JP6602888B2 - エボルブド無線アクセス・ネットワークにおけるユーザー装置の制御モビリティ - Google Patents

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Description

関連出願
本願は2015年4月9日付け米国仮出願第62/145,370号による優先的利益を享受している。当該仮出願第62/145,370号の全体は本願にリファレンスとして組み込まれる。
IoT(The Internet of Things:IoT)は、分散したデータ収集及びデータ交換を可能にするネットワーク接続を有するセンサの集まりを指す。第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)に従って動作する既存のワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWANs)に接続する多数のIoTデバイスの大規模な展開は、対処すべき新たな問題を提起する。コネクテッド状態(EMM_Connected)及びアイドル状態(EMM_Idle)という現在の2状態の間で頻繁に状態変更を行うことに起因して、エボルブド・パケット・コア(EPC)シグナリングは、過剰な負荷(オーバーロード)を経験するかもしれない。更に、多くのIoTデバイスは電源に接続されておらず、従って、非常に効率的なバッテリ利用法で動作すべきである。更に、IoTデバイスは多数の頻繁に訪れるインターバルで小さなデータ・バーストを送信するかもしれない。これらの問題のうち幾つかは現在のアーキテクチャで対処されているかもしれないが、問題の全てが同時に対処されてはいない。
1つのアプローチは、「EEM_Connected」又は「RRC_CONNECTED」のような接続された状態に永続的にIoTユーザー装置(UE)を維持し、データ遷移に起因するシグナリング負荷に対処し、アップリンクの低遅延性をもたらすことである。しかしながらこのアプローチはバッテリ寿命に対して過大な影響を与え、その理由は、UEがハンドオーバ手順をサポートするためのメジャーメントを継続的に実行するからであり、また、無線インターフェースのシグナリングが、全てのセル変更でハンドオーバの実行に関わるからである。状態遷移に起因するEPCシグナリング負荷は削減されるが、頻繁なハンドオーバに起因する別のタイプのEPCシグナリング負荷が生じてしまう。
永続的な「RRC_CONNECTED」状態に起因するバッテリ寿命への影響は、接続モード間欠受信(DRX)サイクル(C-DRX cycle)に大きな値を利用することにより、いくらか緩和されるかもしれないが、そのアプローチはハンドオーバ・パフォーマンスを劣化させてしまう傾向がある。すなわち、UEが非常に高速に移動している場合、ハンドオーバに失敗する可能性が増え、なぜなら、サービング・セル信号は、ターゲット・セル信号が強くなるにつれて弱くなり、従って、サービング・セルから送信されるハンドオーバ(HO)コマンドが適切に受信されないかもしれないからである。より長いC-DRXサイクルを利用することは、ハンドオーバの失敗率を増やすだけであり、なぜなら、省電力化の観点から、UEはC-DRXサイクルの受信状態の間でしかメジャーメントを実行せず、従って、長いC-DRXサイクルは低頻度のメジャーメントを招く結果となるからである。
ハンドオーバに失敗すると、UEは無線リンク障害(radio link failure:RLF)を宣言し、多くのシグナリングが生じる。無線リンク障害(RLF)というケースは、エア・インターフェースで少なくとも3つのメッセージを含むRRCコネクションの再設定をUEが実行することを示し、更に、RLFタイマの満了からの遅延のような、ハンドオーバ中に無線リンク障害を宣言するまでに遅延が存在する。更に、RLFの後、UEは新たなセル選択を制御し、これはネットワークがセル選択について制御権を有しないことを意味する。
請求項に係る対象事項が特に着目され、明細書の結論部分で明確に主張される。しかしながら、そのような対象事項は、読む際に添付図面とともに以下の詳細な説明を参照することにより理解される。
1つ以上の実施形態に従ってX2ページング及びセル・アップデート・プロシジャを利用する第1アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図を示す。 1つ以上の実施形態に従って図1に示される第1アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図を示す。 1つ以上の実施形態に従ってバッファ・リクエスト及びセル・アップデート・プロシジャを利用する第2アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図を示す。 1つ以上の実施形態に従ってセントラル化されたアーキテクチャを利用する第1アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図を示す。 1つ以上の実施形態に従って図4に示される第1アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図を示す。 1つ以上の実施形態に従ってセントラル化されたアーキテクチャを利用する第2アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図を示す。 1つ以上の実施形態に従って図6に示される第2アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図を示す。 1つ以上の実施形態に従ってWLAN緊急呼により音声のロケーション情報を提供することが可能な情報処理システムのブロック図を示す。 1つ以上の実施形態に従って選択的にタッチ・スクリーンを含む図8の情報処理システムの斜視図を示す。 1つ以上の実施形態に従うワイヤレス・デバイスの例示的なコンポーネントを示す図。 説明の簡易化及び/又は明確化のために、図示される要素は必ずしも寸法を描いている訳ではないことが認められるであろう。例えば、幾つかの要素の寸法は明確性のため他の要素に対して強調されているかもしれない。更に、適切な場合には、対応する及び/又は類似する要素を示すために、参照番号は図面間で反復されている。
以下の詳細な説明では、請求項に係る対象事項の十分な理解をもたらすために、多数の具体的な詳細が示される。しかしながら、それらの具体的な詳細によらずに、請求項に係る対象事項が実施されても良いことは、当業者によって理解されるであろう。また、周知の方法、プロシジャ、コンポーネント及び/又は回路は詳細には記述されていない。
以下の説明及び/又は特許請求の範囲において、派生語とともに、「結合される」及び/又は「接続される」という用語が、使用されるかもしれない。特定の実施形態において、「接続される」は、2つ以上の要素が直接的な物理的及び/又は電気的な接触を互いに形成していることを示すために使用される。「結合される」も、2つ以上の要素が直接的な物理的及び/又は電気的な接触の状態にあることを意味してもよい。しかしながら、「結合される」は、2つ以上の要素が互いに直接的に接触しては以内が、それでも互いに協働及び/又は相互作用することを意味しても良い。例えば、「結合される」は、2つ以上の要素が互いに接触してはいないが、他の要素又は中間的な要素を介して間接的にともに参加していることを意味しても良い。そして、「〜に(on〜)」「〜の上に(overlying〜)」及び「〜より上に(over〜)」等の用語が以下の説明及び特許請求の範囲で使用されるかもしれない。「〜に」「〜の上に」及び「〜より上に」は、2つ以上の要素が互いに直接的に物理的に接触していることを示すために使用されても良い。しかしながら、「〜より上に(over〜)」は2つ以上の要素が互いに直接的に接触していないことを意味しても良い。例えば、「〜より上に(over〜)」は、或る要素が別の要素の上方にあるが、互いに接触しておらず、及び、2つの要素の間に別の1つ以上の要素を含んで良いことを意味しても良い。更に、「及び/又は」という用語は、「及び」を意味しても良いし、「又は」を意味しても良いし、「排他的OR」を意味しても良いし、「何れか」を意味しても良いし、「幾らか、ただし全てではない」を意味しても良いし、「何れも〜ない」を意味しても良いし、及び/又は、「双方」を意味しても良いが、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例示に限定されない。以下の説明及び/又は特許請求の範囲において、派生語とともに、「有する」及び「含む」という用語は、互いに同義語として使用され解釈されて良い。
図1及び図2を参照すると、1つ以上の実施形態に従ってX2ページング及びセル・アップデート・プロシジャを利用する第1アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図が示されている。ここで説明される実施形態及び具体例は、第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)に従って動作するネットワーク及びデバイスを対象として良いことに留意すべきである。更に、ここで説明される実施形態及び具体例は、3GPP標準仕様に従うエボルブド・ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム地上無線アクセス・ネットワーク(an Evolved Universal Mobile Telecommunications System Terrestrial Radio Access Network:E-UTRAN)に類似する無線アクセス・ネットワーク・アーキテクチャを含む新たな無線アクセス技術(例えば、第5世代(5G)ネットワーク等)に応用されても良く、請求項に係る対象事項の目的はこれらの具体例に限定されない。本願で説明されるように、「セル・アップデート・モビリティ(Cell Update mobility)」として言及されるユーザー装置(UE)制御モビリティ・プロシジャを実現するために、2つの新たなアクセス・ストラタム状態が説明される。第1アクセス・ストラタム状態は、エボルブド・ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)地上無線アクセス・ネットワーク(E-UTRAN)ルーティング・エリア・ページング・チャネル(evolved universal mobile telecommunications system (UMTS) terrestrial radio access (E-UTRAN) Routing Area Paging Cannel:ERA_PCH)として言及され、第2アクセス・ストラタム状態は、セル・アップデート・コネクテッド(Cell Update Connected: CU_CNCTD)として言及される。1つ以上の実施形態において、ERA_PCH状態及びセル・アップデート・プロシジャは、若干の変更を伴う3GPPテクニカル・スタンダード(TS)25.331で説明されているような「UTRAN URA_PCH状態」及び「Cell/URAアップデート・プロシジャ」と幾らか類似性を有する。その類似性は、主に、次の事項を含む。「ERA_PCH状態」にある場合、UEは「EMM_Connected状態」にある。「ERA_PCH状態」にある場合、UEは「PMM_Connected状態」にある。ERAはE-UTRANセルの集合であり、URAはUTANセルの集合である。ダウンリンク・データが到着すると、UEは、ERA全体でページングされる。UEは、新たなERAに所属するセルに対して再選択する場合、「ERAアップデート・プロシジャ」を利用する。「URAアップデート」は、新たなURAに対する再選択の場合に使用される。
1つ以上の実施形態において、「CU_CNTD状態」は、以下の相違とともに「UTRAN CELL_FACH状態」と幾らか類似性を有する。ERA_PCH及びCU_CNCTD状態の双方に関し、提案されるセル・アップデート・モビリティは、分散E-TRANアーキテクチャに適合される。特に、頻繁なS1パス切替を回避するために、ページング及びデータ転送に対するX2機能が想定されている。「CU_CNTD状態」では、UEが既に別のセルへの変更を再現している(imitated)場合、ソース・セルでのデータ配信を試みる無駄なリソースを最小限にするために、シグナリングが追加される。本願で説明される「ERA_PCH状態」及び「CU_CNCTD状態」は、一実施形態では独立したアクセス・ストラタム状態であっても良いこと、及び、他の実施形態では、ERA_PCH状態が既存の「アイドルERA_PCHモード」のサブ状態(又は下位状態)であり、「CU_CNCTD状態」が3GPP規格による既存の「コネクテッドCU_CNCTDモード」のサブ状態であっても良いこと、そして、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されないことに、留意すべきである。
1つ以上の実施形態における「ERA_PCH状態」のモビリティ処理が図1に示されている。ネットワーク100は、モビリティ管理エンティティ(MME)116とサービング・ゲートウェイ(SGW)118とを含み、eNB1-112により、UE110への及びUE110からのデータ転送が生じる可能性がある。ネットワーク100において、UE110は、初めに「HO_CNCTD状態」又は「CU_CNCTD状態」にあり、eNB1-112を介して、進行中のアップリンク及びダウンリンク・データ伝送信号120を有する。UE110は長時間の間インアクティブになっていることにeNB1が気付くと、「ERA_PCH状態」に入れられる。その判断はモビリティに基づいていても良く、高速移動UEsが、セル・アップデートを多数回実行することなく移動することを許容する。eNB1-112はこのUE110に対するアンカーeNBとなっており、S1ターミネーション・ポイント(又は終端点)としての役割を果たす。状態遷移の一部として、「アンカーID(Anchor ID)」と言及されるパラメータがUE110に提供されても良い。このパラメータは、UE110が、eNB2-114のような別のeNBの配下に登場する場合に、eNB1-112のようなアンカーeNBを識別するために使用されても良い。eNB1-112は「ERA_PCHコマンド」122をUE110へ送信する。E-UTRANルーティング・エリア(ERA)の定義は、ERA識別子(ERA ID)、「ERA ID」のリスト、或いは、セルのリストとして規定されても良い。「ERA IDs」が使用される場合、各々のセルはシステム情報により「ERA ID」をブロードキャストしており、それにより、「ERA ID」はセル内に位置する全てのUEsによって知られ得ることが仮定されていても良い。UE110は、如何なるシグナリングも実行する必要無しに、同じERAに所属する全てのセルの中で移動することが可能である。
図2に示されるように、ネットワーク100がUE110へ送信するダウンリンク・データを有する場合、そのデータは、アンカーeNB(この例では、eNB1-112)へ転送され、バッファ210の中にバッファリングされる。アンカーeNB(eNB1-112)は、UE110が「ERA_PCH状態」に入っていることを知っており、そして、UE110のロケーションが確認される。UE110の発見は、UE110が最後にアクティブであったセルのeNB1-112の無線機でページング・メッセージ212を送信することにより為されても良い。eNB1-112が応答を受信しない場合、或いは、(ページング・メッセージ212)と平行して、eNB1-112は、UE110に提供されるのと同じERAに所属する制御セルであるeNB2-114のような他の全てのeNBsへ、「X2 PAGING」メッセージ214を送信する。アンカーeNB(eNB1-112)は、X2を通じて、同じERAに所属するセルを制御する全てのeNBsへ到達できることが、仮定されていても良い。
UE110は、X2ページング・メッセージ214の受信に応答して、eNB2-114とともにセル・アップデート・プロシジャを実行しても良い。セル・アップデート・メッセージはアンカーIDを含み、アンカーIDはeNB2-114がアンカーeNB(eNB1-112)を識別できるようにする。その結果、eNB2-114はeNB1-112からUEコンテキストを取得(又はフェッチ)し、eNB1-112は、バッファ210にバッファリングされたデータをeNB2-114に転送し、バッファリングされたデータ及びUEコンテキストを、eNB2-114がUE110に転送する。この時点において、ネットワーク100は、例えば、S1シグナリング負荷を減らすためにeNB1-112をアンカーeNBとして維持することを決定しても良いし、或いは、S1インターフェースのアンカーをeNB2-114に設定し直すことを決定しても良いことに、留意を要する。後者の場合、新たなアンカーIDが、セル・アップデート・プロシジャの一部としてUE110に提供される。この時点において、UE110は、eNB2-114により或いは可能性として暗黙のルールで、「CU_CNCTD状態」又は「HO_CNCTD状態」に設定される。後の時点で、インアクティブである幾らかの期間経過後に、UE110は再び「ERA_PCH状態」に設定される。
1つ以上の実施形態において、UE110がeNB2-114と接続するためにセル・アップデート・プロシジャを実行した後に、eNB2-114はUE110に対する新たなアンカーeNBとなる。上記の説明は、「ERA_PCH状態」におけるダウンリンク・データに関連していた。UE110が、送信するアップリンク・データを有するが、「ERA_PCH状態」にある場合、UE110は、上述したようにセル・アップデート・プロシジャを実行するが、唯一の相違点は、セル・アップデート・プロシジャがページングによってはトリガされないことである。送信すべきアップリンク又はダウンリンク・データが存在しない場合でさえ、UE110は、セル・アップデート・プロシジャを引き続き実行することが可能であり、それは例えば現在のERAに所属していないセルの方へ移動しているような場合である。この場合、セル・アップデート・プロシジャは、「ERAアップデート・プロシジャ」と言及されても良いが、シグナリングの観点からは、ERAアップデートは、セル・アップデートと同じメッセージに基づいていても良い。ERAアップデート・プロシジャが完了した後、UE110は「ERA_PCH状態」に速やかに戻っても良い。これまでの説明から分かるように、「ERA_PCH状態」の処理は、UMTSにおける「URA_PCH」の処理に類似しているかもしれない。しかしながら、主な相違は、1つ以上の実施形態によるERA_PCHにおいては、無線ネットワーク・コントローラ(RNC)に対応する中心的な無線アクセス・ネットワーク(RAN)が存在しないことである。その結果、1つ以上の実施形態において、UE110は、アンカーIDの通知を受け、アンカーIDをセル・アップデート・プロシジャの一部としてシグナリングする。更に、1つ以上の実施形態において、本願で説明される分散E-UTRANアーキテクチャは、セル・アップデート・プロシジャの一部として「X2 PAGING」メッセージを利用しているが、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されない。
図3を参照すると、1つ以上の実施形態に従ってバッファ・リクエスト及びセル・アップデート・プロシジャを利用する第2アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図が示されている。図3は、「CU_CNCTD状態」におけるモビリティ処理を示す。初めに、UE110は「CU_CNCTD状態」にあり、アンカーeNBとして指定されるeNB1-112により、進行中のアップリンク及びダウンリンク・データ伝送信号を有する。UE110は、例えばUE110が「CU_CNCTD状態」に設定された場合にUE110に提供されていても良いeNB1-112のアンカーIDを有する。UE110は、セルから遠ざかるように移動し、そして、ダウンリンク・データの送信を中断するためにeNB1-112へバッファ・リクエスト・メッセージ(a Buffer Request message)312を送信する。一般に、バッファ・リクエスト・メッセージは、UE110がセル・アップデート・プロシジャを利用してサービング・セルを変更することを、UE110がソースeNBへ通知するために使用される。このメッセージは、無線リソース制御(RRC)シグナリング、媒体アクセス制御(MAC)制御エレメント・シグナリング、或いは、物理レイヤ・シグナリングとして規定されても良い。
次に、UE110は、eNB2-114により制御されるセルに対して選択又は再選択を行い、UE110のアンカーIDを指示するセル・アップデート・プロシジャを実行する。アンカーIDに基づいて、eNB2-114はeNB1-112と連絡をとり、eNB2-114によりデータ伝送信号を復元するために、UEコンテキストをフェッチする。上記のERA_PCHのケースと同様に、ネットワーク100は、eNB1-112をアンカーeNBとして維持することを決定しても良いし、S1インターフェースのアンカーをeNB2-114に設定し直すためにパス・スイッチ・プロシジャを実行することを決定しても良く、後者の場合、新たなアンカーIDがセル・アップデート・プロシジャの一部としてUE110に提供される。前者の場合、eNB1-112及びeNB2-114は、X2インターフェースによりユーザー・プレーン・パス314を設定し、それにより、全体のユーザー・プレーン・パスはS-GW 118,eNB1-112,eNB2-114,及びUE 110となる。アップリンク及びダウンリンク・データ伝送信号120の双方がこのユーザー・プレーン・パス314を利用することが可能である。X2を介するそのようなパスを設定する利点は、全てのセル変更でパス・スイッチを実行することに関連するEPCシグナリングの影響を回避できることである。ネットワーク100(又はE-UTRAN)は、後の時点で、S1インターフェースのアンカーをeNB2-114に設定し直すためにパス・スイッチを実行することを決定し、それにより、S-GW118からeNB2-114へ、そしてUE110に至る更に直接的なパスを形成しても良い。ネットワーク100(又はE-UTRAN)は、例えば、転送されるデータ量に基づいて、そのようなパス・スイッチを実行することを判断しても良い。アンカー再設定プロシジャの一部として、新たなアンカーIDは、RRCプロシジャを利用してUE110へ提供されても良い。
一実施形態において、UE110は、バッファ・リクエスト・メッセージ312を送信することなく、ソース・セルの外に移動するかもしれない。そのような一例は、UE110が、「Connected DRX(C-DRX)」モードのスリープ期間中にソース・セルの外に移動する場合である。スリープから目覚めると、UE110は、異なるセルを選択又は再選択し、ターゲット・セルにおいてセル・アップデート・プロシジャを実行する。ターゲットeNBは、その後、ソースeNBに連絡をとり、UEコンテキストをフェッチする。S1インターフェースはアンカーをeNB2-114に再設定していないので、ソース・セルへ未だ首尾良く配信されていないeNB1-112のデータは、新たに作成されたX2パスを通じて送信される。S1インターフェースのアンカーが、パス・スイッチを利用してeNB2-114に再設定されると、未だ首尾良く配信されていない如何なるデータも、パス・スイッチのノーマル・プロシジャを利用してeNB2-114へ転送される。バッファ・リクエストはソースeNBにより受信されていないので、UE110が異なるセルの選択又は再選択を行ってそのセルでセル・アップデート・プロシジャを実行するプロセスの間に、ソース・セルがUE110へダウンリンク・データを配信する試みに失敗してしまうことにより、ソース・セルの幾らかのリソースは無駄になってしまうかもしれない。しかしながら、それでもこのプロシジャは、UE110が無線リンク障害(RFL)を宣言して新たなセルで無線リソース制御(RRC)コネクションを再設定しなければならない既存のプロシジャよりも、優れている。
従って、1つ以上の実施形態では、上記の例で示されたように、モビリティ処理は次のとおりであって良い。E-UTRANルーティング・エリア・ページング・チャネル(ERA_PCH)及びセル・アップデート・コネクテッド(CU_CNCTD)という新たな2つのRRC状態がアクセス・ストラタムで定義される。UE110は、ERA_PCH状態又はCU_CNCTD状態に、或いは、セル変更にハンドオーバが使用されるRRC_CONNECTEDモードにおける既存の動作に相当する状態にあることが可能である。1つ以上の実施形態において、RRC_CONNECTEDにおける既存の動作は、ハンドオーバ・コネクテッド(HO_CNCTD)のように言及されても良い。ネットワーク又はE-UTRANは、ERA_PCH状態、CU_CNCTD状態又はそれら双方を実現するように選択して良い。HO_CNCTD状態は、あたかもそれが既存の動作であるかのようにE-UTRANで利用可能であって良い。双方の新たなRRC状態は、ノン・アクセス・ストラタム(NAS)におけるEMM_Connected状態及びアクセス・ストラタム(AS)におけるRRC_CONNECTED状態に対応する。状態のコンフィギュレーション及び/又は状態遷移は、eNBにより明示的に為されても良いし、或いは、予め定義された又は予め設定されたルールに基づいて暗黙に為されても良い。MME116は新たなRRC状態の利用を設定する役割を演じても良い。
1つ以上の実施形態において、ERA_PCHはRRC_CONNECTED状態のサブ状態である。ERA_PCH状態の主な特徴は次のとおりである。ERA_PCHにある場合、UEロケーションは、ERA程度の精度で知られ、ERAはE-UTRANセルの集まりを含む。UEに基づくモビリティが使用され、UE110は、キャンプ(又は在圏)するのに最良のセルを判別するために、セル選択及び再選択を実行する。UE110は、ネットワークと如何なるシグナリングも行うことなく、同じERA内のセルの間で自由に移動することが可能である。UEのダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)データ伝送は、セル・アップデート・プロシジャが実行されるまで、可能ではない。ダウンリンク・データが到着すると、UE110はERA全体の中でページングされる。UE110はセル・アップデートにより応答する。別のERAに所属するセルを選択又は再選択する場合、UE110はERAアップデート・プロシジャを実行する。ERA_PCH状態は、UMTSにおけるURA_PCHと同様に考えられて良い。
更に、1つ以上の実施形態において、CU_CNCTDは、RRC_CONNECTED状態のサブ状態と考えられても良い。CU_CNCTD状態にある場合、UE110の位置は、セル程度の精度で知られる。UEに基づくモビリティが使用され、UE110は、キャンプする最良のセルを判別するためにセル選択及び再選択を実行する。セル・アップデート・プロシジャは、UE110が新たなセルへ変更する時は常に、ネットワーク100又はE-UTRANにそれを通知するために使用される。その後、UEのDL及びULデータ転送が可能になる。CU_CNCTD状態でソース・セルを立ち去る前に、UE110は、eNBが無線インターフェースによりデータの配信を試みる代わりに、UE110宛てにeNBに到着するダウンリンク・データをeNBがバッファリングすることを要求するバッファ・リクエスト・メッセージを送信しても良い。選択又は再選択が成功した後、UE110は、ターゲット・セルからのセル・アップデート・プロシジャを利用して、ダウンリンク・データの通信を再開する。
1つ以上の実施形態において、提案されるセル・アップデート・モビリティは、(i)例えばeNBsのみを含むE-UTRANのような分散E-UTRANアーキテクチャ、或いは、(ii)以下の図4ないし図7に関連して図示及び説明される例えば「eNB GW」410のようなネットワーク100におけるセントラル化されたノードとしてeNBゲートウェイ(eNB GW)を導入することによるセントラル化されたE-UTRANアーキテクチャに適用されても良い。分散アーキテクチャでは、S1インターフェースを終端するeNBであるアンカーeNBという概念がある。アンカーeNBは、UE110の現在のサービングeNBと異なっていても良い。ERA_PCH状態にあるUE110の場合、ダウンリンク・データはアンカーeNBにバッファリングされ、UE110は、ERAに関連付けられる全てのeNBsに対するX2ページング・プロシジャを利用することにより、ERA全体でページングされる。CU_CNCTD状態にあるUE110の場合、UE110が、アンカーeNBにより制御されていない新たなセルの配下に現れると、ネットワーク100は新たなeNBに関してS1のアンカーを再設定することを決定し、或いは、S1シグナリングを最小化するためにアンカー再設定を遅らせることを決定しても良い。アンカーIDはUE110に提供され、それにより、アンカーIDは、アンカーeNBの発見を可能にするために、セル・アップデート・プロシジャ・メッセージに含まれて良い。ERA_PCH状態にあるUE110の場合、UE110が新たなERAの配下に現れると、ERAアップデート・プロシジャを利用して、S1インターフェースは、典型的には速やかにアンカーを設定し直す。
1つ以上の実施形態において、ERA_PCH状態は、UMTSにおけるURA_PCHに類似するものであって良い。ERA_PCHにある場合、UE110は、ERA程度の精度で知られ、ERAはE-UTRANセルの集まりである。UE110は、ネットワーク100との如何なるシグナリングも無しに同一ERAのうちのセル間を自由に移動することが可能である。ダウンリンク・データが到着すると、UE110は、ERA全体でページングされる。別のERAに所属するセルを選択又は再選択する場合、UE110はERAアップデート・プロシジャを実行する。ERAアップデート・プロシジャは、セル・アップデート・プロシジャに類似するものであっても良く、その場合、適切なコーズ値(cause value)はERAの変更に起因してトリガされるものに設定されることに、留意すべきである。更に、1つ以上の実施形態において、CU_CNCTD状態は、UE110の位置がセル程度の精度で知られており且つ設定済みのRRCコネクションが存在するという意味において、既存のRRC_CONNECTED状態と類似するものであって良い。RRC_CONNECTEDにおける既存の動作とは異なり、1つ以上の実施形態において、モビリティは、セル選択又は再選択に基づくUE主導(UE-driven)であっても良く、更に、ネットワーク制御のハンドオーバ・プロシジャを利用すること無くセル・アップデート・プロシジャを利用しても良い。
ERA_PCH状態及び/又はCU_CNCTD状態は、この種のモビリティがUE110にとって相応しいことをネットワーク100が決定した場合に、状態遷移されても良い。そのような判断は、以下の要因に少なくとも部分的に基づいて為されることが可能である。ERA_PCH状態及び/又はCU_CNCTD状態が好ましいモビリティ処理であることを、UE110の加入申し込みが指示していても良い。例えば、UE110が、時々生じるデータを送信する場合及び/又はコネクテッド・モードDRX用に大きな値を好む場合に、UE110の動作に少なくとも部分的に基づいて、ERA_PCH状態及び/又はCU_CNCTD状態が使用されるべきことを、ネットワーク100が決定しても良い。例えば、UE110が高い移動性を有するような場合に、動作により示される移動パターンに少なくとも部分的に基づいて、ERA_PCH状態及び/又はCU_CNCTD状態が使用されるべきことを、ネットワーク100が決定しても良い。現在の状態は、例えばRRCプロシジャによって、eNBにより設定及び/又は変更されても良い。代替的に、異なるモード間の遷移は黙示的に為されても良い。例えば、CU_CNCTD状態で進行中のデータが存在する場合に、UE110はHO_CNCTD状態に自動的に移行しても良く、そのような移行は、UE110が、セル・アップデート・プロシジャの代わりに、通常のハンドオーバ・プロシジャのためのメジャーメント・レポートの実行をトリガすることを意味する。
図4及び図5を参照すると、1つ以上の実施形態に従ってセントラル化されたアーキテクチャを利用する第1アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図が示されている。図4及び図5は、ネットワーク100のセントラル化されたE-UTRANアーキテクチャに適用されるように説明されるERA_PCH状態のモビリティ処理を示す。そのようなアーキテクチャにおいて、eNBsは、eNBゲートウェイ(eNB GW)410として言及されるセントラル・ネットワーク・ノードに接続される。「eNB GW」410の階層位置は、既存のE-UTRANアーキテクチャにおける「ホームeNB GW」(HeNB GW)、選択的な機能ノードに類似するものであっても良いが、「eNB GW」は別の機能を実現する。UE110は、SGW118から、「eNB GW」410及びeNB1-112を介してダウンロード・データ通信信号120を受信する。UE110は、ERA_PCH状態に入るためのコマンド122を受信する。UEコンテキストは、通信414により、ERA_PCHへ移される。図5に示されるように、1つ以上の実施形態において、EPCに対するS1インターフェースのロング・ターム・アンカーとして応対すること、ERA_PCH状態にあるUEsのUEコンテキストを保存すること、ERA_PCH状態にあるUEsについてバッファ412にダウンリンク・データをバッファリングすること、ERAに属するセルを制御するeNBsへS1ページング・メッセージ212を送信すること、及び/又は、バッファ・リクエストの受信時にCU_CNCTD状態にあるUEsのために一時的にバッファリングを行うこと、等を行うために「eNB GW」410が使用されても良い。コンテキスト及びパス・スイッチ・リクエスト510は、バッファリングされたデータ及びダウンロードされるデータ通信信号120をeNB3-310へ転送する。図4及び図5に示される双方のERA_PCH状態に対して、及び、以下の図6及び図7に関連して図示及び説明されるCU_CNCTD状態のモビリティに対して、「eNB GW」410がモビリティ・アンカーとして使用されても良いことに、留意すべきである。
図6及び図7を参照すると、1つ以上の実施形態に従ってセントラル化されたアーキテクチャを利用する第2アクセス・ストラタム状態におけるモビリティ処理を説明するためのネットワーク図が示されている。図6及び図7に示されるように、UE110が、eNB1-112のようなソースeNBを離れる前に、バッファ・リクエストを送信できなかった場合、例えば、UE110がC-DRXサイクルのスリープ期間であったような場合に、UE110が、eNB2-114のようなターゲットeNBとともにセル・アップデート・プロシジャを実行すると、ソースeNBにバッファリングされていた何れのデータも、eNB1-112からX2を介して、或いは、ソースeNBであるeNB1-112から「eNB GW」410を経てターゲットeNBであるeNB2-114へS1を介して、フェッチされることが可能である。
図8を参照すると、1つ以上の実施形態に従ってエボルブド無線アクセス・ネットワークにおいてユーザー装置主導のモビリティ処理を行うことが可能な情報処理システムのブロック図が示されている。図8の情報処理システム800は、本願で説明されるネットワーク要素の任意の1つ以上を具体的に具現化し、例えば、特定のデバイスのハードウェア仕様に依存して、より多い又はより少ないコンポーネントを備えるネットワーク100の要素を含む。一実施形態において、情報処理システム800は処理回路を有するユーザー装置(UE)を具体的に具現化し、処理回路は、エボルブド・ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)地上無線アクセス(E-UTRAN)ルーティング・エリア・ページング・チャネル(ERA_PCH)状態に入ることであって、前記UEには、セル識別子の集合を含むE-UTRANルーティング・エリア(ERA)と、前記UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)とが設定されている、こと;ハンドオーバ・プロシジャを実行することなく、新たなセルを選択すること;及び、UEが新たなセルを選択したことに応じて、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;を行って良いが、請求項に係る対象事項の範囲はこの例に限定されない。別の実施形態において、情報処理システム800は処理回路を有するユーザー装置(UE)を具体的に具現化し、処理回路は、セル・アップデート・コネクテッド(CU_CNCTD)状態に入ることであって、前記UEには、当該UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)が設定されている、こと;新たなセルを選択すること;前記UEが前記新たなセルを選択することに応じて、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;前記UEが前記新たなセルを選択することに応じて、バッファ・リクエスト・プロシジャを実行すること;及び、バッファリングされたデータのダウンロード及びデータ伝送の実行を前記新たなセルとともに行うために、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;を行って良いが、請求項に係る対象事項の範囲はこの例に限定されない。情報処理システム800は、幾つかのタイプのコンピューティング・プラットフォームの一例を表現しているが、情報処理システム800は、図8に示されるものよりも多い又は少ない要素及び/又は要素の別の配置を含んでも良く、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されない。
1つ以上の実施形態において、情報処理システム800は、アプリケーション・プロセッサ810及びベースバンド・プロセッサ812を含んで良い。アプリケーション・プロセッサ810は、情報処理システム800に関するアプリケーション及び様々なサブシステムを実行する汎用プロセッサとして使用されて良い。アプリケーション・プロセッサ810は、シングル・コアを含んでも良いし、或いは、代替的に複数の処理コアを含んでも良い。コアのうちの1つ以上は、ディジタル信号プロセッサ又はディジタル信号処理(DSP)コアを含んでも良い。更に、アプリケーション・プロセッサ810は、同じチップに配置されるグラフィックス・プロセッサ又はコプロセッサを含んでも良いし、或いは、アプリケーション・プロセッサ810に結合されるグラフィックス・プロセッサは別個の、個別的なグラフィックス・チップを含んでも良い。アプリケーション・プロセッサ810は、キャッシュ・メモリのようなボード・メモリを含んでも良く、更に、動作中にアプリケーションを保存及び/又は実行するための同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(SDRAM)814、情報処理システム800が給電されていない場合でさえ、アプリケーション及び/又はデータを保存するNANDフラッシュ816のような外部メモリ・デバイスに結合されていても良い。1つ以上の実施形態において、本願で説明されるように動作する何れかのコンポーネント又はサブシステム及び/又は情報処理システムを作動させる又は構成するための命令は、非一時的な記憶媒体を含む製品に保存されても良い。1つ以上の実施形態において、記憶媒体は本願で図示され記述される任意のメモリ・デバイスを有して良いが、請求項に係る対象事項の範囲はその例に限定されない。ベースバンド・プロセッサ812は、情報処理システム800のブロードバンド無線機能を制御しても良い。ブロードバンド・プロセッサ812は、NORフラッシュ818におけるそのようなブロードバンド無線機能を制御するためのコードを保存していても良い。ベースバンド・プロセッサ812はワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)トランシーバ820を制御し、WWANトランシーバ820は、例えば、3GPP-LTE又はLTE-アドバンスト・ネットワーク等により通信するために、ブロードバンド・ネットワーク信号を変調及び/又は復調するために使用される。
一般に、WWWトランシーバ820は、以下のような無線通信技術及び/又は標準規格のうちの任意の1つ以上に従って動作しても良く、その規格等は以下のものを含むがこれらに限定されない:GSM(登録商標)(a Global System for Mobile Communications)無線通信技術、GPRS(a General Packet Radio Service)無線通信技術、EDGE(an Enhanced Data Rates for GSM(登録商標) Evolution)無線通信技術、及び/又は、3GPP(a Third Generation Partnership Project)無線通信技術<例えば、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、FOMA(Freedom of Multimedia Access)、3GPPロングターム・エボリューション(LTE)、3GPPロングターム・エボリューション・アドバンスト(LTE Advancede)、CDMA2000(Code division multiple access 2000)、CDPD(Cellular Digital Packet Data)、Mobitex、第3世代(3G)、回線交換データ(CSD)、HSCSD(High-Speed Circuit-Switched Data)、UMTS(3G)(Universal Mobile Telecommunications System (Third Generation))、W-CDMA(UMTS)(Wideband Code Division Multiple Access (Universal Mobile Telecommunications System)(W-CDMA (UMTS))、HSPA(High Speed Packet Access)、HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High-Speed Uplink Packet Access)、HSPA+(High Speed Packet Access Plus)、UMTS-TDD(Universal Mobile Telecommunications System-Time-Division Duplex)、TD-CDMA(Time Division-Code Division Multiple Access)、TD-SCDMA(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト・リリース8(Pre-4th Generation)(3GPP Rel. 8 (Pre-4G))、第3世代パートナーシップ・プロジェクト・リリース9(3GPP Rel.9)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト・リリース10(3GPP Rel.10))、第3世代パートナーシップ・プロジェクト・リリース11(3GPP Rel.11)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト・リリース12(3GPP Rel.12)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト・リリース13(3GPP Rel.13)、第3世代パートナーシップ・プロジェクト・リリース14(3GPP Rel.14)、3GPP LTE Extra、LAA(LTE Licensed-Assisted Access)、UTRA(UMTS Terrestrial Radio Access)、E-UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、ロングターム・エボリューション・アドバンスト(4th Generation)(LTE Advanced (4G)、cdmaOne(2G)、「CDMA2000(3G)」(Code division multiple access 2000)(Third generation)、EV-DO(Evolution-Data Optimized or Evolution-Data Only)、AMPS(1G)(Advanced Mobile Phone System(1st Generation)、TACS/ETACS(Total Access Communication System/Extended Total Access Communication System)、D-AMPS(2G)(Digital AMPS)(2nd Generation)、プッシュ・トゥ・トーク(PTT)、MTS(Mobile Telephone System)、IMTS(Improved Mobile Telephone System)、AMTS(Advanced Mobile Telephone System)、OLT (Norwegian for Offentlig Landmobil Telefoni, Public Land Mobile Telephony)、MTD (Swedish abbreviation for Mobiltelefonisystem D, or Mobile telephony system D)、Autotel/PALM(Public Automated Land Mobile)、ARP (Finnish for Autoradiopuhelin、自動車無線電話(car radio phone))、NMT (Nordic Mobile Telephony)、Hicap(High capacity version of NTT (Nippon Telegraph and Telephone)、CDPD(Cellular Digital Packet Data)、Mobitex、DataTAC、 iDEN(Integrated Digital Enhanced Network)、PDC(Personal Digital Cellular)、CSD(Circuit Switched Data)、PHS(Personal Handy-phone System)、WiDEN(Wideband Integrated Digital Enhanced Network)、 iBurst、UMA(Unlicensed Mobile Access)等であり、これらは、3GPPゼネラル・アクセス・ネットワーク又はGAN規格と言及されても良い>、Zigbee、 Bluetooth(登録商標)、WiGig(Wireless Gigabit Alliance)標準規格、WiGigのような10-90GHz以上で動作する無線システムに一般的なmmWave(millimeter wave)標準規格、IEEE 802.11ad、IEEE 802.11ay等、及び/又は、ゼネラル・テレメトリ・トランシーバ、及び、一般的な任意のタイプのRF回路及びRFI感知回路などを利用して良い。そのような標準規格は時代とともに発展し、及び/又は、新たな標準規格が公布されることに留意すべきであり、請求項に係る対象事項の範囲は上記の例に限定されない。
WWANトランシーバ820は、WWANブロードバンド・ネットワークを介して無線周波数信号を送信及び受信するために1つ又は複数のアンテナ824にそれぞれ結合される1つ又は複数のパワー・アンプ822に結合される。ベースバンド・プロセッサ812は、1つ以上の適切なアンテナ828に結合されるワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)トランシーバ826を制御し、Wi-Fi、ブルートゥース(登録商標)、及び/又は、IEEE802.11a/b/g/n標準規格等を含む振幅変調(AM)又は周波数変調(FM)の無線規格により通信を行うことが可能である。これらはアプリケーション・プロセッサ810及びベースバンド・プロセッサ812についての単なる例示的な実現例に過ぎないことに留意すべきであり、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されない。例えば、SDRAM814、NANDフラッシュ816及び/又はNORフラッシュ818のうちの任意の1つ以上が、例えば、磁気メモリ、カルコゲナイド・メモリ、相変化メモリ又はオボニック・メモリ等のような他のタイプのメモリ技術を使用していても良く、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されない。
1つ以上の実施形態において、アプリケーション・プロセッサ810は、様々な情報又はデータを表示するディスプレイ830を駆動し、更に、例えば指又はスタイラスによりタッチ・スクリーン832を介してユーザーからタッチ入力を受けても良い。周囲光センサ834は、例えば、周囲光センサ834により検出される周囲光の強度に応じて、ディスプレイ830の輝度又はコントラスト値を制御するために、動作している情報処理システム800の周囲光量を検出するために使用されても良い。1つ以上のカメラ836は、アプリケーション・プロセッサ810により処理され、及び/又は、NANDフラッシュ816に少なくとも一時的に保存される画像を取得するために使用されて良い。更に、アプリケーション・プロセッサは、ジャイロスコープ838、加速度計840、磁力計842、オーディオ・コーダ/デコーダ(CODEC)844、及び/又は、適切なGPSアンテナ848に結合されるグローバル・ポジショニング・システム(GPS)コントローラ846に結合し、情報処理システム800の位置、動き及び/又は向き等を含む様々な環境特性の検出を行う。代替的に、コントローラ846は、グローバル・ナビゲーション衛星システム(GNSS)コントローラを含んでも良い。オーディオCODEC844は、例えばヘッドフォン及びマイクロフォン・ジャックを介するように、オーディオ・ポート850を介して情報処理システム800に結合される外部デバイスを介して及び/又は内部デバイスを介して、マイクロフォン入力及びスピーカ出力を提供するように、1つ以上のオーディオ・ポート850に結合されても良い。更に、アプリケーション・プロセッサ810は、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポート、高解像度マルチメディア・インターフェース(HDMI(登録商標))ポート、シリアル・ポート等のような1つ以上のI/Oポート854につながる1つ以上の入力/出力(I/O)トランシーバ852につながる。更に、1つ以上のI/Oトランシーバ852は、セキュア・ディジタル(SD)カード又は加入者識別モジュール(SIM)カード等のような選択的な取り外し可能なメモリのための1つ以上のメモリ・スロット856につながっているが、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されない。
図9を参照すると、1つ以上の実施形態に従って選択的にタッチ・スクリーンを含む図8の情報処理システムの斜視図が示されている。図9は、セルラ電話機、スマートフォン、タブレット型デバイス等として具体的に具現化される図8の情報処理システム800の実施例を示す。情報処理システム800はディスプレイ830を有するハウジング910を有し、ディスプレイ830は、1つ以上のアプリケーション・プロセッサ810を制御するための触覚的な入力制御及びコマンドを、ユーザーの指916を介して及び/又はスタイラス918を介して受信するタッチ・スクリーン832を含む。ハウジング910は、例えば、1つ以上のアプリケーション・プロセッサ810、SDRAM814、NANDフラッシュ816、NORフラッシュ818、ベースバンド・プロセッサ812及び/又はWWANトランシーバ820のうちの1つ以上のような、情報処理システム800の1つ以上のコンポーネントを収容する。情報処理システム800は、選択的に物理アクチュエータ・エリア920を含み、そのエリアは、1つ以上のボタン又はスイッチを介して情報処理システム800を制御するためのボタン又はキーボードを含んで良い。情報処理システム800は、例えば、セキュア・ディジタル(SD)カード又は加入者識別モジュール(SIM)カードの形式で、フラッシュ・メモリのような不揮発性メモリを受け入れるメモリ・ポート又はスロット856を含む。選択的に、情報処理システム800は、別の電子デバイス、ドック、ディスプレイ、バッテリ・チャージャ等へ情報処理システム800を接続するためのコネクション・ポート854、1つ以上のスピーカ及び/又はマイクロフォン924を含んでいても良い。更に、情報処理システム800は、ハウジング910の1つ又は複数の側面に、ヘッドフォン又はスピーカ・ジャック928及び/又は1つ以上のカメラ836を含んでいても良い。図9の情報処理システム800は、様々な形態において、図示されているものより多い又は少ない要素を含んでも良いことに留意すべきであり、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されない。
本願で使用されているように、「回路」という用語は、特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、1つ以上のソフトウェア又はファームウェア・プログラムを実行する(共有される、専用の又はグループ化された)プロセッサ、及び/又は、(共有される、専用の又はグループ化された)メモリ、組み合わせ論理回路、及び/又は、説明された機能を提供する適切な他のハードウェア・コンポーネントを指しても良いし、その一部であっても良いし、それらを含んでいても良い。一実施形態において、実現される回路又は回路に関連して機能する回路は、1つ以上のソフトウェア又はファームウェア・モジュールにより実現されても良い。一実施形態において、回路は、ハードウェアで少なくとも部分的に動作することが可能なロジックを含んでも良い。本願で説明される実施形態は、何らかの適切に構成されるハードウェア及び/又はソフトウェアを利用してシステムに実装されても良い。
図10を参照すると、1つ以上の実施形態に従うユーザー装置(UE)のようなワイヤレス・デバイスの例示的なコンポーネントが示されている。ユーザー装置(UE)は例えばネットワーク100のUE110に対応してもよいが、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されない。一実施形態において、UEデバイス100は、アプリケーション回路1002、ベースバンド回路1004、無線周波数(RF)回路1006、フロント・エンド・モジュール(FEM)回路1008及び1つ以上のアンテナ1010を含み、それらは互いに少なくとも図示されているように結合される。
アプリケーション回路1002は、1つ以上のアプリケーション・プロセッサを含んでいても良い。例えば、アプリケーション回路1002は、1つ以上のシングル・コア又はマルチ・コア・プロセッサ等のような回路を含んで良いが、これらの例に限定されない。1つ以上のプロセッサは、例えば、グラフィックス・プロセッサ、アプリケーション・プロセッサ等のような汎用プロセッサ及び専用プロセッサの任意の組み合わせを含んでいても良い。プロセッサは、メモリ及び/又はストレージに結合されていても良いし及び/又はそれらを含んでいても良く、更に、様々なアプリケーション及び/又はオペレーティング・システムがシステムで動作できるように、メモリ及び/又はストレージに保存される命令を実行するように構成されても良い。
ベースバンド回路1004は、1つ以上のシングル・コア又はマルチ・コア・プロセッサ等のような回路を含んで良いが、これらの例に限定されない。ベースバンド回路1004は、1つ以上のベースバンド・プロセッサ及び/又は制御ロジックを含み、RF回路1006の受信信号経路から受信されるベースバンド信号を処理し、RF回路1006の送信信号経路のためにベースバンド信号を生成する。ベースバンド回路1004は、ベースバンド信号の生成及び処理のため、及び、RF回路1006の動作を制御するために、アプリケーション回路1002に対するインターフェースとなる。例えば、一実施形態において、ベースバンド回路1004は、第2世代(2G)ベースバンド・プロセッサ1004a、第3世代(3G)ベースバンド・プロセッサ1004b、第4世代(4G)ベースバンド・プロセッサ1004c、及び/又は、その他の存在する世代、進展する世代、又は、将来的な世代(例えば、第5世代(5G)、第6世代(6G)等)に関する1つ以上の他のベースバンド・プロセッサ1004dを含んでいても良い。例えば1つ以上のベースバンド・プロセッサ1004aないし1004dのようなベースバンド回路1004は、RF回路1006を介して1つ以上の無線ネットワークと通信できるようにする様々な無線制御機能を処理する。無線制御機能は、信号の変調及び/又は復調、符合化及び復号化、無線周波数シフト等を含んで良いが、これらの例に限定されない。一実施形態において、ベースバンド回路1004の変調及び/又は復調回路は、高速フーリエ変換(FFT)プレコーディング、及び/又は、コンステレーション・マッピング及び/又はデマッピングを含んでも良い。一実施形態において、ベースバンド回路1004の符合化及び/又は復号化の回路は、畳み込み、テール・ビット畳み込み(tail-biting convolution)、ターボ、ビタビ、及び/又は、低密度パリティ・チェック(LDPC)エンコーダ及び/又はデコーダ機能を含んでいても良い。変調及び/又は復調並びにエンコーダ及び/又はデコーダの機能の実施形態は、これらの例に限定されず、他の実施形態では適切な他の機能を含んでも良い。
一実施形態において、ベースバンド回路1004は、例えば、EUTRANプロトコルの要素のようなプロトコル・スタックの要素を含んでも良く、例えば、物理(PHY)、媒体アクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)、及び/又は、無線リソース制御(RRC)の要素を含んでも良い。ベースバンド回路1004のプロセッサ1004eは、PHY、MAC、RLC、PDCP及び/又はRRCレイヤのシグナリングのために、プロトコル・スタックの要素を動作させるように構成されていても良い。一実施形態において、ベースバンド回路は、1つ以上のオーディオ・ディジタル信号プロセッサ(DSP)1004fを含んでも良い。1つ以上のオーディオDSPs1004fは、コンプレッション及び/又はデコンプレッション及び/又はエコー・キャンセルのための要素を含んでいても良く、他の実施形態では適切な他の処理要素を含んでいても良い。一実施形態において、ベースバンド回路の要素は、シングル・チップ、シングル・チップセットに適切に組み合わせられても良いし、或いは、同一回路基板に適切に配置されても良い。一実施形態において、ベースバンド回路1004及びアプリケーション回路1002の構成要素の全部又は一部は、例えば、システム・オン・チップ(SoC)のように一緒に実装されても良い。
一実施形態において、ベースバンド回路1004は、1つ以上の無線技術に対応する通信をもたらす。例えば、一実施形態において、ベースバンド回路1004は、E-UTRAN及び/又はその他のWWAN、WLAN、WPANとの通信をサポートしても良い。ベースバンド回路1004が1つより多いワイヤレス・プロトコルの無線通信をサポートするように構成されている実施形態は、マルチ・モード・ベースバンド回路のように言及されても良い。
RF回路1006は、固体でない媒体を介して、変調された電磁放射を利用して無線ネットワークとの通信を可能にしても良い。様々な実施形態において、RF回路1006は、無線ネットワークとの通信を促すために、スイッチ、フィルタ、増幅器等を含んでも良い。RF回路1006は受信信号経路を含み、受信信号経路は、FEM回路1008から受信されるダウンコンバートされたRF信号に対する回路を含み、ベースバンド回路1004にベースバンド信号を提供する。RF回路1006は送信信号経路を含み、送信信号経路は、ベースバンド回路1004により提供されるアップコンバートされたベースバンド信号に対する回路を含み、送信のためにRF出力信号をFEM回路1008へ提供する。
一実施形態において、RF回路1006は受信信号経路及び送信信号経路を含んでも良い。回路1006の受信信号経路は、ミキサ回路1006a、増幅回路1006b及びフィルタ回路1006cを含んで良い。RF回路1006の送信信号経路は、フィルタ回路1006c及びミキサ回路1006aを含んでも良い。RF回路1006は、受信信号経路及び送信信号経路のミキサ回路1006aにより、使用する周波数を合成するシンセサイザ回路1006dも含んで良い。一実施形態において、受信信号経路のミキサ回路1006aは、シンセサイザ回路1006dにより提供される合成される周波数に基づいて、FEM回路1008から受信されるRF信号をダウンコンバートするように構成される。増幅回路1006bはダウンコンバートされた信号を増幅するように構成され、フィルタ回路1006cは、出力ベースバンド信号を生成するために、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去するように構成されるロー・パス・フィルタ(LPF)又はバンド・パス・フィルタ(BPF)であっても良い。出力ベースバンド信号は、更なる処理に備えてベースバンド回路1004に提供されても良い。一実施形態において、出力ベースバンド信号は、ゼロ周波数ベースバンド信号であっても良いが、それは必須ではない。一実施形態において、受信信号経路のミキサ回路1006aは、パッシブ・ミキサを含んでも良いが、実施形態の範囲はこの例に限定されない。
一実施形態において、送信信号経路のミキサ回路1006aは、FEM回路1008に対するRF出力信号を生成するために、シンセサイザ回路1006dにより提供される合成される周波数に基づいて、入力ベースバンド信号をアップコンバートするように構成される。ベースバンド信号は、ベースバンド回路1004により提供され、フィルタ回路1006cによりフィルタリングされても良い。フィルタ回路1006cは、ロー・パス・フィルタ(LPF)を含んでも良いが、実施形態の範囲はこの例に限定されない。
一実施形態では、受信信号経路のミキサ回路1006a及び送信信号経路のミキサ回路1006aは、2つ以上のミキサを含んでいても良く、直交ダウン・コンバージョン及び/又はアップ・コンバージョン用にそれぞれ構成されていても良い。一実施形態において、受信信号経路のミキサ回路1006a及び送信信号経路のミキサ回路1006aは、2つ以上のミキサを含んでも良く、例えばハートレー・イメージ除去(Hatley image rejection)のようなイメージ除去のために構成されていても良い。一実施形態において、受信信号経路のミキサ回路1006a及び送信信号経路のミキサ回路1006aは、それぞれ、ダイレクト・ダウン・コンバージョン及び/又はダイレクト・アップ・コンバージョンのために構成されていても良い。一実施形態において、受信信号経路のミキサ回路1006a及び送信信号経路のミキサ回路1006aは、スーパー・ヘテロダイン処理に備えて構成されていても良い。
一実施形態において、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、アナログ・ベースバンド信号であっても良いが、実施形態の範囲はこの例に限定されない。代替的な実施形態において、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、ディジタル・ベースバンド信号であっても良い。これらの代替的な実施形態において、RF回路1006は、アナログ・ディジタル・コンバータ(ADC)及びディジタル・アナログ・コンバータ(DAC)回路を含んでも良く、ベースバンド回路804は、RF回路1006との通信のためのディジタル・ベースバンド・インターフェースを含んでいても良い。デュアル・モードの一実施形態では、個別の無線集積回路(IC)が、1つ以上のスペクトル(周波数)に対する信号を処理するために提供されていても良いが、実施形態の範囲はその例に限定されない。
一実施形態において、シンセサイザ回路1006dは、フラクショナル-Nシンセサイザ又はフラクショナルN/N+1シンセサイザであっても良いが他のタイプの周波数シンセサイザが適切である場合もあるので、実施形態の範囲は、これらの例に限定されない。例えば、シンセサイザ回路1006dは、デルタ・シグマ・シンセサイザ、周波数乗算器、或いは、分周器を備えた位相ロック・ループを有するシンセサイザであっても良い。
シンセサイザ回路1006dは、周波数入力及びディバイダ制御入力に基づいて、RF回路1006のミキサ回路1006aにより、使用する出力周波数を合成するように構成されても良い。一実施形態において、シンセサイザ回路1006dは、フラクショナルN/N+1シンセサイザであっても良い。
一実施形態において、周波数入力は電圧制御発振器(VCO)により提供されても良いが、これは必須ではない。ディバイダ制御入力は、所望の出力周波数に依存して、ベースバンド回路1004又は適切なプロセッサ1002により提供されて良い。一実施形態において、ディバイダ制御入力(例えば、N)は、アプリケーション・プロセッサ1002により指示されるチャネルに基づいて、ルック・アップ・テーブルから判定されても良い。
RF回路1006のシンセサイザ回路1006dは、ディバイダ、位相ロック・ループ(DLL)、マルチプレクサ及びフェーズ・アキュムレータを含んでいても良い。一実施形態において、ディバイダはデュアル・モジュラス・ディバイダ(DMD)であっても良く、フェーズ・アキュムレータはディジタル・フェーズ・アキュムレータ(DPA)であっても良い。一実施形態において、DMDは、分数分周比を提供するために、例えばキャリー・アウト(a carry out)に基づいて、N又はN+1により入力信号を分割するように構成されても良い。一実施形態において、DLLは、一組のカスケード接続された、同調可能な、遅延要素、位相ディテクタ、チャージ・ポンプ及びDタイプ・フリップ・フロップを含んでいても良い。これらの実施形態において、遅延要素は、VCO周期を、Nd個の等しい位相パケットに分断するように構成され、ここでNdは遅延ラインにおける遅延要素の個数である。このようにして、DLLは負帰還を提供し、遅延ラインを介する全体的な遅延が1つのVCOサイクルであることの保証を促す。
一実施形態において、シンセサイザ回路1006dは、出力周波数としてキャリア周波数を生成するように構成されていても良いが、他の実施形態において、出力周波数は、キャリア周波数の倍数、例えば、キャリア周波数の2倍、キャリア周波数の4倍などであっても良く、直交ジェネレータ及びディバイダ回路に関連して使用され、互いに異なる複数の様々な位相でキャリア周波数の複数の信号を生成してもよい。一実施形態において、出力周波数はローカル発振器(LO)周波数(fLO)であっても良い。一実施形態において、RF回路1006は、同相及び直交(IQ)及び/又はポーラーコンバータ(polar converter)を含んでいても良い。
FEM回路1008は回路を含む受信信号経路を含み、その回路は、1つ以上のアンテナ1010から受信されるRF信号を処理し、受信信号を増幅し、受信信号の増幅されたバージョンを、更なる処理のためにRF回路1006へ提供するように構成される。FEM回路1008は回路を含む送信信号経路を含み、その回路は、1つ以上のアンテナのうちの1つ以上による送信のためにRF回路1006により提供される送信のための信号を増幅するように構成される。
一実施形態において、FEM回路1008は、送信モード動作と受信モード動作との間で切り替えを行う送信/受信(TX/RX)スイッチを含んでいても良い。FEM回路1008は、受信信号経路及び送信信号経路を含んでいても良い。FEM回路1008の受信信号経路は、受信したRF信号を増幅し、受信され増幅された信号を出力として(例えばRF回路1006へ)提供する低雑音増幅器(LNA)を含んでいても良い。FEM回路1008の送信信号経路は、(例えばRF回路1006により提供される)入力RF信号を増幅する電力増幅器(PA)と、(例えば、1つ以上のアンテナによる)以後の送信のためにRF信号を生成する1つ以上のフィルタとを含んでいても良い。一実施形態において、UEデバイス1000は追加的な要素を含んでいても良く、例えば追加的な要素は、メモリ及び/又はストレージ、ディスプレイ、カメラ、センサ及び/又は入力/出力(I/O)インターフェースを含んでいても良いが、請求項に係る対象事項の範囲はこれらの例に限定されない。
以下、本願で説明される対象事項の実現の具体例を示す。ここで説明される任意の具体例及びその変形例は、他の任意の1つ以上の具体例又は変形例の置換又は組み合わせで使用されて良いが、請求項に係る対象事項の範囲はそれらの例に限定されないことに、留意すべきである。
具体例1においては、ユーザー装置(UE)である装置は回路を有し、回路は、 エボルブド・ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)地上無線アクセス(E-UTRAN)ルーティング・エリア・ページング・チャネル(ERA_PCH)状態に入ることであって、前記UEには、セル識別子の集合を含むE-UTRANルーティング・エリア(ERA)と、前記UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)とが設定されている、こと;ハンドオーバ・プロシジャを実行することなく、新たなセルを再選択すること;及び、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;を行う。
具体例2においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、前記UEが前記ERAの一部分ではないセルを再選択する場合、ERAの変更を指示するコーズ値を利用して前記セル・アップデート・プロシジャを実行する回路を更に含んでいても良い。
具体例3においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、ページング信号に応じて前記セル・アップデート・プロシジャを実行する回路を更に含んでいても良い。
具体例4においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、前記UEが送信するアップリンク・データを有する場合に、前記セル・アップデート・プロシジャを実行する回路を更に含んでいても良い。
具体例5においては、前記アンカーIDは、セル再選択中に、データのバッファリング又はUEコンテキストの保存を行うeNB又はeNBゲートウェイ(eNB GW)を識別しても良い。
具体例6においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、前記アンカーIDを指示するUEを含んでいても良い。
具体例7においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、前記アンカーIDが変更される場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、新たなアンカーIDを受信する回路を更に含んでいても良い。
具体例8においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、前記セル・アップデート・プロシジャがERAの変更によりトリガされる場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、セル識別子の集合を含む新たなERA情報を受信する回路を更に含んでいても良い。
具体例9においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、セル・アップデート・コネクテッド(CU_CNCTD)状態に変更する回路を更に含んでいても良い。
具体例10においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、システム情報として、前記UEに対するERA識別子(ERA ID)として、eNBによりブロードキャストされるERAを更に含んでいても良い。
具体例11においては、ユーザー装置(UE)である装置は回路を有し、回路は、 セル・アップデート・コネクテッド(CU_CNCTD)状態に入ることであって、前記UEには、当該UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)が設定されている、こと;新たなセルを再選択すること;セル・アップデート・プロシジャを実行すること;前記UEが前記新たなセルを再選択することに応じて、バッファ・リクエスト・プロシジャを実行すること;及び、バッファリングされたデータのダウンロード及びデータ伝送の実行を新たなセルとともに行うために、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;を行う。
具体例12においては、上記の何れか又は任意の具体例の対象事項が、セル再選択中に、データのバッファリング又はUEコンテキストの保存を行うeNB又はeNBゲートウェイ(eNB GW)を識別する前記アンカーIDを更に含んでいても良い。
具体例13においては、具体例11又は上記の任意の具体例の対象事項が、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、前記アンカーIDを指示するUEを更に含んでいても良い。
具体例14においては、具体例11又は上記の任意の具体例の対象事項が、前記アンカーIDが、前記セル・アップデート・プロシジャ又は別の無線リソース制御(RRC)プロシジャの一部分として変更される場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、新たなアンカーIDを受信する回路を更に含んでいても良い。
具体例15においては、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な媒体がそこに保存される命令を有し、命令は、ユーザー装置(UE)により実行されると、エボルブド・ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)地上無線アクセス・ネットワーク(E-UTRAN)ルーティング・エリア・ページング・チャネル(ERA_PCH)状態に入ることであって、前記UEには、セル識別子の集合を含むE-UTRANルーティング・エリア(ERA)と、前記UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)とが設定されている、こと;ハンドオーバ・プロシジャを実行することなく、新たなセルを再選択すること;及び、UEが送信用のアップリンク・データを有する場合に、UEが新たなセルに対して再選択を行うことに応じて、或いは、UEがページング信号を受信したことに応じて、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;という結果をもたらす。
具体例16においては、具体例15又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記UEが前記ERAの一部分ではないセルを再選択する場合、ERAの変更を指示するコーズ値を利用して前記セル・アップデート・プロシジャを実行する、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでいても良い。
具体例17においては、具体例15又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記アンカーIDは、セル再選択中に、データのバッファリング又はUEコンテキストの保存を行うeNB又はeNBゲートウェイ(eNB GW)を識別する、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでいても良い。
具体例18においては、具体例15又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記UEは、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、前記アンカーIDを指示する、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでいても良い。
具体例19においては、具体例15又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記アンカーIDが変更される場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、新たなアンカーIDを受信する、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでも良い。
具体例20においては、具体例15又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記セル・アップデート・プロシジャがERAの変更によりトリガされる場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、セル識別子の集合を含む新たなERA情報を受信する、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでも良い。
具体例21においては、具体例15又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記ERAが、システム情報として、前記UEに対するERA識別子(ERA ID)として、eNBによりブロードキャストされる、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでも良い。
具体例22においては、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な媒体がそこに保存される命令を有し、命令は、ユーザー装置(UE)により実行されると、セル・アップデート・コネクテッド(CU_CNCTD)状態に入ることであって、前記UEには、当該UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)が設定されている、こと;新たなセルを再選択すること;セル・アップデート・プロシジャを実行すること;前記UEが前記新たなセルを再選択することに応じて、バッファ・リクエスト・プロシジャを実行すること;及び、バッファリングされたデータのダウンロード及びデータ伝送の実行を前記新たなセルとともに行うために、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;という結果をもたらす。
具体例23においては、具体例22又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記アンカーIDが、セル再選択中に、データのバッファリング又はUEコンテキストの保存を行うeNB又はeNBゲートウェイ(eNB GW)を識別する、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでいても良い。
具体例24においては、具体例22又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記UEが、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、前記アンカーIDを指示する、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでいても良い。
具体例25においては、具体例22又は上記の任意の具体例の対象事項は、前記アンカーIDが、前記セル・アップデート・プロシジャ又は別の無線リソース制御(RRC)プロシジャの一部分として変更される場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、新たなアンカーIDを受信する、という結果を実行時にもたらす命令を更に含んでいても良い。
以上、請求項に係る対象事項が或る程度の特殊性とともに説明されてきたが、それらの要素は、請求項に係る対象事項の精神及び/又は範囲から逸脱することなく、当業者によって変更されても良いことが、認められるべきである。対象事項であるエボルブド無線アクセス・ネットワークにおけるユーザー装置主導のモビリティ及び多くの付随する事項は上記の説明によって理解されること、及び、請求項に係る事項の目的及び精神から逸脱することなく、全ての材料の利点を犠牲にすることなく、上記の形状は単なる一実施形態であるに過ぎず、及び/又は、それらに本質的な変更をもたらすことなく、コンポーネントの形状、構成及び/又は配置において、様々な変形が為されても良いことは明らかであろう。そのような変形を包括及び/又は包含するように特許請求の範囲は意図されている。

Claims (26)

  1. 処理回路を有するユーザー装置(UE)であって、前記処理回路は:
    エボルブド・ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)地上無線アクセス・ネットワーク(E-UTRAN)ルーティング・エリア・ページング・チャネル(ERA_PCH)状態に入ることであって、前記UEには、セル識別子の集合を含むE-UTRANルーティング・エリア(ERA)と、前記UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)とが設定されている、こと;
    ハンドオーバ・プロシジャを実行することなく、新たなセルを再選択すること;及び
    セル・アップデート・プロシジャを実行すること;
    を行う、UE。
  2. 前記UEが前記ERAの一部分ではないセルを再選択する場合、ERAの変更を指示するコーズ値を利用して前記セル・アップデート・プロシジャを実行する処理回路を有する、請求項1に記載のUE。
  3. ページング信号に応じて前記セル・アップデート・プロシジャを実行する処理回路を有する、請求項1に記載のUE。
  4. 前記UEが送信するアップリンク・データを有する場合に、前記セル・アップデート・プロシジャを実行する処理回路を有する、請求項1に記載のUE。
  5. 前記アンカーIDは、セル再選択中に、データのバッファリング又はUEコンテキストの保存を行うeNB又はeNBゲートウェイ(eNB GW)を識別する、請求項1に記載のUE。
  6. 前記UEは、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、前記アンカーIDを指示する、請求項1に記載のUE。
  7. 前記アンカーIDが変更される場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、新たなアンカーIDを受信する処理回路を有する、請求項1に記載のUE。
  8. 前記セル・アップデート・プロシジャがERAの変更によりトリガされる場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、セル識別子の集合を含む新たなERA情報を受信する処理回路を有する、請求項1に記載のUE。
  9. 前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、セル・アップデート・コネクテッド(CU_CNCTD)状態に変更する処理回路を有する、請求項1に記載のUE。
  10. 前記ERAは、システム情報として、前記UEに対するERA識別子(ERA ID)として、eNBによりブロードキャストされる、請求項1に記載のUE。
  11. 処理回路を有するユーザー装置(UE)であって、前記処理回路は:
    セル・アップデート・コネクテッド(CU_CNCTD)状態に入ることであって、前記UEには、当該UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)が設定されている、こと;
    新たなセルを再選択すること;
    前記UEが前記新たなセルを再選択したことに応じて、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;
    前記UEが前記新たなセルを再選択する前に、現在のセルでバッファ・リクエスト・プロシジャを実行すること;及び
    バッファリングされたデータの伝送を前記新たなセルにより再開するために、前記新たなセルでセル・アップデート・プロシジャを実行すること;
    を行う、UE。
  12. 前記アンカーIDは、セル再選択中に、データのバッファリング又はUEコンテキストの保存を行うeNB又はeNBゲートウェイ(eNB GW)を識別する、請求項11に記載のUE。
  13. 前記UEは、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、前記アンカーIDを指示する、請求項11に記載のUE。
  14. 前記アンカーIDが、前記セル・アップデート・プロシジャ又は別の無線リソース制御(RRC)プロシジャの一部分として変更される場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、新たなアンカーIDを受信する処理回路を有する、請求項11に記載のUE。
  15. ユーザー装置(UE)のコンピュータに方法を実行させるコンピュータ・プログラムであって、前記方法は:
    エボルブド・ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(UMTS)地上無線アクセス・ネットワーク(E-UTRAN)ルーティング・エリア・ページング・チャネル(ERA_PCH)状態に入ることであって、前記UEには、セル識別子の集合を含むE-UTRANルーティング・エリア(ERA)と、前記UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)とが設定されている、こと;
    ハンドオーバ・プロシジャを実行することなく、新たなセルを再選択すること;及び
    セル・アップデート・プロシジャを実行すること;
    を含む、コンピュータ・プログラム。
  16. 前記方法は、前記UEが前記ERAの一部分ではないセルを再選択する場合、ERAの変更を指示するコーズ値を利用して前記セル・アップデート・プロシジャを実行することを含む、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  17. 前記アンカーIDは、セル再選択中に、データのバッファリング又はUEコンテキストの保存を行うeNB又はeNBゲートウェイ(eNB GW)を識別する、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  18. 前記UEは、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、前記アンカーIDを指示する、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  19. 前記方法は、前記アンカーIDが変更される場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、新たなアンカーIDを受信することを含む、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  20. 前記方法は、前記セル・アップデート・プロシジャがERAの変更によりトリガされる場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、セル識別子の集合を含む新たなERA情報を受信することを含む、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  21. 前記ERAは、システム情報として、前記UEに対するERA識別子(ERA ID)として、eNBによりブロードキャストされる、請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  22. ユーザー装置(UE)のコンピュータに方法を実行させるコンピュータ・プログラムであって、前記方法は:
    セル・アップデート・コネクテッド(CU_CNCTD)状態に入ることであって、前記UEには、当該UEのアンカー・エボルブド・ノードB(eNB)を識別するためのアンカー識別子(アンカーID)が設定されている、こと;
    新たなセルを再選択すること;
    前記UEが前記新たなセルを再選択したことに応じて、セル・アップデート・プロシジャを実行すること;
    前記UEが前記新たなセルを再選択する前に、現在のセルでバッファ・リクエスト・プロシジャを実行すること;及び
    バッファリングされたデータの伝送を前記新たなセルにより再開するために、前記新たなセルでセル・アップデート・プロシジャを実行すること;
    を含む、コンピュータ・プログラム。
  23. 前記アンカーIDは、セル再選択中に、データのバッファリング又はUEコンテキストの保存を行うeNB又はeNBゲートウェイ(eNB GW)を識別する、請求項21に記載のコンピュータ・プログラム。
  24. 前記UEは、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、前記アンカーIDを指示する、請求項21に記載のコンピュータ・プログラム。
  25. 前記方法は、前記アンカーIDが、前記セル・アップデート・プロシジャ又は別の無線リソース制御(RRC)プロシジャの一部分として変更される場合に、前記セル・アップデート・プロシジャの最中に、新たなアンカーIDを受信することを含む、請求項21に記載のコンピュータ・プログラム。
  26. 請求項15ないし25のうち何れか一項に記載のコンピュータ・プログラムを保存する記憶媒体。
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