JP6604560B2 - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置

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Description

本開示は、複数の人工光源から照射される光を用いて植物の栽培を行う植物栽培装置に関する。
植物栽培装置として、たとえば特許文献1がある。
特開2015−119660号公報
しかしながら、前記従来の構成では、栽培領域内で光量のばらつきが生じるという課題がある。
本開示は、前記課題を解決するもので、光量分布を均質化することが可能な植物栽培装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本開示の1つの態様にかかる植物栽培装置は、長手方向沿いに隣接配置された第1人工光源と第2人工光源とを有して植物栽培用の光をそれぞれ照射する複数の人工光源と、
前記第1人工光源と前記第2人工光源とを覆うように配置される導光部材とを備え、
前記導光部材は、前記人工光源の前記長手方向沿いに、第1受光部と、発光部と、第2受光部とが連結して配置され、
前記第1受光部は、前記第1人工光源から照射される第1光を取り込んだのち屈折して前記発光部に向けて透過させ、
前記第2受光部は、前記第2人工光源から照射される第2光を取り込んだのち屈折して前記発光部に向けて透過させ、
前記発光部は、前記第1受光部と前記第2受光部とからそれぞれ取り込んで屈折した後に透過してきた前記第1光及び前記第2光を取り込み、屈折したのち、前記第1人工光源の端部と当該端部に隣接する前記第2人工光源の端部との間の非照射部に対向する植物栽培用空間に向けて照射するとともに、
前記各人工光源は、蛍光灯であり、
前記導光部材は、前記複数の人工光源の直上に設置され、かつ前記第1受光部は、前記発光部に向かうにつれて先細りの形状を持つ
以上のように、本開示の前記態様によれば、導光部材によって、人工光源からの光量の多い領域から光量の少ない領域に光を導光することによって光量分布を均質化することができる。
本開示の実施の形態1における植物栽培装置の概略図 従来構成における蛍光灯の照度分布の図 本開示の実施の形態1における植物栽培装置の導光部材付近の概略側面図 図3Aの導光部材の平面図 図3Aの導光部材と蛍光灯と植物との配置関係を示す平面図 図3Aの導光部材による導光の原理を説明する説明図 本開示の実施の形態2における植物栽培装置の導光部材の概略平面図 図4Aの導光部材の概略側図 図4Aの導光部材とLEDとの配置関係を説明するための、LEDの長手方向での断面側面図 図4Aの導光部材による導光の原理を説明するための、半円筒形状の軸直交方向での断面側面図
以下、本開示の実施の形態について、図表を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態にかかる植物栽培装置の概略図である。
植物栽培装置は、第1人工光源100−1と、第2人工光源100−2と、導光部材101とを備えて、複数の人工光源100−1,100−2から照射される光L1,L2を用いて植物栽培用空間に配置された植物の栽培を行う。
なお、図1において、植物栽培用空間に配置される栽培ベッド及び栽培棚など、本開示に関する構成以外の機器構成は図示が省略されている。しかしながら、本開示に関する植物栽培装置では、具体的には図示しないが、温度、湿度、及びCO濃度が任意に制御可能な空調機器と、養液の条件などを制御する養液制御装置と、養液を循環させる栽培ベッドなどを備え、栽培する植物103に応じて適切な環境になるように栽培環境を制御する。
まず、照明部100は、複数の人工光源として第1人工光源100−1と第2人工光源100−2とで構成され、第1人工光源100−1と第2人工光源100−2とは直列的に隣接して配置されている。各人工光源は、例えば、蛍光灯又はLEDなどの直管型の光源で構成され、植物栽培用空間の栽培プレート102に植えられた植物103に向かって光を照射することで植物103を栽培している。
照明部100の各人工光源の長さは、例えば、一般的な直管型の蛍光灯の長さと同じ1280mmである。一例として、縦2750mm、横750mm、高さ300mmの仮想直方体の栽培空間内の天井に照明部100が設置され、栽培空間の天井の中心から幅190mmのピッチで2本備えていると仮定する。
前記各照明部100の両側の末端のソケット部100bには、照明器具に取り付けるための照明器具取付用の一対のソケット100aが取り付けられている。ソケット100aを含むソケット部100b自体は発光しないため、ソケット部100b付近の栽培空間の光量が低下する。
また、前記照明部100に蛍光灯を用いる場合、蛍光灯の蛍光管内には電極があるため、図2に示すように、蛍光灯の末端部(すなわち、0cmの位置)から例えば約10cmの範囲においては、光量が少なくなる。
表1は、導光部材101が無い従来構成において前記照明部100に蛍光灯を用いて、 蛍光灯の末端から中央部に向かって10cmまでの範囲を照明末端部と定義し、それ以外の範囲を照明中央部と定義し、それぞれ、Li−COR社製の光量子束密度計Light−MeterLI−250Aを用いて光量を、栽培無し、育苗時、及び収穫時でそれぞれ測定した結果である。また、表2は、導光部材101が無い前記従来構成での重量を、栽培無し、育苗時、及び収穫時でそれぞれ測定した結果である。なお、照度分布は、照明中央部の光量を100としたときの比率で表示している。重量も、照明中央部の重量を100としたときの比率で表示している。
測定条件は、植物103を栽培しない場合(「栽培無し」と表示。)では、栽培プレート102の上面上に測定器を設置して測定した。植物103の育苗終了時と収穫時とは、 植物103の先端部に測定面鉛直方向に上に向くように測定器を設置して測定した。測定面と照明部100との距離は、栽培なし時:300mm、育苗終了時:200mm、収穫時:100mmである。
表1において、前記照明末端部の光量が栽培無しは85、育苗時は75、収穫時は56と、植物103が生長するにつれて、照明末端部の光量が低下することでの、照明中央部と照明末端部との光量の差が大きくなる傾向にある。表2において、このときの育苗時及び収穫時のそれぞれの重量は、平均して、育苗時が78(これは、植物の個数N=8個の平均の値。)、収穫時が65(これは、植物の個数N=4個の平均の値。)となる。
植物103の重量は、照明以外の条件が同一の場合、栽培期間中の積算光量に比例している。すなわち、照明末端部の積算光量は、育苗時で80となり、収穫時で66となり、 照明末端部の重量は、育苗時で78となり、収穫時で65となり、積算光量と重量との相関性を確認することができた。ここでは、植物の一例として、レタスを栽培している。
Figure 0006604560
Figure 0006604560
このような条件の下、重量の歩留まりを確保する場合、重量が小さくなる照明末端部の重量が所定の重量(言い換えれば、収穫時に最低必要な重量)以上になるように、照明末端部を所定の重量以上とするのに必要な栽培日数又は照明の照射時間などを設定するが、 その場合、照明中央部の光量が強くなり過ぎるため、収穫時の照明中央部での重量が40%以上大きくなってしまう。
その場合、植物が大きくなり過ぎることによる、葉の変色などが発生するか、あるいは、出荷の際に用いるパッケージよりも植物が大きくなり過ぎる結果、余分な葉を取り除く作業が発生する、などの手間がかかるなどの課題が発生する。
このため、栽培環境を可能な限り均質にすることで、これらの課題を解決することが可能となる。そこで、本開示では、導光部材101を配置することにより、照明中央部の光量と照明末端部の光量とを均質化するように構成するものである。以下、これについて、詳細に説明する。
図3Aは、照明部100の各人工光源に蛍光灯を用いた場合の本実施の形態1の植物栽培装置の導光部材101付近の概略側面図を示している。図3Bは導光部材101の平面図である。図3Cは導光部材101と複数の人工光源100−1,100−2と植物103との配置関係を示す平面図である。図3Dは導光部材101による導光の原理を説明する説明図である。ただし、図3B〜図3Dにおける斜線部分は、断面ハッチングではなく、発光部及び受光部と、導光部とを区別するために付したものである。
図3A〜図3Dにおいて、この導光部材101は、複数の人工光源100−1,100−2から照射される光L1,L2を用いて植物103の栽培を行う植物栽培装置で使用される。この導光部材101は、少なくとも、前記複数の前記人工光源100−1,100−2のうちの隣接する第1人工光源100−1の上方と第2人工光源100−2の上方とに、第1人工光源100−1と第2人工光源100−2とは隙間をあけて、またがって覆うように配置された薄い矩形板状の導光部材101である。導光部材101の長手方向は、各人工光源の長手方向に沿って配置されている。
導光部材101は、図3Aに示すように、第1人工光源100−1と第2人工光源100−2との間の直上に隙間130をあけて配置されている。
導光部材101は、例えば矩形状の透明な薄い板状の部材であり、第1受光部111と、第2受光部112と、導光部101aと、発光部101bとを備えている。導光部材101は、導光部材101の長手方向において発光部101bの一端側に導光部101aを介して第1受光部111を連結して配置し、発光部101bの他端側に導光部101aを介して第2受光部112を連結して配置している。導光部材101は、透光性のある透明な樹脂、例えばアクリル樹脂などで一体的に構成されている。
図1及び図3Dにおいて、第1受光部111は、プリズムで構成されて、以下のような作用を発揮する。第1人工光源100−1に対向する第1対向面111aの、少なくとも第1人工光源100−1の長手方向の中央部から第2人工光源100−2の端部に対向する一方の端部にかけての領域において、第1人工光源100−1から上方に照射される第1光L1を導光部材101の長手方向と交差する方向に第1受光部111内に取り込む。第1受光部111では、取り込んだ第1光L1を屈折して、導光部材101の長手方向沿いに発光部101bに向けて透過させて、発光部101bに送る。第1受光部111の平面形状は、例えば、発光部101bに向かうにつれて先細りの形状とする。一例として、 第1受光部111の平面形状は、第1人工光源100−1の長手方向の中央部に底辺が配置され、発光部101bの近傍に頂点が配置されるような大略二等辺三角形を2個並列配置して(すなわち、図3Bでは左端側の斜線領域として)構成されている。
同様に、第2受光部112は、プリズムで構成されて、以下のような作用を発揮する。第2人工光源100−2に対向する第2対向面112aの、少なくとも第2人工光源100−2の長手方向の中央部から第1人工光源100−1の端部に対向する一方の端部にかけての領域において、第2人工光源100−2から上方に照射される第2光L2を導光部材101の長手方向と交差する方向に第2受光部112内に取り込む。第2受光部112では、取り込んだ第2光L2を屈折して、導光部材101の長手方向沿いに発光部101bに向けて透過させて、発光部101bに送る。第2受光部112の平面形状は、例えば、発光部101bに向かうにつれて先細りの形状とする。一例として、第2受光部112の平面形状は、第2人工光源100−2の長手方向の中央部に底辺が配置され、発光部101bの近傍に頂点が配置されるような大略二等辺三角形を2個並列配置して(すなわち、図3Bでは右端側の斜線領域として)構成されている。
第1受光部111と第2受光部112とのそれぞれの大略二等辺三角形の一例としては、設置状態で上面から見た場合(すなわち、平面視の場合)、図3Cに示すように、照明部100の中心点100eの2点と電極部の端部の点100fの1点との合計3点で構成される、例えば底辺1080mm、高さ12.5mmの大略二等辺三角形である。
導光部101aは、平面形状としては、底辺が互い接続された2つの台形形状で構成されている。各台形形状には、受光部の2個の大略二等辺三角形の底辺が台形の底辺と重ねて連結されており、受光部以外の部分(すなわち、図3Bでは白地領域)として構成されている。導光部101aは、第1受光部111と第2受光部112とからそれぞれ取り込まれた第1光L1と第2光L2とを発光部101bに向けて導光する。
発光部101bは、導光部材101の中央に配置され、かつ、第1人工光源100−1の一方の端部と第2人工光源100−2の一方の端部とに対向する第3対向面101cを有する。第1受光部111と第2受光部112とからそれぞれ取り込んで屈折した後に導光部101aを透過してきた第1光L1及び第2光L2を発光部101bに取り込む。発光部101bでは、第1光L1及び第2光L2を、導光部材101の長手方向と交差する方向に屈折したのち、第1人工光源100−1の端部と当該端部に隣接する第2人工光源100−2の端部とに対向する第3対向面101cから、第1人工光源100−1の端部と当該端部に隣接する第2人工光源100−2の端部とを介して、植物103に向けて照射する。発光部101bとしては、2つの人工光源100−1,100−2間の隙間131(図3A参照)の全体を照射するような長さを有するように構成してもよいが、隙間131を下方に突き抜けて、植物103の直上まで発光部101bを突出させて垂下させるように設けてもよい。ここで、隙間131は、光源ではなく、光を照射しない非照射部の一例である。
一例として、前記受光部111,112は、前記栽培空間の仮想直方体の中では、上面から見て各人工光源100−1,100−2の中央部が光量が強く、末端部に近くなるにつれて光量が少なくなっている。このため、受光部111,112としては、中央部の光を多く導光するため受光部111,112の面積が大きく、末端部にかけて受光部111,112の面積が徐々に小さくなるような先細りの形状を特徴としている。すなわち、第1受光部111又は第2受光部112から発光部101b側に向けて先細りとなるような大略二等辺三角形状を持っている。
このような実施の形態1の構成によれば、照明部100から直上に照射される光L1,L2を、照明部100の各人工光源100−1,100−2の中央部から末端部の隙間131の付近に導光部材101により導光することで、照明部100の隙間131の付近の光量不足を改善することができる。特に、受光部111,112としては、光量の多い照明中央部で受光面積を大きくして光L1,L2を多く取り込み、光量の少ない照明末端部では受光面積を小さくして導光部101aを多くして、発光部101bから発光可能としている。このような構成とすることにより、中央部から末端部付近にかけての光量分布を均質化することができる。また、前記構成によれば、特に隣接する人工光源間の隙間131の部分の光量不足による植物103の重量不足及び徒長を改善することが可能となり、 収穫重量のばらつきを低減することが可能となる。
また、導光部材101が無い、従来の構成では、植物103の育成に有効活用できなかった蛍光灯の上側に照射される光を、末端部側に導光して、植物103に照射することで、より高効率な植物栽培が可能となる。
表3は、表1及び表2の従来の構成に前記導光部材101を設置した以外は同じ測定条件で測定を行ったときの、前記収穫時において光量を測定した結果である。
Figure 0006604560
表3において、照明中央部の光量と照明末端部の光量とは、ほぼ同じとなることが確認でき、より均質な光量環境を実現することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の蛍光灯とは異なり、前記照明部100にLED(Light Emitting Diode)を用いる場合である。LED照明には電極部がなく、蛍光灯のように照明末端部の光量の低下はない。
しかしながら、LED照明を照明器具に取り付けるときに生じるLED照明間の隙間部分132の光量子束密度が小さくなるという課題については、蛍光灯の代わりにLED照明を用いても解決はしない。また、LED照明は、通常、指向性があるため、植物103の栽培面のみ光を照射することが可能なため、実施形態1のような、植物103に対し直接照射しない、上方に照射された光を導光して、栽培に利用することはできない。なお、 隙間部分132は非照射部の別の例である。
そのような課題を解決するために、図4A〜図4Dに記載の導光部材200を用いる。図4Aは、実施の形態2における植物栽培装置の導光部材200の概略平面図である。図4Bは導光部材200の概略側図である。図4Cは導光部材200とLED100−3,100−4との配置関係を説明するための、LEDの長手方向での断面側面図である。図4Dは導光部材200による導光の原理を説明するための、半円筒形状の軸直交方向での断面側面図である。ただし、図4Aにおける斜線部分は、断面ハッチングではなく、発光部及び受光部と、導光部とを区別するために付したものである。
図4A〜図4Dにおいて、この実施の形態2では、まず、照明部100の人工光源が直管型のLEDであって、第3人工光源100−3と第4人工光源100−4とが互いに直列的に隣接して配置され、第3人工光源100−3の端部と第4人工光源100−4の端部とが近接配置されている。第3人工光源100−3と第4人工光源100−4とのそれぞれの両端部には、照明器具に取り付けるためのソケット100dが固定されている。
このように人工光源がLEDの第3人工光源100−3と第4人工光源100−4とである場合に、導光部材200は、以下のように配置されている。すなわち、導光部材200は、例えば、第3人工光源100−3と第4人工光源100−4の長手方向とは交差する方向(例えば直交する方向)に軸方向を有しかつ下向きに凸の半円筒形状の透明部材で構成されている。この導光部材200は、第3人工光源100−3の端部と第4人工光源100−4の端部の下側に両端部にまたがって覆うように配置されている。
この導光部材200は、第3受光部211と、第4受光部212と、発光部200cと、導光部200dとを備えている。導光部材200は、透光性のある透明な樹脂、例えばアクリル樹脂などで一体的に構成されている。
第3受光部211と第4受光部212とは、それぞれ、プリズムで構成されて、半円筒形状の周方向の両側の上端部において、間隔をあけて形成された一対の矩形の開口部200a,200bの縁部に、C字状にそれぞれ配置されている。なお、第3人工光源100−3と第4人工光源100−4が下向きにしか発光しない場合には、第3受光部211と第4受光部212とは、第3人工光源100−3と第4人工光源100−4の下面側にのみ板状に配置されるようにしてもよい。第3人工光源100−3の端部において、第3人工光源100−3から下方に照射される第3光L3を導光部材200の長手方向(言い換えれば、半円筒形状の周方向)と交差する方向に第3受光部211内に取り込む。第3受光部211では、取り込んだ第3光L3を屈折して、導光部材200の長手方向沿いに発光部200cに向けて透過させて、発光部200cに送る。
同様に、第4人工光源100−4の端部において、第4人工光源100−4から下方に照射される第4光L4を導光部材200の長手方向(すなわち、半円筒形状の周方向)と交差する方向に第4受光部212内に取り込む。第4受光部212では、取り込んだ第4光L4を屈折して、導光部材200の長手方向沿いに発光部200cに向けて透過させて、発光部200cに送る。
導光部200dは、前記半円筒形状の上端部と下端部との間の中間部分として、湾曲した半円筒の透明部分で構成されて、第3受光部211と第4受光部212とからそれぞれ取り込まれた第3光L3と第4光L4とを発光部200cに向けて導光する。
発光部200cは、前記半円筒形状の上端部間の中間の下端部に配置されて円筒形状の軸方向に延びた発光部200cは、導光部材200の中央に配置され、かつ、第3人工光源100−3の一方の端部と第4人工光源100−4の一方の端部との間の隙間部分132の下方に位置している。発光部200cは、その下面に第4対向面200eを有する。第3受光部211と第4受光部212とからそれぞれ取り込んで屈折した後に導光部200dを透過してきた第3光L3及び第4光L4を発光部200cに取り込む。発光部200cでは、第3光L3及び第4光L4を、導光部材200の長手方向と交差する方向に屈折したのち、発光部200cの第4対向面200eから植物103に向けて照射する。
なお、照明部100が蛍光灯の場合にも、導光部材200を適用してもよい。すなわち、導光部材200は、各人工光源の長手方向とは交差する方向に軸方向を有しかつ下向きに凸の半円筒形状で構成され、第1人工光源の端部と第2人工光源の端部との下側に、前記両端部を覆うように配置される。
ここで、導光部材200が各ソケット100dに干渉しないように設計されている。たとえば、端部間の隙間部分132が長さ100mmのとき、ソケット100dは長さ30mmとする場合で、半円筒形状の半径R=100mmの半円筒形状として、半円筒形状の導光部材200が各ソケット100dに接触しないように構成されている。
また、第3受光部211と第4受光部212は、LEDの形状によって異なるが、一般的に使用されているLEDの直径は30mmであるため、これが係合できるような大きさの開口部200a,200bの縁部に配置されている。なお、開口部200a,200bと、第3及び第4人工光源100−3,100−4の外面との間には、隙間をできるだけ小さくして、例えば1mmの隙間をあけて係合するように構成して、光の漏れを抑制するほうが望ましい。
また、導光部材200は、照明部100が、第3及び第4受光部211,212と接触しないように、設置されている。導光部材200は、第3受光部211と第4受光部212とによって集光した第3光L3及び第4光L4を導光部200dで導光し、発光部200cの第4対向面200eから、その下方に植えられた植物203に光を照射する。
このような実施の形態2の構成によれば、照明部100から直下に照射される光L3,L4を、照明部100の各人工光源100−3,100−4の端部の隙間部分132に導光部材200により導光することで、照明部100の隙間部分132の光量不足を改善することができる。このような構成とすることにより、中央部から端部付近にかけての光量分布を均質化することができる。また、前記構成によれば、特に隣接する人工光源間の隙間部分132の部分の光量不足による植物103の重量不足及び徒長を改善することが可能となり、収穫重量のばらつきを低減することが可能となる。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本開示にかかる植物栽培装置は、植物工場において低コストで栽培環境を均質化することで、栽培する野菜を均質化し、栽培ロスの少ない野菜の栽培が可能となる。
100 照明部
100−1 第1人工光源
100−2 第2人工光源
100−3 第3人工光源
100−4 第4人工光源
100a ソケット
100b ソケット部
100d ソケット
101 導光部材
101a 導光部
101b 発光部
101c 第3対向面
102 栽培プレート
103 植物
111 第1受光部
111a 第1対向面
112 第2受光部
112a 第2対向面
130 隙間
131 隙間
132 隙間部分
200 導光部材
200a 開口部
200b 開口部
200c 発光部
200d 導光部
200e 第4対向面
211 第3受光部
212 第4受光部

Claims (2)

  1. 長手方向沿いに隣接配置された第1人工光源と第2人工光源とを有して植物栽培用の光をそれぞれ照射する複数の人工光源と、
    前記第1人工光源と前記第2人工光源とを覆うように配置される導光部材とを備え、
    前記導光部材は、前記人工光源の前記長手方向沿いに、第1受光部と、発光部と、第2受光部とが連結して配置され、
    前記第1受光部は、前記第1人工光源から照射される第1光を取り込んだのち屈折して前記発光部に向けて透過させ、
    前記第2受光部は、前記第2人工光源から照射される第2光を取り込んだのち屈折して前記発光部に向けて透過させ、
    前記発光部は、前記第1受光部と前記第2受光部とからそれぞれ取り込んで屈折した後に透過してきた前記第1光及び前記第2光を取り込み、屈折したのち、前記第1人工光源の端部と当該端部に隣接する前記第2人工光源の端部との間の非照射部に対向する植物栽培用空間に向けて照射するとともに、
    前記各人工光源は、蛍光灯であり、
    前記導光部材は、前記複数の人工光源の直上に設置され、かつ前記第1受光部は、前記発光部に向かうにつれて先細りの形状を持つ、植物栽培装置。
  2. 前記導光部材は、前記第1人工光源の中央部から前記第2人工光源の中央部までの直上に設置され、
    前記第1人工光源と前記第2人工光源との互いに対向する端部間に前記発光部が配置され、
    前記第1受光部は、前記第1人工光源の前記中央部から前記端部に向かうにつれて先細りの形状を持ち、
    前記第2受光部は、前記第2人工光源の前記中央部から前記端部に向かうにつれて先細りの形状を持つ、請求項1に記載の植物栽培装置。
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