JP6593022B2 - 画像処理装置、画像処理システム、及び、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6593022B2
JP6593022B2 JP2015160932A JP2015160932A JP6593022B2 JP 6593022 B2 JP6593022 B2 JP 6593022B2 JP 2015160932 A JP2015160932 A JP 2015160932A JP 2015160932 A JP2015160932 A JP 2015160932A JP 6593022 B2 JP6593022 B2 JP 6593022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing apparatus
information processing
image data
control unit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015160932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017041690A (ja
Inventor
隆生 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2015160932A priority Critical patent/JP6593022B2/ja
Publication of JP2017041690A publication Critical patent/JP2017041690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6593022B2 publication Critical patent/JP6593022B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、及び、プログラムに関する。
従来から、電子写真方式の画像形成装置や撮影機器で作成された画像データに、画像を表示、格納することができる情報処理端末からアクセスする技術が既に知られている。
上記の技術に関し、例えば特許文献1には、簡易に無線通信装置と携帯型無線通信装置とで構築された通信システムにおいて、認証コードを自動生成し、認証コードに対するアクセス権を関連付けて記憶させる技術が開示されている。
特許文献1では、既にペアリング済みの第2の無線通信装置について、新たな認証コードの送信と新たなアクセス権の設定とを行ってペアリングをし直すか、又は設定したアクセス権が失効するまで同一の認証コードで無線通信を行うかの何れかを、当該第2の無線通信装置から送信された選択結果に基づいて決定している。
例えば特許文献1に開示された従来技術によれば、セキュリティ強度の高い無線通信システムを提供することができる。しかし、特許文献1のような従来技術の画像形成装置における画像データ等のデータへのアクセスは、そのデータを送受信する端末同士が1対1の関係であるため、画像単位毎に、その都度アクセス権を設定しなければならないという問題がある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、データへのアクセスの利便性を高めることを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、無線通信を介して情報処理装置と接続される画像処理装置であって、画像データを生成する画像データ生成手段と、情報処理装置との通信を制御する通信制御手段と、無線通信を介した情報処理装置との通信制御手段によるデータの送受信を制御する動作制御手段と、画像データ生成手段により画像データが生成される際に、通信制御手段により通信可能な情報処理装置を特定する特定制御手段と、特定制御手段により特定された情報処理装置の画像データへのアクセスを制御するアクセス制御手段と、前記画像データの生成後に情報処理装置から前記画像データの取得要求を取得する取得手段と、を備え、動作制御手段は、前記取得要求に応じて、該取得要求の送信元の情報処理装置に対してアクセス制御手段によりアクセスが許可された画像データを送信することを特徴とする。
本発明によれば、データへのアクセスの利便性を高めることが可能となる。
本発明の実施形態における画像処理について説明するための模式図である。 本発明の実施形態における画像処理について説明するための模式図である。 本発明の実施形態における画像処理システムのハードウェア構成図である。 本発明の実施形態における画像処理システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態における画像処理装置の追加構成に係る機能ブロック図である。 本発明の実施形態における画像処理装置の初期設定フローチャートである。 本発明の実施形態における情報処理装置の初期設定フローチャートである。 本発明の実施形態における画像処理装置の動作処理フローチャートである。 本発明の実施形態における情報処理装置の動作処理フローチャートである。 本発明の実施形態における画像処理装置のアクセス処理フローチャートである。 本発明の実施形態における情報処理装置のアクセス処理フローチャートである。 本発明の実施形態における画像処理装置が情報処理装置を登録する動作処理手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における情報処理装置の画像データへのアクセス権を付与する動作処理手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における情報処理装置への画像データのアップロード処理手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における情報処理装置の画像データへの参照処理手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における画像処理装置と情報処理装置とが外部通信装置を利用して相互に処理を実施する処理手順を示すシーケンス図である。 図16に示した外部通信装置による情報処理装置の特定処理を説明する模式図である。 従来の画像処理について説明するための模式図である。
本発明の実施形態における画像処理装置、情報処理装置、及びこれらからなる画像処理システムに関し以下図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施形態に限定されるものではない。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。また、以下に記載する実施形態は本発明の最良の形態であって、本発明に係る特許請求の範囲を限定するものではない。
なお、以下では、画像処理装置の例としてデジタルカメラ等の撮影装置を、情報処理装置の例としてスマートフォン等の携帯情報端末を用いて説明する。しかし、これらに限定されず、画像処理装置としては、MFP等の画像形成装置、プロジェクターや電子情報ボード等の画像出力装置であってもよい。また、情報処理装置としては、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)、ノートPC、タブレットPC、携帯電話、PDA等であってもよい。
また、本実施形態における画像処理装置と情報処理装置との無線通信としてBLUETOOTH(登録商標)を用いているが、これに限定されず、例えばNFC規格に属する近距離無線通信等その他の近距離又は短距離無線通信手段であればよい。なお、近距離無線通信に限定されず、無線LAN等を利用してもよい。
本実施形態における画像処理システムを説明するにあたり、まず従来の画像処理システムの問題点について図18を参照して説明する。本図では、デジタルカメラ100から無線通信を介してスマートフォン200が画像データ等を取得する方法、SDカード等の外部記憶媒体50に記憶された画像データを取得する方法、及びインターネット等のネットワークに接続されたデータ記憶サーバからダウンロードにより画像データを取得する方法が示されている。
従来では、上記の各方法によりデジタルカメラ100が取得する画像データはその画像データへのアクセス権が付与されていないため、デジタルカメラ100又は画像データを記憶するデータ記憶サーバ等と通信が可能でありさえすれば、これらとの通信を介してスマートフォン200を所持する誰もが上記の画像データを取得することができてしまう。本実施形態における画像処理システムは、上述の問題点を解決するために以下の構成を採用する。
[本実施形態の概略]
本発明の実施形態における画像処理システムの概略構成について図1を参照して説明する。図1(a)では、情報処理装置20を使用するユーザが3人いるものとして説明する。もちろん3人に限定されるものではなく、2人であっても、4人以上であってもよい。またここでは、3人のユーザをそれぞれユーザA、ユーザB、ユーザCとし、各ユーザが所持する情報処理装置20をそれぞれ情報処理装置20a、20b、20c(これらをまとめて言うときは「情報処理装置20」という。)とする。
そして、所定の通信手段を介して装置間で送受信されたアクセスキーに基づいた画像処理装置10と情報処理装置20a及び20bとの通信が確立されているものとする。この通信の確立は、例えば情報処理装置20a及び20bは画像処理装置10と略正対する位置であり、つまりユーザA及びユーザBが撮像手段22のレンズ画角内にいる場合を条件とすればよい(図1(b)参照)。
上記の条件の場合、情報処理装置20cについては画像処理装置10と略正対していない、画像処理装置10から離れた位置にいるため、つまりユーザCが撮像手段22のレンズ画角から外れているため、画像処理装置10との通信が確立されず、従って情報処理装置10cは撮影時に特定されないこととなる。
そして、画像処理装置10は、撮影したユーザA及びユーザBの画像データPと情報処理装置20a及び20bそれぞれの識別情報を対応付けて、情報処理装置20a及び20bの画像データPへのアクセスを許可するための各装置を特定する特定情報として記憶する。これにより、その後、情報処理装置20a及び20bが画像データPにアクセスする際、画像処理装置10は上記特定情報を参照して情報処理装置20a及び20bの上記画像データへのアクセスを許可することができる。
他方、情報処理装置20cについては撮影時に特定されていないため、画像処理装置10の記憶部に記憶された画像データへアクセスすることができない。
なお、本実施形態においては、SDカード等の外部記憶媒体に画像データPが記憶される例を用いて説明するが、画像データPは所定のネットワークを介して画像処理装置10と接続されたデータサーバ等の情報処理装置に記憶されているものとしてもよい。また、画像処理装置10内の記憶部に記憶された画像データに情報処理装置20が直接アクセスを行う構成であってもよい。
次に、画像処理装置10に情報処理装置20の識別情報を記憶する処理の概要について図2を参照して説明する。
まず、図2に示すように画像処理装置10は表示部に2次元コードであるQRコード(登録商標)を表示し、これを情報処理装置20の撮像手段により撮影することにより、情報処理装置20は撮影した2次元バーコードに含まれるアクセス情報を用いて画像処理装置10との通信を行う。
画像処理装置10は、画像処理装置10と上記アクセス情報を用いた通信を介して情報処理装置20の識別情報を取得して記憶部に記憶する。この識別情報を用いることにより、図1を用いて説明したように、画像処理装置10は撮影時に情報処理装置20を特定することができ、撮影時の適切なアクセス権を設定することができる。
[本実施形態のハードウェア構成]
次に、本実施形態における画像処理システムに係る画像処理装置10と情報処理装置20のハードウェア構成について図3を参照して説明する。
画像処理装置10は、CPU11と、画像入出力部12と、表示部13と、外部通信装置14と、1次記憶装置15と、指向性外部通信装置16と、2次記憶装置17を備える。
CPU11は、画像処理装置10が備える上記各部の制御、及び後述する本実施形態における処理を実行する制御装置である。
画像入出力部12は、CPU11と1次記憶装置15との間で画像データの入力及び出力を行う。表示部13は、例えば液晶パネルを採用したディスプレイパネル等であり、画像処理装置10を操作するための操作キーや状態情報を表示する。
外部通信装置14は、情報処理装置20との間でデータの送受信を行うための無線通信インタフェースである。
1次記憶装置15は、例えばRAM等のメモリであり、画像処理装置10に処理させるための処理プログラムを展開する一時記憶領域である。
指向性外部通信装置16は、指向性のある無線電波を用いて情報処理装置20と通信を行うための通信インタフェースである。
また、2次記憶装置17は、例えばROMやHDD等の不揮発性の記憶装置であり、例えば画像データや上述した処理プログラム等を格納する。
情報処理装置20は、CPU21と、画像入出力部22と、表示部23と、外部通信装置24と、1次記憶装置25と、2次記憶装置27を備える。なお、情報処理装置20におけるCPU21以外の各ハードウェアは画像処理装置10と略同等の処理を行うものであるため、これらの説明は省略する。CPU21は情報処理装置20における全体制御を行う制御装置である。
[本実施形態の機能ブロックの基本構成]
次に、本実施形態における画像処理システムに係る画像処理装置10と情報処理装置20の機能ブロックについて図4を参照して説明する。
画像処理装置10は、画像データ生成部30と、通信制御部31と、動作制御部32と、特定制御部33と、アクセス制御部34を備える。
画像データ生成部30は、画像データを生成する画像データ生成手段である。本実施形態における画像処理装置10がデジタルカメラの場合、画像を撮影する撮影手段、撮影した画像をデジタルデータに変換する手段等に相当する。
通信制御部31は、情報処理装置20との通信を制御する通信制御手段であり、上述した外部通信装置14によりその機能が実現される。
動作制御部32は、無線通信を介した情報処理装置20との通信制御部13によるデータの送受信を制御する動作制御手段であり、上述したCPU11によりその機能が実現される。
特定制御部33は、画像データ生成部30により画像データが生成される際に、通信制御部31をにより通信可能な情報処理装置20を特定する特定制御手段であり、上述したCPU11によりその機能が実現される。
アクセス制御部34は、特定制御部33により特定された情報処理装置20の画像データへのアクセスを制御するアクセス制御手段であり、上述したCPU11によりその機能が実現される。
動作制御部32は、アクセス制御部34により画像データへのアクセスが許可された情報処理装置20に画像データを送信する。
また、動作制御部32は、情報処理装置20が無線通信を介して画像処理装置10に接続するための接続情報を、例えば表示部13等の出力手段に出力させる。接続情報とは、上述したQRコード等の2次元コード、又はユーザが手動で設定するための設定画面等である。
特定制御部33は、情報処理装置20が上記の接続情報を用いて画像処理装置10に接続する際、情報処理装置20を識別する識別情報を取得して上述した2次記憶装置17等の記憶部に記憶する。識別情報とは、情報処理装置20を識別するための情報処理装置20固有のID又は固有名称等であればよい。特定制御部33は、記憶部に記憶した識別情報に基づいて情報処理装置20を特定する。
アクセス制御部34は、情報処理装置20が要求した画像データに情報処理装置20のアクセスを許可するアクセス権を付与する。画像データに対する情報処理装置20のアクセス権が付与されていない場合、情報処理装置20は画像データの取得・閲覧等、当該画像データにアクセスすることができない。
動作制御部32は、情報処理装置20から画像データを要求されたとき、情報処理装置20のアクセス権が付与されている画像データを送信する。
また、動作制御部32は、アクセス制御部34により情報処理装置20の画像データへのアクセスが許可されたとき、アクセスが許可された情報処理装置20の数を表示部13等の出力手段を介して出力する。これにより、画像処理装置10を使用するユーザは、画像データへのアクセスが許可された情報処理装置20の数を把握することができる。
また、動作制御部32は、アクセス制御部34により情報処理装置20の画像データへのアクセスが許可されたとき、情報処理装置20を識別する識別情報を表示部13等の出力手段を介して出力することとしてもよい。これにより、画像処理装置10を使用するユーザは、画像データへのアクセスが許可された情報処理装置20を確認することができる。
他方、情報処理装置20は、制御部41と、通信部42を備える。制御部41は、情報処理装置20の全体を制御する。また、通信部42は、情報処理装置20を識別する識別情報を含む、画像データの取得を要求する取得要求を画像処理装置10へ送信し、画像データを画像処理装置10から受信する通信手段である。
[本実施形態の機能ブロックの追加構成]
次に、上述した図4の基本構成に追加される機能ブロックについて図5を参照して説明する。ここでは、図示の簡略化のため、画像処理装置10の機能ブロックとして追加されるユーザ認識部36、照射部37のみを示している。
ユーザ認識部36は、情報処理装置20を所持するユーザを認識するユーザ認識手段である。ユーザ認識部36は、例えば所定の撮影手段により撮影したユーザの顔等の撮影画像を画像解析する等して、ユーザを認識する。なお、これに限定されず、情報処理装置20に内蔵された、あるいは、ユーザが所持するICタグ等に格納された情報を所定の読取装置で読み取り、読み取った情報に基づいてユーザを認識してもよい。
ユーザ認識部36によりユーザを認識することで、画像データの生成時に、情報処理装置20を持っているものの、情報処理装置20の無線出力が切れていたり、電源が切られていたりする場合に、全員に画像データがいきわたらないことを予防することができる。
動作制御部32は、ユーザ認識部36により認識されたユーザの人数を表示部13等の出力手段を介して出力することとしてもよい。これにより、画像処理装置10と通信する情報処理装置20を所持又は情報処理装置20の近くにいるユーザの人数を確認することができる。
また、動作制御部32は、ユーザ認識部36により認識されたユーザの人数とアクセス制御部34により画像データへのアクセスが許可された情報処理装置20の数が一致しないとき、エラー情報を表示部13等の出力手段を介して出力することとしてもよい。
また、動作制御部32は、情報処理装置20の特定数と、顔認識でカウントした数が一致したことを表示部13等の出力手段を介して出力してもよい。これにより、認識されたユーザのカウントと特定した情報処理装置20のカウントが一致していることで、全員がアクセス可能であることを確認することができる。
照射部37は、所定方向に存在する情報処理装置20を検出するための指向性電波を照射する照射手段である。照射部37は、指向性外部通信装置16によりその機能が実現される。照射部37の詳細については図17を参照して後述する。
[本実施形態の画像処理装置の初期設定処理フロー]
次に、本実施形態における画像処理装置10の初期設定処理フローについて図6を参照して説明する。
画像処理装置10は、動作制御部32により、表示部13に情報処理装置20を登録させるための初期設定画面を表示する(ステップS1)。初期設定画面には、上述した接続情報であるQRコードや設定画面が表示される。
次に、画像処理装置10は、アクセス制御部34により、初期設定画面を介した情報処理装置20の登録処理を行う(ステップS2)。
画像処理装置10は、アクセス制御部34により、初期設定画面を介した情報処理装置20の登録処理に際し、当該設定画面への入力による情報処理装置20の認証タイミングの設定を行う(ステップS3)。
画像処理装置10は、動作制御部32により、画像データを情報処理装置20に送信するか否かを判定する(ステップS4)。動作制御部32により、画像データを情報処理装置20に送信すると判定されたとき(ステップS4、YES)、情報処理装置20に画像データを送信可能になるように設定画面の表示時に画像データ送信実行アイコン等を表示する(ステップS5)。他方、動作制御部32により、画像データを情報処理装置20に送信しないと判定されたとき(ステップS4、NO)、ステップS6の処理へ移行する。
画像処理装置10は、動作制御部32により、接続設定表示を表示部13に表示するかを判定する(ステップS6)。動作制御部32により、接続設定表示を表示すると判定されたとき(ステップS6、YES)、接続設定表示を初期設定画面に追加する(ステップS7)。他方、動作制御部32により、接続設定表示を表示しないと判定されたとき(ステップS6、NO)、ステップS1へ戻り、初期設定をやり直す。
接続設定表示の追加表示の後、画像処理装置10は、動作制御部32により、情報処理装置20からアクセスがあるか否かを判定する(ステップS8)。動作制御部32により、情報処理装置20からアクセスがあると判定されたとき(ステップS8、YES)、アクセス制御部34は、アクセスがあった情報処理装置20の固有IDを登録する(ステップS9)。動作制御部32により、情報処理装置20からアクセスがないと判定されたとき(ステップS8、NO)、情報処理装置20からのアクセスを待機する。
なお、アクセス制御部34は、アクセスされた情報処理装置20の固有ID登録に際し、固有IDと紐付けている固有名称データを受信したとき、固有IDと固有名称データを紐付ける処理を行ってもよい。情報処理装置20を固有名称で管理することにより、管理者は情報処理装置20を管理しやすくなる。
[本実施形態の情報処理装置の初期設定処理フロー]
次に、本実施形態における情報処理装置20の初期設定処理フローについて図7を参照して説明する。
情報処理装置20において、ユーザによる画像処理装置10の表示部13に表示された接続設定表示を介した入力が行われるか否かが判定される(ステップS11)。この場合の入力は、上述したQRコードの撮影、又は接続設定画面への入力を含む。なお、接続設定画面は、無線通信を介して、情報処理装置20が備える表示部に表示してもよい。また、QRコードを撮影した場合、画像処理装置10へのアクセス情報を情報処理装置20は取得し、これに基づいて画像処理装置10に接続する。ステップS11において、入力がない場合(ステップS11、NO)、入力があるまで待機する。
入力が行われたと判定されたとき(ステップS11、YES)、画像処理装置10との間で接続設定が行われる(ステップS12)。その後、情報処理装置20は画像処理装置10と接続を行う(ステップS13)。
[本実施形態における画像処理装置の動作処理フロー]
次に、本実施形態における画像処理装置の動作処理フローについて図8を参照して説明する。
画像処理装置10は、動作制御部32により、情報処理装置20の認証タイミングが画像データ生成部30による画像データの生成前か否かを判定する(ステップS21)。動作制御部32により、画像データの生成前であると判定されたとき(ステップS21、YES)、アクセス制御部34による情報処理装置20の認証処理を行い、画像データの生成時に認証対象の情報処理装置20が存在するかを確認する(ステップS22)。
他方、画像処理装置10は、動作制御部32により、画像データの生成が行われた後(ステップS23)、情報処理装置20の認証タイミングが画像データの生成後であるか否かを判定する(ステップ24)。動作制御部32により、認証タイミングが画像データの生成後であると判定されたとき(ステップS24、YES)、この時点で情報処理装置20の認証を行う(ステップS25)。
画像処理装置10は、アクセス制御部34により、画像データの生成時に認証された情報処理装置20について、生成された画像データへのアクセス権を付与する(ステップS26)。なお、アクセス制御部34は、画像データ生成時に特定されなかった情報処理装置20にはアクセス権を付与しない。
その後、動作制御部32により、情報処理装置20に画像データを送信するか否かを判定し(ステップS27)、送信すると判定されたとき(ステップS27、YES)、認証済の情報処理装置20に画像データを送信する(ステップS28)。動作制御部32は、認証されない情報処理装置20には画像データを送信しないと判定し(ステップS27、NO)、この場合は画像データの送信を行うことなく、処理を終了する。
なお、画像処理装置10は、情報処理装置20を特定できたが画像データの送信が失敗した場合、表示部13にエラー表記を行ってもよい。これにより、画像データの容量が大きく、送信に時間がかかる場合や、通信が遮断されたとき、送信に失敗したことを表示することでユーザにリトライを促すことができる。
[本実施形態における情報処理装置の動作処理フロー]
次に、本実施形態における情報処理装置20の動作処理フローについて図9を参照して説明する。本フローは、画像処理装置10により画像データが生成された以降の処理手順である。
情報処理装置20の制御部41は、通信部42を介して認証信号を受信したか否かを判定する(ステップS31)。制御部41は、通信部42を介して認証信号を受信したと判定したとき(ステップS31、YES)、通信部42を介して画像処理装置10に認証信号の受信を通知する(ステップS32)。
次に、情報処理装置20の制御部41は、通信部42を介して画像データを受信したか否かを判定する(ステップS33)。制御部41は、通信部42を介して画像データを受信したと判定したとき(ステップS33、YES)、受信した画像データを2次記憶装置27に記憶する(ステップS34)。なお、情報処理装置20が初期設定時に認証されていない場合、画像データを受信することはできない(ステップS33、NO)。
[本実施形態における画像処理装置のアクセス処理フロー]
次に、本実施形態における画像処理装置10のアクセス処理フローについて図10を参照して説明する。本フローは、情報処理装置20が画像処理装置10にアクセスを行なう際のフローである。
画像処理装置10は、動作制御部32により、情報処理装置20からのアクセスがあるか否かを判定する(ステップS41)。動作制御部32により、情報処理装置20からのアクセスがあると判定されたとき(ステップS41、YES)、アクセス制御部34は、アクセスがあった情報処理装置20がアクセスしようとしている画像データへのアクセス権があるか否かを判定する(ステップS43)。
動作制御部32は、アクセス制御部34によりアクセス権があると判定された(ステップS43、YES)画像データを情報処理装置20に参照させる(ステップS44)。
その後、動作制御部32は、情報処理装置20との接続が解除されたか否かを判定し(ステップS45)、解除されたと判定した場合(ステップS45、YES)、処理を終了する。他方、解除されていないと判定した場合(ステップS45、NO)、ステップS44の処理を継続する。
[本実施形態における情報処理装置のアクセス処理フロー]
次に、本実施形態における情報処理装置20のアクセス処理フローについて図11を参照して説明する。本フローは、情報処理装置20が画像データにアクセスを行おうする際のフローである。
情報処理装置20の制御部41は、通信部42を介して画像データを受信しているか否かを判定する(ステップS51)。制御部41は、通信部42を介して画像データを受信していると判定したとき(ステップS51、YES)、画像データの参照を行う(ステップS55)。
他方、情報処理装置20の制御部41は、通信部42を介して画像データを受信していないと判定したとき(ステップS51、NO)、画像処理装置10にアクセスし、画像処理装置10において表示される画像データを参照する(ステップS52)。
その後、情報処理装置20の制御部41は、画像処理装置10との接続が解除されたか否かを判定し(ステップS53)、解除されたと判定したとき(ステップS53、YES)、接続解除を表示部13に表示する(ステップS54)。制御部41は、画像処理装置10との接続が解除されないと判定したとき(ステップS53、NO)、ステップS51からの処理を繰り返す。
[画像処理装置が情報処理装置を登録する動作処理]
次に、本実施形態における画像処理装置10が情報処理装置20を登録する動作処理について図12を参照して説明する。
画像処理装置10は、動作制御部32により、登録動作設定を行い(g1)、表示部13に接続情報として登録用のQRコード、あるいは、初期設定画面を表示する(g2)。情報処理装置20では、制御部41により、ユーザによる操作を介して、QRコードの撮影、あるいは、設定画面への手動設定が受付けられる(c1、[0])。
情報処理装置20の制御部41は、画像処理装置10の表示部13に表示された内容に従い設定を行う(c2)。
その後、情報処理装置20の制御部41は、通信部42に対して通信要求を行い[1−1]、通信部42から画像処理装置10の通信制御部31に対して通信が要求される[1−2]。
画像処理装置10の通信制御部31は、動作制御部32に対して通信発生を通知する[1−3]。動作制御部32は、特定制御部33に対してアクセスしてきた情報処理装置20の固有IDの格納要求を送る[1−4]。特定制御部33は、その固有IDを2次記憶装置17に格納(記憶)する(g3)。
画像処理装置10の特定制御部33は、動作制御部32に固有IDの格納完了を通知し[1−5]、動作制御部32は通信制御部31に応答を通知する[1−6]。通信制御部31は、情報処理装置20の通信部42に対して応答を通知し[1−7]、通信部42は制御部41に応答を通知する[1−8]。
情報処理装置20の制御部41は、通信部42に固有名称の通信を要求する[1−9]。通信部42は、画像処理装置10の通信制御部31に通信を行い[1−10]、通信制御部31は、動作制御部32に対して通信発生を通知する[1−11]。動作制御部32は、特定制御部33に対して固有名称の格納を要求する[1−12]。特定制御部33は、情報処理装置20の固有IDと固有名称とを紐付ける(g4)。
画像処理装置10の特定制御部33は、動作制御部32に対して情報処理装置20の登録完了を通知する[1−13]。動作制御部32は、これを受けて情報処理装置20の登録を完了する(g5)。以降、は、特定制御部33、通信制御部31、情報処理装置20の通信部42、制御部41へと情報処理装置20の登録に係る応答が順次通知される[1−14][1−15][1−16]。
[情報処理装置の画像データへのアクセス権を付与する動作処理]
次に、本実施形態における画像処理装置10が情報処理装置20を特定し、生成される画像データのアクセス権を付与する動作処理について図13を参照して説明する。
まず、画像処理装置10の動作制御部32は、情報処理装置20の認証動作を行う(g6)。これに伴い、動作制御部32は、情報処理装置20が存在するか否かの確認通信を通信制御部31に行う[2−1]。通信制御部31は、これを受けて認証対象である情報処理装置20の通信部42へ通信を行う[2−2]。情報処理装置20の通信部42は、制御部41に通信発生を通知する[2−3]。
情報処理装置20の制御部41は、通信部42に通信を要求し[2−4]、通信部42は、画像処理装置10の通信制御部31に応答を通知する[2−5]。
画像処理装置10の通信制御部31は、動作制御部32に通信発生を通知し[2−6]、動作制御部32は特定制御部33に対し、アクセスに係る情報処理装置20の照会要求を行い[2−7]、特定制御部33は、固有IDを確認する(g7)。照会結果がOKか否かはアクセスに係る情報処理装置20の固有IDと格納された固有IDの一致により判定される。
動作制御部32は、固有IDの一致により、アクセスに係る情報処理装置20の照会結果がOKであることを特定制御部33から通知されると[2−8]、応答を返してきた情報処理装置20が認証対象であると判定する(g8)。そして、動作制御部32から通信制御部31、情報処理装置20の通信部42、制御部41を順に応答が通知される[2−9][2−10][2−11]。
画像処理装置10の動作制御部32は、画像データを生成しようとしているか、既に画像データが生成済である場合(g9)、特定制御部33により特定された情報処理装置20に、その時点で画像処理装置10が生成しようとしている画像データ、あるいはその時点で生成済の画像データのアクセス権を付与するようアクセス制御部34に要求する[2−12]。
アクセス制御部34は、対象の画像データに、認証された情報処理装置20のアクセス権を付与する(g10)。アクセス制御部34は、動作制御部32にアクセス権付与結果を通知する[2−13]。
なお、特定制御部33により、情報処理装置20が1台も特定されなかった場合は、生成しようとしている画像データ、あるいは生成済みになった画像データにはアクセス権はなく誰でもアクセスが可能になる。
[情報処理装置への画像データのアップロード処理手順]
次に、本実施形態における情報処理装置20への画像データのアップロード処理手順について図14を参照して説明する。ここでは、画像処理装置10は接続対象の情報処理装置20を認証済である(g11)として説明する。
画像処理装置10の動作制御部32は、認証済の情報処理装置20にアクセス権がある画像データを送信してもよいかの確認通知を通信制御部31に行う[3−1]。通信制御部31は、情報処理装置20の通信部42との間で通信を行い[3−2]、通信部42は制御部41に通信発生を通知する[3−3]。
情報処理装置20の制御部41は、確認通信を受信したことの通知処理を行う(c4)。制御部41は、通信部42に通信を要求し[3−4]、通信部42は画像処理装置10の通信制御部31に応答を通知する[3−5]。
画像処理装置10の通信制御部31は、動作制御部32に対して通信発生を通知し[3−6]、動作制御部32から特定制御部33に照会要求がなされる[3−7]。特定制御部33は、情報処理装置20の固有IDを確認し(g12)、照会結果を動作制御部32に通知する[3−8]。
これにより、動作制御部32は、応答を返した情報処理装置20が存在すると判定し(g13)、その旨の応答が、通信制御部31、通信部42を介して、制御部41に通知される[3−9][3−1−][3−11]。
他方、動作制御部32は、アクセス制御部34に対して、対象の情報処理装置20がアクセス可能な対象画像を問い合わせる[3−12]。アクセス制御部34は、アクセス可能な画像データを動作制御部32に送る[3−13]。
これを受けて、動作制御部32は、情報処理装置20に画像データのアップロード通知を行う(g14)。すなわち、動作制御部32は、通信制御部31に対してアップロードを通知し[3−14]、通信制御部31から情報処理装置20の通信部42に対して通信が行われる[3−15]。そして、通信部42から制御部41に対してアップロード通知がなされる[3−16]。
情報処理装置20の制御部41は、画像データのダウンロード承認を実行する(c5)。そして、制御部41は、通信部42に画像データのダウンロードを要求する[3−17]。そして、通信部42から画像処理装置10の通信制御部31に対して応答が通知され[3−18]、通信制御部31は動作制御部32に画像データのダウンロードを要求する[3−19]。
動作制御部32は、要求のあった画像データを要求元の情報処理装置20の通信部42にアップロードし[3−20]、通信部42から通知[3−21]を受けた制御部41はダウンロードした画像を記憶する(c6)。本処理によれば、情報処理装置20は画像データを内部に格納して参照することができる。また、例えばデジタルカメラ等で撮影が行われた場合、即時に情報処理装置20が画像データを受信することができる。
[情報処理装置の画像データへの参照処理手順]
次に、本実施形態における情報処理装置20が画像処理装置10内に格納された画像データを参照する際に、参照する情報処理装置20がアクセス権を持つ画像データのみを参照させる処理について図15を参照して説明する。ここでも、画像処理装置10は対象の情報処理装置20を認証済であるとして説明する。
情報処理装置20の制御部41は、画像データの取得要求を行う(c7)。そのため、まず制御部41は、通信部42に取得要求を通知し[4−1]、通信部42は画像処理装置10の通信制御部31に取得要求を通知する[4−2]。
通信制御部31は、動作制御部32に取得要求を通知し[4−3]、動作制御部32は特定制御部33に管理対象の情報処理装置20であるかの照会要求を行う[4−4]。特定制御部33は、管理対象の情報処理装置20か否かを、照会要求に係る情報処理装置20の固有IDが格納された固有IDと一致するか否かにより確認する(g16)。
特定制御部33は、照会結果を動作制御部32に通知する[4−5]。動作制御部32は、照会結果を受けて、管理対象の情報処理装置20であることを判定する(g17)。
動作制御部32は、対象の情報処理装置20がアクセス可能な画像データをアクセス制御部34に問い合わせる[4−6]。アクセス制御部34は、アクセス可能な画像データの一覧を動作制御部32に通知する[4−7]。
動作制御部32は、対象の情報処理装置20に画像一覧のアップロード通知を行う(g18)。そのため、動作制御部32は、通信制御部31にアップロードを通知し[4−8]、通信制御部31は情報処理装置20の通信部42に通知する[4−9]。
情報処理装置20の通信部42は、アップロード通知を制御部41に通知し[4−10]、制御部41は、画像データのダウンロード承認を行う(c8)。そのため、制御部41は、通信部42に画像データのダウンロードを要求する[4−11]。
通信部42は、画像処理装置10の通信制御部31にダウンロード要求を通知し[4−12]、通信制御部31は動作制御部32にダウンロードを要求する[4−13]。動作制御部32は、要求された画像データを情報処理装置20にアップロードする(g19)。動作制御部32は、通信制御部31、情報処理装置20の通信部42を介して制御部41に画像データをアップロードする[4−14]。制御部41は、ダウンロードした画像データを2次記憶装置27に記憶する(c9)。これにより、情報処理装置20は、画像データを内部に格納して参照することができる。
[画像処理装置と情報処理装置との外部通信装置を利用した処理]
次に、本実施形態における複数の情報処理装置20と、画像処理装置10とが互いに外部通信装置を利用して相互にやり取りを行う処理について図16を参照して説明する。本実施形態の画像処理装置10及び情報処理装置20は、外部通信装置として、例えばBLUETOOTH(登録商標)、無線LAN、赤外線通信、音波、光等を利用した無線通信形式を採用することができる。
本実施形態では、画像処理装置10が親機となり、情報処理装置20が子機となる。子機の情報処理装置20が親機の画像処理装置10に登録されることにより、複数の情報処理装置20からの要求において、各装置を認証することで子機側のアクセス権を識別する。
まず、ここでは2台の情報処理装置X、Yが画像処理装置10にアクセスする場合の例を用いて説明する。情報処理装置Xの外部通信装置43xと情報処理装置Yの外部通信装置43yはアクセス設定を行い、固有名称を画像処理装置10の外部通信装置14に送信する(c10x)(c10y)。各情報処理装置は、それぞれの固有名称の画像処理装置10への登録を要求する[5−1][6−1]。
外部通信装置14は、各情報処理装置を登録し(g20)、各情報処理装置に登録OKである応答を通知する[5−2][6−2]。
外部通信装置14は、画像データ生成部30が画像を生成しようとしているか、あるいは画像が生成済みであるかを確認し(g21)、その時点で認証された情報処理装置が存在するか確認する[5−3][6−3]。
本実施形態では、外部通信装置14は、情報処理装置Xが認証された情報処理装置であるとしてその存在を確認し[5−4]、情報処理装置Yについては、画像生成時には通信応答を返すことができず、その存在を確認できなかったものとする。よって、画像処理装置10の外部通信装置14は、情報処理装置Xについて、画像データにアクセス権を付与する(g22)。
そして、外部通信装置14は、画像データのアップロード通知を情報処理装置Xの外部通信装置43xを介して行う[5−5]。外部通信装置43xは画像データのダウンロード承認を行う(c11)。そのため、外部通信装置43xは外部通信装置14に対して承認通知を送信する[5−6]。
画像処理装置10は、画像データのアップロード設定を行い(g23)、外部通信装置43xに外部通信装置14を介して画像データをアップロードする[5−7]。情報処理装置Xはダウンロードした画像データを2次記憶装置27に格納する(c12)。
[図16に示した外部通信装置による情報処理装置の特定処理]
図16に示した外部通信装置による情報処理装置の特定処理について図17を参照して説明する。ここでは、画像処理装置10の外部通信装置がどのようにして情報処理装置の特定処理を行うのかについて説明する。
ところで、外部通信装置14から送出される電波は、電波特性上、放射状に展開されるため指向性がない。無線通信形式においては、パラボラアンテナ等の利用により無線電波に指向性を伴わせることにより、一定方向に情報処理装置が存在するかを検知することができる。これにより、向けられた方向に対象の情報処理装置が存在することを検知することができる。その際、指向性側の通信には、通常の無線通信とは異なる応答を行うように要求することで、指向性のある電波を送出する外部通信装置側で検知された機器なのか特定処理を行うことができる。
本実施形態では、指向性外部通信装置16として図のようなパラボラアンテナ型の送信部を備えた画像処理装置10を使用する。例えば、BLUETOOTH(登録商標)等の無線電波の出力幅を狭めるアンテナを利用すればよい。なお、指向性の電波を送出できる装置であれば、パラボラアンテナ型に限定しなくてもよい。
本図では、指向性外部通信装置16から指向性の電波が送出される側にある情報処理装置20a及び20bは指向性外部通信装置16と通信ができる。他方、情報処理装置20cは指向性外部通信装置16から指向性の電波が送出される側にないため、指向性外部通信装置16と通信ができない。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上述した本実施形態の画像処理システム、画像処理装置、及び情報処理装置における各処理を、ハードウェア、又は、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
10 画像処理装置
11、21 CPU
12、22 画像入出力部
13、23 表示部
14、24 外部通信装置
15、25 1次記憶装置
16 指向性外部通信装置
17、27 2次記憶装置
20 情報処理装置
30 画像データ生成部
31 通信制御部
32 動作制御部
33 特定制御部
34 アクセス制御部
36 ユーザ認識部
37 照射部
41 制御部
42 通信部
特許第4455076号公報

Claims (16)

  1. 無線通信を介して情報処理装置と接続される画像処理装置であって、
    画像データを生成する画像データ生成手段と、
    情報処理装置との通信を制御する通信制御手段と、
    前記無線通信を介した情報処理装置との前記通信制御手段によるデータの送受信を制御する動作制御手段と、
    前記画像データ生成手段により画像データが生成される際に、前記通信制御手段により通信可能な情報処理装置を特定する特定制御手段と、
    前記特定制御手段により特定された情報処理装置の画像データへのアクセスを制御するアクセス制御手段と、
    前記画像データの生成後に情報処理装置から前記画像データの取得要求を取得する取得手段と、
    を備え、
    前記動作制御手段は、前記取得要求に応じて、該取得要求の送信元の情報処理装置に対して前記アクセス制御手段によりアクセスが許可された画像データを送信することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記動作制御手段は、情報処理装置が無線通信を介して画像処理装置に接続するための接続情報を所定の出力手段に出力させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記特定制御手段は、情報処理装置が前記接続情報を用いて画像処理装置に接続する際、該情報処理装置を識別する識別情報を取得して記憶することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記特定制御手段は、記憶した前記識別情報に基づいて情報処理装置を特定することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記アクセス制御手段は、情報処理装置が要求した画像データに該情報処理装置のアクセスを許可するアクセス権を付与することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記動作制御手段は、情報処理装置から画像データを要求されたとき、該情報処理装置の前記アクセス権が付与されている画像データを送信することを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記動作制御手段は、前記アクセス制御手段により情報処理装置の画像データへのアクセスが許可されたとき、アクセスが許可された該情報処理装置の数を前記出力手段を介して出力することを特徴とする請求項からの何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記動作制御手段は、前記アクセス制御手段により情報処理装置の画像データへのアクセスが許可されたとき、該情報処理装置を識別する識別情報を前記出力手段を介して出力することを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 情報処理装置を所持するユーザを認識するユーザ認識手段を備え、
    前記動作制御手段は、前記ユーザ認識手段により認識されたユーザの人数を前記出力手段を介して出力することを特徴とする請求項2からの何れか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記動作制御手段は、前記ユーザ認識手段により認識されたユーザの人数と前記アクセス制御手段により画像データへのアクセスが許可された情報処理装置の数が不一致のとき、エラー情報を前記出力手段を介して出力することを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 所定方向に存在する情報処理装置を検出するための指向性電波を照射する照射手段を備えることを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の画像処理装置。
  12. 複数の画像データを記憶する画像記憶手段を更に備え、
    前記動作制御手段は、前記取得要求に応じて、前記複数の画像データのうち、該取得要求の送信元の情報処理装置に対して前記アクセス制御手段によりアクセスが許可された画像データの一覧を送信することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 前記特定制御手段は、前記画像データ生成手段により画像データが生成される際に、前記通信制御手段により通信可能な複数の情報処理装置を特定し、
    前記動作制御手段は、前記取得要求に応じて、該取得要求の送信元の情報処理装置が前記複数の情報処理装置に含まれている場合、該情報処理装置に対して前記アクセス制御手段によりアクセスが許可された画像データを送信することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 情報処理装置と画像処理装置とが無線通信を介して接続された画像処理システムであって、
    画像処理装置は、
    画像データを生成する画像データ生成手段と、
    情報処理装置との通信を制御する通信制御手段と、
    前記無線通信を介した情報処理装置との前記通信制御手段によるデータの送受信を制御する動作制御手段と、
    前記画像データ生成手段により画像データが生成される際に、前記通信制御手段により通信可能な情報処理装置を特定する特定制御手段と、
    前記特定制御手段により特定された情報処理装置の画像データへのアクセスを制御するアクセス制御手段と、
    前記画像データの生成後に情報処理装置から前記画像データの取得要求を取得する取得手段と、
    を備え、
    前記動作制御手段は、前記取得要求に応じて、該取得要求の送信元の情報処理装置に対して前記アクセス制御手段によりアクセスが許可された画像データを送信し、
    前記情報処理装置は、
    該情報処理装置を識別する識別情報を含む、前記画像データの取得を要求する取得要求を前記画像処理装置へ送信し、前記画像データを前記画像処理装置から受信する通信手段を備える
    ことを特徴とする画像処理システム。
  15. 情報処理装置と画像処理装置とが無線通信を介して接続された画像処理システムであって、
    画像データを生成する画像データ生成手段と、
    情報処理装置との通信を制御する通信制御手段と、
    前記無線通信を介した情報処理装置との前記通信制御手段によるデータの送受信を制御する動作制御手段と、
    前記画像データ生成手段により画像データが生成される際に、前記通信制御手段により通信可能な情報処理装置を特定する特定制御手段と、
    前記特定制御手段により特定された情報処理装置の画像データへのアクセスを制御するアクセス制御手段と、
    前記画像データの生成後に情報処理装置から前記画像データの取得要求を取得する取得手段と、
    を備え、
    前記動作制御手段は、前記取得要求に応じて、該取得要求の送信元の情報処理装置に対して前記アクセス制御手段によりアクセスが許可された画像データを送信する
    ことを特徴とする画像処理システム。
  16. 画像データを生成して記憶部に記憶する処理と、
    情報処理装置との通信を制御する処理と、
    前記情報処理装置との間で無線通信を介したデータの送受信を制御する処理と、
    前記記憶部に記憶された画像データを前記無線通信を介して要求する情報処理装置を特定する処理と、
    特定された情報処理装置の画像データへのアクセスを制御する処理と、
    前記画像データの生成後に情報処理装置から前記画像データの取得要求を取得する処理と、
    前記取得要求に応じて、該取得要求の送信元の情報処理装置に対して前記アクセスを制御する処理でアクセスが許可された画像データを送信する処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2015160932A 2015-08-18 2015-08-18 画像処理装置、画像処理システム、及び、プログラム Active JP6593022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015160932A JP6593022B2 (ja) 2015-08-18 2015-08-18 画像処理装置、画像処理システム、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015160932A JP6593022B2 (ja) 2015-08-18 2015-08-18 画像処理装置、画像処理システム、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017041690A JP2017041690A (ja) 2017-02-23
JP6593022B2 true JP6593022B2 (ja) 2019-10-23

Family

ID=58203171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015160932A Active JP6593022B2 (ja) 2015-08-18 2015-08-18 画像処理装置、画像処理システム、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6593022B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9571713B2 (en) * 2008-12-05 2017-02-14 International Business Machines Corporation Photograph authorization system
JP5512136B2 (ja) * 2009-01-27 2014-06-04 ソニーモバイルコミュニケーションズ, エービー 撮影画像送受信システム、撮影端末、受信端末、撮影画像送受信方法および撮影画像取得プログラム
JP2012124754A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Sharp Corp 画像表示装置、画像データ転送装置、画像データ転送システム、及びコンピュータプログラム
KR101760349B1 (ko) * 2011-09-02 2017-07-21 에스프린팅솔루션 주식회사 P2p 연결을 지원하는 화상형성장치 및 그것의 사용자 인증을 통한 화상형성작업의 수행 방법
JP2013187836A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Sharp Corp 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理方法
JP5624240B2 (ja) * 2014-03-20 2014-11-12 シャープ株式会社 プログラム、データ通信方法及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017041690A (ja) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107251596B (zh) 信息处理装置、通信系统和通信方法
US9800762B2 (en) Non-transitory computer-readable information recording medium, information processing apparatus, and communications system
US9921784B2 (en) Information processing program product, information processing apparatus, and information processing system
US9544460B2 (en) Workflow system, workflow executing device, workflow executing method, and non-transitory computer-readable recording medium encoded with workflow executing program
US10983739B2 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method configured to construct a server in the mobile terminal through which an output device communicates with the mobile terminal using a communication information
EP3148160B1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
US10447891B2 (en) Image data processing server for storing device image data and for authenticating user authorized services
US20130167143A1 (en) System for automatically setting up smartphones apps
JP6690258B2 (ja) プログラム、情報処理装置、通信システム
US10031704B2 (en) Printing system processing data according to authentication information, printing apparatus and portable terminal constituting the system, control methods therefor, and storage medium storing control programs therefor
JP6300456B2 (ja) 通信方法、装置、プログラム、およびネットワークシステム
US8970889B2 (en) Information processing apparatus, print system control method, and storage medium receiving a setting screen for setting positional information from an image forming apparatus
TWI444887B (zh) 數位資料之轉換方法
JP6593022B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、及び、プログラム
JP6766469B2 (ja) 情報処理装置、画像処理装置及びプログラム
JP2016103728A (ja) 管理サーバ、監視システム、及びその制御方法とプログラム
JP6366668B2 (ja) 設定方法、情報処理装置、携帯端末及びプログラム
US20080005335A1 (en) Method and system for network establishment of peripheral
JP6399172B2 (ja) 管理サーバ、及びその制御方法とプログラム
JP2014053748A (ja) 情報表示システム及びそれに用いる情報機器、携帯端末装置並びに情報表示方法
KR20110131814A (ko) 스마트폰을 이용한 모바일 이체 서비스 방법, 장치 및 기록매체
KR20180031157A (ko) 일회성 식별코드를 이용한 전자기기간의 파일 송수신 시스템 및 방법
WO2013161121A1 (ja) 機器管理コンピューターおよび機器管理プログラム
JP2021057803A (ja) 端末装置のためのコンピュータプログラムと端末装置
JP4953801B2 (ja) パスワード設定方法、映像受信システム、プログラム、および記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180725

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20181019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190909

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6593022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151