JP6638317B2 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法および情報処理装置の制御プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法および情報処理装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本件開示の技術は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法および情報処理装置の制御プログラムに関する。
マルチクラスタコンピュータシステムやHigh Performance Computing(HPC)システムなどの情報処理システムにおいては、互いに接続された各コンピュータのBasic Input Output System(BIOS)やBaseboard Management Controller(BMC)のファームウェアの設定値を揃える技術が用いられている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2001−175562号公報 特開2003−316676号公報
上記の技術では、情報処理システム内の複数のコンピュータに共通の設定値が配布される。ところで、BIOSやBMCのファームウェアの設定値は、任意のコンピュータにおいて任意のタイミングで変更可能である。そのため、情報処理システム内において設定値の配布元となる異なるコンピュータにおいてそれぞれ異なる設定値が設定された場合、設定値の配布先である各コンピュータはいずれの設定値を優先して設定すべきかを判断することができない。
本件開示の技術は、上記の事情に鑑み、複数の情報処理装置間で共通して適切な設定値を設定することが可能な情報処理システムを提供することを目的とする。
本件開示の情報処理システムは、1つの側面では、設定値を配布する複数の情報処理装置を含む情報処理システムであって、複数の情報処理装置のうちの第1の情報処理装置は、第1の情報処理装置に配布された第1の設定値に対応する第1の時間情報を記憶する第1の記憶部と、複数の情報処理装置のうちの第2の設定値を配布する第2の情報処理装置から、第2の設定値に対応する第2の時間情報を受信する第1の受信部と、第1の時間情報が示す時間が第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する第1の判定部と、第1の時間情報が示す時間が第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、第2の情報処理装置から第2の設定値を取得する第1の取得部と、取得した第2の設定値を第1の設定値の代わりに第1の情報処理装置に設定する設定部とを有する。
本件開示の技術によれば、複数の情報処理装置間で共通して適切な設定値を設定することが可能な情報処理システムを提供することができる。
図1は、一実施形態における情報処理システムの構成を例示する構成図である。 図2は、一実施形態におけるコンピュータの構成を例示する構成図である。 図3は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図4は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図5は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図6は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図7は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図8は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図9は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図10は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図11は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図12は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図13は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図14は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図15は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図16は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図17は、一実施形態においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図18は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図19は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図20は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図21は、一実施形態における管理情報テーブルを例示する図である。 図22は、一変形例においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。 図23は、一変形例においてコンピュータにより実行される処理のフローチャートである。
以下、本件開示の技術に係る実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の詳細な説明は例示的なものであり、実施形態の構成を限定するものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態における情報処理システム1について説明する。図1の構成図に例示するように、本実施形態に係る情報処理システム1では、複数のコンピュータ100−N(N=1、2、3・・・)が、いわゆるツリー型のネットワークを形成するように互いに接続されている。なお、図1の構成図は一例であって、コンピュータ100−Nの接続はこれに限定されず、メッシュ型、スター型、バス型など種々の接続構成が採用されてよい。なお、コンピュータ100−Nが、情報処理装置の一例に相当する。また、以下の説明において、コンピュータ100−Nを総称する場合にはコンピュータ100と記載する。
図2にコンピュータ100の構成図を例示する。図2に示されるように、コンピュータ100は、Complementary Metal Oxide Semiconductor Read-Only Memory(CMOS R
OM)101、Central Processing Unit(CPU)102、メインメモリ103、Baseboard Management Controller(BMC)104、Local Area Network(LAN)インターフェイス(I/F)105を有する。さらに、BMC104は、プロセッサ106およびFlash Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory(Flash EEPR
OM)107を有する。
CMOS ROM101には、BIOSを動作させるためのBIOSプログラムおよびBIOS設定値が格納される。ここで、BIOS設定値は、CPU102の動作およびメインメモリ103の動作設定など、コンピュータ100内の各ハードウェアのデータの入出力に関連する設定値である。メインメモリ103には、CPU102が実行するプログラムおよびCPU102による処理に使用されるデータが記憶される。
BMC104は、本実施形態において以下に説明する種々の処理の実行を制御する。BMC104は、コンピュータ100のCPU102とは独立したBMC104用のプロセッサ106を有する。プロセッサ106は、コンピュータ100内の各種センサ(図示せず)から消費電力や温度に関する情報を受け取り、コンピュータ100内の各ハードウェアの動作を監視する処理を実行する。Flash EEPROM107には、BMC104を動作させるためのBMCプログラムおよびBMC設定値が格納される。なお、BMC設定値は、コンピュータ100内における電圧エラーや温度エラーの判定に用いられる閾値を定義する値である。また、BMC設定値は、当該エラー発生時に電源をオフにするか否かなどのコンピュータ100の動作を定義する値である。なお、BIOS設定値およびBMC設定値が、設定値の一例に相当する。また、Flash EEPROM107が、記憶部の一例に相当する。
BIOS設定値およびBMC設定値は、情報処理システム1の導入時に、情報処理システム1のシステム設計に合わせて情報処理システム1内のコンピュータ100に設定される。具体的には、情報処理システム1のユーザーが、コンピュータ100のいずれかにおいて、マウスやキーボードなどの入力インターフェイスを用いて手動でBIOS設定値およびBMC設定値を入力する。例えば、コンピュータ100−Nに、BIOS設定値およびBMC設定値が入力された場合、コンピュータ100−Nは、入力されたBIOS設定値およびBMC設定値をCMOS ROM101、Flash EEPROM107にそれぞれ記憶する。さらに、コンピュータ100−Nは、入力されたBIOS設定値およびBMC設定値を他のコンピュータ100−M(M≠N:M=1、2・・・)に配布する。
コンピュータ100により実行される処理の詳細については後述する。
LAN I/F105は、情報処理システム1内の他のコンピュータと接続するためのインターフェイスである。本実施形態では、LAN I/F105には、他のコンピュータのLAN I/Fと識別可能な固有のInternet Protocol(IP)アドレスが割り当て
られている。なお、LAN I/F105に対するIPアドレスの割当は、情報処理システム1のユーザーが、コンピュータ100の入力インターフェイスから手動で行うことができる。あるいは、情報処理システム1のユーザーがDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバーを用いて自動でIPアドレスの割当を行ってもよい。DHCP
サーバーを使用したIPアドレスの自動割当は、周知の技術であるため詳細な説明は省略する。
図3に、本実施形態においてFlash EEPROM107に記憶される管理情報テーブルの構成を例示する。当該管理情報テーブルは、BIOS設定値およびBMC設定値を格納する。具体的には、管理情報テーブルには、マスタ設定IPアドレス、マスタ設定タイムスタンプ、アクティブ設定IPアドレス、アクティブ設定タイムスタンプの各フィールドが含まれる。なお、アクティブ設定タイムスタンプが、時間情報の一例に相当する
本実施形態では、情報処理システム1のユーザーによって、情報処理システム1のコンピュータ100のいずれかにBIOS設定値およびBMC設定値が入力される。コンピュータ100は、BIOS設定値およびBMC設定値が入力されると、LAN I/F105のIPアドレスを「マスタ設定IPアドレス」に格納する。図3に例示する管理情報テーブルの「マスタ設定IPアドレス」にIPアドレスが格納されているコンピュータがマスタとなる。例えば、コンピュータ100−Nがマスタのコンピュータとなった場合、コンピュータ100−Nは、ユーザーによって入力されて自コンピュータに設定されたBIOS設定値およびBMC設定値を、情報処理システム1内の他のコンピュータ100−Mに配布する役割を担う。なお、情報処理システム1内のいずれのコンピュータ100にもBIOS設定値およびBMC設定値が入力されていない状態では、コンピュータ100の「マスタ設定IPアドレス」の値は「なし」である。例えば、初期状態では、いずれのコンピュータ100もマスタのコンピュータではないことになる。
管理情報テーブルの「マスタ設定タイムスタンプ」には、一例として、情報処理システム1のユーザーがBIOS設定値およびBMC設定値を入力した時間が格納される。なお、情報処理システム1内のいずれのコンピュータ100にもBIOS設定値およびBMC設定値が入力されていない状態では、コンピュータ100の「マスタ設定タイムスタンプ」の値は「なし」である。
管理情報テーブルの「アクティブ設定IPアドレス」には、コンピュータ100に現在設定されているBIOS設定値およびBMC設定値のマスタのコンピュータのIPアドレスが格納される。例えば、コンピュータ100−Nがマスタのコンピュータである場合、BIOS設定値およびBMC設定値の配布先のコンピュータ100−Mは、コンピュータ100−NからBIOS設定値およびBMC設定値を取得する。そして、コンピュータ100−Mは、受信したBIOS設定値およびBMC設定値を自コンピュータに設定すると、コンピュータ100−Mの「アクティブ設定IPアドレス」にコンピュータ100−NのIPアドレスを格納する。したがって、「アクティブ設定IPアドレス」は、コンピュータ100に現在設定されているBIOS設定値およびBMC設定値の配布元であるマスタのコンピュータを示す。
管理情報テーブルの「アクティブ設定タイムスタンプ」には、一例として、コンピュータ100に現在設定されているBIOS設定値およびBMC設定値の配布元であるマスタのコンピュータにBIOS設定値およびBMC設定値が入力された時間が格納される。入力された時間とは、ユーザーによってBIOS設定値とBMC設定値が設定された時間をいい、これらの設定値が生成された時間であるとも言える。入力された時間によって、これらの設定値の新しさを判定することができる。例えば、コンピュータ100−Nがマスタのコンピュータである場合、BIOS設定値およびBMC設定値の配布先のコンピュータ100−Mは、BIOS設定値およびBMC設定値に加えてマスタのコンピュータの「アクティブ設定タイムスタンプ」に格納されている時間のデータも受信する。これにより、コンピュータ100−Mは、BIOS設定値およびBMC設定値と当該時間のデータを受信した場合に、受信したデータが示す時間と「アクティブ設定タイムスタンプ」に格納されている時間とを比較することにより、いずれのBIOS設定値およびBMC設定値が新しい設定値であるかを判定する。
以下に本実施形態におけるコンピュータ100−Nにおいて実行される処理について説明する。図4は、コンピュータ100−Nに初めてBIOS設定値およびBMC設定値が設定される場合に、コンピュータ100−Nにおいて実行される処理のフローチャートを例示する。なお、コンピュータ100−NのFlash EEPROM107に記憶され
ている管理情報テーブルの、「マスタ設定IPアドレス」、「マスタ設定タイムスタンプ」、「アクティブ設定IPアドレス」、「アクティブ設定タイムスタンプ」の各値は「なし」である。
OP101において、コンピュータ100−NのBMC104は、情報処理システム1のユーザーによる入力インターフェイスを用いたBIOS設定値およびBMC設定値の入力を受け付ける。次いで、BMC104は、処理をOP102に進める。
OP102では、BMC104は、入力されたBIOS設定値およびBMC設定値をFlash EEPROM107およびCMOS ROM101にそれぞれ記憶する。これにより、コンピュータ100−NにおけるBIOS設定値およびBMC設定値の設定が完了する。さらに、BMC104は、EEPROM107に記憶されているBIOS設定値およびBMC設定値の管理情報テーブルの「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」にコンピュータ100−NのLAN I/F105に割り当てられているIPアドレスおよびOP101においてBIOS設定値およびBMC設定値が入力された時間をそれぞれ格納する。また、BMC104は、「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」に格納されているIPアドレスおよび時間を「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」にそれぞれ格納する。なお、BIOS設定値およびBMC設定値が入力された時間は、例えばプロセッサ106のリアルタイムクロックなどを用いて決定すればよい。
図7に、OP102において管理情報テーブルに各値が格納された状態の一例を示す。図7に示すように、OP102においては、「マスタ設定IPアドレス」および「アクティブ設定IPアドレス」には同じIPアドレスが、「マスタ設定タイムスタンプ」および「アクティブ設定タイムスタンプ」には同じ時間が格納される。
次に、BMC104は、情報処理システム1内の他のコンピュータ100−Mに対して配布開始信号を、LAN I/F105経由でブロードキャスト送信する(OP103)。ここで配布開始信号が送信される理由について説明する。本実施形態においては、後述するように、情報処理システム1内において異なるコンピュータにBIOS設定値およびBMC設定値が入力され、マスタとなるコンピュータが複数存在する場合が想定される。この場合、いずれかのマスタのコンピュータからマスタ以外のコンピュータに配布停止信号がブロードキャスト送信される。配布停止信号を受信したコンピュータは、マスタのコンピュータの設定値の配布処理を停止する。このとき、配布処理を停止しているコンピュータが上記の配布開始信号を受信したときに、配布処理を再開する。このように、配布開始信号は、配布停止信号を受信して設定値の配布処理を停止しているコンピュータに配布処理を再開するために使用される。なお、配布処理を停止していないコンピュータが配布開始信号を受信したときは、当該コンピュータは配布開始信号を破棄する。
次いで、BMC104は、管理情報テーブルの「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」に格納されている各値(以下、「アクティブ設定用情報」と称する)を、LAN I/F105経由でブロードキャスト送信する(OP104)。また、OP104において、BMC104は、アクティブ設定用情報を送信してからの経過時間の計時処理を開始する。なお、当該計時処理は、図示しないタイマを使用するなど、周知の技術を用いて実現すればよい。
OP104においてブロードキャスト送信されたアクティブ設定用情報を受信したコンピュータ100−Mは、受信したアクティブ設定用情報の「アクティブ設定タイムスタンプ」の値と自コンピュータの管理情報テーブルに格納されている「アクティブ設定タイムスタンプ」の値とを比較する。コンピュータ100−Mは、自コンピュータの管理情報テ
ーブルに格納されている「アクティブ設定タイムスタンプ」の値の方が古いと判断した場合、コンピュータ100−NにBIOS設定値およびBMC設定値を要求する。
コンピュータ100−NのBMC104は、コンピュータ100−MからBIOS設定値およびBMC設定値の送信要求を受信したか否かを判定する(OP105)。コンピュータ100−MからBIOS設定値およびBMC設定値の送信要求を受信した場合は(OP105:Yes)、BMC104は、処理をOP106に進める。一方、コンピュータ100−MからBIOS設定値およびBMC設定値の送信要求を受信しない場合は(OP105:No)、BMC104は処理をOP107に進める。
OP106において、BMC104は、BIOS設定値およびBMC設定値の送信を要求したコンピュータ100−Mに、CMOS ROM101およびFlash EEPROM107に記憶されているBIOS設定値およびBMC設定値を送信する。OP105およびOP106の処理により、BMC104は、BIOS設定値およびBMC設定値の送信要求を最初に受信したコンピュータにBIOS設定値およびBMC設定値を送信する。ここでは、BMC104が、他の情報処理装置のうち、第3の時間情報の送信に対する応答を受信した情報処理装置に第3の設定値を配布する第1の配布部の一例として、OP105、OP106の処理を実現する。
なお、マスタのコンピュータ100−Nが、複数のコンピュータ100−MからBIOS設定値およびBMC設定値の送信要求を受信する場合も想定される。そこで、マスタのコンピュータ100−Nは、BIOS設定値およびBMC設定値の送信要求を最初に受信したコンピュータ100−Mに限らず、送信要求を行った複数のコンピュータ100−Mに対してまとめてBIOS設定値およびBMC設定値を送信してもよい。BMC104は、OP106においてBIOS設定値およびBMC設定値を送信した後、処理をOP104に戻す。
OP107では、BMC104は、OP104において計時処理を開始してから所定時間が経過したか否かを判定する。BMC104は、所定時間が経過したと判定した場合は(OP107:Yes)、他のコンピュータ100から設定値の送信要求がないため本フローチャートの処理を終了する。一方、BMC104は、所定時間が経過していないと判定した場合は(OP107:No)、他のコンピュータ100からの設定値の送信要求を受け付けるために処理をOP105に戻す。
ここで、図5、6に、コンピュータ100−Mが実行する処理のフローチャートを例示する。なお、図5の「1」は図6の「1」に接続する。また、ここではコンピュータ100−Nがアクティブ設定情報をコンピュータ100−Mに送信する場合を想定する。OP201において、コンピュータ100−MのBMC104は、情報処理システム1内の他のコンピュータからアクティブ設定情報を受信したか否かを判定する。アクティブ設定情報を受信した場合は(OP201:Yes)、BMC104は処理をOP202に進める。アクティブ設定情報を受信しない場合は(OP201:No)、BMC104はOP201の判定に戻る。なお、図5では、OP201が無限に繰り返される処理となっているが、実際上は、アクティブ設定情報がLAN I/F105に受信されたときに、BMC104がプログラムに従って受信を検知する。
OP202では、BMC104は、アクティブ設定情報の送信元のコンピュータ100−Nにコンピュータ100−Nに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値をコンピュータ100−Mに送信するよう要求する。BMC104は、コンピュータ100−Nから受信したBIOS設定値とBMC設定値を、CMOS ROM101およびFlash EEPROM107にそれぞれ格納する(OP204)。さらに、BMC104は
、Flash EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルの「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」に値を格納する(OP205)。具体的には、BIOS設定値およびBMC設定値を取得したコンピュータ100は、OP104においてマスタのコンピュータ100から受信したIPアドレスおよび時間を「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」にそれぞれ格納する。
図8に、OP106においてBIOS設定値およびBMC設定値を取得したコンピュータ100のFlash EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルの一例を示す。図8に示す例では、図7に示す管理情報テーブルを有するマスタのコンピュータ100からBIOS設定値およびBMC設定値を取得したコンピュータ100の管理情報テーブルを示す。図7、8からわかるように、マスタのコンピュータ100とBIOS設定値およびBMC設定値を取得したコンピュータ100の各管理情報テーブルの「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」には同じ値が格納される。このことは、マスタのコンピュータ100とBIOS設定値およびBMC設定値の配布先のコンピュータ100には、同じBIOS設定値およびBMC設定値が設定されていることを意味する。
本フローチャートのOP206〜OP209の処理は、それぞれ図4のOP104〜OP107の処理と同じであるため、ここでは詳細な説明は省略する。したがって、コンピュータ100−Mは、本フローチャートの処理を実行することにより、マスタのコンピュータ100−Nに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値を自コンピュータに設定する。さらに、コンピュータ100−Mは、当該BIOS設定値およびBMC設定値を情報処理システム1内の他のコンピュータに配布する。この結果、情報処理システム1内のコンピュータ100には、マスタのコンピュータ100−Nに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値が設定される。
次に、BIOS設定値およびBMC設定値が設定されているコンピュータ100−Nに新しいBIOS設定値およびBMC設定値が入力された場合に、コンピュータ100−Nにおいて実行される処理について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。なお、本フローチャートの説明では、コンピュータ100−Nには、コンピュータ100−Mから配布されたBIOS設定値およびBMC設定値が設定されていると想定する。また、以下の図9のフローチャートの説明では、コンピュータ100−Nが図9のフローチャートの処理を開始する際に、コンピュータ100−Nの管理情報テーブルの各値が図8に示す値であると想定する。
まず、コンピュータ100−NのFlash EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルは、図8に示すように、「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」は「なし」である。また、「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」には、IPアドレスおよび時間がそれぞれ格納されている。
OP301において、コンピュータ100−NのBMC104は、情報処理システム1のユーザーによる入力インターフェイスを用いたBIOS設定値およびBMC設定値の入力を受け付ける。次いで、BMC104は、処理をOP302に進める。
OP302では、BMC104は、入力されたBIOS設定値およびBMC設定値をFlash EEPROM107およびCMOS ROM101にそれぞれ記憶する。さらに、BMC104は、管理情報テーブルの「マスタ設定IPアドレス」にコンピュータ100−NのLAN I/F105に割り当てられているIPアドレスを格納する。また、
BMC104は、管理情報テーブルの「マスタ設定タイムスタンプ」にOP301においてBIOS設定値およびBMC設定値が入力された時間を格納する。「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」に値が入力されたコンピュータ100−Nが、BIOS設定値およびBMC設定値を他のコンピュータに配布するマスタのコンピュータとなる。
図10に、OP302において管理情報テーブルに各値が格納された状態の一例を示す。図10に示すように、OP302において、「マスタ設定タイムスタンプ」には、OP301においてBIOS設定値およびBMC設定値が入力された時間が格納されている。また、「アクティブ設定タイムスタンプ」には、本フローチャートが開始される前にコンピュータ100−Nに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値の配布元であるマスタのコンピュータ100−Mの管理情報テーブルの「アクティブ設定タイムスタンプ」の時間が格納されている。したがって、「アクティブ設定タイムスタンプ」の時間は「マスタ設定タイムスタンプ」の時間よりも過去の時間である。
そこで、BMC104は、OP303において、「アクティブ設定IPアドレス」のIPアドレスが示すコンピュータ100−Mに対して、管理情報テーブルの「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」の各値を削除するよう指示する。なお、管理情報テーブルの「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」の各値を削除する指示が、設定値の配布を停止する指示の一例に相当する。また、「アクティブ設定IPアドレス」のIPアドレスが示すコンピュータ100−Mとは、LAN I/F105に「アクティブ設定IPアドレス」のIPアドレスが割り当てられているコンピュータである。当該要求を受信したコンピュータ100−Mは、Flash EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルの「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」の各値を削除する。この結果、当該要求を受信したコンピュータ100−Mの管理情報テーブルは図8に示す状態と同じになる。ここでは、BMC104は、第5の設定値を配布する前に第6の設定値を取得した場合に、第6の設定値の配布を停止する第3の指示を第6の情報処理装置に送信する第3の指示部の一例としてOP302、303の処理を実現する。
次に、OP304では、マスタのコンピュータ100−NのBMC104は、管理情報テーブルの「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」の各値を、「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」にも格納する。図11に、OP304において管理情報テーブルに各値が格納された状態の一例を示す。図11に示すように、マスタのコンピュータ100−Nの管理情報テーブルには「マスタ設定IPアドレス」および「アクティブ設定IPアドレス」に同じIPアドレスが格納される。また、「マスタ設定タイムスタンプ」および「アクティブ設定タイムスタンプ」には同じ時間が格納される。
本フローチャートのOP305〜OP309は、それぞれ図5のOP103〜OP107と同じ処理であるため、ここでは詳細な説明は省略する。したがって、コンピュータ100−Nは、本フローチャートの処理を実行することにより、それまでマスタであったコンピュータ100−Mに代わって新たなマスタのコンピュータとなる。また、OP302の処理が実行されることで、古いマスタのコンピュータ100−Mはマスタのコンピュータとはならなくなる。この結果、情報処理システム1内においてマスタのコンピュータが複数存在する現象が回避される。そして、新たなマスタのコンピュータ100−Nが情報処理システム1内の他のコンピュータにBIOS設定値およびBMC設定値を配布する。
次に、BIOS設定値およびBMC設定値が設定されているコンピュータ100−Nが他のコンピュータ100−Mからブロードキャスト送信されたアクティブ設定用情報を受
信した場合に実行する処理について、図12、13を参照しながら説明する。なお、図12の「2」は、図13の「2」に接続する。また、以下の図12、13のフローチャートの説明では、コンピュータ100−Nが図12、13のフローチャートの処理を開始する際に、コンピュータ100−Nの管理情報テーブルの各値が図8に示す値であると想定する。したがって、コンピュータ100−NのFlash EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルは、図8に示すように、「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」は「なし」である。また、「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」には、IPアドレスおよび時間がそれぞれ格納されている。
OP401では、コンピュータ100−Nが他のコンピュータ100−Mからブロードキャスト送信されたアクティブ設定用情報を受信すると、アクティブ設定用情報を受信したコンピュータ100−NのBMC104は、処理をOP402に進める。ここでは、BMC104が、複数の情報処理装置のうちの第2の設定値を配布する第2の情報処理装置から、第2の設定値に対応する第2の時間情報を受信する第1の受信部の一例としてOP401の処理を実現する。OP402では、BMC104は、受信したアクティブ設定用情報のアクティブ設定タイムスタンプの時間とFlash EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルの「アクティブ設定タイムスタンプ」の時間を比較する。ここでは、BMC104が、第1の時間情報が示す時間が第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する第1の判定部として機能する。
管理情報テーブルの「アクティブ設定タイムスタンプ」の時間が、受信したアクティブ設定用情報のアクティブ設定タイムスタンプの時間よりも過去の時間を示す場合(OP403:Yes)、BMC104は、処理をOP404に進める。一方、管理情報テーブルの「アクティブ設定タイムスタンプ」の時間が、受信したアクティブ設定用情報のアクティブ設定タイムスタンプの時間に対して現在あるいは未来の時間を示す場合(OP403:No)、BMC104は、処理をOP408に進める。
OP404では、BMC104は、OP401において受信したアクティブ設定用情報のアクティブ設定IPアドレスのIPアドレスに基づいて、アクティブ設定用情報の送信元のコンピュータ100−Mに、BIOS設定値およびBMC設定値の送信を要求する。そして、BMC104は、コンピュータ100−MからBIOS設定値およびBMC設定値を受信し(OP405)、処理をOP406に進める。ここでは、BMC104が、第1の時間情報が示す時間が第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、第2の情報処理装置から第2の設定値を取得する第1の取得部の一例としてとしてOP403〜OP405の処理を実現する。
OP406では、BMC104は、OP405で受信したBIOS設定値およびBMC設定値をFlash EEPROM107およびCMOS ROM101にそれぞれ記憶する。そして、BMC104は、EEPROM107に記憶されている管理テーブルのアクティブ設定用情報、すなわち「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」に値を格納する。ここでは、BMC104が、取得した第2の設定値を第1の設定値の代わりに第1の情報処理装置に設定する設定部の一例としてOP406の処理を実現する。
具体的には、「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」には、BIOS設定値およびBMC設定値の送信元のコンピュータ100−Mの「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」と同じ値が入力される。図14に、OP405で受信したBIOS設定値およびBMC設定値が設定されたコンピュータ100−Nの管理情報テーブルの一例を示す。図8の管理情報テーブルの「ア
クティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」が図14に示すように更新されることにより、コンピュータ100−Nに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値が更新されたことがわかる。
本フローチャートのOP408〜OP411の処理は、それぞれ図4のOP104〜OP107の処理と同じであるため、ここでは詳細な説明は省略する。したがって、マスタ以外のコンピュータ100−Nは、本フローチャートの処理を実行することにより、マスタのコンピュータ100−Mに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値を自コンピュータに設定する。さらに、コンピュータ100−Nは、当該BIOS設定値およびBMC設定値を情報処理システム1内の他のコンピュータに配布する。この結果、情報処理システム1内のコンピュータ100には、マスタのコンピュータ100−Mに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値が設定される。
次に、コンピュータ100−Nがマスタのコンピュータであり、さらに別のコンピュータ100−Mが新たにマスタになった場合に、コンピュータ100−Mからアクティブ設定用情報を受信した場合に実行する処理について、図15〜17を参照しながら説明する。なお、図15の「3」が図16の「3」に、図16の「4」が図17の「4」にそれぞれ接続する。また、以下の図15〜17のフローチャートの説明では、コンピュータ100−Nが図15〜17のフローチャートの処理を開始する際に、コンピュータ100−Nの管理情報テーブルの各値が図18に示す値であると想定する。したがって、コンピュータ100−NのFlash EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルには、図18に示すように、各項目にIPアドレスまたは時間が格納されている。
ここでは、コンピュータ100−Nの管理情報テーブルが図18に示す状態であるときに、情報処理システム1のユーザーが、別のコンピュータ100−Mに対してBIOS設定値およびBMC設定値を入力した場合を想定する。このとき、新たにマスタになった別のコンピュータ100−Mの管理テーブルには、図19に示すように各値が格納されているとする。
OP501において、情報処理システム1のユーザーがコンピュータ100−NにBIOS設定値およびBMC設定値を入力する。次いで、コンピュータ100−NのBMC104は、Flash EEPROM107に記憶されている管理テーブルのマスタ設定用情報およびアクティブ設定用情報を設定する(OP502)。そして、BMC104は、自コンピュータに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値を配布する(OP503)。ここでは、コンピュータ100−NのBMC104が、第3の設定値を配布する第1の配布部の一例として、OP503の処理を実現する。その後、OP504において、コンピュータ100−Nは、新たにマスタになった別のコンピュータ100−Mからブロードキャスト送信されたアクティブ設定用情報を受信する。そして、コンピュータ100−NのBMC104は、受信したアクティブ設定用情報に含まれる「アクティブ設定IPアドレス」が示すIPアドレスに基づいて、新たにマスタになった別のコンピュータ100−Mに対して、コンピュータ100−Nと優先度の高い接続を確立するよう要求する(OP505)。ここで、優先度の高い接続とは、要求先のコンピュータに、現在確立されている接続よりも通信を優先させる接続のことをいう。
そして、要求先の別のコンピュータ100−Mは、要求元のコンピュータ100−Nとの接続を優先的に確立する。また、要求元のコンピュータ100−NのBMC104は、要求先の別のコンピュータ100−Mとの接続が確立されたか否かを判定する(OP506)。BMC104は、要求先の別のコンピュータ100−Mとの接続が確立されたと判定した場合は(OP506:Yes)、処理をOP507に進める。一方、BMC104は、要求先の別のコンピュータ100−Mとの接続が確立されていないと判定した場合は
(OP506:No)、OP506の判定処理を繰り返し実行する。
OP507では、BMC104は、接続が確立されたコンピュータ100−Mに対して、コンピュータ100−Mに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値の送信を要求する。そして、BMC104は、BIOS設定値およびBMC設定値を受信し(OP508)、処理をOP509に進める。ここでは、コンピュータ100−NのBMC104が、複数の情報処理装置のうちの第4の情報処理装置から配布される第4の設定値を取得する第2の取得部の一例としてOP507、OP508の処理を実現する。
OP509では、BMC104は、OP508で受信したBIOS設定値およびBMC設定値と、現在コンピュータ100−Nに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値を比較する。BMC104は、互いのBIOS設定値およびBMC設定値が同じである場合は(OP510:Yes)、処理をOP515に進める。一方、BMC104は、互いのBIOS設定値およびBMC設定値が同じでない場合は(OP510:No)、処理をOP511に進める。ここでは、コンピュータ100−NのBMC104が、第3の設定値が第4の設定値と一致するか否かを判定する第2の判定部の一例としてOP509、510の処理を実現する。
OP506で受信したBIOS設定値およびBMC設定値と、現在コンピュータ100−Nに設定されているBIOS設定値およびBMC設定値が同じでない場合、2つのマスタのコンピュータがそれぞれ異なる設定値を有する。BIOS設定値およびBMC設定値には、バージョン情報など、複数の設定値の間で新旧を示す情報が含まれていない。このため、各マスタのコンピュータから設定値をそれぞれ受信する他のコンピュータは、いずれの設定値を配布すべきかを判断することができない。この結果、情報処理システム1内のコンピュータ100において、設定されるBIOS設定値およびBMC設定値を統一することができない可能性がある。そこで、本実施形態では、2つのマスタのコンピュータに対して、マスタ設定用情報を削除する処理を実行させる。さらに、情報処理システム1内のコンピュータ100に対して、BIOS設定値およびBMC設定値の自動配布処理を停止させる。
OP511では、BMC104は、コンピュータ100−Nに接続されているディスプレイ(図示せず)などに、情報処理システム1内で異なるBIOS設定値およびBMC設定値を有するマスタのコンピュータが存在することを知らせるエラーを表示する。当該エラーには、マスタの各コンピュータのIPアドレスや設定値の詳細などが含まれてよい。また、BMC104は、コンピュータ100−NのEEPROM107に記憶されている管理情報テーブルから、マスタ設定用情報、すなわち「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」の各値を削除する(OP512)。さらに、BMC104は、もう一方のマスタのコンピュータ100−Mに対してマスタ設定用情報の削除を要求する(OP513)。ここでは、BMC104は、第3の設定値が第4の設定値と一致しないと判定された場合に、第3の設定値の配布を停止する第1の配布部と、第4の設定値の配布を停止する第1の指示を第4の情報処理装置に送信する第1の指示部の一例として、OP512、513の処理を実現する。
図20、21にOP512、OP513の処理によってマスタ設定用情報が削除された後のコンピュータ100−N、100−Mにおける管理情報テーブルを示す。図18に示す管理情報テーブルを有するコンピュータ100−Nでは、OP512の処理によって、管理情報テーブルは図20に示す状態となる。また、図19に示す管理情報テーブルを有するコンピュータ100−Mでは、OP513の処理によって、管理情報テーブルは図21に示す状態となる。
さらに、BMC104は、OP511からOP513までの処理の後、情報処理システム1内のコンピュータ100に対して、配布処理を停止させる信号をLAN I/F105を経由してブロードキャスト送信する(OP514)。ここでは、BMC104は、第3の設定値が第4の設定値と一致しないと判定された場合に、第3の設定値および第4の設定値の配布を停止する第2の指示を複数の情報処理装置のうちの他の情報処理装置に送信する第2の指示部の一例としてOP514の処理を実現する。ブロードキャスト送信された配布処理の停止信号を受信したコンピュータ100は、BIOS設定値およびBMC設定値の配布処理を停止する。OP514の処理が完了すると、BMC104は、本フローチャートの処理を終了する。
次に、BMC104が処理をOP510からOP515に進める場合について説明する。コンピュータ100−Nとコンピュータ100−Mとにそれぞれ設定されるBIOS設定値およびBMC設定値は同一の設定値である場合もある。この場合、BMC104は、処理をOP510からOP515に進める。
OP515では、コンピュータ100−NのBMC104は、EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルから、マスタ設定用情報、すなわち「マスタ設定IPアドレス」および「マスタ設定タイムスタンプ」の各値を削除する。そして、BMC104は、OP504において受信したアクティブ設定用情報、具体的には新たにマスタとなった別のコンピュータ100−Mの管理情報テーブルに設定されているアクティブ設定用情報を用いて、EEPROM107に記憶されている管理情報テーブルを更新する(OP516)。これにより、管理情報テーブルの「アクティブ設定IPアドレス」および「アクティブ設定タイムスタンプ」の各値は、コンピュータ100−Mの管理情報テーブルに記憶されている値と同じになる。OP517〜OP520においてBMC104が実行する処理は、上記のOP408〜OP411と同じであるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、ここでは、コンピュータ100−NのBMC104が、第3の設定値が第4の設定値と一致すると判定された場合に、第3の設定値の配布を停止し、第4の設定値を配布する第1の配布部の一例として、OP515〜OP520の処理を実現する。
上記の処理により、情報処理システム1内の異なるコンピュータにBIOS設定値およびBMC設定値が入力および設定されて、それぞれのコンピュータがマスタのコンピュータとなった場合に、情報処理システム1内における設定値の配布が停止される。情報処理システム1のユーザーは、OP511において通知されるエラーによって、情報処理システム1内に複数のマスタのコンピュータが存在することを確認し、各マスタのコンピュータのBIOS設定値およびBMC設定値などを確認する。そして、ユーザーはいずれかのコンピュータに適切なBIOS設定値およびBMC設定値を入力することで、当該コンピュータをマスタのコンピュータとして各コンピュータへのBIOS設定値およびBMC設定値の配布処理を再開できる。
以上が本実施形態に関する説明であるが、上記の情報処理システムなどの構成や処理は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想と同一性を失わない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記の説明では、情報処理システム1内の各コンピュータ100にBIOS設定値およびBMC設定値を共通に設定するための処理が実行される。ただし、上記の実施形態で各コンピュータ100に共通に設定される設定値は、BIOS設定値およびBMC設定値に限らず、種々の設定値が採用されてよい。また、上記の説明では、各コンピュータ100の識別情報としてLAN I/F105に割り当てられているIPアドレスを用いているが、他の種々の識別情報が代わりに採用されてもよい。
例えば、図15に示す上記のOP501〜OP509の処理の一変形例として、図22
、23に示す処理が実行されてもよい。図22、23に示す処理では、図15のOP504とOP505の間にOP402とOP403の処理が追加されている。なお、図22の「5」は図17の「5」に、図22の「6」は図23の「6」に、図23の「3」は図16の「3」にそれぞれ接続する。本変形例では、情報処理システム1において異なるコンピュータ100−N、100−Mがそれぞれマスタのコンピュータとなった場合を想定する。ここでは、コンピュータ100−NがマスタのコンピュータとしてBIOS設定値およびBMC設定値を配布した後に、情報処理システム1のユーザーがコンピュータ100−Mに対してBIOS設定値およびBMC設定値を入力した場合を想定する。本変形例では、コンピュータ100−Nがコンピュータ100−Mから受信したアクティブ設定用情報のアクティブ設定タイムスタンプを自コンピュータに記憶されているアクティブ設定タイムスタンプを比較する。そして、コンピュータ100−Nは自コンピュータに記憶されているアクティブ設定タイムスタンプの方が古いことを確認した上で、コンピュータ100−Nが配布する設定値とコンピュータ100−Mが配布する設定値とが一致するか否かの判定処理を行う。
OP501〜OP509の処理およびOP402、OP403の処理は上記の実施形態と同じであるため、ここでは詳細な説明は省略する。本変形例において、コンピュータ100−NのBMC104は、第3の設定値に対応する第3の時間情報を記憶する第2の記憶部の一例として、OP502の処理を実現する。また、BMC104は、第4の情報処理装置から第4の設定値に対応する第4の時間情報を受信する第2の受信部の一例として、OP504の処理を実現する。また、BMC104は、第3の時間情報が示す時間が第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する第2の判定部の一例として、OP402の処理を実現する。さらに、BMC104は、第3の時間情報が示す時間が第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、第4の情報処理装置から第4の設定値を取得する第2の取得部の一例として、OP507、OP508の処理を実現する。
本変形例では、情報処理システム1内において、同じBIOS設定値およびBMC設定値が設定されたマスタのコンピュータが2台存在することを想定している。そして図22に示す処理が実行されることにより、2台のマスタのコンピュータのうち、BIOS設定値およびBMC設定値が設定された時間が新しい方のコンピュータを引き続きマスタとなる。また、他方のマスタのコンピュータでは、マスタの役割を放棄させる処理が実行される。この結果、情報処理システム1内においてBIOS設定値およびBMC設定値を配布するマスタのコンピュータが1台となり、情報処理システム1内の各コンピュータ100は共通して、当該マスタのコンピュータが配布するBIOS設定値およびBMC設定値を設定することができる。
<コンピュータが読み取り可能な記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記情報処理装置の設定を行うための管理ツール、OSその他を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリ等のメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
設定値を配布する複数の情報処理装置を含む情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置のうちの第1の情報処理装置は、
前記第1の情報処理装置に配布された第1の設定値に対応する第1の時間情報を記憶する第1の記憶部と、
前記複数の情報処理装置のうちの第2の設定値を配布する第2の情報処理装置から、前記第2の設定値に対応する第2の時間情報を受信する第1の受信部と、
前記第1の時間情報が示す時間が前記第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する第1の判定部と、
前記第1の時間情報が示す時間が前記第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、前記第2の情報処理装置から前記第2の設定値を取得する第1の取得部と、
前記取得した前記第2の設定値を前記第1の設定値の代わりに前記第1の情報処理装置に設定する設定部と
を有することを特徴とする情報処理システム。
(付記2)
設定値を配布する複数の情報処理装置を含む情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置のうちの第3の情報処理装置は、
第3の設定値を配布する第1の配布部と、
前記複数の情報処理装置のうちの第4の情報処理装置から配布される第4の設定値を取得する第2の取得部と、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致するか否かを判定する第2の判定部と、を有し、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致すると判定された場合に、前記第1の配布部は、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第4の設定値を配布する
ことを特徴とする情報処理システム。
(付記3)
前記第3の情報処理装置は、
前記第3の設定値に対応する第3の時間情報を記憶する第2の記憶部と、
前記第4の情報処理装置から前記第4の設定値に対応する第4の時間情報を受信する第2の受信部と、
前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する第2の判定部と、
をさらに有し、
前記第2の取得部は、前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、前記第4の情報処理装置から前記第4の設定値を取得する
ことを特徴とする付記2に記載の情報処理システム。
(付記4)
前記第3の情報処理装置は、前記第4の情報処理装置への指示を送信する第1の指示部をさらに有し、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第1の配布部は、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第1の指示部は、前記第4の設定値の配布を停止する第1の指示を前記第4の情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記2または3に記載の情報処理システム。
(付記5)
前記第3の情報処理装置は、前記複数の情報処理装置のうちの他の情報処理装置への指示を送信する第2の指示部をさらに有し、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第2の指示部は、前記第3の設定値および前記第4の設定値の配布を停止する第2の指示を前記他の情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記4に記載の情報処理システム。
(付記6)
前記第3の情報処理装置は、
第5の設定値を配布する第2の配布部と、
前記複数の情報処理装置のうちの第6の情報処理装置から配布される第6の設定値を取得する第3の取得部と、
前記第6の情報処理装置への指示を送信する第3の指示部と
をさらに有し、
前記第2の配布部が前記第5の設定値を配布する前に前記第3の取得部が前記第6の設定値を取得した場合に、前記第3の指示部は前記第6の設定値の配布を停止する第3の指示を前記第6の情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記5に記載の情報処理システム。
(付記7)
前記第1の配布部は、
前記第3の時間情報を前記情報処理システム内の他の情報処理装置に送信し、
前記他の情報処理装置のうち、前記第3の時間情報の送信に対する応答を受信した情報処理装置に前記第3の設定値を配布する
ことを特徴とする付記3〜6のいずれかに記載の情報処理システム
(付記8)
設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置であって、
前記情報処理装置に配布された第1の設定値に対応する第1の時間情報を記憶する第1の記憶部と、
前記情報処理システム内の第2の設定値を配布する第1の情報処理装置から、前記第2の設定値に対応する第2の時間情報を受信する第1の受信部と、
前記第1の時間情報が示す時間が前記第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する第1の判定部と、
前記第1の時間情報が示す時間が前記第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、前記第1の情報処理装置から前記第2の設定値を取得する第1の取得部と、
前記取得した前記第2の設定値を前記第1の設定値の代わりに自装置に設定する設定部と
を有する情報処理装置。
(付記9)
設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置であって、
第3の設定値を配布する第1の配布部と、
前記情報処理システム内の第2の情報処理装置から配布される第4の設定値を取得する第2の取得部と、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致するか否かを判定する第2の判定部と、
を有し、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致すると判定された場合に、前記第1の配布部は、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第4の設定値を配布する
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記10)
前記情報処理装置はさらに、
前記第3の設定値に対応する第3の時間情報を記憶する第2の記憶部と、
前記第2の情報処理装置から前記第4の設定値に対応する第4の時間情報を受信する第2の受信部と、
前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する第2の判定部と、
を有し、
前記第2の取得部は、前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、前記第2の情報処理装置から前記第4の設定値を取得する
ことを特徴とする付記8に記載の情報処理装置。
(付記11)
前記情報処理装置は、前記第2の情報処理装置への指示を送信する第1の指示部をさらに有し、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第1の配布部は、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第1の指示部は、前記第4の設定値の配布を停止する第1の指示を前記第2の情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記8または9に記載の情報処理装置。
(付記12)
前記情報処理装置は、前記情報処理システム内の他の情報処理装置への指示を送信する第2の指示部をさらに有し
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第2の指示部は、前記第3の設定値および前記第4の設定値の配布を停止する第2の指示を前記他の情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記10に記載の情報処理装置。
(付記13)
前記情報処理装置はさらに、
第5の設定値を配布する第2の配布部と、
前記複数の情報処理装置のうちの第3の情報処理装置から配布される第6の設定値を取得する第3の取得部と、
前記第3の情報処理装置への指示を送信する第3の指示部と
を有し、
前記第2の配布部が前記第5の設定値を配布する前に前記第3の取得部が前記第6の設定値を取得した場合に、前記第3の指示部は、前記第6の設定値の配布を停止する第3の指示を前記第3の情報処理装置に送信する
ことを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
(付記14)
前記第1の配布部は、
前記第3の時間情報を前記情報処理システム内の他の情報処理装置に送信し、
前記他の情報処理装置のうち、前記第3の時間情報の送信に対する応答を受信した情
報処理装置に前記第3の設定値を配布する
ことを特徴とする付記10〜13のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記15)
設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置に、
前記情報処理装置に配布された第1の設定値に対応する第1の時間情報を第1の記憶部に記憶させ、
前記情報処理システム内の第2の設定値を配布する第1の情報処理装置から、前記第2の設定値に対応する第2の時間情報を受信させ、
前記第1の時間情報が示す時間が前記第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定させ、
前記第1の時間情報が示す時間が前記第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、前記第1の情報処理装置から前記第2の設定値を取得させ、
前記取得した前記第2の設定値を前記第1の設定値の代わりに自装置に設定させる
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
(付記16)
設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置に、
第3の設定値を配布させ、
前記情報処理システム内の第2の情報処理装置から配布される第4の設定値を取得させ、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致するか否かを判定させ、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致すると判定された場合に、前記第3の設定値の配布を停止させ、前記第4の設定値を配布させる
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
(付記17)
前記情報処理装置にさらに、
前記第3の設定値に対応する第3の時間情報を記憶する第2の記憶部に記憶させ、
前記第4の情報処理装置から前記第4の設定値に対応する第4の時間情報を受信させ、
前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定させ、
前記情報処理システム内の前記第2の情報処理装置から配布される前記第4の設定値を取得する処理を、前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に実行させる
ことを特徴とする付記14に記載の情報処理装置の制御方法。
(付記18)
前記情報処理装置にさらに、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第3の設定値の配布を停止させ、前記第4の設定値の配布を停止する第1の指示を前記第2の情報処理装置に送信させる
ことを特徴とする付記16または17に記載の情報処理装置の制御方法。
(付記19)
前記情報処理装置にさらに、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第3の
設定値および前記第4の設定値の配布を停止する第2の指示を前記情報処理システム内の他の情報処理装置に送信させる
ことを特徴とする付記18に記載の情報処理装置の制御方法。
(付記20)
前記情報処理装置にさらに、
第5の設定値を配布する前に、前記情報処理システム内の第3の情報処理装置から配布される第6の設定値を受信した場合に、前記第6の設定値の配布を停止する第3の指示を前記第3の情報処理装置に送信させる
ことを特徴とする付記19に記載の情報処理装置の制御方法。
(付記21)
前記情報処理装置にさらに、
前記第3の時間情報を前記情報処理システム内の他の情報処理装置に送信させ、
前記他の情報処理装置のうち、前記第3の時間情報の送信に対する応答を受信した情報処理装置に前記第3の設定値を配布させる
ことを特徴とする付記17〜20のいずれかに記載の情報処理装置の制御方法。
(付記22)
設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置の制御プログラムであって、
前記情報処理装置に、
前記情報処理装置に配布された第1の設定値に対応する第1の時間情報を第1の記憶部に記憶する処理と、
前記情報処理システム内の第2の設定値を配布する第1の情報処理装置から、前記第2の設定値に対応する第2の時間情報を受信する処理と、
前記第1の時間情報が示す時間が前記第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する処理と、
前記第1の時間情報が示す時間が前記第2の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、前記第1の情報処理装置から前記第2の設定値を取得する処理と、
前記取得した前記第2の設定値を前記第1の設定値の代わりに自装置に設定する処理を実行させることを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
(付記23)
設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置の制御プログラムであって、
前記情報処理装置に、
第3の設定値を配布する処理と、
前記情報処理システム内の第2の情報処理装置から配布される第4の設定値を受信する処理と、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致するか否かを判定する処理と、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致すると判定された場合に、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第4の設定値を配布する処理
を実行させることを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
(付記24)
前記情報処理装置にさらに、
前記第3の設定値に対応する第3の時間情報を記憶する第2の記憶部に記憶する処理と、
前記第4の情報処理装置から前記第4の設定値に対応する第4の時間情報を受信する処理と、
前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する処理と、
前記情報処理システム内の前記第2の情報処理装置から配布される前記第4の設定値を取得する処理を、前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に実行する処理を
実行させることを特徴とする付記23に記載の情報処理装置の制御プログラム。
(付記25)
前記情報処理装置にさらに、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第4の設定値の配布を停止する第1の指示を前記第2の情報処理装置に送信する処理
を実行させることを特徴とする付記23または24に記載の情報処理装置の制御プログラム。
(付記26)
前記情報処理装置にさらに、
前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第3の設定値および前記第4の設定値の配布を停止する第2の指示を前記情報処理システム内の他の情報処理装置に送信する処理
を実行させることを特徴とする付記25に記載の情報処理装置の制御プログラム。
(付記27)
前記情報処理装置にさらに、
第5の設定値を配布する前に、前記情報処理システム内の第3の情報処理装置から配布される第6の設定値を受信した場合に、前記第6の設定値の配布を停止する第3の指示を前記第3の情報処理装置に送信する処理
を実行させることを特徴とする付記26に記載の情報処理装置の制御プログラム。
(付記28)
前記情報処理装置にさらに、
前記第3の時間情報を前記情報処理システム内の他の情報処理装置に送信させ、
前記他の情報処理装置のうち、前記第3の時間情報の送信に対する応答を受信した情報処理装置に前記第3の設定値を配布させる
ことを特徴とする付記24〜27のいずれかに記載の情報処理装置の制御プログラム。
1 情報処理システム
100 コンピュータ
101 CMOS ROM
102 CPU
104 BMC
105 LAN I/F
106 プロセッサ
107 Flash EEPROM

Claims (9)

  1. 設定値を配布する複数の情報処理装置を含む情報処理システムであって、
    前記複数の情報処理装置のうちの第3の情報処理装置は、
    第3の設定値を配布する第1の配布部と、
    前記複数の情報処理装置のうちの第4の情報処理装置から配布される第4の設定値を取得する第2の取得部と、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致するか否かを判定する第2の判定部と、を有し、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致すると判定された場合に、前記第1の配布部は、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第4の設定値を配布する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記第3の情報処理装置は、
    前記第3の設定値に対応する第3の時間情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記第4の情報処理装置から前記第4の設定値に対応する第4の時間情報を受信する第2の受信部と、
    前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であるか否かを判定する第2の判定部と、
    をさらに有し、
    前記第2の取得部は、前記第3の時間情報が示す時間が前記第4の時間情報が示す時間よりも過去の時間であると判定された場合に、前記第4の情報処理装置から前記第4の設定値を取得する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記第3の情報処理装置は、前記第4の情報処理装置への指示を送信する第1の指示部をさらに有し、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第1の配布部は、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第1の指示部は、前記第4の設定値の配布を停止する第1の指示を前記第4の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項またはに記載の情報処理システム。
  4. 前記第3の情報処理装置は、前記複数の情報処理装置のうちの他の情報処理装置への指示を送信する第2の指示部をさらに有し、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致しないと判定された場合に、前記第2の指示部は、前記第3の設定値および前記第4の設定値の配布を停止する第2の指示を前記他の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  5. 前記第3の情報処理装置は、
    第5の設定値を配布する第2の配布部と、
    前記複数の情報処理装置のうちの第6の情報処理装置から配布される第6の設定値を取得する第3の取得部と、
    前記第6の情報処理装置への指示を送信する第3の指示部と
    をさらに有し、
    前記第2の配布部が前記第5の設定値を配布する前に前記第3の取得部が前記第6の設定値を取得した場合に、前記第3の指示部は前記第6の設定値の配布を停止する第3の指示を前記第6の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  6. 前記第1の配布部は、
    前記第3の時間情報を前記情報処理システム内の他の情報処理装置に送信し、
    前記他の情報処理装置のうち、前記第3の時間情報の送信に対する応答を受信した情報処理装置に前記第3の設定値を配布する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  7. 設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置であって、
    第3の設定値を配布する第1の配布部と、
    前記情報処理システム内の第2の情報処理装置から配布される第4の設定値を取得する第2の取得部と、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致するか否かを判定する第2の判定部と、を有し、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致すると判定された場合に、前記第1の配布部は、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第4の設定値を配布する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置に、
    第3の設定値を配布させ、
    前記情報処理システム内の第2の情報処理装置から配布される第4の設定値を取得させ、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致するか否かを判定させ、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致すると判定された場合に、前記第3の設定値の配布を停止させ、前記第4の設定値を配布させる
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 設定値の配布を行う情報処理システムに含まれる情報処理装置の制御プログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    第3の設定値を配布する処理と、
    前記情報処理システム内の第2の情報処理装置から配布される第4の設定値を受信す
    る処理と、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致するか否かを判定する処理と、
    前記第3の設定値が前記第4の設定値と一致すると判定された場合に、前記第3の設定値の配布を停止し、前記第4の設定値を配布する処理
    を実行させることを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
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