JP6599834B2 - 電池温度監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルが接続された電池ブロックの、各電池セルの温度を監視する、電池温度監視システムに関する。
回転電機を駆動源とするハイブリッド車両や電気自動車には、電源である電池モジュール(バッテリモジュール)が搭載されている。電池モジュールでは、50〜100個程度の複数の電池セル(単電池)が接続されている。
電池モジュールは、電池セルが例えば数十個単位のグループ(電池ブロック)に分割(小分け)される場合がある。例えばグループ化された電池セルをケーシングに収容させた電池ブロックを複数設けて、各電池ブロックを接続させる場合がある。このようにすることで、全電池セルを一つの大型電池モジュールに収容させた場合と比較して、車内のより小さなスペースに電池セルを配置できる等、車両内の電池セルの配置(レイアウト)の自由度が向上するというメリットがある。
電池セルの各種特性(電圧、SOC等)を測定するために、例えば特許文献1には、各電池セルの電圧を監視する電池電圧監視基板が設けられている。この基板はいわゆるサテライト基板と呼ばれるものであり、1つの電池ブロックに対して1つのサテライト基板が割り当てられている。このような構成を備えることで、電池ブロックと監視基板(サテライト基板)のペア単位での、電源系統のレイアウトが可能となる。
特許文献1では、サテライト基板に電圧センサと監視ICが実装される。監視ICは電池ブロック内の全電池セルの電圧を検出し、これをメイン基板の制御マイコン(例えば電池ECU)に送る。サテライト基板の監視ICとメイン基板の制御マイコンとはデジタル通信等で信号伝送を行っており、メイン基板は高電圧の電池モジュールに対して絶縁保護される(電気的に切り離される)。
仮に、電池モジュールと制御マイコンとを電気的に接続したり、または、例えば特許文献2のように、電池モジュールと制御マイコンとを跨ぐように漏電(短絡)検出回路を設ける場合には、制御マイコンを高電圧印加から保護する保護回路を設ける必要があるが、上記のように、サテライト基板とメイン基板との信号伝達をデジタル信号通信で行い、制御マイコンを高電圧系から絶縁することで、制御マイコン用の高電圧保護回路は不要になるというメリットがある。
特開2015−79585号公報 特開2004−347372号公報
ところで、電池ブロックのレイアウト変更等に柔軟に対応可能となるように、サテライト基板に電圧検出回路に加えて温度測定回路部を実装させたいとの要望がある。一般的に温度測定回路部には、温度に応じて抵抗値が変化するサーミスタと、サーミスタに基準電圧を印加する電圧源が実装される。仮に温度測定回路部と電池セルとの間に短絡が発生すると、サーミスタに印加される電圧が基準電圧と大きく乖離してしまい、その結果誤った温度検出値が出力されてしまうことから、温度測定回路部には短絡検出回路が実装される必要がある。
しかしながら、高電圧系のサテライト基板と低電圧系のメイン基板とが電気的に絶縁された回路構成の場合、従来のような高電圧系と低電圧系を跨ぐような短絡検出回路とは異なる回路構成とする必要がある。そこで本発明は、高電圧系と低電圧系を跨がずに、高電圧系のみで完結可能な短絡検出回路を備えた、電池温度監視システムを提供することを目的とする。
本発明は、電池温度監視システムに関する。当該システムは、直列接続された複数の電池セルのそれぞれの温度を検出する温度測定回路部と、前記温度測定回路部に接続され前記電池セルのそれぞれの温度検出値を求める演算部と、を備える。前記温度測定回路部は、複数のサーミスタ、基準電圧源、共通負極線、及び複数の短絡検出用抵抗を備える。サーミスタは、それぞれの前記電池セルのケースに絶縁部材を介して接する。基準電圧源は、前記複数のサーミスタに対して基準電圧を印加する。共通負極線は、前記複数のサーミスタの負極側端子のいずれにも接続されるとともに、直列接続された前記複数の電池セルのうち最も負極側の前記電池セルの負極にも接続される。短絡検出用抵抗は、前記複数のサーミスタのそれぞれの負極側端子と前記共通負極線との間に挿入される。前記演算部は、電圧検出部と、短絡判定部を備える。電圧検出部は、前記サーミスタの正極側端子と前記共通負極線との間の電位を測定する。短絡判定部は、前記測定された電位に基づいて測定対象の前記サーミスタとこれに接する前記電池セルとの短絡有無を判定する。
また、上記発明において、前記基準電圧源から分岐してそれぞれの前記複数のサーミスタに接続される分岐配線よりも前記基準電圧源側に設けられたスイッチを備えてもよい。この場合において前記演算部は、前記短絡有無の判定時に前記スイッチを遮断状態とし、前記サーミスタの電圧に基づいて前記電池セルの温度を求める温度検出時に前記スイッチを導通状態としてもよい。
また、上記発明において、それぞれの前記サーミスタの正極側端子と前記演算部とを繋ぐ正極側配線と、前記共通負極線とを繋ぐ複数のバイパス配線を備えてもよい。さらに、それぞれの前記バイパス配線にツェナーダイオードを設けてもよい。
また、上記発明において、前記短絡検出用抵抗は、PTC抵抗から構成されてよい。
本発明によれば、低電圧系を跨がずに、高電圧系のみで完結可能な短絡検出回路を提供可能となる。
本実施形態に係る電池温度監視システムの全体図を例示する図である。 第1実施形態に係るサテライト基板及び電池ブロックの詳細について説明する図である。 第1実施形態に係る演算部のハード構成を例示する図である。 第1実施形態に係る演算部の機能ブロックを例示する図である。 温度検出プロセスを説明する図である。 温度検出フローを例示する図である。 第1実施形態における上側短絡を説明する図である。 第1実施形態における下側短絡を説明する図である。 第1実施形態に係る上側短絡及び下側短絡の温度別出力電圧グラフ(横軸:温度、縦軸:電圧)を例示する図である。 第1短絡判定フローを例示する図である。 第2実施形態に係るサテライト基板及び電池ブロックの詳細について説明する図である。 第2実施形態に係る演算部の機能ブロックを例示する図である。 第1メインフローを例示する図である。 第3実施形態に係るサテライト基板及び電池ブロックの詳細について説明する図である。 第3実施形態における上側短絡を説明する図である。 第3実施形態に係る上側短絡及び下側短絡の温度別出力電圧グラフ(横軸:温度、縦軸:電圧)を例示する図である。 第2短絡判定フローを例示する図である。 第2メインフローを例示する図である。 第4実施形態に係るサテライト基板及び電池ブロックの詳細について説明する図である。 第4実施形態に係る上側短絡及び下側短絡の温度別出力電圧グラフ(横軸:温度、縦軸:電圧)を例示する図である。 第4実施形態における上側短絡を説明する図である。 第4実施形態における下側短絡を説明する図である。 第3メインフローを例示する図である。 第5実施形態に係るサテライト基板及び電池ブロックの詳細について説明する図である。 第5実施形態における上側短絡を説明する図である。 第5実施形態における下側短絡を説明する図である。 第5実施形態に係る上側短絡及び下側短絡の温度別出力電圧グラフ(横軸:温度、縦軸:電圧)を例示する図である。 第4メインフローを例示する図である。 第6実施形態に係るサテライト基板及び電池ブロックの詳細について説明する図である。 第6実施形態における下側短絡(ツェナークランプ時)を説明する図である。 第6実施形態における下側短絡(ツェナーショート時)を説明する図である。 第8実施形態に係る出力電圧の時間変化を例示する図である。
図1には、本実施形態に係る電池温度監視システム10が例示されている。電池温度監視システム10は、例えばハイブリッド車両や電気自動車等の、回転電機を駆動源とする車両に搭載され、電源である電池モジュール12の電圧、温度等の特性を監視する。電池温度監視システム10は、電池モジュール12、メイン基板14、及びサテライト基板16を備える。
電池モジュール12は、複数の電池セル18が直列接続される。これら複数の電池セル18は複数のグループに分割(小分けに)されて電池ブロック20を構成する。電池ブロック20は、例えば直列接続された複数の電池セル18と、これら複数の電池セル18を収容するケーシング等の筐体を備える。
電池セル18は、例えばニッケル水素二次電池やリチウムイオン二次電池のような、充放電可能な二次電池から構成される。図2に示すように、電池セル18は、電極22(正極及び負極)がケース23(電池缶)に収容されており、例えば角型(いわゆる角型電池)や円柱形状(いわゆる円筒電池)に形成される。
図1に戻り、メイン基板14には、制御マイコン24が実装される。制御マイコン24は、例えばコンピュータであってよく、いわゆる電池ECU(電子制御ユニット)であってよい。メイン基板14は、電池モジュール12やサテライト基板16等の高電圧系回路とは電気的に絶縁されている。例えばメイン基板14と高電圧系回路との間には絶縁部材が設けられる。
また、例えばサテライト基板16の演算部29(監視IC)とメイン基板14の制御マイコン24とはフォトカプラ等の絶縁素子を介したデジタル信号通信によって信号伝送を行っており、それ以外の電気的な接続は遮断される。例えば演算部29と制御マイコン24は車載ネットワークであるコントローラエリアネットワーク(CAN)で接続される。フォトカプラ等の絶縁素子を介したデジタル信号通信によって、メイン基板14を高電圧系回路から絶縁することで、メイン基板14に実装された制御マイコン24等の機器に対する高電圧保護回路が不要になる。
サテライト基板16は、複数の電池ブロック20のそれぞれに対応して設けられる。例えばサテライト基板16は、電池ブロック20と同数設けられる。個々のサテライト基板16は、電圧測定回路部26、温度測定回路部28、及び演算部29を備える。電圧測定回路部26は電池ブロック20内の複数の電池セル18のそれぞれの電圧を検出する。温度測定回路部28は、電池ブロック20内の複数の電池セル18のそれぞれの温度を検出する。演算部29は、電圧測定回路部26及び温度測定回路部28と接続され、電池ブロック20内の複数の電池セル18のそれぞれの電圧検出値を取得するとともに、温度検出値を求める。
<第1実施形態>
図2には、サテライト基板16の温度測定回路部28及び演算部29の回路構成が例示されている。なお、電圧測定回路部26は既知のためここでは図示を省略する。温度測定回路部28は、複数のサーミスタ30、及びマルチプレクサ32を備える。
サーミスタ30は、それぞれの電池セル18のケース23に、絶縁部材36を介して接するように設けられる。サーミスタ30は、一つの電池セル18に対して複数設けられてよい。図2に示す例では、一つの電池セル18(例えば電池セル18_1)のケース23に2つのサーミスタ30(例えばサーミスタ30_1及び30_2)が取り付けられている。サーミスタ30は、例えば温度上昇に対して抵抗が下がるNTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタから構成される。
個々のサーミスタ30の正極側端子は、マルチプレクサ32の各チャンネルに接続される。例えばサーミスタ30_1、30_2、・・・、30_nの正極側端子は、マルチプレクサ32のチャンネルCH1、CH2、・・・、CHnに接続される。
さらに、それぞれのサーミスタ30の正極側端子とマルチプレクサ32のチャンネルとの間に基準電圧印加用の正極線38が接続される。正極線38は演算部29内の基準電圧源40にも接続される。また、基準電圧源40と各サーミスタ30_1〜30_nとの間には基準抵抗R1_1〜R1_nが設けられる。このような構成を備えることで、基準電圧源40から基準抵抗R1_1〜R1_nを介して、各サーミスタ30_1、30_2、・・・、30_nに並列に基準電圧Vrefが印加される。
基準抵抗R1_1〜R1_nは、例えば、抵抗値の温度依存性がサーミスタ30_1〜30_nと比較して小さい固定抵抗器であってよい。また、基準抵抗R1_1〜R1_nの抵抗値はいずれも実質的に等しいものとする。なお、実質的に等しいとは、例えば基準抵抗R1_1〜R1_nの抵抗値のばらつきが、サーミスタ30_1〜30_nの温度変化に伴う抵抗値変化に影響を与えない範囲に収まっていることを意味する。例えば基準抵抗R1_1〜R1_nの抵抗値の最大値と最小値の差分が、基準抵抗R1_1〜R1_nの抵抗値の平均値の10%未満であればよい。
それぞれのサーミスタ30_1〜30_nの負極側端子は、いずれも共通負極線44に接続される。また、共通負極線44の一端は、電池ブロック20内の、直列接続された電池セル18_1〜18_mのうち、最も負極側の電池セル18_1の負極51に接続される。負極51には、母線48を介して接続されてもよいし、直接接続されてもよい。また、共通負極線44の他端は、演算部29に接続される。共通負極線44は例えば、電圧測定回路部26の一部であって、電池セル18_1〜18_m中最も負極側の電池セル18_1の電圧検出線であってよい。
それぞれのサーミスタ30_1〜30_nの負極側端子と共通負極線44との間には、短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nが挿入される。短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nは、それぞれのサーミスタ30_1〜30_nの負極側端子と共通負極線44とを結ぶ結線上にそれぞれ設けられる。
短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nは、例えば、抵抗値の温度依存性がサーミスタ30_1〜30_nと比較して小さい固定抵抗器であってよい。また、短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nの抵抗値はいずれも実質的に等しいものとする。なお、実質的に等しいとは、例えば短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nの抵抗値のばらつきが、サーミスタ30_1〜30_nの温度変化に伴う抵抗値変化に影響を与えない範囲に収まっていることを意味する。例えば短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nの抵抗値の最大値と最小値の差分が、短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nの抵抗値の平均値の10%未満であればよい。
後述するように、短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nを備えることで、電池セル18_1〜18_mとサーミスタ30_1〜30_n間の短絡の発生有無を判定可能となる。特に、後述する下側短絡が発生した際に、短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nによってこれ(下側短絡)を確実に検出可能となる。
演算部29(監視IC)は、温度測定回路部28に接続され、それぞれの電池セル18の温度検出値を求める。また、電池セル18_1〜18_mとサーミスタ30_1〜30_n間の短絡の発生有無を判定する。
演算部29は演算処理回路を備えており、例えば高耐圧型のLSIから構成される。図3には演算部29のハード構成が例示されている。演算部29は、CPU56(マイクロプロセッサ)、メモリ58(DRAMモジュール)、及び入出力インターフェース60を備え、これらの機器がシステムバスを介してそれぞれ接続される。
メモリ58に記憶された電池温度検出プログラム及び短絡有無判定プログラムをCPU56が実行することで、演算部29には図4にて例示する各機能部が構成される。すなわち、演算部29には、チャンネル選択部62、電圧検出部64、温度変換部66、短絡判定部68、及び温度信号合成部70が構成される。
チャンネル選択部62は、マルチプレクサ32のチャンネルを選択するスイッチング信号を出力する。電圧検出部64は、サーミスタ30_1〜30_nの正極側端子と共通負極線44との間の電位差Vout_1〜Vout_nを検出する。電圧検出部64は、例えば電圧センサを備えていてよい。なお、便宜上以下では、電位差Vout_1〜Vout_nを出力電圧と呼ぶ。
また、電圧検出部64は、チャンネル選択部62に対して、マルチプレクサ32のチャンネルを選択するスイッチング信号をリセットする(k→1)リセット指令信号を出力可能となっている。
図5に示すように、マルチプレクサ32の任意のチャンネルCHkが選択されると、図5に示すように、サーミスタ30の正極側端子と共通負極線44との電位差Vout_kが検出される。図5から、サーミスタ30の抵抗Rt、基準抵抗R1、短絡検出用抵抗R2を用いて、出力電圧Voutは下記の数式(1)のように表すことができる。
上述したように、基準電圧Vref定電圧であり、基準抵抗R1及び短絡検出用抵抗R2は既知の固定値として捉えられるから、検出電圧値Voutの変動はサーミスタ30の温度による抵抗値変化を反映している。したがって、サーミスタ30の温度に応じた抵抗値変化特性と、出力電圧Voutとによって、サーミスタ30が取り付けられた電池セル18の温度を検出可能となる。
温度変換部66は、電圧検出部64が検出した出力電圧Vout_1〜Vout_nと、図示しない電圧−温度換算マップを参照して、出力電圧Vout_1〜Vout_nに対応するサーミスタ温度Tt_1〜Tt_nを求める。
温度信号合成部70は、チャンネル選択部62が出力したスイッチング信号を受信して、これと、図示しないスイッチング信号と電池セルIDとの対応マップから、温度検出対象の電池セル18を特定する。対応マップには、例えばチャンネルCH1と電池セル18_1の負極端子側とが対応し、チャンネルCH2と電池セル18_1の正極端子側とが対応する、といった対応関係が記憶されている。
温度信号合成部70は、さらに温度変換部66からサーミスタ温度Tt_1〜Tt_nを取得する。温度信号合成部70は、電池セル18のIDとサーミスタ温度Tt_1〜Tt_n(温度検出値)とを組み合わせた信号を合成した信号(電池セルID,温度Tt)を、制御マイコン24に送信する。
図6には、第1実施形態に係る温度検出フローが例示されている。温度検出フローは、所定のインターバルを置いて(例えば10秒置き)繰り返し実行される。
電圧検出部64は、チャンネル選択部62に対してチャンネル番号CHkをCH1に設定させるリセット指令信号を送信する(S10)。チャンネル選択部62はマルチプレクサ32のチャンネルCH1を選択するスイッチング信号を送信する。電圧検出部64はチャンネルCH1の接続先のサーミスタ30_1に対応する出力電圧Vout_1を取得する(S12)。
続いて温度変換部66は、図示しない電圧−温度換算マップを参照して、出力電圧Vout_1に対応するサーミスタ温度Tt_1を求める(S14)。求めたサーミスタ温度Tt_1は温度信号合成部70に送られる。温度信号合成部70では、チャンネル選択部62に選択されたチャンネルに対応する電池セルID(例えば電池セル18_1)を抽出するとともに、電池セルIDとサーミスタ温度Tt_1とを組み合わせたデータをメモリ58等の記憶部に記憶させる。
続いて電圧検出部64は、マルチプレクサ32のチャンネルが最後のチャンネルCHnに到達したか否かを判定する(S16)。到達していない場合は、チャンネル番号をインクリメントして(S18)、ステップS12、S14、S16を繰り返し実行する。
ステップS16にてマルチプレクサ32のチャンネルが最後のチャンネルCHnに到達した場合、温度信号合成部70は、サテライト基板16の全てのサーミスタ30_1〜30_nに対応するサーミスタ温度Tt_1〜Tt_nを電池セル18_1〜18_mのIDとともに制御マイコン24に送信する(S20)。
短絡判定部68は、電圧検出部64から、出力電圧Vout_1〜Vout_nを取得する。また、チャンネル選択部62から、マルチプレクサ32の選択チャンネルCHkを取得する。
電池セル18_1〜18_mとサーミスタ30_1〜30_nとの短絡は、図7に示す「上側短絡」と、図8に示す「下側短絡」の2態様が挙げられる。図7を参照して、上側短絡とは、サーミスタ30の正極端子側と電池セル18のケース23とが短絡した短絡態様であり、電池セル18とサーミスタ30とは、電池セル18の電解液抵抗Rs及びケース23を介して導通される。このとき、サーミスタ30及び短絡検出用抵抗R2には、基準電圧源40から共通負極線44に流れる駆動電流I1の他に、短絡電流I2が流れる。
このとき、出力電圧Voutは下記数式(2)のようになり、数式(3)のように、短絡の無いときと比較して短絡電流I2分、出力電圧Voutが増加する。
図9上段には、電池セル18_1〜18_mとサーミスタ30_1〜30_nとのいずれにも短絡が生じていない正常時と、電池セル18_1〜18_mとサーミスタ30_1〜30_nとのいずれかに上側短絡が生じた場合との、出力電圧Voutの差異が示されている。なお、横軸は温度を示し、縦軸は電圧を示す。グラフ中、1番目、2番目・・・との番号は、図2の電池セル18_1、18_2に対応するものであり、要するに短絡した電池セル18が負極側から数えて何番目の電池セル18であるかを表している。
一般的に、サーミスタ抵抗Rtには温度依存性があるので、温度に応じて出力電圧Voutは変動する。この変動幅が正常時と短絡時とで異なり、さらに短絡態様によっても変動幅が異なる。また、短絡した電池セル18が正極側になるほど、短絡回路に含まれる電池セル18は増えるから、出力電圧Voutはその分増加する。
図9上段のグラフに示されるように、上側短絡では、正常時(無短絡時)と短絡時とで電圧に有意な差が生じており、正常時と短絡時との判別が可能であることが理解される。さらに、短絡する電池セル18間でも(例えば1番目短絡と2番目短絡)電圧に有意な差が生じることから、上側短絡では、短絡対象の絞込みが可能であることが理解される。
図8を参照して、下側短絡は、サーミスタ30の負極端子側と電池セル18とが短絡した短絡態様であり、典型的にはサーミスタ抵抗Rtを通らずに電池セル18とサーミスタ30とが短絡する短絡態様である。このとき、短絡検出用抵抗R2には、基準電圧源40から共通負極線44に流れる駆動電流I1の他に、短絡電流I2が流れる。
このとき、出力電圧Voutは下記数式(4)のようになり、上記数式(3)のように、短絡の無いときと比較して出力電圧Voutが増加する。
このように、本実施形態では、短絡検出用抵抗R2を設けることで、上側短絡はもちろんのこと、サーミスタ抵抗Rtを経由しないような下側短絡も検出可能となる。
図9下段には、電池セル18_1〜18_mとサーミスタ30_1〜30_nとのいずれにも短絡が生じていない正常時と、電池セル18_1〜18_mとサーミスタ30_1〜30_nとのいずれかに下側短絡が生じた場合との、出力電圧Voutの差異が示されている。なお、図9上段と同様に、横軸は温度を示し、縦軸は電圧を示す。グラフ中、1番目、2番目・・・との番号は、下側短絡した電池セル18が負極側から数えて何番目の電池セル18であるかを表している。
図9下段のグラフの、特に高温側(グラフ右側)では、下側短絡では、正常時(無短絡時)と短絡時とで電圧に有意な差が生じており、正常時と短絡時との判別が可能であることが理解される。さらに、短絡する電池セル18によっても電圧に有意な差が生じることから、短絡対象の絞込みが可能であることが理解される。
なお、温度の低下に伴い、出力電圧Voutの差が縮まっていく。これは、NTCサーミスタの特性によるものである。NTCサーミスタは温度低下に伴い抵抗が増加する。したがって、温度低下に伴い、数式(4)の第1項の影響が第2項と比較して大きくなり、短絡電流I2の寄与分が相対的に小さくなる。
図9上段及び下段の特性を踏まえて、短絡判定部68は、出力電圧Vout_1〜Vout_nに基づいて、電池セル18_1〜18_mとサーミスタ30_1〜30_nとの短絡有無を判定する。図10には、第1実施形態による短絡判定フローが例示されている。なお、後述する実施形態における短絡フローと識別するために、以下では第1短絡判定フローと呼ぶ。第1短絡判定フローは、所定のインターバルを置いて(例えば30秒置きに)繰り返し実行される。
短絡判定部68は、チャンネル選択部62に対してチャンネル番号CHkをCH1に設定させるリセット指令信号を送信する(S30)。チャンネル選択部62はマルチプレクサ32のチャンネルCH1を選択するスイッチング信号を、マルチプレクサ32及び短絡判定部68に送信する。電圧検出部64はチャンネルCH1の接続先のサーミスタ30_1に対応する出力電圧Vout_1を取得する(S32)。取得された出力電圧Vout_1は短絡判定部68に送られる。
続いて短絡判定部68は、マルチプレクサ32のチャンネルが最後のチャンネルCHnに到達したか否かを判定する(S34)。到達していない場合は、チャンネル番号をインクリメントして(S36)、ステップS32、S34が繰り返し実行される。
ステップS34にてマルチプレクサ32のチャンネルが最後のチャンネルCHnに到達した場合、短絡判定部68は、サテライト基板16の全てのサーミスタ30_1〜30_nに対応する出力電圧Vout_1〜Vout_nの平均値Vave(平均出力電圧)を求める(S38)。
さらに短絡判定部68は、チャンネル選択部62に対してチャンネル番号CHkをCH1に設定させるリセット指令信号を送信する(S40)。チャンネル選択部62はマルチプレクサ32のチャンネルCH1を選択するスイッチング信号を、マルチプレクサ32及び短絡判定部68に送信する。電圧検出部64はチャンネルCH1の接続先のサーミスタ30_1に対応する出力電圧Vout_1を再度取得する。または再度取得せずに、ステップS32にて取得済みの出力電圧Vout_1を呼び出す。出力電圧Vout_1は短絡判定部68に送られる。
続いて短絡判定部68は、取得した出力電圧Vout_1と平均出力電圧Vaveとの差の絶対値|Vout_k−Vave|を求め、この値が所定の閾値Vth未満であるか否かを判定する(S42)。つまり、電池セル18と正常に絶縁された、多数のサーミスタ30の集団から、電池セル18と短絡したサーミスタ30を浮かび上がらせる(あぶり出す)。
|Vout_k−Vave|が閾値Vth未満である場合には、短絡判定部68は、判定対象のサーミスタ30_1に対して短絡無しと判定する(S44)。一方、|Vout_k−Vave|が閾値Vth以上である場合には、短絡判定部68は、判定対象のサーミスタ30_1に対して短絡有りと判定する(S46)。この短絡有り/無しの判定結果は、判定対象のサーミスタ30_1のIDとともに、メモリ58等の記憶部に記憶される。
次に短絡判定部68は、マルチプレクサ32のチャンネルが最後のチャンネルCHnに到達したか否かを判定する(S48)。到達していない場合は、チャンネル番号をインクリメントして(S50)、ステップS42〜S48を繰り返し実行する。
ステップS48にてマルチプレクサ32のチャンネルが最後のチャンネルCHnに到達した場合、短絡判定部68は、サテライト基板16の全てのサーミスタ30_1〜30_nに対応する短絡無判定結果を、制御マイコン24に送信する(S52)。
<第2実施形態>
図11には、第2実施形態に係る温度測定回路部28及びこれに接続された演算部29が例示されている。第1実施形態(図2)との違いは、短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nのそれぞれに並列にバイパススイッチSW1_1〜SW1_nを接続させた点にある。残りの構成については図2と同様であることから、以下では適宜説明を省略する。
なお、後述の実施形態におけるバイパススイッチとの識別のため、本実施形態におけるバイパススイッチを、以下では第1バイパススイッチと呼ぶ。
短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nを設けた結果、通常の温度検出フローにおいて、温度検出の感度が低下するおそれがある。例えば数式(1)において、温度に対して一定値である短絡検出用抵抗R2が含まれることで、短絡検出用抵抗R2が無い場合と比較して、サーミスタ抵抗Rtの変化(温度変化に対応した抵抗変化)に対する出力電圧Voutの変化量が減少する。つまりサーミスタ30の温度変化に対する感度が低下するおそれがある。
そこで第2実施形態では、温度検出フローの実行時には第1バイパススイッチSW1_1〜SW1_nをON(閉止、導通)にして短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nの影響を取り除いた上で温度検出を行う。一方、短絡判定フローの実行時には第1バイパススイッチSW1_1〜SW1_nをOFF(開放、遮断)にする。
図12には、第2実施形態に係る演算部29の機能ブロック図が例示されている。第1実施形態における演算部29の機能ブロック(図4)との違いは、短絡判定部68がスイッチのON/OFF指令を出力可能となった点にある。
図13には、短絡判定フロー及び温度検出フローの実行可否を判定するメインフローが例示されている。なお、後述の実施形態におけるメインフローとの識別のため、本メインフローを以下では第1メインフローと呼ぶ。
短絡判定部68は、短絡診断を実施するか否かを判定する(S60)。例えば、前回の短絡診断から所定のインターバル(待ち時間)が経過しているか否かを判定する。短絡診断を実施しない場合は、ステップS66までスキップする。
短絡診断を実施すると判定した場合、例えば前回の短絡診断から所定のインターバルが経過している場合、短絡判定部68は、第1バイパススイッチSW1_1〜SW1_nをOFF(開放、遮断)状態に設定する(S62)。その後、図10に示す第1短絡判定フローが実行される(S64)。
第1短絡判定フローの実行後、または、ステップS60にて短絡診断を実施しないと判定された場合、短絡判定部68は、第1バイパススイッチSW1_1〜SW1_nをON(閉止、導通)状態に設定する(S66)。その後、図6に示す温度検出フローが実行される(S68)。
<第3実施形態>
図14には、第3実施形態に係る温度測定回路部28とそれに接続された演算部29が例示されている。第1実施形態(図2)との違いは、基準抵抗R1_1〜R1_nと短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nの配線間に、サーミスタ30_1〜30_nと並列に、サーミスタ30_1〜30_nをバイパスする第2バイパススイッチSW2_1〜SW2_nを設けた点にある。残りの構成については図2と同様であることから、以下では適宜説明を省略する。
なお、演算部29の機能ブロックは、第2実施形態で例示した機能ブロック(図12)と同様であり、短絡判定部68は、第2バイパススイッチSW2_1〜SW2_nにON/OFF信号を出力可能となっている。
第3実施形態では、短絡検出の精度向上に重点を置いている。すなわち、温度検出フローでは、第2バイパススイッチSW2_1〜SW2_nをOFF状態(開放、遮断)にする。一方、短絡判定フロー実行時には、図15に示すように、第2バイパススイッチSW2_1〜SW2_nをON状態(閉止、導通)にする。
第2バイパススイッチSW2_1〜SW2_nをON状態にしてサーミスタ30_1〜30_nを回避することで、短絡が発生していないときの出力電圧Voutは、下記数式(5)のように表せる。また、上側短絡時及び下側短絡時の出力電圧Voutは下記数式(6)のように表せる。
数式(5)(6)より、温度依存性のない(サーミスタ30と比べて温度による抵抗変化を無視してよい)短絡検出用抵抗R2のみが抵抗成分となる。したがって、図16に示すように、出力電圧Voutは、温度変化に左右されずに一定値を取る。また、数式(6)に示すように上側短絡時と、下側短絡時とで、k番目短絡時の出力電圧Voutが同一の値となる。
このような短絡時の特性から、本実施形態では短絡判定フローを図10の第1短絡判定フローと比較して簡略化させている。以下では本実施形態に係る短絡判定フローを第2短絡判定フローと呼ぶ。
図17には、第2短絡判定フローが例示されている。短絡判定部68は、チャンネル選択部62に対してチャンネル番号CHkをCH1に設定させるリセット指令信号を送信する(S70)。チャンネル選択部62はマルチプレクサ32のチャンネルCH1を選択するスイッチング信号を、マルチプレクサ32及び短絡判定部68に送信する。電圧検出部64はチャンネルCH1の接続先のサーミスタ30_1に対応する出力電圧Vout_1を取得する(S72)。取得された出力電圧Vout_1は短絡判定部68に送られる。
続いて短絡判定部68は、取得した出力電圧Vout_1が所定の閾値Vth未満であるか否かを判定する(S74)。閾値Vthは、例えば図16のグラフ中、正常と1番目短絡との間の任意の電圧値であってよい。
出力電圧Vout_1が閾値Vth未満である場合、短絡判定部68は、判定対象のサーミスタ30_1に対して短絡無しと判定する(S76)。一方、出力電圧Vout_1が閾値Vth以上である場合、短絡判定部68は、判定対象のサーミスタ30_1に対して短絡有りと判定する(S78)。これらの判定結果はチャンネル選択部62から送られるチャンネル番号CHkに対応するサーミスタ30のIDと併せて、メモリ58等の記憶部に記憶される。
次に短絡判定部68は、マルチプレクサ32のチャンネルが最後のチャンネルCHnに到達したか否かを判定する(S80)。到達していない場合は、チャンネル番号をインクリメントして(S82)、ステップS72〜S80を繰り返し実行する。
ステップS80にてマルチプレクサ32のチャンネルが最後のチャンネルCHnに到達した場合、短絡判定部68は、サテライト基板16の全てのサーミスタ30_1〜30_nに対応する短絡無判定結果を、制御マイコン24に送信する(S84)。
図18には、短絡判定フロー及び温度検出フローの実行可否を判定する第2メインフローが例示されている。短絡判定部68は、短絡診断を実施するか否かを判定する(S90)。例えば、前回の短絡診断から所定のインターバル(待ち時間)が経過しているか否かを判定する。短絡診断を実施しない場合は、ステップS96までスキップする。
短絡診断を実施すると判定した場合、例えば前回の短絡診断から所定のインターバルが経過している場合、短絡判定部68は、第2バイパススイッチSW2_1〜SW2_nをON(閉止、導通)状態に設定する(S92)。その後、図17に示す第2短絡判定フローが実行される(S94)。
第2短絡判定フローの実行後、または、ステップS90にて短絡診断を実施しないと判定された場合、短絡判定部68は、第2バイパススイッチSW2_1〜SW2_nをOFF(開放、遮断)状態に設定する(S96)。その後、図6に示す温度検出フローが実行される(S98)。
<第4実施形態>
図19には、第4実施形態に係る温度測定回路部28及びこれに接続された演算部29が例示されている。第1実施形態(図2)との違いは、基準電圧源40と基準抵抗R1_1〜R1_nとの間に、基準電圧源40からの電圧Vrefの印加を遮断可能な基準電圧遮断スイッチSW3を設けた点にある。基準電圧遮断スイッチSW3は、正極線38から基準抵抗R1_1〜R1_nに分岐する分岐点よりも基準電圧源40側に設けられていてよい。例えば基準電圧源40から分岐してそれぞれのサーミスタ30_1〜30_nに接続される分岐配線よりも基準電圧源40側の配線上に基準電圧遮断スイッチSW3が設けられる。
このような構成とすることで、基準電圧遮断スイッチSW3の設置数を1とすることができる。例えば基準電圧遮断スイッチSW3は、正極線38に設けられた独立したスイッチ素子であってもよいし、演算部29内に内蔵(集積)させてもよい。なお、基準電圧遮断スイッチSW3を除く他の構成については図2と同様であることから、以下では適宜説明を省略する。
また、演算部29の機能ブロックは、第2実施形態で例示した機能ブロック(図12)と同様であり、短絡判定部68は、基準電圧遮断スイッチSW3にON/OFF信号を出力可能となっている。
第4実施形態では、第3実施形態と同様に、第1短絡判定フローと比較して簡略化された第2短絡判定フローによる短絡有無判定が可能となっている。その上、第3実施形態と比較して、サテライト基板16に設けるスイッチが少数で済むというメリットがある。
第4実施形態では、短絡判定フロー(第2短絡判定フロー)の実行時に、基準電圧遮断スイッチSW3をOFF(開放、遮断)状態に設定する。この場合において、基準電圧源40から遮断されることから、サーミスタ30には駆動電流I1が流れない。したがって、図20に例示するように、電池セル18_1〜18_m及びサーミスタ30_1〜30_nのいずれも絶縁された正常時において、出力電圧Voutは、いずれの温度帯においても0[V]となる。
一方、電池セル18_1〜18_m及びサーミスタ30_1〜30_nのいずれかに短絡が発生した場合、図20上段及び図21で示す上側短絡の場合には、サーミスタ30及び短絡検出用抵抗R2に短絡電流I2が流れ、これに伴って出力電圧Voutは非ゼロの値となる。
具体的には、上側短絡(図20上段)の場合、サーミスタ抵抗Rtの影響を受けて、温度に応じて出力電圧Voutは変化する。しかしながら、いずれの温度帯においても、上側短絡時の出力電圧Voutは、正常時の出力電圧Vout=0を超過した値となる。
また、下側短絡(図20下段及び図22)の場合、短絡電流I2はサーミスタ30を回避するために、どの温度帯においても出力電圧Voutは一定値となり、さらに、正常時の出力電圧Vout=0を超過した値となる。
図23には、第4実施形態における第3メインフローが例示されている。なお、図18の第2メインフローと同一のステップについては同じステップ符号を付し、適宜説明を省略する。
ステップS90にて、短絡診断を実施する旨の判定がなされると、演算部29の短絡判定部68は、基準電圧遮断スイッチSW3をOFF状態(開放、遮断)に設定する(S100)。その後、第2短絡判定フロー(図17)が実行される(S94)。
第2短絡判定フローの実行後、演算部29の短絡判定部68は、基準電圧遮断スイッチSW3をON状態(閉止、導通)に設定する(S102)。その後、温度検出フロー(図6)が実行される(S98)。
<第5実施形態>
図24には、第5実施形態に係る温度測定回路部28及びこれに接続された演算部29が例示されている。第1実施形態(図2)との違いは、基準電圧源40と基準抵抗R1_1〜R1_nと間に設けられたノードと、短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nと演算部29との間に設けられたノードを繋ぐ配線72を設けるとともに、当該配線72に基準電圧バイパススイッチSW4を設けた点にある。残りの構成については図2と同様であることから、以下では適宜説明を省略する。
また、演算部29の機能ブロックは、第2実施形態で例示した機能ブロック(図12)と同様であり、短絡判定部68は、基準電圧バイパススイッチSW4にON/OFF信号を出力可能となっている。第5実施形態では、短絡判定フローの実行時に、基準電圧バイパススイッチSW4をON(閉止、導通)状態に設定する。また、温度検出フローの実行時に、基準電圧バイパススイッチSW4をOFF(開放、遮断)状態に設定する。
上述したように、第4実施形態(図19)では、短絡判定フローの実行時に基準電圧遮断スイッチSW3をOFF状態(開放、遮断)に設定する。この場合において、電池セル18_1〜18_mのうち、高電圧側の電池セル18_m等に短絡が生じると、高電圧が温度測定回路部28に印加され、開放状態の基準電圧遮断スイッチSW3が絶縁破壊されて導通されるおそれがある。絶縁破壊を回避するには基準電圧遮断スイッチSW3を高耐圧のスイッチとする必要がある。
これに対して第5実施形態では、短絡判定フロー実行時には基準電圧バイパススイッチSW4がON状態(閉止、導通)に設定されることから、短絡発生時に上記のような絶縁破壊が免れる。例えば基準電圧バイパススイッチSW4は、OFF状態に設定される温度検出フロー時に絶縁破壊から免れるように、基準電圧Vrefを超過する程度の耐圧性能を備えていればよい。
図25には、第5実施形態に係る温度測定回路部28において、短絡判定フロー実行時(基準電圧バイパススイッチSW4:ON)に上側短絡が発生した際の回路図が例示されている。短絡電流はサーミスタ30を経由する第1短絡電流I2及び基準抵抗R1を経由する第2短絡電流I2’に分流される。
図27の上段に例示されるように、第1短絡電流I2がサーミスタ30を通過することで、出力電圧Voutは温度変化の影響を受けて変動する。具体的にはサーミスタ抵抗Rtが増加する低温帯において出力電圧Voutが増加する。しかしながら、短絡のない正常状態(Vout=0[V])と、いずれかのサーミスタ30_1〜30_nに短絡が発生した場合とで、全温度帯に亘り有意な差異が表れていることが理解される。
図26には、第5実施形態に係る温度測定回路部28において、短絡判定フロー実行時(基準電圧バイパススイッチSW4:ON)に下側短絡が発生した際の回路図が例示されている。短絡電流は図25と同様に第1短絡電流I2及び第2短絡電流I2’に分流される。
ここで、第2短絡電流I2’は図25の第1短絡電流I2とは異なり、サーミスタ30の負極側から正極側に流れる。これを受けて、図27の下段に示すように、出力電圧Voutは、上側短絡時とは対となるような振る舞いとなる。すなわち、サーミスタ抵抗Rtが増加する低温帯において、短絡の有無や短絡箇所に関わらず、出力電圧Voutは0[V]に収束する。このような特性から、例えば所定の高温度帯域に絞って短絡判定フローを実行するようにしてもよい。
図28には、第5実施形態における第4メインフローが例示されている。なお、図23の第3メインフローと同一のステップについては同じステップ符号を付し、適宜説明を省略する。
ステップS90にて、短絡診断を実施する旨の判定がなされると、短絡判定部68は、基準電圧バイパススイッチSW4をON状態(閉止、導通)に設定する(S104)。その後、第2短絡判定フロー(図17)が実行される(S94)。
第2短絡判定フローの実行後、短絡判定部68は、基準電圧バイパススイッチSW4をOFF状態(開放、遮断)に設定する(S106)。その後、温度検出フロー(図6)が実行される。
<第6実施形態>
図29には、第6実施形態に係る温度測定回路部28及びこれに接続された演算部29が例示されている。第6実施形態では、短絡が発生して高電圧が温度測定回路部に印加されたときに、マルチプレクサ32や演算部29等への高電圧印加を回避するためにツェナーダイオードを設けた点に特徴がある。
図29に示されているように、サーミスタ30の正極側端子とマルチプレクサ32とを繋ぎ、マルチプレクサ32を介してサーミスタ30の正極側端子と演算部29とを繋ぐ正極側配線74と、サーミスタ30の負極側端子と共通負極線44とを繋ぐ負極側配線76とを繋ぐように、双方向ツェナーダイオードZD1がサーミスタ30に並列にそれぞれ接続される。これにより、短絡検出用抵抗R2_1〜R2_nの大電流供給に伴う過熱が抑制される。
さらに、正極側配線74と共通負極線44とを繋ぐ配線78(バイパス配線)が設けられるとともに、当該配線78(バイパス配線)に片方向ツェナーダイオードZD2が設けられる。これにより、マルチプレクサ32及び演算部29への高電圧印加が抑制される。
なお、双方向ツェナーダイオードZD1及び片方向ツェナーダイオードZD2は、高電圧印加に対する保護回路素子として機能するため、少なくとも高電位側の電池セル18に対応して設けられる。例えば、電池セル18_1〜18_mのうち、半分から高電位側の電池セル18_m/2〜18_mに対応するサーミスタ30_n/2〜30_nに並列に双方向ツェナーダイオードZD1_n/2〜ZD1_nが設けられる。また、サーミスタ30_n/2〜30_nの正極側配線74_n/2〜74_nと共通負極線44とを繋ぐ配線78_n/2〜78_n(バイパス配線)が設けられるとともに、当該配線78_n/2〜78_nに片方向ツェナーダイオードZD2_n/2〜ZD2_nが設けられる。
また、第4実施形態と同様に、基準電圧源40と基準抵抗R1_1〜R1_nとの間に、基準電圧源40からの電圧Vrefの印加を遮断可能な基準電圧遮断スイッチSW3を設ける。第4実施形態と同様にして、本実施形態でも、短絡判定フローの実行時に、基準電圧遮断スイッチSW3がOFF(開放、遮断)状態に設定され、短絡判定フローの実行時に、基準電圧遮断スイッチSW3がON(開放、遮断)状態に設定される。
図30には、下側短絡時の回路図が例示されている。下側短絡時、短絡検出用抵抗R2を通過する短絡経路L1と、双方向ツェナーダイオードZD1及び片方向ツェナーダイオードZD2を通過する短絡経路L2とに分岐される。このうち後者は双方向ツェナーダイオードZD1及び片方向ツェナーダイオードZD2にクランプされ、出力電圧Voutは、片方向ツェナーダイオードZD2のクランプ電圧Vzと等しくなる。
上述したように、短絡判定フローの実行時には、基準電圧遮断スイッチSW3がOFF(開放、遮断)状態に設定されるから、出力電圧Voutが非ゼロの電圧値を検出することで、短絡発生を検知可能となる。
図31には、片方向ツェナーダイオードZD2に印加される電圧が降伏電圧(ツェナー電圧)を超過してショート(白抜きで表示)したときの例が示されている。このとき、片方向ツェナーダイオードZD2の両端電圧は0[V]となり、出力電圧Voutもこれと等しく0[V]となる。
このように、片方向ツェナーダイオードZD2がショートすることで、出力電圧Voutが0[V]となり、電圧値上では短絡が発生していないときと同じことになる。そこで、本実施形態では、温度検出フローの検出結果も利用して、短絡有無の判定を行う。
温度検出フロー実行時には、基準電圧遮断スイッチSW3がON状態となり、正常時(無短絡時)には、これに応じて出力電圧Voutには非ゼロの電圧値が検出される。一方、短絡時には片方向ツェナーダイオードZD2がショートすることで、基準電圧遮断スイッチSW3がON状態であっても、出力電圧Voutが0[V]となる。このように、基準電圧遮断スイッチSW3がON状態となる温度検出フロー実行時に出力電圧Voutが0[V]となることをもって、短絡の発生を検知可能となる。
<第7実施形態>
第1〜第6実施形態では、短絡検出用抵抗R2を通常の抵抗器としていたが、本実施形態では当該抵抗R2としてPTC(Positive Temperature Coefficient)抵抗を用いる。
PTC抵抗は、温度の上昇に対して抵抗が増加する特性を備える。これを踏まえて、短絡発生時に大電流が温度測定回路部28に流れた際に、PTC抵抗からなる短絡検出用抵抗R2の温度が上昇して抵抗値が増加し、その結果電流が絞られる。これにより、温度測定回路部28の過熱が抑制される。
<第8実施形態>
上述したように、図10の第1実施形態では、平均出力電圧Vaveと所定の出力電圧Vout_kとの比較により、当該所定の出力電圧Vout_kに対応する電池セル18_kの短絡有無を判定した。一方、図9に示すように、特に下側短絡において低温領域では短絡時と正常時との差異が小さくなり、平均出力電圧Vaveとの有意な差が得られないおそれがある。
図32には、出力電圧の時間変化が例示されている。上段、中段、下段のいずれのグラフも、横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示す。破線は測定タイミングを表している。例えば図32の上段には、2つの出力電圧Vout_1とVout_2の電圧変化が示されている。横軸は時間、縦軸は電圧を示す。図32の中段は、Vout_1とVout_2の差分をとったものである。この値は、平均出力電圧Vaveと所定の出力電圧Vout_kとの比較に対応するものである。
図32の上段に示すように、時刻t0にて出力電圧Vout_1に対応するサーミスタ30_1と電池セル18_1とが短絡する。しかしながらその後の測定タイミングにおいて、中段のグラフに示されているように、短絡発生時のVout_1とVout_2の差分値と、短絡の無い正常時における同差分値とで有意な差異が表れないおそれがある。
そこで、短絡発生時には出力電圧Voutが急増する点に着目して、図32の下段に示すように、出力電圧Vout_1の温度変化量(微分値)を求め、これに基づいて短絡有無を判定してもよい。これにより、高精度な短絡発生の有無検知が可能となる。
10 電池温度監視システム、12 電池モジュール、14 メイン基板、16 サテライト基板、18 電池セル、20 電池ブロック、23 ケース、24 制御マイコン、28 温度測定回路部、29 演算部、30 サーミスタ、32 マルチプレクサ、34 電流センサ、36 絶縁部材、38 正極線、40 基準電圧源、44 共通負極線、50 短絡検出線、62 チャンネル選択部、64 電圧検出部、66 温度変換部、68 短絡判定部、70 温度信号合成部。

Claims (4)

  1. 直列接続された複数の電池セルのそれぞれの温度を検出する温度測定回路部と、
    前記温度測定回路部に接続され前記電池セルのそれぞれの温度検出値を求める演算部と、
    を備える、電池温度監視システムであって、
    前記温度測定回路部は、
    それぞれの前記電池セルのケースに絶縁部材を介して接する、複数のサーミスタと、
    前記複数のサーミスタに対して基準電圧を印加する基準電圧源と、
    前記複数のサーミスタの負極側端子のいずれにも接続されるとともに、直列接続された前記複数の電池セルのうち最も負極側の前記電池セルの負極にも接続される、共通負極線と、
    前記複数のサーミスタのそれぞれの負極側端子と前記共通負極線との間に挿入される短絡検出用抵抗と、
    を備え、
    前記演算部は、
    前記サーミスタの正極側端子と前記共通負極線との間の電位を測定する電圧検出部と、
    前記測定された電位に基づいて測定対象の前記サーミスタとこれに接する前記電池セルとの短絡有無を判定する短絡判定部と、
    を備える、
    ことを特徴とする、電池温度監視システム。
  2. 請求項1に記載の電池温度監視システムであって、
    前記基準電圧源から分岐してそれぞれの前記複数のサーミスタに接続される分岐配線よりも前記基準電圧源側に設けられたスイッチを備え、
    前記演算部は、前記短絡有無の判定時に前記スイッチを遮断状態とし、前記サーミスタの電圧に基づいて前記電池セルの温度を求める温度検出時に前記スイッチを導通状態とする、
    ことを特徴とする、電池温度監視システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電池温度監視システムであって、
    それぞれの前記サーミスタの正極側端子と前記演算部とを繋ぐ正極側配線と、前記共通負極線とを繋ぐ複数のバイパス配線と、
    それぞれの前記バイパス配線に設けられたツェナーダイオードと、
    を備えることを特徴とする、電池温度監視システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の電池温度監視システムであって、
    前記短絡検出用抵抗は、PTC抵抗から構成されることを特徴とする、電池温度監視システム。
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