JP6637020B2 - Spike hardware for shoes - Google Patents
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Description
本発明は、野球シューズなどのシューズ用のスパイク金具に関する。 The present invention relates to a spike fitting for shoes such as baseball shoes.
スパイクの付いたシューズ(以下、スパイクシューズという)のうち、スパイクが靴底部に固定されているスパイク交換不能なタイプのスパイクシューズとしては、大別して、スパイクを含めた靴底部が樹脂成形品からなるもの、樹脂製の靴底部にスパイク金具を固定するものが知られている。
例えば、特許文献1には、靴底に取り付けられるベース部とベース部から突出する爪板部とが金属で一体的に形成され、爪板部よりも耐摩耗性の高い板状のチップが爪板部の一方面に沿って接合されている略L字状のスパイク金具が開示されている。かかるスパイク金具は、そのベース部を樹脂製の靴底部に埋設することによって、靴底部に固定される。
特許文献1のスパイク金具は、優れた耐久性を有する。
Of the shoes with spikes (hereinafter referred to as "spike shoes"), the non-replaceable spike shoes in which the spikes are fixed to the soles of the shoes are broadly classified, and the soles including the spikes are made of resin molded products. There are also known ones in which a spike fitting is fixed to a resin shoe sole.
For example, in
The spike fitting of
上記のような樹脂製の靴底部にベース部が埋設されている略L字状のスパイク金具は、スパイクシューズの使用時に過度な荷重が加わると、靴底部が破損するおそれがある。 The above-described spikes having a substantially L-shape in which the base is buried in the resin sole as described above may be damaged when an excessive load is applied when the spike shoes are used.
本発明の目的は、樹脂製の靴底部に埋設される側面視略L字状のスパイク金具であって、靴底部の破損を防止できるシューズ用スパイク金具を提供することである。 An object of the present invention is to provide a spike metal fitting having a substantially L-shape in a side view embedded in a resin shoe sole and capable of preventing damage to the shoe sole.
本発明の第1のシューズ用スパイク金具は、樹脂製の靴底部に埋設されるベース体と、前記ベース体の縁部から上方に立ち上げられたスパイク爪と、を有する側面視略L字状のスパイク金具であって、前記ベース体が、前記スパイク爪側の爪側座部と、前記爪側座部に一体的に形成され且つ前記スパイク爪とは反対側に延設された延設座部と、を有し、前記延設座部が、前記爪側座部よりも上方に変位されている部分を有する。 A first spike fitting for shoes of the present invention is a substantially L-shaped side view having a base buried in a resin shoe sole and a spike claw raised upward from an edge of the base. Wherein the base body is formed integrally with the claw-side seat portion on the spike-claw side and the extension seat is formed on the opposite side to the spike claw. And the extended seat portion has a portion that is displaced above the claw-side seat portion.
本発明の好ましいシューズ用スパイク金具は、前記ベース体及びスパイク爪が、金属板の曲げ加工品から一体的に形成され、前記延設座部の少なくとも先端部が、前記爪側座部よりも上方に変位されている。
本発明の好ましいシューズ用スパイク金具は、前記ベース体には、補助片部が設けられており、前記補助片部が、前記爪側座部に一体的に形成され且つ前記スパイク爪の基部の側方から前記爪側座部とは反対側に延設されている。
本発明の好ましいシューズ用スパイク金具は、前記爪側座部が、略板状に形成され、前記延設座部が、前記爪側座部に一体的に形成され且つ上斜めに延設された起立部と、前記起立部に一体的に形成され且つ延設座部の先端部を含む段差部と、を有し、前記段差部が前記爪側座部と平行な略板状に形成されている。
In a preferred shoe spike fitting of the present invention, the base body and the spike claw are integrally formed from a bent product of a metal plate, and at least a distal end of the extended seat is located above the claw-side seat. Has been displaced.
In a preferred spike metal fitting for shoes of the present invention, an auxiliary piece is provided on the base body, and the auxiliary piece is formed integrally with the claw-side seat and is closer to a base of the spike claw. From the other side to the side opposite to the claw side seat.
In a preferred shoe spike fitting of the present invention, the claw-side seat is formed in a substantially plate shape, and the extended seat is formed integrally with the claw-side seat and extended obliquely upward. An upright portion, and a step portion integrally formed with the upright portion and including a tip portion of the extended seat portion, wherein the step portion is formed in a substantially plate shape parallel to the claw side seat portion. I have.
本発明の第2のシューズ用スパイク金具は、樹脂製の靴底部に埋設されるベース体と、前記ベース体の縁部から上方に立ち上げられたスパイク爪と、を有する側面視略L字状のスパイク金具であって、前記ベース体が、スパイク爪の基部に連設された爪側座部を有し、前記ベース体には、補助片部が設けられており、前記補助片部が、前記爪側座部に一体的に形成され且つ前記スパイク爪の基部の側方から前記爪側座部とは反対側に延設されている。 A second shoe spike fitting of the present invention is a substantially L-shaped side view having a base buried in a resin shoe sole and a spike claw raised upward from an edge of the base. Wherein the base body has a claw side seat portion connected to the base of the spike claw, and the base body is provided with an auxiliary piece, and the auxiliary piece is The spike claw is formed integrally with the claw side seat and extends from a side of a base of the spike claw to a side opposite to the claw side seat.
本発明のシューズ用スパイク金具が樹脂製の靴底部に埋設されたスパイクシューズは、スパイク金具のベース体によって、靴底部の内部が破損し難く、靴底部の耐久性に優れ、長期間使用することができる。 The spike shoe in which the spike metal fitting for shoes of the present invention is embedded in the resin shoe sole is hard to damage the inside of the shoe sole by the base body of the spike metal, has excellent durability of the shoe sole, and is used for a long time. Can be.
以下、本発明について図面を参照しつつ説明する。
本明細書のスパイク金具の説明において、方向を示す用語の「上」は、ベース体を基準にして、スパイク爪が突出されている側をいい、「下」は、その反対側をいう。本明細書において、平面視の形状は、スパイク金具の上側又は下側から見た形状をいい、側面視の形状は、図4に示すように、ベース体とスパイク爪のそれぞれの側方の端面が見える側から見た形状をいう。また、形状の「略」は、本発明の属する技術分野において許容される形状を意味する。「下限値X〜上限値Y」で表される数値範囲は、下限値X以上上限値Y以下を意味する。前記数値範囲が別個に複数記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「任意の下限値〜任意の上限値」を設定できるものとする。
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings.
In the description of the spike fitting in this specification, the term “upper” indicating a direction refers to a side from which a spike claw is projected with respect to a base body, and the “lower” refers to an opposite side. In this specification, the shape in plan view refers to the shape as viewed from the upper side or the lower side of the spike fitting, and the shape in side view is, as shown in FIG. Refers to the shape seen from the side where is visible. Further, “substantially” in the shape means a shape allowed in the technical field to which the present invention belongs. The numerical range represented by “lower limit value X to upper limit value Y” means the lower limit value X or more and the upper limit value Y or less. When a plurality of the numerical value ranges are separately described, an arbitrary lower limit and an arbitrary upper limit can be selected, and “any lower limit to any upper limit” can be set.
[第1実施形態]
図1乃至図6において、本発明のシューズ用スパイク金具1は、ベース体2と、前記ベース体2の縁部から上方に立ち上げられたスパイク爪3と、を有し、全体として側面視略L字状である。
前記ベース体2は、スパイク金具1の使用時に、シューズの樹脂製の靴底部に埋設される部分である。スパイク爪3は、スパイク金具1の使用時に、主として靴底部から突出される部分である。なお、スパイク爪3の基部は、ベース体2と共に靴底部に埋設される。
前記ベース体2は、前記スパイク爪側に位置する爪側座部4と、前記スパイク爪3とは反対側に延設された延設座部5と、を有する。また、ベース体2には、補助片部6が設けられている。
[First Embodiment]
1 to 6, a shoe spike fitting 1 according to the present invention has a
The
The
<スパイク金具の構成>
具体的には、前記ベース体2、スパイク爪3及び補助片部6を含むスパイク金具1は、金属によって形成されている。前記金属としては、従来公知のものを用いることができ、例えば、炭素工具鋼、ステンレスなどの鉄系金属材料、各種の合金などが挙げられる。
前記ベース体2、スパイク爪3及び補助片部6は、例えば、金属板の曲げ加工品から一体的に形成されている。ベース体2、スパイク爪3及び補助片部6の厚みは、特に限定されず、それぞれ独立して、例えば、0.5mm〜2.5mmである。ベース体2、スパイク爪3及び補助片部6が金属板の曲げ加工品にて一体的に形成されている場合には、通常、ベース体2、スパイク爪3及び補助片部6の各厚みは同じとなる。もっとも、ベース体2、スパイク爪3及び補助片部6は、金属板の曲げ加工品から形成されている場合に限られず、例えば、ダイカストなどの鋳造加工品から一体的に形成されていてもよく、或いは、金属切削加工品から一体的に形成されていてもよい。
<Structure of spike bracket>
Specifically, the spike fitting 1 including the
The
前記ベース体2の縁部には、スパイク爪3が略直交状に連設されている。
ベース体2の平面視形状は、特に限定されず、任意の適切な形状に形成される。例えば、図3に示すように、ベース体2は、平面視で略三角形状に形成されている。
ベース体2を各部に分解して説明すると、ベース体2は、スパイク爪3の基部に連設されている爪側座部4と、前記爪側座部4を基準にしてスパイク爪3とは反対側に延設されている延設座部5と、を有する。また、ベース体2の爪側座部4には、補助片部6が連設されている。補助片部6は、スパイク爪3を基準にして、延設座部5とは反対側に延設されている。側面視における位置関係では、延設座部5と、爪側座部4と、補助片部6とが順に並んでおり、爪側座部4と補助片部6の間にスパイク爪3が配置されている。以下、延設座部5、爪側座部4及び補助片部6が並んだ方向を「前後方向」といい、上下方向及び前後方向に対してそれぞれ直交する方向を「幅方向」という。
The shape of the
When the
スパイク爪3は、爪側座部4の縁部から上方に立ち上げられている。爪側座部4の縁部とスパイク爪3の基部からなる、コーナー部39は、例えば、角張った角状に形成されていてもよいが、図示例では、弧状に形成されている。なお、前記コーナー部39は、概念上、ベース体2(爪側座部4)とスパイク爪3の連設部分である。コーナー部39は、概念上、ベース体2に含まれる。前記コーナー部39には、爪側座部4の縁部とスパイク爪3の基部に跨がるように、筋状の第1刻み目71が形成されている。第1刻み目71は、コーナー部39の厚み方向に貫通していない凹みである。前記第1刻み目71は、図示例のように、外面側に形成されていてもよく、或いは、内面側(外面とは反対側)に形成されていてもよい(図示せず)。また、前記第1刻み目71は、1箇所に形成されていてもよく、図示例のように、それぞれ幅方向に間隔を開けて2箇所以上形成されていてもよい。かかる刻み目71が形成されていることにより、コーナー部39の剛性を向上できる。
The
ベース体2の前後方向長さ及び幅方向長さは、特に限定されないが、余りに小さいとベース体2を靴底部へ埋設した際にスパイク金具1の固定が不安定になるおそれがあり、余りに大きいと靴底部の盛り上がり部が相対的に大きくなりすぎる。かかる観点から、ベース体2の前後方向長さ2L(図4参照)は、例えば、5mm〜25mmであり、好ましくは7mm〜20mmであり、ベース体2の幅方向長さ2W(図3参照)は、例えば、10mm〜35mmであり、好ましくは15mm〜30mmである。
ベース体2の前後方向長さ2Lは、ベース体2の先端からコーナー部39の外面までの直線長さをいう。ベース体2の幅方向長さ2Wは、後述する第1補助片部61及び第2補助片部62を除いた幅方向の直線長さをいう。なお、ベース体2の前後方向長さ及び幅方向長さが一定でない場合には、前記ベース体2の前後方向長さ2L及び幅方向長さ2Wは、それらの最大値を意味する。
The length in the front-rear direction and the length in the width direction of the
The
爪側座部4の下面は、スパイク金具1を安定的に自立させるために、例えば、略平坦状に形成されている。また、爪側座部4の上面は、非平坦状に形成されていてもよいが、図示例では、爪側座部4の上面も略平坦状に形成されている。従って、爪側座部4は、略板状に形成されている。
The lower surface of the claw-
延設座部5は、前記爪側座部4よりも上方に変位されている部分を有する。延設座部5は、その全体が爪側座部4よりも上方に変位されていてもよく、或いは、その一部分が爪側座部4よりも上方に変位され且つ一部分が爪側座部4と同じ位置に配置されていてもよく、或いは、その一部分が爪側座部4よりも上方に変位され且つ一部分が爪側座部4よりも下方に変位されていてもよい。好ましくは、図示例のように、延設座部5の全体が爪側座部4よりも上方に変位されている。なお、延設座部5の、爪側座部4よりも上方に変位されている部分は、延設座部5の下面が爪側座部4の下面よりも上方に位置している部分を意味する。つまり、上方に変位している部分は、下面を基準とする。
The
延設座部5と爪側座部4の高さ差(上下方向における差)は、適宜設定できるが、余りに大きいと靴底部の盛り上がり部を相対的に大きく形成しなければならず、余りに小さいと上方に変位させた延設座部5を設けた意義が実質的になくなる。かかる観点から、延設座部5と爪側座部4の高さ差45H(図4参照)は、例えば、0.5mm〜5mmであり、好ましくは1mm〜3mmである。
後述するように、延設座部5は爪側座部4から徐々に上方に変位していく起立部51を含むので、爪側座部4に対する延設座部5の高さは一定ではない。このため、前記延設座部5と爪側座部4の高さ差45Hは、その最大値を意味する。
The height difference (difference in the vertical direction) between the
As will be described later, since the
延設座部5は、爪側座部4に一体的に形成され且つ爪側座部4に対して段差を生じさせる起立部51と、前記起立部51に一体的に形成され且つ延設座部5(ベース体2)の先端部59を含む段差部52と、から構成される。起立部51と爪側座部4は、その境界Aにおいて屈曲しており、起立部51と段差部52も、その境界Bにおいて屈曲している。なお、各図において、前記境界A,Bを実線で表しているが、各部の屈曲の程度及び曲線状に屈曲させることもあるため、実際のスパイク金具では、前記境界A,Bが線状に表れないことがあることに留意されたい。
前記起立部51の下面及び上面は、非平坦状に形成されていてもよいが、図示例では、延設座部5の下面及び上面は、略平坦状に形成されている。前記段差部52の下面及び上面は、非平坦状に形成されていてもよいが、図示例では、段差部52の下面及び上面は、略平坦状に形成されている。従って、起立部51及び段差部52からなる延設座部5は、略板状に形成されている。
The extending
The lower surface and the upper surface of the
前記起立部51は、上斜めに傾斜しつつ延設されており、爪側座部4よりも上方に変位されている。起立部51は、爪側座部4の下面に対して所定角に傾斜しつつ上方に延設されている。前記起立部51の、爪側座部4の下面に対する傾斜角度は、鈍角でもよいが、靴底部に固定されるスパイク金具1のスパイク爪3に力が加わった際に、延設座部5の先端部59に応力を集中させるために、爪側座部4の下面に対して90度又は鋭角を成して傾斜されていることが好ましく、さらに、鋭角を成して傾斜されていることがより好ましい。具体的な数値では、前記起立部51の爪側座部4の下面に対する傾斜角度α(図4参照)は、10度〜70度であり、好ましくは20度〜50度である。
The
前記段差部52は、延設座部5の先端部59(ベース体2の先端部)を含む部分である。延設座部5の先端部59は、スパイク爪3とは反対側の端部である。延設座部5の先端部59は、ベース体2の中でスパイク爪3から最も離れている部分である。
前記段差部52も、爪側座部4の下面よりも上方に変位されている。延設座部5の段差部52は、爪側座部4の下面に対して傾斜していてもよいが、図示例では、延設座部5の段差部52の下面が爪側座部4の下面と平行に形成されている。
The
The
前記起立部51及び段差部52からなる延設座部5の前後方向長さは、特に限定されないが、余りに小さいと上方に変位させた延設座部5を設けた意義が実質的になくなり、余りに大きいと、相対的に爪側座部4の前後方向長さが小さくなりすぎる。かかる観点から、延設座部5の前後方向長さ5Lは、例えば、3mm〜10mmであり、好ましくは4mm〜8mmである。延設座部5の幅方向長さは、特に限定されないが、余りに小さいと上方に変位させた延設座部5を設けた意義が実質的になくなることから、例えば、5mm以上であり、好ましくは7mm以上である。延設座部5の幅方向長さの好ましい上限は特にないが、例えば、延設座部5の幅方向長さの上限は、爪側座部4の幅方向長さ+5mm程度である。
延設座部5の前後方向長さ5Lは、延設座部5の先端59aから延設座部5と爪側座部4の境界Aまでの直線長さをいう。なお、延設座部5の前後方向長さ及び幅方向長さが一定でない場合には、前記延設座部5の前後方向長さ5L及び幅方向長さは、それらの最大値を意味する。
The length in the front-rear direction of the
The length 5L in the front-rear direction of the
起立部51の前後方向長さと段差部52の前後方向長さは、同じでもよく、或いは、いずれか一方が他方に比して大きくてもよい。靴底部の破損をより効果的に防止できる点から、段差部52の方が起立部51の前後方向長さよりも大きいことが好ましい。例えば、段差部52の前後方向長さが、起立部51の前後方向長さよりも1.1倍〜3倍大きく、好ましくは、1.2倍〜2.5倍大きい。
段差部52の前後方向長さは、延設座部5の先端59aから段差部52と起立部51の境界Bまでの直線長さをいい、起立部51の前後方向長さは、段差部52と起立部51の境界Bから起立部51と爪側座部4の境界Aまでの直線長さをいう。なお、段差部52の前後方向長さ及び起立部51の前後方向長さが一定でない場合には、前記段差部52の前後方向長さ及び起立部51の前後方向長さは、それらの最大値を意味する。
The length of the
The length in the front-rear direction of the stepped
延設座部5の先端59aの形状は、図示例のように、平面視で弧状に形成されていることが好ましい。延設座部5の先端59aが弧状に形成されていることにより、延設座部5の先端部59側に応力を集中した場合でも靴底部が破損し難くなる。
It is preferable that the shape of the
前記ベース体2の面内には、貫通孔が形成されている。貫通孔は、ベース体2の厚み方向(上下方向)に貫通する穴部である。ベース体2に貫通孔が形成されていることにより、ベース体2を靴底部に埋設した際に、ベース体2の上面側及び下面側の靴底部の樹脂が貫通孔を通じて連続するようになり、アンカー効果によってスパイク爪3を靴底部に強固に固定できる。
貫通孔の平面視形状は、略円形であるが、これに限られず、平面視略四角形、略三角形などに形成されていてもよい。貫通孔の大きさは、特に限定されず、例えば、1mm〜7mmである。なお、貫通孔が平面視略円形状でない場合には、前記貫通孔の大きさは、円相当径とする。
A through hole is formed in the plane of the
The shape of the through hole in a plan view is substantially circular, but is not limited thereto, and may be formed in a substantially quadrangular shape, a substantially triangular shape, or the like in a plan view. The size of the through hole is not particularly limited, and is, for example, 1 mm to 7 mm. When the through hole is not substantially circular in plan view, the size of the through hole is a circle equivalent diameter.
貫通孔は、少なくとも1つ形成されていればよく、好ましくは別個独立して2つ以上形成される。貫通孔が2つ以上形成される場合、それらの貫通孔の大きさが同じでもよく、全ての貫通孔或いは一部の貫通孔の大きさが異なっていてもよい。図示例では、3つの貫通孔が形成され、そのうち1つの貫通孔81は、他の2つの貫通孔82に比して大きく、その2つの貫通孔82は互いに同大又は何れかがさらに小さい。以下、大きい貫通孔を「大貫通孔」といい、その大貫通孔よりも小さい貫通孔を「小貫通孔」という。
貫通孔の形成位置は、特に限定されず、爪側座部4の面内に形成されていてもよく、延設座部5の面内に形成されていてもよく、或いは、爪側座部4と延設座部5に跨がって形成されていてもよい。好ましくは、少なくとも1つの貫通孔が、爪側座部4と延設座部5に跨がって形成される。
図示例では、大貫通孔81が爪側座部4と延設座部5に跨がって形成され、同大の2つの小貫通孔82,82が独立して爪側座部4に形成されている。前記大貫通孔81は、段差部52、起立部51及び爪側座部4に跨がって形成されているが、起立部51及び爪側座部4のみに跨がって形成されていてもよい。
大貫通孔81の大きさは、特に限定されず、例えば、2mm〜7mmであり、小貫通孔82の大きさは、例えば、1mm〜3mmである。
At least one through-hole may be formed, and preferably two or more through-holes are formed separately and independently. When two or more through holes are formed, the sizes of the through holes may be the same, or the sizes of all the through holes or some of the through holes may be different. In the illustrated example, three through-holes are formed, of which one through-
The formation position of the through-hole is not particularly limited, and may be formed in the plane of the claw-
In the illustrated example, a large through-
The size of the large through-
前記ベース体2には、補助片部6が設けられている。
補助片部6は、爪側座部4に一体的に形成され且つ前記スパイク爪3の基部の側方から前記爪側座部4とは反対側に延設されている。換言すると、補助片部6は、スパイク爪3の基部の側方からスパイク爪3の外面3a側に突出するように延設されている。
補助片部6の下面及び上面は、非平坦状に形成されていてもよいが、図示例では、補助片部6の下面及び上面は、略平坦状に形成されている。好ましくは、補助片部6の下面は、爪側座部4の下面と同一平面上となるように、爪側座部4の下面と面一に形成されている。
補助片部6は、スパイク爪3の基部の両側方のうち少なくとも一方から延設されていればよく、靴底部の破損をより効果的に防止できることから、スパイク爪3の基部の両側方からそれぞれ延設されていることが好ましい。また、必要に応じて、スパイク爪3の幅方向の中間部から補助片部6が延設されていてもよい。以下、スパイク爪の基部の両側方から爪側座部とは反対側に延設された補助片部を「第1補助片部」及び「第2補助片部」といい、スパイク爪の基部の中間部から爪側座部とは反対側に延設された補助片部を「第3補助片部」という。
The
The
The lower surface and the upper surface of the
The
第1補助片部61は、爪側座部4の一側部から幅方向の一方側に延設された第1はみ出し部611と、前記第1はみ出し部611に一体的に形成され且つスパイク爪3の基部の一側方から爪側座部4とは反対側に延設された第1突出片部612と、からなる。
第2補助片部62は、爪側座部4の他側部から幅方向の他方側に延設された第2はみ出し部621と、前記第2はみ出し部621に一体的に形成され且つスパイク爪3の基部の他側方から爪側座部4とは反対側に延設された第2突出片部622と、からなる。
第1補助片部61及び第2補助片部62の突出長さ(第1突出片部612及び第2突出片部622の前後方向長さ)は、特に限定されないが、余りに小さいと第1補助片部61及び第2補助片部62を設けた意義が実質的になくなり、余りに大きいと樹脂製の靴底部が相対的に大きくなりすぎる。かかる観点から、第1補助片部61及び第2補助片部62の突出長さは、それぞれ独立して、例えば、1mm〜5mmであり、好ましくは1.5mm〜4mmである。
第3補助片部63の突出長さは、特に限定されないが、余りに小さいと第3補助片部63を設けた意義が実質的になくなり、余りに大きいと樹脂製の靴底部が相対的に大きくなりすぎる。かかる観点から、第3補助片部63の突出長さは、例えば、1mm〜5mmであり、好ましくは1.5mm〜4mmである。
第1補助片部61、第2補助片部62及び第3補助片部63の突出長さは、各補助片部6の先端からスパイク爪3の基部の外面までの前後方向における直線長さをいう。
The first
The second
The length of the first
The projecting length of the third
The protruding length of the first
第1補助片部61、第2補助片部62及び第3補助片部63の各先端の形状は、特に限定されないが、図示例のように、平面視で弧状に形成されていることが好ましい。補助片部6の先端が弧状に形成されていることにより靴底部が破損し難くなる。
The shape of each end of the first
スパイク爪3は、ベース体2の爪側座部4の縁部から上方に立ち上げられている。スパイク爪3の外面3aと爪側座部4の下面が概ね80度〜100度の角度を成すように、スパイク爪3は爪側座部4に対して略直交状に延設されている。
スパイク爪3の平面視形状は、特に限定されず、例えば、図示例のように、スパイク爪3は、平面視において屈曲した形状(例えば、略くの字状)に形成されている。特に、スパイク爪3の外面側を山の頂点とした屈曲状に形成されている。
スパイク爪3の突出高さは、特に限定されず、例えば、10mm〜20mmである。
なお、スパイク爪3の基部には、穴部38が形成されている。この穴部38は、前記第3補助片部63を形成したことに起因して生じた穴部である。
The
The shape of the
The protruding height of the
A
図示例のスパイク金具1は、図3に示すように、幅方向の中心点を通る前後方向線Cを基準にして、ベース体2、貫通孔、補助片部6及びスパイク爪3が、線対称に形成されている。また、図示例のスパイク金具1は、延設座部5の先端59aが前記前後方向線C上に位置している。また、図示例のベース体2は、爪側座部4及び延設座部5は、その幅方向長さが延設座部5の先端59aに向かうに従って徐々に小さくなるように形成されている。なお、図3に示す前後方向線Cは、仮想線であり、スパイク金具に前記線Cが描かれているわけではない。
In the illustrated example of the
<スパイク金具の使用例>
上記スパイク金具1は、そのベース体2を樹脂製の靴底部に埋設することによって使用される。
図7及び図8は、スパイク金具を具備するスパイクシューズの底面図である。
スパイクシューズ10は、甲被及びヒールなどを含むアッパー部(図示せず)と、そのアッパー部に固定されているソール部11と、を有する。
ソール部11は、図8に示すように、紙面の下側から順に中底91と、中物92と、樹脂製の靴底部93と、を有する。なお、ソール部11の構成は、靴底部93、中物92及び中底91に限られず、例えば、中物92を有していなくてもよく、或いは、ミッドソールなどの他の層又は部分を有していてもよい。
中底91は、シューズ使用者の足裏が接する部材又は中敷きが敷かれる部材である。中物92は、中底91と靴底部93の間に介在する部材である。中底91及び中物92としては、従来公知の構成を採用できる。例えば、中底91の形成材料としては、合成樹脂、発泡樹脂、合成皮革、人工皮革、ゴム、動物の皮革類などが挙げられる。中物92の形成材料としては、繊維強化樹脂、発泡樹脂、布製品、ゴムなどが挙げられる。
<Example of using spike fittings>
The
FIG. 7 and FIG. 8 are bottom views of spike shoes provided with spike fittings.
The spike shoes 10 have an upper part (not shown) including an upper and a heel, and a
As shown in FIG. 8, the
The
靴底部93は、樹脂製であり、かかる靴底部93も従来公知の構成を採用できる。
靴底部93の形成材料としては、例えば、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、フッ素樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アイオノマー樹脂などの硬質の合成樹脂などが挙げられる。
ベース体2が靴底部93内に埋設されることによって、スパイク金具1が靴底部93に固定されている。靴底部93は全体的に略平坦状でもよいが、樹脂使用量を低減できることから、靴底部93の所定位置に盛り上がり部を形成し、この盛り上がり部内にベース体2を埋設することが好ましい。
靴底部93(盛り上がり部)の厚み方向におけるベース体2の位置は、適宜設定できる。例えば、図8を参照して、爪側座部4の上面に対応する樹脂厚48Tが、2mm〜5mm程度となり、爪側座部4の下面に対応する樹脂厚49Tが、2mm〜5mm程度となるように、靴底部93(盛り上がり部)の厚み及びベース体2の配置を設定することが好ましい。なお、延設座部5の段差部52の下面に対応する樹脂厚58Tは、前記爪側座部4の下面に対応する樹脂厚49T+延設座部5と爪側座部4の高さ差45H、に相当する。
The
Examples of the material for forming the shoe sole 93 include hard synthetic resins such as polyamide resin, polyurethane resin, acrylic resin, ABS resin, fluorine resin, polypropylene resin, polystyrene resin, polycarbonate resin, and ionomer resin.
The
The position of the
本発明のスパイク金具1は、延設座部5が爪側座部4よりも上方に変位されている部分を有する、及び/又は、スパイク爪3の基部の側方から爪側座部4とは反対側に延設されている補助片部6(第1補助片部61及び第2補助片部62)を有するので、スパイクシューズ10の使用時に、スパイク金具1によって樹脂製の靴底部93が破損することを防止できる。
このような効果が前記構成によって生じるメカニズムは、明らかではないが、本発明者らは次のように推定している。
The
The mechanism by which such an effect is produced by the configuration is not clear, but the present inventors presume as follows.
図9は、従来の側面視略L字状のスパイク金具(ベース体が全体的に平坦状であり、ベース体の下面全体が平面となっているスパイク金具)を、樹脂製の靴底部に埋め込んだ状態を示す断面図である。スパイクシューズの使用時には、スパイク爪に様々な方向からの力が加わるが、ベース体側に向かう力に対してスパイク金具は不安定である。図9の矢印で示すように、下斜め30度くらいの向きでスパイク爪の外面からベース体側に作用する力に対して、スパイク金具の固定が不安定となる。そして、前記スパイク爪の外面からベース体に向かって荷重が加わった際に、靴底部内に大きなひずみが生じると考えられる。略L字状のスパイク金具にあっては、ベース体のうちスパイク爪から離れた部分に比較的大きな応力が加わり、特に、ベース体の先端部に応力が集中し、その下面に対応する樹脂(樹脂製の靴底部の一部分)に大きなひずみが発生し、その樹脂が破損すると考えられる。
この点、本発明のように、延設座部5が爪側座部4よりも上方に変位されている部分を有することにより、その上方に変位されている部分(上記では、特に段差部52)に対応する靴底部93の樹脂厚が大きくなる。前記のような大きなひずみが生じても、樹脂厚が大きくなっていることによって、その部分からの破損が生じ難くなると考えられる。
FIG. 9 illustrates a conventional L-shaped spike fitting (a spike fitting whose base body is entirely flat and the entire lower surface of the base body is flat) is embedded in a resin shoe sole. FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state of being bent. When the spike shoes are used, forces from various directions are applied to the spike claws, but the spike fitting is unstable with respect to the force toward the base body. As shown by the arrow in FIG. 9, the fixing of the spike fitting becomes unstable with respect to the force acting on the base body side from the outer surface of the spike claw in a direction obliquely about 30 degrees downward. Then, when a load is applied from the outer surface of the spike claw toward the base body, it is considered that a large strain is generated in the sole portion of the shoe. In the substantially L-shaped spike fitting, a relatively large stress is applied to a portion of the base body away from the spike claw, and the stress is concentrated particularly at the tip of the base body, and the resin ( It is considered that a large strain is generated in a part of the resin sole portion, and the resin is damaged.
In this regard, as in the present invention, the
また、上記従来の略L字状のスパイク金具にあっては、図9の矢印で示すように、スパイク爪の外面からベース体に向かって荷重が加わった際に、スパイク爪の基部が微小に浮き上がり易く、この微小な浮き上がりが繰り返されることによって、スパイク爪の周辺の樹脂(靴底部)が破損すると考えられる。
この点、本発明のように、スパイク爪3の基部の側方から爪側座部4とは反対側に延設されている補助片部6(第1補助片部61及び第2補助片部62)を有することにより、前記スパイク爪3の基部(コーナー部39)の微小な浮き上がりを抑制できるため、靴底部93の破損が生じ難くなると考えられる。
Further, in the above-mentioned conventional substantially L-shaped spike fitting, as shown by the arrow in FIG. 9, when a load is applied from the outer surface of the spike claw toward the base body, the base of the spike claw becomes minute. It is considered that the resin (shoe bottom) around the spike nails is likely to be damaged due to the fact that the resin is easily lifted and the minute lift is repeated.
In this regard, as in the present invention, the auxiliary piece 6 (the first
なお、本発明者らは、図1乃至図6に示す本発明のスパイク金具と、このスパイク金具とはベース体の全体が平坦状に形成されている点が異なる従来のスパイク金具と、樹脂製の靴底部に埋め込んだスパイクシューズを市販のシミュレーションソフトに設定し、それぞれのスパイク爪に図9に示す矢印方向の荷重(下斜め約30度でスパイク爪の外面からベース体側に向かって作用する荷重)を掛けたときの靴底部の変位量を解析した。その結果、本発明のスパイク金具を埋設した樹脂部の変位量は、従来のスパイク金具のそれに比して、約1/3以下であった。かかるシミュレーションによる解析からも本発明のスパイク金具を埋設した靴底部は、耐久性が向上することが確認できる。 In addition, the present inventors have developed a spike fitting of the present invention shown in FIGS. 1 to 6, a conventional spike fitting which is different from the spike fitting in that the entire base body is formed in a flat shape, and a resin-made spike fitting. The spike shoes embedded in the shoe soles are set on a commercially available simulation software, and a load is applied to each spike claw in the direction of an arrow shown in FIG. ) Was analyzed for the amount of displacement of the shoe sole. As a result, the amount of displacement of the resin portion in which the spike fitting of the present invention was buried was about 1/3 or less of that of the conventional spike fitting. From the analysis by the simulation, it can be confirmed that the shoe sole in which the spike fitting of the present invention is embedded has improved durability.
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を説明するが、その説明に於いては、主として上述の実施形態と異なる構成及び効果について説明し、同様の構成などについては、用語又は符号をそのまま援用し、その構成の説明を省略する場合がある(第3実施形態以降も同様)。
[Second embodiment]
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described. In the description, mainly, the configuration and effects different from the above-described embodiment will be described. The description of the configuration may be omitted (the same applies to the third and subsequent embodiments).
本実施形態は、ベース体2の平面視形状及び貫通孔の様々な変形例に関する。
図10に示すスパイク金具1は、爪側座部4の幅方向長さが前後方向全体に亘って略一定であり、起立部51の幅方向長さが延設座部5の先端59aに向かうに従って徐々に小さくなり、段差部52の幅方向長さが徐々に小さくなる部分と略一定な部分を有するように形成されている。
図11に示すスパイク金具1は、ベース体2が全体として平面視略長方形状(又は略正方形状)に形成されている。この場合、爪側座部4及び延設座部5の幅方向長さは、前後方向全体に亘って略一定となっている。
図12に示すスパイク金具1は、が、ベース体2が全体として平面視略達磨形状に形成されている。この場合、爪側座部4及び延設座部5の幅方向長さは、延設座部5の先端59aに向かうに従って徐々に小さくなっている。
図13に示すスパイク金具1は、ベース体2が、幅方向の中心点を通る前後方向線Cを基準にして、非線対称に形成されている。上記第1実施形態及び第2実施形態の各例のベース体2は、前後方向線Cを軸として線対称形であったが、図13に示すように様々な非線対称形に形成することもできる。この場合、先端部59が、前後方向線Cを基準にして幅方向の一方側に位置するが、上記第1実施形態及び図10乃至図12の各例のように、平面視において延設座部5の先端59aが前後方向線C上に位置することにより、延設座部5の先端部59に応力を集中させ易くなり、特に、前後方向線Cを基準にして線対称に形成されていることにより、応力の偏りを抑制でき、延設座部5の先端部59に応力を集中させ易くなる。なお、幅方向の中心点を通る前後方向線Cを基準にして非線対称に形成されているスパイク金具1は、図9の矢印で示す方向からの力だけでなく、例えば、幅方向から作用する力などに対しても安定性に優れている。
The present embodiment relates to various modifications of the shape of the
In the
In the
In the
In the
また、図12のスパイク金具1は、例えば、4つの貫通孔が形成されている。具体的には、2つの大貫通孔811,812(第1大貫通孔811及び第2大貫通孔812)と、2つの小貫通孔82とが、ベース体2に形成されている。第1大貫通孔811は、段差部52及び起立部51のみに跨がって形成され、第2大貫通孔812は、起立部51及び爪側座部4のみに跨がって形成され、2つの小貫通孔82は、爪側座部4のみに形成されている。第1大貫通孔811と第2大貫通孔812は、同大でもよく、或いは、何れか一方が他方に比して小さくてもよい。図示例では、第1大貫通孔811と第2大貫通孔812は、同大である。
図13のスパイク金具1も、例えば、4つの貫通孔が形成されている。具体的には、2つの大貫通孔813,814(第1大貫通孔813及び第2大貫通孔814)と、2つの小貫通孔82とが、ベース体2に形成されている。第1大貫通孔813は、段差部52のみに形成され、第2大貫通孔814は、起立部51及び爪側座部4のみに跨がって形成され、2つの小貫通孔82は、爪側座部4に形成されている。第1大貫通孔813と第2大貫通孔814は、同大でもよく、或いは、何れか一方が他方に比して小さくてもよい。図示例では、第1大貫通孔813が第2大貫通孔814よりも小さい。
In the spike fitting 1 of FIG. 12, for example, four through holes are formed. Specifically, two large through
The
[第3実施形態]
本実施形態は、延設座部5の側面視形状の様々な変形例に関する。
図14のスパイク金具1は、段差部52が上斜めに傾斜しつつ延設されている。この場合、段差部52は、爪側座部4の下面に対して鋭角を成して傾斜されていればよく、図示例では、段差部52の爪側座部4の下面に対する傾斜角度βは、起立部51の傾斜角度αよりも小さい。
図15のスパイク金具1は、段差部52が上斜めに傾斜しつつ延設されており、段差部52の爪側座部4の下面に対する傾斜角度と起立部51の爪側座部4の下面に対する傾斜角度とが同じである。この場合、段差部52と起立部51の境界がない延設座部5となる。図15に示す形態は、比較的小さいスパイク金具1(特に、比較的小さいベース体2)を作製する場合に有効である。
図16のスパイク金具1は、段差部52が下斜めに傾斜しつつ延設されている。この場合でも、延設座部5の先端部59は、爪側座部4の下面よりも上方に変位されていることが好ましい。
図17のスパイク金具1は、段差部52が下斜めに傾斜した部分とそれに連続して上斜め下斜めに傾斜した部分とを有する。この場合でも、延設座部5の先端部59は、爪側座部4の下面よりも上方に変位されていることが好ましい。
図18のスパイク金具1は、起立部51が爪側座部4の下面に対して90度を成して延設され、段差部52は、爪側座部4の下面に平行に延設されている。なお、段差部52は、図14乃至図17に示すような、上斜め又は/及び下斜めに傾斜していてもよい。
このように延設座部5は様々な形態に変形できるが、段差部52は、爪側座部4の下面に平行又は上斜めに傾斜して延設されていることが好ましい。
[Third embodiment]
The present embodiment relates to various modifications of the shape of the
In the spike fitting 1 of FIG. 14, the
The
The
The
In the spike fitting 1 of FIG. 18, the
As described above, the
[第4実施形態]
本実施形態は、スパイク爪3の平面視形状の様々な変形例に関する。
図19のスパイク金具1は、スパイク爪3が、平面視略直線状に形成されている。
なお、特に図示しないが、スパイク爪3は、平面視で弧状に形成されていてもよく、この場合、スパイク爪3の外面側に膨らんだ弧状に形成されていることが好ましい。
平面視で非直線状のスパイク爪3(上記第1実施形態のように平面視で屈曲状のスパイク爪3又は前記弧状のスパイク爪3など)を有するスパイク金具1は、直線状のスパイク爪3を有するスパイク金具1に比して、スパイク爪3の外面からベース体2に向かって荷重が加わった際、ベース体2が比較的変形し易い傾向にある。本発明のスパイク金具1は、段差部52を有する、及び/又は、第1補助片部61及び第2補助片部62を有するので、前記のように非直線状のスパイク爪3を有する場合でも、靴底部93の破損を効果的に防止できる。
[Fourth embodiment]
The present embodiment relates to various modifications of the shape of the
In the spike fitting 1 of FIG. 19, the
Although not particularly shown, the
The
[その他の実施形態]
上記様々な実施形態から選ばれる2以上の実施形態を適宜組み合わせてもよく、或いは、上記様々な実施形態から選ばれる1つ又は2つ以上の構成を、それ以外の実施形態に置換又は組み合わせてもよい。例えば、第2実施形態で示した第1例の構成を、第3実施形態に置換などしてもよい。
[Other Embodiments]
Two or more embodiments selected from the above various embodiments may be appropriately combined, or one or two or more configurations selected from the above various embodiments may be replaced or combined with other embodiments. Is also good. For example, the configuration of the first example shown in the second embodiment may be replaced with the third embodiment.
本発明のスパイク金具は、野球シューズ、ソフトボールシューズなどのスポーツシューズ;登山靴などのトレッキングシューズ;鉱山などの足場の悪い場所で使用される安全靴;などの各種シューズのスパイクとして利用できる。 The spike fitting of the present invention can be used as spikes of various shoes such as sports shoes such as baseball shoes and softball shoes; trekking shoes such as mountain climbing shoes; and safety shoes used in places where scaffolding is poor such as mines.
1 スパイク金具
10 スパイクシューズ
2 ベース体
3 スパイク爪
4 爪側座部
5 延設座部
51 起立部
52 段差部
59 延設座部の先端部(ベース体の先端部)
6,61,62 補助片部
81,82,811,812,813,814 貫通孔
93 樹脂製の靴底部
DESCRIPTION OF
6, 61, 62
Claims (5)
前記ベース体の縁部から上方に立ち上げられたスパイク爪と、を有する側面視略L字状のスパイク金具であって、
前記ベース体が、前記スパイク爪側の爪側座部と、前記爪側座部に一体的に形成され且つ前記スパイク爪とは反対側に延設された延設座部と、を有し、
前記延設座部が、前記爪側座部よりも上方に変位されている部分を有する、シューズ用スパイク金具。 A base body buried in the resin shoe sole,
And a spike claw that is raised upward from an edge of the base body.
The base body has a claw-side seat portion on the spike claw side, and an extended seat portion formed integrally with the claw-side seat portion and extending on a side opposite to the spike claw,
The spike metal fitting for shoes, wherein the extended seat has a portion displaced upward from the claw-side seat.
前記延設座部の少なくとも先端部が、前記爪側座部よりも上方に変位されている、請求項1に記載のシューズ用スパイク金具。 The base body and the spike claws are integrally formed from a bent product of a metal plate,
The spike metal fitting for shoes according to claim 1, wherein at least a tip portion of the extension seat portion is displaced above the claw side seat portion.
前記補助片部が、前記爪側座部に一体的に形成され且つ前記スパイク爪の基部の側方から前記爪側座部とは反対側に延設されている、請求項1または2に記載のシューズ用スパイク金具。 An auxiliary piece portion is provided on the base body,
The said auxiliary | assistant piece part is integrally formed in the said nail | claw side seat part, and is extended from the side of the base of the said spike nail | claw to the opposite side to the said nail | claw side seat part. Spike hardware for shoes.
前記延設座部が、前記爪側座部に一体的に形成され且つ上斜めに延設された起立部と、前記起立部に一体的に形成され且つ延設座部の先端部を含む段差部と、を有し、前記段差部が前記爪側座部と平行な略板状に形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシューズ用スパイク金具。 The claw side seat is formed in a substantially plate shape,
A stepped portion formed integrally with the claw-side seat portion and extending obliquely upward; and a stepped portion formed integrally with the upright portion and including a tip end of the extended seat portion. The spike metal fitting for shoes according to any one of claims 1 to 3, comprising: a step portion; and the step portion is formed in a substantially plate shape parallel to the claw side seat portion.
前記ベース体の縁部から上方に立ち上げられたスパイク爪と、を有する側面視略L字状のスパイク金具であって、
前記ベース体が、スパイク爪の基部に連設された爪側座部を有し、
前記ベース体には、補助片部が設けられており、
前記補助片部が、前記爪側座部に一体的に形成され且つ前記スパイク爪の基部の側方から前記爪側座部とは反対側に延設されている、シューズ用スパイク金具。 A base body buried in the resin shoe sole,
And a spike claw that is raised upward from an edge of the base body.
The base body has a claw side seat portion connected to a base of the spike claw,
An auxiliary piece portion is provided on the base body,
The spike metal fitting for shoes, wherein the auxiliary piece is formed integrally with the claw-side seat and extends from a side of a base of the spike claw to an opposite side to the claw-side seat.
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