[0007]本開示は、たとえば、無認可無線周波数スペクトル帯域を使う送信用のフレームフォーマットを指示するための1つまたは複数の技法に関する。UEは、基地局から、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信し得る。UEは、フレームフォーマットインジケータに少なくとも部分的に基づいて、送信機会のための時分割複信(TDD)構成を決定することができる。
[0008]ある例では、ワイヤレス通信のための方法について説明する。一例では、方法は、基地局から、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信することと、フレームフォーマットインジケータに少なくとも部分的に基づいて、送信機会のための時分割複信(TDD)構成を決定することとを含み得る。
[0009]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを備える。いくつかの例では、コードワードは、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルされる。いくつかの例では、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別にさらに関連付けられる。いくつかの例では、スクランブルされたコードワードは、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調される。いくつかの例では、コードワードは、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC:space frequency block code)シンボルにマップされる。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS:channel usage beacon signal)送信用のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、SFBCシンボルは、拡大リソース要素グループ(eREG:enhanced resource element group)にマップされる。いくつかの例では、方法は、ビットストリーム中でフレームフォーマットインジケータを受信すること、を含み、ビットストリームの長さは、コードワードの巡回拡張の回数(a number of cyclical extensions)によって決定される。
[0010]いくつかの例では、コードワードはコードの繰り返しを備える。いくつかの例では、コードはTDD構成を指示する。いくつかの例では、コードは、TDD構成を指示する3ビットワードに少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、コードは3ビットワードのパリティチェックにさらに少なくとも部分的に基づき、パリティチェックは、3ビットワードのビットに対するXOR演算を備える。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示する。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる。いくつかの例では、RBは、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つのチャネルの複数のRBのうちの1つであり、複数のRBは、チャネルのエッジにあるRB、およびチャネルの直流(DC)キャリアにあるRBは除く。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化される。
[0011]いくつかの例では、方法は、送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中でフレームフォーマットインジケータを受信することを含み得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を備える。いくつかの例では、方法は、送信機会の第1のサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを受信することを含み得る。いくつかの例では、方法は、送信機会の中間部分の間に、フレームフォーマットインジケータを受信することを含み得る。いくつかの例では、方法は、送信機会の第1のダウンリンクサブフレームの終了前に、フレームフォーマットインジケータを復号することを含み得る。いくつかの例では、方法は、送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを受信することと、どのサブフレームで第2のフレームフォーマットインジケータが受信されるかに少なくとも部分的に基づいて、第2のフレームフォーマットインジケータを無効にすることとを含み得る。いくつかの例では、TDD構成は、1次セル(primary cell)からのクロスキャリアグラント(cross-carrier grant)に対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、クロスキャリアグラントは、アップリンクサブフレームよりも少なくとも4サブフレーム前に発生している。
[0012]いくつかの例では、TDD構成は、自己スケジュールされた(self-scheduled)アップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、自己スケジュールされたアップリンクグラントは、アップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している。いくつかの例では、TDD構成は、基地局の拡張クリアチャネル評価(eCCA:extended clear channel assessment)に少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、基地局のeCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了される。いくつかの例では、TDD構成は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームと少なくとも1つのアップリンクサブフレームとを備える。いくつかの例では、TDD構成は第1の特殊サブフレームと第2の特殊サブフレームとをさらに備え、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。いくつかの例では、アップリンクサブフレームは第1の特殊サブフレームの後に続き、ダウンリンクサブフレームは第2の特殊サブフレームの後に続く。
[0013]ある例では、ワイヤレス通信のための方法について説明する。一例では、方法は、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会について時分割複信(TDD)構成を決定することと、UEに、送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを送信することと、フレームフォーマットインジケータはTDD構成に少なくとも部分的に基づく、を含み得る。
[0014]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを備える。いくつかの例では、方法は、コードワードを、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルすることを含み得る。いくつかの例では、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別にさらに関連付けられる。いくつかの例では、方法は、スクランブルされたコードワードを、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調することを含み得る。いくつかの例では、方法は、コードワードを、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップすることを含み得る。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)送信用のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、SFBCシンボルは、拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされる。いくつかの例では、方法は、コードワードを巡回的に数回拡張することと、フレームフォーマットインジケータをビットストリーム中で送信することと、を含み得、ビットストリームの長さは、コードワードの巡回拡張の回数によって決定される。
[0015]いくつかの例では、コードワードはコードの繰り返しを含み得る。いくつかの例では、コードはTDD構成を指示する。いくつかの例では、コードは、TDD構成を指示する3ビットワードに少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、コードは3ビットワードのパリティチェックにさらに少なくとも部分的に基づき、パリティチェックは、3ビットワードのビットに対するXOR演算を備える。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示する。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる。いくつかの例では、RBは、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つのチャネルの複数のRBのうちの1つであり、複数のRBは、チャネルのエッジにあるRB、およびチャネルの直流(DC)キャリアにあるRBを除く。いくつかの例では、方法は、フレームフォーマットインジケータを、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化することを含み得る。
[0016]いくつかの例では、方法は、送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中でフレームフォーマットインジケータを送信することを含み得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を備える。いくつかの例では、方法は、送信機会の第1のサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを送信することを含み得る。いくつかの例では、方法は、送信機会の中間部分の間に、フレームフォーマットインジケータを送信することを含み得る。いくつかの例では、方法は、送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを送信することを含み得る。いくつかの例では、TDD構成は、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、クロスキャリアグラントは、アップリンクサブフレームよりも少なくとも4サブフレーム前に発生している。いくつかの例では、TDD構成は、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、自己スケジュールされたアップリンクグラントは、アップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している。いくつかの例では、方法は、拡張クリアチャネル評価(eCCA)を実施することと、eCCAに少なくとも部分的に基づいてTDD構成を決定することとを含み得る。いくつかの例では、eCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了される。
[0017]いくつかの例では、TDD構成は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームと少なくとも1つのアップリンクサブフレームとを備える。いくつかの例では、TDD構成は第1の特殊サブフレームと第2の特殊サブフレームとをさらに備え、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。いくつかの例では、アップリンクサブフレームは第1の特殊サブフレームの後に続き、ダウンリンクサブフレームは第2の特殊サブフレームの後に続く。
[0018]ある例では、ワイヤレス通信のための方法について説明する。一例では、方法は、複数のTDD構成を識別することと、ここにおいて、複数のTDD構成の各々は、異なる数のアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームを備え、複数のTDD構成から、利用可能なTDD構成を識別することと、ここにおいて、利用可能TDD構成は、フレームフォーマットインジケータによって指示され、を含み得る。
[0019]いくつかの例では、複数のTDD構成の各々は10個のサブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々は、少なくとも1つの特殊サブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々のTDD構成の第1のサブフレームはダウンリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々のTDD構成の最終サブフレームは特殊サブフレームを備える。
[0020]いくつかの例では、複数のTDD構成は、1つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、7つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第1のTDD構成と、2つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、6つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第2のTDD構成と、3つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、5つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第3のTDD構成と、4つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、4つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第4のTDD構成と、5つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、3つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第5のTDD構成と、6つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、2つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第6のTDD構成と、7つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、1つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第7のTDD構成と、9つのダウンリンクサブフレームと第2の特殊サブフレームとを備える第8のTDD構成とを備える。いくつかの例では、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。
[0021]ある例では、ワイヤレス通信のための装置について説明する。一例では、この装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、基地局から、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信し、フレームフォーマットインジケータに少なくとも部分的に基づいて、送信機会のための時分割複信(TDD)構成を決定するように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0022]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを備える。いくつかの例では、コードワードは、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルされる。いくつかの例では、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別にさらに関連付けられる。いくつかの例では、スクランブルされたコードワードは、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調される。いくつかの例では、コードワードは、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップされる。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)送信用のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、SFBCシンボルは、拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされる。装置のいくつかの例では、命令はまた、ビットストリーム中でフレームフォーマットインジケータを受信するように、プロセッサによって実行可能であり得、ここにおいて、ビットストリームの長さは、コードワードの巡回拡張の回数によって決定される。
[0023]いくつかの例では、コードワードはコードの繰り返しを備える。いくつかの例では、コードはTDD構成を指示する。いくつかの例では、コードは、TDD構成を指示する3ビットワードに少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、コードは3ビットワードのパリティチェックにさらに少なくとも部分的に基づき、パリティチェックは、3ビットワードのビットに対するXOR演算を備える。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示する。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる。いくつかの例では、RBは、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つのチャネルの複数のRBのうちの1つであり、複数のRBは、チャネルのエッジにあるRB、およびチャネルの直流(DC)キャリアにあるRBは除く。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化される。
[0024]装置のいくつかの例では、命令はまた、送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中でフレームフォーマットインジケータを受信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を備える。装置のいくつかの例では、命令はまた、送信機会の第1のサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを受信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。装置のいくつかの例では、命令はまた、送信機会の中間部分の間に、フレームフォーマットインジケータを受信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。装置のいくつかの例では、命令はまた、送信機会の第1のダウンリンクサブフレームの終了前に、フレームフォーマットインジケータを復号するように、プロセッサによって実行可能であり得る。装置のいくつかの例では、命令はまた、送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを受信し、どのサブフレームで第2のフレームフォーマットインジケータが受信されるかに少なくとも部分的に基づいて、第2のフレームフォーマットインジケータを無効にするように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、TDD構成は、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、クロスキャリアグラントは、アップリンクサブフレームよりも少なくとも4サブフレーム前に発生している。
[0025]いくつかの例では、TDD構成は、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、自己スケジュールされたアップリンクグラントは、アップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している。いくつかの例では、TDD構成は、基地局の拡張クリアチャネル評価(eCCA)に少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、基地局のeCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了される。いくつかの例では、TDD構成は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームと少なくとも1つのアップリンクサブフレームとを備える。いくつかの例では、TDD構成は第1の特殊サブフレームと第2の特殊サブフレームとをさらに備え、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。いくつかの例では、アップリンクサブフレームは第1の特殊サブフレームの後に続き、ダウンリンクサブフレームは第2の特殊サブフレームの後に続く。
[0026]ある例では、ワイヤレス通信のための装置について説明する。一例では、この装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会について時分割複信(TDD)構成を決定し、UEに、送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを送信するようにプロセッサによって実行可能であり得、フレームフォーマットインジケータはTDD構成に少なくとも部分的に基づく。
[0027]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを備える。装置のいくつかの例では、命令はまた、コードワードを、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルするように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別にさらに関連付けられる。装置のいくつかの例では、命令はまた、スクランブルされたコードワードを、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調するように、プロセッサによって実行可能であり得る。装置のいくつかの例では、命令はまた、コードワードを、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップするように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)送信用のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、SFBCシンボルは、拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされる。装置のいくつかの例では、命令はまた、コードワードを巡回的に数回拡張し、フレームフォーマットインジケータをビットストリーム中で送信するように、プロセッサによって実行可能であり得、ここにおいて、ビットストリームの長さは、コードワードの巡回拡張の回数によって決定される。
[0028]いくつかの例では、コードワードはコードの繰り返しを含み得る。いくつかの例では、コードはTDD構成を指示する。いくつかの例では、コードは、TDD構成を指示する3ビットワードに少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、コードは3ビットワードのパリティチェックにさらに少なくとも部分的に基づき、パリティチェックは、3ビットワードのビットに対するXOR演算を備える。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示する。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる。いくつかの例では、RBは、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つのチャネルの複数のRBのうちの1つであり、複数のRBは、チャネルのエッジにあるRB、およびチャネルの直流(DC)キャリアにあるRBは除く。装置のいくつかの例では、命令はまた、フレームフォーマットインジケータを、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化するように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0029]装置のいくつかの例では、命令はまた、送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中でフレームフォーマットインジケータを送信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を備える。装置のいくつかの例では、命令は、送信機会の第1のサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを送信するようにも、プロセッサによって実行可能であり得る。装置のいくつかの例では、命令はまた、送信機会の中間部分の間に、フレームフォーマットインジケータを送信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。装置のいくつかの例では、命令はまた、送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを送信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、TDD構成は、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、クロスキャリアグラントは、アップリンクサブフレームよりも少なくとも4サブフレーム前に発生している。いくつかの例では、TDD構成は、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、自己スケジュールされたアップリンクグラントは、アップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している。装置のいくつかの例では、命令はまた、拡張クリアチャネル評価(eCCA)を実行し、eCCAに少なくとも部分的に基づいてTDD構成を決定するように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、eCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了される。
[0030]いくつかの例では、TDD構成は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームと少なくとも1つのアップリンクサブフレームとを備える。いくつかの例では、TDD構成は第1の特殊サブフレームと第2の特殊サブフレームとをさらに備え、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。いくつかの例では、アップリンクサブフレームは第1の特殊サブフレームの後に続き、ダウンリンクサブフレームは第2の特殊サブフレームの後に続く。
[0031]ある例では、ワイヤレス通信のための装置について説明する。一例では、この装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、複数のTDD構成を識別し、ここにおいて、複数のTDD構成の各々は、異なる数のアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームを備え、複数のTDD構成から、利用可能なTDD構成を識別する、ようにプロセッサによって実行可能であり得、ここにおいて、利用可能TDD構成は、フレームフォーマットインジケータによって指示される。
[0032]いくつかの例では、複数のTDD構成の各々は10個のサブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々は、少なくとも1つの特殊サブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々のTDD構成の第1のサブフレームはダウンリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々のTDD構成の最終サブフレームは特殊サブフレームを備える。
[0033]いくつかの例では、複数のTDD構成は、1つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、7つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第1のTDD構成と、2つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、6つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第2のTDD構成と、3つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、5つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第3のTDD構成と、4つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、4つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第4のTDD構成と、5つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、3つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第5のTDD構成と、6つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、2つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第6のTDD構成と、7つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、1つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第7のTDD構成と、9つのダウンリンクサブフレームと第2の特殊サブフレームとを備える第8のTDD構成とを備える。いくつかの例では、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。
[0034]ある例では、ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。一例では、装置は、基地局から、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信するための手段と、フレームフォーマットインジケータに少なくとも部分的に基づいて、送信機会のための時分割複信(TDD)構成を決定するための手段とを含み得る。
[0035]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを備える。いくつかの例では、コードワードは、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルされる。いくつかの例では、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別にさらに関連付けられる。いくつかの例では、スクランブルされたコードワードは、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調される。いくつかの例では、コードワードは、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップされる。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)送信用のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、SFBCシンボルは、拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされる。いくつかの例では、装置は、ビットストリーム中でフレームフォーマットインジケータを受信するための手段を含み得、ビットストリームの長さは、コードワードの循環拡張の数によって決定される。
[0036]いくつかの例では、コードワードはコードの繰り返しを備える。いくつかの例では、コードはTDD構成を指示する。いくつかの例では、コードは、TDD構成を指示する3ビットワードに少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、コードは3ビットワードのパリティチェックにさらに少なくとも部分的に基づき、パリティチェックは、3ビットワードのビットに対するXOR演算を備える。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示する。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる。いくつかの例では、RBは、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つのチャネルの複数のRBのうちの1つであり、複数のRBは、チャネルのエッジにあるRB、およびチャネルの直流(DC)キャリアにあるRBは除く。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化される。
[0037]いくつかの例では、装置は、送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中でフレームフォーマットインジケータを受信するための手段を含み得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を備える。いくつかの例では、装置は、送信機会の第1のサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを受信するための手段を含み得る。いくつかの例では、装置は、送信機会の中間部分の間に、フレームフォーマットインジケータを受信するための手段を含み得る。いくつかの例では、装置は、送信機会の第1のダウンリンクサブフレームの終了前に、フレームフォーマットインジケータを復号するための手段を含み得る。いくつかの例では、装置は、送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを受信し、どのサブフレームで第2のフレームフォーマットインジケータが受信されるかにに少なくとも部分的に基づいて、第2のフレームフォーマットインジケータを無効にするための手段を含み得る。いくつかの例では、TDD構成は、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、クロスキャリアグラントは、アップリンクサブフレームよりも少なくとも4サブフレーム前に発生している。
[0038]いくつかの例では、TDD構成は、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、自己スケジュールされたアップリンクグラントは、アップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している。いくつかの例では、TDD構成は、基地局の拡張クリアチャネル評価(eCCA)に少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、基地局のeCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了される。いくつかの例では、TDD構成は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームと少なくとも1つのアップリンクサブフレームとを備える。いくつかの例では、TDD構成は第1の特殊サブフレームと第2の特殊サブフレームとをさらに備え、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。いくつかの例では、アップリンクサブフレームは第1の特殊サブフレームの後に続き、ダウンリンクサブフレームは第2の特殊サブフレームの後に続く。
[0039]ある例では、ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。一例では、装置は、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会について時分割複信(TDD)構成を決定するための手段と、UEに、送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを送信するための手段と、を含み得、フレームフォーマットインジケータはTDD構成に少なくとも部分的に基づく。
[0040]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを備える。いくつかの例では、装置は、コードワードを、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルするための手段を含み得る。いくつかの例では、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別にさらに関連付けられる。いくつかの例では、装置は、スクランブルされたコードワードを、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調するための手段を含み得る。いくつかの例では、装置は、コードワードを、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップするための手段を含み得る。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)送信用のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、SFBCシンボルは、拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされる。いくつかの例では、装置は、コードワードを巡回的に数回拡張するための手段と、フレームフォーマットインジケータをビットストリーム中で送信するための手段と、ここにおいて、ビットストリームの長さは、コードワードの巡回拡張の回数によって決定される、を含み得る。
[0041]いくつかの例では、コードワードはコードの繰り返しを含み得る。いくつかの例では、コードはTDD構成を指示する。いくつかの例では、コードは、TDD構成を指示する3ビットワードに少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、コードは3ビットワードのパリティチェックにさらに少なくとも部分的に基づき、パリティチェックは、3ビットワードのビットに対するXOR演算を備える。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示する。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる。いくつかの例では、RBは、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つのチャネルの複数のRBのうちの1つであり、複数のRBは、チャネルのエッジにあるRB、およびチャネルの直流(DC)キャリアにあるRBは除く。いくつかの例では、装置は、フレームフォーマットインジケータを、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータで多重化するための手段を含み得る。
[0042]いくつかの例では、装置は、送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中でフレームフォーマットインジケータを送信するための手段を含み得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を備える。いくつかの例では、装置は、送信機会の第1のサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを送信するための手段を含み得る。いくつかの例では、装置は、送信機会の中間部分の間に、フレームフォーマットインジケータを送信するための手段を含み得る。いくつかの例では、装置は、送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを送信するための手段を含み得る。いくつかの例では、TDD構成は、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、クロスキャリアグラントは、アップリンクサブフレームよりも少なくとも4サブフレーム前に発生している。いくつかの例では、TDD構成は、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、自己スケジュールされたアップリンクグラントは、アップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している。いくつかの例では、装置は、拡張クリアチャネル評価(eCCA)を実施するための手段と、eCCAに少なくとも部分的に基づいてTDD構成を決定するための手段とを含み得る。いくつかの例では、eCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了される。
[0043]いくつかの例では、TDD構成は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームと少なくとも1つのアップリンクサブフレームとを備える。いくつかの例では、TDD構成は第1の特殊サブフレームと第2の特殊サブフレームとをさらに備え、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。いくつかの例では、アップリンクサブフレームは第1の特殊サブフレームの後に続き、ダウンリンクサブフレームは第2の特殊サブフレームの後に続く。
[0044]ある例では、ワイヤレス通信のための別の装置について説明する。一例では、装置は、複数のTDD構成を識別するための手段と、ここにおいて、複数のTDD構成の各々は、異なる数のアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームを備える、複数のTDD構成から、利用可能なTDD構成を識別するための手段と、ここにおいて、利用可能TDD構成は、フレームフォーマットインジケータによって指示される、を含み得る。
[0045]いくつかの例では、複数のTDD構成の各々は10個のサブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々は、少なくとも1つの特殊サブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々のTDD構成の第1のサブフレームはダウンリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々のTDD構成の最終サブフレームは特殊サブフレームを備える。
[0046]いくつかの例では、複数のTDD構成は、1つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、7つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第1のTDD構成と、2つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、6つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第2のTDD構成と、3つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、5つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第3のTDD構成と、4つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、4つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第4のTDD構成と、5つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、3つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第5のTDD構成と、6つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、2つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第6のTDD構成と、7つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、1つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第7のTDD構成と、9つのダウンリンクサブフレームと第2の特殊サブフレームとを備える第8のTDD構成とを備える。いくつかの例では、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。
[0047]ある例では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。一例では、コードは、基地局から、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信し、フレームフォーマットインジケータに少なくとも部分的に基づいて、送信機会のための時分割複信(TDD)構成を決定するように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0048]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを備える。いくつかの例では、コードワードは、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルされる。いくつかの例では、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別にさらに関連付けられる。いくつかの例では、スクランブルされたコードワードは、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調される。いくつかの例では、コードワードは、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップされる。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)送信用のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、SFBCシンボルは、拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされる。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、ビットストリーム中でフレームフォーマットインジケータを受信する、ここにおいて、ビットストリームの長さは、コードワードの巡回拡張の回数によって決定される、ように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0049]いくつかの例では、コードワードはコードの繰り返しを備える。いくつかの例では、コードはTDD構成を指示する。いくつかの例では、コードは、TDD構成を指示する3ビットワードに少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、コードは3ビットワードのパリティチェックにさらに少なくとも部分的に基づき、パリティチェックは、3ビットワードのビットに対するXOR演算を備える。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示する。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる。いくつかの例では、RBは、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つのチャネルの複数のRBのうちの1つであり、複数のRBは、チャネルのエッジにあるRB、およびチャネルの直流(DC)キャリアにあるRBは除く。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化される。
[0050]非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中でフレームフォーマットインジケータを受信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を備える。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会の第1のサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを受信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会の中間部分の間に、フレームフォーマットインジケータを受信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会の第1のダウンリンクサブフレームの終了前に、フレームフォーマットインジケータを復号するように、プロセッサによって実行可能であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを受信し、どのサブフレームで第2のフレームフォーマットインジケータが受信されるかに少なくとも部分的に基づいて、第2のフレームフォーマットインジケータを無効にするように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、TDD構成は、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、クロスキャリアグラントは、アップリンクサブフレームよりも少なくとも4サブフレーム前に発生している。
[0051]いくつかの例では、TDD構成は、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、自己スケジュールされたアップリンクグラントは、アップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している。いくつかの例では、TDD構成は、基地局の拡張クリアチャネル評価(eCCA)に少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、基地局のeCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了される。いくつかの例では、TDD構成は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームと少なくとも1つのアップリンクサブフレームとを備える。いくつかの例では、TDD構成は第1の特殊サブフレームと第2の特殊サブフレームとをさらに備え、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。いくつかの例では、アップリンクサブフレームは第1の特殊サブフレームの後に続き、ダウンリンクサブフレームは第2の特殊サブフレームの後に続く。
[0052]ある例では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。一例では、コードは、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会について時分割複信(TDD)構成を決定し、UEに、送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを送信する、ようにプロセッサによって実行可能であり得、フレームフォーマットインジケータはTDD構成に少なくとも部分的に基づく。
[0053]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを備える。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、コードワードを、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルするように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別にさらに関連付けられる。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、スクランブルされたコードワードを、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調するように、プロセッサによって実行可能によってできる。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、コードワードを、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップするように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)送信用のアンテナポートに対応する。いくつかの例では、SFBCシンボルは、拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされる。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、コードワードを巡回的に数回拡張し、フレームフォーマットインジケータをビットストリーム中で送信する、ようにプロセッサによって実行可能であり得、ここで、ビットストリームの長さは、コードワードの巡回拡張の回数によって決定される。
[0054]いくつかの例では、コードワードはコードの繰り返しを含み得る。いくつかの例では、コードはTDD構成を指示する。いくつかの例では、コードは、TDD構成を指示する3ビットワードに少なくとも部分的に基づく。いくつかの例では、コードは3ビットワードのパリティチェックにさらに少なくとも部分的に基づき、パリティチェックは、3ビットワードのビットに対するXOR演算を備える。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示する。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる。いくつかの例では、RBは、無認可無線周波数スペクトル帯域の1つのチャネルの複数のRBのうちの1つであり、複数のRBは、チャネルのエッジにあるRB、およびチャネルの直流(DC)キャリアにあるRBは除く。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、フレームフォーマットインジケータを、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化するように、プロセッサによって実行可能であり得る。
[0055]非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中でフレームフォーマットインジケータを送信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を備える。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会の第1のサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを送信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会の中間部分の間に、フレームフォーマットインジケータを送信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを送信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、TDD構成は、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、クロスキャリアグラントは、アップリンクサブフレームよりも少なくとも4サブフレーム前に発生している。いくつかの例では、TDD構成は、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、自己スケジュールされたアップリンクグラントは、アップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している。非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コードはまた、拡張クリアチャネル評価(eCCA)を実施し、eCCAに少なくとも部分的に基づいてTDD構成を決定するように、プロセッサによって実行可能であり得る。いくつかの例では、eCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了される。
[0056]いくつかの例では、TDD構成は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームと少なくとも1つのアップリンクサブフレームとを備える。いくつかの例では、TDD構成は第1の特殊サブフレームと第2の特殊サブフレームとをさらに備え、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。いくつかの例では、アップリンクサブフレームは第1の特殊サブフレームの後に続き、ダウンリンクサブフレームは第2の特殊サブフレームの後に続く。
[0057]ある例では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。一例では、コードは、複数のTDD構成を識別し、ここにおいて、複数のTDD構成の各々は、異なる数のアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームを備える、複数のTDD構成から、利用可能なTDD構成を識別する、ようにプロセッサによって実行可能であり得、ここで、利用可能TDD構成は、フレームフォーマットインジケータによって指示される。
[0058]いくつかの例では、複数のTDD構成の各々は10個のサブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々は、少なくとも1つの特殊サブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々のTDD構成の第1のサブフレームはダウンリンクサブフレームを備える。いくつかの例では、複数のTDD構成の各々のTDD構成の最終サブフレームは特殊サブフレームを備える。
[0059]いくつかの例では、複数のTDD構成は、1つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、7つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第1のTDD構成と、2つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、6つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第2のTDD構成と、3つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、5つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第3のTDD構成と、4つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、4つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第4のTDD構成と、5つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、3つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第5のTDD構成と、6つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、2つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第6のTDD構成と、7つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、1つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第7のTDD構成と、9つのダウンリンクサブフレームと第2の特殊サブフレームとを備える第8のTDD構成とを備える。いくつかの例では、第1の特殊サブフレームはアップリンクチャネル使用ビーコン信号(U−CUBS)を備え、第2の特殊サブフレームはダウンリンクチャネル使用ビーコン信号(D−CUBS)を備える。
[0060]上記では、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広範に概説した。追加の特徴および利点が以下で説明される。開示される概念および具体例は、本開示の同じ目的を実施するための他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特徴、それらの構成と動作の方法の両方は、関連する利点と一緒に、添付の図にとともに考慮されると、以下の説明からより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のみのために提供されるものであり、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
[0061]本開示の性質および利点のより一層の理解は、以下の図面を参照することによって実現され得る。添付の図では、同様のコンポーネントまたは特徴は、同一の参照符号を有し得る。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様のコンポーネントの間で区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのいずれか1つに適用可能である。
[0077]無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信するとき、通信に利用可能なチャネルは、無線フレームごとに変わり得る。無線フレーム中にチャネルが利用可能になったときに基づいて、無線フレーム、または送信機会のための時分割複信(TDD)構成が決定され得る。UEは、基地局から、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会または無線フレームに関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信し得る。UEは、受信フレームフォーマットインジケータに少なくとも部分的に基づいて、送信機会のためのTDD構成を決定することができる。
[0078]以下の説明は例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、論じられる要素の機能および構成に変更が行われ得る。様々な例が、適宜に様々な手順またはコンポーネントを省略、置換、または追加してよい。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実施される場合があり、様々なステップが追加、省略、または組み合わされる場合がある。また、いくつかの例に関して説明する特徴は、他の例において組み合わせられてもよい。
[0079]図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス許可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通してコアネットワーク130とインターフェースし、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実施し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。様々な例では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホール134(たとえば、X1など)を介して、直接的または間接的(たとえば、コアネットワーク130を通して)のいずれかで、互いと通信し得る。
[0080]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信することができる。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。いくつかの例では、基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがある。基地局105のための地理的カバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る(図示せず)。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリア110があり得る。
[0081]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はLTE(登録商標)/LTE−Aネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、基地局105を表すために使用され得るが、UEという用語は、UE115を表すために使用され得る。ワイヤレスシステム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを提供する異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eNBまたは基地局105は、マクロセル、スモールセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアもしくはコンポーネント、またはキャリアもしくは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP(登録商標)用語である。
[0082]マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較すると、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域で動作し得る低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によると、ピコセルとフェムトセルとマイクロセルとを含み得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。
[0083]ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートすることができる。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0084]様々な開示される例のうちのいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットのセグメンテーションとリアセンブリとを実施することができる。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先順位処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。MACレイヤは、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおける再送信を提供するのにハイブリッドARQ(HARQ)を使用することもできる。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマップされ得る。
[0085]UE115はワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語を含むか、またはそのように当業者によって呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0086]ワイヤレス通信システム100に示された通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、および/または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。各通信リンク125は1つまたは複数のキャリアを含んでよく、各キャリアは、上述した様々な無線技術に従って変調された、複数のサブキャリアからなる信号(たとえば、異なる周波数の波形信号)であってよい。各被変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。
[0087]各キャリアは、認可(licensed)無線周波数スペクトル帯域または無認可(unlicensed)無線周波数スペクトル帯域上で提供され得る。概して、いくつかの管轄における無認可スペクトルは、600メガヘルツ(MHz)〜6ギガヘルツ(GHz)にわたり得る。本明細書で使用する「無認可無線周波数スペクトル」、「無認可スペクトル」、または「共有スペクトル」という用語はしたがって、工業、科学および医療(ISM)無線帯域を、それらの帯域の周波数にかかわらず指し得る。いくつかの例では、無認可スペクトルとは、5GHzまたは5G帯域とも呼ばれ得るU−NII無線帯域である。対照的に、「認可無線周波数スペクトル」、「認可スペクトル」、または「セルラースペクトル」という用語は、本明細書において、所管官庁からの管理ライセンスを受けて、ワイヤレスネットワーク事業者によって使用されるワイヤレススペクトルを指すのに使われる場合がある。ある通信モードで使用されるキャリアのセットは、すべてが(たとえば、UE115において)認可無線周波数スペクトル帯域を介して受信されるか、すべてが(たとえば、UE115において)無認可無線周波数スペクトル帯域を介して受信されるか、または(たとえば、UE115において)認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域との組合せを介して受信され得る。
[0088]通信リンク125は、(たとえば、対(paired)スペクトルリソースを使用する)FDDまたは(たとえば、不対(unpaired)スペクトルリソースを使用する)TDD動作を使用して、双方向通信を送信し得る。FDDのためのフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ1)とTDDのためのフレーム構造(たとえば、フレーム構造タイプ2)とが定義され得る。DL送信および/またはUL送信は、認可無線周波数スペクトル帯域、無認可無線周波数スペクトル帯域、またはその両方を使用して行われ得る。
[0089]ワイヤレス通信システム100のいくつかの例では、基地局105および/またはUE115は、基地局105とUE115との間の通信品質と信頼性とを改善するために、アンテナダイバーシティ方式を採用するために複数のアンテナを含み得る。追加または代替として、基地局105および/またはUE115は、同じまたは異なるコード化データを搬送する複数の空間レイヤを送信するのにマルチパス環境を利用することができる多入力多出力(MIMO)技法を利用してよい。
[0090]ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、マルチキャリア動作と呼ばれることがある機能をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書では互換的に使用されることがある。UE115は、マルチキャリア動作のための、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。マルチキャリア動作は、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方を用い得る。コンポーネントキャリアは、認可無線周波数スペクトル帯域、無認可無線周波数スペクトル帯域、または認可および無認可無線周波数スペクトル帯域の組合せを使用し得る。
[0091]ワイヤレス通信システム100のいくつかの例では、無認可無線周波数スペクトル帯域は、異なるシナリオにおいて展開され得る。展開シナリオは、認可無線周波数スペクトル帯域におけるダウンリンク通信が無認可無線周波数スペクトル帯域にオフロードされ得る補助ダウンリンク(SDL)モード、ダウンリンク通信とアップリンク通信の両方が認可無線周波数スペクトル帯域から無認可無線周波数スペクトル帯域にオフロードされ得るキャリアアグリゲーション(CA)モード、ならびに/または、基地局105とUE115との間のダウンリンク通信およびアップリンク通信が無認可無線周波数スペクトル帯域において行われ得るスタンドアロン(SA)モードを含み得る。基地局105ならびにUE115は、いくつかの例では、これらまたは同様の動作モードのうちの1つまたは複数をサポートすることができる。
[0092]認可無線周波数スペクトル帯域を使用するセルラーネットワークにおけるデータトラフィックの増加とともに、少なくとも一部のデータトラフィックを無認可無線周波数スペクトル帯域にオフロードすることは、セルラー事業者(たとえば、PLMN(public land mobile network)、および/またはLTE/LTE−Aネットワークなどのセルラーネットワークを定義する基地局の調整されたセットの事業者)に、データ送信容量を拡大する機会を提供することができる。無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスし、無認可無線周波数スペクトル帯域を介して通信する前に、送信装置は、いくつかの例では、無認可無線周波数スペクトル帯域にアクセスするために、LBT手順を実行し得る。そのようなLBT手順は、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、クリアチャネル評価(CCA:clear channel assessment)手順を実行することを含む場合がある。いくつかの例では、複数のN CCA手順を備える拡張CCA(eCCA:extended CCA)手順が実行され得る。チャネルが利用可能であると決定されると、送信装置は、利用可能チャネルを含むキャリアを介して通信することができる。送信装置は、チャネル使用ビーコン信号(CUBS:channel usage beacon signal)をブロードキャストすることもできる。CUBSは、利用可能チャネルの使用を、他のUE115および/または基地局105に対して示し得る。CUBSは、アップリンク通信(U−CUBS)のため、またはダウンリンク通信(D−CUBS)のための利用可能チャネルの使用を示し得る。
[0093]送信機会は、無線フレーム、無線フレームのサブセット、またはそれらのどの組合せも含み得る。同様に、無線フレームは、本明細書において、送信機会を表すのに使われ得る。TDD無線フレームは、ダウンリンクサブフレームと、アップリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームSと、第2の特殊サブフレームS’とを含み得る。ダウンリンクサブフレームは、ダウンリンク通信を含み得る。アップリンクサブフレームは、アップリンク通信を含み得る。特殊サブフレーム(SおよびS’)は、制御および/またはシグナリング通信を含み得る。たとえば、第1の特殊サブフレームSはD−CUBSを運ぶことができ、第2の特殊サブフレームS’はU−CUBSを運ぶことができる。特殊サブフレーム(SおよびS’)は、制御および/またはシグナリング通信に加え、アップリンクまたはダウンリンク通信も含み得る。たとえば、第1の特殊サブフレームSはアップリンク通信を含むことができ、第2の特殊サブフレームS’はダウンリンク通信を含むことができる。
[0094]UE115は、基地局105からフレームフォーマットインジケータを受信し得る。フレームフォーマットインジケータは、現在の無線フレームに適用可能であり得るダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、および特殊サブフレームのフォーマットをUE115に示すTDD構成インジケータを含み得る。TDD構成インジケータは、無線フレームごとに変わり得る。現在の無線フレーム用に利用可能なTDD構成インジケータの数は、CCA手順が完了されるときに少なくとも部分的に基づき得る。CCA手順が無線フレーム中でより後で完了された場合、より少ない数のTDD構成インジケータが、無線フレーム用に利用可能であり得る。
[0095]図2は、本開示の様々な態様による、無線フレームに適用可能であり得るTDD構成215−a〜215−hの例を示すテーブル200を示す。TDD構成215−a〜215−hの各々は、4ビットコード210によって表され得る。4ビットコード210は、番号0〜7を示すための3ビットワード、それに加えた、パリティのための1つの追加ビットに基づき得る。番号0〜7は、TDD構成215−a〜215−hの各々に対応し得る。TDD構成215−a〜215−hは、無線フレームのどのサブフレーム205−a〜205−jが、ダウンリンクサブフレーム(テーブル200において「D」と示される)、アップリンクサブフレーム(テーブル200において「U」と示される)、または特殊サブフレーム(テーブル200において「S」および「S’」と示される)として構成され得るかを指示し得る。パリティのための追加ビットは、3ビットワードのパリティチェックに基づき得る。a0、a1およびa2が、3ビットワードの3ビットである場合、パリティチェックは、xor(a0,a1)と、xor(a0,a2)と、xor(a1,a2)と、xor(a0,a1,a2)とを含み得る。ときには、無線フレームは送信機会を表し得る。
[0096]たとえば、TDD構成215−cは、ビット「0101」を有する4ビットコード210に対応し得る。TDD構成215−cのサブフレーム205−a〜205−cはダウンリンクサブフレーム「D」であり、サブフレーム205−dは特殊サブフレーム「S」であり、サブフレーム205−e〜205−iはアップリンクサブフレーム「U」であり、サブフレーム205−jは特殊サブフレーム「S’」であり得る。特殊サブフレームSは、アップリンクサブフレームUに先立って構成され得る。特殊サブフレームSは、U−CUBSを含むことができ、追加ダウンリンク通信も含むことができる。特殊サブフレームS’は、新たな無線フレームに先立って構成され得る。特殊サブフレームS’は、D−CUBSを含むことができ、追加アップリンク通信も含むことができる。TDD構成215−a〜215−hの各々は、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームDと、1つの特殊サブフレームS’とを含み得る。TDD構成215−a〜215−hは、S’D[D...D]SU[U...U]の正準(canonical)パターンに従い得る。
[0097]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、アップリンクサブフレームUをもたないキャリアアグリゲーションモードにおいて、付加ダウンリンク(SDL)構成215−hをサポートし得る。SDL構成215−hは、8つのダウンリンクサブフレームDと、1つの特殊サブフレームS’とを含み得る。
[0098]利用可能TDD構成の数は、基地局によって実行されるeCCA手順に少なくとも部分的に基づき得る。利用可能TDD構成の数は、さらに、UEが、第1のダウンリンクサブフレームの前にD−CUBSを検出し復号するのにかかる時間に少なくとも一部基づき、また、UEが、第1のアップリンクサブフレームに先立ってチャネルを復号するのにかかる時間による。
[0099]フレームフォーマットインジケータ用の利用可能TDD構成の数は、基地局がeCCA手順を完了したときに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例では、利用可能TDD構成は、eCCA手順が完了された少なくとも4サブフレーム後に、アップリンクサブフレームを構成することができる。たとえば、基地局が、サブフレーム5の間にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、サブフレーム5の4サブフレーム後のアップリンクサブフレームをもつTDD構成(たとえば、TDD構成6 215−g)を指示し得る。アップリンクサブフレームがより早く構成された場合、UEには、アップリンクサブフレーム用のデータを構成するのに十分な時間がないことがある。したがって、1つのTDD構成(たとえば、TDD構成6 215−g)がUEへシグナリングされ得る。別の例として、基地局がサブフレーム4中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成5または6(215−fまたは215−g)を指示し得る。基地局がサブフレーム3中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成4、5または6(215−e、215−fまたは215−g)を指示し得る。基地局がサブフレーム2中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成3〜6(215−d〜215−g)のうちの1つを指示し得る。基地局がサブフレーム1中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成2〜6(215−c〜215−g)のうちの1つを指示し得る。基地局がサブフレーム0中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成1〜6(215−b〜215−g)のうちの1つを指示し得る。eCCA手順が、前の無線フレームのサブフレーム9中に完了された場合、TDD構成0〜6(215−a〜215−h)のうちの任意のものが、フレームフォーマットインジケータによって指示され得る。SDL構成215−hは、基地局のeCCA手順に依存しなくてよい。
[0100]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成の変化により、現在の無線フレーム中に基地局によって送信される場合がある。無線フレーム中のTDD構成の変化は、上述したような、eCCA手順が完了されたタイミングによるものではない場合がある。
[0101]いくつかの例では、UEは、アップリンク2次コンポーネントキャリア(U−SCC)上でのアップリンク送信を自己スケジュールすることができる。アップリンク自己スケジューリングを用いて、UEは、対応する自己スケジュールされたアップリンクサブフレームより4サブフレーム以上前に、アップリンクグラントを受信することができる。アップリンク自己スケジューリングを用いると、利用可能TDD構成は、UEがアップリンクグラントに応答するためのギャップ時間に少なくとも部分的に基づき得、アップリンクグラントのための、UEにおける処理時間にも少なくとも部分的に基づき得る。自己スケジュールされたアップリンクのためのアップリンクグラントは、現在の送信機会または無線フレームの、1つのアップリンクサブフレームU用であっても、複数の連続するアップリンクサブフレームU用であってもよい。アップリンクグラントは、アップリンクグラントが送信された現在の無線フレームの後に満了し得る。
[0102]UEがアップリンク送信を自己スケジュールした場合、利用可能TDD構成は、UEがアップリンク送信を自己スケジュールするための追加時間に少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例では、自己スケジューリングUE用のTDD構成は、基地局のeCCA手順が完了されてから4サブフレームよりも後にアップリンクサブフレームを構成し得る。アップリンクサブフレームがより早く構成された場合、自己スケジューリングUEには、アップリンクサブフレーム用のデータを構成するのに十分な時間がないことがある。たとえば、基地局がサブフレーム4中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成6(215−g)を指示し得る。他のTDD構成のうちの1つが指示された場合、UEには、アップリンクサブフレームを構成する時間がないことがある。別の例として、基地局がサブフレーム3中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成5または6(215−fまたは215−g)を指示し得る。基地局がサブフレーム2中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成4、5または6(215−e、215−fまたは215−g)を指示し得る。基地局がサブフレーム1中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成3〜6(215−d〜215−g)のうちの1つを指示し得る。基地局がサブフレーム0中にeCCA手順を完了した場合、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成2〜6(215−c〜215−g)のうちの1つを指示し得る。ある例では、TDD構成0および1(215−aおよび215−b)は、自己スケジューリングUEがアップリンクサブフレーム用のデータを構成する時間をもつ前に、アップリンクサブフレームが発生するべきであることを示し得る。したがって、TDD構成0および1(215−aおよび215−b)は、UEがアップリンク送信を自己スケジューリングしているかどうかに少なくとも部分的に基づき得る。
[0103]いくつかの例では、UEは、U−SCC用に、1次コンポーネントキャリア(PCC)からクロスキャリアアップリンクグラントを受信し得る。各クロスキャリアアップリンクグラントは、1つのアップリンクサブフレームUについてであり得る。クロスキャリアアップリンクグラントは、クロスキャリアアップリンクグラントが受信されてから4サブフレーム後であるアップリンクサブフレームUに対応し得る。したがって、クロスキャリアアップリンクグラントをもつ利用可能TDD構成は、自己スケジュールされたアップリンクをもつ利用可能TDD構成と同じであり得る。クロスキャリアアップリンクグラントの4サブフレーム後のサブフレームがアップリンクサブフレームUとして構成されていない場合、クロスキャリアアップリンクグラントは無効になり得る。
[0104]図1の基地局105などの基地局は、UEにフレームフォーマットインジケータを送信し得る。フレームフォーマットインジケータは、物理フレームフォーマットインジケータ、物理フレームフォーマットインジケータチャネル、TDDフォーマットインジケータチャネル、拡大TDDフォーマットインジケータチャネルなどとも呼ばれ得る。フレームフォーマットインジケータは、TDD構成215−a〜215−hのうちのどれが無線フレーム、または送信機会に適用可能であり得るかを指示するコードワードを含み得る。コードワードは、適用可能TDD構成に対応するコード210の繰り返し(repetition)であり得る。たとえば、対応するコード210の4つの繰り返しをもつ、TDD構成215−e用のコードワードは、「1001100110011001」であり得る。いくつかの例では、コードワードは、対応するコード210の12個の繰り返しを含み得る。いくつかの例では、コードワードは、フレームフォーマットインジケータを含むビットストリームの長さを調節するために、巡回的に拡張され得る。フレームフォーマットインジケータを含むビットストリームの長さを調節すると、ビットストリームは、他のビットストリームのレートに合致するようになり得る。
[0105]場合によっては、コード210、またはコードワードは、異なる符号化または復号方式に基づき得る。たとえば、6ビットのリードマラーコードが使われ得る。具体的には、(32,O)コーディング方式が実装され、ここで、出力は少なくとも32ビットであり、Oは符号化または入力ビットの数である。場合によっては、Oは11以下であってよい。コード210、またはコードワードは、数回繰り返されてよい。場合によっては、コード210、またはコードワードは、アップリンク送信のために、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と同様にコーディングされ得る。コード210、またはコードワードは、当技術分野において知られているどのコーディング方式を使って符号化または復号されてもよいことに留意されたい。
[0106]いくつかの例では、コードは、現在の送信機会用の特殊サブフレームSに先立って発生するダウンリンクサブフレームの数Dを指示し得る。UEは次いで、最終サブフレームまで(たとえば、サブフレーム9まで)、特殊サブフレームSの後に来る、現在の送信機会のすべてのサブフレームをアップリンクサブフレームUとして構成し得る。最終サブフレーム(たとえば、サブフレーム9)は、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルへのアクセスを得るためのLBT手順を実行するために、特殊サブフレームS’として構成され得る。たとえば、「000」というコードは、特殊サブフレームSの前の1つのダウンリンクサブフレームDを指示し得る。「001」というコードは、特殊サブフレームSの前の2つのダウンリンクサブフレームDを指示し得る。「110」というコードは、特殊サブフレームSの前の7つのダウンリンクサブフレームDを指示し得る。そして、「110」というコードは、8つのダウンリンクサブフレームDを有するとともに特殊サブフレームSをもたないSDL構成を指示し得る。いくつかの例では、4ビットコードを生じるように、パリティビットがコードに追加され得る。
[0107]コードワードは非線形であり得る。任意の2つのコードワードの間の距離は2*N以上であってよく、ここで、Nは、各コードワード用に使われるコード210の繰り返しの数である。任意のコードワードの間の最小距離は、少なくとも2であり得る。一例として、N=8つの繰り返しの場合、任意の2つのコードワードの間の距離は16であり得る。N=12個の繰り返しの場合、任意の2つのコードワードの間の距離は24であり得る。コード210の繰り返しは、コードワードのビットシーケンスを生成し得る。N=12個の繰り返しの場合、ビットシーケンスは、b(0),b(1),...,b(47)と記され得る。
[0108]図1の基地局105などの基地局は、ビットb(0),b(1),...,b(47)からなるブロックをセル固有シーケンスでスクランブルし得、その結果、b’(i)=(b(i)+c(i))mod2に従って、スクランブルされたビットのブロックが生じ、ここで、c(i)はセル固有シーケンスに対応する。セル固有シーケンス用のシーケンスジェネレータは、初期化コード、初期化され得る。ビットb(0),(b1),...,b(47)のブロックはまた、PLMN IDに基づいてスクランブルされ得る。
[0109]スクランブルされたビットb’(0),b’(1),...,b’(47)のブロックは、4位相シフトキーイング(QPSK)変調を使って変調されてよく、その結果、複素数値変調シンボルd(0),d(1),...,d(23)のブロックが生じる。変調されたシンボルは、2つのポート空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップされ得る。2つのポートは、基地局の第1および第2のアンテナポートに対応し得る。第1および第2のアンテナポートは、CUBS送信にも使われ得る。SFBC符号化の出力は、ベクトルy(i)=[y(0)(i),y(1)(i)]のブロックであり得、i=0,1,2,3,...,23である。
[0110]図3Aは、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルのリソースブロック(RB)305−a〜305−mの例300−aを示す。いくつかの例では、チャネルは、20MHzの帯域幅を有してよく、RBの数NRB(たとえば、NRB=100)を含み得る。各RB305−a〜305−mは、2つの拡大リソース要素グループ(eREG)を含み得る。たとえば、RB305−bは、eREG2 310−aとeREG3 310−bとを含み得る。各eREGのインデックスは、RBのインデックスに関連付けられ得る。たとえば、RB mに関連付けられたeREGインデックスのセットは2mおよび2m+1であり、ここでm=0,1,2,...,NRB−1である。各eREGは、6つのトーンに分割され得る。たとえば、eREG2 310−aは、トーン315−a〜315−fに分割され得る。
[0111]CUBSは、eREGの6つのトーンのうちの2つを占有し得る。たとえば、eREG2 310−aのトーン0 315−aおよびトーン3 315−dが、CUBSによって占有され得る。図1のUE115などのUEは、第1のDLサブフレームの前に、最終OFDMシンボルの1つのRB中でCUBSを受信することを期待し得る。CUBSは、(基準信号と同様に)チャネル条件を推定するのに使われ得る。どの2つのトーンがCUBSによって占有されるかの選択は、セル識別(ID)および/またはPLMN(public land mobile network)IDに応じ得る。
[0112]CUBSによって占有されるeREGの残りのトーンのうちの1つまたは複数は、フレームフォーマットインジケータに利用可能であり得る。たとえば、eREG2 310−aのトーン1 315−b、トーン2 315−c、トーン4 315−eおよび/またはトーン5 315−fが、フレームフォーマットインジケータに利用可能であり得る。eREGにマップされたフレームフォーマットインジケータは、eREGを占有するCUBSと同じ電力ブースト(boost)値を有し得、βFFI=βCUBSによって記される。
[0113]2つのポートSFBCシンボル([y(0)(i),y(1)(i)])にマップされた、変調されたシンボルは、eREGにマップされる前に、βFFIで乗算され得る。eREGへのマッピングは、4つ組み(quadruplets)の複素数値シンボルの観点から定義され得、zp(i)=βFFI{yp(4i),yp(4i+1),yp(4i+2),yp(4i+3)}、i=0,1,2,3,4,5と表され、ここで、シンボルの1つのクアドルプレット(quadruplet)はアンテナポートpに対応する。eREGにマップされた第iのクアドルプレットは、
と表され得る。
[0114]図3Bは、本開示の様々な態様による、フレームフォーマットインジケータを運ぶためのトーンの例300−bを示す。トーン315−a〜315−fは、(図3Aに示した)eREG2のトーンであり得る。トーン320−a〜320−fは、(図3Aに示した)eREG3のトーンであり得る。CUBSは、eREGの6つのトーンのうちの2つを占有し得る。たとえば、eREG2のトーン0 315−aおよびトーン3 315−d、ならびにeREG3のトーン0 320−aおよびトーン3 320−dが、CUBSによって占有され得る。CUBSを運ぶeREGの残りのトーンは、フレームフォーマットインジケータを運ぶことができる。たとえば、eREG2フレームフォーマットインジケータ325−aは、eREG2のトーン1 315−b、トーン2 315−c、トーン4 315−e、および/またはトーン5 315−fによって運ばれ得る。eREG3フレームフォーマットインジケータ325−bは、eREG3のトーン1 320−b、トーン2 320−c、トーン4 320−e、および/またはトーン5 320−fによって運ばれ得る。
[0115]図4は、本開示の様々な態様による、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルのリソースブロック(RB)4050〜40599の別の例400を示す。いくつかの例では、チャネルは、20MHzの帯域幅を有し得る(たとえば、NRB=100)。いくつかの例では、100個のRB4050〜40599のサブセット(NRB,FFI)が、フレームフォーマットインジケータ用に利用可能であり得る。たとえば、96個のRBがフレームフォーマットインジケータ用に利用可能であってよく、4つのRBは除かれてよい(NRB,FFI=96)。フレームフォーマットインジケータ用の96個のRBの可用性は、RBへのフレームフォーマットインジケータのマッピングを簡略化することができ、(たとえば、96が6の倍数であることにより)復号パフォーマンスを向上させ得る。他の基地局(たとえば、図1の基地局105)からの追加フレームフォーマットインジケータは、96個のRBのうちの1つまたは複数に多重化され得る。
[0116]フレームフォーマットインジケータ向けの可用性から除かれ得るRBは、RB0 4050とRB99 40599とを含み得る。RB0 4050およびRB99 40599は、チャネルのスペクトルのエッジにある場合があり、劣化したチャネル推定を受け得る。RB49 40549およびRB50 40550も、フレームフォーマットインジケータ向けの可用性から除かれ得る。RB49 40549およびRB50 40550は、直流(DC)搬送周波数に隣接し得、このことば、それらのRB向けのチャネル補間に影響を与え得る。フレームフォーマットインジケータ用に利用可能な残りのRBのeREGは、{0,1,2,3,...,2NRB,FFI−1}とインデックス付けられ得る。たとえば、NRB,FFI=96である場合、フレームフォーマットインジケータ用に利用可能なeREGのセットは、インデックス{0,1,2,3,...,191}を有し得る。
[0117]図5Aは、本開示の様々な態様による無線フレームの例500−aを示す。無線フレームは送信機会を表し得る。無線フレームは、サブフレーム0〜サブフレーム9を含み得る。いくつかの例では、前の無線フレームのサブフレーム9は、第1のダウンリンク特殊サブフレーム505−aであり得る。第1のダウンリンク特殊サブフレーム505−aは、D−CUBSを含み得る。第1のダウンリンク特殊サブフレーム505−aは、第1のフレームフォーマットインジケータ510−aも含み得る。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、D−CUBSを運ぶあらゆるOFDMシンボル中で送信され得る。フラクショナルD−CUBSがその中で送信されるOFDMシンボルは、フレームフォーマットインジケータを含まない場合がある。第1のフレームフォーマットインジケータ510−aは、サブフレーム0の開始前の、現在の無線フレーム用のTDD構成を指示し得る。たとえば、第1のフレームフォーマットインジケータ510−aは、6つのダウンリンクサブフレーム515−a〜515−fと、2つのアップリンクサブフレーム525−aおよび525−b(すなわち、図2のTDD構成5)と、を含むTDD構成を指示し得る。アップリンク特殊サブフレーム520は、アップリンクサブフレーム525−aおよび525−bに先立って構成され得る。アップリンク特殊サブフレーム520は、U−CUBSを含むことができ、追加ダウンリンク通信も含み得る。アップリンクサブフレーム525−aおよび525−bの後で、第2のダウンリンク特殊サブフレーム505−bが、現在の無線フレームのサブフレーム9用に構成され得る。第2のダウンリンクサブフレーム505−bは、第2のフレームフォーマットインジケータ510−bを含むことができ、追加アップリンク通信も含み得る。第2のフレームフォーマットインジケータは、次の無線フレーム用のTDD構成を指示し得る。
[0118]いくつかの例では、ダウンリンクサブフレームのスタート前のサブフレームの最終OFDMシンボル中に、フレームフォーマットインジケータが存在し得る。たとえば、サブフレーム0および1(515−aおよび515−b)におけるダウンリンク通信に続いて、サブフレーム2および3(515−cおよび515−d)がアイドルである場合、第1のフレームフォーマットインジケータ510−aは、ダウンリンク通信がサブフレーム4(515−e)において再開する前に、サブフレーム3(515−d)中に存在し得る。サブフレーム3(515−d)中の第1のフレームフォーマットインジケータ510−aは、前の無線フレームのサブフレーム9(505−a)中の第1のフレームフォーマットインジケータ510−aと同じTDD構成を指示し得る。
[0119]場合によっては、フレームフォーマットインジケータは、サブフレーム、部分サブフレーム、またはブランクサブフレーム用のTDD構成を指示し得る。同様に、フレームフォーマットインジケータは、無線フレーム、サブフレーム、ブランクサブフレーム、および部分サブフレームの任意の組合せなど、送信機会用のTDD構成を、たとえば同時に指示し得る。フレームフォーマットインジケータは、フレームフォーマットインジケータに付加された追加ビットを通して、追加サブフレーム、ブランクサブフレーム、または部分サブフレーム用のTDD構成を指示し得る。場合によっては、複数の無線フレーム、サブフレーム、ブランクサブフレーム、または部分サブフレーム用のTDD構成を指示するフレームフォーマットインジケータは、フレームフォーマットインジケータを符号化する前のフレームフォーマットインジケータの一部として追加ビットを含み得る。いくつかの例では、無線フレームは、たとえばスケジューリングやフォーマッティングのために、無線フレームの前の部分サブフレーム、またはその後の部分サブフレームを有することができ、これは、無線フレームが、データなどのアップリンクおよびダウンリンク送信に使われることを可能にし得る。場合によっては、ブランクサブフレームが、たとえばタイミング目的で使われ得る。たとえば、2つのキャリアが、周波数では接近しているが、ダウンリンク上で送信するべき異なる量のデータを有する場合、例えば、当該2つのキャリアが周波数において十分に接近しており、当該2つのキャリアがアップリンクおよびダウンリンクのために同時には使うことができない場合には、より少ないデータをもつキャリアにブランクサブフレームが追加または付加され、したがって、アップリンクは、両方のキャリアについて同時にスタートすることができる。
[0120]フレームフォーマットインジケータは、サブフレームのサイズまたは長さに基づいてTDD構成を指示し得る。たとえば、部分サブフレームのためのTDD構成を指示するフレームフォーマットインジケータが、1msまたは3msなどの小さいフレームフォーマットのために使われ得る。場合によっては、5msまたは6msなどの閾値まで、部分サブフレームが、小さいフレームフォーマットのために使用され得、その後、フルサブフレームが使われ得る。いくつかの例では、フレームフォーマットが閾値を超える場合、部分サブフレームは使用され得ない。
[0121]いくつかの例では、UEは、現在の無線フレーム中に受信されたフレームフォーマットインジケータ510が無効であると決定し得る。UEは、フレームフォーマットインジケータ510が、フレームフォーマットインジケータ510が受信された時点で利用可能でないTDD構成を指示する場合、フレームフォーマットインジケータ510が無効であると決定し得る。たとえば、フレームフォーマットインジケータ510が、サブフレーム3(515−d)中に受信され、アップリンクサブフレームとしてサブフレーム4(515−e)を有するTDD構成を指示する場合、UEは、フレームフォーマットインジケータ510が無効であると決定してよい。
[0122]図5Bは、本開示の様々な態様による無線フレームの別の例500−bを示す。無線フレームは送信機会を表し得る。無線フレームは、サブフレーム0〜サブフレーム9を含み得る。図5Bの無線フレームは、図5Aの無線フレームと同じTDD構成を有し得るが、最初の4つのダウンリンクサブフレーム515−a〜515−dは、干渉530により、CCA手順をクリアし得ない。したがって、干渉530がおさまり、クリアCCA手順が検出されるサブフレーム3(515−d)まで、第1のフレームフォーマットインジケータ510−aは存在することができない。第1のフレームフォーマットインジケータ510−aは、現在の無線フレームの中間において受信され得るが、第1のフレームフォーマットインジケータ510−aは依然として、現在の無線フレーム用のTDD構成を指示し得る。たとえば、図5Aでのように、第1のフレームフォーマットインジケータ510−aは、6つのダウンリンクサブフレーム515−a〜515−fと、2つのアップリンクサブフレーム525−aおよび525−b(すなわち、図2のTDD構成5)とを含むTDD構成を指示し得る。最初の4つのダウンリンクサブフレーム515−a〜515−dは、クリアCCA手順の検出の前に発生したので、考慮され得ない。フレームフォーマットインジケータが、無線フレームの中間において受信された場合、図1のUE115などのUEは、フレームフォーマットインジケータの前に発生したどのサブフレームも、CCA手順をクリアしなかったダウンリンクサブフレームであったとみなし得る。図5Bの残りのサブフレーム4〜9は、図5Aのサブフレーム4〜9と同じに構成され得る。アップリンク特殊サブフレーム520は、アップリンクサブフレーム525−aおよび525−bの前に構成され得る。アップリンク特殊サブフレーム520は、U−CUBSを含むことができ、追加ダウンリンク通信も含み得る。アップリンクサブフレーム525−aおよび525−bの後で、第2のダウンリンク特殊サブフレーム505−bが、現在の無線フレームのサブフレーム9用に構成され得る。第2のダウンリンクサブフレーム505−bは、第2のフレームフォーマットインジケータ510−bを含み得、追加アップリンク通信も含み得る。第2のフレームフォーマットインジケータは、次の無線フレーム用のTDD構成を指示し得る。
[0123]図6は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのUE615のブロック図600を示す。いくつかの例では、UE615は、図1を参照しながら説明したUE115の態様の例であり得る。UE615はプロセッサでもあり得る。UE615は、UE受信機コンポーネント610、UEフレームフォーマットインジケータコンポーネント620、および/またはUE送信機コンポーネント630を含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信し得る。
[0124]UE615のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実施するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。代替として、機能は、1つまたは複数の集積回路上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用される場合がある。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ内で具現化された命令を用いて実装され得る。
[0125]いくつかの例では、UE受信機コンポーネント610は、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域がいくつかの用途のために1人もしくは複数のユーザ(たとえば、LTE/LTE−Aユーザ)に認可されているので、装置がアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/または無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が無認可の用途(たとえば、無認可無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi(登録商標)用途および/もしくはLTE/LTE−A用途)のために少なくとも一部利用可能であるので、装置がアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域は、たとえば、図1〜図5を参照して説明されたように、無線フレームおよび/またはフレームフォーマットインジケータの通信のために使用され得る。UE受信機コンポーネント610は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域とのための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント612、および無認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための無認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント614の形態をとり得る。UE受信機コンポーネント610はまた、他の無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための、および/または他の無線アクセス技術(たとえば、Wi−Fi)を介して通信するための受信機コンポーネントを含み得る。認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント612および/または無認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント614を含むUE受信機コンポーネント610は、図1に関して説明したワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して確立され得る。
[0126]いくつかの例では、UE送信機コンポーネント630は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。UE送信機コンポーネント630は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域とのための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント632、および無認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための無認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント634の形態をとり得る。認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント632および/または無認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント634を含むUE送信機コンポーネント630は、図1に関して説明したワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して確立され得る。
[0127]いくつかの例では、UEフレームフォーマットインジケータコンポーネント620は、基地局からフレームフォーマットインジケータを受信し得る。UEフレームフォーマットインジケータコンポーネント620は、基地局からのRBのeREG中でフレームフォーマットインジケータを受信し得る。eREGを含むRBは、システム帯域幅のエッジと、システム帯域幅の直流(DC)キャリアとの間にあり得る。フレームフォーマットインジケータは、eREGに対応するOFDMシンボル中で受信され得る。OFDMシンボルは、現在の無線フレームのダウンリンクサブフレームの前に受信され得る。ODFMシンボルは、CUBSを運ぶことができる。UEフレームフォーマットインジケータコンポーネント620は、現在の無線フレームの第1のダウンリンクサブフレームの終了前に、受信フレームフォーマットインジケータを復号することができる。フレームフォーマットインジケータを復号することは、コードワードを取得するために、フレームフォーマットインジケータを復調し、スクランブル解除することを含み得る。コードワードはTDD構成に関連付けられ得る。
[0128]いくつかの例では、UEフレームフォーマットインジケータコンポーネント620は、UE TDD構成コンポーネント635を含み得る。UE TDD構成コンポーネント635は、コードワードに基づいて、現在のサブフレーム用のTDD構成を決定し得る。コードワードはコードの繰り返しを含むことができ、コードは、UE TDD構成コンポーネント635に対してTDD構成を指示し得る。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示し得る。UE TDD構成コンポーネント635は、その数に基づいて、現在のサブフレーム用のTDD構成を決定し得る。
[0129]いくつかの例では、UEフレームフォーマットインジケータコンポーネント620は、現在の無線フレームのサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを受信し得る。UE TDD構成コンポーネント635は、どのサブフレームで第2のフレームフォーマットインジケータが受信されるかに少なくとも一部基づいて、第2のフレームフォーマットインジケータを無効にすることができる。
[0130]いくつかの例では、UE TDD構成コンポーネント635は、TDD構成が、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを含むと決定し得る。UE TDD構成コンポーネント635は、クロスキャリアグラントが、スケジュールされたアップリンクサブフレームの少なくとも4サブフレーム前に発生している場合、アップリンクサブフレームを構成することができる。いくつかの例では、UE TDD構成コンポーネント635は、TDD構成が、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを含むと決定し得る。UE TDD構成コンポーネント635は、自己スケジュールされたアップリンクグラントが、自己スケジュールされたアップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に発生している場合、アップリンクサブフレームを構成することができる。
[0131]図7は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのシステム700を示す。システム700はまた、図1のUE115の一例であり得るUE715を含み得る。UE715は、図6のUE615の1つまたは複数の態様の例でもあり得る。
[0132]UE715は、通信を送信するためのコンポーネントと通信を受信するためのコンポーネントとを含む、双方向音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。UE715は、各々が(たとえば、1つまたは複数のバス745を介して)直接または間接的に互いに通信することができる、UEアンテナ740と、UEトランシーバコンポーネント735と、UEプロセッサコンポーネント705と、(ソフトウェアコード750を含む)UEメモリコンポーネント710とを含み得る。UEトランシーバコンポーネント735は、上記で説明したように、UEアンテナ740、および/または1つもしくは複数のワイヤードもしくはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信するように構成され得る。たとえば、UEトランシーバコンポーネント735は、図1を参照すると、基地局105と双方向に通信するように構成され得る。UEトランシーバコンポーネント735は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにUEアンテナ740に与え、UEアンテナ740から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。UE715は単一のアンテナ740を含み得るが、UE715は、複数のワイヤレス送信を同時に送信および/または受信することが可能な複数のアンテナ740を有し得る。UEトランシーバコンポーネント735は、複数のコンポーネントキャリアを介して1つまたは複数の基地局105と同時に通信することが可能であり得る。UE715は、図6のUE615のUEフレームフォーマットインジケータコンポーネント620について上述した機能を実施することができるUEフレームフォーマットインジケータコンポーネント720も含み得る。
[0133]UEメモリコンポーネント710は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読み出し専用メモリ(ROM)を含み得る。UEメモリコンポーネント710は、実行されると、UEプロセッサコンポーネント705に、本明細書で説明する様々な機能を実施させる(たとえば、フレームフォーマットインジケータからTDD構成を決定させる、など)ように構成された命令を含む、コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード750を記憶し得る。代替的に、コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード750は、UEプロセッサコンポーネント705によって直接的に実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させるように構成され得る。UEプロセッサコンポーネント705は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)などを含み得る。
[0134]図8は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局805のブロック図800を示す。いくつかの例では、基地局805は、図1を参照しながら説明した基地局105の態様の例であり得る。基地局805はプロセッサでもあり得る。基地局805は、基地局受信機コンポーネント810、基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820、および/または基地局送信機コンポーネント830を含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信し得る。
[0135]基地局805のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア内の適用可能な機能の一部またはすべてを実施するように適合された、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使って実装され得る。代替として、機能は、1つまたは複数の集積回路上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用される場合がある。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ内で具現化された命令を用いて実装され得る。
[0136]いくつかの例では、基地局受信機コンポーネント810は、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域がいくつかの用途のために1または複数のユーザ(たとえば、LTE/LTE−Aユーザ)に認可されているので、装置がアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/または無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が無認可の用途(たとえば、無認可無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途および/もしくはLTE/LTE−A用途)のために少なくとも一部利用可能であるので、装置がアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域は、たとえば、図1〜図5を参照して説明されたように、無線フレームおよび/またはフレームフォーマットインジケータの通信のために使用され得る。基地局受信機コンポーネント810は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域とのための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント812、および無認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための無認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント814の形態をとり得る。基地局受信機コンポーネント810はまた、他の無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための、および/または他の無線アクセス技術(たとえば、Wi−Fi)を介して通信するための受信機コンポーネントを含み得る。認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント812および/または無認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント814を含む基地局受信機コンポーネント810は、図1に関して説明したワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して確立され得る。
[0137]いくつかの例では、基地局送信機コンポーネント830は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。基地局送信機コンポーネント830は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域とのための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント832、および無認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための無認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント834の形態をとり得る。認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント832および/または無認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント834を含む基地局送信機コンポーネント830は、図1に関して説明したワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して確立され得る。
[0138]いくつかの例では、基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820は、UEにフレームフォーマットインジケータを送信し得る。いくつかの例では、基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820はまた、TDD構成コンポーネント835と符号化コンポーネント840とを含み得る。
[0139]いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを含み得る。符号化コンポーネント840は、基地局805に関連付けられたシーケンスでコードワードをスクランブルすることができる。代替的または追加的に、シーケンスは、PLMN(public land mobile network)識別に関連付けられ得る。符号化コンポーネント840は、次いで、スクランブルされたコードワードを、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調し得る。いくつかの例では、符号化コンポーネント840は、コードワードを、基地局805の2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップし得る。いくつかの例では、2つのアンテナポートは、チャネル使用ビーコン信号(CUBS)送信用のアンテナポートに対応し得る。いくつかの例では、符号化コンポーネント840は、SFBCシンボルを、RBの拡大リソース要素グループ(eREG)にマップすることができる。
[0140]フレームフォーマットインジケータで構成されたRBは、システム帯域幅のエッジと、システム帯域幅の直流(DC)キャリアとの間にあり得る。いくつかの例では、符号化コンポーネント840は、フレームフォーマットインジケータを、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化することができる。
[0141]いくつかの例では、基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820は、無線フレームのダウンリンクサブフレームの前に、フレームフォーマットインジケータを直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中で送信し得る。いくつかの例では、OFDMシンボルはチャネル使用ビーコン信号(CUBS)を運ぶこともできる。
[0142]いくつかの例では、TDD構成コンポーネント835は、現在の無線フレーム用のTDD構成を決定することができる。TDD構成は、アップリンクサブフレームと、ダウンリンクサブフレームと、特殊サブフレームとを含み得る。TDD構成コンポーネント835は、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、および特殊サブフレームの利用可能構成を決定することができる。TDD構成コンポーネント835は次いで、TDD構成を指示するためのコードを決定し得る。いくつかの例では、コードは、2つの特殊サブフレームの間のダウンリンクサブフレームの数を指示し得る。TDD構成コンポーネント835は、コードワードを生成するために、コードを繰り返し得る。TDD構成コンポーネント835は次いで、コードワードを、フレームフォーマットインジケータ中に含めるために符号化コンポーネント840に渡す。
[0143]いくつかの例では、TDD構成コンポーネント835は、TDD構成が、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを含むと決定し得る。基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820は、対応するフレームフォーマットインジケータを、スケジュールされたアップリンクサブフレームの少なくとも4サブフレーム前に送信し得る。いくつかの例では、TDD構成コンポーネント835は、TDD構成が、UE自己スケジュールアップリンクグラントに対応する少なくとも1つのアップリンクサブフレームを含むと決定し得る。基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820は、対応するフレームフォーマットインジケータを、自己スケジュールされたアップリンクサブフレームの4サブフレームよりも前に送信し得る。
[0144]図9は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局905のブロック図900を示す。いくつかの例では、基地局905は、図1を参照して記載した基地局105、および/または図8を参照して記載した基地局805の態様の例であり得る。基地局905はプロセッサでもあり得る。基地局905は、基地局受信機コンポーネント910、基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント920、および/または基地局送信機コンポーネント930を含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信し得る。
[0145]基地局905のコンポーネントは、個別にまたは集合的に、ハードウェア内の適用可能な機能の一部またはすべてを実施するように適合された、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使って実装され得る。代替として、機能は、1つまたは複数の集積回路上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって実施され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用される場合がある。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ内で具現化された命令を用いて実装され得る。
[0146]いくつかの例では、基地局受信機コンポーネント910は、認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域がいくつかの用途のために1人または複数のユーザ(たとえば、LTE/LTE−Aユーザ)に認可されているので、装置がアクセスを求めて競合しない無線周波数スペクトル帯域)、ならびに/または無認可無線周波数スペクトル帯域(たとえば、無線周波数スペクトル帯域が無認可の用途(たとえば、無認可無線周波数スペクトル帯域におけるWi−Fi用途および/もしくはLTE/LTE−A用途)のために少なくとも一部利用可能であるので、装置がアクセスを求めて競合する必要があり得る無線周波数スペクトル帯域)を介して送信を受信するように動作可能な少なくとも1つの無線周波数(RF)受信機など、少なくとも1つのRF受信機を含み得る。いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域は、たとえば、図1〜図5を参照して説明されたように、無線フレームおよび/またはフレームフォーマットインジケータの通信のために使用され得る。基地局受信機コンポーネント910は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域とのための別個の受信機を含み得る。別個の受信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント912、および無認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための無認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント914の形態をとり得る。基地局受信機コンポーネント910はまた、他の無線周波数スペクトル帯域を介して通信するための、および/または他の無線アクセス技術(たとえば、Wi−Fi)を介して通信するための受信機コンポーネントを含み得る。認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント912および/または無認可RFスペクトル帯域受信機コンポーネント914を含む基地局受信機コンポーネント910は、図1に関して説明したワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を受信するために使用され得る。通信リンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して確立され得る。
[0147]いくつかの例では、基地局送信機コンポーネント930は、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して送信するように動作可能な少なくとも1つのRF送信機など、少なくとも1つのRF送信機を含み得る。基地局送信機コンポーネント930は、場合によっては、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域とのための別個の送信機を含み得る。別個の送信機は、いくつかの例では、認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント932、および無認可無線周波数スペクトル帯域上で通信するための無認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント934の形態をとり得る。認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント932および/または無認可RFスペクトル帯域送信機コンポーネント934を含む基地局送信機コンポーネント930は、図1に関して説明したワイヤレス通信システム100の1つまたは複数の通信リンクなど、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数の通信リンク上で様々なタイプのデータおよび/または制御信号(すなわち、送信)を送信するために使用され得る。通信リンクは、認可無線周波数スペクトル帯域および/または無認可無線周波数スペクトル帯域を介して確立され得る。
[0148]いくつかの例では、基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント920は、図8を参照して記載した基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820の1つまたは複数の態様の例であり得る。基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント920は、TDD構成コンポーネント935と符号化コンポーネント940とを含み得る。TDD構成コンポーネント935および符号化コンポーネント940は、図8を参照して記載したTDD構成コンポーネント835および符号化コンポーネント840の1つまたは複数の態様の例であり得る。
[0149]いくつかの例では、基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント920は、eCCAコンポーネント945も含み得る。eCCAコンポーネント945は、無認可無線周波数スペクトル帯域のチャネルが、アップリンクチャネルとして、それともダウンリンクチャネルとして使用するために利用可能であるか決定するためのeCCA手順を実行することができる。eCCAコンポーネント945が、eCCA手順を完了し、チャネルがダウンリンクに利用可能であると決定すると、eCCAコンポーネント945は、D−CUBSを生成し得る。TDD構成コンポーネント935は次いで、無線フレーム内でいつeCCA手順が完了されるかに少なくとも一部基づいて、利用可能TDD構成を決定し得る。決定された利用可能TDD構成は、eCCA手順が完了されてから少なくとも4サブフレーム後の第1のアップリンクサブフレームを含み得る。いくつかの例では、符号化コンポーネント940は、D−CUBSを運ぶeREGを、フレームフォーマットインジケータを運ぶようにも構成することができる。
[0150]図10は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための基地局1005(たとえば、eNBの一部または全部を形成する基地局)のブロック図1000を示す。いくつかの例では、基地局1005は、図1を参照しながら説明した基地局105のうちの1つもしくは複数の、態様、ならびに/または図8および/もしくは図9を参照しながら説明した基地局805および/もしくは905のうちの1つもしくは複数の、態様の例であり得る。基地局1005は、図1〜図9を参照して説明された基地局の特徴および機能のうちの少なくともいくつかを実装または容易にするように構成され得る。
[0151]基地局1005は、基地局プロセッサコンポーネント1010、基地局メモリコンポーネント1015、(基地局トランシーバコンポーネント1050によって表される)少なくとも1つの基地局トランシーバコンポーネント、(基地局アンテナ1055によって表される)少なくとも1つの基地局アンテナ、および/または基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント1020を含み得る。基地局1005はまた、基地局通信コンポーネント1030および/またはネットワーク通信コンポーネント1040のうちの1つまたは複数を含み得る。これらのコンポーネントの各々は、1つまたは複数のバス1035を介して、直接的または間接的に互いに通信している場合がある。
[0152]基地局メモリコンポーネント1015は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。基地局メモリコンポーネント1015は、実行されると、基地局プロセッサコンポーネント1010に、ワイヤレス通信に関連して本明細書で説明する様々な機能(たとえば、TDD構成に対応するフレームフォーマットインジケータの送信など)を実施させるように構成された命令を含む、コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1025を記憶し得る。代替として、コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード1025は、基地局プロセッサコンポーネント1010によって直接実行可能でなくてよく、基地局1005に(たとえば、コンパイルおよび実行されたとき)本明細書で説明する機能のうちのいくつかを実施させるように構成されてもよい。
[0153]基地局プロセッサコンポーネント1010は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。基地局プロセッサコンポーネント1010は、基地局トランシーバコンポーネント1050、基地局通信コンポーネント1030、および/またはネットワーク通信コンポーネント1040を通して受信された情報を処理し得る。基地局プロセッサコンポーネント1010はまた、アンテナ1055を通した送信のためにトランシーバコンポーネント1050に、1つもしくは複数の他の基地局105−aおよび105−bへの送信のために基地局通信コンポーネント1030に、ならびに/または、図1を参照しながら説明されたコアネットワーク130の1つもしくは複数の態様の一例であり得るコアネットワーク1045への送信のためにネットワーク通信コンポーネント1040に送られるべき情報を処理し得る。基地局プロセッサコンポーネント1010は、単独で、または基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント1020とともに、TDD構成を決定し、フレームフォーマットインジケータを生成する様々な態様を扱うことができる。
[0154]基地局トランシーバコンポーネント1050は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために基地局アンテナ1055に与え、基地局アンテナ1055から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。基地局トランシーバコンポーネント1050は、いくつかの例では、1つまたは複数の基地局送信機コンポーネントおよび1つまたは複数の別個の基地局受信機コンポーネントとして実装され得る。基地局トランシーバコンポーネント1050は、認可無線周波数スペクトル帯域および無認可無線周波数スペクトル帯域における通信をサポートすることができる。基地局トランシーバコンポーネント1050は、アンテナ1055を介して、図1を参照して記載したUE115、ならびに/または図6および/もしくは図7を参照して記載したUE615および/もしくは715のうちの1つまたは複数など、1つまたは複数のUEまたは装置と双方向通信するように構成され得る。基地局1005は、たとえば、複数の基地局アンテナ1055(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。基地局1005は、ネットワーク通信コンポーネント1040を通してコアネットワーク1045と通信し得る。基地局1005はまた、基地局通信コンポーネント1030を使って、基地局105−aおよび105−bなど、他の基地局と通信し得る。
[0155]基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント1020は、フレームフォーマットインジケータの生成および/または送信に関連して図1〜図9を参照して記載した特徴および/または機能のうちの一部または全部を実施および/または制御するように構成され得る。基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント1020、もしくは基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント1020のいくつかの部分はプロセッサを含むことができ、ならびに/または基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント1020の機能の一部もしくは全部は、基地局プロセッサコンポーネント1010によって、および/もしくは基地局プロセッサコンポーネント1010とともに実施され得る。いくつかの例では、基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント1020は、図8および/または図9を参照して記載した基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820および/または920の例であり得る。
[0156]図11は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1100の例を示すフローチャートである。明確のために、方法1100は、図1〜図9を参照して記載されたUEのうちの1つまたは複数の、態様を参照して下記に記載される。いくつかの例では、UEは、以下で説明される機能を実施するようにUEの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、特殊目的ハードウェアを使って、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を実施することができる。
[0157]ブロック1105において、方法1100は、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信することを含み得る。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、送信機会の第1のサブフレームの前に受信され得る。他の例では、フレームフォーマットインジケータは、送信機会の中間部分中に受信され得る。ブロック1110において、方法1100は、フレームフォーマットインジケータを復号することを含み得る。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、送信機会の第1のダウンリンクサブフレームの終了前に復号され得る。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータは、TDD構成に関連付けられたコードワードを含み得、フレームフォーマットインジケータを復号することは、コードワードを復号することを含み得る。ブロック1115において、方法1100は、復号フレームフォーマットインジケータに少なくとも一部基づいて、送信機会のためのTDD構成を決定することを含み得る。ブロック1120において、方法1100は、決定されたTDD構成に基づいて、送信機会のサブフレームを構成することを含み得る。サブフレームは、アップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレーム、第1の特殊サブフレームS、または第2の特殊サブフレームS’として構成され得る。ブロック1105、1110、1115、および1120における動作は、図6および図7を参照して記載したUEフレームフォーマットインジケータコンポーネント620および/または720を使って実行され得る。
[0158]このようにして、方法1100はワイヤレス通信を提供し得る。方法1100は一実装形態にすぎず、方法1100の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0159]図12は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1200の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1200は、図1〜図9を参照して記載された基地局のうちの1つまたは複数の、態様を参照して下記に記載される。いくつかの例では、基地局は、以下に説明する機能を実施するために基地局の機能要素を制御するためにコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、特殊目的ハードウェアを使って、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を実施することができる。
[0160]ブロック1205において、方法1200は、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会について時分割複信(TDD)構成を決定することを含み得る。ブロック1210において、方法1200は、送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを生成することを含み得、フレームフォーマットインジケータはTDD構成に少なくとも一部基づく。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータを生成することは、TDD構成に関連付けられたコードワードをシーケンスでスクランブルすることを含み得る。スクランブルされたコードワードは、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調され、空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップされ得る。SFBCシンボルは、リソースブロック(RB)の拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされ得る。ブロック1215において、方法1200は、送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを送信することを含み得る。ブロック1205、1210、および1215における動作は、図8、図9、および図10を参照して記載した基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820、920、および/または1020を使って実行され得る。
[0161]このようにして、方法1200はワイヤレス通信を提供し得る。方法1200は一実装形態にすぎず、方法1200の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0162]図13は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1300の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1300は、図1〜図9を参照して記載された基地局のうちの1つまたは複数の、態様を参照して下記に記載される。いくつかの例では、基地局は、以下に説明する機能を実施するために基地局の機能要素を制御するためにコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、特殊目的ハードウェアを使って、以下で説明する機能のうちの1つまたは複数を実施することができる。
[0163]ブロック1305において、方法1300は、拡張クリアチャネル評価(eCCA)を実行することを含み得る。ブロック1310において、方法1300は、eCCAに少なくとも一部基づいて、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会について時分割複信(TDD)構成を決定することを含み得る。いくつかの例では、eCCAは、TDD構成のアップリンクサブフレームよりも、少なくとも4サブフレーム前に完了され得る。ブロック1315において、方法1300は、送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを生成することを含み得、フレームフォーマットインジケータはTDD構成に少なくとも一部基づく。いくつかの例では、フレームフォーマットインジケータを生成することは、TDD構成に関連付けられたコードワードをシーケンスでスクランブルすることを含み得る。スクランブルされたコードワードは、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調され、空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップされ得る。SFBCシンボルは、リソースブロック(RB)の拡大リソース要素グループ(eREG)にマップされ得る。ブロック1320において、方法1300は、送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを送信することを含み得る。ブロック1305、1310、1315、および1320における動作は、図8、図9、および図10を参照して記載した基地局フレームフォーマットインジケータコンポーネント820、920、および/または1020を使って実施され得る。
[0164]このようにして、方法1300はワイヤレス通信を提供し得る。方法1300は一実装形態にすぎず、方法1300の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0165]いくつかの例では、方法1100、1200、および/または1300のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。方法1100、1200、および/または1300は例示的実装形態にすぎず、方法1100、1200、および/または1300の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられ、または場合によっては修正され得ることに留意されたい。
[0166]本明細書に記載された技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムなどの様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができ得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、通常、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAはユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明した技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに、無認可および/または共有帯域幅を介したセルラー(たとえば、LTE)通信を含む他のシステムおよび無線技術に使用されてよい。しかしながら、上記の説明は、例としてLTE/LTE−Aシステムを記載し、上記の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE/LTE−Aの適用例以外に適用可能である。
[0167]添付の図面に関して上に記載された詳細な説明は、例を説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」および「例示的」という用語は、本明細書で使用されるとき、「例、事例、または例示として働く」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利である」ことを意味するものではない。詳細な説明は、説明した技法の理解を与える目的で、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴わずに実践され得る。いくつかの事例では、説明した例の概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および装置がブロック図の形で示されている。
[0168]情報および信号は、種々の異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光学場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表すことができる。
[0169]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびコンポーネントは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または本明細書で説明した機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装される場合がある。
[0170]本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装された場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および要旨内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上記で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハード配線、またはそれらのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の一部が異なる物理的ロケーションで実装されるように分散された状態を含め、様々な位置に物理的に位置していてよい。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、「および/または」という語は、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成がコンポーネントA、B、および/またはCを含んでいるものとして表される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0171]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリ、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ソフトウェアがウェブサイト、サーバまたは他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0172]本開示の前の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示の様々な変更が当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]ワイヤレス通信のための方法であって、
基地局から、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信することと、
前記フレームフォーマットインジケータに少なくとも一部基づいて、前記送信機会のための時分割複信(TDD)構成を決定することと、
を備える方法。
[C2]前記フレームフォーマットインジケータは、前記TDD構成に関連付けられたコードワードを備える、C1に記載の方法。
[C3]ビットストリーム中で前記フレームフォーマットインジケータを受信すること、ここにおいて、前記ビットストリームの長さは、前記コードワードの巡回拡張の回数によって決定される、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C4]前記フレームフォーマットインジケータは、リソースブロック(RB)の少なくとも1つの拡大リソース要素グループ(eREG)によって運ばれる、C1に記載の方法。
[C5]前記フレームフォーマットインジケータは、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化される、C1に記載の方法。
[C6]前記送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中で前記フレームフォーマットインジケータを受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C7]前記送信機会の第1のサブフレームの前に、前記フレームフォーマットインジケータを受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]前記送信機会の中間部分の間に、前記フレームフォーマットインジケータを受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]前記送信機会の第1のダウンリンクサブフレームの終了前に、前記フレームフォーマットインジケータを復号することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C10]前記送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを受信することと、
どのサブフレームで前記第2のフレームフォーマットインジケータが受信されるかに少なくとも一部基づいて、前記第2のフレームフォーマットインジケータを無効にすることと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C11]前記TDD構成は、1次セルからのクロスキャリアグラントに対応するアップリンクサブフレーム、自己スケジュールされたアップリンクグラントに対応するアップリンクサブフレーム、ダウンリンクサブフレームおよびアップリンクサブフレーム、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つを備える、C1に記載の方法。
[C12]ワイヤレス通信のための方法であって、
無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会について時分割複信(TDD)構成を決定することと、
UEに、前記送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを送信することと、前記フレームフォーマットインジケータは前記TDD構成に少なくとも一部基づく、
を備える方法。
[C13]前記フレームフォーマットインジケータは、前記TDD構成に関連付けられたコードワードを備える、C12に記載の方法。
[C14]前記コードワードを、基地局に関連付けられたシーケンスでスクランブルすることをさらに備える、C13に記載の方法。
[C15]前記スクランブルされたコードワードを、4位相シフトキーイング(QPSK)で変調することをさらに備える、C14に記載の方法。
[C16]前記コードワードを、2つのアンテナポートに関連付けられた空間周波数ブロックコード(SFBC)シンボルにマップすることをさらに備える、C13に記載の方法。
[C17]前記コードワードを巡回的に数回拡張することと、
前記フレームフォーマットインジケータをビットストリーム中で送信することと、ここにおいて、前記ビットストリームの長さは、前記コードワードの巡回拡張の前記回数によって決定される、
をさらに備える、C13に記載の方法。
[C18]前記フレームフォーマットインジケータを、第2の基地局からの第2のフレームフォーマットインジケータと多重化することをさらに備える、C12に記載の方法。
[C19]前記送信機会のダウンリンクサブフレームの前に、直交周波数分割多重(OFDM)シンボル中で前記フレームフォーマットインジケータを送信することをさらに備える、C12に記載の方法。
[C20]前記送信機会の第1のサブフレームの前に、前記フレームフォーマットインジケータを送信することをさらに備える、C12に記載の方法。
[C21]前記送信機会の中間部分の間に、前記フレームフォーマットインジケータを送信することをさらに備える、C12に記載の方法。
[C22]前記送信機会のサブフレーム中に、第2のフレームフォーマットインジケータを送信することをさらに備える、C12に記載の方法。
[C23]拡張クリアチャネル評価(eCCA)を実行することと、
前記eCCAに少なくとも一部基づいて前記TDD構成を決定することと、
をさらに備える、C12に記載の方法。
[C24]ワイヤレス通信のための方法であって、
複数のTDD構成を識別することと、ここにおいて、前記複数のTDD構成の各々は、異なる数のアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームを備え、
前記複数のTDD構成から、利用可能なTDD構成を識別することと、ここにおいて、前記利用可能TDD構成は、フレームフォーマットインジケータによって指示され、
を備える方法。
[C25]前記複数のTDD構成の各々は、10個のサブフレームを備える、C24に記載の方法。
[C26]前記複数のTDD構成の各々は、少なくとも1つの特殊サブフレームを備える、C24に記載の方法。
[C27]前記複数のTDD構成の各々の第1のサブフレームは、ダウンリンクサブフレームを備える、C24に記載の方法。
[C28]前記複数のTDD構成の各々の最終サブフレームは、特殊サブフレームを備える、C24に記載の方法。
[C29]前記複数のTDD構成は、
1つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、7つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第1のTDD構成と、
2つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、6つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第2のTDD構成と、
3つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、5つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第3のTDD構成と、
4つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、4つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第4のTDD構成と、
5つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、3つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第5のTDD構成と、
6つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、2つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第6のTDD構成と、
7つのダウンリンクサブフレームと、第1の特殊サブフレームと、1つのアップリンクサブフレームと、第2の特殊サブフレームとを備える第7のTDD構成と、
9つのダウンリンクサブフレームと第2の特殊サブフレームとを備える第8のTDD構成と、
を備える、C24に記載の方法。
[C30]ワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信するメモリと、
前記メモリに記憶された命令と、を備え、前記命令は、
基地局から、無認可無線周波数スペクトル帯域中での送信のための送信機会に関連付けられたフレームフォーマットインジケータを受信し、
前記フレームフォーマットインジケータに少なくとも一部基づいて、前記送信機会について時分割複信(TDD)構成を決定するように、前記プロセッサによって実行可能である装置。