JP6601641B2 - パケットデータネットワーク接続のオフロード用のアテンション(at)コマンド - Google Patents

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Description

[優先権の主張]
本出願は、2015年5月18日に出願された米国仮出願第62/163,213号の利益を主張し、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
実施形態は無線通信に属する。いくつかの実施形態は、ユーザ機器(UE)コンポーネント間の通信信号に関する。
無線モバイルデバイス又はユーザ機器(UE)は、3GPPロングタームエボリューション(「LTE」)規格、3GPPのLTEアドバンストリリース12(2014年3月)(「LTE−A規格」)、IEEE802.16規格、2009年5月29日に公開されたIEEE規格802.16−2009(「WiMAX(登録商標)」)、並びに、3G、4G、5G、及びそれ以降の世代と呼ばれる任意の他の無線プロトコルなどの無線接続技術を用いるセルラーネットワークを介して、互いに通信することができる。ユーザ機器(UE)は、1つ又は複数のセルラーネットワークと、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)など、1つ又は複数の非セルラーネットワークとに接続するよう構成することができる。
いくつかの実施形態に従って、ネットワークの様々なコンポーネントを備えた無線ネットワークのアーキテクチャを示す。
いくつかの実施形態に従って、LTEネットワークのコンポーネントのアーキテクチャを示す。
いくつかの実施形態に従って、ユーザ機器デバイスの例示的なコンポーネントを示す。
いくつかの実施形態による、モバイルターミネーション及び端末機器の機能ブロックとしてのユーザ機器デバイスの例示である。
いくつかの実施形態に従って、ユーザ機器デバイスのモバイルターミネーション及び端末機器が情報を交換するプロセスのフロー図を示す。
いくつかの実施形態によるアテンションコマンドのコマンド/応答テーブルを示す。 いくつかの実施形態によるアテンションコマンドのコマンド/応答テーブルを示す。 いくつかの実施形態によるアテンションコマンドのコマンド/応答テーブルを示す。 いくつかの実施形態によるアテンションコマンドのコマンド/応答テーブルを示す。 いくつかの実施形態によるアテンションコマンドのコマンド/応答テーブルを示す。
いくつかの実施形態に従って、ユーザ機器デバイス及びeNodeBのブロック図を示す。
本開示の態様に従って、マシン可読媒体から命令を読み出し、本明細書で論じられる手順のうちいずれか1つ又は複数を行うことが可能なマシンのコンポーネントを、いくつかの例示的な実施形態に従って示すブロック図を示す。
以下の説明及び図面は、具体的な実施形態を十分に示し、当業者がこれらの実施形態を実施することを可能にする。他の実施形態が、構造的変更、論理的変更、電気的変更、プロセス変更、及び他の変更を組み込むことができる。いくつかの実施形態の部分及び特徴が、他の実施形態の部分及び特徴に含まれてよく、又はこれらの代わりになってもよい。特許請求の範囲に記載される実施形態は、これらの請求項の利用可能な全ての均等物を含む。
いくつかの実施形態において、本明細書で説明されるモバイルデバイス又は他のデバイスは、携帯情報端末(PDA)、無線通信機能を有するラップトップ型若しくは携帯型のコンピュータ、ウェブタブレット、無線電話、スマートフォン、無線ヘッドセット、ページャ、ウェアラブルモバイルコンピューティングデバイス(例えば、ウェアラブルハウジングに含まれるモバイルコンピューティングデバイス)、インスタントメッセージデバイス、デジタルカメラ、アクセスポイント、テレビ、医療機器(例えば、心拍数モニタ、血圧モニタなど)、又は情報を無線で受信及び/又は送信することができる別のデバイスなどの携帯型無線通信デバイスの一部であってよい。いくつかの実施形態において、モバイルデバイス又は他のデバイスは、3GPP規格(例えば、3GPPロングタームエボリューション(「LTE」)アドバンストリリース12(2014年3月)(「LTE−A規格」))に従って動作するように構成されたユーザ機器(UE)又は進化型ノードB(eNodeB)であってよい。いくつかの実施形態において、モバイルデバイス又は他のデバイスは、IEEE802.11若しくは他のIEEE規格及び3GPP規格を含む他のプロトコル又は規格に従って動作するように構成されてよい。いくつかの実施形態において、モバイルデバイス又は他のデバイスは、キーボード、ディスプレイ、不揮発性メモリポート、複数のアンテナ、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、スピーカ、及び他のモバイルデバイス要素のうちの1つ又は複数を含んでよい。ディスプレイは、タッチスクリーンを含む液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンであってよい。
図1は、いくつかの実施形態に従って、ネットワークの様々なコンポーネントを備えた無線ネットワークのアーキテクチャを示す。システム100は、ユーザ機器(UE)102、及びUE104を含むように示されている。UE102及び104は、スマートフォン(すなわち、1つ又は複数のセルラーネットワークに接続可能な、ハンドヘルド型タッチスクリーン付きモバイルコンピューティングデバイス)として示されているが、携帯情報端末(PDA)、ページャ、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、マシンツーマシン(M2M)デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイスなども含んでよい。
UE102及び104は、接続120及び122をそれぞれ介して無線アクセスネットワーク(RAN)106にアクセスするように構成され、これらのUEのそれぞれは、物理通信インタフェース又はレイヤを含む。この実施形態において、接続120及び122は通信結合を可能にする無線インタフェースとして示されており、移動通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))プロトコル、符号分割多元接続(CDMA)ネットワークプロトコル、プッシュツートーク(PTT)プロトコル、セルラーを介したPTT(POC)プロトコル、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)プロトコル、3GPPロングタームエボリューション(LTE)プロトコルなどのセルラー通信プロトコルに準拠し得る。
RAN106は、接続120及び122を可能にする1つ又は複数のアクセスポイントを含んでよい。これらのアクセスポイント(さらに詳細に後述される)は、アクセスノード、基地局(BS)、NodeB、進化型NodeB(eNodeB)などと呼ばれることがあり、地上局(すなわち、地上アクセスポイント)又は衛星アクセスポイントを含んでよい。RAN106は、コアネットワーク110に通信可能に結合されるように示されている。コアネットワーク110は、UE102と104との間で、回路交換方式の通話を接続することに加えて、インターネット112を用いたパケット交換方式のデータ交換を可能にするのに用いることができる。いくつかの実施形態において、RAN106は、進化型ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上波RAN(E−UTRAN210)を含んでよく、コアネットワーク110は、進化型パケットコア(EPC)ネットワークを含んでよい。
UE104は、接続124を介してアクセスポイント(AP)108にアクセスするように構成されて示されている。接続124は、IEEE802.11に準拠する接続などのローカル無線接続を含んでよく、AP108はワイヤレスフィデリティ(WiFi)ルータを含むであろう。この例では、AP108は、コアネットワーク110に接続することなく、インターネット112に接続されるように示されている。
インターネット112は、アプリケーションサーバ116に通信可能に結合されるように示されている。アプリケーションサーバ116は、構造上は別個の複数のサーバとして実装されてよく、又は単一のサーバに含まれてよい。アプリケーションサーバ116は、インターネット112及びコアネットワーク110の両方に接続されるように示されており、他の実施形態において、コアネットワーク110は、インターネット112を介してアプリケーションサーバ116に接続する。アプリケーションサーバ116は、コアネットワーク110及び/又はインターネット112を介してアプリケーションサーバ116に接続することができるUEのために、1つ又は複数の通信サービス(例えば、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)セッション、プッシュツートーク(PTT)セッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど)をサポートするようにも構成されてよい。アプリケーションサーバ116は、さらに詳細に後述されるように、セルラー型モノのインターネット(CIoT)のUE向けクラウドサービスプロバイダ(CSP)としても構成されてよい。
コアネットワーク110はさらに、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)114に通信可能に結合されるように示されている。IMS114は、従来の電話通信、ファックス、電子メール、インターネットアクセス、ボイスオーバーIP(VoIP)、インスタントメッセージ(IM)、ビデオ会議セッション、及びビデオオンデマンド(VOD)などのパケット通信用に、IPの使用を可能にすることができる通信事業者の統合ネットワークを含む。
図2は、いくつかの実施形態に従って、LTEネットワークのコンポーネントのアーキテクチャを示す。この例では、(サブ)システム200が、LTEネットワークに進化型パケットシステム(EPS)を含み、したがって、S1インタフェース215を介して通信可能に結合されたE−UTRAN210及びEPCネットワーク220を含む。この例示では、E−UTRAN210及びEPCネットワーク220のコンポーネントの一部だけが示されている。後述される要素のいくつかは、「モジュール」又は「ロジック」と呼ばれることがある。本明細書で言及されるように、「モジュール」又は「ロジック」は、ハードウェア(回路など)、ソフトウェア(プログラムドライバなど)、又はこれらの組み合わせ(プログラム制御の演算処理装置など)を表すことができる。
E−UTRAN210は、1つ又は複数のUE(例えば、UE102)と通信するためのeNodeB212(これは、基地局として動作することができる)を含む。eNodeB212は、この例において、マクロeNodeB及び低電力(LP)eNodeBを含むように示されている。これらのeNodeB212のうちいずれかが無線インタフェースプロトコルを終端することができ、UE102の最初の接点となり得る。いくつかの実施形態において、これらのeNodeB212のうちいずれかが、限定されないが、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンクの動的な無線リソース管理並びにデータパケットスケジューリング、そしてモビリティ管理などの無線ネットワークコントローラ(RNC)機能を含む、E−UTRAN210の様々な論理機能を遂行することができる。eNodeB212など、EPS/LTEネットワークにおけるeNodeBは、EPCネットワーク220と通信するために別個のコントローラ(すなわち、RNC)を利用しない。他の実施形態において、RANは、他の特定プロトコルを利用して、BSとコアネットワーク110との間の通信を可能にするためにRNCを含んでよい。
いくつかの実施形態によると、UE102は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)通信技術、又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)通信技術などの様々な通信技術に従い、マルチキャリア通信チャネル上で複数のeNodeB212のうちいずれかと、直交周波数分割多重方式(OFDM)の通信信号を用いて通信するように構成されてよいが、実施形態の範囲はこの点において限定されない。OFDM信号は、複数の直交サブキャリアを含んでよい。
いくつかの実施形態によると、UE102は、複数のeNodeB212のうちいずれかからの1つ又は複数の信号の受信に基づいて、同期基準時間を決定するように構成されてよい。UE102は、OFDMA、SC−FDMA、又は他の多元接続方式を用いて、他のUEとのデバイスツーデバイス(D2D)通信又は近接ベースのサービス(ProSE)通信をサポートするようにも構成されてよい。
S1インタフェース215は、E−UTRAN210とEPCネットワーク220とを分離するインタフェースである。このインタフェースは、2つの部分、すなわち、eNodeB212とサービングゲートウェイ(S−GW)224との間のトラフィックデータを伝達するS1−Uと、eNodeB212と1つ又は複数のモビリティ管理エンティティ(MME)222との間のシグナリングインタフェースであるS1−MMEとに分割される。X2インタフェースは、eNodeB212間のインタフェースである。X2インタフェースは、X2−C及びX2−Uという2つの部分(不図示)を含んでよい。X2−Cは、eNodeB212間の制御プレーンインタフェースであり、X2−Uは、eNodeB212間のユーザプレーンインタフェースである。
セルラーネットワークによって、低電力セルが、屋外の信号が十分に届かない屋内エリアまでカバレッジを拡大するために、又は、電話の利用が非常に混んでいる鉄道の駅などのエリアにネットワークキャパシティを追加するために用いられ得る。本明細書で用いられるとき、「LP eNodeB」という用語は、ネットワークの末端においてフェムトセル、ピコセル、マイクロセルなどの狭いセル(すなわち、マクロセルより狭い)を実装するための、相対的に低電力の任意の好適なeNodeB212を意味する。フェムトセルのeNodeBは通常、モバイルネットワーク事業者により、その住宅向け顧客又は企業向け顧客に提供される。フェムトセルは通常、住宅向けゲートウェイのサイズ又はそれより小さいサイズであり、一般に、ユーザのブロードバンド回線に接続される。フェムトセルは、コンセントにつなぐと、モバイル事業者のモバイルネットワークに接続し、住宅向けフェムトセルの場合、通常30〜50メートルの範囲に追加カバレッジを提供する。したがって、LP eNodeBはパケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)226を通じて結合されるので、フェムトセルのeNodeBである場合がある。同様に、ピコセルは、建物内(オフィス、ショッピングモール、鉄道の駅など)又は近年では航空機内など、通常小さいエリアを対象とする無線通信システムである。ピコセルeNodeBは概して、自らの基地局コントローラ(BSC)機能を介して、マクロeNodeBなど、別のeNodeB212にX2リンクを通じて接続することができる。したがって、LP eNodeBは、X2インタフェースを介してマクロeNodeBに結合されるので、ピコセルeNodeBで実装されてよい。ピコセルeNodeB又は他のLP eNodeBは、マクロeNodeBの一部の機能又は全ての機能を組み込むことができる。場合によっては、ピコセルeNodeBは、アクセスポイント基地局(AP BS)又は企業向けフェムトセルと呼ばれることがある。
UE102は起動するとセル選択を行い、その動作全体にわたりセル再選択を行う。UE102は、E−UTRAN210により提供されるセル(例えば、マクロセル又はピコセル)を検索する。セル再選択プロセスの間、UE102は近隣のセルごとに参照信号強度(例えば、参照信号受信電力/参照信号受信品質(RSRP/RSRQ))を測定し、この測定に基づいてセルを選択する(例えば、最も高いRSRP値を有するセルを選択する)ことができる。UE102は、セルを選択した後に、マスタ情報ブロック(MIB)を読み出すことで、セルのアクセスのしやすさを検証することができる。UE102は、選択したセルのMIBを読み出すことができない場合、選択したセルを破棄して、好適なセルが検出されるまで上記プロセスを繰り返すことができる。
無線リソース制御(RRC)状態は、UE102のRRCレイヤがE−UTRAN210のRRCレイヤに論理的に接続されているかを示す。UE102がセルに通信可能に結合された後、そのRRC状態はRRC_IDLEになる。UE102が送信又は受信するデータパケットを有する場合、そのRRC状態はRRC_CONNECTEDになる。UE102は、RRC_IDLE状態の場合、自らを異なるセルに関連付けることができる。
いくつかの実施形態において、ダウンリンクリソースグリッドが、複数のeNodeB212のうちいずれかからUE102へのダウンリンク送信に用いられてよく、UE102から複数のeNodeB212のうちいずれかへのアップリンク送信は、類似の手法を利用することができる。このグリッドは、時間−周波数グリッドであってよく、リソースグリッド、又は時間−周波数リソースグリッドと呼ばれることがあり、各スロットのダウンリンクにおける物理リソースである。そのような時間−周波数プレーン表現は、OFDMシステムでは一般的なことであり、これにより、無線リソース割り当てが直観的に行われる。リソースグリッドの各列及び各行は、1つのOFDMシンボル及び1つのOFDMサブキャリアにそれぞれ対応する。時間ドメインにおけるリソースグリッドの継続時間は、無線フレーム内の1つのスロットに対応する。リソースグリッドにおける最小の時間−周波数単位は、リソース要素によって表される。各リソースグリッドは複数のリソースブロックを含み、これらのリソースブロックは、特定の物理チャネルのリソース要素へのマッピングを表す。各リソースブロックはリソース要素の集合を含み、これは、周波数ドメインにおいて、現在割り当てられ得る最小数量のリソースを表す。そのようなリソースブロックを用いて伝達される、いくつかの異なる物理ダウンリンクチャネルが存在する。
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータ及び上位レイヤシグナリングをUE102に伝達する。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、とりわけ、PDSCHチャネルに関連した伝送形式及びリソース割り当てについての情報を伝達する。PDCCHは、アップリンク共有チャネルに関連した、伝送形式、リソース割り当て、及びH−ARQ(ハイブリッド自動再送要求)情報についてもUE102に通知する。通常、ダウンリンクスケジューリング(制御チャネル及び共有チャネルのリソースブロックをセル内のUE102に割り当てること)は、UE102から複数のeNodeB212のうちいずれかにフィードバックされるチャネル品質情報に基づいて、複数のeNodeB212のうちいずれかで行われ、次に、ダウンリンクリソース割り当て情報が、UE102に用いられる(UE102に割り当てられる)制御チャネル(PDCCH)によってUE102に送信される。
PDCCHは、制御チャネル要素(CCE)を使用して制御情報を伝達する。リソース要素にマッピングされる前に、PDCCHの複素数値シンボルは最初に4組に編成され、次に、これらがレートマッチングのためにサブブロックインターリーバを用いて並べ替えられる。各PDCCHは、これらのCCEのうち1つ又は複数を用いて送信され、各CCEは、リソース要素グループ(REG)として知られる4つの物理リソース要素からなる9つのセットに対応する。4つの4位相偏移変調(QPSK)シンボルが、各REGにマッピングされる。PDCCHは、ダウンリンク制御情報(DCI)のサイズ及びチャネル状態に応じて、1つ又は複数のCCEを用いて送信されてよい。異なる数のCCE(例えば、アグリゲーションレベル、L=1、2、4、又は8)を有し、LTEで規定される、4つ又はそれより多くの異なるPDCCHフォーマットが存在してよい。
EPCネットワーク220は、MME222と、S−GW224と、P−GW226と、ホーム加入者サーバ(HSS)228とを含む。MME222は、機能において、レガシーのサービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)の制御プレーンに類似している。MME222は、ゲートウェイ選択及びトラッキングエリアリストの管理など、アクセスに関するモビリティ態様を管理する。HSS228は、加入契約関連の情報を含むネットワークユーザのデータベースを有し、ネットワークエンティティの通信セッション処理をサポートする。EPCネットワーク220は、モバイル加入者の数、機器のキャパシティ、ネットワークの構成などに応じて、1つ又はいくつかのHSS228を含んでよい。例えば、HSS228は、ルーティング/ローミング、認証、許可、名前/アドレス解決、位置依存などのサポートを提供することができる。
S−GW224は、E−UTRAN210に向いたインタフェースを終端し、E−UTRAN210とEPCネットワーク220との間でデータパケットをルーティングする。さらに、S−GW224は、eNodeB間ハンドオーバ用のローカルモビリティアンカーポイントであってよく、3GPP間モビリティ用のアンカーも提供することができる。他の役割には、合法のインターセプト、課金、及び何らかのポリシー適用が含まれてよい。
S−GW224、MME222、及びHSS228は、1つの物理ノード又は別個の複数の物理ノードに実装されてよい。P−GW226は、パケットデータネットワーク(PDN)に向いたSGiインタフェース(不図示)を終端する。P−GW226は、EPCネットワーク220と外部ネットワーク(例えば、インターネット112)との間でデータパケットをルーティングし、ポリシー適用及びデータ収集への課金のためのキーノードになり得る。P−GW226及びS−GW224は、1つの物理ノード又は分離した複数の物理ノードに実装されてよい。この実施形態では、EPCネットワーク220は、アプリケーションサーバ116に通信可能に結合されるように示されており、パケットデータはP−GW226を介して交換され得る。
図3は、いくつかの実施形態に従って、UEデバイス300の例示的なコンポーネントを示す。いくつかの実施形態において、UEデバイス300は、アプリケーション回路302と、ベースバンド回路304と、無線周波数(RF)回路306と、フロントエンドモジュール(FEM)回路308と、1つ又は複数のアンテナ310とを含んでよく、これらは共に少なくとも示されるように結合される。いくつかの実施形態において、UEデバイス300は、例えば、メモリ/ストレージ、ディスプレイ、カメラ、センサ、及び/又は入力/出力(I/O)インタフェースなど、追加の要素を含んでよい。
アプリケーション回路302は、1つ又は複数のアプリケーションプロセッサを含んでよい。例えば、アプリケーション回路302は、限定されないが、1つ又は複数のシングルコアプロセッサ若しくはマルチコアプロセッサなどの回路を含んでよい。プロセッサは、汎用プロセッサと専用プロセッサ(例えば、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサなど)の任意の組み合わせを含んでよい。これらのプロセッサは、メモリ/ストレージに結合されてよく、及び/又はメモリ/ストレージを含んでよく、様々なアプリケーション及び/又はオペレーティングシステムがシステム上で実行されることを可能にするために、メモリ/ストレージに格納された命令を実行するように構成されてよい。
ベースバンド回路304は、限定されないが、1つ又は複数のシングルコアプロセッサ若しくはマルチコアプロセッサなどの回路を含んでよい。ベースバンド回路304は、RF回路306の受信信号経路から受信したベースバンド信号を処理して、RF回路306の送信信号経路用のベースバンド信号を生成するために、1つ又は複数のベースバンドプロセッサ及び/又は制御ロジックを含んでよい。ベースバンド回路304は、ベースバンド信号の生成及び処理、並びにRF回路306の動作制御のために、アプリケーション回路302とインタフェース接続することができる。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、第2世代(2G)のベースバンドプロセッサ304a、第3世代(3G)のベースバンドプロセッサ304b、第4世代(4G)のベースバンドプロセッサ304c、及び/又は、他の既存世代、開発中若しくは今後開発される世代(例えば、第5世代(5G)、6Gなど)用の他のベースバンドプロセッサ304dを含んでよい。ベースバンド回路304(例えば、ベースバンドプロセッサ304a〜dのうち1つ又は複数)は、1つ又は複数の無線ネットワークとのRF回路306を介した通信を可能にする様々な無線制御機能を用いることができる。無線制御機能は、限定されないが、信号変調/復調、符号化/復号化、無線周波数偏移などを含んでよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304の変調/復調回路は、高速フーリエ変換(FFT)、プリコーディング、及び/又は、コンステレーションマッピング/マッピング解除機能を含んでよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304の符号化/復号化回路は、畳み込み、テールバイティング畳み込み、ターボ、ビタビ、及び/又は、低密度パリティチェック(LDPC)エンコーダ/デコーダ機能を含んでよい。変調/復調及びエンコーダ/デコーダ機能の実施形態は、これらの例に限定されず、他の実施形態において他の好適な機能を含んでよい。
いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、例えば、物理(PHY)、媒体アクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)、及び/又はRRC要素を含む、例えばEUTRANプロトコルの要素など、プロトコルスタックの要素を含んでよい。ベースバンド回路304の中央処理装置(CPU)304eは、PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及び/又はRRCレイヤのシグナリングのために、プロトコルスタックの要素を実行するように構成されてよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、1つ又は複数のオーディオデジタル信号プロセッサ(DSP)304fを含んでよい。オーディオDSP304fは、圧縮/解凍及びエコーキャンセル用の要素であってよく、又はそれらの要素を含んでよく、他の実施形態において他の好適な処理要素を含んでよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304のコンポーネントは、単一のチップ、単一のチップセットに適切に組み合わされてよく、又は同じ回路基板上に配置されてよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304及びアプリケーション回路302の構成コンポーネントの一部又は全てが、例えば、システムオンチップ(SOC)などに共に実装されてよい。
いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、1つ又は複数の無線技術と互換性のある通信を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、進化型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(EUTRAN)及び/又は他の無線メトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)との通信をサポートすることができる。ベースバンド回路304が1つより多くの無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成される実施形態は、マルチモードベースバンド回路304と呼ばれことがある。
RF回路306は、非固体媒体を通じた変調電磁放射を用いて、無線ネットワークとの通信を可能にすることができる。様々な実施形態において、RF回路306は、無線ネットワークとの通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器などを含んでよい。RF回路306は受信信号経路を含んでよく、この受信信号経路はFEM回路308から受信したRF信号をダウンコンバートして、ベースバンド信号をベースバンド回路304に提供する回路を含んでよい。RF回路306は送信信号経路も含んでよく、この送信信号経路はベースバンド回路304により提供されるベースバンド信号をアップコンバートして、送信のためにRF出力信号をFEM回路308に提供する回路を含んでよい。
いくつかの実施形態において、RF回路306は、受信信号経路及び送信信号経路を含んでよい。RF回路306の受信信号経路は、ミキサ回路306aと、増幅器回路306bと、フィルタ回路306cとを含んでよい。RF回路306の送信信号経路は、フィルタ回路306cと、ミキサ回路306aとを含んでよい。RF回路306は、受信信号経路及び送信信号経路のミキサ回路306aが使用する周波数を合成するためのシンセサイザ回路306dも含んでよい。いくつかの実施形態において、受信信号経路のミキサ回路306aは、シンセサイザ回路306dにより提供される合成周波数に基づいて、FEM回路308から受信するRF信号をダウンコンバートするように構成されてよい。増幅器回路306bは、ダウンコンバート信号を増幅するように構成されてよく、フィルタ回路306cは、ダウンコンバート信号から不要な信号を除去して、出力ベースバンド信号を生成するように構成されたローパスフィルタ(LPF)又はバンドパスフィルタ(BPF)であってよい。出力ベースバンド信号は、さらに処理するためにベースバンド回路304に提供されてよい。いくつかの実施形態において、出力ベースバンド信号は、ゼロ周波数のベースバンド信号であってよい。いくつかの実施形態において、受信信号経路のミキサ回路306aはパッシブミキサを含んでよいが、実施形態の範囲はこの点において限定されない。
いくつかの実施形態において、送信信号経路のミキサ回路306aは、シンセサイザ回路306dにより提供される合成周波数に基づいて、入力ベースバンド信号をアップコンバートして、FEM回路308用のRF出力信号を生成するように構成されてよい。ベースバンド信号は、ベースバンド回路304により提供されてよく、フィルタ回路306cによりフィルタリングされてよい。フィルタ回路306cはローパスフィルタ(LPF)を含んでよいが、実施形態の範囲はこの点において限定されない。
いくつかの実施形態において、受信信号経路のミキサ回路306a及び送信信号経路のミキサ回路306aは、2つ又はそれより多くのミキサを含んでよく、直交ダウンコンバージョン及び/又は直交アップコンバージョン用にそれぞれ構成されてよい。いくつかの実施形態において、受信信号経路のミキサ回路306a及び送信信号経路のミキサ回路306aは、2つ又はそれより多くのミキサを含んでよく、イメージ除去(例えば、ハートレー型イメージ除去)用に構成されてよい。いくつかの実施形態において、受信信号経路のミキサ回路306a及び送信信号経路のミキサ回路306aは、ダイレクトダウンコンバージョン及び/又はダイレクトアップコンバージョン用にそれぞれ構成されてよい。いくつかの実施形態において、受信信号経路のミキサ回路306a及び送信信号経路のミキサ回路306aは、スーパーヘテロダイン動作用に構成されてよい。
いくつかの実施形態において、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号はアナログベースバンド信号であってよいが、実施形態の範囲はこの点において限定されない。いくつかの代替的な実施形態において、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、デジタルベースバンド信号であってよい。これらの代替的な実施形態において、RF回路306は、アナログデジタル変換器(ADC)回路及びデジタルアナログ変換器(DAC)回路を含んでよく、ベースバンド回路304は、RF回路306と通信するためにデジタルベースバンドインタフェースを含んでよい。
いくつかのデュアルモードの実施形態において、別個の無線集積回路(IC)の回路が、各スペクトルの信号を処理するために提供されてよいが、実施形態の範囲はこの点において限定されない。
いくつかの実施形態において、シンセサイザ回路306dは、フラクショナルNシンセサイザ又はフラクショナルN/N+1シンセサイザであってよいが、他のタイプの周波数シンセサイザが好適な場合があるので、実施形態の範囲はこの点において限定されない。例えば、シンセサイザ回路306dは、デルタシグマ型シンセサイザ、周波数乗算器、又は位相同期ループを含んだ周波数分周器付きのシンセサイザであってよい。
シンセサイザ回路306dは、周波数入力及び分周器制御入力に基づいて、RF回路306のミキサ回路306aが使用する出力周波数を合成するように構成されてよい。いくつかの実施形態において、シンセサイザ回路306dは、フラクショナルN/N+1シンセサイザであってよい。
いくつかの実施形態において、周波数入力は、電圧制御発振器(VCO)により提供されてよい。分周器制御入力は、必要な出力周波数に応じて、ベースバンド回路304又はアプリケーションプロセッサ302により提供されてよい。いくつかの実施形態において、分周器制御入力(例えば、N)は、アプリケーションプロセッサ302により示されるチャネルに基づいて、ルックアップテーブルから決定されてよい。
RF回路306のシンセサイザ回路306dは、分周器と、遅延同期ループ(DLL)と、マルチプレクサと、位相アキュムレータとを含んでよい。いくつかの実施形態において、分周器はデュアルモジュラス分周器(DMD)であってよく、位相アキュムレータはデジタル位相アキュムレータ(DPA)であってよい。いくつかの実施形態において、DMDは、入力信号を(例えば、キャリーアウトに基づいて)N又はN+1で分周して、フラクショナル分周比を提供するように構成されてよい。いくつかの例示的な実施形態において、DLLは、カスケード接続されたチューニング可能な遅延素子のセットと、位相検出器と、チャージポンプと、D型フリップフロップとを含んでよい。これらの実施形態において、遅延素子は、VCO周期をNd個の位相の等しいパケットに分割するように構成されてよく、Ndは遅延線における遅延素子の数である。この方法において、DLLは負帰還をもたらし、遅延線を通した総遅延が必ずVCOの1サイクルになるようにするのに役立つ。
いくつかの実施形態において、シンセサイザ回路306dは、出力周波数として搬送周波数を生成するように構成されてよいが、他の実施形態において、出力周波数は、複数の搬送周波数(例えば、搬送周波数の2倍、搬送周波数の4倍)であってよく、互いに対して複数の異なる位相を有する搬送周波数において複数の信号を生成するために、直交位相発生器及び分周器回路とともに用いられてよい。いくつかの実施形態において、出力周波数はLO周波数(fLO)であってよい。いくつかの実施形態において、RF回路306は、IQ/極座標変換器を含んでよい。
FEM回路308は受信信号経路を含んでよく、受信信号経路は、1つ又は複数のアンテナ310から受信されるRF信号を処理し、その受信信号を増幅し、さらに処理するために増幅した形の受信信号をRF回路306に提供するように構成された回路を含んでよい。FEM回路308は送信信号経路も含んでよく、送信信号経路は、1つ又は複数のアンテナ310のうち1つ又は複数により送信するために、RF回路306により提供される送信用の信号を増幅するように構成された回路を含んでよい。
いくつかの実施形態において、FEM回路308は、送信モード動作と受信モード動作を切り替えるTX/RXスイッチを含んでよい。FEM回路308は、受信信号経路及び送信信号経路を含んでよい。FEM回路308の受信信号経路は、受信RF信号を増幅し、増幅した受信RF信号を出力として(例えば、RF回路306に)供給する低雑音増幅器(LNA)を含んでよい。FEM回路308の送信信号経路は、(例えば、RF回路306により提供される)入力RF信号を増幅する電力増幅器(PA)と、(例えば、1つ又は複数のアンテナ310のうち1つ又は複数による)次の送信のためにRF信号を生成する1つ又は複数のフィルタとを含んでよい。
図4Aは、いくつかの実施形態による、モバイルターミネーション(MT)及び端末機器(TE)の機能ブロックとしてのUEデバイスの例示である。UE400が、端末アダプタ(TA)406を介して通信可能に結合されるTE402及びMT404を含むように示されている。いくつかの実施形態において、TE402はアプリケーション回路(例えば、図3のUE300のアプリケーション回路302)を含み、MT404はベースバンド回路(例えば、図3のUE300のベースバンド回路304)を含む。1つ又は複数のアプリケーション410は1つ又は複数のPDN接続を利用することができ、データをTE402に送信し、アプリケーションタイプ(例えば、ウェブブラウザ、ストリーミングアプリケーションなど)、アプリケーション410のサービス品質(QoS)パラメータなどを示すことができる。MT404は、図1及び/又は図2に示されるコンポーネント(例えば、図2のE−UTRAN210及びEPC220のコンポーネント)のうちいずれかを介して、1つ又は複数のネットワーク412と対話することができる。
UE400の 抽象アーキテクチャは、様々な方法で物理的に実装されてよい。いくつかの実施形態において、TE402、MT404、及びTA406は、3つの別個のエンティティとして実装される。いくつかの実施形態において、TA406はMT404のカバー(cover)のもとに統合され、TE402は別個のエンティティとして実装される。いくつかの実施形態において、TA406はTE402のカバーのもとに統合され、MT404は別個のエンティティとして実装される。いくつかの実施形態において、TA406及びMT404はTE402のカバーのもとに、単一のエンティティとして統合される。
図4Bは、いくつかの実施形態に従って、UE400デバイスのMT404及びTE402が情報を交換するプロセスのフロー図を示す。本明細書で示されるようなプロセスフロー図及び論理フロー図が、様々なプロセスアクションの順序に関する例を提供する。アクションが特定の順序又は順番で示されるが、他に指定されない限り、アクションの順番は変更されてよい。したがって、説明され示される実装は、例としてだけ理解されるべきであり、示されるプロセスは異なる順番で行われてよく、いくつかのアクションは並行して行われてよい。さらに、1つ又は複数のアクションが様々な実施形態において省略されてよく、したがって、全てのアクションがあらゆる実装において実行されるとは限らない。他のプロセスフローが可能である。
1つ又は複数のアプリケーション410は、PDNを利用するために、UE400を介して実行されてよい。1つ又は複数のアプリケーション410は、TE402がMT404を制御するためのコマンド(動作451として示される)を示すことができる。TE402は、アテンション(AT)コマンド(動作452として示される)をTA406に送信することができ、次にこのコマンドはMT制御コマンド(動作453として示される)として構文解析される。
ATコマンドは、例えば、一般コマンド、コール制御コマンド、ネットワークサービス関連のコマンド、MT制御及びステータスコマンド、MTエラーのリザルトコード、パケットドメイン用のコマンド、音声グループコールサービス(VGCS)及び音声ブロードキャストサービス(VBS)用のコマンド、並びに汎用加入者識別モジュール(USIM)のアプリケーションツールキットのコマンドを含んでよい。
MT404は、1つ又は複数のネットワーク412との間で信号データを送信及び受信することができ(それぞれ動作454及び461として示される)、そのデータには、PDN接続を確立して、UE400が移動するときにPDN接続を維持するための非アクセス層(NAS)メッセージが含まれる。MT404は、MTステータスメッセージをTA406に送信することができ(動作462として示される)、TA406はこれをATコマンドへの応答としてTE402に送信する(動作463として示される)。これらの応答からのデータは次に、1つ又は複数のアプリケーション410に送信されてよい(動作464として示される)。
したがって、ATコマンドは、TE402がMT404を制御する方法を提供する。UE400は、セルラーネットワーク及び/又は非セルラーネットワーク(例えば、WLAN)に結合されてよい。UE400が最初にセルラーネットワークに結合され、次に非セルラーネットワークにも接続する場合、UE400はトラフィックオフロード、すなわち、PDN接続の非セルラーネットワークへのオフロードを行うことができる。セルラーネットワークのコンポーネント(例えば、図2のPGW226)は、どのPDN接続が非セルラーネットワークにオフロードされるべきかを決めて、この情報を1つ又は複数のNASメッセージを介してMT404に提供することができる。
いくつかの実施形態において、TE402により送信される既存のATコマンドと、これらのコマンドに関連した、MT404により送信される応答とが、これらにより、どのPDN接続が非セルラーネットワークにオフロードされ得るかをTE402に示すことができるように変更される。
図5A〜図5Cは、いくつかの実施形態による、変更されたATコマンドのコマンド/応答テーブルを示す。後述されるように、これらの変更されたATコマンドにより、特定のPDN接続のオフロード能力特性を示すデータをTE402が受信することが可能になり、PDN接続の個々の1次及び2次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストのWLANオフロード特性をTEが単独で照会して決定することも可能になる。後述されるコマンド/応答テーブルは、3GPP(LTE)プロトコル、レガシーの3GPP UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN)のネットワークプロトコルなど、様々なセルラー通信プロトコルに用いることができる。
コマンド/応答テーブルを示す目的のために、以下の構文上の定義が適用される。
<CR>:改行復帰文字であり、値がコマンドS3で指定される。
<LF>:改行文字であり、値がコマンドS4で指定される。
<...>:アングルブラケットで囲まれた名前が構文上の要素であり、ブラケット自体はコマンドラインに現れない。
[...]:コマンドのオプションのサブパラメータ、又はTA情報応答のオプション部分が、スクエアブラケットで囲まれる。ブラケット自体はコマンドラインに現れない。サブパラメータがパラメータタイプコマンドに与えられない場合、新たな値は、その前の値に等しい。アクションタイプコマンドでは、サブパラメータの推奨初期設定に基づいて、アクションが行われるべきである。
下線:下線付きで規定されたサブパラメータ値は、このサブパラメータの推奨初期設定である。パラメータタイプコマンドでは、この値は、例えば、ITU‐T勧告V.250の「Serial asynchronous automatic dialing and control」により構成され得る出荷時設定において用いられるべきであり、アクションタイプコマンドでは、この値は、サブパラメータが与えられない場合に用いられるべきである。
図5Aは、ATコマンドを報告(+CGEREP)するパケットドメインイベントのコマンド/応答テーブル500を示す。この実施形態において、+CGREPコマンドは、PDN接続がアクティブ化される、非アクティブ化される、又は変更される場合、PDN接続のWLANオフロード特性を提供するために更新される。
より具体的には、+CGREPコマンドに関しては、セットコマンドが非請求リザルトコードの送信を有効又は無効にする。+CGEV:特定のイベントがパケットドメインMT又はネットワークにおいて発生した場合に、MTからTEにXXX。<mode>が、このコマンド内で指定される非請求リザルトコードの処理を制御する。<mode>1又は2が入力された場合、<bfr>が、バッファに保留されたコードへの効果を制御する。設定がMTによりサポートされない場合、ERROR又は+CME ERRORが返される。可能な<err>の値は、例えば、3GPP TS27.007「ユーザ機器(UE)用のATコマンドセット(AT Command set for User Equipment (UE))」の下位条項9.2に規定される値を含む得るので、下位条項9.2を参照のこと。
読み出しコマンドが、現在のモード及びバッファ設定を返す。
テストコマンドが、MTによりサポートされるモード及びバッファ設定を合成値として返す。
規定値は以下の通りである。
<mode>:整数型
0.非請求リザルトコードをMTのバッファに保留する。MTのリザルトコードバッファが満杯の場合、最も古いリザルトコードが破棄されてよい。どのコードもTEに転送されない。
1.MT‐TEリンクが確保されている場合(例えば、オンラインデータモードの場合)、非請求リザルトコードを破棄する。そうでなければ、非請求リザルトコードを直接TEに転送する。
2.MT‐TEリンクが確保されている場合(例えば、オンラインデータモードの場合)、非請求リザルトコードをMTのバッファに保留し、MT‐TEリンクが利用可能になった場合、非請求リザルトコードをTEにフラッシュする。そうでなければ、非請求リザルトコードを直接TEに転送する。
<bfr>:整数型
0.<mode>1又は2が入力された場合、このコマンド内で規定される非請求リザルトコードのMTバッファがクリアされる。
1.<mode>1又は2が入力された場合、このコマンド内で規定される非請求リザルトコードのMTバッファがTEにフラッシュされる(これらのコードをフラッシュする前にOK応答が与えられることになる)。
規定イベントが、GPRS/UMTS及びLTEに有効である。
ネットワークアタッチメントについては、以下の非請求リザルトコード及び対応するイベントが規定される。
+CGEV:NW DETACH
ネットワークが、PSデタッチを強制した。これは、全てのアクティブなコンテキストが非アクティブ化されたことを意味する。これらは、別々に報告されない。
+CGEV:ME DETACH
モバイルターミネーションが、PSデタッチを強制した。これは、全てのアクティブなコンテキストが非アクティブ化されたことを意味する。これらは、別々に報告されない。
MTクラスについては、以下の非請求リザルトコード及び対応するイベントが規定される。
+CGEV:NW CLASS <class>
ネットワークがMTクラスの変更を強制した。利用可能な最大クラスが報告される(+CGCLASSを参照)。パラメータ<class>のフォーマットは、コマンド+CGCLASS内に見られる。
+CGEV:ME CLASS <class>
モバイルターミネーションが、MTクラスの変更を強制した。利用可能な最大クラスが報告される(+CGCLASSを参照)。パラメータ<class>のフォーマットは、コマンド+CGCLASS内に見られる。
PDPコンテキストのアクティブ化については、以下の非請求リザルトコード及び対応するイベントが規定される。
+CGEV:NW PDN ACT <cid> [,<WLAN_Offload>]
ネットワークが、コンテキストをアクティブ化した。このコンテキストは、GSM(登録商標)/UMTSの1次PDPコンテキストを表す。このコンテキストの<cid>はTEに提供される。パラメータ<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT内に見られる。
<WLAN_Offload>:整数型。指定されたPDN接続を用いて、WLANを介し、トラフィックがオフロードされ得るかどうかを示す整数である。これは、例えば、3GPPのTS24.008「モバイル無線インタフェースレイヤ3仕様、コアネットワークプロトコルステージ3(Mobile Radio Interface Layer 3 specification; Core Network Protocols−Stage 3)」に規定されるWLANオフロードの受諾IEにおける、ビット1(E−UTRANのオフロード受諾の値)及びビット2(UTRANのオフロード受諾の値)を指す。
0:S1モードでもIuモードでも受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
1:S1モードでは受け入れられるが、Iuモードでは受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
2:Iuモードでは受け入れられるが、S1モードでは受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
3:S1モードでもIuモードでも受け入れられる場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
注記:このイベントは、EPSには適用できない。S1モードは、E−UTRANにおいてシグナリングを開始するユーザ機器を指し、Iuモードは、UTRANにおいてシグナリングを開始するユーザ機器を指す。
+CGEV:ME PDN ACT <cid>[,<reason>[,<cid_other>]][,<WLAN_Offload>]
モバイルターミネーションが、コンテキストをアクティブ化した。このコンテキストは、LTEのPDN接続又はGSM(登録商標)/UMTSの1次PDPコンテキストを表す。このコンテキストの<cid>はTEに提供される。このイベントは、明示的なコンテキストアクティブ化要求(+CGACT)の結果において、又はアタッチ要求(+CGATT=1)に関連した暗黙のコンテキストアクティブ化要求の結果において送信される。パラメータ<cid>及び<cid_other>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT内に見られる。パラメータ<WLAN_Offload>のフォーマットは上記で規定される。<reason>は整数型であり、PDPタイプのIPv4v6のコンテキストアクティブ化要求が認められなかった理由を示す。このパラメータは、<cid>に関連する要求されたPDPタイプがIPv4v6である場合にだけ含まれ、ネットワークにより<cid>に割り当てられるPDPタイプは、IPv4又はIPv6である。
0.IPv4だけが許可される。
1.IPv6だけが許可される。
2.単一のアドレスベアラだけが許可される。
3.単一のアドレスベアラだけが許可され、MTが開始した第2のアドレスタイプベアラのコンテキストアクティブ化は成功しなかった。
<cid_other>:整数型であり、MTが開始した第2のアドレスタイプのコンテキストに対してMTにより割り当てられるコンテキスト識別子を示す。<reason>パラメータが、単一のアドレスベアラだけが許可されることを示す場合、MTだけがこのパラメータを含むことになり、MTは、MTが開始した第2のアドレスタイプのコンテキストアクティブ化を、TEからの追加コマンドを用いずにサポートし、MTは、<cid_other>に関連付けられたPDN接続又はPDPコンテキストをアクティブ化した。
注記:TE要求を用いずに、MTが開始したコンテキストアクティブ化をサポートするレガシーTEについては、次のイベント+CGEVも存在する。つまり、TEに返されるME PDN ACT <cid_other>である。
+CGEV:NW ACT <p_cid>、<cid>、<event_type> [,<WLAN_Offload>]
ネットワークが、コンテキストをアクティブ化した。このコンテキストの<cid>は、関連プライマリ<p_cid>に加えて、TEに提供される。パラメータ<p_cid>及び<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDSCONT内に見られる。パラメータ<WLAN_Offload>のフォーマットは上記で規定される。
<event_type>:整数型であり、これが情報イベントであるか、又はTEがそれを認識する必要があるかを示す。
0.情報イベント
1.情報要求:確認応答が必要となる。確認応答は受諾されても拒否されてもよい。+CGANSを参照のこと。
+CGEV:ME ACT <p_cid>、<cid>、<event_type> [,<WLAN_Offload>]
ネットワークが、MEが開始したコンテキストアクティブ化に応答した。このコンテキストの<cid>は、関連プライマリ<p_cid>に加えて、TEに提供される。パラメータ<p_cid>及び<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDSCONT内に見られる。パラメータ<event_type>及び<WLAN_Offload>のフォーマットは上記で規定される。
PDPコンテキストの非アクティブ化については、以下の非請求リザルトコード及び対応するイベントが規定される。
+CGEV:NW DEACT <PDP_type>、<PDP_addr>、[<cid>]
ネットワークが、コンテキストの非アクティブ化を強制した。コンテキストをアクティブ化するのに用いられた<cid>は、MTに認識されている場合に提供される。パラメータ<PDP_type>、<PDP_addr>、及び<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT内に見られる。
+CGEV:ME DEACT <PDP_type>、<PDP_addr>、[<cid>]
モバイルターミネーションが、コンテキストの非アクティブ化を強制した。コンテキストをアクティブ化するのに用いられた<cid>は、MTに認識されている場合に提供される。パラメータ<PDP_type>、<PDP_addr>、及び<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT内に見られる。
+CGEV:NW PDN DEACT <cid>[,<WLAN_Offload>]
ネットワークが、コンテキストを非アクティブ化した。このコンテキストは、LTEのPDN接続又はGSM(登録商標)/UMTSの1次PDPコンテキストを表す。このコンテキストの関連<cid>はTEに提供される。パラメータ<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT内に見られる。パラメータ<WLAN_Offload>のフォーマットは上記で規定される。
注記:このイベントが発生すると、イベント+CGEV:NW DEACT <PDP_type>、<PDP_addr>、[<cid>]の使用法が変わる。
+CGEV:ME PDN DEACT <cid>
モバイルターミネーションが、コンテキストを非アクティブ化した。このコンテキストは、LTEのPDN接続又はGSM(登録商標)/UMTSの1次PDPコンテキストを表す。このコンテキストの<cid>はTEに提供される。パラメータ<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT内に見られる。
注記:このイベントが発生すると、イベント+CGEV:ME DEACT <PDP_type>、<PDP_addr>、[<cid>]の使用法が変わる。
+CGEV:NW DEACT <p_cid>、<cid>、<event_type> [,<WLAN_Offload>]
ネットワークが、コンテキストを非アクティブ化した。このコンテキストの<cid>は、関連プライマリ<p_cid>に加えて、TEに提供される。パラメータ<p_cid>及び<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDSCONT内に見られる。パラメータ<event_type>及び<WLAN_Offload>のフォーマットは上記で規定される。
注記:このイベントが発生すると、イベント+CGEV:NW DEACT <PDP_type>、<PDP_addr>、[<cid>]の使用法が変わる。
+CGEV:ME DEACT <p_cid>、<cid>、<event_type>
ネットワークが、MEが開始したコンテキスト非アクティブ化要求に応答した。関連<cid>は、関連プライマリ<p_cid>に加えて、TEに提供される。パラメータ<p_cid>及び<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDSCONT内に見られる。パラメータ<event_type>のフォーマットは上記で規定される。
注記:このイベントが発生すると、イベント+CGEV:ME DEACT <PDP_type>、<PDP_addr>、<cid>]の使用法が変わる。
PDPコンテキストの変更については、以下の非請求リザルトコード及び対応するイベントが規定される。
+CGEV:NW MODIFY <cid>、<change_reason>、<event_type> [,<WLAN_Offload>]
ネットワークが、コンテキストを変更した。関連<cid>が、<change_reason>及び<event_type>に加えて、TEに提供される。パラメータ<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT又は+CGDSCONT内に見られる。パラメータ<change_reason>、<event_type>、及び<WLAN_Offload>のフォーマットは、上記で規定される。
<change_reason>:整数型であり、どういう種類の変更が発生したかを示すビットマップである。
<change_reason>の値は、適用できるビットを全て合計することで決定される。例えば、QoS変更の値(ビット2)及びWLAN_Offload変更の値(ビット3)の両方が変わった場合、<change_reason>の値は6である。
注記:WLANオフロードの値は、WLANオフロード受諾IEのインジケータのビット1又はビット2又はその両方が変わった場合に変わることになる。上記で規定されたパラメータ<WLAN_Offload>を参照のこと。
ビット1:TFT変更
ビット2:QoS変更
ビット3:WLANオフロード変更
+CGEV:ME MODIFY <cid>、<change_reason>、<event_type> [,<WLAN_Offload>]
モバイルターミネーションが、コンテキストを変更した。関連<cid>が、<change_reason>及び<event_type>に加えて、TEに提供される。パラメータ<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT又は+CGDSCONT内に見られる。パラメータ<change_reason>、<event_type>、及び<WLAN_Offload>のフォーマットは、上記で規定される。
他のPDPコンテキスト処理については、以下の非請求リザルトコード及び対応するイベントが規定される。
+CGEV:REJECT <PDP_type>、<PDP_addr> コンテキストアクティブ化のネットワーク要求は、MTがそれを+CRINGの非請求リザルトコードを用いてTEに報告できなかった場合に発生し、自動的に拒否された。パラメータ<PDP_type>及び<PDP_addr>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT内に見られる。
注記:このイベントは、EPSには適用できない。
+CGEV:NW REACT <PDP_type>、<PDP_addr>、[<cid>]
ネットワークが、コンテキストの再アクティブ化を要求した。コンテキストを再アクティブ化するのに用いられた<cid>は、MTに認識されている場合に提供される。パラメータ<PDP_type>、<PDP_addr>、及び<cid>のフォーマットは、コマンド+CGDCONT内に見られる。
注記:このイベントは、EPSには適用できない。
図5Bは、PDPコンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGCONTRDP)コマンドのコマンド/応答テーブル510を示す。この実施形態において、+CGCONTRDPコマンドは、1次PDPコンテキストに関連付けられた任意のアクティブなPDN接続のWLANオフロード特性を照会するのに用いることができる。本明細書で論じられるように、PDPコンテキストはパラメータの記録を含み、PDPタイプ、PDPアドレスタイプ、QoSプロファイル要求(例えば、ユーザにより要求されたQoSパラメータ)、ネゴシエーションされたQoSプロファイル(例えば、ネットワークによりネゴシエーションされたQoSパラメータ)、認証タイプ(例えば、PAP又はCHAP)、及びDNSタイプ(例えば、動的DNS又は静的DNS)など、エンドツーエンド接続を確立するための情報を含む。
より具体的には、+CGCONTRDPコマンドに関して、実行コマンドは、コンテキスト識別子<cid>を有するアクティブな非2次PDPコンテキストの<bearer_id>、<apn>、<local_addr and subnet_mask>、<gw_addr>、<DNS_prim_addr>、<DNS_sec_addr>、<P−CSCF_prim_addr>、<P−CSCF_sec_addr>、<IM_CN_Signalling_Flag>、<LIPA_indication>、<IPv4_MTU>、及び<WLAN_Offload>といった関連情報を返す。
上記フィールドは、例えば、1次PDPコンテキストに関連付けられたベアラ識別、1次PDPコンテキストに関連付けられたアクセスポイント名、1次PDPコンテキストに関連付けられたローカルアドレス及びサブネットマスク、1次PDPコンテキストに関連付けられたゲートウェイアドレス、1次コンテキストに関連付けられた1次又は2次ドメインネームシステム(DNS)サーバアドレス、1次PDPコンテキストに関連付けられた1次又は2次プロキシコールセッション制御機能(P−CSCF)サーバアドレス、1次PDPコンテキストに関連付けられ、PDN接続をマルチメディアPDN接続として識別するIPマルチメディアコアネットワーク(IM_CN)フラグ、1次PDPコンテキストに関連付けられたローカルIPアクセス(LIPA)インジケータ、1次PDPコンテキストの最大パケットサイズを規定するIP最大送信単位(MTU)、又は1次PDPコンテキストに関連付けられたPDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示すデータを表すことができる。
MTが、P−CSCFサーバの2つを超えるIPアドレス、又はDNSサーバの2つを超えるIPアドレスを示す場合、<cid>ごとに複数行の情報が返されることになる。
MTがデュアルスタック機能を有する場合、情報を有する少なくとも1対の行が<cid>ごとに返される。IPv4パラメータを有する最初の1行の後に、IPv6パラメータを有する1行が続く。デュアルスタック機能を有するこのMTが、2つを超えるP−CSCFサーバのIPアドレス、又は2つを超えるDNSサーバのIPアドレスを示す場合、複数のそのような対の行が返される。
注記:MTが1行に含まれるはずのIPアドレス全てを持たない場合、例えば、UEが、4つのDNSサーバのIPアドレス及び2つのP−CSCFサーバのIPアドレスを受信した場合、ポピュレートされることができないIPアドレスを表すパラメータ値が、空文字列又は不在文字列にセットされる。
パラメータ<cid>が省略されている場合、全てのアクティブな非2次PDPコンテキストの関連情報が返される。
テストコマンドは、アクティブな非2次コンテキストに関連付けられた<cid>のリストを返す。
規定値:
<cid>:整数型であり、特定の非2次PDPコンテキストの定義を指定する。このパラメータはTE−MTインタフェースに対してローカルであり、他のPDPコンテキスト関連のコマンドにおいて用いられる(+CGDCONTコマンド及び+CGDSCONTコマンドを参照のこと)。
<bearer_id>:整数型であり、ベアラ、すなわちEPSのEPSベアラ、及びUMTS/GPRSのNSAPIを識別する。
<apn>:文字列型であり、GGSN又は外部のパケットデータネットワークを選択するのに用いられた論理名である。
<local_addr and subnet_mask>:文字列型であり、MTのIPアドレス及びサブネットマスクを示す。この文字列は、ドットで区切られた数字(0〜255)のパラメータとして、以下の形態で与えられる。すなわち、IPv4では「a1.a2.a3.a4.m1.m2.m3.m4」、IPv6では「a1.a2.a3.a4.a5.a6.a7.a8.a9.a10.a11.a12.a13.a14.a15.a16.m1.m2.m3.m4.m5.m6.m7.m8.m9.m10.m11.m12.m13.m14.m15.m16」となる。+CGPIAFがサポートされる場合、その設定は、+CGCONTRDPの実行形態で返されるこのパラメータのフォーマットに影響を及ぼすことがある。
<gw_addr>:文字列型であり、MTのゲートウェイアドレスを示す。この文字列は、ドットで区切られた数字(0〜255)のパラメータとして与えられる。+CGPIAFがサポートされる場合、その設定は、+CGCONTRDPの実行形態で返されるこのパラメータのフォーマットに影響を及ぼすことがある。
<DNS_prim_addr>:文字列型であり、1次DNSサーバのIPアドレスを示す。+CGPIAFがサポートされる場合、その設定は、+CGCONTRDPの実行形態で返されるこのパラメータのフォーマットに影響を及ぼすことがある。
<DNS_sec_addr>:文字列型であり、2次DNSサーバのIPアドレスを示す。+CGPIAFがサポートされる場合、その設定は、+CGCONTRDPの実行形態で返されるこのパラメータのフォーマットに影響を及ぼすことがある。
<P_CSCF_prim_addr>:文字列型であり、1次P−CSCFサーバのIPアドレスを示す。+CGPIAFがサポートされる場合、その設定は、+CGCONTRDPの実行形態で返されるこのパラメータのフォーマットに影響を及ぼすことがある。
<P_CSCF_sec_addr>:文字列型であり、2次P−CSCFサーバのIPアドレスを示す。+CGPIAFがサポートされる場合、その設定は、+CGCONTRDPの実行形態で返されるこのパラメータのフォーマットに影響を及ぼすことがある。
<IM_CN_Signalling_Flag>:整数型であり、PDPコンテキストがIM CNサブシステム関連のシグナリング専用かどうかを示す。
0:PDPコンテキストは、IM CNサブシステム関連のシグナリング専用ではない。
1:PDPコンテキストは、IM CNサブシステム関連のシグナリング専用である。
<LIPA_indication>:整数型であり、PDPコンテキストがLIPA PDN接続を用いて接続を提供することを示す。このパラメータは、TEにより設定することはできない。
0:PDPコンテキストがLIPA PDN接続を用いて接続を提供するというインジケーションが受信されない。
1:PDPコンテキストがLIPA PDN接続を用いて接続を提供するというインジケーションが受信される。
<IPv4_MTU>:整数型であり、IPv4のMTUサイズをオクテットで示す。
<WLAN_Offload>:整数型であり、トラフィックが、指定されたPDN接続を用いて、WLANを介してオフロードされ得るかどうかを示す整数である。これは例えば、3GPPのTS24.008の下位条項10.5.6.20に指定されるように、WLANオフロード受諾IEのビット1及び2を指す。
0:S1モードでもIuモードでも受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
1:S1モードでは受け入れられるが、Iuモードでは受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
2:Iuモードでは受け入れられるが、S1モードでは受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
3:S1モードでもIuモードでも受け入れられる場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
図5Cは、2次PDPコンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGSCONTRDP)コマンドのコマンド/応答テーブル520を示す。この実施形態において、+CGSCONTRDPコマンドは、任意のアクティブな2次PDPコンテキストに関連付けられたアクティブなPDN接続のWLANオフロード特性を照会するのに用いることができる。
より具体的には、+CGSCONTRDPコマンドに関して、実行コマンドは、コンテキスト識別子<cid>を有するアクティブな2次PDPコンテキストのために、<p_cid>、<bearer_id>、<IM_CN_Signalling_Flag>、及び<WLAN_Offload>を返す。
パラメータ<cid>が省略されている場合、<cid>、<p_cid>、<bearer_id>、<IM_CN_Signalling_Flag>、及び<WLAN_Offload>が、全てのアクティブな2次PDPコンテキストのために返される。
EPSでは、トラフィックフローパラメータが返される。
注記:UEにより開始されるPDPコンテキスト、及びネットワークにより開始されるPDPコンテキストのためのパラメータが返される。
テストコマンドは、アクティブな2次PDPコンテキストに関連付けられた<cid>のリストを返す。
規定値:
<cid>:整数型であり、特定のアクティブな2次PDPコンテキスト又はトラフィックフロー定義を指定する。このパラメータは、TE−MTインタフェースに対してローカルであり、他のPDPコンテキスト関連のコマンドにおいて用いられる(+CGDCONTコマンド及び+CGDSCONTを参照のこと)。
<p_cid>:整数型であり、+CGDCONTコマンドを用いることで指定された、特定のPDPコンテキスト定義又はデフォルトのEPSコンテキスト識別子を指定する。このパラメータは、TE−MTインタフェースに対してローカルである(+CGDSCONTコマンドを参照のこと)。
<bearer_id>:整数型であり、ベアラ、EPSのEPSベアラ、及びUMTS/GPRSのNSAPIを識別する。
<IM_CN_Signalling_Flag>:整数型であり、PDPコンテキストがIM CNサブシステム関連のシグナリング専用かどうかを示す。
0:PDPコンテキストは、IM CNサブシステム関連のシグナリング専用ではない。
1:PDPコンテキストは、IM CNサブシステム関連のシグナリング専用である。
<WLAN_Offload>:整数型であり、トラフィックが、指定されたPDN接続を用いて、WLANを介してオフロードされ得るかどうかを示す整数である。これは例えば、3GPPのTS24.008の下位条項10.5.6.20に指定されるように、WLANオフロード受諾IEのビット1及び2を指す。
0:S1モードでもIuモードでも受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
1:S1モードでは受け入れられるが、Iuモードでは受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
2:Iuモードでは受け入れられるが、S1モードでは受け入れられない場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
3:S1モードでもIuモードでも受け入れられ場合、WLANを介してPDN接続のトラフィックをオフロードする。
したがって、上述した実施形態において、既存のATコマンドである+CGEREP、+CGCONTRDP、及び+CGSCONTRDPが、PDN接続ごとにWLANオフロードインジケーションをTEに提供するために拡張される。さらに、WLAN_OFFLOAD設定は、個々のPDN接続に対して固有のものであるとみなされることがある。WLAN_OFFLOAD設定を新たなパラメータとして追加することで、この設定をあらゆる単一のPDN接続のオフロードに適用させることが可能になる。さらに、このパラメータにより、UTRAN又はEUTRANなどの特定の無線接続技術(RAT)に対するWLANオフロード特性を決定することが可能になる。
図5Dは、いくつかの実施形態に従って、WLANオフロード支援情報を提供するためのコマンド/応答テーブル530を示す。テーブル530は、WLANオフロード支援データ(+CWLANOLAD)ATコマンドを示す。WLANオフロード支援データがMTで変わるたびに、セットコマンドが、以下の非請求リザルトコードのMTからTEへの送信を有効又は無効にする。+CWLANOLADI:[,<threshRSCPLow>,<threshRSCPHigh>[,<threshEcnoLow>,<threshEcnoHigh>[,<threshRSRPLow>,<threshRSRPHigh>[,<threshRSRQLow>,<threshRSRQHigh>[,<threshChUtilLow>,<threshChUtilHigh>[,<threshBackhRateDLLow>,<threshBackhRateDLHigh>[,<threshBackhRateULLow>,<threshBackhRateULHigh>[,<threshBeaconRSSILow>,<threshBeaconRSSIHigh>[,<opi>[,<tSteering>[,<WLANIdentifierListLength>[,<ssid_1>,<bssid_1>,<hessid_1>][,…][,<ssid_m>,<bssid_m>,<hessid_m>]]]]]]]]]]]]。
設定がMTによってサポートされない場合、ERROR又は+CME ERRORが返される。
読み出しコマンドが、リザルトコードの現在のステータス、及びMTで現在利用可能なWLANオフロード支援データを返す。
テストコマンドが、MTによりサポートされる値を合成値として返す。
規定値:
<n>:整数型
0:WLANオフロード支援データの非請求リザルトコードを無効にする。
1:WLANオフロード支援データの非請求リザルトコードを有効にする。+CWLANOLADI
<threshRSCPLow>:整数型であり、UTRANからWLANにトラフィックをオフロードするための受信信号コード電力に関する閾値を示す。
<threshRSCPHigh>:整数型であり、WLANからUTRANにトラフィックをオフロードするための受信信号コード電力に関する閾値を示す。
<threshEcnoLow>:整数型であり、UTRANからWLANにトラフィックをオフロードするための、総受信パワースペクトル密度に対する疑似ランダムノイズ(PN)チップ当たりの受信エネルギーの比率に関する閾値を示す。
<threshEcnoHigh>:整数型であり、WLANからUTRANにトラフィックをオフロードするための、総受信パワースペクトル密度に対するPNチップ当たりの受信エネルギーの比率に関する閾値を示す。
<threshRSRPLow>:整数型であり、E−UTRANからWLANにトラフィックをオフロードするための参照信号受信電力に関する閾値を示す。
<threshRSRPHigh>:整数型であり、WLANからE−UTRANにトラフィックをオフロードするための参照信号受信電力に関する閾値を示す。
<threshRSRQLow>:整数型であり、E−UTRANからWLANにトラフィックをオフロードするための、参照信号受信品質に関する閾値を示す。
<threshRSRQHigh>:整数型であり、WLANからE−UTRANにトラフィックをオフロードするための参照信号受信品質に関する閾値を示す。
(上記値は例えば、3GPPのTS27.007「ユーザ機器(UE)用のATコマンドセット(AT Command set for User Equipment (UE))」の下位条項8.69に準拠してよい)。
<threshChUtilLow>:整数型であり、WLANにオフロードするトラフィック用に802.11(ビーコン又はプローブ応答)シグナリングから取得されるWLANチャネル利用率(BSS負荷)の下限閾値を示す。
<threshChUtilHigh>:整数型であり、UTRAN又はE−UTRANにオフロードするトラフィック用に802.11(ビーコン又はプローブ応答)シグナリングから取得されるWLANチャネル利用率(BSS負荷)の上限閾値を示す。IEEE802.11[152]を参照のこと。
(上記値は、IEEE802.11(例えば、IEEE802.11n)無線通信規格に準拠してよい)。
<threshBackhRateDLLow>:整数型であり、UTRAN又はE−UTRANにオフロードするトラフィック用のバックホールの利用可能なダウンリンク帯域幅に関する下限閾値を示す。
<threshBackhRateDLHigh>:整数型であり、WLANにオフロードするトラフィック用のバックホールの利用可能なダウンリンク帯域幅に関する上限閾値を示す。
<threshBackhRateULLow>:整数型であり、UTRAN又はE−UTRANにオフロードするトラフィック用のバックホールの利用可能なアップリンク帯域幅の下限閾値を示す。
<threshBackhRateDLHigh>:整数型であり、WLANにオフロードするトラフィック用のバックホールの利用可能なアップリンク帯域幅に関する上限閾値を示す。
(上記値は、Wi−Fi Certified passpoint(例えば、HotSpot2.0)仕様に準拠してよい)。
<threshBeaconRSSILow>:整数型であり、UTRAN又はE−UTRANにオフロードするトラフィックに用いられるビーコンRSSIの下限閾値を示す。
<threshBeaconRSSIHigh>:整数型であり、WLANにオフロードするトラフィックに用いられるビーコンRSSIの上限閾値を示す。
(上記値は、IEEE802.11(例えばIEEE802.11n)無線通信規格に準拠してよい)。
<opi>:整数型であり、オフロードプレファレンスインジケータを指定するビットマップとしてフォーマットされた16ビットの整数である。
(上記値は例えば、3GPPのTS24.312「アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)管理オブジェクト(MO)(Access Network Discovery and Selection Function (ANDSF) Management Object (MO))」に準拠してよい)。
<tSteering>:整数型であり、E−UTRANとWLANとの間でトラフィックオフロードを開始する前に、ルールが遵守されるべきタイマ値を秒単位で示す。
<ssid>:オクテット文字列型であり、802.11サービスセット識別子(SSID)を示す。
<bssid>:オクテット文字列型であり、802.11基本サービスセット識別子(BSSID)を示す。
<hessid>:オクテット文字列型であり、802.11同種拡張サービスセット識別子(HESSID)を示す。
(上記値は、IEEE802.11(例えば、IEEE802.11n)無線通信規格に準拠してよい)。
<WLANIdentifierListLength>:整数型であり、<ssid>、<bssid>、<hessid>の識別子から構成されるタプルであるWLAN識別子リストのエントリ数を示す。これらの識別子のうちいずれかが存在しない場合、その識別子は空文字列として示されることになる。
図5Eは、いくつかの実施形態に従って、WLANオフロードセル測定情報を提供するためのコマンド/応答テーブル540を示す。テーブル540は、WLANオフロードセル測定(+CWLANOLCM)ATコマンドを示す。セットコマンドは、設定された閾値に基づいてセル測定パラメータがWLANオフロードの基準を満たすたびに、以下の非請求リザルトコードをMTからTEに送信することを有効又は無効にする。
+CWLANOLCMI:<rscp>、<ecno>、<rsrp>、<rsrq>
設定がMTによってサポートされない場合、ERROR又は+CME ERRORが返される。
読み出しコマンドが、リザルトコード表現の現在のステータス、及びMTでの現在の1次サービングセルからの測定値を返す。
テストコマンドが、MTによりサポートされる値を合成値として返す。
規定値:
<n>:整数型
0:WLANオフロードセル測定の非請求リザルトコードを無効にする。
1:WLANオフロードセル測定の非請求リザルトコードを有効にする。+CWLANOLCMI
<rscp>:整数型であり、受信信号コード電力を示す。
<ecno>:整数型であり、総受信パワースペクトル密度に対するPNチップ当たりの受信エネルギーの比率を示す。
<rsrp>:整数型であり、参照信号受信電力を示す。
<rsrq>:整数型であり、参照信号受信品質を示す。
(上記値は例えば、3GPPのTS27.007「ユーザ機器(UE)用のATコマンドセット(AT Command set for User Equipment (UE))」の下位条項8.69に説明されるような+CESQコマンドに準拠してよい)。
図6は、いくつかの実施形態に従って、UE600及びeNodeB650のブロック図を示す。いくつかの実施形態において、eNodeB650は据え置き型(非モバイル)デバイスであってよいことに留意されたい。UE600は、eNodeB650、他のeNodeB、他のUE、又は他のデバイスとの間で、1つ又は複数のアンテナ601を用いて、信号を送信及び受信するための物理レイヤ回路(PHY)602を含んでよく、eNodeB650は、UE600、他のeNodeB、他のUE、又は他のデバイスとの間で、1つ又は複数のアンテナ651を用いて、信号を送信及び受信するための物理レイヤ回路(PHY)652を含んでよい。UE600は、無線媒体へのアクセスを制御するための媒体アクセス制御レイヤ(MAC)回路604も含んでよく、eNodeB650は、無線媒体へのアクセスを制御するためのMAC回路654も含んでよい。UE600は、本明細書で説明される動作を行うように構成された処理回路606及びメモリ608も含んでよく、eNodeB650は、本明細書で説明される動作を行うように構成された処理回路656及びメモリ658も含んでよい。
アンテナ601、651は、例えば、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、マイクロストリップアンテナ、又はRF信号の送信に好適な他のタイプのアンテナを含む1つ又は複数の指向性アンテナ若しくは全方向性アンテナを含んでよい。いくつかの複数入力複数出力(MIMO)の実施形態において、アンテナ601、651は、結果として生じ得る空間的多様性及び異なるチャネル特性の恩恵を受けるように効果的に分離されてよい。
UE600及びeNodeB650はそれぞれ、いくつかの別個の機能要素を有するように示されているが、これらの機能要素のうち1つ又は複数は組み合わされてよく、またデジタル信号プロセッサ(DSP)及び/又は他のハードウェア要素を含む処理要素など、ソフトウェアにより構成された要素の組み合わせにより実装されてよい。例えば、要素によっては、1つ又は複数のマイクロプロセッサ、DSP、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、無線周波数集積回路(RFIC)、及び少なくとも本明細書で説明される機能を行うための様々なハードウェア及び回路の組み合わせを含んでよい。いくつかの実施形態において、機能要素は、1つ又は複数の処理要素上で動作する1つ又は複数のプロセスを指すことができる。
実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうち1つ、又はこれらの組み合わせで実装することができる。実施形態は、コンピュータ可読記憶デバイスに格納される命令としても実装することができ、これらの命令は、本明細書で説明される動作を行うために、少なくとも1つのプロセッサにより読み出され実行されてよい。コンピュータ可読記憶デバイスは、マシン(例えば、コンピュータ)により可読の形態で情報を格納するための、任意の非一時的メカニズムを含んでよい。例えば、コンピュータ可読記憶デバイスは、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、及び他のストレージデバイス及び媒体を含んでよい。実施形態によっては、1つ又は複数のプロセッサを含んでよく、コンピュータ可読記憶デバイスに格納される命令で構成することができる。
実施形態によると、UE600はD2D通信モードに従って動作することができる。UE600は、eNodeB650からの1つ又は複数の信号の受信に基づいて、同期基準時間を決定するように構成された処理回路606を含んでよい。ハードウェア処理回路606はさらに、D2D通信セッション中に、第1グループのデータ送信間隔(DTI)の間にマルチ時間送信間隔バンドルグループ(MTBG)のデータシンボルを送信し、第1グループのDTIを除いた第2グループのDTIの間にデータシンボルの送信を控えるように構成されてよい。DTIの開始時間は、同期基準時間に少なくとも部分的に基づいてよい。ハードウェア処理回路606はさらに、D2D通信セッションを除いたネットワーク内通信セッション中に、同期基準時間に同期する時間送信間隔(TTI)基準時間に従ってデータシンボルを送信するように構成されてよい。
シナリオによっては、セルラー通信ネットワーク内で動作するUE600は、様々な理由で性能低下に遭遇し始めることがある。一例として、ネットワーク412のユーザ荷重及びスループット要求が高くなることがある。別の例として、UE600がカバレッジセル端に向かって、又はそれを越えて移動することがある。ネットワーク412において動作する間に、UE600は、UE600にごく近接して物理的に位置する他のUEと現実に通信状態にあってよいが、通信はネットワーク412を通じて行われ得る。
図7は、本開示の態様に従ってマシン可読媒体から命令を読み出し、本明細書で論じられる手順のうちいずれか1つ又は複数を行うことができる、いくつかの例示的な実施形態によるマシンのコンポーネントを示すブロック図を示す。具体的には、図7は、例示的なコンピュータシステム700(上述されたネットワーク要素のうちいずれかを含んでよい)を示し、その中で、本明細書で論じられる手順のうちいずれか1つ又は複数をマシンに実行させるためのソフトウェア724が実行されてよい。代替の実施形態において、マシンはスタンドアローン型デバイスとして動作する、又は他のマシンに接続(例えば、ネットワーク接続)されてよい。ネットワーク接続された展開において、マシンは、サーバ/クライアント型ネットワーク環境におけるサーバ若しくはクライアントマシンのキャパシティ内で、又はピアツーピア型(若しくは分散型)ネットワーク環境におけるピアマシンとして動作することができる。コンピュータシステム700は、上述したUE又はeNodeBのうちいずれかとして機能することができ、パーソナルコンピュータ(PC)、ウェアラブルモバイルコンピューティングデバイス、タブレットPC、セットトップボックス(STB)、PDA、携帯電話、ウェブアプライアンス、ネットワークルータ、スイッチ若しくはブリッジ、又は任意のマシンにより行われるアクションを指定する命令を(順次又は別のやり方で)実行することができる当該マシンであってよい。さらに、単一のマシンだけが示されているが、「マシン」という用語は、本明細書で論じられる手順のうちいずれか1つ又は複数を行うために、命令のセット(又は複数のセット)を個々に又は一緒に実行するマシンの任意の集合を含むように受け取られてもよい。
コンピュータシステム700の例には、プロセッサ702(例えば、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、又はこれら両方)、メインメモリ704、及びスタティックメモリ706が含まれ、これらはバス708を介して互いに通信する。コンピュータシステム700はさらに、ビデオディスプレイ装置710(例えば、LCD又はブラウン管(CRT))を含んでよい。コンピュータシステム700には、英数字入力デバイス712(例えば、キーボード)、ユーザインタフェースナビゲーション(又はカーソル制御)デバイス714(例えば、マウス)、ストレージデバイス716、信号発生デバイス718(例えば、スピーカ)、及びネットワークインタフェースデバイス720も含まれる。
ストレージデバイス716には、データ構造の1つ又は複数のセットが格納された非一時的マシン可読媒体722と、本明細書で説明される手順又は機能のうちいずれか1つ又は複数を具現化する又はこれらにより利用されるソフトウェア724とが含まれる。ソフトウェア724は、コンピュータシステム700によるその実行中に、メインメモリ704の中に及び/又はプロセッサ702の中に、完全に又は少なくとも部分的に存在することもでき、メインメモリ704及びプロセッサ702も非一時的マシン可読媒体722を構成する。ソフトウェア724は、スタティックメモリ706の中に、完全に又は少なくとも部分的に存在することもできる。
非一時的マシン可読媒体722が、例示的な実施形態において、単一の媒体であるように示されているが、「マシン可読媒体」という用語は、1つ又は複数のデータ構造及びソフトウェア724を格納する単一の媒体又は複数の媒体(例えば、集中型若しくは分散型のデータベース、及び/又は関連キャッシュ及びサーバ)を含んでよい。「マシン可読媒体」という用語は、マシンによる実行のために命令を格納、符号化、若しくは搬送することができ、本実施形態の手順のうちいずれか1つ若しくは複数をマシンに実行させる任意の有形媒体、又は、そのような命令により利用される、若しくはそのような命令に関連付けられるデータ構造を格納、符号化、若しくは搬送することができる任意の有形媒体を含むように受け取られてもよい。したがって、「マシン可読媒体」という用語は、限定されないが、ソリッドステートメモリ並びに光媒体及び磁気媒体を含むように受け取られてよい。マシン可読媒体722の具体例には、例として、半導体メモリデバイス(例えば、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、及びフラッシュメモリデバイス)、内臓ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、並びに、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)及びデジタル多用途ディスク(又はデジタルビデオディスク)リードオンリメモリ(DVDーROM)ディスクを含む不揮発性メモリが含まれる。
ソフトウェア724はさらに、送信媒体を用いる通信ネットワーク726を介し、送信又は受信されてよい。ソフトウェア724は、ネットワークインタフェースデバイス720、及び複数のよく知られた転送プロトコルのうちいずれか1つ(例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP))を用いて送信されてよい。通信ネットワーク726の例には、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット112、携帯電話ネットワーク、及び旧来の電話サービス(POTS)ネットワーク、及び無線データネットワーク(例えば、WiFi及びWiMAX(登録商標)ネットワーク)が含まれる。「送信媒体」という用語は、マシンによる実行のために命令を格納、符号化、又は搬送できる任意の無形の媒体を含むように受け取られてよく、そのようなソフトウェア724の通信を容易にするためのデジタル若しくはアナログ通信信号、又は他の無形の媒体を含む。
図面及び上述の説明は、本開示の例を示すものである。実施形態が複数の異なる機能項目として示されているが、当業者は、そのような要素のうち1つ又は複数が単一の機能要素に組み合わされることが十分にあり得ることを理解するであろう。あるいは、特定の要素が複数の機能要素に分割されてよい。1つの実施形態の要素が、別の実施形態に追加されてよい。例えば、本明細書で説明されるプロセスの順番は変更されてよく、本明細書で説明される方法に限定されない。さらに、あらゆるフロー図の動作は、示される順番に実装される必要はなく、これらの動作の全てが必ずしも実行される必要があるわけでもない。また、他の動作に依存しないこれらの動作は、他の動作と並行して行われてよい。しかし、本開示の範囲は、これらの具体例により決して限定されない。本明細書に明示的に与えられていてもいなくても、構造、寸法、及び材料の使用における差異など、多数の変形が可能である。本開示の範囲は、少なくとも以下の特許請求の範囲により与えられる範囲と同じくらい広範である。
それは、特許請求の範囲の意味若しくは範囲を限定又は解釈するのに用いられることはないという理解のもとで、提出されている。以下の特許請求の範囲は、本明細書により詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、別個の実施形態として独立している。
いくつかの実施形態において、ユーザ機器(UE)が、セルラーネットワークからのメッセージを送信及び受信するモバイルターミネーション(MT)と、セルラーネットワーク又は非セルラーネットワークの1つ又は複数のパケットデータネットワーク(PDN)接続を利用する1つ又は複数のアプリケーションを実行する端末機器(TE)と、端末アダプタ(TA)とを含む。TAは、TEから受信したアテンション(AT)コマンドをMTに転送し、MTは転送されたATコマンドをMT制御コマンドとして受信し、ATコマンドは、セルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得る特定のPDN接続のデータ、オフロード支援データ、及びオフロードセルラー測定データのうち少なくとも1つの要求を含む。TAは、MTにより生成されるMTステータスメッセージをATコマンド応答としてTEに転送し、ATコマンド応答は要求されたデータを含む。TAは、特定のPDN接続のオフロード可能性の変更、オフロード支援データの変更、及びオフロードセルラー測定値のうち少なくとも1つがオフロード支援データの基準を満たす場合、MTにより生成される非請求リザルトコードをTEに転送する。
いくつかの実施形態において、ATコマンドはパケットドメインイベント報告(+CGEREP)ATコマンドを含み、MTはさらに、特定のPDN接続に関連付けられたパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストが、アクティブ化される、非アクティブ化される、及び変更される、のうち少なくとも1つである場合、特定のPDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CGEV)をTEに送信する。いくつかの実施形態において、1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CGEV)は、特定のPDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードできないことを示すデータを含む。
いくつかの実施形態において、ATコマンドは、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGCONTRDP)ATコマンドを含み、ATコマンド応答は、1次PDPコンテキストの1つ又は複数のパラメータを識別するデータを含む。いくつかの実施形態において、ATコマンド応答はさらに、1次PDPコンテキストに関連付けられた特定のPDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す整数値を含み、その整数値は、特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられないことを示す0、特定のPDN接続がS1モードの場合にオフロードが受け入れられるが、Iuモードでは受け入れられないことを示す1、特定のPDN接続がIuモードの場合にオフロードが受け入れられるが、S1モードでは受け入れられないことを示す2、及び、特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられることを示す3、のうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、ATコマンドは、2次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGSCONTRDP)ATコマンドを含み、ATコマンド応答は、2次PDPコンテキストの1つ又は複数のパラメータを識別するデータを含む。いくつかの実施形態において、ATコマンド応答はさらに、2次PDPコンテキストに関連付けられた特定のPDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す整数値を含み、その整数値は、特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられないことを示す0、特定のPDN接続がS1モードの場合にオフロードが受け入れられるが、Iuモードでは受け入れられないことを示す1、特定のPDN接続がIuモードの場合にオフロードが受け入れられるが、S1モードでは受け入れられないことを示す2、及び、特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられることを示す3、のうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、ATコマンドは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)オフロード支援データ(+CWLANOLAD)ATコマンドを含み、ATコマンド応答は、受信信号コード電力の閾値、総受信パワースペクトル密度に対する疑似ランダムノイズ(PN)チップ当たりの受信エネルギーの比率の閾値、参照信号受信電力の閾値、参照信号受信品質の閾値、WLANチャネル利用率の閾値、オフロードプレファレンスインジケータ(opi)、ステアリング間隔(tSteering)、バックホールの利用可能なダウンリンク帯域幅及び/又はアップリンク帯域幅の閾値、ビーコンの受信信号強度インジケータ(RSSI)の閾値、及びWLAN識別子リストのうち少なくとも1つを識別するWLANオフロード支援データを含む。いくつかの実施形態において、MTはさらに、WLANオフロード支援データの1つ又は複数の変更を示すために、1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CWLANOLADI)をTEに送信する。
いくつかの実施形態において、ATコマンドは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)オフロードセル測定(+CWLANOLCM)ATコマンドを含み、ATコマンド応答は、MTに関連付けられた1次サービングセルの測定情報を含む。いくつかの実施形態において、MTはさらに、WLANオフロード支援データ閾値を満たしている1つ又は複数のセルラー信号測定値を含む1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CWLANOLCMI)をTEに送信し、セルラー信号測定値は、受信信号コード電力、総受信パワースペクトル密度に対する疑似ランダムノイズ(PN)チップ当たりの受信エネルギーの比率、参照信号受信電力、及び参照信号受信品質のうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、UEはさらに、セルラーネットワーク及び非セルラーネットワークのうち少なくとも1つからの信号データを送信及び受信する1つ又は複数のアンテナを含み、MTは、1つ又は複数のアンテナを介して受信した信号データを処理する1つ又は複数のベースバンドプロセッサを含む。
いくつかの実施形態において、セルラーネットワークは、ユニバーサル移動体通信サービス地上波無線アクセスネットワーク/GSM(登録商標)(移動通信用グローバルシステム)EDGE無線アクセスネットワーク(UTRAN/GERAN)ベースのサービングネットワーク、及び進化型ユニバーサル移動体通信サービス地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)ベースのサービングネットワークのうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、ATコマンドはさらに、非請求リザルトコードの送信を有効及び無効にするセットコマンドを含む。
いくつかの実施形態において、TAはさらに、ATコマンドの1つ又は複数のパラメータの可能な値を照会するために、TEから受信したATコマンドのテスト版をMTに転送する。
いくつかの実施形態が非一時的コンピュータ可読記憶媒体を説明し、この非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、ユーザ機器(UE)により実行された場合、セルラーネットワーク又は非セルラーネットワークの1つ又は複数のパケットデータネットワーク(PDN)接続を利用する1つ又は複数のアプリケーションを実行する動作と、モバイル端末(MT)用のアテンション(AT)コマンドを生成する動作であって、ATコマンドは、セルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得る特定のPDN接続のデータ、オフロード支援データ、及びオフロードセルラー測定データのうち少なくとも1つの要求を含む、動作と、ATコマンドに対応した、セルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るPDN接続に固有の要求されたデータ、オフロード支援データ、及び/又はオフロードセルラー測定データを含む、ATコマンド応答を受信する動作と、特定のPDN接続のオフロード可能性の変更、オフロード支援データの変更、及びオフロードセルラー測定値のうち少なくとも1つがオフロード支援データの基準を満たす場合、非請求リザルトコードを受信する動作とをUEに実行させるコンテンツを含む。
いくつかの実施形態において、ATコマンドは、パケットドメインイベント報告(+CGEREP)ATコマンドを含み、MTはさらに、PDN接続が、アクティブ化される、非アクティブ化される、及び変更される、のうち少なくとも1つである場合、PDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CGEV)をTEに送信する。
いくつかの実施形態において、ATコマンドは、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGCONTRDP)ATコマンドを含み、ATコマンド応答はさらに、特定のPDN接続の1次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストの1つ又は複数のパラメータを識別するデータを含み、ATコマンド応答はさらに、1次PDPコンテキストに関連付けられた特定のPDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す整数値を含み、その整数値は、特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられないことを示す0、特定のPDN接続がS1モードの場合にオフロードが受け入れられるが、Iuモードでは受け入れられないことを示す1、特定のPDN接続がIuモードの場合にオフロードが受け入れられるが、S1モードでは受け入れられないことを示す2、及び、特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられることを示す3、のうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、ATコマンドは、2次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGSCONTRDP)ATコマンドを含み、ATコマンド応答は、特定のPDN接続の2次PDPコンテキストの1つ又は複数のパラメータを識別するデータを含み、ATコマンド応答はさらに、2次PDPコンテキストに関連付けられた特定のPDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す整数値を含み、その整数値は、特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられないことを示す0、特定のPDN接続がS1モードの場合にオフロードが受け入れられるが、Iuモードでは受け入れられないことを示す1、特定のPDN接続がIuモードの場合にオフロードが受け入れられるが、S1モードでは受け入れられないことを示す2、及び、特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられることを示す3、のうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、非セルラーネットワークは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、ATコマンドは、WLANオフロード支援データ(+CWLANOLAD)ATコマンドを含む。ATコマンド応答は、受信信号コード電力の閾値、総受信パワースペクトル密度に対する疑似ランダムノイズ(PN)チップ当たりの受信エネルギーの比率の閾値、参照信号受信電力の閾値、参照信号受信品質の閾値、WLANチャネル利用率の閾値、オフロードプレファレンスインジケータ(opi)、ステアリング間隔(tSteering)、バックホールの利用可能なダウンリンク帯域幅及び/又はアップリンク帯域幅の閾値、ビーコンの受信信号強度インジケータ(RSSI)の閾値、及びWLAN識別子リストのうち少なくとも1つを識別するWLANオフロード支援データを含む。MTはさらに、WLANオフロード支援データの1つ又は複数の変更を示す1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CWLANOLADI)をTEに送信する。
いくつかの実施形態において、非セルラーネットワークは無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、ATコマンドはWLANオフロードセル測定(+CWLANOLCM)ATコマンドを含み、ATコマンド応答はMTに関連付けられた1次サービングセルの測定情報を含む。MTはさらに、少なくとも1つ又は複数のWLANオフロードセル測定値がWLANオフロード支援データの閾値を満たしていることを示す1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CWLANOLCMI)をTEに送信し、1つ又は複数のWLANオフロードセル測定値は、受信信号コード電力、総受信パワースペクトル密度に対する疑似ランダムノイズ(PN)チップ当たりの受信エネルギーの比率、参照信号受信電力、及び参照信号受信品質のうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態がベースバンドチップセットを説明し、このベースバンドチップセットは、端末機器(TE)に通信可能に結合された端末アダプタ(TA)からアテンション(AT)コマンドを受信する回路であって、ATコマンドは、パケットデータネットワーク(PDN)接続のオフロード特性、オフロード支援データ、及びオフロードセルラー測定値のうち少なくとも1つの要求を含む、回路と、モバイルターミネーション(MT)ステータスメッセージを生成し、MTステータスメッセージをTAに送信する回路であって、MTステータスメッセージは、PDN接続の要求されたデータ、オフロード支援データ、及び/又はオフロードセルラー測定値を含む、回路と、PDN接続のオフロード可能性の変更、オフロード支援データの変更、及びオフロードセルラー測定値のうち少なくとも1つが、オフロード支援データの基準に対して変わる場合、MT非請求リザルトコードを生成し、非請求リザルトコードをTAに送信する回路とを含む。
いくつかの実施形態において、MTステータスメッセージはさらに、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストが、アクティブ化される、非アクティブ化される、及び変更される、のうち少なくとも1つである場合、PDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CGEV)を含む。
いくつかの実施形態において、MTステータスメッセージはさらに、1次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト情報の1つ又は複数のパラメータを識別するデータ、及び、2次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト情報の1つ又は複数のパラメータを識別するデータのうち少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態において、非セルラーネットワークは無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、MTステータスメッセージは、WLANのセルラー信号強度、セルラー信号電力、帯域幅、又はサービス特性、及びMTに関連付けられた1次サービングセルの測定情報のうち少なくとも1つを識別するデータを含む。

Claims (16)

  1. セルラーネットワークからのメッセージを送信及び受信するモバイルターミネーション(MT)と、前記セルラーネットワーク又は非セルラーネットワークの1つ又は複数のパケットデータネットワーク(PDN)接続を利用する1つ又は複数のアプリケーションを実行する端末機器(TE)と、端末アダプタ(TA)とを備えるユーザ機器(UE)であり、
    前記TAは、前記TEから受信したアテンション(AT)コマンドを前記MTに転送し、前記MTは転送された前記ATコマンドをMT制御コマンドとして受信し、前記ATコマンドは、前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得る特定のPDN接続のデータ、オフロード支援データ、及びオフロードセルラー測定データのうち少なくとも1つを要求するためのコマンドであり
    前記TAは、前記MTにより生成されるMTステータスメッセージをATコマンド応答として前記TEに転送し、前記ATコマンド応答は要求された前記データを含み、
    前記TAは、前記特定のPDN接続のオフロード可能性の変更があった場合、オフロード支援データの変更があった場合、及びオフロードセルラー測定値が前記オフロード支援データの基準を満たす場合、のうち少なくとも1つの場合、前記MTにより生成される非請求リザルトコードを前記TEに転送する、
    UE。
  2. 前記ATコマンドはパケットドメインイベント報告(+CGEREP)ATコマンドを含み、前記MTはさらに、前記特定のPDN接続に関連付けられたパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストが、
    アクティブ化される、
    非アクティブ化される、及び
    変更される
    のうち少なくとも1つである場合、前記特定のPDN接続が前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CGEV)を前記TEに送信する、
    請求項1に記載のUE。
  3. 前記1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CGEV)は、前記特定のPDN接続が前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードできないことを示すデータを含む、請求項2に記載のUE。
  4. 前記ATコマンドは、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGCONTRDP)ATコマンドを含み、前記ATコマンド応答は、1次PDPコンテキストの1つ又は複数のパラメータを識別するデータを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のUE。
  5. 前記ATコマンド応答はさらに、前記1次PDPコンテキストに関連付けられた前記特定のPDN接続が前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す整数値を含み、
    前記整数値は、
    前記特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられないことを示す0、
    前記特定のPDN接続が前記S1モードの場合にオフロードが受け入れられるが、前記Iuモードでは受け入れられないことを示す1、
    前記特定のPDN接続が前記Iuモードの場合にオフロードが受け入れられるが、前記S1モードでは受け入れられないことを示す2、及び
    前記特定のPDN接続が前記S1モードの場合も前記Iuモードの場合も、オフロードが受け入れられることを示す3
    のうち少なくとも1つを含む、請求項4に記載のUE。
  6. 前記ATコマンドは、2次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGSCONTRDP)ATコマンドを含み、前記ATコマンド応答は、2次PDPコンテキストの1つ又は複数のパラメータを識別するデータを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のUE。
  7. 前記ATコマンド応答はさらに、前記2次PDPコンテキストに関連付けられた前記特定のPDN接続が、前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す整数値を含み、
    前記整数値は、
    前記特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられないことを示す0、
    前記特定のPDN接続が前記S1モードの場合にオフロードが受け入れられるが、前記Iuモードでは受け入れられないことを示す1、
    前記特定のPDN接続が前記Iuモードの場合にオフロードが受け入れられるが、前記S1モードでは受け入れられないことを示す2、及び
    前記特定のPDN接続が前記S1モードの場合も前記Iuモードの場合も、オフロードが受け入れられることを示す3
    のうち少なくとも1つを含む、請求項6に記載のUE。
  8. セルラーネットワーク又は非セルラーネットワークの1つ又は複数のパケットデータネットワーク(PDN)接続を利用する1つ又は複数のアプリケーションを実行する動作と、
    モバイル端末(MT)用のアテンション(AT)コマンドを生成する動作であって、前記ATコマンドは、前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得る特定のPDN接続のデータ、オフロード支援データ、及びオフロードセルラー測定データのうち少なくとも1つを要求するためのコマンドである、動作と、
    前記ATコマンドに対応した、前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得る前記PDN接続に固有の前記要求されたデータ、前記オフロード支援データ、及び前記オフロードセルラー測定データのうち少なくとも1つを含む、ATコマンド応答を受信する動作と、
    前記特定のPDN接続のオフロード可能性の変更があった場合、オフロード支援データの変更があった場合、及びオフロードセルラー測定値前記オフロード支援データの基準を満たす場合、のうち少なくとも1つの場合、非請求リザルトコードを受信する動作と
    をユーザ機器(UE)に実行させるためのプログラム。
  9. 前記ATコマンドはパケットドメインイベント報告(+CGEREP)ATコマンドを含み、前記MTはさらに、前記PDN接続が、
    アクティブ化される、
    非アクティブ化される、及び
    変更される
    のうち少なくとも1つである場合、前記PDN接続が前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CGEV)をTEに送信する、
    請求項に記載のプログラム。
  10. 前記ATコマンドは、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGCONTRDP)ATコマンドを含み、前記ATコマンド応答はさらに、前記特定のPDN接続の1次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストの1つ又は複数のパラメータを識別するデータを含み、前記ATコマンド応答はさらに、前記1次PDPコンテキストに関連付けられた前記特定のPDN接続が、前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す整数値を含み、
    前記整数値は、
    前記特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられないことを示す0、
    前記特定のPDN接続が前記S1モードの場合にオフロードが受け入れられるが、前記Iuモードでは受け入れられないことを示す1、
    前記特定のPDN接続が前記Iuモードの場合にオフロードが受け入れられるが、前記S1モードでは受け入れられないことを示す2、及び
    前記特定のPDN接続が前記S1モードの場合も前記Iuモードの場合も、オフロードが受け入れられることを示す3
    のうち少なくとも1つを含む、請求項又はに記載のプログラム。
  11. 前記ATコマンドは、2次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト読み出し動的パラメータ(+CGSCONTRDP)ATコマンドを含み、前記ATコマンド応答は、前記特定のPDN接続の2次PDPコンテキストの1つ又は複数のパラメータを識別するデータを含み、前記ATコマンド応答はさらに、前記2次PDPコンテキストに関連付けられた前記特定のPDN接続が、前記セルラーネットワークから前記非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す整数値を含み、
    前記整数値は、
    前記特定のPDN接続がS1モードの場合もIuモードの場合も、オフロードが受け入れられないことを示す0、
    前記特定のPDN接続が前記S1モードの場合にオフロードが受け入れられるが、前記Iuモードでは受け入れられないことを示す1、
    前記特定のPDN接続が前記Iuモードの場合にオフロードが受け入れられるが、前記S1モードでは受け入れられないことを示す2、及び
    前記特定のPDN接続が前記S1モードの場合も前記Iuモードの場合も、オフロードが受け入れられることを示す3
    のうち少なくとも1つを含む、請求項から10のいずれか一項に記載のプログラム。
  12. 端末機器(TE)に通信可能に結合された端末アダプタ(TA)からアテンション(AT)コマンドを受信する回路であって、前記ATコマンドは、パケットデータネットワーク(PDN)接続のオフロード特性、オフロード支援データ、及びオフロードセルラー測定値のうち少なくとも1つを要求するためのコマンドである、回路と、
    モバイルターミネーション(MT)ステータスメッセージを生成し、前記MTステータスメッセージをTAに送信する回路であって、前記MTステータスメッセージは、前記PDN接続の前記要求されたデータ、前記オフロード支援データ、及び前記オフロードセルラー測定値のうち少なくとも1つを含む、回路と、
    PDN接続のオフロード可能性の変更があった場合、前記オフロード支援データの変更があった場合、及び前記オフロードセルラー測定値が、オフロード支援データの基準に対して変わる場合、のうち少なくとも1つの場合、MT非請求リザルトコードを生成し、前記非請求リザルトコードをTAに送信する回路と
    を備える、ベースバンドチップセット。
  13. 前記MTステータスメッセージはさらに、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストが、
    アクティブ化される、
    非アクティブ化される、及び
    変更される
    のうち少なくとも1つである場合、前記PDN接続がセルラーネットワークから非セルラーネットワークにオフロードされ得るかを示す1つ又は複数の非請求リザルトコード(+CGEV)を含む、請求項12に記載のベースバンドチップセット。
  14. 前記MTステータスメッセージはさらに、
    1次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト情報の1つ又は複数のパラメータを識別するデータ、及び
    2次パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト情報の1つ又は複数のパラメータを識別するデータ
    のうち少なくとも1つを含む、請求項12又は13に記載のベースバンドチップセット。
  15. 非セルラーネットワークは無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み、前記MTステータスメッセージは、
    WLANのセルラー信号強度、セルラー信号電力、帯域幅、又はサービス特性、及び
    前記MTに関連付けられた1次サービングセルの測定情報
    のうち少なくとも1つを識別するデータを含む、請求項12から14のいずれか一項に記載のベースバンドチップセット。
  16. 請求項から11のいずれか一項に記載のプログラムを格納する、
    コンピュータ可読記憶媒体。
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