JP6640065B2 - 通信装置、通信制御装置、通信方法、通信制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、TCP(Transmission Control Protocol)等のウィンドウ制御を行うプロトコルを用いた通信において、通信スループットの向上や通信スループットの安定化を実現する技術に関連するものである。
近年様々な通信がインターネット上で行われ、特にTCPというトランスポート層プロトコルを用いた通信がそのうちで大半を占めており、このTCPを用いた通信での通信品質への要求が高まっている。求められている通信品質としては、データ転送のスループット向上や、安定したスループットの実現等が挙げられる。
TRANSMISSION CONTROL PROTOCOL, RFC793 IETF CUBIC: A New TCP-Friendly High-Speed TCP Variant, Injong Rhee, and Lisong Xu
TCPでは送信側、受信側それぞれにウィンドウと呼ばれるパラメータを持ち、これを両端でのやり取りと輻輳状態により変動させながら(フロー制御、輻輳制御)、ネットワークや受信端末での輻輳を回避し、効率の良いデータの送受信を行っている。
しかしながら、ネットワーク品質の変動が激しく、TCPでのウィンドウ制御がそのタイミングに追従仕切れず、通信品質の低下を招くケースが存在する。例えば、3G・LTE等を用いたモバイル環境においては、ユーザが接続する基地局をわたり歩きながら通信をしており、また基地局毎に通信品質が異なることも多く、こういった環境では通信品質の変動が大きくなり、高いスループット、安定したスループットの実現が困難である。
非特許文献1及び2は、実際にTCPで通信中のデータ転送のスループットが下がる、つまりパケットロスが発生することによってはじめてウィンドウサイズの調整を行うため、こういった課題が存在した。例えば、パケットロス(輻輳)が発生した際には、通常、データ送信側は送信ウィンドウサイズを最小限の値に変化させる、又はその時点の送信ウィンドウサイズの半分に減らす、といった実装になっているが、これが必要以上に送信ウィンドウサイズを低下させ、通信中のスループットを大きく上下させ、通信を不安定にさせる要因となっている。
上述のように、従来のTCP通信では、パケットロスを契機とする後追い形のウィンドウ制御を行うため、ネットワーク品質変動が激しい状況での通信においてはウィンドウサイズ調整が追随できない場合があった。また、パケットロス発生後に設定する送信ウィンドウサイズは大幅に減少されることが多く、ネットワーク品質によっては過剰なウィンドウサイズ縮小となることがあった。このように、従来技術では、大きく変動するネットワーク品質に応じた適切なウィンドウ制御ができない課題があった。
なお、上記の課題はTCPに限らず、ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行するプロトコル全般に生じ得る課題である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信システムにおいて、通信環境に応じた適切なウィンドウ制御を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信装置であって、
前記通信装置がある基地局IDのセルに在圏した場合に、当該基地局IDを検出する手段と、
前記基地局IDに対応する通信品質履歴を取得し、当該通信品質履歴から通信品質の劣化を予想した場合に、ウィンドウサイズを下げ、当該ウィンドウサイズを設定してデータ通信を実行するデータ通信手段と
を備えることを特徴とする通信装置が提供される。
また、開示の技術によれば、ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信装置に対する制御を実行する通信制御装置であって、
時間帯と、送信先IPアドレスと、送信元IPアドレスと、ウィンドウサイズとを対応付けて格納する記憶手段と、
前記通信装置から、時刻と、送信先IPアドレスと、送信元IPアドレスとを設定した問い合わせを受信し、当該時刻と、当該送信先IPアドレスと、当該送信元IPアドレスとに対応するウィンドウサイズを前記記憶手段から取得する検索手段と、
前記検索手段により取得されたウィンドウサイズを前記通信装置に送信し、当該通信装置に当該ウィンドウサイズを設定したデータ通信を実行させる送信手段と
を備えることを特徴とする通信制御装置が提供される。
開示の技術によれば、ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信システムにおいて、通信環境に応じた適切なウィンドウ制御を行うことを可能とする技術が提供される。
第1の実施の形態における通信システムの構成図である。 第1の実施の形態におけるTCP通信装置100の機能構成図である。 TCP通信装置100(TCP通信装置200、通信最適化サーバ300)のハードウェア構成図である。 第1の実施の形態における処理手順を説明するための図である。 電波強度と受信ウィンドウサイズとの対応関係の例を示す図である。 第2の実施の形態におけるTCP通信装置200の機能構成図である。 第2の実施の形態における処理手順を説明するための図である。 第3の実施の形態における通信システムの構成図である。 第3の実施の形態における通信最適化サーバ300の機能構成図である。 第3の実施の形態における処理手順を説明するための図である。 記憶部340に格納される表の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、以下では、ウィンドウ制御を実行するプロトコルの例として、TCPを取り上げて説明を行っているが、本発明は、TCPに限らずに適用可能である。例えば、TCPと同様のスライディングウィンドウによるフロー制御を採用しているSCTP、QUIC等のプロトコルにも同様に本発明を適用することが可能である。
(概要)
本実施の形態では、TCP通信が実行される通信システムにおいて、通信を行う環境に適した送信及び/又は受信ウィンドウを設定することにより、TCPの通信品質を向上・安定させる。通信を行う環境(通信環境と呼んでもよい)とは、例えば、通信を行う通信相手の地理的場所、地理的場所に対応する電波強度、自端末の地理的場所、通信相手のネットワーク内の論理的場所、自端末のネットワーク内の論理的場所、通信を行う時刻等のうちのいずれか1つ又は複数又は全部を指す。また、通信環境が、これら以外の要素で示されるものであってもよい。
本実施の形態では、TCP通信装置は、TCPの通信開始時に、通信環境に適した送信ウィンドウサイズ及び/又は受信ウィンドウサイズを取得し、これをTCP通信に初期ウィンドウサイズとして適用させる。また、通信途中であっても、通信品質の変化が検出された場合には、変化後の通信品質に適した送信ウィンドウサイズ及び/又は受信ウィンドウサイズを取得し、これを継続中のTCP通信に適用する。
通信中にパケットロスが発生した際(あるいは、パケットロスが生じるような通信品質劣化の発生を予測した際)には、上記のように取得したウィンドウサイズの初期値までウィンドウサイズを減らすことにより、通信環境に適したウィンドウサイズまで減少させ、通信中のスループット変化を安定させる。
このような処理により、TCP通信におけるスループットの向上、また安定を実現することができ、様々なTCPを用いたアプリケーションひいてはユーザのサービス体感品質を向上させることができる。以下、本発明の実施の形態として、第1〜第3の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態:データ受信側の通信装置での受信ウィンドウ制御)
<システム構成>
図1に第1の実施の形態における通信システムの構成図を示す。この構成図は第2の実施の形態にも適用される。図1に示すように、当該通信システムは、データ受信側のTCP通信装置100と、データ送信側のTCP通信装置200を有する。
TCP通信装置100とTCP通信装置200はそれぞれ、TCPクライアント及びTCPサーバとしてTCP通信を行う装置であればどのような装置でもよいが、例えば、モバイル端末である。TCP通信装置100とTCP通信装置200との間の接続に関しても、どのようなネットワークで接続がなされていてもよいが、例えばモバイルネットワークにより接続されている。
第1の実施の形態では、データ受信側のTCP通信装置100において本発明に係る受信ウィンドウ制御が行われる。TCP通信装置200については、一般的なTCP通信機能が備えられていればよい。ただし、TCP通信装置200について、後述する第2の実施の形態に係る機能が備えられていてもよい。
図2に、TCP通信装置100の機能構成図を示す。図2に示すように、TCP通信装置100は、送信部110、受信部120、受信ウィンドウ制御部130、記憶部140を有する。
受信部120は、受信ウィンドウを管理し、TCPによりTCP通信装置200からデータを受信する機能を含み、送信部110は、確認応答、受信ウィンドウサイズ等をTCP通信装置200に送信する機能を含む。
受信ウィンドウ制御部130は、例えば通信環境に応じて通信品質劣化を事前検知し、記憶部140に格納された情報に基づいて、通信品質劣化に応じた適切な受信ウィンドウサイズを決定する機能を含む。具体的な決定方法及び記憶部140に格納される情報については後述する。
TCP通信装置100は、例えば、1つ又は複数のコンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、TCP通信装置100が有する機能は、当該コンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスク等のハードウェア資源を用いて、TCP通信装置100で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。また、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
このように、コンピュータとプログラムで装置を実現できる点は第1〜第3の実施の形態で登場する全ての装置について同様である。また、以下に説明するハードウェア構成例についても、第1〜第3の実施の形態で登場する全ての装置について同様である。
図3は、TCP通信装置100をコンピュータで実現する場合のハードウェア構成例を示す図である。図3のTCP通信装置100は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置108、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、インタフェース装置105、表示装置106、及び入力装置107等を有する。
TCP通信装置100での処理を実現するプログラムは、例えば、CD−ROM又はメモリカード等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置108にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置108を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従ってTCP通信装置100に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
<動作例>
次に、図4を参照して、第1の実施の形態における通信システムの動作例を説明する。図4のステップS101の前の時点でTCP通信装置100とTCP通信装置200との間のTCPセッションが確立されており、TCP通信装置200の送信ウィンドウサイズが3000バイトであり、TCP通信装置100の受信ウィンドウサイズが3000バイトであるとする。
まず、ステップS101〜S103において、TCP通信装置200が各1000バイトのサイズのデータ1、2、3をTCP通信装置100に送信する。前述したとおり、TCP通信装置200での送信ウィンドウサイズとTCP通信装置100の受信ウィンドウサイズはともに3000バイトである。ここで、TCP通信装置100の受信ウィンドウ制御部130が通信品質の劣化を検知、又は今後すぐに劣化が発生することを検知したとする。
通信品質劣化を検知(又は事前検知)したTCP通信装置100の受信ウィンドウ制御部130は、通信中のTCPセッションにおける受信ウィンドウサイズの値を例えば1000バイトに下げ、また受信ウィンドウサイズを送信部110を介して通信相手であるTCP通信装置200に確認応答1、2、3を用いて通知する(ステップS104〜S106)。TCP通信装置200は、受信した受信ウィンドウサイズが1000バイトであることから、自装置の送信ウィンドウサイズを1000に下げ、データ4(1000バイト)のデータを送信する。
図示しないが、逆に通信品質劣化が解消した際(通信品質劣化が解消することを事前検知することを含む)、例えば電波強度がより高いレベルに変化した際には、TCP通信装置100は、受信ウィンドウを3000等のサイズまで引き上げる。
なお、上記の動作例では、確立済みのTCPセッションにおける受信ウィンドウの制御の例を説明したが、この受信ウィンドウの制御は、確立済みのTCPセッションに対してだけではなく、新規にTCPセッションを開始する際の受信ウィンドウサイズの設定にも同様に適用することができる。
TCP通信装置100による通信品質劣化の事前検知方法は特定の方法に限られないが、例えばTCP通信装置100が無線LANもしくは3G・LTE等の無線方式によってネットワークに接続されている場合に、TCP通信装置100の受信部120により検知される信号強度(RSRP等)が低下したこと(例えばある閾値以下となったこと)をもって通信品質劣化を事前検知する、つまり、スループット等の劣化が生じることを予測することができる。
また、モバイル端末としてのTCP通信装置100が、携帯基地局もしくは無線LANアクセスポイントを渡り歩く場合において、移動先の基地局/アクセスポイントにTCP通信装置100が過去に接続していた際の通信品質履歴等から通信品質の劣化を予想することとしてもよい。この場合、例えば、TCP通信装置100は、ある基地局IDのセルに在圏した場合に、当該基地局IDを検出し、当該基地局IDに対する通信品質履歴を取得する。そして、当該通信品質履歴から通信品質の劣化が予想される場合に、図4に示したように、受信ウィンドウサイズを下げる制御を実施する。
上記の通信品質履歴等は、TCP通信装置100の記憶部140が保持してもよいし、ネットワーク上のサーバに保持し、TCP通信装置100が当該サーバから取得することとしてもよい。
上記の無線の信号強度を用いた受信ウィンドウサイズの決定方法の一例を説明する。この場合、図5に示す電波強度と受信ウィンドウサイズとの対応関係の表をTCP通信装置100の記憶部140に保持しておく。なお、この受信ウィンドウサイズの対応関係の表の作成方法としては、例えば、過去の同様の環境におけるTCPセッションの受信ウィンドウサイズの平均値を用いる方法が考えられる。
例えば図5の対応関係を用いる場合、通信開始時に電波強度が-60dBmであった際には、TCP通信装置100の受信ウィンドウ制御部130は受信ウィンドウサイズとして3000バイトを設定する。通信中に電波強度が変化し、-80dBmとなった場合には、受信ウィンドウサイズを1000バイトに変更する。
なお、第1の実施の形態では、TCP通信装置200は通常のTCP通信方式が実装されていればよく、TCP通信装置100のようにウィンドウサイズを変更する手段は不要である。ただし、TCP通信装置200が、第2の実施の形態に係る送信ウィンドウ制御機能を備えていてもよい。
(第2の実施の形態:データ送信側の装置での送信ウィンドウ制御)
<システム構成>
第2の実施の形態における通信システムの構成は、第1の実施の形態と同じであり、図1に示したとおりである。
第2の実施の形態では、データ送信側のTCP通信装置200において本発明に係る送信ウィンドウ制御が行われる。TCP通信装置100については、一般的なTCP通信機能が備えられていればよい。ただし、TCP通信装置100について、第1の実施の形態に係る機能が備えられていてもよい。
図6に、TCP通信装置200の機能構成図を示す。図6に示すように、TCP通信装置200は、送信部210、受信部220、送信ウィンドウ制御部230、記憶部240を有する。
送信部210は、送信ウィンドウを管理し、TCPによりTCP通信装置100にデータを送信する機能を含み、受信部220は、確認応答、受信ウィンドウサイズ等をTCP通信装置100から受信する機能を含む。
送信ウィンドウ制御部230は、例えば通信環境に応じて通信品質劣化を事前検知し、記憶部240に格納された情報に基づいて、通信環境に応じた送信ウィンドウサイズを決定する機能を含む。通信品質劣化の事前検知方法は第1の実施の形態で説明した方法と同様である。また、記憶部240に格納される情報については、第1の実施の形態において図5を参照して説明した情報と同様である。ただし、第2の実施の形態では、図5に示した対応関係は、電波強度と送信ウィンドウサイズとの対応関係となる。
<動作例>
次に、図7を参照して、第2の実施の形態における通信システムの動作例を説明する。図7のステップS201の前の時点でTCP通信装置100とTCP通信装置200との間のTCPセッションが確立されており、TCP通信装置200の送信ウィンドウサイズが3000バイトであり、TCP通信装置100の受信ウィンドウサイズが3000バイトであるとする。
まず、ステップS201〜S203において、TCP通信装置200が各1000バイトのサイズのデータ1、2、3をTCP通信装置100に送信する。その後、TCP通信装置200の送信ウィンドウ制御部130が通信品質の劣化、又は今後すぐに劣化が発生することを検知したとする。通信品質の劣化の事前検知方法は第1の実施の形態で説明したとおりである。
通信品質劣化を検知(又は事前検知)したTCP通信装置200の送信ウィンドウ制御部230は、通信中のTCPセッションにおける送信ウィンドウサイズの値を例えば1000バイトに下げる。送信ウィンドウサイズの決定方法は、第1の実施の形態における受信ウィンドウサイズの決定方法と同様である。つまり、通信環境(例:電波強度)に対応する送信ウィンドウサイズを記憶部240から取得し、当該送信ウィンドウサイズを適用する。
ステップS204〜S206において、TCP通信装置100は、TCP通信装置200に対し、受信ウィンドウサイズ(3000)とともに確認応答1、2、3を返す。TCP通信装置200は、変更後の送信ウィンドウサイズ(1000)に基づき、データ4(1000バイト)のデータを送信するとともに(ステップS207)、確認応答4を待ち、当該確認応答4を受信する(ステップS208)。
また、上記変更後の送信ウィンドウサイズ(1000)が設定され、その後、新たな送信ウィンドウサイズが記憶部240からの値として設定されていない状態において、TCP通信装置200は、輻輳が発生した際(例:輻輳によるパケットロスが発生した際)に、送信ウィンドウサイズが、上記変更後の送信ウィンドウサイズ(1000)を上回っていた場合には、1000バイトに送信ウィンドウサイズを減らす。
上記の動作例では、確立済みのTCPセッションにおける送信ウィンドウの制御の例を説明したが、この送信ウィンドウの制御は、確立済みのTCPセッションに対してだけではなく、新規にTCPセッションを開始する際の送信ウィンドウサイズの設定にも同様に適用することができる。
なお、第2の実施の形態では、TCP通信装置100は通常のTCP通信方式が実装されていればよく、TCP通信装置200のようにウィンドウサイズを変更する手段は不要である。ただし、TCP通信装置100が、第1の実施の形態に係る受信ウィンドウ制御機能を備えていてもよい。
(第3の実施の形態:外部サーバを用いたウィンドウ制御)
<システム構成>
図8に第3の実施の形態における通信システムの構成図を示す。図3に示すように、当該通信システムは、TCP通信装置100、TCP通信装置200、及び通信最適化サーバ300を有する。
TCP通信装置100とTCP通信装置200はそれぞれ、TCPクライアント及びTCPサーバとしてTCP通信を行う装置であればどのような装置でもよいが、例えば、モバイル端末である。TCP通信装置100とTCP通信装置200との間の接続に関しても、どのようなネットワークで接続がなされていれもよいが、例えばモバイルネットワークにより接続されている。
通信最適化サーバ300は、例えばインターネット上に備えられ、TCP通信装置100とTCP通信装置200はそれぞれ通信最適化サーバ300にアクセスして、通信最適化サーバ300から情報を取得することが可能である。第3の実施の形態では、通信最適化サーバ300を用いることで、TCP通信装置100とTCP通信装置200における送信ウィンドウの制御が実施される。
図9に、通信最適化サーバ300の機能構成図を示す。図9に示すように、通信最適化サーバ300は、問い合わせ受信部310、パラメータ送信部320、検索部330、記憶部340を有する。
問い合わせ受信部310は、TCP通信装置100/200からパラメータ問い合わせを受信する。検索部330は、TCP通信装置100/200から受信したパラメータ問い合わせの情報に基づいて記憶部340に格納された対応表を検索し、問い合わせの情報(通信環境と呼んでもよい)に適合するパラメータ(送信ウィンドウサイズ)を取得する。記憶部340には上記の対応表が格納されている。なお、対応表の具体例については後述する。パラメータ送信部320は、検索部330により取得されたパラメータを、問い合わせ元のTCP通信装置100/200に送信する。
第3の実施の形態におけるTCP通信装置100とTCP通信装置200はそれぞれ、通信最適化サーバ300に問い合わせを行って、通信最適化サーバ300から受信した送信ウィンドウサイズを設定してTCP通信を行う機能を有する。TCP通信機能自体は一般的なTCP通信機能でよい。
<動作例>
次に、図10を参照して、第3の実施の形態における通信システムの動作例を説明する。
ステップS301において、TCP通信装置100は、通信最適化サーバ300に対してパラメータ問い合わせを行う。同様に、ステップS304において、TCP通信装置200は、通信最適化サーバ300に対してパラメータ問い合わせを行う。
各TCP通信装置によるパラメータ問い合わせのタイミングは、通信開始時でもよいし、通信途中の任意のタイミングでもよいし、定期的であってもよいし、通信環境に変化があった場合(例:基地局IDが変わった場合、現在時刻の時間帯が変わった場合、通信相手の通信環境が変わった場合等)でもよい。
パラメータ問い合わせに含まれる情報は、<時刻、データ送信元IPアドレス、データ送信先IPアドレス>である。ただし、これらは例であり、これら以外の情報が含まれてもよいし、これらの情報のうちの一部が含まれないこととしてもよい。例えば、時刻については、パラメータ問い合わせの情報として含めずに、通信最適化サーバ300がパラメータ問い合わせを受信した時刻(≒パラメータ問い合わせを送信した時刻)を使用してもよい。
TCP通信機器100からパラメータ問い合わせを受信した通信最適化サーバ300において、検索部330が、パラメータ問い合わせに含まれる情報に基づき、記憶部340に格納される対応表を検索する。そして、パラメータ送信部320が、検索部330により取得された該当エントリの送信ウィンドウサイズを応答する(ステップS302)。TCP通信機器200からパラメータ問い合わせを受信した場合にも同様の動作が実行される(ステップS305)。
図11に、通信最適化サーバ300の記憶部340に格納される対応表の例を示す。図11に示すように、この対応表は、時刻、送信先IPアドレス、送信元IPアドレス、及び送信ウィンドウサイズを対応付けて保持する表である。当該対応表の作成方法については、特定の方法に限定されないが、例えば、過去の同様の環境(同様の時刻、送信先IPアドレス、送信元IPアドレス)におけるTCPセッションの送信ウィンドウサイズの平均値を用いる方法が考えられる。
図11の表を使用する場合、例えば、通信最適化サーバ300が、TCP通信機器100から送信先IPアドレス=1.1.1.1、送信元IPアドレス=1.1.1.2、時刻=平日の00:20を設定したパラメータ問い合わせを受信した場合、検索部330は、送信ウィンドウサイズ=3000を取得する。
そして、当該送信ウィンドウサイズ=3000がTCP通信装置100に送信され、TCP通信装置100は、送信ウィンドウサイズとして3000を設定してデータ送信を行う(ステップS303)。また、輻輳が発生した際(例:輻輳によるパケットロスが発生した際)に、送信ウィンドウサイズがパラメータ問い合わせによって得られた送信ウィンドウサイズ(3000)を上回っていた場合には、3000に送信ウィンドウサイズを減らす。
TCP通信装置200に関しても同様であり、TCP通信装置200は、通信最適化サーバ300から受信した送信ウィンドウサイズを設定してデータ送信を行う(ステップS306)。また、輻輳が発生した際(例:輻輳によるパケットロスが発生した際)に、送信ウィンドウサイズがパラメータ問い合わせによって得られた送信ウィンドウサイズを上回っていた場合には、パラメータ問い合わせによって得られた送信ウィンドウサイズに送信ウィンドウサイズを減らす。
なお、第3の実施の形態では、送信ウィンドウサイズを制御する例を説明したが、受信ウィンドウサイズの制御に関しても同様に適用可能である。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信装置であって、通信環境を示す情報とウィンドウサイズとを対応付けて格納する記憶手段と、前記通信装置の通信環境に対応するウィンドウサイズを前記記憶手段から取得し、当該ウィンドウサイズを設定してデータ通信を実行するデータ通信手段とを備えることを特徴とする通信装置が提供される。
第1、第2の実施の形態で説明したTCP通信装置100、200は上記の通信装置の例である。また、記憶部140、240は記憶手段の例であり、送信部110・受信部120・受信ウィンドウ制御部130は、データ通信手段の例であり、送信部210・受信部220・送信ウィンドウ制御部230は、データ通信手段の例である。
前記データ通信手段は、データ通信に使用するウィンドウサイズを下げる際に、当該ウィンドウサイズを前記記憶手段から取得したウィンドウサイズまで下げることとしてもよい。
また、本発明の実施の形態によれば、ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信装置に対する制御を実行する通信制御装置であって、通信環境を示す情報とウィンドウサイズとを対応付けて格納する記憶手段と、前記通信装置から、通信環境を示す情報を含む問い合わせを受信し、当該通信環境に対応するウィンドウサイズを前記記憶手段から取得する検索手段と、前記検索手段により取得されたウィンドウサイズを前記通信装置に送信し、当該通信装置に当該ウィンドウサイズを設定したデータ通信を実行させる送信手段とを備えることを特徴とする通信制御装置が提供される。
第3の実施の形態で説明した通信最適化サーバ300は、通信制御装置の例である。また、記憶部340は記憶手段の例であり、問い合わせ受信部310・検索部330は、検索手段の例であり、パラメータ送信部320は、送信手段の例である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
100 TCP通信装置
110 送信部
120 受信部
130 受信ウィンドウ制御部
140 記憶部
200 TCP通信装置
210 送信部
220 受信部
230 送信ウィンドウ制御部
240 記憶部
300 通信最適化サーバ
310 問い合わせ受信部
320 パラメータ送信部
330 検索部
340 記憶部

Claims (6)

  1. ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信装置であって、
    前記通信装置がある基地局IDのセルに在圏した場合に、当該基地局IDを検出する手段と、
    前記基地局IDに対応する通信品質履歴を取得し、当該通信品質履歴から通信品質の劣化を予想した場合に、ウィンドウサイズを下げ、当該ウィンドウサイズを設定してデータ通信を実行するデータ通信手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信装置に対する制御を実行する通信制御装置であって、
    時間帯と、送信先IPアドレスと、送信元IPアドレスと、ウィンドウサイズとを対応付けて格納する記憶手段と、
    前記通信装置から、時刻と、送信先IPアドレスと、送信元IPアドレスとを設定した問い合わせを受信し、当該時刻と、当該送信先IPアドレスと、当該送信元IPアドレスとに対応するウィンドウサイズを前記記憶手段から取得する検索手段と、
    前記検索手段により取得されたウィンドウサイズを前記通信装置に送信し、当該通信装置に当該ウィンドウサイズを設定したデータ通信を実行させる送信手段と
    を備えることを特徴とする通信制御装置。
  3. ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信装置が実行する通信方法であって、
    前記通信装置がある基地局IDのセルに在圏した場合に、当該基地局IDを検出するステップと、
    前記基地局IDに対応する通信品質履歴を取得し、当該通信品質履歴から通信品質の劣化を予想した場合に、ウィンドウサイズを下げ、当該ウィンドウサイズを設定してデータ通信を実行するデータ通信ステップと
    を備えることを特徴とする通信方法。
  4. ウィンドウ制御を行いながらデータ通信を実行する通信装置に対する制御を実行する通信制御装置が実行する通信制御方法であって、
    前記通信制御装置は、時間帯と、送信先IPアドレスと、送信元IPアドレスと、ウィンドウサイズとを対応付けて格納する記憶手段を備え、
    前記通信装置から、時刻と、送信先IPアドレスと、送信元IPアドレスとを設定した問い合わせを受信するステップと、
    前記時刻と、前記送信先IPアドレスと、前記送信元IPアドレスとに対応するウィンドウサイズを前記記憶手段から取得する検索ステップと、
    前記検索ステップにより取得されたウィンドウサイズを前記通信装置に送信し、当該通信装置に当該ウィンドウサイズを設定したデータ通信を実行させる送信ステップと
    を備えることを特徴とする通信制御方法。
  5. コンピュータを、請求項1に記載の通信装置における各手段として機能させるプログラム。
  6. コンピュータを、請求項に記載の通信制御装置における各手段として機能させるプログラム。
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