JP2003162533A - スキーマ統合変換システム、スキーマ統合変換方法およびスキーマ統合変換用プログラム - Google Patents

スキーマ統合変換システム、スキーマ統合変換方法およびスキーマ統合変換用プログラム

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JP2003162533A
JP2003162533A JP2001357822A JP2001357822A JP2003162533A JP 2003162533 A JP2003162533 A JP 2003162533A JP 2001357822 A JP2001357822 A JP 2001357822A JP 2001357822 A JP2001357822 A JP 2001357822A JP 2003162533 A JP2003162533 A JP 2003162533A
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JP2001357822A
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English (en)
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Yoshitaka Yasumura
義孝 安村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同一の用途として使用されるデータベースまた
はディレクトリであるか否かに係わらず、スキーマを統
合することができるスキーマ統合変換システムを提供す
る。 【解決手段】複数のスキーマをそれぞれ抽象スキーマグ
ラフに変換し、当該抽象スキーマグラフの全部または一
部を所定のルールに基づいて変換するとともに、それぞ
れの抽象スキーマグラフで定義されているクラス名また
は属性名をマッチングし、その結果に応じて統合抽象ス
キーマグラフを作成し、作成した当該統合抽象スキーマ
グラフを統合スキーマに変換するスキーマ統合手段を備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキーマ統合変換シ
ステム、スキーマ統合変換方法およびスキーマ統合変換
用プログラムに関し、特に、ディレクトリサービスの異
なるスキーマを統合するとともに、異なるスキーマ間の
データ変換を行うスキーマ統合変換システム、スキーマ
統合変換方法およびスキーマ統合変換用プログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データベースやディレクトリに
データを格納するためには、そのデータのデータ構造を
スキーマという形式であらかじめ定義しておく必要があ
る。このスキーマは、同じデータを格納する場合でも、
データベースやディレクトリのデータを格納するシステ
ム毎に異なることが多い。
【0003】例えば、個人情報を管理するディレクトリ
サービスでは、各個人の氏名や生年月日などの情報がデ
ィレクトリに格納されるが、氏名を姓と名に分けたり、
生年月日の年を西暦にしたり等、システムによって格納
方法が微妙に異なることがある。
【0004】また、文書情報を管理するデータベースで
は、文書の著者の情報も格納しなければならないが、格
納方法としては、著者情報を文書情報の中に埋め込む方
法と、外部情報として著者情報を分ける方法との二通り
が考えられる。
【0005】以上のように、異なるスキーマ定義を持つ
データベースやディレクトリの間で、相互に情報のやり
取りを行うためには、それぞれのスキーマやデータを統
合・変換する仕組みが必要になる。
【0006】従来の複数のデータベースに格納されてい
る情報を統合してユーザに見せるための情報統合システ
ムの一例が、特開平10−91633号公報に開示され
ている。
【0007】この公報で開示された情報サーバの情報リ
ソースの統合化のシステムは、ローカルのデータベース
スキーマを持つデータベースシステムと、ローカルのデ
ータベーススキーマを統合したワールドビューのデータ
ベーススキーマを持つコンピュータシステムと、データ
ベースシステムとコンピュータシステムの間でスキーマ
の変換を行うメディエータとから構成される。
【0008】このような構成を有する従来の情報統合シ
ステムは次のように動作する。
【0009】ユーザはコンピュータシステムにおけるワ
ールドビューのデータベーススキーマで構造化された情
報を理解する。
【0010】メディエータはコンピュータシステムにお
けるユーザからの情報の問合せを変換し、ワールドビュ
ーのデータベーススキーマからデータベースシステムの
ローカルのデータベーススキーマへ変換する。
【0011】新しいデータベースシステムを追加する場
合は、そのデータベース管理者からサイト記述を得なけ
ればならない。
【0012】このサイト記述は2つのデータベース見本
ファイルから構成され、1つはローカルのデータベース
スキーマのフォーマットで格納されている情報を含み、
他のデータベース見本ファイルはワールドビューのデー
タベーススキーマのフォーマットで格納されている同じ
情報から構成されている。
【0013】このデータベース見本ファイルに基づいて
メディエータが変換マップを生成する。
【0014】これに対して、異なるスキーマの統合を半
自動で行うためのスキーマ統合システムの一例が、特開
平8−249338号公報に開示されている。
【0015】この公報で開示されたデータベース概念ス
キーマ統合支援システムは、統合対象のスキーマ情報を
取り込むためのスキーマ情報取り込み部と、取り込んだ
スキーマの属性名をデータ項目命名規則に従って基本単
語表を用いて標準化するデータ標準化部と、スキーマを
概念グラフに変換するモデル変換部と、結合対象スキー
マ双方のスキーマ要素間の類似度を求める類似度計算部
と、計算したスキーマ要素の類似度を操作者に提示し、
操作者がそのスキーマ要素の関係を判断して確定するた
めのユーザインタフェース部と、2つの概念グラフのマ
ージを行うスキーマ結合部とから構成される。
【0016】このような構成を有する従来のスキーマ統
合システムは次のように動作する。まず、データ標準化
部が基本単語表を用いてデータ項目名に含まれる基本単
語のマッチングを行い、含まれる修飾語、主要語、区分
語を発見して修飾語+主要語+区分語の標準形にし、モ
デル変換部で名称が標準化された実体関連モデル(ER
モデル)をルールに従って概念グラフに変換する。
【0017】それぞれの概念グラフについて、類似度計
算部で名称の類似度と周辺の類似度を計算し、それらの
加重平均を類似度とする。
【0018】次に、ユーザインタフェース部を用いて概
念が一致しているか どうかを確定し、スキーマ結合部
で2つの概念グラフのマージを行う。
【0019】また、複数のデータベースで情報のやり取
りを行うためのスキーマ変換システムの一例が、特開平
10−49408号公報に開示されている。
【0020】この公報で開示されたデータスキーマ変換
システムは、第1のデータベース内のデータの型または
値からなるスキーマを所定の値表記法に従って編集可能
な第1の文字列に変換する手段と、上記第1の文字列に
変換されたデータを保存するデータ記憶手段と、上記デ
ータ記憶手段に保存されたデータのスキーマを予め設定
されたスキーマの変換内容を記述した変換スクリプトの
記述に従って文字列操作により、データのスキーマを表
わす第2の文字列に変換する手段と、上記第2の文字列
からなるデータを第2のデータベースのデータ構造に変
換する手段とから構成される。
【0021】このような構成を有する従来のスキーマ変
換システムは次のように動作する。
【0022】まず、変換手段で旧データのデータベース
内のデータを予め定められた値表記法に従って編集可能
な文字列に文字列化し、それをデータ記憶手段によりメ
モリ上に展開する。
【0023】文字列操作手段は、ユーザの記述した変換
スクリプト記述ファイルを読み込み、データ記憶手段に
記憶された文字列に対してスキーマ変換を実行する。
【0024】次に、逆変換手段が、スキーマが変換され
た文字列からなるデータを新データベースのデータ構造
に変換する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術に
は、以下のような問題点があった。
【0026】第1の問題点は、スキーマの統合は同一用
途の範囲内に限られることにある。
【0027】その理由は、従来のスキーマ統合システム
では、スキーマに定義されているデータ項目の名前がデ
ータ項目命名規則に従って基本単語表を用いて標準化さ
れるため、用途が異なるスキーマでは統合することがで
きなくなるからである。
【0028】第2の問題点は、複数のデータベースまた
はディレクトリでデータの変換を行う場合は、対応する
スキーマ間毎に変換規則を用意しなければならないこと
にある。
【0029】その理由は、従来のスキーマ変換システム
では、一方のスキーマから他方のスキーマにデータを変
換するための変換スクリプトを個々に用意しなければな
らないからである。
【0030】第3の問題点は、複数のデータベースまた
はディレクトリを統合的に利用することができても、こ
れらのデータベースまたはディレクトリを利用していな
いアプリケーションからはアクセスできないことにあ
る。
【0031】その理由は、従来の情報統合システム、ス
キーマ統合システムまたはスキーマ変換システムでは、
ある一つの統一したスキーマによりデータベースまたは
ディレクトリにアクセスしなければならないため、この
ようなインタフェースを持たないアプリケーションから
は利用することができないからである。
【0032】本発明の目的は、同一の用途として使用さ
れるデータベースまたはディレクトリであるか否かに係
わらず、スキーマを統合することができるスキーマ統合
変換システムを提供することにある。
【0033】また、互いのスキーマ構造に依存しない汎
用的なデータ変換を行うことができるスキーマ統合変換
システムを提供することにある。
【0034】さらに、今までデータベースまたはディレ
クトリを利用していなかったアプリケーション、即ちア
クセスするためのインタフェースを持たないアプリケー
ションからでも、異種スキーマを持つデータベースまた
はディレクトリにアクセスすることができるスキーマ統
合変換システムを提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のスキーマ
統合変換システムは、複数のスキーマをそれぞれ抽象ス
キーマグラフに変換し、当該抽象スキーマグラフの全部
または一部を所定のルールに基づいて変換するととも
に、それぞれの抽象スキーマグラフで定義されているク
ラス名または属性名をマッチングし、その結果に応じて
統合抽象スキーマグラフを作成し、作成した当該統合抽
象スキーマグラフを統合スキーマに変換するスキーマ統
合手段を備えたことを特徴とする。
【0036】本発明の第2のスキーマ統合変換システム
は、第1のスキーマ統合変換システムにおいて、複数の
スキーマをそれぞれ抽象スキーマグラフに変換し、当該
抽象スキーマグラフの全部または一部を所定のルールに
基づいて変換するとともに、それぞれの抽象スキーマグ
ラフで定義されているクラス名または属性名が相互に同
意語であるかまたは類義語であるか判断し、相互に同意
語または類義語である場合には、その部分を統合して統
合抽象スキーマグラフを作成し、作成した当該統合抽象
スキーマグラフを統合スキーマに変換するスキーマ統合
手段を備えたことを特徴とする。
【0037】本発明の第3のスキーマ統合変換システム
は、第2のスキーマ統合変換システムにおいて、抽象ス
キーマグラフの構造を変換するための変換ルールを記憶
するスキーマ変換ルール記憶手段と、クラス名または属
性名が相互に同意語または類義語であるか否かを判断す
るための辞書を記憶する辞書記憶手段とを備え、前記ス
キーマ統合手段は、前記スキーマ変換ルール記憶手段に
記憶されている変換ルールを参照して前記抽象スキーマ
グラフの全部または一部の構造を変換するとともに、前
記辞書記憶手段に記憶されている変換ルールを参照して
前記抽象スキーマグラフのそれぞれで定義されているク
ラス名または属性名が相互に同意語または類義語である
か判断することを特徴とする。
【0038】本発明の第4のスキーマ統合変換システム
は、第3のスキーマ統合変換システムにおいて、前記複
数のスキーマの内の一のスキーマ形式のデータを前記複
数のスキーマの内の他のスキーマ形式のデータに変換す
るデータ変換手段を備えたことを特徴とする。
【0039】本発明の第5のスキーマ統合変換システム
は、第4のスキーマ統合変換システムにおいて、前記一
のスキーマ形式のデータを前記統合スキーマ形式のデー
タに変換するためのデータ変換ルールと、前記統合スキ
ーマ形式のデータを前記他のスキーマ形式のデータに変
換するためのデータ変換ルールを記憶するデータ変換ル
ール記憶手段を備え、前記データ変換手段は、前記デー
タ変換ルール記憶手段に記憶されているデータ変換ルー
ルを参照して前記一のスキーマ形式のデータを前記統合
スキーマ形式のデータに変換するとともに、変換した当
該統合スキーマ形式のデータを前記他のスキーマ形式の
データに変換することを特徴とする。
【0040】本発明の第6のスキーマ統合変換システム
は、第5のスキーマ統合変換システムにおいて、前記統
合スキーマ形式のデータに基づいて、XML文書の形式
として共通スキーマと共通データを生成する外部データ
生成手段を備えたことを特徴とする。
【0041】本発明の第1のスキーマ統合変換方法は、
コンピュータが、複数のスキーマをそれぞれ抽象スキー
マグラフに変換し、当該抽象スキーマグラフの全部また
は一部を所定のルールに基づいて変換するとともに、そ
れぞれの抽象スキーマグラフで定義されているクラス名
または属性名をマッチングし、その結果に応じて統合抽
象スキーマグラフを作成し、作成した当該統合抽象スキ
ーマグラフを統合スキーマに変換するスキーマ統合ステ
ップを含むことを特徴とする。
【0042】本発明の第2のスキーマ統合変換方法は、
コンピュータが、複数のスキーマをそれぞれ抽象スキー
マグラフに変換し、当該抽象スキーマグラフの全部また
は一部を所定のルールに基づいて変換するとともに、そ
れぞれの抽象スキーマグラフで定義されているクラス名
または属性名が相互に同意語であるかまたは類義語であ
るか判断し、相互に同意語または類義語である場合に
は、その部分を統合して統合抽象スキーマグラフを作成
し、作成した当該統合抽象スキーマグラフを統合スキー
マに変換するスキーマ統合ステップを含むことを特徴と
する。
【0043】本発明の第3のスキーマ統合変換方法は、
第2のスキーマ統合変換方法において、前記スキーマ統
合ステップは、抽象スキーマグラフの構造を変換するた
めの変換ルールを記憶するスキーマ変換ルール記憶手段
に記憶されている変換ルールを参照して前記抽象スキー
マグラフの全部または一部の構造を変換するとともに、
クラス名または属性名が相互に同意語または類義語であ
るか否かを判断するための辞書を記憶する辞書記憶手段
に記憶されている変換ルールを参照して前記抽象スキー
マグラフのそれぞれで定義されているクラス名または属
性名が相互に同意語または類義語であるか判断すること
を特徴とする。
【0044】本発明の第4のスキーマ統合変換方法は、
第3のスキーマ統合変換方法において、前記コンピュー
タが、前記複数のスキーマの内の一のスキーマ形式のデ
ータを前記複数のスキーマの内の他のスキーマ形式のデ
ータに変換するデータ変換ステップを含むことを特徴と
する。
【0045】本発明の第5のスキーマ統合変換方法は、
第4のスキーマ統合変換方法において、前記データ変換
ステップは、前記一のスキーマ形式のデータを前記統合
スキーマ形式のデータに変換するためのデータ変換ルー
ルと、前記統合スキーマ形式のデータを前記他のスキー
マ形式のデータに変換するためのデータ変換ルールを記
憶するデータ変換ルール記憶手段に記憶されているデー
タ変換ルールを参照して前記一のスキーマ形式のデータ
を前記統合スキーマ形式のデータに変換するとともに、
変換した当該統合スキーマ形式のデータを前記他のスキ
ーマ形式のデータに変換することを特徴とする。
【0046】本発明の第6のスキーマ統合変換方法は、
第5のスキーマ統合変換方法において、前記統合スキー
マ形式のデータに基づいて、XML文書の形式として共
通スキーマと共通データを生成する外部データ生成ステ
ップを含むことを特徴とする。
【0047】本発明の第1のスキーマ統合変換用プログ
ラムは、複数のスキーマをそれぞれ抽象スキーマグラフ
に変換し、当該抽象スキーマグラフの全部または一部を
所定のルールに基づいて変換するとともに、それぞれの
抽象スキーマグラフで定義されているクラス名または属
性名をマッチングし、その結果に応じて統合抽象スキー
マグラフを作成し、作成した当該統合抽象スキーマグラ
フを統合スキーマに変換するスキーマ統合処理をコンピ
ュータに実行させる。
【0048】本発明の第2のスキーマ統合変換用プログ
ラムは、複数のスキーマをそれぞれ抽象スキーマグラフ
に変換し、当該抽象スキーマグラフの全部または一部を
所定のルールに基づいて変換するとともに、それぞれの
抽象スキーマグラフで定義されているクラス名または属
性名が相互に同意語であるかまたは類義語であるか判断
し、相互に同意語または類義語である場合には、その部
分を統合して統合抽象スキーマグラフを作成し、作成し
た当該統合抽象スキーマグラフを統合スキーマに変換す
るスキーマ統合処理をコンピュータに実行させる。
【0049】本発明の第3のスキーマ統合変換用プログ
ラムは、第2のスキーマ統合変換用プログラムにおい
て、前記スキーマ統合処理は、抽象スキーマグラフの構
造を変換するための変換ルールを記憶するスキーマ変換
ルール記憶手段に記憶されている変換ルールを参照して
前記抽象スキーマグラフの全部または一部の構造を変換
するとともに、クラス名または属性名が相互に同意語ま
たは類義語であるか否かを判断するための辞書を記憶す
る辞書記憶手段に記憶されている変換ルールを参照して
前記抽象スキーマグラフのそれぞれで定義されているク
ラス名または属性名が相互に同意語または類義語である
か判断することを特徴とする。
【0050】本発明の第4のスキーマ統合変換用プログ
ラムは、第3のスキーマ統合変換用プログラムにおい
て、前記複数のスキーマの内の一のスキーマ形式のデー
タを前記複数のスキーマの内の他のスキーマ形式のデー
タに変換するデータ変換処理をコンピュータに実行させ
る。
【0051】本発明の第5のスキーマ統合変換用プログ
ラムは、第4のスキーマ統合変換用プログラムにおい
て、前記データ変換処理は、前記一のスキーマ形式のデ
ータを前記統合スキーマ形式のデータに変換するための
データ変換ルールと、前記統合スキーマ形式のデータを
前記他のスキーマ形式のデータに変換するためのデータ
変換ルールを記憶するデータ変換ルール記憶手段に記憶
されているデータ変換ルールを参照して前記一のスキー
マ形式のデータを前記統合スキーマ形式のデータに変換
するとともに、変換した当該統合スキーマ形式のデータ
を前記他のスキーマ形式のデータに変換することを特徴
とする。
【0052】本発明の第6のスキーマ統合変換用プログ
ラムは、第5のスキーマ統合変換用プログラムにおい
て、前記統合スキーマ形式のデータに基づいて、XML
文書の形式として共通スキーマと共通データを生成する
外部データ生成処理をコンピュータに実行させる。
【0053】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0054】まず、本発明の第1の実施の形態について
詳細に説明する。
【0055】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態は、データ処理装置20と、このデータ処理装置2
0に接続された記憶装置30と、入力装置10と、出力
装置40と、ディレクトリサーバ装置50および60と
から構成されている。データ処理装置20、ディレクト
リサーバ装置50および60は、プログラム制御により
動作し、通信ネットワーク70を介して相互に接続され
ている。
【0056】記憶装置30は、辞書記憶部31と、スキ
ーマ変換ルール記憶部32と、統合スキーマ記憶部33
とを備える。
【0057】辞書記憶部31は、各スキーマで定義され
るクラス名や属性名に含まれる語句の記憶場所であり、
これらの語句を利用することにより、任意の語句の同意
語や類義語がわかり、語句間の類似性を判定することが
できる。ここで、同義語か類義語かを判定する処理をマ
ッチングという。
【0058】スキーマ変換ルール記憶部32は、ディレ
クトリサーバ装置50または60から抽出したスキーマ
を変換するためのルールであるスキーマ変換ルールの記
憶場所である。
【0059】統合スキーマ記憶部33は、ディレクトリ
サーバ装置50および60から抽出したスキーマを統合
したもの、即ち統合スキーマの記憶場所となる。
【0060】データ処理装置20は、スキーマ保守手段
21と、スキーマ統合手段22とを備える。
【0061】スキーマ保守手段21は、入力装置10よ
り管理者からのスキーマの統合、統合スキーマの修正、
辞書やスキーマ変換ルールの変更などの要求を受ける。
また、スキーマ保守手段21は、スキーマの統合要求の
場合は、スキーマ統合手段22に処理要求を通知し、辞
書の変更要求の場合は、辞書記憶部31に格納されてい
る該当する語句を更新し、スキーマ変換ルールの変更要
求の場合には、スキーマ変換ルール記憶部32に格納さ
れている該当するスキーマ変換ルールを更新する。これ
らの処理が終了した場合は、その旨を出力装置40に表
示する。
【0062】スキーマ統合手段22は、スキーマ保守手
段21からスキーマの統合要求の通知を受けると、辞書
記憶部31とスキーマ変換ルール記憶部32を利用して
統合スキーマを生成する。生成した統合スキーマは、統
合スキーマ記憶部33に格納する。
【0063】次に、図1〜図3を参照して本実施の形態
の全体の動作について詳細に説明する。
【0064】まず、図2のフローチャートを用いて、ス
キーマを統合する動作について説明する。
【0065】スキーマ保守手段21は、管理者が入力装
置10から入力したスキーマの統合要求を受けると、そ
の要求をスキーマ統合手段22に通知する。
【0066】スキーマ統合手段22は、スキーマの統合
要求に含まれる管理者から指示された複数のスキーマを
ディレクトリサーバ装置50およぼ60から取り出し
(ステップA1)、取り出した複数のスキーマのそれぞ
れについて抽象スキーマグラフを構築する(ステップA
2)。また、構築した抽象スキーマグラフは、統合スキ
ーマ記憶部33に格納する。
【0067】次に、スキーマ統合手段22は、辞書記憶
部31を参照して、構築した抽象スキーマグラフについ
て、クラス名のマッチング(ステップA3)と属性名の
マッチングを行い(ステップA4)、これらのマッチン
グした結果は、統合スキーマ記憶部33に一時的に保管
され(ステップA5)、随時利用される。
【0068】クラス名および属性名のマッチングができ
なかった抽象スキーマグラフの構造に関しては、スキー
マ統合手段22は、スキーマ変換ルール記憶部32を参
照して、抽象スキーマグラフの構造を変更することがで
きるか調べ(ステップA6)、構造を変更することがで
きると判断される場合には、スキーマ変換ルール記憶部
32に記憶されているスキーマ変換ルールに従って、抽
象スキーマグラフの構造を変更し(ステップA7)、ス
テップA3に戻る。
【0069】ステップA6で抽象スキーマグラフの構造
を変更することができないと判断された場合には、統合
抽象スキーマグラフから統合スキーマを生成し、統合ス
キーマ記憶部33に格納する(ステップA8)。
【0070】最後に、スキーマ統合手段22は、出力装
置40に統合スキーマを生成した旨を表示する(ステッ
プA9)。
【0071】次に、図3のフローチャートを用いて、生
成した統合スキーマを修正する動作について説明する。
【0072】まず、管理者は、入力装置10よりスキー
マ保守手段21をインタラクティブに操作すると、スキ
ーマ保守手段21は、統合スキーマの修正が終了したか
否かを判断し(ステップB1)、統合スキーマの修正が
終了していると判断した場合は、統合スキーマの修正が
終了している旨を出力装置40に表示し(ステップB
9)、統合スキーマの修正が終了していないと判断した
場合には、管理者が指定するクラスを選択する(ステッ
プB2)。
【0073】次に、管理者が指定した操作内容が辞書の
変更であるか判定し(ステップB3)、辞書の変更であ
る場合は、管理者の指示に基づいて辞書の要素を追加・
削除・更新し(ステップB4)、辞書の変更ではない場
合には、スキーマ変換ルールの変更であるか判定し(ス
テップB5)、スキーマ変換ルールの変更であるとき
は、管理者の指示に基づいてスキーマ変換ルールを追加
・削除・更新するとともに(ステップB6)、選択した
クラスの部分スキーマを統合し(ステップB7)、スキ
ーマ変換ルールの変更ではないときには、管理者の指示
に基づいて統合スキーマのクラスを修正して(ステップ
B8)、ステップB1に戻る。
【0074】次に、具体的な実施例を用いて本実施の形
態の動作を説明する。
【0075】スキーマを統合する一例として、2つのス
キーマを統合する事例を考える(図4参照)。
【0076】図4では、文書クラスのサブクラスとして
ワードクラスとエクセルクラスが定義されているスキー
マA101と、ドキュメントクラスと著者クラスを互い
に参照するように定義されているスキーマB102を、
クラスの関連図として示している。
【0077】また、スキーマA101とスキーマB10
2を抽象スキーマグラフで示すと、それぞれ抽象スキー
マグラフA201と抽象スキーマグラフB202のよう
になる(図5参照)。これらの抽象スキーマグラフにお
いて、「MUST」の先の属性は必須であることを示
し、また「MAY」の先の属性はオプションであること
を示している。尚、抽象スキーマグラフは、スキーマの
情報を半構造データにより表現したものであり、クラス
の階層構造をエッジの連結として、個々のクラスには属
性のエッジを繋げており、クラス名と属性名による有向
グラフの形式をしたものである。
【0078】図6に、スキーマ変換ルールの一例を示
す。この事例では、(1)から(4)までの4つのルー
ルが定義されている。「C」「C1」「C2」「A」
「A1」「A2」は、抽象スキーマグラフにおける任意
の名前を示し、特に「C」で始まるものはクラス名を、
「A」で始まるものは属性名を示している。また、
「#」「#1」「#2」は複数のエッジ(グラフのアー
ク部分)を示し、「%」「%1」「%2」は1つの任意
のエッジを示す。さらに、具体的な名前を指定する場合
には、「”」で囲み、それらを「.」で繋げて抽象スキ
ーマグラフを表現する。「−>」は、グラフ間で参照関
係があることを示し、「<<=」は右辺の抽象スキーマ
グラフから左辺の抽象スキーマグラフに変換することが
できることを示している。スキーマ変換ルールは、スキ
ーマ変換ルール記憶部32に格納されている。
【0079】図7に、クラス名や属性名のマッチングで
利用される辞書データの一例を示す。各語句には同義語
と類義語が定義されており、それらを語句間の矢印で示
している。また、語句間には階層構造も持たせ、抽象度
が高いものは上位に、具体性が高いものは下位に配置す
る。この事例では、「文書」の下位に「ワード」、「エ
クセル」および「論文」が配置され、「論文」の上位に
は、「文献」が配置されている。これらの辞書データ
は、辞書記憶部31に格納されている。
【0080】図8に、辞書データ(図7参照)を用い
て、クラス名および属性名のマッチングを行うためのフ
ローチャートを示す。
【0081】まず、辞書データからマッチングを行う語
句を検索すると(ステップC1)、これらの語句の同義
語が同じであるか判定し(ステップC2)、同義語が同
じである場合は同義語であると判定して(ステップC
3)処理を終了し、同義語が同じでない場合には、これ
らの語句が類義語であるか判定し(ステップC4)、類
義語ではない場合は処理を終了し、類義語である場合に
は、これらの語句の共通する上位語を探索して(ステッ
プC5)、その階層数が基準以内かを判定し(ステップ
C6)、もし基準以内であれば類義語と判定し(ステッ
プC7)、処理を終了する。
【0082】次に、スキーマを統合する動作を順を追っ
て説明する。
【0083】スキーマ保守手段21は、管理者が入力装
置1から入力したスキーマの統合要求を受けると、その
要求をスキーマ統合手段22に通知する。
【0084】スキーマ統合手段22は、スキーマの統合
要求に含まれる管理者から指示されたスキーマA101
とスキーマB102をディレクトリサーバ装置50およ
び60から取り出し(ステップA1)、取り出したスキ
ーマについて抽象スキーマグラフA201と抽象スキー
マグラフB202を構築し(ステップA2)、辞書記憶
部31に格納されている図7の辞書データを参照し、図
8のフローチャートに従って、構築した抽象スキーマグ
ラフA201と抽象スキーマグラフB202について、
クラス名のマッチング(ステップA3)と属性名のマッ
チング(ステップA4)を行う。
【0085】ステップA5でこれらのマッチングの結果
を統合スキーマ記憶部33に一時的に保管し、マッチン
グが成立した属性名(抽象スキーマグラフ201での文
書クラスの「題名」と「更新日時」)については、以下
の抽象スキーマグラフの構造変更の対象にはしない。
【0086】次に、スキーマ変換ルール記憶部32に格
納されている図6のスキーマ変換ルールを利用して、ス
テップA6で抽象スキーマグラフの構造変更を行う。こ
こで、抽象スキーマグラフ203は「文書.ワード.M
UST.ページ数」と「文書.エクセル.MUST.シ
ート数」の部分グラフに図6(1)のスキーマ変換ルー
ルを適用した場合であり、抽象スキーマグラフ204は
「文書.MUST.著者」の部分グラフに図6(3)の
スキーマ変換ルールをさらに適用した場合である。これ
らの構造変更を行った後に、抽象スキーマグラフ202
と204に対してクラス名マッチングと属性名マッチン
グを再び行い、統合抽象スキーマグラフ205を得る。
即ち、クラス名または属性名が相互に同意語であるかま
たは類義語であるか判断し、相互に同意語または類義語
である場合には、その部分を統合して統合抽象スキーマ
205を作成する。ステップA6で構造変更が不可能に
なったら(すべての属性名に対してマッチングが成立す
るか、適用するスキーマ変換ルールがなくなった場合な
ど)、ステップA8で統合抽象スキーマグラフ205か
ら統合スキーマ103を生成して、統合スキーマ記憶部
33に格納する。
【0087】次に、本発明の第2の実施の形態について
詳細に説明する。
【0088】図9を参照すると、本発明の第2の実施の
形態は、第1の実施の形態における構成に加えてデータ
変換手段23とデータ変換ルール記憶部34をさらに備
える。
【0089】データ変換ルール記憶部34は、ディレク
トリサーバ装置50とディレクトリサーバ装置60との
装置間のデータ変換を行う際に、どのようにデータを変
換するかを決めるルール、即ちデータ変換ルールの記憶
場所となる。データ変換ルールは、入力装置10を通じ
て管理者の指示によりスキーマ保守手段21が生成す
る。
【0090】データ変換手段23は、スキーマ統合手段
22により生成されて統合スキーマ記憶部33に格納さ
れた統合スキーマと、データ変換ルール記憶部34に格
納されたデータ変換ルールとを利用して、ディレクトリ
サーバ装置間のデータを相互に変換する。
【0091】次に、図9および図10を参照して本実施
の形態のデータを変換する動作について詳細に説明す
る。ただし、スキーマを統合するための動作と統合スキ
ーマの修正に関しては、第1の実施の形態と同様である
ので省略する。
【0092】ここでは、ディレクトリサーバ装置50に
格納されているスキーマ形式のデータをディレクトリサ
ーバ装置60に格納されているスキーマ形式のデータに
変換する場合を想定する。
【0093】管理者が入力装置10から入力したデータ
変換の要求をスキーマ保守手段21で受け付け、スキー
マ統合手段22を経由して、データ変換手段23に通知
し、データ変換手段23は、ディレクトリサーバ装置5
0に格納されているスキーマ形式のデータを取得して解
析するとともに(ステップD1)、データ変換ルール記
憶部34に記憶されているデータ変換ルールを参照して
統合データ形式のデータに変換する(ステップD2)。
さらに、データ変換ルール記憶部34に記憶されている
別のデータ変換ルールを参照して統合データ形式のデー
タをディレクトリサーバ装置60に格納されているスキ
ーマ形式のデータに変換しディレクトリサーバ装置60
に格納する(ステップD3)。
【0094】次に、具体的な実施例を用いて本実施の形
態の動作を説明する。
【0095】ここでは、第1の実施の形態の実施例と同
様の例を用いて、図4に示した文書ファイルを定義した
異なるスキーマにおけるデータ変換の事例を考える。図
11に、このデータ変換によるデータグラフの遷移が示
されている。この事例では、スキーマ101(スキーマ
A)に従ったデータグラフである変換元データ301
を、統合スキーマ104に従ったデータグラフを経由し
て、スキーマ102(スキーマB)に従ったデータグラ
フに変換している。図11のデータグラフは、図5に示
した抽象スキーマグラフのリーフ(グラフの先端部分)
に、各データの値を付与したものである。
【0096】図12に、データ変換ルールの一例を示
す。この例では2つのルールが定義されており、(1)
はスキーマAのデータ形式から統合データ形式に、
(2)は統合データ形式からスキーマBのデータ形式に
変換するためのルールである。「V1」「V2」「V
3」はデータグラフのリーフを表し、それ以外の記号に
関しては図6のスキーマ変換ルールと同じである。これ
らのルールは、データ変換ルール記憶部34に格納され
ている。
【0097】データ変換手段23は、ステップD1でデ
ィレクトリサーバ装置50から変換元となるデータを取
得して解析し、統合スキーマ記憶部33から取得した抽
象スキーマグラフを利用してデータグラフ301を生成
する。次に、ステップD2でデータ変換ルール記憶部3
4からデータ変換ルールを取得し、データ変換ルール
(1)によりデータグラフ301を統合データ形式とな
るデータグラフ302に変換する。さらに、ステップD
3でデータ変換ルール(2)によりデータグラフ302
を変換先データとなるデータグラフ303を生成し、デ
ィレクトリサーバ装置60に格納する。
【0098】次に、本発明の第3の実施の形態について
詳細に説明する。
【0099】図13を参照すると、本発明の第3の実施
の形態は、第2の実施の形態における構成に加えてアプ
リケーションサーバ装置80をさらに備え、またデータ
変換手段23に代えて外部データ生成手段24を備え
る。
【0100】外部データ生成手段24は、アプリケーシ
ョンサーバ装置80から要求があった場合は、ディレク
トリサーバ装置50または60に格納されているスキー
マまたはデータを取り出し、統合スキーマ記憶部33に
格納された統合スキーマとデータ変換ルール記憶部34
に格納されたデータ変換ルールを参照して、共通スキー
マおよび共通データを生成する。
【0101】次に、図13および図14を参照して本実
施の形態の全体の動作について詳細に説明する。尚、ス
キーマを統合する動作と統合スキーマの修正に関して
は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略す
る。
【0102】まず、統合スキーマ記憶部33に格納され
た統合データ形式に変換されたデータから、外部データ
生成手段24により共通スキーマおよび共通データを生
成する(ステップE1)。
【0103】次に、生成された共通データを修正する必
要があるか判断し(ステップE2)、修正する必要があ
る場合は、管理者が入力装置10から入力した指示によ
り、スキーマ保守手段21およびスキーマ統合手段22
を通して外部データ生成手段24で共通データを修正す
る(ステップE3)。そして、共通スキーマと共通デー
タをアプリケーションサーバ装置80に転送し(ステッ
プE4)、出力装置40に処理結果を表示して終了す
る。
【0104】次に、具体的な実施例を用いて本実施の形
態の動作を説明する。
【0105】ここでは、第2の実施の形態における実施
例と同様の具体例を用いて、図11に示した統合データ
形式のデータから共通スキーマと共通データを生成する
具体例を考える。
【0106】図15に共通スキーマを、図16に共通デ
ータの具体例を示す。この具体例では、DSML(Di
rectory Service Markup La
nguage)の規格に従って、ディレクトリデータを
XML(eXtensible Markup Lan
guage)文書の形式として共通スキーマと共通デー
タに生成するものである。アプリケーションサーバ装置
80は、このXML文書の形式でサービスを行うものと
する。まず、外部データ生成手段24は、ステップE1
で統合スキーマ記憶部33に格納された統合データ30
2から、共通スキーマ(図15参照)と共通データ(図
16参照)を生成する。次に、生成された共通スキーマ
と共通データを修正する必要があるか判断し(ステップ
E2)、修正する必要がある場合は、管理者が入力装置
10から入力した指示に基づいて、スキーマ保守手段2
1とスキーマ統合手段22を通して、外部データ生成手
段24で共通スキーマと共通データ修正し(ステップE
3)、修正した共通スキーマと共通データをアプリケー
ションサーバ装置80に転送する(ステップE4)。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果が奏される。
【0108】第1の効果は、ある特定用途に限定された
データベースまたはディレクトリでなくても、それらの
スキーマを統合することができることにある。その理由
は、各スキーマを抽象スキーマグラフで表現し、自由に
再定義可能なスキーマ変換ルールを利用して統合抽象ス
キーマグラフを生成しているためである。
【0109】第2の効果は、複数のデータベースまたは
ディレクトリでデータのやり取りを行う場合に、対応す
るスキーマ毎に変換規則を用意しておく必要がなくなる
ことにある。その理由は、スキーマと同様に各データを
抽象データグラフで表現し、自由に再定義可能なデータ
変換ルールを利用して統合抽象データグラフに変換して
いるためである。第3の効果は、複数のデータベースま
たはディレクトリに格納されたデータを、外部のアプリ
ケーションが利用できるように外部データを生成できる
ことにある。その理由は、統合抽象データグラフの形式
にしたがって外部データを容易に生成することができる
ためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のスキーマ統合処理
の動作を示す流れ図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の統合スキーマの修
正処理の動作を示す流れ図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のスキーマ統合の具
体例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の図4のスキーマ統
合処理のスキーマ変換過程を抽象スキーマグラフで示し
た図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の図5のスキーマ変
換を実現するためのスキーマ変換ルールの一例を示す図
である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の辞書の具体例を示
す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の図7の辞書を利用
した同義語・類義語を判定する動作を示す流れ図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態のスキーマ変換処
理の動作を示す流れ図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の図5の抽象スキ
ーマグラフに基づいてデータ変換過程を抽象データグラ
フで示した図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の図11のデータ
変換を実現するためのデータ変換ルールの一例を示す図
である。
【図13】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態の共通スキーマと
共通データの生成処理の動作を示す流れ図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態の共通スキーマの
具体例を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態の共通データの具
体例を示す図である。
【符号の説明】
10 入力装置 20 データ処理装置 21 スキーマ保守手段 22 スキーマ統合手段 23 データ変換手段 30 記憶装置 31 辞書記憶部 32 スキーマ変換ルール記憶部 33 統合スキーマ記憶部 34 データ変換ルール記憶部 40 出力装置 50 ディレクトリサーバ装置 60 ディレクトリサーバ装置 70 ネットワーク 101〜104 スキーマ 201〜205 抽象スキーマグラフ 301〜303 抽象データグラフ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスキーマをそれぞれ抽象スキーマ
    グラフに変換し、当該抽象スキーマグラフの全部または
    一部を所定のルールに基づいて変換するとともに、それ
    ぞれの抽象スキーマグラフで定義されているクラス名ま
    たは属性名をマッチングし、その結果に応じて統合抽象
    スキーマグラフを作成し、作成した当該統合抽象スキー
    マグラフを統合スキーマに変換するスキーマ統合手段を
    備えたことを特徴とするスキーマ統合変換システム。
  2. 【請求項2】 複数のスキーマをそれぞれ抽象スキーマ
    グラフに変換し、当該抽象スキーマグラフの全部または
    一部を所定のルールに基づいて変換するとともに、それ
    ぞれの抽象スキーマグラフで定義されているクラス名ま
    たは属性名が相互に同意語であるかまたは類義語である
    か判断し、相互に同意語または類義語である場合には、
    その部分を統合して統合抽象スキーマグラフを作成し、
    作成した当該統合抽象スキーマグラフを統合スキーマに
    変換するスキーマ統合手段を備えたことを特徴とするス
    キーマ統合変換システム。
  3. 【請求項3】 抽象スキーマグラフの構造を変換するた
    めの変換ルールを記憶するスキーマ変換ルール記憶手段
    と、 クラス名または属性名が相互に同意語または類義語であ
    るか否かを判断するための辞書を記憶する辞書記憶手段
    とを備え、 前記スキーマ統合手段は、前記スキーマ変換ルール記憶
    手段に記憶されている変換ルールを参照して前記抽象ス
    キーマグラフの全部または一部の構造を変換するととも
    に、前記辞書記憶手段に記憶されている変換ルールを参
    照して前記抽象スキーマグラフのそれぞれで定義されて
    いるクラス名または属性名が相互に同意語または類義語
    であるか判断することを特徴とする請求項2記載のスキ
    ーマ統合変換システム。
  4. 【請求項4】 前記複数のスキーマの内の一のスキーマ
    形式のデータを前記複数のスキーマの内の他のスキーマ
    形式のデータに変換するデータ変換手段を備えたことを
    特徴とする請求項3記載のスキーマ統合変換システム。
  5. 【請求項5】 前記一のスキーマ形式のデータを前記統
    合スキーマ形式のデータに変換するためのデータ変換ル
    ールと、前記統合スキーマ形式のデータを前記他のスキ
    ーマ形式のデータに変換するためのデータ変換ルールを
    記憶するデータ変換ルール記憶手段を備え、 前記データ変換手段は、前記データ変換ルール記憶手段
    に記憶されているデータ変換ルールを参照して前記一の
    スキーマ形式のデータを前記統合スキーマ形式のデータ
    に変換するとともに、変換した当該統合スキーマ形式の
    データを前記他のスキーマ形式のデータに変換すること
    を特徴とする請求項4記載のスキーマ統合変換システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記統合スキーマ形式のデータに基づい
    て、XML文書の形式として共通スキーマと共通データ
    を生成する外部データ生成手段を備えたことを特徴とす
    る請求項5記載のスキーマ統合変換システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータが、複数のスキーマをそれ
    ぞれ抽象スキーマグラフに変換し、当該抽象スキーマグ
    ラフの全部または一部を所定のルールに基づいて変換す
    るとともに、それぞれの抽象スキーマグラフで定義され
    ているクラス名または属性名をマッチングし、その結果
    に応じて統合抽象スキーマグラフを作成し、作成した当
    該統合抽象スキーマグラフを統合スキーマに変換するス
    キーマ統合ステップを含むことを特徴とするスキーマ統
    合変換方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータが、複数のスキーマをそれ
    ぞれ抽象スキーマグラフに変換し、当該抽象スキーマグ
    ラフの全部または一部を所定のルールに基づいて変換す
    るとともに、それぞれの抽象スキーマグラフで定義され
    ているクラス名または属性名が相互に同意語であるかま
    たは類義語であるか判断し、相互に同意語または類義語
    である場合には、その部分を統合して統合抽象スキーマ
    グラフを作成し、作成した当該統合抽象スキーマグラフ
    を統合スキーマに変換するスキーマ統合ステップを含む
    ことを特徴とするスキーマ統合変換方法。
  9. 【請求項9】 前記スキーマ統合ステップは、抽象スキ
    ーマグラフの構造を変換するための変換ルールを記憶す
    るスキーマ変換ルール記憶手段に記憶されている変換ル
    ールを参照して前記抽象スキーマグラフの全部または一
    部の構造を変換するとともに、クラス名または属性名が
    相互に同意語または類義語であるか否かを判断するため
    の辞書を記憶する辞書記憶手段に記憶されている変換ル
    ールを参照して前記抽象スキーマグラフのそれぞれで定
    義されているクラス名または属性名が相互に同意語また
    は類義語であるか判断することを特徴とする請求項8記
    載のスキーマ統合変換方法。
  10. 【請求項10】 前記コンピュータが、前記複数のスキ
    ーマの内の一のスキーマ形式のデータを前記複数のスキ
    ーマの内の他のスキーマ形式のデータに変換するデータ
    変換ステップを含むことを特徴とする請求項9記載のス
    キーマ統合変換方法。
  11. 【請求項11】 前記データ変換ステップは、前記一の
    スキーマ形式のデータを前記統合スキーマ形式のデータ
    に変換するためのデータ変換ルールと、前記統合スキー
    マ形式のデータを前記他のスキーマ形式のデータに変換
    するためのデータ変換ルールを記憶するデータ変換ルー
    ル記憶手段に記憶されているデータ変換ルールを参照し
    て前記一のスキーマ形式のデータを前記統合スキーマ形
    式のデータに変換するとともに、変換した当該統合スキ
    ーマ形式のデータを前記他のスキーマ形式のデータに変
    換することを特徴とする請求項10記載のスキーマ統合
    変換方法。
  12. 【請求項12】 前記統合スキーマ形式のデータに基づ
    いて、XML文書の形式として共通スキーマと共通デー
    タを生成する外部データ生成ステップを含むことを特徴
    とする請求項11記載のスキーマ統合変換方法。
  13. 【請求項13】 複数のスキーマをそれぞれ抽象スキー
    マグラフに変換し、当該抽象スキーマグラフの全部また
    は一部を所定のルールに基づいて変換するとともに、そ
    れぞれの抽象スキーマグラフで定義されているクラス名
    または属性名をマッチングし、その結果に応じて統合抽
    象スキーマグラフを作成し、作成した当該統合抽象スキ
    ーマグラフを統合スキーマに変換するスキーマ統合処理
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 【請求項14】 複数のスキーマをそれぞれ抽象スキー
    マグラフに変換し、当該抽象スキーマグラフの全部また
    は一部を所定のルールに基づいて変換するとともに、そ
    れぞれの抽象スキーマグラフで定義されているクラス名
    または属性名が相互に同意語であるかまたは類義語であ
    るか判断し、相互に同意語または類義語である場合に
    は、その部分を統合して統合抽象スキーマグラフを作成
    し、作成した当該統合抽象スキーマグラフを統合スキー
    マに変換するスキーマ統合処理をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラム。
  15. 【請求項15】 前記スキーマ統合処理は、抽象スキー
    マグラフの構造を変換するための変換ルールを記憶する
    スキーマ変換ルール記憶手段に記憶されている変換ルー
    ルを参照して前記抽象スキーマグラフの全部または一部
    の構造を変換するとともに、クラス名または属性名が相
    互に同意語または類義語であるか否かを判断するための
    辞書を記憶する辞書記憶手段に記憶されている変換ルー
    ルを参照して前記抽象スキーマグラフのそれぞれで定義
    されているクラス名または属性名が相互に同意語または
    類義語であるか判断することを特徴とする請求項14記
    載のプログラム。
  16. 【請求項16】 前記複数のスキーマの内の一のスキー
    マ形式のデータを前記複数のスキーマの内の他のスキー
    マ形式のデータに変換するデータ変換処理をコンピュー
    タに実行させるための請求項15記載のプログラム。
  17. 【請求項17】 前記データ変換処理は、前記一のスキ
    ーマ形式のデータを前記統合スキーマ形式のデータに変
    換するためのデータ変換ルールと、前記統合スキーマ形
    式のデータを前記他のスキーマ形式のデータに変換する
    ためのデータ変換ルールを記憶するデータ変換ルール記
    憶手段に記憶されているデータ変換ルールを参照して前
    記一のスキーマ形式のデータを前記統合スキーマ形式の
    データに変換するとともに、変換した当該統合スキーマ
    形式のデータを前記他のスキーマ形式のデータに変換す
    ることを特徴とする請求項16記載のプログラム。
  18. 【請求項18】 前記統合スキーマ形式のデータに基づ
    いて、XML文書の形式として共通スキーマと共通デー
    タを生成する外部データ生成処理をコンピュータに実行
    させるための請求項17記載のプログラム。
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