JP6636336B2 - チップレスrfidタグのタグ情報読み取り回路 - Google Patents

チップレスrfidタグのタグ情報読み取り回路 Download PDF

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本発明は、伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグに適したタグ情報の読み取り回路に関するものであり、物体や物品の自動認識に関わる技術分野に属する。
バーコードは物品管理、在庫管理、物流管理などに広く普及しており、IDタグが印刷で作成できることで極めて安価であるという特長がある。
一方、バーコードでの情報には秘匿性がなく(丸見え)、汚れで誤認識したり、改ざんされる危険もあるなど信頼性に乏しい面や、読み取り領域が狭く、障害物があると読み取れないという欠点も有している。
この課題を解決するために、バーコードに用いられる光ではなくて電磁波を用いたチップレスタグが提案されている。
伝送線路マルチモード共振器で構成されるタグもその一つである。共振器の構造に符号を付与するとともに、逆に構造により生成される構造独自の高次モード共振周波数を検出することで符号を特定できる特性を応用している。
ただし、このような電磁波を利用する方式では、共振器の共振周波数を非接触で検出するため、従来は、タグに共振器とともに送信および受信アンテナ二つを実装する方式がとられていた。
この場合、アンテナは共振器と同等あるいはそれ以上のサイズとなることがある。そこで、タグのサイズが大きくなること、送信波と受信波の分離が難しいこと、反射波による妨害が発生しやすいことなどの課題があった。
チップレスRFIDに関しては下記文献に示すように、すでにいろいろな技術が開示され、実用化もなされている。
下記の非特許文献1は、チップレスRFIDタグの解説論文であり、この分野の全般的な技術が開示されている。この文献で紹介しているチップレスタグは同文献Figure.11に示すように多数の共振素子を用いる構成例で、基本的に1つの共振器に1ビットを対応させたマルチ共振器を用いたノッチフィルタ構成となっている。またタグ情報読み出し用に二つのモノポールアンテナを用い、送受信信号の分離を行うためにその偏波面を直交するように配置して共振器と同じ基板に実装する事例が開示されている。
下記の特許文献1(マルチモード共振器およびそれを用いたRFIDタグ)にはチップレスタグに一個の共振器を用い、その共振器の高次モード共振周波数を利用するマルチモード共振器を適用する方式が開示されている。本発明においてもタグの構成としてはこの方式を採用している。ただし、特許文献1においても読み取り方式としては、タグとして二つのアンテナを共振器と同時に基板に実装する手法になっていた。
特開2015−195561号公報
P.Preradovic and N.C.Karmakar,"Chipless RFID: Bar Code of the Future,"IEEE Microwave Magazine,vol.11,No.7, pp.87-97, Dec.2010 牧本、佐川、松尾、和田、「マイクロ波伝送線路共振器の構成と応用」、森北出版、2014年11月
上述したように、従来技術ではチップレスRFIDタグにアンテナを実装して用いるため、タグサイズが大きく、基板コストも高く、また機能的にも送受分離が難しく、反射波の影響も受けやすくなっている。そこで以下の課題を解決することが要請されている
1)タグのサイズを小型化し、基板コストを低減する
2)読み取り装置の小型化、低コスト化を実現する
3)送受信信号の分離度を改善し読み取り精度を向上させる。
本発明は、チップレスRFIDタグの読み取り方式とそれを実現する装置に関するものであり、タグや読取装置の小型化、読み取り精度の向上を実現する技術である。
本発明は、伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグに適したタグ情報の読み取り方式およびそれを適用したタグ情報読み取り回路を提供するものである。
本発明に適用可能なチップレスタグ用の共振器はマルチモード共振器であり、共振器を励振するプローブとそれにより発生する近傍電磁界を検出するプローブを2個用いて共振周波数を検出することを基本としている。アンテナを用いないため検出距離は犠牲になるが非接触でかつ微弱電波での検出が可能であり、さらに小型化に適し、送受信信号の回り込みの低減による読み取り精度の向上も期待できるものである。
本発明は、電界、磁界あるいは電磁界プローブを用いて共振器の一端を励振し、かつ他端で検出を行うことでチップレスRFIDタグの小型化と読み取り精度の向上を図る手法を提供するものである。
本発明が提案するものは、両端が開放終端されている伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグにおける一つの開放端近傍を電界あるいは電磁界プローブで励振し、他の一つの開放端近傍で電界あるいは電磁界プローブで共振周波数を検出するチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路である。
また、両端が短絡終端されている伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグにおける一つの短絡端近傍を磁界あるいは電磁界プローブで励振し、他の一つの短絡端近傍で磁界あるいは電磁界プローブで共振周波数を検出するチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路である。
伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグにおける一つの開放端近傍を電界あるいは電磁界プローブで励振し、他の一つの開放端近傍で電界あるいは電磁界プローブで共振周波数を検出する方式、あるいは、伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグにおける一つの短絡端近傍を磁界あるいは電磁界プローブで励振し、他の一つの短絡端近傍で磁界あるいは電磁界プローブで共振周波数を検出する方式が、本発明によるチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り方式である。
上述した本発明で用いる構造の伝送線路型ステップインピーダンスマルチモード共振器は、共振時に共振器の先端部で共振時に強い電界や磁界を発生する。この特性を利用して電界、磁界あるいは電磁界プローブも用いて、共振器先端部で共振器を励振し、かつ発生した電界、磁界あるいは電磁界を検出することが可能となる。
このような近傍電磁界を利用することでアンテナを用いることなく共振器の特性を検出することが可能となり、タグの小型化や読み取り精度の向上を図るものである。
本発明によると以下に示す効果がある
1)チップレスタグの小型化および低コスト化が実現できる
2)読取装置の小型化も同時に可能となる
3)送受信分離を改善でき読み取り精度が向上する
4)微弱電波でチップレスRFIDタグシステムを実現できる。
先端開放SIRマルチモード共振器の構成を説明する図。 先端短絡SIRマルチモード共振器の構成を説明する図。 アンテナを実装したチップレスタグの従来例を説明する図。 本発明によるチップレスタグおよびタグ情報読み取り方式を説明する図。 磁界プローブを用いた共振器特性測定例を表す図。 本発明の実施例1(電界プローブを用いたタグ情報読み取り方式)を説明する図。 本発明の実施例2(磁界プローブの回路パターン例)を説明する図。 本発明の実施例3(先端短絡電磁界プローブの回路パターン例)を説明する図。 本発明の実施例4(先端開放電磁界プローブの回路パターン例)を説明する図。
本発明はチップレスRFIDタグの読み取り方式とそれを実現する装置に関するものであり、タグや読取装置の小型化、読み取り精度の向上を実現する技術である。
本発明に適用可能なチップレスタグ用の共振器はマルチモード共振器であり、共振器を励振するプローブとそれにより発生する近傍電磁界を検出するプローブを2個用いて共振周波数を検出することを基本としている。
本発明によればアンテナを用いないため検出距離は犠牲になるが非接触でかつ微弱電波での検出が可能であり、さらに小型化に適し、送受信信号の回り込みの低減による読み取り精度の向上も期待できる。
本発明で用いるチップレスRFIDタグ用共振器は前述したように、特許文献1に示しているマルチモード共振器であり、この共振器が発生する高次モード共振周波数を共振器構造を変えて制御することでコード情報を生成しRFIDタグを実現しようとするものである。最初にこの共振器の構造について説明する。
本発明に適用するマルチモード共振器の基本的な構造は、特性インピーダンスが異なる伝送線路を複数個接続して構成されるステップ・インピーダンス共振器(Stepped Impedance Resonator)と称されるものである。以下、本明細書、特許請求の範囲、図面中において、ステップ・インピーダンス共振器(Stepped Impedance Resonator)を単に「SIR」と表示することがある。
この構造の共振器は、上記非特許文献2に開示されているように、その構成やその特性を生かしたマイクロ波フィルタが開発、実用化されている。
非特許文献2ではSIRの基本特性とともに共振器構造でスプリアス共振(高次モード共振)が制御できることを示している。
図1および図2に本発明に適用するSIRの基本構造を示す。
図1は、先端開放の場合の構造例である。
図1において101、102、103、104は、等しい線路電気長θをもち、線路インピーダンスがZ1 、Z2、…、ZN−1、Z(線路アドミタンスはY1、Y2、…、YN−1、Y)となる伝送線路で、それを直列にした伝送線路を2組用意し、線路104で電気的に対称になるように接続した構成を持つ。
105は対称面で106、107は開放端となる。
この共振器の線路電気長θが90°となる周波数を基準周波数としfで表すものとすると、このとき共振器は先端開放N/2波長型共振器となる。
共振器には多数の共振が存在し、基準周波数f(以下ではf(1次) 、f(2次)、…、fN−1(N−1次))で共振する。
この構造において線路インピーダンスがすべて等しい場合は一様線路共振器となり、良く知られているように共振周波数はf=fN/N、 f=2f/N、 …、fN−1=(N−1)、f/Nと、f/Nの間隔で発生する。
図2は、先端短絡の場合の構造例である。
図1同様、201、202、203、204は等しい線路電気長θをもち、線路インピーダンスがZ、Z、・・・、ZN−1、Zとなる伝送線路で、それを直列にした伝送線路を2組用意し、線路204で対称になるように接続した構成を持つ。
205は対称面で、206、207は短絡端となる。この共振器は先端短絡N/2波長型共振器となり、共振特性は図1の先端開放型と同様な特性となる。
図3にマルチモードSIRを用いたチップレスタグの従来例を示す。アンテナを実装したチップレスタグの従来例である。
図3において301はチップレスタグ基板、302はマルチモードSIR、303よび304は円形モノポールアンテナを示す。
アンテナと共振器は平行結合線路305、306で結合されている。
アンテナはどちらか一方が読取装置からの信号を受信するアンテナで他の一つは共振器を通過した信号(タグ情報となる)を送信するアンテナとなっており、基本的に遠方電磁界を利用する無線システムになっている。
またこれら2つのアンテナは送受信信号を分離するために偏波面を直交して配置されている。
図3からわかるように、アンテナ二つを実装することでタグサイズが大きくなること、偏波面を直交させることによる送受信分離度は高々20dB程度でありしかも劣化しやすいなど課題を有している。
本発明で用いる図1および図2に示す構造の共振器は、共振器の先端部で共振時に強い電界および磁界を発生する。このような共振器先端部の近傍電磁界を利用することでアンテナを介さずに外部より電界あるいは磁界で励振することや検出することが可能となる。
通常EMC測定においては、電界プローブや磁界プローブを用いて電子回路や装置の微小電磁界測定を行っているが、この手法を検出だけではなく共振器の励振にも適用することが本発明の基本となる。
この手法を適用することでチップレスRFIDタグはアンテナが不要となり、共振器のみで構成できるため大幅な小型化が実現でき、同時に読取装置もアンテナの代わりに小型のプローブを用いることから小型化が実現されることとなる。
図4に本発明によるチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路の一例を示す。
この例ではタグ用共振器として先端短絡型のマルチモードSIR、励振用および検出用のプローブは磁界プローブを用いている。
誘電体基板上にマルチモードSIR402、接地用ビアホール403が配備されてチップレスタグ401が構成されている。
図4において、404は励振用プローブ、405は検出用プローブ、406はプローブ先端部に設けられた磁気ループ、407はストリップ伝送線路、408は励振ポート、409は検出ポートである。
共振器は短絡点となる接地用ビアホール403の先端部で共振時に強い磁界を発生する。
したがって、励振用プローブ404と検出用プローブ405の磁気ループをタグ用SIRの二つの短絡部にそれぞれ接近させると共振器が励振され、かつその共振特性を検出することが可能となる。
このように、伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグにおける一つの開放端近傍を電界あるいは電磁界プローブで励振し、他の一つの開放端近傍で電界あるいは電磁界プローブで共振周波数を検出する方式、あるいは、伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグにおける一つの短絡端近傍を磁界あるいは電磁界プローブで励振し、他の一つの短絡端近傍で磁界あるいは電磁界プローブで共振周波数を検出する方式が、本発明によるチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り方式である。
図4に例示した本発明によるチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路の測定例を図5に示す。
図5では、N=5で、基準周波数f=5.0GHzとしている。
1次から5次までの高次モード共振の尖鋭度の良好なピーク特性が測定されている。
この共振器は線路の特性インピーダンスをすべて一定とした共振器構造(一様線路)の例であるため、fからfまで1GHz間隔で高次モード共振が発生していることがわかる。
プローブ間の直接の結合(迷結合)も十分低く抑えられ、かつ雑音レベルが低いため微弱電波程度の低電力レベルでの送受信も可能である。
これにより本発明による読み取り方式の有用性が確認できる。
図6に本発明の第1の実施例(電界プローブを用いたチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路及び、タグ情報読み取り方式)を示す。
小型化を実現するためにチップレスRFIDタグ601に用いるマルチモードSIR602の構造をU字構造にするとともに、励振用と検出用プローブを同一基板603に実装した構成となっている。
この例ではタグ用共振器は先端開放型を用いているため励振および検出用プローブも電界プローブとなっている。
この電界プローブは2つのストリップ伝送線路604の先端部に電界励振と電界検出の機能を持つ矩形電極605が接続され、ストリップ伝送線路の他端は励振用ポート608、検出用ポート609となる。
励振用プローブと検出用プローブは迷結合を低減するため分離することが要求されることより二つの線路間に接地導体パターン606を設け、下面の接地導体と接地用ビアホール607で接続する構成をとる。
共振周波数を検出するためには二つのプローブ電極605を先端開放マルチモードSIRの二つの開放端に接近させることで行う。
なおこのプローブ構造は接地導体に対して対称構造となっているから励振用ポートと検出用ポートを入れ替えて用いることが可能なことは自明である。
図7に本発明の第2の実施例(磁界プローブを用いたチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路及び、タグ情報読み取り方式)を示す。
図6が先端開放のマルチモードSIRをタグ用共振器に用いたが、図7の例はU字構造の先端短絡マルチモードSIRを共振器として用いる場合のプローブ構成を示している。 図7で図6と共通する番号は同一の機能を有しているので説明は省略する。
図7において703は磁界プローブ基板を示し、705は磁界励振および磁界検出用の磁気ループである。
710は接続用ビアホールで、伝送線路604の先端部と接地導体間でループを形成している。
共振周波数を検出するためには二つの磁気ループ705を先端短絡マルチモードSIRの二つの短絡端に接近させることで行う。
図8に本発明の第3の実施例(先端短絡電磁界プローブを用いたチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路及び、タグ情報読み取り方式)を示す。
図6および図7のプローブの例は集中定数型の構造であるため、周波数が高い領域では実現しづらくなる場合がある。
このことに対応するためにはプローブとして電界と磁界を同時に検出する分布定数型の電磁界プローブを適用することが望ましい。
図8の例は、タグ用共振器としてU字構造の先端短絡マルチモードSIRを用いる場合のプローブ構成を示している。
この図でも図6と共通する番号は同一の機能を有しているので説明は省略する。
図8において803は先端短絡電磁界プローブ基板を示す。
基本的な構成は二つのストリップ伝送線路の一端をビアホール710で短絡した構造となっている。
共振周波数を検出するためには、プローブの二つの先端短絡伝送線路の先端部と、タグを構成する先端短絡SIRの先端部の伝送線路を対向させ、それぞれの線路が平行結合できるように配置すればよい。
検出する周波数帯域は平行結合部のオーバーラップする線路長で決まり、検出レベルは基板(平行する線路)の間隔で決定される。
単純なプローブ構成であるが、周波数帯域、検出レベル特性を制御できる有用な機能を実現できる。
図9に本発明の第4の実施例(先端開放電磁界プローブを用いたチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路及び、タグ情報読み取り方式)を示す。
図8の例は、タグ用共振器としてU字構造の先端短絡マルチモードSIRを用いているが、図8の例は先端開放マルチモードSIRを用いる場合のプローブ構成を示している。
903は先端開放電磁界プローブを示しているが、 図8と異なる点はストリップ伝送線路604の先端部にビアホール710がなく開放終端になっていることだけである。
このプローブの場合も共振周波数を検出するためには、プローブの二つの先端開放伝送線路の先端部と、タグを構成する先端開放SIRの先端部の伝送線路を対向させ、それぞれの線路が平行結合できるように配置することが必要となる。
この構造例でも検出する周波数帯域は平行結合部のオーバーラップする線路長で決まり、検出レベルは基板(平行する線路)の間隔で決定される。
図8の例よりもさらに単純なプローブ構成となり、周波数特性、レベル特性を制御できる有用な機能を具備している。
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態、実施例を説明したが、本発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
101−104 伝送線路
105 共振器の対称面
106、107 共振器開放端
201−204 伝送線路
205 共振器の対称面
206、207 共振器短絡端
301 チップレスタグ基板
302 マルチモードSIR
303、304 円形モノポールアンテナ
305、306 平行線路結合部
401 チップレスタグ
402 マルチモードSIR
403 接地用ビアホール
404 励振用プローブ
405 検出用プローブ
406 磁気ループ
407 ストリップ伝送線路
408 励振ポート
409 検出ポート
601 チップレスRFIDタグ
602 マルチモード共振器
603 プローブ基板
604 ストリップ伝送線路
605 電界プローブ用電極
606 接地導体パターン
607 接地用ビアホール
608 励振用ポート
609 検出用ポート
703 磁界プローブ基板
705 磁気ループ
710 接続用ビアホール
803 先端短絡電磁界プローブ基板
903 先端開放電磁界プローブ基板

Claims (10)

  1. 両端が開放終端されている伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグにおける一つの開放端近傍を電界あるいは電磁界プローブで励振し、他の一つの開放端近傍で電界あるいは電磁界プローブで共振周波数を検出するチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  2. 前記伝送線路マルチモード共振器をU字状に形成するともに、励振用と検出用の前記電磁界プローブとを同一の基板に実装して構成した請求項1記載のチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  3. 前記励振用と検出用の電磁界プローブが実装されている前記同一の基板に前記二つの電磁界プローブの回路の間に接地導体パターンを設けた請求項2記載のチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  4. 前記励振する電界プローブが、ストリップ伝送線路の先端部に電界励振と電界検出用の電極パターンを形成して構成した二つの電界プローブの一つであり、前記共振周波数を検出する電界プローブが、他の一つの電界プローブである請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  5. 前記励振する電界プローブが、ストリップ伝送線路の先端部を開放終端として構成した二つの電磁界プローブの一つであり、前記共振周波数を検出する電界プローブが、他の一つの電界プローブである請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  6. 両端が短絡終端されている伝送線路マルチモード共振器で構成されるチップレスRFIDタグにおける一つの短絡端近傍を磁界あるいは電磁界プローブで励振し、他の一つの短絡端近傍で磁界あるいは電磁界プローブで共振周波数を検出するチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  7. 前記伝送線路マルチモード共振器をU字状に形成するともに、励振用と検出用の前記電磁界プローブとを同一の基板に実装して構成した請求項6記載のチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  8. 前記励振用と検出用の電磁界プローブが実装されている前記同一の基板に前記二つの電磁界プローブの回路の間に接地導体パターンを設けた請求項7記載のチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  9. 前記励振する電界プローブが、ストリップ伝送線路の先端部に電界励振と電界検出用の電極パターンを形成して構成した二つの電界プローブの一つであり、前記共振周波数を検出する電界プローブが、他の一つの電界プローブである請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載のチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
  10. 前記励振する電界プローブが、ストリップ伝送線路の先端部を開放終端として構成した二つの電磁界プローブの一つであり、前記共振周波数を検出する電界プローブが、他の一つの電界プローブである請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載のチップレスRFIDタグのタグ情報読み取り回路。
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