JP6603496B2 - 宇宙構造物放出システム - Google Patents

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Description

本開示は、宇宙構造物に関し、特に宇宙構造物を放出することに関する。更に詳細には、本開示は、衛星のような宇宙構造物を放出する方法及び装置に関する。
空中発射打ち上げ機は、ペイロード、人間、またはペイロード及び人間の双方を、地球から宇宙空間に運ぶために使用することができる。例えば、空中発射打ち上げ機は、衛星のようなペイロードを宇宙空間に運ぶことができる。一旦、空中発射打ち上げ機が、地球から所望の距離に到達して衛星を放出すると、衛星は、空中発射打ち上げ機から、1つ以上の放出機構を作動させることにより分離される。
放出中に使用される条件及びシステムによって異なるが、衛星は、空中発射打ち上げ機から分離された後に宙返り飛行する可能性がある。例えば、衛星用の幾つかの放出システムは、爆発ボルトまたは複数のプッシャーバネを使用して、衛星を空中発射打ち上げ機から分離する。これらの種類の放出システムは、衛星を複数の位置から放出する。衛星をこれらの異なる位置にある空中発射打ち上げ機から分離するために加える力の配分が不均一になる可能性があるので、衛星が宙返り飛行してしまう。
幾つかの衛星は、推進システムを含むことにより、宙返り飛行を抑制するか、または中止させるだけでなく、衛星の向きを変えるか、または他の操作を実行することができる。しかしながら、より小型の衛星は、衛星のサイズ、重量、またはサイズ及び重量の双方を低減するためにこれらの種類のシステムを取り込むことができない。姿勢制御機能が制限されている、または姿勢制御機能を持たないより小型の衛星は、マイクロ衛星級から、より小型のフェムト衛星級の範囲に及んでいる。マイクロ衛星級の衛星は、kg〜100kgの質量を有し、フェムト衛星級の衛星は、0.001kg〜0.01kgの質量を有する。
例えば、キューブサット(cubesat)は超小型衛星である。キューブサットは、1リットルの容積、及び1.33キログラム以下の質量を有する。1U キューブサットの寸法は、10cmx×10cm×10cmである。3U キューブサットは、30cm×10cm×10cmである。
キューブサットは通常、1つ、または2つの科学計測器を搭載している。しかしながら、キューブサットは通常、推進システムを含んでいない。その結果、放出に起因して発生する可能性のある宙返り飛行は、応答ホイールのような他の姿勢制御アクチュエータのトルク付加機構を上回る速度で行われるので、宙返り飛行の発生率を、キューブサットサブシステムで効果的に減少させることができない、またはゼロにすることができない。従って、上に説明した問題だけでなく、他の起こり得る問題のうちの少なくとも幾つかの問題を考慮に入れた方法及び装置を有することが望まれる。
本開示の1つの実施形態は、基台と、解放機構と、を備える装置を提供する。前記基台は移動可能である。前記解放機構は前記基台に取り付けられる。前記解放機構は、前記基台が第1位置にあるときに、前記宇宙構造物の形状部に係合して、前記宇宙構造物を前記基台に固定し、前記解放機構は、前記基台が第2位置に向かって移動して前記宇宙構造物を放出するようになるときに、略同時に移動して前記形状部に対して係合解除して、前記宇宙構造物を前記基台から加速中に、横方向荷重を前記宇宙構造物に加えることなく解放する。有利な点として、前記装置を用いる場合、前記宇宙構造物が宙返り飛行する現象、または衝撃が前記宇宙構造物に加わる現象のうちの少なくとも一方の現象は、前記宇宙構造物が放出されるときに抑制することができる。好適には、前記宇宙構造物は、衛星、宇宙ステーション、及び宇宙船のうちの1つとして選択される。
本開示の別の実施形態は、宇宙構造物を放出する方法を提供する。前記基台が第1位置にあるときに、前記宇宙構造物を基台に、前記宇宙構造物の形状部に係合する解放機構によって固定する。前記基台を前記第1位置から第2位置に移動させて、前記宇宙構造物を放出する。前記基台が前記第1位置から前記第2位置に向かって移動して、前記宇宙構造物を放出するときに、前記解放機構を略同時に移動させて、前記形状部に対して係合解除させることにより前記宇宙構造物を前記基台から、横方向荷重を前記宇宙構造物に加えることなく解放する。有利な点として、前記宇宙構造物は形状部を有し、これらの形状部を、前記基台が前記第1位置にあるときに前記解放機構に係合させ、前記解放機構を移動させるステップは、前記基台が前記第1位置から前記第2位置に向かって移動するときに、前記解放機構のレバーを閉じ位置から開き位置に回転させるステップを含む。前記解放機構を移動させるステップは更に、前記基台が、前記宇宙構造物を放出するときに、前記第1位置から第2位置に向かって移動して前記宇宙構造物が前記軸線方向力の方向に加速している状態で、前記基台に直交する向きの軸線方向力を前記宇宙構造物に、前記解放機構のコンタクトポイントに係合している前記宇宙構造物上の形状部の位置で加えるステップと、前記基台を減速させる操作、または前記基台を第2位置に到達させる操作のうちの少なくとも一方の操作が行われるときに、前記宇宙構造物の前記形状部を前記コンタクトポイントに対して係合解除させるステップと、を含む。好適には、レバーを回転させるステップは、前記基台が前記第1位置から第2位置に向かって移動するときに、前記レバーを付勢装置で回転させて、前記解放機構を前記閉じ位置から前記開き位置に移動させることにより、前記レバーが前記形状部を前記コンタクトポイントに固定しなくなるようにするステップを含む。有利な点として、宇宙構造物を放出する前記方法を用いる場合、前記宇宙構造物が宙返り飛行する現象、または衝撃が前記宇宙構造物に加わる現象のうちの少なくとも一方の現象は、前記宇宙構造物が放出されるときに抑制することができる。好適には、前記宇宙構造物は、衛星、宇宙ステーション、及び宇宙船のうちの1つとして選択される。
特徴及び機能は、本開示の種々の実施形態において個別に実現することができる、または更に他の実施形態において組み合わせることができ、これらの実施形態では、更なる詳細は、以下の説明及び図面を参照することにより理解することができる。
例示的な実施形態に固有であると考えられる新規な特徴は、添付の請求項に説明されている。しかしながら、例示的な実施形態だけでなく、これらの実施形態の好適な使用態様、別の目的及び特徴は、本開示の例示的な実施形態に関する以下の詳細な説明を参照し、添付の図面と併せて一読することにより最も深く理解される。
例示的な実施形態による宇宙構造物放出環境のブロック図の例である。 例示的な実施形態による解放機構のブロック図の例である。 例示的な実施形態による宇宙構造物放出システムの例である。 例示的な実施形態による宇宙構造物放出システムの例である。 例示的な実施形態による衛星を移動させて放出する宇宙構造物放出システムの例である。 例示的な実施形態による衛星を移動させて放出する宇宙構造物放出システムの例である。 例示的な実施形態による衛星を移動させて放出する宇宙構造物放出システムの例である。 例示的な実施形態による解放機構の例である。 例示的な実施形態による宇宙構造物放出システムの例である。 例示的な実施形態による宇宙構造物放出システムの例である。 例示的な実施形態による複数の宇宙構造物放出システムを備えるプラットフォームの例である。 例示的な実施形態による宇宙構造物を放出するプロセスのフローチャートの例である。 例示的な実施形態による解放機構を移動させるプロセスのフローチャートの例である。
例示的な実施形態では、1つ以上の異なる注意事項を認識して考慮に入れる。例えば、これらの例示的な実施形態では、現在使用されている装置付き放出システムが、異なる大きさの力を衛星に加えることができることを認識して考慮に入れる。例えば、爆発ボルト、バネ、振動吸収材、及び他の装置は、異なる大きさの力を、使用時に供給することにより、衛星をプラットフォームから解放して衛星を放出することができる。
これらの種類の装置から、異なる大きさの力、速度、または力及び速度の両方が、衛星の異なる構成部分に、場合によっては僅かに異なる時点で発生する可能性がある。この状況から、衛星が不所望に宙返り飛行する可能性がある。
これらの例示的な実施形態は、衛星のような宇宙構造物の不所望な宙返り飛行を含む技術的問題に対するソリューションを提供する。更に、これらの例示的な実施形態は、宇宙構造物を放出する方法及び装置を提供する。1つの例示的な実施形態では、装置は、基台と、解放機構と、を備える。基台は移動することができる。これらの解放機構は基台に接続される。これらの解放機構は、宇宙構造物を基台に、基台が第1位置にあるときに固定する。これらの解放機構は、略同時に移動して、宇宙構造物を基台から加速中に、横方向荷重が宇宙構造物に、基台が第2位置に向かって減速するときに加わることなく解放することにより、宇宙構造物を放出する。装置は、宇宙構造物の宙返り飛行を抑制する、または排除することができるという技術的効果を有する。
次に、これらの図、特に図1を参照するに、宇宙構造物放出環境のブロック図の例が、例示的な実施形態に従って図示されている。宇宙構造物放出環境100では、宇宙構造物102は、プラットフォーム104から宇宙構造物放出システム106を使用して放出される。この放出は、宇宙空間において行われる。
この例示的な例では、宇宙構造物102は、宇宙空間において使用される構造物である。宇宙空間は、地球を含む天体と天体との間に存在するスペース(空間)またはボイド(空隙)である。例えば、宇宙空間は、或る密度のパーティクル、及び完全真空を最も近似する圧力を有する空間である。宇宙空間は、海抜100kmの高度にあるカーマンラインにより定義することができる。カーマンラインは、宇宙条約における宇宙空間が始まる線として、宇宙条約を遵守するために従来から使用されていている。
宇宙構造物102は、多数の異なる形態を採ることができる。例えば、宇宙構造物102は、衛星、キューブサット、宇宙ステーション、宇宙船、または他の或る適切な構造物のうちの1つとして選択することができる。
この例示的な例では、プラットフォーム104は、多数の異なる形態を採ることができる。例えば、プラットフォーム104は、宇宙ステーション、ロケット、シャトル、小惑星、または他の或る適切な種類のプラットフォームのうちの1つとして選択することができる。
この例示的な例では、宇宙構造物放出システム106は、プラットフォーム104に関連付けられる。1つの構成要素が別の構成要素に「関連付けられる(associated)」という場合、この関連付けは、これらの図示の例では、物理的な関連付けである。例えば、第1構成要素である宇宙構造物放出システム106は、第2構成要素であるプラットフォーム104に、第2構成要素に固定する操作、第2構成要素に接合する操作、第2構成要素に取り付ける操作、第2構成要素に溶接する操作、第2構成要素にファスナーで固定する操作、または第2構成要素に接続する操作のうちの少なくとも1つの操作を他の或る適切な方法で行うことにより物理的に関連付けることができると考えられる。第1構成要素は、第2構成要素に第3構成要素を使用して接続することもできる。第1構成要素は第2構成要素に、第2構成要素の一部分、第2構成要素の延長部分、または一部分及び延長部分の両方として形成することにより物理的に関連付けることができると考えられる。
この例示的な例では、宇宙構造物放出システム106は、多数の異なる構成要素を有する。図示のように、宇宙構造物放出システム106は、基台108と、解放機構110と、付勢システム112と、を含む。
基台108は、移動可能な構造物である。具体的には、基台108は、宇宙構造物を固定することができる第1位置114と宇宙構造物を放出システムにより放出することができる第2位置116との間で移動することができる。
この例示的な例では、ガイド117は、基台108の移動を、第1位置114と第2位置116との間で案内する構造物である。ガイド117は、例えばレール、複数のレール、または他の或る適切な構造物とすることができる。
ガイド117は、宇宙構造物102に加わる可能性のある横方向荷重118を低減する。例示的な例では、横方向荷重118は、基台108に対する荷重である。例えば、横方向荷重118は、基台108が第1位置114から第2位置116に向かって移動することにより発生する力122の方向120に直角な荷重である。
図示のように、解放機構110は、基台108に関連付けられる構造物である。解放機構110は、宇宙構造物102を基台108に、基台108が第1位置114にあるときに固定する。図示のように、解放機構110は、宇宙構造物102上の形状部123を固定することができる。形状部123は、宇宙構造物の構成要素であり、これらの構成要素に、解放機構110が係合して基台108に固定することができる。例えば、形状部123は、ポスト部、突出部、溝、開口部、ロッド、シャフト、または宇宙構造物102に見出すことができる他の或る適切な形状部のうちの少なくとも1つを含むことができる。
本明細書において使用されるように、「〜のうち少なくとも1つ(at least one of)」というフレーズは、複数のアイテムを列挙して使用される場合に、列挙されるこれらのアイテムのうちの1つ以上のアイテムの異なる組み合わせを用いることができ、かつ列挙されるアイテムの中の各アイテムの1つだけで済ませることができることを意味する。別の表現をすると、「〜のうち少なくとも1つ(at least one of)」は、アイテムの任意の組み合わせ、及び多数のアイテムを列挙されるアイテムの中から使用することができ、かつ列挙されるアイテムの全てが必要である訳ではないことを意味する。
例えば、これらには限定されないが、「アイテムA、アイテムB又はアイテムCのうち少なくとも1つ(at least one of item A, item B, or item C)」は、「アイテムA」、アイテムA及びアイテムB」、または「アイテムB」、を含むことができる。この例は更に、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムC」または「アイテムB及びアイテムC」を含むことができる。勿論、これらのアイテムの任意の組み合わせを設けることもできる。幾つかの例示的な例では、「〜のうち少なくとも1つ(at least one of)」は、例えばこれらには限定されないが、2個のアイテム A、1個のアイテム、及び10個のアイテム C、4個のアイテムB及び7個のアイテムC、または他の適切な組み合わせとすることができる。
形状部123は、基台108に関連付けられる解放機構110を介して、力122を宇宙構造物102に加えることができる箇所である。力122が宇宙構造物102に加わる箇所が選択される場合、横方向荷重118、及び宇宙構造物102に加わる他の不所望な荷重は、低減することができる。例示的な例では、一定の大きさの力122を形状部123の各形状部に、解放機構110の各解放機構の位置で加えることができる。
この例示的な例では、解放機構110は、略同時に移動して、宇宙構造物102を基台108から、基台108が加速している間に、横方向荷重118が宇宙構造物102に、基台108が第2位置116に向かって減速するときに加わることなく解放することにより、宇宙構造物102を放出する。別の例示的な例では、基台108は、第2位置116に達するまで減速しないようにするか、または第2位置116に達する直前に減速しないようにすることができる。
図示のように、付勢システム112は、基台108を第1位置114から第2位置116に移動させる1つ以上の装置である。例示的な例では、付勢システム112は、バネ、油圧アクチュエータ、リニアアクチュエータ、ソレノイド、または他の或る適切な付勢装置のうちの少なくとも1つから選択することができる。
図示のように、解放機構110は、基台108が第1位置114にあるときに閉じ位置124にあり、略同時に開き位置125に移動して、宇宙構造物102を基台108から、横方向荷重118が宇宙構造物102に、基台108が第1位置114から第2位置116に向かって移動するときに加わることなく解放することにより宇宙構造物102を放出する。例示的な例では、解放機構110は、付勢されると略同時に移動して、宇宙構造物102を基台108から解放する。
また、宇宙構造物放出システム106は更に、保持システム126を含むことができる。図示のように、保持システム126は、基台108が第1位置114にあるときに、解放機構110が移動して宇宙構造物102を解放するのを防止する。
例示的な例では、宇宙構造物放出システム106は、ハウジング127及びドア128のような他の構成要素を含むことができる。図示のように、ハウジング127は開口部130を有する。例示的な例では、基台108及び解放機構110は、ハウジング127の内部収納空間132に位置する。宇宙構造物102もまた、宇宙構造物102が基台108に固定されるときに、ハウジング127の内部収納空間132の内部に位置する。
ドア128は、閉じ位置134と開き位置136との間で移動する。ドア128は、閉じ位置134にあるときに開口部130を覆う。
この例示的な例では、宇宙構造物放出システム106は更に、ロックシステム138を含む。ロックシステム138は、付勢システム112が基台108を第1位置114から移動させるのを防止する。例えば、ロックシステム138は、ドア128が閉じ位置134にあるときに、基台108を第1位置114に保持する。図示のように、ロックシステム138により付勢システム112は、ドア128が開き位置136にあるときに、基台108を移動させることができる。
また、宇宙構造物放出システム106は更に、振動低減システム140を含むことができる。振動低減システム140は、この例示的な例では、ドア128に取り付けられる構造物である。振動低減システム140は、宇宙構造物102に接触して宇宙構造物102内の振動142が、宇宙構造物102を基台108に解放機構110により固定し、かつドア128が閉じ位置134にあるときに低減されるようにする。
振動低減システム140は、例えばアルミニウム、エラストマー材料、ゴム、チタン、プラスチック、または他の或る適切なタイプの材料のうちの1つとして選択される1種類以上の材料により構成される構造物とすることができる。別の例示的な例では、振動低減システム140は、様々な種類の装置を使用して実現することができる。例えば、振動低減システム140は、1つ以上の衝撃吸収装置を使用して実現することができる。
宇宙構造物放出システム106を用いることにより、宇宙構造物102の不所望な移動を抑制することができる。例えば、宇宙構造物放出システム106により放出されるときの宇宙構造物102の宙返り飛行は、現在使用されている放出システムと比較して抑制することができる。1つの例示的な例では、ガイド117または解放機構110のうちの少なくとも一方は、宇宙構造物放出システム106から放出されるときの宇宙構造物102の宙返り飛行、または他の不所望な移動を抑制する。
次に、図2を参照するに、解放機構のブロック図の例が、例示的な実施形態に従って図示されている。この例示的な例では、解放機構200は、図1における解放機構110の解放機構の実施形態の一例である。
この例示的な例では、解放機構200は、多数の異なる構成要素を含む。図示のように、解放機構200は、コンタクトポイント202と、レバー204と、付勢装置206と、を備える。
コンタクトポイント202は、基台に取り付けられる構造物である。この例示的な例では、コンタクトポイント202は、図1における宇宙構造物102上の形状部123の中の1つの形状部を支持する。
図示のように、レバー204は移動可能であり、かつ形状部をコンタクトポイント202に、レバー204が閉じ位置208にあるときに固定する。この例示的な例では、レバー204は、回転することにより移動する。レバー204が回転して開き位置210になると、形状部をコンタクトポイント202から離れる方向に移動させることができる。
例示的な例では、付勢装置206は、レバー204を閉じ位置208から開き位置210に移動させる。レバー204のこの移動は、基台108が第1位置114から第2位置116に向かって移動して、図1にブロック形式で図示されるこれらの形状部123がコンタクトポイント202に対して係合解除するときに生じる。例示的な例では、付勢装置206は、直線バネ、トーションバネ、ロータリーモーター、エラストマーバンド、または他の或る適切な装置またはシステムとすることができる。
図1における宇宙構造物放出環境100、及び宇宙構造物放出環境100内の異なる構成要素は、例示的な実施形態を実現することができる態様に物理的な制約、または構造上の制約があることを意味するために図示しているのではない。他の構成要素を、図示される構成要素の他に、または代わりに用いてもよい。幾つかの構成要素は、不要とすることができる。また、ブロックを提示して、幾つかの機能的構成要素を例示している。これらのブロックのうちの1つ以上のブロックは、例示的な実施形態において実現される場合に、組み合わせることができる、分割することができる、または組み合わせて分割して異なるブロックとすることができる。
例えば、宇宙構造物放出環境100は、宇宙構造物放出システム106の他に、または代わりに1つ以上の更に別の放出システムを含むことができる。これらの放出システムの各放出システムは、同じ種類または異なる種類の宇宙構造物をプラットフォーム104から放出することができる。
次に、図3〜図7を参照するに、衛星の放出手順の例が、例示的な実施形態に従って図示されている。まず、図3を参照すると、宇宙構造物放出システムの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。
この例示的な例では、宇宙構造物放出システム300は、図1にブロック形式で図示されている宇宙構造物放出システム106の1つの実施形態の一例である。この例では、宇宙構造物放出システム300は衛星放出システムである。
図示のように、宇宙構造物放出システム300は衛星302を保持する。衛星302は、図1にブロック形式で図示されている宇宙構造物102の物理的形態の一例である。図示のように、衛星302は、長さ303、幅304、及び高さ305を有する1U キューブサットとすることができる。この例示的な例では、長さ303は約10cmとすることができ、幅304は約10cmとすることができ、高さ305は約10cmとすることができる。
この特定の例では、衛星302は、宇宙構造物放出システム300のハウジング306の内部に位置するものとして図示されている。ハウジング306は、宇宙構造物放出システム300内の異なる形状部を更に明瞭に図示するために剥き出しになって見えるようにしている。図示のように、ハウジング306は、長さ307、幅308、及び高さ309を有する。この例示的な例では、長さ307は約18cmとすることができ、幅308は約12cmとすることができ、高さ309は約12cmとすることができる。
ドア310は、ハウジング306にヒンジ311で取り付けられる。ドア310は、この図では、閉じ位置にある様子が図示されている。
図示のように、宇宙構造物放出システム300は基台312を含む。図示のように、解放機構は基台312に関連付けられて、衛星302を基台312に固定する。この例示的な例では、3つの解放機構が設けられる。この図では、解放機構313及び解放機構314が図示されている。第3解放機構はこの図では見えない。
図示のように、解放機構313は、レバー316と、コンタクトポイント318と、バネ320と、を備える。解放機構314は、レバー322と、コンタクトポイント324と、バネ326と、を備える。
この例示的な例では、バネ320はレバー316を付勢して矢印328の方向に回転させる。また、バネ326はレバー322を付勢して矢印328の方向に回転させる。
この図では、レバー316及びレバー322の回転は、保持システムにより防止される。図示のように、保持システムは、長尺構造物329及び長尺構造物330を含む。
この図に図示される例示的な例では、長尺構造物329及び長尺構造物330は、ハウジング306の表面332から突出するポスト部とすることができる。長尺構造物329は、レバー316に接触して、レバー316が矢印328の方向に移動するのを防止する。同様にして、長尺構造物330はレバー322に接触して、レバー322が矢印328の方向に移動するのを防止する。
この例示的な例では、長尺構造物334が更に図示されており、この図では見えない別のレバーに接触する。長尺構造物334もまた、レバーが矢印328の方向に移動するのを防止する。
図示のように、衛星302は形状部342及び形状部344を有する。形状部342及び形状部344は、衛星302上の構造物であり、これらの構造物は基台312に固定することができる。この例では、別の形状部は、衛星302の不図示の側面348に設けられる。
この例示的な例では、コンタクトポイント318は形状部342を支持し、コンタクトポイント324は形状部344を支持する。図示のように、コンタクトポイント318は、基台312の表面349から突出する構造物である。コンタクトポイント324もまた、基台312の表面349から突出する構造物である。コンタクトポイント318は、形状部342に係合する形状を有し、コンタクトポイント324は、形状部344に係合する形状を有する。囲み線350で囲まれている解放機構313及びコンタクトポイント318の詳細図が、以下の図8に図示され、そして説明される。
宇宙構造物放出システム300に更に設けられるのは、付勢システム352である。付勢システム352はバネを含む。付勢システム352は、基台312を矢印354の方向に付勢する。図示のように、付勢システム352は、基台312に力を加えることができる手段として選択されるバネ、リニアアクチュエータ、ソレノイド、または他のいずれかの種類の装置とすることができる。別の表現をすると、付勢システム352は力を加えて、基台312を矢印354の方向に移動させる。
この例示的な例では、宇宙構造物放出システム300は更に、振動低減構造物356を含む。この例では、振動低減構造物356は、図1にブロック形式で図示されている振動低減システム140を実現するために使用することができる物理的構造の1つの実施形態の一例である。図示のように、振動低減構造物356は、ドア310に取り付けられる。この図から分かるように、衛星302が基台312に解放機構により固定され、かつドア310が閉じ位置にある場合、振動低減構造物356は衛星302に接触して、衛星302内の振動が低減されるようにしている。
次に、図4を参照するに、宇宙構造物放出システムの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。この図では、ドア310は、矢印400の方向に移動して、この図に図示される閉じ位置から開き位置に移動している。ドア310から、ハウジング306の開口部402が露出している。露出すると、開口部402から衛星302を放出することにより、ハウジング306から放出することができる。
この図では、ドア310が開いてしまうと、ロック機構(図示せず)により付勢システム352は、基台312を矢印354の方向に移動させることができる。ドア310が閉じると、ロック機構は、付勢システム352が基台312を移動させるのを防止する。例示的な例では、ロック機構は基台312を固定する。他の例示的な例では、ロック機構は、付勢システム352が、力を加えて基台312を移動させるのを防止する。
この例示的な例では、ロック機構は、例えばドア310が開き位置にあるときに作動して、付勢システム352が基台312を第1位置から第2位置に移動させることができるような溶融ワイヤ、アクチュエータ、または他の或る適切な機構とすることができる。
次に、図5を参照するに、衛星を移動させて放出する宇宙構造物放出システムの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。この図では、基台312が、第1位置から第2位置に向かって移動しようとしている。この移動によって力が衛星302に、コンタクトポイント318、コンタクトポイント324、及びこの図では見えない別のコンタクトポイントに接続される形状部342、形状部344、及びこの図では見えない側面348にある別の形状部の位置で加わる。
この例示的な例では、基台312は、矢印354の方向にガイドレール504に沿って移動する。ガイドレール504は、軸線506に沿った基台312の移動を拘束する。ガイドレール504は、矢印354と直角な方向の横運動を抑制し易くする。
基台312が矢印354の方向に移動するにつれて、基台312は減速する。この例示的な例では、減速は、第2位置に達する前に生じる。この図示の例では、バネが付勢システムとして使用され、最大加速度は、基台312が、第1位置から移動し始めるときに生じる。この第1位置は、バネ力が最大になる位置である。リニアアクチュエータまたはソレノイドを付勢システムに使用する場合、最大加速度は、第1位置と第2位置との間の所望の箇所で生じるように設定することができる。
図5に更に図示されるのは、レバー316及びレバー322の位置の変化である。基台312が矢印354の方向に移動すると、レバー316は長尺構造物329から遠ざかる方向に移動し、かつレバー322は長尺構造物330から遠ざかる方向に移動する。その結果、レバー316及びレバー322は矢印328の方向に移動して、この図に示す位置に達する。この例示的な例では、レバー316及びレバー322のこの移動は回転移動である。この図では見えない他のレバーも同じようにして回転する。
次に、図6を参照するに、衛星を移動させて放出する宇宙構造物放出システムの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。この図では、基台312が第2位置に達している。この図では、レバー316及びレバー322は、レバー316またはレバー322に触れることなく形状部342がコンタクトポイント318から離れて移動することができ、かつ形状部344がコンタクトポイント324から離れて移動することができるように移動してしまっている。
この時点で、次に、図7を参照するに、衛星を移動させて放出する宇宙構造物放出システムの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。この図では、衛星302は、宇宙構造物放出システム300内の基台312及び他の構成要素から離れて移動する。
この図では、解放機構700が図示されている。解放機構700は、レバー702と、コンタクトポイント704と、を含む。レバー702を付勢するバネは、この図では見ることができない。
宇宙構造物放出システム300を用いる場合、衛星302の宙返り飛行、または他の不所望な移動は抑制される、または無くなる。その結果、衛星302が、宙返り飛行を抑制するための推進システム、または他の機構を含まない場合、衛星302は、宙返り飛行が抑制されるか、または無くなるように放出することができる。
次に、図8を参照するに、解放機構の例が、例示的な実施形態に従って図示されている。図8は、図3における囲み線350で囲まれている解放機構313の詳細図である。
この図では、レバー316は閉じ位置にあるので、解放機構313が形状部342を固定して、衛星302を基台312に固定している。コンタクトポイント318は溝800を有し、かつレバー316は溝802を有する。
レバー316が閉じ位置にある場合、形状部342は、コンタクトポイント318にある溝800、及びレバー316にある溝802が形成するスロット804内に保持される。この構成では、形状部342は、解放機構313により固定される。
レバー316が回転して開き位置になると、形状部342は、コンタクトポイント318の溝800内に支持される。この構成では、基台312が移動するときに、力を形状部342に加えることができる。更に、形状部342は、基台312の移動が減速するか、または停止すると、コンタクトポイント318から離れて移動することができる。
次に、図9を参照するに、宇宙構造物放出システムの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。この図では、宇宙構造物放出システム300は、図3における直線9−9の方向に見た様子が図示されている。
この図では、溶融ワイヤ900は、基台312を第1位置に保持するために使用されるロック機構である。衛星302を放出しようとする場合、溶融ワイヤ900を作動させて、基台312を解放することにより、付勢システム352(図示せず)が衛星302を矢印354の方向に移動させるようになる。
次に、図10を参照するに、宇宙構造物放出システムの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。この図では、宇宙構造物放出システム300の分解図が、衛星302を省略した状態で図示されている。
図3〜図10に図示される宇宙構造物放出システムはモジュールとして設計される。別の表現をすると、複数の宇宙構造物放出システムを配置して、複数の衛星を放出する1つのシステムを形成することができる。
次に、図11を参照するに、複数の宇宙構造物放出システムを備えるプラットフォームの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。この例示的な例では、プラットフォーム1100は、宇宙構造物放出システム1102と、宇宙構造物放出システム1104と、宇宙構造物放出システム1106と、宇宙構造物放出システム1108と、宇宙構造物放出システム1110と、宇宙構造物放出システム1112と、宇宙構造物放出システム1114と、宇宙構造物放出システム1116と、を含む。
これらの宇宙構造物放出システムを使用して、衛星1118、衛星1120、衛星1122、衛星1124、衛星1126、衛星1128、衛星1130、及び衛星1132をそれぞれ放出する。これらの異なる衛星は、同時に、または異なる時点で、これらの異なる宇宙構造物放出システムから放出することができる。
図3〜図11における宇宙構造物放出システム300の例は、図1における宇宙構造物放出システム106の物理的形態の一例として提示されているのであり、他の実施形態を実現することができる態様を制限するために提示されているのではない。例えば、ドア310は、ヒンジ311で取り付けられて開閉するものとして図示されている。他の例示的な例では、アイリスの照合を行ってドア310を開閉することができる。更に別の例示的な例では、ドア310はハウジング306とは別体とすることができる。
更に別の例として、3つの解放機構が図示されているが、特定の実施形態に応じて異なるように、他の数の解放機構を用いることもできる。例えば、4つの解放機構、2つの解放機構、または他の或る数の解放機構を用いて、力を衛星上の形状部に加えることができる。
更に別の例示的な例では、宇宙構造物放出システムは、宇宙船をハウジングとして使用して放出を行うことができる。例えば、宇宙構造物放出システムの異なる構成要素は、スペースシャトルの収納室に、ハウジング306及びドア310を用いることなく収納することができる。
別の例として、上の例示的な例の場合に説明した1U キューブサット以外の他のサイズの衛星を放出することができる。更に、放出されるこれらの衛星は、不規則形状とすることができる他の形状を有することができる。
図3〜図11に示す異なる構成要素は、図1及び図2における構成要素と組み合わせることができる、図1及び図2における構成要素に使用することができる、または図1及び図2における構成要素と組み合わせてこれらの構成要素に使用することができる。更に、図3〜図11の構成要素のうちの幾つかの構成要素は、図1及び図2においてブロック形式で図示される構成要素をどのようにして物理的構造として実現することができるかを表わす例示的な例とすることができる。
次に、図12を参照するに、宇宙構造物を放出するプロセスのフローチャートの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。図12に示すプロセスは、図1の宇宙構造物放出環境100において実行することができる。詳細には、異なる操作は、図1の宇宙構造物放出システム106を用いて実行することができる。
プロセスは、基台が第1位置にあるときに、宇宙構造物を基台に解放機構を用いて固定することから始まる(操作1200)。基台及び宇宙構造物は、操作1200においてハウジング内に位置している。
プロセスでは、ハウジングのドアを開いて、ハウジングの開口部が剥き出しになるようにして、宇宙構造物をハウジングから放出する(操作1202)。開口部によって宇宙構造物は、基台が第1位置から第2位置に移動するときに、ハウジングから外に開口部を通って移動することができる。
次に、プロセスでは、基台を第1位置から第2位置に移動させて、宇宙構造物を放出する(操作1204)。次に、プロセスでは、これらの解放機構を略同時に移動させて、宇宙構造物を基台から、横方向荷重を宇宙構造物に加えることなく解放し(操作1206)、プロセスはその後、終了する。操作1206は、基台が第1位置から第2位置に向かって移動して宇宙構造物を放出するときに行われる。
次に、図13を参照するに、解放機構を移動させるプロセスのフローチャートの例が、例示的な実施形態に従って図示されている。図13に示すプロセスは、図12の操作1206において行うことができる操作の一例である。この例では、宇宙構造物は形状部を有し、これらの形状部は、基台が第1位置にあるときにこれらの解放機構に係合させる。
プロセスは、基台が第1位置から第2位置に向かって移動するときに、これらの解放機構に含まれるレバーを閉じ位置から開き位置に回転させることから始まる(操作1300)。操作1300では、これらのレバーは、これらのレバーが開き位置にあるときに、これらの形状部をこれらのコンタクトポイントにもはや固定しなくなる。更に、開き位置では、これらのレバーは、基台が第2位置に達した後に、宇宙構造物が基台から離れて移動すると、宇宙構造物のこれらの形状部または他の宇宙構造物構成部材に接触しない。
プロセスでは、基台が第1位置から第2位置に向かって移動しているときに、基台に直交する向きの軸線方向力を宇宙構造物に、これらの解放機構に含まれるコンタクトポイントに係合する衛星上の形状部の位置で加える(操作1302)。操作1302では、宇宙構造物は、宇宙構造物を放出するときに、力の方向に加速する。
プロセスでは、基台を減速させる操作、または基台を第2位置に到達させる操作のうちの少なくとも一方の操作が行われるときに、宇宙構造物のこれらの形状部をこれらのコンタクトポイントに対して係合解除し(操作1304)、プロセスはその後、終了する。操作1304では、これらの形状部はこれらのコンタクトポイントから離れて移動する。更に、開き位置では、これらのレバーは、宇宙構造物が、減速している基台から離れて移動するときに、かつ基台が第2位置に達した後に、宇宙構造物のこれらの形状部または宇宙構造物構成部材に接触しない。
異なる図示の実施形態におけるフローチャート及びブロック図は、例示的な実施形態における装置及び方法の数通りの実施形態のアーキテクチャ、機能、及び操作を示している。この点に関して、これらのフローチャートまたはブロック図における各ブロックは、モジュール、セグメント、機能のうちの少なくとも1つを表わす、または操作或いはステップの一部を表わすことができる。
例示的な実施形態の幾つかの別の実行形態では、ブロックに記述される機能または機能は、これらの図に記述される順番とは異なる順番で行うことができる。例えば、幾つかの場合には、連続して示される2つのブロックは、略同時に実行することができる、またはこれらのブロックは、実行される機能によって異なるが、逆の順番で実行してもよい場合がある。また、フローチャートまたはブロック図に図示されるブロックの他に、他のブロックを追加してもよい。
例えば、操作1204及び操作1206は、略同時に、かつ図示される並び順に従わずに実行することができる。例えば、操作1204を開始して、操作1206は、操作1204が始まった後に開始することができる。更に別の例示的な例では、1つの操作を取り入れて、ドアが開き位置になった後に、基台を係止解除するか、または基台を移動させることができる。
従って、1つ以上の例示的な実施形態は、宇宙構造物を放出する方法及び装置を提供して、放出後の宇宙構造物の宙返り飛行のような不所望な回転を含む技術的問題を低減するか、または解決する。1つの例示的な実施形態は、宇宙構造物放出システムによって放出される宇宙構造物の宙返り飛行、または他の不所望な移動を抑制するという技術的効果を有する宇宙構造物放出システムを採用する。これらの例示的な例では、ガイドレールまたは解放機構のうちの少なくとも一方は、基台が第1位置から第2位置に移動して宇宙構造物を放出している間に、横方向荷重または他の不所望な荷重を低減する。このようにして、宇宙構造物の宙返り飛行、または宇宙構造物に加わる衝撃のうちの少なくとも一方は、宇宙構造物が放出されるときに抑制される。
例示的な実施形態による宇宙構造物放出システムを用いることにより、キューブサットのようなより小型の衛星は、衛星の宙返り飛行、または他の不所望な移動を回避するように放出することができる。その結果、衛星は、推進システムまたは他のシステムを必要とすることなく、宙返り飛行を、例示的な実施形態による宇宙構造物放出システムを用いて修正することにより衛星を放出する。
これらの異なる例示的な例は、作用または操作を実行する構成要素について記述している。例示的な実施形態では、構成要素は、記述される作用または操作を実行するように構成される。例えば、構成要素は、構成要素に作用または操作を実行する能力を付与する構成または構造を有することができ、作用または操作は、これらの例示的な例において、構成要素により実行可能であるとして記述される。
異なる例示的な実施形態についての説明を提示して、例示及び記述を行ってきたが、説明を網羅的にしようとしているのではない、または開示される構成の実施形態に限定しようとするものではない。多くの変形及び変更が存在することはこの技術分野の当業者には明らかである。例えば、宇宙構造物放出システムは、立方形を有する特定サイズの衛星について説明されている。他の例示的な実施形態は、他のサイズ及び形状の衛星、または他の種類の宇宙構造物に適用することができる。更に、異なる例示的な実施形態は、他の所望の実施形態とは異なる特徴を提供することができる。選択される実施形態または実施形態は、これらの実施形態の原理、実際の用途を最も分かり易く説明するために、そしてこの技術分野の他の当業者が、想定される特定の使用に適合するように種々の変更が為される種々の実施形態に関する開示を理解することができるように選択され、かつ記載されている。
100 宇宙構造物放出環境
102 宇宙構造物
104,1100 プラットフォーム
106,300,1102,1104,1106,1108,1110,1112,1114,1116 宇宙構造物放出システム
108,312 基台
110,200,313,314,700 解放機構
112 付勢システム
114 第1位置
116 第2位置
117 ガイド
118 横方向荷重
120 方向
122 力
123,342,344 形状部
124,134,208 閉じ位置
125,136,210 開き位置
126 保持システム
127,306 ハウジング
128,310 ドア
130,402 開口部
132 内部収納空間
138 ロックシステム
140 振動低減システム
142 振動
202,318,324,704 コンタクトポイント
204,316,322,702 レバー
206 付勢装置
302,1118,1120,1122,1124,1126,1128,1130,1132 衛星
303,307 長さ
304,308 幅
305,309 高さ
311 ヒンジ
320,326 バネ
328,354,400 矢印
329,330,334 長尺構造物
332,349 表面
348 側面
350 囲み線
352 付勢システム
356 振動低減構造物
504 ガイドレール
506 軸線
800,802 溝
804 スロット
900 溶融ワイヤ
1200,1202,1204,1206,1300,1302,1304 操作

Claims (13)

  1. 移動可能な基台(108)と、
    前記基台(108)に取り付けられる解放機構(110)と、を備え、
    前記解放機構(110)は、前記基台(108)が第1位置(114)にあるときに宇宙構造物(102)の形状部(123)に係合して、前記宇宙構造物(102)を前記基台(108)に固定し、前記解放機構(110)は、略同時に移動して前記形状部(123)に対して係合解除して、前記基台(108)が第2位置(116)に向かって移動して前記宇宙構造物(102)を放出するようになるときに、前記宇宙構造物(102)を前記基台(108)から加速中に、横方向荷重(118)を前記宇宙構造物(102)に加えることなく解放し、
    前記基台(108)が前記第1位置(114)にあるときに、前記解放機構(110)が移動して前記宇宙構造物(102)を解放するのを防止する保持システム(126)を更に備える、装置。
  2. 前記基台(108)を前記第1位置(114)から前記第2位置(116)に移動させる付勢システム(112)を更に備える、請求項1に記載の装置。
  3. 開口部(130)を有するハウジング(127)であって、前記基台(108)及び前記解放機構(110)が、前記ハウジング(127)内に位置し、前記宇宙構造物(102)が、前記宇宙構造物(102)が前記基台(108)に固定されるときに前記ハウジング(127)の内部に位置する、前記ハウジング(127)と、
    閉じ位置(134)と開き位置(136)との間で移動し、かつ前記開口部(130)を、ドアが前記閉じ位置(134)にあるときに覆うドア(128)と、を更に備える、請求項1に記載の装置。
  4. 前記ドア(128)に取り付けられる振動低減構造物(356)を更に備え、前記振動低減構造物(356)は、前記宇宙構造物(102)に接触して、前記宇宙構造物(102)内の振動(142)が、前記宇宙構造物(102)が前記基台(108)に前記解放機構(110)により固定され、かつ前記ドア(128)が前記閉じ位置(134)にあるときに低減されるようになる、請求項3に記載の装置。
  5. 前記ドア(128)が前記閉じ位置(134)にあるときに、前記基台(108)を前記第1位置(114)に保持するロックシステム(138)を更に備える、請求項4に記載の装置。
  6. 前記解放機構(110)は、前記基台(108)が前記第1位置(114)にあるときに閉じ位置(124)にあり、前記基台(108)が前記第1位置(114)から前記第2位置(116)に向かって移動して前記宇宙構造物(102)を放出するときに、略同時に開き位置(125)に移動して、前記宇宙構造物(102)を前記基台(108)から、前記横方向荷重(118)を前記宇宙構造物(102)に加えることなく解放する、請求項1に記載の装置。
  7. 前記解放機構(110)の中の1つの解放機構(200)は、
    前記基台(108)に取り付けられるコンタクトポイント(202)であって、前記コンタクトポイント(202)が、前記宇宙構造物(102)上の形状部(342,344)を支持する、前記コンタクトポイント(202)と、
    移動可能であり、かつ前記形状部(342,344)を前記コンタクトポイント(202)に、レバー(204)が閉じ位置(134)にあるときに固定するレバー(204)と、
    前記基台(108)が、前記第1位置(114)から前記第2位置(116)に向かって移動して、前記形状部(342,344)が、前記コンタクトポイント(202)に対して係合解除するようになるときに、前記レバー(204)を前記閉じ位置(134)から開き位置(136)に移動させる付勢装置(206)と、
    を備える、請求項1に記載の装置。
  8. 前記コンタクトポイント(202)は、
    前記基台(108)の表面(349)から突出し、かつ前記宇宙構造物(102)上の前記形状部(342,344)に係合する形状を有する構造物を備える、請求項に記載の装置。
  9. 前記解放機構(110)は、
    3つの解放機構(110)を備える、請求項1に記載の装置。
  10. 宇宙構造物(102)を放出する方法であって、前記方法は、
    基台(108)が第1位置(114)にあるときに、前記宇宙構造物(102)を前記基台(108)に、前記宇宙構造物(102)の形状部(123)に係合する解放機構(110)によって固定するステップと、
    前記基台(108)を前記第1位置(114)から第2位置(116)に移動させて、前記宇宙構造物(102)を放出するステップと、
    前記基台(108)が前記第1位置(114)から前記第2位置(116)に向かって移動して、前記宇宙構造物(102)を放出するときに、前記解放機構(110)を略同時に移動させて、前記形状部(123)に対して係合解除させることにより前記宇宙構造物(102)を前記基台(108)から、横方向荷重(118)を前記宇宙構造物(102)に加えることなく解放するステップと、
    を含み、
    前記基台(108)及び前記宇宙構造物(102)は、前記基台(108)が前記第1位置(114)にあるときにハウジング(127)内に位置し、前記方法は、
    前記ハウジング(127)のドア(128)を開いて、前記ハウジング(127)の開口部(130)を剥き出しにすることにより、前記宇宙構造物(102)を前記ハウジング(127)から放出するステップを更に含み、前記宇宙構造物(102)は、前記基台(108)が前記第1位置(114)から前記第2位置(116)に移動するときに、前記ハウジング(127)から外に前記開口部(130)を通って移動する、方法。
  11. 前記宇宙構造物(102)を、前記宇宙構造物(102)が格納されている前記ハウジング(127)の前記ドア(128)に取り付けられる振動低減構造物(356)に接触させるステップを更に含み、前記振動低減構造物(356)は、前記ドア(128)が閉じているときに、前記宇宙構造物(102)内の振動(142)を低減する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記基台(108)を移動させるステップは、
    前記ドア(128)を開いた後に、前記基台(108)を前記第1位置(114)から前記第2位置(116)に付勢システム(112)により移動させるステップを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記宇宙構造物(102)は形状部(123)を有し、これらの形状部(123)を、前記基台(108)が前記第1位置(114)にあるときに前記解放機構(110)に係合させ、前記解放機構(110)を移動させるステップは、
    前記解放機構(110)のレバーを、前記基台(108)が前記第1位置(114)から前記第2位置(116)に向かって移動するときに、閉じ位置(124)から開き位置(125)に回転させるステップと、
    前記基台(108)が前記宇宙構造物(102)を放出するときに、前記第1位置(114)から第2位置(116)に向かって移動して、前記宇宙構造物(102)が軸線方向力の方向に加速している状態で、前記基台(108)に直交する向きの軸線方向力を前記宇宙構造物(102)に、前記解放機構(110)のコンタクトポイントに係合している前記宇宙構造物(102)上の形状部(123)の位置で加えるステップと、
    前記基台(108)を減速させる操作、または前記基台(108)を第2位置(116)に到達させる操作のうちの少なくとも一方の操作が行われるときに、前記宇宙構造物(102)の前記形状部(123)を前記コンタクトポイントに対して係合解除させるステップと、を含む、請求項10に記載の方法。
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