JP6633498B2 - 生体電気刺激装置および電気刺激提示方法 - Google Patents
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Description
また、本発明の生体電気刺激装置の1構成例は、外部機器から受信した音楽・音声信号および自装置で収音した音楽・音声信号のいずれかを記憶する記憶部と、使用者の指示に応じて前記記憶部から音楽・音声信号を読み出す読出部とをさらに備え、前記特徴量抽出部は、前記読出部が読み出した音楽・音声信号を対象として前記特徴量を抽出することを特徴とするものである。
また、本発明の電気刺激提示方法の1構成例は、使用者の指示に応じて前記通過帯域の中心周波数を調整する第5のステップと、使用者の指示に応じて前記閾値のレベルを調整する第6のステップとをさらに含むことを特徴とするものである。
また、本発明の電気刺激提示方法の1構成例は、前記第1のステップの前に、外部機器から受信した音楽・音声信号および自装置で収音した音楽・音声信号のいずれかを記憶部に格納するステップと、使用者の指示に応じて前記記憶部から音楽・音声信号を読み出すステップとをさらに含み、前記第1のステップは、前記記憶部から読み出した音楽・音声信号を対象として前記特徴量を抽出するステップを含むことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の実施例により本発明の内容が限定されるものではない。図1は本発明の第1の実施例に係る生体電気刺激装置の構成を示すブロック図である。生体電気刺激装置は、無線通信により外部機器20から音楽・音声信号を受信する通信部1と、受信した音楽・音声信号を再生する音楽・音声信号出力部2と、受信した音楽・音声信号の特定の通過帯域の周波数成分のみを通過させる少なくとも1つ以上のバンドパスフィルタ3と、バンドパスフィルタを通過した信号のうち、信号のレベルが閾値を超えた成分を所定の条件に適う特徴量として抽出する判定部4と、判定部4から刺激トリガ信号が出力される度に生体に電気刺激信号を印加する電気刺激部5と、バンドパスフィルタ3の通過帯域の中心周波数を人間の略可聴域周波数範囲で調整可能な調整部6と、判定部4の閾値のレベルを調整可能な調整部7とを備えている。バンドパスフィルタ3と判定部4とは、音楽・音声信号のうち、信号レベルが所定の閾値を超える、特定の帯域の周波数成分のみを特徴量として抽出する特徴量抽出部を構成している。
音楽・音声信号出力部2は、通信部1が受信した音楽・音声信号を出力する(図2ステップS101)。音楽・音声信号出力部2の例としては、音楽・音声信号を再生するスピーカがある。また、外部のイヤホンなどの出力機器で音楽・音声信号を再生する場合、音楽・音声信号出力部2は例えばイヤホンジャックとなる。
判定部4は、バンドパスフィルタ3を通過した信号のレベルと所定の閾値THとを比較し(図2ステップS103)、信号レベルが閾値THを超えたときに刺激トリガ信号を出力する(図2ステップS104)。
本実施例では、電気刺激を用いることにより、生体電気刺激装置の電源が小型のバッテリであっても長時間の動作を実現することが可能となる。従来の振動刺激は、アクチュエータが物理的に動作することにより、振動を生み出すものであり、エネルギーのロスが生じる。アクチュエータにより生成された振動は、人間の機械受容器により検知された後、電気信号に変換され、神経を伝達し人間は知覚する。一方、電気刺激は電気信号を電極から皮膚を経由して印加し、神経を直接刺激する。そのため、信号の変換を経ることなく、効率的に人間に知覚させることが可能となる。また、電気信号の場合、電極のサイズが一定であっても、電気信号の電圧や電流、パルス幅等のパラメータを調整することで感覚量を十分に変化させることが可能である。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例は、第1の実施例の具体例を説明するものである。図3は本実施例に係る生体電気刺激装置の構成を示すブロック図であり、図1と同様の構成には同一の符号を付してある。本実施例の生体電気刺激装置は、通信部1と、音楽・音声信号出力部2と、バンドパスフィルタ3と、判定部4と、電気刺激部5と、調整部6,7と、受信した音楽・音声信号をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換回路(DAC)8と、DAC8から出力された音楽・音声信号を増幅する増幅部9と、バンドパスフィルタ3を通過した信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路(ADC)10とを備えている。
DAC8は、通信部1が受信したデジタル信号をアナログ信号に変換する(図4ステップS201)。
音楽・音声信号出力部2は、増幅部9によって増幅された音楽・音声信号を出力する(図4ステップS203)。音楽・音声信号出力部2については第1の実施例で説明したとおりである。
判定部4は、サンプリング周期Δt毎にADC10からデジタル信号(サンプリング値)が出力される度に、このサンプリング値が示す音楽・音声信号のレベルと所定の閾値THとを比較する(図4ステップS206)。判定部4は、音楽・音声信号のレベルが閾値THを超えていない場合には(ステップS206においてNo)、ADC10の次の出力を待つ。
こうして、例えば使用者が生体電気刺激装置の動作を停止させるまで(図4ステップS209においてNo)、ステップS200〜S208の処理が繰り返し実行される。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。本実施例においても、生体電気刺激装置の構成は第2の実施例と同様であるので、図3の符号を用いて説明する。第2の実施例では、ADC10から出力されるサンプリング結果が閾値THを超える度に電気刺激部5から電気刺激信号を出力する例を説明した。これに対して、本実施例では、第2の実施例と同様にADC10の出力と閾値THとを比較しつつ、電気刺激信号の出力密度を疎にする例について説明する。
こうして、例えば使用者が生体電気刺激装置の動作を停止させるまで(図6ステップS209においてNo)、ステップS200〜S206,S210,S207,S208の処理が繰り返し実行される。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。本実施例においても、生体電気刺激装置の構成は第2の実施例と同様であるので、図3の符号を用いて説明する。第3の実施例では、直前の刺激トリガ信号の出力からの経過時間が所定時間t以下である場合には刺激トリガ信号(電気刺激信号)を出力しないようにすることで、電気刺激信号の出力密度を疎にする例を説明した。これに対して、本実施例では、電気刺激信号を出力しない間のサンプリング値の最大値を保持し、直前の刺激トリガ信号の出力からの経過時間が所定時間tを超えた後に保持しているホールド値と閾値THとを比較することで、電気刺激信号を出力しない間のサンプリング値も活用することを特徴としている。
電気刺激部5の動作は、第1〜第3の実施例で説明したとおりである(図8ステップS208)。
次に、本発明の第5の実施例について説明する。第1〜第4の実施例では、通信により外部機器20から送信されるデータを受信して、生体電気刺激装置が動作するため、外部機器20と同時に利用することが原則であった。これに対して、本実施例では、記憶部に音楽・音声信号を記憶させておくことにより、生体電気刺激装置単体で動作させることが可能となる。
読出部12は、使用者の指示に応じて記憶部11から音楽・音声信号を読み出す(図11ステップS108)。
判定部4と電気刺激部5の動作(図11ステップS103〜S105)は、第1の実施例で説明したとおりである。
第5の実施例では、記憶部11と読出部12とを第1の実施例に適用する例について説明しているが、これに限るものではなく、第2〜第4の実施例に適用してもよいことは言うまでもない。記憶部11と読出部12とを第2〜第4の実施例に適用する場合の生体電気刺激装置の構成を図12に示す。
次に、本発明の第7の実施例について説明する。第1〜第6の実施例では、外部機器20から送信される音楽・音声信号を基に電気刺激信号を出力していたが、生体電気刺激装置単体で音楽・音声信号を収音するようにしてもよい。図13は本実施例に係る生体電気刺激装置の構成を示すブロック図であり、図1と同様の構成には同一の符号を付してある。本実施例の生体電気刺激装置は、通信部1と、音楽・音声信号出力部2と、バンドパスフィルタ3と、判定部4と、電気刺激部5と、調整部6,7と、生体電気刺激装置の周囲の音を収音して音楽・音声信号を出力するマイクロホン等の収音部13とを備えている。
Claims (6)
- 外部機器から受信した音楽・音声信号および自装置で収音した音楽・音声信号のいずれかより所定の条件に適う特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
前記特徴量に応じて生体に電気刺激信号を印加する電気刺激部とを備え、
前記特徴量抽出部は、
前記音楽・音声信号の特定の通過帯域の周波数成分のみを通過させるバンドパスフィルタと、
前記バンドパスフィルタを通過した信号のうち、信号のレベルが閾値を超えた成分を前記所定の条件に適う特徴量として抽出する判定部とから構成され、
前記所定の条件として、前記バンドパスフィルタの通過帯域と前記閾値とが設定され、
前記判定部は、所定のサンプリング周期毎に前記所定の条件に適う特徴量を抽出する処理を行い、直前の前記電気刺激信号の出力からの経過時間が所定時間以下の期間において前記特徴量の最大値を保持し、保持している最大値が前記閾値を超え、かつ直前の前記電気刺激信号の出力からの経過時間が所定時間を超えているときに、前記電気刺激部に刺激トリガ信号を出力すると共に前記最大値をリセットし、
前記電気刺激部は、前記刺激トリガ信号が出力される度に前記電気刺激信号を出力することを特徴とする生体電気刺激装置。 - 請求項1記載の生体電気刺激装置において、
前記バンドパスフィルタの通過帯域の中心周波数を調整可能な第1の調整部と、
前記閾値のレベルを調整可能な第2の調整部とをさらに備えることを特徴とする生体電気刺激装置。 - 請求項1または2記載の生体電気刺激装置において、
外部機器から受信した音楽・音声信号および自装置で収音した音楽・音声信号のいずれかを記憶する記憶部と、
使用者の指示に応じて前記記憶部から音楽・音声信号を読み出す読出部とをさらに備え、
前記特徴量抽出部は、前記読出部が読み出した音楽・音声信号を対象として前記特徴量を抽出することを特徴とする生体電気刺激装置。 - 外部機器から受信した音楽・音声信号および自装置で収音した音楽・音声信号のいずれかより所定の条件に適う特徴量を抽出する第1のステップと、
前記特徴量に応じて生体に電気刺激信号を印加する第2のステップとを含み、
前記第1のステップは、
前記音楽・音声信号の特定の通過帯域の周波数成分のみを抽出する第3のステップと、
前記第3のステップによって抽出した信号のうち、信号のレベルが閾値を超えた成分を前記所定の条件に適う特徴量として抽出する第4のステップとを含み、
前記所定の条件として、前記通過帯域と前記閾値とが設定され、
前記第4のステップは、所定のサンプリング周期毎に前記所定の条件に適う特徴量を抽出する処理を行い、直前の前記電気刺激信号の出力からの経過時間が所定時間以下の期間において前記特徴量の最大値を保持し、保持している最大値が前記閾値を超え、かつ直前の前記電気刺激信号の出力からの経過時間が所定時間を超えているときに、刺激トリガ信号を出力すると共に前記最大値をリセットするステップを含み、
前記第2のステップは、前記刺激トリガ信号が出力される度に前記電気刺激信号を出力するステップを含むことを特徴とする電気刺激提示方法。 - 請求項4記載の電気刺激提示方法において、
使用者の指示に応じて前記通過帯域の中心周波数を調整する第5のステップと、
使用者の指示に応じて前記閾値のレベルを調整する第6のステップとをさらに含むことを特徴とする電気刺激提示方法。 - 請求項4または5記載の電気刺激提示方法において、
前記第1のステップの前に、
外部機器から受信した音楽・音声信号および自装置で収音した音楽・音声信号のいずれかを記憶部に格納するステップと、
使用者の指示に応じて前記記憶部から音楽・音声信号を読み出すステップとをさらに含み、
前記第1のステップは、前記記憶部から読み出した音楽・音声信号を対象として前記特徴量を抽出するステップを含むことを特徴とする電気刺激提示方法。
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JP2016229809A JP6633498B2 (ja) | 2016-11-28 | 2016-11-28 | 生体電気刺激装置および電気刺激提示方法 |
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