JP6593968B2 - オーバ・ザ・ニードル式カテーテル用のスリーブ - Google Patents

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Description

(関連出願)
本出願は、2014年6月17日出願の米国特許出願第14/306,551号に基づく優先権を主張するものである。上記出願は、その全文を引用することを以って本明細書の一部となす。
(技術分野)
本発明は、概して、医療カテーテルの分野に関し、より詳細には、オーバ・ザ・ニードル(OTN)式カテーテルに関する。
患者の体内に流体を投与するのに使用されるデバイス(機器)は公知である。例えば、皮下注射ニードルやカテーテルなどが、薬剤や他の流体を患者体内の目標部位に送達するのによく使用されている。多くの場合、流体を特定の部位に所定期間にわたって送達することができるカテーテルを使用することが好ましい。カテーテルは一般的に、柔軟なプラスチック材料から作製されるため、カテーテルは通常は、ニードルを使用して患者の体内に挿入される。例えば、「スルー・ザ・ニードル(through-the-needle)」式カテーテルと一般的に呼ばれるカテーテルは、多くの場合、該カテーテルを患者体内に挿入する際に、硬い中空のイントロデューサニードルを必要とする。カテーテルは、ニードルを目標部位まで挿入した後に、ニードルに沿わせて挿入される。このようなイントロデューサニードルは通常は、該ニードルを患者体内に挿入する際に患者の組織および/または神経を傷つける恐れがある鋭利な先端を有するため、患者に不快感を与える場合がある。
「オーバ・ザ・ニードル(over-the-needle:OTN)」式カテーテルと一般的に呼ばれる別のタイプのカテーテルは、ニードルを取り囲むようにして該ニードルと同軸的に配置されたカテーテルを含む。このタイプのカテーテルでは、カテーテルおよびニードルは、互いに一体的に結合させた状態で、患者の体内に同時に挿入される。カテーテルおよびニードルが目標部位に到達したら、カテーテルをその位置に残し、ニードルは抜去される。このようにして、OTN式カテーテルは、カテーテルをニードルに沿わせて患者体内に挿入することを必要とすることなく、カテーテルを正確な位置に挿入することができる。したがって、例えば神経ブロックの目的での麻酔薬の送達に関して、OTN式カテーテルに対する関心が高まっている。
患者に与える不快感を軽減し、かつ患者のカテーテル挿入部位からの漏出を最小限に抑えるために、薄い壁部を有するOTN式カテーテルを設計することが望ましい。しかしながら、カテーテルの壁部を薄くすると、患者の体内に挿入するときに、カテーテルがねじれたり潰れたりする恐れがある。
したがって、本発明は、上述した問題を解決することができる、OTNカテーテル用のスリーブに関する。
本発明の目的および利点は、その一部が以下の説明に記載されており、あるいは以下の説明から明らかであり、あるいは本発明の実施により学ぶことができるであろう。
いくつかの実施形態では、本発明は、オーバ・ザ・ニードル(OTN)式カテーテルアセンブリであって、カテーテルと、ニードルと、スリーブとを含むカテーテルアセンブリに関する。カテーテルは、外径を有するカテーテル本体部を含む。カテーテル本体部はまた、近位端と、遠位端と、近位端および遠位端間に延在するルーメンとを有する。ニードルは、近位端および遠位端を有し、カテーテルのルーメン内に挿入して配置される。スリーブは、カテーテルの外径における、患者のカテーテル挿入部位を通過する部分を取り囲むように構成されている。さらに、スリーブは、第1の端部と、第2の端部と、第1および第2の端部間に延在する長さとを有し、カテーテルがスリーブの長さに沿って潰れるのを防止するように構成されている。スリーブはまた、カテーテル挿入部位からの漏出を最小限に抑えるように構成されている。
一実施形態では、スリーブの第1の端部は、テーパー状縁部を有する。テーパー状縁部は、カテーテル挿入部位において患者に与える不快感を最小限に抑えるように構成されている。別の実施形態では、スリーブは、実質的に直線状の部分と、実質的に角度が付けられた部分とを含む。より具体的には、角度が付けられた部分は、カテーテル挿入部位からの例えば血液や薬剤などの漏出を防止するように構成された少なくとも1つの屈曲部を有する。いくつかの実施形態では、屈曲部は、直線状の部分に対して実質的に90度の角度で曲げられている。さらなる実施形態では、屈曲部は、直線状の部分に対して任意の他の適切な角度で曲げられている。
別の実施形態では、スリーブの長さは、約1.27cm(0.5インチ)から約5.08cm(2インチ)の範囲であり、例えば約2.54cm(1インチ)である。さらなる別の実施形態では、スリーブの長さは、1.27cm(0.5インチ)未満の長さ、または5.08cm(2インチ)よりも大きい長さである。別の実施形態では、スリーブは、フレキシブルな材料から構成される。例えば、様々な実施形態では、フレキシブルな材料は、ゴム材料、シリコーン材料、ポリマー材料、およびエラストマー材料からなる群より選択される少なくとも1つの材料を含む。
別の態様では、本発明は、オーバ・ザ・ニードル(OTN)式カテーテル用のスリーブに関する。スリーブは、第1の端部と、第2の端部と、第1および第2の端部間に延在する長さとを有するスリーブ本体部を含む。スリーブ本体部は、第1の端部および第2の端部間に延在する中空通路を有する。中空通路は、カテーテルの外径の一部の外周と係合するように構成されている。より具体的には、中空通路は、カテーテルの外径における患者のカテーテル挿入部位を通過する部分の外周と係合するように構成されている。スリーブ本体部は、直線状の部分と、角度が付けられた部分とを含む。このスリーブ本体部は、カテーテルがスリーブの長さに沿って潰れるのを防止するように構成されている。また、角度が付けられた部分は、患者のカテーテル挿入部位からの漏出を防止するように構成されている。スリーブはまた、本明細書中で説明された追加的な要素のいずれかをさらに含み得ることを理解されたい。
さらなる態様では、本発明は、オーバ・ザ・ニードル式カテーテルアセンブリを使用して患者の体内の目標部位に治療薬を提供する方法に関する。本方法は、近位端および遠位端を有し、ニードルを取り囲むようにして該ニードルと同軸的に配置されるカテーテルを用意するステップを有する。本方法はまた、第1の端部と、第2の端部と、第1および第2の端部間に延在する長さとを有し、カテーテルが前記長さに沿って潰れるのを防止するように構成されたスリーブをカテーテルの外径の周りに挿入するステップを有する。本方法はまた、カテーテルの遠位端が目標部位に達し、かつスリーブの第1の端部がカテーテル挿入部位を通過するまで、カテーテルおよびニードルを患者のカテーテル挿入部位に同時に挿入するステップを有する。本方法はまた、カテーテルの遠位端を目標部位の近傍に留置した状態で、カテーテルからニードルを抜去するステップを有する。本方法はまた、カテーテルを介して目標部位に治療流体を投与するステップを有する。本方法はまた、本明細書中で説明された追加的なステップおよび/または要素のいずれかをさらに含み得ることを理解されたい。
例えば、一実施形態では、本方法は、スリーブを曲げて、スリーブが直線状の部分と角度が付けられた部分とを含むようにするステップをさらに含む。また、別の実施形態では、カテーテルおよびニードルを患者のカテーテル挿入部位に同時に挿入するステップの後に、角度が付けられた部分がカテーテル挿入部位に位置し、かつ直線状の部分が患者の体外に位置するように位置決めし、角度が付けられた部分により、患者のカテーテル挿入部位からの漏出を防止するようにしたステップをさらに含む。
本発明の上記および他の特徴、態様および利点は、以下の説明および添付された特許請求の範囲を参照することにより、より良く理解できるであろう。添付図面は、本明細書に組み込まれてその一部を構成し、本発明の実施形態を図示し、本明細書とともに本発明の原理を説明する役割を果たす。
当業者を対象にした本開示の完全かつ実現可能な開示(ベストモードを含む)が、添付図面を参照して、本明細書の残りの部分により詳細に説明される。
本発明の態様によるOTN式カテーテルアセンブリの一実施形態の斜視図である。 本発明の態様によるOTN式カテーテルアセンブリの一実施形態の断面図である。 本発明の態様によるOTN式カテーテルアセンブリ用のスリーブの斜視図である。 本発明の態様によるOTN式カテーテルアセンブリの一実施形態の側断面図である。 本発明の態様によるOTN式カテーテルアセンブリを患者の体内に挿入した状態を示す図である。 OTN式カテーテルアセンブリを使用して患者の体内の目標部位に治療薬を提供する方法の一実施形態を説明するためのフロー図である。
以下、図面に示された本発明の1つまたは複数の実施形態および実施例を詳細に説明する。実施例および実施形態の各々は、本発明を説明するために提示されたものであり、本発明を限定することを意図したものではない。例えば、一実施形態の一部として例示または説明された特徴を、別の実施形態と組み合わせて、さらなる実施形態を創出することもできる。本発明は、本発明の範囲および精神を逸脱しない限り、これらのおよび他の改変形態および変更形態を包含するものとする。
位置に関する用語である「近位」および「遠位」は、本明細書において、種々の構成要素の相互のおよび患者に対する方向を示すために用いられる。「遠位」は、創傷部位に最も近い方向を指し(例えば、コネクタの遠位端部は、カテーテル挿入部位に向いた端部である)、「近位」はその反対方向を指す(例えば、カテーテルの近位端部は、通常は流体送達装置に接続されるカテーテルコネクタの遠位端部に挿入される)。
概して、本開示は、オーバ・ザ・ニードル(OTN)式カテーテルアセンブリ用のスリーブであって、カテーテルが該スリーブの長さに沿って潰れるのを防止し、かつ患者のカテーテル挿入部位での漏出を最小限に抑えるスリーブに関する。本開示のOTN式カテーテルアセンブリは、ニードルを取り囲むようにして該ニードルと同軸的に配置されるカテーテルを含む。カテーテルは、外径を有するカテーテル本体部を含む。カテーテル本体部は、近位端と、遠位端と、近位端および遠位端間に延在するルーメンとを有する。スリーブは、カテーテルの外径における、患者のカテーテル挿入部位を通過する部分を取り囲むように構成されている。したがって、スリーブは、カテーテルの強度を高めるための追加的なチューブを提供し、これにより、カテーテルがスリーブの長さに沿って潰れるのを防止することができる。さらに、スリーブは、通常は、カテーテル挿入部位からの漏出を最小限に抑えるための屈曲部(bend)を有する。
図面を参照すると、本開示によるオーバ・ザ・ニードル(OTN)式カテーテルアセンブリ10の様々な実施形態が示されている。例えば、図1に示すように、カテーテルアセンブリ10は、ニードル12とカテーテル14とを備え、カテーテル14は、ニードル12を取り囲むようにしてニードル12と同軸的に配置されるカテーテル本体部20を含む。カテーテル本体部20は、その近位端22と遠位端24とを有する。いくつかの実施形態では、カテーテル14の近位端22には、流体送達装置(図示せず)と係合連結するためのハブ16が設けられている。前述したように、流体送達装置は、例えばポンプ、貯蔵器、注射器などの当分野で公知の任意の適切な装置であり得る。さらに、ハブ16は、ルアーロック型継手(Luer-lock fitting)などの任意の従来の構造を有し得る。
カテーテル14のカテーテル本体部20は、近位端22と遠位端24との間に延在するルーメン26を有する。さらに、図2に示すように、カテーテル14は、カテーテル14の外面により画定された外径34を有する。本開示の態様によれば、スリーブ18は、カテーテル14の外径34の少なくとも一部の外周を取り囲むように構成されている。より具体的には、図3に示すように、スリーブ18は、第1の端部28と、第2の端部30と、第1の端部28および第2の端部30間に延在する長さLとを有するスリーブ本体部25を含む。スリーブ18の長さLは、カテーテル14の任意の適切な長さを覆うように、任意の適切な長さであり得ることを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、スリーブ18の長さLは、約1.27cm(0.5インチ)から約5.08cm(2インチ)の範囲であり、好ましくは約2.54cm(1インチ)である。別の実施形態では、スリーブ18の長さLは、1.27cm(0.5インチ)未満の長さ、または5.08cm(2インチ)よりも大きい長さであり得る。
特に図4を参照して、スリーブ18のスリーブ本体部25は、第1の端部28および第2の端部30間に延在する中空通路27を有する。図示のように、中空通路27は、カテーテル14の外径34を受容することができるサイズを有する。例えば、図4に示すように、スリーブ18がカテーテル14の外面に沿って容易に摺動することができるように、中空通路27は、カテーテル14の外径34よりも若干大きいサイズの内径31を有する。
本開示に係るスリーブ18は、任意の適切なフレキシブルな材料から構成され得ることを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、スリーブ18は、その形状を維持することができる剛性を有し、かつカテーテル14の形状に沿って曲がることができるフレキシブルさを有する材料から作製され得る。より具体的には、スリーブ18は、例えば、プラスチック、ゴム、ポリマー材料、シリコーン、エラストマー材料、または任意の他の適切な材料などのフレキシブルな材料から作製され得る。さらに、いくつかの実施形態では、スリーブ18は、ポリイソプレン、ポリウレタン、スチレンブタジエン、および/または任意の他の適切なフレキシブルな材料から作製され得る。したがって、スリーブ18は屈曲可能である(詳細については後述する)。加えて、スリーブ18の材料は、スリーブ18がカテーテル14の外面に沿って容易に摺動することができるような材料が選択され、例えば、スリーブ18とカテーテル14との間の摩擦係数が低くなるような材料が選択される。
図1、図4、図5を参照して、スリーブ18は、OTN式カテーテルアセンブリ10にその一部として含まれ、カテーテル14がスリーブ18の長さに沿って潰れるのを防止し、かつ患者44のカテーテル挿入部位42での漏出を防止する。最初は、スリーブ18は、カテーテル14のハブ16の近傍に配置される。スリーブ18は、ユーザがスリーブ18をカテーテル14の外径34(外面)に沿って摺動させ、カテーテル14の長さに沿った任意の位置に配置することができるように構成されている。例えば、図4および図5に示すように、スリーブ18は、カテーテル14の近位端22ではなく、カテーテル14の遠位端24の近傍に配置することができる。このように、カテーテル14の遠位端24を患者に挿入するときは、ユーザは、スリーブ18をカテーテル14の外径34(外面)に沿って移動させて、カテーテル14におけるカテーテル挿入部位42を通過する部分に位置させることができる。別の実施形態では、スリーブ18は、カテーテル14の遠位端24ではなく、カテーテル14の近位端22の近傍に配置される。
図5を参照して、スリーブ18の第1の端部28は、患者44のカテーテル挿入部位42に容易に挿入することができるように構成されている。より具体的には、いくつかの実施形態では、スリーブ18は、該スリーブ18の患者44への挿入を容易にすることができるテーパー状縁部32を有する。例えば、図4に示すように、スリーブ18の内径31(内面)および外径33(外面)により、それらの間の厚さtが画定される。そして、テーパー状縁部32は、概ね、外径33(外面)から内径31(内面)に向かってテーパーし(すなわち、第1の端部28に向かうに従って肉厚が薄くなり)、テーパー状縁部32の最も細い部分が、カテーテル14の外径34よりも若干大きいサイズを有するように形成されている。したがって、テーパー状縁部32は、患者に不快感を与えることなく、カテーテル14と共に患者44のカテーテル挿入部位42に容易に挿入することができる。
加えて、上述したように、ユーザがスリーブ18を曲げて、図5に示すような直線状の部分36と角度が付けられた部分(angled portion)38とを形成することができるように、スリーブ18は、フレキシブルなおよび/または屈曲可能な材料から作製され得る。より具体的には、角度が付けられた部分38は、直線状の部分36に対して実質的に90度の角度で曲げられた屈曲部40を含む。さらなる実施形態では、屈曲部40は、直線状の部分36に対して任意の適切な角度で曲げられる。例えば、屈曲部40は、直線状の部分36に対して、90度未満の角度、または90度よりも大きい角度で曲げられる。このように、ユーザは、スリーブ18をカテーテル14の長さに沿った所望の位置に配置した後に、スリーブ18を所望の角度で曲げることができる。一実施形態では、例えば、ユーザは、スリーブ18を、カテーテル14におけるカテーテル挿入部位42を通過する部分の近傍に摺動変位させ、スリーブ18を所望の角度で曲げた後に、スリーブ18の第1の端部28を患者44に挿入し、スリーブ18の屈曲部40をカテーテル挿入部位42に位置させる。このようにして、スリーブ18(とりわけ、屈曲部40)により、カテーテル挿入部位42からの例えば血液や薬剤などの漏出を最小限に抑えることができる。
図6を参照して、オーバ・ザ・ニードル式カテーテルアセンブリを使用して患者の体内の目標部位に治療薬を提供する方法100の一実施形態のフロー図が示されている。図示した実施形態に示すように、本方法100は、近位端および遠位端を有し、ニードルを取り囲むようにして該ニードルと同軸的に配置されるカテーテルを用意するステップ102を有する。本方法100はまた、第1の端部、第2の端部、および両端部間に延在する長さを有し、カテーテルが前記長さに沿って潰れるのを防止するように構成されたスリーブをカテーテルの外径の周りに挿入するステップ104を有する。別の実施形態では、本方法100はまた、スリーブを曲げて、スリーブが直線状の部分および角度が付けられた部分を含むようにするステップを有する。本方法100はまた、カテーテルの遠位端が目標部位に達し、かつスリーブの第1の端部がカテーテル挿入部位を通過するまで、カテーテルおよびニードルを患者のカテーテル挿入部位に同時に挿入するステップ106を有する。より具体的には、いくつかの実施形態では、カテーテル挿入部位からの漏出を最小限に抑えるために、スリーブの角度が付けられた部分はカテーテル挿入部位に位置するように位置決めされる。本方法100はまた、カテーテルを挿入し、スリーブを適切な位置に配置した後に、カテーテルの遠位端を目標部位の近傍に留置した状態で、カテーテルからニードルを抜去するステップステップ108を有する。本方法100はまた、カテーテルを介して目標部位に治療流体を投与するステップ110をさらに有する。上述したように、スリーブは、該スリーブの長さに沿って、カテーテルに対して強度を提供する。また、スリーブは、カテーテル挿入部位からの漏出を最小限に抑えるための屈曲部を有する。
以上、本発明をいくつかの好適な実施形態に関連して説明したが、本発明に包含される本発明の主題はこれらの特定の実施形態に限定されないことを理解されたい。それどころか、本発明の主題は、特許請求の範囲の精神および範囲に含まれる限り、全ての代替形態、および均等形態を含むことを意図している。

Claims (8)

  1. オーバ・ザ・ニードル式カテーテルアセンブリであって、
    外径、近位端、遠位端、および前記両端間に延在するルーメンを有するカテーテル本体部を含むカテーテルと、
    前記カテーテルの前記近位端に結合されたハブと、
    近位端および遠位端を有し、前記ルーメン内に挿入して配置されるニードルと、
    第1の端部、第2の端部、および前記両端部間に延在する長さを有し、前記カテーテルの前記外径における患者のカテーテル挿入部位を通過する部分を取り囲むように構成され、前記カテーテルが前記長さに沿って潰れるのを防止するように構成されたスリーブであって、使用時に前記スリーブは前記ハブから離隔されて配置される、該スリーブと
    を備えることを特徴とするカテーテルアセンブリ。
  2. 前記スリーブの前記第1の端部が、前記患者の前記カテーテル挿入部位に挿入されるように構成されたテーパー状縁部を含むことを特徴とする請求項1に記載のカテーテルアセンブリ。
  3. 前記スリーブが、直線状の部分と角度が付けられた部分とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテルアセンブリ。
  4. 前記角度が付けられた部分が、前記患者の前記カテーテル挿入部位からの漏出を防止するように構成された少なくとも1つの屈曲部を含むことを特徴とする請求項3に記載のカテーテルアセンブリ。
  5. 前記屈曲部が、前記直線状の部分に対して90度の角度で曲げられていることを特徴とする請求項4に記載のカテーテルアセンブリ。
  6. 前記スリーブの前記長さが、1.27cmから5.08cmの範囲であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のカテーテルアセンブリ。
  7. 前記スリーブが、フレキシブルな材料を含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のカテーテルアセンブリ。
  8. 前記フレキシブルな材料が、ゴム材料、シリコーン材料、ポリマー材料、およびエラストマー材料からなる群より選択される少なくとも1つの材料を含むことを特徴とする請求項7に記載のカテーテルアセンブリ。
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