JP6611980B1 - 空気調和機システム - Google Patents

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Abstract

自由な通信網トポロジーに接続された多数の室外機及び室内機の通信において高速なデータ伝送を実現できる技術を提供する。室内機10aは、室内機10bに接続された通信ケーブル31を接続する通信ケーブル端子18aと、室内機10cに接続された通信ケーブル31を接続する通信ケーブル端子18bと、通信ケーブル端子18aに接続された伝送路スイッチ13aと、通信ケーブル端子18bに接続された伝送路スイッチ13bと、伝送路スイッチ13aと伝送路スイッチ13bとの間に接続されたインダクタ11と、を有する。各室内制御部15は、伝送路スイッチ13aと伝送路スイッチ13bとを、通信ケーブル端子18aと通信ケーブル端子18bとを短絡した状態と、遅延素子11を介して通信ケーブル端子18aと通信ケーブル端子18bとが接続された状態とに切り替える。

Description

本発明は、機器間を配線し、通信により制御する空気調和機システムに関するものである。
従来、空気調和機システムの通信網は、主に、室外機及び室内機の動作状態や制御命令といった少量の情報を伝達するものであるため、100BASE−T等のイーサネット(登録商標)や光ファイバー通信と比較して低速度である。また、機器間距離が長く多量の配線を必要とするため、同軸ケーブルなどの高周波ケーブルを用いた被変調搬送波方式ではなく、ベースバンド伝送方式により低コスト化を図ってきた。
一方、近年では設備機器の高機能化、伝達情報の多様化が進んでおり、高速シリアルデータ伝送への対応が求められている。
シリアルデータ伝送を高速化すると、反射による波形歪やジッタが通信品質に影響を与えることが知られており、ジッタへの対応技術が、特許文献1に記載されている。
また、空気調和機システムは、ビルや店舗への施工作業性や作業効率を重視するため、チェーン配線とスター分岐配線とによる自由な通信網トポロジーが採用され、通信ケーブルの距離も1000m程度まで使用可能である。
このような状況において、通信ケーブルを終端する抵抗値を最適化する技術が、特許文献2に記載されている。
特開2008−54100号公報 特開平6−38278号公報
従来、チェーン配線とスター分岐配線との混合による自由な通信網トポロジーを採用し、かつ通信網への接続台数が200台以上にもなるため、信号反射を事前に計算するのは困難であった。
また、空気調和機システムの複合化や多機能化によって、通信データ量が増加し、また通信網へのアクセスが集中すると、網輻輳が発生する問題が有る。
これに対し、データ伝送速度を高速化しようとしても、データ伝送速度と反射が起きない通信ケーブル長との関係にはトレードオフが有り、通信ケーブル長を維持する場合、データ伝送速度は高速化できない制約が有った。
そこで、本発明は、自由な通信網トポロジーに接続された多数の室外機及び室内機の通信において高速なデータ伝送を実現できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の一形態に係る空気調和機システムは、室外制御部を有した室外機と、室内制御部を有した複数の室内機と、を伝送線により接続し、前記伝送線を介してシリアルデータ通信されて運転制御が行われる空気調和機を備える。前記室外機および前記複数の室内機のいずれか一台は、 前記伝送線をインピーダンス終端する終端抵抗を有し、各室内機は、他の室内機または前記室外機に接続された前記伝送線を接続する第一の伝送線端子と、別の他の室内機に接続された前記伝送線を接続する第二の伝送線端子と、前記第一の伝送線端子に接続された第一の伝送路スイッチと、前記第二の伝送線端子に接続された第二の伝送路スイッチと、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとの間に接続された遅延素子と、を有し、各室内制御部は、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとを、前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とを短絡した初期状態と、前記遅延素子を介して前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とが接続された状態とに切り替える。
本発明によれば、自由な通信網トポロジーに接続された多数の室外機及び室内機の通信において高速なデータ伝送を実現できる。
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機システムの通信システムを示した図である。 第1の実施の形態に係る空気調和機システムの通信網を示す図である。 第1の実施の形態に係る通信ケーブル端子間の差動信号を示す図である。 第1の実施の形態に係る通信ケーブル端子間の差動信号を示し、インダクタの挿入制御により0クロスを解消した状態を示す図である。 第1の実施の形態に係る空気調和機システムの工事設定モードにおける室外機と複数の室内機の通信シーケンスを示す図である。 第2の実施の形態に係る空気調和機システムの通信網を示す図である。 第2の実施の形態に係る空気調和機システムの工事設定モードにおける室外機と室内機との通信シーケンスを示す図である。 室外機及び室内機の通信制御フレームの一例を示す図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和機システム1の通信システムを示した図である。
空気調和機システム1は、室内機10a、10b、10c、10dと、室外機20と、通信ケーブル31、32とからなる空気調和機を備える。通信ケーブル31、32は、シリアルデータ伝送を差動信号で行うため、ビニル被覆2芯ケーブルやツイストペアケーブルが用いられている。室内機10a、10b、10c、10dおよび室外機20は、通信ケーブル31、32により、同一信号を送受信可能なチェーン接続(渡り配線とも言う)され、所謂シリアルバス方式になっている。通信ケーブル31、32は、伝送線に相当する。
室内機10aは、インダクタ11、12と、通信ケーブル端子18a、18bと、伝送路スイッチ13a、13b、13cと、通信ケーブル端子19a、19bと、通信ケーブル端子14a、14b、14cと、送信回路15と、受信回路16と、制御部17とを有する。他の室内機10b、10c、10dも同様に構成されている。制御部17は、室内制御部に相当する。通信ケーブル端子18a、19aは、第一の伝送線端子に相当し、通信ケーブル端子18b、19bは、第二の伝送線端子に相当する。伝送路スイッチ13a、14aは、第一の伝送路スイッチに相当し、伝送路スイッチ13b、14bは、第二の伝送路スイッチに相当する。
通信ケーブル端子18a、18bは対になっており、通信ケーブル端子18aから入る信号は、通信ケーブル端子18bを介して隣の室内機10cへ出力され、通信ケーブル端子18bから入る信号は、通信ケーブル端子18aを介して隣の室内機10bへ出力される。同様に、通信ケーブル端子19a、19bは対になっており、通信ケーブル端子19aから入る信号は、通信ケーブル端子19bを介して隣の室内機10cへ出力され、通信ケーブル端子19bから入る信号は、通信ケーブル端子19aを介して隣の室内機10bへ出力される。
伝送路スイッチ13a、13b、13cは、通信ケーブル端子18a、18b側に接続され互いに連動して開閉するスイッチである。図1において、実線で示す状態と、破線で示す状態とに切り替え可能に構成されている。伝送路スイッチ14a、14b、14cは、通信ケーブル端子19a、19b側に接続され互いに連動して開閉するスイッチである。図1において、実線で示す状態と、破線で示す状態とに切り替え可能に構成されている。
送信回路15は、制御部17からの送信データを信号に符号化し、外部へ送信する。受信回路16は、差動受信部を有し、受信した信号を復号し、制御部17へ受信データとして入力する。制御部17は、送信回路15および受信回路16を介してデータの送受信を行い、かつ、伝送路スイッチ13a、13b、13cおよび伝送路スイッチ14a、14b、14cの切り替えを行う。
室外機20は、終端抵抗21と、通信ケーブル端子22、23と、送信回路25と、受信回路26と、制御部27とを備える。制御部27は、室外制御部に相当する。
通信ケーブル31、32は、一方が室外機20の通信ケーブル端子21に、他方が通信ケーブル端子23に接続される。通信ケーブル端子22に接続された通信ケーブル31は、室内機10aの通信ケーブル端子18aに接続され、通信ケーブル端子23に接続された通信ケーブル32は、室内機10の通信ケーブル端子19aに接続される。
伝送路スイッチ13aは、初期状態で通信ケーブル端子18aと18bとを短絡する状態であり、伝送路スイッチ14a、14bも同様である。この初期状態では、室外機20の通信ケーブル端子22、23からの送信信号は、通信ケーブル端子18aから伝送路スイッチ13cを経由して受信回路16に入力される。通信ケーブル端子19aからの入力信号も同様である。
室内機10aは電源投入後、後述する工事設定モードを経て、自らが信号反射を受けているかどうかを判定する。判定の結果、信号反射を受けている場合は、制御部17が、伝送路スイッチ13a、13b、13cを破線で示すようにインダクタ11側へ切り替え、伝送路スイッチ14a、14b、14cを破線で示すようにインダクタ12側へ切り替える。
これにより、室外機20の通信ケーブル端子22、23からの送信信号は、通信ケーブル端子18aから伝送路スイッチ13a、インダクタ11、伝送路スイッチ13bを経由して、チェーン接続された室内機10cへ伝送される。伝送路スイッチ14a側も同様である。すなわち、インダクタ11を介して、通信ケーブル端子18aと通信ケーブル端子18bとが接続され、インダクタ12を介して、通信ケーブル端子19aと通信ケーブル端子19bとが接続される。
同時に、通信ケーブル端子18aから伝送路スイッチ13a、13cを経由して受信回路16に通信ケーブル端子22、23からの送信信号が入力される。伝送路スイッチ14a側も同様である。
室内機10aがこのように動作すると、室内機同士を接続している2芯の伝送路に、インダクタ11、12が各々挿入されたことになる。
次に、図2を用いて、シリアルデータ伝送における反射と、インダクタ11、12の挿入効果を説明する。
図2は、空気調和機システム1の通信網を示す図である。
空気調和機システム1は、図1と同様に、室内機20と、通信ケーブル30(31、32)と、同一の通信ケーブルによりチェーン接続された室内機10a、10b、10c、10dと、このチェーン伝送路にただ一つ接続された終端抵抗21とを備える。
室外機20が、室内機10aへ信号を送信すると、進行波(室外機20から室内機10aへの向き)は、室内機10dで反射される。この反射波(室内機10dから室内機10cへの向き)が通信ケーブル30を伝搬して室内機10aの通信ケーブル端子で進行波と逆相になると、波形が歪む。
進行波に対する反射波の遅延位相が最悪の場合には、信号を復号する判定スレッショルドである0レベルを横切る0クロスが起き、復号を誤る。
図3は、通信ケーブル端子18aと19a間の差動信号、および、通信ケーブル端子22と23間の差動信号を示す図である。
図3では、室内機10の通信ケーブル端子18aと19a間の差動信号41と、室外機20の通信ケーブル端子22と23間の差動信号とを示している。
室外機20の差動信号44は、図中の点線で示した0レベルを交差しており、“10”の復号判定が可能である。
一方、室内機10が受信した差動信号41は、大きく歪んでおり、丸囲み部41A、41Bは、1ビットの境界以外で0レベルを交差している。この0クロスのため、本来“10”と復号すべきであるのを、“1010”と誤って復号する。
この誤判定状態を、室内機10のインダクタ11、12の挿入制御により解消した状態を図4に示す。
図4は、通信ケーブル端子18aと19a間の差動信号、および、通信ケーブル端子22と23間の差動信号を示し、インダクタ11、12の挿入制御により0クロスを解消した状態を示す図である。
図4では、室内機10の通信ケーブル端子18aと19a間の差動信号42と、室内機通信ケーブル端子18bと19b間の差動信号43とを示す図である。
差動信号42は、室内機10dで反射した反射波がインダクタ11により遅延して、進行波と加算されたため、正側レベルの中央が凹んでいるものの0クロスを解消している。
一方、差動信号43は、室外機20からの進行波が遅延して、室内機10dで反射した反射波と加算されたため、同様に0クロスを解消している。
このように、室内機10aにおいて、通信網に接続された初期状態では、復号判定を誤る状態であったのが、インダクタ11、12により反射波を遅延させることにより、正常に復号して受信可能になる。
ここで、反射の影響を受ける通信ケーブル長と、データ信号周波数の関係を述べる。
例えば、データ信号周波数Fdt=100kHzの時、反射による0クロスを受けないための通信ケーブル長は、570m以下である。しかし、データ信号周波数を200kHzに高速化した場合、信号周期が短くなるため、反射による0クロスを受けないための通信ケーブル長は、280m以下に短くなる。
このように、データ信号周波数と最大通信ケーブル長とはトレードオフの関係に有る。
本実施形態では、反射の影響を回避できるため、データ信号周波数Fdt=200kHzであっても、280m以上の通信ケーブルを用いることが可能になる。よって、自由な通信網トポロジーに接続された多数の室外機及び室内機の通信において高速なデータ伝送を実現することができる。
次に、第1の実施の形態の空気調和機システム1において、室内機10に電源投入された後の工事設定モードを説明する。
図5は、工事設定モードにおける室外機20と室内機#m−1〜室内機#nとの通信シーケンスを示す図である。
室外機20は電源投入後、全室内機#m−1〜室内機#nからの室内機アドレスの受信確認を行う。室内機#m−1〜室内機#nは、電源を投入されると、自らの室内機アドレスを室外機20へ送信する。ここで室内機アドレスとは、通信制御において室内機を識別するユニークな番号であり、識別符号(ID)であってもよい。
電源を投入された室内機m−1は、自身の室内機アドレスを室外機20へ送信する(S101)。
室内機m−1の室内機アドレスを受信した室外機20は、室内機#m−1を、室内機アドレスで指定して室内機#m−1へ応答を送信する(S102)。
室内機#m−1は応答を受信したら、室外機20へ“受信完了”を送信し(S103)、室外機20は、室内機#m−1の通信網接続登録を完了する。
室内機#mおよび室内機#nも電源が投入された後、同様のシーケンスにより、室外機20に通信網接続登録される(S104〜S106、S109〜S111)。
電源を投入された室内機#n−1は、自身の室内機アドレスを室外機20へ送信する(S107)。
室外機20は、応答を室内機#n−1へ送信するが、室内機#n−1は反射波による0クロス歪を受けていて、復号判定を誤り、応答を受信できない(S108)。
このため、室内機#n−1は応答の受信待ち時間を越えてタイムアウトする。これにより、室内機#n−1は、自らが信号反射による0クロス状態にあることを知る。
次に、室内機#n−1は、伝送路スイッチ13a、13b、13c及び伝送路スイッチ14a、14b、14cを初期状態(実線で示した状態)からインダクタ11、12側(破線で示した状態)へ切り替える。
再度、室内機#n−1は、室内機アドレスを、室外機20へ送信する(S112)。
室外機20は、室内機#n−1へ応答を送信する(S113)。
室内機#n−1は、インダクタの効果により0クロスが解消されているため、正常に復号でき、応答を受信する(S113)。
室内機#n−1は、室外機へ“受信完了”を送信し(S114)、室外機20は、室内機#n−1の通信網接続登録を完了する。
このような通信手順を採用することで、通信網に多数接続された室内機の中から、通信不能である室内機を検知することができ、室外機20は全ての室内機との正常に通信可能となる。よって、自由な通信網トポロジーに接続された多数の室外機20及び室内機10a〜10dの通信において高速なデータ伝送を実現することができる。
室外機20は、全ての室内機の通信網接続登録が完了したら、通常の運転モードへ移行する。
次に、室内機10aのインダクタ11、12のインダクタンス値を決定する方法を説明する。
室内機10aの受信信号が0クロスから回避させるには、反射波が進行波の正レベルからずれるように、1/4λ遅延させればよい。
この遅延を実現されるインダクタンス値Lshtの計算式は、
データ信号周波数を、Fdt[kHz]、
単位時間を遅延させるインダクタンス値を、 Ltm[μH/μsec]
とした時、
Lsht=1/(4×Fdt)×Ltm … 式(1)
となる。
例えば、数値例として、Fdt=200kHz、Ltm=19.3[μH/μsec]の時、
Lsht=1/(4×0.2)×19.3
=24.1[μH]
である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る空気調和機システム100について説明する。
図6は、空気調和機システム100の通信網を示す図である。
図6では、室外機と室内機とを、チェーン配線とスター分岐配線との混合による自由な通信網トポロジーに接続した状態を示す。
空気調和機システム100は、室外機20a、20bと、室内機10a〜10iと、室外機20aと室内機10a〜10iとを接続する通信ケーブル30a、30b、30cと、室外機20aに接続された終端抵抗21とを備える。通信網に2台の室外機20a、20bが存在する場合は、予めどちらか一方に終端抵抗21を接続する。この空気調和機システム100では、室内機10a〜10d、10e、10f、10iへの冷媒系統は室内機20aが担い、室内機10g、10hへの冷媒系統はもう一台の室外機20bが担っている。各室外機20a、20bと、各室内機10a〜10iの構成は、第1の実施の形態で説明した室外機20および室内機10aと同様である。
室外機20aと室内機10a〜10dとの区間の配線はチェーン配線である。室外機20aは室内機10a、室内機10e及び室外機20bと3分岐して接続しておりスター配線となっている。
このような通信網トポロジーの場合、室外機20aの送信信号が反射するのは、室内機10d、室内機10f、室内機10g、室内機10h及び室内機10iの5カ所ある。各々への伝送経路上に、反射による復号誤りが起きる室内機が存在し得ることになる。このため、前記工事設定モードの0クロス検知方法が有効である。
また、各室内機から室外機20aへ送信する信号は、終端抵抗21が室外機20aに接続されているため、必ず受信される。この性質を前記工事設定モードで利用し、室内機アドレスを、室外機20aへ送信している。
次に、空気調和機システム100において、室内機に電源投入された後の工事設定モードを説明する。
図7は、第2の実施の形態において、工事設定モードにおける室外機20a、20bと室内機10a〜10iとの通信シーケンスを示す図である。
図7では、室内機は室内機10a、10c、10gの通信シーケンスのみ示しているが、これら以外の室内機においても同様の通信シーケンスが行われる。
室外機20aは電源投入後、全室内機10a〜10iの受信確認を行う。室内機10a〜10iは電源を投入されると、自らの室内機アドレスを室外機へ送信する。
室内機10aは、室内機アドレスと冷媒系統番号を室外機20aへ送信する(S121)。ここで冷媒系統番号とは、同一の室外機が供給する冷媒を用いる複数の室内機に対し、共通に割り当てられた識別符号である。一例として図6において、室内機10a、10b、10c、10d、10e、10f及び10iが室外機20aから供給される同一の冷媒系統番号を持ち、室内機10g、10hが室外機20bから供給される同一の冷媒系統番号を持つ。
室内機10aの室内機アドレスを受信した室外機20aは、室内機10aを、室内機アドレスで指定して室内機10aへ応答を送信する(S122)。
室内機10aは応答を受信したら、室外機20aへ“受信完了”を送信し(S123)、室外機20aは、室内機10aの通信網接続登録を完了する。
冷媒系統が室外機20bに属する室内機10gは、自身の室内機アドレスと室外機20bに対応する冷媒系統番号を室外機20aへ送信する(S124)。
室内機10gの室内機アドレスを受信した室外機20aは、室内機10gを、室内機アドレスで指定して室内機10gへ応答を送信する(S125)。
室内機10gは応答を受信したら、室外機20aへ“受信完了”を送信し(S126)、室外機20aは、室内機10aを室外機20bの冷媒系統番号を組み合わせて通信網接続登録を完了する。
室内機10cの通信シーケンスは、第1実施の形態の図5と同様である。すなわち、電源を投入された室内機10cは、自身の室内機アドレスと冷媒系統番号を室外機20aへ送信し(S127)、室外機20は、応答を室内機10cへ送信するが、室内機10cは反射波による0クロス歪を受けていて、復号判定を誤り、応答を受信できない(S128)。このため、室内機10cは応答の受信待ち時間を越えてタイムアウトする。これにより、室内機10cは、自らが信号反射による0クロス状態にあることを知る。
次に、室内機10cは、伝送路スイッチ13a、13b、13c及び伝送路スイッチ14a、14b、14cを初期状態(実線で示した状態)からインダクタ11、12側(破線で示した状態)へ切り替える。
再度、室内機10cは、室内機アドレスを、室外機20へ送信する(S132)。室外機20は、室内機10cへ応答を送信する(S133)。室内機10cは、インダクタの効果により0クロスが解消されているため、正常に復号でき、応答を受信する(S133)。
室外機20aは、室内機10cから“受信完了”を受信(S134)すると、室内機10cを通信網接続登録し、全室内機の受信確認を完了する。
次に、室外機20aは室外機20bに対し、通信設定完了を送信する(S135)。この通信設定完了には、室外機20bの冷媒系統である室内機10g等の室内機アドレスと冷媒系統番号を含む。
室外機20bは通信設定完了を受信すると、室外機20aに対し“室外機応答”を送信(S136)し、自らは通常モードへ移行して、室外機10gと通常の通信制御を行なう。
室外機20aは“室外機応答”を受信したら、工事設定モードから通常モードへ移行する。
このような通信手順を採用する事で、通信網に多数接続された室内機の中から、通信不能である室内機を検知する事ができ、室外機20aは全ての室内機との正常に通信可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る空気調和機システムについて説明する。
上記実施の形態においては、終端抵抗21を室外機20または室外機20aに接続したが、通信網に接続された室外機及び室内機の任意の1台に接続することも可能である。この場合には、終端抵抗21が接続された室外機又は室内機を、残りの室外機および室内機が知る必要がある。そして、当該残りの室外機および室内機が、終端抵抗21が接続された室外機又は室内機を知った後に、終端抵抗21が接続された室外機又は室内機と当該残りの室外機および室内機との間で、図5又は図7で説明した通信シーケンスと同様の通信シーケンスを行い、0クロスの有無を検知する。
本実施形態においては、各室外機または各室内機は電源投入後に、自身に終端抵抗21が接続されているか否かをブロードキャストする。
図8は、室外機及び室内機の通信制御フレーム140の一例を示す図である。
通信制御フレーム140は、ヘッダ141と、ペイロード142とを有する。ヘッダ141は、143は行き先アドレス143と、自アドレス144と、冷媒系統番号145と、終端抵抗フラグ146と、パケット長147とを有する。ペイロード142は、制御コマンドまたはコマンドに対するレスポンス148と、付加データ149と、誤り訂正符号151とを有する。
終端抵抗21は、全ての室外機及び室内機(以下、空調機とする)に実装されているが、ディップスイッチなどのメカニカルスイッチで接続する/接続しない、が決められている。
ディップスイッチを閉じて終端抵抗21を接続した空調機の制御部17、27は、ディップスイッチが閉じられたことを検出可能であり、その終端抵抗フラグ146を、終端抵抗フラグ=1、とする。
空調機は電源投入後、行先アドレス143を、行き先アドレス=ブロードキャストアドレス、コマンド148を、コマンド=自アドレス通知、に設定して、自アドレス144、終端抵抗フラグ146を、通信網に対してブロードキャストする。
これを順次行い、終端抵抗21が接続された空調機は、その終端抵抗フラグ146を、終端抵抗フラグ=1、に設定してブロードキャストする。
このように空調機からのブロードキャストを受信する事で、ただ1台の終端抵抗21が接続された空調機のアドレスを残りの空調機は知ることができる。
ここで、終端抵抗21が接続された空調機からの信号を、反射による波形歪により受信できない空調機も存在し得る。
そこで、空調機は終端抵抗フラグ=1のブロードキャストを受信したら、当該ブロードキャスタを送信した空調機の自アドレス144を記憶する。
そして自らがブロードキャストする時に、付加データ149を、付加データ=終端抵抗が接続された空調機のアドレス、に設定して、送信する。
これを、各空調機が受信する事で、全ての空調機が確実に、終端抵抗が接続された空調機のアドレスを知ることができる。
この後、図5又は図7で説明した通信シーケンスを行い、0クロスの有無を検知する。
なお、本実施形態は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本実施形態の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
例えば、室内機10a〜10dは、電源投入されると自らの室内機アドレスを室外機へ送信するように構成したが、作業者の操作によってアドレスを送信するようにしてもよい。また、遅延素子は、インダクタに限らず、遅延線、フェライトビーズ、巻線コイル、電線のいずれか、または、これらのいずれかの組み合わせであってもよい。これにより、反射波を遅延させることができ、正常な復号が可能となる。
1、100:空気調和機システム
10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h、10i:室内機
20、20a、20b:室外機
31、32:2芯通信ケーブル、
11、12:インダクタ
18a、18b:通信ケーブル端子
13a、13b、13c:伝送路スイッチ
19a、19b:通信ケーブル端子
14a、14b、14c:伝送路スイッチ
15、25:送信回路
16、26:受信回路
17、27:制御部
22、23:通信ケーブル端子
21:終端抵抗

Claims (9)

  1. 室外制御部を有した室外機と、室内制御部を有した複数の室内機と、を伝送線により接続し、前記伝送線を介してシリアルデータ通信されて運転制御が行われる空気調和機を備えた空気調和機システムにおいて、
    前記室外機および前記複数の室内機のいずれか一台は、 前記伝送線をインピーダンス終端する終端抵抗を有し、
    各室内機は、
    他の室内機または前記室外機に接続された前記伝送線を接続する第一の伝送線端子と、
    別の他の室内機に接続された前記伝送線を接続する第二の伝送線端子と、
    前記第一の伝送線端子に接続された第一の伝送路スイッチと、
    前記第二の伝送線端子に接続された第二の伝送路スイッチと、
    前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとの間に接続された遅延素子と、を有し、
    各室内制御部は、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとを、前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とを短絡した初期状態と、前記遅延素子を介して前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とが接続された状態とに切り替え、
    前記遅延素子のインダクタンス値Lshtを、
    前記シリアルデータ通信の信号周波数をFdt[kHz]、
    単位時間を遅延させるインダクタンス値をLtm[μH/μsec]、
    とした時、
    Lsht=1/(4×Fdt)×Ltm
    と定める、空気調和機システム。
  2. 前記終端抵抗は、前記室外機に設けられている、請求項1に記載の空気調和機システム。
  3. 前記遅延素子は、インダクタ、遅延線、フェライトビーズ、巻線コイル、電線のいずれか、または、これらのいずれかの組み合わせたものである、請求項1または請求項2に記載の空気調和機システム。
  4. 室外制御部を有した室外機と、室内制御部を有した複数の室内機と、を伝送線により接続し、前記伝送線を介してシリアルデータ通信されて運転制御が行われる空気調和機を備えた空気調和機システムにおいて、
    前記室外機および前記複数の室内機のいずれか一台は、 前記伝送線をインピーダンス終端する終端抵抗を有し、
    各室内機は、
    他の室内機または前記室外機に接続された前記伝送線を接続する第一の伝送線端子と、
    別の他の室内機に接続された前記伝送線を接続する第二の伝送線端子と、
    前記第一の伝送線端子に接続された第一の伝送路スイッチと、
    前記第二の伝送線端子に接続された第二の伝送路スイッチと、
    前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとの間に接続された遅延素子と、を有し、
    各室内制御部は、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとを、前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とを短絡した初期状態と、前記遅延素子を介して前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とが接続された状態とに切り替え、
    各室内機の前記室内制御部は、電源投入後に前記室外機へ各室内機の識別符号を送信し、
    前記室外機の前記室外制御部は、前記室内機へ応答を送信し、
    各室内機の前記室内制御部は、前記応答を受信した場合は、前記室外機へ受信完了を送信し、
    各室内機の前記室内制御部は、前記応答を受信できない場合は、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチを前記初期状態から切り替えて、前記遅延素子を介して前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とが接続された状態にする、空気調和機システム。
  5. 室外制御部を有した室外機と、室内制御部を有した複数の室内機と、を伝送線により接続し、前記伝送線を介してシリアルデータ通信されて運転制御が行われる空気調和機を備えた空気調和機システムにおいて、
    前記室外機および前記複数の室内機のいずれか一台は、 前記伝送線をインピーダンス終端する終端抵抗を有し、
    各室内機は、
    他の室内機または前記室外機に接続された前記伝送線を接続する第一の伝送線端子と、
    別の他の室内機に接続された前記伝送線を接続する第二の伝送線端子と、
    前記第一の伝送線端子に接続された第一の伝送路スイッチと、
    前記第二の伝送線端子に接続された第二の伝送路スイッチと、
    前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとの間に接続された遅延素子と、を有し、
    各室内制御部は、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとを、前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とを短絡した初期状態と、前記遅延素子を介して前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とが接続された状態とに切り替え、
    前記伝送線に複数の室外機が接続され、前記終端抵抗は前記複数の室外機および前記複数の室内機のいずれか一つに接続され、
    前記終端抵抗は、前記複数の室外機のいずれか一つに接続され、
    各室内機の前記室内制御部は、電源投入後に前記終端抵抗を有する前記室外機へ各室内機の識別符号と冷媒系統識別符号を送信し、
    前記終端抵抗を有する前記室外機の前記室外制御部は、各室内機へ応答を送信し、
    各室内機の前記室内制御部は、前記応答を受信した場合は、前記終端抵抗を有する前記室外機へ受信完了を送信し、
    各室内機の前記室内制御部は、前記応答を受信できない場合は、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとを前記初期状態から切り替えて、前記遅延素子を介して前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とが接続された状態にし、前記室外機からの別の応答を受信した場合は、前記終端抵抗を有する前記室外機へ受信完了を送信し、
    前記終端抵抗を有する前記室外機は、各室内機からの前記受信完了を受信した後に、前記複数の室内機の他の室外機に対し、各室内機の前記冷媒系統識別符号と前記識別符号とを送信する、空気調和機システム。
  6. 室外制御部を有した室外機と、室内制御部を有した複数の室内機と、を伝送線により接続し、前記伝送線を介してシリアルデータ通信されて運転制御が行われる空気調和機を備えた空気調和機システムにおいて、
    前記室外機および前記複数の室内機のいずれか一台は、 前記伝送線をインピーダンス終端する終端抵抗を有し、
    各室内機は、
    他の室内機または前記室外機に接続された前記伝送線を接続する第一の伝送線端子と、
    別の他の室内機に接続された前記伝送線を接続する第二の伝送線端子と、
    前記第一の伝送線端子に接続された第一の伝送路スイッチと、
    前記第二の伝送線端子に接続された第二の伝送路スイッチと、
    前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとの間に接続された遅延素子と、を有し、
    各室内制御部は、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとを、前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とを短絡した初期状態と、前記遅延素子を介して前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とが接続された状態とに切り替え、
    前記室外機の前記室外制御部及び各室内機の前記室内制御部は、自身に対する前記終端抵抗の接続の有無を検知し、自身に前記終端抵抗が接続されている場合は、終端抵抗フラグを立てて、当該終端抵抗フラグと自身の識別符号とをブロードキャストし、
    前記自身の識別符号を受信した残りの前記室外機の前記室外制御部及び各室内機の前記室内制御部は、前記自身の識別符号を記憶し、
    前記自身の識別符号を受信した各室内機の前記室内制御部は、自己の識別符号を前記自身の識別符号へ送信する、 空気調和システム。
  7. 室外制御部を有した室外機と、室内制御部を有した複数の室内機と、を伝送線により接続し、前記伝送線を介してシリアルデータ通信されて運転制御が行われる空気調和機を備えた空気調和機システムにおいて、
    前記室外機および前記複数の室内機のいずれか一台は、 前記伝送線をインピーダンス終端する終端抵抗を有し、
    各室内機は、
    他の室内機または前記室外機に接続された前記伝送線を接続する第一の伝送線端子と、
    別の他の室内機に接続された前記伝送線を接続する第二の伝送線端子と、
    前記第一の伝送線端子に接続された第一の伝送路スイッチと、
    前記第二の伝送線端子に接続された第二の伝送路スイッチと、
    前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとの間に接続された遅延素子と、を有し、
    各室内制御部は、前記第一の伝送路スイッチと前記第二の伝送路スイッチとを、前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とを短絡した初期状態と、前記遅延素子を介して前記第一の伝送線端子と前記第二の伝送線端子とが接続された状態とに切り替え、
    前記伝送線に複数の室外機が接続され、前記終端抵抗は前記複数の室外機および前記複数の室内機のいずれか一つに接続され、
    各室外機の前記室外制御部及び各室内機の前記室内制御部は、自身に対する前記終端抵抗の接続の有無を検知し、自身に前記終端抵抗が接続されている場合は、終端抵抗フラグを立てて、当該終端抵抗フラグと自身の識別符号とをブロードキャストし、
    前記自身の識別符号を受信した残りの各室外機の前記室外制御部及び各室内機の前記室内制御部は、前記自身の識別符号を記憶し、
    前記自身の識別符号を受信した各室内機の前記室内制御部は、自己の識別符号を前記自身の識別符号へ送信する、空気調和システム。
  8. 前記終端抵抗は、前記室外機に設けられている、請求項1、5、8、9のいずれか一項に記載の空気調和機システム。
  9. 前記遅延素子は、インダクタ、遅延線、フェライトビーズ、巻線コイル、電線のいずれか、または、これらのいずれかの組み合わせたものである、請求項1、5、7〜9のいずれか一項に記載の空気調和機システム。
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