JP6612717B2 - 光伝送システム、及び光伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送システム、及び光伝送方法に関する。
通信需要の増大とともにイーサネット(登録商標)のインタフェース速度の高速化が進んでおり、1リンク当たりMbit/sクラスの低速なインタフェースから、100Gbit/sクラスの高速なインタフェースまで、通信回線の高速化の需要とともに多様な速度のインタフェースが標準化されてきた。
このような環境において、将来のさらなる高速化の需要に対応するために、並列化された複数の物理回線に対してクライアント信号のトラフィックを割り当てることにより、物理回線のレート以上の伝送レートを実現できるマルチレーン伝送システムの検討が行われている(例えば、特許文献1参照)。
マルチレーン伝送システムは、大幅に伝送容量を拡大することができる一方、大容量化したリンクの中を分割して、多様なサービスを多重化することは困難であった。そこで、標準化団体であるOIF(Optical Interwork Forum)は、マルチレーン伝送路を5Gbit/sの粒度で論理的に分割し、そこへ多数のクライアント信号を多重することが可能なFlexEとよばれる技術を2016年3月に勧告化した(例えば、非特許文献1参照)。
図10は、FlexEの概観を示す図である。図10において、クライアントAとクライアントBの2つのクライアント信号が、FlexE Shim80pと呼ばれる機能ブロックによって受信されている。FlexE Shim80pは、例えば、ルータインタフェースなどに取り付けられ、複数のイーサネット(登録商標)による物理回線(PHY#1〜#4)を束ねたFlexE Groupを構成する。ここで、便宜的にFlexEが伝送されるFlexE Shim80p及びFlexE Shim80qの区間をFlexE区間という。
FlexE Shim80pが受信した各クライアント信号は、64b/66b符号化により66bブロックとされた後、20個のスロットを1ブロックとし、当該ブロックがn個並べられてカレンダーに収容される。ここで、nは、FlexE区間を構成する物理回線の数である(図10においては、PHY#1〜#4であるため、n=4となる)。20n個のスロットからなるカレンダーは1つのスロットが5Gbit/sの伝送容量となるよう周期的に生成され、クライアント信号の各々は20n個のスロットのうち、固定的な組み合わせのスロットへ収容される。
その後、カレンダーへ多重化されたクライアント信号は、ブロックごとに物理回線の各々に分配、すなわちマルチレーン化される。マルチレーン化の際に、FlexEのカレンダーへのクライアント信号の収容状況の伝達機能やリンクの状態監視機能などを有するオーバーヘッド(OH:OverHead)領域が1023ブロックごとに付与される。このように、FlexE Shim80pは、複数の物理回線を束ねることでマルチレーン伝送リンクであるFlexE Groupを形成し、リンク内を5Gbit/sの粒度で区切ることで中間帯域を生成する。
FlexEのユースケースの1つを図11に示す。このユースケースではFlexEが光トランスポートネットワーク100内を転送されている。転送にあたっては、光トランスポートネットワーク100専用のプロトコルであるOTN(Optical Transport Network)が用いられる(例えば、非特許文献2参照)。このときに用いられるFlexEの機能の1つに、カレンダーのスロットに対して使用禁止スロット(Unavailable slotともいう)を設定する機能がある。使用禁止スロットとは、クライアント信号の収容が禁止されるスロットである。
光トランスポートネットワーク100の一方の入り口に設けられたFlexE aware mapper90pは、この使用禁止スロットを削除(以下、使用禁止スロットの削除のことをCrunchまたはクランチともいう)し、トランスポンダーで伝送可能な程度にまで伝送レートを低下させることを可能とするものである。図11の例では、100Gbit/sの伝送速度を有する物理回線を4本束ねてFlexE Groupを形成しているので、本来であれば、最大で400Gbit/sの伝送容量を有する。これに対して、光トランスポートネットワーク100内での光リンクの伝送容量が350Gbit/sであるとき、全てのFlexE Group内のスロットを光トランスポートネットワーク100で転送することができない。
そこで、FlexE Shim80pは、光トランスポートネットワーク100内での光リンクの伝送容量に応じて使用禁止スロットを設定することによりクライアント信号の収容に制限を設けてクライアント信号を送信する。FlexE aware mapper90pが、物理回線PHY#1〜#4の各々に割り当てられている使用禁止スロットを削除する。これにより、全てのFlexE Group内のスロット、すなわち全てのクライアント信号を光トランスポートネットワーク100で転送することができるようになる。具体的には、物理回線のPHY#1〜#4の各々において、PHY#1〜#3では、20スロット中の2スロット分(10Gbit/分)、PHY#4では、4スロット分(20Gbit/s)を使用禁止スロットとし、トータルで350Gbit/sのクライアント信号を収容可能なFlexE Groupが形成される。FlexE Shim80pは、使用禁止スロット以外のスロットにクライアント信号を収容する。
図12は、前述したFlexE aware mappingの処理、すなわちFlexE Shim80において使用禁止スロットを設定して使用禁止スロット以外にクライアント信号を収容させ、Flex aware mapper90において使用禁止スロットを削除する処理を行う際の機能ブロックを示す図である。物理回線PHY#1〜#4が接続されるFlexEShim80のインタフェースの各々には、使用禁止スロット設定部82−1〜82−4が備えられている。使用禁止スロット設定部82−1〜82−4は、物理回線PHY#1〜#4の各々について任意の数のスロットを使用禁止スロットとして設定する。FlexE aware mapper90は、FlexE Groupを終端し、光トランスポートネットワーク100に送信する。このとき、Crunch処理部93−1〜93−4が、使用禁止スロットを削除してデータレートを低下させる。
特開2015−84587号公報
"Flex Ethernet Implementation Agreement 1.0", OIF, IA OIF-FLEXE-01.0, March 2016 "Interfaces for the optical transport network", ITU-T G.709/Y.1331, February 2012
前述したように、使用禁止スロット設定部82−1〜82−4は、対応する物理回線PHY#1〜#4に対して任意の数の使用禁止スロットを挿入することができる。図11で示した例では、4本のPHY#1〜#4を束ねた400Gbit/sの伝送容量を有するPHY#1〜#3では、20スロット中の2スロット分(10Gbit/分)、PHY#4では、4スロット分(20Gbit/s)を使用禁止スロットとして設定している。このため、任意の物理回線PHY#1〜#4に挿入された使用禁止スロットを削除して中間帯域を生成するためには、FlexE aware mapper90において、Crunch処理部93−1〜93−4を物理回線PHY#1〜#4と同数備えておく必要があり、回路規模が大きくなっているという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、マルチレーン伝送方式において、使用禁止スロットを設けて中間帯域を生成する際に、回路規模を低減することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、複数のクライアント装置及び複数の物理回線に接続し、前記複数のクライアント装置から受信するクライアント信号を予め定められるスロットの長さに分割して前記複数の物理回線の使用が禁止されていない前記スロットに割り当てて送信するインタフェース装置と、前記複数の物理回線及び伝送ネットワークに接続し、前記複数の物理回線から信号を受信し、受信した前記信号から使用が禁止されている前記スロット以外の前記スロットを多重して前記伝送ネットワークに送信する伝送装置と、前記インタフェース装置に備えられ、前記使用を禁止するスロットである使用禁止スロットを選択する際、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線の数が最小となるように前記使用禁止スロットを選択する使用禁止スロット設定部と、前記伝送装置において、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線に対応付けて備えられ、当該物理回線からの前記信号を受信し、前記受信した信号から前記使用禁止スロットを削除するクランチ処理部と、を備える光伝送システムである。
本発明の一態様は、上記の光伝送システムであって、前記クランチ処理部は、前記使用禁止スロットと、使用が禁止されていない前記スロットが混在する前記物理回線に対応付けられて1台のみ備えられる。
本発明の一態様は、上記の光伝送システムであって、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線からの信号を前記クランチ処理部が受信できず、前記クランチ処理部が前記使用禁止スロットを削除できない場合、前記伝送装置は、前記使用禁止スロット設定部に、前記クランチ処理部の備えられる位置に応じて、前記使用禁止スロットの設定対象の前記物理回線を変更させる設定情報を生成し、前記インタフェース装置の前記使用禁止スロット設定部は、生成される前記設定情報に基づいて、前記使用禁止スロットの設定対象の前記物理回線を変更する。
本発明の一態様は、上記の光伝送システムであって、前記伝送装置は、接続する前記複数の物理回線と、前記クランチ処理部との間に、接続を切り替えるスイッチを有するスイッチ部を備えており、前記スイッチ部は、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線からの信号を前記クランチ処理部が受信できるように前記スイッチを切り替える。
本発明の一態様は、複数のクライアント装置及び複数の物理回線に接続し、前記複数のクライアント装置から受信するクライアント信号を予め定められるスロットの長さに分割して前記複数の物理回線の使用が禁止されていない前記スロットに割り当てて送信するインタフェース装置と、前記複数の物理回線及び伝送ネットワークに接続し、前記複数の物理回線から信号を受信し、受信した前記信号から使用が禁止されている前記スロット以外の前記スロットを多重して前記伝送ネットワークに送信する伝送装置とによる光伝送方法であって、前記インタフェース装置が、前記使用を禁止するスロットである使用禁止スロットを選択する際、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線の数が最小となるように前記使用禁止スロットを選択し、前記伝送装置が、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線からの前記信号を受信し、前記受信した信号から前記使用禁止スロットを削除することを含む光伝送方法である。
本発明により、マルチレーン伝送方式において、使用禁止スロットを設けて中間帯域を生成する際に、回路規模を低減することが可能となる。
第1の実施形態における光伝送システムの構成等を示すブロック図である。 第1の実施形態における光ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるFlexE信号のオーバーヘッド領域のデータ構成を示す図である。 第1の実施形態におけるカレンダー設定情報の切り替え処理を示すシーケンス図である。 第2の実施形態におけるカレンダー設定情報の切り替え処理を示すシーケンス図である。 第3の実施形態におけるカレンダー設定情報の切り替え処理を示すシーケンス図である。 第4の実施形態における光伝送システム2の構成を示すブロック図である。 第5の実施形態における光伝送システムの構成等を示すブロック図である。 第6の実施形態における光伝送システムの構成等を示すブロック図である。 FlexEの概観を示す図である。 FlexEの使用例を示す図である。 FlexE Shim及びFlex aware mapperの構成を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による光伝送システム1と、当該光伝送システム1とクライアント装置50−1〜50−mとの接続関係、及び当該光伝送システム1と光トランスポートネットワーク60との接続関係を示す図である。光伝送システム1は、インタフェース装置10と、伝送装置30と、インタフェース装置10及び伝送装置30を接続する物理回線20−1〜20−4を備える。なお、以下の説明において、物理回線20−1,20−2,20−3,20−4の各々を、PHY#1,PHY#2,PHY#3,PHY#4と記載することもある。
インタフェース装置10は、例えば、前述した非特許文献1で勧告されているFlexEのFlexE Shimであり、伝送装置30は、例えば、同じく非特許文献1で勧告されているFlex aware mapperに相当する装置である。インタフェース装置10は、制御部11、使用禁止スロット設定部12−1〜12−4を備える。また、インタフェース装置10は、一方で、クライアント信号を送信するクライアント装置50−1〜50−m(ここで、mは、1以上の任意の自然数である)に接続するインタフェースと、他方で、物理回線20−1〜20−4に接続するインタフェースとを備える。
制御部11は、通信回線に接続され、例えば、図2に示すNW(Network)制御装置70等から制御情報を受信し、受信した制御情報に基づいて、使用禁止スロット設定部12−1〜12−4の各々において、使用禁止スロットを設定するスロットの位置の指定等を行う。また、制御部11は、クライアント装置50−1〜50−mから受信したクライアント信号を64b/66b符号化により66bブロックとする。また、制御部11は、20個のスロットを1ブロックとし、当該ブロックをn個並べてカレンダーに収容する。ここで、nは、インタフェース装置10と伝送装置30とを接続する物理回線の数であり、図1においては、n=4である。
また、制御部11は、20n個のスロットからなるカレンダーの1つのスロットが5Gbit/sの伝送容量となるようにスロットを周期的に生成して、クライアント信号の各々を20n個のスロットのうち、使用禁止スロット以外の固定的な組み合わせのスロットに収容する。また、制御部11は、カレンダーに多重化されたクライアント信号を、ブロックごとに物理回線20−1〜20−4の各々に対して分配、すなわちマルチレーン化する。また、制御部11は、マルチレーン化の際に、カレンダーへのクライアント信号の収容状況の伝達機能やリンクの状態監視機能などを有するオーバーヘッド(OH:OverHead)領域を1023ブロックごとに付与して物理回線20−1〜20−4に出力する。
使用禁止スロット設定部12−1〜12−4は、物理回線20−1〜20−4の各々について任意の位置の任意の数のスロットを選択し、選択したスロットを使用禁止スロットとして設定する。
伝送装置30は、PHY終端部31−1〜31−4、OH処理部32−1〜32−4、クランチ(Crunch)処理部33、MUX部34、ODUflex収容部35、OTN収容部36を備える。PHY終端部31−1〜31−4の各々は、物理回線20−1〜20−4を終端し、受信した光信号を光・電気変換してクロックの抽出を行う。OH処理部32−1〜32−4は、PHY終端部31−1〜31−4の各々から出力されるデータに対してオーバーヘッド処理、すなわちOHを取り除き、取り除いたOHの情報を読み出して管理部37に出力する。
クランチ処理部33は、OH処理部32−4に接続され、OH処理部32−4によってオーバーヘッド処理された後のデータの使用禁止スロットを削除する。MUX部34は、OH処理部32−1〜32−3とクランチ処理部33が出力するデータを多重化する。ODUflex収容部35は、MUX部34によって多重化されたデータをODUflex(Flexible Optical Channel Data Unit)に収容する。OTN収容部36が、ODUflexに収容されたデータをさらにOTNフレームに収容し、当該OTNフレームを光トランスポートネットワーク60に出力する。
管理部37は、オーバーヘッド(OH)の監視や挿入、削除するスロット数やMUX部34での多重処理における設定等を行う。また、管理部37は、通信回線に接続され、例えば、図2に示すNW(Network)制御装置70等に対して、クランチ処理部33によって使用禁止スロットが削除される対象となるインタフェース(例えば、図1では、物理回線20−4を終端するPHY終端部31−4に対応するインタフェース)を示す情報を送信する。
(光伝送システムの動作)
次に、図2を参照しつつ、本発明の第1の実施形態の動作について説明する。図2は、NW制御装置70と、光伝送システム1p,1q、光トランスポートネットワーク60を備える光ネットワークシステムSの構成を示す図である。光伝送システム1pは、図1に示す光伝送システム1に対応する構成を備えている。以下の説明で、図2に示す光伝送システム1pの各機能部を説明する際、例えば、「OTN収容部36」を「OTN収容部36p」のように、光伝送システム1において付与した符号に「p」の符号を加えて示すものとする。光伝送システム1qについても同様である。
伝送装置30pの管理部37pは、クランチ処理部33pが使用禁止スロットの削除対象としているインタフェースを示す情報、すなわち物理回線20p−4を示す情報をNW制御装置70に送信する。NW制御装置70は、伝送装置30pから受信したインタフェースを示す情報と、予め定められる使用禁止にするスロットの位置と数を示す情報とを含む制御情報をインタフェース装置10pに送信する。また、NW制御装置70は、予め定められる使用禁止にするスロットの位置と数を示す情報を含む制御情報を伝送装置30pに送信する。
インタフェース装置10pの制御部11pは、NW制御装置70から受信した制御情報に基づいて、インタフェースを示す情報に対応する使用禁止スロット設定部12p−4に、使用禁止にするスロットの設定を行わせる指示情報を出力する。当該指示情報には、予め定められる使用禁止にするスロットの位置と数を示す情報が含まれる。使用禁止スロット設定部12p−4は、制御部11pから受信した指示情報に基づいて、使用禁止スロットとするスロットを選択し、選択したスロットを使用禁止スロットとして設定する。制御部11pは、使用禁止スロット以外のスロットにクライアント信号を割り当ててマルチレーン化して物理回線20p−1〜20p−4に出力する。
伝送装置30pの管理部37pは、NW制御装置70から受信した制御信号に含まれる予め定められる使用禁止にするスロットの位置と数を示す情報をクランチ処理部33pに出力する。伝送装置30pのPHY終端部31p−1〜31p−4の各々は、物理回線20p−1〜20p−4を終端し、受信した光信号を光・電気変換してクロックの抽出を行う。OH処理部32p−1〜32p−4は、PHY終端部31p−1〜31p−4の各々から出力されるデータに対してオーバーヘッド処理を行う。
クランチ処理部33pは、管理部37pが出力する予め定められる使用禁止にするスロットの位置と数を示す情報に基づいて、OH処理部32p−4によってオーバーヘッド処理された後のデータから使用禁止スロットを削除して中間帯域を生成する。MUX部34pは、OH処理部32p−1〜32p−3とクランチ処理部33pから出力されるデータを多重化する。ODUflex収容部35pは、MUX部34pによって多重化されたデータをODUflexに収容する。OTN収容部36pが、ODUflexに収容されたデータをさらにOTNフレームに収容し、当該OTNフレームを光トランスポートネットワーク60に出力する。
(カレンダーA/Bを用いた切替処理)
次に、図3及び図4を参照しつつ、図2に示す第1の実施形態の光伝送システム1pにおいて、物理回線20p−4に使用禁止スロットが正しくまとめられていない場合に、物理回線20p−4に使用禁止スロットがまとめられるように変更する処理について説明する。図3は、非特許文献1に開示されているFlexE信号のオーバーヘッド領域のデータ構成を示す図である。図3において、符号301で示される3つの「C」には、現在使用中のカレンダーを示す情報が記憶され、他のカレンダーに切り替えを実行する場合、当該他のカレンダーを示す情報を当該「C」に記憶させて通知を行うことにより切り替えが行われる。符号302で示される「CR」には、使用カレンダー切替要求の対象となるカレンダーを示す情報が記憶される。符号303で示される「CA」には、使用カレンダー切替承認の対象となるカレンダーを示す情報が記憶される。
符号304で示される「Client Calendar A」には、カレンダーAに関するFlexE Clientの収容情報が記憶される。符号305で示される「Client Calendar B」には、カレンダーBに関するFlexE Clientの収容情報が記憶される。ここで、FlexE Clientの収容情報とは、例えば、クライアント信号のマッピング状況や使用禁止スロットの配置状況等を示す情報である。
符号306で示される「Management Channel − Section」は、セクション間の汎用的な通信帯域であり、符号307で示される「Management Channel − Shim to Shim」は、セクションやShim間の汎用的な通信帯域である。
図4は、使用禁止スロットが物理回線20p−4に正しくまとめられていない場合に、カレンダーA/Bを用いて使用禁止スロットを物理回線20p−4にまとめる処理を示すシーケンス図である。FlexE信号は、FlexE Shimであるインタフェース装置10pとインタフェース装置10qの間でトランスポート区間を跨いで送受信される。トランスポート区間は、FlexE aware mapperである伝送装置30pと伝送装置30qによって終端されている。ここで、NW制御装置70によって設定されたカレンダーAの構成が、クランチ処理部33pを有する物理回線20p−4に使用禁止スロットがまとめられていないために正しく使用禁止スロットを削除することができず、主信号が不通となっている状態とする。伝送装置30pの管理部37pは、当該主信号の不通を検出する(ステップSa1)。
伝送装置30pの管理部37pは、主信号の不通を検出すると、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「Client Calendar A」304を参照して、カレンダーAの設定情報を検出する。また、管理部37pは、伝送装置30pのクランチ処理部33pが使用禁止スロットを削除する対象としている物理回線20p−4を示す情報と、検出したカレンダーAの設定情報とに基づいてカレンダーBの設定情報を生成する(ステップSa2)。伝送装置30pの管理部37pは、生成したカレンダーBの設定情報を、その時点で使用していないFlexE信号のオーバーヘッド領域の「Client Calendar B」305によってインタフェース装置10p、伝送装置30q、インタフェース装置10qにカレンダーB設定情報通知として送信する(ステップSa3)。
伝送装置30pの管理部37pは、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「CR」302によってカレンダーBへの切替要求をインタフェース装置10p、伝送装置30q、インタフェース装置10qに送信する(ステップSa4)。インタフェース装置10pの制御部11pは、カレンダーBへの切替要求を受信して、切り替えの準備処理が整うとFlexE信号のオーバーヘッド領域の「CA」303によってカレンダーBへの切替承認を伝送装置30pに送信する(ステップSa5−1)。伝送装置30qの管理部37qは、カレンダーBへの切替要求を受信して、切り替えの準備処理が整うとFlexE信号のオーバーヘッド領域の「CA」303によってカレンダーBへの切替承認を伝送装置30pに送信する(ステップSa5−2)。インタフェース装置10qの制御部11qは、カレンダーBへの切替要求を受信して、切り替えの準備処理が整うとFlexE信号のオーバーヘッド領域の「CA」303によってカレンダーBへの切替承認を伝送装置30pに送信する(ステップSa5−3)。
伝送装置30pの管理部37pは、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「C」301によってカレンダーBへの切替実行要求をインタフェース装置10p、伝送装置30q、インタフェース装置10qに送信する(ステップSa6)。伝送装置30pの管理部37pは、カレンダーBへの切り替えを実行し、インタフェース装置10pの制御部11p、伝送装置30qの管理部37q、及びインタフェース装置10qの制御部11qは、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「C」301を受信するとカレンダーBへの切り替えを実行する(ステップSa7−1〜Sa7−4)。このとき、インタフェース装置10pでは、切り替えられたカレンダーBの設定情報に基づいて、使用禁止スロット設定部12p−4が、使用禁止スロットとなるスロットを選択し、選択したスロットを使用禁止スロットとして設定する。
これにより、インタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、及びインタフェース装置10qの間でカレンダーBによる伝送が行われる(ステップSa8)。伝送装置30pの管理部37pは、切り替え後のカレンダーBの設置情報をNW制御装置70に送信する(ステップSa9)。
上記の第1の実施形態の構成では、図1に示すように、使用禁止スロット設置部12−4のみが、使用禁止スロットとするスロットを選択して、使用禁止スロットとして設定するため、使用禁止スロットの位置を物理回線20−4にまとめることができる。そのため、伝送装置30において1つのクランチ処理部33を備えるだけで、使用禁止スロットの全てを削除して中間帯域を生成することができ、回路規模の低減を図ることができる。
また、第1の実施形態の構成では、図4に示すように、カレンダーを切り替えることにより、クランチ処理部33pが正しく使用禁止スロットを削除できるように、使用禁止スロットをまとめる位置を正しい位置に変更することができる。すなわち、使用禁止スロットが物理回線20p−4にまとめられていないために、クランチ処理部33pにおいて正しく使用禁止スロットが削除できない場合があるとする。伝送装置30pの管理部37pが、物理回線20p−4に使用禁止スロットをまとめる新たな設定情報を生成し、カレンダーを切り替えることによって、生成した新たな設定情報に基づいて、使用禁止スロット設定部12p−4が使用禁止スロットを設定する。これにより、インタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qの間でカレンダーを同期させて切り替えることができ、in−serviceの状態でクライアント信号のマッピング状況、すなわち使用禁止スロットを設定する位置をアップデートして、使用禁止スロットを物理回線20p−4に正しくまとめることができる。したがって、伝送装置30pに1つのクランチ処理部33pを備えるだけで、使用禁止スロットの全てを削除して中間帯域を生成することができ、回路規模の低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、図2に示す光伝送システム1pにおいて、物理回線20p−4に使用禁止スロットが正しくまとめられていない場合に、使用禁止スロットを物理回線20p−4にまとめるように変更する、本発明の第2の実施形態に係る処理を示すシーケンス図である。NW制御装置70によって設定されたカレンダーAの構成が、クランチ処理部33pを有する物理回線20p−4に使用禁止スロットがまとめられていないために正しく使用禁止スロットを削除することができず、主信号が不通となっている状態とする。伝送装置30pの管理部37pは、当該主信号の不通を検出する(ステップSb1)。
伝送装置30pの管理部37pは、主信号の不通を検出すると、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「Client Calendar A」304を参照して、カレンダーAの設定情報を検出する。また、管理部37pは、伝送装置30pのクランチ処理部33pが使用禁止スロットを削除する対象としている物理回線20p−4を示す情報と、検出したカレンダーAの設定情報とに基づいてカレンダーBの設定情報を生成する(ステップSb2)。伝送装置30pの管理部37pは、生成したカレンダーBの情報を、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「Management Channel − Section」306、または「Management Channel − Shim to Shim」307を通じてインタフェース装置10pに送信する(ステップSb3)。
インタフェース装置10pの制御部11pは、「Management Channel − Section」306、または「Management Channel − Shim to Shim」307を通じて受信したカレンダーBの設定情報を、その時点で使用していないFlexE信号のオーバーヘッド領域の「Client Calendar B」305によって伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qにカレンダーB設定情報通知として送信する(ステップSb4)。
インタフェース装置10pの制御部11pは、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「CR」302によってカレンダーBへの切替要求を伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qに送信する(ステップSb5)。伝送装置30pの管理部37pは、カレンダーBへの切替要求を受信して、切り替えの準備処理が整うとFlexE信号のオーバーヘッド領域の「CA」303によってカレンダーBへの切替承認をインタフェース装置10pに送信する(ステップSb6−1)。伝送装置30qの管理部37qは、カレンダーBへの切替要求を受信して、切り替えの準備処理が整うとFlexE信号のオーバーヘッド領域の「CA」303によってカレンダーBへの切替承認をインタフェース装置10pに送信する(ステップSb6−2)。インタフェース装置10qの制御部11qは、カレンダーBへの切替要求を受信して、切り替えの準備処理が整うとFlexE信号のオーバーヘッド領域の「CA」303によってカレンダーBへの切替承認をインタフェース装置10pに送信する(ステップSb6−3)。
インタフェース装置10pの制御部11pは、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「C」301によってカレンダーBへの切替実行要求を伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qに送信する(ステップSb7)。インタフェース装置10pの制御部11pは、カレンダーBへの切り替えを実行し、伝送装置30pの管理部37p、伝送装置30qの管理部37q、及びインタフェース装置10qの制御部11qは、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「C」301を受信するとカレンダーBへの切り替えを実行する(ステップSb8−1〜Sb8−4)。このとき、インタフェース装置10pでは、切り替えられたカレンダーBの設定情報に基づいて、使用禁止スロット設定部12p−4が、使用禁止スロットとなるスロットを選択し、選択したスロットを使用禁止スロットとして設定する。
これにより、インタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、及びインタフェース装置10qの間でカレンダーBによる伝送が行われる(ステップSb9)。伝送装置30pの管理部37pは、切り替え後のカレンダーBの設置情報をNW制御装置70に送信する(ステップSb10)。
上記の第2の実施形態の構成では、図5に示すように、カレンダーを切り替えることにより、クランチ処理部33pが正しく使用禁止スロットを削除できるように、使用禁止スロットをまとめる位置を正しい位置に変更することができる。すなわち、使用禁止スロットが物理回線20p−4にまとめられていないために、クランチ処理部33pにおいて正しく使用禁止スロットが削除できない場合があるとする。伝送装置30pの管理部37pが、物理回線20p−4に使用禁止スロットをまとめる新たな設定情報を生成し、インタフェース装置10pの制御部11pに送信する。インタフェース装置10pの制御部11pが、受信した新たな設定情報を伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qに送信して、カレンダーを切り替えることによって、生成した新たな設定情報に基づいて、使用禁止スロット設定部12p−4が使用禁止スロットを設定する。これにより、インタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qの間でカレンダーを同期させて切り替えることができ、in−serviceの状態でクライアント信号のマッピング状況、すなわち使用禁止スロットを設定する位置をアップデートして、使用禁止スロットを物理回線20p−4にまとめることができる。したがって、伝送装置30pに1つのクランチ処理部33pを備えるだけで、使用禁止スロットの全てを削除して中間帯域を生成することができ、回路規模の低減を図ることができる。
また、第1の実施形態の構成では、伝送装置30pの管理部37pがカレンダーを切り替える切替要求や切替実行要求を送信するのに対して、第2の実施形態では、インタフェース装置10pの制御部11pが、カレンダーを切り替える切替要求や切替実行要求を送信する。インタフェース装置10p、すなわちFlexE Shimが、カレンダーの切り替え処理を行う構成は、OIFで規定されている標準構成の範囲内の動作であり、第2の実施形態を適用することで、使用禁止スロットをまとめる処理を、標準構成の処理で実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図6は、図2に示す光伝送システム1pにおいて、物理回線20p−4に使用禁止スロットが正しくまとめられていない場合に、使用禁止スロットを物理回線20p−4にまとめるように変更する、本発明の第3の実施形態に係る処理を示すシーケンス図である。NW制御装置70によって設定されたカレンダーAの構成が、クランチ処理部33pを有する物理回線20p−4に使用禁止スロットがまとめられていないために正しく使用禁止スロットを削除することができず、主信号が不通となっている状態とする。伝送装置30pの管理部37pは、当該主信号の不通を検出する(ステップSc1)。
伝送装置30pの管理部37pは、主信号の不通を検出すると、FlexE信号のオーバーヘッド領域の「Client Calendar A」304を参照して、カレンダーAの設定情報を検出する。また、管理部37pは、伝送装置30pのクランチ処理部33pが使用禁止スロットを削除する対象としている物理回線20p−4を示す情報と、検出したカレンダーAの設定情報とに基づいてカレンダーBの設定情報を生成する(ステップSc2)。伝送装置30pの管理部37pは、生成したカレンダーBの設定情報をNW制御装置70に送信する(ステップSc3)。
NW制御装置70は、伝送装置30pの管理部37pから受信したカレンダーBの設定情報をインタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qにカレンダーB設定情報通知として送信する(ステップSc4)。インタフェース装置10pの制御部11p、伝送装置30pの管理部37p、伝送装置30qの管理部37q、インタフェース装置10qの制御部11qは、NW制御装置70からカレンダーBの設定情報を受信する。NW制御装置70は、カレンダーB設定情報通知を送信した後、カレンダーBを設定する設定要求とカレンダーBへの切り替えを要求する切替要求をインタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qに送信する(ステップSc5)。
インタフェース装置10pの制御部11p、伝送装置30pの管理部37p、伝送装置30qの管理部37q、及びインタフェース装置10qの制御部11qは、NW制御装置70からカレンダーBに対する設定要求と切替要求を受信すると、カレンダーBの設定を行い、カレンダーBへの切り替えを実行する(ステップSc6−1〜Sc6−4)。このとき、インタフェース装置10pでは、切り替えられたカレンダーBの設定情報に基づいて、使用禁止スロット設定部12p−4が、使用禁止スロットとなるスロットを選択し、選択したスロットを使用禁止スロットとして設定する。これにより、インタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、及びインタフェース装置10qの間でカレンダーBによる伝送が行われる(ステップSc7)。
上記の第3の実施形態の構成では、図6に示すように、カレンダーを切り替えることにより、クランチ処理部33pが正しく使用禁止スロットを削除できるように、使用禁止スロットをまとめる位置を正しい位置に変更することができる。すなわち、使用禁止スロットが物理回線20p−4にまとめられていないために、クランチ処理部33pにおいて正しく使用禁止スロットが削除できない場合があるとする。伝送装置30pの管理部37pが、物理回線20p−4に使用禁止スロットをまとめる新たな設定情報を生成し、NW制御装置70に送信する。NW制御装置70は、受信した新たな設定情報をインタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qに送信して、カレンダーを切り替えることによって、生成した新たな設定情報に基づいて、使用禁止スロット設定部12p−4が使用禁止スロットを設定する。これにより、インタフェース装置10p、伝送装置30p、伝送装置30q、インタフェース装置10qの間でカレンダーを同期させて切り替えることができ、in−serviceの状態でクライアント信号のマッピング状況、すなわち使用禁止スロットを設定する位置をアップデートして、使用禁止スロットを物理回線20p−4にまとめることができる。したがって、伝送装置30pに1つのクランチ処理部33pを備えるだけで、使用禁止スロットの全てを削除して中間帯域を生成することができ、回路規模の低減を図ることができる。また、第3の実施形態の構成では、新たなカレンダーBでの伝送が実行される前に、NW制御装置70が新たなカレンダーBでの伝送に切り替わるという情報を得ることができる。
なお、上記の第3の実施形態の構成おいて、例えば、伝送装置30qとインタフェース装置10qとの間においても、使用禁止スロットが物理回線20q−4にまとめられていないために正しく使用禁止スロットを削除することができず、主信号が不通となっているとする。このとき、伝送装置30qの管理部37qが、伝送装置30pの管理部37pが行っている処理と同様にして、カレンダーAの設定情報を検出して、新たにカレンダーBの設定情報を生成してNW制御装置70に送信したとする。このとき、NW制御装置70は、伝送装置30pの管理部37pと、伝送装置30qの管理部37qの双方からカレンダーBの設定情報を受信することになる。
NW制御装置70は、2つのカレンダーBの設定情報を使用禁止スロットの配置状況を示す情報が最新の情報となるように統合して新たにカレンダーBの設定情報を生成し、生成した新たなカレンダーBの設定情報に基づいて、ステップSc4及びSc5の処理を行う。これにより、インタフェース装置10pと伝送装置30pとの間、及びインタフェース装置10qと伝送装置30qとの間の使用禁止スロットが物理回線20q−4に正しくまとめられ、カレンダーBによる正常な伝送を行うことができる。なお、複数のカレンダーB設定情報に基づいてカレンダーBへの切替処理を行うために、NW制御装置70において、予め定められる回数以上、ステップSc3によるカレンダーB設定情報通知を受信した場合に、カレンダーBに切り替えるという構成を設けるようにしてもよい。
また、図3に示すオーバーヘッド領域において、カレンダーAとカレンダーBに加えてカレンダーCが存在する場合、2つのカレンダーBから、新たにカレンダーCの設定情報を生成して、カレンダーCに切り替えるようにしてもよい。
なお、上記の第1、第2、及び第3の実施形態において、光伝送システム1qについては、光伝送システム1pと同様に、図1に示すクランチ処理部33が1つに削減されている光伝送システム1の構成が適用されていてもよいし、図12に示す従来の構成が適用されていてもよい。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態における光伝送システム2の構成を示すブロック図である。第1の実施形態の光伝送システム1と同一の構成については、同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。第4の実施形態の光伝送システム2の伝送装置30aは、第1の実施形態におけるMUX部34を備えず、OH処理部32−1〜OH処理部32−3の各々が、ODUflex収容部35−1〜35−3に接続され、クランチ処理部33が、ODUflex収容部35−4に接続される。ODUflex収容部35−1〜35−4の各々が、データをODUflexに収容し、ODUflexがOTN収容部36によって再度時分割多重されてOTNフレームに収容され、光トランスポートネットワーク60に送出される。第4の実施形態の構成により、第1の実施形態のMUX部34を備える必要がなく、また、第1の実施形態のODUflex収容部35に替えて、ODUflex収容部35−1〜35−4とすることで回路規模を小さくすることができる。
(第5の実施形態)
図8は、第5の実施形態による光伝送システム3の構成を示すブロック図である。第1の実施形態の光伝送システム1と同一の構成については、同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。第5の実施形態の光伝送システム3は、インタフェース装置10bと伝送装置30bとを備える。インタフェース装置10bは、物理回線20−3に接続する1つの使用禁止スロット設定部12のみを備える。伝送装置30bは、PHY31−1〜31−4とOH処理部32−1〜32−4とに接続されるスイッチ部38を備える。
第5の実施形態の構成において、インタフェース装置10bにおいて1つの使用禁止スロット設定部12しか備えていない場合に、管理部37からのスイッチ切替指示信号に基づいて、スイッチ部38のスイッチをPHY終端部31−3とOH処理部32−4とが接続されるように切り替える。また、PHY終端部31−4とOH処理部32−3とが接続されるようにスイッチ部38のスイッチを切り替える。これにより、使用禁止スロット設定部12とクランチ処理部33とを対向させることができ、クランチ処理部33が使用禁止スロットを正しく削除することができる。すなわち、使用禁止スロットをいずれか1つの物理回線20−1〜20−4にまとめるようにすれば、使用禁止スロット設定部12がクランチ処理部33に対向するようにスイッチ部38のスイッチを切り替えることでクランチ処理部33が正しく使用禁止スロットを削除して中間帯域を生成することができる。また、第5の実施形態の構成により、少なくとも1つの使用禁止スロット設定部12を備えるインタフェース装置10bであれば、どのような物理回線20−1〜20−4に当該使用禁止スロット設定部12が接続する構成であっても、伝送装置30bに接続するインタフェース装置10bとして用いることができる。
(第6の実施形態)
図9は、第6の実施形態による光伝送システム4の構成を示すブロック図である。第1の実施形態の光伝送システム1と同一の構成については、同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。第6の実施形態の光伝送システム4の伝送装置30cでは、クランチ処理部33が、OH処理部32−3に接続されている。光伝送システム4では、4本の4本の物理回線20−1〜20−4で構成される400Gbit/sの伝送容量のうち、250Gbit/sの帯域を用いてクライアント信号の伝送を行う。光伝送システム4において、2つの物理回線20−1,20−2については、全てのスロットを使用してクライアント信号の伝送を行い、物理回線20−3については、半分の50Gbit/s分のスロットを用いてクライアント信号の伝送を行い、残りの半分には使用禁止スロット設定部12−3によって使用禁止スロットを設定させる。
物理回線20−4については、使用禁止スロット設定部12−4によって伝送自体を行わない休止レーンとする。これにより、光伝送システム4では、インタフェース装置10と伝送装置30cとの間で250Gbit/sの伝送容量を構成することができる。このように、物理回線20−1〜20−4において、使用禁止スロットを含む回線数が最小となるように、使用禁止スロットの位置をまとめる。これにより、物理回線20−1〜20−4の各々の容量である100Gbit/sの逓倍の伝送容量に対して端数となる帯域分に関して、使用するスロットと使用禁止スロットが混在するのは、高々1本の物理回線20−3になる。そのため、1つのクランチ処理部33を備えるだけで正しく使用禁止スロットを削除して中間帯域を生成することができ、回路規模を小さくすることができる。
なお、物理回線20−4については、使用禁止スロット設定部12−4が、休止レーンとするのではなく、全てのスロットを使用禁止スロットにするようにしてもよい。その場合、OH処理部32−4が出力する信号から使用禁止スロットを削除するもう1台のクランチ処理部33が備えられるようにしてもよいし、休止レーンと同様の扱いで、OH処理部32−4に信号を出力させないようにしてもよい。
なお、上記の第1から第6の実施形態において、物理回線20−1〜20−4の数を4本としているが、複数本であれば、どのような数でもよく、2本、または3本であってもよいし、5本以上あってもよい。
また、上記の第4、第5及び第6の実施形態の光伝送システム2、3、4を適用して、第1、第2及び第3の実施形態のカレンダーA/Bを用いた設定情報の切り替え処理が行われるようにしてもよい。
上述した第1から第6の実施形態におけるインタフェース装置10,10b,10c,10p,10q、伝送装置30,30a,30b,30c,30p、30qをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…光伝送システム,10…インタフェース装置,11…制御部,12−1〜12−4…使用禁止スロット設定部,20−1〜20−4…物理回線,30…伝送装置,31−1〜31−4…PHY終端部,32−1〜32−4…OH処理部,33…クランチ処理部,34…MUX部,35…ODUflex収容部,36…OTN収容部,37…管理部,38…スイッチ部,50−1〜50−m…クライアント装置

Claims (5)

  1. 複数のクライアント装置及び複数の物理回線に接続し、前記複数のクライアント装置から受信するクライアント信号を予め定められるスロットの長さに分割して前記複数の物理回線の使用が禁止されていない前記スロットに割り当てて送信するインタフェース装置と、
    前記複数の物理回線及び伝送ネットワークに接続し、前記複数の物理回線から信号を受信し、受信した前記信号から使用が禁止されている前記スロット以外の前記スロットを多重して前記伝送ネットワークに送信する伝送装置と、
    前記インタフェース装置に備えられ、前記使用を禁止するスロットである使用禁止スロットを選択する際、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線の数が最小となるように前記使用禁止スロットを選択する使用禁止スロット設定部と、
    前記伝送装置において、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線に対応付けて備えられ、当該物理回線からの前記信号を受信し、前記受信した信号から前記使用禁止スロットを削除するクランチ処理部と、
    を備える光伝送システム。
  2. 前記クランチ処理部は、前記使用禁止スロットと、使用が禁止されていない前記スロットが混在する前記物理回線に対応付けられて1台のみ備えられる、請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記使用禁止スロットを含む前記物理回線からの信号を前記クランチ処理部が受信できず、前記クランチ処理部が前記使用禁止スロットを削除できない場合、前記伝送装置は、前記使用禁止スロット設定部に、前記クランチ処理部の備えられる位置に応じて、前記使用禁止スロットの設定対象の前記物理回線を変更させる設定情報を生成し、前記インタフェース装置の前記使用禁止スロット設定部は、生成される前記設定情報に基づいて、前記使用禁止スロットの設定対象の前記物理回線を変更する、請求項1又は2に記載の光伝送システム。
  4. 前記伝送装置は、接続する前記複数の物理回線と、前記クランチ処理部との間に、接続を切り替えるスイッチを有するスイッチ部を備えており、前記スイッチ部は、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線からの信号を前記クランチ処理部が受信できるように前記スイッチを切り替える、請求項1から3のいずれか一項に記載の光伝送システム。
  5. 複数のクライアント装置及び複数の物理回線に接続し、前記複数のクライアント装置から受信するクライアント信号を予め定められるスロットの長さに分割して前記複数の物理回線の使用が禁止されていない前記スロットに割り当てて送信するインタフェース装置と、前記複数の物理回線及び伝送ネットワークに接続し、前記複数の物理回線から信号を受信し、受信した前記信号から使用が禁止されている前記スロット以外の前記スロットを多重して前記伝送ネットワークに送信する伝送装置とによる光伝送方法であって、
    前記インタフェース装置が、前記使用を禁止するスロットである使用禁止スロットを選択する際、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線の数が最小となるように前記使用禁止スロットを選択し、
    前記伝送装置が、前記使用禁止スロットを含む前記物理回線からの前記信号を受信し、前記受信した信号から前記使用禁止スロットを削除する光伝送方法。
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