JP6599388B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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本発明は、アンテナ装置に関する。
陸上移動無線通信用の基地局に設置されるアンテナには、扇状の無線ゾーンをカバーできる周波数選択性反射板(FSR: Frequency Selective Reflector)付ダイポールアンテナが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
図7は、FSR付ダイポールアンテナATの一例を示す。図7(a)は、正のZ軸方向からXY平面に射影したFSR付ダイポールアンテナATを示し、図7(b)は、正のX軸方向からYZ平面に射影したFSR付ダイポールアンテナATを示す。FSR付ダイポールアンテナATは、誘電体基板1と、複数の導体素子2を有する導体素子列3と、複数の導体素子4を有する導体素子列5と、アンテナ放射素子6とを有する。
図7(a)に示すように、長方形状の導体素子2、4の各々は、重心点が一点破線で示した直線7、8上にそれぞれ等間隔に配置される。そして、各導体素子2、4の長手方向が各直線7、8と直交するように配置されることにより、導体素子列3と導体素子列5とがそれぞれ形成される。また、図7(b)に示すように正のX軸方向から見た場合、導体素子列3、5の導体素子2、4が互いに重なり合わないように平行に設置される。また、図7に示したアンテナ放射素子6は、例えば、ダイポールアンテナであり、ダイポールアンテナ素子の長手方向すなわちダイポールアンテナの偏波方向と導体素子2、4の長手方向の向きを一致させるように設置される。
図8は、図7に示したFSR付ダイポールアンテナATの3GHzから4GHzの周波数帯域における水平面内の放射パターンの一例を示す。なお、図8では、3.4GHz、3.6GHz、3.8GHzの周波数帯域における水平面内の放射パターンをそれぞれ示す。図7に示すように、誘電体基板1上の導体素子列3、5は、3GHzから4GHzの周波数帯域において電磁波を反射するFSRとして動作するように各導体素子2、4の寸法と配置間隔が調整されている。このため、導体素子列3、5は、3GHzから4GHzの周波数帯域においてアンテナ放射素子6から放射された電磁波を反射し、正のZ軸方向すなわちFSRの前方にメインビームを形成する。
谷澤 佑亮, 長 敬三, 安藤 篤也,"折り曲げFSRを配置した2 周波数共用反射板付ダイポールアンテナの放射特性", 電子情報通信学会通信ソサイエティ大会, BS-1-6, 2016年9月.
図8は、導体素子列3、5は、FSRを透過して負のZ軸方向すなわちFSR後方にバックローブを形成することを示す。すなわち、図7に示したFSR付ダイポールアンテナATは、扇状の無線ゾーンをカバーする陸上移動無線通信用の基地局に適用した場合、隣接する扇状無線ゾーンに対して干渉の影響を与え、電力使用効率が劣化することがある。
これは、FSRを構成する導体素子列3、5を3GHzから4GHzの周波数帯域において電磁波を反射するように、導体素子2、4の寸法と配置間隔とは調整されている。しかしながら、導体素子列3、5の配置間隔は、電磁波の波長の半分程度であり、配置される導体素子2、4による金属の密度は金属板等に比べて疎である。このため、FSRの反射特性は、金属板と等価な特性とはならず、図8に示すように、FSRを通過して後方に漏れていく電磁波が存在し、FSR後方への不要放射が大きいという問題がある。
本発明は、FSR後方に漏れる電磁波を低減して、干渉の発生を抑制し電力使用効率を改善することができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、電磁波を放射する放射素子と、複数の導体素子および誘電体基板を有する反射板とを備え、複数の導体素子の各々は、電磁波の偏波方向と交差する第1方向に平行な複数の直線上に、導体素子の長手方向と偏波方向とを一致させ、かつ隣接する直線上の導体素子と第1方向で互い違いにして、誘電体基板の第1平面または第1平面に対向する誘電体基板の第2平面に配置され、複数の直線は、導体素子の長手方向の長さより短い間隔で偏波方向に並んでいることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、反射板は、少なくとも1つの直線上に配置された導体素子が、第1平面に配置され、少なくとも1つの他の直線上に配置された導体素子が、第2平面に配置されることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、反射板は、複数の導体素子の各々と交差するように、複数の別の導体素子が、第1平面および第2平面のうち複数の導体素子が配置される平面と異なる平面に配置されることを特徴とする。
本発明は、FSR後方に漏れる電磁波を低減して、干渉の発生を抑制し電力使用効率を改善することができる。
アンテナ装置の一実施形態を示す図である。 図1に示したアンテナ装置の3GHzから4GHzの周波数帯域における水平面内放射パターンの一例を示す図である。 図1に示したアンテナ装置におけるFB比(Front to Back Ratio:フロントバック比)の分布の一例を示す図である。 図1に示した2組の導体素子列を誘電体基板に配置した場合の一例を示す図である。 アンテナ装置の別の実施形態を示す図である。 アンテナ装置の別の実施形態を示す図である。 FSR付ダイポールアンテナの一例を示す図である。 図7に示したFSR付ダイポールアンテナの3GHzから4GHzの周波数帯域における水平面内の放射パターンの一例を示す図である。
以下、図面を用いて実施形態について説明する。
図1は、アンテナ装置の一実施形態を示す。図1(a)は、正のZ軸方向からXY平面に射影したアンテナ装置100を示し、図1(b)は、正のX軸方向からYZ平面に射影したアンテナ装置100を示す。
図1に示したアンテナ装置100は、FSR付ダイポールアンテナであり、誘電体基板10と、複数の導体素子20を有する導体素子列30と、複数の導体素子40を有する導体素子列50と、アンテナ放射素子60とを有する。
誘電体基板10は、ガラスエポキシ、テフロン(登録商標)やセラミック基板等であり、反射する電磁波の2分の1波長程度の長さをX軸方向に有し、1波長程度の長さをY軸方向に有する。なお、誘電体基板10の大きさは、アンテナ装置100に要求される性能や設置される環境等に応じて適宜決定されることが好ましい。
導体素子20、40は、銅等の金属であり、エッチング処理等を用いて誘電体基板10に配置される。導体素子20、40は、例えば、反射する電磁波の波長の0.2波長程度の長さを長手方向(X軸方向)に有した矩形の形状を有する。そして、導体素子20は、例えば、導体素子40とY軸方向で互い違いにして、導体素子列30、50のX軸方向の間隔を導体素子20の長手方向の長さより短くなるように、アンテナ放射素子60に対向する誘電体基板10の正のZ軸側のXY平面の一点破線で示した直線70(Y軸方向)上に0.2波長等の等間隔で配置される。また、導体素子40は、導体素子20と同じXY平面の一点破線で示した直線80(Y軸方向)上に、0.2波長等の等間隔で配置される。このため、図1(b)に示すように、正のX軸方向から見た場合、導体素子20と導体素子40とは、Y軸方向に0.1波長程度の等間隔で配置される。これにより、導体素子列30、50と誘電体基板10とは、反射板(FSR)として機能する。以下では、誘電体基板10の正のZ軸側のXY平面は、“表面”とも称される。
なお、導体素子20および導体素子40の数や大きさ等は、アンテナ装置100に要求される動作性能や設置される環境等に応じて適宜決定されることが好ましい。また、導体素子20および導体素子40のY軸方向の間隔、および導体素子列30と導体素子列50との間隔についても、アンテナ装置100に要求される動作性能や設置される電波環境等に応じて適宜決定されることが好ましい。
また、導体素子20、40は、誘電体基板10のXY平面のうち、負のZ軸側のXY平面(以下、“裏面”とも称される)に配置されてもよい。
アンテナ放射素子60は、例えば、ダイポールアンテナである。アンテナ放射素子60は、例えば、不図示の誘電体基板10に設けられた穴等の開口部を通して、誘電体基板10の裏面から挿入され、放射する電磁波を給電する銅線等の先端に配置される。なお、アンテナ放射素子60は、ダイポールアンテナの長手方向すなわちダイポールアンテナの偏波方向と導体素子20、40の長手方向の向きと一致するように設置される。また、アンテナ放射素子60は、誘電体基板10から4分の1波長の位置に設置される。
図2は、図1に示したアンテナ装置100の3GHzから4GHzの周波数帯域における水平面内放射パターンの一例を示す。なお、図2は、3.4GHz、3.6GHz、3.8GHzの周波数帯域における水平面内の放射パターンをそれぞれ示す。
アンテナ装置100は、3GHzから4GHzの周波数帯域において電磁波を反射するFSRとして動作するように各導体素子20、40の寸法と配置間隔が調整されている。これにより、アンテナ装置100は、誘電体基板10上の導体素子列30、50において、図8の場合と同様に、アンテナ放射素子60から放射された3GHzから4GHzの周波数帯域の電磁波を反射し、正のZ軸方向すなわちFSRの前方にメインビームを形成する。また、図2に示すように、アンテナ装置100は、FSRを透過して負のZ軸方向すなわちFSR後方にバックローブを形成する。
図3は、図1に示したアンテナ装置100におけるFB比の分布の一例を示す。図3の縦軸は、放射パターンのメインビームのピーク値とバックローブのピーク値との比であるFB比を示す。図3の横軸は、反射する電磁波の周波数を示す。また、図3では、図1に示したアンテナ装置100によるFB比を三角の印と実線とで示し、図7に示したFSR付ダイポールアンテナATのFB比を四角の印と破線で示す。
図3に示すように、3GHzから4GHzの周波数帯域において、図1に示したアンテナ装置100のFB比は、図7に示したFSR付きダイポールアンテナATに比べて最大で約8dB改善されている。これは、アンテナ装置100において、FSRを構成する導体素子列30の導体素子20と導体素子列50の導体素子40とが、Y軸方向に互い違いに配置されることにより、従来に比べて導体素子20、40による金属の密度が高くなる。すなわち、FSRの反射特性が金属板に近くなっていることを示す。
これにより、アンテナ装置100は、FSRを通過してFSR後方に漏れていく電磁波を減少させることができる。そして、アンテナ装置100は、扇状の無線ゾーンをカバーする陸上移動無線通信用の基地局に適用される場合、隣接する扇状無線ゾーンへの干渉量を低減でき、電力使用効率を改善できる。
なお、導体素子列30と導体素子列50との組は、X軸方向に複数配置されてもよい。
図4は、図1に示した2組の導体素子列30、50を誘電体基板10に配置した場合の一例を示す。導体素子列30と導体素子列50との組を複数配置することにより、アンテナ装置100は、FSRを通過してFSR後方に漏れていく電磁波を、一組の場合と比べてより減少させることができる。そして、アンテナ装置100は、一組の場合と比べて、隣接する扇状無線ゾーンへの干渉量をより低減でき、電力使用効率をより改善できる。
図5は、アンテナ装置の別の実施形態を示す。図1で説明した要素と同一または同様の機能を有する要素については、同一または同様の符号を付し、これらについては、詳細な説明を省略する。図5(a)は、正のZ軸方向からXY平面に射影したアンテナ装置100Aを示し、図5(b)は、正のX軸方向からYZ平面に射影したアンテナ装置100Aを示す。
図5に示したアンテナ装置100Aは、FSR付ダイポールアンテナであり、誘電体基板10と、複数の導体素子20を有する導体素子列30と、複数の導体素子40を有する導体素子列50と、アンテナ放射素子60とを有する。
導体素子20、40は、図1の場合と同様に、銅等の金属であり、エッチング処理等を用いて誘電体基板10に配置される。導体素子20、40は、例えば、反射する電磁波の波長の0.2波長程度の長さを長手方向に有した矩形の形状を有する。図5(a)に示すように、導体素子20は、例えば、導体素子40とY軸方向で互い違いにして、導体素子列30と導体素子列50とのX軸方向の間隔を導体素子20の長手方向の長さより短くなるように、誘電体基板10の裏面の直線70上に0.2波長等の等間隔で配置される。また、導体素子40は、誘電体基板10の表面の直線80上に0.2波長等の等間隔で配置される。すなわち、図5(b)に示すように、正のX軸方向から見た場合、導体素子20と導体素子40とは、誘電体基板10の裏面と表面とにそれぞれ配置される。
なお、導体素子20および導体素子40の数や大きさ等は、アンテナ装置100Aに要求される動作性能や設置される環境等に応じて適宜決定されることが好ましい。また、導体素子20および導体素子40のY軸方向の間隔、および導体素子列30と導体素子列50との間隔についても、アンテナ装置100Aに要求される動作性能や設置される電波環境等に応じて適宜決定されることが好ましい。
アンテナ装置100Aは、図1に示したアンテナ装置100と同様に、3GHzから4GHzの周波数帯域において電磁波を反射するFSRとして動作するように各導体素子20、40の寸法と配置間隔が調整されている。これにより、アンテナ装置100Aは、導体素子列30、50において、図1の場合と同様に、アンテナ放射素子60から放射された3GHzから4GHzの周波数帯域の電磁波を反射し、正のZ軸方向すなわちFSRの前方にメインビームを形成する。また、図2に示すように、アンテナ装置100Aは、FSRを透過して負のZ軸方向すなわちFSR後方にバックローブを形成する。
しかしながら、アンテナ装置100Aは、図3に示すように、FSRを構成する導体素子列30の導体素子20と導体素子列50の導体素子40とが、互い違いに配置されることにより、従来に比べて導体素子20、40による金属の密度が高くなる。これにより、FSRの反射特性が金属板に近くなり、アンテナ装置100Aは、図1に示したアンテナ装置100と同様に、FSRを通過してFSR後方に漏れていく電磁波を減少させることができる。そして、アンテナ装置100Aは、扇状の無線ゾーンをカバーする陸上移動無線通信用の基地局に適用される場合、隣接する扇状無線ゾーンへの干渉量を低減でき、電力使用効率を改善できる。
なお、導体素子列30と導体素子列50との組は、X軸方向に複数配置されてもよい。これにより、アンテナ装置100Aは、FSRを通過してFSR後方に漏れていく電磁波を、一組の場合と比べてより減少させることができる。また、アンテナ装置100Aは、一組の場合と比べて、隣接する扇状無線ゾーンへの干渉量をより低減でき、電力使用効率をより改善できる。
図6は、アンテナ装置の別の実施形態を示す。図1で説明した要素と同一または同様の機能を有する要素については、同一または同様の符号を付し、これらについては、詳細な説明を省略する。図6(a)は、正のZ軸方向からXY平面に射影したアンテナ装置100Bを示し、図6(b)は、正のX軸方向からYZ平面に射影したアンテナ装置100Bを示す。
図6に示したアンテナ装置100Bは、FSR付ダイポールアンテナであり、誘電体基板10と、複数の導体素子20、25を有する導体素子列30aと、複数の導体素子40、45を有する導体素子列50aと、アンテナ放射素子60、65とを有する。
導体素子20、25、40、45は、銅等の金属であり、エッチング処理等を用いて誘電体基板10に配置される。導体素子20、25、40、45は、例えば、反射する電磁波の波長の0.2波長程度の長さを長手方向に有した矩形の形状を有する。図6(a)に示すように、導体素子20は、図1に示したアンテナ装置100と同様に、導体素子40とY軸方向で互い違いにして、導体素子列30と導体素子列50とのX軸方向の間隔を導体素子20の長手方向の長さより短くなるように、誘電体基板10の表面の直線70上に0.2波長等の等間隔で配置される。また、導体素子40は、導体素子20と同じ表面の直線80上に0.2波長等の所定の間隔で配置される。
一方、各導体素子25は、配置される導体素子20の重心点で交差するように、直線70(Y軸方向)に沿って、誘電体基板10の裏面に配置される。また、各導体素子45は、配置される導体素子40の重心点で交差するように、直線80(Y軸方向)に沿って、誘電体基板10の裏面に配置される。なお、図6(b)では、導体素子25は、導体素子45と区別するために、網掛けの矩形で示す。
アンテナ放射素子60、65は、例えば、ダイポールアンテナである。アンテナ放射素子60、65は、例えば、不図示の誘電体基板10に設けられた穴等の開口部を通して、誘電体基板10の裏面から挿入され、放射する電磁波を給電する銅線等の先端に配置される。なお、アンテナ放射素子60は、ダイポールアンテナ素子の長手方向すなわちダイポールアンテナの偏波方向と導体素子20、40の長手方向の向きを一致するように設置される。また、アンテナ放射素子65は、ダイポールアンテナ素子の長手方向すなわちダイポールアンテナの偏波方向と導体素子25、45の長手方向の向きを一致するように設置される。これにより、アンテナ装置100Bは、アンテナ放射素子65がアンテナ放射素子60と直交する偏波を持つため、偏波が直交する2つのメインビームを形成することができる。
アンテナ装置100Bは、図1に示したアンテナ装置100と同様に、3GHzから4GHzの周波数帯域において電磁波を反射するFSRとして動作するように各導体素子20、25、40、45の寸法と配置間隔が調整されている。これにより、アンテナ装置100Bは、誘電体基板1上の導体素子列30aおよび導体素子列50aにおいて、図1の場合と同様に、アンテナ放射素子60、65から放射された3GHzから4GHzの周波数帯域の電磁波を反射し、正のZ軸方向すなわちFSRの前方にメインビームを形成する。また、図2に示すように、アンテナ装置100Bは、FSRを透過して負のZ軸方向すなわちFSR後方にバックローブを形成する。
しかしながら、アンテナ装置100Bは、図3に示すように、FSRを構成する導体素子列30aの導体素子20、25と導体素子列50aの導体素子40、45とが、互い違いに配置されることにより、従来に比べて導体素子20、25、40、45による金属の密度が高くなる。これにより、FSRの反射特性が金属板に近くなり、アンテナ装置100Bは、図1に示したアンテナ装置100と同様に、FSRを通過してFSR後方に漏れていく電磁波を減少させることができる。そして、アンテナ装置100Bは、扇状の無線ゾーンをカバーする陸上移動無線通信用の基地局に適用される場合、隣接する扇状無線ゾーンへの干渉量を低減でき、電力使用効率を改善できる。
なお、導体素子列30aと導体素子列50aとの組は、X軸方向に複数配置されてもよい。これにより、アンテナ装置100Bは、FSRを通過してFSR後方に漏れていく電磁波を、一組の場合と比べてより減少させることができる。そして、アンテナ装置100Bは、一組の場合と比べて、隣接する扇状無線ゾーンへの干渉量をより低減でき、電力使用効率をより改善できる。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲がその精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図するものである。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずである。したがって、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物に拠ることも可能である。
1,10…誘電体基板;2,4,20,25,40,45…導体素子;3,30,30a,5,50,50a…導体素子列;6,60,65…アンテナ放射素子;100,100A,100B…アンテナ装置;AT…FSR付ダイポールアンテナ

Claims (3)

  1. 電磁波を放射する放射素子と、
    複数の導体素子および誘電体基板を有する反射板とを備え、
    前記複数の導体素子の各々は、前電磁波の偏波方向と交差する第1方向に平行な複数の直線上に、前記導体素子の長手方向と前記偏波方向とを一致させ、かつ隣接する前記直線上の前記導体素子と前記第1方向で互い違いにして、前記誘電体基板の第1平面または前記第1平面に対向する前記誘電体基板の第2平面に配置され
    前記複数の直線は、前記導体素子の長手方向の長さより短い間隔で前記偏波方向に並んでいる
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置において、
    前記反射板は、少なくとも1つの前記直線上に配置された前記導体素子が、前記第1平面に配置され、少なくとも1つの他の前記直線上に配置された前記導体素子が、前記第2平面に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1に記載のアンテナ装置において、
    前記反射板は、前記複数の導体素子の各々と交差するように、複数の別の導体素子が、前記第1平面および前記第2平面のうち前記複数の導体素子が配置される平面と異なる平面に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
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