JP6642929B2 - 診療データ管理システム及び診療データ管理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、異なる形式で記憶された複数のデータベースのデータを統合して管理する診療データ管理システム及び診療データ管理プログラムに関する。
従来、複数の病院等によって別個に設けられている電子カルテを統合して管理するものとして、特開2009−266077号公報に、診察対象となった患者を、一意に識別可能なシステムIDが提示された当該患者の診察内容を含む電子カルテを介して取得し、取得された電子カルテにおける電子カルテ情報の項目を調整した電子カルテ情報にシステムIDを対応付けた電子カルテ統合情報を生成して電子カルテ統合DBに格納し、キーワードを提示した電子カルテの閲覧要求を通信ネットワークを介して受け付け、電子カルテ統合DBを参照し、受け付けたキーワードに合致する電子カルテ統合情報を検索し、検索された電子カルテ統合情報に含まれる電子カルテ情報を所定のカテゴリ別に振り分け、振り分けされた電子カルテ情報を閲覧要求元の端末装置に送信する電子カルテ管理サーバが開示されている。
特開2009−266077号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、異なるシステムにおける電子カルテのデータを統合するに際し、それぞれのデータを検証して、一定のルールを作成し、該ルールに基づきデータの変換作業を行い、1つの統合データベースに保管し直す必要があった。係る場合、診療データは膨大な量となるため、全ての項目のデータを対象とすることは労力面と金銭面とから現実的ではなく、実際は膨大なデータの一部についてのみ変換作業が行われることが多いと考えられる。また、このデータの一部についての変換作業でも多大な労力と金銭が必要となっていた。
さらに、統合されたデータを使用するにあたり、当初想定していた項目の範囲を超えてデータが必要となった場合、元のデータを取得し直す必要が生じ、多大な労力と金銭とを要するデータの変換作業を再度行う必要があった。またさらに、電子カルテのデータは年々増大しており、長年のデータを1つの統合データベースへ格納して、そこから検索をしたり統計情報を引き出したりすると、データベースの応答時間が長くなってしまうという課題もあった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、電子カルテや各種部門システムのメーカーやシステム自体が変更される等して、異なる形式のデータベースが存在しても、これらの統合データベースを作成することなく、データの検索、統計処理、問い合わせを多段的に速やかに行える診療データ管理システム及び診療データ管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の診療データ管理システムは、
複数のデータベースを統合して管理する診療データ管理システムにおいて、
同じ目的のために前記データベース毎に設けられた異なるテーブルを、論理的な1つの同種ターゲットとしてまとめて管理するために、前記同種ターゲット毎に前記同種ターゲットを特定する同種ターゲットIDと前記同種ターゲットIDに対応する表示名を記憶する列、及び前記同種ターゲットIDに対応付けられた前記テーブルを特定するターゲットIDを記憶する列を備える同種ターゲット用のテーブルと、
前記同種ターゲットとされた複数の前記テーブルの中の同じ意味を持つ列を論理的な1つの同種列としてまとめて管理するとともに、前記同種列とされた列に記憶された実データを統合のための同種データに変換する変換ルールを管理するために、前記同種列毎に前記同種列を特定する同種列IDと前記同種列IDに対応する表示名を記憶する列、前記同種列IDに対応付けられた前記テーブルの中の同じ意味を持つ列の項目名を記憶する列、前記同種列毎にデータ変換の必要の有無を記憶する列、前記同種列にデータ変換が必要なときに前記同種列毎の前記変換ルールを特定するデータ変換ルールIDを記憶する列、及び前記データ変換ルールIDに対応する前記実データと前記同種データとを記憶する列を備える同種列用のテーブル及びデータ変換ルール用のテーブルと
検索条件が入力されると、前記同種ターゲット用のテーブル、前記同種列用のテーブル、及び前記データ変換ルール用のテーブルに基づき、検索対象となる前記データベース毎に設けられた前記テーブルと前記テーブルの中の同じ意味を持つ列とを特定し、前記データベースから前記実データを検索し第1実データテーブルを作成する検索制御部と、
前記第1実データテーブルを前記同種列用のテーブル、及び前記データ変換ルール用のテーブルに基づき前記同種データに変換し第1同種データテーブルを作成するとともに、1つ以上の前記第1同種データテーブルを統合して第1統合同種データテーブルを作成する変換制御部と、
新たな検索条件が入力されると前記検索制御部に新たな前記実データを検索させて第2実データテーブルを作成させるとともに、前記変換制御部に前記第2実データテーブルによる第2同種データテーブル及び第2統合同種データテーブルを作成させ、前記第1統合同種データテーブルと前記第2統合同種データテーブルとに共通する所望の前記同種列に記憶される前記同種データ同士を比較し、前記第1統合同種データテーブル及び/又は前記第2統合同種データテーブルから所望の条件に合致する前記同種データが含まれるレコードをスクリーニングデータとして抽出することで、第1スクリーニングデータテーブルを作成するスクリーニング制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の診療データ管理システムによれば、同種ターゲット用のテーブルによって、同じ目的のためにデータベース毎に設けられた異なるテーブルを論理的な1つの同種ターゲットとしてまとめて管理することができる。この同じ目的とは、例えば病名に関するもの、処方に関するもの、注射に関するもの等があり、これらの同じ目的のテーブルは、通常はデータベース毎に異なるテーブル名となっている。同種ターゲット用のテーブルはこれらの異なるテーブルを、同じ目的という上位概念でまとめて管理するのである。
また、同種列用のテーブルによって、同種ターゲットとされた複数のテーブルの中の同じ意味を持つ列を論理的な1つの同種列として管理することができる。この同じ意味を持つ列とは、例えば、病名に関するテーブルであれば、病名を示す列、診療科を示す列、担当医師を示す列等であり、処方に関するテーブルであれば、薬品名を示す列、用量を示す列、用法を示す列等であり、注射に関するテーブルでは、薬品名を示す列、投与量を示す列、投与方法を示す列等である。これらの同じ意味を持つ列は、通常は異なるデータベースのテーブル毎に異なる列名となっている。同種列用のテーブルは、これらの列名の異なる複数の列を、同じ意味という上位概念でまとめて管理するのである。
また、データ変換ルール用のテーブルによって、同種列とされた複数の列に記憶されたそれぞれ異なる形式の実データを、統合のための同種データに変換する変換ルールを管理することができる。これは、同種列用のテーブルによって管理される同じ意味を持つ同種列は、その列名を含むデータ形式、データ内容がデータベース毎のテーブルによって通常は異なる。例えば、患者の性別を示す列であれば、あるデータベースのテーブルは列名「seibetu」、データ形式「数字」、データ「0」又は「1」であり、他のデータベースのテーブルは列名「sex」、データ形式「文字」、データ「M」又は「F」等である。データ変換ルール用のテーブルは、これらの列の実データのデータ形式とデータを、統合のための共通データである、同種データのデータ形式とデータに変換するルールを管理するのである。
また、検索制御部によって、所望の検索条件が入力されると、同種ターゲット用のテーブル、同種列用のテーブル、及びデータ変換ルール用のテーブルに基づき複数のデータベースのテーブルの列から、当該データベースに記憶された実データを検索し、検索した実データから第1実データテーブルを作成することができる。これは、所望の検索条件が入力されると、同種ターゲット用のテーブル、同種列用のテーブル、及びデータ変換ルール用のテーブルから、検索対象となるデータベース、テーブル、列、データを特定し、必要なデータを検索することにより実現される。なお、このとき検索されたデータは、複数のデータベースから検索されたままの状態である実データである。
また、変換制御部は、第1実データテーブルを、前記同種列用のテーブル、及びデータ変換ルール用のテーブルに基づき、同種データに変換し変換した同種データから第1同種データテーブルを作成する。例えば、上述の実データである列名「seibetu」、データ形式「数字」、データ「0」又は「1」、及び列名「sex」、データ形式「文字」、データ「M」又は「F」を、同種データの一例である列名「性別」、データ形式「文字」、データ「男」又は「女」に変換する等である。なお、同種データには、実データを統合のために所定の列名、データ形式、データに変換処理したデータに加え、変換処理を行ったが実データと同種データが同じであって変換が不要であったデータを含む。
また、スクリーニング制御部によって、新たな検索条件が入力されると、検索制御部に上記の実データテーブルとは別の第2実データテーブルを作成させるとともに、前記変換制御部に前記第2実データテーブルによる第2同種データテーブルを作成させることができる。これによって、検索条件毎に異なる複数の同種データテーブルが作成される。さらに、スクリーニング制御部は、前記複数の同種データテーブル同士を比較し、関連するスクリーニングデータを抽出することで第1スクリーニングデータテーブルを作成する。
このため、多段的な検索が可能となるとともに、これまでの同種ターゲット及び同種列には存在しない別の検索項目を本発明の診療データ管理システムに加えようとしたとき、既にある同種ターゲット及び同種列を変更することなく、同種ターゲット用のテーブル、同種列用のテーブル、及びデータ変換ルール用のテーブルに新たな同種ターゲット及び同種列等を付加する、又は新たな同種ターゲット用のテーブル、同種列用のテーブル、及びデータ変換ルール用のテーブルを別に設けることで実現できる。これにより、事後的に必要となるコストを大幅に削減することが可能となる。
本発明の診療データ管理システムの好ましい例は、
前記スクリーニング制御部は、さらに検索条件が入力されると、前記検索制御部に第n実データテーブル(nは3以上の自然数)を作成させるとともに、前記変換制御部に第n同種データテーブル及び第n統合同種データテーブルを作成させ、第n−2スクリーニングデータテーブルと第n統合同種データテーブルとに共通する所望の前記同種列に記憶される前記同種データ同士を比較し、前記第n−2スクリーニングデータテーブル及び/又は第n統合同種データテーブルから所望の条件に合致する前記同種データが含まれるレコードをスクリーニングデータとして抽出することで、第n−1スクリーニングデータテーブルを作成することを特徴とする。
本発明の診療データ管理システムの好ましい例によれば、スクリーニング制御部によって、さらに多段的な検索が可能となり、ユーザーの必要とする情報をより得やすくすることができる。
本発明の診療データ管理システムの好ましい例は、
複数の前記データベースが、異なる世代の医療情報システムによる、異なるデータベースであることを特徴とする。
本発明の診療データ管理システムの好ましい例は、
複数の前記データベースが、並列して存在する異なる医療情報システムによる、異なるデータベースであることを特徴とする。
これら本発明の診療データ管理システムの好ましい例によれば、異なる世代の医療情報システムによる、又は並列して存在する異なる医療情報システムによる、異なるデータベースを統合して管理することができ、ある医療機関で医療情報システムのメーカーが変わっても、又は離れた場所にある医療機関同士でも、複数のデータベースのデータを統合してデータの検索等を行うことができる。
本発明の診療データ管理プログラムは、
複数のデータベースを統合して管理する診療データ管理プログラムにおいて、
同じ目的のために前記データベース毎に設けられた異なるテーブルを、論理的な1つの同種ターゲットとしてまとめて管理するために、前記同種ターゲット毎に前記同種ターゲットを特定する同種ターゲットIDと前記同種ターゲットIDに対応する表示名を記憶する列、及び前記同種ターゲットIDに対応付けられた前記テーブルを特定するターゲットIDを記憶する列を備える同種ターゲット用のテーブルと、
前記同種ターゲットとされた複数の前記テーブルの中の同じ意味を持つ列を論理的な1つの同種列としてまとめて管理するとともに、前記同種列とされた列に記憶された実データを統合のための同種データに変換する変換ルールを管理するために、前記同種列毎に前記同種列を特定する同種列IDと前記同種列IDに対応する表示名を記憶する列、前記同種列IDに対応付けられた前記テーブルの中の同じ意味を持つ列の項目名を記憶する列、前記同種列毎にデータ変換の必要の有無を記憶する列、前記同種列にデータ変換が必要なときに前記同種列毎の前記変換ルールを特定するデータ変換ルールIDを記憶する列、及び前記データ変換ルールIDに対応する前記実データと前記同種データとを記憶する列を備える同種列用のテーブル及びデータ変換ルール用のテーブルとを備えるコンピュータを、
検索条件が入力されると、前記同種ターゲット用のテーブル、前記同種列用のテーブル、及び前記データ変換ルール用のテーブルに基づき、検索対象となる前記データベース毎に設けられた前記テーブルと前記テーブルの中の同じ意味を持つ列を特定し、前記データベースから前記実データを検索し第1実データテーブルを作成する検索制御部と、
前記第1実データテーブルを前記同種列用のテーブル、及び前記データ変換ルール用のテーブルに基づき前記同種データに変換し第1同種データテーブルを作成するとともに、1つ以上の前記第1同種データテーブルを統合して第1統合同種データテーブルを作成する変換制御部と、
新たな検索条件が入力されると前記検索制御部に新たな前記実データを検索させて第2実データテーブルを作成させるとともに、前記変換制御部に前記第2実データテーブルによる第2同種データテーブル及び第2統合同種データテーブルを作成させ、前記第1統合同種データテーブルと前記第2統合同種データテーブルとに共通する所望の前記同種列に記憶される前記同種データ同士を比較し、前記第1統合同種データテーブル及び/又は前記第2統合同種データテーブルから所望の条件に合致する前記同種データが含まれるレコードをスクリーニングデータとして抽出することで、第1スクリーニングデータテーブルを作成するスクリーニング制御部と、
して機能させることを特徴とする。
本発明の診療データ管理プログラムによれば、上述した理由により、診療データ管理システムと同様の作用効果を奏することができる。
以上説明したように、本発明によれば、電子カルテや各種部門システムのメーカーや種類が変更される等して、異なる形式のデータベースが存在しても、これらの統合データベースを作成する必要がなく、また、データの検索、統計処理、問い合わせを多段的に速やかに行える診療データ管理システム及び診療データ管理プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る診療データシステムの構成を示す機能ブロック図である。 医療情報システムAにおいて病名と注射を管理する目的のために設けられたテーブルを説明する図である。 医療情報システムAにおいて血液検査の結果を管理する目的のために設けられたテーブルを説明する図である。 医療情報システムBにおいて病名と注射を管理する目的のために設けられたテーブルを説明する図である。 医療情報システムBにおいて血液検査の結果を管理する目的のために設けられたテーブルを説明する図である。 病名に関する同種ターゲットと同種列の概念を説明する図である。 注射に関する同種ターゲットと同種列の概念を説明する図である。 検査結果に関する同種ターゲットと同種列の概念を説明する図である。 同種ターゲット用のテーブルを説明する図である。 同種列用のテーブルを説明する図である。 同種列用のテーブルを説明する他の図である。 データ変換ルール用のテーブルを説明する図である。 各種マスタテーブルを説明する図である。 データの検索と変換によって第1実データテーブル、第1同種データテーブル、及び第1統合同種データテーブルが作成される過程を説明する図である。 データの検索と変換によって第2実データテーブル、第2同種データテーブル、及び第2統合同種データテーブルが作成される過程を説明する図である。 第1統合同種データテーブルと第2統合同種データテーブルから第1スクリーニングデータテーブルが作成される過程を説明する図である。 データの検索と変換によって第3実データテーブル、第3同種データテーブル、及び第3統合同種データテーブルが作成される過程を説明する図である。 第1スクリーニングデータテーブルと第3統合同種データテーブルから第2スクリーニングデータテーブルが作成される過程を説明する図である。 複数のデータベースからデータの検索と変換をする全体の処理を説明するフロー図である。 検索条件の入力と、実データを検索するために必要となる情報の取得の処理を説明するフロー図である。 実データの検索の処理を説明するフロー図である。 実データを同種データに変換する処理を説明するフロー図である。 統合同種データの作成の処理を説明するフロー図である。 スクリーニングデータの作成の処理を説明するフロー図である。 スクリーニングデータの抽出の別の例を説明する図である。 新たな同種ターゲットを付加する例を説明する図である。
以下、本発明の診療データ管理システムの実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明に係る診療データ管理システムは、本発明に係る診療データ管理プログラムによって実行される。
図1は本発明の一実施形態に係る診療データシステムの構成を示す機能ブロック図、図2は医療情報システムAにおいて病名と注射を管理する目的のために設けられたテーブルを説明する図、図3は医療情報システムAにおいて検査結果を管理する目的のために設けられたテーブルを説明する図、図4は医療情報システムBにおいて病名と注射を管理する目的のために設けられたテーブルを説明する図、図5は医療情報システムBにおいて検査結果を管理する目的のために設けられたテーブルを説明する図である。
また、図6は病名に関する同種ターゲットと同種列の概念を説明する図、図7は注射に関する同種ターゲットと同種列の概念を説明する図、図8は検査結果に関する同種ターゲットと同種列の概念を説明する図である。また、図9は同種ターゲット用のテーブルを説明する図、図10及び図11は同種列用のテーブルを説明する図、図12はデータ変換ルール用のテーブルを説明する図、図13は各種マスタテーブルを説明する図である。
先ず、本実施形態の診療データ管理システム1の概要を説明する。図1に示すように、本実施形態の診療データ管理システム1には、異なる世代の医療情報システム又は並列して存在する異なる医療情報システムによる、異なるデータベース100,200が接続されている。この異なるデータベース100,200に設けられたテーブルとして、例えば、図2(A)(B)及び図3に示すように、医療情報システムAのデータベースには、病名を管理する目的のための病名オーダーテーブルと、注射を管理する目的のための注射オーダーテーブルと、血液検査の結果を管理する目的のための検査レポートテーブルが設けられている。また、図4(A)(B)及び図5に示すように、医療情報システムBのデータベースにも、病名を管理する目的のための検索用診療記録病名テーブルと、注射を管理する目的のための検索用注射テーブルと、血液検査の結果を管理する目的のための検索用検査テーブルが設けられている。これらのテーブルでは、同じ目的のテーブルであっても、医療情報システムが異なるため、テーブル名が異なっている。
また、上記テーブルのうち同じ意味を持つ列であっても、その列名、列順、データ形式、データの内容が異なっている。例えば、患者の性別を示す列であれば、図2(A)に示す医療情報システムAの病名オーダーテーブルは、列名「seibetu」、データ形式「数字」、データ「0」又は「1」であり、図4(A)に示す医療情報システムBの検索用診療記録病名テーブルは、列名「sex」、データ形式「文字」、データ「M」又は「F」等である。また、患者の性別を示す列は、双方ともにテーブルの3列目に配置されているが、例えば診察科を示す列は、医療情報システムAの病名オーダーテーブルでは4列目に配置され、医療情報システムBの検索用診療記録病名テーブルでは5列目に配置されている。このように、医療情報システムが異なれば、同じ目的のテーブル、同じ意味を持つ列であっても、そのデータ形式やデータの内容等が異なり、このままではまとめて検索等することができない。
本実施形態の診療データ管理システム1は、これらの目的は同じだがシステムや名称が異なるテーブルを、論理的な1つの同種ターゲットとして、また、同じ意味を持つ列を同種列として、まとめて管理するのである。例えば、病名を目的とするテーブルとして医療情報システムAの病名オーダーテーブル(図2(A))と医療情報システムBの検索用診療記録病名テーブル(図4(A))がある。これら複数のテーブルを図6(B)(C)に示すように病名を目的とする同種ターゲットとして、後述する同種ターゲット用のテーブルでまとめて管理するのである。
同じく図6(B)(C)において、患者IDを意味する列は、医療情報システムAの病名オーダーテーブルでは「kanjyaID」となっており、医療情報システムBの検索用診療記録病名テーブルでは「患者番号」となっている。また、患者氏名を意味する列も同様にテーブル毎に異なっており、さらに、診察科や診察開始日等を意味する列においては、その列順も異なっている。これら、同種ターゲットとされた複数のテーブルの中の同じ意味を持つ列を、後述する同種列用のテーブルを用いて、図6(A)に示す論理的な1つの同種列としてまとめて管理するのである。ここでは、同種列をわかりやすくするために、図6(A)〜(C)の同じ意味を持つ列を矢印線で示している。
同様に、図7(B)(C)に示すように、注射を目的とするテーブルとして、医療情報システムAの注射オーダーテーブルと医療情報システムBの検索用注射テーブルが同種ターゲットとしてまとめられている。また、これらのテーブルの同じ意味を持つ列が図7(A)に示す同種列として矢印線に示すように管理されている。また、図8(B)(C)に示すように、血液検査の結果を目的とするテーブルとして、医療情報システムAの検査レポートテーブルと医療情報システムBの検索用注検査テーブルが同種ターゲットとしてまとめられており、これらのテーブルの同じ意味を持つ列が図8(A)に示す同種列として矢印線に示すように管理されている。
なお、上述したように、同種列としてまとめられた列も、テーブルが異なればそのデータ形式とデータが異なる場合がある。例えば図6(A)(B)(C)において、性別を意味する列のデータ形式とデータが、医療情報システムAの病名オーダーテーブルでは「数字型」で「0」又は「1」、医療情報システムBの検索用診療記録病名テーブルでは「文字型」で「M」又は「F」となっている等である。これらの異なるデータ形式とデータ(実データ)は、後述するデータ変換ルール用のテーブルを用いて、統合のための共通するデータである同種データへ変換される。
次に、本実施形態の診療データ管理システム1の構成を説明する。図1に示すように、本実施形態の診療データ管理システム1は、入力部10と、記憶部20と、制御部11と、表示部14とを備え、診療データ管理システム1に複数のデータベース100,200が接続されている。
ここで、接続されている複数のデータベース100,200に記憶されている元データ、又は複数のデータベース100,200から検索し抽出されているが変換処理されず元データの状態のままの形式である列名とデータとを、実データという。また、実データを統合のためにその列名、データ形式、データの内容を変換処理したデータ、又は変換処理したが変換する必要がなかったデータを同種データという。なお、同種データには、同種データを表示部に表示させるために、同種データを加工した統合同種データと呼ばれるデータも含まれる。
入力部10は、公知のキーボード、マウス、タッチパネル、トラックボール等の入力機器を備え、これらの機器から所望の検索条件等を入力することができる。
記憶部20は、公知のハードディスクドライブ、半導体記憶装置等から構成され、その内部に、同種ターゲット用のテーブル21、同種列用のテーブル22、データ変換ルール用のテーブル23、各種マスタテーブル24、作業用記憶部25を備える。また、記憶部20には、本実施形態の診療データ管理システム1を実現するために実行される診療データ管理プログラムやオペレーティングシステムが記憶され、その他診療データ管理システム1及びコンピュータの動作に必要な記憶領域が設けられる。
同種ターゲット用のテーブル21は、異なる医療情報システムの異なる形式で記憶されたデータベース100,200において、同じ目的のために前記データベース毎に設けられた異なるテーブルを、論理的な1つの同種ターゲットとしてまとめて管理するためのもので、図9(A)に示す同種ターゲットテーブルと、図9(B)に示す同種ターゲット管理テーブルを備える。同種ターゲットテーブルは「同種ターゲットID」と「表示名」の項目(列)を、同種ターゲット管理テーブルは「同種ターゲットID」と「ターゲットID」の項目を有する。なお、同種ターゲット用のテーブルを、同種ターゲットテーブルと同種ターゲット管理テーブルの2つに分けているのは、管理をし易くするためであり、1つのテーブルにまとめてもよいし、他の項目を追加して3つ以上のテーブルとしてもよい。
同種ターゲットテーブルの項目に設けられている同種ターゲットIDは、同じ目的のテーブル毎に設定されるIDであり、表示名は、その目的を表わす名前を上位概念として設定するものである。ここでは同種ターゲットID「1」が表示名「病名」に、「2」が「注射」に、「3」が「血液検査」に設定されている。
また、同種ターゲット管理テーブルの項目に設けられているターゲットIDは、複数のデータベース100,200にそれぞれ設けられたテーブルを特定するためのIDである。つまり、同種ターゲットテーブルと同種ターゲット管理テーブルにより、同種ターゲットID「1」に設定された同種ターゲットは、「病名」を目的とするテーブルであり、この病名を目的とするテーブルはターゲットID「A−1」と「B−5」で示されるテーブルであるということがわかる。同様に、同種ターゲットID「2」は「注射」を目的とし、そのテーブルはターゲットID「A−9」と「B−9」で示されるテーブル、同種ターゲットID「3」は「血液検査」を目的とし、そのテーブルはターゲットID「A−7」と「B−1」で示されるテーブルであることがわかる。
同種列用のテーブル22は、同種ターゲットとされた複数のテーブルの中の同じ意味を持つ列を論理的な1つの同種列としてまとめて管理するもので、図10に示す同種列テーブルと、図11に示す同種列管理テーブルを備える。同種列テーブルは「同種列ID」と「同種ターゲットID」と「表示名」と「データ形式」の項目を、同種列管理テーブルは「同種列ID」と「ターゲットID」と「列名」と「データ変換」と「データ変換ルールID」の項目を備える。なお、同種列用のテーブルを、同種列テーブルと同種列管理テーブルの2つに分けているのは、管理をし易くするためであり、1つのテーブルにまとめても、あるいは3つ以上のテーブルに分けてもよい。
同種列テーブルの項目に設けられている同種列IDは、同じ意味を持つ列をまとめた同種列毎に設定されるIDである。また、同種ターゲットIDは、既に説明したように、同じ目的のためのテーブル毎に設定されるIDである。表示名は、同種列ID毎に設定され、同種列とされた列のデータを表示又は変換するときに用いられる列名である。また、データ形式は、同じく同種列ID毎に設定され、同種列とされた列のデータを表示又は変換するときに使用されるデータ形式である。ここでは、病名を目的とするテーブルを示す同種ターゲットID「1」は、その項目として同種列IDを「1」から「7」まで備え、それぞれの同種列IDに表示名とデータ形式が設定されている。つまり、同種列ID「1」は、同種ターゲットID「1」で示されるテーブルの列のうち、「患者ID」の意味を持つ列をまとめるためのもので、そのデータ形式は「数字形」であり、同種列ID「2」は、同種ターゲットID「1」のテーブルの列のうち、「患者氏名」の意味を持つ列をまとめるためのもので、そのデータ形式は「文字型」であることがわかる。同様に、注射を意味するテーブルを示す同種ターゲットID「2」は、その項目に同種列IDを「8」から「14」まで、血液検査を意味するテーブルを示す同種ターゲットID「3」は、その項目に同種列IDを「15」から「19」まで備え、それぞれの同種列IDに表示名とデータ形式が設定されている。
同種列管理テーブルの項目に設けられている同種列ID、ターゲットIDは、既に述べたとおりである。列名の項目は、ターゲットIDによって特定されたテーブルの中の、同じ意味を持つ列を特定するためのものであり、その列に実際に使用されている実データの列名が記憶される。また、データ変換の項目は、特定した列に記憶されている実データを変換する必要があるか否かを記憶しており、そのデータが「Y」ならばデータ変換が必要、「N」ならばデータ変換が不要である旨を示している。また、データ変換ルールIDの項目は、データ変換する必要がある実データをどのように同種データに変換するかのルールを特定するためのIDが記憶されている。ここでは、同種列IDが「3」「5」「10」「12」「13」「17」に係るデータの変換が必要であることがわかる。例えば、同種列ID「3」でまとめられた列は、ターゲットID「A−1」と「B−5」で示されるテーブルの、列名「seibetu」と「sex」で表された列であり、これらの列に記憶されたデータはデータ変換が必要で、そのデータ変換ルールIDは「1」と「2」であることがわかる。
データ変換ルール用のテーブル23は、同種列とされた複数の列の実データを、統合のための同種データに変換する変換ルールを管理するもので、ここでは図12(A)に示すデータ変換ルールテーブルと、図12(B)に示すデータ変換ルール詳細テーブルを備える。データ変換ルールテーブルは「データ変換ルールID」と「名称」の項目を、データ変換ルール詳細テーブルは「データ変換ルールID」と「同種データ」と「実データ」の項目を備える。なお、データ変換ルール用のテーブルを、データ変換ルールテーブルとデータ変換ルール詳細テーブルの2つに分けているのは、管理をし易くするためであり、1つのテーブルにまとめても、あるいは3つ以上のテーブルに分けてもよい。
データ変換ルールテーブルの項目に設けられているデータ変換ルールIDは、既に述べたように、データ変換する必要がある実データをどのように同種データに変換するかのルールを特定するためのものである。また、名称の項目は、変換する実データがどの医療情報システムのどのような意味のデータであるかを示すものである。
データ変換ルール詳細テーブルの項目に設けられているデータ変換ルールIDは上述の通りである。また、同種データの項目は、実データをどのように変換するかが記憶されており、実データの項目は、変換する前のデータが記憶されている。ここでは、データ変換ルールID「1」と「4」は、実データが「0」又は「1」であるとき、それを同種データの「男」又は「女」に変換し、データ変換ルールID「2」と「5」は、実データが「M」又は「F」であるとき、それを同種データの「男」又は「女」に変換することがわかる。また、データ変換ルールID「3」「6」「9」は、実データが和暦日付型であるとき、それを西暦日付型に変換することがわかる。同様に、データ変換ルールID「7」は、実データが「K100」「K101」・・・というコードであるとき、それを同種データである「チサラリン」「イタトルリン」・・・という薬名に変換し、データ変換ルールID「8」は、実データが「M1000」「M1001」・・・というコードであるとき、それを同種データである「チサラリン」「イタトルリン」・・・という薬名に変換することがわかる。
各種マスタテーブル24は、固定的で基本的なデータを記憶させるもので、例として図13(A)〜(D)に示すターゲットマスタテーブル、病名マスタテーブル、薬名マスタテーブル、検査項目マスタテーブル等がある。ターゲットマスタテーブルは、上述のターゲットIDが実際にどの医療情報システムの、どのデーブルを示すものかを記憶するテーブルで、「ターゲットID」と「システム名称」と「テーブル名称」の項目を備える。ターゲットIDは既に説明したとおりである。システム名称の項目は、ターゲットIDが示すテーブルが、医療情報システムAと医療情報システムBのどちらのシステムであるかを記憶している。また、テーブル名称の項目は、医療情報システムのデータベースに設けられた実際のテーブルの名称を記憶している。ここでは、ターゲットID「A−1」で示されるテーブルは、「医療情報システムA」の「病名オーダー」というテーブルであり、また、ターゲットID「A−2」で示されるテーブルは、「医療情報システムA」の「放射線オーダー」というテーブルであることがわかる。なお、ターゲットマスタテーブルは、ここでは各種マスタテーブルの一例として説明したが、同種ターゲット用のテーブルに含めてもよい。
病名マスタテーブル、薬名マスタテーブル、検査項目マスタテーブルは、検索条件を入力するときに参照されるテーブルである。例えば、病名を検索条件とするときは、病名マスタテーブルの同種データの項目に記憶されている病名の中から検索したい病名を選択する。同様に、薬名を検索条件とするときは、薬名マスタテーブルの同種データの項目に記憶されている薬名の中から検索したい薬名を選択し、血液検査の結果を検索条件とするときは、検査項目マスタテーブルの同種データの項目に記憶されている検査項目の中から検索したい検査項目を選択する。
図1に戻り、作業用記憶部25は、実データテーブル及び後述する統合同種データテーブルを含む同種データテーブル、スクリーニングデータテーブル等を一時的に記憶するための領域である。この一時的とは、これらのデータ等を本実施形態の診療データ管理システム1が運用され続けられる限り記憶するものではないという意味であり、表示部14による統合同種データテーブルやスクリーニングデータテーブルの表示が終われば、必要に応じてこれらのデータを作業用記憶部25から削除してもよいし、作業用記憶部25の容量に余裕があれば、過去の検索履歴のこれらのデータ等を所定の期間保存しておいてもよい。
制御部11は、CPU、半導体による補助メモリ等で実現されるもので、検索制御部12と、変換制御部13と、スクリーニング制御部15とを備える。
検索制御部12は、所望の検索条件が入力部10より入力されると、同種ターゲット用のテーブル21、同種列用のテーブル22、及びデータ変換ルール用のテーブル23に基づき、検索対象となるデータベース100,200毎に設けられたテーブルと列とを特定し、それぞれのデータベースから実データを検索する。具体的な手順としては、検索したい同種ターゲット、当該同種ターゲットの同種列、及び当該同種列の同種データ等が入力部10により入力されると、同種ターゲットとしてまとめられた複数のテーブルの、同種列としてまとめられた複数の列から、同種データに対応する実データを検索し、必要とされる範囲のデータ、例えば当該実データを含むレコードを選択し、実データによる新たなテーブル(以下、「実データテーブル」という。)を、同種ターゲットとしてまとめられた複数のテーブル毎に作成するのである。なお、実データテーブルは検索条件毎に複数作成されることがあり、係る場合、これらを第1実データテーブル、第2実データテーブル、第n(nは3以上の自然数)実データテーブル・・・と呼ぶこととする。
変換制御部13は、検索した実データテーブルを、データ変換ルール用のテーブルに基づき同種データによるテーブル(以下、「同種データテーブル」という。)に変換する。具体的な手順は、同種列管理テーブルにより、実データテーブルの列名を含む実データを変換する必要があるか否か、変換する必要があるならばどのデータ変換ルールIDによって変換するかを判断する。次に、データ変換ルール用のテーブル23に基づき変換する必要のある実データは変換し、変換する必要の無い実データはそのままとする変換処理を行う。そして、変換処理したデータにより同種データテーブルを作成するのである。なお、同種データテーブルは原則として実データテーブルに対応して作成されるものであり、実データテーブルが複数存在する場合は同種データテーブルも複数存在する。係る場合、これらを第1同種データテーブル、第2同種データテーブル、第n同種データテーブル・・・と呼ぶこととする。
また、複数のデータベース100,200から検索され作成された実データテーブルから変換された同種データテーブルは、原則として1つの検索条件に対して異なる医療情報システムのデータベースの数ほど存在する。これらの複数の同種データテーブルは、変換制御部13により表示用のデータとして1つのテーブルである、統合同種データテーブルにまとめられる。なお、統合同種データテーブルは、同種データテーブルの一種であり同種データテーブルに含まれる。また、統合同種データテーブルも複数存在する場合があり、これらを第1統合同種データテーブル、第2統合同種データテーブル、第n統合同種データテーブル・・・と呼ぶ。
スクリーニング制御部15は、検索制御部12及び変換制御部13に、複数の検索条件毎に同種データテーブル(統合同種データテーブル)を作成させ、これら複数の同種データテーブル同士又はスクリーニングデータテーブルと同種データテーブルとを比較し、関連するスクリーニングデータを抽出し、スクリーニングデータテーブルを作成する。これにより、多段的な検索が可能となる。このスクリーニングデータテーブルの数は、同種データテーブル(統合同種データテーブル)の数が増えるとそれに対応して増えていき、第1スクリーニングデータテーブル、第2スクリーニングデータテーブル・・と呼ぶこととする。なお、スクリーニングデータテーブルの数は、原則として統合同種データテーブルの数から1減じた数となる。
表示部14は、公知のディスプレイ装置等を備え、入力部10により入力された検索条件、作業用記憶部25に記憶された統合同種データテーブル等を視覚的な情報として表示させる。
次に、以上説明した各構成要素の機能を踏まえて、本実施形態の診療データ管理システム1の動作について図2〜図24を参照して説明する。図2〜図13は既に説明したとおりである。図14はデータの検索と変換によって第1実データテーブル、第1同種データテーブル、及び第1統合同種データテーブルが作成される過程を説明する図、図15はデータの検索と変換によって第2実データテーブル、第2同種データテーブル、及び第2統合同種データテーブルが作成される過程を説明する図、図16は第1統合同種データテーブルと第2統合同種データテーブルから第1スクリーニングデータテーブルが作成される過程を説明する図である。図17はデータの検索と変換によって第3実データテーブル、第3同種データテーブル、及び第3統合同種データテーブルが作成される過程を説明する図である。図18は第1スクリーニングデータテーブルと第3統合同種データテーブルから第2スクリーニングデータテーブルが作成される過程を説明する図である。
また、図19は複数のデータベースからデータの検索と変換をする全体の処理を説明するフロー図、図20は検索条件の入力と、実データを検索するために必要となる情報の取得の処理を説明するフロー図、図21は実データの検索の処理を説明するフロー図、図22は実データを同種データに変換する処理を説明するフロー図、図23は統合同種データの作成の処理を説明するフロー図、図24はスクリーニングデータの作成の処理を説明するフロー図である。
先ず、図19を参照して、本実施形態の診療データ管理システム1による、複数のデータベース100,200から実データを検索し、検索した実データを第1同種データテーブル及び同種データテーブルの一種である第1統合同種データテーブルに変換し、さらに新たな検索条件による第2統合同種データテーブルを作成し、第1統合同種データテーブルと第2統合同種データテーブルとを比較し関連する第1スクリーニングデータテーブルを作成して表示する全体の処理を説明する。
本実施形態の診療データ管理システム1による処理が開始されると、表示部14により検索条件の入力を受け付ける画面が表示され、操作者が入力部10を操作することにより検索条件が入力される。また、検索条件の入力とともに、実データの検索に必要となる同種ターゲットID、ターゲットID、同種列IDが取得される(S1000)。次に、取得された同種ターゲットID、ターゲットID、同種列IDを基に、複数の医療情報システムのデータベースから実データを検索し第1実データテーブルを作成する(S2000)。次に、検索し作成した第1実データテーブルを第1同種データテーブルに変換する(S3000)。次に、変換された1つ以上の第1同種データテーブルを統合して、同種データテーブルの一部である第1統合同種データテーブルを作成する(S4000)。そして、表示部14により第1統合同種データテーブルを視覚的な情報として表示する(S5000)。
次に、新たな検索条件を受け付ける画面が表示され、操作者が入力部10を操作することにより新たな検索条件が入力されたか否かが判断される(S6000)。ここで、新たな検索条件が入力されなければ処理は終了される(S14000)。一方、新たな検索条件が入力されると、新たな同種ターゲットID、ターゲットID、及び同種列IDが取得される(S7000)。次に、新たな実データが検索され第2実データテーブルが作成され(S8000)、第2同種データテーブルに変換され(S9000)、さらに第2統合同種データテーブルが作成される(S10000)。次に第1統合同種データテーブルと第2統合同種データテーブルとが比較され、関連するデータが抽出され第1スクリーニングデータテーブルが作成され表示される(S11000,S12000)。
次に、さらに新たな検索条件を受け付ける画面が表示され、操作者が入力部10を操作することにより検索条件が入力されたか否かが判断される(S13000)。ここで、新たな検索条件が入力されなければ処理は終了される(S14000)。一方、新たな検索条件が入力されると、ステップS7000からS13000までの処理を繰り返す。なお、このとき作成されるデータテーブルは、第n(nは3以上の自然数)実データテーブル、第n同種データテーブル、第n統合同種データテーブル、及び第n−1スクリーニングデータテーブルとなる。
次に、図19〜図24に示すフロー図を参照して本実施形態の診療データ管理システム1による処理の各ステップを詳細に説明しながら、図2〜18に示すテーブルを参照してデータの検索と変換の具体例を説明する。
図20に示す、ステップS1000の検索条件の入力と、同種ターゲットID、ターゲットID、同種列IDの取得では、先ず、検索制御部12により、同種ターゲットテーブル(図9(A))の表示名の項目が参照され、検索対象とする同種ターゲットを決定するための同種ターゲットの表示名の入力画面が表示される(S1010)。次に、入力部10により、検索する同種ターゲットの表示名、例えば「病名」が入力される(S1020)。すると、検索制御部12により、同種ターゲットテーブルから表示名「病名」の同種ターゲットID「1」が取得され(S1030)、さらに、同種ターゲット管理テーブル(図9(B))から、同種ターゲットID「1」を基に、データベース毎に設けられた異なるテーブルを示すターゲットID「A−1」「B−5」が取得される(S1040)。
次に、検索対象とする同種列を決定するために、同種列テーブル(図10)の表示名の項目のうち、上記で取得した同種ターゲットID「1」に係るレコード(図中「a」で示すレコード)の表示名である「患者ID」「患者氏名」「性別」・・・を入力又は選択する同種列の表示名入力画面が表示される(S1050)。次に、入力部10により、検索する同種列の表示名、例えば「病名」が入力される(S1060)。すると、検索制御部12により、同種列テーブルから表示名「病名」の同種列ID「6」が取得される(図中「b」で示すレコード)(S1070)。
次に、取得した同種列ID「6」の表示名「病名」に係る同種データの名称を記憶した、図13(B)に示す病名マスタの同種データの項目が参照され、検索対象とする同種データを決定するために、同種データを入力又は選択する同種データ入力画面が表示される(S1080)。次に、入力部10により検索する同種データ、例えば「糖尿病」を含むという検索条件が入力される(S1090)。これらの処理により、同種ターゲットの表示名「病名」、同種列の表示名「病名」、同種データ「糖尿病」という検索条件の入力と、同種ターゲットID「1」、ターゲットID「A−1」「B−5」、同種列ID「6」の取得がなされる。
次に、図21に示す、ステップS2000の実データの検索では、検索制御部12により、検索対象とするテーブルの列が特定される(S2010)。具体的には、ステップS1070で取得した同種列ID「6」を基に、同種列管理テーブル(図11)の同種列ID「6」に係るレコード(図中「c」で示すレコード)を参照する。そして、列名の項目からステップS1040で取得したターゲットID「A−1」「B−5」に対応する列名「byoumei」「主病名」を取得する。これにより、ターゲットID「A−1」のテーブルの「byoumei」の列、及びターゲットID「B−5」のテーブルの「主病名」の列を検索対象として特定することができる。
また、検索制御部12により、ステップS1090で入力された同種データが実データと同じか否かが判断される(S2020)。ここでは、同種列管理テーブルのデータ変換の項目のうち、既に取得した同種列ID「6」、及びターゲットID「A−1」「B−5」のレコードが参照される(図中「c」で示すレコード)。ここでデータが「Y」ならば、入力された同種データと実データは異なり、データ変換が必要となる。一方、「N」ならば、入力された同種データと実データとは同じであり、データ変換は不要である。ここでは、ターゲットID「A−1」「B−5」ともに「N」のため、同種データと実データとが同じで、データ変換が不要であることがわかる。このため、処理はステップS2050に進む。
次に、検索制御部12により、既に取得したターゲットID、列名、検索キーとなる実データ又は同種データを基に、複数のデータベースから実データに係るレコードを検索する処理を行う(S2050)。これは、先ず、ターゲットマスタテーブル(図13(A))を参照し、ターゲットID「A−1」に対応する医療情報システムとテーブルを特定する。ここでは、ターゲットID「A−1」に対応する医療情報システムとテーブルは、「システムA」の「病名オーダー」であることがわかる(図中「e」で示すレコード)。そして、図2(A)に示す医療情報システムAの「病名オーダー」テーブルの項目「byoumei」から、検索キーとなる実データ「糖尿病」を検索し、「糖尿病」を含むレコード(図中「f」で示すレコード)を抽出する。そして、図14(B)に示す、ターゲットID「A−1」から抽出された第1実データテーブル(以下、「A−1第1実データテーブル」というように、ターゲットIDと組み合わせたテーブル名を用いることがある。)を作成する(S2060)。
同じく、ターゲットID「B−5」についても、ターゲットマスタテーブル(図13(A))からターゲットID「B−5」に対応する医療情報システムとテーブルは、「システムB」の「検索用診療記録病名」であることがわかる(図中「g」で示すレコード)。そして、図4(A)に示す医療情報システムBの「検索用診療記録病名」テーブルから既に取得されている項目「主病名」の列から、検索キーとなる実データ「糖尿病」を含むレコード(図中「f」で示すレコード)を検索し、図14(D)に示す、ターゲットID「B−5」から抽出されたB−5第1実データテーブルを作成する。このようにして、実データの検索の処理と、第1実データテーブルの作成がなされる。
次に、図22に示す、ステップS3000の実データを同種データに変換では、変換制御部13により、上記で作成された第1実データテーブルを第1同種データテーブルに変換する。先ず、第1同種データテーブルに変換されていない第1実データテーブルを選択する(S3010)。ここでは、図14(B)に示すA−1第1実データテーブルを選択する。
次に、第1実データテーブルの変換処理がされていない列を選択し、その同種列ID、データ変換の有無、データ変換ルールIDを取得する(S3020)。ここでは、A−1実データテーブルの処理されていない列のうち最初の列「kanjyaID」を選択し、ターゲットID「A−1」及び列名「kanjyaID」を基に同種列管理テーブル(図11)を参照し、同種列ID「1」、データ変換「N」、データ変換ルールID「無し」を取得する(図中「h」で示すレコード)。次に、同種列テーブル(図10)を参照し同種列ID「1」から同種列の表示名「患者ID」を取得し(図中「i」で示すレコード)、元の列名「kanjyaID」を表示名「患者ID」に変換する(S3030)。
次に、ステップS3020で取得した、データ変換「N」、データ変換ルールID「無し」を基に「患者ID」の列のデータ変換が必要か否かが判断される(S3040)。ここでは、データ変換が不要であるため、A−1第1実データテーブルの列名「患者ID」の列のデータはそのまま何もされず、ステップS3050とステップS3060はスキップされる。
次に、A−1第1実データテーブルの変換処理がされていない残りの列があるか否かが判断される(S3070)。ここでは、列「kanjyamei」があるため、この列も上記ステップS3020からステップS3040の処理が行われ、列名が「患者氏名」に変更されるとともに、当該列のデータはそのままとする処理がなされる。
次に、同じく繰り返し処理がなされ、ステップS3020で、A−8第1実データテーブルの列「seibetu」が選択され、同種列管理テーブル(図11)から同種列ID「3」、データ変換「Y」、データ変換ルールID「1」が取得される(図中「j」で示すレコード)。次に、ステップS3030で、同種列テーブル(図10)から同種列ID「3」のレコード(図中「k」で示すレコード)が選択され、表示名「性別」とデータ形式「文字型」が取得され、A−1第1実データテーブルの列名「seibetu」が、取得した表示名「性別」に変換される。
次に、ステップS3040で、データ変換が必要か否かが判断される。ここでは上記ステップS3020で取得されたデータ変換の項目データが「Y」のため、データ変換が必要と判断される。次に、既に取得したデータ変換ルールID「1」を基に、データ変換ルール詳細テーブル(図12(B))を参照し、該当するレコード(図中「l」で示すレコード)を選択し、同種データの項目と実データの項目からデータの変換ルールを取得する(S3050)。そして、取得した変換ルールとデータ形式に従い、実データを同種データに変換する(S3060)。
ここでは、A−1第1実データテーブルの「性別」の列の実データ「0」を同種データ「男」データ形式「文字型」に、実データ「1」を同種データ「女」データ形式「文字型」に変換する。これらのステップS3020からステップS3070を繰り返すことにより、A−1第1実データテーブルの全ての列名と実データが処理され、図14(C)に示す、A−1第1同種データテーブルへと変換される。なお、列名が同種列の表示名(図10の表示名の項目)に変換されるのをわかりやすくするため、図14(A)に同種列の表示名を示している。
次に、他に変換されていない第1実データテーブルがあるか否かが判断される(S3080)。ここでは、図14(D)に示す、ターゲットID「B−5」から作成されたB−5第1実データテーブルがあるため、ステップS3010に戻り、B−5第1実データテーブルが選択される。そして、上述したステップS3020からステップS3070の処理が繰り返されることで、図14(E)に示す、B−5第1同種データテーブルへと変換される。なお、ここでは、B−5第1実データテーブルの列順が図14(A)に示す同種列の列順と異なっている。このため、B−5第1同種データテーブルへの変換処理の際、列順を同種列の列順と同じにする処理も併せて行われる。
次に、図23に示す、ステップS4000の第1統合同種データテーブルの作成では、変換制御部13により、上記ステップS3000からステップS3080までの処理によって作成された第1同種データテーブルが複数あるか否かが判断される(S4010)。第1同種データテーブルが複数ある場合、変換制御部13は、複数の第1同種データテーブルを一つのテーブルに統合し第1同種データテーブルの一種である第1統合同種データテーブルを作成する(S4020)。ここでは、A−1第1同種データテーブルとB−5第1同種データテーブルがあり、これらを統合することで、図14(F)に示す第1統合同種データテーブルを作成する。そして、作成した第1統合同種データテーブルは作業用記憶部25に記憶される(S4030)。一方、第1同種データテーブルが一つの場合、その第1同種データテーブル自体が第1統合同種データテーブルとなる。
次に、図19のステップS5000に示すように、第1統合同種データテーブルは、表示部14により視覚的な情報として表示される。なお、統合した第1統合同種データテーブルのうち、所望の項目のみ選択して表示させることもできる。
次に、スクリーニング制御部15による多段的な検索を説明する。上述のように、検索制御部12及び変換制御部13によって、「糖尿病」を患っている患者の検索が行われ、第1統合同種データテーブルが作成された。スクリーニング制御部15は、この第1統合同種データテーブルと、新たな検索条件によって作成される第2統合同種データテーブルとを比較し、関連するデータを抽出し、第1スクリーニングデータテーブルを作成する。なお、スクリーニングデータテーブルは、多段的な検索をする度に増えるため、これらを第2スクリーニングデータテーブル、第3スクリーニングデータテーブル・・と呼ぶ。以下に詳細を説明する。
図19のステップS5000で、第1統合同種データテーブルが表示されると、スクリーニング制御部15は検索制御部12に新たな検索条件の入力をさせ、新たな検索条件が入力されたか否かを判断する(S6000)。ここで、新たな検索条件が入力されなければ、処理は終了される(S14000)。一方、新たな検索条件が入力されると、上述のステップS1000〜S1090と同様の処理が行われ、新たな同種ターゲットID、ターゲットID、同種列IDの取得が行われる(S7000)。
ここでは、注射に関する検索の例を示す。先ず、検索制御部12により、同種ターゲットテーブル(図9(A))の表示名の項目が参照され、検索対象とする同種ターゲットを決定するための同種ターゲットの表示名の入力画面が表示される(S1010)。次に、入力部10により、検索する同種ターゲットの表示名、例えば「注射」が入力される(S1020)。すると、検索制御部12により、同種ターゲットテーブルから表示名「注射」の同種ターゲットID「2」が取得され(S1030)、さらに、同種ターゲット管理テーブル(図9(B))から、同種ターゲットID「2」を基に、データベース毎に設けられた異なるテーブルを示すターゲットID「A−9」「B−9」が取得される(S1040)。
次に、検索対象とする同種列を決定するために、同種列テーブル(図10)の表示名の項目のうち、上記で取得した同種ターゲットID「2」に係るレコード(図中「m」で示すレコード)の表示名である「患者ID」「患者氏名」「性別」・・・を入力又は選択する同種列の表示名入力画面が表示される(S1050)。次に、入力部10により、検索する同種列の表示名、例えば「薬名」が入力される(S1060)。すると、検索制御部12により、同種列テーブルから表示名「薬名」の同種列ID「13」が取得される(図中「n」で示すレコード)(S1070)。
次に、取得した同種列ID「13」の表示名「薬名」に係る同種データの名称を記憶した、図13(C)に示す薬名マスタの同種データの項目が参照され、検索対象とする同種データを決定するために、同種データを入力又は選択する同種データ入力画面が表示される(S1080)。次に、入力部10により検索する同種データ、例えば「ノボ」又は「レベミリ」を含むという検索条件が入力される(S1090)。これらの処理により、同種ターゲットの表示名「注射」、同種列の表示名「薬名」、同種データ「ノボ」又は「レベミリ」という検索条件の入力と、同種ターゲットID「2」、ターゲットID「A−9」「B−9」、同種列ID「13」の取得がなされる。
次に、実データの検索と第2実データテーブルの作成として(S8000)、上述のステップS2000〜S2060と同様の処理が行われる。具体的には、既に取得した同種列ID「13」を基に、同種列管理テーブル(図11)の同種列ID「13」に係るレコード(図中「o」で示すレコード)を参照する。そして、列名の項目から既に取得したターゲットID「A−9」「B−9」に対応する列名「yakuzaiID」「薬品番号」を取得する。これにより、ターゲットID「A−9」のテーブルの「yakuzaiID」の列、及びターゲットID「B−9」のテーブルの「薬品番号」の列を検索対象として特定することができる。
また、検索制御部12により、検索条件として入力された同種データ「ノボ」又は「レベミリ」が実データと同じか否かが判断される(S2020)。ここでは、同種列管理テーブルのデータ変換の項目のうち、既に取得した同種列ID「13」、及びターゲットID「A−9」「B−9」のレコードが参照される(図中「o」で示すレコード)。ここでデータが「Y」のため、入力された同種データと実データは異なりデータ変換が必要であることがわかり、併せてデータ変換ルールID「7」「8」が取得される(S2030)。
次に、検索制御部12により、入力された同種データ「ノボ」又は「レベミリ」を基に検索キーとなる実データを取得する処理がなされる(S2040)。これは、既に取得したデータ変換ルールID「7」「8」を基に、データ変換ルール詳細テーブル(図12(B))の、データ変換ルールID「7」と「8」に係るレコード(図中「p」「q」で示すレコード)の同種データの項目の中から検索条件となっている「ノボ」又は「レベミリ」が含まれるレコードを検索する。そして、データ変換ルールID「7」については、「ノボ」に対応するレコードとして同種データ「ノボラリン」実データ「K105」を、「レベミリ」に対応するレコードとしては同種データ「レベミリル」実データ「K108」を取得する。また、データ変換ルールID「8」については、「ノボ」に対応するレコードとして同種データ「ノボラリン」実データ「M1005」を、「レベミリ」に対応するレコードとしては同種データ「レベミリル」実データ「M1008」を取得する。
次に、取得したターゲットID、列名、検索キーとなる実データ又は同種データを基に、複数のデータベースから実データに係るレコードを検索する処理を行う(S2050)。ここで、ターゲットマスタテーブル(図13(A))を参照し、ターゲットID「A−9」及び「B−9」に対応する医療情報システムとテーブルを特定する(図中「r」「s」で示すレコード)。すると、ターゲットID「A−9」は医療情報システムAの「注射オーダー」テーブルが検索対象のテーブルでであることがわかり、ステップS2040の処理とあわせて、ターゲットID「A−9」に対応する「注射オーダー」テーブルの列名「yakuzaiID」の実データ「K105」及び「K108」を検索すればよいこととなる。同様に、ターゲットID「B−9」は医療情報システムBの「検索用注射」テーブルが検索対象のテーブルでであることがわかり、ステップS2040の処理とあわせて、ターゲットID「B−9」に対応する「検索用注射」テーブルの列名「薬品番号」の実データ「M1005」及び「M1008」を検索すればよいことがわかる。
そして、医療情報システムAの注射オーダーテーブル(図2(B))から「K105」と「K108」に対応するレコードが抽出され(図中(t)で示すレコード)、図15(B)に示すA−9第2実データテーブルが作成される(S2060)。同様に、医療情報システムBの検索用注射テーブル(図4(B))から「M1005」と「M1008」に対応するレコードが抽出され(図中(u)で示すレコード)、図15(D)に示すB−9第2実データテーブルが作成される。
次に、変換制御部13によって、作成された第2実データテーブルが第2同種データテーブルに変換される(S9000)。ここでは、既に述べたステップS3000からS3080と同様の処理が行われる。そして、図15(C)(E)に示す、A−9第2同種データテーブル及びB−9第2同種データテーブルが作成される。なお、ここでの詳細な処理の説明は、上述の第1同種データテーブルでの処理を参照すれば理解できるため省略する。また、図15(A)は、「注射」を意味する同種テーブルの同種列を示している(図10 同種列テーブルの「表示名」の列のうち「m」で示すレコード)。
次に、第2同種データテーブルから第2統合同種データテーブルが作成される(S10000)。ここでは、既に述べたステップS4000からS4030と同様の処理が行われる。そして、図15(F)に示す第2統合同種データテーブルが作成される。なお、ここでの詳細な処理の説明は、上述の第1統合同種データテーブルでの処理を参照すれば理解できるため省略する。
次に、スクリーニング制御部15によって、第1統合同種データテーブルと第2統合同種データテーブルとが比較され、関連するデータがスクリーニングデータとして抽出され、第1スクリーニングデータテーブルが作成される(S11000)。この処理を図16及び図24を参照して説明する。
先ず、第n(nは3以上の自然数)統合同種データテーブルがあるか否かが判断される(S11100)。ここでは、第1統合同種データテーブルと第2統合同種データテーブルしかないため、次の処理として第1統合同種データテーブルと第2統合同種データテーブルとが比較される(S11400)。この比較とは、本実施形態では図16(A)に示す第1統合同種データテーブルと、図16(B)に示す第2統合同種データテーブルとの患者IDを比較し、共通する患者IDが含まれるレコードを特定する(図16(A)(B)の(v)で示すレコード)。そして、第2統合同種データテーブルから特定したレコードを抽出して、図16(C)に示す第1スクリーニングデータテーブルが作成される(S11500)。これにより、「糖尿病」の患者のうち、「ノボ」又は「レベミリ」を含む薬が注射されている患者を絞り込むことができる。なお、ここでは、第2統合同種データテーブルの該当するレコードのみを抽出して、第1スクリーニングデータテーブルを作成しているが、第1統合同種データテーブルと第2統合同種データテーブルの所望の項目を抽出して、例えば病名と薬名とを併記するような形で、第1スクリーニングデータテーブルを作成することもできる。
次に、図19の第1スクリーニングデータテーブルの表示の処理が行われ、表示部14に第1スクリーニングデータテーブルの内容が表示される(S12000)。このとき、必要に応じて第1スクリーニングデータテーブルの一部の項目のみ表示させることもできる。次に、新たな検索条件が入力されたか否かが判断される(S13000)。新たな検索条件が入力されなければ、処理は終了される(S14000)。一方、新たな検索条件が入力されれば、ステップS7000からの処理を繰り返し、第n(nは3以上の自然数)実データテーブルの作成、第n同種データテーブルの作成、第n−1スクリーニングデータテーブルの作成と表示を繰り返す。この繰り返しの処理の詳細を説明する。
新たな検索条件が入力されると、ステップS7000によって、新たな同種ターゲットID、ターゲットID、同種列IDが取得される。ここでは、血液検査の検査項目としてHbA1cの検査結果が8以上のものを検索することとする。この処理が実行されると、既に述べた処理と同様の処理が繰り返され、検索条件として、同種ターゲットの表示名「血液検査」、同種列の表示名「検査項目」及び「検査結果」、同種データ「HbA1c」及び「8以上」という検索条件の入力と、同種ターゲットテーブル(図9(A))から同種ターゲットID「3」、同種ターゲット管理テーブル(図9(B))からターゲットID「A−7」「B−1」、同種列テーブル(図10)から同種列ID「18」「19」が取得される。なお、ここで同種データ「HbA1c」を選択するために、図13(D)に示す検査項目マスタテーブルが参照される。
次に、ターゲットマスタテーブル(図13(A))が参照され、ターゲットID「A−7」「B−1」に対応する医療情報システムAの「検査レポート」テーブルと医療情報システムBの「検索用検査」テーブルが検索対象のテーブルであることがわかる。これらの情報と入力された「HbA1c」及び「8以上」という検索条件によって、図3に示す医療情報システムAの検査レポートテーブルと、図5に示す医療情報システムBの検索用検査テーブルから該当するレコード(図中(w)で示すレコード)がそれぞれ抽出され、図17(B)(D)に示すA−7第3実データテーブル及びB−1第3実データテーブルが作成される(S8000)。なお、図17(A)は、「血液検査」を意味する同種テーブルの同種列を示している(図10 同種列テーブルの「表示名」の列のうち「z」で示すレコード)。
次に、同種列管理テーブル(図11)、データ変換ルールテーブル(図12(A))、データ変換ルール詳細テーブル(図12(B))等が参照され、図17(C)(E)に示すA−7第3同種データテーブル及びB−1第3同種データテーブルが作成される(S9000)。そして、図17(F)に示す第3統合同種データテーブルが作成される(S10000)。
次に、図18に示すように、第n−2スクリーニングデータテーブルである第1スクリーニングデータテーブル(図18(A))と第3統合同種データテーブル(図18(B))とが比較され、共通する患者IDのレコードが特定される(図中(α)で示すレコード)。そして、第3統合同種データテーブルから特定されたレコードが抽出されて、第n−1スクリーニングデータテーブルである第2スクリーニングデータテーブル(図18(C))が作成され表示される(S11000,S12000)。これによって、先ほどの「糖尿病」で「ノボ」又は「レベミリ」を含む薬が注射されている患者のうち、HbA1cの値が8以上の患者を抽出することができた。そして、ステップS13000の処理を行い、必要に応じてステップS7000からの処理を繰り返す。なお、スクリーニングデータテーブルを作成するとき、上記のように共通する患者IDのレコードを基にスクリーニングデータを抽出するのみではなく、例えば日付同士も比較して、「糖尿病」で「ノボ」又は「レベミリ」を含む薬が注射されている患者のうち、注射されてから4週間経過したときのHbA1cの値が8以上の患者を抽出すること等も可能である。
次に、図25及び図26を参照して、スクリーニング制御部15を用い、既にある同種ターゲット及び同種列には存在しない別の検索項目を付加する例を説明する。図25はスクリーニングデータの抽出の別の例を説明する図、図26は新たな同種ターゲットを付加する例を説明する図である。
図25(A)に示すように、医療情報システムAの病名オーダーテーブル(図2(A))には、実際には「その他A」「その他B」「その他C」・・・と数多くの項目(列)が設けられている。しかし、それら全ての項目を検索することは現実的ではないため、多くの場合、限られた項目(図14(A)に示す同種列)のみを検索し、図25(B)に示すような統合同種データテーブル(第1統合同種データテーブル)を作成する。ところが、時間の経過とともに、例えば「その他A」の項目等の、当初は想定されていなかった項目も検索する必要がでてくることがある。係る場合、スクリーニング制御部15による多段的な検索がなされないと、対象となる同種ターゲットに関連する同種列ID、同種列データ、データ変換ルールID等の情報を全て更新する必要がある。しかし、実際の使用される状況では、これらの情報を記憶した同種ターゲットテーブル(図9(A))、同種ターゲット管理テーブル(図9(B))、同種列テーブル(図10)等には多くのデータが記載され、これらのデータの更新にはある程度の手間と費用が発生する。
そこで、既にある同種ターゲット等を改変するのではなく、図26(A)〜(D)に示すように、全く新たな同種ターゲットID「100」、同種列ID「1000」〜「1002」を作成し付加する(図中(β)で示すレコード)。そして、これらの同種ターゲットID「100」、同種列ID「1000」〜「1002」を用いて、図25(C)に示すような第2統合同種データテーブルを作成する。さらに、第1統合同種データテーブル(図25(B))と、前記第2統合同種データテーブルとを比較し、患者ID及び診察開始日が同じレコードを結合して、図25(D)に示す第1スクリーニングデータテーブルを作成する。これにより、後から所望の検索条件を容易に付加することが可能となる。なお、新たな同種ターゲットID「100」、同種列ID「1000」〜「1002」は、図26(A)〜(D)に示すように、従来のテーブルに追記してもよいし、全く新しいテーブルを作成してもよい。
以上、述べたように、本発明の診療データ管理プログラム及び診療データ管理システムによれば、電子カルテや各種部門システムのメーカーやシステム自体が変更される等して、異なる形式のデータベースが存在しても、これらの統合データベースを作成する必要がなく、統合データベースを作成するための多大な労力と金銭が不要となるとともに、コンピュータ資源を節約することができる。また、複数のデータベースから全てのデータを網羅して統合データベースを作成することは一般的に困難であり、一部のデータは統合データベースに組み込まれず、バックアップ用のストレージ等のみに残されることが多々あったが、本発明の診療データ管理プログラム及び診療データ管理システムによれば、統合データベースを作成する必要がないため、元のデータベースをそのまま残して運用することが可能であり、データの保全にも有利である。
また、データの検索等のおいて、その都度必要な範囲のみの処理を行うため、データの検索、統計処理、問い合わせが速やかに行えるとともに、システム自体の負荷を低減させることができる。
また、本発明の診療データ管理プログラム及び診療データ管理システムを運用中に、再度電子カルテや各種部門システムのメーカーやシステム自体が変更されたり、他の病院等と合併等したりしてデータベースの数が増えても、同種ターゲット用のテーブル、同種列用のテーブル、データ変換ルール用のテーブル等のメンテナンスで対応することができ、新たな統合データベースを作成する必要がなく、将来にわたってコストを抑えた柔軟な対応をすることができる。
さらに、複数の同種データテーブル(統合同種データテーブル)又はスクリーニングデータテーブルを作成し、これらのテーブルによる多段的な検索と抽出を行うことで、複雑な検索が行いやすくなる。さらに、これまでの同種ターゲット及び同種列には存在しない別の検索項目を本発明の診療データ管理システムに加えようとしたとき、既にある同種ターゲット及び同種列を変更することなく、同種ターゲット用のテーブル、同種列用のテーブル、及びデータ変換ルール用のテーブルに新たな同種ターゲット及び同種列等を付加する、又は新たな同種ターゲット用のテーブル、同種列用のテーブル、及びデータ変換ルール用のテーブルを別に設けることで実現できるため、メンテナンス等に必要な費用を大幅に節約することができる。
なお、上述した診療データ管理プログラム及び診療データ管理システムは、本発明の例示であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を適宜変更することができる。例えば、処理の結果が同じであれば、上述の処理のフローの順番を一部入れ替えることもできる。また、データの変換処理において、実データテーブルをそのまま残して、別途同種データテーブルを作成することもできる。また、統合同種データテーブルを作成せずに、同種データテーブルから直接、スクリーニングデータテーブルを作成することもできる。
1・・診療データ管理システム、
10・・入力部、11・・制御部、12・・検索制御部、13・・変換制御部、14・・表示部、15・・スクリーニング制御部、
20・・記憶部、21・・同種ターゲット用のテーブル、22・・同種列用のテーブル、23・・データ変換ルール用のテーブル、24・・各種マスタテーブル、25・・作業用記憶部、
100,200・・データベース、

Claims (5)

  1. 複数のデータベースを統合して管理する診療データ管理システムにおいて、
    同じ目的のために前記データベース毎に設けられた異なるテーブルを、論理的な1つの同種ターゲットとしてまとめて管理するために、前記同種ターゲット毎に前記同種ターゲットを特定する同種ターゲットIDと前記同種ターゲットIDに対応する表示名を記憶する列、及び前記同種ターゲットIDに対応付けられた前記テーブルを特定するターゲットIDを記憶する列を備える同種ターゲット用のテーブルと、
    前記同種ターゲットとされた複数の前記テーブルの中の同じ意味を持つ列を論理的な1つの同種列としてまとめて管理するとともに、前記同種列とされた列に記憶された実データを統合のための同種データに変換する変換ルールを管理するために、前記同種列毎に前記同種列を特定する同種列IDと前記同種列IDに対応する表示名を記憶する列、前記同種列IDに対応付けられた前記テーブルの中の同じ意味を持つ列の項目名を記憶する列、前記同種列毎にデータ変換の必要の有無を記憶する列、前記同種列にデータ変換が必要なときに前記同種列毎の前記変換ルールを特定するデータ変換ルールIDを記憶する列、及び前記データ変換ルールIDに対応する前記実データと前記同種データとを記憶する列を備える同種列用のテーブル及びデータ変換ルール用のテーブルと、
    検索条件が入力されると、前記同種ターゲット用のテーブル、前記同種列用のテーブル、及び前記データ変換ルール用のテーブルに基づき、検索対象となる前記データベース毎に設けられた前記テーブルと前記テーブルの中の同じ意味を持つ列とを特定し、前記データベースから前記実データを検索し第1実データテーブルを作成する検索制御部と、
    前記第1実データテーブルを前記同種列用のテーブル、及び前記データ変換ルール用のテーブルに基づき前記同種データに変換し第1同種データテーブルを作成するとともに、1つ以上の前記第1同種データテーブルを統合して第1統合同種データテーブルを作成する変換制御部と、
    新たな検索条件が入力されると前記検索制御部に新たな前記実データを検索させて第2実データテーブルを作成させるとともに、前記変換制御部に前記第2実データテーブルによる第2同種データテーブル及び第2統合同種データテーブルを作成させ、前記第1統合同種データテーブルと前記第2統合同種データテーブルとに共通する所望の前記同種列に記憶される前記同種データ同士を比較し、前記第1統合同種データテーブル及び/又は前記第2統合同種データテーブルから所望の条件に合致する前記同種データが含まれるレコードをスクリーニングデータとして抽出することで、第1スクリーニングデータテーブルを作成するスクリーニング制御部と、
    を備えることを特徴とする診療データ管理システム。
  2. 前記スクリーニング制御部は、さらに検索条件が入力されると、前記検索制御部に第n実データテーブル(nは3以上の自然数)を作成させるとともに、前記変換制御部に第n同種データテーブル及び第n統合同種データテーブルを作成させ、第n−2スクリーニングデータテーブルと第n統合同種データテーブルとに共通する所望の前記同種列に記憶される前記同種データ同士を比較し、前記第n−2スクリーニングデータテーブル及び/又は第n統合同種データテーブルから所望の条件に合致する前記同種データが含まれるレコードをスクリーニングデータとして抽出することで、第n−1スクリーニングデータテーブルを作成することを特徴とする請求項1に記載の診療データ管理システム。
  3. 複数の前記データベースが、異なる世代の医療情報システムによるデータベースであることを特徴とする請求項1又は2に記載の診療データ管理システム。
  4. 複数の前記データベースが、並列して存在する異なる医療情報システムによるデータベースであることを特徴とする請求項1又は2に記載の診療データ管理システム。
  5. 複数のデータベースを統合して管理する診療データ管理プログラムにおいて、
    同じ目的のために前記データベース毎に設けられた異なるテーブルを、論理的な1つの同種ターゲットとしてまとめて管理するために、前記同種ターゲット毎に前記同種ターゲットを特定する同種ターゲットIDと前記同種ターゲットIDに対応する表示名を記憶する列、及び前記同種ターゲットIDに対応付けられた前記テーブルを特定するターゲットIDを記憶する列を備える同種ターゲット用のテーブルと、
    前記同種ターゲットとされた複数の前記テーブルの中の同じ意味を持つ列を論理的な1つの同種列としてまとめて管理するとともに、前記同種列とされた列に記憶された実データを統合のための同種データに変換する変換ルールを管理するために、前記同種列毎に前記同種列を特定する同種列IDと前記同種列IDに対応する表示名を記憶する列、前記同種列IDに対応付けられた前記テーブルの中の同じ意味を持つ列の項目名を記憶する列、前記同種列毎にデータ変換の必要の有無を記憶する列、前記同種列にデータ変換が必要なときに前記同種列毎の前記変換ルールを特定するデータ変換ルールIDを記憶する列、及び前記データ変換ルールIDに対応する前記実データと前記同種データとを記憶する列を備える同種列用のテーブル及びデータ変換ルール用のテーブルとを備えるコンピュータを、
    検索条件が入力されると、前記同種ターゲット用のテーブル、前記同種列用のテーブル、及び前記データ変換ルール用のテーブルに基づき、検索対象となる前記データベース毎に設けられた前記テーブルと前記テーブルの中の同じ意味を持つ列を特定し、前記データベースから前記実データを検索し第1実データテーブルを作成する検索制御部と、
    前記第1実データテーブルを前記同種列用のテーブル、及び前記データ変換ルール用のテーブルに基づき前記同種データに変換し第1同種データテーブルを作成するとともに、1つ以上の前記第1同種データテーブルを統合して第1統合同種データテーブルを作成する変換制御部と、
    新たな検索条件が入力されると前記検索制御部に新たな前記実データを検索させて第2実データテーブルを作成させるとともに、前記変換制御部に前記第2実データテーブルによる第2同種データテーブル及び第2統合同種データテーブルを作成させ、前記第1統合同種データテーブルと前記第2統合同種データテーブルとに共通する所望の前記同種列に記憶される前記同種データ同士を比較し、前記第1統合同種データテーブル及び/又は前記第2統合同種データテーブルから所望の条件に合致する前記同種データが含まれるレコードをスクリーニングデータとして抽出することで、第1スクリーニングデータテーブルを作成するスクリーニング制御部と、
    して機能させることを特徴とする診療データ管理プログラム。
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