以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。なお、本実施形態では一例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
[1.第1の実施形態]
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態による無線通信技術について詳細に説明する。
[1.1.システム概要]
図1は、本実施形態における移動通信システムの概略を説明するための図である。本図に示すように、移動通信システム1は、移動端末装置UE10とアクセスネットワーク80とコアネットワーク(タイプ1)90とコアネットワーク(タイプ2)92とPDN(Packet Data Network)_A100とPDN_B102により構成されている。
ここで、コアネットワークは、移動通信事業者(Mobile Operator)が運用するIP移動通信ネットワークのことである。なお、コアネットワーク(タイプ1)90とコアネットワーク(タイプ2)92は、移動通信システム1において多重化されて構成されたネットワークであってよい。
また、コアネットワーク(タイプ1)90とコアネットワーク(タイプ2)92は単一の移動通信事業者によって運用、管理されるコアネットワークであってもよい。もしくは、それぞれ異なる移動通信事業者によって運用、管理されるコアネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90は移動通信システム1を運用、管理する移動通信事業者のためのコアネットワークであり、コアネットワーク(タイプ2)92はMVNO(Mobile Virtual Network Operator)などの仮想移動通信事業者のためのコアネットワークであってよい。このように、コアネットワーク(タイプ2)92は仮想移動通信事業者網として構成されてもよい。ここで、タイプ1やタイプ2等のタイプは、コアネットワークを識別する情報であってよい。コアネットワークを識別する情報は、タイプに限らずコアネットワークを識別することができる情報であればよい。例えば、通信事業者がコアネットワークに識別番号を割り当て、識別番号で複数の多重化されたコアネットワークを識別してもよいし、MVNOを含む複数の移動通信事業者がそれぞれコアネットワークを構成する場合、移動通信事業者を識別する情報でコアネットワークを識別してもよい。
さらに、UE10はあらかじめコアネットワークのタイプが割り当てられていてもよい。例えば、UE10はタイプ2のコアネットワークに接続可能な端末であると管理されていてもよい。また、UE10は、タイプ2のコアネットワークが展開されていない場所では、タイプ1のコアネットワークに接続可能な端末であると管理されていてもよい。
こうした管理情報は、例えばHSS(Home Subscriber Server)やMME(Mobility Management Entity)など、コアネットワーク内部の制御装置に加入者情報として記憶されていても良い。さらに、UE10においてもこうした管理情報を記憶してもよい。
または、コアネットワークのタイプが割り当てられたUEと割り当てられていないUEが存在してもよい。コアネットワークのタイプが割り当てられていないUEは、デフォルトのコアネットワークに接続されてよい。デフォルトのネットワークは、移動通信事業者等によって予めどのコアネットワークがデフォルトのコアネットワークであるかを管理し、こうした管理情報によって決定されて良い。例えば、メインのコアネットワークであるコアネットワーク(タイプ1)90をデフォルトのネットワークとしてPDN接続を確立してもよい。一方、コアネットワークタイプが割り当てられたUEは、指定するタイプに対応する専用のコアネットワークに接続し、PDN接続を確立してもよい。
更に、各UEのタイプは端末出荷時に設定されていてもよい。また、出荷時に複数のタイプが設定されていて、ユーザまたはUE自身が、通信の目的に応じてタイプを変更してもよい。
またコアネットワーク(タイプ1)90には、MME(Mobility Management Entity)_A40が含まれている。
コアネットワーク(タイプ2)92も同様に、コアネットワーク(タイプ2)92には、MME_B42が含まれている。
また、コアネットワークはPDN(Packet Data Network)に接続されている。PDNとは、UE10に通信サービスを提供するパケットデータサービス網であり、サービス毎に構成しても良い。PDNには、通信端末が接続されており、UE10はPDNに配置された通信端末とユーザデータの送受信を行うことができる。
例えば、図1に示すようにコアネットワーク(タイプ1)90はPDN_A100に接続し、コアネットワーク(タイプ2)92はPDN_B102に接続してもよい。このように、コアネットワークはそれぞれ異なるPDNに接続されてもよい。
さらに、PDN_A100と、PDN_B102は、UEの目的に対応するコアネットワーク外のパケットデータネットワークであってよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90がメインのコアネットワークである場合、PDN_A100は、IMS(IP Multimedia Subsystem)などであってもよい。更に、コアネットワーク(タイプ2)92がM2M端末専用のコアネットワークである場合、PDN_B102は、M2Mのサービスネットワークであってもよい。
次に、コアネットワークの構成例を説明する。コアネットワークには、HSS(Home Subscriber Server)、AAA(Authentication、Authorization、 Accounting)、PCRF(Policy and Charging Rules Function)、PGW(Packet Data Network Gateway)、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)、SGW(Serving Gateway)、MMEにより構成される。
こうした装置は、コアネットワーク毎にそれぞれ配置されてもよい。または、コアネットワークの多重化は、制御メッセージのトラヒックの分散や、ユーザデータトラヒックの分散を目的としたものであることから、HSS、AAA、PCRF、などの管理装置は、コアネットワーク毎に配置するのではなく、複数のコアネットワークで共用してもよい。
さらに、コアネットワークの多重化の目的を制御メッセージのトラヒックの分散のみに特化したような場合は、PGWやSGWなどのユーザデータの転送装置も、コアネットワーク毎に配置するのではなく、複数のコアネットワークで共用してもよい。
なお、本実施形態では、図2に示すように、コアネットワーク(タイプ1)90は、HSS50、AAA55、PCRF60、PGW_A30、ePDG65、SGW_A35、MME_A40により構成される例を中心に説明する。
さらに、コアネットワーク(タイプ2)92には、HSS50、AAA55、PCRF60、PGW_B32、ePDG65、SGW_B37、MME_B42により構成される例を中心に説明する。
つまり、HSS50、AAA55、PCRF60、ePDG65は各コアネットワークによって共用されている。また、MME、PGW、SGWは各コアネットワークにそれぞれ配置されている例を中心に説明する。
また、各コアネットワークは、複数のアクセスネットワーク(LTE AN80、WLAN ANb75、WLAN ANa70)に接続することができる。
無線アクセスネットワークは、複数の異なるアクセスネットワークに接続して構成してもよいし、いずれか一つのアクセスネットワークに接続した構成であってもよい。さらに、UE10は無線アクセスネットワークに無線接続することができる。
さらに、WLANアクセスシステムで接続可能なアクセスネットワークは、ePDG65を介してコアネットワークへ接続するWLANアクセスネットワークb(WLAN ANb75)と、PGW(PGW_A30、PGW_B32)とPCRF60とAAA55とに接続するWLANアクセスネットワークa(WLAN ANa75)とが構成可能である。
なお、各装置はEPSを利用した移動通信システムにおける従来の装置と同様に構成されるため、詳細な説明は省略する。以下、各装置の簡単な説明をする。
PGW_A30はPDN_A100とSGW_A35とePDG65とWLAN ANa70と、PCRF60とAAA55とに接続されており、PDN_A100とコアネットワーク90のゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置である。
SGW_A35は、PGW_A30とMME_A40とLTE AN80とに接続されており、コアネットワーク(タイプ1)90とLTE AN80とのゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置である。
MME_A40は、SGW_A35とLTE AN80とHSS50に接続されており、LTE AN80を経由してUE15の位置情報管理と、アクセス制御を行うアクセス制御装置である。また、コアネットワーク(タイプ1)90には、複数の位置管理装置が含まれて構成されてよい。例えば、MME_A40とは異なる位置管理装置としてMME_Cが構成されてもよい。MME_CはMME_A40と同様にSGW_A35とLTE AN80と、HSS50と接続されてよい。
また、MME_CとMME_A40とが接続されてもよい。これにより、MME_CとMME_A40は、UE10のコンテキストの送受信を行ってもよい。
HSS50はMME_A40とAAA55とに接続されており、加入者情報の管理を行う管理ノードである。HSS50の加入者情報は、例えばMME_A40のアクセス制御の際に参照される。
さらに、HSS50は、MME_B42と接続されていてもよい。MME_B42は図1に示すようにコアネットワーク(タイプ1)90のオーバーレイネットワーク、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれている。
つまりHSS50は、MME_B42のようにHSS50が含まれるコアネットワークとは異なるコアネットワークに含まれるMMEと接続されていてもよい。更に、HSS50の加入者情報は、MME_B42のアクセス制御の際にも参照される。
AAA55は、PGW_A30と、HSS50と、PCRF60と、WLAN ANa70とに接続されており、WLAN ANa70を経由して接続するUE10のアクセス制御を行う。
PCRF60は、PGW_A30と、WLAN ANa75と、AAA55と、PDN100に接続されており、データ配送に対するQoS管理を行う。例えば、UE10とPDN_A100間の通信路のQoSの管理を行う。
ePDG65は、PGW_A30と、WLAN ANb75とに接続されており、コアネットワーク(タイプ1)90と、WLAN ANb75とのゲートウェイ装置としてユーザデータの配送を行う。
また、図2(b)に示すように、各無線アクセスネットワークには、UE10が実際に接続される装置(例えば、基地局装置やアクセスポイント装置)等が含まれている。接続に用いられる装置は、無線アクセスネットワークに適応した装置が考えられる。
本実施形態においては、LTE AN80はeNB45を含んで構成される。eNB45はLTEアクセスシステムでUE10が接続する無線基地局であり、LTE AN80には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。
WLAN ANa70はWLAN APa72と、GW(Gateway)74とが含まれて構成される。WLAN APa72はコアネットワーク(タイプ1)90を運営する事業者に対して信頼性のあるWLANアクセスシステムでUE10が接続する無線基地局であり、WLAN ANa70には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。GW74はコアネットワーク(タイプ1)90とWLAN ANa70のゲートウェイ装置である。また、WLAN APa72とGW74とは、単一の装置で構成されてもよい。
コアネットワーク(タイプ1)90を運営する事業者とWLAN ANa70を運営する事業者が異なる場合でも、事業者間の契約や規約によりこのような構成での実現が可能となる。
また、WLAN ANb75はWLAN APb76を含んで構成される。WLAN APb76はコアネットワーク(タイプ1)90を運営する事業者に対して信頼関係が結ばれていない場合に、WLANアクセスシステムでUE10が接続する無線基地局であり、WLAN ANb75には1又は複数の無線基地局が含まれて構成されてよい。
このように、WLAN ANb75はコアネットワーク(タイプ1)90に含まれる装置であるePDG65をゲートウェイとしてコアネットワーク(タイプ1)90に接続される。ePDG65は安全性を確保するためのセキュリティー機能を持つ。
次に、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれる各装置を簡単に説明する。
PGW_B32はPDN_B102とSGW_B37とePDG65とWLAN ANa70と、PCRF60とAAA55とに接続されており、PDN102とコアネットワーク92のゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置である。
SGW_B37は、PGW_B32とMME_B42とLTE AN80とに接続されており、コアネットワーク(タイプ2)92とLTE AN80とのゲートウェイ装置としてユーザデータの転送を行う中継装置である。
MME_B42は、SGW_B37とLTE AN80とHSS50に接続されており、LTE AN80を経由してUE10の位置情報管理と、アクセス制御を行うアクセス制御装置である。また、コアネットワーク(タイプ2)92には、複数の位置管理装置が含まれて構成されてよい。例えば、MME_B42とは異なる位置管理装置としてMME_Dが構成されてもよい。MME_DはMME_B42と同様にSGW_B37とLTE AN80と、HSS50と接続されてよい。
また、MME_DとMME_B42とが接続されてもよい。これにより、MME_DとMME_B42は、UE10のコンテキストの送受信を行ってもよい。
HSS50はMME_B42とAAA55とに接続されており、加入者情報の管理を行う管理ノードである。HSS50の加入者情報は、例えばMME_B42のアクセス制御の際に参照される。
AAA55、PCRF60、ePDG65については既に説明したとおりであり、説明は省略する。
なお、本明細書において、UE10が各無線アクセスネットワークに接続されるという事は、各無線アクセスネットワークに含まれる基地局装置やアクセスポイント等に接続される事であり、送受信されるデータや信号等も、基地局装置やアクセスポイントを経由している。
[1.2.装置の構成]
続いて、各装置構成について図を用いて簡単に説明する。
[1.2.1.eNBの構成図]
図3(a)にeNB45の構成図を示す。図に示すように、eNB45は、IP移動通信ネットワークインターフェース部220と制御部200と記憶部240で構成されている。IP移動通信ネットワークインターフェース部220と記憶部240は、制御部200とバスを介して接続されている。
制御部200は、eNB45を制御するための機能部である。制御部200は、記憶部240に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
IP移動通信ネットワークインターフェース部220は、eNB45がUE10およびUE_B15と接続し、コアネットワーク(タイプ1)90、コアネットワーク(タイプ2)92と接続するための機能部である。
記憶部240は、MME情報242が記憶されている。MME情報242には、eNB45から接続可能なMMEを記憶する。例えば、図3(b)に示すように、eNB45から接続可能なMMEの識別情報と、各MMEのサービスエリアを識別するエリア情報を関連付けて記憶しても良い。図3(b)の例では、サービスエリアごとに異なるMMEを記憶しており、各サービスエリアに配置された基地局装置は、サービスエリアに対応づけられているMMEに接続可能であることを示している。なお、同一サービスエリアに対して異なるタイプのコアネットワークに含まれるMMEを記憶してもよい。例えば、サービスエリア「A」に対応づけて、タイプ1のコアネットワークに設置されるMMEと、タイプ2のコアネットワークに設置されるMMEとを記憶しても良い。
ここで、MME識別情報はMMEを識別できる情報であればよく、例えば、GUMMEI(Globally Unique MME Identifier)であってもよい。GUMMEIとは、MMEの識別情報であり、移動通信事業者網の識別情報であるPLMN(Public land mobile network)と、複数のMMEを識別するMMEのグループ番号と、MMEを識別するMMEの番号が含まれている。
なお、MMEのグループ番号は、MMEGI(MME Group Identifier)であってよい。なお、コアネットワークのタイプ毎に異なるMMEGIを記憶しても良い。その場合、MMEのグループ番号によってコアネットワークを識別することができる。さらに、MMEのグループ番号に対応づけて、対応するコアネットワーク配置されたMMEをグループとして管理してもよい。これにより、MMEの識別情報とMMEのグループ番号を基に、MMEが含まれるコアネットワークのタイプを識別してもよい。
または、MMEの識別情報から独立した情報要素で、コアネットワークのタイプ情報を示してもよい。例えば、MME情報242は、図3(c)のように、コアネットワークの識別情報であるタイプ情報と、エリア情報と、MMEの識別情報とを関連づけて記憶してもよい。これにより、コアネットワークのタイプに応じてエリアを構成することができる。さらに、各エリアに配置されるMMEを記憶することができる。さらには、コアネットワークのタイプ毎にMMEを記憶することができる。さらに、特定のコアネットワークの特定のエリアに配置されるMMEを記憶することができる。
なお、既に説明したとおり、MMEの識別情報は、GUMMEIあってもよい。
また、これらのMMEの識別情報の管理方法では、必ずしもエリア情報を記憶せず、コアネットワークタイプとMMEの識別情報を対応づけて記憶してもよい。
なお、これまで説明したエリア情報は、トラッキングエリア情報であってもよいし、ルーティングエリア情報であってもよい。
また、eNB45は、UE10がアタッチしている状態で、さらにUE10に無線リソースが割り当てられたアクティブ状態(Connected state)の場合、UEコンテキスト情報を記憶してもよい。なお、UEコンテキスト情報には、UE10の識別情報を記憶してもよい。ここでUE10の識別情報は、UE10に対してグローバルユニークに割り当てられたGUTI(Globally Unique Temporary Identity)を用いても良い。もしくは、IMGI(International Mobile Subscriber Identity)などの加入者情報であってもよい。もしくは、P−TMSI(Packet Temporary Mobile Subscriber Identity)などの識別情報であってもよい。もしくはこれらの識別情報を2つ以上組み合わせてUE10の識別情報としてもよい。
[1.2.2.MMEの構成図]
次に、MME_A40の構成を説明する。なお、MME_B42の構成も同様であるため、具体的な説明は省略する。
図4(a)にMME_A40の構成図を示す。図に示すように、MME_A40は、IP移動通信ネットワークインターフェース部320と制御部300と記憶部340で構成されている。IP移動通信ネットワークインターフェース部320と記憶部340は制御部300と、バスを介して接続されている。
制御部300はMME_A40を制御するための機能部である。制御部300は、記憶部340に記憶されている各種プログラムを読みだして実行することにより各種処理を実現する。
IP移動通信ネットワークインターフェース部320は、MME_A40が、eNB45や、SGW_A35や、HSS50と接続するための機能部である。
記憶部340は、図に示すように、MME情報342とコンテキスト情報344が記憶されている。
MME情報342には、図4(b)に示すように、MME識別情報と、MMEのサービスエリア情報と、コアネットワークの識別情報とを対応づけて記憶してもよい。
ここで、MME識別情報はMMEを識別できる情報であればよく、例えば、GUMMEI(Globally Unique MME Identifier)であってもよい。GUMMEIとは、MMEの識別情報であり、移動通信事業者網の識別情報であるPLMN(Public land mobile network)と、複数のMMEを識別するMMEのグループ番号と、MMEを識別するMMEの番号が含まれている。
なお、MMEのグループ番号はMMEGI(MME Group Identifier)であってよい。なお、コアネットワークのタイプ毎に異なるMMEGIを記憶しても良い。その場合、MMEのグループ番号によってコアネットワークを識別することができる。さらに、MMEのグループ番号に対応づけて、対応するコアネットワーク配置されたMMEをグループとして管理してもよい。これにより、MMEの識別情報とMMEのグループ番号を基に、MMEが含まれるコアネットワークのタイプを識別してもよい。
この場合、MME情報342には、MMEの識別情報と、サービスエリア情報とを対応づけて記憶すればよく、コアネットワークのタイプ情報は必ずしも記憶しなくてもよい。
また、これらのMMEの識別情報の管理方法は、必ずしもエリア情報を記憶せず、コアネットワークタイプとMMEの識別情報を対応づけて記憶してもよい。
なお、これまで説明したエリア情報は、トラッキングエリア情報であってもよいし、ルーティングエリア情報であってもよい。
また、コンテキスト情報344は、図4(c)に示すように、MMEに記憶されるUEに関する情報をUEごとに記憶している。UEのコンテキスト情報とは、MMEが従来記憶するMM(Mobility Management)コンテキストや、EPS(Evolved Packet System)ベアラコンテキスト、または両方であってもよい。
なお、タイプ情報などのコアネットワークを識別する情報は、移動通信事業者による運用、管理の観点からコアネットワークを分けることを決定し、こうした決定に基づいて割り当てられた識別情報であってもよい。
もしくは、タイプ情報などのコアネットワークを識別する情報は、通信端末の種別や属性に対応づけられた情報であってもよい。例えば、M2M端末の接続するコアネットワークを識別する識別情報と、スマートフォンなどの一般通話端末の接続するコアネットワークを識別する識別情報などであってもよい。
また、タイプ情報などのコアネットワークを識別する情報は、移動通信事業者が提供するサービスに対応づけられた識別情報であってもよい。たとえば、M2M端末に提供する特定サービスを識別する情報と、IMS等の通話サービスを提供する識別情報などとコアネットワークを識別する情報とを対応づけてもよい。この場合、サービス毎にコアネットワークを分離して構成することができる。なお、サービス毎に、サービスを提供する端末を管理することにより、各サービスを提供する端末毎に接続するコアネットワークを分けることができる。
また、コンテキスト情報344には、UEの識別情報を記憶しても良い。ここでUE10の識別情報は、UE10に対してグローバルユニークに割り当てられたGUTI(Globally Unique Temporary Identity)を用いても良い。もしくは、IMGI(International Mobile Subscriber Identity)などの加入者情報であってもよい。もしくは、P−TMSI(Packet Temporary Mobile Subscriber Identity)などの識別情報であってもよい。もしくはこれらの識別情報を2つ以上組み合わせてUE10の識別情報としてもよい。
なお、MME_A40はUE10がアタッチしている場合、コンテキスト情報を記憶してもよい。つまり、アタッチによってコンテキスト情報を生成してもよい。
[1.3.処理の説明]
次に、コアネットワークを変更するための手続きを説明する。
[1.3.1 第1手続き例]
まず、UE10が接続するコアネットワークを変更するための第1手続き例を説明する。手続きの初期状態において、UE10はコアネットワーク(タイプ1)90に接続している。より具体的には、UE10はeNB45に接続している。さらに、UE10はeNB45を介してMME_A40に接続している。さらに、UE10は、PGW_A30との間にPDNコネクションを確立している。ここで、PDNコネクションとはユーザデータを配送するための通信路のことである。
なお、コアネットワーク(タイプ1)90と、コアネットワーク(タイプ2)92にはそれぞれ異なるPGWが配置されていてもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90にはPGW_A30が含まれて構成され、コアネットワーク(タイプ2)92にはPGW_B32が含まれて構成されていてもよい。
さらに、コアネットワーク(タイプ1)90と、コアネットワーク(タイプ2)92にはそれぞれ異なるSGWが配置されていてもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90にはSGW_A35が含まれて構成され、コアネットワーク(タイプ2)92にはSGW_B37が含まれて構成されていてもよい。
第1手続き例を説明するにあたり、初期状態において、UE10はPGW_A30との間にPDNコネクションを確立している。さらに、UE10とPGW_A30とのPDNコネクションは、SGW_A35を介して確立している。
なお、第1手続き例において、UE10の識別情報とは、UE10に対してグローバルユニークに割り当てられたGUTI(Globally Unique Temporary Identity)を用いても良い。もしくは、IMGI(International Mobile Subscriber Identity)などの加入者情報であってもよい。もしくは、P−TMSI(Packet Temporary Mobile Subscriber Identity)などの識別情報であってもよい。もしくはこれらの識別情報を2つ以上組み合わせてUE10の識別情報としてもよい。
また、第1手続き例において、MMEの識別情報とは、個々のMMEに対応するGUMMEI(Globally Unique MME Identifier)であっても良い。なお、GUMMEIは、PLMNや、MMEグループや、MME番号などの情報を含んで構成されたグローバルユニークな識別情報である。もしくは、MMEの識別情報は、MMEグループを識別するMMEGI(MME Group Identifier)であってもよい。
なお、eNB45は、MMEGIと、MMEGIで識別されるMMEグループに属するGUMMEIとを対応づけて予め保持しており、MMEGIを受信した場合、受信したMMEGIを基に、MMEGIに属するGUMMEIを選択することができる。
例えば、eNB45は、コアネットワーク(タイプ2)に属するMMEをグループとするMMEGIと、MME_B42などのグループに属するMMEのGUMMEIを予め対応づけてMME情報に記憶しておいてよい。
以下、第1手続き例の具体的なステップを、図5を用いて説明する。
まず、MME_A40は、UE10の接続するコアネットワークの変更する手続きを開始するトリガーを検出する(S502)。
MME_A40は、加入者情報の更新に基づいてトリガーを検出してもよい。より具体的には、HSS50に記憶されているUE10に対応する加入者情報の変更に基づいて、HSS50は変更されたことを示す識別情報を含んだ制御メッセージをMME_A40に送信する。MME_A40は、HSS50が送信する制御メッセージの受信、または、制御メッセージに含まれる識別情報に基づいて、UE10の接続するコアネットワークの変更が必要であることを検出してもよい。
また、制御メッセージに含まれる識別情報は、コアネットワークタイプ2を示すコアネットワークの情報であってもよいし、コアネットワークタイプの変更を要求することを示すフラグ等の情報であってもよい。また、制御メッセージは、コアネットワークの切り替えを要求するための制御メッセージであってもよい。また、制御メッセージには、UE10の識別情報が含まれても良い。
eNB45は、コアネットワーク(タイプ2)に属するMMEをグループとするMMEGIを受信してMME選択処理してもよい。なお、eNB45は、受信したMMEGIに基づいてMME_B42を選択してもよい。
また、MME_A40は、コアネットワーク(タイプ2)92が構成されたことに基づいてトリガーを検出してもよい。より具体的には、MME_B42もしくはPGW_B32などのコアネットワーク(タイプ2)92に含まれる制御装置が設置されたことに伴って開始されてもよい。なお、コアネットワーク運用者がこうした制御装置を設置し、設置に基づいてMME_A40を手動操作してもよい。MME_A40はこうした運用者の手動操作を基にトリガーを検出してもよい。
次に、MME_A40はトリガー検出に基づいてデタッチ要求メッセージをUE10に送信する(S504)。
ここで、MME_A40は、デタッチ要求メッセージに少なくとも第1の指示情報(Indicator1)を含めて送信してもよい。
なお、第1の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第1の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第1の指示情報は、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報であってもよい。より具体的には、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第1の指示情報は、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報であってもよい。より具体的には、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報は、Attach Requiredを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第1の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第1の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報と、再アタッチが必要であることを示す情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第1の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくは再アタッチが必要であることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
さらに、MME_A40は、デタッチ要求メッセージの送信と並行して、もしくはデタッチ要求メッセージの送信後、UEコンテキスト解放メッセージをeNB45に送信してもよい(S506)。MME_A40は、UEコンテキスト解放メッセージにより、UE10とeNB45との間に無線リソースが割り当てられている場合、その無線リソースを解放することを要求してもよい。
ここで、MME_A40は、少なくとも第2の指示情報(Indicator2)を含めてUEコンテキスト解放メッセージを送信してもよい。
第2の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第2の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第2の指示情報は、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報であってもよい。より具体的には、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第2の指示情報は、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報であってもよい。より具体的には、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報は、Attach Requiredを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第2の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第2の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報と、再アタッチが必要であることを示す情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第2の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくは再アタッチが必要であることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
また、MME_A40は、少なくともUE10の識別情報と、タイマー値を含めて送信UEコンテキスト解放メッセージを送信してもよい。なお、タイマー値は、eNB45がMMEの選択のために用いるタイマーの値であってよい。
次に、eNB45はUEコンテキスト解放メッセージをMME_A40から受信する。eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージに含まれる情報を基に、MME情報更新処理を実行しても良い(S508)。より具体的には、第2の指示情報に基づいて、MME情報更新処理を実行してもよい。
なお、MME情報更新処理は、UE10が送信するアタッチ要求メッセージの受信に伴って実行するMME選択において、eNB45がコアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを選択するようMME情報を更新する処理であってよい。
より具体的には、eNB45は、MME情報更新処理において、UE10の識別情報と、第2の指示情報とを対応づけて記憶してもよい。
また、eNB45は、第2の指示情報の取得により、UEコンテキスト情報を削除せずに保持し続けても良い。一方で、eNB45は、第2の指示情報を取得しなかった場合には、UEコンテキスト情報を削除してもよい。
また、eNB45は、第2の指示情報に基づいて、タイマーのカウントを開始してもよい。eNB45は、タイマーが実行されている間は、更新したMME情報もしくはUEコンテキストを保持し続けてもよい。さらに、タイマーが消費された場合、もしくは何等かの要因によりタイマーを停止した場合には、eNB45は更新したMME情報もしくはUEコンテキストを削除してもよい。
ここで、タイマーの値は、予めeNB45が保持する値を用いても良いし、UEコンテキストの解放メッセージに含まれたタイマー値を用いてもよい。
なお、eNB45は、MME情報更新処理を行う前に保持していたMMEの情報は保持し続けても良い。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90に含まれるMME_A40に対応するGUMMEIや、MME_A40の属するMMEのグループを示すMMEGIなどは保持しし続けても良い。以上により、MME情報更新処理を完了する。
eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージの受信、またはMME情報更新処理の完了に基づいて、RRCコネクション解放メッセージをUE10に送信してもよい(S510)。eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージの送信に基づいて、UE10に割り当てた無線リソースを解放してもよい。
もしくは、eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージに、Acknowledge modeを1とするなど、応答を必要とする情報含めて送信してもよい。この場合、UE10はUEコンテキスト解放メッセージの応答として、UEコンテキスト解放メッセージの応答をeNB45に送信する。eNB45は、応答メッセージの受信に基づいて、UE10に割り当てた無線リソースを解放してもよい。
なお、eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージの送信や、応答メッセージの受信した際に、タイマー実行中である場合は、UE10の識別情報などを含むUE10コンテキストを保持し続けても良い。もしくは、eNB45は、UEコンテキストは削除するが、タイマー実行中は、UE10の識別情報と第2の指示情報とを対応づけて記憶しておいてもよい。
なお、RRCコネクション解放メッセージには、少なくとも第3の指示情報(Indicator3)を含めて送信してもよい。
第3の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第3の指示情報は、UE10に再アタッチを要求または指示することを示す識別情報であってもよい。具体的には、再アタッチを要求する識別情報は、Attach Requeiredとする理由表示情報要素(Cause Value)であってよい。
もしくは、第3の指示情報は、UE10にトラッキングエリア更新手続きが必要であることを示す識別情報であってもよい。具体的には、トラッキングエリア更新手続きが必要であることを示す識別情報は、TAU Requireとする理由表示情報要素(Cause Value)であってよい。
もしくは、第3の指示情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報であってもよい。具体的には、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するコアネットワークタイプであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。もしくは、NULL−MMEGIや、NULL−NRIなど、ゼロなどの特定の値のMMEGIやNRIを用いて、特定のMMEGIやNRIを示さない情報であってもよい。
もしくは、第3の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第3の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、UE10に再アタッチを要求することを示す識別情報と、UE10にトラッキングエリア更新手続きが必要であることを示す識別情報と、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報と、MMEの識別情報とを2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わされた第3の指示情報が、UE10に再アタッチを要求することを示す識別情報、もしくはUE10にトラッキングエリア更新手続きが必要であることを示す識別情報、もしくはコアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
次に、eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージに対する応答として、コンテキストリリース完了メッセージをMME_A40に送信する(S512)。コンテキストリリース完了メッセージは、UEコンテキスト解放メッセージに対する応答メッセージであり、eNB45がUE10の無線リソースの解放や、UEのコンテキストの削除などをした場合には、コンテキストリリース完了メッセージはこれらの処理が完了したことを通知するメッセージとなる。
また、eNB45は第2の指示情報の取得に基づいてMME情報更新処理を行い、MME情報更新処理に基づいてMME情報等を保持し続ける場合には、UEコンテキストもしくは、コアネットワーク(タイプ2)92のMME情報を保持することを示す情報を含めてUEコンテキスト解放完了メッセージを送信してもよい。
また、MME_A40は、UEコンテキスト解放完了メッセージを受信し、MME_A40が保持するUEコンテキストを削除してもよい。
また、UE10は、デタッチ要求メッセージを受信し、アタッチ手続きを開始してもよい。なお、UE10は、第1の指示情報に基づいてアタッチ手続きを開始してもよい。この場合、UE10は、必ずしもRRCコネクション解放メッセージを受信していなくてもアタッチ手続きを開始してもよい。
もしくは、UE10は、RRCコネクション解放メッセージを受信したあとアタッチ手続きを開始してもよい。
例えば、UE10は、第1の指示情報と、RRCコネクション解放メッセージの受信に基づいてアタッチ手続きを開始してもよい。もしくは、UE10は、第3の指示情報に基づいてアタッチ手続きを開始してもよい。もしくは、第1の指示情報と第3の指示情報に基づいてアタッチ手続きを開始してもよい。
また、UE10は、第1の指示情報、第2の指示情報、もしくはその両方の受信をもとに、保持するMMEの情報を削除してもよい。削除するMMEの情報は、MME_A40のGUMMEIであってよい。もしくは、削除するMMEの情報は、MME_A40の属するグループを示すMMEGIであってもよい。このように、第1の指示情報もしくは第2の指示情報は、古いMMEの情報を削除することを示す情報として用いられても良い。
続いてアタッチ手続きについて説明する。UE10は、アタッチ要求メッセージをeNB45に送信し、アタッチ手続きを開始する(S514)。UE10は、アタッチ要求メッセージの送信により、再度コアネットワークへの接続を要求する。なお、UE10はアタッチ要求メッセージにUEの識別情報を含めて送信してもよい。
ここで、UE10は、少なくとも第4の指示情報(Indicator4)を含めてアタッチ要求メッセージを送信してもよい。なお、UE10は、第1の指示情報、もしくは第3の指示情報、もしくはその両方の指示情報の受信に基づいて、第4の指示情報を含めることを決定しても良い。
第4の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第4の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報であってもよい。具体的には、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するコアネットワークタイプであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。もしくは、NULL−MMEGIや、NULL−NRIなど、ゼロなどの特定の値のMMEGIやNRIを用いて、特定のMMEGIやNRIを示さない情報であってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第2の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくは再アタッチが必要であることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
また、UE10は、第4の指示情報を必ずしもアタッチ要求メッセージに含めて送信しなくてもよい。UE10は、アタッチ手続き内でUE10が送信する制御メッセージに含めて送信してもよい。
eNB45は、アタッチ要求メッセージをUE10から受信する。eNB45は、アタッチ要求メッセージの受信に基づいてMME選択処理を行う(S516)。
MME選択処理において、eNB45は、MME情報更新処理に基づいて、MME_B42を選択する。
もしくは、eNB45は、第4の指示情報に基づいて、MME_B42を選択してもよい。このように、第4の指示情報を受信していない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。
もしくは、eNB45はMME情報更新処理と、第4の指示情報の受信とに基づいてMME_B42を選択してもよい。このように、MME情報更新処理に基づくMME選択結果がMME_B42である場合でも、第4の指示情報を受信していない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。また、第4の指示情報を受信している場合でも、MME情報更新処理が実行されていない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。
このようにeNB45は、第2の指示情報、もしくは第4の指示情報、もしくは第2の指示情報と第4の指示情報によって、コアネットワーク(タイプ1)90に含まれるMME_A40か、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMME_B42かのいずれかを選択することができる。
なお、eNB45は、タイマーの実行中は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを選択し、タイマーを実行していない場合やコアネットワークを切り替える必要が無い場合は、UE10が送信する情報を基にコアネットワーク(タイプ1)に含まれるMMEを選択してもよい。
その場合の選択方法は、UE10が送信する情報に基づいて選択してもよい。例えば、UE10は、GUMMEIなどMMEを識別する情報をアタッチ要求メッセージに含めて送信する。eNBは、受信したMMEが利用可能である場合には、そのMMEを選択してもよい。ここで、eNB45は、MMEが利用可能であるかどうかを、MMEに接続性があることによって決定しても良い。本実施形態において、UE10が送信する情報は、UE10の位置管理を行っていたMME_A40を識別する情報であってよい。
また、UE10から受信したMMEが利用可能ではない場合には、UE10はMMEIなどのMMEのグループの識別情報、もしくはP−TMSIなどのUE10の識別情報、もしくはTAI(Tracking Area ID)やTAC(Tracking Area Code)などの位置情報、もしくはこれらの2つ以上の任意の情報をアタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。eNB45は、これらの情報を受信し、これらの情報を基にMMEを選択してもよい。
以上でeNB45はMME選択処理を完了する。
なお、eNB45は、MME情報更新処理に基づいてカウントを開始したタイマーに基づいて、MME選択処理を実行するか否かを決定してもよい。例えば、タイマーがカウントされている場合には、MME選択処理を行い、タイマーが既に終了した後や、タイマーをカウントしていない場合には、MME選択処理を実行しなくてもよい。
更に具体的には、タイマーの実行中の場合には、eNB45は、MME_B42を選択し、タイマーを実行していない場合には、MME_A40を選択してもよい。なお、タイマーを実行していない場合は、アタッチ要求に含まれるMMEの識別情報に基づいてMMEの選択を実行してもよい。例えば、アタッチ要求メッセージに含まれるGUMMEIで識別されるMMEを選択してもよいし、アタッチ要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、デフォルトのMMEを選択してもよい。なお、この場合、eNB45は、MME_A40を選択してもよい。
なお、eNB45は、UE10が送信するアタッチ要求メッセージを受信した際、タイマーを停止してもよい。
さらに、eNB45は、MME情報更新処理を実行していない端末装置がアタッチ要求メッセージを送信した場合、アタッチ要求に含まれるMMEの識別情報に基づいてMMEの選択を実行してもよい。例えば、アタッチ要求メッセージに含まれるGUMMEIで識別されるMMEを選択してもよいし、アタッチ要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、アタッチ要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、デフォルトのMMEを選択してもよい。なお、この場合、eNB45は、MME_A40を選択してもよい。
次に、eNB45はMME_B42を選択した場合、eNB45は、アタッチ要求メッセージをMME_B42に送信する(S518)。なお、アタッチ要求メッセージの送信後のアタッチ手続きは、従来のアタッチ手続きと同様の制御メッセージの送受信および処理であってよい。そのため、詳細な説明は省略する。
また、eNB45はMME_A40を選択した場合、MME_A40にアタッチ要求メッセージを送信してもよい。さらに、eNB45はMME_A40からルート再設定要求を受信してもよい。さらに、eNB45は、ルート再設定要求に基づいて、MME_B42を選択し、MME_B42にアタッチ要求メッセージを送信しても良い。なお、アタッチ要求メッセージの送信後のアタッチ手続きは、従来のアタッチ手続きと同様の制御メッセージの送受信および処理であってよい。そのため、詳細な説明は省略する。
このように、eNB45はMME選択処理によりMME_B42を選択した場合、リルート再設定要求を受信することなくアタッチ手続きを実行することができるなど、制御メッセージの送受信や処理を軽減することができる。
なお、MME_B42は、アタッチ要求メッセージをeNB45から受信し、SGWおよびPGWを選択する。ここで、MME_B42は、コアネットワーク(タイプ2)92にはSGW_B37とPGW_B32を選択して、UE10とPGW_B32との間にPDNコネクションを確立してもよい。
また、アタッチ手続きにより、UE10はPGW_B32との間にPDNコネクションを確立する。さらに、UE10とPGW_B32とのPDNコネクションは、SGW_B37を介して確立している。さらに、UE10は、確立したPDNコネクションを用いてPDN_B102に含まれる通信装置とユーザデータの送受信を実行することができる。
なお、本手続きにおいて、コアネットワーク(タイプ1)90とコアネットワーク(タイプ2)92はそれぞれPDN_A100とPDN_B102に接続されると説明したが、図6に示すように、PDN_A100とPDN_B102は同じネットワーク(PDN100)であっても良い。この場合、PGW_A30とPGW_B32は同一装置(PGW_A30)であってよい。
つまり、本手続きにより、UE10は、移動制御を行うMMEをMME_A40からMME_B42に変更する。さらに、PDNコネクションの端点となるPGWは変更することなく新たなPDNコネクションを確立してもよい。また、本手続きで説明したアタッチ手続きにおいて、MME_B42は、UE10が以前確立していたPDNコネクションの端点となるPGW_A30を選択してもよい。これにより、UE10はPGW_A30との間にPDNコネクションを確立してもよい。
[1.3.2 第2手続き例]
次に、UE10が接続するコアネットワークを変更するための第2手続き例を説明する。手続きの初期状態は、第1手続き例で説明した初期状態と同様であってよい。
初期状態において、UE10はコアネットワーク(タイプ1)90に接続している。より具体的には、UE10はeNB45に接続している。さらに、UE10はeNB45を介してMME_A40に接続している。さらに、UE10は、PGW_A30との間にPDNコネクションを確立している。ここで、PDNコネクションとはユーザデータを配送するための通信路のことである。
なお、コアネットワーク(タイプ1)90と、コアネットワーク(タイプ2)92にはそれぞれ異なるPGWが配置されていてもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90にはPGW_A30が含まれて構成され、コアネットワーク(タイプ2)92にはPGW_B32が含まれて構成されていてもよい。
さらに、コアネットワーク(タイプ1)90と、コアネットワーク(タイプ2)92にはそれぞれ異なるSGWが配置されていてもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90にはSGW_A35が含まれて構成され、コアネットワーク(タイプ2)92にはSGW_B37が含まれて構成されていてもよい。
第2手続き例を説明するにあたり、初期状態において、UE10はPGW_A30との間にPDNコネクションを確立している。さらに、UE10とPGW_A30とのPDNコネクションは、SGW_A35を介して確立している。
なお、第2手続き例において、UE10の識別情報とは、UE10に対してグローバルユニークに割り当てられたGUTI(Globally Unique Temporary Identity)を用いても良い。もしくは、IMGI(International Mobile Subscriber Identity)などの加入者情報であってもよい。もしくは、P−TMSI(Packet Temporary Mobile Subscriber Identity)などの識別情報であってもよい。もしくはこれらの識別情報を2つ以上組み合わせてUE10の識別情報としてもよい。
また、第2手続き例において、MMEの識別情報とは、個々のMMEに対応するGUMMEI(Globally Unique MME Identifier)であっても良い。なお、GUMMEIは、PLMNや、MMEグループや、MME番号などの情報を含んで構成されたグローバルユニークな識別情報である。もしくは、MMEの識別情報は、MMEグループを識別するMMEGI(MME Group Identifier)であってもよい。
なお、eNB45は、MMEGIと、MMEGIで識別されるMMEグループに属するGUMMEIとを対応づけて予め保持しており、MMEGIを受信した場合、受信したMMEGIを基に、MMEGIに属するGUMMEIを選択することができる。
例えば、eNB45は、コアネットワーク(タイプ2)に属するMMEをグループとするMMEGIと、MME_B42などのMMEGIにグループに属するMMEのGUMMEIを予め対応づけてMME情報に記憶しておいてよい。
以下、第2手続き例の具体的なステップを、図7を用いて説明する。
まず、MME_A40は、UE10の接続するコアネットワークの変更する手続きを開始するトリガーを検出する(S702)。
なお、トリガー検出処理は、第1手続き例で説明したトリガー検出処理(S502)と同様の処理であってよい。以下、トリガー検出処理を説明する。
MME_A40は、加入者情報の更新に基づいてトリガーを検出してもよい。より具体的には、HSS50に記憶されているUE10に対応する加入者情報の変更に基づいて、HSS50は変更されたことを示す識別情報を含んだ制御メッセージをMME_A40に送信する。MME_A40は、HSS50が送信する制御メッセージの受信、または、制御メッセージに含まれる識別情報に基づいて、UE10の接続するコアネットワークの変更が必要であることを検出してもよい。
また、制御メッセージに含まれる識別情報は、コアネットワークタイプ2を示すコアネットワークの情報であってもよいし、コアネットワークタイプの変更を要求することを示すフラグ等の情報であってもよい。また、制御メッセージは、コアネットワークの切り替えを要求するための制御メッセージであってもよい。また、制御メッセージには、UE10の識別情報が含まれても良い。
eNB45は、コアネットワーク(タイプ2)に属するMMEをグループとするMMEGIを受信してMME選択処理してもよい。なお、eNB45は、受信したMMEGIに基づいてMME_B42を選択してもよい。
また、MME_A40は、コアネットワーク(タイプ2)92が構成されたことに基づいてトリガーを検出してもよい。より具体的には、MME_B42もしくはPGW_B32などのコアネットワーク(タイプ2)92に含まれる制御装置が設置されたことに伴って開始されてもよい。なお、コアネットワーク運用者がこうした制御装置を設置し、設置に基づいてMME_A40を手動操作してもよい。MME_A40はこうした運用者の手動操作を基にトリガーを検出してもよい。
次に、MME_A40はトリガー検出に基づいて、UEコンテキスト解放メッセージをeNB45に送信してもよい(S704)。MME_A40は、UEコンテキスト解放メッセージにより、UE10とeNB45との間に無線リソースが割り当てられている場合、その無線リソースを解放することを要求してもよい。
ここで、MME_A40は、少なくとも第2の指示情報(Indicator2)を含めてUEコンテキスト解放メッセージを送信してもよい。
第2の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第2の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第2の指示情報は、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報であってもよい。より具体的には、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第2の指示情報は、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報であってもよい。より具体的には、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報は、Attach Requiredを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第2の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第2の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報と、再アタッチが必要であることを示す情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第2の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくは再アタッチが必要であることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
また、MME_A40は、少なくともUE10の識別情報と、タイマー値を含めて送信UEコンテキスト解放メッセージを送信してもよい。なお、タイマー値は、eNB45がMMEの選択のために用いるタイマーの値であってよい。
次に、eNB45はUEコンテキスト解放メッセージをMME_A40から受信する。eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージに含まれる情報を基に、MME情報更新処理を実行しても良い(S706)。より具体的には、第2の指示情報に基づいて、MME情報更新処理を実行してもよい。
なお、MME情報更新処理は、UE10が送信するトラッキングエリア更新要求メッセージの受信に伴って実行するMME選択において、eNB45がコアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを選択するようMME情報を更新する処理であってよい。
より具体的には、eNB45は、MME情報更新処理において、UE10の識別情報と、第2の指示情報とを対応づけて記憶してもよい。
また、eNB45は、第2の指示情報の取得により、UEコンテキスト情報を削除せずに保持し続けても良い。一方で、eNB45は、第2の指示情報を取得しなかった場合には、UEコンテキスト情報を削除してもよい。
また、eNB45は、第2の指示情報に基づいて、タイマーのカウントを開始してもよい。eNB45は、タイマーが実行されている間は、更新したMME情報もしくはUEコンテキストを保持し続けてもよい。さらに、タイマーが消費された場合、もしくはなんらかの要因によりタイマーを停止した場合には、eNB45は更新したMME情報もしくはUEコンテキストを削除してもよい。
ここで、タイマーの値は、予めeNB45が保持する値を用いても良いし、UEコンテキストの解放メッセージに含まれたタイマー値を用いてもよい。
なお、eNB45は、MME情報更新処理を行う前に保持していたMMEの情報は保持し続けても良い。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90に含まれるMME_A40に対応するGUMMEIや、MME_A40の属するMMEのグループを示すMMEGIなどは保持しし続けても良い。
以上により、MME情報更新処理を完了する。
NB45は、UEコンテキスト解放メッセージの受信、またはMME情報更新処理の完了に基づいて、RRCコネクション解放メッセージをUE10に送信してもよい(S708)。eNB45は,UEコンテキスト解放メッセージの送信に基づいて、UE10に割り当てた無線リソースを解放してもよい。
もしくは、eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージに、Acknowledge modeを1とするなど、応答を必要とする情報含めて送信してもよい。この場合、UE10はUEコンテキスト解放メッセージの応答として、UEコンテキスト解放メッセージの応答をeNB45に送信する。eNB45は、応答メッセージの受信に基づいて、UE10に割り当てた無線リソースを解放してもよい。
なお、eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージの送信や、応答メッセージの受信した際に、タイマー実行中である場合は、UE10の識別情報などを含むUE10コンテキストを保持し続けても良い。もしくは、eNB45は、UEコンテキストは削除するが、タイマー実行中は、UE10の識別情報と第2の指示情報とを対応づけて記憶しておいてもよい。
なお、RRCコネクション解放メッセージには、少なくとも第3の指示情報を含めて送信してもよい。
第3の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第3の指示情報は、UE10に再アタッチを要求することを示す識別情報であってもよい。具体的には、再アタッチを要求する識別情報は、Attach Requeiredとする理由表示情報要素(Cause Value)であってよい。
もしくは、第3の指示情報は、UE10にトラッキングエリア更新手続きが必要であることを示す識別情報であってもよい。具体的には、トラッキングエリア更新手続きが必要であることを示す識別情報は、TAU Requireとする理由表示情報要素(Cause Value)であってよい。
もしくは、第3の指示情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報であってもよい。具体的には、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するコアネットワークタイプであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。もしくは、NULL−MMEGIや、NULL−NRIなど、ゼロなどの特定の値のMMEGIやNRIを用いて、特定のMMEGIやNRIを示さない情報であってもよい。
もしくは、第3の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第3の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、UE10に再アタッチを要求することを示す識別情報と、UE10にトラッキングエリア更新手続きが必要であることを示す識別情報と、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報と、MMEの識別情報とを2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わされた第3の指示情報が、UE10に再アタッチを要求することを示す識別情報、もしくはUE10にトラッキングエリア更新手続きが必要であることを示す識別情報、もしくはコアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
次に、eNB45は、UEコンテキスト解放メッセージに対する応答として、コンテキストリリース完了メッセージをMME_A40に送信する(S710)。コンテキストリリース完了メッセージは、UEコンテキスト解放メッセージに対する応答メッセージであり、eNB45がUE10の無線リソースの解放や、UEのコンテキストの削除などをした場合には、コンテキストリリース完了メッセージはこれらの処理が完了したことを通知するメッセージとなる。
また、eNB45は第2の指示情報の取得に基づいてMME情報更新処理を行い、MME情報更新処理に基づいてMME情報等を保持し続ける場合には、UEコンテキストもしくは、コアネットワーク(タイプ2)92のMME情報を保持することを示す情報を含めてUEコンテキスト解放完了メッセージを送信してもよい。
また、MME_A40は、UEコンテキスト解放完了メッセージを受信し、MME_A40が保持するUEコンテキストを削除してもよい。
また、UE10は、RRCコネクション解放を受信し、トラッキングエリア更新手続きを開始してもよい。なお、UE10は、第3の指示情報に基づいてトラッキングエリア更新手続きを開始してもよい。もしくは、トラッキングエリア更新要求の送信間隔をカウントするトラッキングエリア更新タイマーが消費された契機により、UE10はトラッキングエリア更新手続きを開始してもよい。
また、UE10は、第1の指示情報の受信をもとに、保持するMMEの情報を削除してもよい。削除するMMEの情報は、MME_A40のGUMMEIであってよい。もしくは、削除するMMEの情報は、MME_A40の属するグループを示すMMEGIであってもよい。このように、第1の指示情報もしくは第2の指示情報は、古いMMEの情報を削除することを示す情報として用いられても良い。
続いてトラッキングエリア更新手続きについて説明する。UE10は、トラッキングエリア更新要求メッセージをeNB45に送信し、トラッキングエリア更新手続きを開始する(S712)。UE10は、トラッキングエリア更新メッセージの送信により、UE10の位置するトラッキングエリアの確認または更新を要求する。
ここで、UE10は、少なくともUEの識別情報を含めてトラッキングエリア更新メッセージを送信してもよい。
さらに、UE10は、少なくとも第4の指示情報(Indicator4)を含めてアタッチ要求メッセージを送信してもよい。なお、UE10は、第3の指示情報に基づいて、第4の指示情報を含めることを決定しても良い。
第4の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第4の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報であってもよい。具体的には、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するコアネットワークタイプであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。もしくは、NULL−MMEGIや、NULL−NRIなど、ゼロなどの特定の値のMMEGIやNRIを用いて、特定のMMEGIやNRIを示さない情報であってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第2の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
eNB45は、トラッキング更新要求メッセージをUE10から受信する。eNB45は、トラッキングエリア要求メッセージの受信に基づいてMME選択処理を実行してもよい。(S714)。
MME選択処理において、eNB45は、MME情報更新処理に基づいて、MME_B42を選択する。
もしくは、eNB45は、第4の指示情報に基づいて、MME_B42を選択してもよい。このように、第4の指示情報を受信していない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。
もしくは、eNB45はMME情報更新処理と、第4の指示情報の受信とに基づいてMME_B42を選択してもよい。このように、MME情報更新処理に基づくMME選択結果がMME_B42である場合でも、第4の指示情報を受信していない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。また、第4の指示情報を受信している場合でも、MME情報更新処理が実行されていない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。
このようにeNB45は、第2の指示情報、もしくは第4の指示情報、もしくは第2の指示情報と第4の指示情報によって、コアネットワーク(タイプ1)90に含まれるMME_A40か、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMME_B42かのいずれかを選択することができる。
なお、eNB45は、タイマーの実行中は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを選択し、タイマーを実行していない場合やコアネットワークを切り替える必要が無い場合は、UE10が送信する情報を基にコアネットワーク(タイプ1)に含まれるMMEを選択してもよい。
その場合の選択方法は、UE10が送信する情報に基づいて選択してもよい。例えば、UE10は、GUMMEIなどMMEを識別する情報をトラッキングエリア更新要求メッセージに含めて送信する。eNBは、受信したMMEが利用可能である場合には、そのMMEを選択してもよい。ここで、eNB45は、MMEが利用可能であるかどうかを、MMEに接続性があることによって決定しても良い。本実施形態において、UE10が送信する情報は、UE10の位置管理を行っていたMME_A40を識別する情報であってよい。
また、UE10から受信したMMEが利用可能ではない場合には、UE10はMMEIなどのMMEのグループの識別情報、もしくはP−TMSIなどのUE10の識別情報、もしくはTAI(Tracking Area ID)やTAC(Tracking Area Code)などの位置情報、もしくはこれらの2つ以上の任意の情報をトラッキングエリア更新要求メッセージに含めて送信してもよい。eNB45は、これらの情報を受信し、これらの情報を基にMMEを選択してもよい。
以上でeNB45はMME選択処理を完了する。
なお、eNB45は、MME情報更新処理に基づいてカウントを開始したタイマーに基づいて、MME選択処理を実行するか否かを決定してもよい。例えば、タイマーがカウントされている場合には、MME選択処理を行い、タイマーが既に終了した後や、タイマーをカウントしていない場合には、MME選択処理を実行しなくてもよい。
更に具体的には、タイマーの実行中の場合には、eNB45は、MME_B42を選択し、タイマーを実行していない場合には、MME_A40を選択してもよい。なお、タイマーを実行していない場合は、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるMMEの識別情報に基づいてMMEの選択を実行してもよい。例えば、トラッキングエリア更新要求メッセージで識別されるMMEを選択してもよいし、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、デフォルトのMMEを選択してもよい。なお、この場合、eNB45は、MME_A40を選択してもよい。
なお、eNB45は、UE10が送信するトラッキングエリア更新要求メッセージを受信した際、タイマーを停止してもよい。
さらに、eNB45は、MME情報更新処理を実行していない端末装置がトラッキングエリア更新要求メッセージを送信した場合、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるMMEの識別情報に基づいてMMEの選択を実行してもよい。例えば、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるGUMMEIで識別されるMMEを選択してもよいし、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、デフォルトのMMEを選択してもよい。なお、この場合、eNB45は、MME_A40を選択してもよい。
eNB45はMME_B42を選択した場合、eNB45は、トラッキングエリア要求メッセージをMME_B42に送信する(S716)。なお、トラッキングエリア要求メッセージ送信後のトラッキングエリア更新手続きは、従来のトラッキング更新手続きと同様の制御メッセージの送受信および処理であってよい。そのため、詳細な説明は省略する。
また、eNB45はMME_A40を選択した場合、MME_A40にトラッキングエリア更新要求メッセージを送信してもよい。さらに、eNB45は,MME_A40からルート再設定要求を受信してもよい。さらに、eNB45は、ルート再設定要求に基づいて、MME_B42を選択し、MME_B42にトラッキング更新要求メッセージを送信しても良い。なお、トラッキング更新要求メッセージの送信後のアタッチ手続きは、従来のトラッキング更新要求メッセージと同様の制御メッセージの送受信および処理であってよい。そのため、詳細な説明は省略する。
このように、eNB45はMME選択処理によりMME_B42を選択した場合、リルート再設定要求を受信することなくトラッキング更新要求メッセージを送信することができるなど、制御メッセージの送受信や処理を軽減することができる。
UE10は、トラッキングエリア更新手続きを完了し、PDNコネクションを用いて通信を行うことができる。
なお、本手続きにおいて、コアネットワーク(タイプ1)90とコアネットワーク(タイプ2)92はそれぞれPDN_A100とPDN_B102に接続されると説明したが、図6に示すように、PDN_A100とPDN_B102は同じネットワーク(PDN100)であっても良い。この場合、PGW_A30とPGW_B32は同一装置(PGW_A30)であってよい。
本手続きでは、UE10は、移動制御を行うMMEをMME_A40からMME_B42に変更するが、PDNコネクションは再確立する必要はない。UE10は、PGW_A30との間に確立したPDNコネクションを用いて通信を継続することができる。
[1.3.3 第3手続き例]
次に、UE10が接続するコアネットワークを変更するための第3手続き例を説明する。手続きの初期状態は、第1手続き例で説明した初期状態と同様であってよい。
初期状態において、UE10はコアネットワーク(タイプ1)90に接続している。より具体的には、UE10はeNB45に接続している。さらに、UE10はeNB45を介してMME_A40に接続している。さらに、UE10は、PGW_A30との間にPDNコネクションを確立している。ここで、PDNコネクションとはユーザデータを配送するための通信路のことである。
なお、コアネットワーク(タイプ1)90と、コアネットワーク(タイプ2)92にはそれぞれ異なるPGWが配置されていてもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90にはPGW_A30が含まれて構成され、コアネットワーク(タイプ2)92にはPGW_B32が含まれて構成されていてもよい。
さらに、コアネットワーク(タイプ1)90と、コアネットワーク(タイプ2)92にはそれぞれ異なるSGWが配置されていてもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90にはSGW_A35が含まれて構成され、コアネットワーク(タイプ2)92にはSGW_B37が含まれて構成されていてもよい。
第3手続き例を説明するにあたり、初期状態において、UE10はPGW_A30との間にPDNコネクションを確立している。さらに、UE10とPGW_A30とのPDNコネクションは、SGW_A35を介して確立している。
なお、第3手続き例において、UE10の識別情報とは、UE10に対してグローバルユニークに割り当てられたGUTI(Globally Unique Temporary Identity)を用いても良い。もしくは、IMGI(International Mobile Subscriber Identity)などの加入者情報であってもよい。もしくは、P−TMSI(Packet Temporary Mobile Subscriber Identity)などの識別情報であってもよい。もしくはこれらの識別情報を2つ以上組み合わせてUE10の識別情報としてもよい。
また、第3手続き例において、MMEの識別情報とは、個々のMMEに対応するGUMMEI(Globally Unique MME Identifier)であっても良い。なお、GUMMEIは、PLMNや、MMEグループや、MME番号などの情報を含んで構成されたグローバルユニークな識別情報である。もしくは、MMEの識別情報は、MMEグループを識別するMMEGI(MME Group Identifier)であってもよい。
なお、eNB45は、MMEGIと、MMEGIで識別されるMMEグループに属するGUMMEIとを対応づけて予め保持しており、MMEGIを受信した場合、受信したMMEGIを基に、MMEGIに属するGUMMEIを選択することができる。
例えば、eNB45は、コアネットワーク(タイプ2)に属するMMEをグループとするMMEGIと、MME_B42などのMMEGIにグループに属するMMEのGUMMEIを予め対応づけてMME情報に記憶しておいてよい。
以下、第3手続き例の具体的なステップを、図8を用いて説明する。
まず、MME_A40は、UE10の接続するコアネットワークの変更する手続きを開始するトリガーを検出する(S802)。
なお、トリガー検出処理は、第1手続き例で説明したトリガー検出処理(S502)と同様の処理であってよい。以下、トリガー検出処理を説明する。
MME_A40は、加入者情報の更新に基づいてトリガーを検出してもよい。より具体的には、HSS50に記憶されているUE10に対応する加入者情報の変更に基づいて、HSS50は変更されたことを示す識別情報を含んだ制御メッセージをMME_A40に送信する。MME_A40は、HSS50が送信する制御メッセージの受信、または、制御メッセージに含まれる識別情報に基づいて、UE10の接続するコアネットワークの変更が必要であることを検出してもよい。
また、制御メッセージに含まれる識別情報は、コアネットワークタイプ2を示すコアネットワークの情報であってもよいし、コアネットワークタイプの変更を要求することを示すフラグ等の情報であってもよい。また、制御メッセージは、コアネットワークの切り替えを要求するための制御メッセージであってもよい。また、制御メッセージには、UE10の識別情報が含まれても良い。
eNB45は、コアネットワーク(タイプ2)に属するMMEをグループとするMMEGIを受信してMME選択処理してもよい。なお、eNB45は、受信したMMEGIに基づいてMME_B42を選択してもよい。
また、MME_A40は、コアネットワーク(タイプ2)92が構成されたことに基づいてトリガーを検出してもよい。より具体的には、MMEB42もしくはPGW_B32などのコアネットワーク(タイプ2)92に含まれる制御装置が設置されたことに伴って開始されてもよい。なお、コアネットワーク運用者がこうした制御装置を設置し、設置に基づいてMME_A40を手動操作してもよい。MME_A40はこうした運用者の手動操作を基にトリガーを検出してもよい。
次に、MME_A40はトリガー検出に基づいてページングメッセージをUE10に送信する(S804)。
ここで、MME_A40は、ページングメッセージに少なくとも第1の指示情報(Indicator1)を含めて送信してもよい。
なお、第1の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第1の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第1の指示情報は、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報であってもよい。より具体的には、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第1の指示情報は、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報であってもよい。より具体的には、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報は、Attach Requiredを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第1の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第1の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報と、再アタッチが必要であることを示す情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第1の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくは再アタッチが必要であることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
さらに、MME_A40は、ページングメッセージの送信と並行して、もしくはページングメッセージの送信後、ルート再設定要求メッセージをeNB45に送信してもよい(S806)。MME_Aは、ルート再設定要求メッセージの送信により、MMEの情報の更新を要求してもよい。
ここで、MME_A40は、少なくとも第2の指示情報(Indicator2)を含めてルート再設定要求メッセージを送信してもよい。
第2の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第2の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第2の指示情報は、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報であってもよい。より具体的には、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第2の指示情報は、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報であってもよい。より具体的には、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報は、Attach Requiredを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第2の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第2の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報と、再アタッチが必要であることを示す情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第2の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくは再アタッチが必要であることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
また、MME_A40は、少なくともUE10の識別情報と、タイマー値を含めて送信UEコンテキスト解放メッセージを送信してもよい。なお、タイマー値は、eNB45がMMEの選択のために用いるタイマーの値であってよい。
なお、ルート再設定要求メッセージは、MMEの情報の更新を要求または指示するための制御メッセージであればよく、任意の制御メッセージを用いても良い。そのため、MME_A40は他の制御メッセージを用いてeNB45へMMEの情報の更新を要求または指示してもよい。その際、本実施形態におけるルート再設定要求メッセージに対する説明は、MMEの情報の更新を要求または指示するための制御メッセージに適用することができる。 次に、eNB45はルート再設定要求メッセージをMME_A40から受信する。eNB45は、ルート再設定要求メッセージに含まれる情報を基に、MME情報更新処理を実行しても良い(S808)。より具体的には、第2の指示情報に基づいて、MME情報更新処理を実行してもよい。
なお、MME情報更新処理は、UE10が送信するアタッチ要求メッセージの受信に伴って実行するMME選択において、eNB45がコアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを選択するようMME情報を更新する処理であってよい。
より具体的には、eNB45は、MME情報更新処理において、UE10の識別情報と、第2の指示情報とを対応づけて記憶してもよい。
また、eNB45は、第2の指示情報の取得により、UEコンテキスト情報を削除せずに保持し続けても良い。一方で、eNB45は、第2の指示情報を取得しなかった場合には、UEコンテキスト情報を削除してもよい。
また、eNB45は、第2の指示情報に基づいて、タイマーのカウントを開始してもよい。eNB45は、タイマーが実行されている間は、更新したMME情報もしくはUEコンテキストを保持し続けてもよい。さらに、タイマーが消費された場合、もしくはなんらかの要因によりタイマーを停止した場合には、eNB45は更新したMME情報もしくはUEコンテキストを削除してもよい。
ここで、タイマーの値は、予めeNB45が保持する値を用いても良いし、UEコンテキストの解放メッセージに含まれたタイマー値を用いてもよい。
なお、eNB45は、MME情報更新処理を行う前に保持していたMMEの情報は保持し続けても良い。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90に含まれるMME_A40に対応するGUMMEIや、MME_A40の属するMMEのグループを示すMMEGIなどは保持しし続けても良い。
以上により、MME情報更新処理を完了する。さらに、eNB45は、MME情報更新処理の完了に基づいて、ルート再設定要求メッセージの応答として、ルート再設定応答メッセージをMME_A40に送信してもよい(S810)。eNB45は、ルート再設定応答メッセージの送信により、MME情報の更新処理が完了したことを通知してもよい。
また、eNB45は第2の指示情報の取得に基づいてMME情報更新処理を行い、MME情報更新処理に基づいてMME情報等を保持し続ける場合には、UEコンテキストもしくは、コアネットワーク(タイプ2)92のMME情報を保持することを示す情報を含めて、ルート再設定応答メッセージを送信してもよい。
なお、ルート再設定応答メッセージは、MMEの情報の更新を要求または指示するための制御メッセージに対する応答であればよく、任意の制御メッセージを用いても良い。そのため、MME_A40は他の制御メッセージを用いてMME_A40へ応答を送信してもよい。その際、本実施形態におけるルート再設定応答メッセージに対する説明は、応答のための制御メッセージに適用することができる。
また、MME_A40は、ルート再設定応答メッセージを受信し、MME_40が主導して制御手続きを開始することなく、デタッチ処理(Implicitly detach)を行っても良い(S812)。なお、デタッチ処理では、MME_A40が保持するUEコンテキストを削除してもよい。
また、UE10は、ページングメッセージを受信し、サービス要求手続きを開始してもよい。なお、UE10は、第1の指示情報に基づいてサービス要求手続きを開始してもよい。
具体的には、UE10は、サービス要求メッセージをMME_A40に送信してもよい(S814)。UE10は、サービス要求メッセージの送信により、サービスの開始や、eNB45との間の無線リソースの割り当てを要求してもよい。
MME_A40は、サービス要求メッセージを受信し、サービス要求メッセージに対する応答として、サービスリジェクトメッセージを送信してもよい(S816)。
サービスリジェクトメッセージの送信は、MME_A40においてデタッチ処理が完了していることに基づいて送信しても良い。
ここで、MME_A40は、サービスリジェクトメッセージに少なくともデタッチ処理が完了したことを示す情報を含めて送信してもよい。より具体的には、デタッチ慮委が完了したことを示す情報は、Implicitly Detachとする理由表示情報要素(Cause Value)であってよい。
なお、第1の指示情報は、ページングメッセージではなく、サービスリジェクトメッセージに含めてUE10に送信してもよい。
UE10は、サービスリジェクトメッセージを受信する。サービスリジェクトの受信、もしくはデタッチ処理が完了したことを示す情報に基づいて、アタッチ手続きを開始してもよい。もしくは、サービスリジェクトメッセージの受信に伴い、第1の指示情報を取得していることに基づいてアタッチ手続きを開始しても良い。
また、UE10は、第1の指示情報の受信をもとに、保持するMMEの情報を削除してもよい。削除するMMEの情報は、MME_A40のGUMMEIであってよい。もしくは、削除するMMEの情報は、MME_A40の属するグループを示すMMEGIであってもよい。このように、第1の指示情報は、古いMMEの情報を削除することを示す情報として用いられても良い。また、保持するMMEの情報を削除は、サービスリジェクトメッセージを受信したあとに実行してもよい。
続いてアタッチ手続きについて説明する。UE10は、アタッチ要求メッセージをeNB45に送信し、アタッチ手続きを開始する(S818)。UE10は、アタッチ要求メッセージの送信により、再度コアネットワークへの接続を要求する。なお、UE10はアタッチ要求メッセージにUEの識別情報を含めて送信してもよい。
ここで、UE10は、少なくとも第4の指示情報(Indicator4)を含めてアタッチ要求メッセージを送信してもよい。なお、UE10は、第1の指示情報、もしくは第3の指示情報、もしくはその両方の指示情報の受信に基づいて、第4の指示情報を含めることを決定しても良い。
第4の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
第4の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報であってもよい。具体的には、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するコアネットワークタイプであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。もしくは、NULL−MMEGIや、NULL−NRIなど、ゼロなどの特定の値のMMEGIやNRIを用いて、特定のMMEGIやNRIを示さない情報であってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第4の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す識別情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第2の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくは再アタッチが必要であることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
また、UE10は、第4の指示情報を必ずしもアタッチ要求メッセージに含めて送信しなくてもよい。UE10は、アタッチ手続き内でUE10が送信する制御メッセージに含めて送信してもよい。
eNB45は、アタッチ要求メッセージをUE10から受信する。eNB45は、アタッチ要求メッセージの受信に基づいてMME選択処理を行う(S820)。
MME選択処理において、eNB45は、MME情報更新処理に基づいて、MME_B42を選択する。
もしくは、eNB45は、第4の指示情報に基づいて、MME_B42を選択してもよい。このように、第4の指示情報を受信していない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。
もしくは、eNB45はMME情報更新処理と、第4の指示情報の受信とに基づいてMME_B42を選択してもよい。このように、MME情報更新処理に基づくMME選択結果がMME_B42である場合でも、第4の指示情報を受信していない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。また、第4の指示情報を受信している場合でも、MME情報更新処理が実行されていない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。
このようにeNB45は、第2の指示情報、もしくは第4の指示情報、もしくは第2の指示情報と第4の指示情報によって、コアネットワーク(タイプ1)90に含まれるMME_A40か、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMME_B42かのいずれかを選択することができる。
なお、eNB45は、タイマーの実行中は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを選択し、タイマーを実行していない場合やコアネットワークを切り替える必要が無い場合は、UE10が送信する情報を基にコアネットワーク(タイプ1)に含まれるMMEを選択してもよい。
その場合の選択方法は、UE10が送信する情報に基づいて選択してもよい。例えば、UE10は、GUMMEIなどMMEを識別する情報をアタッチ要求メッセージに含めて送信する。eNBは、受信したMMEが利用可能である場合には、そのMMEを選択してもよい。ここで、eNB45は、MMEが利用可能であるかどうかを、MMEに接続性があることによって決定しても良い。本実施形態において、UE10が送信する情報は、UE10の位置管理を行っていたMME_A40を識別する情報であってよい。
また、UE10から受信したMMEが利用可能ではない場合には、UE10はMMEIなどのMMEのグループの識別情報、もしくはP−TMSIなどのUE10の識別情報、もしくはTAI(Tracking Area ID)やTAC(Tracking Area Code)などの位置情報、もしくはこれらの2つ以上の任意の情報をアタッチ要求メッセージに含めて送信してもよい。eNB45は、これらの情報を受信し、これらの情報を基にMMEを選択してもよい。
以上でeNB45はMME選択処理を完了する。
なお、eNB45は、MME情報更新処理に基づいてカウントを開始したタイマーに基づいて、MME選択処理を実行するか否かを決定してもよい。例えば、タイマーがカウントされている場合には、MME選択処理を行い、タイマーが既に終了した後や、タイマーをカウントしていない場合には、MME選択処理を実行しなくてもよい。
更に具体的には、タイマーの実行中の場合には、eNB45は、MME_B42を選択し、タイマーを実行していない場合には、MME_A40を選択してもよい。なお、タイマーを実行していない場合は、アタッチ要求に含まれるMMEの識別情報に基づいてMMEの選択を実行してもよい。例えば、アタッチ要求メッセージに含まれるGUMMEIで識別されるMMEを選択してもよいし、アタッチ要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、デフォルトのMMEを選択してもよい。なお、この場合、eNB45は、MME_A40を選択してもよい。
なお、eNB45は、UE10が送信するアタッチ要求メッセージを受信した際、タイマーを停止してもよい。
さらに、eNB45は、MME情報更新処理を実行していない端末装置がアタッチ要求メッセージを送信した場合、アタッチ要求に含まれるMMEの識別情報に基づいてMMEの選択を実行してもよい。例えば、アタッチ要求メッセージに含まれるGUMMEIで識別されるMMEを選択してもよいし、アタッチ要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、アタッチ要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、デフォルトのMMEを選択してもよい。なお、この場合、eNB45は、MME_A40を選択してもよい。
eNB45はMME_B42を選択した場合、eNB45は、アタッチ要求メッセージをMME_B42に送信する(S822)。なお、アタッチ要求メッセージの送信後のアタッチ手続きは、従来のアタッチ手続きと同様の制御メッセージの送受信および処理であってよい。そのため、詳細な説明は省略する。
また、eNB45はMME_A40を選択した場合、MME_A40にアタッチ要求メッセージを送信してもよい。さらに、eNB45はMME_A40からルート再設定要求を受信してもよい。さらに、eNB45は、ルート再設定要求に基づいて、MME_B42を選択し、MME_B42にアタッチ要求メッセージを送信しても良い。なお、アタッチ要求メッセージの送信後のアタッチ手続きは、従来のアタッチ手続きと同様の制御メッセージの送受信および処理であってよい。そのため、詳細な説明は省略する。
このように、eNB45はMME選択処理によりMME_B42を選択した場合、リルート再設定要求を受信することなくアタッチ手続きを実行することができるなど、制御メッセージの送受信や処理を軽減することができる。
なお、MME_B42は、アタッチ要求メッセージをeNB45から受信し、SGWおよびPGWを選択する。ここで、MME_B42は、コアネットワーク(タイプ2)92にはSGW_B37とPGW_B32を選択して、UE10とPGW_B32との間にPDNコネクションを確立してもよい。
また、アタッチ手続きにより、UE10はPGW_B32との間にPDNコネクションを確立する。さらに、UE10とPGW_B32とのPDNコネクションは、SGW_B37を介して確立している。さらに、UE10は、確立したPDNコネクションを用いてPDN_B102に含まれる通信装置とユーザデータの送受信を実行することができる。
なお、本手続きにおいて、コアネットワーク(タイプ1)90とコアネットワーク(タイプ2)92はそれぞれPDN_A100とPDN_B102に接続されると説明したが、図6に示すように、PDN_A100とPDN_B102は同じネットワーク(PDN100)であっても良い。この場合、PGW_A30とPGW_B32は同一装置(PGW_A30)であってよい。
つまり、本手続きにより、UE10は、移動制御を行うMMEをMME_A40からMMEBに変更する。さらに、PDNコネクションの端点となるPGWは変更することなく新たなPDNコネクションを確立してもよい。また、本手続きで説明したアタッチ手続きにおいて、MME_B42は、UE10が以前確立していたPDNコネクションの端点となるPGW_A30を選択してもよい。これにより、UE10はPGW_A30との間にPDNコネクションを確立してもよい。
[1.3.4 第4手続き例]
次に、UE10が接続するコアネットワークを変更するための第4手続き例を説明する。手続きの初期状態は、第1手続き例で説明した初期状態と同様であってよい。
初期状態において、UE10はコアネットワーク(タイプ1)90に接続している。より具体的には、UE10はeNB45に接続している。さらに、UE10はeNB45を介してMME_A40に接続している。さらに、UE10は、PGW_A30との間にPDNコネクションを確立している。ここで、PDNコネクションとはユーザデータを配送するための通信路のことである。
なお、コアネットワーク(タイプ1)90と、コアネットワーク(タイプ2)92にはそれぞれ異なるPGWが配置されていてもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90にはPGW_A30が含まれて構成され、コアネットワーク(タイプ2)92にはPGW_B32が含まれて構成されていてもよい。
さらに、コアネットワーク(タイプ1)90と、コアネットワーク(タイプ2)92にはそれぞれ異なるSGWが配置されていてもよい。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90にはSGW_A35が含まれて構成され、コアネットワーク(タイプ2)92にはSGW_B37が含まれて構成されていてもよい。
第4手続き例を説明するにあたり、初期状態において、UE10はPGW_A30との間にPDNコネクションを確立している。さらに、UE10とPGW_A30とのPDNコネクションは、SGW_A35を介して確立している。
なお、第4手続き例において、UE10の識別情報とは、UE10に対してグローバルユニークに割り当てられたGUTI(Globally Unique Temporary Identity)を用いても良い。もしくは、IMGI(International Mobile Subscriber Identity)などの加入者情報であってもよい。もしくは、P−TMSI(Packet Temporary Mobile Subscriber Identity)などの識別情報であってもよい。もしくはこれらの識別情報を2つ以上組み合わせてUE10の識別情報としてもよい。
また、第4手続き例において、MMEの識別情報とは、個々のMMEに対応するGUMMEI(Globally Unique MME Identifier)であっても良い。なお、GUMMEIは、PLMNや、MMEグループや、MME番号などの情報を含んで構成されたグローバルユニークな識別情報である。もしくは、MMEの識別情報は、MMEグループを識別するMMEGI(MME Group Identifier)であってもよい。
なお、eNB45は、MMEGIと、MMEGIで識別されるMMEグループに属するGUMMEIとを対応づけて予め保持しており、MMEGIを受信した場合、受信したMMEGIを基に、MMEGIに属するGUMMEIを選択することができる。
例えば、eNB45は、コアネットワーク(タイプ2)に属するMMEをグループとするMMEGIと、MME_B42などのMMEGIにグループに属するMMEのGUMMEIを予め対応づけてMME情報に記憶しておいてよい。
以下、第4手続き例の具体的なステップを、図9を用いて説明する。
まず、MME_A40は、UE10の接続するコアネットワークの変更する手続きを開始するトリガーを検出する(S902)。
なお、トリガー検出処理は、第1手続き例で説明したトリガー検出処理(S502)と同様の処理であってよい。以下、トリガー検出処理を説明する。
MME_A40は、加入者情報の更新に基づいてトリガーを検出してもよい。より具体的には、HSS50に記憶されているUE10に対応する加入者情報の変更に基づいて、HSS50は変更されたことを示す識別情報を含んだ制御メッセージをMME_A40に送信する。MME_A40は、HSS50が送信する制御メッセージの受信、または、制御メッセージに含まれる識別情報に基づいて、UE10の接続するコアネットワークの変更が必要であることを検出してもよい。
また、識別情報は、コアネットワークタイプ2を示すコアネットワークの情報であってもよいし、コアネットワークタイプの変更を要求することを示すフラグ等の情報であってもよい。また、制御メッセージは、コアネットワークの切り替えを要求するための制御メッセージであってもよい。また、制御メッセージには、UE10の識別情報が含まれても良い。
eNB45は、コアネットワーク(タイプ2)に属するMMEをグループとするMMEGIを受信してMME選択処理してもよい。なお、eNB45は、受信したMMEGIに基づいてMME_B42を選択してもよい。
また、MME_A40は、コアネットワーク(タイプ2)92が構成されたことに基づいてトリガーを検出してもよい。より具体的には、MMEB42もしくはPGW_B32などのコアネットワーク(タイプ2)92に含まれる制御装置が設置されたことに伴って開始されてもよい。なお、コアネットワーク運用者がこうした制御装置を設置し、設置に基づいてMME_A40を手動操作してもよい。MME_A40はこうした運用者の手動操作を基にトリガーを検出してもよい。
次に、MME_A40はトリガー検出に基づいて、ルート再設定要求メッセージをeNB45に送信してもよい。MME_Aは、ルート再設定要求メッセージの送信により、MMEの情報の更新を要求してもよい(S906)。MME_Aは、ルート再設定要求メッセージの送信により、MMEの情報の更新を要求してもよい。
ここで、MME_A40は、少なくとも第2の指示情報(Indicator2)を含めてルート再設定要求メッセージを送信してもよい。
第2の指示情報は、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報であってよい。
もしくは、第2の指示情報は、コアネットワークタイプであってよい。なお、コアネットワークタイプは、コアネットワーク(タイプ2)を識別する情報であってもよい。具体的には、また、コアネットワーク(タイプ2)92を識別するNRI(Network Resource Identifiers)であってもよい。
もしくは、第2の指示情報は、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報であってもよい。より具体的には、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報は、コアネットワークの切り替えが必要であることを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第2の指示情報は、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報であってもよい。より具体的には、UE10に再アタッチが必要であることを示す情報は、Attach Requiredを示す理由表示情報要素(Cause Value)であっても良い。
もしくは、第2の指示情報は、MMEの識別情報であってもよい。ここで、MMEの識別情報は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを識別する情報であってよい。また、MMEの識別情報は、MME_B42を識別するGUMMEIであっても良い。また、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEのグループを識別するMMEGIであってもよい。
もしくは、第2の指示情報は、これまで説明した、コアネットワークを切り替えることを要求または指示する情報と、コアネットワークタイプと、コアネットワークタイプを切り替えることを示す情報と、再アタッチが必要であることを示す情報と、MMEの識別情報を2つ以上組み合わせた情報であっても良い。また、このように2つ以上組み合わせた第2の指示情報が、コアネットワークタイプ、もしくはコアネットワークタイプを切り替えることを示す情報、もしくは再アタッチが必要であることを示す情報、もしくはMMEの識別情報として利用されても良い。
また、MME_A40は、少なくともUE10の識別情報と、タイマー値を含めて送信UEコンテキスト解放メッセージを送信してもよい。なお、タイマー値は、eNB45がMMEの選択のために用いるタイマーの値であってよい。
また、タイマーの値は、UE10がトラッキングエリア更新手続きを実行する間隔と同じ時間、もしくはそれ以上の時間に設定した値であってよい。もしくは、タイマーの値は、UE10が次回のトラッキングエリア更新手続きを実行するまでの時間、もしくはそれ以上の時間に設定した値であってよい。もしくは、タイマーの値は、UE10のトラッキングエリア更新タイマーの残時間、もしくはそれ以上の時間に設定した値であってよい。なお、トラッキングエリア更新タイマーは、トラッキングエリア更新手続きの実行に伴い、UE10とMME_A40がカウントを開始するタイマーであり、UE10は、タイマーの消費(expire)に伴い、トラッキングエリア更新手続きを開始する。したがって、トラッキングエリア更新タイマーの残時間は、次回のトラッキングエリア更新手続きが開始されるまでの時間となる。
次に、eNB45はルート再設定要求メッセージをMME_A40から受信する。eNB45は、ルート再設定要求メッセージに含まれる情報を基に、MME情報更新処理を実行しても良い(S908)。より具体的には、第2の指示情報に基づいて、MME情報更新処理を実行してもよい。
なお、MME情報更新処理は、UE10が送信するトラッキングエリア要求メッセージの受信に伴って実行するMME選択において、eNB45がコアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを選択するようMME情報を更新する処理であってよい。
より具体的には、eNB45は、MME情報更新処理において、UE10の識別情報と、第2の指示情報とを対応づけて記憶してもよい。
また、eNB45は、第2の指示情報の取得により、UEコンテキスト情報を削除せずに保持し続けても良い。一方で、eNB45は、第2の指示情報を取得しなかった場合には、UEコンテキスト情報を削除してもよい。
また、eNB45は、第2の指示情報に基づいて、タイマーのカウントを開始してもよい。eNB45は、タイマーが実行されている間は、更新したMME情報もしくはUEコンテキストを保持し続けてもよい。さらに、タイマーが消費された場合、もしくはなんらかの要因によりタイマーを停止した場合には、eNB45は更新したMME情報もしくはUEコンテキストを削除してもよい。
ここで、タイマーの値は、予めeNB45が保持する値を用いても良いし、UEコンテキストの解放メッセージに含まれたタイマー値を用いてもよい。
なお、タイマーの値は、UE10のトラッキングエリア更新手続きの間隔以上のタイマー値を設定しても良い。もしくは、UE10のトラッキングエリア更新タイマーの残時間以上の値を設定しても良い。
なお、eNB45は、MME情報更新処理を行う前に保持していたMMEの情報は保持し続けても良い。例えば、コアネットワーク(タイプ1)90に含まれるMME_A40に対応するGUMMEIや、MME_A40の属するMMEのグループを示すMMEGIなどは保持しし続けても良い。
以上により、MME情報更新処理を完了する。さらに、eNB45は、MME情報更新処理の完了に基づいて、ルート再設定要求メッセージの応答として、ルート再設定応答メッセージをMME_A40に送信してもよい(S910)。eNB45は、ルート再設定応答メッセージの送信により、MME情報の更新処理が完了したことを通知してもよい。
また、eNB45は第2の指示情報の取得に基づいてMME情報更新処理を行い、MME情報更新処理に基づいてMME情報等を保持し続ける場合には、UEコンテキストもしくは、コアネットワーク(タイプ2)92のMME情報を保持することを示す情報を含めて、ルート再設定応答メッセージを送信してもよい。
また、UE10は、トラッキングエリア更新手続きを開始してもよい。なお、UE10は、トラッキングエリア更新要求の送信間隔をカウントするトラッキングエリア更新タイマーが消費された契機により、トラッキングエリア更新手続きを開始してもよい。
続いてトラッキングエリア更新手続きについて説明する。UE10は、トラッキングエリア更新要求メッセージをeNB45に送信し、トラッキングエリア更新手続きを開始する(S912)。
eNB45は、トラッキング更新要求メッセージをUE10から受信する。eNB45は、トラッキングエリア要求メッセージの受信に基づいてMME選択処理を実行してもよい(S914)。
MME選択処理において、eNB45は、MME情報更新処理に基づいて、MME_B42を選択する。また、eNB45は、MME情報更新処理が実行されていない場合には、eNB45はMME_A40を選択してもよい。
このようにeNB45は、第2の指示情報によって、コアネットワーク(タイプ1)90に含まれるMME_A40か、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMME_B42かのいずれかを選択することができる。
なお、eNB45は、タイマーの実行中は、コアネットワーク(タイプ2)92に含まれるMMEを選択し、タイマーを実行していない場合やコアネットワークを切り替える必要が無い場合は、UE10が送信する情報を基にコアネットワーク(タイプ1)に含まれるMMEを選択してもよい。
タイマーを実行していない場合やコアネットワークを切り替える必要が無い場合は、UE10が送信する情報を基にコアネットワーク(タイプ1)に含まれるMMEを選択してもよい。
その場合の選択方法は、UE10が送信する情報に基づいて選択してもよい。例えば、UE10は、GUMMEIなどMMEを識別する情報をトラッキングエリア更新要求メッセージに含めて送信する。eNBは、受信したMMEが利用可能である場合には、受信したMMEを選択してもよい。ここで、eNB45は、MMEが利用可能であるかどうかを、MMEに接続性があることによって決定しても良い。本実施形態において、UE10が送信する情報は、UE10の位置管理を行っていたMME_A40を識別する情報であってよい。
また、UE10から受信したMMEが利用可能ではない場合には、UE10はMMEIなどのMMEのグループの識別情報、もしくはP−TMSIなどのUE10の識別情報、もしくはTAI(Tracking Area ID)やTAC(Tracking Area Code)などの位置情報、もしくはこれらの2つ以上の任意の情報をトラッキングエリア更新要求メッセージに含めて送信してもよい。eNB45は、これらの情報を受信し、これらの情報を基にMMEを選択してもよい。
以上でeNB45はMME選択処理を完了する。
なお、eNB45は、MME情報更新処理に基づいてカウントを開始したタイマーに基づいて、MME選択処理を実行するか否かを決定してもよい。例えば、タイマーがカウントされている場合には、MME選択処理を行い、タイマーが既に終了した後や、タイマーをカウントしていない場合には、MME選択処理を実行しなくてもよい。
更に具体的には、タイマーの実行中の場合には、eNB45は、MME_B42を選択し、タイマーを実行していない場合には、MME_A40を選択してもよい。なお、タイマーを実行していない場合は、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるMMEの識別情報に基づいてMMEの選択を実行してもよい。例えば、トラッキングエリア更新要求メッセージで識別されるMMEを選択してもよいし、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、デフォルトのMMEを選択してもよい。なお、この場合、eNB45は、MME_A40を選択してもよい。
なお、eNB45は、UE10が送信するトラッキングエリア更新要求メッセージを受信した際、タイマーを停止してもよい。
さらに、eNB45は、MME情報更新処理を実行していない端末装置がトラッキングエリア更新要求メッセージを送信した場合、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるMMEの識別情報に基づいてMMEの選択を実行してもよい。例えば、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるGUMMEIで識別されるMMEを選択してもよいし、トラッキングエリア更新要求メッセージに含まれるMMEGIを基にMMEを選択してもよいし、デフォルトのMMEを選択してもよい。なお、この場合、eNB45は、MME_A40を選択してもよい。
eNB45はMME_B42を選択した場合、eNB45は、トラッキングエリア要求メッセージをMME_B42に送信する(S916)。なお、トラッキングエリア要求メッセージ送信後のトラッキングエリア更新手続きは、従来のトラッキング更新手続きと同様の制御メッセージの送受信および処理であってよい。そのため、詳細な説明は省略する。
また、eNB45はMME_A40を選択した場合、MME_A40にトラッキングエリア更新要求メッセージを送信してもよい。さらに、eNB45は、MME_A40からルート再設定要求を受信してもよい。さらに、eNB45は、ルート再設定要求に基づいて、MME_B42を選択し、MME_B42にトラッキング更新要求メッセージを送信しても良い。なお、トラッキング更新要求メッセージの送信後のアタッチ手続きは、従来のトラッキング更新要求メッセージと同様の制御メッセージの送受信および処理であってよい。そのため、詳細な説明は省略する。
このように、eNB45はMME選択処理によりMME_B42を選択した場合、リルート再設定要求を受信することなくトラッキング更新要求メッセージを実行することができるなど、制御メッセージの送受信や処理を軽減することができる。
UE10は、トラッキングエリア更新手続きを完了し、PDNコネクションを用いて通信を行うことができる。
なお、本手続きにおいて、コアネットワーク(タイプ1)90とコアネットワーク(タイプ2)92はそれぞれPDN_A100とPDN_B102に接続されると説明したが、図6に示すように、PDN_A100とPDN_B102は同じネットワーク(PDN100)であっても良い。この場合、PGW_A30とPGW_B32は同一装置(PGW_A30)であってよい。
本手続きでは、UE10は、移動制御を行うMMEをMME_A40からMMEBに変更するが、PDNコネクションは再確立する必要はない。UE10は、PGW_A30との間に確立したPDNコネクションを用いて通信を継続することができる。
[1.3.5 手続き選択処理]
これまで、コアネットワークを変更するための手続きとして、第1手続き例から第4手続き例まで詳述してきた。なお、MME_A40は、条件により第1手続き例から第4続き例のうちどの手続きを実行するか決定してもよい。
例えば、MME_A40は、アタッチをしているUE10の状態により、手続きを選択してもよい。より具体的には、MME_A40は、アタッチしているUE10の状態を管理する。UE10の状態としては、無線リソースが解放された状態のアイドル状態か、無線リソースが割り当てられ、データ送受信が可能な状態のアクティブ状態かなどを管理しても良い。
また、MME_A40は、コアネットワークの変更に際し、PGWを変更する必要があるか否かに基づいて、手続きを選択してもよい。なお、PGWを変更するか否かの決定は、通信事業者のポリシーに基づいて決定されてよい。
さらに、UE10の状態や、PGWの変更の必要性を組み合わせて決定しても良い。例えば、UE10がアクティブ状態であり、PGWの変更が必要である場合には、MME_A40は第1の手続きを選択してもよい。より具体的には、UE10がアクティブ状態であり、PGWの変更が必要である場合には、UE10はデタッチ要求メッセージを送信し(S504)、それに続く第1の手続きを実行してもよい。
また、UE10がアクティブ状態であり、PGWの変更が必要ない場合には、MME_A40は第2の手続きを選択してもよい。より具体的には、UE10がアクティブ状態であり、PGWの変更が必要ない場合には、UE10はUEコンテキスト解放メッセージを送信し(S704)、それに続く第2の手続きを実行してもよい。
また、UE10がアイドル状態であり、PGWの変更が必要である場合には、MME_A40は第3の手続きを選択してもよい。より具体的には、UE10がアイドル状態であり、PGWの変更が必要である場合には、UE10はページングメッセージを送信し(S804)、それに続く第3の手続きを実行してもよい。
また、UE10がアイドル状態であり、PGWの変更が必要ない場合には、MME_A40は第4の手続きを選択してもよい。より具体的には、UE10がアイドル状態であり、PGWの変更が必要ない場合には、UE10はルート再設定要求メッセージを送信し(S904)、それに続く第4の手続きを実行してもよい。
なお、MME_A40は、手続きを開始するトリガーを検出した後にこれらの手続きの選択を実行してもよい。
以上の手続きにより、MME_A40が主導して、UE10の接続するコアネットワークを変更することができる。
[2 変形例]
以上、この発明の実施形態および変形例について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、各実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
また、上述した実施形態における各装置の一部又は全部を典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能であることは勿論である。
また、上述した実施形態においては、無線アクセスネットワークの例としてLTEと、WLAN(例えば、IEEE802.11a/b/n等)とについて説明したが、WLANの代わりにWiMAXによって接続されても良い。