JP6602473B2 - リスク管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、銀行等の金融機関におけるリスク管理の技術に関し、特に、バーゼル3の自己資本比率規制に係るリスク計測関連規制に対応するためのリスク管理システムに適用して有効な技術に関するものである。
バーゼル銀行監督委員会が公表した自己資本規制であるバーゼル3における自己資本比率規制に係るリスク計測関連規制の一つとして、デリバティブ取引のカウンターパーティーに対する与信相当額について「カウンターパーティー信用リスクエクスポージャーの計測に係る標準的手法」(The Standardised Approach for measuring Counterparty Credit Risk exposures、以下では「SA−CCR」と省略記載する場合がある)(非特許文献1)が公表されている。国際的な自己資本比率規制の適用を受ける銀行等は、2017年1月以降、上場デリバティブ取引や為替/店頭デリバティブ取引のエクスポージャー額の計算において、SA−CCRに基づくエクスポージャーを計算する必要がある。SA−CCRにおけるエクスポージャーの計算手法は、現行のカレントエクスポージャー方式と比べて非常に複雑になっている。
"The standardised approach for measuring counterparty credit risk exposures", [online], April 2014, Basel Committee on Banking Supervision, [平成28年6月6日検索], インターネット<URL:http://www.bis.org/publ/bcbs279.pdf>
2017年からのSA−CCRの適用に向けて、効率的にシステム対応を行うには、既存のシステムを有効活用できることが望ましい。その際、将来の規制案件やリスク管理等のミドル業務の多様化を考慮して、既存システムに対して独立性、拡張性を確保した形で実装することが求められる。
そこで本発明の目的は、既存システムに対して独立性、拡張性を確保しながら適用可能な、SA−CCRによるエクスポージャーの計算機能を有するリスク管理システムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によるリスク管理システムは、SA−CCRにより、金融機関のデリバティブ取引におけるカウンターパーティーの信用リスクエクスポージャーを計測するリスク管理システムであって、デリバティブ取引に係る商品の種類毎に、SA−CCRにおける、元本、デルタ、MF(Maturity Factor)をそれぞれ算出するための計算式からなるロジックパーツの組み合わせにより、将来損失額(Potential Future Exposure:PFE)の算出におけるアセットクラス毎のアドオンを算出するためのロジックパターンを定義したパターンテーブルと、デリバティブ取引の取引明細から、商品の種類に応じて前記パターンテーブルを参照して対応する前記ロジックパターンを取得し、取得した前記ロジックパターンに基づいてSA−CCRにおけるPFEのアドオンを算出するPFEアドオン算出部と、を有する。
そして、SA−CCRにより、前記PFEアドオン算出部により算出されたPFEのアドオンに基づいてPFEを算出し、また、取引先の属性情報から再構築コスト(Replacement Cost:RC)を算出して、算出されたPFEとRCに基づいて与信相当額(Exposure At Default:EAD)を算出するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、既存システムに対して独立性、拡張性を確保しながら適用可能な、SA−CCRによるエクスポージャーの計算機能を有するリスク管理システムを実現することが可能となる。
本発明の一実施の形態であるリスク管理システムの構成例について概要を示した図である。 本発明の一実施の形態であるリスク管理システムを含む情報処理システムの構成例について概要を示した図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施の形態におけるパターンテーブルの例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。一方で、ある図において符号を付して説明した部位について、他の図の説明の際に再度の図示はしないが同一の符号を付して言及する場合がある。
図2は、本発明の一実施の形態であるリスク管理システムを含む情報処理システムの構成例について概要を示した図である。当該情報処理システムは、銀行等の金融機関における業務を支援するシステムであり、例えば、各種のフロントシステム10や、データウェアハウス(DWH)20、ミドル業務システム30、およびレポートシステム40等のサブシステムにより構成される。
フロントシステム10は、金融商品の売買等を含むフロント業務を支援するシステムである。例えば、株や債券、投信等の現物取引を取り扱うサブシステムや、無担保・有担保貸借、現先取引等の貸借・レポ取引を取り扱うサブシステム、金利、為替、コモディティ、信用、株式等の為替/店頭デリバティブ取引を取り扱うサブシステム、先物やオプション等の上場デリバティブ取引等を取り扱うサブシステム等、各種のサブシステムが含まれ得る。
DWH20は、フロント業務で必要となる、もしくはフロント業務により蓄積されるデータを管理するシステムであり、例えば、銘柄や口座、格付け等のリファレンスデータや、市況、時価等のマーケットデータ、約定明細や残高等の取引データ等の各種データを管理する。DWH20は、上流のフロントシステム10の多様化や、デリバティブ取引等の多様な商品特性を柔軟に吸収できるよう、フロントシステム10と疎結合された形で実装し、信頼性や保守性を向上させる構成とするのが望ましい。また、後述するミドル業務システム30からも独立させることで、各種の規制やミドル業務の変化による影響を極小化するのが望ましい。
ミドル業務システム30は、リスク管理やコンプライアンスチェック等を含む各種ミドル業務を支援するシステムである。例えば、与信や担保の管理を行うための与信・担保管理部31に加えて、バーゼル規制における自己資本比率規制、特にリスク計測に係る規制に対応するための市場リスク計測部32、信用リスク計測部33、カウンターパーティー信用リスク計測部34等の各種計算エンジンを含む。
市場リスク計測部32は、例えば、バーゼル規制におけるFRTB(Fundamental Review of the Trading Book:トレーディング勘定の抜本的見直し)の標準的手法により市場リスクを計測する。また、信用リスク計測部33は、例えば、バーゼル規制におけるCVA(Credit Valuation Adjustment:信用評価調整)を標準的手法(SA)により計算する。また、カウンターパーティー信用リスク計測部34は、上述したカウンターパーティーの信用リスクエクスポージャーを標準的手法(SA−CCR)により計算する。
レポートシステム40は、ミドル業務システム30での計測結果等に基づいて、規制対応もしくは当局への報告として出力する機能を有するシステムである。
図1は、本発明の一実施の形態であるリスク管理システムの構成例について概要を示した図である。本実施の形態のリスク管理システム1は、ミドル業務システム30における自己資本比率規制、リスク計測に係る規制に対応する機能の中でも、特に、カウンターパーティーの信用リスクエクスポージャーを計測するカウンターパーティー信用リスク計測部34のサブシステムを対象としたものである。すなわち、既存のミドル業務システム30に対して独立性、拡張性を確保しながらSA−CCRにより信用リスクエクスポージャーを算出する計算エンジンを対象としたものである。
リスク管理システム1を構成するカウンターパーティー信用リスク計測部34は、例えば、サーバ機器やクラウドコンピューティングサービス上に構築された仮想サーバ、もしくはPC(Personal Computer)等の情報処理装置により実装される情報処理システムである。そして、図示しないOS(Operating System)やDBMS(DataBase Management System)等のミドルウェア上で稼働するソフトウェアとして実装されたPFEアドオン算出部341、マッピング部342、PFE算出部343、RC算出部344、EAD算出部345、およびRWA算出部346等の各部を有する。また、商品毎にSA−CCRによる計算におけるロジックパターンの情報を保持するパターンテーブル347を有する。
非特許文献1に記載されているように、SA−CCRでは、与信相当額(Exposure At Default:EAD)は、再構築コスト(Replacement Cost:RC)と、将来損失額(Potential Future Exposure:PFE)を構成要素として、
EAD=alpha×(RC+PFE) (式1)
の式により算出される。
ここで、再構築コストRCは、RC算出部344により、DWH20に保持されている取引先属性情報のうち、取引先・契約情報23および時価・担保証拠金情報24を参照して、ネッティングセットの情報や取引の時価、担保等の情報を取得し、無担保取引の場合は、
RC=max(デリバディブ取引の時価合計−正味の取得担保額,0)
の式により、また、有担保取引の場合は、
RC=max(デリバティブ取引の時価合計−正味の取得担保額,0,
信用極度額+最低引渡額−正味の独立担保額)
の式により算出される。算出結果はRCデータ344aとしてファイルやメモリ等に記録される。
一方、将来損失額PFEは、
PFE=乗数×アドオン (式2)
の式により算出され、このアドオンの算出が現行の方式に比べて非常に複雑となっている。
アドオンは、金利、為替、コモディティ、信用、株式のアセットクラス毎に算出された後、これらを合算することで算出される。各アセットクラスでの詳細な計算式については複雑であるため割愛するが、本実施の形態では、このアドオンを計算するために、商品毎に、アセットクラス毎の計算式をロジックパターンとして予め定義したパターンテーブル347を設ける。
図3は、パターンテーブル347の例について概要を示した図である。図3(a)の例では、商品の種類(「0001」〜「0009」)毎に、PFEのアドオンを算出するためのロジックパターン(「L001」〜「L007」)が関連付けられていることを示している。なお、ロジックパターンが「Null」の商品(「0008」、「0009」)は、SA−CCRによる将来損失額PFEの自動計算の対象外であり、手動で計算する商品であることを示している。
各ロジックパターンでは、金利、為替、コモディティ、信用、株式の各アセットクラスに対して、アドオンを算出するためのロジックパターン(「A1」〜「A3」、「B1」、…)が定義されている。ロジックパターンが「×」のアセットクラスは算出しないことを示している。そして、各ロジックパターンは、さらに、対象のアセットクラスのアドオンを算出するための計算要素であるロジックパーツの組み合わせとして定義されている。
図3(b)は、各ロジックパターンを構成するロジックパーツの組み合わせの定義内容の例を示している。図3(b)の例では、株式のアセットクラスのアドオンを計算するためのロジックパターンとして、IDが「E1」〜「E3」の3種類が定義されており、各ロジックパターンは、PFEアドオンを算出するための要素となる元本、デルタ、MF(Maturity Factor)の3つのロジックパーツ(計算要素)の組み合わせにより構成されることを示している。すなわち、図3(b)の例において、元本の「eg1」〜「eg3」のロジックパーツは、それぞれ異なる元本の計算式を便宜上コード値により示したものである。同様に、デルタの「ed1」〜「ed3」、およびMFの「em1」〜「em3」についても、それぞれ異なるデルタやMFの計算式を示している。
したがって、図3(a)の例において、例えば、「0005」の種類の商品については、ロジックパターン「L005」が割り当てられており、このロジックパターンでは、コモディティのアドオンを「C2」のパターンで、株式のアドオンを「E1」のパターンでそれぞれ計算して合算することでPFEを算出することができることを示している。そして、例えば、株式のアドオンを計算する「E1」のパターンは、図3(b)の例に示すように、元本、デルタ、MFがそれぞれ「eg1」、「ed1」、「em1」のロジックパーツの組み合わせにより算出されることを示している。
ロジックパーツおよびロジックパターンは、それぞれ、部品として再利用可能であり、異なる商品種類において同一のロジックパターンを用いたり、異なるロジックパターンにおいて同一のロジックパーツを用いたりすることができる。各ロジックパーツは、例えば、SA−CCRにおいて摘示されている計算式から共通する計算要素を抽出するボトムアップ的な手法で定義してもよいし、顧客毎の個別対応等のために必要となる計算式を別途定義するトップダウン的な手法で定義してもよい。
図1に戻り、将来損失額PFEを算出するためのPFEアドオンは、PFEアドオン算出部341により、DWH20に保持されている取引先属性情報のうち、取引先・契約情報23を参照して、ネッティングセットの情報を取得し、さらに取引データのうちデリバティブ取引明細22から取引明細のデータを取得して、商品毎に算出される。その際、PFEアドオン算出部341は、上述したように、商品の種類に応じてパターンテーブル347から該当するロジックパターンを決定し、これに従って計算を行う。パターンテーブル347とのマッチングや、その後のアドオンの計算が可能となるよう、例えば、前段の処理として、マッピング部342により、各取引明細のデータを所定のフォーマットにマッピングしてフォーマット変換を行うようにしてもよい。
その後、算出されたPFEアドオンおよび上記の式2に基づいて、PFE算出部343により将来損失額PFEが算出される。算出結果はPFEデータ343aとしてファイルやメモリ等に記録される。なお、パターンテーブル347においてSA−CCRによる将来損失額PFEの自動計算の対象外とされている商品等については、ユーザが手動で計算した結果であるPFEデータ343bをアップロードし、PFEデータ343aに追加・統合できるようにしてもよい。
その後、RCデータ344a、PFEデータ343a、および上記の式1に基づいて、EAD算出部345により与信相当額EADが算出される。算出結果はEADデータ345aとしてファイルやメモリ等に記録される。なお、取扱対象外の商品等については、例えば、取引データにおけるレポ・着地取引明細21等を参照して、ユーザが手動で計算した結果であるEADデータ345bをアップロードし、EADデータ345aに追加・統合できるようにしてもよい。
その後、EADデータ345aに基づいて、デリバティブ取引に係るリスク資産(Risk Weight Asset:RWA)の額がRWA算出部346により算出される。リスク資産RWAは、DWH20に保持されている取引先属性のうち、契約情報25を参照して、顧客の格付け等のリスクウェイトの情報を取得し、これを与信相当額EADに乗じることで算出される。算出結果はRWAデータ346aとしてファイルやメモリ等に記録される。
以上に説明したように、本発明の一実施の形態であるリスク管理システム1によれば、自己資本比率規制に係るリスク計測関連規制への対応としてSA−CCRを適用するにあたり、既存システムに対して独立性、拡張性を確保しながら適用することが可能である。すなわち、SA−CCRによりカウンターパーティーの信用リスクエクスポージャーを計算するために必要となるPFEアドオンの複雑な計算に際して、商品の種類毎に、各アセットクラスについて元本、デルタ、MFをそれぞれ計算するためのロジックパーツの組み合わせからなるロジックパターンとして定義する。そして、ロジックパターンおよびロジックパーツを、再利用可能な部品として定義・構成することで、既存システムに対する独立性を確保し、保守性・拡張性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本発明は、バーゼル3の自己資本比率規制に係るリスク計測関連規制に対応するためのリスク管理システムに利用可能である。
1…リスク管理システム、
10…フロントシステム、
20…DWH、21…レポ・着地取引明細、デリバティブ取引明細、23…取引先・契約情報、24…時価・担保証拠金情報、25…契約情報、
30…ミドル業務システム、31…与信・担保管理部、32…市場リスク計測部、33…信用リスク計測部、34…カウンターパーティー信用リスク計測部、
40…レポートシステム、
341…PFEアドオン算出部、342…マッピング部、343…PFE算出部、343a、b…PFEデータ、344…RC算出部、344a…RCデータ、345…EAD算出部、345a、b…EADデータ、346…RWA算出部、346a…RWAデータ、347…パターンテーブル

Claims (4)

  1. 「カウンターパーティー信用リスクエクスポージャーの計測に係る標準的手法」(The Standardised Approach for measuring Counterparty Credit Risk exposures:SA−CCR)により、金融機関のデリバティブ取引におけるカウンターパーティーの信用リスクエクスポージャーを計測するリスク管理システムであって、
    デリバティブ取引に係る商品の種類毎に、SA−CCRにおける、元本、デルタ、MF(Maturity Factor)をそれぞれ算出するための計算式からなるロジックパーツの組み合わせにより、将来損失額(Potential Future Exposure:PFE)の算出におけるアセットクラス毎のアドオンを算出するためのロジックパターンを定義したパターンテーブルと、
    デリバティブ取引の取引明細から、商品の種類に応じて前記パターンテーブルを参照して対応する前記ロジックパターンを取得し、取得した前記ロジックパターンに基づいてSA−CCRにおけるPFEのアドオンを算出するPFEアドオン算出部と、を有し、
    SA−CCRにより、前記PFEアドオン算出部により算出されたPFEのアドオンに基づいてPFEを算出し、また、取引先の属性情報から再構築コスト(Replacement Cost:RC)を算出して、算出されたPFEとRCに基づいて与信相当額(Exposure At Default:EAD)を算出する、リスク管理システム。
  2. 請求項1に記載のリスク管理システムにおいて、
    さらに、算出されたEADと取引先の属性情報とに基づいてリスク資産(Risk Weight Asset:RWA)の額を算出する、リスク管理システム。
  3. 請求項1に記載のリスク管理システムにおいて、
    前記パターンテーブルにおける前記各ロジックパターン、および前記各ロジックパターンを構成する前記各ロジックパーツは、それぞれ、前記パターンテーブルにおいて部品として再利用可能である、リスク管理システム。
  4. 請求項1に記載のリスク管理システムにおいて、
    前記パターンテーブルにおいて利用可能な前記ロジックパターン、および/または前記ロジックパーツを、新たに追加することができる、リスク管理システム。
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