JP6630990B2 - マルチratネットワークにおける軽量rrc接続セットアップ - Google Patents

マルチratネットワークにおける軽量rrc接続セットアップ Download PDF

Info

Publication number
JP6630990B2
JP6630990B2 JP2018527173A JP2018527173A JP6630990B2 JP 6630990 B2 JP6630990 B2 JP 6630990B2 JP 2018527173 A JP2018527173 A JP 2018527173A JP 2018527173 A JP2018527173 A JP 2018527173A JP 6630990 B2 JP6630990 B2 JP 6630990B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rat
access network
wireless communication
rrc connection
network element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018527173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019503114A (ja
Inventor
ヌリ カーン イルマズ、オスマン
ヌリ カーン イルマズ、オスマン
ミーレ、エレナ
ホセ ルイス プラダス、
ホセ ルイス プラダス、
シュリーヴァ−ベルトリン、ポール
ワゲル、ステファン
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル), テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
Publication of JP2019503114A publication Critical patent/JP2019503114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6630990B2 publication Critical patent/JP6630990B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0011Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection
    • H04W36/0033Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection with transfer of context information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0011Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection
    • H04W36/0022Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection for transferring data sessions between adjacent core network technologies
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
    • H04W36/0066Transmission or use of information for re-establishing the radio link of control information between different types of networks in order to establish a new radio link in the target network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/14Reselecting a network or an air interface
    • H04W36/144Reselecting a network or an air interface over a different radio air interface technology
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/15Setup of multiple wireless link connections
    • H04W76/16Involving different core network technologies, e.g. a packet-switched [PS] bearer in combination with a circuit-switched [CS] bearer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • H04W76/27Transitions between radio resource control [RRC] states
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0011Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection
    • H04W36/0033Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection with transfer of context information
    • H04W36/0038Control or signalling for completing the hand-off for data sessions of end-to-end connection with transfer of context information of security context information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/14Reselecting a network or an air interface
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/19Connection re-establishment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本開示は、概して、無線リソース制御(RRC)の分野に関連する。より具体的には、本開示は、ワイヤレス通信ネットワークにおいてRRC接続の確立をサポートし及び開始する技法に関連する。
無線リソース制御(RRC)は、シグナリングメッセージのセグメンテーション及び信頼性の高い順序通り(in-order)のデリバリのために下位レイヤを使用するシグナリングプロトコルである。RRCは、ユーザ機器(UE)の構成といった信頼性の高いデリバリを要するいかなるサイズのメッセージにも適している。LTE(Long Term Evolution)及びLTEアドバンスト(LTE−a)では、RRCは、UEとモビリティ管理エンティティ(MME)との間のNAS(Non-Access Stratum)メッセージ交換に関与すると共に、UE及び拡張NodeB(eNodeB又は略してeNB)の双方に多様な制御プレーン機能を提供する。
それら制御プレーン機能は、eNB側では、接続管理、無線リソース管理、測定構成及びモビリティ制御、サービス管理及びセキュリティ、システム情報ブロードキャスト、並びにアイドルモードモビリティを含む。UE側では、それら制御プレーン機能は、例えばアイドルモードモビリティを含む。より具体的には、接続管理において、RRCは、RRC接続の確立、維持及び解放、無線ベアラ接続の確立、維持及び解放、並びに、マルチセル及びマルチノード構成において何らかの役割を果たし得る。無線リソース管理においては、RRCは、RRC接続のための無線リソースの構成及び下位レイヤの構成、並びに無線構成制御に関与し得る。それは、例えば、自動再送要求(ARQ)構成、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)構成並びに不連続受信(DRX)構成の割り当て及び/又は修正を含む。さらにまた、測定構成及びモビリティ制御において、RRCは、UE測定レポーティング及びそのレポーティングの制御、並びにモビリティ機能(イントラ及び/又はインター周波数ハンドオーバ、並びにインター無線アクセス技術(インターRAT)ハンドオーバ)において使用され得る。サービス管理及びセキュリティにおいては、RRCは、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)サービス、QoS(Quality of Service)管理機能及びNAS(Access Stratum)セキュリティに関与してよく、システム情報ブロードキャストにおいては、RRCは、(アイドルモードモビリティ管理及びサービスセットアップについて)NAS(Non-Access Stratum)に関与し得ると共に、(データ移管及びRRMについて)ASに関与し得る。アイドルモードモビリティにおいては、RRCは、ページング、セル再選択及びシステム選択において使用され得る。
典型的には、新たな無線アクセス技術(RAT)が標準化される場合、それは、そのRATに見合う別個のコアネットワークをも導入することにより行われ、3GPPは、あるRATから他のRATへコアネットワークを介する最小限のサービスの中断と共に移動する仕組みを導入する。よって、どういったケースでも、あるRATから他のRATへの移動はターゲットRATへ向けてのRRC接続の確立とソースRATからのRRC接続の除去とを意味し、それらRRC接続は異なるコアネットワークでアンカリングする異なる論理ノードにおいて終端される(即ち、完全に別個のUE接続である)ために、それらの間にシナジーの可能性は無い。これは、ソースRATとターゲットRATとの間のシグナリングの量が非常に多く、呼のドロップのリスクがより高いことをも示唆する。
このように、UEがあるRATから他のRATへ移動する場合、UEは、ソースRATにおけるRRC接続を解放し、第2のRATにおいて新たなRRC接続を確立する必要がある。RRC接続手続は、UEが第2のRATへ初期に接続する際に起こる手続と同一である。その手続は、制御シグナリングの負荷の観点からするとかなり重く、遅延をも加える。
従って、ワイヤレス通信ネットワークにおける改善された無線リソース制御(RRC)接続の確立の技法についてのニーズが存在する。
第1の観点によれば、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立をサポートする方法が提供される。上記方法は、第1のRRC接続確立手続の期間中にコンテキスト情報をセットアップすること、を含む。第1のRRC接続確立手続は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第2のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立する第2のRRC接続確立手続のために使用可能である。
RAT、無線アクセスネットワークエレメント
この手法で、第1のRRC確立手続の期間中にセットアップされるコンテキスト情報を、第2のRRC接続確立手続のために再利用することができる。結果として、第2のRRC接続確立手続を簡略化することができる。
上記コンテキスト情報は、アクティブなワイヤレス通信デバイスに関連付けられる無線アクセスネットワークエレメント内の情報であると見なされてもよい。その情報は、アクティブなワイヤレス通信デバイスへ向けて無線アクセスネットワークサービスを維持するために要する必須の情報を含んでよい。例えば、ワイヤレス通信デバイスの状態情報、セキュリティ情報、及びワイヤレス通信デバイスのケイパビリティ情報のうちの少なくとも1つがコンテキスト情報に含められてもよい。コンテキスト情報の確立は、ワイヤレス通信デバイスについてアクティブ状態への遷移が完了する際に、無線アクセスネットワークエレメントにおいて完了し得る。
無線アクセス技術(RAT)との用語は、無線ベースの通信ネットワークのための基礎となる物理接続の仕組みとして理解されてよい。無線アクセスネットワークエレメントは、無線アクセスネットワークの基地局を含んでもよく、又は当該基地局として構成されてもよい。
準備するステップは、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントにより、上記コンテキスト情報又は上記コンテキスト情報をセットアップするために必要とされる情報を受信すること、を含んでもよい。
上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントは、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントに相当してもよく、又は上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントとは異なってもよい。
上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントが上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントとは異なる場合に、上記方法は、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントにより、上記コンテキスト情報又は上記コンテキスト情報をセットアップするために必要とされる情報を上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ提供すること、を含んでもよい。この手法で、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントに、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントにより、上記コンテキスト情報又は上記コンテキスト情報をセットアップするために必要とされる情報に関して通知を行うことができる。
1つ以上の実施形態において、上記方法は、上記第2のRRC接続の上記確立に関連する情報を上記ワイヤレス通信デバイスへ提供すること、を含んでもよい。この手法で、上記ワイヤレス通信デバイスに、上記第2のRRC接続の確立に関連する情報に関して通知を行うことができる。
上記方法は、上記第1のRRC接続確立手続のダウンリンク(DL)メッセージにおいて上記第2のRRC接続の上記確立に関連する上記情報を提供すること、を含んでもよい。代替的に又は追加的に、上記方法は、ブロードキャストされるシステム情報を介して上記第2のRRC接続の上記確立に関連する上記情報を提供すること、を含んでもよい。
上記第2のRRC接続の上記確立に関連する上記情報は、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントに関連付けられるセルのセルセルアイデンティティを含んでもよい。代替的に又は追加的に、上記第2のRRC接続の上記確立に関連する上記情報は、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへアクセスする際に使用すべき識別子を含んでもよい。代替的に又は追加的に、上記第2のRRC接続の上記確立に関連する上記情報は、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへアクセスするためのアクセス情報を含んでもよい。代替的に又は追加的に、上記第2のRRC接続の上記確立に関連する上記情報は、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへいつ接続すべきかを指し示す条件又はトリガイベントに関する情報を含んでもよい。代替的に又は追加的に、上記第2のRRC接続の上記確立に関連する上記情報は、上記第2のRRC接続確立手続のためのnextHopChainingCountといった、上記第2のRRC接続確立手続のためのセキュリティ再アクティブ化情報を含んでもよい。
第2の観点によれば、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始する方法が提供される。上記方法は、コンテキスト情報を用いて、第2のRRC接続確立手続を開始すること、を含み得る。上記第2のRRC接続確立手続は、第2の無線アクセス技術(RAT)を実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立するためのものである。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第1のRRC接続確立手続の期間中にセットアップされる。上記第1のRRC接続確立手続は、第1のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。
上記開始するステップは、RRC再確立メッセージを送信すること、を含んでもよい。
上記方法は、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントに、上記ワイヤレス通信デバイスの過去の識別子を提供すること、を含んでもよい。その過去の識別子は、前の無線アクセスネットワークエレメント(例えば、eNB)/RATにより通知されるUE RRCコンテキスト識別子であってもよい。上記ワイヤレス通信デバイスの過去の識別子は、C−RNTI(Cell Radio Network Temporary Identifier)、PCI(Physical Cell Identifier)及び上記第1のRATに関連付けられるRATカテゴリのうちの少なくとも1つを含んでもよい。ここで、RATカテゴリとの用語は、例えばLTE若しくは新たな無線アクセス技術といったRATタイプに相当してもよく、及び/又は、上記第1のRATのリリース/ケイパビリティに相当してもよい。
第3の観点によれば、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始する方法が提供される。上記方法は、第1のRRC接続確立手続の期間中にコンテキスト情報をセットアップすること、を含む。上記第1のRRC接続確立手続は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第2のRRC接続確立手続のために使用可能である。上記第2のRRC接続確立手続は、第2のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立するためのものである。上記方法は、上記コンテキスト情報を用いて、上記第2のRRC接続確立手続を開始して、上記第2のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けて上記第2のRRC接続を確立すること、をさらに含む。
上記方法は、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第1のRRC接続と、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第2のRRC接続とを並列的に確立すること、を含んでもよい。
例えば、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第1のRRC接続及び上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第2のRRC接続を並列的に確立することは、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第1のRRC接続及び上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第2のRRC接続を同時に確立することを含んでもよい。また、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第1のRRC接続及び上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第2のRRC接続は、異なる時点で開始され、但し双方の少なくとも一部が並列的に確立されてもよい。また、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第1のRRC接続及び上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第2のRRC接続は、シーケンシャルに開始されてもよい。
上記方法は、上記コンテキスト情報を用いることにより、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けて上記第2のRRC接続を確立すること、を含んでもよい。
上記方法は、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第1のRRC接続と、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第2のRRC接続とを同時に維持すること、を含んでもよい。
上記方法は、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第1のRRC接続が喪失した場合(例えば、解放された場合又は障害を起こした場合)に、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けて上記第2のRRC接続を確立すること、を含んでもよい。喪失するとの用語は、無線リンク障害(RLF)、解放、ハンドオーバ障害、又は任意の他のタイプの障害、のうちの1つ以上を含んでもよい。
上記方法は、トリガイベント及びネットワークコマンドのうちの少なくとも1つに基づいて、上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けて上記第2のRRC接続を確立すること、を含んでもよい。上記ネットワークコマンドは、例えば上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントにより生成され又は発行されてもよい。
上記トリガイベントは、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへ向けての上記第1のRRC接続の無線リンク障害(RLF)を含み、又は上記RLFであってもよい。
第4の観点によれば、コンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは、当該コンピュータプログラムがコンピュータシステム上で又は1つ以上のコンピューティングデバイス上で実行された場合に、ここで説明した方法の観点のうちのいずれか1つのステップ群を実行させるためのプログラムコード部分、を含む。上記コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されていてもよく、又は信号としてダウンロード可能であってもよい。
第5の観点によれば、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立をサポートするための無線アクセスネットワークエレメントが提供される。上記無線アクセスネットワークエレメントは、セットアップコンポーネントを含む。上記セットアップコンポーネントは、第1のRRC接続確立手続の期間中にコンテキスト情報をセットアップする、ように構成される。上記第1のRRC接続確立手続は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第2のRRC接続確立手続のために使用可能である。上記第2のRRC接続確立手続は、第2のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立するためのものである。
上記無線アクセスネットワークエレメントは、上記第1のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメント及び上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントのうちの少なくとも一方であってもよく、当該少なくとも一方を含んでもよい。
上記無線アクセスネットワークエレメントは、上記第1の観点に関してここで説明した方法のステップ群のいずれかの方法を実行する、ように構成されてもよい。上記無線アクセスネットワークエレメントは、無線基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)、NodeB、eNodeB、又は5G基地局のいずれかを含み、当該いずれかとして構成され、又は当該いずれかの一部であってもよい。
第6の観点によれば、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始するためのワイヤレス通信デバイスが提供される。上記ワイヤレス通信デバイスは、開始コンポーネントを含む。上記開始コンポーネントは、コンテキスト情報を用いて、第2のRRC接続確立手続を開始して、第2の無線アクセス技術(RAT)を実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立する、ように構成される。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第1のRRC接続確立手続の期間中にセットアップされる。上記第1のRRC接続確立手続は、第1のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。
上記ワイヤレス通信デバイスは、上記第2の観点に関してここで説明した方法のステップ群のいずれかの方法を実行する、ように構成されてもよい。
第7の観点によれば、ワイヤレス通信システムが提供される。上記ワイヤレス通信システムは、ここで説明される通りの無線アクセスネットワークエレメントと、ユーザ機器(UE)といった1つ以上のワイヤレス通信デバイスとを含む。上記ワイヤレス通信システムは、上記第3の観点に関してここで説明したような方法の観点のうちのいずれか1つのステップ群を実行する、ように構成されてもよい。
概して、ここで説明した方法の観点のいずれか1つのステップ群は、例えば無線アクセスネットワークエレメント、ワイヤレス通信デバイス及び/又はワイヤレス通信システムの適切なコンポーネントといった、1つ以上の適したコンポーネント、デバイス又はユニットにおいて等しく実行され得る。
これ以降、本開示が図面に示される例示的な実施形態を参照しながらさらに説明されるであろう。図面は次の通りである:
ワイヤレス通信デバイスのデバイスの実施形態及び無線アクセスネットワークエレメントのデバイスの実施形態を含むシステムの一実施形態の概略図である。 図1のシステムにおいて実行される方法の実施形態を示すフローチャートである。 LTEのRRC接続セットアップ手続及びアタッチ手続のフローチャートである。 E−UTRANでの“アタッチ”のケースについてのRRC接続確立のフローチャートである。 図1のシステムの実施形態のあり得る実装例である。 図2の方法において使用され得る制御シグナリングフローを示すフローチャートである。 無線アクセスネットワークエレメント又はワイヤレス通信デバイスの一実施形態を概略的に示すブロック図である。 無線アクセスネットワークエレメントのさらなる実施形態を概略的に示すブロック図である。 ワイヤレス通信デバイスのさらなる実施形態を概略的に示すブロック図である。
本開示の綿密な理解を提供するために、以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、具体的なネットワークノードを含む固有のネットワークトポロジーといった固有の詳細が説示される。本開示がそうした固有の詳細から逸脱する他の実施形態で実践されてもよいことは、当業者にとって明白であろう。例えば、本開示は、ワイヤレス通信ネットワークについての固有の例として主としてLTE(Long Term Evolution)を参照しつつ説明されるものの、本開示は、対応するユーザ機器(UE)を用いるモバイルユーザ又は固定のユーザのアタッチ先であり得るいかなるネットワークにおいても実践されてよい。例えば、本開示は、GSM(Global System for Mobile Communications)ネットワーク、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワーク、LTE−A(LTE-Advanced)ネットワーク、5Gネットワーク、Wi−Fiネットワーク、WLAN(Wireless Local Area Network)若しくは類似のワイヤレスネットワーク、及びそれらの組み合わせといった、他のセルラーネットワークへ適用可能である。
当業者がさらに理解するであろうこととして、以下に説明される機能は、個別のハードウェア回路を用いて、プログラムされるマイクロプロセッサ若しくは汎用コンピュータのプロセッサと連携して機能するソフトウェアを用いて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を用いて、及び/又は1つ以上のDSP(Digital Signal Processors)を用いて実装されてもよい。また、理解されるであろうこととして、本開示が方法として説明されている場合、本開示は(例えば、上述したタイプのうちの1つとして具現化される)コンピュータプロセッサ及びそのプロセッサへ連結されるメモリで具現化されてもよく、メモリは、プロセッサにより実行された場合にここで開示した方法を当該プロセッサに実行させる1つ以上のプログラム、と共にエンコードされ又はそれらプログラムを記憶する。
図1は、ワイヤレス通信デバイス100の実施形態及び無線アクセスネットワークエレメント200の実施形態を含むワイヤレス通信システム10の一実施形態を示している。
ワイヤレス通信デバイス100は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始するために適合される。ワイヤレス通信デバイス100は、LTE又はLTE−Aに従って動作可能なユーザ機器(UE)であり、当該UEを含み、又は当該UEの一部であってもよい。
ワイヤレス通信デバイス100は、開始コンポーネント120を含み、さらに受信コンポーネント140を含んでもよい。開始コンポーネント120は、コンテキスト情報を用いてRRC接続の確立を開始する、ように構成される。コンテキスト情報は、ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイス100に関連付けられる。コンテキスト情報は、第1のRRC接続確立手続の期間中にセットアップされる。第1のRRC接続確立手続は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメント(例えば、無線アクセスネットワークエレメント200)へ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。より具体的には、開始コンポーネント120は、コンテキスト情報を用いて第2のRRC接続確立手続を開始して、第2のRATを実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメント(例えば、無線アクセスネットワークエレメント200又は他の無線アクセスネットワークエレメント)へ向けて第2のRRC接続を確立する。受信コンポーネント140は、例えば無線アクセスネットワークエレメント200から、情報を受信する、ように構成され得る。
無線アクセスネットワークエレメント200は、ワイヤレス通信ネットワークにおける無線リソース制御(RRC)接続の確立をサポートするために適合される。無線アクセスネットワークエレメント200は、LTE又はLTE−Aに従って動作可能なeNodeBであり、当該eNodeBを含み、又は当該eNodeBの一部であってもよい。
無線アクセスネットワークエレメント200は、セットアップコンポーネント220を含み、さらに受信コンポーネント240及び/又は提供コンポーネント260を含んでもよい。セットアップコンポーネント220は、第1のRRC接続確立手続の期間中にコンテキスト情報をセットアップする、ように構成される。第1のRRC接続確立手続は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメント(例えば、無線アクセスネットワークエレメント200又は他の無線アクセスネットワークエレメント)へ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。コンテキスト情報は、ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイス100に関連付けられる。コンテキスト情報は、第2のRRC接続確立手続のために使用可能である。第2のRRC接続確立手続は、第2のRATを実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメント(例えば、無線アクセスネットワークエレメント200又は他の無線アクセスネットワークエレメント)へ向けて第2のRRC接続を確立するためのものである。受信コンポーネント240は、例えばワイヤレス通信デバイス100から、情報を受信する、ように構成され得る。提供コンポーネント260は、例えばワイヤレス通信デバイス100へ、情報を提供する、ように構成され得る。
図2を基準としてワイヤレス通信デバイス100及び無線アクセスネットワークエレメント200が以下にさらに説明されるであろう。
図2は、図1のワイヤレス通信システム10において実装可能な方法の実施形態を示している。より詳しくは、図2の1番目のステップS202は、図1の無線アクセスネットワークエレメント200において実装可能な方法の実施形態を示しており、図2の2番目のステップS204は、図1のワイヤレス通信デバイス100において実装可能な方法の実施形態を示している。
図2の方法は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始するためのものである。
ステップS202において、第1のRRC接続確立手続の期間中にコンテキスト情報がセットアップされる。第1のRRC接続確立手続は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメント(例えば、無線アクセスネットワークエレメント200又は他の無線アクセスネットワークエレメント)へ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。コンテキスト情報は、ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイス100に関連付けられる。コンテキスト情報は、第2のRRC接続確立手続のために使用可能である。第2のRRC接続確立手続は、第2のRATを実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメント(例えば、無線アクセスネットワークエレメント200又は他の無線アクセスネットワークエレメント)へ向けて第2のRRC接続を確立するためのものである。例えば、セットアップコンポーネント220が、第1のRRC接続確立手続の期間中にコンテキスト情報をセットアップする、ように構成される。
ステップS204において、第2のRRC接続確立手続がコンテキスト情報を用いて開始される。第2のRRC接続確立手続は、第2のRATを実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメント(例えば、無線アクセスネットワークエレメント200又は他の無線アクセスネットワークエレメント)へ向けてRRC接続を確立するためのものである。例えば、開始コンポーネント120が、コンテキスト情報を用いて第2のRRC接続確立手続を開始する、ように構成される。
本開示は、主としてLTEの文脈の範囲内で以下に説明される。理解されるべきこととして、ここで説明される問題及び解決策は、他のアクセス技術及び標準を実装するワイヤレスアクセスネットワーク及びユーザ機器(UE)へ等しく適用可能である。よって、LTEは、提案技法が適している例示的な技術として使用されており、これ以降のLTEの使用は、従って、ここで説明される技法の理解のために有益である。よって、これ以降、限定よりもむしろ説明のために、無線アクセスネットワークエレメント200は、無線アクセスネットワークエレメント200が基地局として構成され得ること並びにここで提案される技法がLTEにおいて使用され及び実装され得ることを例示の手段で説明するように、eNB200として言及されることになる。同様に、ワイヤレス通信デバイス100は、提案される技法がLTEにおいて使用され及び実装され得ることを例示の手段で説明するように、UE100として言及されることになる。
同様に、コンテキスト情報は、eNB UEコンテキストとして言及されることになる。eNB UEコンテキストは、3GPP TS36.401V12.2.0(2015年3月)の意味において、1つのアクティブなUEに関連付けられるeNB内の情報のブロックとして理解されてよい。その情報のブロックは、アクティブなUEへ向けてE−UTRAN(evolved UMTS(Universal Mobile Telecommunications Syste) terrestrial radio access network)サービスを維持するために要する必須の情報を含み得る。例えば、UEの状態情報、セキュリティ情報、UEのケイパビリティ情報、及びUE関連の論理的なS1接続のアイデンティティ、のうちの1つ以上が、eNB UEコンテキスト内に含められ得る。eNB UEコンテキストの確立は、UEについてのアクティブ状態への遷移が完了する際に、又はターゲットeNBではE−UTRANへのハンドオーバの完了後に、完了するものと見なされてよい。E−UTRA(Evolved UMTS Universal Terrestrial Radio Access)は、モバイルネットワークのための3GPPのLTE(Long Term Evolution)アップグレードパスのエアインタフェースである。それは、3GPP LTE仕様の早期のドラフトにおいてE−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)としても知られる、LTEに関する3GPP作業項目としても言及される。E−UTRANは、E−UTRAのUEとeNBとの組み合わせである。
UE100、eNB200、UE100及びeNB200を含むシステム10、並びにそれらにおいて実行される方法に関するさらなる例示的な詳細が、以下に図5〜図9を基準として説明される。それら詳細を説明する前に、RRC接続確立の一般的概念が図3及び図4を基準として説明される。
図3及び図4に示したように、UE1とeNB2との間のRRC接続の確立のために、UE1は、まず、ランダムアクセスプリアンブルをeNB2へ送信する(ステップS402参照)。ステップS404において、eNB2は、ランダムアクセスプリアンブルレスポンスでUE1へ応答する。ステップS406において、UE1は、RRC接続リクエストメッセージをeNB2へ送信する。eNB2は、図3に示したようにRRC接続セットアップ拒絶メッセージか又は図4に示したようにRRC接続セットアップ確認メッセージか(ステップS408参照)のいずれかで応答する。後者のケースにおいて、UE1は、RRC接続が確立されることを指し示すRRC接続セットアップ完了メッセージで応答する(ステップS410)。ステップS412において、eNB2は、初期UEメッセージをMME3へ送信する。
現行のLTEシステムを進化させて新たな無線アクセス技術(以下ではプレースホルダとしてNXと呼ばれる)を追加するとすれば、多重的な無線アクセス技術(RAT)に到達する。このケースにおいて、コアネットワーク(CN)へ向けた1つだけのUE接続を有するかもしれず、その接続が双方のRATを含んでもよい。即ち、既存のRAT(E−UTRA)及び新たなRAT(NX)である。CNは、共通的であり、又は、CN機能又はエンティティの1つ以上の共通的なスライス及び/又はインスタンスへマッピングされることができる。即ち、5GにおいてLTEをNxと共に進化させる場合、無線アクセスネットワーク(RAN)からコアネットワーク(CN)への1つの接続のみを有するものとし得るという前提である。今日、UEがあるRATから他へ(例えば、3G/GSM、WCDMAから4G/LTEへ)移動する場合、UEは、ソースRATにおけるRRC接続を解放し、及び、ターゲットRATにおいて新たなRRC接続を確立しなければならない。これは、障害のリスクを伴う、長く複雑な手続である。さらに、図3及び図4を基準として説明したRRC接続手続を用いることは、高いシグナリング負荷をもたらす。
図3を基準として上で説明した方法の手段により、第1のRRC接続(例えば、E−UTRAN又はNXでのRRC接続)を有し又はそれを確立しているUE100が、CNへの単一かつ既存の接続を維持しながら、(例えば、NX又はE−UTRANにおける)第2のRATへ向けて第2のRRC接続を確立する可能性ができる。そのうえ、より早くUEコンテキストがセットアップされることで、第2のRATへのRRCの確立が、より短い時間でRRC接続が確立され得るように強化される。さらに、ネットワーク側で既知であるUEコンテキストを用いることにより、第2のRRCの確立についてシグナリング手続が簡略化され得る。E−UTRAN及びNXは、例えばユーザ性能を強化するように緊密に統合され得る。例えば、双方の無線アクセス技術をサポートする1つの進化型のS1アソシエーションによって、UE100が1つのコアネットワークへ接続されてもよい。この手法で、UE100は、NW側で共通のアンカリング及び制御ポイントを保持しつつ、1つはE−UTRANへ向けて及び他はNXへ向けてというように、2つの異なるRATへ向かうRRC接続を同時に確立することを可能とされ得る。
結果として、UE100を、各1つが異なるRATを介する2つのRRC接続を同時に維持するように適応させることができる。第2のRATを介する接続の確立は、第1のRATを介する接続について使用される情報及び/又は第1のRATの接続を介して既に通信済みの情報を再利用することにより容易化される。従って、第2のRATのエアインタフェース及びUE100における処理キャパシティのシグナリング負荷は低く、RANとUE100との間の接続の変更はCNにとって透過的である。
第1のRATを介する接続は、第2のRATを介する接続を基準として同時に確立されてもよく、又は、(例えば、無線リンク障害(RLF)に起因して)第2のRATを介する接続の確立の前に終了させられてもよい。第1のRATを介する接続及び第2のRATを介する接続は、同一の無線ベアラを使用してもよく、又は異なる無線ベアラを使用してもよい(例えば、一方はデフォルトベアラを使用する)。RANとCNとの間の接続もまた、(例えば、デフォルトのシナリオとして)同一のベアラを使用してもよく、又は別個のベアラを使用してもよい。第1のRATを介する接続のための基地局(BS)は、第2のRATを介する接続のためのBSと同一であっても異なってもよい(このケースでは、BS間にUEコンテキスト情報に関する通信が存在する)。第1のシナリオにおいて、UE100は、第1及び第2のRATを介する接続のためにeNB200へ接続することができる。第2のシナリオにおいて、UE100は、第1のRATを介する接続のためにeNB200へ接続してよく、及び第2のRATを介する接続のために他のeNBへ接続してよい。
さらに説明すると、第1のケースにおいて、1つのeNB内に(例えば、eNB200内に)異なる複数のRATのための別個のRRCエンティティが存在することができる。例えば、UE100は、異なる複数のRATへ、RRC接続をセットアップするためにRRCメッセージを別々に送信する。例えば、1つのRRC接続(セットアップ)リクエストが第1のRATへ、RRC接続再確立リクエストが第2のRATへ送信される。そして、UEコンテキストが生成され第2のRATのRRCのために移管され得る。第1のRAT及び第2のRATを実装するeNBが異なるケースでは、UEコンテキスト関連の情報が一旦あるRATへ送信されたならばUEコンテキスト関連の情報を他のRATへ送信しなくてよいことが利点である。
代替的に、第2のケースにおいて、異なる複数のRATのための共通的なRRCレイヤが存在することができ、例えばそれは単一の(マスタ)ノード内に所在し得る。言い換えると、(複数のノードが存在する場合に単一のノード内に所在し得る)共通的なRRC、及び共通的なRRCステートマシンが存在し得る。そして、双方のRATのための単一のRRCレイヤ及びRRC接続がそこで一緒にセットアップされ得る。そのケースでは、セットアップのために1つの物理(PHY)リンク(第1のリンク)のみが使用され得る。言い換えると、双方のRATとのRRC接続をセットアップするために、(RRC接続再確立メッセージ交換の必要性無しで)第1のRATとのRRCメッセージ交換で十分なはずである。第1のケースの第1の派生において、想起し得ることとして、第2のRATのためのUEコンテキストを、当初のコンテキストセットアップ処理において第2のRATのRRCの関与無しで、第1のRATのRRCにより生成することができる。第1のケースの第2の派生において、第2のRATのためのUEコンテキストを、第1及び第2のRATのRRCの協同の関与により生成することができる。第1のケースの第3の派生において、第2のRATのためのUEコンテキストを、第1のRATのRRCにとって透過的な第2のRATのRRCにより生成することができる。
第1のRATのRRC内で、第2のRATのためにUEコンテキストを生成(セットアップ)することができる。代替的に、((UE)コンテキストをセットアップするために必要とされる情報に基づいて)第2のRATのRRCの範囲内でUEコンテキストを第2のRATのために生成(セットアップ)することができる。
図5及び図6に示したようなさらなる詳細において、次のことがUE100及び/又はeNB200により実行されてもよい。限定よりもむしろ説明のために。第1のRAT(RAT1)及び第2のRAT(RAT2)は、図5及び図6において同一のeNB(即ち、eNB200)によりサポートされている。しかしながら、これは限定として理解されるべきではない。むしろ、RAT1及びRAT2は、異なるeNBによりサポートされてもよく、例えば、RAT1はeNB200により、RAT2は異なるeNBによりサポートされてもよい。よって、本開示は、1つのBSが双方のRATを実装するか又は2つのRATが別々に実装されるかには非依存に、等しく適用可能である。
ステップS602において、UE100は、第1のRATでのRRC接続を確立するためのRRC接続確立手続を開始する。このステップは、RRC接続セットアップとして言及されてもよい。言い換えると、RRC接続確立手続は、UE100が図3及び図4に示したようにランダムアクセスプリアンブルを送信することによりRAT(E−UTRA又はNX)のうちの1つへ向けてのRRC接続確立手続を開始することでスタートし得る。
ステップS602では、第1のRATを介する1つの接続が確立される。第2のRATを介する第2の接続は、後に追加され得る。第2の接続の確立は、例えば第1の接続のRLFのようなイベントによりトリガされることができ、又は、例えばUEがカバレッジ内にいるケースにおいて、NWがUEへ第2のRATを介する第2の接続を確立することをリクエストしてもよい。
第2のRATへ向けてのRRC接続の確立を実行する前に、次のことが行われる。第1のRATのBSは、UEのコンテキスト情報(例えば、UEの状態情報、セキュリティ情報、UEアイデンティティ、及びUE無線ケイパビリティなど)に関して通知される。第1のRAT及び第2のRATについて2つのBSが存在する場合、第1のRATのためのBSは、その情報に関して第2のRATのためのBSへ通知を行う。
さらに説明すると、第1のRATにおけるRRC接続確立手続を成功裏に最終化すること(即ち、RRC接続確立手続がレスポンスメッセージの送信で成功裏に終了すること)に応じて、ネットワーク(NW)は(例えばeNB200は)、第2のRATへアクセスする際にUE100が第2のRATにおいて接続を確立するために第2の手続を使用すべきか又は第1のRATについて使用したものと同じ手続を使用すべきかを、UE100へ指し示し得る。第2の手続はシグナリング負荷を低減されたものであってよく、ステップS606に示したように、軽量(light-weight)RRC接続セットアップと呼ばれる。この標識は、例えばRRC接続手続の期間中に、ダウンリンクメッセージにおいて提供されてもよい。ネットワークは、UEが第2のRATへ接続することになる条件、及び/又は第2のRATへいかにしてアクセスすべきかといった様々な情報をUE100へ提供してよい。例えば、NWは、構成パラメータ、ID、ベアラID、及び第2のRATへアクセスするための他の関係する情報をUE100へさらに提供してもよく、他の情報は、例えば、PHY/MAC/RRCレイヤのパラメータ及びその他の変数である(アクセス情報は、第2のRATのC−RNTI、第2のRATのセキュリティアルゴリズム識別子、第2のRATへアクセスするための専用の第2のRATのランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル又はリソース、第2のRATのSIB、第2のRATのスペクトルなどを含み得る)。
さらに説明すると、UE100へ通知を行う場合、第1のRAT又は第2のRATのBSは、第2のRATに関連付けられるセルのセルアイデンティティに関してUE100へ通知を行ってもよく、それは明示的に通信されるか(同じBS/異なるBS)又は他の情報から導出されるか(同じBS)のいずれかであり得る。この情報は、専用のシグナリングで又はシステム情報ブロードキャストを介して伝送されることができる。オプションとして、第2のRATのために使用されるべきUE識別子が、BSが既に利用可能なUEのコンテキスト情報をUE100に関連付けることができるように提供され得る。UE識別子を第2のRATを介する接続のセットアップに先立ってUE100へ送信することができ、及び/又は、UE100は第2のRATのためのBSへ接続セットアップメッセージを送信する際に自身の以前のUE識別子を含めることができる。いずれの方策も、第2のRATのためのBSがUE100に関する情報を引き出すことを支援し得る。その情報は、接続の確立の開始に先立って(例えば、RRC再構成メッセージ(ステップS604)、又はより早い任意のRRCメッセージ若しくはシステム情報ブロック(SIB)において)伝送されてもよい。
上述したように、第2のRATへアクセスするための全ての必須の情報は、RRC接続確立手続の期間中にDLメッセージ内で提供されてもよく、又は、第1のRATとのRRC接続の確立の成功裏の完了の後の任意の時点で提供されてもよい。例えば、ネットワークは、軽量RRC接続セットアップリクエストを送信する際にUEが次のeNB/RATへUE RRCコンテキスト識別子を送信することができるように、UE RRCコンテキスト識別子を前もって提供することができる。また、ネットワークは、その識別子を使用して、UEに関連付けられるUEコンテキストを見つけ出し/取得することもできる。また、上記必須の情報(又はその一部)をシステム情報を介して配信することもできる。
上で言及したように、第1の接続のRLF又はネットワークコマンドのようなトリガイベントにより、第2の接続の確立をトリガすることができる。第2のRATを介していつ接続すべきかの条件/トリガイベントは、より高いデータレートが望まれるという標識、より信頼性の高い接続が望まれるという標識、及び第1の接続上でRLFが検出されたという標識などを含んでもよい。一例を与えるならば、ネットワークコマンドは、(例えば、デュアルコネクティビティのセットアップのために)第1のRATノードにより生成されてもよい。
LTEにおけるRLFに関して、RLFが発生した場合、UE100は、まず回復を試行する。UE100は、他のセルで回復しない場合、RRCアイドル状態に入るかもしれない。UE100が第2のRATのセルで回復する場合には、UEコンテキストが、依然としてLTEセル内に留まり得る。このようにして、第1の接続が喪失した場合、第2の接続をネットワークへのシームレスな接続のために確立することができる。
図6へ戻ると、UE100は、RRC接続確立手続を開始して、第2のRATにおけるRRC接続を確立する。UE100は、第2のRATへ向けてのRRC接続を確立する際、第2のRATへ向けての軽量RRC接続をスタートしてよい(ステップS606参照)。第2のRATへ向けての軽量RRC接続は、NWがUE100をそのように構成した場合に開始されてもよい。図6の例示的な様子において、UE100は、ステップS606において軽量RRC接続セットアップとして、RRC接続再確立をスタートする。UEからBSへの第2のRATの接続の確立は、例えばLTEにおけるRRC再確立メッセージを用いて行われることができる。そのメッセージ内に、UE識別子、UE識別子と原因(RRC接続再確立メッセージにある通り)、又は、UE識別子と原因と送信済みでないか及び/若しくは第2のRATにより取得済みでないコンテキスト(ケイパビリティ及び/又は属性)が含められてもよい。UE識別子は、C−RNTI及び過去のセルIDであり得る。さらに説明すると、ステップS606の軽量RRC接続確立は、次のメッセージのうちの1つ以上を含んでもよい:(UEからNWへの)軽量RRC接続セットアップリクエスト、(NWからUEへの)軽量RRC接続セットアップメッセージ、及び、(UEからNWへの)軽量RRC接続セットアップ完了。例えば、ステップS606の軽量RRC接続確立は、(UEからNWへの)軽量RRC接続セットアップリクエスト、(NWからUEへの)軽量RRC接続セットアップメッセージ、及び、(UEからNWへの)軽量RRC接続セットアップ完了の完全なメッセージシーケンスを含んでもよい。軽量RRC接続セットアップリクエストのために後に使用されるべき情報を含み得る1つ以上の事前のメッセージもまた存在してもよい。
第2のRATのコンテキストは、第2のRAT(ノード)の関与が無いか又は限定的にあるとしても、第1のRATの接続セットアップの範囲内で生成されてよい。これは、第2のRATの接続が物理的にセットアップされるまで、第1のRAT(ノード)に記憶される、第2のRAT(ノード)に関連するコンテキストの少なくとも一部のコンテキスト取得を可能にする(セキュリティ上の理由又は単にメモリ節約などによる)。軽量RRC接続リクエストメッセージ内に含まれるUE識別子(例えば、C−RNTI及びソースセルID)は、第2のRAT(ノード)が(残りの)第2のRATのコンテキストを第1のRAT(ノード)から取得することを支援し得る。即ち、第1のBSのためのコンテキストが生成される際に、第2の接続の確立が既に利用可能な情報により容易化されるように、第2のBSのためのUEコンテキストを準備することができる。
UE100がステップS606に示したような軽量の手続を使用することができるか否かをいかにして判定し得るかのいくつかのオプションが存在する。
第1の実施形態によれば、第2のRATへアクセスするためにUE100が上記方法を使用できる若しくは使用すべきであるか、又はUE100が第1のRATでのRRC接続の確立のために使用したものと同じ方法を使用すべきかを、ネットワークが指し示してもよい。この実施形態は、多様な派生で実装可能であり、その全てを互いに適切に組み合わせることができる。
第1の派生によれば、NWは、第2のRATでの無線アクセスの期間中に、軽量RRC接続確立が可能とされているかをUE100へ通知してもよい。第2の派生によれば、軽量RRC接続確立が許容されるかを第2のRATがブロードキャストしてもよい。第3の派生によれば、ネットワークは、第2のRAT内のあるノードへ特にアクセスしている場合に軽量RRC接続確立が使用されるべきであるかをも指し示し得る。よって、ネットワークは、例えば、軽量RRC接続確立手続を用いてUE100がアクセスし得るネットワークノードのリストを提供してもよい。これは、UE100がネットワークによりリスト化されていないノードへアクセスするためには第1の方法を使用することになることを意味する。第4の派生において、ネットワークは、RATのうちの1つへ向けてのRRC接続が既に確立済みであり又は確立中である場合にのみ、上記第2の方法が使用されるべきであるか、又は、さらなる知らせがあるまで、即ち上記第2の方法を無効化する他のDLメッセージがネットワークにより(例えば、RRC接続解放、RB再構成において)送信されるまで若しくはある条件(例えば、トラッキングエリア更新、UEによる異なるRAT(例えば、UTRAN)での接続の確立、セキュリティ障害など)がトリガされるまで上記第2の方法が使用されるべきであるか、を指し示し得る。
UE100が第2のRATへアクセスすることが許容されるやり方及び許容されるのかどうかをネットワークが指し示す上の方法の代わりに、第2の実施形態において、第2のRATへ向けてRRC接続を確立するための第2の手続は、ある条件下で必須とされてもよい。このケースにおいて、UE100は、上記方法を常に使用することになる。例えば、UE100は、第1のRATにおけるRRC接続を有した場合に、ステップS606に従った第2の手続(例えば、軽量RRC接続手続)を常に用いて第2のRATへアクセスすることを義務付けられ得る。
1つの実装例において、UE100は、第2のRATにおいてRRC接続の確立をスタートする際に、標準により必須とされていない限り、ネットワークにより指し示される手続に従ってもよい。
上記実施形態及び上で言及した派生は、単独で実装されることができ、又は互いに併用する形で実装されることができ、例えば、それらは全て非依存であって、1つの使用は他を必ずしも排除しない。
軽量RRC接続シグナリングが成功裏に完了すると、UE100は、例えばRRC接続再構成の手段により、新たな無線ベアラと共に構成されることができる(ステップS608参照)。加えて、第2のRATに関連するUEコンテキスト(例えば、UEの状態情報、セキュリティ情報、UEアイデンティティ、及びUEの無線アクセスケイパビリティ)は、軽量RRC接続セットアップに続いて更新され又は補完されることができる。UE100が3GPP TS36.311において定義されている通りのnextHopChainingCountを過去に受信済みである場合、ステップS608は必要とされないかもしれず、但し、(シグナリング無線ベアラのみならずデータ無線ベアラをも構成する)RRC再構成を、eNBからUEへの軽量RRC接続セットアップメッセージと一緒にハンドリングすることができる。
上の手法によって、マルチRATセットアップにおける第2のネットワークへの軽量RRC接続セットアップが可能とされる。
第1のRAT及び第2のRATが同一の論理ノード(例えば、eNB200)内に共設されていないケースにおいて、第1及び第2のRATは、軽量RRC接続確立を協調させる目的で、内部的なNWインタフェース(例えば、X2若しくはS1)又はOAMを介して互いに制御情報を交換してもよい。RANとCN(例えば、EPC(Evolved Packet Core))300との間のインタラクション、即ちAS及びNASでのインタラクションが、これ以降でさらに説明される。EPCは、UEがLTE RAT及びNX RAT上で異なる2つのRRC接続を介して接続されていることを認識していなくてもよいものとする。第2のRRC接続の確立時にeNB200とEPC300のMMEとの間の情報の交換の必要性があるかは、第2のRRC接続が新たな無線アクセスベアラに対応するか否か(及び、特に、ベアラが別個のケースにおいて第2のRAT上でデフォルトベアラが必要であるか)、又はUE100が第2のRATへ一旦接続された後に何らかのEPCに関係する情報が更新される必要があるか、に依存するはずである。例えば、第2のRATが使用される場合に課金目的で使用される情報を提供すること、合法的傍受のような法的な観点、又は第2のRATに固有のセキュリティ関連の観点など、EPC300へコンタクトするための複数の理由が存在し得る。スプリットベアラのケースでは、MMEは、第2のRATの確立を知らせないはずである(デュアルコネクティビティでのスプリットベアラと同様である)。
S1 UEアソシエーションを確立する際、SIAP初期UEメッセージは、確立された第1のRRC接続のRRC確立の原因(cause)を含んでもよい。第2のRRC接続が確立される際にMME内のUEコンテキストを更新するために、(今日ではMMEによってのみトリガされ得る、既存のSIAP UEコンテキスト修正と同様の)eNBトリガ型のSIAP手続を導入することが可能であり得る。但し、それは、2つのRRC接続を有することに関連するUEコンテキスト情報をMMEが認識しなければならないことになる場合にのみである。そうでない場合、そうした手続は必要とされないはずである。第2のRAT上での接続がEPC向けの少なくとも1つの新たな無線アクセスベアラを示唆する場合、LTEの初期コンテキストセットアップと同様のシグナリングを、S1上で実行することが必要とされてもよい。
MMEに対する1つのS1アソシエーションへマッピングする2つの同時のRRC接続を伴うUE100について、NWは、それぞれのRRC接続に関するシグナリング無線ベアラ(SRB)の構成についてUE100へ指示をすべきである。例えば、一旦双方のRRC接続が動作可能となった後にどのようにNAS PDUが搬送されるべきか(当然、アタッチ期間中の最初のUL NAS PDUは、RRC接続確立の期間中には常に第1のRATにおいて搬送されなければならない)、である。ロバスト性を高めるために、冗長化を採用するか、又は他の目的で2つのRRC接続上のSRBを使用するか、のいずれかが可能なはずである。
図1〜図6を基準として上で説明した詳細は、図7を基準として要約され得る。図7は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立をサポートするためのネットワークエレメント2のデバイスの実施形態を概略的に示すブロック図である。
例示の手段として、ネットワークエレメント2は、図1の実施形態に係る無線アクセスネットワークエレメント200の機能性を実装するように説明される。無線アクセスネットワークエレメント2は、互いに連結され得るメモリ4及びプロセッサ6を備える。上記無線アクセスネットワークエレメントは、さらに、プロセッサ6へ連結され得るオプションとしてのインタフェースを備えてもよい。メモリ4は、プロセッサ6により実行可能な制御命令を収容する。プロセッサ6は、第1のRRC接続確立手続の期間中にコンテキスト情報をセットアップする、ように構成される。第1のRRC接続確立手続は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第2のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立する第2のRRC接続確立手続のために使用可能である。上記インタフェースは、通信ネットワークの他のコンポーネントとの間の任意の通信を遂行する、ように構成され得る。例えば、上記インタフェースは、通信ネットワークの他のコンポーネントへ情報を送信してもよく、及び/又は、通信ネットワークの他のコンポーネントから情報を受信してもよい。
代替的に、図7は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始するためのネットワークエレメント2のデバイスの実施形態を概略的に示すブロック図である。
このケースにおいて、ネットワークエレメント2は、図1の実施形態に係るワイヤレス通信デバイス100の機能性を実装するように説明される。無線アクセスネットワークエレメント2は、互いに連結され得るメモリ4及びプロセッサ6を備える。上記無線アクセスネットワークエレメントは、さらに、プロセッサ6へ連結され得るオプションとしてのインタフェースを備えてもよい。メモリ4は、プロセッサ6により実行可能な制御命令を収容する。プロセッサ6は、コンテキスト情報を用いてRRC接続確立手続を開始する、ように構成される。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立するための第1のRRC接続確立手続の期間中にセットアップされる。プロセッサ6は、コンテキスト情報を用いて、第2のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立するための第2のRRC接続確立手続を開始する、ように構成される。上記インタフェースは、通信ネットワークの他のコンポーネントとの間の任意の通信を遂行する、ように構成され得る。例えば、上記インタフェースは、通信ネットワークの他のコンポーネントへ情報を送信してもよく、及び/又は、通信ネットワークの他のコンポーネントから情報を受信してもよい。
図8は、上述したような開示の原理に従って構成されるネットワークエレメント20の機能ブロック図を示している。ネットワークエレメント20の機能ブロックは、本開示の原理を遂行するように、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実装され得る。当業者により理解されることとして、図8に記述した機能ブロックは、上述したような本開示の原理を実装するために、1つ以上のブロックへ組み合わせられてもよく、又は複数のサブブロックへ分離されてもよい。従って、ここでの説明は、ここに記述した機能ブロックの任意のあり得る組み合わせ若しくは分離又はさらなる定義をサポートし得る。
図8の無線アクセスネットワークエレメント20は、ワイヤレス通信ネットワークにおける無線リソース制御(RRC)接続の確立をサポートするためのものである。ネットワークエレメント20は、第1のRRC接続確立手続の期間中にコンテキスト情報をセットアップするためのセットアップモジュール22、を含む。上記第1のRRC接続確立手続は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立するためのものである。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第2のRATを実装する上記ワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立するための第2のRRC接続確立手続のために使用可能である。
ネットワークエレメント20は、受信モジュール24を含んでもよい。当該受信モジュールは、第1のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントにより、コンテキスト情報又はコンテキスト情報をセットアップするために必要とされる情報を受信するためのものである。
第1のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントは、第2のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントに相当し、又は第2のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントとは異なる。
ネットワークエレメント20は、提供モジュール26を含んでもよい。第1のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントが第2のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントとは異なる場合に、上記提供モジュールは、第1のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントにより第2のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントへコンテキスト情報を提供するためのものである。
上記提供モジュールは、さらに、第2のRRC接続の確立に関連する情報をワイヤレス通信デバイスへ提供するためのものであってもよい。
上記提供モジュールは、さらに、第2のRRC接続の確立に関連する情報を第1のRRC接続確立手続のダウンリンク(DL)メッセージにおいて提供するためのものであってもよい。代替的に、上記提供モジュールは、さらに、ブロードキャストされるシステム情報を介して第2のRRC接続の確立に関連する情報を提供するためのものであってもよい。
上記第2のRRC接続の確立に関連する情報は、次のうちの少なくとも1つを含む:上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントに関連付けられるセルのセルアイデンティティ;上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへアクセスする際に使用すべき識別子;上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへアクセスするためのアクセス情報;上記第2のRATを実装する上記無線アクセスネットワークエレメントへいつ接続すべきかを指し示す条件又はトリガイベントに関する情報。
図9は、上述したような開示の原理に従って構成されるワイヤレス通信デバイス40の機能ブロック図を示している。ワイヤレス通信デバイス40の機能ブロックは、本開示の原理を遂行するように、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって実装され得る。当業者により理解されることとして、図9に記述した機能ブロックは、上述したような本開示の原理を実装するために、1つ以上のブロックへ組み合わせられてもよく、又は複数のサブブロックへ分離されてもよい。従って、ここでの説明は、ここに記述した機能ブロックの任意のあり得る組み合わせ若しくは分離又はさらなる定義をサポートし得る。
図9のワイヤレス通信デバイス40は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始している。ワイヤレス通信デバイス40は、コンテキスト情報を用いてRRC接続確立手続を開始するための開始モジュール42、を含む。上記コンテキスト情報は、上記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられる。上記コンテキスト情報は、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立する第1のRRC接続確立手続の期間中にセットアップされる。上記開始モジュールは、第2のRRC接続確立手続を開始して、第2のRATを実装するワイヤレス通信ネットワークの無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立する、ためのものである。
ワイヤレス通信デバイス40は、RRC再確立メッセージを送信するための送信モジュール44を含んでもよい。
ワイヤレス通信デバイス40は、第2のRATを実装する無線アクセスネットワークエレメントに、上記ワイヤレス通信デバイスの過去の識別子を提供する、ための提供モジュール46を含んでもよい。
ここで説明したように、同時のマルチRAT接続、マルチRATネットワークにおけるより高速なRRC接続の確立、より低いRRCシグナリング負荷、及び/又はマルチRATネットワークのためのRRC接続の高められたロバスト性を、ここで説明したデバイス及び方法の手段により促進することができる。
本開示の多くの利点が、前述の説明から充分に理解されるであろう。本開示のスコープから逸脱することなく、及び/又はその利点の全てを犠牲にすることなく、上記ユニット及びデバイスの形式、構造及び配置で、多様な変更をなし得ることが明白であろう。本開示は多くの手法で変化させられ得ることから、本開示は次の特許請求の範囲のスコープによってのみ限定されるべきであることが認識されるであろう。

Claims (23)

  1. ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立をサポートする、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第1の無線アクセスネットワークエレメントにより実行される方法であって、第1のRAT接続セットアップの期間中にコンテキスト情報をセットアップして、前記第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立すること、を含み、前記コンテキスト情報は、前記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられ、及び、第2のRATを実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立する第2のRAT接続セットアップのために使用可能であり、
    前記方法は、前記第1のRAT接続セットアップのダウンリンク(DL)メッセージにおいて、又は、ブロードキャストされるシステム情報を介して、前記第2のRRC接続の前記確立に関連する情報を前記ワイヤレス通信デバイスへ提供すること、を含む、
    方法。
  2. 前記コンテキスト情報のセットアップは、前記第1の無線アクセスネットワークエレメントにより、前記コンテキスト情報又は前記コンテキスト情報をセットアップするために必要とされる情報を受信すること、を含む、請求項1の方法。
  3. 前記第1の無線アクセスネットワークエレメントは、前記第2の無線アクセスネットワークエレメントに相当し、又は前記第2の無線アクセスネットワークエレメントとは異なる、請求項1又は請求項2の方法。
  4. 前記第1の無線アクセスネットワークエレメントが前記第2の無線アクセスネットワークエレメントとは異なる場合に、前記方法は、前記第1の無線アクセスネットワークエレメントにより、前記コンテキスト情報を前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへ提供すること、を含む、請求項3の方法。
  5. 前記第2のRRC接続の前記確立に関連する前記情報は、
    前記第2の無線アクセスネットワークエレメントに関連付けられるセルのセルアイデンティティ、
    前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへアクセスする際に使用すべき識別子、
    前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへアクセスするためのアクセス情報、
    前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへいつ接続すべきかを指し示す条件又はトリガイベントに関する情報、及び、
    前記第2のRAT接続セットアップのためのセキュリティ再アクティブ化情報、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項の方法。
  6. ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始する、第2の無線アクセス技術(RAT)を実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第2の無線アクセスネットワークエレメントにより実行される方法であって、前記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられるコンテキスト情報であって、第1のRATを実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立する第1のRAT接続セットアップの期間中にセットアップされる当該コンテキスト情報を用いて、第2のRAT接続セットアップを開始して、前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立すること、を含み、
    前記第2のRRC接続は、前記第1の無線アクセスネットワークエレメントから前記ワイヤレス通信デバイスへ前記第1のRAT接続セットアップのダウンリンク(DL)メッセージにおいて又はブロードキャストされるシステム情報を介して提供される情報を用いて確立される、
    方法。
  7. 前記第2のRAT接続セットアップの前記開始は、RRC再確立メッセージを送信すること、を含む、請求項の方法。
  8. 前記第2の無線アクセスネットワークエレメントに、前記ワイヤレス通信デバイスの過去の識別子を提供すること、を含む、請求項又は請求項の方法。
  9. ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始する、前記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスにより実行される方法であって、
    第1の無線アクセス技術(RAT)接続セットアップの期間中にコンテキスト情報をセットアップして、第1のRATを実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立することと、前記コンテキスト情報は、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられ、及び、第2のRATを実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立する第2のRAT接続セットアップのために使用可能であることと、
    前記コンテキスト情報を用いて、前記第2のRAT接続セットアップを開始して、前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて前記第2のRRC接続を確立することと、
    を含み、
    前記方法は、前記第1のRAT接続セットアップのダウンリンク(DL)メッセージにおいて、又は、ブロードキャストされるシステム情報を介して、前記第2のRRC接続の前記確立に関連する情報を前記第1の無線アクセスネットワークエレメントから受信すること、を含む、
    方法。
  10. 前記第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けての前記第1のRRC接続と、前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けての前記第2のRRC接続とを並列的に確立すること、を含む、請求項の方法。
  11. 前記コンテキスト情報を用いることにより、前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて前記第2のRRC接続を確立すること、を含む、請求項9又は請求項10の方法。
  12. 前記方法は、前記第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けての前記第1のRRC接続と、前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けての前記第2のRRC接続とを同時に維持すること、を含む、請求項11のいずれか1項の方法。
  13. 前記方法は、前記第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けての前記第1のRRC接続が喪失した場合に、前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて前記第2のRRC接続を確立すること、を含む、請求項12のいずれか1項の方法。
  14. 前記方法は、トリガイベント及びネットワークコマンドのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて前記第2のRRC接続を確立すること、を含む、請求項13のいずれか1項の方法。
  15. 前記トリガイベントは、前記第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けての前記第1のRRC接続の無線リンク障害(RLF)を含み、又は前記RLFである、請求項14の方法。
  16. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータシステム上で実行された場合に、請求項1〜15のいずれか1項の方法を実行させるためのプログラムコード部分、を含むコンピュータプログラム。
  17. コンピュータ読取可能な記録媒体に記憶されており又は信号としてダウンロード可能である、請求項16のコンピュータプログラム。
  18. ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立をサポートするための第1の無線アクセスネットワークエレメントであって、第1の無線アクセス技術(RAT)接続セットアップの期間中にコンテキスト情報をセットアップして、第1のRATを実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの前記第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立する、ように構成されるセットアップコンポーネント、を含み、前記コンテキスト情報は、前記ワイヤレス通信ネットワークのワイヤレス通信デバイスに関連付けられ、及び、第2のRATを実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立する第2のRAT接続セットアップのために使用可能であ
    前記第1の無線アクセスネットワークエレメントは、前記第1のRAT接続セットアップのダウンリンク(DL)メッセージにおいて、又は、ブロードキャストされるシステム情報を介して、前記第2のRRC接続の前記確立に関連する情報を前記ワイヤレス通信デバイスへ提供する、ように構成される、
    第1の無線アクセスネットワークエレメント。
  19. 前記第1の無線アクセスネットワークエレメントは、請求項1〜のいずれか1項の方法を実行する、ように構成される、請求項18第1の無線アクセスネットワークエレメント。
  20. 前記第1の無線アクセスネットワークエレメントは、無線基地局、無線ネットワークコントローラ、NodeB、eNodeB、又は5G基地局のいずれかを含み、当該いずれかとして構成され、又は当該いずれかの一部である、請求項18又は請求項19第1の無線アクセスネットワークエレメント。
  21. ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線リソース制御(RRC)接続の確立を開始するためのワイヤレス通信デバイスであって、前記ワイヤレス通信ネットワークの前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられるコンテキスト情報であって、第1の無線アクセス技術(RAT)を実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第1の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第1のRRC接続を確立する第1のRAT接続セットアップの期間中にセットアップされる当該コンテキスト情報を用いて、第2のRAT接続セットアップを開始して、第2のRATを実装する前記ワイヤレス通信ネットワークの第2の無線アクセスネットワークエレメントへ向けて第2のRRC接続を確立する、ように構成される開始コンポーネント、を含み、
    前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第1のRAT接続セットアップのダウンリンク(DL)メッセージにおいて、又は、ブロードキャストされるシステム情報を介して、前記第2のRRC接続の前記確立に関連する情報を前記第1の無線アクセスネットワークエレメントから受信する、ように構成される、
    ワイヤレス通信デバイス。
  22. 前記ワイヤレス通信デバイスは、請求項15のいずれか1項の方法を実行する、ように構成される、請求項21のワイヤレス通信デバイス。
  23. 請求項1820のいずれか1項の第1の無線アクセスネットワークエレメントと、1つ以上の請求項21又は請求項22のワイヤレス通信デバイスとを含む、ワイヤレス通信システム。
JP2018527173A 2015-12-03 2015-12-03 マルチratネットワークにおける軽量rrc接続セットアップ Active JP6630990B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2015/078521 WO2017092814A1 (en) 2015-12-03 2015-12-03 Light-weight rrc connection setup in multi-rat network

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019503114A JP2019503114A (ja) 2019-01-31
JP6630990B2 true JP6630990B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=54782715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018527173A Active JP6630990B2 (ja) 2015-12-03 2015-12-03 マルチratネットワークにおける軽量rrc接続セットアップ

Country Status (9)

Country Link
US (5) US10123239B2 (ja)
EP (1) EP3384724A1 (ja)
JP (1) JP6630990B2 (ja)
CN (2) CN108476443B (ja)
BR (1) BR112018010912B1 (ja)
IL (1) IL259463B (ja)
MY (1) MY191102A (ja)
WO (1) WO2017092814A1 (ja)
ZA (1) ZA201803247B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108605224B (zh) 2015-12-03 2022-02-22 瑞典爱立信有限公司 多rat接入层安全性
CN108476443B (zh) 2015-12-03 2021-08-10 瑞典爱立信有限公司 多rat网络中的轻量级rrc连接设立方法、装置、系统和介质
CN107360561B (zh) * 2016-05-03 2020-09-11 株式会社Kt 改变连接状态的方法及其设备
US10742541B2 (en) * 2016-07-26 2020-08-11 Nokia Of America Corporation Systems and methods for multi-path communication over multiple radio access technologies
US10485000B2 (en) * 2016-09-28 2019-11-19 Sharp Kabushiki Kaisha User equipment, base stations and methods
US11445564B2 (en) * 2016-12-20 2022-09-13 Apple Inc. Apparatuses to switch between LTE rat and NR rat during transition from inactive state to active state
WO2018153427A1 (en) * 2017-02-21 2018-08-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and devices for dual connectivity between a dual protocol stack user equipment and two baseband units of a radio access telecommunications network
US11184785B2 (en) * 2017-03-17 2021-11-23 Qualcomm Incorporated Radio measurement and configuration
US10827474B2 (en) * 2017-05-09 2020-11-03 Qualcomm Incorporated Techniques and apparatuses for nesting a new radio system and a long term evolution system
US11252628B2 (en) * 2018-01-09 2022-02-15 Htc Corporation Device and method for handling new radio capabilities
US10548177B2 (en) * 2018-04-17 2020-01-28 Verizon Patent And Licensing Inc. Bearer activation for multiple radio access technology dual connectivity scenarios
EP3858090B1 (en) * 2018-09-25 2022-02-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) A radio network node, a wireless device, a computer program, a carrier and methods for re-establishing a radio connection
WO2020067959A1 (en) 2018-09-25 2020-04-02 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) A radio network node, a wireless device and methods therein for re-establishing a radio connection
EP3900475A1 (en) * 2018-12-22 2021-10-27 Nokia Solutions and Networks Oy Connection behavior identification for wireless networks
US11553534B2 (en) * 2019-09-27 2023-01-10 Qualcomm Incorporated Handling collisions due to multiple radio resource control (RRC) connection requests
US20220386195A1 (en) * 2019-10-03 2022-12-01 Sharp Kabushiki Kaisha Configurations for conditional primary secondary cell addition/modification

Family Cites Families (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE0300389D0 (sv) 2003-02-12 2003-02-12 Electrolux Ab Handle arrangement for a blower
US8037188B2 (en) 2003-02-12 2011-10-11 Qualcomm Incorporated Soft handoff across different networks assisted by an end-to-end application protocol
GB2427324B (en) * 2005-06-14 2007-09-19 Siemens Ag A method of dual transfer mode handover
JP2007163556A (ja) 2005-12-09 2007-06-28 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
ES2526199T3 (es) * 2006-08-18 2015-01-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Correlación que implica cambio inter sistema entre diferentes tipos de portadores radio
US8483174B2 (en) * 2007-04-20 2013-07-09 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for providing gateway relocation
WO2009018164A2 (en) 2007-07-27 2009-02-05 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for handling mobility between non-3gpp to 3gpp networks
CN101400059B (zh) 2007-09-28 2010-12-08 华为技术有限公司 一种active状态下的密钥更新方法和设备
US20090262683A1 (en) 2008-04-18 2009-10-22 Amit Khetawat Method and Apparatus for Setup and Release of User Equipment Context Identifiers in a Home Node B System
KR101224230B1 (ko) 2008-06-13 2013-01-21 노키아 코포레이션 시스템간 모빌리티 동안에 프레시 보안 콘텍스트를 제공하는 방법, 장치 및 컴퓨터 판독가능 저장 매체
US8391239B2 (en) * 2008-09-22 2013-03-05 Qualcomm Incorporated Bearer count alignment during inter-rat handover
US8538419B2 (en) * 2008-11-10 2013-09-17 Qualcomm Incorporated Method and apparatus to enable patching of user equipment context through retrieval of partial contexts from various network servers
US20100272263A1 (en) 2009-04-27 2010-10-28 Motorola, Inc. Decrypting a nas message traced to an e-utran
US8842633B2 (en) * 2009-05-04 2014-09-23 Blackberry Limited Systems and methods for mobile stations to identify radio access technologies
US8374604B2 (en) 2009-05-26 2013-02-12 Qualcomm Incorporated System and methods for performing multiple registrations across different radio access technologies
US8682343B2 (en) 2009-06-18 2014-03-25 Intel Mobile Communications GmbH Mobile radio communication devices and methods for controlling mobile radio communication devices
US9002357B2 (en) 2009-06-26 2015-04-07 Qualcomm Incorporated Systems, apparatus and methods to facilitate handover security
GB2472580A (en) 2009-08-10 2011-02-16 Nec Corp A system to ensure that the input parameter to security and integrity keys is different for successive LTE to UMTS handovers
US8798623B2 (en) 2009-08-14 2014-08-05 General Motors Llc Network selection and base station acquisition with OTA programming for a vehicle telematics unit
ES2362524B1 (es) 2009-08-27 2012-05-18 Vodafone España S.A.U. Procedimiento, sistema y dispositivo para transmitir paquetes de datos de redes multi-rat.
EP3002965B1 (en) 2010-01-28 2019-08-21 Koninklijke KPN N.V. Efficient terminal authentication in telecommunication networks
JP4772910B1 (ja) 2010-04-05 2011-09-14 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信システムにおける基地局及び方法
US9131412B2 (en) 2010-05-07 2015-09-08 Nokia Technologies Oy Signaling radio bearer security handling for single radio voice call continuity operation
JP5226036B2 (ja) * 2010-06-04 2013-07-03 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法、移動管理装置及び無線基地局
WO2011159215A1 (en) * 2010-06-15 2011-12-22 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Methods and devices for radio access management of carrier aggregation between heterogeneous wireless networks
US20120163336A1 (en) 2010-06-18 2012-06-28 Interdigital Patent Holdings, Inc. Distributed architecture for security keys derivation in support of non-involved core network handover
US8787172B2 (en) * 2010-06-21 2014-07-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for QoS context transfer during inter radio access technology handover in a wireless communication system
EP2641422B1 (en) * 2010-11-18 2019-05-01 Nokia Solutions and Networks Oy Enhanced connection recovery method for multi-rat deployments
EP4221458A1 (en) 2010-12-03 2023-08-02 InterDigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for performing multi-radio access technology carrier aggregation
CN102572819B (zh) 2010-12-22 2015-05-13 华为技术有限公司 一种密钥生成方法、装置及系统
US20120238208A1 (en) 2011-03-17 2012-09-20 Maik Bienas Mobile radio communication devices and servers
US9661510B2 (en) * 2012-03-30 2017-05-23 Mediatek Inc. Failure event report extension for inter-RAT radio link failure
GB2492799B (en) * 2011-07-12 2014-06-25 Samsung Electronics Co Ltd Improved signalling in a wireless network
CN102358778B (zh) 2011-07-29 2014-06-18 上海载和实业投资有限公司 一种新型生物降解母料及其制备方法
TWI586114B (zh) 2011-08-19 2017-06-01 內數位專利控股公司 在行動站中使用非存取層程序存取屬於不同無線電存取技術組件載波資源方法及裝置
CN105897385A (zh) 2011-11-24 2016-08-24 华为技术有限公司 Rlc数据包传输的确认方法及rlc am实体发送方
EP2848085A4 (en) 2012-03-14 2015-11-11 Intel Corp MOBILE TERMINAL ARCHITECTURE FOR DOUBLE-PERSONALITY WIRELESS DEVICES
JP6135878B2 (ja) 2012-05-04 2017-05-31 ▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. ネットワークスイッチング中におけるセキュリティ処理方法およびシステム
KR20140013870A (ko) * 2012-07-23 2014-02-05 주식회사 팬택 이종 네트워크 시스템에서 제어정보 전송방법 및 장치
TWI488538B (zh) * 2012-09-24 2015-06-11 廣達電腦股份有限公司 建立資料傳輸通道的Wi-Fi無線網路存取點及系統
WO2014052750A2 (en) * 2012-09-27 2014-04-03 Interdigital Patent Holdings, Inc. End-to-end architecture, api framework, discovery, and access in a virtualized network
EP2912867A1 (en) 2012-10-29 2015-09-02 Nokia Solutions and Networks Oy Methods, apparatuses and computer program products enabling to improve handover security in mobile communication networks
EP2945429B1 (en) 2013-01-10 2018-10-24 LG Electronics Inc. Method for updating base station information in converged network supporting multiple communication systems, and device therefor
CN103929740B (zh) 2013-01-15 2017-05-10 中兴通讯股份有限公司 数据安全传输方法及lte接入网系统
US9611960B2 (en) 2013-02-28 2017-04-04 Spears Manufacturing Co. Cut-in fitting for connecting pipe
WO2014136434A1 (ja) * 2013-03-08 2014-09-12 日本電気株式会社 無線基地局、無線基地局通信制御プログラム記憶媒体および通信制御方法
US20140269613A1 (en) 2013-03-18 2014-09-18 Nokia Siemens Networks Oy Integrity protection towards one CN after handovers involving multiple services to be handled by different CNs
GB201306351D0 (en) 2013-04-09 2013-05-22 Gen Dynamics Broadband Inc Apparatus and methods for device to device communications
EP3022982B1 (en) 2013-07-19 2018-10-31 LG Electronics Inc. Method and apparatus for performing random access procedure in wireless communication system
US9414430B2 (en) 2013-08-16 2016-08-09 Qualcomm, Incorporated Techniques for managing radio link failure recovery for a user equipment connected to a WWAN and a WLAN
US9319901B2 (en) * 2013-09-04 2016-04-19 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for parameter selection and conflict resolution for multiple radio access technologies
US9294982B2 (en) * 2014-01-27 2016-03-22 Cisco Technology, Inc. System and method for robust multiple access network mobility in a network environment
RU2633612C2 (ru) 2015-02-13 2017-10-16 Телефонактиеболагет Л М Эрикссон (Пабл) Установление возможности двойного соединения
CN108476443B (zh) 2015-12-03 2021-08-10 瑞典爱立信有限公司 多rat网络中的轻量级rrc连接设立方法、装置、系统和介质
CN108605224B (zh) 2015-12-03 2022-02-22 瑞典爱立信有限公司 多rat接入层安全性

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019503114A (ja) 2019-01-31
US11166204B2 (en) 2021-11-02
ZA201803247B (en) 2020-08-26
US10687256B2 (en) 2020-06-16
US11665599B2 (en) 2023-05-30
CN113795037A (zh) 2021-12-14
MY191102A (en) 2022-05-30
US20200305036A1 (en) 2020-09-24
CN108476443B (zh) 2021-08-10
IL259463A (en) 2018-07-31
BR112018010912B1 (pt) 2023-12-19
IL259463B (en) 2020-07-30
US20220046488A1 (en) 2022-02-10
US20180041925A1 (en) 2018-02-08
EP3384724A1 (en) 2018-10-10
US20190104445A1 (en) 2019-04-04
WO2017092814A1 (en) 2017-06-08
BR112018010912A2 (pt) 2018-11-21
US20230284102A1 (en) 2023-09-07
CN108476443A (zh) 2018-08-31
US10123239B2 (en) 2018-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6630990B2 (ja) マルチratネットワークにおける軽量rrc接続セットアップ
RU2769279C1 (ru) Обработка отказов главной группы сот главным узлом
US11917463B2 (en) Cell handover with minimum mobility interruption
US10595355B2 (en) Method and apparatus for establishing a connection in a wireless communication system
US11895545B2 (en) Suspend-resume in conditional handover
EP2592868B1 (en) Service recovery method and apparatus for a wireless communication network
TW201911945A (zh) 多連接配置之方法及其使用者設備
WO2021163092A1 (en) Dual active protocol stack operation for handover and pscell change
CN113196863A (zh) 用于在恢复时执行移交的方法和节点
US20230403623A1 (en) Managing sidelink information, configuration, and communication
WO2023133333A2 (en) Managing measurement in small data transmission
CN115918156A (zh) 在切换失败场景中管理网络优化

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180525

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181002

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20181102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190329

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6630990

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250