JP6622053B2 - 保冷保温装置及びこの保冷保温装置を備えた保冷保温ユニット - Google Patents

保冷保温装置及びこの保冷保温装置を備えた保冷保温ユニット Download PDF

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Description

本発明は容器内の飲料等の保冷保温を行う保冷保温装置及びこの保冷保温装置を備えた保冷保温ユニットに関する。
電圧をかけると片面が吸熱面となり、片面が発熱面となるペルチェ素子が知られている。このペルチェ素子を用いた装置として、ペルチェ素子により飲料容器の底面を冷却または加熱することにより、容器内の飲料を保冷または保温する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−113805号公報
特許文献1に記載の装置では、ペルチェ素子の吸熱面及び発熱面の間を断熱するため、断熱性樹脂からなる板材にあけられた穴にペルチェ素子がはめ込まれた構造を有する。しかし、構造上、穴の内面とペルチェ素子の側面との間に隙間が生じる。よって、この隙間から気体が流れて、ペルチェ素子の吸熱面及び発熱面の間の断熱性が低下する虞がある。
ペルチェ素子では、通電中、両面の間で温度勾配が生じ、電源のオンオフにより時間的な温度変化も生じる。よって、仮に、上記の板材にあけられた穴及びペルチェ素子の間の隙間を充填剤等で埋めたとしても、ある期間使用していると、充填剤等が劣化して、再び隙間が生じる虞がある。
これにより、特許文献1に記載の装置では、装置を使用していくうちに、ペルチェ素子の吸熱面及び発熱面の間の断熱性能が低下し、延いては、容器内の飲料の保冷保温性能が低下する虞がある。
従って、本発明は、上記の課題を解決するものであり、長期間使用しても、ペルチェ素子による吸熱側及び発熱側の間の高い断熱性能を維持して、容器内の飲料等に対する高い保冷保温性能を維持可能な保冷保温装置、及びこの保冷保温装置を備えた保冷保温ユニットを提供することにある。
本発明は、
筐体と、
前記筐体の内部に取り付けられ、稼働面及びその裏側の素子取付面を有する板状部材と、
前記板状部材の前記素子取付面に接する稼働面及びその裏側の非稼働面を有するペルチェ素子と、を備えた容器内の飲料等を保冷または保温するための保冷保温装置であって、
前記筐体が、全周に渡って前記筐体の外殻から内側に延びた支持部と、前記支持部の内側に設けられた開口とを備え、
前記支持部が、前記開口の周囲に全周に渡って設けられた面部及び凹部を有し、
前記板状部材の前記稼働面及び前記素子取付面の一方の面において、
中央の面領域が前記開口から露出し、前記中央の面領域の周囲に配置された周囲の面領域が、全周に渡って前記支持部の面部と当接し、
前記周囲の面領域及び前記支持部の前記凹部で囲まれた空間により、全周に渡って気体による断熱層が形成されることを特徴とする。
本発明に係る保冷保温装置で保冷保温する対象物としては、容器内の飲料に限られるものではなく、例えば、容器に入った固形の食物や、容器に入った食用でない液体、固体も含まれる。これらを総称して、「容器内の飲料等」と称する。
本発明によれば、開口の周囲全周に渡って、板状部材の周囲の面領域と支持部の面部とが当接している。面どうしで当接するので、開口の周囲全周に渡って通気が遮断されたシール構造が形成される。よって、ペルチェ素子の稼働面と同じ熱的状態となる板状部材の稼働面の中央の面領域と、ペルチェ素子の非稼働面との間における気体の流れを遮断できる。つまり、ペルチェ素子による吸熱側及び発熱側の間の気体の流れを遮断できる。更に、開口の周囲全周に渡って気体による断熱層が形成されるので、長期間使用しても劣化することなく、ペルチェ素子により生じる吸熱面側及び発熱面側の間の高い断熱性能を維持できる。
よって、長期間使用しても、容器内の飲料等に対する高い保冷保温性能を維持可能な保冷保温装置を提供することができる。
また本発明は、
前記支持部が、前記開口の周囲全周に設けられた内側の壁状部材及び外側の壁状部材を有し、
前記内側の壁状部材及び前記外側の壁状部材の上面により前記支持部の前記面部が形成され、
前記内側の壁状部材及び前記外側の壁状部材の間の空間により、前記支持部の前記凹部が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、2つの壁状部材の上面と板状部材の周囲面部とが当接するので、高い面圧による接触で高いシール性を得ることができる。また、板状部材が壁状部材の上面とだけ接触するので、接触伝熱を最小限に抑えることができる。
また本発明は、
前記板状部材の前記稼働面において、前記周囲の面領域及び前記支持部の前記凹部で囲まれた空間を形成することにより、前記断熱層を構成する気体が、前記板状部材の前記稼働面により冷却または加熱されることを特徴とする。
本発明によれば、断熱層を構成する気体が稼働面と同様に冷却または加熱される。つまり、稼働面が吸熱面であれば気体は冷却され、稼働面が加熱面であれば気体は加熱される。よって、断熱層が稼働面に対応した温度状態になるので、断熱性を更に高めることができる。
また本発明は、
前記板状部材の前記稼働面にヒートシンクが取り付けられ、
前記ヒートシンクのフィンとフィンとの間の気体を流動させるファンを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ヒートシンク及びファンにより、ペルチェ素子により生じた熱エネルギをより効率的に容器内の飲料等に伝えることができる。
また本発明は、
上記の保冷保温装置と、
前記保冷保温装置の前記板状部材の前記稼働面側を覆う密封容器と、を備えた保冷保温ユニットであって、
前記密封容器の中に前記容器が入れられることを特徴とする。
本発明によれば、板状部材の稼働面を覆う密封容器が備えられ、この密封容器の中に飲料等が入った容器が入れられるので、更に効果的に飲料等を保冷または保温することができる。また、密封容器が板状部材の稼働面の下側にある場合には、板状部材の稼働面が結露した場合でも、結露による水分が重力で密封容器に流れて除去される。
以上のように、本発明においては、長期間使用しても、ペルチェ素子による吸熱側及び発熱側の間の高い断熱性能を維持して、容器内の飲料等に対する高い保冷保温性能を維持可能な保冷保温装置、及びこの保冷保温装置を備えた保冷保温ユニットを提供することができる。
本発明の1つの実施形態に係る保冷保温装置の外形を示す図である。(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。 図1(b)の断面A−Aから見た保冷保温装置の側面断面図である。 図2に示す保冷保温装置における板状部材の取り付け構造の詳細を示す図であって、板状部材の取り付け構造の1つの実施形態を示す模式図である。 板状部材の取り付け構造のその他の実施形態を示す模式図である。 保冷保温装置及び密封容器を備えた本発明の1つ実施形態に係る保冷保温ユニットの概要を示す図である。(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。 図5(b)の断面A−Aから見た保冷保温ユニットの側面断面図である。 図5に示す保冷保温ユニットの分解斜視図である。 保冷保温装置及び密封容器を備えた本発明のその他の実施形態に係る保冷保温ユニットの概要を示す図である。(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。 図8(b)の断面A−Aから見た保冷保温ユニットの側面断面図である。
次に、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(本発明の1つの実施形態に係る保冷保温装置の説明)
図1は、本発明の1つの実施形態に係る保冷保温装置2の外形を示す図である。(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。図2は、図1(b)の断面A−Aから見た保冷保温装置2の側面断面図である。
はじめに、図1を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る保冷保温装置2の概要を説明する。本実施形態に係る保冷保温装置2は、円筒形状の筐体10と、筐体10の上側に配置された円筒形状の第2の筐体20とを備える。ただし、筐体の形状は円筒形状に限られるものではなく、直方体や多角柱の形状を有することもできる。筐体10及び第2の筐体20は、樹脂材料をはじめとする任意の材料で形成することができる。
筐体10の下側が稼働面になっており、ペルチェ素子により冷却または加熱された空気が下側へ吹き出すようになっている。よって、例えば、保冷保温装置2の下側に飲料等の入った容器を配置すれば、吹き出した気体により容器内の飲料等を保冷または保温することができる。気体としては空気が一般的であるが、保冷保温装置2を取り囲む周囲の気体に応じて、空気以外の気体の場合もあり得る。
保冷保温装置2で保冷または保温する対象物としては、ペットボトル、缶、瓶等の容器に入った飲料を例示できる。ただし、それに限られるものではなく、容器に入った固形の食物や、容器に入った食用でない液体、固体も含まれる。
本実施形態では、第2の筐体20は主にカバー部材の機能を果たしており、保冷保温装置2の主要な機器や部材は筐体10に取り付けられている。よって、以下の説明においては、主に筐体10及び筐体10に取り付けられる機器や部材について説明する。
次に、図2を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る保冷保温装置2の内部構造を説明する。保冷保温装置2の筐体10は、外殻10aと、全周に渡って外殻10aから内側に延びた支持部10bと、支持部10bの内側に設けられた開口10cとを備える。外殻10aから内側に延びた支持部10bは、筐体10の一部として、外殻10aと一体成形で設けることができる。ただし、これに限られるものではなく、支持部10bを別部材として形成して、外殻10aに取り付ける構造もあり得る。
筐体10には、その内部に取り付けられる板状部材4と、板状部材4に接して配置されるペルチェ素子6とが備えられる。
ペルチェ素子6は、異なる2種類の金属に電流を流すと、一方の金属から他方の金属へ熱が流れるペルチェ効果を利用した素子である。ペルチェ素子6に電流を流すと、一方の面が吸熱面となり、他方の面が加熱面となる。また、電流の向きを逆にすると、吸熱面と加熱面とが逆になる。ペルチェ素子6は、稼働面6a及びその裏側の非稼働面6bを有する。ペルチェ素子6の稼働面6aが吸熱面になる場合、つまり保冷保温装置2が容器内の飲料等を保冷するために用いられる場合には、非稼働面6bが加熱面になる。逆に、ペルチェ素子6の稼働面6aが加熱面になる場合、つまり保冷保温装置2が容器内の飲料等を保温するために用いられる場合には、非稼働面6bが吸熱面になる。ペルチェ素子6の平面形状は、飲料容器等の形状に合わせて円形である場合が好ましい。ただし、これに限られるものではなく、正方形、長方形、その他の多角形の形状の場合もあり得る。
板状部材4は薄板形状を有し、稼働面4a及びその裏側の素子取付面4bを有する。ペルチェ素子6の稼働面6aが板状部材4の素子取付面4bに接するように配置される。この場合、ペルチェ素子6自体が板状部材4に固定されることにより、稼働面6a及び素子取付面4bが接する状態を形成することもできる。また、ペルチェ素子6の非稼働面6b側に配置された部材、例えば、後述する非稼働側ヒートシンク34を固定することにより、稼働面6a及び素子取付面4bが接する状態を形成することもできる。この場合には、非稼働側ヒートシンク34及び板状部材4でペルチェ素子6を所定の面圧で挟み込む形になる。
ペルチェ素子6の稼働面6a及び板状部材4の素子取付面4bが接することにより、板状部材4の稼働面4aは、ペルチェ素子6の稼働面6aと同様な熱的状態になる。つまり、ペルチェ素子6の稼働面6aが吸熱面になる場合には、板状部材4の稼働面4aも吸熱面になる。ペルチェ素子6の稼働面6aが加熱面になる場合には、板状部材4の稼働面4aも加熱面になる。
板状部材4は、稼働面4aの中央の面領域が開口10cから露出し、中央の面領域の周囲に配置された周囲の面領域が筐体10の支持部10bに取り付けられる。更に詳細な取り付け構造については、図3を参照しながら後述する。
板状部材4の厚み寸法は、ペルチェ素子6により生じた熱エネルギを効率的に伝えるため、十分な機械強度が得られる限りにおいて薄い方が好ましい。厚み寸法として、0.5〜3mmを例示できるが、これに限られるものではない。板状部材4は、熱伝導率の高い金属材料で形成されるのが好ましい。金属材料としては、銅,アルミニウム,炭素鋼,ステンレス鋼等を例示することができるが、これに限られるものではない。
板状部材4の稼働面4aには、多数のフィン30aが備えられた稼働側ヒートシンク30が取り付けられる。よって、ペルチェ素子6により生じた熱エネルギが、板状部材4を介して、稼働側ヒートシンク30の各フィン30aに伝わる。これにより、フィン30aとフィン30aとの間を通る気体に、ペルチェ素子6により生じた熱エネルギを伝えることができる。
稼働側ヒートシンク30の下側には、稼働側ファンユニット32が配置される。また、稼働側ヒートシンク30の周囲には、流路26が設けられている。よって、図2の矢印に示すように、稼働側ファンユニット32により、稼働側ヒートシンク30のフィン30aとフィン30aとの間にある気体が吸引されて下側に吐出される。これに伴い、稼働側ヒートシンク30側が負圧になるので、保冷保温装置2の下側の気体が流路26へ流入し、流路26を下から上へ流れて、稼働側ヒートシンク30のフィン30aとフィン30aとの間に流入する。
例えば、ペルチェ素子6の稼働面6aが吸熱面の場合、稼働側ヒートシンク30により冷却された気体が、保冷保温装置2の下側から吐出される。これにより、保冷保温装置2の下側に配置された容器内の飲料等を保冷することができる。ペルチェ素子6の稼働面6aが加熱面の場合には、稼働側ヒートシンク30により加熱された気体が、保冷保温装置2の下側から吐出される。これにより、保冷保温装置2の下側に配置された容器内の飲料等を保温することができる。
図6を用いて後述するように、保冷保温装置2の下側に密封容器40が取り付けられた保冷保温ユニット60の場合には、気体を密封容器40の内部で循環させることができ、より効果的に容器50内の飲料等を保冷または保温することができる。
ただし、保冷保温装置2が、稼働側ヒートシンク30及び稼働側ファンユニット32を有さない場合もあり得る。その場合には、保冷保温装置2の板状部材4の稼働面4aに、飲料等の入った容器を接触させることにより、飲料等の保冷または保温を行うことができる。
次に、ペルチェ素子6の非稼働面6b側の説明を行う。ペルチェ素子6は、例えば、稼働面6aが吸熱面の場合、非稼働面6bは加熱面になる。このとき、稼働面6a側の吸熱能力が高めるためには、加熱面となる非稼働面6bを冷却することが好ましい。よって、本実施形態では、ペルチェ素子6の非稼働面6bに、多数のフィン34aが備えられた非稼働側ヒートシンク34が取り付けられている。更に、非稼働側ヒートシンク34の上側には、非稼働側ファンユニット36が配置されている。また、非稼働側ヒートシンク34の側方の周囲には、第2の筐体20に吸込口22が設けられている。非稼働側ヒートシンク30の上方には、第2の筐体20に吹出口24が設けられている。
よって、図2の矢印に示すように、非稼働側ファンユニット36により、非稼働側ヒートシンク34のフィン34aとフィン34aとの間にある気体が吸引され上側に吐出される。そして、気体は第2の筐体20の吹出口24から吹き出される。これに伴い、非稼働側ヒートシンク34側が負圧になるので、第2の筐体20の吸込口22から気体が吸い込まれ、非稼働側ヒートシンク34のフィン34aとフィン34aとの間に流入する。これにより、加熱面となる非稼働面6bが適切に冷却され、稼働面6a側の冷却能力を高めることができる。
ただし、これに限られるものではなく、用途によっては、保冷保温装置2が、非稼働側ヒートシンク34及び非稼働側ファンユニット36を有さない場合もあり得る。
上記の実施形態では、稼働面の裏側の面を非稼働面としたが、例えば、稼働面側で容器内の飲料等を保冷しているときに、被稼働面側で容器内の飲料等を保温することもできる。この場合には、被稼働面と称していても、実質的に保冷保温装置2の稼働面として機能することができる。
図2及び図3に示す支持部10bは板状の形状を有し、その下には、図6に示す密封容器40を取り付けるための空間が設けられている。ただし、支持部10bの形状はこの形状に限られるものではなく、例えば、図2及び図3に示す空間の部分も支持部10bで占められた構造もあり得る。
(板状部材の取り付け構造の1つの実施形態の説明)
図3は、図2に示す保冷保温装置2における板状部材4の取り付け構造の詳細を示す図であって、板状部材4の取り付け構造の1つの実施形態を示す模式図である。次に、図3を参照しながら、保冷保温装置2における板状部材4の取り付け構造の1つの実施形態の説明を行う。
上記のように、筐体10は、全周に渡って筐体10の外殻10aから内側に延びた支持部10bと、支持部10bの内側に設けられた開口10cとを有する。板状部材4は、稼働面4aの中央の面領域Bが開口10cから露出し、中央の面領域Bの周囲に配置された周囲の面領域Cが筐体10の支持部10bに取り付けられている。
支持部10bは、開口10cの周囲全周に渡って設けられた面部16及び凹部18を有する。特に、本実施形態では、支持部10bは、開口10cの周囲全周に設けられた内側の壁状部材12及び外側の壁状部材14を有する。2つの壁状部材12,14は、所定の間隔をあけて下側の面部から立ち上がった構造を有する。そして、内側の壁状部材12及び外側の壁状部材14の上面により支持部10bの面部16が形成される。また、内側の壁状部材12及び外側の壁状部材14の間の空間により、支持部10bの凹部18が形成される。
板状部材4の稼働面4aの周囲の面領域Cが、全周に渡って支持部10bの面部16と当接する。面どうしで当接するので、開口10cの周囲全周に渡って通気が遮断されたシール構造が形成される。
構造上、板状部材4の側面と筐体10の外殻10aの内面との間に、ある程度の隙間が生じる。よって、図3の矢印に示すように、ペルチェ素子6の非稼働面6b側の気体が、隙間を介して、板状部材4の稼働面4a側に流れる。しかし、このシール構造により、ペルチェ素子6の稼働面6aと同じ熱的状態になる板状部材4の稼働面4aの中央の面領域Bと、ペルチェ素子6の非稼働面bとの間における気体の流れを遮断できる。つまり、ペルチェ素子6により生じる吸熱側及び発熱側の間の気体の流れを遮断できる。
更に、板状部材4の稼働面4aの周囲の面領域C及び支持部10bの凹部18で囲まれた空間により、全周に渡って気体による断熱層が形成される。ペルチェ素子6の非稼働面6b側の気体が、隙間を介して、板状部材4の稼働面4a側に流れても、この断熱層によって、板状部材4の稼働面4aの中央の面領域B側の気体との間で十分な断熱を行うことができる。よって、開口10cの周囲全周に渡って気体による断熱層が形成されるので、長期間使用しても劣化することなく、ペルチェ素子6により生じる吸熱面側及び発熱面側の間の高い断熱性能を維持できる。
以上のように、本実施形態に係る保冷保温装置2では、長期間使用しても、容器内の飲料等に対する高い保冷保温性能を維持可能な保冷保温装置を提供することができる。
本実施形態に係る保冷保温装置2では、板状部材4の稼働面4aにヒートシンク30が取り付けられ、ヒートシンク30のフィン30aとフィン30aとの間の気体を流動させるファンユニット32を備えている。よって、ヒートシンク30及びファンユニット32により、ペルチェ素子6により生じた熱エネルギをより効率的に容器内の飲料等に伝えることができる。
特に、本実施形態では、2つの壁状部材12,14の上面16と板状部材4の稼働面4aの周囲の面領域Cとが当接するので、高い面圧による接触で高いシール性を得ることができる。また、板状部材4が壁状部材12,14の上面16とだけ接触するので、接触伝熱を最小限に抑えることができる。
本実施形態では、板状部材4の稼働面4aにおいて、周囲の面領域C及び支持部10bの凹部18で囲まれた空間を形成する。よって、断熱層を構成する気体が、板状部材4の稼働面4aにより冷却または加熱される。よって、断熱層を構成する気体が稼働面4aと同様に冷却または加熱される。つまり、稼働面4aが吸熱面であれば気体は冷却され、稼働面4aが加熱面であれば気体は加熱される。よって、断熱層が稼働面に対応した温度状態になるので、断熱性を更に高めることができる。
(板状部材4の取り付け構造のその他の実施形態の説明)
図4は、板状部材4の取り付け構造のその他の実施形態を示す模式図である。次に、図4を参照しながら、保冷保温装置2における板状部材4の取り付け構造のその他の実施形態の説明を行う。
図4(a)に示す実施形態は、図3に示す実施形態に比べて、稼働面の向きが逆になっている。つまり、図3に示す実施形態では、ペルチェ素子6の稼働面6a及び板状部材4の稼働面4aが下向きに配置されているが、図4(a)に示す実施形態では、ペルチェ素子6の稼働面6a及び板状部材4の稼働面4aが上向きに配置されている点で異なる。その他の点については、図3の実施形態と同様である。
図4(a)に示す実施形態では、板状部材4の素子取付面4bにおいて、周囲の面領域C及び支持部10bの凹部18で囲まれた空間を形成する。この場合、断熱層を構成する気体が、板状部材4の稼働面4aと同様に冷却または加熱されるようにはならないが、実用上十分な断熱性を有する。
図4(b)に示す実施形態は、図3に示す実施形態に比べて、筐体10の支持部10bの形状が異なり、その他の点については、図3の実施形態と同様である。
図3に示す実施形態では、支持部10bが、2つの壁状部材12,14が下側の面部から立ち上がった構造を有する。一方、図4(b)に示す実施形態では、支持部10bが、板状部材4の稼働面4aと接する所定に長さの面部16を有し、その面部16の一部が下方に窪んで凹部18を形成している。本実施形態では、図3に示す実施形態のような大きな面圧を得ることはできないが、逆に、より大きな接触面積を得ることができる。よって、本実施形態においても、十分なシール性及び断熱性を有することができる。
図4(c)に示す実施形態は、図4(b)に示す実施形態と同様な構造の支持部10bを有する。図4(b)に示す実施形態と異なる点は、稼働面の向きが逆になっている点である。つまり、図4(b)に示す実施形態では、ペルチェ素子6の稼働面6a及び板状部材4の稼働面4aが下向きに配置されているが、図4(c)に示す実施形態では、ペルチェ素子6の稼働面6a及び板状部材4の稼働面4aが上向きに配置されている点で異なる。その他の点については、図4(b)の実施形態と同様である。本実施形態においても、実用上十分なシール性及び断熱性を有することができる。
(本発明の1つの実施形態に係る保冷保温装置の説明)
図5は、保冷保温装置2及び密封容器40を備えた本発明の1つ実施形態に係る保冷保温ユニット60の概要を示す図である。(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。図6は、図5(b)の断面A−Aから見た保冷保温ユニット60の側面断面図である。図7は、図5に示す保冷保温ユニット60の分解斜視図である。
はじめに、図5を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る保冷保温ユニット60の概要を説明する。本実施形態に係る保冷保温ユニット60は、図1から図3に示す保冷保温装置2の下側に密封容器40が取り付けられた構造を有する。保冷保温装置2については、図1から図3に示す保冷保温装置2と同様である。
本実施形態に係る保冷保温ユニット60は、筐体10及び第2の筐体20から構成される保冷保温装置2と、保冷保温装置2の下側に配置された密封容器40とを備える。保冷保温装置2の筐体10の下側が稼働面になっており、ペルチェ素子6により冷却または加熱された気体が密封容器40の内部に吹き出すようになっている。図7の分解斜視図により、本実施形態に係る保冷保温ユニット60の各構成機器が示されている。
次に、図6を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る保冷保温ユニット60の内部構造を説明する。保冷保温装置2の内部構造については、既に図1から図3を用いて説明したので、繰り返しの説明は省略する。
密封容器40の上端部には、雄ネジである密閉容器側ネジ部42が設けられている。筐体10に、密封容器40の密閉容器側ネジ部42と螺合する雌ネジである筐体側ネジ部44が設けられている。これにより、密封容器40で、板状部材4の稼働面4a側を気密に覆うことができる。つまり、板状部材4の稼働面4a,稼働側ヒートシンク30,稼働側ファンユニット32及び流路26を、密封容器40で密封することができる。密封性を高めるために、密閉容器40及び筐体10の接続部分にシール材を介在させることもできる。
密封容器40の外壁は、二重壁等により断熱構造を有するのが好ましい。例えば、筐体側ネジ部44を市販の保温水筒のネジ部と合うように形成すれば、市販の保温水筒の本体を密封容器40として用いることもできる。
図6に示すように、密封容器40の中に飲料等の容器50が入れられる。図6の矢印に示すように、稼働側ファンユニット32により、筐体10の下側の中央領域から気体が下側に吹き出され、密封容器40の底面近傍でUターンする。そして、気体は、180度向きを変えて上側に流れ、筐体10の周囲側に配置された入口26aから流路26に流入する。つまり、筐体10から吹き出された気体は、中央側を下向きに流れて、周辺側で上向きに流れる循環フローを形成する。そして、気体は流路26内を上側に流れて、稼働側ヒートシンク30に戻る。気体は、稼働側ヒートシンク30のフィン30aとフィン30aとの間を流動する間に冷却または加熱され、稼働側ファンユニット32により、再び筐体10の下側に吹き出される。このようなサイクルを繰り返すことによって、密封容器40の中に入った容器50の中の飲料等を、効果的に保冷または保温することができる。
特に、密封容器40内を循環して戻った気体が流入する入口26aが、外殻10aで覆われた筐体10の内部に位置する。よって、流路26の入口26aから落ちた液滴は、必ず密封容器40の内部に落ちる。
例えば、板状部材4の稼働面4aが吸熱面として機能する場合、密封容器40内の容器50から熱を奪って温度が上昇した気体が再び流路26に流入し、温度の低い流路26の内壁に接触したとき、結露が生じる可能性がある。しかし、入口26aが密封容器40の内部に位置しているので、重力により、流路26付着した水分が落下して、密封容器40内に収容される。よって、本実施形態に係る保冷保温ユニット60では、結露の問題を解消することができる。
(本発明のその他の実施形態に係る保冷保温装置の説明)
図8は、保冷保温装置2及び密封容器40を備えた本発明のその他の実施形態に係る保冷保温ユニット60’の概要を示す図である。(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。図9は、図8(b)の断面A−Aから見た保冷保温ユニット60’の側面断面図である。
図8に示す実施形態は、図5に示す実施形態に比べて、ユニットの上下の向きが逆になっている。つまり、図5に示す1つの実施形態に係る保冷保温ユニット60では、保冷保温装置2の稼働面が下向きに配置され、密封容器40が保冷保温装置2の下側に配置されている。一方、図8に示すその他の実施形態に係る保冷保温ユニット60’では、保冷保温装置2の稼働面が上向きに配置され、密封容器40が保冷保温装置2の上側に配置されている。これに伴い、本実施形態では、保冷保温装置2の第2の筐体20の下部に脚部20aが備えられている。これにより、保冷保温装置2が載置された床面と吹出口24との間に所定の隙間が確保できる。よって、気体の流れが阻害されることを防いでいる。
このような構造により、図9の矢印に示すように、稼働側ファンユニット32により、筐体10の上側の中央領域から気体が上側に吹き出され、密封容器40の上面近傍でUターンする。そして、気体は180度向きを変えて下側に流れ、筐体10の周囲側に配置された入口26aから流路26に流入する。つまり、筐体10から吹き出された気体は、中央側を上向きに流れて、周辺側で下向きに流れる循環フローを形成する。そして、気体は流路26内を下側へ流れて、稼働側ヒートシンク30に戻る。気体は、稼働側ヒートシンク30のフィン30aとフィン30aとの間を流動する間に冷却または加熱され、稼働側ファンユニット32により、再び筐体10の上側に吹き出される。このようなサイクルを繰り返すことによって、密封容器40の中に入った容器50の中の飲料等を、効果的に保冷または保温することができる。
図8及び図9に示す保冷保温ユニット60では、密封容器40内で気体を循環させて容器50内の飲料等を保冷または保温しているが、密封容器40を除いた状態で、容器50内の飲料等を保冷または保温することもできる。例えば、密封容器40を取り除いた大気開放の状態で、保冷保温装置2の上面に容器50を載せて、容器50内の飲料等を保冷または保温をすることもできる。
上記の実施形態では、保冷保温装置2の中央領域で気体を吹き出して、保冷保温装置2の周囲領域から気体を取り込む気体の流れであるが、これに限られるものではない。ファンユニット32、36のファンの回転を逆転させて、保冷保温装置2の周囲領域で気体を吹き出して、保冷保温装置2の中央領域から気体を吸い込むようにすることもできる。この場合には、ファンユニット32、36の吐出直後の位置にヒートシンク30,36が位置することになる。
本発明の実施の形態、実施の態様を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態、実施の態様における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 保冷保温装置
4 板状部材
4a 稼働面
4b 素子取付面
6 ペルチェ素子
6a 稼働面
6b 非稼働面
10 筐体
10a 外殻
10b 支持部
10c 開口
12 内側の壁状部材
14 外側の壁状部材
16 面部
18 凹部
20 第2の筐体
20a 脚部
22 吸込口
24 吹出口
26 流路
30 稼働側ヒートシンク
30a フィン
32 稼働側ファンユニット
34 非稼働側ヒートシンク
34a フィン
36 非稼働側ファンユニット
38 基板
40 密閉容器
42 密閉容器側ネジ部
44 筐体側ネジ部
50 容器
60,60’保冷保温ユニット

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に取り付けられ、稼働面及びその裏側の素子取付面を有する板状部材と、
    前記板状部材の前記素子取付面に接する稼働面及びその裏側の非稼働面を有するペルチェ素子と、を備えた容器内の飲料等を保冷または保温するための保冷保温装置であって、
    前記筐体が、全周に渡って前記筐体の外殻から内側に延びた支持部と、前記支持部の内側に設けられた開口とを備え、
    前記支持部が、前記開口の周囲に全周に渡って設けられた面部及び凹部を有し、
    前記板状部材の前記稼働面及び前記素子取付面の一方の面において、
    中央の面領域が前記開口から露出し、前記中央の面領域の周囲に配置された周囲の面領域が、全周に渡って前記支持部の面部と当接し、
    前記周囲の面領域及び前記支持部の前記凹部で囲まれた空間により、全周に渡って気体による断熱層が形成され、
    前記支持部が、前記開口の周囲全周に設けられた内側の壁状部材及び外側の壁状部材を有し、
    前記内側の壁状部材及び前記外側の壁状部材の上面により前記支持部の前記面部が形成され、
    前記内側の壁状部材及び前記外側の壁状部材の間の空間により、前記支持部の前記凹部が形成されることを特徴とする保冷保温装置。
  2. 前記板状部材の前記稼働面において、前記周囲の面領域及び前記支持部の前記凹部で囲まれた空間を形成することにより、前記断熱層を構成する気体が、前記板状部材の前記稼働面により冷却または加熱されることを特徴とする請求項に記載の保冷保温装置。
  3. 前記板状部材の前記稼働面にヒートシンクが取り付けられ、
    前記ヒートシンクのフィンとフィンとの間の気体を流動させるファンを備えることを特徴とする請求項に記載の保冷保温装置。
  4. 請求項に記載の保冷保温装置と、
    前記保冷保温装置の前記板状部材の前記稼働面側を覆う密封容器と、を備え、
    前記密封容器の中に前記容器が入れられることを特徴とする保冷保温ユニット。
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