JP6600226B2 - 傘支持体及び傘立装置 - Google Patents

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Description

本発明は、閉じて先端側を下向きにした状態の傘が上方から挿入されることによりその傘の傾倒を防ぐ上下方向の筒状傘支持孔を有する傘支持体及びその傘支持体を有する傘立装置に関する。
閉じて先端側を下向きにした状態の傘が上方から挿入されることによりその傘の傾倒を防ぐ上下方向の筒状傘支持孔を有する傘支持体及びその傘支持体を有する傘立装置の発明は、実開昭53−44132号公報、実開昭60−164986号公報、特許第4386412号公報等に開示されている。
しかしながら、これらの公報に記載されている傘支持体及びその傘支持体を有する傘立装置の発明における傘の傾倒を防ぐ上下方向の筒状傘支持孔は、何れも円形横断面である。
このような円形横断面の筒状傘支持孔において傘を支持する場合、筒状傘支持孔に対し傘を比較的に密に挿入しなければ、挿入された状態の傘が傾き易くて傘の姿勢が乱れることや、2以上の筒状傘支持孔が隣接している場合にそれらの筒状傘支持孔に挿入された傘同士が傾いて干渉し合い、傘を抜き取りにくい状態となったり、傘を傷めたり、美観を損ねる等の不都合が生じ易く、筒状傘支持孔に対し傘を比較的に密に挿入した場合は、筒状傘支持孔に対する挿脱操作において傘を傷める可能性が高まるという不都合があった。
実開昭53−44132号公報 実開昭60−164986号公報 特許第4386412号公報
本発明は、傘を筒状傘支持孔に比較的にゆるく挿入しても、挿入された傘を安定的な姿勢で支持することができる筒状傘支持孔を有する傘支持体及びその傘支持体を有する傘立装置を提供することを目的とする。
本発明の傘支持体及び傘立装置は、次のように表すことができる。
(1) 上下方向の筒状傘支持孔を有する傘支持体であって、
前記筒状傘支持孔は、閉じて先端側を下向きにした状態の傘が上方から挿入されることによりその傘の傾倒を防ぐものであり、
前記筒状傘支持孔の上下方向の所定部分又は全部である支持部は、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を180度未満の中心角毎に3以上有し、
前記傘は、前記筒状傘支持孔に挿入された状態において、その傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が前記上下方向の溝状をなす嵌合凹部にそれぞれ嵌合することにより、前記支持部によって安定的に支持され得ることを特徴とする傘支持体。
閉じて先端側を下向きにした状態の傘が挿入されることによりその傘の傾倒を防ぐ上下方向の筒状傘支持孔の支持部に、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を180度未満の中心角毎に、互いに周方向に離隔した3以上の箇所に有する。
筒状傘支持孔に対し、閉じて先端側を下向きにした状態の傘が上方から挿入されると、その傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が、支持部における上下方向の溝状をなす嵌合凹部にそれぞれ嵌合し得る。
互いに周方向に離隔した箇所において、傘布のうち傘骨の外側に沿った部分が、支持部における上下方向の溝状をなす嵌合凹部に嵌合した状態(すなわち、傘骨が、上下方向の溝状をなす嵌合凹部に、傘布を介して嵌合した状態)となることにより、その傘は支持部によって安定的な姿勢で支持され得る。
(2) 隣り合う上下方向の溝状をなす嵌合凹部同士の間の中心角が15乃至75度である上記(1)記載の傘支持体。
(3) 上記支持部が、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を等中心角毎に3以上有する上記(1)記載の傘支持体。
(4) 上記支持部が、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を45度中心角毎に有する上記(1)記載の傘支持体。
(5) 上記支持部の内周部の横断面形状のうち、上記上下方向の溝状をなす嵌合凹部同士の間の部分が、径方向外方に凸の湾曲状をなす上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の傘支持体。
(6) 上記支持部の内周部の横断面形状のうち、上記上下方向の溝状をなす嵌合凹部同士の間の部分が、径方向内方に凸の湾曲状をなす上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の傘支持体。
(7) 上記支持部が、横断面5乃至24角形状の筒状内周部であり、その各稜部分が上下方向の溝状をなす嵌合凹部を構成する上記(1)乃至(4)の何れか1項に記載の傘支持体。
(8) 上記筒状傘支持孔の上端開口部よりも下方に上記支持部が位置し、前記筒状傘支持孔の横断面は、上端開口部よりも支持部の方が縮小している上記(1)乃至(7)の何れか1項に記載の傘支持体。
(9) 上記(1)乃至(8)の何れか1項に記載の傘支持体を1又は2以上有することにより上記筒状傘支持孔を1又は2以上備えるものである傘立装置。
(10) 上記複数の筒状傘支持孔を整列状に備える上記(9)記載の傘立装置。
本発明の傘支持体及び傘立装置によれば、筒状傘支持孔に対し、閉じて先端側を下向きにした状態の傘が上方から挿入されると、その傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が、支持部における上下方向の溝状をなす嵌合凹部にそれぞれ嵌合し得る。
互いに周方向に離隔した箇所において、傘布のうち傘骨の外側に沿った部分が、支持部における上下方向の溝状をなす嵌合凹部に嵌合した状態(すなわち、傘骨が、上下方向の溝状をなす嵌合凹部に、傘布を介して嵌合した状態)となることにより、その傘は支持部によって安定的な姿勢で支持され得る。
そのため、従来の円形横断面の筒状傘支持孔とは異なり、挿入された傘の傾倒を防ぐ上で、傘を筒状傘支持孔に対し密に挿入する必要性が低く、傘を筒状傘支持孔に比較的にゆるく挿入しても、挿入された傘を安定的な姿勢で支持することができる。
従って、従来の円形横断面の筒状傘支持孔を備えた傘立のように、傘を筒状傘支持孔に対し比較的に密に挿入することより、筒状傘支持孔に対する挿脱操作において傘を傷めたり、逆に傘を筒状傘支持孔にゆるく挿入することにより、挿入された状態の傘が傾き易くて傘の姿勢が乱れることや、複数の筒状傘支持孔が隣接している場合にそれらの筒状傘支持孔に挿入された傘同士が傾いて干渉し合い、傘を抜き取りにくい状態となったり、傘を傷めたり、美観を損ねる等の不都合を防ぎ得る。
傘立装置の斜視図である。 傘支持体の斜視図である。 傘支持体の正面図である。 図3におけるIV−IV断面図である。 傘支持体の平面図である。 支持部に傘が支持されている状態を示す模式的横断面図である。
[1] 本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図面は何れも本発明の実施の形態の一例としての、傘支持体H及びその傘支持体Hを有する傘立装置Uについてのものである。
(1) この傘立装置Uにおける傘支持体Hは、前方に下降傾斜した上端枠状部H1が側方に3つ連結され、それらの上端枠状部H1のそれぞれの下側に、筒状垂下部H2が設けられてなる。各上端枠状部H1の内周形状は、後上部に位置する上底よりも前下部に位置する下底がやや短い等脚台形状をなす。
(2) この傘支持体Hは、側方に一列に設けられた3つの上下方向の筒状傘支持孔Jを有し、各筒状傘支持孔Jは、上端開口部J1と、その下方に形成された筒状をなす受入部J2と、その受入部J2の下方に続く筒状の支持部J3を有する。
筒状傘支持孔Jは、閉じて先端側を下向きにした状態の傘Aが上方から挿入されることによりその傘Aの傾倒を防ぐものである。
対象とする傘Aは、主に、シャフト体A1の先端側から径方向の8方向に等中心角状に放射状をなすように傘骨A2が設けられ、傘骨A2の外側を覆うように傘骨A2と連結した状態で設けられた傘布A3を備える傘(洋傘)である。
支持部J3は、閉じた状態の傘Aにおける傘布A3が存在する部分のうち、傘Aを安定的に支持する上で必要な軸方向(シャフト体A1の軸方向)の所要長さ部分を支持するものである。
各上端枠状部H1は、その内周側に、前方に下降傾斜した等脚台形状の上端開口部J1を形成している。
各筒状垂下部H2は、筒状をなす受入部J2及び筒状の支持部J3を形成している。
受入部J2の内周部の横断面形状は、上端開口部J1の水平面に対する正射影に相当する等脚台形状である。
支持部J3の内周部の横断面形状は、受入部J2の内周部の横断面の内側に収まるように縮小された正八角形状である。受入部J2と支持部J3の接続箇所の内周部には、円滑に傘Aの先端側部分を受入部J2から支持部J3へ導き得るように、段差をなくすための傾斜面J4が受入部J2の内周部の四隅部に設けられている。支持部J3の横断面形状は、下方に向かってやや縮小している。
(3) 横断面正8角形状の筒状内周部である支持部J3における45度中心角毎の8つの稜部分が、閉じて先端側を下向きにした状態で筒状傘支持孔Jに挿入された傘Aの傘布A3のうち各傘骨A2の外側に沿った部分が嵌合することにより支持部J3によって安定的に支持されるための、上下方向の溝状をなす嵌合凹部J5を構成している。
主対象の傘Aであるシャフト体A1の先端側から径方向の8方向に等中心角状に放射状をなすように傘骨A2が設けられている傘Aを、閉じて先端側を下向きにした状態で筒状傘支持孔Jに挿入すると、その傘Aの傘布A3のうち各傘骨A2(各傘骨A2の一部又は全部)の外側に沿った部分が、45度中心角毎の8つの稜部分である上下方向の溝状をなす嵌合凹部J5にそれぞれ嵌合することにより、傘Aを筒状傘支持孔Jに比較的にゆるく挿入した状態であっても、支持部J3によって安定的に支持され得る。
支持部J3の横断面における中心から外周部までの距離は、8角形を構成する各辺の中点から両端(稜)に向かって、すなわち嵌合凹部J5以外の部分から嵌合凹部J5に向かって拡大するので、筒状傘支持孔Jに傘Aを挿入した場合に、傘布A3のうち各傘骨A2の外側に沿った部分が上下方向の溝状をなす嵌合凹部J5にそれぞれ嵌合し易い。
(4) この傘立装置Uは、上部に多数の傘支持体Hを整列配設し、下部に水受け皿Tを配設した棚状をなす。
傘支持体Hは、4つを横方向に直列に配列して一列となし、そのような列が4列前後方向に並列されて傘支持体H群を構成している。
傘立装置Uの上面部は、後端部から前端部に向かって下降する所定の傾斜面に沿うものであり、傘支持体H群を構成する各傘支持体Hは、上端開口部J1が、傘立装置Uの上面部の所定の傾斜面に沿い、筒状傘支持孔Jが上下方向となるように配設されている。
平面視方形状の凹部T1を有する水受け皿Tは、各筒状傘支持孔Jに対応してその下方に各凹部T1が位置するように設けられている。各凹部T1は、筒状傘支持孔Jに対し、濡れた状態で閉じて先端側を下向きに挿入された傘Aの先端部を上向きに支持するか又はその傘Aの先端部の下方に位置し、傘Aの先端側から流下する水を貯留するものである。
[2] 本発明の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
(1) 本発明の傘支持体は、上下方向の筒状傘支持孔を有する。上下方向というのは、鉛直方向の他、ある程度傾斜(例えば、鉛直方向に対し20乃至30度以下、好ましくは10度以下)したものであってもよい。傘支持体は、内周部に筒状傘支持孔を形成する筒状をなすものとすることができる他、例えば、塊状体に筒状傘支持孔としての上下貫通孔を形成したものとすることも可能である。
(2) 対象とする傘は、シャフト体と、そのシャフト体の先端側から径方向の複数方向に放射状をなし、開閉可能に設けられた傘骨と、傘骨の外側(閉じた状態においてシャフト体の径方向外方、開いた状態においてシャフト体の先端側)を覆うように傘骨と連結した状態で設けられた傘布を備えるもの、又は、これに類するものである。
シャフト体及び傘骨は、金属製の他、例えば、木製、繊維補強合成樹脂製等とすることができる。
傘布は、シート状材料からなるものであり、布であることを要せず、合成樹脂シート若しくはフィルムや、紙類であってもよい。
傘布と傘骨は、糸又はその他の連結材等により連結されたものとすることができる。
(3) 筒状傘支持孔は、閉じて先端側を下向きにした状態の傘が上方から挿入されることによりその傘の傾倒を防ぐ上下方向の孔であり、上下に貫通する。
尤も、筒状傘支持孔は、上方からの傘の挿入及び挿入された傘の上方抜脱に支障を来たさないような側方貫通孔等を有するものであってもよい
(4) 支持部は、筒状傘支持孔の全部又は上下方向における所定の部分(例えば、筒状傘支持孔のうち上端開口部付近を除く部分、筒状傘支持孔のうち上端開口部付近及び下端開口部付近を除く部分)である。
筒状傘支持孔には、上端開口部と支持部の間に、閉じて先端側を下向きにした状態の傘の上方からの挿入を容易にするために、例えば、支持部よりも内周部の横断面が拡張された形状の受入部を設けることもできる。
前記支持部は、閉じた状態の傘における傘布が存在する部分のうち、傘を安定的に支持する上で必要な軸方向(シャフト体の軸方向)の所要長さ部分を支持するものとすることができる。
(5) 支持部は、例えば、筒状傘支持孔の上端開口部をよりも下方に位置し、筒状傘支持孔の横断面は、上端開口部(前記のような受入部を有する場合は上端開口部及び受入部)よりも支持部の方が縮小しているものとすることができる。
また、支持部は、筒状傘支持孔の上端開口部よりも下方に位置し、筒状傘支持孔の横断面は、上端開口部(受入部を有する場合は上端開口部及び受入部)よりも支持部の方が縮小し、且つ、横断面形状が上端開口部(受入部を有する場合は上端開口部及び受入部)と支持部で異なるものとすることができる。
何れの場合も、筒状傘支持孔の横断面は、支持部の上下方向の全部又は部分において、様々なサイズの傘を安定的に支持するために、下方に向かって縮小するものとすることもできる。
また、閉じて先端側を下向きにした状態の傘を上端開口部から支持部へ挿入する際に円滑な挿入を妨げるような段差等が筒状傘支持孔に生じないように、例えば上端開口部(受入部を有する場合は上端開口部及び受入部)から支持部に至る部分に、円滑に傘の先端側部分を下方へ導き得るような傾斜面や湾曲面等を有することが望ましい。
(6) 前記支持部は、閉じて先端側を下向きにした状態で筒状傘支持孔に挿入された傘の傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が嵌合することによりその支持部によって安定的に支持されるための、上下方向の溝状をなす嵌合凹部(径方向内方に開口し、上下方向に伸びる溝状をなす)を、180度未満の中心角毎に(好ましくは等中心角毎に)3以上有する。
(6-1) 隣り合う前記嵌合凹部(上下方向の溝状をなす嵌合凹部)同士の間の中心角は、好ましくは90度以下、より好ましくは75度以下、更に好ましくは70度以下、例えば15乃至75度、或いは、30乃至60度とすることができる。
また前記支持部は、前記の上下方向の溝状をなす嵌合凹部を、好ましくは等中心角毎に、例えば4乃至24、好ましくは5乃至16、より好ましくは6乃至12有するものとすることができる。
前記支持部は、前記の上下方向の溝状をなす嵌合凹部を、更に好ましくは、45度中心角毎に8箇所に有するものとすることができる。或いは、22.5度中心角毎に16箇所に、又は15度中心角毎に24箇所に有するものとすることができる。シャフト体の先端側から径方向の8方向に等中心角状に放射状をなすように傘骨が設けられている傘、すなわち最も多いタイプの傘骨の配置は、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を45度中心角毎(8箇所)に有する場合、22.5度中心角毎(16箇所)に有する場合、及び15度中心角毎(24箇所)に有する場合の何れにも適合する。16方向又は24方向に等中心角状に放射状をなすように傘骨が設けられている傘は、それぞれ、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を22.5度中心角毎(16箇所)に有する場合、及び15度中心角毎(24箇所)に有する場合に対応する。
前記の上下方向の溝状をなす嵌合凹部の径方向内方に開口する横断面形状は、例えば、三角形や方形等の多角形状、開口部を除く部分が径方向外方に凸の円弧若しくは楕円弧等の曲線状をなす形状とすることができる。また、前記嵌合凹部は、支持部の横断面における中心に対する中心角において、例えば1又は2乃至15度、好ましくは2乃至10度或いは3乃至7度程度を占めるものとすることができる。上下方向の溝状をなす嵌合凹部は、閉じて先端側を下向きにした状態で筒状傘支持孔に挿入された傘の傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が嵌合することによりその支持部によって安定的に支持されるためのものであるから、支持部の横断面における中心に対する中心角において占める範囲が広すぎるものは、本発明における上下方向の溝状をなす嵌合凹部には該当しない。
(6-2) 前記支持部の内周部の横断面形状は、例えば、前記上下方向の溝状をなす嵌合凹部同士の間の部分が、径方向外方に凸の湾曲状(例えば径方向外方に凸の円弧状、楕円弧状、その他の曲線状)をなすもの(例えば、支持部の内周部の横断面形状が、3以上の箇所に径方向外方向きの嵌合凹部を有する円形状であるもの)とすることができる。
また、前記支持部の内周部の横断面形状は、前記上下方向の溝状をなす嵌合凹部同士の間の部分が、径方向内方に凸の湾曲状(例えば径方向内方に凸の円弧状、楕円弧状、その他の曲線状)をなすものとすることができる。
或いはまた、前記支持部は、横断面5乃至24角形状の筒状内周部であり、その各稜部分が、閉じて先端側を下向きにした状態で筒状傘支持孔に挿入された傘の傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が嵌合することによりその支持部によって安定的に支持されるための、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を構成するものとすることができる。この場合の嵌合凹部の横断面形状は、稜を頂点とする三角形状である。尤も、稜はある程度の丸みや面取りを施した形状とすることもできる。
(6-3) 前記支持部は、横断面正5乃至24角形状[すなわち、正n角形状(nは5乃至24の整数)]の筒状内周部であり、その各稜部分が、閉じて先端側を下向きにした状態で筒状傘支持孔に挿入された傘の傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が嵌合することによりその支持部によって安定的に支持されるための、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を構成するものとすることができる。この場合の嵌合凹部の横断面形状は、稜を頂点とする二等辺三角形状である。尤も、稜はある程度の丸みや面取りを施した形状とすることもできる。前記支持部は、好ましくは横断面正6乃至16角形状、更に好ましくは正8角形状の筒状内周部である。
横断面正3角形状又は正4角形状の筒状内周部の場合、各稜の部分のうち内接円の外側の部分が大きい(横断面における中心に対する中心角においても径方向の奥行きにおいても)ため、閉じて先端側を下向きにした状態で挿入された傘の傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が嵌合して安定的に支持し得るような上下方向の溝状をなす嵌合凹部を構成し得ない。
(7) 閉じて先端側を下向きにした状態で筒状傘支持孔に挿入された傘(紐[ネームバンド]で巻いて留められている状態であってもよい)は、その傘布のうち各傘骨(各傘骨の一部又は全部)の外側に沿った部分が、上下方向の溝状をなす嵌合凹部にそれぞれ嵌合することにより、支持部によって安定的に支持され得る。
このように筒状傘支持孔に傘を挿入した場合に、傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が上下方向の溝状をなす嵌合凹部にそれぞれ嵌合し易いものとする上で、支持部の横断面における中心から外周部までの距離が嵌合凹部以外の部分から嵌合凹部に向かって拡大するような形状とすることができる。例えば、前記のように、前記支持部は、横断面5乃至24角形状(好ましくは横断面正5乃至24角形状、より好ましくは正6乃至16角形状、更に好ましくは正8角形状)の筒状内周部であるものとすることができ、或いは、前記支持部の内周部の横断面形状における前記嵌合凹部同士の間の部分が径方向内方に凸の湾曲状であるものとすることができる。
傘布における全ての傘骨の外側に沿った部分が、それぞれ上下方向の溝状をなす嵌合凹部に嵌合することが好ましいが、何れか1つ又は複数の傘骨について、その外側に沿った傘布部分が嵌合凹部に嵌合しないものであっても、そのことにより本発明の範囲を逸脱するものではない。
シャフト体の先端側から径方向のn方向(nは3以上の整数、例えば8)に等中心角状に放射状をなすように傘骨が設けられている傘を主な対象とする場合、前記のように傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が、上下方向の溝状をなす3以上の嵌合凹部にそれぞれ嵌合し易くするには、上下方向の溝状をなす嵌合凹部は、等中心角毎に好ましくはn箇所(或いは、nの2倍若しくは3倍又は4以上の整数倍の箇所)に有するものとすることが好ましい。
(8) 本発明の傘立装置は、傘支持体を1又は2以上有することにより上記筒状傘支持孔を1又は2以上備えるものである。
傘立装置における筒状傘支持孔の下方には、筒状傘支持孔に対し、濡れた状態で閉じて先端側を下向きに挿入された傘の先端部を上向きに支持するか又はその傘の先端部の下方に位置して傘の先端側から流下する水を貯留するための水受け皿を有することが好ましい。
本発明の傘立装置は、傘支持体を1又は2以上有することにより、複数の筒状傘支持孔を整列状(例えば、所定の直線上、曲線上又は折線上に、等距離毎に又は等間隔に並んだ状態)に備えること、又は、整列した筒状傘支持孔の列が2又は3以上並列したものであることが好ましい。
このような1又は2以上の傘支持体は、例えば、床面等に自立する支持装置(例えばフレーム状又はラック若しくは棚状の支持装置)に支持されることにより、或いは、建造物や家具等の壁面部やその他の部分に支持され又は一体化されることにより、傘立装置が構成され得る。
A 傘
A1 シャフト体
A2 傘骨
A3 傘布
H 傘支持体
H1 上端枠状部
H2 筒状垂下部
J 筒状傘支持孔
J1 上端開口部
J2 受入部
J3 支持部
J4 傾斜面
J5 嵌合凹部
T 水受け皿
T1 凹部
U 傘立装置

Claims (10)

  1. 上下方向の筒状傘支持孔を有する傘支持体であって、
    前記筒状傘支持孔は、閉じて先端側を下向きにした状態の傘が上方から挿入されることによりその傘の傾倒を防ぐものであり、
    前記筒状傘支持孔の上下方向の所定部分又は全部である支持部は、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を180度未満の中心角毎に3以上有し、
    前記傘は、前記筒状傘支持孔に挿入された状態において、その傘布のうち各傘骨の外側に沿った部分が前記上下方向の溝状をなす嵌合凹部にそれぞれ嵌合することにより、前記支持部によって安定的に支持され得るものであり、
    前記筒状傘支持孔内に、その筒状傘支持孔の径方向に放射状をなす放射状溝を形成する、隣り合う放射状溝同士を周方向に隔てる隔壁状部を、周方向間隔おきに有するものを除くことを特徴とする傘支持体。
  2. 隣り合う上下方向の溝状をなす嵌合凹部同士の間の中心角が15乃至75度である請求項1記載の傘支持体。
  3. 上記支持部が、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を等中心角毎に3以上有する請求項1記載の傘支持体。
  4. 上記支持部が、上下方向の溝状をなす嵌合凹部を45度中心角毎に有する請求項1記載の傘支持体。
  5. 上記支持部の内周部の横断面形状のうち、上記上下方向の溝状をなす嵌合凹部同士の間の部分が、径方向外方に凸の湾曲状をなす請求項1乃至4の何れか1項に記載の傘支持体。
  6. 上記支持部の内周部の横断面形状のうち、上記上下方向の溝状をなす嵌合凹部同士の間の部分が、径方向内方に凸の湾曲状をなす請求項1乃至4の何れか1項に記載の傘支持体。
  7. 上記支持部が、横断面5乃至24角形状の筒状内周部であり、その各稜部分が上下方向の溝状をなす嵌合凹部を構成する請求項1乃至4の何れか1項に記載の傘支持体。
  8. 上記筒状傘支持孔の上端開口部よりも下方に上記支持部が位置し、前記筒状傘支持孔の横断面は、上端開口部よりも支持部の方が縮小している請求項1乃至7の何れか1項に記載の傘支持体。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の傘支持体を1又は2以上有することにより上記筒状傘支持孔を1又は2以上備えるものである傘立装置。
  10. 上記複数の筒状傘支持孔を整列状に備える請求項9記載の傘立装置。
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