JP6636531B2 - 電力熱認識ソリューション - Google Patents

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Description

本開示は、電力熱認識に関し、詳細には、電力熱認識ソリューションに関する。
データセンタは、計算要素、メモリ要素、記憶要素、及び/又はネットワーキング要素を収納するラックのいくつかの列を典型的に含む。動作の間、上記要素は、その動作に関連した電気エネルギーを消費し、消費された電気エネルギーに関連した熱を産生する。データセンタ管理システムは、ラックに冷気を供給すること及び加熱された空気をラックから除去することにより、上記要素を冷却するように構成される。冷却を提供することは、データセンタの電力消費に対して追加をし、ゆえに、データセンタの全体的エネルギー効率に影響する。必要より多くの冷却を提供することは、無駄なエネルギーに対応し、不十分な冷却を提供することは、過加熱に起因してシステム信頼性を低下させる可能性がある。
請求される対象事項の特徴及び利点が、それに調和する実施形態の下記の詳細な説明から明らかになるであろう。説明は、添付図面を参照して考えられるべきである。
本開示の様々な実施形態に調和する、電力熱認識システムの機能ブロック図を示す。 本開示の一実施形態に調和する、一例示的な最初の準備における電力熱認識システムを示す。 本開示の一実施形態に調和する、少なくとも1つの冷却ゾーンの動的再構成の後の、図2Aの例の一部分を示す。 本開示の様々な実施形態に従う冷却ゾーンモデル生成動作のフローチャートである。 本開示の様々な実施形態に従う、冷却ゾーン出口温度決定動作のフローチャートである。
下記の詳細な説明は、例示的な実施形態に対して行われる参照と共に進むが、該実施形態についての多くの代替手段、修正、及びバリエーションが当業者に明らかになるであろう。
データセンタのエネルギー効率は、データセンタにより提供される冷却気流をラック要素の冷却ニーズに関連させる(例えば、マッチさせる)ことによって向上させることができる。ラックは、複数のラック要素を含み、各ラック要素は、複数のコンポーネントを含むことがある。ラック要素と関連付けられたコンポーネントとの局所化された冷却は、1つ以上のラック要素を含む冷却ゾーンをとおして冷却気流を提供するように構成された1つ以上のファンゾーン内にグループ化された1つ以上のファンによって典型的に提供される。入口温度(Tinlet)における冷却された空気を、冷却ゾーンに入れることができ、出口温度(Toutlet)におけるボリューメトリック気流(volumetric airflow)(Q)を、冷却ゾーンから出すことができる。Toutletは、冷却ゾーン内に含まれるコンポーネントにより産生される(produced)熱に関連した差で、Tinletより典型的に大きい。Qの大きさは、ファンゾーンの数、ファン特性、及び冷却ゾーン構成(例えば、インピーダンス(impedance))に関連する。Toutletは、Tinlet、Q、及び冷却ゾーン内に含まれるコンポーネントの電力消費(P)に関連する。Pは、例えばコンポーネントの動作に起因して、ある時間にわたり変動することがある。各冷却ゾーンのボリューメトリック気流Qと出口温度Toutletとをデータセンタ管理システムに提供することは、各冷却ゾーンに提供されるべき冷却の適切な量(すなわち、供給ボリューメトリック気流及び供給空気温度)の、データセンタ管理システムによる決定を容易にすることができる。ゆえに、データセンタにおけるエネルギー効率を向上させることができる。
ラックは、最初の準備(initial provisioning)において複数のラック要素で構成されることがある。各冷却ゾーンのインピーダンスは、各ラック要素内に含まれる具体的なコンポーネント、これらコンポーネントの物理的構成、及びラック要素の物理的配置に関連する。冷却ゾーンのボリューメトリック気流は、(1つ以上の)ファン速度と冷却ゾーン構成とに応じてモデル化することができる。モデルは、例えば風洞から捕捉される実験データ(すなわち、ボリューメトリック気流)に少なくとも部分的に基づいて先験的に(a priori)生成することができる。それから、モデルを動作の間に利用して、ファン速度に応じてボリューメトリック気流を決定することができる。
動作の間、すなわち最初の準備の後、ラック要素は置換されることがある。ラックスケールアーキテクチャ(RSA)において、例えば、ユーザが、より多くの記憶容量及び/又はより少ない処理容量の必要などの機能要件の変更に応答して、ラック要素を置換することがある。ラック要素を置換することは、冷却ゾーンインピーダンスに影響することがあり、ゆえに、最初の準備において冷却ゾーンインピーダンスに関連したモデルは、正確でなくなる可能性がある。
一般に、本開示は、電力熱認識ソリューション(power thermal awareness solution)に関する。電力熱認識ソリューション(PTAS)は、冷却ゾーンのボリューメトリック気流を決定するように構成される。複数のモデルを、先験的に(すなわち、ラック要素の最初の準備の前に)生成することができる。各モデルは、1つ以上のファンゾーンの各々の中でグループ化された1つ以上のファンの冷却ファン速度と冷却ゾーン構成とを、それぞれの冷却ゾーンのボリューメトリック気流に関連させるように構成される。複数のモデルは、本明細書に説明されるように、最初の準備の後に発生し得る冷却ゾーン構成に対する変更を受け入れる(accommodate)ように構成される。それから、適切なモデルを、ターゲット冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて、動作の間に選択することができる。ボリューメトリック気流は、選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて決定することができる。PTASは、決定されたボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンの出口気流温度を決定するようにさらに構成される。
ラックは、フレーム、1つ以上のファン、及び1つ以上のラック要素を含む。各ラック要素は、トレイ(すなわち、引き出し)及び/又はサーバノード(すなわち、シャーシ)に対応し得る。各ラック要素は、1つ以上のコンポーネント、要素管理コントローラ、及び/又は温度センサを含むことができる。冷却ゾーンは、1つ以上のラック要素と、ファンのうち少なくとも1つを含む少なくとも1つのファンゾーンとを含むことができる。冷却ゾーンは、ラックの少なくとも一部分に対応し得る。ラックは、電源(power supply)を含むことができる。ファン、ラック要素、及び電源は、ラックフレームに機械的に結合されてもよい。
ラック要素は、固定された構成又は可変の構成に対応し得る。固定された構成において、コンポーネントと、冷却ファンに対する上記コンポーネントの物理的配置とは、ユーザにより変更されることはなく、すなわち、最初の準備の後に変更され得ない。可変の構成において、コンポーネント、及び/又は冷却ファンに対する上記コンポーネントの物理的配置は、最初の準備の後、例えばユーザにより、変更されることがある。コンポーネント及び/又は物理的配置における変更は、冷却ゾーンのインピーダンスの変化と、ファンにより産生される冷却ゾーンボリューメトリック気流の対応する変化とに対応し得る。ゆえに、第1のラック要素を、第2の、異なるラック要素で置換することは、冷却ゾーンのインピーダンスと、ファン速度とQとにおける関係とを変更する可能性がある。
例えば、サーバシャーシは、固定された構成に一般に対応し得る。各サーバシャーシは、プロセッサ、メモリ、ネットワーキング能力、温度センサ、及び1つ以上の冷却ファンを含むことができる。ラックに最初に準備されたサーバシャーシは置換されることがあるが、冷却ファンはサーバシャーシに含まれるので、サーバシャーシに含まれるコンポーネントに対する冷却ファンの配置は、固定されたままの状態であり得る。
別の例において、トレイ、例えばラックスケールアーキテクチャにおけるトレイは、可変の構成に一般に対応し得る。各トレイは、ラックに含まれた、例えばラックフレームに結合された、1つ以上のファンにより冷却されるように構成される。各トレイは、1つ以上のスレッド(sled)を含むことができる。各スレッドは、本明細書に説明されるように、1つ以上の計算コンポーネント、メモリコンポーネント、記憶コンポーネント、及び/又はネットワーキングコンポーネントを含むことができる。最初に準備されるトレイ及び/又はスレッドは、最初の準備の後、ユーザにより置換されることがある。少なくともいくつかの冷却ファンがトレイに含まれないので、トレイ及び/又はスレッドに含まれるコンポーネント、及び/又は、ラック搭載された冷却ファンに対するこれらの物理的配置は、変化する可能性がある。ゆえに、冷却ゾーンインピーダンスもまた変化する可能性がある。
一般に、ファン性能は、静圧対気流によって特徴付けることができる。気流は、ファン速度に関連し、ファン速度は、ファンに対する入力電力に関連する。ファンに対する入力電力は、ファンに対して提供されるパルス幅変調された(PWM)信号(例えば、供給電圧)のデューティサイクルを制御することによって制御することができる。理想的に、ファン速度は、PWM信号のデューティサイクルに対して比例する。実際、ファンの機械特性、例えば、ファンモータの質量、トルク特性、及び摩擦損失などが、開ループを動作させるファンについて、PWMデューティサイクルとファン速度との間における誤差をもたらすことがある。さらに、選択されたファンと選択されたファン速度とについて、結果として生じる気流は、冷却ゾーンインピーダンス(すなわち、気流に対する抵抗)に関連する。例えば、冷却ゾーンインピーダンスの増加は、所与の圧力についての気流の減少に対応し、冷却ゾーンインピーダンスの減少は、所与の圧力についての気流の増加に対応する。複数のファンを含む冷却ゾーン構成において、複数のファン間における相互作用が、各ファンの結果として生じる気流にさらに影響する可能性がある。
冷却ゾーン構成に関連付けられたボリューメトリック気流は、例えば風洞を実験的に用いて、決定することができる。例えば、テストされるべき冷却ゾーン構成に対応するラック要素、ファン、及び電源を用いて構成されたラックを、風洞に結合することができる。冷却ゾーンに含まれるファンのうち1つ以上に提供される入力信号のPWMデューティサイクルを、設定し、かつ/あるいは調整することができる。1つ以上のファンを、1つ以上のファンゾーンにグループ化することができる。それぞれのファンゾーン内のファンのすべてが、同じPWMデューティサイクルを有する入力信号を受信するように構成される。結果として生じるファン速度及びボリューメトリック気流を、測定することができる。複数の冷却ファンの各々により産生されるそれぞれの気流は、冷却ゾーンのボリューメトリック気流をもたらすように組み合わさることができる。特定の冷却ゾーン構成について、ファン速度をボリューメトリック気流に関連させるモデルを、取得された実験データに少なくとも部分的に基づいて生成することができる。例えば、生成されたモデルは、単体で及び/又は組み合わせにおいて、各ファンゾーンに関連付けられたファン速度の重み付けされた和に関連し得る。動作の間、冷却ゾーン構成を識別することができ、識別された冷却ゾーン構成に少なくとも部分的に基づいて、対応するモデルを選択することができる。それから、動作の間、選択されたモデルを用いて、検出されたファン速度に少なくとも部分的に基づいて、ボリューメトリック気流を決定することができる。
ゆえに、ボリューメトリック気流とファン速度とを関連させるそれぞれのモデルを、各冷却ゾーン構成について、先験的に生成することができる。動作の間、冷却ゾーン構成データに少なくとも部分的に基づいて、適切なモデルを選択することができる。それから、ボリューメトリック気流を、検出されたファン速度に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。それから、出口気流温度(Toutlet)を、本明細書に説明されるように、決定されたボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。ゆえに、動的構成変更を受け入れることができる。それから、出口温度及びボリューメトリック気流をデータセンタ管理システムに提供することができ、ゆえに、データセンタ冷却の管理が容易にされる。
複数の冷却ゾーン(及び、複数のラック)からの出口温度及びボリューメトリック気流情報は、データセンタ管理システムが電力消費及び熱特性に関連した予測モデルを構築することを可能にできることが企図される。それから、予測モデル、電力消費、及び/又はボリューメトリック気流情報に少なくとも部分的に基づいて、ラック及び/又は冷却ゾーンにわたり作業負荷バランシングを実施して、効率をさらに向上させることができる。
図1は、本開示の様々な実施形態に調和する電力熱認識システム100の機能ブロック図を示す。システム100は、ラック管理コントローラ(RMC)102と、1つ以上の冷却ゾーン104a、104b、・・・、104nとを含む。データセンタにシステム100を準備する前に、RMC102は、モデル生成を容易にするように構成される。モデル生成には、冷却ゾーンに関連した構成データを取得することと、冷却ゾーンに含まれる1つ以上のファンに対する制御入力を提供することと、各テスト試行についてテストデータを捕捉することと、モデル化された各冷却ゾーン構成についてモデルパラメータのセットを取得し及び記憶することとが含まれる。モデルパラメータの各セットは、それから、それぞれのモデルに対応し得る。準備の後、すなわち動作の間、RMC102は、各冷却ゾーンのそれぞれの構成を識別し、対応するモデルを選択するように構成される。RMC102は、各冷却ゾーンに関連付けられたファン速度、入口温度、及び電力消費を取得し、ボリューメトリック気流Qを決定するようにさらに構成される。RMC102は、それぞれのボリューメトリック気流とTinletと電力消費とに少なくとも部分的に基づいて、各冷却ゾーンに関連付けられた出口気流温度(Toutlet)を決定するようにさらに構成される。RMC102は、Toutlet及び/又はQをデータセンタ管理システムに提供するようにさらに構成される。ゆえに、現在の冷却ゾーン構成に関連したモデルパラメータを含むモデルを、ボリューメトリック気流を決定するのに利用することができる。
RMC102は、プロセッサ120、通信ロジック122、及びメモリ124を含むことができる。プロセッサ120は、RMC102の動作を実行するように構成される。プロセッサ120は、1つ以上のプロセッサコア、すなわち、処理ユニットを含むことができる。通信ロジック122は、冷却ゾーン104a、104b、・・・、104nの1つ以上に対しての及び/又は該1つ以上からのコマンド及び/又はデータを通信するように構成される。例えば、通信ロジック122は、本明細書に説明されるように、帯域外(OOB)通信を用いて冷却ゾーンと通信するように構成されてもよい。通信ロジック122は、出口温度及び/又はボリューメトリック気流をRMC102からデータセンタ管理システムに通信するようにさらに構成される。通信ロジック122は、現在のToutlet温度及び/又は現在のボリューメトリック気流について、データセンタ管理システムから要求を受信するように構成されてもよい。例えば、RMC102と冷却ゾーン104a、104b、・・・、104n及び/又はデータセンタ管理システムとにおける通信は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を介してであり得る。RMC102は、それから、例えばデータセンタ管理システムに対して、ボリューメトリック気流センサ及び/又はToutlet温度センサとして現れてもよい。メモリ124は、ロジック、データ、モデル、及び/又はパラメータのうち、1つ以上を記憶するように構成される。
いくつかの実施形態において、RMC102は、ユーザインターフェース125及びPWMソース126を含むことができる。ユーザインターフェース125は、本明細書に説明されるように、ユーザから構成データを受信することを容易にするように構成される。PWMソース126は、冷却ゾーン104a、104b、・・・、104nに1つ以上のPWM信号を提供するように構成される。各PWM信号のデューティサイクルが、冷却ゾーン、例えば、冷却ゾーン104aに関連付けられた、選択されたファンゾーンに含まれる1つ以上のファンのそれぞれのファン速度に関連する。
各冷却ゾーン、例えば、冷却ゾーン104aは、1つ以上のラック要素110a、110b、・・・、110nと、1つ以上のファンゾーン114a、114b、・・・、114nと、冷却ゾーン管理コントローラ(CZMC)118とを含む。少なくとも1つの冷却ゾーン、例えば、冷却ゾーン104aが、電源116を含むことができる。各ファンゾーン、例えば、ファンゾーン114aが、1つ以上のファン115a、115b、・・・、及び/又は115nを含むことができる。ファンゾーンの最大数はファンの数に等しく、すなわち、ファンゾーンごとに1つのファンである。ファンゾーンの最小数は1である。各ラック要素、例えば、ラック要素110aは、1つ以上のコンポーネント111a、111b、・・・、111nと、温度センサ112と、要素管理コントローラ(EMC)113とを含む。
各ファンゾーンのファン、例えば、ファンゾーン114aのファン115a、115b、・・・、及び/又は115nは、それぞれの同じデューティサイクルを有するPWM入力信号を受信するように構成される。ファンは、1つ以上のロータを含むことができる。例えば、デュアルロータファンは、直列に結合され、同じPWM入力信号を受信するように構成された、2つのファンに対応し得る。デュアルロータファンは、比較的高いインピーダンスを有するシステムにおいて利用することができ、すなわち、増加させた圧力で所与の気流を維持することができる。ファンゾーン内、例えばファンゾーン114a内の、すべてのファンが、同じデューティサイクルを有するPWM入力信号によって駆動されるように構成される。例えば、各ファンゾーンのファンは、CZMC118及び/又はPWMソース126からPWM入力信号を受信するように構成されてもよい。選択されたファンゾーン内の各ファンの分あたり回転数(RPM)における回転速度、すなわちファン速度は、PWM入力信号に関連する。
コンポーネント111a、111b、・・・、111nは、これらに限られないが、計算コンポーネント、メモリコンポーネント、記憶コンポ―ンネント、及び/又はネットワーキングコンポーネント等を含むことができる。サーバシャーシに対応するラック要素について、コンポーネント111a、111b、・・・、111nは、プロセッサ、メモリ、ネットワーキング能力、及び記憶装置を含むことができる。計算コンポーネントには、プロセッサが含まれ、該プロセッサは、1つ以上のコア処理要素を含むことがあり、ローカルメモリ(例えば、キャッシュ、不揮発メモリ(NVM)、揮発メモリ)を含むことがある。メモリコンポーネントには、NVM及び/又は揮発メモリが含まれる。記憶コンポーネントには、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、取外し可能記憶媒体等を含むことができる。ネットワーキングコンポーネントは、電気的及び/又は光学的に通信するように構成することができ、ラック要素間、ラック間、及び/又はラックとデータセンタ管理システム間における接続性を提供するように構成される。
計算コンポーネント、メモリコンポーネント、記憶コンポーネント、及び/又はネットワーキングコンポーネントのうち1つ以上が、動作の間に熱を産生する可能性がある。温度センサ112は、冷却ゾーン入口温度Tinletに関連した温度を検出するように構成される。冷却ゾーン、例えば、複数のラック要素110a、110b、・・・、110nを含む冷却ゾーン104aは、複数の温度センサを含むことができる。一実施形態において、CZMC118は、複数の温度センサからの温度示度(temperature readings)を取得し及び/又は平均するように構成されてもよい。
EMC113は、ラック要素110aの電力消費を検出し、上記電力消費を例えばRMC102及び/又はCZMC118に提供するように構成される。例えば、電力消費は、CZMC118を介してRMC102に提供されてもよい。例えば、EMC113は、ベースボード管理コントローラ(BMC)又は管理エンジン(ME)に対応し得る。別の例において、EMC113は、トレイ管理コントローラ(TMC)又はプールシステム管理エンジン(pooled system management engine)(PSME)に対応し得る。別の例において、CZMC118は、ラック管理バックプレーンコントローラ(RMBC)に対応し得る。一般に、管理コントローラ(MC)及び/又は管理エンジン(ME)は、ラック要素及び/又は冷却ゾーンのためのローカル制御及び/又は通信を提供するように構成される。例えば、MC及びMEは、構成情報及び/又はステータス情報を検出し、こうした情報を上流の管理コントローラに提供するように構成されてもよい。
各ファンゾーンのファン、例えば、ファンゾーン114aのファン115a、115b、・・・、及び/又は115nは、冷却ゾーン104aを通る気流を提供して、ラック要素110a、110b、・・・、110nのうち1つ以上の、1つ以上のコンポーネント、例えば、ラック要素110aのコンポーネント111a、111b、・・・、111nを冷却するように構成される。コンポーネント111a、111b、・・・、111nの1つ以上が、動作の間に熱を産生する可能性がある。産生される熱の量は、コンポーネント111a、111b、・・・、111nの電力消費及び/又は作業負荷に関連し得る。ファンゾーン114aのファン115a、115b、・・・、及び/又は115nは、本明細書に説明されるように、同じデューティサイクルを有するPWM入力信号を受信するように構成される。ファン115a、115b、・・・、及び/又は115nの1つ以上が、冷却気流をEMC113にさらに提供してもよい。
ファン115a、115b、・・・、及び/又は115nの1つ以上が、ラックフレームに機械的に結合されてもよく、すなわち、ラック要素110a、110b、・・・、110nに含まれなくてもよい。いくつかの実施形態において、例えば、サーバシャーシに対応するラック要素について、少なくとも1つのファンをラック要素に含むことができる。各ファン115a、115b、・・・、及び/又は115nは、それぞれのファンのターゲットファン速度に関連したそれぞれのPWM入力信号を受信するように構成される。各ファンにより産生される気流は、本明細書に説明されるように、それぞれのファン速度に関連する。
CZMC118は、温度センサのうち1つ以上から、例えば温度センサ112から熱情報を受信し、及び/又は、例えばEMC113を介して、コンポーネント111a、111b、・・・、111nの1つ以上から電力消費情報を取得するように構成されることができる。それから、CZMC118からのPWM入力信号のデューティサイクルは、熱情報及び/又は電力消費情報に少なくとも部分的に基づくことができる。ゆえに、動作において、それぞれのファン速度及び関連したファン気流は、温度に基づいてPWMデューティサイクルの閉ループ制御を提供するCZMC118からのPWM入力信号に少なくとも部分的に基づいて調整することができる。結果として生じるボリューメトリック気流Qは、1つ以上のファンの各々により、例えばファン115a、115b、・・・、115nにより産生されるそれぞれの気流と、ファンゾーン114a、114b、・・・、114nとの組み合わせに関連する。ボリューメトリック気流Qは、本明細書に説明されるように、冷却ゾーン構成、例えば、冷却ゾーンインピーダンスにさらに関連する。
RMC102は、ラック管理ロジック128、モデル生成ロジック130、及びPTASロジック132を含む。ラック管理ロジック128は、1つ以上の冷却ゾーン、例えば、冷却ゾーン104aを含むラックの動作を管理するように構成される。モデル生成ロジック130は、モデル化された各冷却ゾーン構成について、モデルパラメータのそれぞれのセットの先験的な決定をサポートするように構成される。PTASロジック132は、本明細書に説明されるように、現在の冷却ゾーン構成データに少なくとも部分的に基づいて、適切なモデル、すなわちモデルパラメータのセットを選択し、ボリューメトリック気流及びToutletを決定するように構成される。
ラック管理ロジック128は、1つ以上の冷却ゾーン管理コントローラから、例えばCZMC118から、冷却ゾーン104a、104b、・・・、104nの各々について、ボリューメトリック気流及び/又はToutletを受信するように構成される。一実施形態において、ラック管理ロジック128は、それから、受信したボリューメトリック気流及び/又はToutletをデータセンタ管理システムに提供することができる。別の実施形態において、ラック管理ロジック128は、複数の冷却ゾーン104a、104b、・・・、104nからの受信したボリューメトリック気流を組み合わせることができる。例えば、ボリューメトリック気流は、それぞれの出口温度が値において比較的近い場合に組み合わせられてもよい。ゆえに、データセンタ管理システムは、冷却ゾーン104a、104b、・・・、及び/又は104nの各々についてのボリューメトリック気流及びToutlet、及び/又は組み合わせられたボリューメトリック気流及びToutletを提供され得る。
RMC102は、構成データストア140、モデルストア142、及びテストパラメータストア146を含むことができる。構成データストア140は、本明細書に説明されるように、構成データセットを記憶するように構成される。モデルストア142は、本明細書に説明されるように、モデル(すなわち、モデル係数のセット)を記憶するように構成される。1つ以上の構成データセットが、構成識別子(ID)144により各モデルに関連し得る。例えば、構成データストア140は、複数の冷却ゾーン構成の各々について、個々の構成データセットを含むことができる。各構成データセットは、それから、それぞれの構成IDに関連付けられることができる。モデルストア142は、複数の冷却ゾーン構成の各々について、モデルを含むことができる。各モデルは、それから、それぞれの構成IDに関連付けられることができる。
モデル生成ロジック130は、選択された冷却ゾーン構成について、ボリューメトリック気流Qをファン速度sに関連させるそれぞれのモデルを生成するように構成される。一般に、ボリューメトリック気流Qは、選択された冷却ゾーンの冷却ゾーン構成(例えば、インピーダンス)に、及び、選択された冷却ゾーンに関連付けられたファンのファン速度に関連する。冷却ゾーンのインピーダンスは、冷却ゾーン構成に関連する。冷却ゾーン構成は、冷却ゾーンに含まれるラック要素及び関連付けられたコンポーネント、並びにこれらの物理的配置に関連する。それから、冷却ゾーン構成は、冷却ゾーン構成データに対応し得る。冷却ゾーン構成データには、複数の冷却ゾーンパラメータと、そのそれぞれの値とが含まれる。換言すると、冷却ゾーン構成データは、本明細書に説明されるように、ターゲット冷却ゾーンを識別するのに利用することができる。
冷却ゾーン構成データには、冷却ゾーンに関連付けられたファンゾーンの数と、それぞれのファンゾーンに関連付けられた各ファンの数、ファンタイプ、及びファン特性とが含まれる。冷却ゾーン構成データには、各ファンの場所に関連したデータをさらに含むことができ、各ファンは、例えば、ラック要素に含まれ、及び/又は、ラックフレーム及び/又はラック内の位置に取り付けられる。冷却ゾーン構成データは、ラック電源116が冷却ゾーンに含まれるかどうかと、そうである場合、冷却ゾーン構成データがラック電源データ及びラック電源冷却ファンデータを含み得るかどうかとのインジケータをさらに含んでもよい。
冷却ゾーン構成データには、冷却ゾーンのサイズと、冷却ゾーンの構造と、冷却ゾーンに含まれるラック要素の数及びタイプとが含まれる。ラック要素タイプには、単一サーバノード、複数サーバノード、トレイ/引き出し、及び/又はこれらの組み合わせを含むことができる。冷却ゾーン構成データには、各ラック要素タイプについての構成データがさらに含まれる。単一サーバノードの構成データには、これらに限られないが、プロセッサタイプ、メモリタイプ、冷却ファンの数及びタイプ等が含まれる。複数サーバノードラック要素の構成データには、これらに限られないが、(複数サーバノードに含まれる各サーバノードについての)単一サーバノードの構成データ、各サーバノードの存在インジケータ等が含まれる。
トレイタイプラック要素の構成データには、これらに限られないが、トレイタイプ、トレイ存在インジケータ、各トレイに含まれ得るスレッドの数等が含まれる。各スレッドの構成データには、これらに限られないが、スレッドタイプ、スレッド存在インジケータ、スレッド内容等が含まれる。スレッド内容には、これらに限られないが、計算コンポーネントの数及びタイプ(例えば、プロセッサ、メモリのサイズ及びタイプ)、記憶コンポーネントの数、サイズ、及びタイプ(例えば、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、リムーバブルメディア)、ネットワーキングコンポーネント等を含むことができる。
冷却ゾーン構成の構成データは、例えばユーザインターフェース125を介して、モデル生成ロジック130がユーザから受信することができる。構成データは、さらに、EMC113、CZMC118、及び/又はラック管理ロジック128の1つ以上から要求されてもよい。構成データは、それから、構成データストア140に記憶することができる。それぞれの構成IDが、各冷却ゾーン構成についての受信した構成データに関連付けられ、関連付けられた構成データと共に構成データ140に記憶されることができる。構成ID144は、それから、本明細書に説明されるように、モデルストア142に記憶されるモデル(すなわち、モデルパラメータのセット)に関連したインデックスとして利用することができる。
ファンにより産生される気流はファン速度sに関連し、sはRPM単位であり、iはファンを含むファンゾーンiに対応し、i=1,2,・・・,nであることが十分理解され得る。1つ以上のファンゾーン内に1つ以上のファンを含む冷却ゾーン構成(例えば、冷却ゾーン構成k)についてのボリューメトリック気流Qは、ファンにより産生される気流及び冷却ゾーンのインピーダンス、すなわち冷却ゾーンの構成に関連する。冷却ゾーンボリューメトリック気流Qの、ファンにより産生される気流に対する関係は、重み付けされたファン速度と独立した項との組み合わせとしてモデル化することができる。重み付けcは、ファン速度sの乗法係数、及び独立した項に対応する。本明細書において用いられるとき、「重み付け」、「係数」、「モデル係数」、及び「モデルパラメータ」は、モデルの要素に対応する。独立した項は、本明細書に説明されるように、ラック電源ファンを表すことができ、定数、又は、電源ファン速度及び/又はファクタ(factor)の積であり得る。
係数の数は、冷却ゾーンに含まれるファンゾーンの数、及び冷却ゾーンの構成に関連する。例えば、n個のファンゾーンを含む冷却ゾーンのボリューメトリック気流には、2個の係数を含むことができる。各ファンゾーンは、1つ以上のファンを含むことができる。特定のファンゾーンに含まれる各ファンは、同じデューティサイクルを有するPWM入力信号を受信するように構成される。
第1の例において、単一ファンゾーン冷却ゾーンのボリューメトリック気流は、
Q1=c1*s1+c2
としてモデル化することができる。
この第1の例において、1ファンゾーン冷却ゾーンのボリューメトリック気流は、重み付けされたファン速度sと独立した項cとの線形の組み合わせである。独立した項は、存在する場合、電源ファンを表すことができる。第2の例において、2ファンゾーン冷却ゾーンについてのボリューメトリック気流は、
Q2=c1*s1+c2*s2+c3*s1*s2+c4
としてモデル化することができる。
第3の例において、3ファンゾーン冷却ゾーンについてのボリューメトリック気流は、
Q3=c1*s1+c2*s2+c3*s3+c4*s1*s2+c5*s1*s3+c6*s2*s3+c7*s1*s2*s3+c8
としてモデル化することができる。
第4の例において、4ファンゾーン冷却ゾーンについてのボリューメトリック気流は、
Q4=c1*s1+c2*s2+c3*s3+c4s4+c5*s1*s2+c6*s1*s3+c7*s1*s4+c8*s2*s3+c9*s2*s4+c10*s3*s4
+c11*s1*s2*s3+c12*s1*s2*s4+c13*s2*s3*s4+c14*s1*s3*s4+c15*s1*s2*s3*s4+c16
としてモデル化することができる。
ゆえに、ファン速度をボリューメトリック気流に関連させる一般的モデルは、各ファンゾーンの重み付けされた個々のファン速度の和に、重み付けされたファン速度交差項(すなわち、ファン速度の積)の和をプラスし、独立した項をプラスしたものを含むことができる。いくつかの実施形態において、本明細書に説明されるように、すべての交差項より少ない交差項がモデルに含まれてもよい。
いくつかの実施形態において、ファンの1つ以上が複数のロータを含むことができ、各ロータは関連付けられたファンブレードに結合される。例えば、複数のファンは、直列に結合されてもよい。直列に結合されたファンは、比較的高いインピーダンスを有する冷却ゾーンに対して、比較的良好なボリューメトリック気流を提供することができる。複数のファンブレードの回転速度は、等しくても等しくなくてもよい。回転速度が等しくない場合、最も高いファン速度が、係数値を決定するときにモデル内で利用されてもよい。
冷却ゾーンは1つ以上のファンゾーンを含むことができ、各ファンゾーンは1つ以上のファンを含むことができる。いくつかの実施形態において、ファンゾーンは複数のファンを含むことができる。複数のファンが、同じデューティサイクルを有するPWM入力信号を受信するように構成されるが、結果として生じるファン速度は、複数のファンにわたり変わることがある。上記実施形態において、1つのファン速度を、ファンゾーンのsのために選択することができる。例えば、選択されたファン速度は、複数のファン速度のうち最大の検出されたファン速度に対応し得る。別の例において、選択されたファン速度は、ファンゾーンの検出されたファン速度の平均に対応し得る。ゆえに、ファンゾーンは、1つ以上のファンについて説明するように構成され、モデルパラメータの決定及び/又はモデルを用いたボリューメトリック気流の決定を簡素化することができる。換言すると、ファンより比較的より小さいファンゾーンは、比較的より小さい項、ゆえに比較的より小さい係数を有するボリューメトリック気流モデルに対応し得る。
独立した項、すなわち、Qのc、Qのc、Qのc、及びQのc16は、電源、例えば電源116に関連した気流について説明するように構成されることができる。例えば、独立した項は、電源ファン速度が測定されないとき、電源領域気流をモデル化するのに使用することができる。上記例において、独立した項は定数であり得る。別の例において、独立した項は、重み付けされた電源ファン速度により置換されてもよく、例えば、c16*sであり、ここで、sは電源ファンのファン速度であり、c16は冷却ゾーンのボリューメトリック気流に対する電源ファンの貢献を表す。
交差項(すなわち、ファン速度の重み付けされた積、例えば、c*s*s)は、ファン及び/又はファンゾーン間における気流の相互作用について説明するように構成される。いくつかの冷却ゾーン(及び、ファンゾーン)構成について、第1のファンのファン速度は、1つ以上の他のファンからの気流により影響されることがある。交差項は、こうした相互作用を捕捉するように構成され、こうした相互作用は、存在することも存在しないこともある。上記相互作用は、互いに比較的近い、例えば隣接した、ファン及び/又はファンゾーン間で典型的に発生することがある。いくつかの冷却ゾーン構成について、係数の1つ以上が、ゼロで、あるいはゼロ付近であり得る。例えば、交差項は、互いに隣接しておらず及び/又は比較的離れているファン(及び/又は、ファンゾーン)について、ゼロで、あるいはゼロ付近であり得る。
いくつかの実施形態において、複数のファンゾーンを組み合わせて1つ以上の合成ファンゾーンにできることが企図される。ゆえに、複数のファンゾーンを含む冷却ゾーンは、1つ以上の合成ファンゾーンを含むことができる。上記実施形態において、合成ファン速度を、各合成ファンゾーンについて決定することができる。例えば、合成ファン速度は、合成ファンゾーンに含まれるファンの最大ファン速度に対応し得る。別の例において、合成ファン速度は、それぞれのファンゾーンの最大ファン速度の平均に対応し得る。別の例において、合成ファン速度は、合成ファンゾーンに含まれるファンのファン速度の平均に対応し得る。合成ファン速度は、それから、本明細書に説明されるように、1つ以上のモデル係数を決定するのに利用することができる。上記合成ファンゾーンは、本明細書に説明されるように、モデル係数の数を低減させるように、ゆえに、モデル係数の生成及び/又はボリューメトリック気流の決定を簡素化するように構成される。さらに、上記実施形態において、モデルの総数が低減され得ることが企図され、なぜならば、比較的より少ないモデル係数を含むモデルは、比較的より多いモデル係数を含むモデルより、複数の冷却ゾーン構成に対してより容易に対応し得るからである。モデルの総数を低減させることは、本明細書に説明されるように、モデル選択を簡素化することができる。
モデル生成ロジック130は、1つ以上の選択された冷却ゾーン構成について、係数cの決定をサポートするためのデータ取得を容易にするように構成される。係数は、先験的に、すなわちデータセンタ内に準備する前に、決定することができる。例えば、テストされるべき冷却ゾーン構成に対応するラック要素、ファン、及び電源を用いて構成されたラックが、風洞に対して位置付けられてもよい。いくつかの実施形態において、上記ラックは、隣接した冷却ゾーン間における気流相互作用を捕捉することを容易にするようにフルに準備され得る。こうした実施形態において、それから、上記相互作用が存在する場合、上記相互作用を捕捉することができる。
モデル生成ロジック130は、選択された冷却ゾーン構成について、冷却ゾーン構成データを受信するように構成される。例えば、モデル生成ロジック130は、選択された冷却ゾーンに関連付けられた管理コントローラ、例えば、EMC113、CZMC118、及び/又はラック管理ロジック128からの、冷却ゾーン構成データを要求するように構成されることができる。別の例において、冷却ゾーン構成データは、例えばユーザインターフェース125を介して、ユーザから受信されてもよい。モデル生成ロジック130は、それから、受信した構成データを構成IDに関連付けるように構成されることができる。
例えば、構成データは、数値のベクトル(a vector of numeric values)により表されてもよい。各値は、構成データポイントに対応し得る。例えば、ラック要素、トレイ、及び/又はスレッドのあること又はないことを、それぞれ、イチ又はゼロにより表すことができる。別の例において、コンポーネントのタイプ、例えば、計算、記憶等が、それぞれの数値により表されてもよい。それから、ベクトル内の各要素は、選択された構成パラメータを表すことができる。ゆえに、各構成は、数値のそれぞれのベクトルにより表すことができる。各ベクトルは、構成識別子(ID)に関連付けることができる。構成IDは、本明細書に説明されるように、モデルストア142へのインデックスとして利用することができる。
モデル生成ロジック130は、例えばユーザインターフェース125を介して、ユーザから冷却ゾーン構成のテストパラメータを受信するように構成されることができる。テストパラメータは、それから、テストパラメータデータ146に記憶することができる。例えば、テストパラメータには、PWMデューティサイクル、PWM周波数、テスト試行の数、テスト継続時間等を含むことができる。
各テスト試行について、モデル生成ロジック130は、選択された冷却ゾーン構成に含まれる各ファンゾーン114a、114b、・・・、114nのそれぞれのPWM信号のデューティサイクルを設定するように構成される。ファンゾーンに含まれるファンのすべてが、同じデューティサイクルを有するPWM信号を受信するように構成されることができる。例えば、モデル生成ロジック130は、PWMソース126を制御してデューティサイクルを設定するように構成されてもよい。最初、それぞれのデューティサイクルは、初期値に設定することができる。例えば、初期値は、モデル生成動作のための最小デューティサイクルに対応し得る。例えば、最小デューティサイクルは25パーセント(%)であり得る。別の例において、最小デューティサイクルは25%より大きくてもよい。
PWMソース126は、モデル生成動作の間、CZMC118、及び/又は各ファンゾーン内のファン、例えばファンゾーン114aの115a、115b、・・・、115nに結合されることができる。CZMC118は、PWMソース126から受信されるPWM信号に少なくとも部分的に基づいて、それぞれのファンゾーン114a、114b、・・・、114n内のファンを駆動させるように構成されることができる。各ファンゾーン114a、114b、・・・、114nに関連付けられたファン速度が、本明細書に説明されるように、対応するPWM信号のそれぞれのデューティサイクルに関連する。モデル生成ロジック130は、それから、選択された冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン104a内の、各ファンゾーンに含まれる各ファンの、それぞれの結果として生じるファン速度を取得する(例えば、捕捉する)ように構成されることができる。モデル生成ロジック130は、選択された冷却ゾーンについて、ボリューメトリック気流を取得するようにさらに構成される。ボリューメトリック気流は、例えば、選択された冷却ゾーンに結合された風洞から取得されてもよい。それから、ファン速度、PWMデューティサイクル、及び構成IDが、テスト試行インデックス(t)に関連付けられ、テストパラメータ146に記憶されることができる。
各テスト試行tについて、選択されたファンゾーンに入力されるPWM信号のデューティサイクルを調整することができ、各ファンの結果として生じるファン速度と冷却ゾーンのボリューメトリック気流とを取得することができる。換言すると、各テスト試行tは、関連付けられたファンゾーンのためのPWMデューティサイクル設定の、一意の組み合わせに対応し得る。選択されたファンゾーンのPWMデューティサイクルを調整することは、選択されたファンゾーンに含まれる各ファンの関連付けられたファン速度を調整するように構成される。
ファン速度は、互いから独立していなくてもよい。PWMデューティサイクルを調整することに起因する、関連付けられたファン速度の変化は、例えば、関連付けられたファン速度の変化に関連した圧力変化に起因して、他のファン速度の関連した変化を結果としてもたらすことがある。さらに、選択されたファンゾーン内の各ファンのそれぞれのファン速度は、各ファンが同じデューティサイクルを有するPWM入力信号を受信しているとしても、異なる可能性がある。こうした差異は、本明細書に説明されるように、各ファンにより経験される異なる圧力及び/又はインピーダンス、及び/又は、異なるファン特性に関連し得る。
PWMデューティサイクル値は、ゼロ(すなわち、ファンがオフ)乃至100パーセント(すなわち、ファンが、ファンの最大ファン速度に対応するフルのオン)の範囲内である。例えば、PWMデューティサイクルテスト値は、可能なデューティサイクル値の範囲の一部分に対応し得る。別の例において、PWMデューティサイクルテスト値は、動作の間に使用することができるデューティサイクル値の範囲に関連し得る。例えば、PWMデューティサイクルテスト値は、25乃至60の範囲内であり得る。この例を続けると、上記範囲内の4つのPWMデューティサイクルテスト値には、25、35、40、及び60を含むことができる。別の例において、PWMデューティサイクルテスト値は、25乃至80の範囲内であり得る。この例を続けると、上記範囲内の3つのPWMデューティサイクルテスト値には、25、50、及び80を含むことができる。
テスト試行の数Nは、PWMデューティサイクル値の数v、及びファンゾーンの数nに関連する。例えば、Nは、vをn乗したものに等しくてもよい(すなわち、N=v)。換言すると、各テスト試行は、未知数(unknowns)として重み付け(すなわち、係数)cを有するボリューメトリック気流の対応する式をもたらす。係数が独立している(例えば、相関していない)場合、係数の数に等しい最小数の式で、係数を一意に決定するのに十分であり得る。係数の数が、2の、ファンゾーンの数に等しい累乗、すなわち2に一般に対応し、式の数が、試行の数、すなわちvに等しいので、デューティサイクル値の最小数vminは、2であり得る。ゆえに、PWMデューティサイクル値の数は、2より大きいか又は等しくなり得る。PWMデューティサイクル値の数を最小より大きいように増加させることは、より多数の式をもたらし、モデルの正確さを強化させることができる。例えば、3ファンゾーン冷却ゾーン(n=3)について、ボリューメトリック気流Qの式は、2=8個の係数を含む。2つのPWMデューティサイクル値に等しいvを選択することは、8個のテスト試行をもたらし、3に等しいvを選択することは、3=27個のテスト試行をもたらす。
各テスト試行t、t=1,2,・・・,Nは、それから、選択された冷却ゾーン構成についての測定されたボリューメトリック気流Qと、選択された冷却ゾーンに関連した各ファンゾーンについての少なくとも1つの捕捉されたファン速度stx、x=1,2,・・・,ファンの数、とをもたらすことができる。複数のファンを含むファンゾーンについて、上記複数のファン速度を捕捉することができる。上記複数のファン速度よりもより少ないファン速度が、関連付けられた予測を生成するのに使用されてもよい。一実施形態において、1つのファン速度が選択されてもよい。例えば、選択されたファン速度は、そのファンゾーンに関連付けられた複数の検出されたファン速度のうち最大ファン速度に対応し得る。別の例において、選択されたファン速度は、そのファンゾーンの検出されたファン速度の平均に対応し得る。
例えば、3ファンゾーン冷却ゾーンについて、各テスト試行tは、Q、s1t、s2t、及びs3tをもたらすことができる。それから、対応する予測を、
Vt=c1*s1t+c2*s2t+c3*s3t+c4*s1t*s2t+c5*s1t*s3t+c6*s2t*s3t+c7*s1t*s2t*s3t+c8
として生成することができる。ここで、Vは、テスト試行tについて計算された(すなわち、予測された)ボリューメトリック気流である。4つのPWMデューティサイクルテスト値について、t=1,2,・・・,N及びN=64である。ゆえに、上記例(すなわち、3ファンゾーン、4PWMデューティサイクルテスト値)において、テスト試行は、8つの未知数(係数c、c、・・・、c)を有する64個の式(すなわち、データセット)をもたらすことができる。
一般に、係数は、例えば最小和二乗誤差手法(least sum squared error technique)を用いて、テスト試行データに少なくとも部分的に基づいて決定することができる。最小和二乗誤差手法は、測定されたボリューメトリック気流Qと対応する予測Vとの間の誤差の二乗の和を最小化する係数を決定するように構成される。換言すると、上記手法は、Eを最小化する係数を決定するように構成され、ここで、
Figure 0006636531
である。ゆえに、eは、各テスト試行t、t=1,2,・・・,Nについて、モデルにより産生されるボリューメトリック気流Qと測定された(すなわち、予測された)ボリューメトリック気流Vとにおける誤差に対応する。二乗誤差の和Eは、それぞれの係数cに関してのEの各々の一次偏導関数(first partial derivative)がゼロである、すなわち、j=1,・・・,M、M=2=係数cの数について、∂E/∂c=0であるとき、最小であり得る。さらに、各j=1,・・・,Mについて、
Figure 0006636531
である。
3ファンゾーン冷却ゾーンの例を続けると、係数cに関しての二乗誤差の和の偏導関数の式は、8個の未知数(すなわち、Vに含まれる係数c、c、・・・、c)を有する8個の式をもたらす。
Figure 0006636531
それから、モデル係数c、c、・・・、cを、モデル係数の適切な初期値を反復的に用いて決定することができる。
同様の動作を、モデル生成ロジック130、EMC113、及び/又はCZMC118が行って、3つより多い又は3つより少ないファンゾーンを有する冷却ゾーン構成のためのモデルを生成し、すなわち、モデルパラメータを決定してもよい。上記動作は、他の冷却ゾーン構成のためのそれぞれのモデルを生成するように、繰り返されてもよい。各冷却ゾーン構成のためのそれぞれのモデル(すなわち、モデル係数)は、それから、冷却ゾーン構成IDに関連付けられ、モデルストア142に記憶されることができる。ゆえに、モデルは、各々の可能な冷却ゾーン構成について先験的に生成されることができる。
一実施形態において、各モデルは、それぞれの1つの冷却ゾーン構成と、ゆえにそれぞれの1つの冷却ゾーン構成IDとに関連付けられることができる。別の実施形態において、各モデルは、1つ以上の冷却ゾーン構成に関連付けられてもよい。例えば、1つ以上のモデル係数が、冷却ゾーン構成パラメータのサブセットに対して比較的より高感度(sensitive)であってもよい。換言すると、冷却ゾーン構成パラメータのすべてよりもより少ないパラメータが、モデル係数に影響し得る。ゆえに、適切なモデルを、構成データのサブセットに少なくとも部分的に基づいて選択することができる。
動作の間、PTASロジック132は、ボリューメトリック気流Qと冷却ゾーン出口温度Toutletとのデータ取得及び決定を管理するように構成される。ボリューメトリック気流は、本明細書に説明されるように、冷却ゾーン構成に少なくとも部分的に基づいてモデル化することができる。冷却ゾーン構成は、最初の準備の後、ユーザにより変更されることがある。冷却ゾーン構成、例えば、冷却ゾーン内に含まれるコンポーネント及び/又はラック要素、及び/又は冷却ゾーン内のラック要素の物理的構成に対する変更は、ボリューメトリック気流に影響する可能性がある。例えば、記憶コンポーネントを含むラック要素が、計算コンポーネントを含むラック要素で置換されることがある。計算コンポーネントは、記憶コンポーネントより比較的より多くの熱を産生する可能性があり、かつ/あるいは、ラック要素内の計算コンポーネント及び記憶コンポーネントのそれぞれの物理的構成もまた、異なる可能性がある。別の例において、第1のスレッドが第2のスレッドで置換されることがあり、第2のスレッドは、第1のスレッドに関連付けられた1つ以上のモデルパラメータとは異なる1つ以上のモデルパラメータに関連付けられる可能性がある。ゆえに、上記ラック要素を含む冷却ゾーンのボリューメトリック気流は、上記変更により影響される可能性がある。ゆえに、冷却ゾーン構成は、冷却ゾーンを含むラックの最初の準備の後、ユーザにより、動的に変更される可能性がある。それから、冷却ゾーン構成に対する変更は、インピーダンスの変化、及び、ファン速度とボリューメトリック気流とにおける関係の関連した変化を結果としてもたらす可能性がある。
動作の間、PTASロジック132は、冷却ゾーン構成の変化を検出するように構成される。例えば、PTASロジック132は、ターゲット冷却ゾーンのボリューメトリック気流及び/又はToutletを決定する前、ターゲット冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン104aの現在の冷却ゾーン構成を識別するように構成されることができる。PTASロジック132は、取得された冷却ゾーン構成データに少なくとも部分的に基づいて、冷却ゾーン構成を識別することができる。例えば、冷却ゾーン構成データは、例えば、冷却ゾーンに関連した管理コントローラ、例えば、EMC113、CZMC118、ラック管理ロジック128のうち1つ以上から、要求されてもよい。別の例において、冷却ゾーン構成データは、PTASロジック132により直接決定されてもよい。
冷却ゾーン構成は、それから、構成データストア140に記憶された冷却ゾーン構成データに少なくとも部分的に基づいて識別されることができる。一実施形態において、PTASロジック132は、構成データストア140内で対応する構成IDをルックアップするように構成されることができる。PTASロジック132は、本明細書に説明されるように、取得された現在の冷却ゾーン構成データを現在の構成ベクトルに形成するように構成されることができる。それから、現在の構成ベクトルを、構成データストア140内の構成パラメータの記憶されたベクトルと比較して、構成パラメータの対応する記憶されたベクトルを識別することができる。それから、関連付けられた構成ID144を取り出し、モデルストア142へのインデックスとして使用することができる。上記ルックアップ手法は、本明細書に説明されるように、すべての又はほぼすべての冷却ゾーン構成が先験的にモデル化されているとき、実行することができる。
別の実施形態において、PTASロジック132は、取得された冷却ゾーン構成データのサブセットに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン構成を識別するように構成されることができる。例えば、上記サブセットに含まれる冷却ゾーン構成パラメータの選択が、1つ以上のモデル係数の、選択された冷却ゾーン構成パラメータに対する感度に関連してもよい。別の例において、1つ以上の記憶された構成ベクトル内の対応する値、すなわちベクトル要素のサブセットを有する、冷却ゾーン構成パラメータが選択されてもよい。上記サブセットは、「ベストマッチ」冷却ゾーン構成IDを決定するのに使用することができる。決定された冷却ゾーンIDは、それから、モデルストア142へのインデックスとして利用することができる。上記手法は、本明細書に説明されるように、すべての可能な冷却ゾーン構成よりもより少ない構成が先験的にモデル化されているとき、利用することができる。
冷却ゾーン構成が識別された後、識別された構成データセットに関連付けられた冷却ゾーン構成ID144を取り出すことができる。例えば、PTASロジック132は、インデックスを決定するように構成されることができる。それから、冷却ゾーン構成ID144をモデルストア142へのインデックスとして利用して、関連付けられたモデル(すなわち、モデルパラメータのセット)を選択することができる。それから、選択されたモデルは、識別された冷却ゾーン構成に対応し得る。
それから、ターゲット冷却ゾーン104aに関連付けられたファンのファン速度を取得することができる。例えば、ファン速度を、CZMC118が捕捉することができる。ファン速度は、サンプル間隔に対応するレートで捕捉されてもよい。例えば、サンプル間隔の継続時間は1秒であり得る。
各冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン104aの局所的熱管理動作を、例えばCZMC118が実行することができる。CZMC118は、1つ以上の温度センサ、例えばTS112から、現在の冷却ゾーン104a温度情報を受信するように構成されることができる。CZMC118は、感知された温度に少なくとも部分的に基づいて、1つ以上のファンゾーン、例えばファンゾーン114a内のファンに対するPWM入力信号のデューティサイクルを調整するようにさらに構成されることができる。本明細書に説明されるPTAS動作は、局所的熱管理動作とは独立して実行することができる。
冷却ゾーン構成が識別された後、ターゲット冷却ゾーン104aボリューメトリック気流を、捕捉されたファン速度に少なくとも部分的に基づいて、及び、選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて決定することができる。例えば、複数のファンを含むファンゾーンについて、ファンゾーン内に含まれるファンの平均ファン速度が、ボリューメトリック気流決定において使用されてもよい。別の例において、ファンゾーン内に含まれるファンの最大ファン速度が使用されてもよい。
一実施形態において、モデルパラメータは、電源ファン速度が測定されないときに電源領域気流を表現するように構成された定数項を含むことができる。別の実施形態において、モデルパラメータは、電源ファンに関連した係数(すなわち、重み付け)を含むことができる。上記実施形態において、電源ファン速度を捕捉することができ、電源ファン速度と電源ファン速度係数とに少なくとも部分的に基づいて、ボリューメトリック気流を決定することができる。
ゆえに、ボリューメトリック気流は、識別された冷却ゾーン構成に少なくとも部分的に基づいて、及び、検出されたファン速度に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。それから、Toutletは、本明細書に説明されるように、ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。
Toutletは、冷却ゾーン入口温度、ボリューメトリック気流、及び冷却ゾーン内に含まれるコンポーネントの電力消費に対して、
Toutlet=Tinlet+1.76*P*Kalt/Q
として関連する。ここで、Toutletは、摂氏度(C)単位における冷却ゾーン出口気流温度であり、Tinletは、度C単位における冷却ゾーンの冷却ゾーン入口温度であり、1.76は、変換ファクタであり、Pは、ワット単位における、冷却ゾーンに含まれるコンポーネントの電力消費であり、Kaltは、高度に関連した空気密度補正ファクタであり、Qは、冷却ゾーンをとおる空気を移動させるように構成されたファンにより産生される、立法フィート毎分(cubic feet per minute)(CFM)単位におけるボリューメトリック気流である。
Kaltの値は、高度に少なくとも部分的に基づいて選択することができる。Kaltは、ユーザにより供給されてもよく、海水位に対する高度に少なくとも部分的に基づいてもよい。Kaltは、海水位における空気密度の、冷却ゾーン高度における空気密度に対する比率に対応する。例えば、冷却ゾーン高度は、データセンタ高度に対応し得る。Kaltは、ゆえに、高度に関連した空気密度の変動について説明するように構成される。Kaltは、ボリューメトリック気流Qに関連付けられた空気の質量に関連し、なぜならば、熱伝達が、ボリューメトリック気流よりもむしろ質量に関連付けられるからである。Kaltは、より高い高度において比較的より小さくなり、より低い高度において比較的より大きくなり得る。
変換ファクタは、空気の特定の熱(Cp=1005J/(kg−K)と、海水位における空気密度(ρsea=1.205kg/m)と、m/sの単位からCFMへの気流の単位変換とについて説明するように構成され、ここで、Jはジュールであり、kgはキログラムであり、Kはケルビン度であり、mはメートルであり、sは秒である。Toutlet、Tinlet、Q、P、及びKaltの関係は、
Figure 0006636531
から導出することができる。ここで、
[外1]
Figure 0006636531
は質量気流(=ρaltQ)であり、ρaltは冷却ゾーン高度における空気密度であり、C、Toutlet、Tinlet、及びPは、本明細書に説明されるとおりである。
各冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン104aは、1つ以上の温度センサ、例えばTS112を含むことができる。温度センサの1つ以上を、一般に、冷却ゾーンを含むラックに対する入口に又はその付近に位置付けることができる。例えば、複数列において配置されたラックを有するデータセンタにおいて、上記入口は、データセンタ設備からの冷却された空気がラックに提供される、隣接した列と列との間のエリアに対応し得る。TS112により感知された温度が、Tinletに対応し得る。例えば、感知された温度を、PTASロジック132がCZMC118及び/又はEMC113から取得することができる。複数の温度センサを含む冷却ゾーンについて、入口温度は、感知された温度のうち1つ以上に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。例えば、Tinletは、感知された温度のうち2つ以上の平均に対応してもよい。別の例において、Tinletは、選択された感知された温度、例えば、最大の感知された温度又は最小の感知された温度に対応してもよい。上記実施形態において、PTASロジック132は、Tinletを決定するように構成されることができる。
各冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン104aは、その動作に関連した熱を産生し得る1つ以上のコンポーネント111a、111b、・・・、111nを含む。産生される熱の量は、コンポーネント111a、111b、・・・、111nの電力消費に関連する。例えば、電力消費は、各ラック要素について関連付けられたEMCが、例えばラック要素110aについてEMC113が、典型的に監視することができる。別の例において、電力消費は、1つ以上のEMC及び/又はCZMC118が監視してもよい。CZMC118は、ラック要素110a、110b、・・・、110nによる電力消費を集計して冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン104aの電力消費を生成するように構成されることができる。冷却ゾーン104aに関連付けられた電力消費は、それから、PTASロジック132が、例えばCZMC118から取得することができる。
一般に、電力消費はある時間にわたり変動する。熱産生コンポーネントにより産生される熱は電力消費で変動し、ゆえに、熱産生(heat production)もまた時間で変動する。冷却ゾーン内に含まれるコンポーネントの電力消費(及び、該コンポーネントにより産生される熱)の変化に関連した冷却ゾーン温度は、即座に変化しない可能性がある。温度変化は、冷却ゾーンの熱時間定数τによって電力消費変化に関連し得る。熱時間定数は、数百乃至数千秒のオーダであり得る。例えば、熱時間定数は、200乃至500秒の範囲内であってもよい。
例えば、計算要素により消費される電力は、プロセッサの状態(例えば、アクティブ又はスタンバイ)、プロセッサ作業負荷(現在の及び/又は最近の)、プロセッサより実行される現在の及び/又は最近の動作等に関連し得る。測定された電力消費は、測定誤差、及び/又は時間に基づく測定変動を含むことがある。測定誤差及び/又は測定変動について説明するために、電力消費値をある時間にわたり捕捉することができ、捕捉された電力消費値に少なくとも部分的に基づいて、結果として生じる電力消費値を決定することができる。電力消費値は、複数の時間間隔(すなわち、サンプリング期間Δt)において捕捉されてもよい。電力消費サンプリング期間は、数十乃至数百秒のオーダであり得る。例えば、電力消費サンプリング期間は100秒であってもよい。
例えば、結果として生じる電力消費値は、捕捉された(すなわち、測定された)電力消費値の指数移動平均(EMA)として決定することができる。一般に、EMAは、一連の値のうちの各値に重み付けファクタを適用する。重み付けファクタは、指数的に減少するように構成され、したがって、重み付けは、上記一連の中での位置に依存する。減少の量は減衰係数αに関連し、ここで、αはゼロとイチとの間である。1に比較的より近いαの値は、重み付けファクタにおける比較的より速い減少と、比較的より最近取得された電力消費値からの、結果として生じる電力消費EMAに対する比較的より大きい貢献(すなわち、比較的より古い取得された電力消費値からの、比較的より小さい貢献)とに対応する。αは、サンプリング期間Δtと冷却ゾーン熱時間定数τに対して、α=1−(Δt/τ)として関連し得る。
電力消費EMA(P_EMA)は、
P_EMAt=αPt+(1-α)*P_EMAt-1
として再帰的に決定することができる。ここで、t=1,2,3,・・・,tは、一連の取得された電力消費値の中の取得された電力消費値に対応するインデックスであり、P_EMAは、現在の電力消費EMAであり、Pは、現在の取得された電力消費値に対応し、P_EMAt−1は、前の電力消費EMAである。インデックスtは、第1の電力消費値の取得と第2の、後の電力消費値の取得との間の、時間間隔(すなわち、サンプル間隔)に関連し得る。P_EMAは、適切なk=1,2,3,・・・について、
P_EMAt=α[Pt+(1-α)Pt-1+(1-α)2Pt-3+・・・+(1-α)kPt-k]+(1-α)(k+1)P_EMAt-k
として拡張することができる。各々の捕捉された電力消費Pt−iの重み付けファクタは、一般形式α(1−α)、i=0,1,2,・・・を有することが十分理解され得る。ゆえに、冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン104aのEMA電力消費は、複数の取得された電力消費値に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。電力消費EMAは、比較的より最近の電力消費値を、比較的より最近でない電力消費値よりも比較的より高く重み付けすることによって、ある時間にわたる電力消費の変動について説明するように構成される。
ターゲット冷却ゾーン104aの出口空気温度(Toutlet)は、それから、ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて、及び、決定された電力消費項に少なくとも部分的に基づいて決定することができる。例えば、PTASロジック132は、ボリューメトリック気流及びToutletを決定するように構成されることができる。ボリューメトリック気流は、本明細書に説明されるように、ファンゾーンファン速度と冷却ゾーン構成とに関連する。電力消費項は、本明細書に説明されるように、指数移動平均を用いて重み付けされる、取得された電力消費値に関連する。ゆえに、冷却ゾーン構成に対する動的変化を受け入れることができ、ボリューメトリック気流とToutletとの比較的正確なテレメトリをデータセンタ管理システムに提供することができる。
RMC102は、Qを感知するように構成されたボリューメトリック気流センサと、Toutletを感知するように構成されたToutletセンサとを、API、例えばラックスケールアーキテクチャ(RSA)管理APIを介して、データセンタ管理システムに公開するように構成されることができる。ゆえに、データセンタ管理システムは、一貫性のあるインターフェースを介してセンサデータにアクセスすることができる。
図2Aは、本開示の一実施形態と調和する、最初の準備における一例示的な電力熱認識システム200を例示する。例示的なシステム200は、ラック管理コントローラ(RMC)202と、複数の冷却ゾーン204a、・・・、204nとを含む。各冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン204aは、複数のトレイ(すなわち、引き出し)210a、・・・、210nと、2つのファンゾーン214a、214bとを含む。各ファンゾーン214a、214bは、それぞれ、1つ以上のファン215a、215bを含む。各冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン204aは、それぞれのラック管理バックプレーン(RMB)、例えばRMB218aをさらに含む。各RMB、例えばRMB218aは、それぞれのラック管理バックプレーンコントローラ(RMBC)219aを含む。各トレイ、例えばトレイ210aは、複数のスレッド205a、・・・、205nと、トレイ管理コントローラ及び/又はプールシステム管理エンジン(TMC/PSME)213aとを含む。各スレッド205a、・・・、205nは、それぞれのプロセッサ211a、・・・、211nと、それぞれのベースボード管理コントローラ及び/又は管理エンジン(BMC/ME)217a、・・・、217nとを含む。
各スレッド205a、・・・、205nは、それぞれのBMC/ME217a、・・・、217nにより、TMC/PSME213aに結合される。各トレイ、例えばトレイ210aは、それぞれのTMC/PSME、例えばTMC/PSME213aにより、RMBC219aに結合される。各RMB、例えばRMB218aは、それぞれのRMBC、例えばRMBC219aにより、RMC202に結合される。ゆえに、冷却ゾーン204a、・・・、204nは、RMC202に結合される。RMC202は、データセンタ管理システムに結合される。
冷却ゾーン204aは、例示的なシステム200の最初の準備における冷却ゾーン構成を示す。RMC202は、本明細書に説明されるように先験的に決定される、冷却ゾーン104aのとり得る構成に対応するモデルを記憶するように構成される。動作の間、RMC202は、本明細書に説明されるように、冷却ゾーン104aに関連した構成データを取得し、取得された構成データを記憶された構成データと比較し、上記構成を識別し、第1の構成IDに少なくとも部分的に基づいて第1のモデルを選択するように構成される。RMC202は、本明細書に説明されるように、ファン215a及び215bのファン速度を取得し、Tinletを取得し、トレイ210a、・・・、210nの電力消費を取得し及び/又は決定するようにさらに構成される。RMC202は、それから、本明細書に説明されるように、冷却ゾーン204aのボリューメトリック気流Q及び/又はToutletを決定し、ボリューメトリック気流及びToutletをデータセンタ管理システムに提供することができる。RMC202は、例示的なシステム200に含まれる各々の他の冷却ゾーン、例えば冷却ゾーン204nについて、同様の動作を実行することができる。
図2Bは、本開示の一実施形態に調和する、少なくとも1つの冷却ゾーンの動的再構成の後の、図2Aの例示的なシステムの一部分250を示す。図2Bは、図2Aと共に見られるとき、最も良く理解され得る。部分250は、トレイ260aを含む。動的再構成は、冷却ゾーン204a内のトレイ210aを、トレイ260aで置換した。ゆえに、トレイ210aを含んだ、最初に準備された冷却ゾーン204aに対応したモデルは、トレイ260aを含む再構成された冷却ゾーン204aに対応しない可能性がある。
トレイ260aは、複数のスレッド255a、・・・、255nと、トレイ管理コントローラ及び/又はプールシステム管理エンジンTMC/PSME263aとを含む。各スレッド255a、・・・、255nは、それぞれの記憶コンポーネント261a、・・・、261nと、それぞれのベースボード管理コントローラ及び/又は管理エンジン(BMC/ME)267a、・・・、267nとを含む。各スレッド255a、・・・、255nは、それぞれのBMC/ME267a、・・・、267nにより、TMC/PSME263aに結合される。トレイ260aは、TMC/PSME213aにより、RMBC219aに結合される。
動作において、RMC202は、本明細書に説明されるように、トレイ260aを含む冷却ゾーン204aに関連した構成データを取得し、取得された構成データを記憶された構成データと比較し、上記構成を識別し、第2の構成IDに少なくとも部分的に基づいて第2のモデルを選択することができる。それから、第2のモデルは、トレイ210aがトレイ260aにより置換された冷却ゾーン204aに対応し得る。例えば、記憶コンポーネント261a、・・・、261nは、プロセッサ211a、・・・、211nのフォームファクタとは異なるフォームファクタを有することがある。フォームファクタにおける差は、冷却ゾーン204aのインピーダンスと、ゆえに、ファン速度と結果として生じるボリューメトリック気流との間の関係とに影響する可能性がある。RMC202は、ファン215a及び215bのファン速度を取得するように構成される。RMC202は、それから、本明細書に説明されるように、第2のモデルを用いて、トレイ260aを含む冷却ゾーン204aのボリューメトリック気流Qを決定することができる。RMC202は、本明細書に説明されるように、Toutletを決定し、ボリューメトリック気流とToutletとをデータセンタ管理システムに提供することができる。ゆえに、冷却ゾーン204a動的再構成を検出し、受け入れることができる。それから、決定されるボリューメトリック気流の正確さを保つことができる。
図3は、本開示の様々な実施形態に従う、冷却ゾーンモデル生成動作のフローチャート300である。具体的に、フローチャート300は、モデル(すなわち、ファン速度係数に対応するモデルパラメータ)の生成を示す。例えば、図1のRMC102及び/又はモデル生成ロジック113が、上記動作を実行することができる。
この実施形態の動作は、冷却ゾーン構成データを受信すること(302)で始まり得る。例えば、冷却ゾーン構成データは、ユーザインターフェースを介してユーザから、及び/又は1つ以上の管理コントローラから受信することができる。動作304は、構成IDを冷却ゾーン構成データに関連付けることを含む。動作306において、冷却ゾーン内の各ファンのPWMデューティサイクルを、初期デューティサイクル値に設定することができる。1つのファンゾーン内に含まれるファンのためのPWMデューティサイクルは、同じであり得る。動作308において、冷却ゾーン内の各ファンのファン速度を捕捉することができる。動作310において、ボリューメトリック気流を捕捉することができる。例えば、ボリューメトリック気流は、風洞から捕捉されてもよい。動作312は、ファン速度及びボリューメトリック気流を記憶することを含む。
動作314において、データ取得が完了しているかどうかを決定することができる。データ取得は、本明細書に説明されるように、PWMデューティサイクルとファンゾーンとの各組み合わせについて、ファン速度及びボリューメトリック気流を捕捉するように構成される。ゆえに、データ取得は、PWMデューティサイクルとファンゾーンとのすべての組み合わせ(すなわち、V個の組み合わせ)が実施されたとき、完了し得る。データ取得が完了していない場合、動作316において、次のPWMデューティサイクル値及び/又は次のファンゾーンを選択することができる。動作318において、選択されたファンゾーン内の各ファンのPWMデューティサイクルを調整することができる。それから、プログラムフローは動作308に進むことができる。データ取得が完了している場合、動作320において、モデルパラメータを決定することができる。例えば、モデルパラメータは、回帰を用いて、及び二乗誤差の和を最小化して、決定することができる。例えば、回帰は、3レベル回帰(three-level regression)であり得る。一実施形態において、モデルパラメータを決定することは、選択された冷却ゾーン構成パラメータにモデルパラメータを関連させる感度分析を含むことができる。プログラムフローは、それから、動作322において終了することができる。
ゆえに、モデルパラメータ、すなわちファン速度係数は、冷却ゾーン構成データに少なくとも部分的に基づいて決定することができる。モデルは、ファン速度と冷却ゾーン構成とをボリューメトリック気流に関連させるように構成される。冷却ゾーンのインピーダンスが、冷却ゾーン構成に関連する。ゆえに、複数のモデル、すなわちモデルパラメータの複数セットを、先験的に決定することができる。
図4は、本開示の様々な実施形態に従う、冷却ゾーン出口温度決定動作のフローチャート400である。具体的に、フローチャート400は、冷却ゾーン構成を識別することと、構成IDに少なくとも部分的に基づいて適切なモデルを選択することと、選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて、及び取得されたファン速度に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定することとを示す。例えば、図1のRMC102及び/又はPTASロジック132が、上記動作を実行することができる。
この実施形態の動作は、402で始まり得る。動作404は、現在の冷却ゾーン構成データを取得することを含む。例えば、冷却ゾーンデータは、1つ以上の管理コントローラから取得されてもよい。動作406において、冷却ゾーン構成を識別することができる。例えば、冷却ゾーン構成は、取得された冷却ゾーンデータと構成データの複数の記憶されたセットとを比較することによって識別されてもよい。動作408において、モデルを選択することができる。例えば、モデルは、冷却ゾーン構成IDに少なくとも部分的に基づいて1つ以上のモデルから選択されてもよい。各モデルは、モデルパラメータのそれぞれのセットに対応する。動作410において、ファン速度を取得することができる。例えば、ファン速度は、各ファンゾーン内に含まれる1つ以上のファンについて取得されてもよい。動作412において、冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定することができる。例えば、冷却ゾーンボリューメトリック気流は、識別された冷却ゾーン構成に少なくとも部分的に基づいて、及び、取得されたファン速度に少なくとも部分的に基づいて決定されてもよい。
動作414は、冷却ゾーン電力消費を捕捉すること及び/又は決定することを含む。例えば、冷却ゾーン電力消費は、一連の捕捉された電力消費値の指数移動平均を用いて決定されてもよい。動作416において、入口温度を取得することができる。動作418において、冷却ゾーン出口気流温度を決定することができる。動作420において、ボリューメトリック気流及び出口温度をデータセンタ管理システムに提供することができる。プログラムは、動作422において終了することができる。
ゆえに、ラック要素の最初の準備の後の、冷却ゾーンに対する変更を受け入れることができる。現在の冷却ゾーン構成は、構成IDに少なくとも部分的に基づいて選択された、識別され及び関連付けられたモデルであり得る。それから、関連付けられたモデルに少なくとも部分的に基づいて決定されるボリューメトリック気流は、現在の冷却ゾーン構成に対応し得る。それから、ボリューメトリック気流と関連付けられたToutletとを、例えばAPIを介して、データセンタ管理システムに提供することができる。ゆえに、効率的な冷却を容易にすることができる。
図3及び図4のフローチャートは様々な実施形態に従う動作を示すが、図3及び/又は図4に表された動作のすべてが他の実施形態に必要ではないことが理解されるべきである。さらに、本開示の他の実施形態において、図3及び/又は図4に表された動作、及び/又は本明細書に説明される他の動作が、図面のいずれにも具体的に図示されない仕方で組み合わせられてもよく、こうした実施形態は、図3及び/又は図4に例示されるよりもより少ない又はより多い動作を含み得ることが、本明細書において十分に企図される。ゆえに、1つの図面内に厳密に図示されない特徴及び/又は動作に向けられた請求項は、本開示の範囲及び内容の範囲内に見なされる。
メモリ124は、下記タイプのメモリのうち1つ以上を含むことができる:半導体ファームウェアメモリ、プログラマブルメモリ、不揮発メモリ、読取専用メモリ、電気的プログラマブルメモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクメモリ、及び/又は光ディスクメモリ。追加的に又は別法として、システムメモリは、他の及び/又は後に開発されるタイプのコンピュータ読取可能メモリを含むことができる。
本明細書に説明される動作の実施形態は、命令を記憶させたコンピュータ読取可能記憶デバイスにおいて実装されてもよく、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されるとき、上記方法を実行する。プロセッサには、例えば、処理ユニット及び/又はプログラマブル回路を含むことができる。記憶デバイスには、任意タイプの有形の、非一時的記憶デバイスを含むマシン読取可能記憶デバイス、例えば、フロッピーディスク、光ディスク、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD−ROM)、書き換え可能コンパクトディスク(CD−RW)、及び磁気光ディスクを含む任意タイプのディスク、半導体デバイス、例えば、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、例えばダイナミック及びスタティックRAMなど、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気若しくは光学カードなど、又は、電子命令を記憶することに適した任意タイプの記憶デバイスを含むことができる。
本明細書におけるいずれの実施形態において用いられるときも、用語「ロジック」は、前述された動作のうち任意のものを実行するように構成されたアプリ、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は回路を参照し得る。ソフトウェアは、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体上に記録されたソフトウェアパッケージ、コード、命令、命令セット、及び/又はデータとして具現化され得る。ファームウェアは、メモリデバイス内にハードコードされている(例えば、不揮発である)コード、命令若しくは命令セット、及び/又はデータとして具現化され得る。
「回路」は、本明細書におけるいずれの実施形態において用いられるときも、例えば、単体で又は任意の組み合わせにおいて、ハードワイヤード回路、プログラマブル回路、例えば、1つ以上の個々の命令処理コアを含むコンピュータプロセッサ、状態機械回路、及び/又はプログラマブル回路により実行される命令を記憶したファームウェアなどを含み得る。ロジックは、集合的に又は個々に、より大きいシステム、例えば、集積回路(IC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、システムオンチップ(SoC)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバ、スマートフォン等の、一部を形成する回路として具現化されてもよい。
図1の通信ロジック122、EMC113、CZMC118、及び/又はRMC102、及び/又は、図2のBMC/ME217a、・・・、218n、267a、・・・、267n、TMC/PSME213a、263a、RMBC219a、及び/又はRMC202は、プラットフォーム管理インターフェース仕様に準拠し、あるいは該仕様と互換性があるように構成されることができる。例えば、プラットフォーム管理インターフェース仕様は、2004年2月に公開されたインテリジェントプラットフォーム管理インターフェース仕様(Intelligent Platform Management Interface Specification)、第2世代、バージョン2.0、レビジョン1.0、上記仕様の後のバージョン及び/又はレビジョン、例えば、2013年10月にリリースされたバージョン2.0、レビジョン1.1、及び/又は関連した仕様に準拠し、あるいはこれらと互換性があってもよい。
いくつかの実施形態において、ハードウェア記述言語(HDL)を使用して、本明細書に説明される様々なロジック及び/又は回路のための回路及び/又はロジック実装を指定することができる。例えば、一実施形態において、ハードウェア記述言語は、本明細書に説明される1つ以上の回路及び/又はロジックの半導体製作を可能にし得る超高速集積回路(VHSIC)ハードウェア記述言語(VHDL)に準拠し、あるいはこれと互換性があってもよい。VHDLは、IEEE標準1076−1987、IEEE標準1076.2、IEEE1076.1、VHDL−2006のIEEEドラフト3.0、VHDL2008のIEEEドラフト4.0、及び/又はIEEE VHDL標準の他のバージョン、及び/又は他のハードウェア記述標準に準拠し、あるいはこれらと互換性があり得る。
ゆえに、本開示の教示と調和して、電力熱認識ソリューション(PTAS)は、冷却ゾーンのボリューメトリック気流を決定するように構成される。複数のモデルを、先験的に(すなわち、ラック要素の最初の準備の前に)生成することができる。各モデルは、冷却ファン速度とそれぞれの冷却ゾーン構成とを、それぞれの冷却ゾーンのボリューメトリック気流に関連させるように構成される。複数のモデルが、本明細書に説明されるように、最初の準備の後に発生し得る冷却ゾーン構成に対する変更を受け入れるように構成される。それから、ターゲット冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて、適切なモデルを動作の間に選択することができる。選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて、ボリューメトリック気流を決定することができる。PTASは、決定されたボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて、冷却ゾーンの出口気流温度を決定するようにさらに構成される。

本開示の例は、以下に論じられるように、電力熱認識ソリューションに関連した方法、方法の動作を実行する手段、デバイス、又は装置若しくはシステムなどの構成要件を含む。
例1
本例に従い、装置システムが提供される。上記装置は、電力熱認識ソリューション(PTAS)ロジックを含む。PTASロジックは、冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて複数のモデルからモデルを選択し、上記の選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定する。
例2
本例は、例1の要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記冷却ゾーンの上記構成を識別する。
例3
本例は、例1の要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン出口温度を決定する。
例4
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記複数のモデルを生成するモデル生成ロジックをさらに含み、各モデルは少なくとも1つの冷却ゾーン構成に関連付けられる。
例5
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、少なくとも1つのファン速度に少なくとも部分的に基づいて、及び上記冷却ゾーンの上記構成に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例6
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記冷却ゾーンに関連付けられた電力消費を決定する。
例7
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックは、上記冷却ゾーンに関連付けられた各ファンについて、それぞれのファン速度を取得する。
例8
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記選択されたモデルは、少なくとも1つのファン速度と上記冷却ゾーンの上記構成とを関連させる。
例9
本例は、例6の要素を含み、上記電力消費は、一連の測定された電力消費値の指数移動平均に関連する。
例10
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、上記選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて決定される。
例11
本例は、例3の要素を含み、上記出口温度は、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例12
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記複数のモデルを記憶する構成データストアをさらに含む。
例13
本例は、例12の要素を含み、各々の記憶されたモデルは、構成識別子(ID)に関連付けられる。
例14
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックはさらに、冷却ゾーン構成データを取得する。
例15
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記冷却ゾーンボリューメトリック気流をデータセンタ管理システムに提供する。
例16
本例は、例3の要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記冷却ゾーン出口温度をデータセンタ管理システムに提供する。
例17
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、上記冷却ゾーンの最初に準備された構成とは異なる。
例18
本例は、例4の要素を含み、上記モデル生成ロジックは、冷却ゾーン構成データを受信し、パルス幅変調(PWM)デューティサイクルを設定し、上記冷却ゾーンに含まれる各ファンのファン速度を捕捉し、風洞からボリューメトリック気流を捕捉し、各々の捕捉されたファン速度と上記の捕捉されたボリューメトリック気流とを記憶する。
例19
本例は、例18の要素を含み、上記PWMデューティサイクルは、25パーセントより大きいか又は等しい。
例20
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記選択されたモデルは、ファン速度に乗算する少なくとも1つのモデル係数と、電源ファンに関連した独立した項とを含む。
例21
本例は、例20の要素を含み、上記ファン速度は、複数のファン速度のうちの最大ファン速度に対応する。
例22
本例は、例18の要素を含み、上記モデル生成ロジックは、ある数のPWMデューティサイクル値の各々について、設定すること、上記ファン速度を捕捉すること、上記ボリューメトリック気流を捕捉すること、及び記憶することを、繰り返す。
例23
本例は、例22の要素を含み、上記PWMデューティサイクル値の数は、上記冷却ゾーンに含まれるファンゾーンの数に関連する。
例24
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記複数のモデルの少なくとも1つが、複数の冷却ゾーン構成に関連する。
例25
本例に従い、方法が提供される。上記方法は、電力熱認識ソリューション(PTAS)ロジックにより、冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて複数のモデルからモデルを選択することと、上記PTASロジックにより、上記の選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定することと、を含む。
例26
本例は、例25の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーンの上記構成を識別することをさらに含む。
例27
本例は、例25の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン出口温度を決定することをさらに含む。
例28
本例は、例25の要素を含み、モデル生成ロジックにより、上記複数のモデルを生成することをさらに含み、各モデルは少なくとも1つの冷却ゾーン構成に関連付けられる。
例29
本例は、例25の要素を含み、上記選択されたモデルは、少なくとも1つのファン速度と上記冷却ゾーンの上記構成とを関連させる。
例30
本例は、例25の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーンに関連付けられた電力消費を決定することをさらに含む。
例31
本例は、例30の要素を含み、上記電力消費は、一連の測定された電力消費値の指数移動平均に関連する。
例32
本例は、例25の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーンに関連付けられた各ファンについて、それぞれのファン速度を取得することをさらに含む。
例33
本例は、例25の要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、少なくとも1つのファン速度に少なくとも部分的に基づいて、及び上記冷却ゾーンの上記構成に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例34
本例は、例25の要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、上記選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて決定される。
例35
本例は、例27の要素を含み、上記出口温度は、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例36
本例は、例25の要素を含み、上記PTASロジックにより、冷却ゾーン構成データを取得することをさらに含む。
例37
本例は、例25の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーンボリューメトリック気流をデータセンタ管理システムに提供することをさらに含む。
例38
本例は、例27要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーン出口温度をデータセンタ管理システムに提供することをさらに含む。
例39
本例は、例25の要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、上記冷却ゾーンの最初に準備された構成とは異なる。
例40
本例は、例25の要素を含み、上記冷却ゾーンは、上記冷却ゾーンを含むラックに含まれたファンを含む。
例41
本例は、例28の要素を含み、上記モデル生成ロジックにより、冷却ゾーン構成データを受信することと、上記モデル生成ロジックにより、パルス幅変調(PWM)デューティサイクルを設定することと、上記モデル生成ロジックにより、上記冷却ゾーンに含まれる各ファンのファン速度を捕捉することと、上記モデル生成ロジックにより、風洞からボリューメトリック気流を捕捉することと、上記モデル生成ロジックにより、各々の捕捉されたファン速度と上記の捕捉されたボリューメトリック気流とを記憶することと、をさらに含む。
例42
本例は、例41の要素を含み、上記PWMデューティサイクルは、25パーセントより大きいか又は等しい。
例43
本例は、例25の要素を含み、上記選択されたモデルは、ファン速度に乗算する少なくとも1つのモデル係数と、電源ファンに関連した独立した項とを含む。
例44
本例は、例43の要素を含み、上記ファン速度は、複数のファン速度のうちの最大ファン速度に対応する。
例45
本例は、例41の要素を含み、上記モデル生成ロジックにより、ある数のPWMデューティサイクル値の各々について、設定すること、上記ファン速度を捕捉すること、上記ボリューメトリック気流を捕捉すること、及び記憶することを、繰り返すこと、をさらに含む。
例46
本例は、例45の要素を含み、上記PWMデューティサイクル値の数は、上記冷却ゾーンに含まれるファンゾーンの数に関連する。
例47
本例は、例25の要素を含み、上記複数のモデルの少なくとも1つが、複数の冷却ゾーン構成に関連する。
例48
本例に従い、システムが提供される。上記システムは、冷却ゾーンとラック管理コントローラ(RMC)とを含む。上記冷却ゾーンは、少なくとも1つのラック要素と、少なくとも1つのファンを含むファンゾーンとを含む。上記RMCは、電力熱認識ソリューション(PTAS)をロジックを含む。上記PTASロジックは、上記冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて複数のモデルからモデルを選択し、上記の選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定する。
例49
本例は、例48の要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記冷却ゾーンの上記構成を識別する。
例50
本例は、例48の要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン出口温度を決定する。
例51
本例は、例48の要素を含み、上記RMCは、上記複数のモデルを生成するモデル生成ロジックをさらに含み、各モデルは少なくとも1つの冷却ゾーン構成に関連付けられる。
例52
本例は、例48の要素を含み、上記選択されたモデルは、少なくとも1つのファン速度と上記冷却ゾーンの上記構成とを関連させる。
例53
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、少なくとも1つのファン速度に少なくとも部分的に基づいて、及び上記冷却ゾーンの上記構成に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例54
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記冷却ゾーンに関連付けられた電力消費を決定する。
例55
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックは、上記冷却ゾーンに関連付けられた各ファンについて、それぞれのファン速度を取得する。
例56
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記少なくとも1つのラック要素は、計算コンポーネント、記憶コンポーネント、ネットワーキングコンポーネント、及びメモリコンポーネントのうち、1つ以上を含む。
例57
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記選択されたモデルは、ある数のファンゾーンに関連する。
例58
本例は、例54の要素を含み、上記電力消費は、一連の測定された電力消費値の指数移動平均に関連する。
例59
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、上記選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて決定される。
例60
本例は、例50の要素を含み、上記出口温度は、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例61
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記RMCは、上記複数のモデルを記憶する構成データストアを含む。
例62
本例は、例61の要素を含み、各々の記憶されたモデルは、構成識別子(ID)に関連付けられる。
例63
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンは、少なくとも1つの管理コントローラをさらに含む。
例64
本例は、例63の要素を含み、上記少なくとも1つの管理コントローラの少なくとも1つが、上記冷却ゾーンに関連付けられた入口温度を取得する。
例65
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、ファンの数がファンゾーンの数に等しい。
例66
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、ファンの数がファンゾーンの数より大きい。
例67
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンは、1つのファンゾーンを含む。
例68
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンは、複数のファンゾーンを含む。
例69
本例は、例48の要素を含み、上記ファンゾーン内の各ファンが、同じPWMデューティサイクルを有するパルス幅変調(PWM)入力信号を受信する。
例70
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックはさらに、冷却ゾーン構成データを取得する。
例71
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記冷却ゾーンボリューメトリック気流をデータセンタ管理システムに提供する。
例72
本例は、例50の要素を含み、上記PTASロジックはさらに、上記冷却ゾーン出口温度をデータセンタ管理システムに提供する。
例73
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、上記冷却ゾーンの最初に準備された構成とは異なる。
例74
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記少なくとも1つのファンのうち少なくとも1つが、上記冷却ゾーンを含むラックに含まれる。
例75
本例は、例51の要素を含み、上記モデル生成ロジックは、冷却ゾーン構成データを受信し、パルス幅変調(PWM)デューティサイクルを設定し、上記冷却ゾーンに含まれる各ファンのファン速度を捕捉し、風洞からボリューメトリック気流を捕捉し、各々の捕捉されたファン速度と上記の捕捉されたボリューメトリック気流とを記憶する。
例76
本例は、例75の要素を含み、上記PWMデューティサイクルは、25パーセントより大きいか又は等しい。
例77
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記選択されたモデルは、ファン速度に乗算する少なくとも1つのモデル係数と、電源ファンに関連した独立した項とを含む。
例78
本例は、例77の要素を含み、上記ファン速度は、複数のファン速度のうちの最大ファン速度に対応する。
例79
本例は、例75の要素を含み、上記モデル生成ロジックは、ある数のPWMデューティサイクル値の各々について、設定すること、上記ファン速度を捕捉すること、上記ボリューメトリック気流を捕捉すること、及び記憶することを、繰り返す。
例80
本例は、例79の要素を含み、上記PWMデューティサイクル値の数は、上記冷却ゾーンに含まれるファンゾーンの数に関連する。
例81
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記複数のモデルの少なくとも1つが、複数の冷却ゾーン構成に関連する。
例82
本例に従い、デバイスが提供される。上記デバイスは、命令を記憶させたコンピュータ読取可能記憶デバイスを含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記の動作を結果としてもたらし、該動作は、冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて複数のモデルからモデルを選択することと、上記の選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定することと、を含む。
例83
本例は、例82の要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、上記冷却ゾーンの上記構成を識別することを含む。
例84
本例は、例82の要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン出口温度を決定することを含む。
例85
本例は、例82の要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、上記複数のモデルを生成することを含み、各モデルは少なくとも1つの冷却ゾーン構成に関連付けられる。
例86
本例は、例82の要素を含み、上記選択されたモデルは、少なくとも1つのファン速度と上記冷却ゾーンの上記構成とを関連させる。
例87
本例は、例82の要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、上記冷却ゾーンに関連付けられた電力消費を決定することを含む。
例88
本例は、例87の要素を含み、上記電力消費は、一連の測定された電力消費値の指数移動平均に関連する。
例89
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、上記冷却ゾーンに関連付けられた各ファンについて、それぞれのファン速度を取得することを含む。
例90
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、少なくとも1つのファン速度に少なくとも部分的に基づいて、及び上記冷却ゾーンの上記構成に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例91
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、上記選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて決定される。
例92
本例は、例84の要素を含み、上記出口温度は、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例93
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、冷却ゾーン構成データを取得することを含む。
例94
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、上記冷却ゾーンボリューメトリック気流をデータセンタ管理システムに提供することを含む。
例95
本例は、例84の要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、上記冷却ゾーン出口温度をデータセンタ管理システムに提供することを含む。
例96
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、上記冷却ゾーンの最初に準備された構成とは異なる。
例97
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンは、上記冷却ゾーンを含むラックに含まれたファンを含む。
例98
本例は、例85の要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、冷却ゾーン構成データを受信することと、パルス幅変調(PWM)デューティサイクルを設定することと、上記冷却ゾーンに含まれる各ファンのファン速度を捕捉することと、風洞からボリューメトリック気流を捕捉することと、各々の捕捉されたファン速度と上記の捕捉されたボリューメトリック気流とを記憶することと、を含む。
例99
本例は、例98の要素を含み、上記PWMデューティサイクルは、25パーセントより大きいか又は等しい。
例100
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記選択されたモデルは、ファン速度に乗算する少なくとも1つのモデル係数と、電源ファンに関連した独立した項とを含む。
例101
本例は、例100の要素を含み、上記ファン速度は、複数のファン速度のうちの最大ファン速度に対応する。
例102
本例は、例98の要素を含み、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記のさらなる動作を結果としてもたらし、該動作は、ある数のPWMデューティサイクル値の各々について、設定すること、上記ファン速度を捕捉すること、上記ボリューメトリック気流を捕捉すること、及び記憶することを、繰り返すこと、を含む。
例103
本例は、例102の要素を含み、上記PWMデューティサイクル値の数は、上記冷却ゾーンに含まれるファンゾーンの数に関連する。
例104
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記複数のモデルの少なくとも1つが、複数の冷却ゾーン構成に関連する。
例105
本例に従い、デバイスが提供される。上記デバイスは、電力熱認識ソリューション(PTAS)ロジックにより、冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて複数のモデルからモデルを選択する手段と、上記PTASロジックにより、上記の選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定する手段と、を含む。
例106
本例は、例105の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーンの上記構成を識別する手段をさらに含む。
例107
本例は、例105の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン出口温度を決定する手段をさらに含む。
例108
本例は、例105の要素を含み、モデル生成ロジックにより、上記複数のモデルを生成する手段をさらに含み、各モデルは少なくとも1つの冷却ゾーン構成に関連付けられる。
例109
本例は、例105の要素を含み、上記選択されたモデルは、少なくとも1つのファン速度と上記冷却ゾーンの上記構成とを関連させる。
例110
本例は、例105の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーンに関連付けられた電力消費を決定する手段をさらに含む。
例111
本例は、例110の要素を含み、上記電力消費は、一連の測定された電力消費値の指数移動平均に関連する。
例112
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーンに関連付けられた各ファンについて、それぞれのファン速度を取得する手段をさらに含む。
例113
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、少なくとも1つのファン速度に少なくとも部分的に基づいて、及び上記冷却ゾーンの上記構成に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例114
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記ボリューメトリック気流は、上記選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて決定される。
例115
本例は、例107の要素を含み、上記出口温度は、上記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて決定される。
例116
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックにより、冷却ゾーン構成データを取得する手段をさらに含む。
例117
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーンボリューメトリック気流をデータセンタ管理システムに提供する手段をさらに含む。
例118
本例は、例107の要素を含み、上記PTASロジックにより、上記冷却ゾーン出口温度をデータセンタ管理システムに提供する手段をさらに含む。
例119
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、上記冷却ゾーンの最初に準備された構成とは異なる。
例120
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンは、上記冷却ゾーンを含むラックに含まれたファンを含む。
例121
本例は、例108の要素を含み、上記モデル生成ロジックにより、冷却ゾーン構成データを受信する手段と、上記モデル生成ロジックにより、パルス幅変調(PWM)デューティサイクルを設定する手段と、上記モデル生成ロジックにより、上記冷却ゾーンに含まれる各ファンのファン速度を捕捉する手段と、上記モデル生成ロジックにより、風洞からボリューメトリック気流を捕捉する手段と、上記モデル生成ロジックにより、各々の捕捉されたファン速度と上記の捕捉されたボリューメトリック気流とを記憶する手段と、をさらに含む。
例122
本例は、例121の要素を含み、上記PWMデューティサイクルは、25パーセントより大きいか又は等しい。
例123
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記選択されたモデルは、ファン速度に乗算する少なくとも1つのモデル係数と、電源ファンに関連した独立した項とを含む。
例124
本例は、例123の要素を含み、上記ファン速度は、複数のファン速度のうちの最大ファン速度に対応する。
例125
本例は、例121の要素を含み、ある数のPWMデューティサイクル値の各々について、設定すること、上記ファン速度を捕捉すること、上記ボリューメトリック気流を捕捉すること、及び記憶することを、繰り返す手段、をさらに含む。
例126
本例は、例125の要素を含み、上記PWMデューティサイクル値の数は、上記冷却ゾーンに含まれるファンゾーンの数に関連する。
例127
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記複数のモデルの少なくとも1つが、複数の冷却ゾーン構成に関連する。
例128
本例は、例1乃至3のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、数値のベクトルとして表される。
例129
本例は、例25の要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、数値のベクトルとして表される。
例130
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、数値のベクトルとして表される。
例131
本例は、例82乃至87のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、数値のベクトルとして表される。
例132
本例は、例105乃至110のうちいずれか1つに従う要素を含み、上記冷却ゾーンの上記構成は、数値のベクトルとして表される。
例133
本例は、例48乃至52のうちいずれか1つに従う要素を含み、少なくとも1つのラック要素が可変の構成に対応する。
例134
命令を記憶させたコンピュータ読取可能記憶デバイスであって、上記命令は、1つ以上のプロセッサにより実行されると下記の動作を結果としてもたらし、該動作は、例25乃至47のうちいずれか1つに従う方法を含む。
例135
例25乃至47のうちいずれか1つの方法を実行するように配置された少なくとも1つのデバイスを含むシステム。
例136
例25乃至47のうちいずれか1つの方法を実行する手段を含むデバイス。
本明細書において採用されている用語及び表現は限定でなく説明の観点で用いられており、上記用語及び表現の使用において、図示及び説明される特徴(又は、その部分)のいかなる均等物も除外する意図はなく、特許請求の範囲の範囲内で様々な修正が可能であることが認識される。したがって、請求項は、すべての上記均等物をカバーすることが意図される。
様々な特徴、態様、及び実施形態が、本明細書において説明されている。上記特徴、態様、及び実施形態は、当業者により理解されるであろうとおり、互いの組み合わせと、バリエーション及び修正とを受け入れる余地がある。本開示は、したがって、上記組み合わせ、バリエーション、及び修正を包含するようにみなされるべきである。

Claims (17)

  1. 装置であって、
    電力熱認識ソリューション(PTAS)ロジックであり、
    冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて複数のモデルからモデルを選択し、
    前記の選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定する、PTASロジック
    を含み、
    前記複数のモデルを生成するモデル生成ロジックであり、各モデルは、前記冷却ゾーンに含まれるファンのファン速度と前記冷却ゾーンの構成とを、前記冷却ゾーンのボリューメトリック気流に関連させるように構成される、モデル生成ロジック
    をさらに含
    前記PTASロジックはさらに、前記モデルを選択するために、前記冷却ゾーンの前記構成を識別する、
    装置。
  2. 前記PTASロジックはさらに、前記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン出口温度を決定する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記PTASロジックはさらに、前記冷却ゾーンに関連付けられた電力消費を決定する、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記PTASロジックは、前記冷却ゾーンに関連付けられた各ファンについて、それぞれのファン速度を取得する、請求項1又は2に記載の装置。
  5. 電力熱認識ソリューション(PTAS)ロジックにより、冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて複数のモデルからモデルを選択することと、
    前記PTASロジックにより、前記の選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定することと、
    を含み、
    モデル生成ロジックにより、前記複数のモデルを生成することであり、各モデルは、前記冷却ゾーンに含まれるファンのファン速度と前記冷却ゾーンの構成とを、前記冷却ゾーンのボリューメトリック気流に関連させるように構成される、ことと、
    前記PTASロジックにより、前記モデルを選択するために、前記冷却ゾーンの前記構成を識別することと、
    をさらに含む方法。
  6. 前記PTASロジックにより、前記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン出口温度を決定すること、をさらに含む請求項に記載の方法。
  7. 前記PTASロジックにより、前記冷却ゾーンに関連付けられた電力消費を決定すること、をさらに含む請求項に記載の方法。
  8. 前記PTASロジックにより、前記冷却ゾーンに関連付けられた各ファンについて、それぞれのファン速度を取得すること、をさらに含む請求項に記載の方法。
  9. 少なくとも1つのラック要素と、少なくとも1つのファンを含むファンゾーンと、を含む冷却ゾーンと、
    ラック管理コントローラ(RMC)と、
    を含み、前記RMCは、
    電力熱認識ソリューション(PTAS)ロジック、
    を含み、前記PTASロジックは、
    前記冷却ゾーンの構成に少なくとも部分的に基づいて複数のモデルからモデルを選択し、
    前記の選択されたモデルに少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーンボリューメトリック気流を決定し、
    前記RMCは、
    前記複数のモデルを生成するモデル生成ロジック
    をさらに含み、各モデルは、前記冷却ゾーンに含まれるファンのファン速度と前記冷却ゾーンの構成とを、前記冷却ゾーンのボリューメトリック気流に関連させるように構成され
    前記PTASロジックはさらに、前記モデルを選択するために、前記冷却ゾーンの前記構成を識別する、
    システム。
  10. 前記PTASロジックはさらに、前記ボリューメトリック気流に少なくとも部分的に基づいて冷却ゾーン出口温度を決定する、請求項に記載のシステム。
  11. 前記PTASロジックはさらに、前記冷却ゾーンに関連付けられた電力消費を決定する、請求項9又は10に記載のシステム。
  12. 前記PTASロジックは、前記冷却ゾーンに関連付けられた各ファンについて、それぞれのファン速度を取得する、請求項9又は10に記載のシステム。
  13. 前記少なくとも1つのラック要素は、計算コンポーネント、記憶コンポーネント、ネットワーキングコンポーネント、及びメモリコンポーネントのうち、1つ以上を含む、請求項9又は10のうちいずれか1項に記載のシステム。
  14. プロセッサに請求項乃至のうちいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
  15. 請求項乃至のうちいずれか1項に記載の方法を実行するように配置された少なくとも1つのデバイスを含むシステム。
  16. 請求項乃至のうちいずれか1項に記載の方法を実行する手段を含むデバイス。
  17. 請求項14に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読取可能記憶媒体。
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