JP6617100B2 - チュアブル製品及びこれを製造するためのプロセス - Google Patents

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(参照出願の相互参照)
本出願は、2013年9月30日出願の米国仮特許出願第61/884,276号による優先権を主張し、本書中にその全体を組み込んでいる。
(技術分野)
本開示は、複合天然炭水化物を用いたチュアブル製品を製造するためのプロセス、並びにこのプロセスから得られたチュアブル製品に関する。
(背景)
チュアブル組成物(例えば、グミ組成物)は、従来、炭水化物溶液を2回、すなわちゲル化溶液の添加の前後に沸騰させることによって製造されている。チュアブル組成物を製造するためのプロセスの間に炭水化物溶液を2回沸騰させる必要性により、組成物中に含め得る添加物の種類(特に、それが温度感受性である場合)並びにこのプロセスの間にこのような添加物を導入するためのタイミングが制限される。
さらに、最終混合物においてゲルの形成を可能にするために、しばしば、ゲル化溶液の添加の前に炭水化物溶液のpHを(通常は、酸化剤の添加によって)調整する必要がある。この酸化工程はまた、調合又は保存の間に(特に、その微小環境におけるpHが調節される際にその安定性が変わる場合に)添加物の安定性を変えることがある。このように、酸化工程により、組成物中に含め得る添加物の種類及び/又はプロセスの間にこのような添加物を導入するタイミングが制限される。
複合天然炭水化物をチュアブル製品中に含めるためのプロセスを提供することは、非常に望ましい。また、1回の沸騰工程を含むプロセスを提供することも望ましい。いくつかの用途において、このプロセスが、チュアブル製品中に種々の種類の添加物を含めるために、ゲルを形成するための酸化剤の添加に依存することが、有利である。また、異なるゲル化剤はチュアブル製品の異なる食感を達成し得るので、いくつかの実施形態において、このプロセスは、異なる食感を提供する種々のゲル化剤の含有を受け入れることが、好ましい。
(概要)
本開示は、複合天然炭水化物を用いてチュアブル製品を製造するためのプロセスを提供する。本書中で示されるように、このプロセスは、チュアブル製品への組み込み前に修飾された形態(すなわち、脱水された形態又は補強された形態のどちらか)での複合炭水化物の提供を含む。本開示は、それから得られるチュアブル製品及びそのチュアブル製品の使用もまた提供する。
第1の態様において、本開示は、チュアブル製品を製造するためのプロセスを提供する。広範には、このプロセスは、以下を含む:(a)加熱され液化した複合炭水化物組成物を提供することであって、この加熱され液化した複合炭水化物組成物は;(b)沸騰した液体グルコース組成物と上記加熱され液化した複合炭水化物組成物とを合わせ、第1混合物を得ること;(c)少なくとも1種のゲル化剤を上記第1混合物に加え、第2混合物を得ることであって、ここで上記ゲル化剤は、ペクチン、ゼラチン及びペクチンとゼラチンとの混合物から成る群より選択されること;並びに(d)上記第2混合物を周囲温度まで冷却し、上記チュアブル製品を得ること。 本書中で記載されるプロセスにおいて、工程(b)の後で、上記第2混合物を沸騰させることを避けている。また、本書中で記載されるプロセスにおいて、上記加熱され液化した複合炭水化物組成物は、(i)複合炭水化物を実質的に脱水して乾燥複合炭水化物を得ること;又は(ii)複合炭水化物を第1炭水化物で補強して補強複合炭水化物を得ること;及び(iii)上記乾燥複合炭水化物及び/又は上記補強複合炭水化物を加熱して、加熱され液化した複合炭水化物を得ることによって、得られる。1つの実施形態において、上記複合炭水化物は、蜂蜜組成物、蜂蜜とメープルシロップとの組成物、アガベ(agave)組成物、糖蜜(molasses)組成物及びこれらの組合せの少なくとも1つである。別の実施形態において、第1炭水化物は、二糖類、例えば、スクロースなどである。なお別の実施形態においては、ゲル化剤は、ペクチンを含むか又はペクチンから成り、上記プロセスは、沸騰する第1の混合物にペクチンを添加することを、さらに含む。このような実施形態において、このプロセスは、工程(b)の前に、液体グルコース組成物にゲル化遅延剤を混合することをさらに含んでもよく、及び/又は、工程(c)の前に、ペクチンに第2炭水化物(例えば、二糖類、例えばスクロース)を混合することをさらに含んでもよい。なお別の実施形態において、ゲル化剤は、ペクチン及びゼラチンから成る。このような実施形態において、このプロセスは、沸騰した第1混合物にゼラチンを含む懸濁液を添加することをさらに含んでもよい。なお別の実施形態において、ゲル化剤は、ゼラチンから成る。このような実施形態において、上記プロセスは、沸騰した第1混合物にゼラチンを水和形態で添加することをさらに含んでもよく;及び/又は水溶液とゼラチンとを合わせてゼラチン混合物を得、ゲル化混合物を(例えば、約50℃〜約75℃にて)加熱し、水和形態のゼラチンを得ることを含んでもよい。さらに、このような実施形態において、液体グルコース組成物は、本質的に、グルコースと水から成る。なお別の組成物において、上記プロセスは、工程(i)において、脱水複合炭水化物又は補強複合炭水化物を、約94℃〜約100℃の温度まで加熱することを、さらに含んでもよい。なお別の実施形態において、上記プロセスは、工程(b)の前に、液体グルコース組成物を約105℃〜約122℃の温度まで加熱することをさらに含んでもよい。なおさらなる実施形態において、上記プロセスは、風味添加剤を第1混合物及び/又はゲル化剤と合わせることをさらに含んでもよい。なお別の実施形態において、上記プロセスは、活性成分と第1混合物及び/又はゲル化剤と合わせることをさらに含んでもよい。別の実施形態において、上記プロセスは、工程(d)の前に、第2混合物に減圧を適用することを含んでもよい。
第2の態様において、本開示は、本書中で記載されるプロセスによって得られるチュアブル製品を提供する。1つの実施形態において、このチュアブル製品は、複合炭水化物、グルコース及びゲルを形成する少なくとも1種の以下のゲル化剤の混合物において本質的に成る:ゼラチン及び必要に応じて第1炭水化物、第2炭水化物及び、ペクチンが存在する際にはゲル化遅延剤。1つの実施形態において、複合炭水化物は、蜂蜜である。別の実施形態において、第1炭水化物及び/又は第2炭水化物は、異なっているか、又は同一である。さらなる実施形態において、第1炭水化物及び/又は第2炭水化物は、スクロースなどの二糖類である。なお別の実施形態において、チュアブル製品は、単層であり且つ被膜されていない製品であり、均質な食感を有するか、及び/又はグミである。
第3の態様において、本開示は、活性成分のための送達システムを提供し、この送達システムは、本書中で記載されるチュアブル製品及び活性成分を含む。1つの実施形態において、活性成分は、ビタミン、無機質及びこれらの組合せの少なくとも1つである。
第4の態様において、本開示は、チュアブル蜂蜜製品を製造するためのプロセスを提供する。このプロセスは、広範に、以下を含む:(a)(i) 液体蜂蜜組成物を得るための実質的に脱水した蜂蜜組成物;及び(ii)加熱された液体グルコース組成物を得るための液体グルコース組成物を、個別に加熱すること;(b)上記液体蜂蜜組成物を上記加熱された液体グルコース組成物に合わせ、第1混合物を得ること;(c)上記第1混合物を沸騰させて、第1沸騰混合物を得ること;(d)上記第1沸騰混合物をゲル化溶液と合わせ、第2混合物を得ることであって、ここで、上記ゲル化溶液は、水和ゼラチン溶液を含む;並びに(e)上記第2混合物を周囲温度まで冷却し、チュアブル蜂蜜製品を得ること;ここで、上記プロセスは、(i)pHを調整することを避けて上記第2混合物を得、且つ(ii)工程(c)の後に、上記第2混合物を沸騰させることを避ける。1つの実施形態において、工程(a)は、94℃と100℃との間の温度まで、実質的に乾燥した固体蜂蜜組成物を加熱することを、さらに含む。別の実施形態において、工程(a)は、105℃と122℃との間の温度まで、液体グルコース組成物を加熱することを、さらに含む。なお別の実施形態において、グルコース組成物は、グルコースシロップである。なお別の実施形態において、工程(c)の沸騰は、105℃と120℃との間の温度にて実施される。なお別の実施形態において、ゲル化溶液は、水溶液とゼラチンとを合わせてゼラチン混合物を得、ゲル化混合物を加熱して、ゼラチンを水和させることによって得られる。なおさらなる実施形態において、このプロセスは、ゼラチン混合物を、50℃と75℃との間の温度まで(なおさらなる実施形態において、約70℃の温度まで)加熱して、加熱ゼラチン混合物を得ることを、さらに含む。いくつかの実施形態において、このプロセスは、周囲温度にて加熱ゼラチン混合物を冷却することをさらに含む。なお別の実施形態において、上記プロセスは、ゲル化溶液に安定化剤(例えば、多糖類(例えば、ペクチン)及び/又は糖アルコール(例えば、ソルビトール)など)を添加することを、さらに含む。別の実施形態において、工程(d)は、第1沸騰混合物及び/又はゲル化溶液に風味添加剤を合わせることをさらに含む。なお別の実施形態において、工程(d)は、活性成分を第1沸騰混合物及び/又はゲル化溶液に合せることをさらに含む。なお別の実施形態において、上記プロセスは、工程(d)の後で工程(e)の前に、第2混合物に減圧を適用することをさらに含む。
第5の態様において、本開示は、本書中で記載されるプロセスによって得られるチュアブル蜂蜜製品及び/又は、必要に応じて安定化剤及び/又は風味添加剤と組み合わせた、蜂蜜、ゼラチン及びグルコースから本質的に成る蜂蜜チュアブル製品を提供する。1つの実施形態において、安定化剤は、多糖類(例えば、ペクチン)及び/又は糖アルコール(例えば、ソルビトール)である。別の実施形態において、このチュアブル蜂蜜製品は、単層且つ被膜されていない製品である。なお別の実施形態において、このチュアブル蜂蜜製品は、均質な食感を有する。なおさらなる実施形態において、このチュアブル蜂蜜製品は、グミである。
第6の態様において、本開示は、活性成分の送達システムを提供する。この送達システムは、本書中で記載されるチュアブル蜂蜜製品及び活性成分を含む。1つの実施形態において、この活性成分は、ビタミン、無機質及びこれらの組み合せの少なくとも1つである。
従って、本発明の本質を、ここで、その好ましい実施形態を説明するために示した添付の図面を参照して、概説する。
図1は、チュアブル製品を製造するための、ペクチン及び/又はゼラチンがゲル化剤として使用され得るプロセスの実施形態を説明する。この図面において、蜂蜜が、条件付けられた複合炭水化物の供給源として使用される。 図2は、チュアブル蜂蜜製品を製造するための、ペクチンが単独のゲル化剤として使用されるプロセスの実施形態を説明する。この図面において、蜂蜜が、条件付けられた複合炭水化物の供給源として使用される。 図3は、チュアブル蜂蜜製品を製造するための、ゼラチンが単独のゲル化剤として使用されるプロセスの実施形態を説明する。この図面において、蜂蜜が、条件付けられた複合炭水化物の供給源として使用される。 図4は、チュアブル蜂蜜製品を製造するための、ゼラチンが単独のゲル化剤として使用されるプロセスの実施形態を説明する。この図面において、蜂蜜が、条件付けられた複合炭水化物の供給源として使用される。 図5は、ゼラチン溶液を製造するためのプロセスの実施形態を説明する。
(詳細な説明)
本開示に従い、チュアブル製品への添加の前に複合炭水化物を条件付けるプロセスを提供する。より具体的には、このプロセスは、グルコース及び/又はゲル化剤と組み合わせる前に脱水した形態又は補強した形態に複合炭水化物を、条件付ける。このプロセスは、1回の沸騰工程を含み、いくつかの実施形態において、チュアブル製品を製造するために酸化剤の添加に依存しない。さらに、このプロセスはまた、製造/処方の間に成分にかかるストレスが少ないので、ゲル化剤及び/又は添加物を選択することにより融通性を提供する。
本書中で記載されるチュアブル製品において、複合炭水化物は、(重量に基づいて)主要な成分である。
(チュアブル製品を製造するためのプロセス)
本書中で記載されるプロセスは、複合炭水化物組成物から製造されるチュアブル製品の生産を可能にする。本書中で使用される場合、用語「複合炭水化物」は、1種以上の炭水化物の混合物をいい、これは、一般的には、鼻梁の非炭水化物構成要素(無機質、タンパク質又はペプチド、脂質など)と組み合わせられている。公知の複合炭水化物としては、蜂蜜、メープルシロップ、アガベ、糖蜜などの天然複合炭水化物が挙げられる。
本書中で記載されるプロセスにおいて、複合炭水化物は、実質的に脱水形態に条件付けられてもよい。本書中で使用される場合、用語「実質的に脱水される」は、1%、0.5%、0.4%、0.3%、0.2%又は0.1%未満の水分(水の重量/組成物全体の重量)を含むことをいう。1つの実施形態において、「実質的に脱水された複合炭水化物」は、天然の供給源由来であり、溶液(例えば、シロップ)から実質的に脱水された形態まで製造されている。このプロセスは、種々の実質的に脱水された複合炭水化物組成物、例えば、実質的に脱水された蜂蜜組成物(例えば、2010年1月15日出願の国際出願番号PCT/CA2010/000058号、2010年7月22日にWO/2010/081232号において記載される)、実質的に脱水された蜂蜜及びメープルシロップ組成物(例えば、2013年7月11日出願の国際出願番号PCT/ CA2013/050537号、2014年1月16日にWO/2014/008602号において記載される)、実質的に脱水されたアガベ組成物(例えば、2013年7月11日出願の国際出願番号PCT/ CA2013/050538号、2014年1月16日にWO/2014/008603号において記載される)及び/又は実質的に脱水された糖蜜組成物(例えば、2014年2月19日出願の国際出願番号PCT/ CA2014/0501号、2014年8月28日にWO/2014/127474号において記載される)などに対して適用され得る。
本書中で記載されるプロセスにおいて、複合炭水化物は、補強形態で提供され得る。本開示の文脈において、補強された形態の複合炭水化物とは、何らかの加熱工程の前の、複合炭水化物への所定の炭水化物の添加をいう。所定の炭水化物としては、単糖類(グルコース、フルクトース及びガラクトースなど)、二糖類(スクロース、ラクツロース、ラクトース、マルトース、トレハロース及びセロビオースなど)、多糖類(セルロース、デンプン及びイヌリンなど)並びに誘導体(例えば、イヌリン繊維)が挙げられる。所定の炭水化物対複合炭水化物の重量比及び所定の炭水化物は、意図される用途に依存して調節され得る。いくつかの実施形態において、重量比は、20%と40%との間の任意の比である。
本書中で記載されるプロセスにおいて、実質的に脱水された複合炭水化物、補強された複合炭水化物、又は実質的に脱水された複合炭水化物と補強された炭水化物との組み合わせの、チュアブル製品を製造するための使用が、企図される。
一旦、複合炭水化物が(脱水又は補強によって)条件づけられると、これは、加熱形態及び液体形態で提供されるまで、加熱される。いくつかの実施形態において、この加熱工程の間に、条件複合炭水化物に対して、これ以上液体は添加されない。また、いくつかの場合、複合炭水化物の感覚刺激特性を保つために、条件複合炭水化物は、少なくとも70℃と100℃との間の任意の温度の範囲まで加熱される。
図1は、蜂蜜を複合炭水化物の供給源として使用する、チュアブル製品を製造するためのプロセスの全体像を提供する。(工程010にて)沸騰させる間、液体グルコース組成物は、整えられた蜂蜜及び少なくとも1種のゲル化剤と混ぜ合わされ、第1混合物を産生する。このプロセスは、ペクチン、ゼラチン又はペクチンとゼラチンとの混合物をゲル化剤として用いることを含んでもよい。ペクチンがゲル化剤として用いられる場合、これは、沸騰する液体グルコース組成物に添加されて、第1沸騰混合物を産生する。ゼラチンがゲル化剤として使用される場合、これは、(好ましくは熱から除かれた)第1沸騰混合物に(工程020にて)添加されて、第2混合物を産生する。得られた混合物は、必要に応じて、(工程040にて)減圧されてもよく、最終的には、(工程030にて)冷却されて、チュアブル製品を提供する。このようなプロセスにおいて、静置前の流動性を維持するために、第1混合物及び/又は第2混合物の温度を、少なくとも65℃、70℃又は75℃に維持することが望ましい。
(任意の条件複合炭水化物と組み合わせて使用され得る)液体グルコース組成物は、例えば、グルコースシロップ(例えば、42〜43DEを有する)であってもよい。いくつかの実施形態において、液体グルコース組成物は、何らさらなる添加なしに使用されてもよい。しかし、いくつかの実施形態において、液体グルコース組成物は、他の炭水化物、例えば、単糖類(グルコース、フルクトース及びガラクトースなど)、二糖類(スクロース、ラクツロース、ラクトース、マルトース、トレハロース及びセロビオースなど)、多糖類(セルロース、デンプン及びイヌリンなど)、並びに誘導体(例えば、イヌリン繊維)などを含み得る。さらなる炭水化物が存在する場合、グルコースの重量と液体グルコース組な物の重量との重量比は、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも95%又は少なくとも99%である。ペクチン又はペクチンとゼラチンとの組み合わせがゲル化剤として使用される場合、液体グルコース組成物はまた、ペクチンゲルの形成の遅延を助けるために、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム及び/又は塩酸塩などの酸性塩をゲル化遅延剤として含んでもよい。1実施形態において、ゲル化遅延剤の重量と液体グルコース組成物の総重量との間の重量比は、0.1%〜10%の間の任意の範囲で有り得る。ゼラチンが単独のゲル化剤として使用される場合、液体グルコース組成物は、必ずしも酸性塩を含まなくてもよい。
次いで、液体グルコース組成物は、沸騰させられる。この沸騰工程010は、液体グルコース組成物が得られた成分と均質に混ざることを確実にする。1つの実施形態において、液体グルコース組成物は、少なくとも105℃であるが122℃を超えない温度(好ましくは、110℃と120℃との間、なおより好ましくは115℃)にて加熱させる。1つの実施形態において、液体グルコース組成物は、少なくとも105℃、106℃、107℃、108℃、109℃、110℃、111℃、112℃、113℃、114℃、115℃、116℃、117℃、118℃、119℃、120℃又は121℃及び/又は122℃、121℃、120℃、119℃、118℃、117℃、116℃、115℃、114℃、113℃、112℃、111℃、110℃、109℃、108℃、107℃又は106℃を超えない温度にて沸騰させられる。当業者は、このような温度は、限定的ではなく、使用される液体グルコース組成物の種類、並びに環境条件に依存して調製され得る。図1に示されるプロセスにおいて、液体グルコース組成物は、液体加熱複合炭水化物及び必要に応じてペクチンと混合するまで、事前に定めた沸騰温度(例えば、110℃と120℃との間、例えば115℃)に保たれる。
条件複合炭水化物(例えば、条件蜂蜜)は、まず、事前加熱され(図1には示さず)、次いで、沸騰液体グルコース組成物と混合される。条件複合炭水化物は、液体組成物が沸騰させられる後、前、又は液体グルコース組成物が沸騰させられるのとほぼ同時に、事前加熱されてもよい。図1に示されるプロセスにおいて、条件複合炭水化物は、沸騰液体グルコース組成物と混合されるまで、液体/加熱形態に保たれる。
1つの実施形態において、実質的に脱水された蜂蜜は、融解し液体蜂蜜組成物を形成するまで加熱される。いくつかの実施形態において、環境条件及び実質的に脱水された蜂蜜組成物の性質に依存して、液化は、組成物の温度が少なくとも94℃であって100℃を超えない温度(好ましくは96℃)に達するときに達成され得る。1つの実施形態において、実質的に脱水された炭水化物組成物は、少なくとも94℃、95℃、96℃、97℃、98℃、99℃であり、及び/又は100℃、99℃、98℃、97℃、96℃又は95℃を超えない。脱水蜂蜜を液化する際、加熱は、実質的に脱水された蜂蜜組成物の感覚刺激特性を変えないよう、速度及び温度に注意しなければならない。例えば、焦げた風味を持ち込まないように注意しなければならない。脱水蜂蜜液化工程は、実質的に脱水された蜂蜜組成物の液化を助けるために、外来性の液体を加えない。別の実施形態において、脱水蜂蜜液化工程において、pH改変剤(例えば、酸化剤)は加えられない。なお別の実施形態において、液化脱水蜂蜜は、別の成分によって補強されない。
別の実施形態において、液体蜂蜜は、沸騰液体グルコース組成物中に組み込まれることが意図される。これは、まず炭水化物(例えば、単糖類、二糖類、多糖類またはそれらの誘導体)と混合され、次いで、炭水化物を溶解するために加熱/撹拌される。何らかの複合炭水化物、特に蜂蜜と合わされ得る炭水化物としては、単糖類(グルコース、フルクトース及びガラクトースなど)、二糖類(スクロース、ラクツロース、ラクトース、マルトース、トレハロース及びセロビオースなど)、多糖類(セルロース、デンプン及びイヌリンなど)並びに誘導体(例えば、イヌリン繊維)が挙げられる。1つの実施形態において、複合炭水化物を補強するために加えられる炭水化物は、スクロースなどの二糖類である。いくつかの実施形態において、環境条件及び液体複合炭水化物の性質に依存し、炭水化物溶解は、組成物の温度が、少なくとも70℃であって85℃を超えない温度に達したとくに達成され得る。1つの実施形態において、補強された複合炭水化物は、少なくとも70℃、71℃、72℃、73℃、74℃、75℃、76℃、77℃、78℃、79℃、80℃、81℃、82℃、83℃又は84℃であって、及び/又は85℃、84℃、83℃、82℃、81℃、80℃、79℃、78℃、77℃、76℃、75℃、74℃、73℃、72℃又は71℃を超えない温度で加熱される。なお別の実施形態において、液体蜂蜜及びスクロースが、70℃と85℃との間の任意の温度範囲まで加熱される。補強複合炭水化物を加熱する際、残りの混合物の加熱において、複合炭水化物の感覚刺激特性を変えないよう、速度及び温度に注意しなければならない。例えば、焦げた風味を持ち込まないように注意しなければならない。一旦、炭水化物が液体複合炭水化物中に溶解すると、補強複合炭水化物は、沸騰液体グルコース組成物と混合されてもよい。
第1混合物を産生するために、液化/加熱複合炭水化物が、沸騰液体グルコース組成物に加えられる。別の実施形態において、沸騰液体グルコース組成物が、液化/加熱複合炭水化物に加えられる。なお別の実施形態において、液化/加熱複合炭水化物は、沸騰液体グルコース組成物と比較的同時に、容器中に加えられる。工程010の成分は、複合炭水化物が液化/加熱された容器中、液体グルコースが沸騰させられた容器、又は複合炭水化物の液化/加熱もしくは液体グルコースの沸騰のために使用されていない容器において、混合され得る。さらに、工程010において、均質な混合物を得るために、構成要素に対してさらなる加熱を適用する必要はない。しかし、いくつかの実施形態において、第1混合物を事前に定めた沸騰温度(例えば、115℃)に保つことにより、均質な混合物の形成を助けるか、及び/又はその後の製造工程を容易にすることが、有益であり得る。
チュアブル製品の製造においてペクチンがゲル化剤として使用される場合、これは、沸騰液体グルコース組成物(好ましくは、酸性塩などのゲル化遅延剤を含む液体グルコース組成物)に添加される。通常は粉末の形態であるペクチンは、液化/加熱複合炭水化物が沸騰グルコース組成物と混合される前に添加されても、液化/加熱複合炭水化物が沸騰グルコース組成物と混合された後に添加されても、又は液化/加熱複合炭水化物が沸騰グルコース組成物と混合されるとほぼ同時に添加されてもよい。沸騰グルコース溶液への添加の前に、ペクチンは、単糖類(グルコース、フルクトース及びガラクトースなど)、二糖類(スクロース、ラクツロース、ラクトース、マルトース、トレハロース及びセロビオースなど)、多糖類(セルロース、デンプン及びイヌリンなど)並びにその誘導体(例えば、イヌリン繊維)などの炭水化物と混合されてもよい。いくつかの実施形態において、炭水化物は、スクロースのような二糖類である。別の実施形態において、炭水化物は、イヌリン繊維のような誘導体である。
沸騰工程010は、好ましくは、第1混合物が約1〜5%の水分(好ましくは約4〜5%の間の水分)を失い、わずかに濃くなり始めるまで維持される。1つの実施形態において、沸騰第1混合物は、沸騰させていない第1混合物に対して、少なくとも1%、2%、3%、4%又は5%の水分を失っている。あるいは、またはそれに合わせて、第1沸騰混合物は、沸騰させていない第1混合物に対して、1%、2%、3%、4%又は5%未満の水分を失っている。なお別の実施形態において、第1沸騰混合物は、(沸騰させていない第1混合物に対して)1%と5%との間の任意の範囲の水分を失っている。
1つの実施形態において、工程010にて、第1混合物は、少なくとも105℃であるが120℃を超えない温度(好ましくは107℃)まで加熱される。1つの実施形態において、第1混合物は、少なくとも105℃、106℃、107℃、108℃、109℃、110℃、111℃、112℃、113℃、114℃、115℃、116℃、117℃、118℃又は119℃及び/又は120℃、119℃、118℃、117℃、116℃、115℃、114℃、113℃、112℃、111℃、110℃、109℃、108℃、107℃又は106℃を超えない温度にて加熱される。別の実施形態において、第1混合物は、105℃と120℃との間の任意の範囲の温度まで加熱される。当業者は、このような沸騰温度は、限定的なものではなく、使用される成分の種類並びに環境条件に基づいて調整され得ることを理解するであろう。第1混合物を工程010において沸騰させる際、加熱において、複合炭水化物の感覚刺激特性を変えないよう、速度及び温度に注意しなければならない(例えば、焦げた風味を持ち込まないように注意しなければならない)。1つの実施形態において、特に、工程010においてペクチンがゲル化剤として使用されない場合、pH改変剤(例えば、酸化剤)は添加されない。
本書中で記載されるプロセスは、1回の沸騰工程を有する。一旦、沸騰工程010が完了すると、このプロセスにおいてさらなる沸騰工程は含まれない。しかし、以下で説明されるように、得られた混合物に対しさらなる加熱が適用される必要がある場合がある。このような熱の適用は、第1及び/又は第2混合物の成分の沸騰をもたらさない。
一旦第1混合物の成分が合せられると、これらはさらに、第1混合物の産生を可能にする条件下で撹拌/加熱される。得られた第1混合物は、好ましくは、均質なものである(例えば、1つの液相を有する)。いくつかの、特にペクチンがゲル化剤として使用されない実施形態において、工程010においてpH改変剤(例えば、酸化剤)は、第1混合物に加えられない。一旦第1混合物が沸騰させられると、ゲル化剤としてゼラチンが使用される実施形態において、第1混合物は、工程020においてゼラチン溶液と混合されて、第2混合物が得られ得る。工程020は、工程010で用いられたものと同じ容器にて実施されても、ゼラチン溶液を調製するために用いられたもの(以下を参照)と同じ容器にて実施されても、別の容器にて実施されてもよい。いくつかの、特にゲル化溶液の1種以上の構成要素が温度感受性である実施形態において、第1沸騰混合物を、ゲル化溶液と混合する前に(その沸騰温度から)冷ます必要がある場合がある。ペクチンおよびゼラチンがゲル化剤として使用される実施形態において、第1混合物は、熱から除かれ、ゼラチン(非水和形態)と混合される。別の実施形態において、単独のゲル化剤としてゼラチンが使用される場合、第1混合物は、熱から除かれ、水和形態のゼラチンと混合される。工程020において、第2混合物を形成するため、又は形成された第2混合物に対して、さらなる沸騰は適用されない。しかし、堆積前の流動性を維持するために、さらなる加熱が第2混合物に対して適用されてもよい。さらに、1つの、特にペクチンがゲル化剤として使用されない実施形態において、チュアブルゲルの形成を可能にするか又は容易にするために、工程020においてpH改変剤(例えば、酸化剤)は、添加されない。
必要に応じて(図1〜4の破線で示されるように)、風味添加剤、活性成分及び/又は安定化剤が、チュアブル製品中に含まれてもよい。このような任意選択の成分は、ゼラチン溶液に加えられても、第1沸騰混合物に加えられても、冷ました第1沸騰混合物に加えられても、及び/又は第2混合物に(その形成中または形成後に)加えられてもよい。任意選択の成分を溶液/混合物中に組み込むために、溶液/混合物中に気泡を持ち込まないよう、溶液/混合物を穏やかに混ぜてもよい。いくつかの実施形態において、任意選択の成分が温度感受性である場合、さらなる加熱工程に供されないか又は冷めている、溶液又は混合物にこれらを添加することが賢明である場合がある。1つの実施形態において、風味添加剤及び/又は活性成分は、ゲル化溶液と共に第1沸騰混合物に添加される。別の実施形態において、安定化剤は、(いくつかの実施形態において、ゲル化剤が水和されている場合に)ゲル化溶液中に添加される。
一旦第2混合物が形成されると、これは工程030において周囲温度まで冷まされて、水和ゲルを形成し、チュアブル製品を得る。本書中で使用される場合、周囲温度の用語(室温とも呼ばれる)は、14℃と30℃との間、いくつかの実施形態において、14℃と18℃の間の温度の範囲を含む。1つの実施形態において、冷却工程030は、型の中で少なくとも部分的に実施され、このプロセスは、第2混合物を型に注ぐことを含む。工程030において、冷却は、ベンチレーション、冷蔵、又は第2混合物の温度を下げることができる任意の他の手段によって助けられ得る。一旦冷却されてから、チュアブル製品は、さらに処理され(型から取り外され、切断され、被膜され、及び/又は包装され)てもよい。1つの、特にペクチンがゲル化剤として使用されない実施形態において、チュアブルゲルを形成させるため又は形成を容易にするために、工程030においてpH改変剤(例えば、酸化剤)は添加されない。
必要に応じて、図1の破線で示されるように、一旦チュアブル製品が冷却され、及び/又は堆積されると、これは、仕上げ剤又は被膜を用いてさらに処理され得る。例えば、堆積したチュアブル製品は、グレーズ(オイルベースのグレーズなど)、顆粒(デキストロース顆粒など)、蝋(蜜蝋など)によって被膜されて、チュアブル製品にさらなる口当たりを提供してもよい。
いくつかの実施形態において、図1で示されるように、このプロセスはまた、チュアブル製品の水分含量を減らすため及び/又はチュアブル製品の気泡の形成を最低限にするために、任意選択の減圧工程040を含んでもよい。図1において、減圧工程040は、第2混合物に適用される。減圧は、第2混合物の一定の水分含量(例えば、30%、29%、28%、27%、26%、25%、24%、23%、22%、21%、20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%、11%又は10%未満の水分、又は14〜26%の間の任意の水分(最終製品の総重量に対する水のw/w比)が達成されるまで、又は第2混合物中に存在する気泡が視認されなくなるまで適用される。1つの実施形態において、第2混合物に適用される減圧は、少なくとも28inHgである。当業者は、このような減圧強度は、限定的ではなく、他の範囲が、同じ到達点に達するために企図されることを理解するであろう。工程040において、減圧された第2混合物に対し、さらなる加熱工程又は冷却工程を適用する必要は無い。しかし、工程040は、水の除去及び/又は気泡の除去を容易にするために、温度の変更又は特定の温度の維持を含み得る。工程040において、第2混合物に対し、さらなる沸騰は適用されない。さらに、いくつかの、特にペクチンがゲル化剤として使用されない実施形態において、チュアブルゲルの形成を可能にするか又は容易にするために、工程040においてpH改変剤(酸化剤など)は添加されない。
図2は、ペクチンが単独のゲル化剤として使用され、蜂蜜が条件複合炭水化物の供給源として使用されるプロセスの実施形態を説明する。このプロセスの実施形態において、液体グルコース組成物は、ゲル化遅延剤(酸性食品等級塩など)を含み、工程010において105℃と122℃との間の温度にてまず沸騰させられる。沸騰液体グルコース組成物に、液化/加熱蜂蜜(スクロースなどの二糖類を含んでもよい)及びペクチン(スクロースなどの二糖類を含んでもよい)が添加され、混合される。一旦、第1混合物が沸騰させられ、所望の水分含量に達すると、香料、安定化剤及び/又は活性成分が、加えられる。得られた混合物は、チュアブル製品を製造するために室温にて冷却される前に(030)必要に応じて、減圧工程(040)に供せられてもよい。必要に応じて、得られたチュアブル製品は、被膜を含むようにさらに処理されてもよい(図2に示されない)。
図3は、ゼラチンが単独のゲル化剤として使用され、蜂蜜が条件複合炭水化物として使用されるプロセスの実施形態を説明する。このプロセスの実施形態において、液体グルコース組成物は、ゲル化遅延剤(例えば、酸性食品等級塩など)を必ずしも含まない。液体グルコース組成物は、105℃と122℃との間の温度で、工程010においてまず沸騰させられる。液化/加熱蜂蜜(スクロースなどの二糖類を含み得る)は、沸騰液体グルコース組成物に添加され、混合されて、第1混合物を提供する。一旦、第1混合物が沸騰させられ、所望の水分含量に達したら、水和ゼラチン溶液が(工程020にて)混ぜられて、第2混合物を産生する。香料、安定化剤及び/又は活性成分は、第2混合物の、第1沸騰混合物、ゼラチン溶液のいずれかに添加され得る。第2混合物は、必要に応じて、冷却される(030)前に減圧工程(040)に供されてもよく、チュアブル製品を製造する。必要に応じて、得られたチュアブル製品は、被膜を含むようにさらに処理されてもよい(図3には示さず)。
図4は、ゼラチンが単独のゲル化剤として使用され、蜂蜜が条件複合炭水化物の供給源として使用されるプロセスのさらなる実施形態を説明する。このプロセスの実施形態において、工程050にて、実質的に脱水された蜂蜜(スクロースなどの二糖類を含まない)が液化されるか、又は、液体蜂蜜(スクロースなどの二糖類を含む)が、約70℃〜85℃の間の温度まで加熱される。工程060にて、液体グルコース組成物(ゲル化遅延剤(酸性食品等級塩など)を含まない)が、加熱される。加熱/液化蜂蜜及び液体グルコース組成物は、次いで、混合されて(工程070)、第1混合物を産生し、沸騰させられて(工程010)第1沸騰混合物を産生する。一旦第1混合物が沸騰し、所望の水分含量に達すると、ゼラチン溶液が混合されて(工程020にて)、第2混合物を産生する。香料、安定化剤及び/又は活性成分は、第2混合物の、第1沸騰混合物、ゼラチン溶液のいずれかに添加され得る。第2混合物は、必要に応じて、冷却される(030)前に減圧工程(040)に供されてもよく、チュアブル製品を製造する。必要に応じて、得られたチュアブル製品は、被膜を含むようにさらに処理されてもよい(図4には示さず)。
図5は、ゼラチン溶液(ゼラチンを単独のゲル化剤として使用する場合)を製造するためのプロセスの一部分を説明する。図3及び4の工程020にて使用されるゼラチン溶液は、ゲル化剤を水和することによって得られてもよい。ゲル化剤を得るために、ヒドロゲルを形成可能な薬剤(例えば、ゲル化剤)が、工程080にて水溶液(例えば、水)と混合されて、懸濁液を形成する。ゼラチンは、通常、粉末形態で提供され、周囲温度にて水溶液中に混合した場合、容易に溶解も水和もしない。したがって、ゲル化剤懸濁液は、工程090にて、ゲル化剤の溶解及び水和を可能にする温度にまで加熱される。例えば、ゼラチンは、50℃と70℃との間の温度(いくつかの実施形態において70℃)まで加熱されて、その水和を可能にしてもよい。例えば、ゼラチンは、少なくとも50℃、51℃、52℃、53℃、54℃、55℃、56℃、57℃、58℃、59℃、60℃、61℃、62℃、63℃、64℃、65℃、66℃、67℃、68℃、69℃、70℃、71℃、72℃、73℃もしくは74℃、及び/又は75℃、74℃、73℃、72℃、71℃、70℃、69℃、68℃、67℃、66℃、65℃、64℃、63℃、62℃、61℃、60℃、59℃、58℃、57℃、56℃、55℃、54℃、53℃、52℃もしくは51℃未満の温度まで加熱される。一旦水和されると、ゲル化剤は、低温(例えば、周囲温度)にてゲル化溶液の冷却の際に、水和ゲルを形成可能である。当業者は、いくつかのゲル化剤、特にゼラチンは、温度感受性で有り得ることを理解する。したがって、工程090は、加熱工程が、水和ゲルを形成する水和ゲル化剤の特性を変える(例えば、変性する)ことのない方法で、行われなければならない。ゼラチンがゲル化剤として使用される場合、工程090は、約70℃の温度にて、ゼラチンの溶解及び水和を可能にするために十分な時間の間、実施され得る。当業者は、このような温度は例示であって限定ではないことを理解するであろう。図5に記載されるプロセスにおいて、成分の沸騰を避けることに留意することが重要である。
いくつかの実施形態において、任意選択の成分(図5においては線で示される構成要素)が、ゲル化溶液中に組み込まれてもよい。このような任意選択の成分としては、安定化剤(例えば多糖類及び/又は糖アルコール)、風味添加剤及び/又は活性成分が挙げられるが、これらに限定されない。これらの任意選択の成分は、工程080もしくは090の間に添加されてもよく、またはその両方の間に添加されてもよい。任意選択の成分が温度感受性である場合、これは、加熱工程090の後にのみゲル化溶液に加えることができ、このとき、ゲル化溶液は、任意選択の成分の特性に物質的に影響を及ぼさない所定の温度に達している。1つの実施形態において、ゼラチン溶液は、冷却されてゲルを形成し、次いで、第1沸騰混合物及び/又は任意選択の成分と混合するように、さらに均質化されてもよい。
(チュアブル製品)
本書中で記載されるプロセスは、条件複合炭水化物(例えば、実質的に脱水されたか又は補強された複合炭水化物)を用いて製造されたチュアブル製品の生産を可能にする。1つの実施形態において、チュアブル製品は、菓子である。本書中で使用される場合、用語「チュアブル製品」は、噛むこと(chew)(例えば、顎と歯を動かしてこの製品をすりつぶすか、及び/又は迅速に噛む(bitten))ができる製品をいう。例示的なチュアブル製品としては、ソフトチュー(soft chews)、チュアブルグミキャンディ又は「ガム様の(gummy)」菓子並びにソフトキャンディ(例えば、ガムドロップ(gum drops)、リコリス(licorice)、フルーツスナック(fruit snacks)、デンプンベースのゼリー、ゼラチンベースのゼリー、ペクチンベースのゼリー、カラギーナンベースのゼリー、アガーベースのゼリー、コンニャクベースのゼリー、チューイーキャンディ(chewy candy)、デンプンキャンディ、ヌガー、トフィー、タフィー、マシュマロ、フォンダン、ファッジ、チョコレート、混合被膜、キャロブ(carob)被膜、キャラメル、圧縮錠剤、綿菓子(candy floss)(綿あめ(cotton candy)としても知られる)、マジパン、ハードキャンディ(hard boiled candy)、ナッツブリトル(nut brittles)、トローチ、プラリネ、あられ砂糖(nonpareils)、ドラジェ(dragees)、ロゼンジ(lozenges)、シュガーナッツ(sugared nuts)、コンフィット(comfits)、アニシードボール(aniseed balls)、ヌガティーヌ(nougatine)及びゼリービーンズ)が挙げられるが、これらに限定されない。
本書中で記載されるチュアブル製品は、単層であり被膜されていない製品であってもよい。あるいは、このチュアブル製品は、(単層被膜又は多重層被膜により)被膜された製品であってもよい。なお別の実施形態において、チュアブル製品は、別の菓子を少なくとも部分的に覆う被膜を形成するために使用されてもよい。一旦得られると、このチュアブル製品は、企図する用途に依存して、容易に取り扱い、切断、包装可能であり、又はさらに処理可能である。
1つの実施形態において、このチュアブル製品は、複合炭水化物、グルコース及びペクチンとゼラチンとから成る群より選択される少なくとも1種のゲル化剤から、本質的に成る。チュアブル製品において、ゲル化剤は、ゲルを形成する。ペクチンが(単独で又はゼラチンと組み合わせて)ゲル化剤として使用される場合、このチュアブル製品はまた、さらなる炭水化物及びゲル化遅延剤(酸性食品等級塩など)を含む。このようなさらなる炭水化物は、単糖類(グルコース、フルクトース及びガラクトースなど)、二糖類(スクロース、ラクツロース、ラクトース、マルトース、トレハロース及びセロビオースなど)、多糖類(セルロース、デンプン及びイヌリンなど)又はこれらの誘導体(例えば、イヌリン繊維)を含んでもよい。いくつかの実施形態において、この炭水化物は、スクロースなどの二糖類である。別の実施形態において、この炭水化物は、イヌリン繊維などの誘導体である。
本書中で使用される場合、「から本質的に成る」という表現は、チュアブル製品が、さらなる(任意選択の)成分を含んでもよいが、最終産物に対するその重量寄与率は、上に列挙した成分の合せた重量寄与率よりも低いことを示す。チュアブル製品における主な成分は、条件複合炭水化物である。本書中で使用される場合、「主成分」は、チュアブル製品の他の成分と比較した場合、w/w比で主要な百分率を有する成分をいう。1つの実施形態において、条件複合炭水化物の(最終チュアブル製品に対する)w/w比における百分率は、少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%である。補足的な実施形態又は代替の実施形態において、条件複合炭水化物の(最終チュアブル製品に対する)w/w比における百分率は、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%又は80%を超えない。なお別の実施形態において、条件複合炭水化物の(最終チュアブル製品に対する)w/w比における百分率は、5%〜70%の間の任意の範囲である。
1つの実施形態において、条件複合炭水化物は、条件蜂蜜である。実質的に脱水された蜂蜜組成物をチュアブル製品の製造において用いる利点は、これがゲル化剤による水和ゲルの形成に適応するpH値を有することである。このように、実質的に脱水された蜂蜜組成物が主成分として使用される場合、チュアブル製品の製造にはさらなる酸化剤が含まれることが、必須ではなく、いくつかの実施形態においては避けられている。
上で示されるように、1つの実施形態において、液体複合炭水化物が使用される場合、液体グルコース組成物への添加の前に、さらなる炭水化物(例えば、二糖類のスクロースなど)が混合されて、安定化させる。このような実施形態において、(沸騰液体グルコース組成物への添加前の)補強複合炭水化物の総重量と比較したさらなる炭水化物の重量比は、約20%と40%との間であってもよい。1つの実施形態において、補強複合炭水化物(補強された蜂蜜など)の(沸騰液体グルコース組成物への添加の前の)総重量と比較した炭水化物(スクロースなど)の重量比は、少なくとも、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%又は39%であり、及び/又は、40%、39%、38%、37%、36%、35%、34%、33%、32%、31%、30%、29%、28%、27%、26%、25%、24%、23%、22%又は21%を超えない。なお別の実施形態において、補強複合炭水化物の(沸騰液体グルコース組成物への添加の前の)総重量と比較したさらなる炭水化物の重量比は、約20%と40%との間の任意の範囲である。
上で示されるように、液体グルコース組成物は、チュアブル製品の成分である。この液体グルコース組成物は、純粋なグルコース組成物、例えばグルコースシロップ(例えば、42〜43DE)であってもよい。1つの実施形態において、液体グルコース組成物の(最終チュアブル製品に対する)w/w比の百分率は、少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%である。補足的な実施形態又は代替の実施形態において、液体グルコース組成物の(最終チュアブル製品に対する)w/w比における百分率は、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%又は70%を超えない。なお別の実施形態において、液体グルコース組成物の(最終チュアブル製品に対する)w/w比における百分率は、5%〜70%の間の任意の範囲である。
いくつかの実施形態において、液体グルコース組成物に別の炭水化物又は炭水化物の組合せを加えて、(なお液体形態である)混合物を提供することが、可能である。少なくとも別の炭水化物が液体グルコース組成物に添加される場合、上で示されるように、液体グルコースと添加の炭水化物との間の重量比百分率は、少なくとも50%である。
チュアブル製品において使用され得る好適な炭水化物は、一般に、単糖類、二糖類及び多糖類を含み、スクロース(砂糖)、デキストロース、マルトース、デキストリン、キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース(レブロース)、転化糖、コーンシロップ、マルトデキストリン、フルクトオリゴ糖シロップ、部分水和デンプン、固形コーンシロップ(corn syrup solids)、イヌリン、イヌリン繊維及びこれらの混合物などが挙げられる。
いくつかの実施形態において、高い強度の甘味料もまた、液体グルコース組成物中に含まれ得る。特定の甘味料に限定しないが、代表的なカテゴリー及び例としては、以下が挙げられる:(a)水溶性甘味剤(ジヒドロカルコン類、モネリン、ステビア、ステビオシド、レバウジオシドA、グリチルリジン、ジヒドロフラベノール、並びにソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール及びL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸などの糖アルコールなど);(b)水溶性人工甘味料(水溶性サッカリン塩すなわちナトリウムサッカリン塩もしくはカルシウムサッカリン塩、シクラメート塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム塩、アンモニウム塩もしくはカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(アセスルファム−K(商標))、サッカリンの遊離酸形態、及びこれらの組合せなど);(c)ジペプチドベースの甘味料(L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム(商標))、L−アルファアスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリターム(商標))、N−[N−(3,3−ジメチルブチル)−L−アスパルチル]−L−フェニルアラニン1−メチルエステル(ネオテーム(商標))、L−アスパルチル−L−フェニルグリセリン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステル類、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン;L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニンなどのL−アスパラギン酸由来甘味料、及びこれらの混合物など);(d)天然に存在する水溶性甘味料に由来する水溶性甘味料(通常の砂糖(スクロース)の塩素付加誘導体など、例えば、クロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体などのクロロデオキシ糖誘導体などであって、例えばスクラロースの製品名の下で公知である;クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体の例としては、限定されないが、以下が挙げられる:1−クロロ−1’−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−アルファ−D−フルクトフラノシド、又は4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−ベータ−D−フルクト−フラノシド、又は4,1’−ジクロロ−4、1’−ジデオキシガラクトスクロース;1’,6’−ジクロロl’,6’−ジデオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−ベータ−D−−フルクトフラノシド、又は4、1’,6’−トリクロロ−4、1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−ベータ−D−(フルクトフラノシド、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース、6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−アルファ−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−ベータ−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1’,6’−テトラクロロ4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクト−スクロース;及び4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース、並びにこれらの混合物)、(e)タンパク質ベースの甘味料(ソーマトコッカス・ダニエリ(thaumatococcus danielli)(ソーマチン、I及びII)並びにタリンなど);(f)甘味料モナチン(2−ヒドロキシ−2−(インドール−3−イルメチル)−4−アミノグルタミン酸)並びにその誘導体;並びに(g)甘味料羅漢果(Lo han guo)(時々、「ローハンクオ(Lo han kuo)」又は「ローハンクオ(Lo han quo)使用」とも呼ばれる)並びにこれらの組合せ。
なお別の実施形態において、ペクチンがゲル化剤として使用される場合、液体グルコース組成物はまた、酸性食品等級塩などのゲル化遅延剤を含んでもよい。このような実施形態において、酸性食品等級塩対液体グルコース組成物全体の重量比は、約0.1%と約10%との間である。1つの実施形態において、酸性食品等級塩対液体グルコース組成物全体の重量比は、少なくとも約0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1.0%、2.0%、3.0%、4.0%、5.0%、6.0%、7.0%、8.0%もしくは9.0%であり、及び/又は約10.0%、9.0%、8.0%、7.0%、6.0%、5.0%、4.0%、3.0%、2.0%、1.0%、0.9%、0.8%、0.7%、0.6%、0.5%、0.4%、0.3%もしくは0.2%未満である。なお別の実施形態において、酸性食品等級塩対液体グルコース組成物全体の重量比は、約0.1%と約10%との間の任意の範囲である。
本書中で記載されるプロセスにおいて使用され、生じるチュアブル製品中に含まれるゲル化剤は、少なくともゼラチン及び/又はペクチンのうちの1つである(ゼラチンとペクチンとの組み合わせを含む)。本書中で使用される場合、語句「ゲル化剤」は、第2混合物を濃くし、機械的に安定化する(濃くする、ゲル化する、又は固形化する)物質の広範なファミリーをいう。いくつかの実施形態において、ゲル化剤は、導入された水溶液中に部分的に溶解しているか部分的に非混和であり、それゆえに、この用語が以下で本書中に規定されるように、圧力/熱/撹拌/超音波を適用した場合、又はいくつかの場合、周囲温度にて一定時間(数分〜数日間)反応させた場合に、コロイド混合物(懸濁液もしくはエマルジョン)又はコロイド分散液に変換されている。ゲル化剤は、網様構造を形成し得、得られた第2混合物に、なお実質的に液体から成る一方で、半固体の粘度を与える。1つの実施形態において、ゲル化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量百分率は、少なくとも1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%又は10%である。補足的実施形態又は代替の実施形態において、ゲル化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量百分率は、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%又は1%未満である。なお別の実施形態において、ゲル化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量百分率は1%と10%との間の任意の範囲である。
本開示において、ペクチンは、ゼラチンと組み合わせることしかできず、それ自体を、カラギーナンなどの他のゲル化剤と組み合わせることはできない。いくつかの実施形態において、単独のゲル化剤がペクチンである場合、ゲル化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比は、少なくとも1%、2%又は3%であり、及び/又は4%、3%又は2%未満である。なお別の実施形態において、単独のゲル化剤がペクチンである場合、ゲル化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比は、1%と4%との間の任意の範囲である。ペクチンが(単独又はゼラチンとの組み合わせのいずれかで)ゲル化剤として使用されるプロセスの実施形態において、スクロースのような二糖類は、沸騰液体グルコース組成物への添加の前に、ペクチンと混合されてもよい。このような実施形態において、ペクチンのペクチン/二糖類混合物の総重量に対する(沸騰液体グルコース組成物への添加前の)重量比は、約10%〜25%の間である。更なる実施形態において、ペクチンのペクチン/二糖類混合物の総重量に対する(沸騰液体グルコース組成物への添加前の)重量比は、少なくとも10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%もしくは24%であり、及び/又は25%、24%、23%、22%、21%、20%、19%、18%、17%、16%、15%、14%、13%、12%もしくは11%未満である。なおさらなる実施形態において、ペクチンのペクチン/二糖類混合物の総重量に対する(沸騰液体グルコース組成物への添加前の)重量比は、10%と25%との間の任意の範囲である。
いくつかの実施形態において、単独のゲル化剤がゼラチンである場合、ゲル化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、少なくとも5%、6%、7%、8%もしくは9%であり、及び/又は10%、9%、8%、7%もしくは6%未満である。なお別の実施形態において、単独のゲル化剤がゼラチンである場合、ゲル化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、5%と10%との間の任意の範囲である。
コロイド又はコロイド分散液は、2つの別個の相:分散相と連続相との、均質な混合物の一種である。コロイドにおいて、分散相は、連続相の全体にわたって均等に分散している液滴から成る。溶液のようにみえるコロイド分散液はまた、コロイドエアロゾル、コロイドエマルジョン、コロイドフォーム(colloidal foams)、コロイド分散液又はヒドロゾルとも呼ばれる。ヒドロコロイドは、当該分野において、水によってゲルを形成する(例えば、水和ゲル)物質をいうために用いられる一般用語である。ヒドロコロイドは、コロイド粒子が水中又は水溶液中に分散しているコロイド系である。ヒドロコロイドは、水中に広がったコロイド粒子を有し、利用可能な水の量に依存して、異なる状態、例えば、ゲル又はゾル(液体)の形態を取り得る。ヒドロコロイドは、不可逆的(一状態)であっても、又は可逆的であってもよい。
チュアブル組成物中に含められるゲル化剤は、ヒトの消費のために安全であり、すなわち、食用であり、ヒトに無害であると考えられる。一般的なゲル化剤としては、例えば、合成のポリマー、多糖類、ポリペプチド及びタンパク質などの有機化合物、炭水化物及びデキストリン、コロイド分散剤及びヒドロコロイド分散剤、及び無機質である。本開示の内容における使用のために好適である例示的な食用ゲル化剤としては、限定されないが、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウムなどの褐藻類由来の多糖類、アガー及びアガロース、カラギーナンなどの紅藻類由来の多糖類、アラビノキシラン、セルロース及びカルボキシメチルセルロース、カードラン、グランガム、グアーガム、アラビアガム、デンプン及びキサンタンガム並びにキャロブの木の種から抽出した多糖類であるローカストビーンガム、リンゴ又は柑橘類から抽出された多糖類であるペクチンなどの陸生植物由来の天然ゴム、並びに、動物由来のコラーゲンの部分水和により産生されるゼラチンなどのタンパク質性物質、並びにこれら及び食物製品における使用のために好適な他の合成物質又は無機質ベースの物質との任意の組合せが挙げられる。チュアブル製品の好ましいゲル化剤は、ゼラチンである。本書中で示されるように、ゼラチンは、第1混合物と混合される場合、及び主成分が実質的に脱水された蜂蜜組成物である場合、酸化工程がなくても、第1沸騰工程がなくても水和ゲルを形成可能である。
各々のゲル化剤は、設定時間、設定収縮、設定条件(温度、異音強度、異音型及びpH)、最終ゲルの物理機械的特性(弾力性、脆性、粘着性など)、ゾルからゲルへの遷移の可逆性(熱可逆性など)及び他の化学的及び機械的特性などの、一連の特徴的なゲル化特色を有することに、ここで留意されたい。
ゲル化溶液、第1混合物及び/又は第2混合物は、必要に応じて、安定化剤、風味添加剤及び/又は活性成分を含むように調製されてもよい。
いくつかの実施形態において、チュアブル製品はまた、1種以上の安定化剤を含んでもよい。
安定化剤の役割は、活性成分を処方及び/又は保存に起因する分解から保護するか、またはこれを制限することである。1つの実施形態において、安定化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、少なくとも1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%又は15%である。補足的実施形態又は代替の実施形態において、安定化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%又は15%未満である。なお別の実施形態において、安定化剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、1%と15%との間の任意の範囲である。
1種の企図される安定化剤は、糖アルコール又はポリオールであり、これらに限定されないが、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、マルチトール、水和イソマルツロース(ISOMALT(商標))、ラクチトール、エリスリトール、水和デンプン加水分解物、マルチトール、マルチトールシロップ、グリセロール、イソマルト、エリスリトール、キシリトール、水和デンプン加水分解物、ポリグリチトールシロップ、ポリグリチトール粉末、ラクチトール及びこれらの組合せなどである。1種の好ましい糖アルコールは、ソルビトールである。ソルビトールは、冷却された後のゲル化溶液に添加されることが有利で有り得る。
別の企図される安定化剤は、多糖類であり、限定されないが、ペクチン、蜜蝋、カルナバ蝋及びカラギーナンが挙げられる。ペクチンは、好ましい多糖類の一種であり、ゲル化溶液中に含まれることが有益で有り得る。
いくつかの実施形態において、チュアブル製品中に風味添加剤を含めることが望ましい場合がある。1つの実施形態において、風味添加剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、少なくとも0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1%、1.5%、2%、2.5%、3%、3.5%又は4%である。補足的実施形態又は代替の実施形態において、風味添加剤の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、0.1%、0.2%、0.3%、0.4%、0.5%、0.6%、0.7%、0.8%、0.9%、1%、1.5%、2%、2.5%、3%、3.5%又は4%未満である。なお別の実施形態において、0.1%と4%との間の任意の範囲である。
いくつかの実施形態において、風味添加剤又は風味料は、天然及び人口の香料など、当業者に公知の香料を含んでもよい。いくつかの実施形態において、風味添加剤は、液体形態(例えば、オイルベースの組成物)又は乾燥形態のいずれかで有り得る。これらの風味添加剤は、合成風味油及び風味添加芳香剤及び/又は芳香油、含油樹脂および植物、葉、花、果実などからの抽出物から選択され得る。非限定の代表的な風味油としては、スペアミントオイル、シナモンオイル、ウィンターグリーンのオイル(サリチル酸メチル)、ペパーミントオイル、薄荷オイル、クローブオイル、ベイオイル、アニスオイル、ユーカリプタスオイル、タイムオイル、ニオイヒバオイル、ナツメグのオイル、オールスパイス、セージのオイル、メース、苦扁桃のオイル、及びキャサバのオイルが挙げられる。また、有用な風味料は、人工、天然及び合成の、果物香料であり、バニラオイル並びにレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、ユズ、スダチを含む柑橘オイル、並びにリンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、ラズベリー、サクランボ、スモモ、パイナップル、アンズ、バナナ、メロン、アンズ、ウメ、サクランボ、ラズベリー、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤを含む果物エッセンス類などである。放出プロフィールが管理され得る他の可能性のある風味としては、ミルク風味、バター風味、チーズ風味、クリーム風味及びヨーグルト風味;バニラ風味;緑茶風味、ウーロン茶風味、紅茶風味、ココア風味、チョコレート風味及びコーヒー風味などの茶又はコーヒーの風味;ペパーミント風味、スペアミント風味及び薄荷風味などのミント風味;アサフェティダ(asafetida)風味、アジョワン風味、アニス風味、アンゼリカ風味、フェンネル風味、オールスパイス風味、シナモン風味、カモミール風味、マスタード風味、カルダモン風味、キャラウェイ風味、クミン風味、クローブ風味、コショウ風味、コリアンダー風味、サッサフラス(sassafras)風味、セイボリー(savory)風味、サンショウ(Zanthoxyli Fructus)風味、シソ風味、ジュニパーベリー風味、ショウガ風味、スターアニス風味、西洋ワサビ風味、タイム風味、タラゴン風味、ディル風味、トウガラシ風味、ナツメグ風味、バジル風味、マジョラム風味、ローズマリー風味、ローリエ風味及びワサビ(Japanese horseradish)風味などの香辛料風味;ワイン風味、ウィスキー風味、ブランデー風味、ラム酒風味、ジン風味及びリキュール風味などのアルコール風味;花の風味;並びに、タマネギ風味、ニンニク風味、キャベツ風味、ニンジン風味、セロリ風味、マッシュルーム風味及びトマト風味などの野菜風味が、挙げられる。これらの風味添加剤は、液体形態で使用されても又は固体形態で使用されてもよく、個別に使用されても又は混合で使用されてもよい。一般的に使用される風味としては、ペパーミント、メントール、スペアミントなどのミント類、人工バニラ、シナモン誘導体及び種々の果物風味が挙げられ、個別に使用されても混合で使用されてもよい。
いくつかの実施形態において、他の風味料としては、アルデヒド類及びエステル類が挙げられ、シンナミルアセテート、シンナムアルデヒド、シトラルジエチルアセタール、ジヒドロカルビルアセテート、オイゲニルホルメート、p−メチルアミソール(methylamisol)などが使用され得る。
アルデヒド風味料のさらなる例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(リコリス、アニス)、ケイ皮アルデヒド(シナモン)、シトラル、すなわち、アルファ−シトラル(レモン、ライム)、ネラール、すなわち、ベータ−シトラル(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわち、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、アルファ−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーな果実風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バニルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(修飾型、多くの型)、デカナール(柑橘の果実)、アルデヒドC−8(柑橘の果実)、アルデヒドC−9(柑橘の果実)、アルデヒドC−12(柑橘の果実)、2−エチルブチルアルデヒド(ベリー類の果実)、ヘキセナール、すなわち、トランス−2(ベリー類の果実)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルムアルデヒド(バニラ)、2、6−ジメチル−5−ヘプタナール、すなわち、メロナル(メロン)、2、6−ジメチルオクタナール(緑の果実)、及び2−ドデカナール(柑橘類、マンダリン)、サクランボ、ブドウ、ブルーベリー、ブラックベリー、イチゴショートケーキ及びこれらの混合物。
チュアブル製品が活性成分の供給源を提供するための送達系として使用される場合、チュアブル製品は、このような活性成分を含む。この活性成分は、第1混合物、第2混合物及び/又はゲル化溶液に加えられ得る。1つの実施形態において、活性成分は、好ましくは、(処方又は保存に起因する)その分解を避けるか又は限定する安定化剤と組み合わせて加えられる。
活性成分は、一般に、送達系中に、及び/又は使用者に対しそれらが提供する所望の最終利益のために含まれる成分についていう。いくつかの実施形態において、活性物は、医薬、栄養剤、機能性食品、生薬、栄養補助食品、医薬品、薬物などおよびこれらの組合せを含み得る。1つの実施形態において、活性成分の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、少なくとも1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、15%、20%、25%、30%、35%又は40%である。補足的実施形態又は代替の実施形態において、活性成分の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、15%、20%、25%、30%、35%又は40%未満である。なお別の実施形態において、活性成分の(最終チュアブル製品に対する)重量比百分率は、1%と40%との間の任意の範囲である。
活性成分は、機能的成分、例えば、医薬、栄養剤(ビタミン類及び/又は無機質)、植物化合物などの機能性食品、呼気清浄剤、オーラルケア薬剤、プロバイオティック材料、プレバイオティック材料、喉ケア薬剤並びにこれらの組合せなどであってもよい。
有用な薬物の例としては、ACEインヒビター、鎮痛薬、抗狭心症薬物、抗不整脈薬、抗コレステロール薬、鎮痛薬、麻酔薬、抗痙攣薬、抗鬱薬、抗糖尿病薬、下痢止め調製物、解毒薬、抗ヒスタミン薬、降圧薬物、抗炎症剤、抗脂質剤、抗躁薬、抗嘔吐薬、抗卒中剤、抗甲状腺調製物、抗腫瘍薬物抗ウイルス剤、ニキビ薬物、アルカロイド類、アミノ酸調製物、鎮咳薬、抗尿酸血症薬物、抗ウイルス薬物、同化作用調製物、全身性及び非全身性の抗感染薬剤、抗新生物薬、抗パーキンソン薬剤、抗リウマチ薬剤、食欲刺激薬、生物応答改変剤、血液改変剤、骨代謝調節薬、心臓血管薬剤、中枢神経系刺激薬、コリンエステラーゼヒンヒビター、避妊薬、うっ血除去薬、食事補助薬、ドパミンレセプターアゴニスト、子宮内膜症管理薬、酵素、勃起不全治療薬、妊娠促進剤、胃腸薬剤、ホメオパシーレメディ、ホルモン、高カルシウム血症及び低カルシウム血症管理薬剤、免疫調節薬、免疫抑制薬、偏頭痛調製物、乗り物酔い処置薬、筋肉弛緩薬、肥満管理薬剤、骨粗鬆症調製物、子宮収縮剤、副交感神経抑制薬、副交感神経興奮薬、プロスタグラジン、精神治療薬剤、呼吸薬剤、鎮静剤、ブロモクリプチン又はニコチンなどの禁煙補助薬、交感神経抑制薬、腫瘍調製物、尿管薬剤、血管拡張剤、緩下剤、制酸約、イオン交換樹脂、解熱薬、食欲抑制薬、去痰薬、抗不安剤、抗潰瘍剤、抗炎症物質、冠状動脈拡張薬、大脳拡張薬、末梢血管拡張薬、向神経薬、刺激薬、降圧薬物、血管収縮薬、偏頭痛治療薬、抗生物質、トランキライザー、抗精神薬、抗腫瘍薬物、抗凝集薬、抗血栓薬物、睡眠薬、制吐薬、抗嘔吐薬、抗痙攣薬、神経筋薬物、高血糖薬剤及び低血糖薬剤、甲状腺調製物及び抗甲状腺調製物、利尿薬、鎮痙薬、テリン弛緩剤(terine relaxants)、抗肥満薬物、赤血球形成薬物、抗喘息薬、咳抑制薬、粘液溶解薬、DNA及び遺伝子改変薬物、並びにこれらの組合せが挙げられる。実施形態における使用のための他の薬物活性成分は、下痢止め薬、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬、うっ血除去薬、ビタミン類、無機質類及び呼気正常剤が含まれ得る。本書中での使用のために、以下もまた企図される:抗不安薬;抗精神薬;非ステロイド性抗炎症薬(NSAID’s)、抗ヒスタミン薬;制吐薬;気管支拡張薬;抗鬱薬;抗偏頭痛薬;抗アルツハイマー剤などのACEインヒビター、d CaH−アンタゴニスト、ならびにこれらの組合せ。
種々の栄養補助食品もまた、活性成分として使用され得、事実上任意のビタミン又は無機質を含む。例えば、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB、ビタミンB12、チアミン、リボフラビン、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ベータ‐カロテン、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素、鉄、銅、ヨウ素、亜鉛、セレン、マンガン、コリン、クロム、モリブデン、フッ素、コバルト及びこれらの組合せが、使用され得る。
種々の生薬もまた、種々の医学的特性又は食事補助特性を有する活性成分として使用され得る。生薬は、一般に、医学的に使用されるか又は香りづけで使用される、芳香性の植物又は植物部分及び/又はその抽出物である。好適な生薬は、単体で又は種々の混合物で使用され得る。一般的に使用される薬草としては、エキナセア(Echinacea)、ゴールデンシール(Goldenseal)、カレンデュラ、ローズマリー、タイム、カバカバ、アロエ、ブラッドルート(Blood Root)、グレープフルーツ種抽出物、ブラックコホッシュ(Black Cohlosh)、チョウセンニンジン(Ginseng)、ガラナ、クランベリー、イチョウ(Gingko Biloba)、セントジョーンズワート、マツヨイグサ(Evening Primrose)オイル、ヨヒンベ(Yohimbe Bark)、緑茶、麻黄(Ma Huang)、マカ(Maca)、ビルベリー、ルテイン、及びこれらの組合せが挙げられる。
ミクロ栄養素(やはり活性成分として考えられる)は、所望の効果を得るためにマクロ栄養素と比較して少量しか必要としないが生物に栄養的によい影響を有する物質を含み得、タンパク質、炭水化物及び脂肪などである。ミクロ栄養素としては、ビタミン、無機質、酵素、植物化合物、抗酸化剤及びこれらの組合せが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、ビタミン類は、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE及びビタミンK並びにこれらの組合せなどの脂溶性ビタミン類を含み得る。いくつかの実施形態において、ビタミン類は、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンB群(チアミン又はB、リボフラビン又はB、ナイアシン又はB、ピリドキシン又はB、葉酸又はB、シアノコバラミン又はB12、パントテン酸、ビオチン)及びこれらの組合せなどの水溶性ビタミンを含み得る。
いくつかの実施形態において、無機質としては、限定されないが、ナトリウム、マグネシウム、クロム、ヨウ素、鉄、マンガン、カルシウム、銅、フッ素、カリウム、リン、モリブデン、セレン、亜鉛及びこれらの組合せが挙げられ得る。
いくつかの実施形態において、ミクロ栄養素としては、限定されないが、L−カルニチン、コリン、補酵素Q10、アルファ‐リポ酸、オメガ−3−脂肪酸、オメガ−6−脂肪酸、ペプシン、フィターゼ、トリプシン、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ及びこれらの組合せが挙げられ得る。
別のクラスの活性成分は、抗酸化剤である。抗酸化剤は、フリーラジカルを除去する物質を含み得る。いくつかの実施形態において、抗酸化剤としては、限定されないが、アスコルビン酸、クエン酸、ローズマリーオイル、ビタミンA、ビタミンE、リン、トコフェロール、ジ−アルファ−トコフェロールホスフェート、トコトリエノール類(tocotrienois)、アルファリポ酸、ジヒドロリポ酸、キサントフィル、ベータクリプトキサンチン、リコペン、ルテイン、ゼアキアサンチン、アスタキサンチン、ベータ‐カロテン、カロテン類、混合カロテノイド、ポリフェノール類、フラボノイド類、及びこれらの組合せが挙げられ得る。
いくつかの実施形態において、植物化合物としては、以下が挙げられ得るが、これらに限定されない:カロテノイド、クロロフィル、クロロフィリン、繊維、フラボノイド類、アントシアニン類、シアニジン、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジン、ペツニジン、フラバノール類、カテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート(EGCG)、テアフラビン類、テアルビジン類、プロアントシアニン類、フラバノール類、クアルセチン(qauercetin)、ケンプフェロール、ミリセチン、イソハムネチン、フラボノネスエスペレチン(flavononeshesperetin)、ナリンゲニン、エリオジクチオール、タンゲレチン、フラボン類、アピゲニン、ルテオリン、リグナン、フィトエストロゲン、レスベラトロール、イソフラボン類、ダイゼイン、ゲニステイン、グリシテイン、ダイズイソブラボン類、及びこれらの組合せ。
チュアブル製品はまた、保存料及び/又は着色剤をも含み得る。
本発明は、本発明の範囲を限定するのではなく本発明を説明するために示された以下の実施例を参照することにより、より容易に理解されるであろう。
実施例I−ソルビトールを安定化剤として有する蜂蜜ガム
ゼラチン(30.2g)を湯(30.0g、約70℃にて)で水和し、次いで、冷ました。一旦水和したゼラチンを、室温で冷まし、ソルビトール(8.9g)を溶液に加えた。
別の容器中で、乾燥蜂蜜(177.3g、05%未満の水分を有する)を、完全な液化をもたらす温度(96℃)にて加熱した。同時に、グルコース42DE(76.0g)を、115℃の温度にて加熱した。
液化蜂蜜を、加熱したグルコースに加え、得られた混合物を、均質な混合物に達するまで混合した。蜂蜜−グルコース混合物の温度を、115℃に保った。
ゼラチン溶液を、蜂蜜−グルコース混合物(まだ115℃である)に加えた。得られた混合物を、ゼラチン溶液が完全に溶解するまで、ゆっくりと混合した。
28inHgの減圧を、このゼラチン−蜂蜜−グルコース混合物に供し、製品の水分を低下させ、潜在的な気泡を消滅させた。
減圧を除去し、風味料(0.6g)を加えた。得られた混合物を、ゆっくりと混合し、気泡の導入を避けた。
得られた混合物を、型に注ぎ、室温まで冷ました。
表1.実施例Iの蜂蜜グミ(323gのバッチサイズ)の成分内訳(百分率)。
Figure 0006617100
実施例II−液体蜂蜜を用いるプロセス
ゼラチン(30.5g)を水(61.7g)で水和した。水和したゼラチンを、次いで室温で液化蜂蜜と混合した(262.4g、10%を超える水分を有する)。得られた混合物を、フラスコ内に入れ、減圧下で沸騰させた。減圧下でのゼラチン再結晶によりグミ製品は得られず、製品は硬く、噛めない食感であった。
ゼラチン(30.2g)を、水(60.4g)で水和した。液体蜂蜜を、解放容器中で華氏250度の温度にした。一旦この温度に達したら、これを維持し、ゼラチンを加えて均質に混合するまで撹拌した。得られた混合物は正しいゲルを形成せず、グミ製品は得られなかった(例えば、流れてしまい、固体グミにならなかった)。蜂蜜は焦げた。
ゼラチン(30.2g)を、水(60.4g)で水和した。液愛蜂蜜を、解放容器中で華氏250度の温度にした。ゼラチンを加えて均質に混合するまで撹拌した。得られた混合物を、型に流し入れた。得られた混合物は正しいゲルを形成せず、グミ製品は得られなかった(例えば、流れてしまい、固体グミにならなかった)。
ゼラチン(30.2g)を、水(60.4g)で水和した。液愛蜂蜜を、解放容器中で華氏250度の温度にし、ソルビトール(8.9g)を水和ゼラチンに加えた。ゼラチン−ソルビトール混合物を蜂蜜に加え、均質に混合するまで撹拌した。得られた混合物を、型に流し入れた。得られた混合物は正しいゲルを形成せず、グミ製品は得られなかった(例えば、流れてしまい、固体グミにならなかった)。蜂蜜は焦げた。
実施例III−液体蜂蜜とグルコースとの組み合わせを用いたプロセス
この例において、蜂蜜の焦げを防ぐ試みにおいて、処方を、蜂蜜の部分的置き換えとしてグルコースを含むようにした。より具体的には、ゼラチンを水和し、ソルビトールで補強した。グルコース及び蜂蜜を合わせて、沸騰させた。ゼラチン溶液を、グルコース‐蜂蜜溶液と混合した。得られた混合物を、型に注ぎいれた。このプロセスの結果を、表2に提示する。
表2.グルコースと蜂蜜の間に種々の比を用いた実施例IIIに記載されるプロセスによって得られる最終製品の特長。グルコース及び蜂蜜の百分率は、最終製品(例えば、1つのグミ)の全重量に基づく。
Figure 0006617100
実施例IV−脱水蜂蜜とグルコースとゼラチンとの組み合わせを用いるプロセス
下の表3は、本実施例に記載される処理された構成要素の第1部及び第2部を提供する。
プロセスA.第2部は、水(華氏約155〜160度)をゼラチン結晶に添加することによって調製される。これを、次いで、外して冷やした。一旦混合物を冷却し、ゼラチンが水和した後、均質な最終製品を確実にするために、第1部への添加の前にこれを小片に砕いてもよい。第1部を、華氏250度の温度まで加熱し、一旦有意なだけの粘性が生じた後、これを熱から除いて第2部を加え、均質な製品が達成されるまで撹拌する。次いで、この混合物を、型に注ぎ込む。この製品は静置されるが、しかし、製品を不安定にする過剰量の水が存在する。また、蜂蜜のいたるところに焦げた粒子があり、風味は焦げた/カラメル化したものになっている。
プロセスB.第2部を、水(華氏約155〜160度)をゼラチン結晶に添加することによって調製する。次いで、これを外して冷やした。一旦混合物を冷却し、ゼラチンが水和した後、均質な最終製品を確実にするために、第1部への添加の前にこれを小片に砕いてもよい。第1部を、華氏250度の温度まで加熱し、連続的に撹拌して、この混合物が華氏250度を超えないようにした。一旦有意なだけの粘性が生じた後、これを熱から除いて第2部を加え、均質な製品が達成されるまで撹拌する。次いで、この混合物を、型に注ぎ込む。この製品は静置され、過剰量の水はより少なくしか存在しなかったが、なお製品は不安定であった。また、さらなる注意を払ったにもかかわらず、最終製品中には焦げた粒子があり、明らかに焦げた/カラメル化した味がする。
プロセスC.第2部を、水(華氏約155〜160度)をゼラチン結晶に添加することによって調製する。次いで、これを外して冷やした。一旦混合物を冷却し、ゼラチンが水和した後、均質な最終製品を確実にするために、第1部への添加の前にこれを小片に砕いてもよい。第1部を、華氏250度の温度まで加熱し、連続的に撹拌して、この混合物が華氏250度を超えないようにした。一旦有意なだけの粘性が生じた後、これを熱から除いて第2部を加え、均質な製品が達成されるまで撹拌する。次いで、この混合物を、型に注ぎ込む。最終製品の上面及び縁においれ視認できる過剰な「液体」は存在しなかった。しかし、この製品はなお焦げた/カラメル化した風味を有した。焦げた粒子は、より少なかった。
プロセスD.第2部を、水(華氏約155〜160度)をゼラチン結晶に添加することによって調製する。次いで、これを外して冷やした。一旦混合物を冷却し、ゼラチンが水和した後、(均質な最終製品を確実にするために、)第1部への添加の前にこれを小片に砕いてもよい。第1部を、華氏250度の温度まで加熱し、連続的に撹拌して、この混合物が華氏250度を超えないようにした。一旦有意なだけの粘性が生じた後、これを熱から除いて第2部を加え、均質な製品が達成されるまで撹拌する。次いで、この混合物を、型に注ぎ込む。最終製品が得られた(例えば、視認できる水は存在しなかった)。しかし、なおわずかに焦げた/カラメル化した味がある。焦げた粒子は、存在しない。
プロセスE.第2部を、水(華氏約155〜160度)をゼラチン結晶に添加することによって調製する。次いで、これを外して冷やした。一旦混合物を冷却し、ゼラチンが水和した後、均質な最終製品を確実にするために、第1部への添加の前にこれを小片に砕いてもよい。第1部を、華氏250度の温度まで加熱した。一旦この温度に達すると、これを熱から除いて第2部を加え、均質な製品が達成されるまで撹拌する。次いで、この混合物を、型に注ぎ込む。最終製品はゲル化し、よい風味を有する(焦げた風味も焦げた粒子もない)。
プロセスF.第2部を、水(華氏約155〜160度)をゼラチン結晶に添加することによって調製する。次いで、これを外して冷やした。一旦混合物を冷却し、ゼラチンが水和した後、均質な最終製品を確実にするために、第1部への添加の前にこれを小片に砕いてもよい。第1部を、華氏250度の温度まで加熱した。一旦この温度に達すると、これを熱から除いて第2部を加え、均質な製品が達成されるまで撹拌する。次いで、この混合物を、型に注ぎ込む。最終製品はゲル化し、よい風味を有する。焦げた風味も焦げた粒子もない。
表3.実施例IIIにおいて記載されるプロセスによって、グルコースと蜂蜜との間の異なる比率を用いて得られる最終製品の特徴グルコースと蜂蜜との百分率は、最終製品(例えば、1つのグミ)の総重量に基づく。
Figure 0006617100
実施例V−蜂蜜、グルコース、スクロース及びペクチンを用いるプロセス
この実施例において、600gのバッチのチュアブル製品が製造された。
第1部構成要素(スクロース(30g)及びペクチン(7.5g))を、計量して均質に混合する。第2部構成要素(蜂蜜(168.8g、10%を超える水分を有する)及びスクロース(97.9g))を、70〜85℃まで加熱し、撹拌して、スクロースを完全に溶解させる。第3部構成要素(水(140.6g)、グルコース(140.6g)及びクエン酸ナトリウム(10.1g))を、およそ100〜105℃にて軽く沸騰させ、第1部構成要素を加える。得られた混合物を、絶え間なく撹拌して、約110〜120℃にて完全に沸騰させる。
第2部及び第3部構成要素を同じ温度(約110〜120℃)にし、合わせて、均質な混合物を達成する。熱を取り除き、第4部構成要素(クエン酸(50%溶液、10.1g))を、所望の場合色素及び香料と共に加える。
型に入れる前に、合わせた混合物は、事前ゲル化を防ぐために、70℃を超える温度に保たれなければならない。得られた混合物は、ここで、型に入れられ得る。一旦冷めたら、型から外し、所望の食感になるまで「硬化させる/固まらせる」。所望の場合、被膜を提供するために、この製品に仕上げ剤を添加してもよい。
VI−蜂蜜、グルコース、スクロース、ペクチン及びゼラチンを用いるプロセス
第4部構成要素(ゼラチン(36g)及び水(54g)を混合し、約60〜70℃の温度にする。この実施例において、ゼラチンを完全に溶解させる(例えば、混合物が白濁から透明になる)のに約1時間かかる。第1部成分(スクロース(16.2g)及びペクチン(1.8g))を計量し、均質に混合した。第2部成分(蜂蜜(177.12g、10%を超える水分を有する)及びスクロース(65.4g))を、約70〜85℃まで加熱し、撹拌して、スクロースを完全に溶解させる。第3部成分(水(137.8g)、グルコース(98.4g)、クエン酸ナトリウム(33%溶液、0.7g))を、およそ100〜105℃にて軽く沸騰させ、第1部成分を加える。得られた混合物を絶え間なく撹拌し、約110〜120℃にて完全に沸騰させる。
第2部及び第3部成分を、同じ温度(110〜120℃)にし、合わせて、均質な混合物を達成する。この混合物が約100℃に達したら熱を除き、第4部成分を加え、均質になるまで混合する。第5部成分(クエン酸溶液(50%溶液、12.3g)を、所望される場合色素及び香料と共に加えてもよい。得られた混合物は、ゲルの形成を避けるため、約75℃を超える温度に保たれる。近混合物を、ここで、型に入れてもよい。一旦冷めてから、得られたチュアブル製品を型から外し、所望の食感になるまで「硬化させる/固まらせる」。所望の場合、被膜を提供するために、この製品に仕上げ剤を添加してもよい。
本発明は、その特定の実施形態と結び付けて記載されているが、特許請求の範囲は、実施例に示される好ましい実施形態に限定されるべきではなく、全体の記載と矛盾しない最も広い解釈を与えられるべきであると理解されるであろう。

Claims (21)

  1. チュアブル製品を製造するためのプロセスであって、
    前記プロセスは、
    a)
    i)蜂蜜を実質的に脱水し、乾燥蜂蜜を得ること,又は蜂蜜を第1炭水化物によって補強し、補強蜂蜜を得ること,及び
    ii)前記乾燥蜂蜜又は前記補強蜂蜜を加熱して、加熱し液化した蜂蜜組成物を得ること
    によって得られる、前記加熱し液化した蜂蜜組成物を提供すること,
    b)沸騰した液体グルコース組成物と前記加熱し液化した蜂蜜組成物を合わせ、第1混合物を得ること,
    c)少なくとも1種のゲル化剤であって、ペクチン、ゼラチン及びペクチンとゼラチンとの混合物から成る群より選択される前記ゲル化剤を、前記第1混合物に添加し、第2混合物を得ること,並びに
    d)前記第2混合物を周囲温度まで冷まして、前記チュアブル製品を得ること,
    を含み、
    工程b)の後に前記第2混合物を沸騰させることを避ける、前記プロセス。
  2. 前記第1炭水化物は、二糖類である、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記二糖類は、スクロースである、請求項2に記載のプロセス。
  4. 前記ゲル化剤は、ペクチンを含むか又はペクチンから成り、並びに、前記プロセスは、沸騰している前記第1混合物にペクチンを添加することをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロセス。
  5. 工程b)の前に、前記液体グルコース組成物をゲル化遅延剤と混合することをさらに含む、請求項4に記載のプロセス。
  6. 工程c)の前に、ペクチンを第2炭水化物と混合することをさらに含む、請求項4又は5に記載のプロセス。
  7. 前記第2炭水化物は、二糖類である、請求項6に記載のプロセス。
  8. 前記二糖類は、スクロースである、請求項7に記載のプロセス。
  9. 前記ゲル化剤は、ペクチンとゼラチンとから成る、請求項4〜8のいずれか1項に記載のプロセス。
  10. 沸騰した前記第1混合物に、非水和形態のゼラチンを含む懸濁液を添加することをさらに含む、請求項9に記載のプロセス。
  11. 前記ゲル化剤は、ゼラチンから成る、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロセス。
  12. 沸騰した前記第1混合物に、ゼラチンを水和形態で添加することをさらに含む、請求項11に記載のプロセス。
  13. 水溶液とゼラチンとを合わせてゼラチン混合物を得、ゲル化混合物を加熱してゼラチンを前記水和形態で得ることをさらに含む、請求項12に記載のプロセス。
  14. 前記ゼラチン混合物を、約50℃〜約75℃の温度まで加熱することをさらに含む、請求項13に記載のプロセス。
  15. 前記液体グルコース組成物は、グルコースと水とから本質的に成る、請求項11〜14のいずれか1項に記載のプロセス。
  16. 工程i)の脱水蜂蜜又は前記補強蜂蜜を、約94℃〜約100℃の温度まで加熱することをさらに含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載のプロセス。
  17. 工程b)の前に、前記液体グルコース組成物を、約105℃〜約122℃の間の温度まで加熱することをさらに含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載のプロセス。
  18. 風味添加剤を前記第1混合物、前記第2混合物及び/又は前記ゲル化剤と合わせる工程をさらに含む、請求項1〜17のいずれか1項に記載のプロセス。
  19. 活性成分を前記第1混合物、前記第2混合物及び/又は前記ゲル化剤と合わせる工程をさらに含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載のプロセス。
  20. 工程d)の前に、前記第2混合物に減圧を適用することをさらに含む、請求項1〜19のいずれか1項に記載のプロセス。
  21. 請求項1〜20のいずれか1項に記載のプロセスによって得られる、チュアブル製品であって、蜂蜜、グルコース、スクロース、並びにペクチン、ゼラチン及びペクチンとゼラチンとの混合物から成る群より選択される少なくとも一つの前記ゲル化剤を含む、チュアブル製品。
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