JP6605537B2 - Pressure vessel - Google Patents
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Description
本発明は、圧力容器に関し、特に、ロック機構を備えた圧力容器に関する。 The present invention relates to a pressure vessel, and more particularly, to a pressure vessel having a lock mechanism.
従来、医療用および歯科用器具等を高圧蒸気で滅菌する圧力容器が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載された圧力容器は、圧力容器内と外気に圧力差がある状態で、不用意に蓋体が開かないように回転ハンドル式の閉蓋機構が採用され、解除可能にロックするロック機構が設けられている。
Conventionally, a pressure vessel for sterilizing medical and dental instruments with high-pressure steam is known (for example, Patent Document 1). The pressure vessel described in
しかしながら、特許文献1に記載の回転ハンドル式の閉蓋機構は、ハンドルの回転操作に要する作業が煩雑で使用者の負担が増大するという問題があった。一方、レバー操作等による簡易な蓋体の開閉機構を採用すると、誤操作を誘発して使用者が誤って蓋体を開閉してしまうおそれがある。
However, the rotating handle type lid closing mechanism described in
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、簡易な操作により蓋体のロックおよびロック解除を可能とするとともに、誤操作を防止することができる圧力容器を提供することを課題とする。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a pressure vessel capable of locking and unlocking the lid body by a simple operation and preventing an erroneous operation. .
本発明は、容器本体と、この容器本体の開口部に配設される蓋体と、を有する圧力容器である。本発明に係る圧力容器は、前記蓋体に配設され、ロック穴が形成されたロックホルダと、前記容器本体に配設され、前記ロック穴に挿通離脱自在に支持されたロックピンと、このロックピンを前記ロック穴に対して挿通離脱方向に駆動させる駆動力を付与するロック機構と、このロック機構によるロック状態を保持して、ロック解除動作を規制するロック解除規制機構と、を備え、前記ロック機構は、前記ロックピンに対して軸方向に移動自在に嵌合された駆動部材と、前記駆動部材の挿通方向への移動を規制する挿通方向規制部と、前記ロックピンを前記駆動部材に対して離脱方向に付勢するロックピン付勢手段と、前記駆動部材を前記挿通離脱方向に移動させる駆動部材移動手段と、を備えている。 This invention is a pressure vessel which has a container main body and the cover body arrange | positioned at the opening part of this container main body. A pressure vessel according to the present invention includes a lock holder disposed in the lid body and formed with a lock hole, a lock pin disposed in the container body and supported to be freely inserted into and removed from the lock hole, and the lock comprising a locking mechanism for the pin to impart a driving force to drive the insertion withdrawal direction relative to the lock hole, holds the lock state by the lock mechanism, the lock release restriction mechanism for restricting the unlocking operation, the said The lock mechanism includes a drive member that is movably fitted in the axial direction with respect to the lock pin, an insertion direction restricting portion that restricts movement of the drive member in the insertion direction, and the lock pin to the drive member. A lock pin urging unit that urges the driving member in the detaching direction and a driving member moving unit that moves the driving member in the insertion / detaching direction are provided.
本発明に係る圧力容器は、前記ロック解除規制機構によって、前記ロックピンが前記ロックホルダに係止される付勢力が付与されている。 In the pressure vessel according to the present invention, an urging force for locking the lock pin to the lock holder is applied by the lock release restricting mechanism.
本発明によれば、簡易な操作により蓋体のロックおよびロック解除を可能とするとともに、誤操作を防止する圧力容器を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a pressure vessel that enables locking and unlocking of a lid by a simple operation and prevents erroneous operation.
本発明の実施形態に係る圧力容器1について、高温滅菌処理装置に適用する場合を例として、適宜図1から図7を参照しながら詳細に説明する。高温滅菌処理装置は、歯科用の医療機器である。高温滅菌処理装置は、圧力容器1内に高圧条件下で高温の水蒸気を充填して歯科用医療機材(被滅菌物)の滅菌処理を行う。高温の水蒸気は、水をヒータ(不図示)で加熱して生成する。圧力容器1の用途は、特に限定されるものではないので、高温滅菌処理装置の詳細な説明は省略する。
The
圧力容器1は、図1に示すように、容器本体11と、この容器本体11の上部に配設される扉12と、容器本体11に配設されたチャンバ2と、扉12に配設された蓋体3と、を備えている。
扉12の上部には、圧力計14と操作部15が配設されている。圧力計14は、チャンバ2内の圧力を計測する。操作部15は、使用者が扉12の開閉の操作をするための部位である。
As shown in FIG. 1, the
A
容器本体11の上部には、操作パネル13が配設されている。操作パネル13には、図1(b)に示すように、スタンバイスイッチ13a、運転・実行ボタン13b、停止・解除ボタン13c、および液晶表示部13eが配置されている。液晶表示部13eには、モード選択やメッセージ等が表示される。
An
圧力容器1は、図3に示すように、蓋体3を閉じた状態でロックするロック機構4と、ロック解除動作を規制するロック解除規制機構5と、蓋体3を閉じたことを検知する検知装置6と、動作を制御する制御装置9(図2参照)と、を備えている。
As shown in FIG. 3, the
なお、圧力容器1において、図1(a)に示すように、説明の便宜上、使用者(不図示)から見て前後、上下、および左右というものとするが、特に蓋体3の開閉方向を限定する趣旨ではない。
In the
図2は、圧力容器1の要部の構成を示す側面断面図である。図2では、容器本体11の操作パネル13(図1参照)、扉12の圧力計14(図1参照)、周囲に配設された外装パネル16(図1参照)、上部パネル17等の付帯部品は省略する。
FIG. 2 is a side cross-sectional view showing the configuration of the main part of the
図2に示すように、チャンバ2は、被滅菌物(不図示)を入れる容器であり、高圧高温下で耐久性を有する圧力室を構成する。
容器本体11は、フレーム構造をなした躯体21を備えている。躯体21は、チャンバ2、ロック機構4、ロック解除規制機構5、検知装置6等を支持するための所定の剛性を有する構造部材である。躯体21は、チャンバ2を支持する下部フレーム21a、前部フレーム21b、および後部フレーム21cを備えている。また、図3に示すように、躯体21は、後記するロックホルダ付勢補助手段52を支持するロック解除規制機構支持フレーム21dと、後記する駆動部材移動手段44を支持する移動手段支持フレーム21eと、を備えている。
As shown in FIG. 2, the
The
蓋体3は、図2に示すように、チャンバ2の開口部22に開閉自在に配設されている(符号Kを参照)。
蓋体3は、チャンバ2の上部に回転自在に軸支された軸支部31と、先端部に配設されたロックホルダ32と、を備えている。ロックホルダ32には、長穴形状のロック穴32aが形成されている。
図3に示すように、容器本体11には、ロック穴32aに挿通離脱自在に支持されたロックピン8が配設されている。ロックピン8は、ロック機構4によって挿通離脱方向(図3の左右方向)へ移動自在に支持されている。
As shown in FIG. 2, the
The
As shown in FIG. 3, the
ロック機構4は、ロックピン8をロック穴32aに対して挿通離脱方向に駆動させる駆動力を付与するための装置である。
圧力容器1は、ロック機構4によって、ロックピン8を挿通方向(図3の右方向)へ駆動させると蓋体3を閉じた状態でロック可能となる(図3がロック状態を示す。)。離脱方向(図3の左方向)へ駆動させるとロックの解除が可能となる(図4から図6を参照)。
The lock mechanism 4 is a device for applying a driving force that drives the
The
ロック機構4は、駆動部材であるロックレバー41と、挿通方向規制部であるストッパ42と、ロックピン付勢手段43と、駆動部材移動手段44と、を備えている。
ロックレバー41は、断面L字形状をなした本体部41aと、ロックピン8が挿通された嵌合穴41bと、本体部41aを回転自在に軸支する軸支部41cと、係合部41dと、を備えている。
The lock mechanism 4 includes a
The
本体部41aは、下部が軸支部41cによって支持され、上部に嵌合穴41bが配設されている。嵌合穴41bには、ロックピン8が所定の範囲で軸方向に移動自在に挿入されている。軸支部41cは、回転軸が前後方向に配設され、本体部41aを左右方向に揺動回転可能(符号Uを参照)に支持している。係合部41dは、バーリング形状をなした凸形状部である。
The lower portion of the
ロックレバー41は、軸支部41cの周りに回転可能なリンク部材であり、先端部に形成された嵌合穴41bにロックピン8が嵌合されている。かかる構成により、ロックレバー41は、ロックピン8に対して軸方向に移動自在に嵌合されている。
The
ストッパ42は、躯体21に固定された板状部材であり、ロックレバー41の挿通方向への移動を規制する部材である。ストッパ42は、本体部41aに当接させて、本体部41aが挿通方向に移動する際の移動端に配設されている。
The
ロックピン付勢手段43は、ロックピン8をロックレバー41に対して離脱方向(図3の左方向)に付勢する機構である。ロックピン付勢手段43は、ロックピン8を離脱方向に付勢するスプリング43aと、スプリング43aを圧縮してロックピン8に装着するワッシャ43bおよびナット43cと、ロックレバー41をロックピン8に係止する拡径部43dと、を備えている。
The lock pin urging means 43 is a mechanism that urges the
スプリング43aは、一端がロックレバー41に当接され、他端がワッシャ43bに当接されてロックピン8に装着されている。ナット43cは、ロックピン8に螺入されているため、スプリング43aの付勢力F1を調整できるようになっている。拡径部43dは、ロックピン8に形成された段部であり、ロックピン8に対するロックレバー41の挿通方向(図3の右方向)への移動を規制する。
The
駆動部材移動手段44は、ロックレバー41を挿通離脱方向(図3の左右方向)に移動させる機構である。駆動部材移動手段44は、ロックレバー41を離脱方向(図3の左方向)へ移動させる直動ソレノイドであるプル型直動ソレノイド44aと、ロックレバー41を挿通方向(図3の右方向)へ付勢するばね部材44bと、を備えている。
The drive member moving means 44 is a mechanism for moving the
かかる構成により、制御装置9(図2参照)は、駆動部材移動手段44によって、ロックレバー41を離脱方向(図3の左方向)へ移動させる場合には、プル型直動ソレノイド44aに電力を供給して励磁させることで、ロックレバー41を駆動させる。
具体的には、プル型直動ソレノイド44aによって、ロックレバー41を離脱方向へ移動させると、スプリング43aが圧縮されて付勢力F1(図4参照)を発生する。これにより、プル型直動ソレノイド44aの駆動力がスプリング43aの付勢力F1(図4参照)に変換されて、スプリング43aに蓄積される。
With this configuration, when the control device 9 (see FIG. 2) moves the
Specifically, when the
ロックレバー41を挿通方向(図3の右方向)へ移動させる場合には、プル型直動ソレノイド44aに供給する電力を遮断してオフにすることで、ばね部材44bの付勢力によって駆動させる。
When the
なお、ロックレバー41の下端部には、手動でロックレバー41を離脱方向(図3の左方向)へ移動させるためのロック解除操作部材である非常用ロック解除フック45が取り付けられている。使用者は、停電等の事情によって、ロックが解除できない場合には、非常用ロック解除フック45を図の右方向へ引くことで、ロックを解除することができる。
An
ロック解除規制機構5は、蓋体3を閉じた状態で、ロックホルダ32をロックピン8に付勢する機構である。つまり、ロック解除規制機構5によって、ロックピン8がロックホルダ32に係止される付勢力がロックホルダ32に付与されている。
ロック解除規制機構5は、チャンバ2内の内圧の作用によってロックホルダ32をロックピン8に付勢する第1の付勢力F1を付与する内圧付勢機構51と、第2の付勢力F2を付与するロックホルダ付勢補助手段52と、を備えている。
内圧付勢機構51は、圧力容器1のチャンバ2内の内圧が所定の開放可能圧力よりも高い場合に作用する機構である。内圧付勢機構51は、チャンバ2内の内圧が蓋体3を開く方向に作用することで、ロックホルダ32に形成されたロック穴32aの内周部をロックピン8に付勢する機構である。
The lock release restricting mechanism 5 is a mechanism that biases the
The lock release restricting mechanism 5 applies an internal pressure urging mechanism 51 for applying a first urging force F1 for urging the
The internal pressure biasing mechanism 51 is a mechanism that operates when the internal pressure in the
かかる構成により、内圧付勢機構51を設けたことで、圧力容器1のチャンバ2内の内圧が所定の開放可能圧力よりも高い場合には、ロックピン8がロックホルダに係止されるように、確実に付勢力を作用させることができる。
With this configuration, when the internal pressure urging mechanism 51 is provided, the
ロックホルダ付勢補助手段52は、内圧付勢機構51に加えてより確実に付勢力を作用させる付加的な機構であり、ロックホルダ32に直接付勢力を付与する。ロックホルダ付勢補助手段52は、ロックホルダ32を蓋体3が開く方向に付勢する。
ロックホルダ付勢補助手段52は、支持ブラケット52aと、支持ブラケット52aに支持された係止ピン52bと、係止ピン52bをロックホルダ32に押圧する方向に付勢するばね部材52cと、を備えている。
The lock holder biasing assisting means 52 is an additional mechanism that more reliably applies a biasing force in addition to the internal pressure biasing mechanism 51, and directly applies a biasing force to the
The lock holder biasing assisting means 52 includes a
支持ブラケット52aは、ロック解除規制機構支持フレーム21dに配設されている。係止ピン52bは、支持ブラケット52aによって上下方向(ロックホルダ32の移動方向)に移動自在に支持されている。
The
かかる構成により、蓋体3を閉じる際にロックホルダ32が係止ピン52bを下方に押圧してばね部材52cが撓んで圧縮される。これにより、ロックホルダ付勢補助手段52は、蓋体3を閉じた状態で、ばね部材52cによって係止ピン52bをロックホルダ32に押圧する付勢力F2(図4参照)を発生させる。
With this configuration, when the
検知装置6は、係止ピン52bの下方に配設されたリミットスイッチ61を備えている。かかる構成により、使用者が蓋体3を閉じることによって、係止ピン52bが下方へ移動するので、係止ピン52bが下方へ移動したことをリミットスイッチ61で検知することができる。
The detection device 6 includes a limit switch 61 disposed below the
なお、本実施形態においては、検知装置6としてリミットスイッチ61を採用したが、これに限定されるものではなく、光センサや磁気センサ等によってロックホルダ32の位置を検知してもよい。
In the present embodiment, the limit switch 61 is employed as the detection device 6, but the present invention is not limited to this, and the position of the
以上のように構成された本実施形態に係る圧力容器1の動作について、主として図3から図7を参照しながら説明する。
図3は、蓋体3を閉じてロックした状態を示す。図4は、プル型直動ソレノイド44aを励磁させてロックレバー41を離脱方向(図4の左方向)へ移動させた状態を示す。図5は、使用者(不図示)が扉12を強く下方へ押した状態を示す。図6は、使用者(不図示)が扉12の操作部15(図1(a)参照)を強く押してから、手を離して扉12を開いた状態を示す。図7は使用者が扉12を閉じた状態を示す。
The operation of the
FIG. 3 shows a state in which the
〈扉を開く動作〉
扉12を閉じた状態から開く場合には、順次図3から図6へ進む。使用者は、最初にスタンバイスイッチ13a(図1(a)参照)を押す。図3に示すように、圧力容器1は、検知装置6によって、扉12が閉じていることを検知する。制御装置9は、扉12を開けてもよい状態であることを停止・解除ボタン13cを点滅させて使用者に知らせる。
使用者は、停止・解除ボタン13cが点滅していることを確認してから、停止・解除ボタン13cを押して、扉12を開く操作を開始する。
<Operation to open the door>
When the
The user confirms that the stop / cancel
これにより、図4に示すように、圧力容器1は、プル型直動ソレノイド44aを励磁させてロックレバー41を離脱方向(図4の左方向)へ移動させる。ロックレバー41を離脱方向(図4の左方向)へ移動させると、スプリング43aが圧縮されるため、ロックピン8を離脱方向(図4の左方向)へ移動させようとする付勢力F1が発生する。
Thereby, as shown in FIG. 4, the
このとき、ロックホルダ付勢補助手段52は、ばね部材52cによって係止ピン52bをロックホルダ32に押圧する付勢力F2(図4参照)を付与している。付勢力F2は、ロックピン8とロック穴32aとの接触部に摩擦力Mを生じさせている。この摩擦力Mは、ロック機構4による付勢力F1に抗してロックホルダ32をロックピン8に係止させるように設定されている。
At this time, the lock holder biasing auxiliary means 52 applies a biasing force F2 (see FIG. 4) that presses the
このようにして、圧力容器1は、ロック機構4によって、ロックピン8をロック穴32aに対して離脱方向に駆動させる駆動力を付与しても、ロックホルダ付勢補助手段52によって、ロック解除動作を規制する。
In this way, the
つまり、使用者が、停止・解除ボタン13cを押しても、ロックホルダ付勢補助手段52によって、ロック解除動作が規制されている。このため、ロック解除動作を完了させるためには、図5に示すように、使用者が扉12を閉じる方向にさらに強く押し込んでから手を離す操作が必要である。使用者が扉12を強く押してから手を離すとロックが解除されるようになっている。
使用者は、扉12を強く押すことで(符号Pを参照)、ばね部材52cによる付勢力F2を相殺する。これにより、ロックホルダ付勢補助手段52による付勢力F2(図4を参照)を解除することで、図6に示すように、初めてロック機構によってロック解除動作が実行される。
That is, even when the user presses the stop /
The user strongly presses the door 12 (see reference symbol P) to cancel the urging force F2 by the
具体的には、図5に示すように、使用者がばね部材52cによる付勢力F2(図4参照)に抗して扉12を下方へ強く押すことによって(符号Pを参照)、ロックピン8とロック穴32aとの接触部に隙間δが形成される。これにより、ロックピン8とロック穴32aとの接触部に生じていた摩擦力M(図4を参照)が消失して、スプリング43aによる付勢力R1(復帰力)だけが残る。このスプリング43aによる付勢力R1によって、ロックピン8を離脱方向(図5の左方向)へ移動させる(図6の符号R2を参照)。このため、図6に示すように、ロックピン8とロックホルダ32との係合が解除されるため、ロックホルダ32は上方への移動(符号Qを参照)が可能となる。
Specifically, as shown in FIG. 5, when the user strongly pushes the
これにより、使用者は、ワンタッチで簡易な操作によってロック解除動作を実行することができる。 Thereby, the user can perform the unlocking operation by a simple operation with one touch.
また、ロック解除規制機構5は内圧付勢機構51を備えたことで、チャンバ2内の内圧(残留圧力)が所定の開放可能圧力よりも高い場合には、ロック機構4によって、ロックピン8をロック穴32aに対して離脱方向に駆動させる駆動力を付与しても、内圧付勢機構51によって、ロック解除動作を規制する。
Further, the lock release restricting mechanism 5 includes the internal pressure urging mechanism 51, so that when the internal pressure (residual pressure) in the
さらに、ロックホルダ付勢補助手段52は、ロックホルダ32を蓋体3が開く方向に付勢する。これにより、チャンバ2内の圧力が充分に低下していない状態でロック解除動作を実行しようとした場合には、ロックピン8に対して、チャンバ2内の残留圧力に加えて、ロックホルダ付勢補助手段52のばね部材52cにより付勢力F2がチャンバ2内の残留圧力と同じ方向に作用する。このため、使用者が蓋体3を閉じる方向に負荷を加える際の必要な負荷の大きさが増大する。これにより、ロックを解除するのが好ましくない状態である場合には、ロック解除動作を困難にすることで、チャンバ2内の圧力が充分に低下していない状態では蓋体3を開放しにくくすることができる。
Furthermore, the lock holder biasing assisting means 52 biases the
このとき、使用者が扉12を強く押してから手を離すと、ばね部材52cによる付勢力F2がさらに増大される。このため、増大された付勢力F20(復帰力)によって、図6に示すように、扉12を上方にはじくようにして開放することができる。
At this time, when the user presses the
〈扉を閉じる動作〉
扉12を開いた状態から閉じる場合には、開く場合とは逆に図7から図3へ進む。
図7に示すように、使用者が扉12を押し込んだ状態まで閉じると(符号Sを参照)、リミットスイッチ61がロックホルダ32の位置を検知するので、制御装置9は、扉12が閉じられた状態であることを判定する。これにより、制御装置9は、ロック動作に移行する。
<Operation to close the door>
When the
As shown in FIG. 7, when the user closes the
ロック動作では、制御装置9は、プル型直動ソレノイド44aに供給する電力を遮断してオフにする。これにより、ばね部材44bの付勢力によってロックレバー41を挿通方向(図7の右方向)へ移動させる。図3に示すように、蓋体3を閉じた状態では、ロックホルダ付勢補助手段52によって係止ピン52bをロックホルダ32に押圧する付勢力F2(図4参照)を発生させて待機している。
In the locking operation, the control device 9 cuts off the power supplied to the pull type
〈滅菌処理〉
使用者は、圧力容器1によって滅菌処理を行う場合には、チャンバ2内に被滅菌物を入れてから、扉12を閉じて、運転・実行ボタン13b(図1(a)参照)を押す。圧力容器1は、自動運転による滅菌処理を開始する。滅菌処理が終了すると、制御装置9は、チャンバ2内を減圧、および冷却してから扉12を開けてもよい状態になったことを停止・解除ボタン13cを点滅させて使用者に知らせる。これにより、使用者は、扉12を開く操作を開始することができる。
<Sterilization treatment>
When the user performs sterilization using the
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されず、適宜変形して実施することが可能である。例えば、本実施形態においては、駆動部材移動手段44は、ロックレバー41によってリンク機構を構成し、プル型直動ソレノイド44aとばね部材44bとを備えてロックレバー41を駆動させたが、これに限定されるものではなく、リンク機構ではなく歯車やベルト等の動力伝達手段を介して、モータ等の駆動源を使用して駆動させてもよいし、エアシリンダ等の駆動源を使用してもよい。
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to above-described embodiment, It can change and implement suitably. For example, in this embodiment, the drive member moving means 44 forms a link mechanism by the
また、本実施形態においては、操作性を考慮して、ロックホルダ付勢補助手段52は、ロックホルダ32を蓋体3が開く方向に付勢して構成したが、これに限定されるものではなく、摩擦力Mを発生して、ロックホルダ32をロックピン8に係止させることができればよいので、下方、左右方向に付勢してもよい。
In the present embodiment, in consideration of operability, the lock holder biasing assisting means 52 is configured to bias the
本実施形態においては、内圧付勢機構51に加えてより確実に付勢力を作用させるためにロックホルダ付勢補助手段52を設けたが、付加的な機構であり、必ずしも設けなくともよい。 In the present embodiment, the lock holder biasing assisting means 52 is provided in order to more reliably apply the biasing force in addition to the internal pressure biasing mechanism 51. However, this is an additional mechanism and may not be necessarily provided.
1 圧力容器
2 チャンバ
3 蓋体
4 ロック機構
5 ロック解除規制機構
6 検知装置
8 ロックピン
9 制御装置
11 容器本体
12 扉
13 操作パネル
13a スタンバイスイッチ
13b 運転・実行ボタン
13c 停止・解除ボタン
21 躯体
31 軸支部
32 ロックホルダ
32a ロック穴
41 ロックレバー(駆動部材)
42 ストッパ(挿通方向規制部)
43 ロックピン付勢手段
44 駆動部材移動手段
44a プル型直動ソレノイド(直動ソレノイド)
44b ばね部材
45 非常用ロック解除フック
51 内圧付勢機構(ロック解除規制機構)
52 ロックホルダ付勢補助手段(ロック解除規制機構)
52a 支持ブラケット
52b 係止ピン
52c ばね部材
61 リミットスイッチ
DESCRIPTION OF
42 Stopper (insertion direction restricting part)
43 Lock pin urging means 44 Drive member moving means 44a Pull type direct acting solenoid (direct acting solenoid)
52 Lock holder biasing assist means (lock release restricting mechanism)
Claims (10)
前記蓋体に配設され、ロック穴が形成されたロックホルダと、
前記容器本体に配設され、前記ロック穴に挿通離脱自在に支持されたロックピンと、
このロックピンを前記ロック穴に対して挿通離脱方向に駆動させる駆動力を付与するロック機構と、
このロック機構によるロック状態を保持して、ロック解除動作を規制するロック解除規制機構と、を備え、
前記ロック機構は、
前記ロックピンに対して軸方向に移動自在に嵌合された駆動部材と、
前記駆動部材の挿通方向への移動を規制する挿通方向規制部と、
前記ロックピンを前記駆動部材に対して離脱方向に付勢するロックピン付勢手段と、
前記駆動部材を前記挿通離脱方向に移動させる駆動部材移動手段と、
を備え、
前記ロック解除規制機構によって、
前記ロックピンが前記ロックホルダに係止される付勢力が付与されていること、
を特徴とする圧力容器。 A pressure vessel having a container body, a lid disposed in an opening of the container body, and a lock mechanism for locking the lid;
A lock holder disposed on the lid and having a lock hole;
A lock pin disposed in the container body and supported so as to be freely inserted into and removed from the lock hole;
A lock mechanism for applying a driving force for driving the lock pin in the insertion / removal direction with respect to the lock hole;
A lock release restriction mechanism that holds the lock state by the lock mechanism and restricts the unlocking operation, and
The locking mechanism is
A drive member fitted to the lock pin so as to be movable in the axial direction;
An insertion direction restricting portion for restricting movement of the drive member in the insertion direction;
Lock pin urging means for urging the lock pin with respect to the drive member in a disengagement direction;
Drive member moving means for moving the drive member in the insertion and removal direction;
With
By the unlocking restriction mechanism,
An urging force for locking the lock pin to the lock holder is applied,
A pressure vessel characterized by.
前記蓋体に配設され、ロック穴が形成されたロックホルダと、
前記容器本体に配設され、前記ロック穴に挿通離脱自在に支持されたロックピンと、
このロックピンを前記ロック穴に対して挿通離脱方向に駆動させる駆動力を付与するロック機構と、
このロック機構によるロック状態を保持して、ロック解除動作を規制するロック解除規制機構と、を備え、
前記ロック解除規制機構によって、
前記ロックピンが前記ロックホルダに係止される付勢力が付与され、
前記ロック解除規制機構は、前記圧力容器内に配設されたチャンバ内の内圧の作用によって前記付勢力を付与する内圧付勢機構と、
更に前記蓋体を閉じた状態で、前記ロックホルダを前記ロックピンに付勢するロックホルダ付勢補助手段と、を備えていること、
を特徴とする圧力容器。 A pressure vessel having a container body, a lid disposed in an opening of the container body, and a lock mechanism for locking the lid;
A lock holder disposed on the lid and having a lock hole;
A lock pin disposed in the container body and supported so as to be freely inserted into and removed from the lock hole;
A lock mechanism for applying a driving force for driving the lock pin in the insertion / removal direction with respect to the lock hole;
A lock release restriction mechanism that holds the lock state by the lock mechanism and restricts the unlocking operation, and
By the unlocking restriction mechanism,
An urging force for locking the lock pin to the lock holder is applied ,
The unlocking restricting mechanism includes an internal pressure biasing mechanism that applies the biasing force by the action of an internal pressure in a chamber disposed in the pressure vessel;
A lock holder biasing assisting means for biasing the lock holder to the lock pin in a state where the lid is closed ;
A pressure vessel characterized by.
を特徴とする請求項1に記載の圧力容器。 The unlocking restriction mechanism includes an internal pressure biasing mechanism that applies the biasing force by the action of an internal pressure in a chamber disposed in the pressure vessel ;
The pressure vessel according to claim 1.
を特徴とする請求項3に記載の圧力容器。 The unlocking restriction mechanism further includes a lock holder biasing assisting means for biasing the lock holder to the lock pin in a state in which the lid is closed;
The pressure vessel according to claim 3 .
を特徴とする請求項4に記載の圧力容器。 The lock holder biasing assisting means biasing the lock holder in a direction in which the lid opens;
The pressure vessel according to claim 4 .
を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の圧力容器。 The user pushes the lid in the closing direction to release the urging force by the unlocking restriction mechanism and perform the unlocking operation;
The pressure vessel according to any one of claims 1 to 5 , wherein:
前記ロックピンに対して軸方向に移動自在に嵌合された駆動部材と、
前記駆動部材の挿通方向への移動を規制する挿通方向規制部と、
前記ロックピンを前記駆動部材に対して離脱方向に付勢するロックピン付勢手段と、
前記駆動部材を前記挿通離脱方向に移動させる駆動部材移動手段と、
を備えていること、
を特徴とする請求項2に記載の圧力容器。 The locking mechanism is
A drive member fitted to the lock pin so as to be movable in the axial direction;
The insertion direction regulating portion for regulating the movement in the interpolation extension direction of said driving member,
Lock pin urging means for urging the lock pin with respect to the drive member in a disengagement direction;
Drive member moving means for moving the drive member in the insertion and removal direction;
It is equipped with a,
The pressure vessel according to claim 2 .
前記駆動部材を挿通方向へ付勢するばね部材と、
を備えていること、
を特徴とする請求項1または請求項7に記載の圧力容器。 The drive member moving means includes a direct acting solenoid that moves the drive member in a detaching direction;
A spring member for urging the drive member in the insertion direction;
It is equipped with a,
The pressure vessel according to claim 1 or 7 , characterized in that
を特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の圧力容器。 Further comprising a detection device for detecting the closure of the lid,
The pressure vessel according to any one of claims 1 to 8 , wherein:
を特徴とする請求項1または請求項7に記載の圧力容器。 A lock release operation member for moving the drive member in the disengagement direction;
The pressure vessel according to claim 1 or 7 , characterized in that
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