JP6634221B2 - 手押しポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、液体の供給に用いる手押しポンプに関する。
家庭用井戸や貯水槽等から水を供給するために、手押しポンプが用いられている。このような手押しポンプは、ピストンに設けられたピストンロッドを介してピストンをシリンダ内で往復動させるリンク機構及びリンク機構を駆動する操作レバーを設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。手押しポンプは、リンク機構により、操作レバーの上下方向の回動をピストンロッドの上下方向の往復動の運動に変換可能に形成される。手押しポンプは、ピストンを往復動させることにより、吸込室の容積を可変させるとともに、2つの弁体を交互に開閉し、吸込室の一次側から水を吸い込むとともに、吸込室の水を二次側の吐出室に揚水し、吐出室内の水を外部に吐出させる構成である。
特開2009−013876号公報
上述した手押しポンプでは、以下の問題があった。即ち、シリンダが大型になると、レバーの回動量が大きく、操作位置が高くなるため操作性が悪い。また、吸込室の変化量が大きくなると操作荷重が大きくなることから、操作荷重を低減させるために操作レバーを長くする場合もあるが、操作レバーの長さが長くなると操作性が悪くなる。
そこで本発明は、使用性が良い手押しポンプを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の手押しポンプは、次のように構成されている。
本発明の一態様によれば、手押しポンプは、吸込室及び吐出室を有する本体と、前記吸込室及び前記吐出室に区分するピストン部、及び、前記ピストン部に接続されたピストンロッドを具備するピストン部材と、回動可能に形成されるとともに前記ピストンロッドに接続され、回動により前記ピストン部材を移動させる操作レバーと、前記本体に接続される第1部と、前記第1部に回動可能に接続されるとともに前記ピストンロッドに接続される第2部と、を有し、前記操作レバー及び前記ピストンロッドを連結し、前記操作レバーの回動を前記ピストンロッドの往復動に変換するリンク機構部と、を備え、前記操作レバーは、前記リンク機構部の前記第1部と前記第2部との連結部位の一方側において、第1のカーブ、及び前記第1のカーブとは反対に湾曲する第2のカーブを有するとともに、前記回動の方向において反転可能に設けられ、反転によって、先端部の位置が変化し、一の取付け状態における前記先端部の位置は、前記一の取付け状態に対して反転した向きである他の取付け状態における前記先端部の位置よりも、低い位置に配されることを特徴とする。
本発明によれば、使用性が良い手押しポンプを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る手押しポンプの構成を示す説明図。 本発明の第2の実施形態に係る手押しポンプの構成を示す側面図。 同実施形態に係る操作レバーの構成を示す平面図。 本発明の第3の実施形態に係る操作レバーの構成を示す側面図。 同実施形態に係る操作レバーの構成を示す平面図。 本発明の第4の実施形態に係る操作レバーの構成を示す側面図。 同実施形態に係る操作レバーの構成を示す平面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る手押しポンプ1を、図1を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る手押しポンプ1の構成であって、ピストン部材12が下死点側に位置する構成を示す断面図である。図1において、ピストン部材12が上死点側に位置する場合の操作レバー14の姿勢を二点鎖線で示している。
図1及び図2に示すように、手押しポンプ1は、本体11と、本体11の内部に往復動可能に設けられたピストン部材12と、ピストン部材12に連結されたリンク機構部13と、リンク機構部13に設けられた操作レバー14と、本体11に設けられた連通管31と、を備えている。なお、手押しポンプ1は、ピストン部材12の往復動による揚水機能、及び、後述する第1突起部25b及び第2突起部26bによる降水機能を有する。
本体11は、井戸等に、例えば水面に対して下端部が対向するように配置される。本体11は、軸心が鉛直方向に沿って延設される筒状のシリンダ21と、シリンダ21の下端部に接続される吸込ケーシング22と、シリンダ21の上端部に接続される吐出ケーシング23と、を備えている。
本体11は、吸込ケーシング22に設けられた第1逆止弁25と、シリンダ21及び吸込ケーシング22間に設けられたカバー部材26と、を備えている。
本体11は、シリンダ21及び吸込ケーシング22の対向する端部、並びに、シリンダ21及び吐出ケーシング23の対向する端部に、それぞれフランジ部を有し、シール部材を介在させたフランジ部をボルト等の締結部材により締結することで、シリンダ21、吸込ケーシング22及び吐出ケーシング23が一体に構成される。
このような本体11は、ピストン部材12とともに、シリンダ21及び吸込ケーシング22内に吸込室11aが形成される。また、本体11は、ピストン部材12とともに、シリンダ21内及び吐出ケーシング23に吐出室11bが形成される。
シリンダ21は、その内周面をピストン部材12が摺動可能に形成されている。シリンダ21は、内周面の表面粗さ及び軸心に対する円心度が所定の精度で形成される。なお、ここで、所定の精度とは、ピストン部材12の往復動において、ピストン部材12及びシリンダ21の間の漏水、往復動時のピストン部材12及びシリンダ21の間の抵抗及び干渉、又は、ピストン部材12の損傷等によるポンプ機能の低下を防止可能な精度であり、手押しポンプ1の性能に応じて適宜設定可能である。
吸込ケーシング22は、椀状に形成され、上端部がシリンダ21と同一の内径で開口し、下端部に吸込口22aを備えている。吸込ケーシング22は、その内部に第1逆止弁25を配置可能に形成されている。具体的には、吸込ケーシング22は、吸込口22aの周囲の内面に、第1逆止弁25を配置可能、且つ、第1逆止弁25の移動を案内する複数のリブ22bと、吸込口22aの周囲に形成された第1弁座22cと、を備えている。
吸込ケーシング22は、リブ22b間の空間によって、第1弁座22cを有する第1逆止弁25の第1弁室22dを構成する。吸込口22aは、例えば、水中に配設するホースを接続可能に、その内周面にねじ部22eが形成される。吸込口22aは、第1弁室22dに連通する。
吸込ケーシング22の下端部は、井戸等の手押しポンプ1の設置部に設置された基部に固定されている。
吐出ケーシング23は、下端部がシリンダ21と同一の内径で開口する椀状に形成される。吐出ケーシング23は、その側面の一部に形成された吐出口23aと、吐出ケーシング23の上端に設けられた孔部23bと、孔部23bに設けられた軸封部材23cと、吐出ケーシング23の外面に設けられた支持部23dと、吐出ケーシング23の外面に設けられた規制部材23eと、を備えている。
孔部23bは、ピストン部材12の後述するピストンロッド41を挿入可能、且つ、軸封部材23cを配置可能に形成されている。また、孔部23bは、軸封部材23cを固定するとともに、規制部材23eを支持する蓋体23fと、を備えている。
軸封部材23cは、ピストンロッド41を摺動可能に支持する。また、軸封部材23cは、ピストンロッド41のラジアル方向の荷重を支持可能に形成されている。軸封部材23cは、吐出ケーシング23及びピストンロッド41の間に介在することで、吐出ケーシング23及びピストンロッド41の間を密封する。軸封部材23cは、例えば、水質に影響を与えない樹脂材料により形成されている。
支持部23dは、リンク機構部13の一部を支持可能に形成されている。
規制部材23eは、樹脂材料により円環状に形成され、ピストンロッド41に着脱可能に形成されている。規制部材23eは、ピストンロッド41を挿入した状態で、蓋体23fに支持される。規制部材23eは、蓋体23fに支持されるとともに、ピストン部材12の後述する連結部43と当接可能に形成されている。
規制部材23eは、連結部43と当接することで、ピストンロッド41の移動を規制可能に形成されている。なお、規制部材23eは、軸心方向の長さが、例えば、ピストン部材12が下死点に到達する手前でピストンロッド41の移動を規制可能な長さに形成されている。
第1逆止弁25は、第1弁座22cと当接する第1弁体25aと、第1弁体25aのピストン部材12と対向する面の略中心から斜上方に突出し、カバー部材26からその先端が突出する第1突起部25bと、を備えている。第1逆止弁25は、第1弁室22d内に設けられ、第1弁座22cと当接可能に形成されている。
カバー部材26は、円板状に形成されている。カバー部材26は、水の流路を形成するとともに、その一部に第1突起部25bを配置可能な複数の孔部26aと、ピストン部材12と対向する面の略中央に設けられた第2突起部26bと、を備えている。カバー部材26は、シリンダ21及び吸込ケーシング22間に設けられる。
連通管31は、一端がシリンダ21の側部に接続され、他端が吐出ケーシング23の側部に接続されている。連通管31は、ピストン部材12が上死点と下死点との間の所定位置にある時に吸込室11aと吐出室11bとを連通する。
ピストン部材12は、ピストンロッド41と、このピストンロッド41の下端側に接続されたピストン部42と、ピストンロッド41の上端側に設けられた連結部43とを備えている。
ピストンロッド41は、円柱棒状に形成され、下端部にピストン部42が固定される。ピストンロッド41は、その外周面の少なくとも軸封部材23cと摺動する部位の表面粗さが、所定の精度に形成されている。ピストンロッド41は、吐出室11bから孔部23b及び軸封部材23cを介して本体11の外部へ延設される。
ピストン部42は、ピストンロッド41の下端側に接続されたピストンヨーク45と、ピストンヨーク45に設けられ、シリンダ21の内周面を摺動可能に形成されたピストン46と、ピストン46をピストンヨーク45に固定するピストン押え47と、ピストン押え47に設けられた第2逆止弁48と、を備えている。
ピストンヨーク45は、例えばピストンロッド41を中心に一定の間隔を有する配置で複数、例えば四方向に分岐して延設される。
ピストン46は、例えばゴム等の樹脂材料で形成され、弾性変形可能に形成されている。ピストン46は、その上部が開口する椀状に形成されるとともに、その下部の一部が開口して形成される。ピストン46は、シリンダ21の内部を液密に区分し、且つ、シリンダ21の内周面を摺動可能に形成される。ピストン46は、シリンダ21の内部を吸込室11a及び吐出室11bに区分可能に形成されている。
ピストン押え47は、ピストン46を支持するとともに、ピストン46をピストンヨーク45と挟持することで、ピストンロッド41にピストン46を固定する。ピストン押え47は、中央部に形成され、ピストン46の開口よりも小径の開口部47aと、吐出ケーシング23と対向する開口部47aの周囲の面に形成された第2弁座47bと、を備えている。
ピストン押え47は、開口部47aにより、吸込室11a及び吐出室11bを連通可能に形成されている。ピストン押え47は、第1逆止弁25の第1突起部25bの先端と当接可能に形成されている。ピストンヨーク45及びピストン押え47は、その対向する空間に、第2弁座47bを有する第2弁室42aを構成する。
第2逆止弁48は、第2弁室42a内に設けられ、第2弁座47bと当接可能に形成されている。また、第2逆止弁48は、カバー部材26の第2突起部26bと当接可能に形成されている。
連結部43は、リンク機構部13と連結可能に形成されている。連結部43は、ピストンロッド41の端部に固定されている。連結部43は、外径がピストンロッド41の外径よりも大径に形成され、規制部材23eと当接可能に形成されている。
リンク機構部13は、第1リンク部材51と、第2リンク部材52と、を備えている。
第1リンク部材51は、その長手方向の両端部が、それぞれ支持部23d及び第2リンク部材52に連結軸13aにより連結される。第1リンク部材51は、板状に形成され、支持部23dに連結軸13aを中心に回動可能に支持される。
第2リンク部材52は、連結部43及び第1リンク部材51に連結軸13aにより連結される。第2リンク部材52は、板状に形成され、連結部43及び第1リンク部材51に対して回動可能に、連結部43及び第1リンク部材51に支持される。第2リンク部材52は、長手方向の一端に連結部43が連結され、長手方向の他端に操作レバー14が接続されるブラケット15を有している。また、第2リンク部材52は、その中途部に第1リンク部材51が連結される。
リンク機構部13は、操作レバー14及びピストンロッド41を連結し、操作レバー14の回動をピストンロッド41の往復動に変換する。
操作レバー14は、所定の長さを有する棒状の部材であり、ブラケット15によって第2リンク部材52の端部に接続されている。
操作レバー14は、長手方向の中央に配されるレバー部14aと、レバー部14aの一端側に配される第1端部14bと、レバー部14aの他端側に配される第2端部14cと、を一体に連続して備える。また、操作レバー14は両面に延出方向に沿う溝14dが形成され、中央部分が薄肉に構成されている。
レバー部14aは、中途部位に設けられた変曲部の一端側の部位と、変曲部の他端側の部位とが逆方向にカーブする緩やかなS字形状を呈する。すなわち、レバー部14aは、第1のカーブと、第1のカーブとは反対に湾曲する第2のカーブとを有する。
第1端部14bは、直線状に構成され、ブラケット15に挿入可能に形成されている。第1端部14bには、対向する複数箇所に締結部材16が螺合するねじ孔14fが設けられている。ねじ孔14fは第1端部14bの長手方向に2つずつそれぞれ形成されている。すなわち、操作レバー14は、ブラケット15への挿入の際に回動方向の前後における向きを任意に設定でき、設置の向きが回動方向において反転可能に構成されている。したがって、使用者は例えば設置部位のスペースや操作性を考慮してカーブの形状を任意の向きに設定することができる。
第2端部14cは直線状に構成されている。第2端部14cの先端位置には、操作レバー14の回動方向及び延出方向に対して直交する軸に沿う孔部14hを有する管状部14gが形成されている。
図1に実線で示される第1の取付け状態において、操作レバー14は、レバー部14aの一端側の部位が回動の上昇側に凸となり、他端側の部位が回動の下降側に凸となるカーブ形状となる。この第1の取付け状態において、操作レバー14の先端部分である第2端部14cは、ブラケット15に挿入される基端部分である第1端部14bの延長線よりも、回動の下降側、すなわち下方にずれた位置に有る。
一方、図2に破線にて示す第2の取付け状態では、操作レバー14は、レバー部14aの一端側の部位が回動の下降側に凸となり、他端側の部位が回動の上昇側に凸となるカーブ形状となる。この取付け状態において、操作レバー14の先端部分である第2端部14cは、ブラケット15に挿入される第1端部14bの延長線よりも、回動の上昇側、すなわち上方にずれた位置に有る。
すなわち、第1の取付け状態では、第2の取付け状態と比べて、操作レバー14の先端部分である第2端部14cの高さが低い位置に配置されることとなる。
ブラケット15は、第2リンク部材52の端部に固定されている。ブラケット15には操作レバー14の第1端部14bを収容可能な挿入穴15aが形成されている。ブラケット15の少なくとも回動方向一方側の面には、ねじ孔14fに連通するねじ孔15bが形成されている。ブラケット15は、第1端部14bを挿入穴15aに収容した状態で締結部材が螺合されることで、操作レバー14をリンク機構部13に接続する。
次に、手押しポンプ1を用いて水源、例えば井戸等から水を揚水する場合の動作説明をする。
手押しポンプ1の使用開始時においては、吸込室11a内に空気が存在することから、先ず、吸込室11a内を水で充満させる、所謂自吸を行う。当該自吸を行う場合には、先ず、使用者は、操作レバー14を操作し、ピストン部材12を往復動させる。具体的には、操作レバー14が上方に位置し、ピストン部材12が下死点側に位置する場合には、使用者は、操作レバー14を操作し、操作レバー14の端部を下方に回動させる。
この操作により、操作レバー14は、第1リンク部材51の端部を中心に回動し、連結部43が上方に移動する。これにより、ピストンロッド41は、軸心方向に沿って上方へ移動し、ピストン部42が上死点側に移動する。ピストン部42が上死点側に向かって移動すると、ピストン部42、シリンダ21、吸込ケーシング22、第1逆止弁25及び第2逆止弁48で形成される吸込室11aの容積が増加する。
このとき、吸込口22aは、第1逆止弁25により閉塞されているとともに、開口部47aは、第2逆止弁48により閉塞されている。このため、ピストン部42が上死点側に移動して吸込室11aの容積が増加すると、吸込室11aの圧力が減少する。第1逆止弁25の一次側の圧力が吸込室11aの圧力よりも高くなると、換言すると、吸込室11aの圧力が負圧になると、第1逆止弁25が上方に移動して開状態となり、吸込口22aが開口する。これにより吸込室11aに水が流入する。
また、ピストン部42が一定の位置より上に位置すると、連通管31によって吸込室11aと吐出室11bとが連通するため、吸込室11aと吐出室11bの圧力が一定より低下することが防止されることとなる。
このように、ピストン部42が上死点まで移動するまで、吸込室11aに水が揚水される。なお、このとき、第2逆止弁48は、第2弁座47bに当接した状態、即ち、第2逆止弁48は、ピストン押え47の開口部47aを閉塞している。このため、吐出室11bへの水や空気の移動が規制される。
ピストン部42が上死点に位置する際、第1取付け状態における操作レバー14の先端の位置の高さL1は、カーブ方向を反転させた第2取付け状態の操作レバー14の先端の位置の高さL0と比べ、低い位置に配置されている。
次に、使用者は、操作レバー14を操作し、操作レバー14を上方に回動させる。操作レバー14が上方に回動すると、第2リンク部材52は、第1リンク部材51と連結される連結軸13aを中心に連結部43と連結される連結軸13aが下方に移動するように回動し、結果、ピストンロッド41が下方に移動する。
ピストンロッド41が下方に移動することで、ピストン部42が下死点側に移動する。ピストン部42が下死点側へ移動すると、吸込室11aの容積が減少し、吸込室11a内の圧力が増加する。吸込室11a内の圧力が吐出室11b内の圧力よりも高くなると、換言すると、吸込室11aの圧力が大気圧よりも高くなると、第2逆止弁48が上方に移動して開状態となり、開口部47aが開口する。これにより、吸込室11a内の空気及び水が吐出室11bに流入する。さらにピストン部42が移動し、下死点側に移動すると、ピストン部42が下死点に到達する前に、規制部材23eに連結部43が当接し、ピストン部42の移動が規制される。
第1取付け状態において、揚水時の操作レバー14の最高高さH1は、カーブ方向を反転させた第2取付け状態の操作レバー14の最高高さH0と比べ、低い位置に配置されている。
このように、ピストン部42が下死点側に移動することで、吐出室11bに水が揚水されるとともに、吸込室11a内の空気が吐出室11bに移動する。使用者は、吸込室11a内に水が充満するまで、操作レバー14を繰り返し回動させる。
このように操作レバー14を繰り返し回動し、吸込室11aが水で充満されたら、自吸が完了となる。以後、使用者は、同様に、操作レバー14を往復動させることで、ピストン部42を往復動させ、水を揚水することが可能となる。
次に、手押しポンプ1を使用後、降水機能により、吸込室11a及び吐出室11bに溜まった水を降水させる動作を説明する。
手押しポンプ1による揚水終了後、本体11内の水を降水させる場合には、先ず、規制部材23eを蓋体23f及びピストンロッド41から取り外す。次に、操作レバー14を上方へと回動させる。このとき、連結部43が蓋体23fと当接し、操作レバー14の移動が規制されるまで、操作レバー14を回動させる。
この操作レバー14の回動により、ピストン部42が下死点へと移動し、ピストン押え47の下面及び第1逆止弁25の第1突起部25b、並びに、カバー部材26の第2突起部26b及び第2逆止弁48の下面がそれぞれ当接する。
第1逆止弁25の第1突起部25bがピストン押え47により押圧されると、第1突起部25bが第1逆止弁25の中心より偏心した位置で下方に押圧される。これにより、第1逆止弁25が傾斜し、第1弁体25aは、その下面の一部を除いて第1弁座22cから離間することで、第1逆止弁25が強制的に開放され、吸込口22aが吸込室11aと連通する。
同様に、第2逆止弁48の下面が第2突起部26bにより押圧されると、第2逆止弁48が第2弁座47bから離間し、第2逆止弁48が強制的に開放され、吸込室11aが吐出室11bと連通する。
このように、第1逆止弁25及び第2逆止弁48をそれぞれ強制的に開放させることで、吸込口22aから吐出室11bまでが連続する1つの空間となり、本体11内に溜まった水が降水する。
降水終了後、操作レバー14を操作してピストン部42を下死点から上死点側に移動させ、規制部材23eをピストンロッド41に設け、蓋体23f上に配置する。これにより、第1逆止弁25及び第2逆止弁48が閉状態となり、次回の手押しポンプ1の使用が可能な待機状態となる。
このような構成の手押しポンプ1によれば、第1の取付け状態にある操作レバー14は、中途部位に設けられた変曲部の先端側の部位が回動の上昇側に凸となり、変曲部の基端側の部位が回動の下降側に凸となるカーブ形状であり、操作レバー14の揚水時の最高到達点が低くなる。すなわち、上記実施形態に係る操作レバー14は、同じ長さの直線形状の操作レバーを設けた場合と比べて、最高到達点の高さH1が低い位置にある。また、上記実施形態に係る操作レバー14の最高到達点は、図1に破線で示すように逆方向にカーブする構造と比べて、最高到達点の高さが低い位置にある。このため、揚水時の最高到達地点を低くすることで、作業者の身長等の条件に関わらず操作レバー14の操作性を向上できるという効果が得られる。
また、上記実施形態に係る手押しポンプ1は第1端部に対向配置される複数の締結用のねじ孔14fを設けることで、カーブ形状の操作レバー14を反転可能に構成した。したがって、操作レバー14の姿勢を任意に設定することができる。また、既存の手押しポンプのカーブ形状を調整することも可能となる。したがって、設置場所や揚程高さなどの各種条件に応じて、操作レバーの最高到達点や最低到達点の位置を調整することが可能となり、操作レバー14の操作性や安全性を向上できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る手押しポンプ1Aについて、図2及び図3を用いて説明する。なお、第2の実施形態に係る手押しポンプ1Aにおいて、上述した第1の実施形態に係る手押しポンプ1と同様の構成について、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る手押しポンプ1Aの構成を示す側面図であり、図3は手押しポンプ1Aの操作レバー14の先端部位の構成を一部断面で示す平面図である。図2において、操作レバー14の下降時を実線で示し、他の回動位置にある場合を二点鎖線で示す。
本実施形態に係る手押しポンプ1Aは、本体11と、本体11の内部に往復動可能に設けられたピストン部材12と、ピストン部材12に連結されたリンク機構部13と、リンク機構部13に設けられた操作レバー14と、本体11に設けられた連通管31と、操作レバー14の先端部に設けられたハンドル61と、ウェイトユニット62と、を備えている。
ハンドル61は、操作レバー14の先端部に形成された孔部14hに挿入される棒状の部材であって、ハンドル61の両端部分が操作レバー14の両側に突出している。ハンドル61は、回動方向及び延出方向に対して直交する軸を有している。ハンドル61の両端部分を両手で把持することで、使用者は、操作レバー14の最外端を両手で昇降操作することが可能である。
ウェイトユニット62は、複数のウェイト部材63と、ウェイト部材63を操作レバー14に固定する固定部材64と、を備えている。
ウェイト部材63は、ハンドル61が挿入可能に形成された挿入孔63aを有する円盤状に構成されている。
固定部材64は、ハンドル61が挿入可能な内径を有する環状部64aと、環状部64aの一端に一体に形成されたフランジ部64bと、を備えている。固定部材64には、環状部64aの周壁の所定位置を貫通するボルト孔64cが形成されている。
ウェイト部材63の挿入孔63aにハンドル61が通るようにハンドル61の周りにウェイト部材63を装着し、ハンドル61の軸方向端部側に固定部材64を装着し、ボルト等の締結部材65で固定部材64をハンドル61に締結することで、ウェイトユニット62が操作レバー14の先端部分に固定される。
ウェイトユニット62のウェイト部材63は着脱可能であり、ウェイトユニット62は、ウェイト部材63の設置数の増減により重量が調節可能に構成されている。
本実施形態にかかる手押しポンプ1Aによれば、両側に突出するハンドル61を設けたことにより、操作レバー14の最外端を両手で把持して操作することが可能となり、操作性が向上する。
また、本実施形態に係る手押しポンプ1Aによれば、ハンドル61とウェイトユニット62の重量によって、ピストン部42の下降方向に負荷をかけることで、自吸時に吸込室11a内に空気が存在するときに、吸込室11a内の容積が増大して負圧になったとしても、当該負圧によるピストン部材12の下死点側への移動の抵抗となり、ピストン部材12が急激に下死点側に移動することを防止できる。
即ち、負圧によって吸込室11a内の圧力が吐出室11b内の圧力(大気圧)よりも低圧になると、吸込室11a及び吐出室11bの圧力差によって、ピストン部材12が下死点側に移動する。この際、ウェイトユニット62とハンドル61の重みにより移動の力を低減し、緩やかにピストン部材12が移動することとなる。このため、ピストン部42が急激に下死点側へと移動することが防止され、操作レバー14が跳ね上がることを抑制できる。したがって、操作時の安全性が高くなる。なお、使用開始時の負荷が大きい時にウェイトユニット62を設け、揚水が開始された後にウェイトユニット62を取り外してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る手押しポンプ1Bについて、図4及び図5を用いて説明する。なお、第3の実施形態に係る手押しポンプ1Bにおいて、上述した第1及び第2の実施形態に係る手押しポンプ1、1Aと同様の構成について、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る手押しポンプ1Bの操作レバー14の先端部の構成を一部を断面で示す側面図であり、図5は操作レバー14の先端部の構成を示す平面図である。
本実施形態に係る手押しポンプ1Bは、本体11と、本体11の内部に往復動可能に設けられたピストン部材12と、ピストン部材12に連結されたリンク機構部13と、リンク機構部13に設けられた操作レバー14と、本体11に設けられた連通管31と、操作レバー14の先端部に取付けられるウェイトユニット71と、ウェイトユニット71に取付けられるハンドル72と、を備えている。
ウェイトユニット71は、第1のウェイト部材73と、第1のウェイト部材73に外装される第2のウェイト部材74と、固定部材75と、を備えている。
第1のウェイト部材73は、円板状のウェイト部73aと、ウェイト部73aの一方側に一体に設けられる一対の固定片を有する固定部73bと、ウェイト部73aの他方側に一体に設けられハンドル72が挿入される挿入穴を有する支持部73cと、を有している。
操作レバー14の先端部を挟む一対の固定片73eには、締結部材76用のねじ孔73fと、締付部材77用のねじ孔73gとが、並列して形成されている。ねじ孔73fは孔部14hに連通する。一対のねじ孔73fと孔部14hとに挿入される締結部材76によって、一対の固定片73eが操作レバー14にねじ留めされる。また、操作レバー14には締付部材77用のねじ孔が形成されており、一対の固定片73eのねじ孔73gに挿入される締付部材77によって、操作レバー14の所定位置に一対の固定片73eが固定される。
支持部73cは、ハンドル72が挿入可能な内径の挿入穴73gを備える円管状に構成されている。支持部73cの周壁の所定位置には締結部材用のねじ孔73hが形成されている。
第2のウェイト部材74は、第1のウェイト部材73の支持部73cが挿入可能な内径の貫通孔74aを有する円盤状に構成されている。
第2のウェイト部材74は、支持部73cに外装され、固定部材75によって支持部73cに固定される。第2のウェイト部材74は、着脱可能であり、第2のウェイト部材74の設置数の増減によりウェイトユニット71の重量が調節可能に構成されている。
固定部材75は、支持部73cを挿入可能な径を有する円管部75bと、第1のウェイト部材73または第2のウェイト部材74の主面に当接する環状のフランジ部75aと、を一体に有している。固定部材75の円管部75bには締結部材78用のねじ孔75cが形成されている。
操作レバー14の先端部に第1のウェイト部材73を接続し、支持部73cの外周に固定部材75を装着し、さらに必要に応じて第2のウェイト部材74を支持部73cの外周に装着した状態で、締結部材78で固定部材75をハンドル72に締結することで、ハンドル72とウェイト部材73,74が固定される。なお、第2のウェイト部材74を装着しない場合には、第1のウェイト部材73の操作レバー14の先端側の主面に対して、固定部材75が固定され、あるいは固定部材75は取り外される。
ハンドル72は、棒状の部材であって、一端側が支持部73cに挿入されて支持され、他端側が操作レバー14の延出方向に突出している。使用者は、ハンドル72の把持し、操作レバー14の最外端の昇降操作を両手で行うことが可能である。
本実施形態にかかる手押しポンプ1Bにおいても、上記第2実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、ハンドル72とウェイトユニット71の重量によって、ピストン部42の下降方向に負荷をかけることで、ピストン部42が急激に下死点側へと移動することが防止され、操作レバー14が跳ね上がることを防止できる。したがって、操作時の安全性が高くなる。
また、ピストン部材12を往復動させる力は、操作レバー14の長さによって変化する
が、本実施形態にかかる手押しポンプ1Bによれば、操作レバー14の延出方向に延びるハンドル72によって支点から力点までの距離を延長できるため、操作の負荷を減らして操作性を向上することも可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る手押しポンプ1Cについて、図6及び図7を用いて説明する。なお、第4の実施形態に係る手押しポンプ1Cにおいて、上述した第1乃至第3の実施形態に係る手押しポンプ1、1A、1Bと同様の構成について、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6は、本発明の第4の実施形態に係る手押しポンプ1Cの操作レバー14の先端部の構成を示す側面図であり、図7は操作レバー14の先端部の構成を示す平面図である。なお図6においては前方のウェイト部材81を断面で示し、図7においては後方のウェイト部材81のリッド83を一部省略している。
本実施形態に係る手押しポンプ1Cは、本体11と、本体11の内部に往復動可能に設けられたピストン部材12と、ピストン部材12に連結されたリンク機構部13と、リンク機構部13に設けられた操作レバー14と、本体11に設けられた連通管31と、ウェイトユニット80と、を備える。
ウェイトユニット80は、操作レバー14の先端部に設けられた1以上のウェイト部材81を備える。
ウェイト部材81は、操作レバー14の先端部を保持する保持部としてのスリット82aを形成するウェイト部82と、ウェイト部82に組付けられるリッド83とを備えている。ウェイト部82は、操作レバー14または他のウェイト部82に連結可能に構成されている。
ウェイト部82は、円形の外形を有し、外周の一部から操作レバー14の延出方向に延びる連結部82bと、保持部としてのスリット82aと、を有している。
連結部82bは、操作レバー14の先端部位と同様の形状に構成されている。具体的には、連結部82bは、一方に延びる棒状部材であって、先端部位に孔部14hと平行な軸を有する円管状部及び孔部82dを備えている。ウェイト部82は、連結部82bが他のウェイト部材81のスリット82aに収容されることで、他のウェイト部材81と連結可能に構成されている。
スリット82aは、操作レバー14の先端部位及び他のウェイト部材81の連結部82bの先端部位に対応する形状に構成される。スリット82aは、操作レバー14の孔部14h及び孔部82dに係合するボス82cを有している。ボス82cには締結部材が挿入されるねじ孔82eが形成されている。
リッド83は円形状に構成され、ウェイト部82のスリット82aを塞ぐようウェイト部82に対向配置される。リッド83は、ボス82cに対向する位置にボス83aを一体に有している。ボス83aには軸方向に挿入される締結部材84が螺合するねじ孔83bが形成されている。
操作レバー14の先端をスリット82aに収容し、スリット82aの開口を塞ぐようにリッド83をウェイト部82に対向配置し、ボルト等の締結部材によってねじ孔82e,83bを固定することで、ウェイト部材81が操作レバー14に固定される。また、ウェイト部材81はその連結部82bが別のウェイト部82のスリット82aに収容されて連結される構成であるため、操作レバー14の延出方向において任意の数のウェイト部材81を連結することが可能である。したがって、ウェイトユニット80の重量は、ウェイト部材81の増減によって調節可能になっている。また連結するウェイト部材81の数の増減によって、操作レバー14の延出方向の長さも調節可能である。
本実施形態にかかる手押しポンプ1Cにおいても、上記第3実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、ウェイトユニット80の重量によって、ピストン部42の下降方向に負荷をかけることで、ピストン部42が急激に下死点側へと移動することが防止され、操作レバー14が跳ね上がることを抑制できる。したがって、操作時の安全性が高くなる。
また、ウェイトユニット80の重量を増減することで、揚水開始前後の操作負荷に応じて操作レバー14の負荷を調整できるため、より操作性のよい組み合わせが設定できる。
また、ピストン部材12を往復動させる力は、操作レバー14の長さによって変化する
が、本実施形態にかかる手押しポンプ1Cによれば、操作レバー14の延出方向に延びるウェイト部材81の増減によって作用点の位置を調節することができ、操作の負荷を減らして操作性を向上することも可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した手押しポンプ1,1A,1B、1Cは、降水機能を有している構成を説明したが、これに限定されない。手押しポンプ1,1A,1B、1Cは、第1突起部25b及び第2突起部26bを備えず、降水機能を有さない構成であってもよい。降水機能を有さない手押しポンプとすることで、例えば凍結の虞のない温暖地域で使用する場合には、手押しポンプの製造コストをより低減させることが可能となる。また手押しポンプ1,1A,1B、1Cは、例えば連通管31を備えない構成であってもよい。
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
吸込室及び吐出室を有する本体と、
前記吸込室及び前記吐出室に区分するピストン部、及び、前記ピストン部に接続されたピストンロッドを具備するピストン部材と、
回動可能に形成され、第1のカーブ、及び前記第1のカーブとは反対に湾曲する第2のカーブを有し、前記回動の方向において反転可能に設けられる操作レバーと、
前記操作レバー及び前記ピストンロッドを連結し、前記操作レバーの回動を前記ピストンロッドの往復動に変換するリンク機構部と、
を備えることを特徴とする手押しポンプ。
[2]
吸込室及び吐出室を有する本体と、
前記吸込室及び前記吐出室に区分するピストン部、及び、前記ピストン部に接続されたピストンロッドを具備するピストン部材と、
回動可能に形成され、第1のカーブ、及び前記第1のカーブとは反対の方向に湾曲する第2のカーブを有するレバー部と、前記レバー部の一方側の第1の端部と、前記レバー部の他方側の第2の端部と、を有し、前記第2の端部は前記第1の端部の延長線よりも下方に位置する、操作レバーと、
前記操作レバー及び前記ピストンロッドを連結し、前記操作レバーの回動を前記ピストンロッドの往復動に変換するリンク機構部と、
を備えることを特徴とする手押しポンプ。
[3]
前記操作レバーの先端部に設けられるハンドルを備えることを特徴とする[1]または[2]記載の手押しポンプ。
[4]
前記操作レバーの先端に着脱可能に構成される1以上のウェイト部材を備え、前記ウェイト部材の数の増減により重量が調節可能に構成されたウェイトユニットを備えることを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか記載の手押しポンプ。
[5]
前記操作レバーの先端部に設けられるハンドルを備え、
前記ウェイト部材は、前記ハンドルに着脱可能に構成されることを特徴とする[4]記載の手押しポンプ。
[6]
前記ウェイト部材は、前記操作レバーの先端部を保持可能な保持部と、前記操作レバーの延出方向に延び他のウェイト部材の前記保持部に保持される連結部と、を備え、前記他のウェイト部材と連結可能に構成されることを特徴とする[4]記載の手押しポンプ。
1、1A、1B、1C…手押しポンプ、11…本体、11a…吸込室、11b…吐出室、12…ピストン部材、13…リンク機構部、13a…連結軸、14…操作レバー、14a…レバー部、14b…第1端部、14c…第2端部、14d…溝、14f…ねじ孔、14h…孔部、15…ブラケット、21…シリンダ、22…吸込ケーシング、22a…吸込口、22b…リブ、23…吐出ケーシング、41…ピストンロッド、42…ピストン部、45…ピストンヨーク、46…ピストン、51…第1リンク部材、52…第2リンク部材、61、72…ハンドル、62、71、80…ウェイトユニット、63、73、81…ウェイト部材。

Claims (6)

  1. 吸込室及び吐出室を有する本体と、
    前記吸込室及び前記吐出室に区分するピストン部、及び、前記ピストン部に接続されたピストンロッドを具備するピストン部材と、
    回動可能に形成されるとともに前記ピストンロッドに接続され、回動により前記ピストン部材を移動させる操作レバーと、
    前記本体に接続される第1部と、前記第1部に回動可能に接続されるとともに前記ピストンロッドに接続される第2部と、を有し、前記操作レバー及び前記ピストンロッドを連結し、前記操作レバーの回動を前記ピストンロッドの往復動に変換するリンク機構部と、を備え、
    前記操作レバーは、前記リンク機構部の前記第1部と前記第2部との連結部位の一方側において、第1のカーブ、及び前記第1のカーブとは反対に湾曲する第2のカーブを有するとともに、前記回動の方向において反転可能に設けられ、反転によって、先端部の位置が変化し、
    一の取付け状態における前記先端部の位置は、前記一の取付け状態に対して反転した向きである他の取付け状態における前記先端部の位置よりも、低い位置に配されることを特徴とする手押しポンプ。
  2. 前記操作レバーの前記先端部に設けられるハンドルを備えることを特徴とする請求項に記載の手押しポンプ。
  3. 吸込室及び吐出室を有する本体と、
    前記吸込室及び前記吐出室に区分するピストン部、及び、前記ピストン部に接続されたピストンロッドを具備するピストン部材と、
    回動可能に形成され、第1のカーブ、及び前記第1のカーブとは反対に湾曲する第2のカーブを有し、前記回動の方向において反転可能に設けられる操作レバーと、
    前記操作レバー及び前記ピストンロッドを連結し、前記操作レバーの回動を前記ピストンロッドの往復動に変換するリンク機構部と、
    前記操作レバーの先端に着脱可能に構成される1以上のウェイト部材と、
    を備え、
    前記ウェイト部材の数の増減により重量が調節可能に構成されたウェイトユニットを備える手押しポンプ。
  4. 吸込室及び吐出室を有する本体と、
    前記吸込室及び前記吐出室に区分するピストン部、及び、前記ピストン部に接続されたピストンロッドを具備するピストン部材と、
    回動可能に形成され、第1のカーブ、及び前記第1のカーブとは反対の方向に湾曲する第2のカーブを有するレバー部と、前記レバー部の一方側の第1の端部と、前記レバー部の他方側の第2の端部と、を有し、前記第2の端部は前記第1の端部の延長線よりも下方に位置する、操作レバーと、
    前記操作レバー及び前記ピストンロッドを連結し、前記操作レバーの回動を前記ピストンロッドの往復動に変換するリンク機構部と、
    前記操作レバーの先端に着脱可能に構成される1以上のウェイト部材と、
    を備え、
    前記ウェイト部材の数の増減により重量が調節可能に構成されたウェイトユニットを備えることを特徴とする手押しポンプ。
  5. 前記操作レバーの先端部に設けられるハンドルを備え、
    前記ウェイト部材は、前記ハンドルに着脱可能に構成されることを特徴とする請求項または請求項に記載の手押しポンプ。
  6. 前記ウェイト部材は、前記操作レバーの先端部を保持可能な保持部と、前記操作レバーの延出方向に延び他のウェイト部材の前記保持部に保持される連結部と、を備え、前記他のウェイト部材と連結可能に構成されることを特徴とする請求項または請求項4に記載の手押しポンプ。
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