JP6604644B1 - ファッションタイプ診断システム、ファッションタイプ診断方法 - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、買い物の際には、家族、友人又は販売員などの第三者からのアドバイスを参考にすることもあるが、主観に基づくものであることも多く、適切なアドバイスを受けることができないこともある。
また、アドバイスを受けずに、自分が気に入った服飾品や化粧品、化粧方法を選択すると、他者に違和感を与えることもある。
例えば、特開2008−108287号公報(特許文献1)には、対象者の全身を撮影し、体型、顔の形、肌の色を分析し、その結果から、対象者の身体的特徴に似合う衣服の提案を行うシステムが記載されている。
パーソナルスタイリストやイメージコンサルタントは服装に関する専門家であり、対象者の骨格やパーソナルカラーに基づいて、似合う服装を提案することができる。
しかし、自身の好みに適合しない服飾品や化粧方法が提案された場合、好みの服飾品を身に着けるための方法や化粧方法は提案されないため、対象者の好みに基づいたアドバイスを受けることができない可能性がある、あるいは、アドバイスにしたがった結果、対象者の服装や化粧の傾向が偏るという問題が生じる。
また、特許文献3に記載のシステムでは、相応しい衣服の傾向が、対象者の着用したい衣服に適合しなかった場合の対処方法は出力されないため、このような場合の助言は販売員の判断能力に依存するものとなり、適当なアドバイスを得られない可能性がある。
さらに、アドバイスの内容も、似合う服装の傾向アドバイスはもらえるものの、それ以外の服装についてはアドバイスがなく、結果として対象者の服装の傾向が偏る可能性や、対象者の好みの服装ができなくなる可能性は依然として残る。
対象者の骨格特徴点について、大きさ、厚み、及び目立ちやすさの少なくとも何れかを含む対象者の骨格情報を取得する、骨格情報取得部と、
対象者の希望イメージタイプを取得する、希望イメージ取得部と、
予め分類された顔印象タイプと予め分類された骨格タイプの組合せごとに、似合うファッションタイプを割り当てた基本ファッションタイプデータベース、予め分類された顔印象タイプと、予め分類された希望イメージタイプの組合せごとにファッションタイプを割り当てた希望ファッションタイプデータベース、及び異なるファッションタイプの組み合わせごとに、一のファッションタイプから他の一のファッションタイプに近づけるためのファッションの補正方法を割り当てた希望補正データベースを有する記憶部と、
前記取得した顔画像に基づいて、前記対象者の顔印象タイプを決定する顔印象分析部と、
前記取得した骨格情報に基づいて、対象者の骨格タイプを決定する、骨格分析部と、
前記基本ファッションタイプデータベースを参照し、前記決定された顔印象タイプ及び骨格タイプから、対象者の基本ファッションタイプを決定する、基本ファッションタイプ決定部と、
前記希望ファッションタイプデータベースを参照し、前記取得された希望イメージタイプから、対象者の希望ファッションタイプを決定する、希望ファッションタイプ決定部と、
前記希望補正データベースを参照し、前記決定された基本ファッションタイプと希望ファッションタイプが異なる場合に、前記基本ファッションタイプから前記希望ファッションタイプに近づけるためのファッションの補正方法を決定する、補正方法決定部と、
前記対象者の決定された基本ファッションタイプ及び前記希望ファッションタイプに近づけるための補正方法を出力する出力部と、
を備える、ファッションタイプ診断システムである。
前記基本ファッションタイプデータベースは、予め分類された顔印象タイプと予め分類された骨格タイプと予め分類された特徴タイプの組合せごとに、ファッションタイプを割り当てたものであり、
前記基本ファッションタイプ決定部は、前記基本ファッションタイプデータベースを参照して、前記取得した対象者の特徴タイプをさらに加味して、対象者の基本ファッションタイプを決定する。
前記補正方法決定部は、さらに、前記骨格補正データベースを参照し、前記取得した骨格情報から、対象者の骨格特徴を考慮したファッションの補正方法を決定し、
前記出力部は、さらに、前記骨格特徴を考慮したファッションの補正方法を出力する。
前記記憶部は、さらに、全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の基準位置を記憶し、加えて、予め分類された身体バランスごとに、ファッションの補正方法を割り当てた身体バランス補正データベースを有し、
前記取得した全身画像から、対象者の全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の位置と、前記基準位置との一致度を判定する、身体バランス算出部を備え、
前記補正方法決定部は、さらに、前記身体バランス補正データベースを参照し、前記判定した一致度から、対象者の身体バランスを考慮したファッションの補正方法を決定し、
前記出力部は、さらに、前記身体バランスを考慮したファッションの補正方法を出力する。
前記記憶部は、さらに、予め分類された顔型ごとに、ファッションの補正方法を割り当てた顔型補正データベースを有し、
前記補正方法決定部は、さらに、前記顔型補正データベースを参照し、前記取得した対象者の顔型から、対象者の顔型を考慮したファッションの補正方法を決定し、
前記出力部は、さらに、前記顔型を考慮したファッションの補正方法を出力する。
前記ファッションタイプ診断システムは、前記取得した顔画像から、対象者の全顔に対する眉、目、鼻及び口の位置と、前記基準位置との一致度を判定する、顔バランス算出部を備え、
前記化粧方法データベースを参照し、前記判定した一致度から、化粧方法を決定する、化粧方法決定部を備え、
前記出力部は、さらに、前記化粧方法を出力する。
対象者の骨格特徴点について、大きさ、厚み、及び目立ちやすさの少なくとも何れかを含む対象者の骨格情報を取得する、骨格情報取得ステップと、
対象者の希望イメージタイプを取得する、希望イメージ取得ステップと、
前記取得した顔画像に基づいて、前記対象者の顔印象タイプを決定する顔印象分析ステップと、
前記取得した骨格情報に基づいて、対象者の骨格タイプを決定する、骨格分析ステップと、
予め分類された顔印象タイプと予め分類された骨格タイプの組合せごとに、似合うファッションタイプを割り当てた基本ファッションタイプデータベースを参照し、前記決定された顔印象タイプ及び骨格タイプから、対象者の基本ファッションタイプを決定する、基本ファッションタイプステップと、
予め分類された希望イメージタイプごとにファッションタイプを割り当てた希望ファッションタイプデータベースを参照し、前記取得された希望イメージタイプから、対象者の希望ファッションタイプを決定する、希望ファッションタイプステップと、
異なるファッションタイプの組み合わせごとに、一のファッションタイプから他の一のファッションタイプに近づけるためのファッションの補正方法を割り当てた希望補正データベースを参照し、前記決定された基本ファッションタイプと希望ファッションタイプが異なる場合に、前記基本ファッションタイプから前記希望ファッションタイプに近づけるためのファッションの補正方法を決定する、補正方法決定ステップと、
を備える。
さらに、本発明の好ましい形態では、対象者の身体的特徴に合致する服装の詳細な補正方法や化粧方法を提案することができる。
実施例1のファッションタイプ診断システムは、顔画像取得部411、骨格情報取得部412、希望イメージ取得部414、記憶部M、顔印象分析部21、骨格分析部22、基本ファッションタイプ決定部24a、希望ファッションタイプ決定部24b、希望補正方法決定部25、及び出力部30を備える(図1)。
骨格特徴点とは、上記対象者の身体を観察した時に個人間で特徴に差が出やすい部位のことをいい、手・指、肩・腕、肩甲骨・胸元、体幹、腰、ひざ、太もも、及び、対象者の全身のシルエットの8項目から選ばれる。各項目について、より詳細な項目を設定しても良い。例えば、手・指に関して、手・関節の大きさ、節、手の質感等の項目を設定しても良い。
骨格情報とは、上記骨格特徴点の、大きさ、厚み及び目立ちやすさの少なくとも何れかを含む情報である。
希望イメージとは、例えばファッションのイメージを(a)かっこいい、(b)女性らしい、(c)かわいらしい、(d)華やか、の4つに大別した分類である。
顔印象データベース26は、例えば図2に示すような要素の組合せによりF1〜F4の4つに分類した顔印象タイプを記憶したデータベースである。
すなわち、縦軸51は、上にいくほど顔特徴点が直線的な傾向にあり、下にいくほど顔特徴点が曲線的な傾向にあることを示す。横軸52は、右にいくほど顔特徴点が大ぶり、幅が広い傾向にあり、左にいくほど顔特徴点が小ぶり、幅が狭い傾向にあることを示す。なお、顔特徴点とは、対象者の眉、目、鼻、及び口から選ばれる。
また、F3は、顔の縦の長さが、縦横比1.4:1と同じ又は縦が短い顔印象タイプであり、F1、F2及びF4は、顔の縦の長さが1.4:1よりも長い顔印象である。
骨格タイプ「ストレート」とは、身体に立体感があり、筋肉や肌にはりを感じることを特徴とする骨格タイプである。
骨格タイプ「ウェーブ」とは、身体に立体感を感じず、平面的であることを特徴とする骨格タイプである。
骨格タイプ「ナチュラル」とは、肉感があまり感じられず、骨や筋が目立つことを特徴とする骨格タイプである。
本実施例においては、図6に示すファッションタイプ傾向を以下のように分類するが、ファッションタイプ傾向はこれに限られない。
タイプR1:シルエットは直線的、生地は重さ・硬さ・厚みがあるもの、装飾は控えめ
タイプR2:シルエットはやや曲線的、生地は軽さ、柔らかさがあるもの、装飾は顔の周囲を避ける
タイプR3:シルエットは曲線的、生地は軽さ、柔らかさがあるもの、装飾は曲線的で柔らかいもの
タイプR4:シルエットはやや直線的、生地はやや厚みがあるもの、装飾は大ぶりで大胆なもの
また、補正方法は衣服や装飾品に限られず、例えば髪型に関する項目(例えば、巻き髪にする/ストレートヘアにする、など)を補正方法として含んでいてもよい。
本ステップでは、利用者40によって入力された、対象者の顔画像、対象者の骨格情報、及び対象者の希望イメージタイプから、顔画像取得部411が対象者の顔画像を取得し、骨格情報取得部412が対象者の骨格情報を取得し、希望イメージ取得部414が対象者の希望イメージを取得する。
骨格情報の取得は、任意の方法により行うことができるが、例えば、利用者が対象者の上記骨格特徴点を観察し、利用者によって入力された上記骨格情報を取得する方法が挙げられる。また、例えば、対象者の画像を取得し、画像処理により、上記骨格情報を取得する形態でもよい。
希望イメージの取得は、任意の方法により行うことができるが、例えば、段落0025で述べたファッションタイプのイメージ(a)〜(d)から1つを対象者が選択・入力し、入力されたイメージを取得する形態が挙げられる。また、例えば、対象者が自由に記述したイメージをアドバイザーが上記4つの選択肢のうちいずれかに分類し入力する、又は、利用者が自由に入力したイメージを、言語処理により上記選択肢のいずれかに分類し、上記希望イメージを取得する形態としてもよい。
本ステップでは、顔印象分析部21が、上記取得した顔画像を分析し、対象者の顔印象タイプを決定する(図8参照)。
縦横比判定ステップS214では、縦横比1.4:1を基準として、対象者の顔の縦横比を判定する。
顔特徴分析処理S215では、顔特徴抽出処理S213で抽出した対象者の顔特徴点の情報を分析し、形状について曲線的又は直線的のいずれかに分類し、大きさについて大ぶり又は小ぶりのいずれかに分類する。例えば、目頭に丸みがあれば、項目「目の形」を曲線的に分類し、目頭に切り込みがあれば、当該項目を直線的に分類する。これを、特徴を抽出した特徴点全てについて行う。
例えば、対象者の顔特徴点の分析結果が、形状「直線的」の合計得点が多く、大きさ「大きい」の合計得点が多い場合、対象者の顔印象タイプF1に決定する。同様に、対象者の顔特徴点の分析結果が、形状「直線的」の合計得点が多く、大きさ「小ぶり」の合計得点が多い場合には、対象者の顔印象タイプF2に決定する。対象者の顔特徴点の分析結果が、形状「曲線的」の合計得点が多く、大きさ「大きい」の合計得点が高い場合、対象者の顔印象タイプF4に決定する。
最後に、顔印象記憶処理S217を行い、決定した顔印象タイプを対象者データベース27に記憶する。
本ステップでは、骨格分析部22で、上記取得した骨格情報412に基づいて、対象者の骨格タイプを決定する(図9参照)。
骨格タイプ記憶処理S223を行い、決定した骨格タイプを、対象者データベース27に記憶する。
本ステップでは、基本ファッションタイプ決定部24aで対象者の基本ファッションタイプを決定し、希望ファッションタイプ決定部24bで対象者の希望ファッションタイプを決定する。
希望ファッションタイプ決定部では、同様に、上記対象者の顔印象と、上記希望イメージ取得部で取得した対象者の希望イメージとを対象者データベース27から読み込み、希望ファッションタイプデータベース28bを参照し、対象者の希望ファッションタイプを決定する(図5参照)。
例えば、対象者の顔印象がF1で骨格タイプがストレートの場合、対象者の基本ファッションタイプをR1に決定する(図4参照)。さらに、希望イメージがbの場合、対象者の希望ファッションタイプをR3に決定する(図5参照)。
本ステップでは、補正方法決定部25が、上記決定された基本ファッションタイプと希望ファッションタイプが異なる場合に、上記希望補正データベース29を参照し、前記基本ファッションタイプから前記希望ファッションタイプに近づけるためのファッションの希望補正方法を決定する(図11参照)。
データベース検索処理S254では、図7に示す希望補正データベース29の行を指定し、上記読み込んだ基本ファッションタイプを検索し、列を指定し、上記読み込んだ希望ファッションタイプを検索する。そして、該当する基本ファッションタイプと希望ファッションタイプの組合せに相当するセル中に、補正方法が記憶されているか判定し(S255)、補正方法が記憶されていれば、記憶された補正方法を、対象者の希望補正方法と決定する(補正方法記憶決定処理S252)。上記決定した補正方法を、補正方法記憶処理S253で対象者データベース27に記憶し、処理を終了する。当該セル中に補正方法が記憶されていなければ、補正方法決定処理S252及び補正方法記憶処理S253を行わずに処理を終了する(図10(a))。
例えば、対象者の基本ファッションタイプがR1で、希望ファッションタイプがR3の場合、希望補正データベース29中で行のR1と列のR3が交わったセルには、「柄やアクセサリーを直線的なものにする」とのテキストデータが格納されているので、これを対象者の希望補正方法と決定し、対象者データベース27に上記決定した希望補正方法を記憶し、処理を終了する。
また、図10(b)のように、上記ファッションタイプ読み込み処理S251を行った後、上記読み込んだ基本ファッションタイプと希望ファッションタイプとが一致するか否かの判断を先に行い(S256)、一致しない場合に、希望補正データベース29を参照する形態としてもよい。この場合も、決定した希望補正方法は、補正方法記憶処理S253を行い、上記決定した希望補正方法を対象者データベース27に記憶する。希望補正方法は、次に述べる出力ステップにおいて、テキストデータとして出力する。なお、上記読み込んだ基本ファッションタイプと希望ファッションタイプとが一致する場合は、S256の判定後、処理を終了する。
対象者データベース27から、上記ファッションタイプ決定ステップで決定された基本ファッションタイプ、及び、前記希望ファッションタイプに近づけるための希望補正方法を読み込み、出力処理を行う。
例えば、『基本ファッションタイプ:シルエットは直線的、生地は重さ・硬さ・厚みがあるもの、装飾は控えめ、補正方法:衣服の柄や装飾品を直線的なデザインのものにする』のように出力する。また、各ファッションタイプの傾向や、具体的な衣服や装飾品の例も同時に出力する形態としてもよい。
アドバイザーは、出力データに基づき、対象者にファッションに関するアドバイスを行う。また、出力したデータを印刷し、対象者に渡す形態にしてもよい。
実施例2のファッションタイプ診断システムは、さらに、対象者特徴取得部413及び、特徴タイプ決定部23を備え、記憶部Mは、特徴タイプデータベース26cをさらに有する(図12参照)。
対象者特徴とは、対象者の印象及び行動の傾向である。対象者の印象とは、(1)落ち着いているか、行動的か、及び、(2)女性らしいか、ボーイッシュか、の少なくとも2つの観点について、後述する対象者特徴取得部413で取得する。対象者の印象は、対象者自身が思う印象でも、他人から言われる印象でも、両方でもよい。対象者の行動の傾向とは、(1)決断が速いか遅いか、(2)歩き方、(3)話し方、の少なくとも3つの観点について、同様に対象者特徴取得部413で取得する。
特徴タイプとは、上記対象者特徴、上記骨格分析部で決定された骨格タイプ、及び、上記希望イメージ取得部414で取得された希望イメージの傾向を数種類に分類したものであり、例えば4つの特徴タイプA、B、C、又はDのいずれかに分類される。
本実施例において、上記特徴タイプA、B、C、及びDは、段落0025で述べたファッションのイメージ(a)かっこいい、(b)女性らしい、(c)かわいらしい、及び(d)華やか、にそれぞれ対応している。
特徴タイプデータベース26cは、上記骨格分析部で決定した対象者の骨格タイプ、及び、上記対象者特徴の傾向が、特徴タイプA〜Dのいずれに分類されるかを記憶したものである。図13に一例を示す。項目によっては、2種以上のタイプに分類されるようにタイプわけしてもよい。すなわち、例えば、上記印象(1)について、「落ち着いている」をタイプA、Bに分類し、「行動的」をタイプC、Dに分類するような形態としてもよい(図13参照)。
対象者特徴取得部413は、上記対象者特徴を取得する。取得方法は、任意の方法を選択することができるが、例えば、アドバイザーが対象者に対して、上記対象者の印象及び行動の特性に関するアンケートを取り、入力された情報から、対象者特徴を取得する方法が挙げられる。
特徴タイプ決定部23は、上記取得した対象者特徴と、上記骨格分析部22で決定された骨格タイプと、上記取得した希望イメージから、対象者の特徴タイプを決定する。
特徴タイプ記憶処理S234を行い、決定した特徴タイプを対象者データベース27に記憶する。
図14は、上記のように決定した特徴タイプと、対象者の顔印象との組合せから、基本ファッションタイプを決定する場合の例である。上記決定した顔印象、並びに、上記取得した希望イメージ、骨格タイプ及び対象者特徴を総合的に評価し、対象者の基本ファッションタイプを決定する形態としてもよい。
前記出力部30においては、上記骨格タイプ、特徴タイプ及び希望イメージから決定した基本ファッションタイプを出力する。
(1)パーソナルカラー診断ステップ
本ステップを備える場合、上記顔印象分析部21において、さらに、対象者のパーソナルカラーを診断する。上記出力部30においては、さらに、決定したパーソナルカラーを出力する。
ここで、パーソナルカラーとは、生まれつきの肌、瞳、髪などの色をもとに診断した、個人に調和する色のことをいう。一般的には、黄みの強いイエローベースか、青みの強いブルーベースに分類し、さらに明るい色が調和するか深みのある色が調和するかによって、合計4種類のカラータイプに分類することができる。一般的に、4種類の色の特徴を四季になぞらえ、スプリング、サマー、オータム、ウィンターと呼称することが多い。これをフォーシーズン分類という。
パーソナルカラーは任意の方法で決定することができるが、例えば、肌の色、虹彩の色、髪の色等について、上記フォーシーズン分類におけるいずれのカラータイプに属するかを記憶したパーソナルカラーデータベースを記憶部Mが有し、上記取得した対象者の色情報について当該パーソナルカラーデータベースを参照して、パーソナルカラーを決定する形態が挙げられる。また、対象者の顔画像から、画像処理によりパーソナルカラーを決定する形態としてもよい。なお、上記カラータイプは、上記フォーシーズン分類よりも詳細に分類されていてもよい。
また、上記パーソナルカラーデータベースは、さらに、パーソナルカラーと調和するカラー分類を記憶していてもよい。
出力ステップにおいては、さらに、決定したパーソナルカラーを出力する。または、決定したパーソナルカラーと調和するカラー分類を出力する形態としてもよく、さらに、決定したパーソナルカラーと、該決定したパーソナルカラーと調和するカラー分類を両方出力する形態としてもよい。
上記3.骨格タイプ診断ステップにおいて、各身体特徴点のタイプと対象者の骨格タイプが異なる場合、衣服のデザインを調整する必要がある場合がある。
例えば、骨格タイプ「ウェーブ」は上半身が華奢な傾向にあるため、衣服の襟や肩口にフリルなどの装飾があっても、調和する傾向にある。しかし、骨格タイプがウェーブでも、肩の特徴がナチュラルに分類される場合、典型的なウェーブタイプと比較して肩幅が広い傾向にあるため、同様の形状の衣服では、肩幅が強調される可能性がある。
これを解消するために、骨格補正決定ステップを備えていてもよい。
骨格補正とは、上記決定された骨格タイプと異なるタイプの上記骨格特徴点について、衣服のデザインを微調整する補正であり、骨格補正方法は衣服のフィット感(身体に沿うような形状か、ゆったりとした形状か)、素材の質感(柔らかそうな質感の素材か、固い質感の素材か)、衣服の装飾(装飾が多いか少ないか)、及び重心位置(見た目の重心位置が上に見える着こなしか、下に見える着こなしか)から選ばれる。
骨格補正データベースは、上記骨格特徴点のそれぞれについて、上記骨格補正を記憶したものである。一例を図17に示す。
骨格情報読み込み処理S2501では、上記3.骨格診断ステップにて分類した、対象者の各骨格特徴点のタイプ及び対象者の骨格タイプのデータ(図10参照)を読み込む。
骨格補正決定処理S2502では、骨格補正が必要な骨格特徴点を決定する。具体的には、図10に示される骨格特徴点のうち、最も合計点数が高いタイプ以外の2タイプ(図10では、ストレートとナチュラル)に分類されている骨格特徴点を検索し、骨格補正が必要な骨格特徴点を決定する。
上記骨格補正データベースを参照し、上記決定された骨格補正が必要な骨格特徴点に対応する骨格補正方法を決定する。具体的には、上記決定した骨格補正が必要な骨格特徴点を、図17に示される骨格補正データベースの補正箇所の行から検索し、該当する補正箇所に対応する補正方法を、骨格補正方法に決定する(図17参照)。
骨格補正記憶処理S2503を行い、骨格補正方法を対象者データベース27に記憶する。上記出力ステップでは、さらに、記憶した骨格補正方法を出力する。
骨格タイプ診断による分類によって、対象者の骨格と調和する衣服の傾向が決定するが、身体バランスは個人によって異なるため、同じ衣服や着こなしでも、調和しない場合がある。
これを解消するため、身体バランス補正決定ステップを備えていてもよい。
全身画像取得部では、対象者の頭頂部からかかとまでが写った画像(全身画像)を取得する。
身体バランスとは、対象者の全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の位置をいう。
身体バランス補正データベースとは、全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の基準位置を記憶し、予め分類された身体バランスごとに、ファッションの補正方法を記憶したものである。一例を図20に示す。
基準位置とは、全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の位置で、頭頂部からかかとまでを8等分できるときの、各部位の位置である。
身体バランス算出部では、上記取得した対象者の全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の位置を算出し、上記基準位置と上記対象者の身体バランスの一致度を判定する。
身体バランス補正決定部では、上記算出した身体バランスに基づいて、上記身体バランス補正データベースを参照し、対象者の身体バランス補正を決定する。
身体画像読み込み処理S2504では、上記全身画像取得部で取得した対象者の全身画像を読み込む。
身体バランス算出処理S2505では、上記取得した全身画像から、対象者の全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の位置と、上記基準位置との一致度を判定する。上記基準位置と位置が一致しない部位を、身体バランス補正が必要な部位と決定する。
身体バランス補正決定処理S2506では、上記身体バランス補正が必要な部位を、記憶部が有する身体バランス補正データベースで検索し、各部位に対応する身体バランス補正方法を決定する。具体的には、上記身体バランス補正が必要な部位を、身体バランス補正データベースの補正箇所の行を検索し、対応する補正方法を、身体バランス補正方法と決定する(図20参照)。
個人によって顔の形は様々に異なり、同じ衣服でもある人は調和して見えるが、別の人は顔が大きく見えるというように、デザインによって顔の印象が左右される場合がある。また、髪型によっても、同様の現象が起こる場合がある。
これを解消するため、顔型補正決定ステップを備えていてもよい。
顔型とは、上記取得した顔画像から決定する対象者の顔の形であり、縦長又は横長である。
顔型決定部では、対象者の顔の、眉頭下部から口中央ラインまでの長さ(図21中の矢印42の長さ、以下、縦基準長という)と、対象者の口中央ラインの横幅の長さ(図21中の矢印43の長さ、以下、横基準長という)の比を算出し、対象者の顔型を決定する。
顔型補正決定部では、上記決定した対象者の顔型に基づいて、顔型補正データベースを参照して、顔型補正を決定する。
顔型補正データベースは、上記決定された対象者の顔型を考慮したファッションの補正方法が記憶されており、補正方法は、例えば、襟の形状、装飾品の形状、髪型等が挙げられる。一例を図22に示す。
本ステップを備える場合、上記2.顔印象決定ステップの顔特徴抽出処理S213において、対象者の顔縦基準長及び横基準長を算出し、対象者データベース27に記憶しておく。
顔基準長比算出処理S2508では、上記縦基準長と横基準長を対象者データベースから読み込み、その比(基準長比)を算出する。
顔型決定処理S2509では、上記算出した基準長比をもとに、対象者の顔型を横長又は縦長に決定する。具体的には、対象者の顔の縦基準長と横基準長との比が1:1又はそれよりも縦基準長が短ければ横長顔に決定し、1:1よりも縦基準長が長ければ縦長顔に決定する。
顔型補正記憶処理S2511で、上記決定した顔型補正方法を対象者データベース27に記憶する。上記出力ステップにおいて、さらに、上記決定した顔型補正方法を出力する。
(1)の基準位置:頭頂部からあごまでの長さと、あごからバストトップまでの長さとが等しい
(2)の基準位置:あごから鎖骨頚窩までの長さと、頭頂部からあごまでの長さを0.4倍した長さとが等しい
(3)の基準位置:左右の鎖骨のなす角の角度が120度
上半身画像取得ステップでは、入力された対象者の上半身の画像を取得する。また、上記身体バランス補正ステップを行い、対象者の全身画像を取得している場合は、全身画像から対象者の上半身部分を切り取って取得する形態としてもよい。
追加要素算出ステップでは、上記取得した上半身画像から、頭頂部からあごまでの長さ、あごからバストトップまでの長さ、あごから鎖骨頚窩までの長さ、及び左右の鎖骨のなす角の角度の4要素を算出する。
顔型補正データベース検索ステップでは、図24に示される顔型補正データベースを参照し、上記算出した4要素と、上記(1)〜(3)の条件との一致度を判定する。具体的には、図24に示す顔型補正データベースの行を指定し、上記判定した一致度を検索し、列を指定し、上記決定した顔型を検索する。そして、該当する一致度と顔型の組合せに相当するセル中に記憶された顔型補正方法を、対象者の顔型補正方法と決定する(顔型補正決定処理S2510)。そして、顔型補正記憶処理S2511で、上記決定した顔型補正方法を対象者データベース27に記憶し、処理を終了する。
上記記憶した顔型補正方法は、上記出力ステップにおいて出力する。
人間の顔のパーツ(眉、目、鼻及び口)の配置には、美しいと言われるバランスがある。該バランスを満たすためには様々な条件があるが、一般的には、(I)頭頂部から目じりまでの距離と、目じりから顎先までの距離が等しい、(II)右の目じりから右の目頭までの距離、右の目頭から左の目頭までの距離、左の目頭から左の目じりまでの距離の比が、1:1:1である、の2つが基準とされる。
上記条件(I)、(II)をいずれかでも満たしていない場合、上記条件を満たす位置に各パーツが配置されているように見える化粧方法を取ることが考えられるが、化粧方法は多岐に渡るため、適当な化粧方法を選択するのは難しい。
そこで、対象者の顔のバランスを分析し、対象者が上記条件を満たしているように見える化粧方法を提案する、化粧方法決定ステップを備えていてもよい。
顔バランスとは、全顔に対する眉、目、鼻及び口の位置である。
化粧方法データベースには、顔の基準位置と、予め分類された顔バランスごとに、化粧方法が記憶されている。上記顔の基準位置は、上記(I)、(II)の条件を満たす目の位置を少なくとも含み、眉、鼻、口の基準位置及び基準幅を含んでいてもよい。上記顔バランスごとの化粧方法の一例を図25に示す。また、眉頭を内側に足すなど、顔のパーツごとに詳細な化粧方法を補正データベースに記憶しておく形態としてもよい。
顔バランス表は、少なくとも上記(I)(II)の条件を満たすか否かによって分類された顔バランスを予め記憶したものである。一例を図26に示す。
顔バランス算出部は、上記取得した顔画像から、対象者の全顔に対する眉、目、鼻及び口の位置と、上記基準位置との一致度を判定し、対象者の顔バランスを決定する。
顔画像読み込み処理S2512では、上記取得した顔画像を読み込む。
顔バランス算出処理S2513では、上記取得した顔画像から、対象者の全顔において、少なくとも、頭頂部から目じりまでの距離、目じりから顎先までの距離、右の目じりから右の目頭までの距離、右の目頭から左の目頭までの距離、及び、左の目頭から左の目じりまでの距離の5要素を算出する。これらの要素は、後述する顔バランス決定処理S2514において、上記(I)又は(II)の条件を満たすか否かを判定するために必要となる。
顔バランス決定処理S2514では、上記5要素と、上記化粧方法データベースに記憶された上記顔の基準位置との一致度を判定し、上記顔バランス表を参照して、対象者の顔バランスを決定する。
具体的には、上記算出した頭頂部から目じりまでの長さを行から検索し、上記算出した左右の目の間隔を列から検索する。そして、該当する頭頂部から目じりまでの長さと左右の目の間隔の組合せに相当するセル中に記憶された顔バランスを、対象者の顔バランスとして決定する。例えば、頭頂部から目じりまでの長さが短く、左右の目の間隔が広い場合、対象者の顔バランスを上方遠心顔と決定する。上記(I)又は(II)の条件のいずれかを満たす場合は、各条件についてバランスを「基準」とし、上記(I)及び(II)の条件をいずれも満たす場合には、対象者の顔バランスを「基準バランス」と決定する。
また、上記5要素の他に、各パーツの位置の情報を取得した場合は、化粧方法データベースに記憶されている各パーツの基準位置及び基準幅との一致度を加味して、対象者の顔バランスを決定する(図26参照)。
化粧方法記憶処理S2516では、上記決定した化粧方法を対象者データベース27に記憶する。上記出力ステップにおいて、さらに、上記記憶した化粧方法を出力する。
この場合、上記化粧方法データベースは、パーツごとに予め化粧方法を記憶しており、化粧方法決定処理S2515においては、さらに、パーツごとに化粧方法を決定する。
また、本発明に係るシステムは、個人の所有する携帯端末で行う形態としてもよいし、衣料品店に設置する形態とすることもできる。衣料品店に設置する形態の場合、その店舗の在庫情報を参照し、対象者におすすめの衣服を提案するシステムを備えていてもよい。
21 顔印象分析部
22 骨格診断部
23 特徴タイプ決定部
24a 基本ファッションタイプ決定部
24b 希望ファッションタイプ決定部
25 希望補正方法決定部
26a 顔印象データベース
26b 骨格タイプデータベース
26c 特徴タイプデータベース
27 対象者データベース
28a 基本ファッションタイプデータベース
28b 希望ファッションタイプデータベース
29 希望補正データベース
30 出力部
32 基本ファッションタイプデータ
34 希望補正方法データ
40 利用者
411 顔画像取得部
412 骨格情報取得部
413 対象者特徴取得部
414 希望イメージ取得部
42 縦基準長
43 横基準長
51、52 顔特徴点傾向軸
61、62 服装傾向軸
S213 顔特徴抽出処理
S214 縦横比判定処理
S215 顔特徴分析処理
S216 顔印象決定処理
S217 顔印象記憶処理
S221 骨格特徴分析処理
S222 骨格タイプ決定処理
S223 骨格タイプ記憶処理
S231 対象者情報取得処理
S232 タイプ分類処理
S233 特徴タイプ決定処理
S234 特徴タイプ記憶処理
S251 ファッションタイプ読み込み処理
S252 補正方法決定処理
S253 補正方法記憶処理
S254 データベース検索処理
S255 データが格納されているか否か判定する処理
S256 ファッションタイプが一致しているか否か判定する処理
S2501 骨格情報読み込み処理
S2502 骨格補正決定処理
S2503 骨格補正記憶処理
S2504 全身画像読み込み処理
S2505 身体バランス算出処理
S2506 身体バランス補正方法決定処理
S2507 身体バランス補正方法記憶処理
S2508 顔基準長比算出処理
S2509 顔型決定処理
S2510 顔型補正決定処理
S2511 顔型補正記憶処理
S2512 顔画像読み込み処理
S2513 顔バランス算出処理
S2514 顔バランス決定処理
S2515 化粧方法決定処理
S2516 化粧方法記憶処理
Claims (8)
- ファッションタイプ診断システムであって、
対象者の顔画像を取得する、顔画像取得部と、
対象者の骨格特徴点について、大きさ、厚み、及び目立ちやすさの少なくとも何れかを含む対象者の骨格情報を取得する、骨格情報取得部と、
対象者の希望イメージタイプを取得する、希望イメージ取得部と、
予め分類された顔印象タイプと予め分類された骨格タイプの組合せごとに、似合うファッションタイプを割り当てた基本ファッションタイプデータベース、予め分類された顔印象タイプと、予め分類された希望イメージタイプの組合せごとにファッションタイプを割り当てた希望ファッションタイプデータベース、及び異なるファッションタイプの組み合わせごとに、一のファッションタイプから他の一のファッションタイプに近づけるためのファッションの補正方法を割り当てた希望補正データベースを有する記憶部と、
前記取得した顔画像に基づいて、前記対象者の顔印象タイプを決定する顔印象分析部と、
前記取得した骨格情報に基づいて、対象者の骨格タイプを決定する、骨格分析部と、
前記基本ファッションタイプデータベースを参照し、前記決定された顔印象タイプ及び骨格タイプから、対象者の基本ファッションタイプを決定する、基本ファッションタイプ決定部と、
前記希望ファッションタイプデータベースを参照し、前記取得された希望イメージタイプから、対象者の希望ファッションタイプを決定する、希望ファッションタイプ決定部と、
前記希望補正データベースを参照し、前記決定された基本ファッションタイプと希望ファッションタイプが異なる場合に、前記基本ファッションタイプから前記希望ファッションタイプに近づけるためのファッションの補正方法を決定する、補正方法決定部と、
前記対象者の決定された基本ファッションタイプ及び前記希望ファッションタイプに近づけるための補正方法を出力する出力部と、
を備える、ファッションタイプ診断システム。 - さらに、前記対象者の性格及び/又は行動特性に関する特徴タイプを取得する、対象者特徴取得部を備え、
前記基本ファッションタイプデータベースは、予め分類された顔印象タイプと予め分類された骨格タイプと予め分類された特徴タイプの組合せごとに、ファッションタイプを割り当てたものであり、
前記基本ファッションタイプ決定部は、前記基本ファッションタイプデータベースを参照して、前記取得した対象者の特徴タイプをさらに加味して、対象者の基本ファッションタイプを決定することを特徴とする、請求項1に記載のファッションタイプ診断システム。 - 前記顔印象分析部は、対象者のパーソナルカラーを診断し、前記出力部は、さらに、前記診断したパーソナルカラー又は該パーソナルカラーに調和するカラー分類を出力することを含む、請求項1又は2に記載のファッションタイプ診断システム。
- 前記記憶部は、さらに、予め分類された各骨格特徴点の骨格特徴ごとに、ファッションの補正方法を割り当てた骨格補正データベースを有し、
前記補正方法決定部は、さらに、前記骨格補正データベースを参照し、前記取得した骨格情報から、対象者の骨格特徴を考慮したファッションの補正方法を決定し、
前記出力部は、さらに、前記骨格特徴を考慮したファッションの補正方法を出力することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載のファッションタイプ診断システム。 - さらに、前記対象者の全身画像を取得する、全身画像取得部を備え、
前記記憶部は、さらに、全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の基準位置を記憶し、加えて、予め分類された身体バランスごとに、ファッションの補正方法を割り当てた身体バランス補正データベースを有し、
前記取得した全身画像から、対象者の全身に対するあご、バストトップ、ウエスト、ヒップトップ、太ももの中央、ひざ、及びふくらはぎの中央の位置と、前記基準位置との一致度を判定する、身体バランス算出部を備え、
前記補正方法決定部は、さらに、前記身体バランス補正データベースを参照し、前記判定した一致度から、対象者の身体バランスを考慮したファッションの補正方法を決定し、
前記出力部は、さらに、前記身体バランスを考慮したファッションの補正方法を出力することを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載のファッションタイプ診断システム。 - さらに、前記取得した顔画像から、前記対象者の顔型を決定する、顔型決定部を備え、
前記記憶部は、さらに、予め分類された顔型ごとに、ファッションの補正方法を割り当てた顔型補正データベースを有し、
前記補正方法決定部は、さらに、前記顔型補正データベースを参照し、前記取得した対象者の顔型から、対象者の顔型を考慮したファッションの補正方法を決定し、
前記出力部は、さらに、前記顔型を考慮したファッションの補正方法を出力することを特徴とする、請求項1〜5の何れかに記載のファッションタイプ診断システム。 - 前記記憶部は、さらに、少なくとも全顔に対する目の基準位置を記憶し、加えて、予め分類された顔バランスごとに、化粧方法を割り当てた化粧方法データベースを有し、
前記取得した顔画像から、対象者の全顔に対する眉、目、鼻及び口の位置と、前記基準位置との一致度を判定する、顔バランス算出部を備え、
前記化粧方法データベースを参照し、前記判定した一致度から、化粧方法を決定する、化粧方法決定部を備え、
前記出力部は、さらに、前記化粧方法を出力することを特徴とする、請求項1〜6の何れかに記載のファッションタイプ診断システム。 - ファッションタイプ診断方法であって、
対象者の顔画像を取得する、顔画像取得ステップと、
対象者の骨格特徴点について、大きさ、厚み、及び目立ちやすさの少なくとも何れかを含む対象者の骨格情報を取得する、骨格情報取得ステップと、
対象者の希望イメージタイプを取得する、希望イメージ取得ステップと、
前記取得した顔画像に基づいて、前記対象者の顔印象タイプを決定する顔印象分析ステップと、
前記取得した骨格情報に基づいて、対象者の骨格タイプを決定する、骨格分析ステップと、
予め分類された顔印象タイプと予め分類された骨格タイプの組合せごとに、似合うファッションタイプを割り当てた基本ファッションタイプデータベースを参照し、前記決定された顔印象タイプ及び骨格タイプから、対象者の基本ファッションタイプを決定する、基本ファッションタイプステップと、
予め分類された希望イメージタイプごとにファッションタイプを割り当てた希望ファッションタイプデータベースを参照し、前記取得された希望イメージタイプから、対象者の希望ファッションタイプを決定する、希望ファッションタイプステップと、
異なるファッションタイプの組み合わせごとに、一のファッションタイプから他の一のファッションタイプに近づけるためのファッションの補正方法を割り当てた希望補正データベースを参照し、前記決定された基本ファッションタイプと希望ファッションタイプが異なる場合に、前記基本ファッションタイプから前記希望ファッションタイプに近づけるためのファッションの補正方法を決定する、補正方法決定ステップと、
をコンピュータが行う、ファッションタイプ診断方法。
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