JP6614593B1 - 電気部材の取付け方法及び電気部材設置用ベースマウント - Google Patents

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Abstract

【課題】壁等の施工面に対して略同一面上に電気部材を取り付けることが可能な電気部材の取付け方法及び電気部材設置用ベースマウントを提供する。【解決手段】施工面1に開設した埋め込み孔1aに取り付けられる電気部材10の取付け方法であって、開口窓23が形成された背面部22を備えて前記電気部材10の全てを内部に収納する箱状部21と、パンチングシート状又は網状の外周鍔部24と、を備えるベースマウント20を有する。ベースマウント20の前記箱状部21を、前記施工面表側から前記埋め込み孔1aに嵌合し、前記ベースマウント20の前記箱状部21内に収納された前記電気部材10は、前記背面部22の前記開口窓23から前記施工面裏の電線と接続され、前記ベースマウント20の前記外周鍔部24を前記施工面表面と略同一面上に接着固定する。【選択図】図4

Description

本発明は、電気部材の取付け方法及び電気部材設置用ベースマウントに関し、特に、壁等の施工面に対して略同一面上に電気部材を取り付けることが可能な電気部材の取付け方法及び電気部材設置用ベースマウントに関する。
一般に、壁面等の施工面に一部を埋め込んだ形で施工面に固定される埋込型の配線器具等の電気部材を施工する際に、施工面において電気部材を埋め込むために形成された埋込穴を覆うため、プレート枠と化粧プレートが取り付けられている。
この種のプレート枠と化粧プレートは電気部材を施工面に固定するために所定の厚さを有する板状体により構成されている。そのため、壁面等の施工面から数mmから数十mm程度凸状に突出して形成されている。
特許第3724380号公報
ところで、高級感のある建物内では、例えば、白い壁や白い天井が一面に広がった空間であるほうが、より一層高級感を高めることができる。しかしながら、壁や天井にこうした電気部材による突起があると、この突起によって見た目の美しさが低減してしまうという問題がある。近年、壁等の施工面にはコンセント、インターフォン、各種モニター、タブレット型パーソナルコンピュータ、天井面に設置されるダウンライト等の照明など、様々な電気部材が設置される。これらの電気部材は、可能な限り壁等の施工面に溶け込むデザインとすることが見た目に美しく望ましい。
本発明は、このような問題等に鑑みて、施工面に対して突出することがなく、施工面と略同一面上に電気部材を取り付けることが可能な電気部材の取付け方法及び電気部材設置用ベースマウントを提供することを目的とする。
本発明の電気部材の取付け方法は、施工面1に開設した埋め込み孔1aに取り付けられる電気部材10の取付け方法であって、開口窓が形成された背面部を備えて前記電気部材10の全てを内部に収納する箱状部と、パンチングシート状又は網状の外周鍔部と、を備えるベースマウント20、20A、60であって、前記背面部に相当する背面部材61と、前記箱状部を構成する側壁部63a及び前記外周鍔部に相当し、矩形に組み立てることにより箱状を成す複数の折板部材63と、により構成され、前記背面部材61及び前記複数の折板部材63が分離可能に構成される前記ベースマウントを有し、前記ベースマウント20、20A、60の前記箱状部を、前記施工面表側から前記埋め込み孔1aに嵌合し、前記ベースマウント20、20A、60の前記箱状部内に収納された前記電気部材10は、前記背面部の前記開口窓から前記施工面裏の電線と接続され、前記ベースマウント20、20A、60の前記外周鍔部を前記施工面表面と略同一面上に接着固定することを特徴とする。
前記外周鍔部の総面積は、前記背面部の面積以上としてもよい。
前記ベースマウント20、20A、60の前記外周鍔部の少なくとも外周と前記施工面1の表面とを網状粘着テープ50で固定して、前記ベースマウント20、20A、60の前記外周鍔部と前記施工面表面とをより平滑に略同一面を成すよう仕上げてもよい。
前記ベースマウント20、20A、60の前記外周鍔部及び前記網状粘着テープ50上を塗装材料で塗装してもよい。
前記電気部材10に対して前記施工面1と反対側の面に重ね合わせた形で分離可能に係着される化粧プレート15と、当該化粧プレート15の表面に分離可能に係着されるカバーパネル16の全てを前記ベースマウント20、20A、60の前記箱状部内に収納し、かつ、カバーパネル16を係着することにより、前記施工面表面とカバーパネル16とが略同一面を成してもよい。
前記ベースマウント20、20A、60は、前記箱状部の開口下端部に、前方に向かって下向きに斜めに形成された傾斜部を有するよう構成してもよい。
本発明の電気部材設置用ベースマウント20、20A、60は、施工面1に開設した埋め込み孔1aに取り付けられる電気部材10を設置するためのベースマウントであって、開口窓が形成された背面部を備えて前記電気部材10の全てを内部に収納する箱状部であって、前記施工面表側から前記埋め込み孔1aに嵌合される前記箱状部と、前記施工面表面と略同一面上に接着固定されるパンチングシート状又は網状の外周鍔部と、を備え、前記背面部に相当する背面部材61と、前記箱状部を構成する側壁部63a及び前記外周鍔部に相当し、矩形に組み立てることにより箱状を成す複数の折板部材63と、により構成され、かつ、前記背面部材61及び前記複数の折板部材63が分離可能に構成され、前記箱状部内に収納された前記電気部材10は、前記背面部の前記開口窓から前記施工面裏の電線と接続されることを特徴とする。
前記外周鍔部の総面積は、前記背面部の面積以上としてもよい。
前記外周鍔部が前記施工面1と略同一面上に接着固定された後に、当該外周鍔部の少なくとも外周と前記施工面1の表面とが網状粘着テープ50で固定されて、前記外周鍔部が前記施工面表面とより平滑に略同一面と成すよう仕上げてもよい。
前記外周鍔部及び前記網状粘着テープ50上を塗装材料17で塗装してもよい。
前記箱状部は、前記電気部材10に対して前記施工面1と反対側の面に重ね合わせた形で分離可能に係着される化粧プレート15と、前記化粧プレート15の表面に分離可能に係着されるカバーパネル16の全てを内部に収納し、前記カバーパネル16を前記化粧プレート15に係着することにより、前記施工面表面とカバーパネル16とが略同一面を成すよう構成してもよい。
前記箱状部の開口下端部に、前方に向かって下向きに斜めに形成された傾斜部を有してもよい。
本発明の電気部材の取付け方法によれば、壁等の施工面に対して突出することがなく、施工面と略同一面上に電気部材を取り付けることが可能になる。
本発明の電気部材設置用ベースマウントによれば、壁等の施工面に対して突出することがなく、施工面と略同一面上に電気部材を取り付けることが可能になる。
本実施形態による電気部材設置用ベースマウント20の平面図である。 図1に示す平面図の破線部で囲まれた要部Aの拡大図である。 ベースマウント20の斜視図である。 ベースマウント20の使用例を示す分解斜視図である。 電気部材10の一例を示す平面図であり、(A)はコンセント11の平面図、(B)は取付け枠12の平面図である。 (A)はアジャスタプレート13の平面図であり、(B)は固定部材40の一例である固定枠41の平面図である。 施工面1に嵌合したベースマウント20にアジャスタプレート13と電気部材10を収納した状態を示す平面図である。 ベースマウント20にアジャスタプレート13、電気部材10、化粧プレート15及びカバーパネル16を収納した状態を示す要部断面概略図である。 図8に示す要部断面概略図の破線部で囲まれた領域Aの拡大図である。 (A)は、施工面1への設置を示す説明図である。(B)は、設置完了後の状態を示す外観図である。 他の実施例1による電気部材設置用ベースマウント20Aの斜視図である。 他の実施例2による電気部材設置用ベースマウント60の平面図である。 ベースマウント60の組立て説明図である。 アルミ押し出し材80の概略説明図である。 エンボス状の領域とパンチングシート状又は網状の領域とを有する外周鍔部64を備えるベースマウント60の平面図である。 アルミ押し出し材80の概略説明図である。
本発明の電気部材の取付け方法及び電気部材設置用ベースマウントの実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その効果を奏する限りにおいて種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
本実施形態では、電気部材として各種電気機器を商用電源に接続するためのコンセントを示すが、電気機器と商用電源との接続をON/OFFするためのスイッチ、TVアンテナとTV受像機とを接続するためのアンテナ端子、電話機の接続端子、マルチメディア端子、インターフォン、各種モニター、タブレット型パーソナルコンピュータ、天井面に設置されるダウンライト等の照明など、壁、天井、床、家具等の施工面に対して設置される種々の電気部材に対して本発明は適用可能である。
図1は、本実施形態による電気部材設置用ベースマウント20の平面図、図2は図1に示す平面図の破線部で囲まれた要部Aの拡大図、図3はベースマウント20の斜視図、図4はベースマウント20の使用例を示す分解斜視図である。
本実施形態の電気部材設置用ベースマウント20(以下、「ベースマウント20」という。)は、壁、天井、床、家具等の施工面1に開設した埋め込み孔1aに取り付けられる電気部材10を設置するためのベースマウント20である。ベースマウント20は、開口窓23が形成された背面部22を備えて電気部材10の全てを内部に収納する箱状部21であって、施工面表側から埋め込み孔1aに嵌合される箱状部21と、施工面表面と略同一面上に接着固定されるパンチングシート状又は網状の外周鍔部24と、を備える。箱状部21内に収納された電気部材10は、背面部22の開口窓23から施工面裏の電線と接続される。
そして、電気部材10に設けられたネジ挿通孔10bにネジ2を挿通し、当該ネジ2をベースマウント20の背面部22に設けられたネジ挿通孔22bに挿通し、さらに当該ネジ2を施工面1の裏側に設置された固定部材40に設けられたネジ挿通孔40bに挿通して螺合することにより、電気部材10及びベースマウント20と、固定部材40と、で施工面1を挟持して、電気部材10と共に施工面1に固定される。
ベースマウント20の箱状部21は、壁、天井、床、家具等の施工面1に開設した埋め込み孔1aに嵌合される。ベースマウント20の箱状部21は、開口窓23が形成された背面部22を備え、当該背面部22には、ネジ挿通孔22b、22cが設けられている。箱状部21は、背面部22を含め、金属材又は合成樹脂(例えばABS樹脂)により構成される。
ベースマウント20の箱状部21の縁の外周には、パンチングシート状又は網状の金属製又は合成樹脂(例えばABS樹脂)製の鍔部(外周鍔部24)を備える。具体的には、ベースマウント20の箱状部21の外周囲の縁部21a上に覆いかぶさるように外周鍔部24が設けられる。このような構成により、ベースマウント20の箱状部21の縁部21a上は、エンボス状に構成される。言い換えれば、ベースマウント20の外周鍔部24は、外側領域24aがパンチングシート状又は網状に構成され、内側領域24bがエンボス状に構成される(図2)。
本実施形態の箱状部21内には、アジャスタプレート13、電気部材10、化粧プレート15、カバーパネル16が順に収納される。そして、外周鍔部24が施工面1と略同一面に張り付けられることにより、カバーパネル16と施工面1とが同一面上に構成される。
図5は、電気部材10の一例を示す平面図であり、(A)はコンセント11の平面図、(B)は取付け枠12の平面図である。
本実施形態では、コンセント11及び当該コンセントの取付け枠12を電気部材10の一例として採用した。コンセント11と取付け枠12を重ね合わせて、コンセント11に設けたネジ挿通孔11dと、取付け枠12に設けたネジ挿通孔12dにネジ4を挿通して螺合する。これにより、コンセント11と取付け枠12を一体化して電気部材10とする。なお、コンセント11及び取付け枠12は市販されている汎用品を用いることができる。コンセント11と取付け枠12とが一体となった汎用品を用いてもよい。
施工面1の裏側には、固定部材40の一例としての合成樹脂(例えばABS樹脂)又は金属材からなる配線ボックス42が設置され電気部材10に必要な電線が収納されている。箱状部21内に収納された電気部材10は、背面部22に備えた開口窓23から施工面裏の配線ボックス42に収納された電線と接続される。
さらに、本実施形態では金属製又は合成樹脂(例えばABS樹脂)製のアジャスタプレート13と、固定部材40の一例としての金属製又は合成樹脂(例えばABS樹脂)製の固定枠41を備える。図6(A)はアジャスタプレート13の平面図であり、(B)は、固定部材40の一例である固定枠41の平面図である。配線ボックス42及び固定枠41は市販されている汎用品を用いることができる。配線ボックス42と固定枠41とが一体となった製品でもよい。
図7は、施工面1に嵌合したベースマウント20にアジャスタプレート13と電気部材10を収納した状態を示す平面図である。
アジャスタプレート13には、ネジ挿通孔13cが設けられており、ベースマウント20の背面部22には、ネジ挿通孔22cが設けられており、固定部材40の固定枠41には、ネジ挿通孔41cが設けられている。アジャスタプレート13をベースマウント20の箱状部21内に収納し、アジャスタプレート13のネジ挿通孔13cにネジ3を挿通し、当該ネジ3が、ベースマウント20の背面部22のネジ挿通孔22cに挿通される。ネジ3は、さらに施工面1裏の固定部材40のネジ挿通孔41cに挿通され螺合される。
そして、電気部材10をアジャスタプレート13の上からベースマウント20の箱状部21内に収納し、電気部材10に設けたネジ挿通孔10b、すなわち、コンセント11に設けたネジ挿通孔11bにネジ2を挿通する。
そして、当該ネジ2が、アジャスタプレート13に設けたネジ挿通孔13b及びベースマウント20の背面部22のネジ挿通孔22bに挿通される。ネジ2は、さらに施工面1裏の固定部材40のネジ挿通孔40b、すなわち、固定枠41に設けたネジ挿通孔41b及び配線ボックス42に設けたネジ挿通孔42bに挿通され螺合される。これにより、電気部材10及びベースマウント20と、固定部材40とで施工面1を挟持して、電気部材10及びベースマウント20及び固定部材40が施工面1に固定される。
図8は、ベースマウント20に、アジャスタプレート13、電気部材10、化粧プレート15及びカバーパネル16を収納した状態を示す要部断面概略図であり、図9は、図8に示す要部断面概略図の破線部で囲まれた領域Aの拡大図である。
ネジ挿通孔13c、22c、41cに挿通されたネジ3は、アジャスタボルトとして機能する。ネジ3の螺合量を調節することで、アジャスタプレート13とベースマウント20の背面部22との間隙(図9中矢印で示す)の調整を行うことができる。これにより、壁等の施工面1の厚さの違い、電気部材10の厚さの違い等に対応できるようになっており、電気部材10を安定して取り付けることができる。
さらに、ベースマウント20の外周鍔部24の内側領域24bを抜けのないエンボス状に構成したので、例えば、施工面1に埋め込み孔1aを形成した際などに、施工面1と箱状部21との間に隙間70(図8)が生じた場合であっても、外周鍔部24で埋め込み孔1aを確実に覆うことができる。
さらに、本実施形態では、電気部材10に対して施工面1と反対側の面に重ね合わせた形で分離可能に係着される化粧プレート15と、当該化粧プレート15の表面に分離可能に係着されるカバーパネル16の全てをベースマウント20の箱状部21内に収納するよう構成した。化粧プレート15は、合成樹脂(例えばABS樹脂)又は金属材により構成される。また、化粧プレート15には電気部材10の機能部分を露出する開口窓15aが設けられている。化粧プレート15は市販されている汎用品を用いることができる。
カバーパネル16は、合成樹脂(例えばABS樹脂)又は金属材により構成される。カバーパネル16を化粧プレート15に係着することにより、施工面表面とカバーパネル16とが略同一面を成すよう構成される。カバーパネル16により、より一層電気部材10の存在感を消して外観を美しくすることができる。
カバーパネル16を化粧プレート15の表面に係着する方法として、例えば、化粧プレート15及びカバーパネル16の一方に磁石を備え、他方に磁石に引き寄せられる鉄板、磁石等の磁性体を備える。磁力によりカバーパネル16を化粧プレート15に着脱可能に構成する。これにより、電気部材10を使用するときはカバーパネル16を外し、使用しないときにはカバーパネル16を装着して電気部材10を全て隠すことが可能になる。
さらに、ベースマウント20の外周鍔部24の少なくとも外周を施工面1に網状粘着テープ50で固定する。ベースマウント20の外周鍔部24の全面を網状粘着テープ50で覆ってもよい。網状粘着テープ50は、例えば、壁や天井等の施工面の破損孔の補修に用いられる市販されている網状グラスファイバー又はアルミネットテープ等の汎用品を用いることができる。網状粘着テープ50により、外周鍔部24と施工面表面とをより平滑に略同一面を成すよう仕上げることができる。なお、ベースマウント20の外周鍔部24と施工面1の表面との間は、両面粘着テープまたは両面粘着シートで粘着させてベースマウント20を施工面1により強固に固定してもよい。
さらに、網状粘着テープ50による固定の後、施工面1を、例えば塗装材料17で塗装し仕上げる。図10(A)は、施工面1への設置を示す説明図であり、(B)は、設置完了後の状態を示す外観図である。
塗装材料17には、下塗り塗料を含む各種塗料の他、壁面上を平滑にするための各種下地調整用パテ材等を含む。
例えば、施工面1が壁面等である場合、塗装又は経師紙による仕上げにおいて、先ず塗装材料17の一例である下地調整パテを塗布して定着させた後、研磨等により表面の平坦性を確保する。本実施形態では、外周鍔部24と施工面1の表面との僅かな段差を埋めるために網状粘着テープ50を張り込んだので、当該下地調整パテの定着性を向上させることができる。
また、カバーパネル16を、施工面1への塗装材料17と同一色、同一模様とすることにより、カバーパネル16の存在感をも消して施工面1と一体化させることができる。
<電気部材設置用ベースマウントの他の実施例1>
図11は、他の実施例1による電気部材設置用ベースマウント20Aの斜視図である。図11のように、電気部材設置用ベースマウント20A(以下、「ベースマウント20A」と言う。)は、箱状部21の開口下端部に、前方に向かって下向きに斜めに形成された傾斜部21bを有する。ベースマウント20Aのその他の構成は、ベースマウント20と同様のため説明を省略する。
ベースマウント20Aは、箱状部21の開口下端部の傾斜部21bにより、内部に収納したアジャスタプレート13、電気部材10、化粧プレート15、カバーパネル16を容易に取り出すことができる。
<電気部材設置用ベースマウントの他の実施例2>
ベースマウントは、箱状部21に電気部材10等を収納できるサイズで作成しなければならない。種々のサイズの電気部材10に対応するためには、種々のサイズのベースマウントが必要になる。そこで、ベースマウントを背面部22を構成する部材と箱状部21を構成する部材とに別個の構成することで、サイズ違いのベースマウントを比較的容易に作成できるようになる。
図12は、他の実施例2による電気部材設置用ベースマウント60の平面図である。以下、電気部材設置用ベースマウント60を「ベースマウント60」と言う。図13は、ベースマウント60の組立て説明図である。
ベースマウント60は、背面部材61と、複数の折板部材63により分離可能に構成される。背面部材61は、上述した背面部22に相当し、折板部材63は、上述した箱状部21を構成する側壁部63aと、上述した外周鍔部24に相当する。各折板部材63を、矩形に組み立てることにより箱状を成す。具体的には、各折板部材63の背面部材61への取付け部63bに設けたネジ挿通孔63cにネジ5を挿通させ、当該ネジ5を背面部材61に設けた対応するネジ挿通孔61cに挿通して螺合することにより、ベースマウント60を構成する。図12及び図13に示すように、背面部材61と、4つの折板部材63とにより外周鍔部64を有する矩形形状のベースマウント60を構成できる。なお、図13において、ネジ挿通孔61c及び63cに挿通させる8つのネジ5のうち、3つは図示を省略した。
図14は、アルミ押し出し材80の概略説明図である。同図は概略図であり、実際には一点鎖線及び破線で示した部分で曲げ加工が施されている。具体的には、一点鎖線で示した線では山折りにより略直角に構成され、破線で示した線では谷折りにより略直角に構成されている。
折板部材63は、組み立てた際に矩形形状を成すよう、予め曲げ加工を施したアルミ押し出し材80を用いることにより形成が容易になる。さらに、外周鍔部64(上述した外周鍔部24に相当)の部位に予めパンチング加工を施してもよい。
略同一の厚さを有し、かつ、縦方向横方向のサイズが異なる複数の電気部材10を施工面1に設置したい場合には、各電気部材10の縦方向横方向サイズに最適なサイズのベースマウントが複数必要になる。この場合であっても、アルミ押し出し材80を所望の長さにカットするだけで容易に種々のサイズの折板部材63を形成することができる。すなわち、種々のサイズのベースマウント60を容易に形成できる。
ベースマウント60の外周鍔部64にエンボス状の領域とパンチングシート状又は網状の領域とを設けてもよい。図15は、エンボス状の領域とパンチングシート状又は網状の領域とを有する外周鍔部64を備えるベースマウント60の平面図である。
外周鍔部64は、外側領域64aがパンチングシート状又は網状に構成され、内側領域64bがエンボス状に構成される。外周鍔部64の外側領域64aと内側領域64bは、上述した外周鍔部24の外側領域24aと内側領域24bに相当する。
図16はアルミ押し出し材80の概略説明図である。同図は、ベースマウント60の外周鍔部64にエンボス状の領域とパンチングシート状又は網状の領域とを設けた場合の、アルミ押し出し材80の説明図であり、一点鎖線で示した線(山折り)と、点線との間の領域がエンボス状の内側領域64bに該当する。ベースマウント60の外周鍔部64の内側領域64bを抜けのないエンボス状に構成したので、外周鍔部64で埋め込み孔1aを確実に覆うことができる。
なお、他の実施例1と他の実施例2を組み合わせることもできる。4つの折板部材63のうち、組み立てた際に箱状部の開口下端部に相当する折板部材63については、矩形に組み立て際に、前方に向かって下向きに斜めに形成された傾斜部(上述した傾斜部21bに相当)を有するよう折り曲げればよい。
以上の構成により、電気部材10の全てを内部に収納する箱状部21と、施工面1表面と略同一面上に接着固定される外周鍔部24を有するベースマウント20、20A、60を用いれば、施工面1に対して突出することなく、施工面1と略同一面上に電気部材10を取り付けることが可能になる。また、ベースプレート20、20A、60以外の部材は全て市販品を使用可能であるため汎用性も高い。
なお、外周鍔部24は、その表面ができるだけ平滑で、厚さは薄いほうが好ましい。例えば、箱状部21の外周囲の縁部21a及び外周鍔部24の厚さは1mm以下であることが好ましい。また、外周鍔部24は、幅広であることが好ましい。少なくとも外周鍔部24の総面積は、背面部22(又は背面部材61)の面積以上であることが好ましい。これにより、施工面1に対して、ベースマウント20、20A、60をしっかりと安定的に設置することができる。なお、例えば、壁のコーナー付近が施工面である場合等に、外周鍔部24が一方の壁に突当たってしまう場合には、外周鍔部24の突当る箇所のみをカットすればよい。
本発明の適用範囲は上述した構成に限定されることはない。本発明は、施工面に対して略同一面上に電気部材10を取り付ける方法等に対し、広く適用することができる。
1 施工面
1a 埋め込み孔
10 電気部材(11 コンセント、12 取付け枠)
10b ネジ挿通孔(11b)
13 アジャスタプレート
13b、13c ネジ挿通孔
15 化粧プレート、16 カバーパネル
17 塗装材料
20、20A ベースマウント
21 箱状部
21a 縁部、21b 傾斜部
22 背面部
22b、22c ネジ挿通孔
23 開口窓
24 外周鍔部
24a 外側領域、24b 内側領域
40 固定部材 (41 固定枠、42 配線ボックス)
40b ネジ挿通孔(41b、42b)、41c ネジ挿通孔
50 網状粘着テープ
60 ベースマウント
61 背面部材 (背面部)
63 折板部材(63a 側壁部、63b 取付け部、63c ネジ挿通孔)
64 外周鍔部
64a 外側領域、64b 内側領域
80 アルミ押し出し材

Claims (12)

  1. 施工面に開設した埋め込み孔に取り付けられる電気部材の取付け方法であって、
    開口窓が形成された背面部を備えて前記電気部材の全てを内部に収納する箱状部と、パンチングシート状又は網状の外周鍔部と、を備えるベースマウントであって、前記背面部に相当する背面部材と、前記箱状部を構成する側壁部及び前記外周鍔部に相当し、矩形に組み立てることにより箱状を成す複数の折板部材と、により構成され、前記背面部材及び前記複数の折板部材が分離可能に構成される前記ベースマウントを有し、
    前記ベースマウントの前記箱状部を、前記施工面表側から前記埋め込み孔に嵌合し、
    前記ベースマウントの前記箱状部内に収納された前記電気部材は、前記背面部の前記開口窓から前記施工面裏の電線と接続され、
    前記ベースマウントの前記外周鍔部を前記施工面表面と略同一面上に接着固定することを特徴とする電気部材の取付け方法。
  2. 前記外周鍔部の総面積は、前記背面部の面積以上であることを特徴とする請求項1に記載の電気部材の取付け方法。
  3. 前記ベースマウントの前記外周鍔部の少なくとも外周と前記施工面の表面とを網状粘着テープで固定して、前記ベースマウントの前記外周鍔部と前記施工面表面とをより平滑に略同一面を成すよう仕上げることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気部材の取付け方法。
  4. 前記ベースマウントの前記外周鍔部及び前記網状粘着テープ上を塗装材料で塗装することを特徴とする請求項3に記載の電気部材の取付け方法。
  5. 前記電気部材に対して前記施工面と反対側の面に重ね合わせた形で分離可能に係着される化粧プレートと、当該化粧プレートの表面に分離可能に係着されるカバーパネルの全てを前記ベースマウントの前記箱状部内に収納し、かつ、カバーパネルを係着することにより、前記施工面表面とカバーパネルとが略同一面を成すことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の電気部材の取付け方法。
  6. 前記ベースマウントは、前記箱状部の開口下端部に、前方に向かって下向きに斜めに形成された傾斜部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の電気部材の取付け方法。
  7. 施工面に開設した埋め込み孔に取り付けられる電気部材を設置するためのベースマウントであって、
    開口窓が形成された背面部を備えて前記電気部材の全てを内部に収納する箱状部であって、前記施工面表側から前記埋め込み孔に嵌合される前記箱状部と、
    前記施工面表面と略同一面上に接着固定されるパンチングシート状又は網状の外周鍔部と、を備え、
    前記背面部に相当する背面部材と、
    前記箱状部を構成する側壁部及び前記外周鍔部に相当し、矩形に組み立てることにより箱状を成す複数の折板部材と、により構成され、かつ、
    前記背面部材及び前記複数の折板部材が分離可能に構成され、
    前記箱状部内に収納された前記電気部材は、前記背面部の前記開口窓から前記施工面裏の電線と接続されることを特徴とする電気部材設置用ベースマウント。
  8. 前記外周鍔部の総面積は、前記背面部の面積以上であることを特徴とする請求項7に記載の電気部材設置用ベースマウント。
  9. 前記外周鍔部が前記施工面と略同一面上に接着固定された後に、当該外周鍔部の少なくとも外周と前記施工面の表面とが網状粘着テープで固定されて、前記外周鍔部が前記施工面表面とより平滑に略同一面と成すよう仕上げることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の電気部材設置用ベースマウント。
  10. 前記外周鍔部及び前記網状粘着テープ上が塗装材料で塗装されることを特徴とする請求項9に記載の電気部材設置用ベースマウント。
  11. 前記箱状部は、
    前記電気部材に対して前記施工面と反対側の面に重ね合わせた形で分離可能に係着される化粧プレートと、前記化粧プレートの表面に分離可能に係着されるカバーパネルの全てを内部に収納し、
    前記カバーパネルを前記化粧プレートに係着することにより、前記施工面表面とカバーパネルとが略同一面を成すよう構成されることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の電気部材設置用ベースマウント。
  12. 前記箱状部の開口下端部に、前方に向かって下向きに斜めに形成された傾斜部を有することを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれか一項に記載の電気部材設置用ベースマウント。
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