JP6607263B2 - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
近年、多様なアイデアを創出するために、少人数のグループを形成して討議する場が、様々な分野で設けられている。このような場で用いられる討議手法の一つとして、ワールドカフェと呼ばれるものがある。ワールドカフェは、他の人々の様々な意見に耳を傾けて、自由な意見やアイデアを創出するための討議手法として注目されている。
先行技術としては、例えば、少人数のグループ討議に際して、一つの命題を与えて、グループごとに複数の結論を導き、発表時にグループごとの資料を参加者全員で閲覧可能にするためのものがある。また、あるコミュニティから別のコミュニティに対して情報を提供できるようにして、コミュニティ間にわたる知識の共有を図るための技術がある。
特開2013−239047号公報 特開2002−342347号公報
しかしながら、従来技術では、各グループにおける議論の内容が類似していき、グループワークとして様々な視点から議論することが難しくなる場合がある。
一つの側面では、本発明は、グループ単体での議論を活発にし、ひいては、複数のグループ全体における議論を活性化させる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、各グループで情報を共有する複数のグループのうち、第1のグループで共有された情報と、第2のグループで共有された情報との類似度を算出し、算出した前記類似度が所定の基準を満たす場合に、前記第1または第2のグループの少なくともいずれかのグループに対して、当該グループで共有された情報に基づいて、議論が促進する情報を提供する情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが提案される。
本発明の一側面によれば、グループ単体での議論を活発にし、ひいては、複数のグループ全体における議論を活性化させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、グループワークシステム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、端末装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5Aは、共有画面の画面例を示す説明図(その1)である。 図5Bは、共有画面の画面例を示す説明図(その2)である。 図6は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図7は、共有画面データの具体例を示す説明図である。 図8は、度数分布表の具体例を示す説明図である。 図9は、議論内容リストの具体例を示す説明図である。 図10は、対義語リストの具体例を示す説明図である。 図11は、意味的距離リストの具体例を示す説明図である。 図12Aは、提供情報の具体例を示す説明図(その1)である。 図12Bは、提供情報の具体例を示す説明図(その2)である。 図13は、議論ログテーブル1300の記憶内容の一例を示す説明図である。 図14Aは、提供情報の表示例を示す説明図(その1)である。 図14Bは、提供情報の表示例を示す説明図(その2)である。 図15は、情報処理装置101の情報処理手順の一例を示すフローチャートである。 図16は、議論内容推定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図17は、議論内容推定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図18は、提供情報作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図19は、情報提供処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置101は、グループG1〜Gn(n:2以上の自然数)に含まれるいずれかのグループに対して、当該グループにおける議論の方向性の変更を促す情報を提供するコンピュータである。
グループG1〜Gnは、各グループで情報を共有する複数のグループであり、例えば、グループワークを行うために形成される。グループワークとは、少人数のグループを形成して、あるテーマ(命題)についてグループ単位で考えて、何かを作ったり、結論を出したりすることである。
各グループは、複数のメンバから構成される。各メンバは、グループG1〜Gnで共通のテーマ(例えば、「東京オリンピックを成功させるためには?」)について、グループ単位で議論する。各グループで共有する情報は、例えば、グループG1〜Gnで共通のテーマについての議論内容を示す情報である。
ここで、ワールドカフェは、他の人々の様々な意見に耳を傾けて、自由な意見やアイデアを創出するための討議手法の一つである。ワールドカフェは、共通のテーマについて、まず、各グループで議論し、その後、ホスト以外は他のグループへ移動し、移動先のホストから前の議論のサマリを聞いてから、さらに議論を深めるということを何回か繰り返す手法である。
ところが、このようなアイデア創出を目的としたグループ討議では、共通のテーマについて複数のグループで討議していると、同様の結論に辿り着くグループが複数現れることがある。例えば、ワールドカフェのようなメンバが各グループを周回するようなやり方では、各グループの議論が影響力の強いメンバ(声の大きいメンバなど)の意見に流されやすくなる。この結果、各グループの議論内容が類似して、各グループで同様の結論に辿り着く傾向がある。これでは、各グループでの議論が発散しないため、効率のよい議論が行われたとはいえない。
そこで、本実施の形態では、グループ単体での議論を活発にし、ひいては、複数のグループ全体(グループワーク)における議論を活性化させる情報処理方法について説明する。以下、情報処理装置101の処理例について説明する。以下の説明では、グループG1〜Gnのうちの任意のグループを「グループGi」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。
(1)情報処理装置101は、グループG1〜Gnのうち、グループGiで共有された情報と、グループGj(j≠i、j=1,2,…,n)で共有された情報との類似度Rijを算出する。具体的には、例えば、情報処理装置101は、グループGiで共有された情報を分析して、グループGiで共有された情報を特徴付ける代表単語を特定する。
また、情報処理装置101は、グループGjで共有された情報を分析して、グループGjで共有された情報を特徴付ける代表単語を特定する。そして、情報処理装置101は、グループGiの代表単語とグループGjの代表単語とに基づいて、グループGi,Gj間の類似度Rijを算出する。
図1の例では、グループG1〜G3のうち、グループG1で共有された情報と、グループG2で共有された情報との類似度R12が算出された場合を想定する。
(2)情報処理装置101は、算出した類似度Rijが所定の基準を満たすか否かを判断する。具体的には、例えば、情報処理装置101は、算出した類似度Rijが、閾値Rth以上であるか否かを判断することにしてもよい。ここで、閾値Rthは、任意に設定可能であり、類似度Rijが閾値Rth以上であれば、グループGiで共有された情報とグループGjで共有された情報とが類似しているといえる値に設定される。
図1の例では、グループG1で共有された情報と、グループG2で共有された情報との類似度R12が閾値Rth以上である場合を想定する。
(3)情報処理装置101は、算出した類似度Rijが所定の基準を満たす場合に、グループGiまたはグループGjの少なくともいずれかのグループに対して、当該グループで共有された情報に基づいて、議論が促進する情報、例えば、議論の方向性の変更を促す情報を提供する。ここで、議論の方向性の変更を促す情報とは、例えば、議論が発散するように促す情報である。
議論の方向性の変更を促す情報は、例えば、グループで共有された情報を特徴付ける代表単語に基づいて作成される。具体的には、例えば、情報処理装置101は、グループGiにおける議論の方向性の変更を促す情報として、グループGiで共有された情報を特徴付ける代表単語の対義語を含む情報を作成することにしてもよい。
図1の例では、グループG2に対して、グループG2で共有された情報に基づく提供情報110が提供される場合を想定する。提供情報110は、グループG2における議論の方向性の変更を促す情報であり、例えば、グループG2で共有された情報を特徴付ける代表単語の対義語を含む。
なお、情報処理装置101は、グループG1,G2に議論の方向性の変更を促す情報を提供する場合は、グループG1,G2に対してそれぞれ異なる情報を提供する。
このように、情報処理装置101によれば、各グループGi,Gjにおける議論の内容が類似して、グループGi,Gj間で同様の結論が導き出されそうなときに、グループGi,Gjの少なくともいずれかのグループに対して、議論の方向性の変更を促す情報を提供することができる。
これにより、グループ単体での議論を活発にして、ひいては、グループワークにおける議論を活性化させることができる。図1の例では、グループG2における議論が発散するような方向に議論を促す提供情報110を提供することができ、グループG2での議論を活発にして、グループG1〜G3全体における議論を活性化させることができる。
(グループワークシステム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかるグループワークシステム200のシステム構成例について説明する。
図2は、グループワークシステム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、グループワークシステム200は、情報処理装置101と、複数の端末装置201と、を含む。グループワークシステム200において、情報処理装置101および複数の端末装置201は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
情報処理装置101は、議論内容DB(データベース)220を有し、グループG1〜GnのうちのいずれかのグループGi内の端末装置201に対して、グループGiにおける議論の方向性の変更を促す情報を提供する。グループG1〜Gnは、グループワークのためにそれぞれ少人数のメンバで形成されるグループの集合である。
議論内容DB220は、様々なテーマについて各グループGiで議論された内容に関する各種情報を記憶する。議論内容DB220は、例えば、議論内容リストや議論ログテーブルを含む。議論内容リストの記憶内容については、図9を用いて後述する。また、議論ログテーブルの記憶内容については、図13を用いて後述する。
情報処理装置101は、例えば、サーバである。ただし、情報処理装置101は、グループワークシステム200内の複数の端末装置201のうちのいずれかの端末装置201により実現されることにしてもよい。
端末装置201は、グループワークに参加する各ユーザが使用するコンピュータである。端末装置201は、例えば、PC(パーソナル・コンピュータ)、タブレットPC、スマートフォンなどの汎用演算装置であってもよく、また、グループワーク専用装置であってもよい。
各ユーザは、グループG1〜GnのいずれかのグループGiのメンバとなり、グループG1〜Gnで共通のテーマについてグループ単位で議論する。この際、端末装置201において、各ユーザが、自身が属するグループGiのグループIDを指定すると、同一グループIDを指定した複数のユーザ、すなわち、同一グループGi内の複数のユーザそれぞれの端末装置201に同一の情報が表示される。これにより、各グループGi内の端末装置201間で表示画面を共有して、各グループGi内のメンバ間で情報が共有される。
各グループGiで共有される情報は、共通のテーマについての議論内容を示す情報である。例えば、各メンバは、端末装置201に表示される共有画面上に、共通のテーマについての議論内容を示す文字、付箋、画像、Webページ、図形などの各種情報を、書き込んだり、編集したり、削除したりすることができる。
なお、グループGi内の各端末装置201に表示される共有画面の画面例については、図5Aおよび図5Bを用いて後述する。
(情報処理装置101のハードウェア構成例)
図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部のコンピュータ(例えば、図2に示した端末装置201)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と装置内部とのインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、情報処理装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイ等を有することにしてもよい。
(端末装置201のハードウェア構成例)
図4は、端末装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、端末装置201は、CPU401と、メモリ402と、ディスクドライブ403と、ディスク404と、I/F405と、ディスプレイ406と、入力装置407と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、端末装置201の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ディスクドライブ403は、CPU401の制御に従ってディスク404に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク404は、ディスクドライブ403の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク404としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F405は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部のコンピュータ(例えば、図2に示した情報処理装置101)に接続される。そして、I/F405は、ネットワーク210と装置内部のインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)などを採用することができる。
入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
なお、クライアント装置202は、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ403、ディスク404などを有さないことにしてもよい。
(共有画面の画面例)
つぎに、図5Aおよび図5Bを用いて、グループGi内の各端末装置201のディスプレイ406に表示される共有画面の画面例について説明する。ここでは、グループG1〜GnのうちのグループG1,G2を例に挙げて、各端末装置201のディスプレイ406に表示される共有画面の画面例について説明する。
図5Aは、共有画面の画面例を示す説明図(その1)である。図5Aにおいて、共有画面510は、グループG1内の端末装置201間で共有される表示画面である。
共有画面510には、付箋情報511〜517が表示されている。付箋情報511〜517は、共通のテーマ「商品Xの売上を向上させるためには?」について、グループG1における議論の際に入力されて共有された情報であり、グループG1で議論された内容を示す。
図5Bは、共有画面の画面例を示す説明図(その2)である。図5Bにおいて、共有画面520は、グループG2内の端末装置201間で共有される表示画面である。
また、共有画面520には、付箋情報521〜527が表示されている。付箋情報521〜527は、共通のテーマ「商品Xの売上を向上させるためには?」について、グループG2における議論の際に入力されて共有された情報であり、グループG2で議論された内容を示す。
(情報処理装置101の機能的構成例)
図6は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図6において、情報処理装置101は、取得部601と、分析部602と、算出部603と、判断部604と、作成部605と、提供部606と、を含む構成である。取得部601〜提供部606は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
取得部601は、グループGiで共有された情報を取得する。具体的には、例えば、取得部601は、グループGi内のいずれかの端末装置201(例えば、ホストの端末装置201)から共有画面の画面情報を受信することにより、グループGi内の端末装置201間で共有された共有画面の画面情報を取得する。
グループGiで共有された情報の取得タイミングは、任意に設定可能である。例えば、取得部601は、各グループGiで共有された情報が更新されると、その都度、各グループGiで共有された情報を取得することにしてもよい。また、例えば、取得部601は、グループワークが開始、すなわち、各グループGiで議論が開始されてから所定の時間経過後(例えば、20分経過後)に、各グループGiで共有された情報を取得してもよい。
また、例えば、取得部601は、各グループGiで議論が開始されてから所定の時間間隔(例えば、10分〜20分)ごとに、各グループGiで共有された情報を取得してもよい。また、例えば、取得部601は、各グループGiでの議論開始時に、各グループGiで共有される前の議論のサマリの情報を取得することにしてもよい。
分析部602は、取得されたグループGiで共有された情報を分析する。具体的には、例えば、分析部602は、グループGiで共有された共有画面の画面情報から、文字(付箋)や画像を抽出する。また、分析部602は、抽出した文字(付箋)や画像の共有画面における位置座標を特定する。
つぎに、分析部602は、抽出した画像に対して画像認識処理を施すことで、画像から文字を抽出したり、画像が表すものを認識したりして、画像を文字に変換する。そして、分析部602は、特定した文字(画像から変換された文字を含む)の位置座標に基づいて、文字をクラスタ分析して部分集合(クラスタ)に分割する。
これにより、人間が議論する際には、同じような意味を持つ文字(文章や単語)を、同じような場所に置いて議論することが多いということを利用して、共有画面上に入力された文字(画像から変換された文字を含む)をクラスタリングすることができる。クラスタ分析の結果は、例えば、共有画面データに設定される。
ここで、図7を用いて、図5A、図5Bに示した共有画面510,520の画面情報をもとに生成される共有画面データの具体例について説明する。
図7は、共有画面データの具体例を示す説明図である。図7において、共有画面データ700は、グループID、種別、内容、位置およびクラスタIDのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、文字データ700−1〜700−14をレコードとして記憶する。
グループIDは、グループGiを一意に識別する識別子である。種別は、グループGiの共有画面上に入力された文字(画像から変換された文字を含む)の種別を示す。種別としては、例えば、付箋、画像などが設定される。内容は、文字の内容を示す。位置は、共有画面における文字の位置座標を示す。クラスタIDは、文字が属するクラスタcを一意に識別する識別子である。
例えば、文字データ700−1は、グループG1の共有画面510(図5A参照)に入力された付箋情報511から特定される文字の種別「付箋」、内容「ネット広告を増やす」、位置(5,8)およびクラスタID「c1」を示す。
図6の説明に戻り、つぎに、分析部602は、例えば、共有画面データ(例えば、図7参照)に基づいて、各クラスタcの文字を形態素解析して、各クラスタcの文字から単語(例えば、名詞、動詞、形容詞)を抽出する。そして、分析部602は、クラスタcごとに、抽出した単語の度数を算出する。単語の度数とは、単語が出現する頻度を表す度数である。算出された単語の度数は、例えば、度数分布表に設定される。
ここで、図8を用いて、図7に示した共有画面データ700をもとに生成される度数分布表の具体例について説明する。
図8は、度数分布表の具体例を示す説明図である。図8において、度数分布表800は、グループID、クラスタID、単語および度数のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、度数情報800−1〜800−34をレコードとして記憶する。
グループIDは、グループGiを一意に識別する識別子である。クラスタIDは、クラスタcを一意に識別する識別子である。単語は、クラスタc内の単語である。度数は、クラスタcにおける単語の度数である。例えば、度数情報800−1は、グループG1のクラスタc1内の単語「ネット」の度数「1」を示す。
なお、上述した説明では、単語の度数を、各グループGiのクラスタcごとに算出することにしたが、これに限らない。例えば、分析部602は、グループGi内のクラスタcの枠を取り払って、グループGiごとに、単語の度数を算出することにしてもよい。
図6の説明に戻り、分析部602は、グループGiで共有された情報を特徴付ける代表単語を特定する。具体的には、例えば、分析部602は、度数分布表(例えば、図8参照)に基づいて、グループGiの代表単語を特定することにしてもよい。
より詳細に説明すると、例えば、分析部602は、各グループGiについて、単語の度数を比較して、度数が最大の単語を、グループGiの代表単語として特定することにしてもよい。単語の度数は、例えば、クラスタcごとの単語の度数、および/または、グループGiごとの単語の度数である。
また、例えば、分析部602は、クラスタcごとの単語の度数を比較して、度数が高い上位何個かの単語(例えば、上位3個の単語)を、グループGiの代表単語として特定することにしてもよい。また、例えば、分析部602は、クラスタcごとの単語の度数が閾値以上の単語を、グループGiの代表単語として特定することにしてもよい。閾値は、任意に設定可能である。特定された代表単語は、例えば、議論内容リストに登録される。
ここで、図9を用いて、図8に示した度数分布表800をもとに生成される議論内容リストの具体例について説明する。
図9は、議論内容リストの具体例を示す説明図である。図9において、議論内容リスト900は、グループID、クラスタID、単語、度数および画面情報のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、グループGiごとの議論内容情報(例えば、議論内容情報900−1,900−2)をレコードとして記憶する。
ここで、グループIDは、グループGiを一意に識別する識別子である。クラスタIDは、グループGi内のクラスタcを一意に識別する識別子である。ただし、クラスタID「ALL」は、グループGi内の全クラスタを包含したものを表す。単語は、対応するクラスタIDから特定されるクラスタc内の代表単語である。
度数は、対応するクラスタIDから特定されるクラスタcにおける代表単語の度数である。画面情報は、グループGiで共有された共有画面の画面情報である。例えば、議論内容情報900−1は、グループG1の各クラスタc内の代表単語の度数(例えば、クラスタc1内の代表単語「広告」の度数「4」)と、グループG1で共有された共有画面510(図5A参照)の画面情報とを示す。
なお、クラスタID「−」は、自グループには存在しない代表単語であって、他グループに存在する代表単語に対応する。例えば、議論内容情報900−1には、グループG1には存在しない代表単語であって、グループG2に存在する代表単語「変更」が設定されている。
図6の説明に戻り、算出部603は、グループG1〜Gnのうち、グループGiで共有された情報と、グループGj(j≠i)で共有された情報との類似度Rijを算出する。具体的には、例えば、算出部603は、各グループGi,Gjの代表単語の度数に基づいて、グループGi,Gj間の相関係数を算出することにより、グループGi,Gj間の類似度Rijを算出することにしてもよい。
より詳細に説明すると、例えば、算出部603は、議論内容リスト(例えば、図9に示した議論内容リスト900)を参照して、全グループG1〜Gnで得られたK種類の代表単語の度数を要素としたK次元の度数ベクトルをグループGiごとに算出する。そして、算出部603は、下記式(1)〜(3)を用いて、グループGiの度数ベクトル(x1,x2,…,xK)とグループGjの度数ベクトル(y1,y2,…,yK)との間の相関係数R(=類似度Rij)を求める。
Figure 0006607263
Figure 0006607263
Figure 0006607263
例えば、図9に示した議論内容リスト900を例に挙げると、グループG1,G2間の相関係数R(=類似度R12)は、「R=R12=0.866025」となる。なお、上述した説明では、全グループG1〜Gnで得られた代表単語の度数を要素としたが、これに限らない。例えば、算出部603は、全グループG1〜Gnで得られた、度数が一定数以上の単語の度数を要素として度数ベクトルを算出することにしてもよい。
判断部604は、算出されたグループGi,Gj間の類似度Rijが所定の基準を満たすか否かを判断する。具体的には、例えば、判断部604は、類似度Rijが閾値Rth以上であるか否かを判断する。閾値Rthは、上述したように、任意に設定可能であり、類似度Rijが閾値Rth以上であれば、グループGi,Gj間で議論が類似しているといえる値(例えば、0.7程度)に設定される。
また、閾値Rthは、学習により値が設定されることにしてもよい。例えば、判断部604は、ファシリテータ等によりグループGi,Gj間で類似した議論が行われていると判断された際の類似度を保持しており、保持した類似度に基づく値(例えば、平均値、最小値、最大値等)を閾値Rthとして設定することにしてもよい。
例えば、閾値Rthを「Rth=0.7」とすると、グループG1,G2間の類似度R12(=相関係数R)は、「R12=0.866025」のため、閾値Rth以上であると判断される。
作成部605は、類似度Rijが所定の基準を満たす場合、グループGi,Gjの少なくともいずれかのグループに対する提供情報を作成する。ここで、提供情報は、議論の方向性の変更を促す情報である。また、作成部605は、グループGi,Gjの両方のグループに対する提供情報を作成する場合には、グループGi,Gj間でそれぞれ異なる内容の提供情報を作成する。
具体的には、例えば、作成部605は、議論内容リスト(例えば、図9に示した議論内容リスト900)を参照して、グループGi,Gj間で代表単語の度数を集計する。また、作成部605は、例えば、対義語辞書情報を参照して、グループGi,Gj間で度数を集計した代表単語の対義語を検索する。
対義語辞書情報は、例えば、メモリ302やディスク305などの記憶装置に記憶されている。ただし、作成部605は、例えば、既存の対義語検索サービスを利用して、代表単語の対義語を検索することにしてもよい。集計された代表単語の度数と、検索された代表単語の対義語は、例えば、対義語リストに登録される。
ここで、図10を用いて、図9に示した議論内容リスト900をもとに生成される対義語リストの具体例について説明する。
図10は、対義語リストの具体例を示す説明図である。図10において、対義語リスト1000は、グループG1,G2の代表単語と、代表単語の対義語と、代表単語の度数とを対応付けて記憶する。代表単語の度数は、代表単語の対義語の優先度に相当する。この優先度が高いほど、対義語が提供情報として妥当な情報であるとみなす。
例えば、グループG1,G2の代表単語「広告」の対義語は「狭告」であり、度数は「8」である。すなわち、対義語「狭告」の優先度は「8」である。
図6の説明に戻り、つぎに、作成部605は、対義語リスト(例えば、図10に示した対義語リスト1000)を参照して、優先度が高い上位何個かの対義語(例えば、上位3個の対義語)の組み合わせごとに、対義語間の意味的距離を算出する。この際、作成部605は、例えば、各対義語に対応する代表単語間の意味的距離を、対義語間の意味的距離として算出することにしてもよい。
ここで、意味的距離とは、単語が持つ概念間の関係の強さを示す指標である。意味的距離が小さいほど、概念間の関係が強いことを示す。意味的距離は、例えば、LSA(Latent Semantic Analysis)やHAL(Hyperspace Analogue to Language)などの意味空間におけるユークリッド距離として定義することにしてもよい。
また、意味的距離は、例えば、検索エンジンのサジェストキーワードを繰り返し検索し続けて、該当単語が現れるまでの検索回数と定義することにしてもよい。さらに、意味的距離は、例えば、ある固定値(例えば、10000)を、検索エンジンにより2つの単語を検索キーワードとして検索した際のヒット数で割った値と定義することにしてもよい。
算出された対義語間の意味的距離は、例えば、意味的距離リストに登録される。
ここで、図11を用いて、図10に示した対義語リスト1000をもとに生成される意味的距離リストの具体例について説明する。ここでは、優先度が高い上位3個の対義語の組み合わせごとに、対義語間の意味的距離を算出した場合を例に挙げて説明する。
図11は、意味的距離リストの具体例を示す説明図である。図11において、意味的距離リスト1100は、対義語1と対義語2と組み合わせごとに、対義語1,2間の意味的距離を記憶する。例えば、対義語1「狭告」と対義語2「隠蔽」との間の意味的距離は「0.884955752」である。
図6の説明に戻り、つぎに、作成部605は、例えば、意味的距離リスト(例えば、図11に示した意味的距離リスト1100)を参照して、意味的距離が相対的に大きい対義語の組み合わせに基づいて、グループGi,Gjそれぞれに対する提供情報を作成する。
より具体的には、例えば、作成部605は、意味的距離リスト1100を参照して、意味的距離が最大の対義語の組み合わせを特定する。図11の例では、対義語1「狭告」と対義語2「隠蔽」との組み合わせが特定される。そして、作成部605は、特定した対義語の組み合わせのうち、一方の対義語を含む提供情報と、他方の対義語を含む提供情報とを作成する。図11の例では、対義語1「狭告」を含む提供情報と、対義語2「隠蔽」を含む提供情報とが作成される。
以下の説明では、提供情報に含む対義語を「提供単語」と表記する場合がある。
また、作成部605は、検索された過去の議論内容情報のうち、提供単語に対応する単語の度数が最大となる議論内容情報の画面情報を提供情報に含めることにしてもよい。
ここで、図12Aおよび図12Bを用いて、図11に示した意味的距離リスト1100をもとに作成されるグループG1,G2に対する提供情報の具体例について説明する。
図12Aは、提供情報の具体例を示す説明図(その1)である。図12Aにおいて、提供情報1210は、議論の内容が類似しているグループG1,G2のうちのグループG1に対して提供される情報である。提供情報1210には、提供単語「狭告」と参考データ「xxx.jpg」とが含まれている。
提供単語「狭告」は、グループG1で共有された情報、すなわち、共有画面510の内容を特徴付ける代表単語「広告」の対義語である。参考データ「xxx.jpg」は、同じテーマで提供単語「狭告」を最も使用した議論が行われた際の過去の共有画面の画面情報である。
図12Bは、提供情報の具体例を示す説明図(その2)である。図12Bにおいて、提供情報1220は、議論の内容が類似しているグループG1,G2のうちのグループG2に対して提供される情報である。提供情報1220には、提供単語「隠蔽」と参考データ「xxx.jpg」とが含まれている。
提供単語「隠蔽」は、グループG2で共有された情報、すなわち、共有画面520の内容を特徴付ける代表単語「表示」の対義語である。参考データ「xxx.jpg」は、同じテーマで提供単語「隠蔽」を最も使用した議論が行われた際の過去の共有画面の画面情報である。
提供部606は、グループGi,Gjの少なくともいずれかのグループに対して、作成された提供情報を提供する。具体的には、例えば、提供部606は、グループG1内の各端末装置201に対して、図12Aに示した提供情報1210を送信する。また、例えば、提供部606は、グループG2内の各端末装置201に対して、図12Bに示した提供情報1220を送信する。
この結果、各グループG1,G2内の各端末装置201のディスプレイ406に提供情報1210,1220がそれぞれ表示される。なお、各端末装置201のディスプレイ406に表示される提供情報の表示例については、図14Aおよび図14Bを用いて後述する。
また、提供部606は、各グループGi,Gjにおける議論の開始(グループワークの開始)から終了までの議論予定時間のうちの所定の時間内に、作成された提供情報を提供することにしてもよい。所定の時間は、任意に設定可能である。例えば、所定の時間は、グループワークを開始してから、議論予定時間のp%の時間が経過するまでの時間に設定される。p%として、例えば、30%〜70%程度の固定値が設定されることにしてもよい。
以下の説明では、各グループGi,Gjでの議論が開始してから、議論予定時間のp%の時間が経過するまでの時間を「議論発散完了時間」と表記する場合がある。
また、提供部606は、例えば、過去に評価の高いグループワークが行われた際の単位時間当たりの書き込み回数の時間的変化に基づいて、議論発散完了時間を決定することにしてもよい。単位時間当たりの書き込み回数は、グループで共有される情報が更新された単位時間当たりの回数に相当する。
また、過去に評価の高いグループワークが行われた際の単位時間当たりの書き込み回数は、例えば、図13に示すような議論ログテーブル1300に記憶されている。なお、提供部606は、高評価のグループワークが行われ、かつ、グループGi,Gjにおける議論の内容と類似する内容の議論が行われた際の単位時間当たりの書き込み回数の時間的変化を用いることにしてもよい。
図13は、議論ログテーブル1300の記憶内容の一例を示す説明図である。図13において、議論ログテーブル1300は、過去に最も評価が高かったグループワークが行われた際の単位時間当たりの書き込み回数の時間的変化と、グループワークの評価値とを記憶している。
図13の例では、単位時間は「5分」であり、議論予定時間は「45分」である。また、評価値は、グループワークとしてどの程度よい議論が行われたのかを示す指標である。評価値の最小値は「0」であり、最大値は「100」である。グループワークの評価値は、例えば、グループワークの参加者や、ファシリテータにより評価される。
ここで、議論ログテーブル1300を例に挙げて、議論発散完了時間の決定例について説明する。まず、提供部606は、議論ログテーブル1300を参照して、単位時間当たりの書き込み回数の変化量が小さくなる時間を特定する。単位時間当たりの書き込み回数の変化量が小さくなる時間は、そのグループにおける議論が収束し始めた時間であるといえる。
図13の例では、30分から35分までの間で、単位時間当たりの書き込み回数の変化量が小さくなる。この場合、提供部606は、議論予定時間に対する単位時間当たりの書き込み回数の変化量が小さくなる時間の割合「30分/45分」を特定する。つぎに、提供部606は、特定した割合「30分/45分」を上記pとし、当該pと議論予定時間とに基づいて、議論発散完了時間を決定する。
より具体的には、例えば、提供部606は、下記式(4)を用いて、議論発散完了時間を算出することができる。ただし、pは、議論予定時間に対する単位時間当たりの書き込み回数の変化量が小さくなる時間の割合である。t2は、議論予定時間である。
議論発散完了時間=p×t2 ・・・(4)
ここで、今回の議論予定時間を「90分」とすると、議論発散完了時間は「60分」となる。この場合、提供部606は、現在の議論時間(議論開始からの経過時間)が、議論発散完了時間「60分」よりも小さければ、グループG1,G2に対して提供情報1210,1220をそれぞれ提供する。
これにより、各グループG1,G2における議論が収束し始める前の段階で、提供情報1210,1220を提供することができる。また、提供部606は、例えば、ファシリテータなどのユーザからの指示を受け付けたことに応じて、各グループGi,Gjに対して提供情報を提供することにしてもよい。
(提供情報の表示例)
つぎに、図14Aおよび図14Bを用いて、グループGi内の各端末装置201のディスプレイ406に表示される提供情報の表示例について説明する。
図14Aは、提供情報の表示例を示す説明図(その1)である。図14Aにおいて、共有画面1410は、グループG1内の端末装置201間で共有される表示画面であり、図5Aに示した共有画面510上に提供情報1411がポップアップ表示されたものである。
提供情報1411は、情報処理装置101から提供された提供情報1210(図12A参照)をもとに表示される情報である。提供情報1411によれば、グループG1内のメンバに対して、これまでの議論の内容とは異なる「狭告すべきもの」について議論するように促すことができ、グループG1において活発な議論が行われるように支援することができる。
また、共有画面1410において、ユーザの操作入力により、ボタン1412を選択すると、同じテーマで「狭告」を最も使用した議論が行われた際の過去の共有画面をディスプレイ406に表示することができる。これにより、過去に議論が行われた際の情報を参考にしながら議論を進めることができる。
図14Bは、提供情報の表示例を示す説明図(その2)である。図14Bにおいて、共有画面1420は、グループG2内の端末装置201間で共有される表示画面であり、図5Bに示した共有画面520上に提供情報1421がポップアップ表示されたものである。
提供情報1421は、情報処理装置101から提供された提供情報1220(図12B参照)をもとに表示される情報である。提供情報1421によれば、グループG2内のメンバに対して、これまでの議論の内容とは異なる「隠蔽すべきもの」について議論するように促すことができ、グループG2において活発な議論が行われるように支援することができる。また、グループG1とは異なる内容の情報が提供されるため、グループG1,G2間で異なる結論が導き出されるように仕向けることができる。
また、共有画面1420において、ユーザの操作入力により、ボタン1422を選択すると、同じテーマで「隠蔽」を最も使用した議論が行われた際の過去の共有画面をディスプレイ406に表示することができる。これにより、過去に議論が行われた際の情報を参考にしながら議論を進めることができる。
(情報処理装置101の情報処理手順)
つぎに、情報処理装置101の情報処理手順について説明する。
図15は、情報処理装置101の情報処理手順の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、各グループGiの共有画面の画面情報を取得する(ステップS1501)。そして、情報処理装置101は、各グループGiにおける議論の内容を推定する議論内容推定処理を実行する(ステップS1502)。議論内容推定処理の具体的な処理手順については、図16および図17を用いて後述する。
つぎに、情報処理装置101は、議論内容リストを参照して、グループGiごとに、全グループG1〜Gnで得られたK種類の代表単語の度数を要素としたK次元の度数ベクトルを算出する(ステップS1503)。そして、情報処理装置101は、上記式(1)〜(3)を用いて、全グループGi,Gj間の類似度Rijを算出する(ステップS1504)。
つぎに、情報処理装置101は、グループG1〜Gnのうちの未選択のグループGi,Gjのペアを選択する(ステップS1505)。そして、情報処理装置101は、選択したペアのグループGi,Gj間の類似度Rijが閾値Rth以上であるか否かを判断する(ステップS1506)。
ここで、類似度Rijが閾値Rth未満の場合(ステップS1506:No)、情報処理装置101は、ステップS1509に移行する。一方、類似度Rijが閾値Rth以上の場合(ステップS1506:Yes)、情報処理装置101は、グループGi,Gjに対する提供情報を作成する提供情報作成処理を実行する(ステップS1507)。提供情報生成処理の具体的な処理手順については、図18を用いて後述する。
つぎに、情報処理装置101は、グループGi,Gjに対して提供情報を提供する情報提供処理を実行する(ステップS1508)。情報提供処理の具体的な処理手順については、図19を用いて後述する。そして、情報処理装置101は、グループG1〜Gnのうち未選択のグループGi,Gjのペアがあるか否かを判断する(ステップS1509)。
ここで、未選択のグループGi,Gjのペアがある場合(ステップS1509:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1505に戻る。一方、未選択のグループGi,Gjのペアがない場合(ステップS1509:No)、情報処理装置101は、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、グループ間で議論の内容が類似しているグループGi,Gjに対して、議論の方向性の変更を促す提供情報を提供することができる。
つぎに、図15に示したステップS1502の議論内容推定処理の具体的な処理手順について説明する。
図16および図17は、議論内容推定処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図16のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、グループG1〜Gnから未選択のグループGiを選択する(ステップS1601)。
つぎに、情報処理装置101は、選択したグループGiの共有画面の画面情報から、文字、画像を抽出する(ステップS1602)。そして、情報処理装置101は、抽出した文字、画像の共有画面における位置座標を特定する(ステップS1603)。つぎに、情報処理装置101は、共有画面の画面情報から画像が抽出されたか否かを判断する(ステップS1604)。
ここで、画像が抽出されなかった場合(ステップS1604:No)、情報処理装置101は、ステップS1606に移行する。一方、画像が抽出された場合(ステップS1604:Yes)、情報処理装置101は、抽出した画像に対して画像認識処理を施すことで、画像を文字に変換する(ステップS1605)。
そして、情報処理装置101は、特定した文字(画像から変換された文字を含む)の位置座標に基づいて、文字をクラスタ分析して部分集合(クラスタc)に分割し(ステップS1606)、図17に示すステップS1701に移行する。
図17のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、クラスタcが複数あるか否かを判断する(ステップS1701)。ここで、クラスタcが1つの場合(ステップS1701:No)、情報処理装置101は、ステップS1704に移行する。
一方、クラスタcが複数ある場合(ステップS1701:Yes)、情報処理装置101は、各クラスタcの文字を形態素解析して、各クラスタcの文字から単語を抽出する(ステップS1702)。そして、情報処理装置101は、クラスタc単位の単語の度数を算出する(ステップS1703)。
つぎに、情報処理装置101は、全クラスタcの単語に基づいて、グループGi単位の単語の度数を算出する(ステップS1704)。そして、情報処理装置101は、クラスタc単位の単語の度数と、グループGi単位の単語の度数とに基づいて、グループGiの代表単語を特定する(ステップS1705)。
つぎに、情報処理装置101は、特定したグループGiの代表単語の情報を議論内容リストに登録する(ステップS1706)。なお、議論内容リストには、自グループには存在しない代表単語であって、他グループに存在する代表単語の情報についても登録される(例えば、図9参照)。そして、情報処理装置101は、グループG1〜Gnから選択されていない未選択のグループがあるか否かを判断する(ステップS1707)。
ここで、未選択のグループがある場合(ステップS1707:Yes)、情報処理装置101は、図16に示したステップS1601に戻る。一方、未選択のグループがない場合(ステップS1707:No)、情報処理装置101は、議論内容推定処理を呼び出したステップに戻る。
これにより、各グループGiで共有された情報を特徴付ける代表単語を特定して、各グループGiにおける議論の内容を推定することができる。
つぎに、図15に示したステップS1507の提供情報作成処理の具体的な処理手順について説明する。
図18は、提供情報作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図18のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、議論内容リストを参照して、グループGi,Gj間で代表単語の度数を集計する(ステップS1801)。
つぎに、情報処理装置101は、対義語辞書情報を参照して、グループGi,Gj間で度数を集計した代表単語の対義語を検索する(ステップS1802)。そして、情報処理装置101は、集計した代表単語の度数に基づいて、当該代表単語の対義語の優先度を設定する(ステップS1803)。
つぎに、情報処理装置101は、検索した対義語のうち、設定した優先度が高い上位a個の対義語を抽出する(ステップS1804)。個数aは、任意に設定可能であり、例えば、3〜5程度の値に設定される。そして、情報処理装置101は、抽出した対義語間の意味的距離を算出する(ステップS1805)。
つぎに、情報処理装置101は、算出した意味的距離が最大の対義語の組み合わせを特定する(ステップS1806)。そして、情報処理装置101は、特定した組み合わせに含まれる対義語をそれぞれ提供単語に決定する(ステップS1807)。つぎに、情報処理装置101は、決定した提供単語を含む提供情報をそれぞれ作成する(ステップS1808)。
そして、情報処理装置101は、議論内容DB220を参照して、過去の同じテーマの議論のうち、提供単語が使用されている議論内容情報を検索する(ステップS1809)。つぎに、情報処理装置101は、過去の同じテーマの議論のうち、提供単語が使用されている議論内容情報が検索されたか否かを判断する(ステップS1810)。
ここで、過去の同じテーマの議論のうち、提供単語が使用されている議論内容情報が検索された場合(ステップS1810:Yes)、情報処理装置101は、検索された議論内容情報のうち、最も提供単語が使用されている議論内容情報を提供情報に追加して(ステップS1811)、提供情報作成処理を呼び出したステップに戻る。一方、過去の同じテーマの議論のうち、提供単語が使用されている議論内容情報が検索されなかった場合(ステップS1810:No)、情報処理装置101は、提供情報作成処理を呼び出したステップに戻る。
これにより、各グループGi,Gjにおける議論の方向性の変更を促す提供情報を作成することができる。なお、情報処理装置101は、既存の検索エンジンを用いて、提供単語のサジェストキーワードを検索することにしてもよい。そして、情報処理装置101は、検索したサジェストキーワードを提供情報に追加することにしてもよい。
つぎに、図15に示したステップS1508の情報提供処理の具体的な処理手順について説明する。
図19は、情報提供処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図19のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、グループワークにおける議論予定時間を取得する(ステップS1901)。なお、議論予定時間は、例えば、予め指定されてメモリ302やディスク305などの記憶装置に記憶されている。
つぎに、情報処理装置101は、議論発散完了時間を決定する(ステップS1902)。議論発散完了時間は、例えば、予め設定された固定値に決定されてもよく、また、過去に評価の高いグループワークが行われた際の単位時間当たりの書き込み回数の時間的変化に基づいて決定されることにしてもよい。
つぎに、情報処理装置101は、各グループGi,Gjにおいて議論が開始されてからの経過時間を示す現在の議論時間を取得する(ステップS1903)。そして、情報処理装置101は、取得した現在の議論時間が、決定した議論発散完了時間よりも小さいか否かを判断する(ステップS1904)。
ここで、現在の議論時間が議論発散完了時間よりも小さい場合(ステップS1904:Yes)、情報処理装置101は、各グループGi,Gjに対して提供情報を提供して(ステップS1905)、情報提供処理を呼び出したステップに戻る。一方、現在の議論時間が議論発散完了時間以上の場合(ステップS1904:No)、情報処理装置101は、情報提供処理を呼び出したステップに戻る。
これにより、各グループGi,Gjに対して議論の方向性の変更を促す提供情報を提供することができる。また、各グループGi,Gjにおける議論を収束させるべき時間に達しているときには、提供情報の提供を行わないようにすることができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置101によれば、グループG1〜Gnのうち、グループGiで共有された情報とグループGjで共有された情報との類似度Rijを算出することができる。そして、情報処理装置101によれば、算出した類似度Rijが閾値Rth以上の場合に、各グループGi,Gjに対して、議論の方向性の変更を促す提供情報を提供することができる。
これにより、各グループGi,Gjにおける議論の内容が類似して、グループGi,Gj間で同様の結論が導き出されそうなときに、各グループGi,Gjに対して、議論の方向性の変更を促す提供情報を提供することができる。この結果、グループ単体での議論を活発にして、ひいては、グループワークにおける議論を活性化させることができる。
また、情報処理装置101によれば、グループGiで共有された情報に基づいて、当該情報を特徴付ける代表単語を特定し、特定した代表単語に基づいて、議論の方向性の変更を促す情報を作成することができる。これにより、グループGiにおける議論の内容を考慮して、今後議論すべき方向へ議論を促すための提供情報を作成することができる。
また、情報処理装置101によれば、グループGiで共有された情報に含まれる各単語の度数を算出し、算出した各単語の度数に基づいて、グループGiで共有された情報を特徴付ける代表単語を特定することができる。これにより、グループGi内のメンバ間で共有された共有画面での出現頻度が高い単語を代表単語として特定することができる。
また、情報処理装置101によれば、代表単語の対義語を含む提供情報を作成することができる。これにより、グループGiにおける議論の内容と正反対の意味を持つ単語(代表単語の対義語)に関する情報、すなわち、グループGiにおける議論を発散させる情報を提供することができる。
また、情報処理装置101によれば、グループGiにおける議論の開始から終了までの議論予定時間のうちの所定の時間内に、議論の方向性の変更を促す提供情報を提供することができる。これにより、議論を発散させるべき時間に提供情報を提供し、議論を収束すべき時間には提供情報を提供しないように提供タイミングを制御することができる。
また、情報処理装置101によれば、グループGi,Gjに議論の方向性の変更を促す情報を提供する場合には、グループGi,Gjに対してそれぞれ異なる提供情報を提供することができる。これにより、グループGi,Gj間で異なる結論が導き出されるように促すことができる。
また、情報処理装置101によれば、グループGiの代表単語の対義語と、グループGjの代表単語の対義語との組み合わせごとに、対義語間の意味的距離を算出することができる。そして、情報処理装置101によれば、算出した意味的距離が相対的に大きい対義語の組み合わせに基づいて、グループGi,Gjに対するそれぞれ異なる提供情報を作成することができる。これにより、グループGi,Gj間で互いに連想しにくい情報を提供して、グループGi,Gj間で議論の内容が再度類似しないような方向に議論を促すことができる。
これらのことから、情報処理装置101によれば、グループ単体での議論を活発にするとともに、グループ間で異なる結論が導き出されるように促すことで、全体として議論を活性化させることができ、効率的なアイデア創出を実現することができる。
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本情報処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本情報処理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)各グループで情報を共有する複数のグループのうち、第1のグループで共有された情報と、第2のグループで共有された情報との類似度を算出し、
算出した前記類似度が所定の基準を満たす場合に、前記第1または第2のグループの少なくともいずれかのグループに対して、当該グループで共有された情報に基づいて、議論が促進する情報を提供する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記2)前記議論が促進する情報は、議論の方向性の変更を促す情報である、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)前記制御部は、
前記グループで共有された情報に基づいて、当該情報を特徴付ける代表単語を特定し、
特定した前記代表単語に基づいて、前記議論の方向性の変更を促す情報を作成する、ことを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)前記制御部は、
前記グループで共有された情報に含まれる各単語の度数を算出し、
算出した前記各単語の度数に基づいて、前記グループで共有された情報を特徴付ける代表単語を特定する、ことを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)前記議論の方向性の変更を促す情報は、前記代表単語の対義語を含む、ことを特徴とする付記3または4に記載の情報処理装置。
(付記6)前記制御部は、
前記グループにおける議論の開始から終了までの議論予定時間のうちの所定の時間内に、前記議論の方向性の変更を促す情報を提供する、付記2〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記7)前記制御部は、
前記第1および第2のグループに議論の方向性の変更を促す情報を提供する場合には、前記第1および第2のグループに対してそれぞれ異なる情報を提供する、ことを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記8)前記制御部は、
前記第1のグループで共有された情報を特徴付ける代表単語の対義語と、前記第2のグループで共有された情報を特徴付ける代表単語の対義語との組み合わせごとに、対義語間の意味的距離を算出し、
算出した前記対義語間の意味的距離が相対的に大きい対義語の組み合わせに基づいて、前記第1および第2のグループそれぞれにおける議論の方向性の変更を促す情報を作成する、ことを特徴とする付記7に記載の情報処理装置。
(付記9)前記各グループで共有する情報は、前記複数のグループで共通のテーマについての議論の内容を示す、ことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記10)コンピュータが、
各グループで情報を共有する複数のグループのうち、第1のグループで共有された情報と、第2のグループで共有された情報との類似度を算出し、
算出した前記類似度が所定の基準を満たす場合に、前記第1または第2のグループの少なくともいずれかのグループに対して、当該グループで共有された情報に基づいて、議論が促進する情報を提供する、
処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記11)コンピュータに、
各グループで情報を共有する複数のグループのうち、第1のグループで共有された情報と、第2のグループで共有された情報との類似度を算出し、
算出した前記類似度が所定の基準を満たす場合に、前記第1または第2のグループの少なくともいずれかのグループに対して、当該グループで共有された情報に基づいて、議論が促進する情報を提供する、
処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
101 情報処理装置
110,1210,1220,1411,1421 提供情報
200 グループワークシステム
201 端末装置
220 議論内容DB
510,520 共有画面
601 取得部
602 分析部
603 算出部
604 判断部
605 作成部
606 提供部
700 共有画面データ
800 度数分布表
900 議論内容リスト
1000 対義語リスト
1100 意味的距離リスト
1300 議論ログテーブル
G1〜Gn,Gi,Gj グループ

Claims (9)

  1. 各グループで情報を共有する複数のグループのうち、第1のグループで共有された情報と、第2のグループで共有された情報との類似度を算出し、
    算出した前記類似度が所定の基準を満たす場合に、前記第1または第2のグループの少なくともいずれかのグループに対して、当該グループで共有された情報に基づいて、議論が促進する情報を提供する、
    制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記議論が促進する情報は、議論の方向性の変更を促す情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記グループで共有された情報に基づいて、当該情報を特徴付ける代表単語を特定し、
    特定した前記代表単語に基づいて、前記議論の方向性の変更を促す情報を作成する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記議論の方向性の変更を促す情報は、前記代表単語の対義語を含む、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記グループにおける議論の開始から終了までの議論予定時間のうちの所定の時間内に、前記議論の方向性の変更を促す情報を提供する、請求項2〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1および第2のグループに議論の方向性の変更を促す情報を提供する場合には、前記第1および第2のグループに対してそれぞれ異なる情報を提供する、ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記第1のグループで共有された情報を特徴付ける代表単語の対義語と、前記第2のグループで共有された情報を特徴付ける代表単語の対義語との組み合わせごとに、対義語間の意味的距離を算出し、
    算出した前記対義語間の意味的距離が相対的に大きい対義語の組み合わせに基づいて、前記第1および第2のグループそれぞれにおける議論の方向性の変更を促す情報を作成する、ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータが、
    各グループで情報を共有する複数のグループのうち、第1のグループで共有された情報と、第2のグループで共有された情報との類似度を算出し、
    算出した前記類似度が所定の基準を満たす場合に、前記第1または第2のグループの少なくともいずれかのグループに対して、当該グループで共有された情報に基づいて、議論が促進する情報を提供する、
    処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    各グループで情報を共有する複数のグループのうち、第1のグループで共有された情報と、第2のグループで共有された情報との類似度を算出し、
    算出した前記類似度が所定の基準を満たす場合に、前記第1または第2のグループの少なくともいずれかのグループに対して、当該グループで共有された情報に基づいて、議論が促進する情報を提供する、
    処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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