JP6645786B2 - 水潤滑式コンプレッサ - Google Patents
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Description
上記給水時間を含めて1時間が経過してt3になると、図3(b)に示すように、給水電磁弁SV1が開状態になり給水が開始される。上記した予定給水時間内に図3(a)に示すように、タンク水位が上昇せず、高(H)位置のレベルセンサがONにならない場合、上記給水時間が経過しt4になっても、図3(b)に示すように、給水電磁弁SV1の開状態が維持されて給水が延長される。図3(a)に示すように、タンク水位が上昇し、高(H)位置のレベルセンサがONになると、図3(c)に示すように、排水電磁弁SV2が開状態になり排水が開始され、上記の給水延長は、図3(b)に示すように、給水電磁弁SV1が閉状態になる。上記排水により、図3(a)に示すように、タンク水位が下降し、高(H)位置のレベルセンサがOFFになると、図3(c)に示すように、排水電磁弁SV2が閉状態になり排水は停止され(t5)、給水延長は終了する。
更に、1時間経過してt6になると、図示省略するが、t1又はt3時と同様の制御が開始され、実行される。そして、以上のサイクルが1時間間隔で繰り返される。
本実施形態に係る水潤滑式コンプレッサでは、図4に示すように、実験期間の全ての日時を通して、潤滑水の電気伝導率は、略一定幅の帯域の値に安定して維持された。潤滑水の電気伝導率が上昇せずに抑えられたのは、1時間間隔で上述した水交換を行ったからであると解される一方、略一定幅の帯域の値に安定して維持されたのは、従来のように所定の時間間隔で潤滑水を全量交換するのではなく、それより短い1時間間隔ごとに潤滑水を部分交換するに留めることにより、却って潤滑水の水質を安定して維持することができたものと解される。一方、比較例として従来の水潤滑式コンプレッサでは、図5に示すように、全量交換すると潤滑水の電気伝導率は急激に低下するが、80時間程経過すると、元の高い値に戻ってしまうことが分かる。即ち、従来のように全量交換すると、潤滑水の電気伝導率は急激に低下するが、新しい水に多く含まれる銅成分等が次の全量交換開始時までにたくさん析出してしまうことが考えられる。本実施形態の交換方法では、こまめに1時間間隔ごとに潤滑水を部分交換するに留めることにより、却って潤滑水の水質を安定して維持できたものと解される。
一方、上述した基本給水開始(S201)時には、予め設定された給水時間(コンプレッサの容量により可変)が読み込まれており、タイムアップするまで給水が続けられる(S207でNo)。タイムアップした場合には(S207でYes)、給水電磁弁SV1が閉になり(S208)、上記基本給水が終了する(S209)。
この基本給水時間中、一度でもレベルセンサの上限に達すれば(S210でYes)、水交換が終了し(S211)、水交換間隔をタイマによりカウントする(S212)ことで、この水交換サイクルが繰り返される(S200に戻る)。
上記基本給水時間中、一度もレベルセンサの上限に達しない場合には(S210でNo)、給水延長が必要な場合として、その制御が開始される(S213)。即ち、給水電磁弁SV1が開になり(S214)、レベルセンサの上限に達すれば(S215でYes)、給水電磁弁SV1が閉になり(S216)、排水電磁弁SV3が開になり(S217)、排水が開始されるが、この排水は、レベルセンサの上限が解除されない限り(S218でNo)継続されるが、レベルセンサの上限が解除されると(S218でYes)、排水電磁弁SV3が閉になり(S219)、給水延長が終了し(S220)、水交換が終了する(S211)。
16 純水装置、18 給水回路、 20 排水回路、 SV1 給水電磁弁、
SV2 排水電磁弁、 40 制御装置、 42 タイマ
Claims (2)
- 吸入空気を潤滑水と共に圧縮する圧縮機本体と、前記圧縮機本体の吐出口と連通し、圧縮機本体より吐出された圧縮空気と潤滑水とを導入して圧縮空気と潤滑水とに分離・貯溜するレシーバタンクを備え、前記圧縮機本体とレシーバタンク間で前記潤滑水を循環させる水潤滑式コンプレッサにおいて、外部給水源と前記圧縮機本体及びレシーバタンクとを連通する給水回路と、前記レシーバタンクに連通された排水回路と、前記給水回路の開閉手段及び前記排水回路の開閉手段をそれぞれ動作させて前記レシーバタンク内の水位が上限に達するまで給水、上限を解除するまで排水を行う制御手段を備え、前記制御手段は、前記水潤滑式コンプレッサの累積運転時間や前記潤滑水の電気伝導率の値如何に拘らず、且つ、前記レシーバタンク内の潤滑水が部分交換されるに留まるように、所定の時間間隔ごとに定期的に前記給排水を実行することを特徴とする水潤滑式コンプレッサ。
- 請求項1に記載の水潤滑式コンプレッサにおいて、前記制御手段は、1時間ごとに定期的に前記給排水を実行することを特徴とする水潤滑式コンプレッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015192351A JP6645786B2 (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 水潤滑式コンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015192351A JP6645786B2 (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 水潤滑式コンプレッサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017066947A JP2017066947A (ja) | 2017-04-06 |
JP6645786B2 true JP6645786B2 (ja) | 2020-02-14 |
Family
ID=58494265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015192351A Active JP6645786B2 (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 水潤滑式コンプレッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6645786B2 (ja) |
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2015
- 2015-09-29 JP JP2015192351A patent/JP6645786B2/ja active Active
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JP2017066947A (ja) | 2017-04-06 |
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