JP6645670B1 - 食品用収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の収納容器には、収納部に収納された物の取り出しを禁止するタイミングを管理することができない問題があった。【解決手段】本発明の納容器は、物を収納する収納部の蓋をロック状態とするかロック解除状態とするかを切り替えるロック機構15aと、入力装置20と無線通信を行う無線通信部12と、入力装置20から与えられるタイマー値に従ってロック機構15を操作する制御部11と、を有し、制御部11は、タイマー値のうちの第1のタイマー値が与えられたことに応じてロック機構15aをロック状態に設定し、ロック機構15aをロック状態とした後に第1のタイマー値により指定された時刻が経過したことに応じてロック機構15aをロック解除状態とし、ロック機構15aをロック解除状態とした後に、タイマー値のうちの第2のタイマー値により指定された時刻が経過した後にロック機構15aをロック状態で維持する。【選択図】図1

Description

本発明は食品用収納容器に関し、特にロック機構を有し、収納部の蓋のロックとロック解除を切り替える事ができる食品用収納容器に関する。
近年、投薬や、食事管理の分野において、薬や食料を収納する収納容器により利用者に対する服薬管理及び食事管理を行うことが行われている。このような収納容器の一例が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1に記載の電子薬箱は、制御部は、電子薬箱がドッキングステーションにセットされたことを検出すると、冷却ユニットによる冷却制御を開始することから、本体部の
収納容器内の温度は目標温度よりも低くなるように制御される。さらに制御部は、フタ部が閉められると、マルチアクセス対応のリーダライタ部により、収納されている全ての医薬品の医薬品情報を読み取らせ、フタ部が開けられると、記憶部の医薬品情報の要旨を表示部に一覧表示させる。
特許文献2に記載の賞味期限アラーム通知ユニットは、賞味期限のある食品または食材を入れて冷蔵庫または保管庫で保管する容器に装着し、食品または食材の賞味期限に係るアラーム情報を通知するユニットであって、容器に入れられている食品または食材の賞味期限に係る情報を入力する賞味期限入力手段と、日時の経過を計測する日時計測手段と、光を検知する光検知手段と、賞味期限に係るアラーム情報を表示または無線送信する賞味期限アラーム手段と、を有し、賞味期限入力手段に賞味期限に係る情報が入力された場合に、日時計測手段は日時の経過の計測を開始し、現在の日時が前記入力された賞味期限に近い所定の日時または賞味期限を超えた日時の状態で、光検知手段が光を検知したならば、賞味期限アラーム手段は、賞味期限が近づいた旨または賞味期限切れである旨のアラーム情報を、自ユニットが備える表示部に表示する、または自ユニットが備える無線通信部を起動して予め定められた宛先へ無線送信する。
特開2007−125138号公報 特開2014−126231号公報
このような現状に対して、特許文献1では、投薬タイミングの管理を行うことが出来ない問題がある。また、特許文献2では、賞味期限の管理はできるものの、食事を許可するタイミングの管理及び賞味期限徒過後の食品の取り出しを防ぐことができない問題がある。つまり、特許文献1、2に記載の技術を用いても収納容器内に格納された物の取り出しを禁止するタイミングを管理することが出来ない問題がある。
本発明にかかる食品用収納容器の一態様は、物を収納する収納部の蓋をロック状態とするかロック解除状態とするかを切り替えるロック機構と、外部の入力装置と無線通信を行う無線通信部と、前記入力装置から与えられるタイマー値に従って前記ロック機構を操作する制御部と、を有し、前記制御部は、前記タイマー値のうちの第1のタイマー値が与えられたことに応じて前記ロック機構をロック状態に設定し、前記ロック機構をロック状態とした後に前記第1のタイマー値により指定された時刻が経過したことに応じて前記ロック機構をロック解除状態とし、前記ロック機構をロック解除状態とした後に、前記タイマー値のうちの第2のタイマー値により指定された時刻が経過した後に前記ロック機構をロック状態で維持する。
本発明にかかる食品用収納容器によれば、収納部に収納された物の取り出しを禁止するタイミングを管理することができる。



実施の形態1にかかる収納容器を含む収納システムのブロック図である。 実施の形態1にかかる収納容器の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる出力装置においてタイマー情報に基づく内容物管理表示を行う場合の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる出力装置において収納部の温度異常を通知する警告メッセージを表示する場合の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる出力装置において収納部のロック解除を通知するメッセージを表示する場合の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる収納容器単体で収納部の保冷機能を使う場合の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2にかかる収納容器を含む収納システムのブロック図である。 実施の形態3にかかる収納容器を含む収納システムのブロック図である。 実施の形態4にかかる収納容器を含む収納システムのブロック図である。 実施の形態5にかかる収納容器を含む収納システムのブロック図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に実施の形態1にかかる収納容器を含む収納システムのブロック図を示す。図1に示すように、実施の形態1にかかる収納システム1は、収納容器10、入力装置20、出力装置30を有する。
収納容器10は、蓋を有する収納部(不図示)を備える。そして、収納容器10は、蓋をロック状態とするかロック解除状態とするかを切り替えるロック機構を有する。そして、収納容器10は、収納部に収納された物の取り出しを禁止するタイミングを管理者が管理する。また、収納容器10に収納された物を取り出す利用者は、管理者によって設定された設定時刻に従って収納容器10に収納された物を取り出す。また、収納容器10の収納部については冷蔵機能等の温度管理機能を設けることもできる。以下の説明では、収納部に対して冷蔵機能を備える収納容器10について説明する。
介護現場や、独居老人の食事や投薬において、物忘れや脳機能の低下・障害による過食や薬物の過剰摂取、或いは、冷蔵保管されていなかった食物の腐敗が問題視されている。これらに対して現在では介護者が管理する方法がとられることが一般的である。投薬においてもカレンダー式の服薬管理用品や介護者による管理という対策がされている。介護者が食事や投薬を管理する場合、介護者に大きな負担がかかるという問題があり、カレンダー式の服薬管理用品やメモは、特に物忘れによる過食や薬物の過剰摂取には効果的ではない。さらに、食物の腐敗に関しては、介護者が管理をする必要があり、大きな負担である。被介護者や独居老人の冷蔵庫への保管忘れによる食物の腐食という問題は解決が急務な課題ある。
そこで、収納システム1では、入力装置20と出力装置30を別の筐体として設けることを特徴の1つとする。入力装置20は、収納容器10の蓋のロック状態の管理を行う端末であり、収納容器10の管理者が利用する。一方、出力装置30は、収納容器10に収納された物の取り出しを行う利用者が利用する端末である。このように入力装置20と出力装置30とを別に設けることで、管理者によりされた収納容器10の設定値を利用者が不用意に変更して、収納物の管理性が低下することを防止することができる。
図1に示すように、収納容器10は、制御部(例えば、メイン制御部11)、無線通信部(例えば、無線LAN送受信部12)、温度センサ13a、13b、アクチュエータ14a、14b、ロック機構15a、15b、ディスプレイ16、スピーカー17を有する。
メイン制御部11は、例えば、プログラムを実行する演算部と、アナログデジタル変換回路、タイマー回路、デジタル信号を送受信するデジタルインタフェース等の周辺回路を1チップに搭載したMCU(Micro Controller Unit)である。メイン制御部11は、入力装置20から与えられるタイマー値に従ってロック機構15a、15bを操作する。なお、実施の形態1にかかる収納システム1では、入力装置20から収納容器10に与えるタイマー値として第1のタイマー値(例えば、ロック解除時刻)と、第2のタイマー値(例えば、利用期限時刻)と、を含む。そして、メイン制御部11は、ロック解除時刻と利用期限時刻とに基づき収納容器10の蓋のロック状態とロック解除状態とを制御する。
無線LAN送受信部12は、無線LANの所定のプロトコルに従って、入力装置20及び出力装置30と無線通信を行う。無線LAN送受信部12は、入力装置20及び出力装置30との間の通信データをメイン制御部11と送受信する。
温度センサ13a、13bは、収納部内の温度を計測して、計測した温度を示す温度データを出力する。なお、図1に示した収納容器10では、2つの温度センサを示したが、1つであってもかまわない。
アクチュエータ14aは、メイン制御部11からの指示に基づきロック機構15aを操作して、ロック機構15aをロック状態とするロック解除状態とするかを切り替える。つまり、アクチュエータ14a及びロック機構15aは、一体の機構として動作するものである。アクチュエータ14bは、メイン制御部11からの指示に基づきロック機構15bを操作して、ロック機構15bをロック状態とするロック解除状態とするかを切り替える。つまり、アクチュエータ14b及びロック機構15bは、一体の機構として動作するものである。
ディスプレイ16は、メイン制御部11から与えられたデータに基づき文字列を表示する。例えば、ディスプレイ16は、ロック解除時刻、利用限度時刻、あるいは、収納部の保冷状態の異常を警告する警告メッセージ等の収納容器10の状態を示す情報を表示する。スピーカー17は、アラーム、操作音等の収納容器10の状態を示す音声をメイン制御部11からの指示に従って出力する。
入力装置20は、端末側制御部21、無線通信部(例えば、無線LAN送受信部22)、入力インタフェース23を有する。入力インタフェース23は、ボタン、タッチ画面等の情報入力手段である。入力装置20では、入力インタフェース23を解して管理者が入力した収納容器10に対する指示を端末側制御部21でエンコードして無線LAN送受信部22を解して収納容器10に伝達する。なお、無線LAN送受信部22は、無線LAN送受信部12との間で決められた通信プロトコルに従って、無線LAN送受信部12と通信を行う。
出力装置30は、端末側制御部31、無線通信部(例えば、無線LAN送受信部32)、ディスプレイ33、スピーカー34を有する。端末側制御部31は、無線LAN送受信部32を解して収納容器10から収納容器10の状態を示す通知を受信する。この通知には、収納容器10に設定されたロック解除時刻、ロック状態の変化を示す情報、各種アラームが少なくとも含まれる。端末側制御部31は、受信した通知に従いディスプレイ33に文字情報等を表示する。また、端末側制御部31は、受信した通知に従いスピーカー34を介して音声を出力する。
続いて、実施の形態1にかかる収納システム1の動作について説明する。そこで、図2に実施の形態1にかかる収納容器の動作を説明するフローチャートを示す。図2に示すように、収納容器10は、入力装置20からタイマー値として、ロック解除時刻と利用期限時刻と保管環境設定値を受信する(ステップS1)。このステップS1において受信した情報に基づき、メイン制御部11は、収納部の保管温度を設定する。また、収納容器10は、ロックを解除するまでの時間であるロック解除時刻と、ロックを維持した状態とするまでの期間を示す利用期限時刻とを設定する。
また、収納容器10は、各種時刻と保管環境を設定した後に、メイン制御部11及び無線LAN送受信部12により出力装置30にロック解除時刻及び利用期限時刻とを送信する(ステップS2)。これにより、出力装置30のディスプレイにロック解除時刻及び利用期限時刻が表示される。
ここで、ステップS2の動作を受けた出力装置30の動作について詳細に説明する。そこで、図3に実施の形態1にかかる出力装置においてタイマー情報に基づく内容物管理表示を行う場合の動作を説明するフローチャートを示す。図3に示すように、出力装置30では、ステップS21の処理として収納容器10からタイマー情報を受信する。このアラーム情報には、ロック解除時刻と利用期限時刻とが含まれる。そして、出力装置30の端末側制御部31で、ステップS21で受信したタイマー情報を解析する(ステップS22)。その後、端末側制御部31は、ディスプレイ33にロック解除時刻を食事予定時刻として表示する(ステップS23)。なお、ロック解除時刻を、例えば、服薬時刻等の別の表記としてもよく、どのような表記とするかは収納容器10の利用用途による。
続いて、図2を参照して、収納容器10の動作をさらに説明する。ステップS2の後、収納容器10は、メイン制御部11からアクチュエータ14a、14bにロック指示を行い、収納容器10の蓋をロック状態とする(ステップS3)。
続いて、収納容器10は、入力装置20からのロック解除指示の有無を確認する(ステップS4)。このステップS4において、入力装置20からロック解除指示があった場合(ステップS4のNOの枝)、メイン制御部11は、アクチュエータ14a、14bに対してロック解除指示を送信し、ロック機構15a、15bをロック解除状態とする(ステップS5)。一方、ステップS4において、入力装置20からロック解除指示がないと判断された場合(ステップS4のYESの枝)、メイン制御部11は、内部のタイマー値を取得する(ステップS6)。
次いで、メイン制御部11は、入力装置20からのタイマー値の変更指示の有無を確認する(ステップS7)。このステップS7において、入力装置20からタイマー値の変更指示があった場合(ステップS7のNOの枝)、メイン制御部11は、現在記憶しているロック解除時刻と利用期限時刻との少なくとも一方を受信したタイマー値に応じて変更して(ステップS8、S9)、ステップS10の処理を行う。一方、ステップS7において、入力装置20からタイマー値の変更指示がないと判断された場合(ステップS7のYESの枝)、メイン制御部11は、ステップS10の処理を行う。
ステップS10では、メイン制御部11が、収納部の保管環境が冷蔵保管であるか否かを判断する。そして、ステップS10において、設定された保管環境が冷蔵保管として設定されていると判断された場合(ステップS10のYESの枝)、メイン制御部11は、温度センサ13a、13bから温度データを取得する(ステップS11)。そして、メイン制御部11は、取得した温度データに基づき収納部の温度が設定閾値温度(図中では単に閾値と表記)よりも高いか否かを判断する(ステップS12)。そして、ステップS12において、収納部の温度が設定温度閾値よりも高いと判断された場合(ステップS12のYESの枝)、メイン制御部11は、スピーカー17からアラーム音を発する(ステップS13)。また、メイン制御部11は、出力装置30に対してアラーム通知を送信する(ステップS14)。
ここで、ステップS14のアラーム通知に基づく出力装置30の動作について説明する。そこで、図4に実施の形態1にかかる出力装置において収納部の温度異常を通知する警告メッセージを表示する場合の動作を説明するフローチャートを示す。図4に示すように、出力装置30では、収納容器10からアラーム通知を受信すると(ステップS31)、受信したアラーム通知を端末側制御部31おいて解析する(ステップS32)。そして、無線LAN送受信部32は、アラーム通知の解析結果に基づき出力装置30のスピーカー34から警告メッセージを発する(ステップS33)。
一方、ステップS12において、収納部の温度が設定温度閾値以下であると判断された場合(ステップS12のNOの枝)の収納容器10の動作を図2を参照して説明する。図2に示すように、ステップS2において、収納部の温度が設定温度閾値以下であると判断された場合、メイン制御部11は、ステップS6で取得した内部タイマー値とロック解除時刻または利用制限時刻とを比較して、設定した時刻に達したか否かを判断する(ステップS15)。
ステップS15において、内部タイマー値がロック解除時刻または利用制限時刻で指定される時刻に達していない場合、メイン制御部11は、ステップS4からの処理を繰り返し行う(ステップS15のNOの枝)。一方、ステップS15において、内部タイマー値がロック解除時刻または利用制限時刻で指定される時刻に達していた場合(ステップS15のYESの枝)、メイン制御部11は、経過した時刻がロック解除時刻であるのか、利用制限時刻であるのか、を判断する(ステップS16)。
このステップS16において、経過した時刻が利用制限時刻であった場合(ステップS16のYES)、メイン制御部11は、アクチュエータ14a、14bに対してロックを指示して、ロック機構15a、15bをロック状態とする(ステップS17)。一方、ステップS16において、経過した時刻がロック解除時刻であった場合(ステップS16のNO)、メイン制御部11は、アクチュエータ14a、14bに対してロック解除を指示して、ロック機構15a、15bをロック解除状態とする(ステップS18)。また、ステップS18の処理に続いて、メイン制御部11は、出力装置30に対してロック解除を通知する(ステップS19)。なお、ロック解除時刻は、利用制限時刻よりも早い時間が設定されるものとする。
このステップS19のロック解除通知を受けた出力装置30の動作を説明する。そこで、図5に実施の形態1にかかる出力装置において収納部のロック解除を通知するメッセージを表示する場合の動作を説明するフローチャートを示す。図5に示すように、出力装置30は、収納容器10からロック解除通知を受信すると(ステップS41)、端末側制御部31が受信したロック解除通知を解析する(ステップS42)。そして、端末側制御部31は、解析結果に基づきスピーカー34からロックが解除されたことを通知するメッセージを発する(ステップS43)。なお、ステップS43の音声メッセージの出力に加えて、ディスプレイ33にロック解除を通知する表示を行ってもよい。
実施の形態1にかかる収納システム1では、図2〜図5で説明した動作を入力装置20から収納容器10に与えるタイマー値に基づき行うが、出力装置30への通知を行わず、入力装置20から与えられた設定温度以下に収納部が維持されているか否かを収納容器10単体で表示する利用方法もある。そこで、収納容器10単体で保冷状態を監視する収納容器10の動作について説明する。
図6に実施の形態1にかかる収納容器単体で収納部の保冷機能を使う場合の動作を説明するフローチャートを示す。なお、図6で示す動作は、予め入力装置20から保冷環境設定値が入力された状態の動作である。
図6に示すように、収納容器10は、メイン制御部11により、温度センサ13a、13bから温度データを取得する(ステップS51)。続いて、メイン制御部11は、取得した温度データに基づき収納部の内部温度が適正な保冷温度か否かを判断する(ステップS52)。そして、ステップS52において収納部の内部温度が適正な保冷温度であると判断できた場合(ステップS52のYESの枝)、メイン制御部11は、再度温度データを取得する。一方、ステップS52において収納部の内部温度が適正な保冷温度から外れていると判断された場合(ステップS52のNOの枝)、メイン制御部11は、スピーカー17から警報を発する(ステップS53)とともに、ディスプレイ16に保冷が不完全であることを示す保冷不完全情報を表示する(ステップS53)。
上記説明より、実施の形態1にかかる収納システム1では、収納容器10に対して2つのタイマー値を与えて、2段階で収納部のロック状態を制御する。具体的には、収納容器10は、ロック解除時刻と利用制限時刻とが与えられた後に収納部をロック状態とし、ロック開始後からロック解除時刻が経過するまでの期間は蓋をロック状態とし、ロック解除時刻が経過したことに応じて蓋をロック解除状態とする。また、収納容器10は、ロック開始当初からの経過時間が利用制限時刻に達した後に蓋をロック状態とする。
これにより、実施の形態1にかかる収納システム1では、収納容器10で管理する物を利用する利用者に対して物の利用開始時間を管理することができる。また、収納システム1では、収納部に収納された物(管理対象物)を利用可能になった場合に出力装置30に利用可能になったことを通知するとともに、利用可能になる予定時刻を表示する。これにより、収納システム1を利用する管理者は、管理対象物の管理を容易に行うことができる。
また、実施の形態1にかかる収納システム1では、利用制限時刻経過後に蓋をロック状態とすることで、利用期限を経過した物に利用者が接触することを防止することができる。
また、実施の形態1にかかる収納システム1では、収納部の温度管理機能を有し、収納部の温度が不適切となった場合には、収納容器10のディスプレイに管理温度不良を通知するとともに、出力装置30に対しても管理温度不良を通知することで、利用者が温度管理不良の環境下で保管された物に接触することを防止することができる。
また、実施の形態1にかかる収納システム1では、収納容器10に対するタイマー値の設定を収納容器10とは別体に設けられた入力装置20を用いて行い、かつ、収納容器10のロック状態、あるいは、保冷状態の利用者への通知を入力装置20とは独立して設けられる出力装置30を用いて行う。これにより、実施の形態1にかかる収納システム1では、利用者が収納容器10に設定されたタイマー値を利用者が不用意に変更することを防止することができる。
また、実施の形態1にかかる収納システム1では、収納部の温度管理に不良があった場合に警告等を収納容器10に設けられたディスプレイ16及びスピーカー17を解して行う。このように、収納容器10単体で、収納部の温度管理不良を通知する機能を有することで、無線LAN送受信部12等による無線通信の通信可能範囲外に収納容器10がある期間に温度管理不良が生じた場合においても、管理者等が温度管理不良を把握することができる。
実施の形態2
実施の形態2では、無線通信部を無線LANからBluetooth(登録商標)に対応したものに変更した例について説明する。そこで、図7に実施の形態2にかかる収納容器10aを含む収納システム2のブロック図を示す。なお、実施の形態1で説明した構成要素については実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、実施の形態2にかかる収納システム2は、実施の形態1にかかる収納システム1の収納容器10、入力装置20、出力装置30を収納容器10a、入力装置20a、出力装置30aに置き換えたものである。収納容器10aは、収納容器10の無線LAN送受信部12をBT送受信部12aに置き換えたものである。入力装置20aは、入力装置20の無線LAN送受信部22をBT送受信部22aに置き換えたものである。出力装置30aは、出力装置30の無線LAN送受信部32をBT送受信部32aに置き換えたものである。
このように、収納容器10aと入力装置20aとの通信、及び、収納容器10aと出力装置30aとの通信にBluetooth(登録商標)を用いても、実施の形態2にかかる収納システム2は、実施の形態1と同じ動作を行うことができる。
実施の形態3
実施の形態3では、収納容器10と入力装置20との通信方式と、収納容器10と出力装置30と通信方式で、異なる通信方式を利用する例について説明する。そこで、図8に実施の形態3にかかる収納容器10bを含む収納システム2のブロック図を示す。なお、実施の形態1で説明した構成要素については実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、実施の形態3にかかる収納システム3は、実施の形態1にかかる収納システム1の収納容器10、入力装置20、出力装置30を収納容器10b、入力装置20b、出力装置30aに置き換えたものである。収納容器10bは、収納容器10の無線LAN送受信部12をBT送受信部12aに置き換え、かつ、NFCリーダ18を追加したものである。入力装置20bは、入力装置20の無線LAN送受信部22をNFCリーダライタ22bに置き換えたものである。出力装置30aは、出力装置30の無線LAN送受信部32をBT送受信部32aに置き換えたものである。
このように、収納容器10bと入力装置20bとの通信方式と、収納容器10bと出力装置30aで異なる通信方式を採用しても、実施の形態3にかかる収納システム3は、実施の形態1と同じ動作を行うことができる。また、NFCは、収納容器10bと入力装置20bとを近接させなければ通信を行うことができないため、実施の形態1にかかる収納システム1よりもより誤操作を防止することができる。
実施の形態4
実施の形態4では、実施の形態2にかかる収納システム2の変形例を説明する。そこで、図9に実施の形態4にかかる収納容器10aを含む収納システム4のブロック図を示す。なお、実施の形態1で説明した構成要素については実施の形態1、2と同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、実施の形態4にかかる収納システム4は、実施の形態2にかかる収納システム2の出力装置30aの機能を出力装置30bと出力装置40に分割して持たせるものである。出力装置30bはBT送受信部32aを有し、出力装置40はBT送受信部42を有することで、収納容器10aとの間でBluetooth(登録商標)に基づく通信を行う。また、出力装置30bは、出力装置30aのディスプレイ表示機能のみを有し、出力装置40は、端末側制御部41及びスピーカー44を用いて出力装置30aの音声出力機能のみを有する。
このように、出力装置30aの機能を2つの機能に分割し、分割した機能を2つの出力装置に持たせる。これにより、実施の形態4にかかる収納システム4では、音声と文字表示のいずれかの方法による通知を利用者に知らせることができる。
実施の形態5
実施の形態5では、実施の形態2にかかる収納システム2の変形例を説明する。そこで、図10に実施の形態5にかかる収納容器10cを含む収納システム5のブロック図を示す。なお、実施の形態1で説明した構成要素については実施の形態1、2と同じ符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、実施の形態5にかかる収納システム5は、実施の形態2にかかる収納容器10に入力インタフェース19を追加した収納容器10cを有する。また、実施の形態5にかかる収納システム5では、入力装置20aは用いない。
このように、収納容器10cに入力インタフェース19を備えることで、入力装置20を利用しなくても実施の形態1にかかる収納システム1と同じ動作を行うことができる。また、実施の形態5にかかる収納システム5では、実施の形態1にかかる収納システム1と同様に、収納容器にタイマー値等の設定値を与える収納容器10cと出力装置30aは独立して設けられるため、実施の形態1と同様の管理対象物の管理性を確保することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1〜5 収納システム
10、10a〜10c 収納容器
11 メイン制御部
12、22、32 無線LAN送受信部
12a、22a、32a、42 BT送受信部
13a、13b 温度センサ
14a、14b アクチュエータ
15a、15b ロック機構
16 ディスプレイ
17 スピーカー
18 NFCリーダ
19、23 入力インタフェース
20 入力装置
21 端末側制御部
22b NFCリーダライタ
30 出力装置
31 端末側制御部
33 ディスプレイ
34 スピーカー
40 出力装置
41 端末側制御部
42 BT送受信部

Claims (9)

  1. 物を収納する収納部の蓋をロック状態とするかロック解除状態とするかを切り替えるロック機構と、
    外部の入力装置と無線通信を行う無線通信部と、
    前記入力装置から与えられるタイマー値に従って前記ロック機構を操作する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記タイマー値のうちの第1のタイマー値が与えられたことに応じて前記ロック機構をロック状態に設定し、
    前記ロック機構をロック状態とした後に前記第1のタイマー値により指定された時刻が経過したことに応じて前記ロック機構をロック解除状態とし、
    前記ロック機構をロック解除状態とした後に、前記タイマー値のうちの第2のタイマー値により指定された時刻が経過した後に前記ロック機構をロック状態で維持する食品用収納容器。
  2. 前記制御部は、前記入力装置からロック解除指示が与えられたことに応じて前記ロック機構をロック解除状態とする請求項1に記載の食品用収納容器。
  3. 前記制御部は、前記入力装置から前記第1のタイマー値の変更指示があった場合、変更指示前に記憶している前記第1のタイマー値を変更する請求項1又は2に記載の食品用収納容器。
  4. 前記収納部内の温度を測定する温度センサと、
    音声を出力するスピーカーと、をさらに有し、
    前記制御部は、前記収納部に対して冷蔵保管を行うことが指示されていた場合、前記温度センサから取得した温度データが温度閾値よりも高い場合、前記スピーカーを介してアラーム音を発する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の食品用収納容器。
  5. 文字情報を表示するディスプレイをさらに有し、
    前記温度データが温度閾値よりも高い場合、前記ディスプレイに警告表示を行う請求項4に記載の食品用収納容器。
  6. 前記無線通信部は、出力装置と無線通信を行う機能を有し、
    前記出力装置は、文字情報を表示するディスプレイを有し、
    前記制御部は、前記温度データが温度閾値よりも高い場合、前記出力装置にアラーム通知を出力し、
    前記出力装置は、受信した前記アラーム通知に基づき前記ディスプレイに警告メッセージを表示する請求項4に記載の食品用収納容器。
  7. 前記無線通信部は、外部の出力装置と無線通信を行う機能を有し、
    前記制御部は、前記第1のタイマー値が与えられことに応じて、前記無線通信部を介して当該第1のタイマー値により指定されるロック解除時刻を前記出力装置に通知し、
    前記出力装置は、文字情報を表示するディスプレイを有し、受信した前記ロック解除時刻を前記ディスプレイに表示する請求項1に記載の食品用収納容器。
  8. 前記出力装置は、前記入力装置とは別の装置である請求項6又は7に記載の食品用収納容器。
  9. 前記無線通信部は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信の少なくとも1つの通信規格に従って通信を行う請求項1乃至8のいずれか1項に記載の食品用収納容器。
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