする。続いて、スケジュール案作成部24は、起点のテーブルに後続するジョブ情報テーブル70およびファイル情報テーブル80を順次検索し、最初に、ファイル名が等しく、かつ、参照・更新識別子が「更新」である条件を満足するファイル情報テーブル80と、当該ファイル情報テーブル80が関係付けられたジョブ情報テーブル70を抽出し(S26)、条件を満足したテーブルを抽出したか否かを判定する(S27)。スケジュール案作成部24は、抽出したと判定した場合、抽出したジョブ情報テーブル70を終点のジョブ情報テーブル70とし(S28)、抽出しなかったと判定した場合、管理テーブルキュー90の最終エントリ(ジョブ情報テーブル70)を終点のジョブ情報テーブル70とし(S29)、S30に処理を移す。
S30では、スケジュール案作成部24は、起点のジョブ情報テーブル70と終点のジョブ情報テーブル70のキュー上にある各ジョブ情報テーブル70がポイントするファイル情報テーブル80から、(1)起点のファイル情報テーブル80に記載されたファイル名と等しい、(2)ファイル情報テーブル80の参照・更新識別子が「参照」である、これらの条件を満足するファイル情報テーブル80の参照ファイル生成フラグ86を「ON」にする。
続いて、スケジュール案作成部24は、ジョブ情報テーブル70毎に、当該テーブルがポイントするキューに接続されたファイル情報テーブル80群から、参照ファイル生成フラグ86が「ON」となっているファイル情報テーブル80をカウントし、検証対象のジョブ情報テーブル70の影響度評価値78に格納し(S31)、S32に処理を移す。
S32では、スケジュール案作成部24は、検証対象のファイル情報テーブル80がキューの最後であるか否かを判定し、最後でないと判定した場合、次のファイル情報テーブル80を検証対象とし(S33)、S24に処理を移し、最後であると判定した場合、S34に処理を移す。
S34では、スケジュール案作成部24は、検証対象のジョブ情報テーブル70がキューの最後であるか否かを判定し、最後でないと判定した場合、次のジョブ情報テーブル70を検証対象とし(S35)、S24に処理を移し、最後でないと判定した場合、S36に処理を移す。なお、S35では、スケジュール案作成部24は、全ての参照ファイル生成フラグ86を「OFF」にする。
S36では、スケジュール案作成部24は、影響度評価値78が格納されているジョブ情報テーブル70をリストアップする。続いて、スケジュール案作成部24は、リストアップしたジョブ情報テーブル70から影響度評価値が高い順に、ジョブ情報テーブル70の優先順位79に順序番号(優先順位)を格納し(S37)、処理を終了する。なお、影響度評価値78が同じ値のジョブ情報テーブル70が存在する場合、ジョブ開始時刻74が早い方のジョブ情報テーブル70の優先順位79をより高く設定する。
上述したように、複数のジョブの各々について、ジョブの前後関係、およびファイルのアクセス関係に基づいて後続のジョブが加味され、優先順位(影響度評価値)が示されるスケジュール案が生成される。
(6)スケジュール案表示
図11は、スケジュール案表示処理に係るフローチャートを示す図である。図11に示すように、スケジュール案表示部25は、ジョブ情報テーブル70の優先順位が1位のジョブ情報をスケジュール案出力装置60に表示させ(S41)、次の優先順位のジョブ情報テーブル70(ジョブ)を検索し、当該ジョブのジョブ情報をスケジュール案出力装置60に表示させ(S42)、当該ジョブが最終エントリであるか否か、すなわち表示対象のジョブのジョブ情報を全て表示したか否かを判定し(S43)、最終エントリでないと判定した場合、S42に処理を移し、最終エントリであると判定した場合、処理を終了する。
図11は、スケジュール案表示処理に係るフローチャートを示す図である。図11に示すように、スケジュール案表示部25は、ジョブ情報テーブル70の優先順位が1位のジョブ情報をスケジュール案出力装置60に表示させ(S41)、次の優先順位のジョブ情報テーブル70(ジョブ)を検索し、当該ジョブのジョブ情報をスケジュール案出力装置60に表示させ(S42)、当該ジョブが最終エントリであるか否か、すなわち表示対象のジョブのジョブ情報を全て表示したか否かを判定し(S43)、最終エントリでないと判定した場合、S42に処理を移し、最終エントリであると判定した場合、処理を終了する。
上述の処理によれば、スケジュール案がスケジュール案出力装置60に出力される。
(7)スケジュール案の表示例
図12は、スケジュール案の表示例を示す。図12に示すように、スケジュール案出力装置60の表示画面には、スケジュール案61(優先順位、ジョブ名、ジョブ開始時刻、ジョブ終了時刻)が表示される。
図12は、スケジュール案の表示例を示す。図12に示すように、スケジュール案出力装置60の表示画面には、スケジュール案61(優先順位、ジョブ名、ジョブ開始時刻、ジョブ終了時刻)が表示される。
システム設計者は、スケジュール案を見ることで、どのジョブを先に投入すべきかが把握でき、ジョブの投入手順(スケジュール)を再設計できるようになる。
以上のように本実施の形態のジョブスケジューリングシステム1によれば、後続のジョブに対応する影響度が示されたスケジュール案が生成されて出力されるので、影響度に基づいて複数のジョブを再設計できるようになる。
また、後続のジョブへの影響が大きい順序を示す優先順位に従ってジョブを実行することで、実行可能(動作可能)なジョブをより多く作り出すことができるので、複数の計算機を用いる場合、処理時間を効率よく短縮することができる。また、実行可能なジョブを多く作り出すことで、高性能な計算機を新たに用意することなしに、汎用的な計算機であっても複数用いることで、換言するならば今ある計算資源を活用して、処理時間を短縮することができるようになる。
(8)他の実施の形態
なお上述実施の形態においては、本発明を第1の計算機10および第2の計算機20に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一の計算機(装置)に適用することができる。
なお上述実施の形態においては、本発明を第1の計算機10および第2の計算機20に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一の計算機(装置)に適用することができる。
また上述実施の形態においては、本発明をジョブに適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ジョブ内のジョブステップに適用することができる。この場合、ジョブステップのジョブステップ開始時刻、ジョブステップ終了時刻、およびファイルクローズ情報が実行履歴DB40に記録されている。
また上述実施の形態においては、本発明を1つの先行ジョブが生成したファイルを参照する後続のジョブの数から影響度評価値を求める構成(構成A)に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1つの先行ジョブが生成したファイルのデータを、後続のジョブ群が参照する回数(アクセス回数)から影響度評価値を求める構成(構成B)にしてもよい。この構成によれば、1つのファイルを繰り返し参照するケースへの対応が可能になる。
また上述実施の形態においては、本発明を構成Aに適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、構成Aとジョブクラス(業務ごとに優先順位が高い等をスケジューラが識別可能な定義情報)とを組み合わせて影響度評価値を求める構成(構成C)にしてもよい。この場合、影響度評価値は、構成Aの影響度評価値×Nとして算出する。
また上述実施の形態においては、本発明を構成Aに適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、構成Bとジョブクラスとを組み合わせて影響度評価値を求める構成(構成D)にしてもよい。この場合、影響度評価値は、構成Bの影響度評価値×Nとして算出する。
また上述実施の形態においては、本発明を構成Aに適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、構成A〜構成Dについて、後続のジョブの後続のジョブ(孫ジョブ)更に後続のジョブ(ひ孫ジョブ)を関連付けて影響度評価値を求める構成(構成E)にしてもよい。
また上述実施の形態においては、本発明を構成Aに適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1つの先行ジョブが生成したファイルを参照する後続のジョブのデータ量(数×アクセス回数)から影響度評価値を求める構成にしてもよい。
また上述実施の形態においては、本発明をスケジュール案出力装置60にスケジュール案を表示させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、スケジュール案を印刷させるようにしてもよい。
また上述実施の形態においては、本発明を優先順位、ジョブ名、ジョブ開始時刻、およびジョブ終了時刻を含めるスケジュール案に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、スケジュール案に影響度評価値を含めてもよいし、これらの情報の一または複数を含めないようにしてもよい。
また上述実施の形態においては、本発明を全ての参照ファイル生成フラグを「OFF」にする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、全ての参照ファイル生成フラグを「OFF」にする処理に替えて、S31の処理において検証対象で「ON」にされたファイル情報テーブル80をカウントの対象にするようにしてもよい。
1……ジョブスケジューリングシステム、10……第1の計算機、11……CPU、12……メモリ、13……バッチプログラム、14……ジョブスケジュール管理部、15……実行履歴管理部、16……OS、20……第2の計算機、21……CPU、22……メモリ、23……スケジュール分析部、24……スケジュール案作成部、25……スケジュール案表示部、26……OS、30……バッチ向けファイル、40……実行履歴DB、50……スケジュール案DB、60……スケジュール案出力装置。
Claims (5)
- 複数のジョブのスケジュールの再設計に用いられるジョブスケジューリングシステムであって、
前記複数のジョブが開始された時間を示す時間情報、前記複数のジョブの各々でファイルが参照または更新されたことを示すアクセス情報を含む履歴情報から、前記複数のジョブの各々について、ジョブの前後関係を特定し、後続のジョブであってファイルを更新した起点のジョブと前記ファイルを更に更新した直近のジョブを示す終点のジョブとの間にあるジョブのうち前記ファイルを参照したジョブを特定し、特定したジョブに応じて影響度を設定し、前記影響度が示されるスケジュール案を生成する生成部と、
前記スケジュール案を出力する出力部と
を備えることを特徴とするジョブスケジューリングシステム。 - 前記アクセス情報には、前記ファイルが参照された回数を示す参照回数情報が含まれ、
前記生成部は、特定したジョブの前記参照回数情報を計数して前記影響度を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載のジョブスケジューリングシステム。 - 前記生成部は、前記複数のジョブの各々の前記影響度に対応する優先順位、前記複数のジョブの各々の名称を示すジョブ名、前記複数のジョブの各々が開始された時刻を示すジョブ開始時刻、前記複数のジョブの各々が終了された時刻を示すジョブ終了時刻を含めて前記スケジュール案を生成し、
前記出力部は、前記優先順位、前記ジョブ名、前記ジョブ開始時刻、および前記ジョブ終了時刻を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載のジョブスケジューリングシステム。 - 複数のジョブのスケジュールの再設計に用いられるシステムが実行するジョブスケジューリング方法であって、
前記複数のジョブが開始された時間を示す時間情報、前記複数のジョブの各々でファイルが参照または更新されたことを示すアクセス情報を含む履歴情報から、前記複数のジョブの各々について、ジョブの前後関係を特定し、後続のジョブであってファイルを更新した起点のジョブと前記ファイルを更に更新した直近のジョブを示す終点のジョブとの間にあるジョブのうち前記ファイルを参照したジョブを特定し、特定したジョブに応じて影響度を設定し、前記影響度が示されるスケジュール案を生成する第1のステップと、
前記スケジュール案を出力する第2のステップと
を備えることを特徴とするジョブスケジューリング方法。 - 複数のジョブのスケジュールの再設計に用いられるジョブスケジューリング装置であって、
前記複数のジョブが開始された時間を示す時間情報、前記複数のジョブの各々でファイルが参照または更新されたことを示すアクセス情報を含む履歴情報から、前記複数のジョブの各々について、ジョブの前後関係を特定し、後続のジョブであってファイルを更新した起点のジョブと前記ファイルを更に更新した直近のジョブを示す終点のジョブとの間にあるジョブのうち前記ファイルを参照したジョブを特定し、特定したジョブに応じて影響度を設定し、前記影響度が示されるスケジュール案を生成する生成部と、
前記スケジュール案を出力する出力部と
を備えることを特徴とするジョブスケジューリング装置。
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