JP6617117B2 - 半構造データのためのスケーラブルな分析プラットフォーム - Google Patents

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    • G06F16/90Details of database functions independent of the retrieved data types
    • G06F16/901Indexing; Data structures therefor; Storage structures

Description

関連出願の相互参照
この出願は、2012年12月21日に出願された米国特許出願第13/725,39
9号および2011年12月23日に出願された米国仮出願第61/580,193号に
対する優先権を主張するものである。
本開示は、スケーラブルな双方向データベースプラットフォームに関するものであり、
より詳細には、ストレージおよび計算を組み込む半構造データのためのスケーラブルな双
方向データベースプラットフォームに関するものである。
本明細書に提供される背景技術の記載は、開示の文脈を一般に提示する目的のためのも
のである。現在名を挙げられた発明者らの研究は、それがこの背景技術の欄に記載される
範囲内で、ならびに、そうでない場合には出願時に先行技術として資格を与えられ得ない
背景技術の記載の態様は、本開示に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認められ
ない。
伝統的なデータベースシステムは、典型的には、計算能力を有さないブロックでアドレ
ス指定可能な持続的ストレージデバイスから成る、基礎的ストレージバックエンドと密に
集積されたクエリ実行エンジンを特徴とする。これらのデバイス(ハードディスクドライ
ブおよび/またはソリッドステートドライブ)は、(a)データが順次または無作為にア
クセスされるかどうかに著しく依存して異なるアクセス時間、(b)ブロックの粒度に設
定された固定した最小サイズを有するアクセス単位、および(c)メインメモリよりも(
数桁)著しく遅いアクセス時間によって特徴付けられる。これらの特徴は、ストレージバ
ックエンドが何の重要な計算能力も有さないという想定と共に、ストレージ管理からクエ
リ実行やクエリの最適化までデータベースシステムの設計に重要な影響を与えている。
データベースは、本来、ビジネスの毎日の活動を管理する操作可能ストアとして機能し
ていた。データベース技術が性能と費用の両方を改善したことにつれて、ビジネスは、後
の分析のためにますます増える量の操作履歴およびビジネス状態を保持する必要性を理解
していた。そのような分析は、ビジネスが、それらの処理への洞察を得て、それらを最適
化するのに役立ち、それによって、競争的利点をもたらし、利益を増す。
データウェアハウジングは、この必要性から生まれた。ビジネスデータは、よく構成さ
れていることが多く、関係表に容易に適合する。データウェアハウスは、このビジネスデ
ータのオフライン分析のために構造化クエリ言語(SQL)を提供する本質的にスケーラ
ブルな関係データベースシステムであり、読み出しを主とする作業負荷のために最適化さ
れる。例えば、データウェアハウスは、Teradataや、Vertica、Gree
nplum、およびAster Dataなどの新たなベンダーのような伝統的なシステ
ムを含む。それらは、SQLインターフェース、インデックス、および高速カラム型アク
セスを提供する。
典型的には、データウェアハウスは、種々のソースおよび運用システムから採集される
データを、周期的に、例えば毎夜または毎週、ロードされる。このデータをクリーニング
し、キュレーションし(curating)、単一スキーマに統一し、それをウェアハウ
スの中にロードする処理は、ETL(extract‐transform‐load:
抽出‐変換‐ロード)として知られる。様々なソースおよびデータが増加するにつれて、
ETL処理の複雑さもまた増加する。うまくETLを実装することは、適切なスキーマを
定義し、入力データを所定のスキーマに合致させることを含み、専門家を数週間から数カ
月間かけさせ得、変更は、実施することが困難であり得るか不可能であり得る。ETL処
理を支援するために市場には、Abinitio、Informatica、およびPe
ntahoなどの多くのツールがある。しかしながら、ETL処理は、一般に、煩雑で、
脆弱で、高価なままである。
データ分析市場は、ビジネスユーザがウェアハウスにおけるデータの反復分析をその場
限りで実行することを容易にさせる多数のビジネスインテリジェンスおよび可視化ツール
で爆発的に増加している。ビジネスインテリジェンスツールは、ウェアハウスデータの多
次元集計を構築し、ユーザがこのデータの種々の断片および射影を通して操作して見るこ
とを可能にする。例えば、ビジネスユーザは、製品カテゴリ、地域、および店による毎月
の売上総計を見ることを望む可能性がある。次いで、彼らは、特定のカテゴリについての
毎週の売上をより深く掘り調べること、または全国についての売上を見るために画面を上
方に送ることを望む可能性がある。多次元集計はまた、オンライン分析処理(OLAP:
online analytical processing)キューブとしても呼ばれ
得る。Business ObjectおよびCognosなどの多数のビジネスインテ
リジェンス(BI)ツールは、そのような分析を可能にし、キューブをクエリするための
Multidimensional Expressions(MDX)と呼ばれる言語
をサポートする。また、ビジネスユーザが、これらのキューブおよびデータウェアハウス
を直感的に操作することを可能にする、MicroStrategy、Tableau、
およびSpotfireなどの多数の可視化ツールがある。
ここ最近、ビジネスが分析することを望むデータの型は変化している。伝統的な現実世
界のビジネスがオンラインおよび新たなオンラインのビジネス形態を進めるにつれ、これ
らのビジネスは、GoogleやYahooなどの先導企業が氾濫させるデータの型を分
析する必要性がある。これらは、ウェブページ、ページビューのログ、クリックストリー
ム、RSS(Rich Site Summary)フィード、アプリケーションログ、
アプリケーションサーバログ、システムログ、トランザクションログ、センサデータ、ソ
ーシャルネットワークフィード、ニュースフィード、およびブログ投稿などのデータの型
を含む。
これらの半構造データは伝統的なウェアハウスにうまく適合しない。それらは、いくつ
かの固有構造を有するが、構造は矛盾し得る。構造は、経時的に迅速に変化し得、異なる
ソースにわたって変動し得る。それらは、本来、表形式ではなく、ユーザがこれらのデー
タ上で動作させることを望むクラスタ化、分類、予測などの分析は、SQLで容易に表わ
されない。これらのデータの効果的な使用を行うための既存のツールは、煩雑で不十分で
ある。
結果として、新たな高度にスケーラブルなストレージおよび分析プラットフォームは、
ウェブクロールや検索を管理するためにGoogleに実装される技術によって着想を得
たHadoopを生じた。それの核心において、Hadoopは、それのデータを信頼性
をもって記憶するためのクラスタ化されたファイルシステム、HDFS(Hadoop
Distributed File System)、および、より複雑な分析をサポー
トするための基本的な並列分析エンジン、MapReduceを提供する。これらの実例
をはじめとして、Hadoopエコシステム(ecosystem)は、インデックス付
きの、操作可能なストア、HBase、および、MapReduceに頼る新たなクエリ
インターフェース、PigやHiveを含むように成長した。
Hiveは、クエリ最適化、キャッシング、およびインデックス付けのために伝統的な
ウェアハウスにおいて見付けられる何の最適化も無しに、クエリレイヤをHadoopの
トップ上に追加するApacheプロジェクトである。代わりに、Hiveは、(Hiv
e‐QLと呼ばれる)SQLのような言語でクエリをHadoopクラスタに対して動作
されることになるMapReduceジョブに単純に変える。伝統的なビジネスユーザに
ついてのHiveに関する3つの主な問題がある。Hiveは、標準SQLをサポートし
ないし、動的スキーマを有さない。更に、各Hiveクエリは、ソースデータの全てを再
度構文解析するMapReduceジョブを要求し、ソースデータを通した多数のパスを
要求することが多いので、Hiveは、双方向クエリを可能にするほど十分高速ではない
Impalaは、ClouderaのHadoop実装上のHive‐QLクエリのた
めのリアルタイムのエンジンである。それは、Hiveのシーケンスファイル上の分析を
提供し、ネストされたモデルを結局はサポートし得る。しかしながら、それは動的スキー
マを有しておらず、代わりに、ユーザが、クエリされることになるデータについて前もっ
てスキーマを依然として提供することを要求する。
Pigは、別のApacheプロジェクトであり、Hadoopにおけるログファイル
を処理するためにスキーマの無いスクリプト言語を提供する。HiveのようなPigは
、すべてをマップリデュースジョブに変換する。同様に、それは、何のインデックスも活
用せず、双方向性のために十分高速ではない。
Jaqlは、Java(登録商標)スクリプトオブジェクト表記(JSON:Java
Script Object Notation)ログを分析するための(SQLのよう
な宣言型言語とは対照的に)スキーマの無い宣言型言語である。Pigのように、それは
、Hadoop上のマップリデュースプログラムにコンパイルされ、双方向的ではない速
度を含む同じ欠点の多くを共有する。
Hadoop自体は、かなり迅速に流行しており、クラウド内で容易に利用可能である
。Amazonは、クラウド内で動くHadoopのMapReduce実装に事実上等
価であり得る、Elastic Map‐Reduceを提供する。それは、Amazo
nのクラウドをベースとしたS3(Simple Storage Service)内
に記憶されたデータに作用し、結果をS3に出力する。
Hadoopエコシステムの利点は、3つの部分からなる。第1に、システムは、極端
なサイズまでスケーリングし、任意のデータ型を記憶することができる。第2に、それは
、伝統的なウェアハウスに比べて極端に費用が低い(20倍ほども安い)。第3に、それ
は、単一ベンダーとの固定化を回避するオープンソースである。ユーザは、正しいジョブ
のための正しいツールを選び取る能力を望み、それらのジョブを行わせるためにシステム
間でデータが動くことを回避する。Hadoopはより柔軟であるが、Hadoopの使
用は、普通は見つけることが困難である深い知識を有し特殊な技術を有するアドミニスト
レータやプログラマーを必要とする。その上、Hadoopは、双方向型であるには遅す
ぎる。最も単純なクエリでさえ、実行するのに数分から数時間かかる。
Dremmelは、Googleで内部的に開発されたツールであり、それは、ネスト
された関係的または半構造データ上でSQLをベースとした分析クエリを提供する。元の
バージョンはProtoBuf形式でデータを取り扱っていた。Dremmelは、全て
のレコードのためにユーザが前もってスキーマを定義することを要求する。BigQue
ryは、Dremmelのクラウドをベースとした商業化であり、CSVおよびJSON
形式を取り扱うために拡張される。Drillは、Dremmelのオープンソースバー
ジョンである。
Asterixは、JSONの一般化である抽象データモデル(ADM)および注釈ク
エリ言語(AQL:annotation query language)を使用する
半構造データを管理し分析するためのシステムである。Asterixは、標準SQLを
サポートせず、本開示によってもたらされる高速アクセスを有さない。
クエリシステムを操作する方法は、データソースからオブジェクトを取り出すことを含
み、取り出されたオブジェクトのそれぞれは、(i)データおよび(ii)データを記述
するメタデータを含む。方法は、取り出されたオブジェクトのそれぞれからスキーマを推
論することによって累積スキーマを動的に生成することと、推論されたスキーマを累積ス
キーマと併合することと、を含む。方法は、取り出されたオブジェクトのそれぞれのデー
タをストレージサービス内に記憶することを含む。方法は、クエリをユーザから受信する
ことと、ストレージサービスによって記憶されたデータに基づいてクエリに応答すること
と、を含む。
方法はまた、累積スキーマを関係スキーマに変換することと、関係スキーマをユーザに
提示することと、を含み、ユーザからのクエリは、関係スキーマ上で構築される。方法は
また、取り出されたオブジェクトのそれぞれのデータを(i)第1のインデックスおよび
(ii)配列インデックスの少なくとも1つ内に記憶することを含み、ストレージサービ
スは、第1のインデックスおよび配列インデックスを含む。方法はまた、第1のインデッ
クスおよび配列インデックスの少なくとも1つからのデータに基づいてクエリに応答する
ことを含む。
方法はまた、取り出されたオブジェクトからのデータをキーと値のペアとして第1のイ
ンデックス内に記憶することを含み、キーと値のペアの値はデータであり、キーと値のペ
アのキーは、(i)関係スキーマと矛盾しないデータのパスおよび(ii)取り出された
オブジェクトの固有識別子に基づく。キーと値のペアのキーは、第1のインデックスが、
キーと値のペアを最初にパスによって、その後、固有識別子によって併置するように、構
築される。配列の一部であるデータは、配列インデックス内に記憶される。配列の一部で
あるデータは、第1のインデックス内に記憶されない。
データは、配列インデックス内にキーと値のペアとして記憶され、キーと値のペアの値
はデータであり、キーと値のペアのキーは、(i)関係スキーマと矛盾しないデータのパ
ス、(ii)取り出されたオブジェクトの固有識別子、および(iii)配列内のデータ
の位置のインデックスに基づく。キーと値のペアのキーは、配列インデックスが、キーと
値のペアを最初にパスによって、次に、固有識別子によって、その後、インデックスによ
って併置するように、構築される。キーと値のペアのキーは、結合キーに更に基づく。キ
ーと値のペアのキーは、配列インデックスが、キーと値のペアを最初にパスによって、次
に、固有識別子によって、次に、結合キーによって、その後、インデックスによって併置
するように、構築される。方法はまた、補助配列インデックス内にデータを選択的に記憶
することを含む。
データは、補助配列インデックス内にキーと値のペアとして記憶され、キーと値のペア
の値はデータであり、キーと値のペアのキーは、(i)関係スキーマと矛盾しないデータ
のパス、(ii)配列内のデータの位置のインデックス、および(iii)オブジェクト
の固有識別子に基づく。キーと値のペアのキーは、補助配列インデックスが、キーと値の
ペアを最初にパスによって、次に、インデックスによって、その後、固有識別子によって
併置するように、構築される。キーと値のペアのキーは、結合キーに更に基づく。キーと
値のペアのキーは、補助配列インデックスが、キーと値のペアを最初にパスによって、次
に、インデックスによって、次に、固有識別子によって、その後、結合キーによって併置
するように、構築される。
方法はまた、順序を保つインデックスストア内に第1のインデックスを記憶することを
含み、ストレージサービスは、順序を保つインデックスストアを含む。方法はまた、順序
を保つインデックスストア内に配列インデックスを記憶することを含む。関係スキーマは
構造化クエリ言語(SQL)スキーマであり、クエリはSQLクエリである。クエリは、
Hive‐QLクエリ、jaqlクエリ、およびXQueryのうちの1つである。
方法はまた、マップとして累積スキーマのオブジェクトを選択的に識別することを含む
。累積スキーマのオブジェクトは、取り出されたオブジェクト内のオブジェクトのフィー
ルドの発生の頻度に基づいてマップとして識別される。方法はまた、発生頻度を追跡する
間に、累積スキーマを動的に生成することを含む。累積スキーマのオブジェクトは、閾値
より下の発生の頻度の平均に応答して、マップとして識別される。
方法はまた、マップに対応するデータをキーと値のペアとしてマップインデックスの中
に記憶することを含み、キーと値のペアの値はデータであり、キーと値のペアのキーは、
(i)関係スキーマと矛盾しないデータのパス、(ii)データを提供する取り出された
オブジェクトの固有識別子、(iii)マップの結合キー、および(iv)マップ内のデ
ータのマップキーに基づく。キーと値のペアのキーは、マップインデックスが、キーと値
のペアを最初にパスによって、次に、固有識別子によって、次に、結合キーによって、そ
の後、マップキーによって併置するように、構築される。
方法はまた、マップに対応するデータをキーと値のペアとして補助マップインデックス
の中に記憶することを含み、キーと値のペアの値はデータであり、キーと値のペアのキー
は、(i)関係スキーマと矛盾しないデータのパス、(ii)マップ内のデータのマップ
キー、(iii)データを提供する取り出されたオブジェクトの固有識別子、および(i
v)マップの結合キーに基づく。キーと値のペアのキーは、補助マップインデックスがキ
ーと値のペアを最初にパスによって、次に、マップキーによって、次に、固有識別子によ
って、その後、結合キーによって併置するように、構築される。
累積スキーマを関係スキーマに変換することは、累積スキーマのトップレベルにおける
各要素についてのカラムを有するルート表を生成することを含む。累積スキーマを関係ス
キーマに変換することは、累積スキーマにおける各配列について関係スキーマ内に追加表
を生成することを含む。追加表は、(i)結合キーカラム、(ii)インデックスカラム
、および(iii)配列における各スカラ型データについて、値カラムを含む。
方法はまた、配列が累積スキーマのトップレベルにあるときに、結合キーカラムを追加
表におよびルート表に挿入することを含む。方法はまた、配列がトップレベルより下の累
積スキーマ内にネストされるときに、結合キーカラムを追加表におよび中間表に挿入する
ことを含む。累積スキーマを関係スキーマに変換することは、累積スキーマにおける各マ
ップについて関係スキーマ内に追加表を生成することを含む。
追加表は、(i)結合キーカラム、(ii)キーカラム、および(iii)マップ内の
各スカラ型データについて、値カラムを含む。キーカラムは文字列型である。方法はまた
、マップが累積スキーマのトップレベルにあるときに、結合キーカラムを追加表におよび
ルート表に挿入することを含む。
方法はまた、マップがトップレベルより下の累積スキーマ内にネストされるときに、結
合キーカラムを追加表におよび中間表に挿入することを含む。方法はまた、取り出された
オブジェクトのデータ値をキーと値のペアとして値インデックス内に選択的に記憶するこ
とを含み、キーと値のペアのキーは、(i)関係スキーマと矛盾しないデータ値のパスお
よび(ii)データ値に基づき、キーと値のペアの値は、取り出されたオブジェクトの固
有識別子に基づき、ストレージサービスは、値インデックスを含む。
キーと値のペアのキーは、値インデックスが、キーと値のペアを最初にパスによって、
その後、データ値によって併置するように、構築される。データ値が配列の一部であると
き、キーと値のペアの値は、配列におけるデータ値のインデックスに更に基づく。キーと
値のペアの値は、配列の結合キーに更に基づく。データ値がマップの一部であるとき、キ
ーと値のペアの値は、マップにおけるデータ値のマップキーに更に基づく。
キーと値のペアの値は、マップの結合キーに更に基づく。方法はまた、メタデータをデ
ータソースから取得された生データに追加することによって、取り出されたオブジェクト
を生成することを含む。取り出されたオブジェクトについてスキーマを推論することは、
取り出されたオブジェクトのメタデータおよび取り出されたオブジェクトの要素の推論さ
れた型に基づいて実行される。取り出されたオブジェクトのそれぞれについて、取り出さ
れたオブジェクトのデータは値を含み、取り出されたオブジェクトのメタデータは、値の
名前を含む。
取り出されたオブジェクトのそれぞれは、Javaスクリプトオブジェクト表記(JS
ON)オブジェクトである。累積スキーマは、Javaスクリプトオブジェクト表記(J
SON)スキーマである。方法はまた、取り出されたオブジェクトのそれぞれを行インデ
ックス内に選択的に記憶することを含み、ストレージサービスは、行インデックスを含む
。取り出されたオブジェクトは、キーと値のペアとして行インデックス内に記憶され、キ
ーと値のペアのキーは、取り出されたオブジェクトの固有識別子であり、キーと値のペア
の値は、取り出されたオブジェクト全体の直列化である。
本開示の適用性の更なる範囲は、以下に提供される発明を実施するための形態から明ら
かになるであろう。発明を実施するための形態および特定の例は、例示目的のために意図
されるものであり、開示の範囲を限定することを意図されないことが理解されるべきであ
る。
本開示は、発明を実施するための形態および添付の図面からより十分に理解されること
になるであろう。
クラウドリソースを活用する半構造データのためのスケーラブルな分析プラットフォーム用のネットワークアーキテクチャ例を描写する。 ユーザエンドにおけるサーバアプライアンスを用いる半構造データのためのスケーラブルな分析プラットフォーム用のネットワークアーキテクチャ例を描写する。 サーバシステムの機能的ブロック図である。 半構造データのためのスケーラブルな分析プラットフォーム例の機能的ブロック図である。 半構造データのためのスケーラブルな分析プラットフォームのクエリシステム例の機能的ブロック図である。 採集したデータを組み込む方法例を描写するフローチャートである。 スキーマを推論する方法例を描写するフローチャートである。 2つのスキーマを併合する方法例を描写するフローチャートである。 スキーマを折り畳む方法例を描写するフローチャートである。 データをインデックスにポピュレートする方法例を描写するフローチャートである。 マップ装飾を実行する方法例を描写するフローチャートである。 JSONスキーマから関係スキーマを生成する方法例を描写するフローチャートである。
図面中、参照番号は、類似および/または同一要素を識別するために再使用され得る。
概要
本開示は、半構造データをクエリするためにSQL(構造化クエリ言語)に準拠したイ
ンターフェースを提供することが可能な分析プラットフォームを記載する。例示目的のた
めだけに、半構造データは、JSON(JavaScript Object Nota
tion)形式で表現される。他の自己記述式の半構造形式は、本開示の原理に従って使
用され得る。ソースデータは自己記述式である必要はない。記述は、プロトコルバッファ
のようなものと同様の場合であろうように、データとは分離され得る。タグをデータに適
用するための規則、発見的問題解決法、またはラッパー関数がある限り、任意の入力デー
タは、JSON形式に類似したオブジェクトに変えられ得る。
本開示に係る分析プラットフォームの種々の実装では、以下の利点のいくつかまたは全
てが実現される。
速度
分析プラットフォームは、その場限りの、探索的、および双方向型の分析をサポートす
るために高速のクエリ応答時間を提供する。ユーザは、クエリを送信し、その結果を見る
ためにその日または次の日の後で戻すこと無く、データにおける隠された洞察を迅速に発
見するためにこのシステムを使用することができる。分析プラットフォームは、インデッ
クス内に採集したデータの全てを記憶するインデックスストアに頼り、それは、高速応答
時間を可能にする。
2つの主なインデックス、ビッグインデックス(BI:BigIndex)および配列
インデックス(AI:ArrayIndex)が使用され、それらは以下により詳細に記
載される。これらは、パスインデックスとカラム指向型ストアの中間物である。カラム指
向型ストアのように、それらは、クエリが、関連したフィールドにあるデータだけを取り
出すことを可能にし、それによって、I/O(入出力)デマンドを減らし、性能を改善す
る。しかしながら、カラムストアとは異なり、これらのインデックスは、非常に多くのフ
ィールドを有する複雑なネストされたオブジェクトおよびコレクションに適する。他のア
クセスパターンについて、分析プラットフォームエンジンは、値インデックス(VI:V
alueIndex)を含む、以下により詳細に記載される補助インデックスを維持する
。伝統的なデータベースインデックスのように、値インデックスは、特定のフィールド値
または値の範囲について高速の対数的アクセスを提供する。これらのインデックスは、ク
エリを満たすために取り出すことが必要なデータを著しく削減し、それによって、応答時
間を改善する。
動的スキーマ
分析プラットフォームは、ユーザが、予測されたスキーマを事前に知る必要がないよう
に、データ自体からスキーマを推論し、また、データがロードされ得る前に、スキーマを
予め宣言する。半構造データは、経時的にも異なるソースにわたっても可変な構造を有し
得る。従って、エンジンは、データが到着する際に動的にデータからスキーマ(または構
造)を計算し更新する。この計算されたスキーマに基づく関係スキーマは、ユーザに提示
され、彼らはそれをクエリを構成するために使用することができる。
プログラマーにデータコレクションのスキーマをそれらをクエリする前に指定すること
を要求する以前の分析エンジンとは異なり、本プラットフォームは、採集したオブジェク
トの全ての中で基礎的スキーマを計算する(または、推論する)。動的スキーマ特性が原
因で、かなりの柔軟性がある。ソースデータを生成するアプリケーションは、アプリケー
ションが進化するにつれ構造を変えることができる。分析家は、期間毎にどのようにスキ
ーマが変動するかを指定する必要性無しに、様々な期間からデータを集計しクエリするこ
とができる。その上、数か月かかり得、また、スキーマに適合しないデータの排除を要求
することが多い、グローバルスキーマを設計し実施する必要性は無い。
「スキーマフリー」として記載されることがあるMapReduceまたはPigのよ
うな他の分析システムは、2つの主な欠点を有する。第1に、それらは、推論されたスキ
ーマをユーザに自動的に提示する代わりに、データをクエリするためにユーザにスキーマ
を知ることを要求する。第2に、それらは、全てのクエリ上でオブジェクトおよびそれら
の構造を構文解析し解釈する一方で、分析プラットフォームは、ロード時にオブジェクト
を構文解析しインデックス付けする。これらのインデックスは、上述のように、後のクエ
リが、かなり高速に動作することを可能にする。以前のエンジンは、基礎的データからの
精密で簡潔なスキーマの自動的な推論を提供しない。
SQL
分析プラットフォームは、ユーザが、既存のSQLツール(例えば、報告、可視化、お
よびBIツール)や専門技術を活用することができるように、標準SQLクエリインター
フェース(例えば、ANSI SQL2003に準拠したインターフェース)を露出する
。結果として、SQLまたはSQLツールに精通するビジネスユーザは、データウェアハ
ウスをロードする必要性無しに、半構造データに直接的にアクセスしクエリすることがで
きる。伝統的なSQLをベースとしたツールは、JSONまたは他の半構造データ形式を
取り扱わないので、分析プラットフォームは、JSONオブジェクトの計算されたスキー
マの関係ビューを提示する。それは、正規化ビューを提示し、サイズを管理することが可
能であるビューを保つための最適化を組み込む。関係ビューは、スキーマ内にいくつかの
表を提示し得るが、これらの表は、必ずしも具体化されない。
表形式の半構造データの表現をより良く適応させるために、分析プラットフォームは、
「マップ」オブジェクトを自動的に識別することができる。マップは、オブジェクト(ま
たはネストされたオブジェクト)であり、そのオブジェクトにおいて、フィールド名と値
の両方が検索され得、クエリされ得る。例えば、オブジェクトは、フィールド名として日
付と、値についてのページビューのような統計と、を含有し得る。関係ビューにおいて、
マップは別個の表に抽出され、キーがキーカラム内にあり、値が値カラム内にあるように
、データはピボットされる。
スケーリングおよび融通性
分析プラットフォームは、大きなデータセットサイズを取り扱うためにスケーリングす
る。分析プラットフォームは、独立ノードにわたって内部データ構造や処理を自動的にお
よび動的に分散することができる。
分析プラットフォームは、Amazon Web Servicesのようなパブリッ
ククラウドと、Rackspaceなどの、ユーザの組織によって運営されたまたは第3
者によって提供された仮想サーバ環境のような、プライベートクラウドを含む、仮想化「
クラウド」環境のために設計され構築される。S3(Simple Storage S
ervice)、EC2(Elastic Compute Cloud)、およびEl
astic Block Storage(EBS)を含むAmazon Web Se
rvicesの種々の構成要素が活用され得る。分析プラットフォームは融通がきき、そ
れは、オンデマンドで任意のサイズに拡大縮小できることを意味し、Amazon S3
などの長期ストア上にそれの内部データ構造を記憶することによって休止状態にすること
ができる。分析プラットフォームはまた、マルチテナンシーおよびマルチユーザサポート
を有する。
分析プラットフォームは、4つの構成要素、すなわち、プロキシ、メタデータサービス
、クエリエクゼキュータ、およびストレージサービスを有するサービスをベースとしたア
ーキテクチャを使用する。より多くのデータセットをサポートするように分析プラットフ
ォームエンジンをスケーリングすることは、より高速な応答を提供し、より多くのユーザ
をサポートし、実行エンジンは並列化され、ストレージサービスは独立の低費用のサーバ
ノードにわたって分割される。これらのノードは、ホスト型環境における現実のサーバま
たは仮想サーバとすることができる。エクゼキュータおよびストレージサービスは結合解
除されるので、それらは独立してスケーリングされ得る。この結合解除、スケールアウト
アーキテクチャは、ユーザが、AWSのようなクラウド環境が提供するストレージおよび
計算についての融通性をオンデマンドに活用することを可能にする。
ストレージサービスは、種々の分割手法を用いて構成可能である。その上、基礎的デー
タ構造(インデックスおよびメタデータ)は、使用中ではないときにシステムを休止状態
にするために、Amazon S3のような長期ストレージに移され得、それによって、
費用を減らす。
同期
分析プラットフォームは、それの内容をHDFS(Hadoop Distribut
ed File System)、Amazon S3(Simple Storage
Service)、およびMongoDBなどの非SQLストアのようなリポジトリか
らのソースデータと自動的に同期させ、それによって、そのソースデータを複製するよう
に構成され得る。これらのソースは、分析プラットフォームが変更したデータを採集する
ことができるように、変更、追加、および更新のために連続的に監視され得る。これは、
クエリ結果が比較的最新であることを可能にする。
スキーマ推論
分析プラットフォームは、ソース内に現れるデータに応答して以下のアクション、すな
わち、(1)データから統一された半構造(JSONなどの)スキーマを推論し、(2)
スキーマについての関係ビューを生成し、(3)物理インデックスにデータをポピュレー
トし、(4)そのインデックスを活用するクエリを実行することを取る。アクション1、
2、および3の一部または全ては、データソースからデータを通す単一パスだけを可能に
するようにパイプライン化され得る。
第1のアクション、スキーマ推論が最初に記載される。
半構造データの導入
JSONは、人気上昇中の自己記述型の、半構造データ形式であり、インターネット上
のデータ交換にごく普通に使用される。再び、JSONが例示のために、およびJSON
形式を使用する後の例のための文脈を提供するために、ここに記載されるが、本開示はJ
SONに限定されない。
簡単には、JSONオブジェクトは、文字列フィールド(またはカラム)および潜在的
に異なる型、すなわち、数字、文字列、配列、オブジェクト等の対応する値から成る。J
SONオブジェクトはネストされ得、フィールドは、多値、例えば、配列、ネストされた
配列等とすることができる。明細は、http://JSON.orgで見付けられ得る
。追加的な詳細は、http://tools.ietf.org/html/draf
t‐zyp‐json‐schema‐03で利用可能な、2010年11月22日の“
A JSON Media Type for Describing the Str
ucture and Meaning of JSON Documents”、IE
TF(Internet Engineering Task Force)draft
‐zyp‐json‐schema‐03において見付けられ、これらについては本明細
書では引用している。更なる型を含むためのJSONの一般化、例えば、BSON(Bi
nary JSON)がある。その上、XML、Protobuf、Thrift等のよ
うな他の半構造形式はすべて、JSONに変換され得る。XMLを使用する場合、クエリ
は、SQLの代わりにXQueryに準拠し得る。
以下はJSONオブジェクト例である。
{ ”player”: { ”fname”: ”George”, ”lname”
: ”Ruth”, ”nickname”:
”Babe”}, ”born”: ”February 6, 1985”,
”avg”: 0.342, ”HR”: 714,
”teams”: [ { ”name”: ”Boston Red Sox”, ”
years”: ”1914−1919” },
{ ”name”: ”New York Yankees”, ”years”: ”
1920−1934” },
{ ”name”: ”Boston Braves”, ”years”: ”193
5” } ] }
半構造オブジェクトの構造は、オブジェクト毎に変動することができる。従って、同じ
野球データにおいて、以下のオブジェクトが見付けられ得る。
{ ”player”: { ”fname”: ”Sandy”, ”lname”:
”Koufax”}, ”born”:
”December 30, 1935”,
”ERA”: 2.76, ”strikeouts”: 2396,
”teams”: [ { ”name”: ”Brooklyn / LA Dodg
ers”, ”years”: ”1955− 1966” } ] }
スキーマは、データコレクションにおいて見付けられる可能な構造およびデータ型を記
述する。このスキーマは、フィールドの名前、対応する値についての型、およびネスト化
関係を含む。それ故、上記2つのオブジェクトについてのスキーマは、
{ ”player”: { ”fname”: string, ”lname”:
string, ”nickname”: string
}, ”born”: string, ”avg”: number, ”HR”:
number, ”ERA”: number,
”strikeouts”: number,
”teams”: [ { ”name”: string, ”years”: st
ring } ] }
であることになる。
上記は、スキーマを例示するためにドキュメント全体を通して使用される表記であるが
、より完全な明細は、http://JSON‐schema.orgで利用可能なJS
ONスキーマである。例えば、JSONスキーマにおける型は、文字列または“int.
”のような引用符に一般に含まれる。この開示における簡潔性および可読性のために、引
用符は省略されることになる。
あるいは、半構造オブジェクトは、ノードとしてフィールドおよびアトミック値として
葉を有するツリーとして見られ得る。オブジェクトまたはスキーマにおけるパスは、この
ツリーにおけるパス、例えば、“player.fname”、“teams[].na
me”である。
反復的スキーマ推論
ユーザがデータセットの質問をすることができる前に、彼らは、スキーマ、すなわち、
どのフィールドまたは次元がクエリのために利用可能であるかを知る必要がある。多くの
場合において、分析家は、データを生成することを担当しないので、彼らは、何がレコー
ドされていて利用可能であるかに気付いていない。例えば、上記野球例において、分析家
は、打者だけがコレクションにおいて観察されている場合、“ERA”フィールドが利用
可能であったことを知り得ない。従って、分析プラットフォームは、採集したデータから
統一されたスキーマを計算し(または、推論し)、分析家がクエリを定式化する際に支援
するためにスキーマの関係ビューを提示する。
分析プラットフォームは、スキーマの精密さおよび簡潔さを最適化することを目的とし
たスキーマを作り出すことを目的とする。一般に、精密さは、スキーマが、観察されたか
採集したデータにおける全ての構造を表現することを意味し、まだ見られていない構造を
許可しない。簡潔さは、スキーマが十分に小さいので、人間によって読み取られ解釈され
得ることを意味する。
スキーマを動的に生成する一般的なアプローチは、過去のオブジェクトから推論された
「現在の」スキーマで開始し、新たなオブジェクトが採集されたときにスキーマを増やす
ことである。単純に、新たなスキーマ(S_new)に到着するように新たなオブジェク
ト(O_new)のスキーマ(type)と現在のスキーマ(S_curr)を併合する

S_new=merge(S_curr,type(O_new))
概略を言えば、併合処理は、2つのスキーマの融合を取り、共通フィールド、サブオブ
ジェクト、および配列を折り畳み、新たなものが現れるときにそれらを追加する。これは
、以下に更に詳細に記述される。
オブジェクト
以下の例のいくつかは、Firehoseとして呼ばれる、Twitterからのデー
タストリームの出力に似ているデータを使用する。TwitterのFirehoseは
、ツイート“tweeted(ツイート済)”およびそれらのツイートについてのメタデ
ータ、例えば、ユーザ、位置、トピック等)を表現するJSONオブジェクトのストリー
ム(終わりのないシーケンス)を与える。これらのツイートは、現代のウェブフレームワ
ーク(例えば、Ruby on Rails(ルビーオンレイルズ))、モバイルアプリ
ケーション、センサおよびデバイス(電力計、サーモスタット)等によって生成されたも
のなどの、多くの他の型のイベントログデータに類似する。Twitterデータに類似
するが、以下の例は、説明目的のために、実際のTwitterデータから逸れる。
基本的なJSONオブジェクトは対処するのが簡単であり、オブジェクトに見られる型
を単純に推論する。例えば、以下のオブジェクトを考える。
{ ”created_at”: ”Thu Nov 08”, ”id”: 2663
53834,
”source”: ”Twitter for iPhone”,
”text”: ” @ilstavrachi: would love dinne
r. Cook this:
http://bit.ly/955Ffo”,
”user”: { ”id”: 29471497, ”screen_name”:
”Mashah08” },
”favorited”: false}
そのオブジェクトから推論されたスキーマは、
{ ”created_at”: string, ”id”: number, ”s
ource”: string, ”text”: string,
”user”: { ”id”: number, ”screen_name”: s
tring }, ”favorited”: boolean }
であることになる。
新たなオブジェクトが到着する際、新たなフィールドは、フィールドの組上で融合を実
行することによって追加され得る。時々、フィールドは繰り返されることになるが、それ
の型は変動し、条件は型多様性と呼ばれる。スキーマは、型多様性を表現するために同じ
キーで多数の属性を使用する。
ログ形式は変わることが多く、開発者は、新たなフィールドを追加し得、またはフィー
ルド型を変え得る。具体例として、本来、数字であった、ツイートを識別する“id”フ
ィールドを考える。しかしながら、ツイートの数が増えるにつれ、一定のプログラミング
言語は、そのような多くの数を取り扱うことができず、従って、“id”フィールドは、
文字列に変更されている。従って、次の形式の新たなレコード、
{ ”created_at”: ”Thu Nov 10”, ”id”: ”266
353840”,
”source”: ”Twitter for iPhone”,
”text”: ”@binkert: come with me to @ilst
avrachi place”,
”user”: { ”id”: 29471497, ”screen_name”:
”Mashah08” },
”retweet_count”: 0 }
を見たことを想定する。
ここで文字列“id”が見られ、新たなフィールド“retweet_count”が
現れているので、スキーマは以下のように拡張される。
{ ”created_at”: string, ”id”: number, ”i
d”: string, ”source”:
string, ”text”: string,
”user”: { ”id”: number, ”screen_name”: s
tring },
”retweet_count”: number }
“id”は、文字列(string)として1度、数字(number)として1度の
2度現れることに留意する。時々、ネストされたオブジェクトの構造は変動する。例えば
、ユーザについてのより多くのプロフィール情報、
{ ”created_at”: ”Thu Nov 10”, ”id”: ”266
353875”,
”source”: ”Twitter for iPhone”,
”text”: ”@binkert: come with me to @ilst
avrachi place”,
”user”: { ”id”: ”29471755”, ”screen_name
”: ”mashah08”,
”location”: ”Saratoga, CA”, ”followers_c
ount”: 22 },
”retweet_count”: 0 }
を追加したことを想定する。
その場合において、プラットフォームは、以下のスキーマを得るために“user(ユ
ーザ)”ネスト化スキーマを再帰的に併合する。
{ ”created_at”: string, ”id”: number, ”i
d”: string, ”source”:
string, ”text”: string,
”user”: { ”id”: number, ”id”: string, ”s
creen_name”: string, ”location”: string,
”followers_count”: number },
”retweet_count”: number }
ヌルフィールドおよび空のオブジェクト
空のオブジェクトまたはヌルフィールドは、JSONレコード内に存在し得る。例えば
、人間の座標(緯度および経度)についてのレコードは、
{ ”coordinates”: {} }
であり得る。
スキーマは、同一型、
{ ”coordinates”: {} }
を有する。
厳密に言えば、{}はインスタンスと呼ばれ、型はオブジェクトである。この開示におけ
る例および説明は、説明のし易さのために厳密なJSONと異なる。
同様に、以下のオブジェクト
{ ”geo”: null }
は、同一型、
{ ”geo”: null }
を有する。
後続のレコードがオブジェクトについての値を有する場合、空のオブジェクトは、併合
を適用することによって埋められる。例えば、レコード、
{ ”coordinates”: {} }
{ ”coordinates”: {”type”: ”Point”} }
は、スキーマ
{ ”coordinates”: {”type”: string} }
を作り出すことになる。
ヌル型は、観察された型に同様に置換される。例えば、レコード
{ ”geo”: null }
{ ”geo ”: true }
は、スキーマ、
{ ”geo ”: boolean }
を作り出すことになる。
配列
ツイートは、ハッシュタグ(強調されたトピックの語)、URL、および他のTwit
terユーザの言及などのアイテムを含有することが多い。TwitterのFireh
oseは、例えば、ツイートのJSONオブジェクトに含めるためにこれらのアイテムを
自動的に構文解析し抽出し得る。以下の例では、ハッシュタグメタデータは、配列のため
のスキーマがどのように推論されるかを例示するために使用される。
最初に、以下のツイート(または文字列)におけるハッシュタグについての開始オフセ
ットのリストの抽出およびレコードを考える。
”#donuts #muffins #biscuits”
それらのオフセットは、以下のような配列で表現され得る。
{ ”offsets”: [0, 8, 17] }
ソースデータにおける配列は、特定の順序無しで、ソース配列において見付けられる要
素の型を含有する配列としてスキーマにおいて表現される。それ故、上記オブジェクトに
ついてのスキーマは、
{ ”offsets”: [number] }
である。
後の処理のためにオフセットと共にハッシュタグを含むことを望む可能性がある。その
場合において、ツイートオブジェクトは、以下のように、配列においてハッシュタグおよ
びオフセットの両方を列挙し得る。
{ ”tags”: [0, ”donuts”, 8, ”muffins”, 17
, ”biscuits”] }
対応するスキーマは、配列における両方の型、
{ ”tags”: [ number, string ] }
を含むことになる。
あるいは、タグおよびオフセットは、以下のように逆にされ得、
{ ”tags”: [”donuts”, 0, ”muffins”, 8, ”b
iscuits”, 17] }
また、“tag”配列は、文字列または数字を含有することができるので、結果として生
じるスキーマは、
{ ”tags”: [ string, number ] }
である。
実際、タグテキストおよびタグオフセットは、隣接オブジェクト内に含まれ得る。
{ ”tags”: [”donuts”, ”muffins”, ”biscuit
s”] },
{ ”tags”: [0, 8, 17] }
ここで、“tags(タグ)”について2つのスキーマがある。
{ ”tags”: [string] } and { ”tags”: [numb
er] }
この場合において、配列は同じ深さにあり、上記のように同じスキーマを生むために併合
され得る。
{ ”tags”: [ string, number ] }
また、以下のスキーマは同一であることに留意する。
{ ”tags”: [string, number] }
{ ”tags”: [number, string] }
これは、型のリストがセットとして処理されることが原因である。配列要素についての型
は、可能であれば併合され、併合は、配列の内側でオブジェクトと配列について更に実行
される。種々の他の実装では、(配列およびオブジェクトの両方における)型の順序およ
び型間の従属性が保持され得る。しかしながら、これは、スキーマをそれほど簡潔にさせ
得ない。
ネストされたオブジェクト
ネストされたオブジェクトを例示するために、オフセットの始まりと終わりの両方が以
下のようにレコードされることを想定する。
{ ”tags”: [{ ”text”: ”donuts”, ”begin”:
0 }, { ”text”: ”donuts”, ”end”: 6 }]}
結果として生じるスキーマは、
{ ”tags”: [{”text”: string, ”begin”: num
ber,
”end”: number }] }
である。
示されるように、オブジェクト型は、別個に配列要素を型付ける代わりに併合される。
同様に、タグ文字列およびオフセットがネストされた配列内にある場合、
{ ”tags”: [ [ ”donuts”, ”muffins” ], [0,
8] ] } ==>
{ ”tags”: [[string], [number]]},
において、スキーマは、
{ ”tags”: [[string, number]] }
に更に減る。これは、スキーマの精密さとスキーマの簡潔さとの間で本開示の種々の実装
においてなされるトレードオフである。
空のオブジェクトおよび空の配列は、以下のように処理される。空のオブジェクトは上
記のように埋められるので、以下のスキーマ削減例が可能である。
{ ”parsed”: { ”tag”: {}, ”tag”: { ”offse
t”: number } } }
=> { ”parsed”: { ”tag”: { ”offset”: numb
er }}
同様に、配列に併合規則を使用すると、以下のスキーマ削減がなされる。
{ ”tags”: [[], [ number ]] } => { ”tags”
: [[ number ]] }
{ ”tags”: [[], [[]]] } => { ”tags”: [[[]
]] }
{ ”tags”: [[], [[]], [number]] } => { ”t
ags”: [[[]], [number]]} => { ”tags”: [[[
], number]]] }
併合手順
前のスキーマからの新たなスキーマおよび新たなオブジェクトを生成するために、分析
プラットフォームは、まず、新たなオブジェクトを型付けする(すなわち、新たなオブジ
ェクトについてスキーマを計算する)。この手順は、任意の特定の実装を記述すること無
く、型付けについて標準的な意味論を指定することが意図される。以下の記述では、変数
v、w、v_i、w_jは、任意の有効なJSON値の範囲にわたる一方、j、k、j_
m、k_nは、有効な文字列の範囲にわたる。型付けについての基礎的な規則は、
type (scalar v) = scalar_type of v
type ( { k_1 : v_1, ... k_n: v_n }) =
collapse ( { k_1 : type(v_1), ..., k_n
: type(v_n) })
type ( [ v_1, ..., v_n ] ) =
collapse ( [ type(v_1), ..., type(v_n)
] )
である。
第1の規則は、3または“a”などのスカラについて、対応する型は、値自体(3とい
う数字または“a”という文字列)から直接的に推論されることを単純に述べる。第2お
よび第3の規則は、折り畳み関数を使用してオブジェクトおよび配列を再帰的に型付けす
る。
折り畳み関数は、オブジェクトにおける同じフィールドの型を繰り返して併合し、配列
の内側でオブジェクト、配列、および共通型を併合する。それは、スカラ型に到達するま
で再帰的に続く。オブジェクトの場合、折り畳み関数は、
collapse ( { k_1 : v_1, ..., k_n: v_n })

while k_i == k_j :
if v_i, v_j are scalar types and v_i
== v_j OR
v_i, v_j are objects OR v_i, v_j a
re arrays:
replace { ..., k_i : v_i, ..., k_j
: v_j, ... }
with { ..., k_i : merge (v_i, v_
j ), ... }
である。
配列の場合、折り畳み関数は、
collapse ( [ v_1, ..., v_n ] ) :
while v_i, v_j are scalar types and v_
i == v_j OR
v_i, v_j are objects OR v_i, v_j are
arrays:
replace [..., v_i, v_j, ...]
with [..., merge (v_i, v_j ), ..
.]
である。
併合関数は、重複を除去し、配列/マップを組み合わせるためにどのように値をペアで
組み合わせるかを記述する。オブジェクトの場合、併合は、共通フィールドを折り畳むた
めに、単純に折り畳みを再帰的に呼び出す。
merge (v, v) = v
merge ({}, { k_1 : v_1, ..., k_n : v_n }
) = { k_1 : v_1, ..., k_n: v_n

merge ( { j_1 : v_1, ..., j_n: v_n }, {
k_1 : w_1, ..., k_m: w_m } )
= collapse ( { j_1 : v_1, ..., j_n: v_
n, k_1 : w_1, ..., k_m: w_m
} )
同様に、配列の場合、
merge ([], [v_1, ..., v_n] ) = [v_1, ...
, v_n]
merge([v_1, ..., v_n], [w_1, ..., w_m] )
= collapse ( [v_1, ..., v_n, w_1, ...,
w_m] )
である。
ヌルは、ここに示されるように、保持される。
merge ( { ”coordinates”: {} }, { ”coordi
nates”: null },
{ ”coordinates”: [] } )
= { ”coordinates”: {}, ”coordinates”: []
, ”coordinates”: null }
数字9が値であるのと全く同じように、JSONヌルは値である。関係において、NUL
L(ヌル)は、指定された値が無かったことを示す。SQLでは、ヌルは、tags<n
ull>:booleanとして提示され、ここで、ブール値は、ヌルが存在する場合に
は真であり、そうではない場合にはNULLである。SQLユーザのためにスキーマを簡
略化するために、coordinates<null>カラムは、ユーザがJSONヌル
をSQLヌルから区別することを必要としない場合には省略され得る。
累積例
上記の簡単な規則を用いて、深くネストされたJSONレコードを型付けることが可能
である。例えば、ウェブページについてのページビュー統計を表現する複雑な仮定的レコ
ードを考える。
{ ”stat”: [ 10, ”total_pageviews”, { ”co
unts”: [1, [3]],
”page_attr”: 7.0 }, { ”page_attr”: [”i
nternal”]} ]}
以下のスキーマが作り出されることになる。
{ ”stat”: [number,
string,
{ ”counts”: [number, [number]],
”page_attr” : number,
”page_attr” : [string]
}] }
種々の実装において、JSONスキーマ形式が、推論されたスキーマを符号化するため
に使用され得る。この形式は、標準化され、追加メタデータ(例えば、オブジェクトがマ
ップであるかどうか)を組み込むために容易に拡張され得る。しかしながら、それはかな
り冗長であり、スペース的に非効率であり、従って、それは、この開示における例のため
に使用されない。例えば、JSONスキーマ形式では、上記スキーマは以下のように表現
される。
Figure 0006617117
Figure 0006617117
マップ装飾
開発者および分析家は、多くの異なる目的のためにJSONオブジェクトおよび配列を
使用することができる。特に、JSONオブジェクトは、オブジェクトとしても「マップ
」としても使用されることが多い。例えば、開発者は、フィールドが日付であり、値がペ
ージビューのような収集された統計である、オブジェクトを生成する可能性がある。別の
例は、フィールドがユーザidであり、値がプロフィールである場合である。これらの場
合では、オブジェクトは、静的オブジェクトではなくて、むしろマップデータ構造に近い
。とても多くの可能なフィールド名があり、フィールド名は動的に生成されるので、ユー
ザは、可能なフィールド名を必ずしも知っているとは限らない。結果として、ユーザは、
彼らが値をクエリするのと同じように、フィールドをクエリすることを望み得る。
この使用をサポートするために、分析プラットフォームは、マップを識別することがで
きる。分析プラットフォームは、マップを識別するために発見的問題解決法を組み込み、
また、ユーザが、ネストされたオブジェクトのどれがマップとして処理されるべきである
かおよび処理されるべきではないかを指定することを可能にする。オブジェクトをマップ
としてタグ付けすることは、装飾と呼ばれる。
一般に、装飾は、初期ロード後に実行され、すなわち、初期採集上でマップを識別する
必要はない。装飾は、第2のパス上で後で、あるいは、更なるデータが採集された後に実
行され得る。加えて、マップは、必要に応じて、単純にオブジェクトに返還され得る。
デフォルト設定で、JSONオブジェクトは、オブジェクト(または、C言語の構造)
として処理される。これは、オブジェクトに“obj_type”:objectで注釈
を付けることによって、JSONスキーマにおいて明示的に示され得る。以下の例におい
て使用される省略表記はO{}である。
マップにフラグを立てるために、発見的問題解決法は、グループとしてそれらの含有オ
ブジェクト(コンテナ)と比べて比較的まれに発生するフィールドを探す。マップのため
に、省略表現M{}が使用される。
第1のパス上でスキーマを計算する間、フィールドが発生する頻度が追跡される。デー
タセット内に頻度Fで発生するオブジェクト(またはネストされたオブジェクト)を考え
る。v_iをオブジェクトにおけるフィールドiの頻度とし、Nを(それの型とは無関係
に)オブジェクトの固有フィールドの数とする。割合(合計(v_i)/N)/Fは、コ
ンテナの頻度に対する平均フィールド頻度の割合である。この割合が、ユーザが構成可能
であり得る0.01などの閾値より下である場合には、含有オブジェクトは、マップとし
て指定される。種々の実装において、JSONスキーマにおける空のオブジェクトは、マ
ップとして処理される。
関係スキーマの生成
ソースデータセットにおけるJSONオブジェクトのスキーマが推論された後、分析プ
ラットフォームは、SQLユーザおよびSQLをベースとしたツールに露出され得る関係
スキーマを作り出す。目標は、JSONスキーマにおける含有関係を表現する簡潔なスキ
ーマを生成する一方で、ユーザに標準SQLの能力を与えることである。この関係スキー
マは、装飾されたJSONスキーマから作り出され、基礎的半構造データセット上のビュ
ーである。変換を実行するための一般化手順を記述する前に、どのようにJSONスキー
マが関係ビューに変換されるかについてのいくつかの例が、ここに提示される。
オブジェクト
最も単純な例は、以下のスキーマのような、簡単なスカラ型を有するオブジェクトであ
る。
Figure 0006617117
この場合において、オブジェクトのフィールドは、関係のカラムに直接的に変換する。
Figure 0006617117
トップレベルのオブジェクトの関係(または表)はここでは“Root(ルート)”と
呼ばれ、とはいえ、それは、例えば、ソースコレクションの名前に、そのような名前が存
在する場合には、置換され得る。スペースおよび可読性の利益のために、型名文字列、数
字、およびブールは、str、num、およびboolに短縮されている。
型は、型多様性をサポートするために属性名に追加され得る。例えば、以下のスキーマ
を考える。
Figure 0006617117
その場合、結果として生じる関係スキーマは、別個の“id”および“id”カラムを有
することになる。
Figure 0006617117
ネストされたオブジェクト
ネストされたオブジェクトは、外部キー関係との新たな関係を作り出す。例えば、JS
ONスキーマ、
Figure 0006617117
を考える。対応する関係スキーマは、
Figure 0006617117
である。
ネストされたオブジェクトは、それのパス、この場合では“Root.user”によ
って名付けられた別個の関係に「正規化」される。サブオブジェクトを表現する新たな表
におけるカラム“Root.user”.“id_jk”は、カラム“Root.use
r”(表“Root”における“user”カラム)のための外部キーである。型は、そ
れを他のカラムから区別するために「結合キー」として指定されるが、実際の実装では、
join_key型は典型的には整数である。
オブジェクトは、いくつかのレベルの深さにネストされ得る。例えば、リツイートオブ
ジェクトは、リツイートしたユーザのプロフィールを含む、リツイートされた状態オブジ
ェクトを含み得、結果として、以下のスキーマになる。
Figure 0006617117
対応する関係ビューは、
Figure 0006617117
である。“Root.user”、“Root.retweeted_status”、
および“Root.retweeted_status.user”は、全て異なる表に
分離されることに留意する。
1対1関係の最適化
ネストされたオブジェクトの関係では、メインの表における行からネストされたオブジ
ェクトについての表における行に1対1関係があることが多い。結果として、これらは、
カラム名についてドット付き表記を使用する単一の表に1対1に折り畳まれ得る。
例えば、上記マルチ関係例は、
Figure 0006617117
に平坦化され、3レベルのネストされたオブジェクト例の場合には、
Figure 0006617117
に平坦化される。
関係スキーマは単純にJSONスキーマ上のビューであるので、平坦化された、部分的
に平坦化された、または別個の(平坦化されない)関係スキーマは、基礎的データを修正
すること無く、分析プラットフォームによって所望される際にユーザに提示され得ること
に留意する。唯一の限定は、ユーザが、矛盾する表定義を提示されないことである。
マップ
フィールドの組をマップとして指定すること無く、対応する関係スキーマは、膨大な数
のカラムを含み得る。加えて、ユーザは、フィールド名をクエリすることを望み得、例え
ば、彼らは、12月における平均ページビューを見付けることを望み得る。
これらの問題を解決するために、マップとして装飾される(ネストされた)オブジェク
トについての表は、「ピボットされ」得る。例えば、ウェブサイト上の各ページについて
の種々のメトリック(metric)(毎日のページビュー、クリック、費やされた時間
等)の追跡を保持するために、以下のスキーマを考える。
Figure 0006617117
毎日について、別個のカラムで表を作り出すのではなく、フィールドおよび値は、関係
におけるキーと値のペアとして記憶され得る。
Figure 0006617117
この場合において、idカラムは、そのレコード内で各マップエントリが元々存在した
ことを示す外部キーである。1年に値するページビューの場合、表“Root.metr
ic”において365個のカラムを有する代わりに、2個だけがある。“key”カラム
はフィールド名を記憶し、“val”カラムは値を記憶する。例えば、上記スキーマの場
合、データベースは、
”www.noudata.com/jobs”(page_id284)について、こ
れらのレコードを含有し得る。
Figure 0006617117
ピボットは、マップに型多様性があるときに依然として機能する。例えば、メトリック
が、カテゴリとカテゴリの強さを示すスコアの両方を含有する感情を表現することを想定
する。
Figure 0006617117
JSONスキーマは、
Figure 0006617117
であることになる。
関係スキーマを生成すると、新たな“val”カラムが、新たな型を含むようにマップ
関係に追加され得る。他の“val”カラムが、示されるように、カラム名を区別するた
めにそれらの型と共に同様に添えられ得る。
Figure 0006617117
上記JSONオブジェクトから結果として生じるエントリは、
Figure 0006617117
Figure 0006617117
として現れることになる。これらのマップが一旦ピボットされると、ユーザは、それらが
任意の他のカラムであることになるように、述語および関数をキーカラムに適用すること
ができる。
ネストされたマップ
基本原理は、ネストされたマップについても同じである。日毎および時間毎の統計のリ
ストを考える。
Figure 0006617117
結果として生じるスキーマは、
Figure 0006617117
であることになる。
オブジェクトはまた、マップの内側でネストされ得る。
Figure 0006617117
結果として生じる平坦化された関係スキーマは、
Figure 0006617117
である。
空の要素
空のオブジェクトは、時々、データ内に現れる。スキーマ、
Figure 0006617117
を考える。
JSONオブジェクトは、ここに示されるように、ユーザ情報無しで受信され得る。
Figure 0006617117
空のユーザオブジェクトは、以下の関係タプルで表現され得る。
Figure 0006617117
全ての採集したユーザオブジェクトが採集したストリームにおいて空のオブジェクトを
有した場合、結果として生じるJSONスキーマは、空のオブジェクトを含むことになる
。例えば、このスキーマにおける最後のフィールド(“user”)を見る。
Figure 0006617117
この場合において、空のオブジェクト“user”は、マップとして処理され得、結果と
して以下の関係スキーマになる。
Figure 0006617117
Root.user<map>は、任意の値カラムを有さず、最初に空であることに留
意する。しかしながら、この設計は、Rootにおける各レコードが、結合キーを既に割
り当てられていることになるので、新たなオブジェクトが採集される際にスキーマが変わ
る場合、カラムを後で追加することを簡単にさせる。
配列
配列は、マップに類似して処理されるので、スキーマ変換はかなり類似する。主な違い
は、マップの文字列“key”フィールドが、配列インデックスに対応する整数型(in
t)の“index”フィールドに置換されることである。簡単な例は、
Figure 0006617117
であり、それは、関係スキーマ
Figure 0006617117
Figure 0006617117
を導く。
型多様性およびネストされた配列は、マップと同じように機能する。以下のスキーマ、
Figure 0006617117
を考え、これは、関係スキーマ、
Figure 0006617117
を導く。
オブジェクトは、ここでは、
Figure 0006617117
のように配列内にネストされ得る。結果として生じる関係スキーマは、
Figure 0006617117
として生成され得る。
1対1平坦化の最適化を使用すると、関係スキーマは、
Figure 0006617117
になる。
ネストされた空の配列
関係スキーマは、マップに類似する手法でネストされた空の配列について生成され得る
。以下のスキーマ、
Figure 0006617117
の場合、関係スキーマは、
Figure 0006617117
であることになる。
ネストされた配列の場合、表の名前に“val”が添えられた別個の表が生成されるこ
とに留意する。空の配列の場合、別個の表は、“index”カラムだけで、しかしなが
ら“val”カラム無しで、生成され、その“val”カラムは、配列の内容が一旦観察
され型付けされると、後で追加され得る。
アトミック値上の型推論
上記型推論および関係スキーマへの変換手順は、JSONにおいて利用可能である基本
型に頼る。いかなる型システムが選択されても、同じ手順が、その型システムに等しく適
用される。換言すれば、分析プラットフォームは、アトミックスカラ型が値から推論され
得る限り、整数、浮動小数、および時間のようなより狭いスカラ型を推論することができ
る。BSONおよびXMLは、そのような拡張された型システムを有する。その上、種々
の発見的問題解決法(正規表現など)が、日付や時間などのより複雑な型を検出するため
に使用され得る。
ANSI SQLは、JSONと同じ型をサポートしないので、推論された型は、これ
まで関係ビューについて見られた最も具体的な型に変換される。例えば、整数だけがフィ
ールド“freq”について見られる場合には、数字型は、“freq”についての関係
スキーマにおける整数に変換されることになる。同様に、整数と浮動小数の両方が観察さ
れている場合には、関係スキーマは、“freq”カラムを浮動小数として示すことにな
る。同様に、文字列フィールドは、関係スキーマにおいて文字可変型に変換する。換言す
れば、基本JSON型より具体的な型が、追跡され得る。
代替案は、データ値の型を推論するために、型多様性に頼り、より具体的な型システム
を使用することである。すなわち、JSONプリミティブ型を使用する代わりに、ANS
I SQLのプリミティブ型を使用する。
以下は、採集の間に追跡される型のリスト(左側)と、どのようにそれらがSQLスキ
ーマについて変換されるか(右側)である。ほとんどのSQLデータベースは、クライア
ントによって所望される場合に使用され得るテキストを含む追加型をサポートする。留意
:オブジェクトId(ObjectId)型はBSONに特有である。
Figure 0006617117
Figure 0006617117
手順
JSONスキーマから関係スキーマに変換することは、ネストされたJSONスキーマ
構造の再帰的解凍を使用して達成され得る。実装例の疑似コード表現が、ここに示される

Figure 0006617117
Figure 0006617117
上記手順は、1対1最適化無しに、関係スキーマを作り出すことになる。第2のパスは
、関係スキーマを通して実行され得、1対1関係でオブジェクト表を識別し、それらを折
り畳む。あるいは、1対1最適化は直列式に実行され得るが、これは、明瞭さのために示
されていない。ネストされたオブジェクトを有するスキーマのサブツリーが配列またはマ
ップによって「割り込まれ」ないときには、オブジェクトサブツリー全体は、サブツリー
のルートにそれらのパスによって名付けられた属性を有する単一の表に折り畳まれ得る。
マップまたはオブジェクトである属性は別個の表内にとどまるが、内に含有される任意の
サブオブジェクトは、再帰的に折り畳まれ得る。これらの原理は、ネストされたオブジェ
クトの任意の深さに適用する。
データをインデックスにポピュレートすること
JSONおよび関係スキーマが新たなオブジェクトに応答して一旦更新されると、オブ
ジェクト内に含有されるデータは、以下に記載されるように、インデックス内に記憶され
得る。
分析プラットフォームにおけるインデックスは、キーと値のペアを記憶する順序を保つ
インデックスに頼る。インデックスは、操作、すなわち、ルックアップ(プレフィックス
)、挿入(キー,値)、削除(キー)、更新(キー,値)、および範囲検索のためのge
t_next()をサポートする。そのようなインターフェースをサポートする多数のデ
ータ構造および低レベルライブラリがある。例は、BerkeleyDB、TokyoC
abinet、KyotoCabinet、LevelDBなどを含む。これらは、Bツ
リー、LSM(log‐structured merge)ツリー、およびFract
alツリーのような順序を保つ二次記憶データ構造を内部で使用する。オブジェクトID
などについて、順序を保たないインデックス(ハッシュ表など)が使用される特殊な場合
があり得る。順序を保たないインデックスを用いると、get_next()および範囲
検索を行う能力が犠牲にされ得る。
種々の実装において、分析フレームワークは、LevelDBを使用し、そのLeve
lDBは、LSMツリーを実装し、圧縮を行い、高挿入速度でデータセットに良好な性能
を提供する。LevelDBはまた、分析フレームワークについての共通使用モデルと矛
盾し得ない性能のトレードオフを行う。例えば、ログデータなどのデータを分析するとき
、データは頻繁に追加されることになるが、既存のデータは、希に変えられるか、あるい
は、決して、変えられないことになる。有利には、LevelDBは、データ削除および
データ修正の遅さを代償にして、高速データ挿入のために最適化される。
順序を保つインデックスは、それらがキー順序でキーと値のペアを併置する特性を有す
る。それ故、一定のキーの近くのキーと値のペアについて検索するとき、あるいは順序よ
くアイテムを取り出すとき、応答は、順序がばらばらでアイテムを取り出すときよりもか
なり速く戻ることになる。
分析プラットフォームは、各ソースコレクションのための多数のキーと値のインデック
スを、また、いくつかの実装では、各ソースコレクションのための2つのインデックスと
6つのインデックスとの間を維持することができる。分析プラットフォームは、関係スキ
ーマ(SQLスキーマは具体化される必要はない)上でSQLクエリを評価するためにこ
れらのインデックスを使用する。各オブジェクトは、tidによって示された固有idを
割り当てられる。2つのインデックスであって、その2つのインデックスから他のインデ
ックスおよびスキーマが再構築され得る、2つのインデックスは、ビッグインデックス(
BI:BigIndex)および配列インデックス(AI:ArrayIndex)であ
る。
ビッグインデックス(BI:BigIndex)
BigIndex(BI)は、配列内に埋め込まれないデータ内の全フィールドを記憶
するベースデータストアである。値(val)は、col_pathおよびtidに基づ
いてキーによってBIから取り出され得る。
Figure 0006617117
col_pathは、フィールドの型が添えられたルートオブジェクトからのフィール
ドへのパスである。例えば、以下のレコードの場合、
Figure 0006617117
以下のキーと値のペアが、BIに追加される。
Figure 0006617117
種々の実装において、基礎的インデックスストア(LevelDBなど)は、キーのセ
グメントの意義に気付いていない。換言すれば、“root.text<str>,1”
がルート表内の文字列テキストフィールドの第1の要素を意味する一方、インデックスス
トアは、区別されないマルチ文字キーを単純に見得る。簡単な例として、キーは、col
_pathおよびtidを(重要なことには、その順序で)連結することによって単純に
生成され得る。例えば、上記に実例で示された第1のキーは、“root.text<s
tr>1”としてインデックスストアに渡され得る。インデックスストアは、パス類似性
の任意の理解が原因ではなく、単純に、第1の14文字が同じであるので、第2のキー(
“root.text<str>2”)を第1のキーと併置することになる。カラム名お
よび型は、分類順序化が原因で、全てのキーの一部として記憶されるけれども、圧縮(プ
レフィックスをベースとした圧縮など)が、ストレージ費用を削減するために使用され得
る。
BIでは、全ての新たなカラムについて別個のカラムファイルを生成する伝統的なカラ
ムストアとは異なり、ソースデータの全てのカラムが単一構造に組み合わされる。BIア
プローチは、単一インデックスインスタンスを可能にし、また、マップ検出が遅延される
ことを可能にする。新たなフィールドは、単純にBI内にエントリとして現れるので、マ
ップをピボットしないことは、後でマップに戻される各フィールドについて多数の物理フ
ァイルを生成する物理的費用を生じさせない。
BIでは、各属性または「カラム」についてのキーと値のペアが併置される。それ故、
カラムファイルのように、BIは、クエリエクゼキュータが、クエリにおいて参照されな
いフィールドを含有するデータを通して掃引することをそれに強制するのではなく、クエ
リにおける興味対象のフィールドに焦点を当てることを可能にする。
配列インデックス(AI:ArrayIndex)
配列のために正規化表からのフィールドがBIに追加されるが、配列インデックスは、
それらの対応する値からのものであることになる。代わりに、配列フィールドは、インデ
ックス情報を保持する別個の配列インデックス(AI)に追加され得、同じ配列における
エントリが、インデックスストアによって併置されることを可能にし、それは、多くのク
エリのために良好な性能をもたらす。配列値は、以下の署名を使用してAI内に記憶され
得る。
Figure 0006617117
col_pathは、配列フィールドのパス、例えば、タグ配列内の要素についての“
root.tag”、またはタグ配列の内側のオブジェクト内の“text”フィールド
についての“root.tag.text”である。join_keyおよびindex
は、配列の外部キーおよび値のインデックスである。tidはまた、各配列についてBI
内に別個のエントリを記憶させることを回避するために記憶される。tidは、同じオブ
ジェクト内で対応するカラムについて値をルックアップするために使用され得る。異なる
ツイートにおけるハッシュタグを表現するオブジェクトを考える。
Figure 0006617117
これらの場合、タグ表は以下のスキーマを有する。
Figure 0006617117
その表の場合、AI内のエントリは、
Figure 0006617117
であることになる。
配列インデックスは、配列フィールドの値を通して迅速に繰り返すことを可能にする。
これは、例えば、これらのフィールド上で統計(例えば、合計、平均、分散等)を実行す
るとき、特定値を見付けるとき等に有用である。
ネストされた配列例
ルートオブジェクト内の配列(トップレベルの配列)の場合、tidおよびjoin_
keyフィールドは冗長であり(上記を参照)、最適化により除去され得ることに留意す
る。しかしながら、ネストされた配列の場合、別個のjoin_keyが必要とされ、余
分ではない。例えば、このJSONオブジェクト
Figure 0006617117
を考える。対応する関係スキーマは、
Figure 0006617117
である。
AIは、以下のキーと値のペアを使用することを思い起こす。
Figure 0006617117
それは、これらのAIエントリ、
Figure 0006617117
を結果としてもたらす。
結合キーが、ネストされた配列キーと値のペアから除去された場合には、それは、マフ
ィン(muffins)が第1のネストされた配列または第2のネストされた配列の一部
であったかどうかを知る可能性がないことになることに留意する。それ故、結合キーは、
トップレベルの配列には冗長であるが、ネストされた配列の場合には冗長ではない。
配列インデックス2(AI2)
これらの2つのインデックス(BIおよびAI)は、全ての採集したデータを再構築す
るのに十分であるが、それらが効率的にサポートしないアクセスパターンがある。これら
のために、オプションとして追加スペースを犠牲にして性能を改善するために生成され得
る、以下のインデックスを導入する。
これは、署名、
Figure 0006617117
を有し、それは、配列の特定のインデックス要素が迅速に見付けられることを可能にする
。例えば、インデックス10(タグ[10])における全てのタグを戻すことは、AI2
を使用して簡単で高速である。
マップインデックス(MI:Map Index)
マップインデックスは、それの機能性および署名、すなわち、
Figure 0006617117
において配列インデックスに類似する。
第1の違いは、マップインデックスが初期採集の間に構築されず、代わりに非同期的に
構築されることである。初期ローディングの間、マップは、オブジェクトとして処理され
、通常通り、BIに挿入されることになる。両方が一旦ポピュレートされると、より効率
的なクエリ処理のためにBIとMIの両方において利用可能であるエントリがある。BI
エントリは、ユーザまたはアドミニストレータがマップが装飾されないことを要求する場
合に関連したままである。関係スキーマだけが変えられることを必要とし、マップされな
いデータに対応する元のBIエントリは、次いで、クエリにおいて使用されることになる
AIのように、MIは、統計関数を適用するために、特定のフィールド名に制限するな
どのために、マップの要素を通して繰り返すときに有用である。ページビュー統計を維持
するオブジェクトを再度考える。
Figure 0006617117
マップとしてフラグを立てられる場合、page_views表についての関係スキーマ
は、
Figure 0006617117
Figure 0006617117
である。
この順序化は、page_viewsマップ内の値が各ページについて併置されることを
可能にする一方、BIでは、値が日で併置されることになる。
マップインデックス2(MI2)
加えて、補助マップインデックスが実装され得る。マップインデックスは、それの機能
性および署名、すなわち、
Figure 0006617117
において配列インデックスに類似する。
これは、“all the different values corespondi
ng to map key 2012‐12‐05”などの、特定のマップ要素につい
ての効率的な検索を可能にする。AI2とMI2の両方の包括的表現は、以下のように書
かれ得る。
Figure 0006617117
ここで、キーは、配列のインデックスまたはマップのmap_keyに対応する。
値インデックス(VI:ValueIndex)
上記インデックスは、特定のフィールドについて値をルックアップし、それらの値を通
して繰り返すのに有用であるが、それらは、クエリが特定値または値の範囲だけを探す場
合に高速アクセスを可能にしない。例えば、クエリは、“mashah08”によって書
かれたツイートのテキストを戻すことを尋ね得る。そのようなクエリを支援するために、
値インデックスは、スキーマ内のいくつかのまたは全てのフィールドについて構築され得
る。値インデックスは、データが採集された際に構築され得るか、あるいは、後で非同期
的に構築され得る。値インデックスについてのキーは、
Figure 0006617117
であり、ここで、valは、ソースデータにおける属性の値である。VIにおいてそのキ
ーに対応する値は、どこでその値についてのフィールドが発生するかに依存する。上記イ
ンデックスのそれぞれについて、それは変動する。
Figure 0006617117
Figure 0006617117
例えば、ツイート、
Figure 0006617117
は、
Figure 0006617117
として記憶される。
VIを使用すると、キー:(root.user.screen_name,“mash
ah08”)を探し、全ての関連tidを取り出すことにより、“mashah08”に
よって書かれた全てのツイートについて検索することができる。次いで、BIは、各ツイ
ートの対応するテキストを戻すために、取り出されたtidを使用して検索され得る。
インデックス、特に、値インデックスの犠牲は、追加的なストレージスペースであり、新
たなオブジェクトとしてそれらを更新するために必要とされる実行時間がシステムに追加
される。スペースまたは更新オーバーヘッドに起因して、ユーザは、これらが原因で、全
ての可能なパスをインデックス付けることを望み得ない。従って、ユーザは、どのパスを
VIにおいてインデックス付けるかを指定することができる。
行インデックス(RI:RowIndex)
(伝統的な行をベースとしたストアにおけるレコードを要求することに類似して)全て
の採集したオブジェクトの再生成を容易にするために、行インデックス(RI)が実装さ
れ得る。行インデックスは、キーと値のペア、
Figure 0006617117
を記憶する。
JSONオブジェクトは、文字列表現として、BSONとして、または、JSONオブ
ジェクトの内部表現のために使用されるツリー構造などの任意の他の直列化形式として記
憶され得る。VIに関して上述した2つのツイートの場合、対応するRIエントリは、
Figure 0006617117
であることになる。

BI、AI、MI、およびVIについての例。上記に類似したツイートを考える。ここ
で、“retweet_freq”属性が追加され、それは、何回ツイートが一日にリツ
イートされたかの追跡を保持する。
Figure 0006617117
これらのレコードのためのスキーマは、
Figure 0006617117
である。
これらのレコードのためのJSONスキーマは、
Figure 0006617117
Figure 0006617117
であることになる。
retweet_freqがマップとして処理されない場合、関係スキーマは、
Figure 0006617117
である。
この場合において、上記レコード例は、これらの関係を以下のようにポピュレートする
ことになる。
Figure 0006617117
Figure 0006617117
これらは、クエリが、“select*”クエリがこれらの表上で動く場合に戻ること
になるタプルであることに留意する。これらのタプルは、それ自体はストレージエンジン
において必ずしも具体化されない。すなわち、これは、基礎的データ上で単純に仮想ビュ
ーであり得、描写されるように物理的に記憶され得ない。
retweet_freqがマップとして識別される場合、関係スキーマは、以下のよ
うにより簡潔(および追加データに更に適応すること)になる。
Figure 0006617117
対応するタプルは、
Figure 0006617117
である。
BIに追加されるキーと値のペアは、
Figure 0006617117
である。
AIに追加されるキーと値のペアは以下のようなものである。この場合において、ネス
トされた配列が無いので、結合キーは(tidと同様に)冗長であることに留意する。
Figure 0006617117
RIは、以下の2つのエントリを有することになる。
Figure 0006617117
もしそれが構築される場合には、MIは、以下のエントリを有することになる。
Figure 0006617117
同様に、VIは、(全パスがインデックス付けされ、マップがマップのように処理され
る場合)以下のエントリを有することになる。
Figure 0006617117
Figure 0006617117
上記アクションは段階的に記述されるが、それらは、採集が単一パスにおいて実行され
ることを可能にするためにパイプライン化され得、BI、AI、およびRIをロードし、
JSONスキーマを計算する。他のインデックスは、非同期的に構築され得、所望された
通りに有効にされたり無効にされたりし得る。
システムアーキテクチャ
分析プラットフォームは、サービス指向であるように設計される。種々の実装において
、5つの主なサービス、すなわち、プロキシ、メタデータサービス、クエリエクゼキュー
タ、ストレージサービス、および採集サービスがある。
この結合解除アプローチは、いくつかの利点を有し得る。これらのサービスは、外部A
PI(遠隔手順呼び出し)だけを通して通信するので、サービスは、多重化され得、独立
してそれぞれ共有され得る。例えば、多数のプロキシは、エクゼキュータ毎に使用され得
、また、多数のエクゼキュータは、ストレージサービス毎に使用され得る。メタデータサ
ービスはまた、エクゼキュータの多数のインスタンスおよびストレージサービスにわたっ
て共有され得る。
エクゼキュータ、ストレージ、および採集サービスは並列化され、プライベートまたは
パブリックインフラストラクチャにおける仮想マシンインスタンス内の個々の部分を動か
すことができる。これは、これらのサービスを独立的に中断してスケーリングすることを
可能にする。これは、デマンドの変動に基づいてサービス容量を調整することによって費
用を削減するのに有用である。例えば、パブリッククラウドの融通性が、高速の夜通しの
ローディングのために採集サービスを高度に並列化するように使用され得る一方、実行お
よびストレージサービスを毎日のクエリ作業負荷についてサイズが削減されるよう維持す
る。
プロキシは、クライアントへのゲートウェイであり、例えばODBC(Open Da
tabase Connectivity)、libpq、JDBC(Java Dat
abase Connectivity)、SSL(secure sockets l
ayer)等の、1つ以上の標準プロトコルをサポートする。ゲートウェイは、ファイア
ウォール、認証サービス、および内部サービスのための制御の場所としての機能を果たす
。例えば、クライアント接続(ネットワークソケットなど)は、プロキシでオープンに保
たれ得る一方、実行をサポートし、ストレージサービスは、費用を節約するために中断さ
れる。クライアント接続が再びアクティブになると、必要とされたサービスは、比較的短
い始動待ち時間でオンデマンドに呼び起こされ得る。
メタデータサービスは、他のサービスの多くのインスタンスによって典型的に共有され
る。それは、スキーマ、ソース情報、分割情報、クライアントユーザ名、キー、統計(ヒ
ストグラム、値分布等)、および各サービスの現在の状態についての情報(インスタンス
の数、IPアドレス等)を含むメタデータを記憶する。
ストレージサービスは、インデックスを管理し、読み出しおよび書き込み要求を供する
。加えて、クエリエクゼキュータは、多くの関数をストレージサービスにプッシュダウン
することができる。種々の実装において、ストレージサービスは、結果をフィルタにかけ
るために、述語およびUDF(ユーザが定義した関数)を評価し、(例えば、オブジェク
トを再構築するために)局所的結合を評価し、プッシュダウンされた結合(例えば、ブロ
ードキャスト結合)を評価し、局所的集合を評価することができる。
ストレージサービスは、分割並列処理と呼ばれる技法を通して並列化され得る。このア
プローチでは、ストレージサービスの非常に多くのインスタンスまたは分割が生成され、
採集されたオブジェクトは分割の間に分けられる。各分割は、単にそれが単一の全体的イ
ンスタンスであるかのように、インデックスの各型を記憶する。しかしながら、各分割は
、単に、採集されたデータのサブセットをインデックス付ける。
分析エンジンは、1つ以上の分割手法をサポートする。簡単ではあるが効果的な手法は
、tidによってオブジェクトを分割し、局所的インデックス内にそれらのそれぞれのエ
ントリを記憶することである。このようにして、採集されたオブジェクトは、クエリがオ
ブジェクトの多数の部分に頼る場合、かなりのネットワーク帯域幅を消費し得る、異なる
インスタンスにわたって分割されない。tidは、ハッシュ割り当て、ラウンドロビン、
または範囲をベースとした割り当てを含む多くの手法で割り当てられ得る。これらの特定
の割り当ては、全てのインスタンスにわたって直近のデータを分散し、それによって、負
荷を分散する。
別の手法は、ユーザidまたはセッションidなどの別のフィールド値(またはフィー
ルド値の組み合わせ)によって分割することである。代替の分割フィールド(カラム)は
、他の表またはコレクション、例えば、ユーザプロフィールで局所的結合を実行すること
を便利にする。分割手法は、ハッシュ分割であり得、あるいはサンプリングおよび範囲分
割を使用し得る。前者は、効率的なポイントルックアップのために使用され、後者は、効
率的な範囲検索をサポートするために使用される。
分割手法に関わらず、オブジェクトまたは任意のサブセットのオブジェクトは、局所的
に再構築されることができるべきである。従って、ストレージサービス分割は、クエリ処
理の間にクロストークがなく、それらのAPI経由で実行サービスと通信する必要性だけ
がある。
ストレージサービスはキャッシュを有する。各分割におけるキャッシュサイズを増やす
ことができ、あるいは、ストレージサービスの性能を改善するために分割の数を増やすこ
とができる。ストレージサービスは、メモリ内にあるいはローカルディスク上にインデッ
クスをキャッシュすることができ、インデックスは、Amazon S3のような外部ス
トレージ上に存続することができる。この特徴は、ストレージサービスノードの停止や破
壊を可能にし、また、必要な場合いつでも、それらを再配置することを可能にする。その
上、それは、極度の融通性、すなわち、低い費用でS3に対してストレージサービスを休
止状態にし、デマンドが変動する際にストレージサービス容量を変える能力を可能にする
クエリ実行サービスは、クエリ計画段階によって生成されたクエリ計画を実行する。そ
れは、クエリ演算子、例えば、結合、融合、分類、集合などを実装する。これらの演算の
多くは、ストレージサービスにプッシュダウンされ得、可能であればである。これらは、
述語、射影、射影される属性を再構築するためのカラム型結合、ならびにGROUP B
Yステートメントを用いる分配的および代数的集合関数のための部分集合を含む。
クエリ実行サービスは、ストレージサービスからデータを取り込み、非局所的演算、す
なわち、非局所的結合、再分割を必要とするGROUP BYステートメント、分類など
を計算する。エクゼキュータは、分割並列処理エクゼキュータに類似する。それは、クエ
リ実行ステップ間で再分割するために交換演算子を使用し、中間結果を流すための局所的
ストレージを利用する。多くのクエリの場合、ストレージサービス内のクエリのほとんど
を動かし、結果を収集し、任意の小さな非局所的演算を実行するために単一のエクゼキュ
ータノードだけを要求することが可能である。
採集サービス
採集サービスは、半構造データをそれがクエリされ得るストレージサービスにロードす
ることを担当する。ユーザは、オプションとして圧縮機構(例えば、GZIP、BZIP
2、Snappy)で圧縮される、様々なプラットフォーム(例えば、MongoDB、
Amazon S3、HDFS)から様々な形式(例えば、JSON、BSON、CSV
)でデータを提供する。基本手順は、使用される形式に関わらず当てはまる。
採集タスクは、2つの部分、すなわち、大量の新たなユーザデータをロードする初期採
集タスクと、新たなデータが利用可能であるときに周期的に発生する増分採集と、に大ま
かに分けられ得る。
初期採集
初期採集処理は、いくつかのステップに分けられ得る。最初に、分割は、データをチャ
ンクに入力する。ユーザは、ファイルのコレクションに、あるいは、それらのデータソー
スへの直接接続を提供することによって初期データを提供する。これらのファイルの位置
や形式は、メタデータサービス内にレコードされる。ユーザは、例えばログファイルロー
テーションに起因して、既に分割されたデータを提供し得るが、そうではない場合、ファ
イルは、並列ローディングをサポートするためにチャンクに分割され得る。これらのチャ
ンクは、典型的には約数百メガバイトであり、独立して処理される。
入力ファイルを分割するための正確な機構は、データ形式に依存する。レコードが復帰
改行によって分離される非圧縮形式(例えば、JSONまたはCSV)の場合、単一ファ
イルは、チャンクの対象数に等しい多くの処理を使用して並列に処理され得る。処理は、
ファイル(file_size/total_num_chunks)*chunk_n
um内の適切なオフセットで開始し、次いで、復帰改行が見付けられるまで検索する。圧
縮されたデータまたはBSONのようなバイナリ形式のデータの場合、各入力ファイルは
、順次にスキャンされる必要がある可能性がある。各チャンク(ファイル、オフセット、
サイズ)の位置は、メタデータサービス内に記憶される。
データが一旦チャンクに分けられると、実際のスキーマ推論および採集が実行される。
この処理の一部として、2つのサービス、すなわち、採集サービスおよびストレージサー
ビスが立ち上げられる。これらの2つのサービスは、作業をするための複数サーバを利用
することができる。2つのサービスはまた、任意の所与のマシン上に併置され得る。採集
サービスは、一時的であり、採集処理の間にだけ使用される一方、ストレージサービスは
、実際のデータを保持し、持続的である必要がある。採集に関係のあるサーバは、ストレ
ージサービスサーバにデータを送信し、採集サーバの数は、ストレージサーバの数と独立
しており、ここで、その数は、各サービスのスループット間の不均衡を最小限にするため
に選択される。チャンクは、採集サーバ間で分割される。各採集サーバは、それに割り当
てられた各チャンクについて以下のステップ、すなわち、(i)構文解析と型推論、(i
i)ストレージサービスとの通信、ならびに(iii)局所的スキーマおよび統計の計に
ついて担当する。
最初に、データレコードが、内部ツリー表現に構文解析される。矛盾しない内部表現は
、全てのソース形式(JSON、BSON等)について使用され得る。入力形式に従って
、型推論がまた、実行され得る。例えば、JSONは日付の表現を有さないので、それは
、文字列として日付を記憶するのが一般的である。日付は非常に一般的であるので、それ
らは、ユーザが日付を使用するクエリを発行することができるように、採集の間に検出さ
れる型の例についてのものである。CSV入力ファイルの場合、カラムは型付けされない
ので、整数などの基本型もまた、検出される必要がある。
一旦、レコードが構文解析され、型が推論されると、構文解析ツリーの圧縮された表現
が、ストレージサービスに送信される。このタスクは、ツリーの前順走査の形態を取る。
ストレージサービスは、インデックス(BI、AI等)のそれぞれに記憶するために値を
決定することと、タプルidおよび結合キーを生成することと、を担当する。キー生成は
、キーが順次に生成され得るようにストレージサービスにゆだねられ、それは、基礎的イ
ンデックスストアに対する採集性能を改善する。
レコードが採集される際、局所的JSONスキーマは、上記規則を使用して更新される
。スキーマは、単一採集マシンによって見られるレコードを反映することになり、異なる
マシンは、異なるスキーマを有し得る。
スキーマを計算することに加えて、マップを識別することと同様にクエリ処理のために
有用である統計が維持される。これらは、各属性が現れる回数ならびにバイトでのそれの
平均サイズのようなメトリックを含む。例えば、以下のレコード
Figure 0006617117
Figure 0006617117
は、スキーマ{id:int,id:string}を作り出すことになり、id:in
tは、3の数で、id:stringは、2の数で注釈を付けられ得る。各採集マシンは
、それが計算したスキーマおよび統計をメタデータサービス内に記憶する。
チャンクの全てが一旦採集されると、スキーマ全体が計算され、それは、クエリエンジ
ンによって使用され、ユーザに提示されることになる。これは、メタデータサービスから
部分的スキーマを読み取り、上記方法を使用してそれらを併合し、結果をメタデータサー
ビス内に戻して記憶する単一処理を使用して、達成され得る。スキーマの数は、採集マシ
ンの数に限定されるので、この処理は、性能に重要ではない。
マップ決定はオプションである。前に記載したように、発見的問題解決法が、どの属性
がMI内にマップとして記憶されるべきであるかを決定するために、メタデータサービス
内に記憶された統計と共に使用され得る。これはクエリ処理に必要ではないが、それは、
いくつかのクエリをより自然に表現させ、効率を改善することを思い起こす。マップが一
旦識別されると、各ストレージサーバは、どの属性がマップであるべきかを識別するメッ
セージを受信する。ストレージサーバは、次いで、これらのカラムをスキャンし、それら
をMIに挿入する。
増分更新
いくらかのユーザは、前もってそれらのデータの塊をロードし得るが、ほとんどは、周
期的に新たなデータを経時的に、多くの場合、規則的(例えば、毎時または毎日の)処理
の一部として、ロードすることになる。このデータの採集は、初期採集に概ね類似する。
新たなデータは、チャンクに分割され、スキーマはチャンク毎に計算され、局所的スキー
マは、メタデータサービス内に維持された大域的スキーマと併合される。
システムは、新たなデータをそれが追加される際に自動的に検出する。方法はソースデ
ータプラットフォームに依存する。例えば、S3ファイルの場合、最も簡単なケースは、
S3バケットの変化を検出することである。特殊処理は、新たなキーと値のペア(すなわ
ち、新たなファイル)についてバケットを周期的にスキャンし、メタデータサービスに見
付けられる任意のものを追加する。一定数の新たなファイルが見付けられたか一定期間が
経過した後、処理は、データをロードするための新たな採集処理を立ち上げる。
MongoDBにおいて実行される操作は、オペレーションログ(またはoplog)
と呼ばれる特殊コレクションにおいて記憶され得る。oplogは、複製のために内部で
MongoDBによって使用される書き込み操作の矛盾しないレコードを提供する。op
logは、新たなレコードを記憶するS3内に1組の単層ファイルを生成するために読み
取られ、使用される。上記方法は、次いで、新たなデータ採集するために使用され得る。
増分採集処理は、新たなデータ(例えば、新たなJSONドキュメント)と、既存のド
キュメントへの更新(例えば、既存のJSONドキュメントにおける新たな属性または既
存の属性についての新たな値)の両方を取り扱うことができる。各データソースプラット
フォームは、ソースファイルにおける更新を露出することに関して異なる可能性を有する
。この型の情報を“delta”として呼び、それは、単層ファイルまたはログファイル
(例えば、MongoDB)の形態を取り得る。増分採集処理は、“delta”ファイ
ルからの情報を処理し、ストレージサービスに送信される新たなデータを生成するために
それを既存のスキーマ情報と組み合わせる。
データのサブセッティング
データを採集し増分更新を行うための、ここに記載されたシステムは、ソースから全デ
ータを採集することができ、採集されることを望むデータのJSONスキーマ(または関
係スキーマ)を前もって指定することによって、サブセットだけを採集することは比較的
簡単である。これは、JSONスキーマ自体を提供することによって、あるいは、サブセ
ットを指定するクエリを提供することによって行われる。このようにして、分析プラット
フォームは、ソースデータの具体化ビューとして考えられ得る。
また、ユーザが採集されることを望まないデータを指定することも可能である。採集さ
れるべきではないデータの一部を記述するJSONスキーマまたは関係スキーマが提供さ
れ得る。次いで、全ての将来の行のそれらの要素を単にスキップするように採集処理に告
げるその情報をメタデータサービスで記憶すればいいだけでのことである。これが、デー
タが既に採集された後に行われる場合、既に採集したデータは、単に利用不可能になり、
バックグラウンドのタスクによってガーベジコレクションをかけられ得る。このガーベジ
コレクションは、インデックスストア(例えば、LevelDB)の圧縮処理に組み込ま
れることになる。
耐障害性
初期採集の間にロード処理を開始するのが可能である一方、増分採集処理は、ユーザに
最初から全データをリロードさせることを防ぐために、システムにおける既存のデータを
破損させるべきではない。ファイル採集は冪等操作ではないので、id生成に起因して、
簡単な耐障害性体系が、基礎的ストレージシステムのスナップショットを取ることに基づ
いて実装され得る。
スナップショットを取ることは、LevelDBが行うように、基礎的ストレージシス
テムがある時点で矛盾しないスナップショットを取ることをサポートするときに簡単であ
り得る。このプリミティブで、増分ローディングのためのステップは、以下のようなもの
である。単一処理は、各ストレージサーバにスナップショットを局所的に取ることを導き
、全クエリをロードの期間にこのスナップショットに導く。各チャンクは、上記のように
ロードされる。完了すると、チャンクをロードすることを担当する採集サーバは、それを
メタデータサービスにおいて終了したものとして印を付ける。
処理は、メタデータサービスを監視する。全チャンクがロードされている場合、それは
、クエリを状態の更新されたバージョンにアトミックに再び導く。次いで、第1のステッ
プにおいて取られたスナップショットは捨てられ得る。故障の場合には、スナップショッ
トは、状態の標準的なバージョンになり、部分的に更新された(および潜在的に破損され
た)状態の元のバージョンは捨てられる。次いで、採集処理が再開される。追加的に、ス
トレージシステムディスクボリュームのスナップショットが、サーバ故障の場合には回復
のために使用され得る。
クエリの実行
クエリ例
実行例を示すために、簡単なクエリ、
Figure 0006617117
を考える。最初に、プロキシは、クエリを受信し、計画のためにそれをエクゼキュータノ
ードに発行する。次に、エクゼキュータノードは、どのコレクションおよびストレージノ
ードが使用のために利用可能であるかを決定するためにメタデータサービスを呼び出すク
エリ計画を生成する。エクゼキュータノードは、典型的には、計画を他のエクゼキュータ
ノードに分散させるが、ここでは、単一エクゼキュータノードだけを必要とする。
実行ノードは、次いで、RPC呼び出しをストレージサービスノードに行い、t.a>
10述語およびカウント関数をプッシュダウンする。次に、ストレージノードは、サブカ
ウントを計算し、それらをエクゼキュータノードに戻す。エクゼキュータノードは、次い
で、プロキシが次の結果値をフェッチするときに結果をプロキシに戻す。
動的型付け
データベースシステム(例えば、PostgreSQL)のストレージエンジンは、強
く型付けされ、それは、カラム(または属性)の値の全てが、全く同じ型(例えば、整数
、文字列、タイムスタンプ等)を有する必要があることを意味する。ビッグデータ分析の
関連において、これは、かなり多くのアプリケーションが情報(属性)の特定の部分の表
現、その結果として、それらがそれを記憶するために使用するデータ型、を変えることを
必要とするので、かなりの限定である。例えば、アプリケーションは、整数を使用して特
定の属性の値を初期に記憶し得、次いで、浮動小数を使用することに切り替える。データ
ベースシステムは、そのような操作をサポートするように設計されていない。
この問題を取り扱う1つの手法は、多数の関係カラムを各属性について、すなわち、1
つの関係カラムを各異なるデータ型のそれぞれについて、使用することである。例えば、
値31432および“31433”(すなわち、整数および文字列)を有する属性“us
er.id”を見た場合、別個のカラムとして“user.id<int>”および“u
ser.id<string>”を記憶することができる。単一レコードは、そのレコー
ドにおける“user.id“の型に対応するこれらのカラムの1つだけについての値を
有することになる。そのレコードのための他のカラムについての値はNULLであること
になる。
同じ属性について多数のカラムを提示することは、ユーザが使用するには複雑すぎるこ
とが多い。ユーザの経験を簡略化するために、分析プラットフォームは、クエリ時間に動
的に、ユーザが使用することを意図する型を推論することができる。この目的のために、
ストレージサービスは、多数の型の追跡を保持する。例えば、ストレージサービスは、N
UMBERと呼ばれる、数字についての包括的データ型を使用し、それは、整数と浮動小
数の両方をカバーする。NUMBER型が使用されるとき、更に具体的なデータ型が、値
の一部として記憶される。例えば、属性“Customer.metric”の整数値1
0は、キーと値のペアとしてBI内に記憶され、ここで、(Customer.metr
ic,<NUMBER>,tid)がキーであり、(10,INTEGER)が値である
。同じ属性の浮動小数点値10.5は、キー:(Customer.metric,<N
UMBER>,TID)、値:(10.5,FLOAT)として記憶されることになる。
最終的に、クエリ時間に、分析プラットフォームは、これらの操作が情報損失を結果と
してもたらさない限り、クエリの特性(述語、キャスティング操作等)に従ってデータ型
間の動的キャスティングを実行できる。“number”はANSI SQL型ではない
が、柔軟な型付けシステムは、クライアントが、クエリコンテキストから標準ANSI
SQL浮動小数、整数、または数値型としてそれを処理することを可能にする。例えば、
クエリ、
Figure 0006617117
を考える。“user.id<int>”および“user.id<string>”の
両方を有する場合において、システムは、オプションとして、クエリ時間に整数(例えば
、31432)を単一文字列表現(例えば、“31432”)に変換し、それによって、
ユーザが、ANSI SQL型VARCHARで単一カラム“user.id”を処理す
ることを可能にする。
ANSI(American National Standards Instit
ute)/ISO(International Organization for
Standardization)SQL:2003が例として言及されるが、あるいは
、そうではない場合、他の実装では、他の標準、SQLと準拠するものが実現され得る。
単なる例として、露出されたインターフェースは、ANSI/ISO SQL:2011
に準拠し得る。
図面
図1Aには、分析プラットフォームのクラウドをベースとした実装例が示される。分析
フレームワークを使用する組織のローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエ
リアネットワーク(WAN)100が、インターネット104に接続する。この実装にお
ける計算ニーズおよびストレージニーズは、いずれも、クラウドをベースとしたサービス
によって提供される。示される特定の実装では、計算サーバは、ストレージサーバから分
離される。特に、計算クラウド108は、分析フレームワークに処理能力を与える複数の
サーバ112を含む。サーバ112は、離散的なハードウェアインスタンスであってもよ
いし、あるいは、仮想サーバであってもよい。
サーバ112はまた、それら自体のストレージを有し得、そのストレージ上で処理機能
が動作する。例えば、サーバ112は、クエリエクゼキュータとストレージサービスの両
方を実装し得る。伝統的なカラム型ストレージシステムは、ディスク上にカラムとしてデ
ータを記憶するが、そのデータがメモリに読み込まれたとき、行は、カラム型データから
再び組み立てられる。しかしながら、本開示のインデックスは、ディスク上とメモリ内の
両方でカラム型ストレージとして機能する。インデックスの固有構成が原因で、高速カラ
ム型アクセスの利益は、比較的小さな不利益を伴って得られ得る。
ストレージクラウド116は、本開示によれば、データはインデックス内に格納され、
具体化表内には格納されないので、インデックスデータのために使用されるストレージ配
列120を含む。サーバ112のストレージリソースが使用されるとき、ストレージ配列
120は、各クエリに応答するためではなく、バックアップおよびニアラインストレージ
のために使用され得る。
種々の実装において、ストレージ配列124は、分析フレームワークがデータについて
動作することになる当該データを含み得る。単なる例として、ストレージ配列124は、
ユーザが分析フレームワークを使用してクエリすることを望み得る、ログデータなどの関
連したデータを保持し得る。ストレージ配列120およびストレージ配列124が同じス
トレージクラウド116内に示されるが、それらは、プライベートの外部にホストされた
クラウド、パブリッククラウド、および組織に特定の内部にホストされた仮想環境を含む
、異なるクラウド内に位置し得る。
単なる例として、ストレージクラウド116は、Amazon Web Servic
es(AWS)S3クラウドであり得、それは、ビジネスがストレージ配列124内にデ
ータを記憶するために既に使用している。結果として、データをストレージ配列120に
移すことは、高スループットおよび低費用で実現され得る。計算クラウド108は、AW
S EC2によって提供され得、その場合において、計算クラウド108およびストレー
ジクラウド116は、共通プロバイダによってホストされる。ユーザ130は、標準SQ
Lツールを使用してクエリを構築し、そのクエリは計算クラウド108において動作し、
応答はユーザ130に戻される。SQLツールは、ユーザ130のコンピュータ134上
に既にインストールされたツールであり得、本分析フレームワークで動作するために修正
される必要が無い。
図1Bでは、別のデプロイメントアプローチ例が示される。この場合において、物理サ
ーバアプライアンス180はビジネスのLAN/WAN100に接続される。サーバアプ
ライアンス180は、オンサイトでホストされ得るかオフサイトでホストされ得、仮想プ
ライベートネットワークなどを用いて、LAN/WAN100に接続され得る。サーバア
プライアンス180は、ストレージのみならず計算能力を含み、ソースから入力データを
受信し、そのソースは、LAN/WAN100に対して局所的であり得る。単なる例とし
て、コンピュータもしくはサーバ184は、ウェブトラフィックログまたは侵入検出ログ
などのログを記憶し得る。
サーバアプライアンス180は、ユーザ130のクエリに応答するためにインデックス
データを取り出し記憶する。ストレージクラウド116は、追加データソース188を含
み得、それは、更に他のデータを保持し得るおよび/またはより古いデータのためのニア
ラインデータストレージ設備であり得る。サーバアプライアンス180は、ユーザクエリ
を満たすために、追加データソース188から追加データを取り出し得る。サーバアプラ
イアンス180はまた、バックアップ目的などのために、ストレージクラウド116内に
データを記憶し得る。種々の他の実装では、追加データソース188は、クラウドにおけ
るHadoop実装の一部であり得る。
本開示の分析フレームワークは、多くの他のデプロイメントシナリオが可能であるよう
に柔軟である。単なる例として、ソフトウェアがビジネスに提供され得、そのソフトウェ
アは、所有されたまたはホストされたサーバ上にインストールされ得る。別の実装では、
仮想マシンインスタンスが提供され得、それは、仮想化環境を通してインスタンス化され
得る。なお更に、ユーザは、ブラウザにおいてユーザインターフェースが提供され得、S
QL部分は、Nou Dataなどのサービスプロバイダによってホストされ得、それら
のシステム上またはクラウドにおいて実装され得る。
図1Cには、サーバ200のハードウェア構成要素が示される。プロセッサ204は、
メモリ208からの命令を実行し、メモリ208内に記憶された(読み書き)データ上で
動作し得る。一般に、速さのために、メモリ208は揮発性メモリである。プロセッサ2
04は、潜在的にチップセット212経由で、不揮発性ストレージ216と通信する。種
々の実装において、不揮発性ストレージ216は、キャッシュとして機能するフラッシュ
メモリを含み得る。より大容量および低費用のストレージが、2次不揮発性ストレージ2
20のために使用され得る。例えば、ハードドライブなどの磁気ストレージ媒体は、2次
不揮発性ストレージ220内に基礎的データを記憶するために使用され得、それのアクテ
ィブな部分は、不揮発性ストレージ216内にキャッシュされる。
入出力機能224は、キーボードやマウスなどの入力と、グラフィックディスプレイや
音声出力などの出力とを含み得る。サーバ200は、ネットワーキングカード228を使
用して他のコンピューティングデバイスと通信する。種々の実装において、または種々の
時間に、入出力機能224が休止し、サーバ200と外部アクターとの間の全ての相互作
用がネットワーキングカード228経由で行われてもよい。例示のし易さのために、例え
ば、単なる例として、不揮発性ストレージ216とメモリ208との間またはネットワー
キングカード228とメモリ208との間のダイレクトメモリアクセス(DMA)機能な
どの、追加のよく知られた特徴および変形は示されない。
図2Aにおいて、処理図は、どのようにデータが、それがユーザ130によってクエリ
され得るように、分析的なフレームワークに採集されたかの一例を示す。データソース3
00はデータを提供し、そのデータについて分析フレームワークが動作する。その生デー
タが自己記述ではない場合、オプションのユーザが定義したラッパー関数304は、生デ
ータをJSONオブジェクトなどの自己記述の半構造データに変換し得る。
異なる容量を操作するユーザ130であり得るアドミニストレータ308は、これらの
ラッパー関数を実装するためのガイドラインを指定することができる。アドミニストレー
タ308はまた、データソース300のどれを使用し、どのデータをそれらのデータソー
スから取り出すかを指定することができる。種々の実装において、データを取り出すこと
は、サブセッティング操作および/または他の計算を含み得る。単なる例として、データ
ソース300の1つがHadoopであるとき、MapReduceジョブが、分析フレ
ームワークのためにデータを取り出す前に要求され得る。
取り出されたデータは、受信されたデータの観察された構造に基づいてスキーマを動的
に構築するスキーマ推論モジュール312によって処理される。アドミニストレータ30
8は、種々の実装において、スキーマ推論モジュール312に型付けヒント(hint)
を提供する能力を有し得る。例えば、型付けヒントは、例えば正規表現によって指定され
得る、日付、時間、または他のアドミニストレータが定義した型などの特定形式を認識す
るための要求を含み得る。
スキーマ推論モジュール312によって生成されたデータオブジェクトおよびスキーマ
は、装飾モジュール316のみならずインデックス生成モジュール320に提供される。
入力オブジェクトは、ソースデータのみならずソースデータを記述するメタデータを含む
。ソースデータは、インデックス生成モジュール320によってインデックスストレージ
324内に記憶される。
装飾モジュール316は、スキーマモジュール312によって生成されたスキーマにお
いてマップを識別する。マップ識別が所望されない実装では、装飾モジュール316は省
略され得る。アドミニストレータ308は、マップを識別する際に使用される装飾モジュ
ール316によって実行される発見的問題解決法を調整するために、マップ基準を指定す
ることができる。
マップが識別された後、関係スキーマ生成モジュール328は、SQLに準拠したスキ
ーマなどの関係スキーマを生成する。加えて、識別されたマップは、補助インデックス生
成モジュール332に提供され、そのモジュール332は、上記したような、MapIn
dexなどの追加インデックス、およびValueIndexにおけるマップエントリを
生成することができる。補助インデックスはまた、インデックスストレージ324内に記
憶され得る。
アドミニストレータ308は、マップインデックスが生成されることを要求する能力を
有し得、どのカラムが値インデックスに追加されるかを指定し得る。加えて、アドミニス
トレータは、どのオブジェクトがマップとして処理されるべきであるかを指定することが
でき、オブジェクトがマップとして処理されるか否かを動的に変更することができる。そ
のような変更は、関係スキーマの変更を結果としてもたらすことになる。
関係最適化モジュール336は、ユーザ130により簡潔なスキーマを提示するように
、関係スキーマを最適化する。例えば、関係最適化モジュール336は、上記したように
、表間の1対1関係を識別し得、それらの表を単一の表に平坦化し得る。結果として生じ
る関係スキーマは、メタデータサービス340に提供される。
クエリエクゼキュータ344は、プロキシ348からのクエリを実行するためにメタデ
ータサービス340とインターフェースを取る。プロキシ348は、特殊構成無しに、プ
ロキシ348と相互作用することができるODBCクライアント352などのSQLに準
拠したクライアントと相互作用する。ユーザ130は、クエリをクエリエクゼキュータ3
44に送信し、それらのクエリに対する応答を受信するために、ODBCクライアント3
52を使用する。
ODBCクライアント352経由で、ユーザ130はまた、メタデータサービス340
によって記憶された関係スキーマを見ることができ、関係スキーマ上でクエリを構築する
ことができる。ユーザ130もアドミニストレータ308も、予測されたスキーマを知る
こと、またはスキーマの生成を助けることを要求されない。代わりに、スキーマは、取り
出されたデータに基づいて動的に生成され、次いで、提示される。ODBCクライアント
352が示されるが、JDBCを含むODBC以外の機構が利用可能であり、postg
resクエリを導く。種々の実装において、グラフィカルユーザインターフェースアプリ
ケーションは、ユーザによるODBCクライアント352の使用をし易くし得る。
クエリエクゼキュータ344は、インデックスストレージ324を含むストレージサー
ビス356からのデータ上で動作する。ストレージサービス356は、それ自体の局所的
ストレージ処理モジュール360を含み得、そのモジュール360に対してクエリエクゼ
キュータ344は、種々の処理タスクを委任することができる。処理されたデータは、次
いで、受信されたクエリへの応答を構築するために、ストレージ処理モジュール360に
よってクエリエクゼキュータ344に提供される。クラウドをベースとした実装では、ス
トレージサービス356およびクエリエクゼキュータ344は共に、計算クラウド内に実
装され得、インデックスストレージ324は、計算インスタンス内に記憶され得る。イン
デックスストレージ324は、図1Aに示されるようなストレージクラウド116内など
の、ニアラインストレージに反映され得る。
図2Bでは、高レベル機能的図が、複数ノード402‐1、402‐2、および402
‐3(集合的に、ノード402)を有するストレージサービス356を示す。3つのノー
ド402が示されるが、より多いかより少ないものが使用され得、使用される数は、分析
フレームワークの必要性に基づいて動的に変動され得る。ノード402の数は、より多く
のデータが記憶される必要性があるにつれて、ならびに、クエリを実行するためにおよび
/または冗長性を提供するために要求される追加処理に応答して、増加され得る。クエリ
エクゼキュータ344が、ノード406‐1、406‐2、および406‐3(集合的に
、ノード406)と共に示される。ノード406の数はまた、クエリロードに基づいて動
的に変動され得、ノード402の数と独立している。
プロキシ348は、ODBCクライアント352とクエリエクゼキュータ344との間
のインターフェースを提供する。クエリエクゼキュータ344は、ストレージサービス3
56内にあるデータについてのスキーマを記憶するメタデータサービス340と相互作用
する。
図3は、データ採集のための処理例を示す。制御は504で始まり、ここで、データの
ソースは、ユーザまたはアドミニストレータなどによって、指定され得る。加えて、デー
タのソースからの一定のデータセットが選択され得、一定のサブセッティングおよび低減
操作がデータソースに要求され得る。制御は508に続き、ここで、指定されたデータソ
ースは、新たなデータのために監視される。
512では、新たなデータオブジェクトがデータソースに追加された場合、制御は51
6に移り、そうではない場合、制御は、所望された場合にデータのソースが修正されるこ
とを可能にするために、504に戻る。516では、新たなオブジェクトのスキーマが推
論され、それは、図4に示されるような型関数に従って実行され得る。520では、51
6から推論されたスキーマが、既に存在しているスキーマと併合される。併合は、図5に
示されるような併合関数に従って実行され得る。
524では、装飾が所望される場合、制御は528に移り、そうではない場合、制御は
532に移る。528では、マップが、図8に示されるように、データ内で識別される。
536では、新たなマップが識別されない場合、制御は532に続き、そうではない場合
、新たなマップが識別された場合、制御は540に移る。540では、マップインデック
スが所望される場合、制御は544に移り、そうではない場合、制御は532に続く。5
44では、新たなマップ属性と関連付けられたBigIndexまたはArrayInd
exにおける各値について、その値が、マップインデックスに追加される。更に、ユーザ
および/またはアドミニストレータによって所望される場合、特定の属性について、値が
値インデックスに追加される。制御は次いで532に続く。
種々の実装において、524における装飾は、オブジェクトの第1のラウンドが処理さ
れるまで待機し得る。例えば、初期採集上で、装飾は、初期オブジェクトの全てが採集さ
れるまで遅延され得る。このようにして、十分な統計が、マップの発見的問題解決法によ
る使用のために収集されていることになる。追加オブジェクトの増分採集のために、装飾
は追加オブジェクトの新たなグループのそれぞれの後に実行され得る。
532では、JSONスキーマが新たなオブジェクトの結果として変更された場合、制
御は548に移り、ここで、スキーマは関係スキーマに変換される。制御は552に続き
、ここで、1対1関係を平坦化することなどによって、関係ビューが最適化される。制御
は次いで556に続く。スキーマが532で変更されていない場合、制御は直接的に55
6に移ることになる。556では、インデックスは、図7に示されるように実行され得る
新たなオブジェクトのデータをポピュレートされる。制御は次いで504に戻る。
548で推論されたスキーマを関係スキーマに変換した後に実行されるものとして、イ
ンデックスのポピュレーションが556に示されるが、種々の実装において、インデック
スは、関係スキーマが要求されないので、関係スキーマを生成する前にポピュレートされ
得る。手順は、パスおよび結合キーを生成するために推論されたJSONスキーマを使用
することができる。関係スキーマは、基礎的半構造データの関係ビューとして機能する。
図4は、再帰に頼る型関数の実装例を示す。制御は604で始まり、ここで、型付けさ
れることになるオブジェクトがスカラである場合、制御は608に移る。608では、ス
カラの型が決定され、そのスカラ型は、612で関数の出力として戻される。スカラ型は
、受信されたオブジェクトにおける自己記述に基づいて決定され得る。加えて、一定の文
字列が日付または時間などのデータを表現するものであることを認識し得る更なる型付け
規則が使用され得る。
604では、オブジェクトがスカラではない場合、制御は616に移る。616では、
オブジェクトが配列である場合、制御は620に移り、ここで、型関数(図4)は、配列
の各要素上で再帰的に呼び出される。これらの型関数の結果が受信されたとき、制御は6
24に続き、ここで、図6に示されるような折り畳み関数が、620で決定されたような
要素型の配列上で呼び出される。折り畳まれた配列が折り畳み関数によって戻されると、
その折り畳まれた配列が、628で型関数によって戻される。
616で、オブジェクトが配列ではない場合、制御は632に移る。632では、型関
数(図4)は、オブジェクトの各フィールド上で再帰的に呼び出される。制御は636に
続き、ここで、折り畳み関数は、632で決定されたフィールド型の連結上で呼び出され
る。折り畳み関数によって戻された折り畳まれたオブジェクトは、次いで、640で型関
数によって戻される。
図5は、2つのスキーマ要素を単一のスキーマ要素に併合する併合関数の実装例を示す
。併合関数はまた、再帰的であり、最初に呼び出されるとき、2つのスキーマ要素は、既
存のスキーマおよび新たに受信されたオブジェクトから推論された新たなスキーマである
。併合関数の更なる再帰的呼び出しでは、スキーマ要素は、これらのスキーマのサブ要素
であることになる。制御は704で始まり、ここで、併合されることになるスキーマ要素
が等価である場合、制御は708に移り、等価スキーマ要素のいずれか1つを戻す。そう
ではない場合、制御は712に移り、ここで、併合されることになるスキーマ要素が両方
とも配列である場合、制御は716に移り、そうではない場合、制御は720に移る。
716では、併合されることになる配列の1つが空である場合、他の配列は724に戻
される。そうではない場合、制御は728に続き、ここで、図6に示されるような折り畳
み関数が、併合されることになる両方の配列の要素を含有する配列上で呼び出される。折
り畳み関数によって戻された折り畳まれた配列は、次いで、732で併合関数によって戻
される。
720では、併合されることになるスキーマ要素の1つが空である場合には、他のスキ
ーマ要素は、736で併合関数によって戻される。併合されることになるスキーマ要素の
いずれもが空ではない場合、制御は740に続き、ここで、折り畳み関数が、併合される
ことになる両方のスキーマ要素のキーと値のペアを含有するオブジェクト上で呼び出され
る。折り畳み関数によって戻された折り畳まれたオブジェクトは、次いで、744で併合
関数によって戻される。
図6は、折り畳み関数の実装例を示す。制御は804で始まり、ここで、折り畳まれる
ことになるオブジェクトが配列である場合、制御は808に移り、そうではない場合、制
御は812に移る。808では、配列が、両方とも配列である値のペアを含有する場合、
制御は816に移り、そうではない場合、制御は820に続く。820では、配列が、両
方ともオブジェクトである値のペアを含有する場合、制御は816に移り、そうではない
場合、制御は824に続く。824では、配列が、等しいスカラ型である値のペアを含有
する場合、制御は816に移り、そうではない場合、折り畳みが完了し、配列が折り畳み
関数から戻される。816では、図5に示されるような併合関数が、808、820、ま
たは824によって識別された値のペア上で呼び出される。制御は828に続き、ここで
、値のペアは、併合関数によって戻される単一値で置換される。
812では、オブジェクト内の任意のキーが同じである場合、制御は832に移り、そ
うではない場合、折り畳みが完了し、オブジェクトは戻される。832では、制御は、同
じであるキーのペアを選択し、836に続く。キーのペアについての値が両方とも配列で
あるか、両方ともオブジェクトである場合、制御は840に移り、そうではない場合、制
御は844に移る。840では、キーのペアについての値上で併合関数が呼び出される。
制御は848に続き、ここで、キーのペアが、併合関数によって戻される値を有する単一
キーで置換される。制御は、次いで852に続き、ここで、任意の追加キーが同じである
場合、制御は832に移り、そうではない場合、折り畳みが行われ、修正される際にオブ
ジェクトは戻される。844では、キーのペアについての値が両方ともスカラである場合
、制御は856に移り、そうではない場合、制御は852に移る。856では、キーのペ
アについての値のスカラ型が等しい場合、制御はキーのそれらのペアを併合するために8
40に移り、そうではない場合、制御は852に移る。
図7は、新たに取り出されたオブジェクトからのデータをインデックスにポピュレート
するための処理例を示す。制御は904で始まり、ここで、RowIndexが所望され
る場合、制御は908に移り、そうではない場合、制御は912に移る。908では、オ
ブジェクトが、上記のようにRowIndexに追加され、制御は912に続く。912
では、オブジェクトは、現在の関係スキーマについて関係タプルに平坦化され、結合キー
が必要に応じて生成される。制御は916に続き、ここで、制御は、インデックスに追加
されることになる更なるタプルが存在するかどうかを決定する。そうである場合、制御は
920に移り、そうではない場合、インデックスはポピュレートされており、従って、制
御は終了する。
920では、制御は、タプルが配列表についてのものであるかどうかを決定する。そう
である場合、制御は924に移り、そうではない場合、制御は928に移る。924では
、配列表内に更なる値カラムがある場合、制御は932に移る。932では、カラム値が
元の取り出されたオブジェクト内に存在する場合、値が、936でArrayIndex
に追加される。制御は、次いで、940に続く。ValueIndexがカラムについて
所望される場合、制御は944に移り、そうではない場合、制御は924に戻る。カラム
値が、932で元の取り出されたオブジェクト内に存在しない場合、制御は924に戻る
928では、タプルがマップ表についてのものである場合、制御は948に移り、そう
ではない場合、制御は952に移る。948では、制御は、更なる値カラムがマップ表内
に残っているかどうかを決定する。そうである場合、制御は956に移り、そうではない
場合、制御は916に戻る。956では、制御は、カラム値が元の取り出されたオブジェ
クト内に存在するかどうかを決定する。そうである場合、制御は960に移り、そうでは
ない場合、制御は948に戻る。960では、値が、MapIndexに追加され、制御
は964に移る。964では、ValueIndexがカラムについて所望される場合、
値が、968においてValueIndexに追加され、いずれの場合においても、制御
は次いで948に戻る。
952において、制御は、表内に存在する更なるカラムがあるかどうかを決定する。そ
うである場合、制御は972に移り、そうではない場合、制御は916に戻る。972で
は、制御は、カラム値が元の取り出されたオブジェクト内に存在するかどうかを決定する
。そうである場合、制御は976に移り、そうではない場合、制御は952に戻る。97
6では、値がBigIndexに追加され、制御は980に続く。980では、Valu
eIndexがカラムについて所望される場合、制御は984に移り、ここで、値がVa
lueIndexに追加され、いずれの場合においても、制御は次いで952に戻る。
図8は、マップを識別するための処理例を示す。制御は、1004で始まり、ここで、
第1のオブジェクトが選択される。制御は1008に続き、ここで、オブジェクトが空で
ある場合、1012で含有オブジェクトがマップとして指定され、そうではない場合、制
御は1016に移る。1016では、制御は、上記のような含有オブジェクトの頻度に対
する平均フィールド頻度の割合を決定する。制御は1020に続き、ここで、割合が閾値
より下である場合、制御は、マップとして含有オブジェクトを指定するために1012に
移り、そうではない場合、制御は1024に移る。単なる例として、閾値は、ユーザが調
整可能であり得、および/または観察されたデータに基づいて動的であり得る。種々の実
装において、発見的問題解決法は、関係スキーマが大きくなるにつれて、マップとしてフ
ィールドをより容易に識別するように調整され得る。1012では、含有オブジェクトが
マップとして指定され、制御は1024に続く。評価するための更なるオブジェクトがあ
る場合、制御は1028に移り、ここで、次のオブジェクトが選択され、制御は1008
に続き、そうではない場合、制御は終了する。
図9は、関係スキーマを生成するために再帰に頼るcreate_schema関数の
実装例を示す。create_schema関数が呼び出されると、制御は、スキーマ要
素(Schema_Element)を表(Current_Table)に組み込む。
この目的のために、制御は1104で始まり、ここで、Schema_Elementが
オブジェクトである場合、制御は1108に移り、そうではない場合、制御は1112に
移る。1108では、オブジェクトが空のオブジェクトである場合、オブジェクトはマッ
プとして処理され、制御は1116に移り、そうではない場合、制御は1120に続く。
1120では、新たな表(New_Table)がネストされたオブジェクトのために生
成される。1124では、結合キー(Join_Key)が、Current_Tabl
eに追加され、1128では、対応するJoin_Keyが、New_Tableに追加
される。制御は次いで1132に続き、ここで、ネストされたオブジェクトにおける各フ
ィールドについて、create_schema関数が、フィールドを表に追加するため
に再帰的に呼び出される。制御は、次いで1136でcreate_schema関数の
本呼び出しから戻る。
1112では、Schema_Elementがマップである場合、制御は1116に
移り、そうではない場合、制御は1138に移る。1116では、新たな表(New_T
able)がマップのために生成される。制御は1140に続き、ここで、Join_K
eyが、Current_Tableに追加され、1144では、対応するJoin_K
eyが、New_Tableに追加される。1148では、文字列型を有するキーフィー
ルドが、New_Tableに追加される。制御は1152に続き、ここで、マップにお
ける各値型について、create_schema関数は、値型をNew_Tableに
追加するために再帰的に呼び出される。制御は次いで1136に戻る。
1138では、制御は、Schema_Elementが配列であるかどうかを決定す
る。そうである場合、制御は1156に移り、そうではない場合、制御は1160に移る
。1156では、新たな表(New_Table)が配列のために生成され、Join_
Keyが、1164でCurrent_Tableに追加され、対応するJoin_Ke
yが、1168でNew_Tableに追加される。1172では、整数型を有するイン
デックスフィールドが、New_Tableに追加される。制御は1176に続き、ここ
で、配列における各アイテム型について、アイテム型をNew_Tableに追加するた
めにcreate_schema関数が呼び出される。次いで、制御は1136に戻る。
1160では、削除の処理によるSchema_Elementは、プリミティブであ
る。プリミティブと同じ名前を有するCurrent_Tableに既にフィールドがあ
る場合、制御は1180に移り、そうではない場合、制御は1184に移る。1184で
は、名前フィールドがCurrent_Tableに単純に加えられ、制御は1136に
戻る。1180では、型多様性が存在し、従って、プリミティブと同じ名前を有するCu
rrent_Tableにおける既存のフィールドが、それらの型をフィールド名に添え
るために再び名前を付けられる。制御は1188に続き、ここで、新たなフィールドが現
在のプリミティブに基づいて追加され、型はフィールド名に添えられる。次いで、制御は
1136に戻る。
結論
上記は、事実上単なる例示にすぎず、開示、それの用途、または使用に限定されること
を決して意図されない。開示の広範な教示は、様々な形態で実装され得る。従って、この
開示は特定の例を含むが、他の修正が、図面、明細書、および以下の特許請求の範囲の検
討から明らかになるであろうから、開示の真の範囲は、そのように限定されるべきではな
い。本明細書において使用される際、A、B、およびCの少なくとも1つという文言は、
非排他的論理ORを使用する、論理(AまたはBまたはC)を意味することが解釈される
べきである。方法内の1つ以上のステップは、本開示の原理を変えること無く、異なる順
序で(または同時に)実行され得ることが理解されるべきである。
以下の定義を含むこの適用において、モジュールという用語は、回路という用語と置換
され得る。モジュールという用語は、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル、ア
ナログ、もしくはアナログ/デジタル混合ディスクリート回路、デジタル、アナログ、も
しくはアナログ/デジタル混合集積回路、組み合わせ論理回路、フィールドプログラマブ
ルゲートアレイ(FPGA)、コードを実行する(共有、専用、もしくはグループ)プロ
セッサ、プロセッサによって実行されるコードを記憶する(共有、専用、もしくはグルー
プ)メモリ、記載した機能性を提供する他の適切なハードウェア構成要素、またはシステ
ムオンチップにおけるものなどの上記のいくつかもしくは全ての組み合わせの一部である
か、あるいはそれを含むことを言い得る。
コードという用語は、上記で使用される際、ソフトウェア、ファームウェア、および/
またはマイクロコードを含み得、プログラム、ルーチン、関数、クラス、および/または
オブジェクトのことを言う。共有プロセッサという用語は、多数のモジュールからいくつ
かのまたは全てのコードを実行する単一プロセッサを包含する。グループプロセッサとい
う用語は、追加プロセッサと組み合わせて、1つ以上のモジュールからいくつかのまたは
全てのコードを実行するプロセッサを包含する。共有メモリという用語は、多数のモジュ
ールからいくつかのまたは全てのコードを記憶する単一メモリを包含する。グループメモ
リという用語は、追加メモリと組み合わせて、1つ以上のモジュールからいくつかのまた
は全てのコードを記憶するメモリを包含する。メモリという用語は、コンピュータで読み
取り可能な媒体という用語のサブセットであり得る。コンピュータで読み取り可能な媒体
という用語は、媒体を通って伝搬する一時的な電気および電磁信号を包含せず、従って、
有形および非一時的であると考えられ得る。非一時的な有形のコンピュータで読み取り可
能な媒体の非限定例は、不揮発性メモリ、揮発性メモリ、磁気ストレージ、および光スト
レージを含む。
この出願に記載された装置および方法は、1つ以上のプロセッサによって実行される1
つ以上のコンピュータプログラムによって部分的にまたは完全に実装され得る。コンピュ
ータプログラムは、少なくとも1つの非一時的な有形のコンピュータで読み取り可能な媒
体上に記憶されるプロセッサで実行可能な命令を含む。コンピュータプログラムはまた、
記憶されたデータを含み得るおよび/または記憶されたデータに頼り得る。

Claims (15)

  1. クエリシステムのプロセッサによって実行される方法であって、前記方法は、
    データソースからオブジェクトを取り出し、前記取り出されたオブジェクトのそれぞれが、データおよび前記データを記述するメタデータを含み、
    前記取り出されたオブジェクトの新しいオブジェクトのそれぞれのために、前記オブジェクトの前記メタデータおよび前記オブジェクトの要素の推論されたタイプに基づいて、
    前記新しいオブジェクトからスキーマを推論することと、
    前記新しいオブジェクトを記述する前記推論されたスキーマを、以前に取り出されたオブジェクトのために推論されたスキーマの間における以前の併合動作から生成された既存の累積スキーマと併合することにより統一スキーマを生成することと、
    前記統一スキーマを前記累積スキーマとして記憶することと、
    によって累積スキーマを動的に生成すること、
    前記取り出されたオブジェクトのそれぞれの前記データをストレージサービス内に記憶すること
    含む方法。
  2. 前記累積スキーマを関係スキーマに変換すること、
    前記関係スキーマをユーザに提示することであって、前記ユーザからのクエリが前記関係スキーマ上で構築される、当該提示することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記取り出されたオブジェクトの第1のオブジェクトの前記データを第1のインデックスおよび配列インデックスの少なくとも1つ内に記憶することであって、前記ストレージサービスが前記第1のインデックスおよび前記配列インデックスを含む、当該記憶することと、
    前記第1のインデックスおよび前記配列インデックスの少なくとも1つからのデータに基づいて前記クエリに応答することを更に含む、請求項2に記載の方法。
  4. キーと値のペアとして前記第1のインデックス内の第1のオブジェクトからのデータを記憶することを更に含み、前記キーと値のペアの前記値は前記データであり、前記キーと値のペアの前記キーは、前記関係スキーマと矛盾しない前記データのパスおよび前記第1のオブジェクトの固有識別子に基づく、請求項3に記載の方法。
  5. 前記キーと値のペアの前記キーは、前記第1のインデックスが、キーと値のペアを最初に前記パスによって、その後、前記固有識別子によって併置するように構築される請求項4に記載の方法。
  6. 配列の一部であるデータが、前記配列インデックス内に記憶される、請求項3に記載の方法。
  7. 前記第1のインデックスを順序を保つインデックスストア内に記憶することを更に含み、前記ストレージサービスは、前記順序を保つインデックスストアを含む請求項3に記載の方法。
  8. マップとして前記累積スキーマのオブジェクトを選択的に識別することを更に含む、請求項2に記載の方法。
  9. 前記累積スキーマの前記オブジェクトは、前記取り出されたオブジェクト内の前記オブジェクトのフィールドの発生の頻度に基づいて、マップとして識別され、
    前記累積スキーマを動的に生成する間に、前記発生の頻度を追跡すること、
    累積スキーマの前記オブジェクトは、閾値より下の前記発生の頻度の平均に応答して、マップとして識別されること、
    の少なくとも1つを更に含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記マップに対応するデータをキーと値のペアとしてマップインデックスの中に記憶することを更に含み、前記キーと値のペアの前記値は前記データであり、前記キーと値のペアの前記キーは、前記関係スキーマと矛盾しない前記データのパス、第1のオブジェクトが前記データを提供する前記取り出されたオブジェクトの前記第1のオブジェクトの固有識別子、前記マップの結合キー、および前記マップ内の前記データのマップキーに基づき、
    前記キーと値のペアの前記キーは、前記マップインデックスが、キーと値のペアを最初に前記パスによって、次に、前記固有識別子によって、次に、前記結合キーによって、その後、前記マップキーによって併置するように、構築され、または、
    前記マップに対応するデータを補助マップインデックスの中にキーと値のペアとして記憶し、前記キーと値のペアの前記値は前記データであり、前記キーと値のペアの前記キーは、前記関係スキーマと矛盾しない前記データのパス、前記マップ内の前記データのマップキー、前記第1のオブジェクトが前記データを提供する、前記取り出されたオブジェクトの第1のオブジェクトの固有識別子、および前記マップの結合キーに基づき、
    前記キーと値のペアの前記キーは、前記補助マップインデックスが、キーと値のペアを最初に前記パスによって、次に、前記マップキーによって、次に、前記固有識別子によって、その後、前記結合キーによって併置するように、構築される、請求項8に記載の方法。
  11. 前記累積スキーマを前記関係スキーマに変換することは、前記累積スキーマのトップレベルにおける各要素についてカラムでルート表を生成することを含む、請求項2に記載の方法。
  12. 前記累積スキーマを前記関係スキーマに変換することは、前記累積スキーマにおける各配列について前記関係スキーマ内に追加表を生成することをさらに含み、
    前記追加表は、結合キーカラム、インデックスカラム、および、前記配列における各スカラ型データについての、値カラムを含み、前記方法は、前記配列が前記累積スキーマの前記トップレベルにあるときに、結合キーカラムを前記追加表および前記結合キーカラムに挿入することを更に含み、
    前記配列が前記トップレベルより下の前記累積スキーマ内にネストされるときに、結合キーカラムを前記追加表におよび結合キーコラムを中間表に挿入することを更に含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記累積スキーマを前記関係スキーマに変換することは、前記累積スキーマ内にあるよう決定された各マップについて、前記関係スキーマ内に追加表を生成することを更に含み、
    前記追加表は結合キーカラム、キーカラム、および前記マップにおける各スカラ型データについての、値カラムを含み、
    前記方法は、前記マップが前記累積スキーマの前記トップレベルにあるときに、結合キーカラムを前記追加表に、および結合キーコラムを前記ルート表に挿入し、および、前記マップが前記トップレベルより下の前記累積スキーマ内にネストされるときに、結合キーカラムを前記追加表におよび結合キーカラムを中間表に挿入することを更に含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記関係スキーマは構造化クエリ言語(SQL:Structured Query Language)スキーマであり、前記クエリはSQLであり、または、前記クエリはHive‐QLクエリ、jaqlクエリ、およびXQueryのうちの1つである、請求項2または請求項2に従属するいずれかの請求項に記載の方法。
  15. プロセッサで実行可能な命令を記憶する非一時的なコンピュータで読み取り可能な媒体であって、
    1つ以上のプロセッサで実行されるとき、前記命令は前記1つ以上のプロセッサに:
    データソースからオブジェクトを取り出すことを行わせ、前記取り出されたオブジェクトのそれぞれが、データおよび前記データを記述するメタデータを含み、
    累積スキーマを動的に生成することを行わせ、前記累積スキーマを動的に生成するために、前記取り出されたオブジェクトのそれぞれのために、前記命令は前記1つ以上のプロセッサに:
    前記取り出されたオブジェクトの新しいオブジェクトのそれぞれのために:
    前記オブジェクトの前記メタデータおよび前記オブジェクトの要素の推論されたタイプに基づいて、前記新しいオブジェクトからスキーマを推論することと、
    前記新しいオブジェクトを記述する前記推論されたスキーマを、以前に取り出されたオブジェクトのために推論されたスキーマの間における以前の併合動作から生成された既存の累積スキーマと併合することにより統一スキーマを生成することと、
    前記統一スキーマを前記累積スキーマとして記憶することと、
    前記取り出されたオブジェクトのそれぞれの前記データをストレージサービス内に記憶すること、
    行わせることを特徴とする非一時的なコンピュータで読み取り可能な媒体。
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