JP6607635B2 - 測定用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、コンタクトレンズに付着した付着物質を表面増強ラマン分光法により測定する際に用いられる測定用器具関する。
従来、ライフサイエンス分野では、対象者の健康状態をより簡便に診断したいという需要が高まっており、その一つとして、対象者が装着したコンタクトレンズに付着する付着物質に基づいて、健康状態を診断する技術について研究が進められている。
また、上述のようにより簡便に診断したいという需要に応じるためには、コンタクトレンズに付着する付着物質をより簡便に測定する手法が必要不可欠であり、様々な検討が進められている。
例えば、コンタクトレンズに付着する付着物質を測定する一つの手法として、表面増強ラマン分光法(SERS:Surface Enhanced Raman Scattering)を用いた測定方法が注目されている(例えば、特許文献1参照)。
また、別の手法として、コンタクトレンズに電極等の回路を設けて、付着物質であるグルコースを測定する測定方法も提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2013−142546号公報
平沼義貴 他6名、"高性能高分子材料を用いた涙液糖計測用コンタクトレンズ型グルコースセンサ" 日本大学生産工学部第44回学術講演会講演概要(2011−12−3)、815−816ページ
しかしながら、従来技術には、次のような問題があった。
特許文献1に開示されるように、コンタクトレンズの付着物質を表面増強ラマン分光法により測定する場合、コンタクトレンズの付着物質を溶液に溶かし、その溶液を、表面増強ラマン分光測定用金属ナノ粒子(以下、金属ナノ粒子として適宜説明する)を形成した平面基板上に滴下した後に、表面増強ラマン分光法により測定する。このため、測定に至るまでの準備が煩雑であるという問題がある。
一方、非特許文献1に開示されるように、回路を組み込んだ専用のコンタクトレンズを用いて付着物質を測定する場合、測定作業は簡便になるが、回路を組み込んだ専用のコンタクトレンズの製造コストは、非常に高く、この専用のコンタクトレンズを測定の度に消耗してしまうため、測定に伴う消耗品のコストが増大するという問題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、コストの増大を抑制しつつ、コンタクトレンズの付着物質をより簡便に測定することが可能な測定用器具を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、コンタクトレンズに付着した付着物質を表面増強ラマン分光法により測定する際に用いられる測定用器具であって、前記コンタクトレンズを保持した状態で前記コンタクトレンズに接触する接触面に、表面増強ラマン分光測定用金属ナノ粒子が形成され、前記コンタクトレンズを配置し且つ透明の部材からなる第1基板と、前記第1基板に配置される前記コンタクトレンズを押圧し且つ透明の部材からなる第2基板とを備え、前記金属ナノ粒子は、前記第1基板と前記第2基板との少なくとも一方に形成されることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、上記特徴に係り、前記第1基板と前記第2基板との内の一方は、前記接触面が凸状に湾曲することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、上記特徴に係り、前記第1基板と前記第2基板との内の他方は、前記接触面が凹状に湾曲することを要旨とする。
本発明によれば、コストの増大を抑制しつつ、コンタクトレンズの付着物質をより簡便に測定することが可能な測定用器具及び測定方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る測定用器具の概略構成を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係る測定用器具の一部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る測定方法の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例において測定されたラマンスペクトルの一例を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係る測定用器具の変形例を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る測定用器具の変形例を示す断面図である。 (a)本発明に係る測定用器具の変形例を示す断面図である。(b)本発明に係る測定用器具の変形例を示す断面図である。(c)本発明に係る測定用器具の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[本発明の第1実施形態]
(測定用器具の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る測定用器具1の概略構成を示す斜視図である。図1において、測定用器具1の平面方向をX方向及びY方向として規定するとともに、測定用器具1の厚み方向をZ方向として規定する。なお、X方向及びY方向は、水平方向であり、Z方向は、鉛直方向である。
本発明の第1実施形態に係る測定用器具1は、コンタクトレンズ100に付着した付着物質を表面増強ラマン分光法により測定する際に用いられる。なお、測定用器具1は、コンタクトレンズ100を測定する際の基板としての機能を有する。
具体的に、測定用器具1は、コンタクトレンズ100を配置する第1基板10と、第1基板10に配置されるコンタクトレンズ100を押圧する第2基板20とを備える。測定用器具1は、第1基板10と第2基板20とによって挟持することで、コンタクトレンズ100を保持する。
測定用器具1は、コンタクトレンズ100を保持した状態でコンタクトレンズ100に接触する接触面に、表面増強ラマン分光測定用金属ナノ粒子M(以下、金属ナノ粒子Mとして適宜説明する)が形成されている(図2〜3参照)。
測定用器具1では、コンタクトレンズ100を保持した状態で、発光器40から照射された励起光L1が、コンタクトレンズ100に接触する金属ナノ粒子Mに照射される。励起光L1によって発光するラマン散乱光L2は、受光器50によって受光される。受光器50によって受光されたラマン散乱光L2は、ラマンスペクトルとして解析される。この後、ラマンスペクトルが、分光器や解析装置などの他の機器(不図示)によって分析されて、コンタクトレンズ100に付着する付着物質が同定される。
次に、第1基板10及び第2基板20について具体的に説明する。図2は、図1に示す測定用器具1のA−A線に沿った断面図である。図3は、図2に示す第1基板10の一部拡大断面図である。
図2に示すように、第1基板10は、板状に構成されるとともに、中央部分において、コンタクトレンズ100を配置する凹部11を有する。第2基板20は、球状に構成される。第2基板20のサイズは、第1基板10の凹部11に収容可能なサイズである。
第1基板10の凹部11の直径φ11は、コンタクトレンズ100の直径φ100よりも大きい。第2基板20の直径φ20は、コンタクトレンズ100の直径φ100よりも小さい。つまり、φ11>φ100>φ20の関係を満たす。直径φ11及び直径φ20は、測定対象となるコンタクトレンズ100の直径φ100によって選定してもよい。
第1基板10では、凹部11の表面が接触面11aを有する。このため、接触面11aが凹状に湾曲する。第1基板10の凹部11の接触面11aは、コンタクトレンズ100の凸面に接触する。一方、第2基板20は、球状に構成される。このため、コンタクトレンズ100に接触する接触面20aが凸状に湾曲する。
第1基板10の接触面11aの曲率半径R1は、コンタクトレンズ100の曲率半径R3以上である。例えば、曲率半径R1は、10mmであってもよい。第2基板20の接触面20aの曲率半径R2は、コンタクトレンズ100の曲率半径R3以下である。つまり、R1≧R3≧R2の関係を満たす。なお、R1>R3>R2の関係を満たしてもよい。
また、本実施形態では、第1基板10と第2基板20との少なくともどちらか一方の基板は透明の部材からなる。
本実施形態において、第1基板10及び第2基板20の素材となる透明な部材は、一般に、表面増強ラマン分光法に使用される波長において透明な部材である。例えば、第1基板10及び第2基板20には、ガラス、プラスチックやシリコンなどの樹脂、及び他の任意の部材を使用してもよい。なお、本実施形態において「透明」とは、波長が380nmから2000nmの波長帯域の特定波長の光に対して透過率が50%以上であることを意味している。第1基板10及び第2基板20の光透過率は、80%以上であることが更に好ましい。また、第1基板10及び第2基板20の光透過率は、その厚みを増減することで調節してもよい。
第2基板20は、第1基板10にコンタクトレンズ100が配置された状態で、コンタクトレンズ100のZ方向上側に配置される。第2基板20は、自重(例えば、10g)によって、コンタクトレンズ100を第1基板10に向けて押圧する。
第1基板10は、コンタクトレンズ100に接触する接触面11aに、金属ナノ粒子Mが形成されている。
金属ナノ粒子Mを構成する金属は、例えば、金、銀、白金等の貴金属である。金属ナノ粒子Mを構成する金属は、表面増強ラマン散乱活性を有する物であれば、どのような金属を適用してもよい。また、金属ナノ粒子Mを形成する手法としては、例えば、次の手法を適用できる。
まず、第1基板10の接触面11aに粒径が50〜500nmのシリカナノ粒子を吸着させる。シリカナノ粒子を吸着させる方法は、第1基板10の材料によって適宜可能であるが、例えば、真空蒸着又はメッキ法により、金薄膜を第1基板10の接触面11aに形成した後に、シリカナノ粒子を吸着させてもよい。これにより、シリカナノ粒子を容易に吸着できる。
次に、真空蒸着法により、厚さ5〜500nmの金又は銀をシリカナノ粒子の一部に帽子状にコーティングすることにより、第1基板10の接触面11aに貴金属帽子状ナノ粒子を形成する。
上述の例では、金属ナノ粒子Mとして、貴金属帽子状ナノ粒子を形成する手法を例に挙げたが、これに限定されるものではない。例えば、金属ナノ粒子Mは、貴金属で構成されたナノ粒子そのものを第1基板10の接触面11aに吸着させることで形成してもよい。
本実施形態では、金属ナノ粒子Mは、第1基板10に形成されるが、金属ナノ粒子Mは、第1基板10と第2基板20との少なくとも一方に形成されていればよい。具体的には、金属ナノ粒子Mは、第1基板10の接触面11aと第2基板20の接触面20aとの少なくとも一方に形成されていればよい。
(測定方法)
次に、測定用器具1を用いた測定方法について説明する。図4は、測定方法を示すフローチャートである。
ステップS10において、測定用器具1を準備する。具体的に、測定用器具1の第1基板10にコンタクトレンズ100を配置するとともに、コンタクトレンズ100のZ方向上側に、第2基板20を配置する。
ステップS20において、測定用器具1を用いて、コンタクトレンズ100に付着する付着物質を表面増強ラマン分光法により測定する。具体的に、測定用器具1に向けて、発光器40から励起光L1を照射する。励起光L1が、第1基板10を介して、コンタクトレンズ100に接触する金属ナノ粒子Mに照射されると、ラマン散乱光L2が、受光器50によって検出される。受光器50によって検出されたラマン散乱光L2は、分光器(不図示)などによってラマンスペクトルとして検出される。この後、検出されたラマンスペクトルを解析することで、流体に含まれる物質を同定する。
(作用及び効果)
以上のように、第1実施形態に係る測定用器具1は、表面増強ラマン分光法によりコンタクトレンズに付着した付着物質を測定する際に、コンタクトレンズ100を保持する。
測定用器具1は、コンタクトレンズ100を配置する第1基板10と、第1基板10に配置されるコンタクトレンズ100を押圧する第2基板20とを備える。また、コンタクトレンズ100に接触する第1基板10の接触面11aに、金属ナノ粒子Mが形成されている。
このため、測定用器具1によってコンタクトレンズ100を直接保持した状態で、コンタクトレンズに付着した付着物質を表面増強ラマン分光法により測定することができる。
従って、従来技術のように、コンタクトレンズ100の付着物質を溶液に溶かし、その溶液を平面基板上に滴下するなどの準備作業が不要になるため、表面増強ラマン分光法による測定が簡略化される。また、従来技術のように、電極等の回路を組み込んだ専用のコンタクトレンズも不要となるため、測定に伴う消耗品のコストを抑制できる。
このように、本実施形態に係る測定用器具1によれば、コストの増大を抑制しつつ、表面増強ラマン分光法によりコンタクトレンズ100の付着物質をより簡便に測定することができる。
また、本実施形態に係る測定用器具1では、第1基板10と第2基板20とは、いずれも透明の部材からなる。このため、励起光L1を第1基板10側から照射することもできるし、第2基板20側から照射することもできる。更に、ラマン散乱光L2を第1基板10側から受光することもできるし、第2基板20側から受光することもできる。
これにより、励起光L1を照射する発光器40の配置や、ラマン散乱光L2を受光する受光器50の配置の自由度を高めることができる。
[実施例]
次に、本発明の実施例について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
まず、比較例に係る測定用器具と、実施例に係る測定用器具とを準備した。比較例に係る測定用器具は、金属ナノ粒子Mを形成していない測定用器具を用いた。一方で、実施例に係る測定用器具1は、上述した第1実施形態に係る測定用器具1を用いた。すなわち、金属ナノ粒子Mを形成した測定用器具1を用いた。
比較例と実施例とは、金属ナノ粒子Mの有無を除いて、他の構成は同様である。
そして、比較例と実施例とを用いて、コンタクトレンズ100に付着する付着物質を、表面増強ラマン分光法により測定した。
図5には、表面増強ラマン分光法により測定した測定結果を示すグラフが示されている。図5の縦軸はラマン信号強度を示し、横軸はラマンシフト(cm−1)を示す。
図5において、データX1は、比較例に係る測定用器具を用いて、コンタクトレンズ100に付着する付着物質を表面増強ラマン分光法により測定したデータである。
一方、図5において、データX2は、実施例に係る測定用器具1を用いて、コンタクトレンズ100に付着する付着物質を表面増強ラマン分光法により測定したデータである。
図5に示すように、データX1では、ピークが見られないが、データX2では、明確なピークが確認できる。これにより、第1実施形態に係る測定用器具1を用いて、コンタクトレンズ100に付着する付着物質を測定できることが確認できた。
[変形例]
次に、上述した第1実施形態の変形例について説明する。
上述した第1実施形態では、第2基板20は、自重によって、コンタクトレンズ100を第1基板10に向けて押圧するように構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、測定用器具1は、第2基板20を押圧する押圧手段50を更に備えていてもよい。この場合、押圧手段50は、バネなどの弾性力を用いて押圧する構成であってもよいし、第1基板10と第2基板20とに設けた二つの磁極による磁力によって押圧する構成であってもよい。
また、上述した第1実施形態では、第2基板20は、球状に構成されていたが、図7に示すように、円柱状であって、接触面20aが凸状に湾曲する構成であってもよい。
また、上述した第1実施形態では、第1基板10が凹部11を有していたが、図8(a)に示すように、第1基板10は、凸部15を備えていてもよい。この場合、凸部15が接触面11aを有するとともに、凸部15の接触面11aに金属ナノ粒子Mが形成される。また、図8(a)に示すように、第1基板10が凸部15備える場合、第2基板20は、凸部15を収容可能な凹部21を備えることが好ましい。
このように、第1基板10と第2基板20との内の一方は、接触面11aが凸状に湾曲することが好ましい。また、第1基板10と第2基板20との内の一方は、接触面11aが凸状に湾曲する場合、第1基板10と第2基板20との内の他方は、接触面11aが凹状に湾曲することが好ましい。
なお、図8(b)に示すように、第1基板10が、凸部15を備える場合、第2基板20は、板状に構成されていてもよい。また、図8(c)に示すように、第1基板10が、凸部15を備える場合、第2基板20も、凸部25を備える構成であってもよい。
[本発明のその他の実施形態]
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。
例えば、上述の第1実施形態では、第1基板10と第2基板20とは、いずれも透明の部材からなる場合を例に挙げて説明したが、励起光L1の照射側及びラマン散乱光L2の受光側となる何れか一方の基板(例えば、第1基板10)のみが、透明の部材からなるように構成されていてもよい。
また、上述の第1実施形態では、測定用器具1がコンタクトレンズ100を保持した状態のまま、表面増強ラマン分光法により測定する場合を例に挙げて説明したがこれに限定されるものではない。例えば、測定の前に、測定用器具1がコンタクトレンズ100を保持することによって、測定用器具1の接触面11aに形成される金属ナノ粒子Mに、コンタクトレンズ100の付着物質を付着させる。そして、コンタクトレンズ100の付着物質を付着させた測定用器具1を表面増強ラマン分光法により測定してもよい。
このように、本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の測定用器具1及び測定方法は、コンタクトレンズに付着する付着物質を表面増強ラマン分光法によって測定する際に適用することができる。
1…測定用器具
10…第1基板
11…凹部
11a…接触面
20…第2基板
20a…接触面
40…発光器
50…受光器
50…押圧手段
100…コンタクトレンズ
M…金属ナノ粒子

Claims (4)

  1. コンタクトレンズに付着した付着物質を表面増強ラマン分光法により測定する際に用いられる測定用器具であって、
    前記コンタクトレンズを保持した状態で前記コンタクトレンズに接触する接触面に、表面増強ラマン分光測定用金属ナノ粒子が形成され、
    前記コンタクトレンズを配置し且つ透明の部材からなる第1基板と、
    前記第1基板に配置される前記コンタクトレンズを押圧し且つ透明の部材からなる第2基板とを備え、
    前記金属ナノ粒子は、前記第1基板と前記第2基板との少なくとも一方に形成されることを特徴とする測定用器具。
  2. 前記第1基板と前記第2基板との内の一方は、前記接触面が凸状に湾曲することを特徴とする請求項に記載の測定用器具。
  3. 前記第1基板と前記第2基板との内の他方は、前記接触面が凹状に湾曲することを特徴とする請求項に記載の測定用器具。
  4. 前記第1基板と前記第2基板とは、波長380nmから2000nmの波長帯域の特定波長の光に対して透過率が50%以上である透明の部材からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の測定用器具。
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