JP6628659B2 - 物体接近検出装置および物体接近検出方法 - Google Patents

物体接近検出装置および物体接近検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示画面に利用者の手等が近づいたことを検出する物体接近検出装置および物体接近検出方式に関する。
従来から、液晶パネルおよびタッチパネルの下方にフォトセンサを設け、タッチパネルに近づいたユーザの手をフォトセンサで検出したときに、タッチパネルの表示内容等を変更するようにした表示制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。例えば、ユーザが一定時間タッチパネルの操作を行っていない場合に時計画像やアニメーション画像等を表示し、ユーザの手がタッチパネルに接近したときに、これらの画像表示から操作画面表示に切り替えることができる。
特開2010−191288号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された表示制御装置では、フォトセンサを構成する発光素子からの光がユーザの手で反射した反射光を受光素子で受光することにより、ユーザの手の接近を検出している。
一方、最近は、液晶パネルを含む液晶表示装置の高輝度化が進んでおり、液晶表示装置からユーザの手に到達する光の量も増加する傾向にある。このため、液晶パネルからの光がユーザの手で反射してフォトセンサの受光素子に到達すると、ユーザの手が実際よりも近づいたと誤検出することになる。このように、従来は、誤検出が発生するとともに、表示内容に応じて検出精度が変化するという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、接近する物体の誤検出を防止するとともに、表示画面の表示内容に応じた検出精度の変動を抑制することができる物体接近検出装置および物体接近検出方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の物体接近検出装置は、表示画面の近傍領域に設けられ、測定光を照射する発光部と、被検出物による反射光を受光する受光部とを有するセンサ手段と、受光部の受光量に基づいて、センサ手段から被検出物までの距離を算出する距離算出手段と、表示画面の輝度を検出する輝度検出手段と、輝度検出手段によって検出された輝度に基づいて、距離算出手段による距離算出に用いられる受光部の受光量を補正する補正手段とを備えている。
また、本発明の物体接近検出方法は、測定光を照射する発光部と、被検出物による反射光を受光する受光部とを有し、表示画面の近傍領域に設けられたセンサ手段から被検出物までの距離を検出する物体接近検出方法であって、表示画面の輝度を輝度検出手段によって検出するステップと、被検出物の反射光を受光部によって受光するステップと、輝度検出手段によって検出された輝度に基づいて受光部の受光量を補正手段によって補正するステップと、補正手段によって補正された後の受光部の受光量に基づいて、センサ手段から被検出物までの距離を距離算出手段によって算出するステップとを有している。
表示画面からの光が被検出物に到達して反射した場合であっても、表示画面の輝度に応じてセンサ手段の出力(受光部の受光量)が補正されるため、表示画面からの光による影響を排除することができる。これにより、接近する物体(被検出物)の誤検出を防止するとともに、表示画面の表示内容に応じた検出精度の変動を抑制することができる。
また、上述した表示画面から照射される光の波長と測定光の波長が少なくとも一部において重複していることが望ましい。表示画面から照射される光の波長と測定光の波長が少なくとも一部において重複する場合であっても、受光部による受光対象となる光の波長を気にする必要がないため、受光部(センサ手段)の選択の自由度が増し、部品調達がしやすくなるとともに部品コストの低減が可能となる。
また、上述した表示画面は、裏側にバックライトが設けられた液晶パネルであることが望ましい。これにより、バックライトの光が液晶パネルを通して照射され、被検出物で反射された後に受光部に入射した場合に生じる物体の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、上述した輝度検出手段は、液晶パネルに表示する画像の内容に基づいて、表示画面の輝度を検出する。また、上述した輝度検出手段は、液晶パネルに表示する画像の内容と、バックライトの明るさの設定値とに基づいて、表示画面の輝度を検出することが望ましい。あるいは、上述した輝度検出手段は、液晶パネルに表示する画像を構成する各画素の画素値に基づいて、表示画面の輝度を検出する。また、上述した輝度検出手段は、液晶パネルに表示する画像を構成する各画素の画素値と、バックライトの明るさの設定値とに基づいて、表示画面の輝度を検出することが望ましい。電源から液晶パネルの駆動用に流れる電流値を用いる代わりに、液晶パネルに表示する画像の内容や、液晶パネルに表示する画像を構成する各画素の画素値を用いることにより、表示画面の輝度を検出することができ、物体の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、上述した表示画面とセンサ手段が同じ筐体に収容されていることが望ましい。表示画面とセンサ手段とが同じ筐体に収容されているためこれらを物理的に隔離することが困難となるが、このような場合であっても、表示画面からの照射による検出精度の低下がなく、物体の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、上述した表示画面とセンサ手段が、同じカバーガラスで覆われていることが望ましい。表示画面とセンサ手段とを同じカバーガラスで覆うとこのカバーガラス内において生じる反射により受光部に到達する光も加わることになるが、このような場合であっても、表示画面からの照射による検出精度の低下がなく、物体の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、上述した表示画面にタッチパネルが重ねて配置されていることが望ましい。タッチパネルを操作するために表示画面に利用者の指等を近づける必要があるが、このような場合であっても表示画面からの照射光が利用者の指等に反射することによる検出精度の低下がなく、利用者の指等についての誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、上述した表示画面は、車両の運転席と助手席の間のダッシュボードに設けられており、センサ手段は、表示画面の下方に配置されていることが望ましい。ダッシュボードに設置された表示画面を利用者が指等で指し示す場合には、表示画面の下方から指等を近づけることになるが、このような場合であっても表示画面からの照射光が利用者の指等に反射することによる検出精度の低下がなく、利用者の指等についての誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
一実施形態の画像表示装置の構成を示す図である。 物体検出センサの設置位置を示す図である。 表示画面と物体検出センサの設置位置を示す断面図である。 被検出物としての利用者の指等までの距離を算出する動作手順の流れ図である。 LCD開口率と検出誤差との関係を示す図である。 変形例の画像表示装置の構成を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の画像表示装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の画像表示装置の構成を示す図である。図1に示す画像表示装置100は、例えば、車両の運転席と助手席の間のダッシュボードに搭載されたヘッドユニットに組み込まれるものであって、ヘッドユニット本体(図示せず)から出力される映像信号に基づく画像表示を行うとともに、タッチパネルによって検出される利用者の指先等の位置や、物体検出センサによって検出される利用者の指先等までの距離をヘッドユニット本体に出力する。
画像表示装置100は、トランシーバ110、表示ドライバ112、表示パネル114、バックライト116、タッチパネル118、制御信号生成部120、バックライトドライバ122、物体検出センサ130、電源回路140、輝度検出部142、制御部150を含んで構成されている。
トランシーバ110は、映像入力端子を介してヘッドユニット本体から入力されるLVDS(Low Voltage Differential Signaling)形式の映像信号をRGB形式の映像信号に変換する。表示ドライバ112は、このRGB形式の映像信号に基づいて表示パネル114を駆動し、この映像信号によって示される画像を表示する。表示パネル114は、例えばカラー液晶パネルであって、背面から照明するバックライト116と対向させた状態で組み付けられる。バックライト116は、例えばLEDによって形成されているが、それ以外の光源を用いるようにしてもよい。
また、タッチパネル118は、表示パネル114の表面に重ねて配置されており、利用者の指等が接触した画面上の位置を検出する。このタッチパネル118としては、例えば静電容量式のタッチパネルが用いられるが、その他の方式(抵抗膜方式等)のタッチパネルを用いるようにしてもよい。
制御信号生成部120は、バックライト116の輝度を調整するための制御信号(例えば、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御によって調整するためのPWM信号)を生成する。バックライトドライバ122は、制御信号生成部120によって生成された制御信号に基づく制御を行ってバックライト116を駆動する。例えば、制御信号としてのPWM信号のオンデューティを増加させることにより、バックライト116の輝度が高く(明るく)なり、反対に、オンデューティを減少させることにより、バックライト116の輝度が低く(暗く)なる。
物体検出センサ130は、発光部132と受光部134を有し、表示パネル114の近傍領域に設けられている。発光部132は、被検出領域として表示パネル114の前方に向けて測定光を照射する。例えば、近赤外光が測定光として用いられている。また、受光部134は、被検出物による反射光を受光する。この反射光には、発光部132によって照射された光に対応する反射光だけでなく、バックライト116から照射されて表示パネル114を通過した光に対応する反射光も含まれる。バックライト116から照射される光の波長と発光部132から照射される測定光の波長が少なくとも一部において重複しており、バックライト116から照射されて表示パネル114を通過した光が被検出物に到達すると、受光部134が受光する受光量が増加する。
図2は、物体検出センサ130の設置位置を示す図である。また、図3は表示画面と物体検出センサ130の設置位置を示す断面図である。図2に示すように、表示画面(表示パネル114、バックライト116)の設置領域118aの下方に、物体検出センサ130の設置領域130aが設けられており、表示画面と物体検出センサ130が同じ筐体200に収容されている。
また、図3に示すように、表示画面(表示パネル114、バックライト116)と物体検出センサ130は、同じカバーガラス210で覆われている。このため、表示画面から照射される光の一部が、カバーガラス210の内部で反射されて物体検出センサ130に直接入射しやすくなっている。
なお、物体センサ130の個数は1つでもよいが、検出精度を向上させるために2つあるいは3つ以上を設けるようにしてもよい。例えば、3つの物体検出センサ130を用いる場合には、横長の設置領域130aの両端近傍と中央にこれら3つの物体検出センサ130が配置される。
電源回路140は、バッテリ端子BATTを介してバッテリ(図示せず)に接続されており、画像表示装置100の各部に動作電力を供給する。なお、図1に示す構成では、電源回路140と表示ドライバ112の間の電源ラインPのみが図示されており、それ以外の電源ラインについては図示が省略されている。
輝度検出部142は、表示画面の輝度(バックライト116から照射されて表示パネル114を通過した光の輝度)を検出する。この輝度検出部142は、抵抗144と増幅器146を含んで構成されている。抵抗144は、電源回路140と表示ドライバ112の間の電源ラインPに挿入されており、電源回路140から表示ドライバ112に流れる電流値を検出するためのものである。増幅器146は、抵抗144の両端電圧を増幅する。例えば、ノーマリーブラックの場合(非駆動時に表示パネル114が不透明になり、表示パネル114を駆動する電流値が増加するにしたがって透明度が増す)であってバックライト116の明るさが一定の場合を考えると、表示パネル114を駆動する電流値が多くなるほど表示パネル114の透明度が増し、透過するバックライト116の光が増加する。したがって、表示画面の輝度は、抵抗144と増幅器146によって検出される電流値に比例したものになり、本実施形態では、検出される電流値を表示画面の輝度として用いている。
制御部150は、画像表示装置100全体を制御するとともに、タッチパネル118を用いた利用者の指先等の位置検出や、物体検出センサ130を用いた利用者の指先等までの距離算出を行う。この制御部150は、BL(バックライト)明るさ設定部152、補正部154、物体距離算出部156、接触位置検出部158、通信部160を含んでいる。
BL明るさ設定部152は、ヘッドユニットからの指示に応じてバックライト116の明るさを設定する。例えば、バックライト116を常時点灯(PWM信号のオンデューティ100%)させた場合の明るさを100としたときに、BL明るさ設定部152は、バックライト116の明るさL(0<L≦100)を設定する。この明るさの設定値Lは、補正部154と制御信号生成部120に入力される。制御信号生成部120では、この明るさの設定値LをオンデューティとしたPWM信号が生成される。
補正部154は、物体検出センサ130の受光部134の受光量と、輝度検出部142によって検出される表示画面の輝度と、BL明るさ設定部152から出力されるバックライト116の明るさ設定値Lとが入力されており、受光部134の受光量を、表示画面の輝度とバックライト116の明るさ設定値Lとを用いて補正する。具体的には、表示画面の輝度やバックライト116の明るさが増すと、その分だけ受光部134の受光量に含まれるこれらの成分が増えるため、受光量に含まれるこれらの成分を打ち消すように受光量の補正が行われる。
物体距離算出部156は、表示画面の輝度とバックライト116の明るさによる影響を取り除いた補正後の受光量(受光部134の受光量に対して補正部154による補正が行われた後の受光量)に基づいて、物体検出センサ130(あるいはタッチパネル118)から被検出物としての利用者の指等までの距離を算出する。
接触位置検出部158は、タッチパネル118を用いて利用者の指等の接触の有無を監視しており、指等が接触したときのその位置を検出する。
通信部160は、画像表示装置100と外部との間でデータの送受信処理を行う。例えばCAN(Controller Area Network)プロトコルにしたがった通信によって、物体距離算出部156によって算出された距離や接触位置検出部158によって検出された位置をヘッドユニット本体に向けて送信し、バックライト116の明るさの設定指示をヘッドユニット本体から受信する。
上述した物体検出センサ130がセンサ手段に、物体距離算出部156が距離算出手段に、輝度検出部142が輝度検出手段に、補正部154が補正手段にそれぞれ対応する。
本実施形態の画像表示装置100はこのような構成を有しており、次に、その動作を説明する。図4は、被検出物としての利用者の指等までの距離を算出する動作手順の流れ図である。この動作手順は、所定の時間間隔(例えば、1/30秒間隔)で繰り返される。
まず、輝度検出部142は、表示画面の輝度を検出する(ステップ100)。また、物体検出センサ130は、受光部134によって被検出物による反射光の受光量を検出する(ステップ102)。これらの輝度検出と受光量検出は、順番を入れ替えてもよいし、並行して行うようにしてもよい。
次に、補正部154は、BL明るさ設定部152からバックライト116の明るさ設定値Lを取得し(ステップ104)、この明るさ設定値Lとステップ100で検出した表示画面の輝度とに基づいて、ステップ102で検出した反射光の受光量に対して補正を行う(ステップ106)。
次に、物体距離算出部156は、補正後の反射光の受光量に基づいて、被検出物としての利用者の指等までの距離を算出する(ステップ108)。なお、検出距離の上限を20cmとすると、これ以上被検出物が離れていた場合には、反射光の受光量が検出限界値以下となって距離の算出が困難になる。また、このようにして算出された被検出物までの距離は、通信部160を介してヘッドユニット本体に送信される。
図5は、LCD開口率と検出誤差との関係を示す図である。図5において、横軸のLCD開口率は、表示パネル114による光の透過率を示している。また、縦軸の検出誤差は、例えば検出距離が15cmのときの検出誤差を示している。図5に示すように、従来は表示パネル114のLCD開口率が高くなってバックライト116の光が被検出物に到達する程度が大きくなるほど検出誤差が大きかったが、本実施形態(本発明)の画像表示装置100では表示パネル114のLCD開口率にかかわらず検出誤差をなくすことができた。
このように、本実施形態の画像表示装置100では、表示画面からの光が被検出物に到達して反射した場合であっても、表示画面の輝度に応じて物体検出センサ130の出力(受光部134の受光量)が補正されるため、表示画面からの光による影響を排除することができる。これにより、接近する被検出物(利用者の指等)の誤検出を防止するとともに、表示画面の表示内容に応じた検出精度の変動を抑制することができる。
特に、表示画面から照射される光の波長と発光部132から照射される測定光の波長の少なくとも一部が重複している場合であっても、受光部134による受光対象となる光の波長を気にする必要がないため、受光部134(物体検出センサ130)の選択の自由度が増し、部品調達がしやすくなるとともに部品コストの低減が可能となる。
また、表示画面は、裏側にバックライト116が設けられた液晶パネル(表示パネル114)であり、バックライト116の光が液晶パネルを通して照射され、被検出物で反射された後に受光部134に入射した場合に生じる物体の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、輝度検出部142は、電源回路140から液晶パネルの駆動用に流れる電流値に基づいて、表示画面の輝度を検出している。また、輝度検出部142は、電源回路140から液晶パネルの駆動用に流れる電流値と、バックライト116の明るさの設定値とに基づいて、表示画面の輝度を検出している。電源回路140から液晶パネルの駆動用に流れる電流値と液晶パネルの表示内容との間には密接な関係があるため、この電流値を用いることにより、表示画面の輝度を複雑な構成を用いることなく簡単に検出することが可能となる。また、バックライト116の明るさの設定値を考慮することにより、バックライト116の明るさを変更した場合であっても、被検出物の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、表示画面と物体検出センサ130が同じ筐体200(図2、図3)に収容されているため、これらを物理的に隔離することが困難となるが、このような場合であっても、表示画面からの照射による検出精度の低下がなく、物体の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、表示画面と物体検出センサ130が同じカバーガラス210(図3)で覆われている。表示画面と物体検出センサ130とを同じカバーガラス210で覆うと、表示画面と物体検出センサ130との間に生じる段差や境目がなくなって商品性を向上させることができるが、その反面、このカバーガラス210内において生じる反射により受光部134に到達する光も加わることになるが、このような場合であっても、表示画面からの照射による検出精度の低下がなく、被検出物の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、表示画面にはタッチパネル118が重ねて配置されている(あるいは、表示画面にはタッチパネル118が含まれる)。タッチパネル118を操作するために表示画面に利用者の指等を近づける必要があるが、このような場合であっても表示画面からの照射光が利用者の指等に反射することによる検出精度の低下がなく、利用者の指等についての誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、表示画面は、車両の運転席と助手席の間のダッシュボードに設けられており、物体検出センサ130は、表示画面の下方に配置されている。ダッシュボードに設置された表示画面を利用者が指等で指し示す場合には、表示画面の下方から指等を近づけることになるが、このような場合であっても表示画面からの照射光が利用者の指等に反射することによる検出精度の低下がなく、利用者の指等についての誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、電源回路140から表示ドライバ112に流れる電流値に基づいて表示画面の輝度を検出するようにしたが、表示パネル(液晶パネル)114に表示する画像の内容に基づいて、具体的には、表示パネル114に表示する画像を構成する各画素の画素値に基づいて、表示画面の輝度を検出するようにしてもよい。例えば、各画素の画素値が透明に近いほど表示画面全体の輝度が明るくなり、反対に各画素の画素値が不透明に近いほど表示画面全体の輝度が暗くなる。
図6は、変形例の画像表示装置の構成を示す図である。図6に示す画像表示装置100Aは、図1に示した画像表示装置100に対して、輝度検出部142を輝度検出部142Aに置き換えた点が異なっており、その他の構成については基本的に同じである。輝度検出部142Aは、上述した輝度検出動作、すなわち、トランシーバ110から出力される各画素に対応するRGB信号を用いて、表示パネル114に表示する画像の内容に基づいて、具体的には、表示パネル114に表示する画像を構成する各画素の画素値に基づいて、表示画面の輝度を検出する。電源回路140から表示パネル114の駆動用に表示ドライバ112に流れる電流値を用いて輝度検出を行う代わりに、表示パネル114に表示する画像の内容や、表示パネル114に表示する画像を構成する各画素の画素値を用いることにより、表示画面の輝度を検出することができ、物体の誤検出防止および検出精度の変動抑制が可能となる。
また、上述した実施形態では、補正部154は、輝度検出部142から出力される表示画面の輝度と、BL明るさ設定部152から出力されるバックライト116の明るさ設定値Lに基づいて受光量の補正を行ったが、バックライト116の明るさが一定の場合には、バックライト116の明るさ設定値Lを固定値とし、輝度検出部142から出力される表示画面の輝度のみに基づいて受光量の補正を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、タッチパネル118を含む場合について説明したが、画像表示装置100の近傍にスイッチ類や各種操作つまみ等が配置されている場合もあるため、タッチパネル118を含まない場合に本発明を適用してもよい。
また、上述した実施形態では、図2に示すように、表示画面の設置領域118aの下方に物体検出センサ130の設置領域130aを設けたが、物体検出センサ130の設置領域130aは、表示画面の設置領域118aの上方、左右、上下左右の全周などに設けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、図3に示すように、表示画面(表示パネル114、バックライト116)と物体検出センサ130を同じカバーガラス210で覆うようにしたが、これらを別々のカバーガラスで覆ったり、少なくとも一方を覆っているカバーガラスを他の素材に変更したり、取り除くようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、車両に搭載された画像表示装置100について説明したが、車両以外に設置された画像表示装置について本発明を適用するようにしてもよい。また、表示パネル114としてカラー液晶パネルを用いたが、カラー液晶パネル以外の表示画面を用いる場合にも本発明を適用することができる。
上述したように、本発明によれば、表示画面からの光が被検出物に到達して反射した場合であっても、表示画面の輝度に応じてセンサ手段の出力(受光部の受光量)が補正されるため、表示画面からの光による影響を排除することができる。これにより、接近する物体(被検出物)の誤検出を防止するとともに、表示画面の表示内容に応じた検出精度の変動を抑制することができる。
100 画像表示装置
110 トランシーバ
112 表示ドライバ
114 表示パネル
116 バックライト
118 タッチパネル
120 制御信号生成部
122 バックライトドライバ
130 物体検出センサ
132 発光部
134 受光部
140 電源回路
142 輝度検出部
144 抵抗
146 増幅器
150 制御部
152 BL(バックライト)明るさ設定部
154 補正部
156 物体距離算出部
158 接触位置検出部
200 筐体
210 カバーガラス

Claims (11)

  1. 表示画面の近傍領域に設けられ、測定光を照射する発光部と、被検出物による反射光を受光する受光部とを有するセンサ手段と、
    前記受光部の受光量に基づいて、前記センサ手段から前記被検出物までの距離を算出する距離算出手段と、
    前記表示画面の輝度を検出する輝度検出手段と、
    前記輝度検出手段によって検出された輝度に基づいて、前記距離算出手段による距離算出に用いられる前記受光部の受光量を補正する補正手段と、
    を備え、前記表示画面は、裏側にバックライトが設けられた液晶パネルであり、
    前記輝度検出手段は、前記液晶パネルに表示する画像の内容に基づいて、前記表示画面の輝度を検出することを特徴とする物体接近検出装置。
  2. 請求項において、
    前記輝度検出手段は、前記液晶パネルに表示する画像の内容と、前記バックライトの明るさの設定値とに基づいて、前記表示画面の輝度を検出することを特徴とする物体接近検出装置。
  3. 表示画面の近傍領域に設けられ、測定光を照射する発光部と、被検出物による反射光を受光する受光部とを有するセンサ手段と、
    前記受光部の受光量に基づいて、前記センサ手段から前記被検出物までの距離を算出する距離算出手段と、
    前記表示画面の輝度を検出する輝度検出手段と、
    前記輝度検出手段によって検出された輝度に基づいて、前記距離算出手段による距離算出に用いられる前記受光部の受光量を補正する補正手段と、
    を備え、前記表示画面は、裏側にバックライトが設けられた液晶パネルであり、
    前記輝度検出手段は、前記液晶パネルに表示する画像を構成する各画素の画素値に基づいて、前記表示画面の輝度を検出することを特徴とする物体接近検出装置。
  4. 請求項において、
    前記輝度検出手段は、前記液晶パネルに表示する画像を構成する各画素の画素値と、前記バックライトの明るさの設定値とに基づいて、前記表示画面の輝度を検出することを特徴とする物体接近検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、
    前記表示画面から照射される光の波長と前記測定光の波長が少なくとも一部において重複していることを特徴とする物体接近検出装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一項において、
    前記表示画面と前記センサ手段が同じ筐体に収容されていることを特徴とする物体接近検出装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一項において、
    前記表示画面と前記センサ手段が、同じカバーガラスで覆われていることを特徴とする物体接近検出装置。
  8. 請求項1〜のいずれか一項において、
    前記表示画面にタッチパネルが重ねて配置されていることを特徴とする物体接近検出装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項において、
    前記表示画面は、車両の運転席と助手席の間のダッシュボードに設けられており、
    前記センサ手段は、前記表示画面の下方に配置されていることを特徴とする物体接近検出装置。
  10. 測定光を照射する発光部と、被検出物による反射光を受光する受光部とを有し、表示画面の近傍領域に設けられたセンサ手段から前記被検出物までの距離を検出する物体接近検出方法であって、
    表示画面の輝度を輝度検出手段によって検出するステップと、
    前記被検出物の反射光を前記受光部によって受光するステップと、
    前記輝度検出手段によって検出された輝度に基づいて前記受光部の受光量を補正手段によって補正するステップと、
    前記補正手段によって補正された後の前記受光部の受光量に基づいて、センサ手段から前記被検出物までの距離を距離算出手段によって算出するステップと、
    を有し、前記表示画面は、裏側にバックライトが設けられた液晶パネルであり、
    前記輝度検出手段は、前記液晶パネルに表示する画像の内容に基づいて、前記表示画面の輝度を検出することを特徴とする物体接近検出方法。
  11. 測定光を照射する発光部と、被検出物による反射光を受光する受光部とを有し、表示画面の近傍領域に設けられたセンサ手段から前記被検出物までの距離を検出する物体接近検出方法であって、
    表示画面の輝度を輝度検出手段によって検出するステップと、
    前記被検出物の反射光を前記受光部によって受光するステップと、
    前記輝度検出手段によって検出された輝度に基づいて前記受光部の受光量を補正手段によって補正するステップと、
    前記補正手段によって補正された後の前記受光部の受光量に基づいて、センサ手段から前記被検出物までの距離を距離算出手段によって算出するステップと、
    を有し、前記表示画面は、裏側にバックライトが設けられた液晶パネルであり、
    前記輝度検出手段は、前記液晶パネルに表示する画像を構成する各画素の画素値に基づいて、前記表示画面の輝度を検出することを特徴とする物体接近検出方法。
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