添付された図面を参照する次の説明は請求範囲及びこの等価物によって定義されるような本発明の多様な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。それはこのような理解を助けるために多様な特定詳細事項を含むが、これらはただ例示的なことで見なされなければならない。したがって、本技術分野の通常の技術者は本明細書に説明された多様な実施形態の多様な変更及び修正が本発明の範囲及び思想から逸脱せず成ることができるということを認識するだろう。さらに、公知された機能及び構成に対する説明は明確性及び簡潔性のために省略されることができる。
次の説明及び請求範囲で用いられた用語及び単語は書誌意味に限定されず、ただ発明者によって本発明の明確で一貫性ある理解ができるようにするために用いられる。したがって、本発明の多様な実施形態に対する次の説明は添付された請求範囲及びこの等価物によって定義されるように本発明を制限するためではなく、ただ例示のために提供されるということは本技術分野の技術者には明白であろう。
単数形態“a”、“an”及び“the”は文脈がはっきり異なり指示しなければ複数の指示ターゲットを含むことに理解されなければならない。したがって、例えば、“構成要素表面(component surface)”に対する参照物はこのような表面中の1つ以上に対する参照物を含む。
また、本発明の実施形態を具体的に説明するにあたり、OFDMに基づく無線通信システム、特に3GPPE−UTRAN標準を主な対象とするが、本発明の主な要旨は類似の技術的な背景とチャンネル形態を持つ他の通信システムにも本発明の範囲を大きく逸脱せず範囲で、少しの変形で適用可能であり、これは本発明の技術分野で熟練した技術的な知識を有する者の判断で可能であろう。
本発明の利点、特徴、及びそれらを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確になるだろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態で限定されるものではなく、互い異なる多様な形態で具現されることができ、ただ、本実施形態は本発明の開示が完全にして、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇により定義されるだけである。明細書全体にわたって同一参照符号は同一の構成要素を指す。
このとき、処理フローチャートの各ブロックとフローチャートの図面の組合は、コンピュータープログラムインストラクションによって行われることができることを理解することができるだろう。これらコンピュータープログラムインストラクションは、汎用コンピューター、特殊用コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載されることができるので、コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを介して行われるそのインストラクションが、フローチャートブロックで説明された機能を行う手段を生成するようになる。これらコンピュータープログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するためにコンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピューター利用可能、又はコンピューター判読可能メモリーに記憶されることも可能であるので、そのコンピューター利用可能又はコンピューター判読可能メモリーに記憶されたインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータープログラムインストラクションは、コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるので、コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が行われ、コンピューターで実行されるプロセスを生成してコンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を行うインストラクションはフローチャートブロックで説明された機能を行うための段階を提供することも可能である。
また、各ブロックは、特定された論理的機能を行うための1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメント又はコードの一部を示すことができる。また、幾つか代替実行例ではブロックで言及された機能が段階を外れて発生することも可能であることを注目しなければならない。例えば、接して示されている2つのブロックは、実は実質的に同時に行われることも可能で、又はそのブロックが時々該当する機能によって逆順に行われることも可能である。
このとき、本実施形態に用いられる‘〜部’という用語は、ソフトウェア又はFPGA、並びにASICのようなハードウェア構成要素を意味し、‘〜部’はどんな役目を行う。しかし、‘〜部’は、ソフトウェア又はハードウェアで限定される意味ではない。‘〜部’はアドレシングすることができる記憶媒体にあるように構成されることもでき、1つ又はその以上のプロセッサを再生させるように構成されることもできる。したがって、一例として‘〜部’はソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーティン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と‘〜部’のうちで提供される機能はより小さい数の構成要素及び‘〜部’に結合されたり追加的な構成要素と‘〜部’でさらに分離することができる。だけでなく、構成要素及び‘〜部’はデバイス又は保安マルチメディアカード内の1つ又はその以上のCPUを再生させるように具現されることもできる。
<第1実施形態>
一般的に、移動通信システムはユーザーの活動性を確保しながら、音声サービスを提供するために開発された。しかし、移動通信システムは、段々音声だけでなくデータサービスまで領域を拡大しており、現在では高速のデータサービスを提供することができる程度まで発展した。しかし、現在のサービスが提供されている移動通信システムではリソースの不足現像やユーザーの高速サービス要求により、より発展した移動通信システムが求められている。
3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)で長期間進化(Long Term Evolution、LTE)リリース10(Rel−10)は、最大1Gbpsの程度の送信速度を有する高速パケットに基づく通信を実現する技術である。LTERel−10では、端末が接続するセルの数を拡張するが、各セルで発生するフィードバックはプライマリセル(Primary cell、PCell、以下、Pセル)に限って送信する方法を採用した。また、LTERel−10では端末に拡張されるすべてのセルは同じデュプレックス(duplex)の構造を有している。したがって、すべてのセルは周波数分割ュプレックス(Frequency Division Duplex、FDD)構造を有していることができ、時分割ュプレックス(Time Division Duplex、TDD)の構造を有していることもできる。このうちTDD構造はUL−DLの設定が維持される静的TDD構造であることができ、UL−DLの設定はシステム情報又は上位信号又はダウンリンク共通制御チャンネルにより変化する動的TDD構造であることができる。
LTE Rel−12では、端末がマクロ基地局と非理想的なバックホール(backhaul)に接続されている小型基地局に同時接続ができるようにしており、この場合、端末はマクロ基地局内のPセルと小型基地局内のプライマリセカンダリセル(Primarysecondarycell、Primary SCell、以下、PSセル)を介して各基地局のセルで発生するフィードバックを独立的に送信する方法を採択した。特に言及しない以上、本発明のPセルという用語は、マクロ基地局内のPセル又は小型基地局内のPSセルを意味するものとする。したがって、本発明においてセカンダリセル(secondary cell、SCell、以下、Sセル)という用語は、マクロ基地局内のPセルを除いた残りのセル又は小型基地局内のPSセルを除いた残りのセルを意味する。
基地局により制御される1個のセルがFDD構造を有しており、1個の周波数バンドが追加される場合、前記1個の周波数バンドはTDD構造を適用することに容易である。その理由は、FDDを操作するためにはダウンリンク(DL)とアップリンク(UL)間に互い異なる2個の周波数バンドが必要となるからである。
また、LTE(本発明で特に言及しない場合、LTE−AのようなLTEの進化技術を総称して指すことができる)の周波数のような免許帯域の数が制限されていることを考慮し、5GHz帯域のような非免許帯域でLTEサービスを提供する技術を研究しており、このような技術をLAA(Licensed Assisted Access)と呼ぶ。LAAを導入する場合、LTE−Aでのキャリアアグリゲーション(Carrier aggregation)技術を適用し、免許帯域であるLTEセルはPセル、非免許帯域であるLAAセルはSセルで操作することを考慮している。したがって、LTE−AのようにSセルであるLAAセルで発生するフィードバックはPセルに限って送信されべきであり、FDD又はTDD構造がLAAのセルにいずれも適用することができる。
5GHzの非免許帯域は、現在IEEE802.11に基づくWi−Fiシステムがサービスを進行中であり、LAAの技術を用いるLTEシステムが5GHzの非免許帯域を使用するためには既存に操作しているWi−Fiシステムに何の影響がないようにLAAを設計しなければならない。したがって、LAAシステムはWi−Fiシステムと同様に、一部の時間だけ非免許帯域の特定のチャンネルを占有することができる。特定のチャンネルを他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)が予め占有していないことを検出(sensing、センシングと混合する場合もある)を介して確認した後、LAAシステムがそのチャンネルでデータを送信することが可能である。本発明においてLAAセルが非免許帯域の特定のチャンネルを占有することができる最大時間を最大占有時間(max.occupancytime)と呼ばれ、占有しない時間の間に検出をしたりアイドル(idle)状態で待機する時間はアイドル区間(idletime)と呼ぶ。
このとき、LAAセルで最大占有時間の間の送信を終了しないデータが存在する場合、LAAセルでアイドル区間の間は前記データ送信を実行することが不可能となる。したがって、チャンネルを占有することができる次の時間まで前記のデータ送信を遅延しなければならないが、このときの遅延時間に反比例してデータ送信量が減少することができる。したがって、LAAセルで前記のように遅延時間によるデータ送信量の減少を減らし、データ送信を最大占有時間内に完了するための方案を必要とする。さらに、前記の場合のように非免許帯域による周波数バンドの追加で導入されたLAAセルのような多数のセルの特性を考慮してLTEセルとLAAのセルから送信されたデータに対する受信肯定確認/否定確認(acknowledgement/negative acknowledgement、ACK/NACK、以下、A/N又はHARQ−ACKと混用する場合もある)などの制御情報を制御チャンネル上で送信するための方案が必要である。
本発明は、LAAセルで最大占有時間の間のデータの送信を完了するための方法及び装置を提案し、本発明は、LTEセルとLAAセルとの周波数アグリゲーションシステムにおいて制御チャンネル上で制御情報を送信する方法及び装置を提案する。
本発明によれば、非免許帯域を使用するLAAセルを介してデータの送受信が最大占有時間内に可能となり、最大送信速度を高めることができ、LTEセルとLAAセルの周波数アグリゲーションシステムにおいてダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネル上で制御情報の送信時に最適化されたアップリンク制御フォーマット送信を介してアップリンクリソースをデータ送信のために使用することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付された図面の参照と共に詳しく説明する。そして、本発明を説明するに当たって、関連する公知の機能或いは構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要にすることができると判断された場合、その詳細な説明は省略する。そして、後述する用語は本発明の機能を考慮して定義された用語としては、ユーザ、運用者の意図又は慣例などによって変わることができる。したがって、その定義は、本明細書全般にわたった内容に基づいて下されなければならないだろう。
以下、本明細書では、LTE(Long Term Evolution)システムとLTE−A(LTE−Advanced)システムを例えたが、本発明は基地局のスケジューリングが適用される他の通信システムに別の加減無しに適用可能である。
直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)送信方式は、マルチキャリア(multi−carrier)を使用してデータを送信する方式として、直列に入力されるシンボル(symbol)列を並列化し、これらのそれぞれを相互直交関係をもって多数のマルチキャリア、すなわち、多数のサブキャリア(sub−carrier)チャンネルで変調して送信するマルチキャリア変調(multi−carrier modulation)方式の一種である。
OFDM方式で変調信号は、時間と周波数から構成された2次元リソース(resource)に位置する。時間軸上のリソースは、互い異なるOFDMシンボルに区別され、これらは互いに直交する。周波数軸上のリソースは、互い異なるサブキャリアに区別され、さらにこれらも直交する。すなわち、OFDM方式では時間軸上で特定のOFDMシンボルを指定して周波数軸上で特定のサブキャリアを指定すると、1つの最小単位のリソースを指すことができるが、これをリソース要素(resource element、以下、RE)と呼ばれる。互い異なるREは周波数選択的チャンネル(frequency selective channel)を経ても、互いに直交する特性を持っており、互い異なるREで送信された信号は相互干渉を起こさずに受信側に受信することができる。
物理チャンネルは、1つ又はそれ以上の符号化されたビット列を変調した変調シンボルを送信する物理階層のチャンネルである。直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、以下、OFDMA)システムでは、送信する情報列の用途や受信機によって複数の物理チャンネルを構成して送信する。1つの物理チャンネルをあるREに配置して送信するかを、送信機と受信機が予め約束しなければならないがその規則をマッピング(mapping)という。
OFDM通信システムにおいて、ダウンリンク帯域(band width)は多数のリソースブロック(resource block、以下、RB)からなり、各物理リソースブロック(physical resource block、以下、PRB)は周波数軸に沿って配列された12個のサブキャリアと、時間軸に沿って配列された14個又は12個のOFDMシンボルから構成されることができる。ここで前記PRBはリソースの割り当ての基本単位となる。
基準信号(references信号、以下、RS)は、基地局から受信されることで端末がチャンネル推定をすることができるようにする信号として、LTE通信システムでは共通の基準信号(common references信号、以下、CRS)と専用基準信号の1つとして復調基準信号(demodulation references信号、以下、DMRS)を含む。
CRSは、全体のダウンリンク帯域にかけて送信される基準信号として、すべての端末が受信可能であり、チャンネル推定、端末のフィードバック情報構成、又は制御チャンネル及びデータチャンネルの復調に用いられる。DMRS特定端末のデータチャンネル復調及びチャンネル推定に用いられ、CRSとは異なり、フィードバック情報の構成は用いられない。したがって、DMRSは端末がスケジューリングするPRBリソースを介して送信される。
時間軸上でサブフレーム(subframe)は、0.5msecの長さの2個のスロット(slot)、すなわち、第1スロット及び第2スロットから構成される。制御チャンネル領域である物理ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel、以下、PDCCH)領域とデータチャンネル領域である物理ダウンリンク共用チャンネル(physical downlink shared channel、以下、PDSCH)は時間軸上で分割されて送信される。さらに、向上されたPDCCH(enhanced PDCCH、以下、ePDCCH)はデータチャンネル領域から送信される。これは、制御チャンネル信号を迅速に受信して復調するためことである。だけでなく、PDCCH領域は全体のダウンリンク帯域にかけて位置するが1つの制御チャンネルが小さい単位の制御チャンネルに分割され、前記全体ダウンリンクの帯域に分散されて位置する形態を有する。
アップリンクは、物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、以下、PUCCH)と物理アップリンク共用チャンネル(physical uplink shared channel、以下、PUSCH)に大別され、ダウンリンクデータチャンネルの応答チャンネルとその他のフィードバック情報がデータチャンネルがない場合には、制御チャンネルを介し、データチャンネルがある場合にはデータチャンネルに送信される。
以下、PDCCH、物理HARQインジケーターチャンネル(physical(hybrid automatic repeat request)HARQ indicator channel、以下、PHICH)及びPUCCHなどの制御チャンネルが送信されるという開示は、制御チャンネル上でデータに対するA/N及びその他のフィードバック情報が送信されることで理解されることができ、PDSCH及びPUSCHなどのデータチャンネルが送信されるという開示は、データチャンネル上でダウンリンク又はアップリンクデータが送信されることで理解することができる。さらに、上位信号はラジオリソース制御(radio resource control、RRC)シグナリング(信号ing)又は上位階層の信号(higherlayer信号ing)として理解されることができる。
図1A及び図1Bは、本発明が適用される通信システムを示す図面である。
図1A及び図1Bを参照して説明すると、図1Aは、ネットワーク内の1つの小型基地局101内にLTEセル102とLAAセル103が共存する場合を図示したことであり、端末104は、LTEセル102とLAAセル103を介して基地局とデータを送受信する。この場合、LTEセル102やLAAセル103のデュプレックス方式の制限はない。但し、アップリンク送信はLTEセルがPセルの場合、LTEセル102に限って行われる。図1Bは、ネットワークで広いカバレッジのためのLTEマクロ(Macro)基地局111とデータ送信量の増加のためのLAAの小型基地局112を設置したことを示したことであり、この場合、LTEのマクロ基地局111やLAA小型基地局のデュプレックス方式の制限はない。但し、アップリンク送信はLTE基地局がPセルの場合、LTE基地局111に限って行われる。このとき、LTE基地局111とLAA基地局112は理想的なバックホール網を持つことで仮定する。したがって、早い基地局間のX2インターフェイス113を介する通信が可能であり、アップリンク送信がLTE基地局111に限って行われてもX2インターフェイス113を介してLAA基地局112は関連する制御情報をLTE基地局111からリアルタイム受信することが可能である。
本発明で提案する方案は、図1Aのシステムと図1Bのシステムにいずれも適用が可能である。
第1−1実施形態
図2は、本発明の実施形態に係るダウンリンクデータの送信方法を示す図面である。図2の実施形態を介してLTEセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングを適用し、LAAのセルでのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信する方法を説明する。
図2を参照すると、図2は、ダウンリンクのデータ送信及びアップリンク制御チャンネル送信のための第1−1の実施形態を図示したことである。
図2でPセルはLTEセルであり、FDD方式201を使用する。ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。SセルはLAAセルであり、FDD方式202を使用し、チャンネルを通じたダウンリンク送信だけが図2に示さる。端末は、Pセルのダウンリンク周波数f1はセルサーチ(cell search)をしながら獲得し、Pセルに対するアップリンク周波数f2はLTE基地局からのシステム情報を受信して獲得することができる。さらに、Sセルに対する周波数及びチャンネルはLTE基地局又はLAA基地局から上位情報又はシステム情報を介して端末に送信することができる。
図2でLAAセルであるSセル202でのPDSCHは、LTEセルであるPセル201からのクロスキャリアスケジューリング(cross−carrier scheduling)を介してスケジューリングされることができ、又はLAAセルであるSセル202でのPDSCHは、LAAセルであるSセル202からセルフスケジューリング(self−scheduling)を介してスケジューリングされることもできる。LAAセルであるSセル202でのPDSCHがLTEセルであるPセル201からのクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル202から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLTEセルのPセル201でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。また、LAAセルであるSセル202でのPDSCHがLAAセルであるSセル202からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル202から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLAAセルであるSセル202でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。
1番HARQプロセス番号(hybrid automatic repeat request(HARQ)process number)を有するPDSCH211がSセル202でのサブフレーム#1から送信されると、前記PDSCH211に対するHARQ−ACK212はPセル201であるLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#5から送信される。HARQプロセス番号は、PDCCH/ePDCCH上のダウンリンク制御情報フォーマット(downlink control information(DCI)format)を介して端末に送信される。前記HARQ−ACK212がNACKであれば、1番のHARQプロセス番号を持つPDSCH213がSセル202のサブフレーム#9から再送信されることができる。基地局はLAAセルであるSセル202の最大占有時間203が終了されると、直ちにLAAセルであるSセル202ですべての信号の送信を中断し、アイドル区間204に入る。アイドル区間204間のLAAセル202に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間203の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局が設定することもでき、基地局がLAAセル202で他のシステムの送信信号がないことをセンシングして可変的に使用することもできる。端末は、最大占有時間203の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出(blind detection)を介して最大占有時間203の開始時点と終了時点を分ることができる。アイドル区間204の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局が設定することもでき、基地局がLAAセル202で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末は、アイドル区間204の開始時点と終了時点、又は開始時点とアイドル区間の長さに対する情報を上位信号又はシステム情報を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル(preamble)、もしくは特定の信号(signal)又はCRS、もしくは主同期信号/副同期信号(primary synchronization signal/secondary synchronization signal以下、PSS/SSS)のような同期信号など)のブラインド検出(blind detection)を介してアイドル区間204の開始時点と終了時点を分ることができる。
前記1番のHARQプロセス番号を持つPDSCH213のHARQ−ACK214は、Pセル201であるLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネルの送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#3から送信される。このとき、前記HARQ−ACK214がNACKであれば、1番のHARQプロセス番号を持つPDSCH215はアイドルの区間204のSセル202のサブフレーム#7から再送信することができない状況に置かれる。
また、2番のHARQプロセス番号を持つPDSCH221がSセル202でのサブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH221に対するHARQ−ACK222はPセル201であるLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6から送信される。前記HARQ−ACK222がNACKであれば、2番のHARQプロセス番号を持つPDSCH223がアイドル区間204のSセル202のサブフレーム#9から再送信することができない状況に置かれる。
前記のようにLAAセル202から再送信されることができないPDSCHによりデータ送信量が減少するようになり、前記データ送信量はアイドル区間204の長さに反比例する。
第1−2実施形態
次に、図3は、本発明の実施形態に係るダウンリンクデータの連続再送信方法を示す図面である。
図3を介してLTEセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングを適用し、LAAセルでの連続再送信されるダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信する方法を説明する。
図3を参照すると、図3はダウンリンクのデータ送信及びアップリンク制御チャンネル送信のための第1−2の実施形態を図示したことである。
図3においてPセルはLTEセルであり、FDD方式301を使用する。ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。SセルはLAAセルであり、FDD方式302を使用してチャンネルを通じたダウンリンク送信だけが図3に示される。端末はPセルに対するダウンリンク周波数f1はセルサーチをしながら獲得し、Pセルに対するアップリンク周波数f2はLTE基地局からシステム情報を受信して獲得することができる。さらに、Sセルに対する周波数及びチャンネルはLTE基地局又はLAAの基地局から上位信号又はシステム情報を介して端末に送信されることができる。
図3でLAAセルであるSセル302でのPDSCHは、LTEセルであるPセル301からのクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされることができ、又はLAAセルであるSセル302でのPDSCHは、LAAセルであるSセル302からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされることもできる。LAAセルであるSセル302でのPDSCHがLTEセルであるPセル301からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル302から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLTEセルであるPセル301でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。また、LAAセルであるSセル302でのPDSCHがLAAセルであるSセル302からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル302から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLAAセルであるSセル302でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。
図3でLAAセル302でPDSCHに対する連続再送信が行われる。連続再送信とは、毎ダウンリンクサブフレームで同じHARQプロセス番号を持つPDSCHが送信されることを意味する。連続再送信がトリガリング(triggering)されると、同じHARQプロセス番号を持つPDSCHが連続的なダウンリンクサブフレームから再送信される。連続再送信のトリガリング時点(サブフレーム)は、最大占有時間を基準で特定のサブフレームで起きるように規定されることができ、もしくは上位信号により設定されることができる。同じHARQプロセス番号を持つPDSCHがいくつかのダウンリンクサブフレームから再送信されるかはDCIフォーマットの特定のフィールド(例えば、新しいデータインジケーター(new data indicator、以下、NDI)と追加1ビット、又は冗長性バージョン(redundancy version、以下、RV)フィールド、又はモジュレーション及びコード体系(modulation and coding scheme、以下、MCS)フィールド又は追加2ビット)などを介して設定されて端末に送信されることができ、もしくは上位信号又はシステム情報と設定されることもできる。基地局はLAAセルであるSセル302での特定の端末に対するダウンリンクリンク送信履歴(例えば、MCS、CQI情報、又は再送信回数)を参考していくつかのダウンリンクサブフレームで連続再送信を行うかを判断し、端末に受信を指示することができる。連続再送信時にMCS、RV及びRB割り当ては連続再送信のとき、毎ダウンリンクサブフレームから送信されるPDCCH/ePDCCHのDCIフォーマットを介して動的に設定することができ、上位信号又はシステム情報により特定のMCS又は特定のRVパターン又は特定のRBの割り当てが設定されることができ、もしくは規格に特定のMCS又は特定のRVパターン又は特定のRBの割り当てが規定されることもできる。
図3は、基地局が端末にLAAセル302のダウンリンクサブフレーム#1で連続再送信をトリガリングし、3個のダウンリンクサブフレームにかけて連続再送信を設定して指示し、最大占有時間が10ms(10個サブフレーム)である場合の実施形態である。1番HARQプロセス番号を持つPDSCHの311、312、313がSセル302でのサブフレーム#1、#2、#3を介して連続再送信され、前記サブフレーム#1、#2、#3でのPDSCHの311、312、313に対するHARQ−ACK314は、連続再送信の最後のダウンリンクサブフレームである#3でのPDSCH送信に基づいてPセル301であるLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル301の周波数f2のアップリンクサブフレーム#7から送信される。HARQプロセス番号はPDCCH/ePDCCHのDCIフォーマットを介して端末に送信される。前記HARQ−ACK314がNACKであれば、前記の再送は次の最大占有時間の基地局により実行されるか、又は相応する初期送信が実行されることができる。
次に、2番HARQプロセス番号を持つPDSCHの321、322、323がSセル302でのサブフレーム#4、#5、#6を介して連続再送信され、前記サブフレーム#4、#5、#6でのPDSCHの321、322、323に対するHARQ−ACK324は、連続再送信の最後のダウンリンクサブフレームである#6でのPDSCH送信に基づいてPセル301であるLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル301の周波数f2のアップリンクサブフレーム#0から送信される。前記HARQ−ACK324がNACKであれば、前記の再送信は次の最大占有時間の間の基地局により実行されるか、又は相応する初期送信が実行されることができる。
次に、3番HARQプロセス番号を持つPDSCHの331、332、333がSセル302でのサブフレーム#7、#8、#9を介して連続再送信され、前記サブフレーム#7、#8、#9でのPDSCHの331、332、333に対するHARQ−ACK334は、連続再送信の最後のダウンリンクサブフレームである#9でのPDSCH送信に基づいてPセル301であるLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル301の周波数f2のアップリンクサブフレーム#3から送信される。前記HARQ−ACK334がNACKであれば、前記の再送信は次の最大占有時間の基地局により実行されるか、又は相応する初期送信が実行されることができる。
基地局は、LAAセルであるSセル302の最大占有時間303が終了されると、直ちにLAAセルであるSセル302ですべての信号の送信を中断し、アイドル区間304に入る。アイドル区間304の間のLAAセル302に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間303の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局が設定することもでき、基地局がLAAセル302で他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。端末は、最大占有時間303の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介して最大占有時間303の開始時点と終了時点を分ることができる。アイドル区間304の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局が設定することもでき、基地局がLAAセル302で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末は、アイドル区間304の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル又は特定の信号、もしくはCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間304の開始時点と終了時点を分ることができる。
前記図3でのダウンリンクのデータの連続再送信を介して基地局は端末にダウンリンクデータを積極的に送信し、端末が連続的に再送信されるPDSCHをチェースコンバイニング(chasecombining)することによってデータを成功的に復号することができる確率を高めることができる。したがって、前記の最大占有時間内にダウンリンクデータの送信を終了することができるからデータ送信量を高めることができる。
図4A及び図4Bは、本発明の第1−2実施形態に係るダウンリンクデータを連続再送信する方法に対する基地局と端末の動作を示すフローチャートである。まず、図4Aを介して図3でのダウンリンクデータの連続再送信を実行するための基地局の動作を説明する。ここで、基地局はLTE基地局であることができ、LAA基地局であることもできる。
段階401で、基地局はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報を端末に送信し、LAAセルでの連続再送信に関する設定情報を端末に送信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、UL−DL設定情報及びスペシャルサブフレーム(special subframe)設定情報であることもできる。さらに、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることができる。前記LTEセルとLAAセルに対する情報はシステム情報や上位信号を介して端末に送信する。LAAセルでの連続再送信に関する設定情報は、連続再送信のトリガリング時点(サブフレーム)、同じHARQプロセス番号を持つPDSCHがいくつかのダウンリンクサブフレームから再送されるかに対する情報、連続再送信時にMCS、RV及びRB割り当て情報であることもできる。前記LAAセルの連続再送信に関する情報はシステム情報又は上位信号を介して端末に送信する。段階402で基地局はサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされたかを判断する。段階402でサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされると、段階403で基地局はLAAセルのダウンリンクサブフレームnでダウンリンクサブフレームn+kまでダウンリンクデータに対する連続再送信を行う。前記kは同じHARQプロセス番号を持つPDSCHがいくつかのダウンリンクサブフレームから再送信されるかを意味する。すなわち、連続的な3個のサブフレームで連続再送信を行うと、k=3である。段階404で基地局はPセルであるLTEセルのアップリンクサブフレームn+k+4でLAAセルのダウンリンクのデータの連続再送信に対する制御情報を受信する。
段階402でサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされない場合は、段階405で基地局はLAAセルのサブフレームnでダウンリンクデータに対する一般的な送信を実行する。段階406で基地局はPセルであるLTEセルのアップリンクサブフレームn+4でLAAセルのダウンリンクデータに対する制御情報を受信する。
次に、図4Bを介して図3でのダウンリンクデータの連続再送信を実行するための端末の動作を説明する。段階411で端末はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を基地局から受信し、LAAセルでの連続再送信に関する設定情報を基地局から受信する。ここで、基地局はLTE基地局であることができ、LAA基地局であることもできる。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、UL−DL設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。さらに、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることができる。前記LTEセルとLAAセルの情報は、システム情報や上位信号を介して基地局から受信する。LAAセルでの連続再送信に関する設定情報は、連続再送信のトリガリング時点(サブフレーム)、同じHARQプロセス番号を持つPDSCHがいくつかのダウンリンクサブフレームから再送信されるかに対する情報、連続再送信時にMCS、RV及びRB割り当て情報であることもできる。前記LAAセルの連続再送信に関する情報は、システム情報又は上位信号を介して基地局から受信する。段階412で端末はサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされたかを判断する。段階412でサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされた場合、段階413で端末はLAAセルのダウンリンクサブフレームnでダウンリンクサブフレームn+kまでの連続再送信されるダウンリンクデータを基地局から受信する。前記kは、同じHARQプロセス番号を持つPDSCHがいくつかのダウンリンクサブフレームから再送信されるかを意味する。即ち、連続的な3個のサブフレームで連続再送信を行うと、k=3である。段階414で端末はPセルであるLTEセルのアップリンクサブフレームn+k+4でLAAセルのダウンリンクのデータの連続再送信の制御情報を基地局に送信する。段階412でサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされないと、段階415で端末はLAAセルのサブフレームnで基地局から一般的なダウンリンクデータの受信を実行する。段階416で端末はPセルであるLTEセルのアップリンクサブフレームn+4でLAAセルのダウンリンクデータに対する制御情報を基地局に送信する。
第1−3実施形態 図5は、本発明の実施形態に係るアップリンクデータの送信方法を示す図面である。図5を介してLTEセルのダウンリンク制御チャンネルの送信タイミングを適用し、LAAのセルでのアップリンクリンクデータのダウンリンク制御チャンネルを送信する方法を説明する。
図5を参照すると、図5は、アップリンクデータ送信及びダウンリンク制御チャンネル送信のための第1―3の実施形態を図示したことである。
図5でPセルはLTEセルであり、FDD方式501を使用する。ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。SセルはLAAセルであり、FDD方式502を使用してチャンネルを通じたアップリンク送信だけが図5に示される。端末は、Pセルのダウンリンク周波数f1はセルサーチをしながら獲得し、Pセルのアップリンク周波数f2はLTE基地局からのシステム情報を受信して獲得することができる。さらに、Sセルの周波数とチャンネルはLTE基地局又はLAA基地局から上位情報又はシステム情報を介して端末に送信することができる。
図5でLAAセルであるSセル502でのPUSCHは、LTEセルであるPセル501からのクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされることができ、又はLAAセルであるSセル502でのPUSCHは、LAAセルであるSセル502からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされることもできる。図面ではクロスキャリアスケジューリングを仮定するので、セルフスケジューリングのためのPDCCH/ePDCCHを送信するLAAセルの非免許帯域のチャンネルが図示されないが、ダウンリンク送信を実行するLAAセルの非免許帯域のチャンネルが存在すると仮定する。LAAセルであるSセル502でのPUSCHがLTEセルであるPセル501からのクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル502から送信されるPUSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLTEセルのPセル501でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。また、LAAセルであるSセル502でのPUSCHがLAAセルであるSセル502からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル502から送信されるPUSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLAAセルであるSセル502でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。
1番HARQプロセス番号を持つPUSCH511がSセル502でのサブフレーム#1から送信されると、前記PUSCH511のHARQ−ACKの適応的再送信(adaptive retransmission)又は非適応的再送信(non−adaptive retransmission)のためのアップリンクグラント(ULgrant)又はPHICH512、以下、アップリンクグラント/PHICH)は、Pセル501であるLTE FDDセルのダウンリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル501の周波数f1のダウンリンクサブフレーム#5から送信される。HARQプロセス番号はアップリンクデータ送信ではダウンリンクのデータ送信のように端末に別に送信されず、各サブフレームから送信されるPUSCHによって暗黙的に(implicitly)決定される。すなわち、基地局は互い異なるサブフレームで端末から送信されるPUSCHにHARQプロセス番号を区別して受信し、復号することが可能である。便宜上、本発明では各PUSCH送信にHARQプロセス番号を付与し、PUSCH送信を区別するようにする。前記アップリンクグラント/PHICH512がNACKであれば、1番のHARQプロセス番号を持つPUSCH513がSセル502のサブフレーム#9から再送信することができる。基地局は、LAAセルであるSセル502の最大占有時間503が終了されると、直ちにLAAセルであるSセル502ですべての信号の送信を中断し、アイドル区間504に入る。アイドル区間504の間のLAAセル502に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局及び端末は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間503の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局が設定することもでき、基地局がLAAセル502で他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。端末は最大占有時間503の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介し、最大占有時間503の開始時点と終了時点を分ることができる。即ち、本発明でのLAAセルはアップリンクであるが、TDDセルのように特定のサブフレームでダウンリンク送信を約束し、基地局が特定の信号のダウンリンク送信を実行し、端末が前記最大占有時間のためのブラインド検出を実行するようにすることができる。アイドル区間504の開始時点と終了時点又は開始時点と長さは事前に基地局が設定することもでき、基地局がLAAセル502で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末は、アイドル区間504の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル、もしくは特定の信号又はCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間504の開始時点と終了時点を分ることができる。即ち、本発明でのLAAセルはアップリンクであるが、TDDセルのように特定のサブフレームでダウンリンク送信を約束し、基地局が特定の信号のダウンリンク送信を実行し、端末が前記アイドル区間のためのブラインド検出を実行するようにすることができる。
前記1番HARQプロセス番号を持つPUSCH513へのアップリンクグラント/PHICH514は、Pセル501であるLTE FDDセルのダウンリンク制御チャンネルの送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル501の周波数f1のダウンリンクサブフレーム#3から送信される。このとき、前記アップリンクグラント/PHICH514がNACKであれば、1番のHARQプロセス番号を持つPUSCH515はアイドルの区間504にあるSセル502のサブフレーム#7から再送信することができない状況に置かれる。
さらに、2番HARQプロセス番号を持つPUSCH521がSセル502でのサブフレーム#2から送信されると、前記PUSCH521に対するHARQ−ACKとしてアップリンクグラント/PHICH522はPセル501であるLTE FDDセルのダウンリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル501の周波数f1のダウンリンクサブフレーム#6から送信される。前記アップリンクグラント/PHICH522がNACKであれば、2番HARQプロセス番号を持つPUSCH523がアイドル区間504のSセル502のサブフレーム#9から再送信されることができない状況に置かれる。
前記のようにLAAセル502から再送信することができないPUSCHによりデータ送信量が減少するようになり、前記データ送信量はアイドル区間504の長さに反比例する。
第1−4実施形態
次に図6は、本発明の実施形態に係るアップリンクデータの連続再送信方法を示す図面である。
図6を介してLTEセルのダウンリンク制御チャンネル送信タイミングを適用し、LAAのセルでのアップリンクデータの連続再送信のダウンリンク制御チャンネルを送信する方法を説明する。
図6を参照すると、図6はアップリンクデータ送信及びダウンリンク制御チャンネル送信に対する第1−4の実施形態を図示したことである。
図6でPセルはLTEセルであり、FDD方式601を使用する。ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。SセルはLAAセルであり、FDD方式602を使用してチャンネルを通じたアップリンク送信だけが図に示される。端末がPセルのダウンリンク周波数f1はセルサーチをしながら獲得し、Pセルのアップリンク周波数f2はLTE基地局からのシステム情報を受信して獲得することができる。さらに、Sセルの周波数とチャンネルはLTE基地局又はLAAの基地局から上位信号又はシステム情報を介して端末に送信することができる。
図6でLAAセルであるSセル502でのPUSCHはLTEセルであるPセル601からのクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされることができ、又はLAAセルであるSセル602でのPUSCHはLAAセルであるSセル602からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされることもできる。図面ではクロスキャリアスケジューリングを仮定したため、セルフスケジューリングのためのPDCCH/ePDCCHを送信するLAAセルの非免許帯域のチャンネルが図示されないが、ダウンリンク送信を実行するLAAセルの非免許帯域のチャンネルが存在すると仮定する。LAAセルであるSセル602でのPUSCHがLTEセルであるPセル601からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル602から送信されるPUSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLTEセルのPセル601でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。また、LAAセルであるSセル602でのPUSCHがLAAセルであるSセル602からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル602から送信されるPUSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLAAセルであるSセル602でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。
図6においてLAAセル602でPUSCHの連続再送信が実行される。連続再送信とは毎アップリンクサブフレームで同じHARQプロセス番号を持つPUSCHが送信されることを意味する。連続再送信がトリガリングされると、同じHARQプロセス番号を持つPUSCHが連続的なアップリンクサブフレームから再送信される。HARQプロセス番号はアップリンクデータ送信ではダウンリンクのデータ送信のように端末に別に送信されず、各サブフレームで送信されるPUSCHによって暗黙的に決定される。すなわち、基地局は互い異なるサブフレームで端末から送信されるPUSCHにHARQプロセス番号を区別して受信し、復号することが可能である。便宜上、本発明では各PUSCH送信にHARQプロセス番号を付与し、PUSCH送信を区別するようにする。連続再送信のトリガリング時点(サブフレーム)は、最大占有時間を基準で特定のサブフレームで起きるように規定することができ、もしくは上位信号によって設定することができる。もしくはPUSCHの連続再送信をスケジューリングするアップリンクグラントがどこで送信されるかを規定するか、上位信号と設定してトリガリングすることもできる。同じHARQプロセス番号を持つPUSCHがいくつかのアップリンクサブフレームで再送信されるかはDCIフォーマットの特定のフィールド(例えば、NDIと追加1ビット、又はMCS/RVフィールドで2ビット又は追加2ビット)などを介して設定されて端末に送信することができ、又は上位信号又はシステム情報を設定することもできる。基地局は、LAAセルであるSセル602からの特定の端末に対するアップリンク送信履歴(例えば、MCS、SRS情報又は再送信回数など)を参照していくつかのアップリンクサブフレームで連続再送信を実行するかを判断して端末に送信を指示することができる。連続再送信時にMCS/RV及びRB割り当ては、連続再送信時に最初のアップリンクサブフレームから送信されるPUSCHをスケジューリングする4サブフレーム前のPDCCH/ePDCCHのDCIフォーマットを介して設定することもでき、上位信号又はシステム情報によって特定のMCS又は特定のRVパターン又は特定のRB割り当てが設定されることもでき、もしくは規格に特定のMCS又は特定のRVパターン又は特定のRBの割り当てが規定されることもできる。
図6は、基地局が端末にLAAセル602の特定のアップリンクサブフレームから3つのアップリンクサブフレームにかけて連続再送信を設定して指示し、最大占有時間が10ms(10個のサブフレーム)である場合の実施形態である。
LAAセル602のサブフレーム#1で4サブフレーム前、すなわち、LTEセル601のダウンリンクサブフレーム#7でアップリンクグラントの送信を介して連続再送信のためのPUSCHをスケジューリングした後、前記で説明した方式通り連続再送信をトリガリングする。1番HARQプロセス番号を持つPUSCHの611、612、613がSセル602でのサブフレーム#1、#2、#3を介して連続再送信され、前記サブフレーム#1、#2、#3でのPUSCHの611、612、613に対するHARQ−ACKとしてアップリンクグラント/PHICH614は連続再送信の最後アップリンクサブフレームである#3でのPUSCH送信に基づいてPセル601であるLTE FDDセルのダウンリンクリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル601の周波数f1のダウンリンクサブフレーム#7から送信される。前記アップリンクグラント/PHICH614がNACKであれば、前記の再送信は、次の最大占有時間の基地局により指示されたり、又は相応する初期送信が指示されることができる。
次に、LAAセル602のサブフレーム#4で4サブフレーム前、すなわち、LTEセル601のダウンリンクサブフレーム#0でアップリンクグラントの送信を介して連続再送信のためのPUSCHをスケジューリングする。2番HARQプロセス番号を持つPUSCHの621、622、623がSセル602でのサブフレーム#4、#5、#6を介して連続再送信され、前記サブフレーム#4、#5、#6でのPUSCHの621、622、623に対するHARQ−ACKとしてアップリンクグラント/PHICH624は連続再送信の最後アップリンクサブフレームである#6でのPUSCH送信に基づいてPセル601であるLTE FDDセルのダウンリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル601の周波数f1のダウンリンクサブフレーム#0から送信される。前記アップリンクグラント/PHICH624がNACKであれば、前記の再送信は次の最大占有時間の基地局により実行されるか、又は相応する初期送信が実行されることができる。
次に、LAAセル602のサブフレーム#7で4サブフレーム前、すなわち、LTEセル601のダウンリンクサブフレーム#3でアップリンクグラントの送信を介して連続再送信のためのPUSCHをスケジューリングーリングする。3番HARQプロセス番号を持つPUSCHの631、632、633がSセル602でのサブフレーム#7、#8、#9を介して連続再送信され、前記サブフレーム#7、#8、#9でのPUSCHの631、632、633に対するHARQ−ACKとしてアップリンクグラント/PHICH634は連続再送信の最後アップリンクサブフレームである#9でのPUSCH送信に基づいてPセル601であるLTE FDDセルのダウンリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル601の周波数f1のダウンリンクサブフレーム#3から送信される。前記アップリンクグラント/PHICH634がNACKであれば、前記の再送信は、次の最大占有時間の基地局により実行されるか、又は相応する初期送信が実行されることができる。
基地局は、LAAセルであるSセル602の最大占有時間603が終了されると、直ちにLAAセルであるSセル602でのすべての信号の送信を中断し、アイドル区間604に入る。アイドル区間604の間のLAAセル602に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間603の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局が設定することもでき、基地局がLAAセル602から他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。端末は、最大占有時間603の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介して最大占有時間603の開始時点と終了時点を分ることができる。即ち、本発明でのLAAセルはアップリンクであるが、TDDセルのように特定のサブフレームでダウンリンク送信を約束し、基地局が特定の信号のダウンリンク送信を実行して端末が前記最大占有時間のためのブラインド検出を実行するようにすることができる。アイドル区間604の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局が設定することもでき、基地局がLAAセル602で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末は、アイドル区間604の開始時点と終了時点又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル、もしくは特定の信号又はCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間604の開始時点と終了時点を分ることができる。即ち、本発明でのLAAセルはアップリンクであるが、TDDセルのように、特定のサブフレームでダウンリンク送信を約束し、基地局が特定の信号のダウンリンク送信を実行して端末が前記アイドル区間のためのブラインド検出を実行するようにすることができる。
前記図6での連続再送を介して基地局は、端末にアップリンクデータ送信を積極的に指示し、基地局は連続的に再送信されるPUSCHをチェイスコムバイニングすることによってデータを成功的に復号することができる確率を高めることができる。したがって、前記の最大占有時間内にアップリンクデータの送信を終了することができるので、データ送信量を高めることができる。
図7A及び図7Bは、本発明の第1−4実施形態に係るアップリンクデータの連続再送信方法に対する基地局と端末の動作を示すフローチャートである。まず、図7Aを介して図6でのアップリンクデータの連続再送信を実行するための基地局の動作を説明する。ここで、基地局はLTE基地局であることができ、LAA基地局であることもできる。
段階701で、基地局は、LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を端末に送信し、LAAのセルでの連続再送信に関する設定情報を端末に送信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、UL−DL設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。また、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることができる。前記LTEセルとLAAセルの情報はシステム情報や上位信号を介して端末に送信される。LAAセルでの連続再送信に関する設定情報は、連続再送信のトリガリング時点(サブフレーム)、もしくは連続再送信をスケジューリングするアップリンクグラントの送信時点(サブフレーム)、同じHARQプロセス番号を持つPUSCHがいくつかのアップリンクサブフレームから再送されるかに対する情報、連続再送信時にMCS/RV及びRB割り当て情報であることもできる。前記LAAセルの連続再送信に関する情報はシステム情報又は上位信号を介して端末に送信される。段階702で、基地局はサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされたかを判断する。段階702で、サブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされた場合、段階703で、基地局はLAAセルのアップリンクサブフレームnでアップリンクサブフレームn+kまで連続的に送信されるアップリンクデータを受信する。前記アップリンクデータに対する基地局のスケジューリング(アップリンクグラントの送信)は図6で説明した方法に従う。前記kは、同じHARQプロセス番号を持つPUSCHがいくつかのアップリンクサブフレームで再送信されるかを意味する。即ち、連続的な3個のサブフレームで連続再送信を行う場合には、k=3である。段階704で、基地局はPセルであるLTEセルのダウンリンクサブフレームn+k+4でLAAセルのアップリンクデータの連続再送信に対する制御情報を送信する。
段階702で、サブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされないと、段階705で基地局はLAAセルのサブフレームnでアップリンクデータの一般的な受信を実行する。前記アップリンクデータに対する基地局のスケジューリングは、LTEセルのダウンリンクサブフレームn−4から送信する。段階706で基地局はPセルであるLTEセルのダウンリンクサブフレームn+4でLAAセルのアップリンクデータに対する制御情報を送信する。
次に、図7Bを介して図6でのアップリンクデータの連続再送信を実行するための端末の動作を説明する。段階711で端末はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を基地局から受信し、LAAセルでの連続再送信に関する設定情報を基地局から受信する。ここで、基地局は、LTE基地局であることができ、LAA基地局であることもできる。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、UL−DL設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。さらに、LAAセルに対する最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることもできる。前記LTEセルとLAAセルの情報は、システム情報又は上位信号を介して端末に送信される。LAAセルでの連続再送信に関する設定情報は、連続再送信のトリガリング時点(サブフレーム)、もしくは連続再送信をスケジューリングするアップリンクグラントの送信時点(サブフレーム)、同じHARQプロセス番号を持つPUSCHがいくつかのアップリンクサブフレームから再送信されるかに対する情報、連続再送信時にMCS/RV及びRB割り当て情報であることもできる。前記LAAセルの連続再送に関する情報は、システム情報又は上位信号を介して基地局から受信される。
段階712で端末はサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされたかを判断する。段階712でサブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされた場合、段階713で端末はLAAセルのアップリンクサブフレームnでアップリンクサブフレームn+kまで連続的にアップリンクデータを基地局に送信する。前記アップリンクデータに対する基地局からのスケジューリング(アップリンクグラント送信)受信は、図6で説明した方法に従う。前記kは、同じHARQプロセス番号を持つPUSCHがいくつかのアップリンクサブフレームから再送信されるかを意味する。即ち、連続的な3個のサブフレームで連続再送信を行う場合には、k=3である。段階714で端末はPセルであるLTEセルのダウンリンクサブフレームn+k+4でLAAセルのアップリンクデータの連続再送信の制御情報を基地局から受信する。
段階712で、サブフレームnでLAAセルの連続再送信がトリガリングされないと、段階715で、端末はLAAセルのサブフレームnで基地局に一般的なアップリンクデータ送信を実行する。前記アップリンクデータに対する基地局のスケジューリングはLTEセルのダウンリンクサブフレームn−4で受信する。段階716で端末はPセルであるLTEセルのダウンリンクサブフレームn+4でLAAセルのアップリンクデータに対する制御情報を基地局から受信する。
次に、図8、9及び10を用いてLAAセルであるSセルでアイドル区間でダウンリンクデータを送信することができない区間に対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、LTEセルであるPセルでのダウンリンクデータのアップリンク制御情報のみを考慮したアップリンク制御フォーマットを用いてアップリンク制御チャンネルを送信する方法を説明する。
第1−5実施形態
図8は、本発明の第1−5実施形態に係るダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報の送信方法を示す図面である。図8でPセルはLTEセルであり、FDD方式801を使用する。ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。SセルはLAAセルであり、FDD方式802を使用してチャンネルを通じたダウンリンク送信だけが図8に示される。端末がPセルのダウンリンク周波数f1はセルサーチをしながら獲得し、Pセルに対するアップリンク周波数f2はLTE基地局からのシステム情報を受信して獲得することができる。さらに、Sセルに対する周波数及びチャンネルはLTE基地局又はLAAの基地局からの上位信号又はシステム情報を介して端末に送信することができる。
図8でLAAセルであるSセル802でのPDSCHは、LTEセルであるPセル801からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされることができ、又はLAAセルであるSセル802でのPDSCHは、LAAセルであるSセル802からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされることもできる。LAAセルであるSセル802でのPDSCHがLTEセルであるPセル801からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末は、LAAセルであるSセル802から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLTEセルに対するPセル801でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。また、LAAセルであるSセル802でのPDSCHがLAAセルであるSセル802からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル802から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLAAセルであるSセル802でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。
図8を用いて前記PセルとSセル、総2個のセルが端末に設定されており、端末にチャンネルセレクションと共にするPUCCHフォーマット1b(以下、PUCCHフォーマット1b with channel selection)の使用が上位信号と設定され、端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを介してHARQ−ACKを送信する場合について説明する。PDSCH812がLAAセル802でのサブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH812のHARQ−ACKはLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル801の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6から送信される。また、LTEセル801からのPDSCH811が、サブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH811に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル801の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6で前記のPDSCH812に対するHARQ−ACKと共にPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用して送信される(813)。前記PDSCH812の送信動作はLAAセル802の最大占有時間803内に限って実行されることができ、アイドル区間804内では実行されることができない。すなわち、基地局はLAAセルであるSセル802の最大占有時間803が終了されると、直ちにLAAセルであるSセル802でのすべての信号の送信を中断し、アイドル区間804に入る。アイドル区間804の間のLAAセル802に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間803の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号に送信して設定することもでき、L1信号(以下、物理的制御信号で理解することができる)で端末に送信することもできる。又は基地局がLAAセル802で他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。もしくは最大占有時間803の長さを基地局が事前に上位信号又はL1信号で送信して設定し、開始時点を端末にL1信号で送信することができ、端末が最大占有時間803の開始時点を特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような信号、又はLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号(初期signal)として同期を合わせるための信号であるか、自動利得制御(automaticgaincontrol、以下、AGC)設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)などを介してブラインド検出することもできる。端末は、前記最大占有時間803の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。端末は、最大占有時間803の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報又は長さを上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGC設定(setting)のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることがある)のブラインド検出を介して最大占有時間803の開始時点又は終了時点を分ることができる。端末は、前記最大占有時間803の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。アイドル区間804の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号又はL1信号と設定することもでき、基地局がLAAセル802で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末は、アイドル区間804の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル、もしくは特定の信号又はCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間804の開始時点と終了時点を分ることができる。
次に、LAAセル802のアイドル区間804内でLTEセル801でのPDSCH814がサブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH814のHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル801の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6から送信される。このとき、LAAセル802のサブフレーム#2ではアイドル区間804であるため、PDSCH815が送信されることができない。したがって、Pセル801の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6は、前記のLTEセル801のPDSCH814に対するHARQ−ACKのみPUCCHフォーマット1a/1bを用いて送信される(816)。
このとき、図8の状況とLTE FDDセル又はLTE TDDセルであるLTEセルのみが共存する状況とは差異が発生することになる。例えば、2個のLTE FDDセル又はLTE TDDセルのみが共存する状況ではアップリンクサブフレームでアップリンク制御チャンネルを送信するときに、毎アップリンクサブフレームで同じアップリンク制御チャンネルフォーマットを使用して送信しなければならない。例えば、LTERel−10ではPUCCHフォーマット1b with channel selectionの使用が設定されると、毎アップリンクサブフレームでPDSCHスケジューリングするか否かに関係せず常にPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用してアップリンク制御チャンネルを送信することになる。しかし、前記のようにLAAセル802でのアイドル区間804により、LAAセル802からPDSCH815が送信されることができない状況では基地局と端末がPUCCHフォーマット1a又は1bのようにシンプルなPUCCH送信フォーマットの使用を約束することができ、この場合、端末はPUCCHフォーマット1a/1bを介してLTEセル801から送信されたPDSCHに対するHARQ−ACKのみ送信する。したがって、前記LAAセル802のアイドル区間804内にあるLTEPセル801のアップリンクサブフレームでアップリンク制御チャンネルの受信複雑度を減らし、PUCCHフォーマット1b with channel selectionのために設定されたアップリンク制御チャンネル送信リソースを他の目的、例えばアップリンクデータ送信のために使用することが可能となる。
他の一例として、前記のようにLAAセル802でのアイドル区間804によりLAAセル802からPDSCH815が送信されることができない状況で、端末がSセルに該当するLAAセル802のHARQ−ACKのためにDTX/NACKをマッピングしてPUCCHフォーマット1b with channel selection送信を実行することができる。
第1−6実施形態
図9は、本発明の第1−6実施形態に係るダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報の送信方法を示す図面である。図9でPセルはLTEセルであり、FDD方式901を使用する。ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。SセルはLAAセルであり、FDD方式902を使用し、チャンネルを通じたダウンリンク送信だけが図9に示される。端末がPセルのダウンリンク周波数f1はセルサーチをしながら獲得し、Pセルに対するアップリンク周波数f2はLTE基地局からシステム情報を受信して獲得することができる。さらに、Sセルに対する周波数及びチャンネルはLTE基地局又はLAAの基地局から上位信号又はシステム情報を介して端末に送信することができる。
図9でLAAセルであるSセル902でのPDSCHはLTEセルであるPセル901からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされることができ、又はLAAセルであるSセル902でのPDSCHはLAAセルであるSセル902からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされることもできる。LAAセルであるSセル902でのPDSCHがLTEセルであるPセル901からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル902から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLTEセルPセル901でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。また、LAAセルであるSセル902からPDSCHがLAAセルであるSセル902からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル902から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLAAセルであるSセル902でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。
図9は、前記PセルとSセル、総2個のセルが端末に設定されており、端末にPUCCHフォーマット1b with channel selectionの使用が上位信号と設定され、端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを介してHARQ−ACKを送信するとき、HARQ−ACKとスケジューリングリクエスト(scheduling request、以下、SR)をPセルのアップリンクサブフレームで同時に送信する方案に対することである。ここで、SRは端末が送信しようとするアップリンクデータがあるとき、アップリンクデータを送信するためのアップリンク送信リソースを基地局にリクエストするためのことで、端末がSRを送信するためのリソースは事前に上位信号を介して送信周期と送信オフセット及び送信リソースが設定される。
PDSCH912がLAAセル902でのサブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH912に対するHARQ−ACKは、LTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル901の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6から送信される。また、LTEセル901でのPDSCH911がサブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH911に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル901の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6で前記のPDSCH912に対するHARQ−ACKと共にPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用して送信される(913)。このとき、前記Pセル901のアップリンクサブフレーム#6で端末がSR917を送信するように基地局から上位信号と設定されることができる。この場合、端末はHARQ−ACKとSR917を同時にPセル901のアップリンクサブフレームで送信しなければならない。このとき、端末がHARQ−ACKとSRを同時に送信するための方法はPセルとSセルがいずれもFDD方式の場合、各セルでのHARQ−ACKを空間バンドリング(spatialbundling)してPUCCHフォーマット1bを介して送信するが、基地局から事前にSR送信のために上位信号と設定されたSR送信リソース上にPUCCHフォーマット1bを送信することによってHARQ−ACKとSRを同時に送信することである。一方、HARQ−ACKが空間バンドリングされるので、1つのコードワード(codeword)のHARQ−ACKのみがNACKで端末が決定しても空間バンドリング後、NACKが送信され、すべてのコードワードに対する再送信が発生することになる。例えば、PセルとSセルのいずれも2つのコードワードを送信する送信モードが上位信号を介して設定されている場合、端末からPDSCH復号結果がPセルの第1コードワードについてACK、第2コードワードについてNACK、Sセルの第1コードワードについてACK、第2コードワードについてACKと決定された場合、端末はPセルのHARQ−ACKがACKとNACKに対して空間バンドリングしてNACKで、SセルのHARQ−ACKがACKとACKに対して空間バンドリングしてACKでPUCCHフォーマット1bにマッピングし、これをSR送信リソースに送信することになる。したがって、Pセルの第1コードワードは成功的に復号したにもかかわらず、基地局はこれをNACKと判断してPDSCHの再送信を行うことになる。したがって、PUCCHフォーマット1b with channel selectionとSRを同時に送信する場合、HARQ−ACKに対する情報損失により再送信が発生するという欠点が生じることになる。
一方、前記PDSCH912の送信動作はLAAセル902の最大占有時間903内に限って実行されることができ、アイドル区間904内では実行されることができない。すなわち、基地局はLAAセルであるSセル902の最大占有時間903が終了される、直ちにLAAセルであるSセル902でのすべての信号の送信を中断し、アイドル区間904に入る。アイドル区間904の間のLAAセル902に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間903の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号で送信して設定することもでき、L1信号に端末に送信することもできる。又は基地局がLAAセル902で他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。もしくは最大占有時間903の長さを基地局が事前に上位信号又はL1信号で送信して設定し、開始時点を端末にL1信号で送信することができ、端末が最大占有時間903の開始時点を特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)などを介してブラインド検出することもできる。端末は、前記最大占有時間903の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。端末は、最大占有時間903の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報又は長さを上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)のブラインド検出を介して最大占有時間903の開始時点又は終了時点を分ることができる。端末は、前記最大占有時間903の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。アイドル区間904の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号又はL1信号で設定することもでき、基地局がLAAセル902で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末は、アイドル区間904の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル、もしくは特定の信号又はCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間904の開始時点と終了時点を分ることができる。
次に、LAAセル902のアイドル区間904内でLTEセル901でのPDSCH914がサブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH914に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル901の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6から送信される。このとき、LAAセル902のサブフレーム#2ではアイドル区間904であるため、PDSCH915が送信されることができない。したがって、Pセル901の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6では前記のLTEセル901のPDSCH914に対するHARQ−ACKのみがPUCCHフォーマット1a/1bを用いて送信される(916)。このとき、前記Pセル901のアップリンクサブフレーム#6で端末がSR918を送信するように基地局から上位信号と設定することができる。この場合、端末はHARQ−ACKとSRを同時にPセル901のアップリンクサブフレームで送信しなければならない。このとき、端末がHARQ−ACKとSRを同時に送信するための方案はSセルがアイドル区間であるため、PDSCH915が送信されることができないので、PセルのPDSCH914に対するHARQ−ACKのみがPUCCHフォーマット1a/1bを介して送信するが、基地局から事前にSR送信のために上位信号と設定されたSR送信リソース上にPUCCHフォーマット1a/1bを送信することによってHARQ−ACKとSRを同時に送信することである。HARQ−ACKがPUCCHフォーマット1a/1bを介してそのまま送信されるため、HARQ−ACK情報に対する損失がない。したがって、PUCCHフォーマット1a/1bとSRを同時に送信する場合、HARQ−ACK情報の損失による再送信が発生しない。
したがって、図9の状況はLTE FDDセル又はLTE TDDセルであるLTEセルだけ共存する状況とは差異が発生することになる。例えば、2個のLTE FDDセル又はLTE TDDセルのみが共存する状況ではアップリンクサブフレームでSRとHARQ−ACKを同時に送信する際に、HARQ−ACKに対する情報の損失を甘受し、HARQ−ACKとSRを共に送信する方法を使用することになる。しかし、前記のようにLAAセル902でのアイドル区間904によりLAAセル902からPDSCH915が送信されることができない状況では、SRとHARQ−ACKを同時に送信するときに、基地局と端末がPUCCHフォーマット1a又はPUCCHフォーマット1bのようにシンプルな送信フォーマットを上位信号と設定されたSR送信リソース上に送信する方法を使用することができ、この場合、端末はPUCCHフォーマット1a/1bを介してLTEセル901から送信されたPDSCHにのHARQ−ACKのみを上位信号と設定されたSR送信リソース上に送信する。したがって、前記LAAセル902のアイドル区間904内にあるLTEPセル901のアップリンクサブフレームでHARQ−ACKとSRの同時送信によるHARQ−ACKの情報の損失をなく、HARQ−ACKとSRの損失無しに送信することが可能となる。
第1−7実施形態
図10は、本発明の第1−7実施形態に係るダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報の送信方法を示す図面である。図10でPセルはLTEセルであり、FDD方式1001を使用する。ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。SセルはLAAセルであり、FDD方式1002を使用してチャンネルを通じたダウンリンク送信だけが図10に示される。端末がPセルに対するダウンリンク周波数f1はセルサーチをしながら獲得し、Pセルに対するアップリンク周波数f2はLTE基地局からシステム情報を受信して獲得することができる。さらに、Sセルに対する周波数とチャンネルはLTE基地局又はLAAの基地局から上位信号又はシステム情報を介して端末に送信することができる。
図10でLAAセルであるSセル1002でのPDSCHはLTEセルであるPセル1001からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされることができ、又はLAAセルであるSセル1002でのPDSCHは、LAAセルであるSセル1002からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされることもできる。LAAセルであるSセル1002でのPDSCHがLTEセルであるPセル1001からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル1002から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLTEセルのPセル1001でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。また、LAAセルであるSセル1002でのPDSCHがLAAセルであるSセル1002からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル1002から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLAAセルであるSセル1002でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。
図10を用いて前記PセルとSセル、総N(Nは、2と同じであるか又は大きい。本実施形態ではNが2である場合について説明する)のセルが端末に設定されており、端末にPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用が上位信号と設定され、端末がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットを介してHARQ−ACKを送信する場合について説明する。前記新しいPUCCHフォーマットはPUCCHフォーマット3がサポートできる最大22ビットよりも大きいHARQ−ACKの送信をサポートするためのことでPUSCHに基づいたPUCCHフォーマットであることができ、PUCCHフォーマット3に基づいたPUCCHフォーマットであることもできる。PDSCH1012がLAAセル1002でのサブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH1012のHARQ−ACKはLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル1001の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6から送信される。また、LTEセル1001でのPDSCH1011が、サブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH1011に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル1001の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6で前記のPDSCH1012に対するHARQ−ACKと共にHARQ−ACKペイロードサイズ(payload size)で計算されてPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用し、前記PUCCHフォーマットが送信される(1013)。前記HARQ−ACKペイロードサイズは総送信すべきHARQ−ACKのビット数を意味する。
前記PDSCH1012の送信動作は、LAAセル802の最大占有時間1003内に限って実行されることができ、アイドル区間1004内では実行されることができない。すなわち、基地局はLAAセルであるSセル1002の最大占有時間1003が終了されると、直ちにLAAセルであるSセル1002でのすべての信号の送信を中断し、アイドル区間1004に入る。アイドル区間1004の間のLAAセル1002に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間1003の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号で送信して設定することもでき、L1信号で端末に送信することもできる。又は基地局がLAAセル802で他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。もしくは最大占有時間1003の長さを基地局が事前に上位信号又はL1信号で送信して設定し、開始時点を端末にL1信号で送信することができ、端末が最大占有時間1003の開始時点を特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)などを介してブラインド検出することもできる。端末は、前記最大占有時間1003の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。端末は最大占有時間803の開始時点と終了時点又は開始時点と長さに対する情報又は長さを上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)のブラインド検出を介して最大占有時間1003の開始時点又は終了時点を分ることができる。端末は、前記最大占有時間1003の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。アイドル区間1004の開始時点と終了時点又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号又はL1信号で設定することもでき、基地局がLAAセル1002で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末はアイドル区間1004の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル、もしくは特定の信号又はCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間1004の開始時点と終了時点を分ることができる。次に、LAAセル1002のアイドル区間1004内でLTEセル1001でのPDSCH1014がサブフレーム#2から送信されると、前記PDSCH1014に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル1001の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6から送信される。このとき、LAAセル1002のサブフレーム#2ではアイドル区間1004であるため、PDSCH1015が送信されることができない。したがって、Pセル1001の周波数f2のアップリンクサブフレーム#6では前記のLTEセル1001のPDSCH1014に対するHARQ−ACKのみHARQ−ACKペイロードサイズとして計算されてPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用し、前記PUCCHフォーマットが送信される(1016)。
このとき、図10の状況とLTE FDDセル又はLTE TDDセルであるLTEセルのみが共存する状況とは差異が発生することになる。例えば、2個のLTE FDDセル又はLTE TDDセルのみが共存する状況ではアップリンクサブフレームでアップリンク制御チャンネルを送信するときに、PUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに前記セルの送信モードによる送信ブロック(Transport Block、TB)数、キャリアアグリゲーションが設定されたセルの数を掛けて(ただ、TDDセルに対するキャリアアグリゲーションではバンドリングウィンドウサイズ(bundling windowsize)を追加で掛ける)HARQ−ACKペイロードサイズを計算し、前記のペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用して送信する。したがって、サブフレーム別でPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用するHARQ−ACKペイロードサイズが変わらない。しかし、前記のようにLAAセル1002でのアイドル区間1004によりLAAセル1002からPDSCH1015が送信されることができない状況では端末は前記LAAセル1002のアイドル区間1004内にあるサブフレームで送信されることができないPDSCHに対するHARQ−ACKは、HARQ−ACKペイロードサイズに適用せず、LTEセル1001から送信されたPDSCHに限って計算されたペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用して送信する。前記ではLTEセル1001とLAAセル1002、すなわち、2個のセルだけがあると仮定し、LTEセル1001から送信されたPDSCHに限って計算されたペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用したが、もしLTEセルとLAAセルの数が2個を超える場合、最大占有時間内にあるLAAセルと他のLTEセルから送信することができるPDSCHに対して計算されたペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用しなければならない。したがって、セルが2個を超える場合、アイドル区間内におけるPDSCHが送信されることができないLAAセルに限って前記送信されることができないPDSCHに対するHARQ−ACKは、HARQ−ACKペイロードサイズに適用せず、LTEセル又は最大占有時間内においてPDSCHが送信されることができるLAAセルについては前記送信することができるPDSCHに対するHARQ−ACKに対して計算されたペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用して送信する。
したがって、前記のサブフレームで最適化されたHARQ−ACKペイロードサイズが適用されたPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットを端末が使用することによって同じ基地局の受信性能を確保しながら端末の送信パワーを減らすことが可能である。また、図10ではLAAセル1002がFDDである場合に限って説明したが、TDDの場合でも図10で提案したアップリンク制御フォーマット送信方法を適用することが可能である。
他の一例として、前記のようにLAAセル1002でのアイドル区間1004によりLAAセル1002でPDSCH1015が送信されることができない状況で端末がSセルに対応する前記LAAセル1002のHARQ−ACKのためにDTX/NACKをマッピングし、最大占有時間内にある他のLAAセルと、また他のLTEセルから送信することができるPDSCHに限って復号結果によるHARQ−ACKをマッピングして前記LAAセル1002の送信モードによるPDSCHのコードワード個数によるDTX/NACKだけでなく、他のLAAのセル及び別のLTEセルから送信されることができるPDSCHに対して計算されたペイロードサイズを適用したPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの送信を行うことができる。
図11A及び図11Bは、本発明の第1−5及び第1−7の実施形態に係るダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報の送信方法に対する基地局と端末の動作を示すフローチャートである。図8及び図10でLTEセルとLAAセルのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、本発明の実施形態に係るアップリンク制御チャンネルフォーマットを適用するための基地局と端末の動作を図9Aと9Bでのそれぞれのフローチャートを介して説明する。
先ず、図11Aを参照して基地局の動作を説明する。ここで、基地局はLTE基地局であることができ、LAA基地局であることもできる。
段階1101で、基地局はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を端末に送信し、両方のセルでのダウンリンクデータの受信に対するアップリンク制御情報の送信時にどんなPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマット又はPUCCHフォーマット1b with channel selection)を端末が使用するかに対する設定情報を送信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報は、LTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、UL−DL設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。さらに、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることができる。前記LTEセルとLAAセルに対する情報はシステム情報又は上位信号又はL1情報を介して端末に送信される。段階1102で基地局は端末のためにサブフレーム#nでLTEセルとLAAセルでのダウンリンクデータに対するスケジューリングを決定する。次に、段階1103で基地局はサブフレーム#nでLAAセルがアイドル区間であるかを判断する。段階1103でLAAセルがサブフレーム#nでアイドル区間であれば、段階1104で基地局は、LTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を受信する。このとき、段階1101で基地局がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はPUCCHフォーマット1a/1bの受信を仮定し、LTEセルでのダウンリンクデータの制御情報だけを受信する。段階1101で基地局がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はLTEセル又はサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルのみのPDSCHに対するHARQ−ACKペイロードサイズを適用した予設定されたPUCCHフォーマットの受信を仮定し、LTEセル又はサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報だけを受信する。段階1103で、LAAセルがサブフレーム#nでアイドル区間でなければ、段階1105で基地局はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に受信する。このとき、段階1101で基地局がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はPUCCHフォーマット1b with channel selectionの受信を仮定し、LTEセルでのダウンリンクデータの制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に受信する。段階1101で基地局がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はLTEセルとサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルのHARQ−ACKペイロードサイズを適用した予め設定されたPUCCHフォーマットの受信を仮定し、LTEセルとサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報をいずれも受信する。
次に、図11Bを参照して端末の動作を説明する。
段階1111で、端末はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を基地局から受信し、両方のセルでのダウンリンクデータの受信に対するアップリンク制御情報の送信時にどんなPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマット又はPUCCHフォーマット1b with channel selection)を端末が使用するかに対する設定情報を基地局から受信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報は、LTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、UL−DL設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。また、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることができる。前記LTEセルとLAAセルに対する情報はシステム情報又は上位信号又はL1情報を使用して基地局から受信する。段階1112で端末はサブフレーム#nでLTEセルとLAAセルでのダウンリンクデータを受信を試みる。次に、段階1113で端末はサブフレーム#nでLAAセルがアイドル区間であるかを判断する。段階1113でLAAセルがサブフレーム#nでアイドル区間であれば、段階1114で端末はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を基地局に送信する。このとき、段階1111で端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルからのダウンリンクデータに対する制御情報のみを含んでPUCCHフォーマット1a/1bを送信する。段階1111で端末がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末は基地局にLTEセル又はサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルだけのPDSCHに対するHARQ−ACKペイロードサイズを適用した予め設定されたPUCCHフォーマットを送信する。段階1113でLAAセルのサブフレーム#nでアイドル区間でなければ、段階1115で端末はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に送信する。このとき、段階1111で端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionの使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末は、LTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共にPUCCHフォーマット1b with channel selectionを介して基地局に送信する。段階1111で、端末がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルとサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルのPDSCHに対するHARQ−ACKペイロードサイズを適用した予め設定されたPUCCHフォーマットを基地局に送信する。
次に、図11C及び図11Dは本発明の第1−6実施形態に係るダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報とSRの同時送信方法に対する基地局と端末の動作を示すフローチャートである。図9でLTEセルとLAAセルのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、本発明の実施形態に係るアップリンク制御チャンネルフォーマットを適用してHARQ−ACKとSRを同時に送信するための基地局と端末の動作を図11Cと図11Dにおけるそれぞれのフローチャートを使用して説明する。
先ず、図11Cを参照して基地局の動作を説明する。ここで、基地局はLTE基地局であることができ、LAA基地局であることもできる。
段階1121で、基地局はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を端末に送信し、両方のセルでのダウンリンクデータの受信に対するアップリンクリンク制御情報の送信時にどんなPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット3又はPUCCHフォーマット1b with channel selection)を端末が使用するかに対する設定情報を送信し、端末がSR送信時にどのリソース(サブフレーム又は周波数リソース)を端末が使用するかに対する設定情報を送信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報は、LTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、UL−DL設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。また、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることができる。前記LTEセルとLAAセルに対する情報は、システム情報又は上位信号又はL1情報を介して端末に送信され、前記のSR設定情報は、上位信号を介して端末に送信される。段階1122で、基地局は端末のためにサブフレーム#nでLTEセルとLAAセルでのダウンリンクデータに対するスケジューリングを決定する。次に、段階1123で基地局はサブフレーム#nでLAAセルがアイドル区間であるかを判断する。段階1123でLAAセルがサブフレーム#nでアイドル区間であれば、段階1124で基地局はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報をSRリソース上で受信する。このとき、段階1121で基地局がPUCCHフォーマット1b with channel selection使用を指示する設定情報を端末に送信し、前記サブフレーム#(n+4)でSR送信を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はPUCCHフォーマット1a/1bがSRリソース上での受信されることを仮定し、LTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報及びSRを受信する。前記段階1124で基地局は端末が送信するアップリンクデータがあり、アップリンクデータを送信することができるアップリンクリソースを端末がSR送信を介してリクエストすると判断することができる。
段階1123でLAAセルがサブフレーム#nでアイドル区間ではなければ、段階1125で基地局はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共にSRリソース上で受信する。このとき、段階1121で基地局がPUCCHフォーマット1b with channel selection使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はPUCCHフォーマット1bがSRリソース上で受信されることを仮定し、LTEセルでのダウンリンクデータの制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報及びSRを共に受信する。前記段階1125で基地局は端末が送信するアップリンクデータがあり、アップリンクデータを送信することができるアップリンクリソースを端末がSR送信を介してリクエストすることで判断することができる。
次に、図11Dを参照して端末の動作を説明する。
段階1131で、端末はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を基地局から受信し、両方のセルでのダウンリンクデータの受信に対するアップリンク制御情報の送信時にどんなPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット3又はPUCCHフォーマット1b with channel selection)を端末が使用するかに対する設定情報とSR送信時にどんなリソース(サブフレーム又は周波数リソース)を使用するかに対する設定情報を基地局から受信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDDの場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDDの場合で、UL−DL設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。さらに、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることもできる。前記LTEセルとLAAセルに対する情報はシステム情報又は上位信号又はL1情報を通じて基地局から受信され、前記のSR設定情報は、上位信号を介して基地局から受信される。段階1132で、端末はサブフレーム#nでLTEセルとLAAセルでのダウンリンクデータを受信を試みる。次に、段階1133で端末はサブフレーム#nでLAAセルがアイドル区間であるかを判断する。段階1133でLAAセルがサブフレーム#nでアイドル区間であれば、段階1134で端末はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報をSRリソース上から基地局に送信する。このとき、段階1131で端末がPUCCHフォーマット1b with channel selection使用を指示する設定情報を基地局から受信し、前記サブフレーム#(n+4)でSR送信を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報のみを含んでPUCCHフォーマット1a/1bをSRリソース上で送信する。前記段階1134で端末は送信するアップリンクデータがあり、アップリンクデータを送信することができるアップリンクリソースを基地局にSR送信を介してリクエストすることができる。段階1133でLAAセルのサブフレーム#nでアイドル区間ではなければ、段階1135で端末はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共にSRリソース上で送信する。このとき、段階1131で端末がPUCCHフォーマット1b with channel selection使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共にPUCCHフォーマット1bを介してSRリソース上で送信する。前記の段階1135で、端末は送信するアップリンクデータがあり、アップリンクデータを送信することができるアップリンクリソースを基地局にSR送信を介してリクエストすることができる。
第1−8実施形態
次に、図12を用いてLAAセルであるSセルで最大占有時間のダウンリンクデータが送信されることができないサブフレームに対するアップリンク制御チャンネルを送信するときに、LTEセルであるPセルでのダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報のみを考慮したアップリンク制御フォーマットを用いてアップリンク制御チャンネルを送信する方法を説明する。
図12は、本発明の第1−8実施形態に係るダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報の送信方法を示す図面である。図12でPセルはLTEセルであり、FDD方式1201を使用する。ダウンリンク送信のための周波数はf1であり、アップリンク送信のための周波数はf2である。SセルはLAAセルであり、TDD方式1202を使用し、ダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームに対する区分は既存のTDD UL−DLの設定と同じ方法を使用することもでき、従来とは異なる新たなダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームの区分の設定が使用されることもできる。端末はPセルに対するダウンリンク周波数f1はセルサーチをしながら獲得し、Pセルに対するアップリンク周波数f2はLTE基地局からのシステム情報を受信して獲得することができる。また、Sセルの周波数及びチャンネルはLTE基地局又はLAAの基地局からの上位信号又はシステム情報を介して端末に送信することができる。また、端末はSセルに対するアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームの区分を示す設定は、上位信号又はL1信号から獲得することができる。
図12でLAAセルであるSセル1202でのPDSCHはLTEセルであるPセル1201からのクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされることができ、又はLAAセルであるSセル1202でのPDSCHは、LAAセルであるSセル1202からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされることもできる。LAAセルであるSセル1202でのPDSCHがLTEセルであるPセル1201からクロスキャリアスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末は、LAAセルであるSセル1202から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLTEセルのPセル1201でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。また、LAAセルであるSセル1202でのPDSCHがLAAセルであるSセル1202からセルフスケジューリングを介してスケジューリングされる場合、端末はLAAセルであるSセル1202から送信されるPDSCHをスケジューリングするためのPDCCH/ePDCCHをLAAセルであるSセル1202でモニターリング(blind decoding)するように上位信号と設定される。
前記PセルとSセル、総2個のセルが端末に設定されており、端末にPUCCHフォーマット1b with channel selectionの使用が上位信号と設定され、端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを介してHARQ−ACKを送信する場合について先ず説明する。PDSCH1212がLAAセル1202でのサブフレーム#1から送信されると、前記PDSCH1212に対するHARQ−ACKはLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#5から送信される。また、LTEセル1201でのPDSCH1211がサブフレーム#1から送信されると、前記PDSCH1211に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#5で前記のPDSCH1212に対するHARQ−ACKと共にPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用して送信される(1213)。前記PDSCH1212の送信動作はLAAセル1202の最大占有時間1203内に限って実行されることができ、アイドル区間1204内では実行されることができない。アイドル区間1204の間のLAAセル1202に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間1203の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号で送信して設定することもでき、L1信号で端末に送信することもできる。又は基地局がLAAセル1202で他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。もしくは最大占有時間1203の長さを基地局が事前に上位信号又はL1信号で送信して設定し、開始時点を端末にL1信号で送信することができ、端末が最大占有時間1203の開始時点を特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような信号、又はLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)などを介してブラインド検出することもできる。前記最大占有時間1203の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを端末が分ることができる。端末は、最大占有時間1203の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報又は長さを上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)のブラインド検出を介して最大占有時間1203の開始時点又は終了時点を分ることができる。端末は、前記最大占有時間1203の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。アイドル区間1204の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号又はL1信号で設定することもでき、基地局がLAAセル1202で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末は、アイドル区間1204の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル、もしくは特定の信号又はCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間1204の開始時点と終了時点を分ることができる。
次に、LAAセル1202の最大占有時間1203内でLTEセル1201でのPDSCH1214がサブフレーム#8から送信されると、前記PDSCH1214に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#2から送信される。このとき、LAAセル1202のサブフレーム#8はアップリンクサブフレームであるため、PDSCH1215がスケジューリングされることができない。したがって、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#2では前記のLTEセル1201のPDSCH1214のHARQ−ACKのみがPUCCHフォーマット1a/1bを用いて送信される(1216)。
このとき、図12の状況はLTE FDDセル又はLTE TDDセルであるLTEセルのみが共存する状況とは差異が発生することになる。例えば、2個のLTE FDDセル又はLTE TDDセルのみが共存する状況ではアップリンクサブフレームでアップリンク制御チャンネルを送信するときに、毎アップリンクサブフレームで同じアップリンク制御チャンネルフォーマットを使用して送信しなければならない。例えば、LTERel−10ではPUCCHフォーマット1b with channel selectionの使用が設定されると、毎アップリンクサブフレームでPDSCHスケジューリングするか否かに関係せず常にPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用してアップリンク制御チャンネルを送信することになる。しかし、前記のように最大占有時間内にあるLAAセル1202がPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームである場合、LAAセル1202でPDSCH1215)が送信されることができないので、基地局と端末がPUCCHフォーマット1a又は1bのようにシンプルな送信フォーマットの使用を約束することができ、この場合、端末はPUCCHフォーマット1a/1bを介してLTEセル1201から送信されたPDSCHに対するHARQ−ACKのみが送信する。したがって、前記の最大占有時間1203内にあるLAAセル1202がPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームである場合にHARQ−ACKが送信されるLTEPセル801のアップリンクサブフレームでアップリンク制御チャンネル受信複雑度を減らし、PUCCHフォーマット1b with channel selectionのために設定されたアップリンク制御チャンネル送信リソースを他の目的、例えばアップリンクデータ送信のために使用することが可能となる。
他の一例として、前記のように最大占有時間1203内にあるLAAセル1202のサブフレームがアップリンクサブフレームである場合、LAAセル1202でPDSCH1215がスケジューリングされることができない状況で、端末がSセルに該当するLAAセル1202のHARQ−ACKのためにDTX/NACKをマッピングしてPUCCHフォーマット1b with channel selection送信を実行することができる。
前記では最大占有時間内にあるLAAセルのPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームとして、アップリンクサブフレームである場合の例を挙げるが、PDSCHがスケジューリングされることができないスペシャルサブフレームである場合にも前記の実施形態が適用可能である。PDSCHがスケジューリングされることができないスペシャルサブフレームに対しては図13で詳細に説明する。
次に、やはり図12を用いて前記PセルとSセル、総2個のセルが端末に設定されており、端末にPUCCHフォーマット1b with channel selectionの使用が上位信号で設定され、端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを介してHARQ−ACKを送信するときに、HARQ−ACKとSRをPセルのアップリンクサブフレームで同時に送信する方案について説明する。ここで、SRは端末が送信しようとするアップリンクデータがあるとき、アップリンクデータを送信するためのアップリンク送信リソースを基地局にリクエストするためのことで、端末がSRを送信するためのリソースは事前に上位信号を介して送信周期と送信オフセット及び送信リソースが設定される。
PDSCH1212がLAAセル1202でのサブフレーム#1から送信されると、前記PDSCH1212に対するHARQ−ACKはLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#5で送信される。また、LTEセル1201でのPDSCH1211がサブフレーム#1から送信されると、前記PDSCH1211に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#5で前記のPDSCH1212のHARQ−ACKと共にPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用して送信される(1213)。このとき、前記Pセル1201のアップリンクサブフレーム#5から端末がSRを送信するように基地局から上位信号と設定されることができる。この場合、端末はHARQ−ACKとSRを同時にPセル1201のアップリンクサブフレームで送信しなければならない。このとき、端末がHARQ−ACKとSRを同時に送信するための方法はPセルとSセルがいずれもFDDの場合、各セルでのHARQ−ACKを空間バンドリングしてPUCCHフォーマット1bを介して送信するが、基地局から事前にSR送信のために上位信号と設定されたSR送信リソース上にPUCCHフォーマット1bを送信することによってHARQ−ACKとSRを同時に送信することである。一方、HARQ−ACKが空間バンドリングされるので、1つのコードワードのHARQ−ACKのみがNACKで端末が決定しても空間バンドリングした後、NACKが送信され、いずれもコードワードに対して再送信が発生することになる。例えばPセルとSセルのいずれも2個のコードワードを送信する送信モードが上位信号を介して設定されている場合、端末からPDSCH復号結果がPセルの第1コードワードについてACK、第2コードワードについてNACK、Sセルの第1コードワードについてACK、第2コードワードについてACKで決定された場合、端末はPセルのHARQ−ACKであるACKとNACKに対して空間バンドリングしてNACKで、SセルのHARQ−ACKがACKとACKに対して空間バンドリングしてACKでPUCCHフォーマット1bにマッピングし、これをSR送信リソースに送信することになる。したがって、Pセルの第1コードワードは、正常に復号したにもかかわらず、基地局はNACKと判断してPDSCHの再送信を行うことになる。したがって、PUCCHフォーマット1b with channel selectionとSRを同時に送信する場合、HARQ−ACKに対する情報損失により再送信が発生する欠点が発生する。
一方、前記PDSCH1212の送信動作はLAAセル1202の最大占有時間1203内に限って実行されることができ、アイドル区間1204内では実行されることができない。アイドル区間1204の間のLAAセル1202に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間1203の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号に送信して設定することもでき、L1信号に端末に送信することもできる。又は基地局がLAAセル1202で他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。もしくは最大占有時間1203の長さを基地局が事前に上位信号又はL1信号で送信して設定し、開始時点を端末にL1信号で送信することもでき、端末が最大占有時間1203の開始時点を特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)などを介してブラインド検出することもできる。端末は、前記最大占有時間1203の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。端末は最大占有時間1203の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報又は長さを上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)のブラインド検出を介して最大占有時間1203の開始時点又は終了時点を分ることができる。端末は、前記最大占有時間1203の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。アイドル区間1204の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号又はL1信号で設定することもでき、基地局がLAAセル1202から他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末はアイドル区間1204の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル又は特定の信号、もしくはCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間1204の開始時点と終了時点を分ることができる。
次に、LAAセル1202の最大占有時間1203内でLTEセル1201でのPDSCH1214がサブフレーム#8から送信されると、前記PDSCH1214に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#2から送信される。このとき、LAAセル1202のサブフレーム#8はアップリンクサブフレームであるため、PDSCH1215がスケジューリングされることができない。したがって、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#2では、前記のLTEセル1201のPDSCH1214に対するHARQ−ACKのみがPUCCHフォーマット1a/1bを用いて送信される(1216)。このとき、前記Pセル1201のアップリンクサブフレーム#2で端末がSRを送信するように基地局から上位信号と設定されることができる。この場合、端末はHARQ−ACKとSRを同時にPセル1201のアップリンクサブフレームで送信しなければならない。このとき、端末がHARQ−ACKとSRを同時に送信するための方案は、Sセルがアップリンクサブフレームを有するため、PDSCH1215が送信されることができないので、PセルのPDSCH1214に対するHARQ−ACKのみがPUCCHフォーマット1a/1bを介して送信するが、基地局から事前にSR送信のために上位信号と設定されたSR送信リソース上にPUCCHフォーマット1a/1bを送信することによってHARQ−ACKとSRを同時に送信する。HARQ−ACKがPUCCHフォーマット1a/1bを介してそのまま送信されるため、HARQ−ACK情報の損失がない。したがって、PUCCHフォーマット1a/1bとSRを同時に送信する場合、HARQ−ACK情報の損失による再送信が発生しない。
そこで、前記の状況はLTE FDDセル又はLTE TDDセルであるLTEセルだけが共存する状況とは差異が発生することになる。例えば、2個のLTE FDDセル又はLTE TDDセルだけが共存する状況ではアップリンクサブフレームでSRとHARQ−ACKを同時に送信するときに、HARQ−ACKに対する情報の損失を甘受し、HARQ−ACKとSRを共に送信する方法を使用することになる。しかし、前記のように最大占有時間内にあるLAAセル1202がPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームである場合、LAAセル1202でPDSCH1215が送信されることができないので、SRとHARQ−ACKを同時に送信するときに、基地局と端末がPUCCHフォーマット1a又はPUCCHフォーマット1bのようにシンプルな送信フォーマットを上位信号と設定されたSR送信リソース上に送信する方法を使用することができ、この場合、端末はPUCCHフォーマット1a/1bを介してLTEセル1201から送信されたPDSCHに対するHARQ−ACKのみが上位信号と設定されたSR送信リソース上に送信する。したがって、前記の最大占有時間1203内にあるLAAセル1202がPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームである場合にHARQ−ACKが送信されるLTEPセル1201のアップリンクサブフレームでHARQ−ACKとSR同時送信によるHARQ−ACKの情報の損失を無くし、HARQ−ACKとSRを損失無しに送信することが可能となる。
前記では、最大占有時間内にあるLAAセルのPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームとして、アップリンクサブフレームである場合の例を挙げるが、PDSCHがスケジューリングされることができないスペシャルサブフレームである場合にも前記の実施形態を適用可能である。PDSCHがスケジューリングされることができないスペシャルサブフレームに対しては図13で詳細に説明する。
次に、前記PセルとSセル、総N(Nは2と同じであるか又は大きい。本実施形態ではNが2である場合について説明する)個のセルが端末に設定されており、端末にPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用が上位信号と設定され、端末がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットを使用してHARQ−ACKを送信する場合について説明する。前記新しいPUCCHフォーマットは、PUCCHフォーマット3がサポートできる最大22ビットよりも大きいHARQ−ACKの送信をサポートするためのことで、PUSCHに基づいたPUCCHフォーマットであることができ、PUCCHフォーマット3に基づいたPUCCHフォーマットであることもできる。PDSCH1212がLAAセル1202でのサブフレーム#1から送信されると、前記PDSCH1212のHARQ−ACKはLTE FDDセルのアップリンク制御チャンネル送信タイミングによる4サブフレーム後の、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#5から送信される。また、LTEセル1201でのPDSCH1211がサブフレーム#1から送信されると、前記PDSCH1211に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後の、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#5で前記のPDSCH1212に対するHARQ−ACKと共にHARQ−ACKペイロードサイズで計算されてPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用し、前記PUCCHフォーマットが送信される(1213)。前記でHARQ−ACKペイロードサイズは総送信すべきHARQ−ACKのビット数を意味する。
前記PDSCH1212の送信動作はLAAセル1202の最大占有時間1203内に限って実行されることができ、アイドル区間1204内では実行されることができない。アイドル区間1204の間のLAAセル1202に該当する周波数チャンネルは、他のシステム(Wi−Fi又は他のLAAシステム)により占有され、LAA基地局は前記周波数チャンネルをデータ送信に使用することができなくなる。最大占有時間1203の開始時点と終了時点又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号で送信して設定することもでき、L1信号で端末に送信することもできる。又は基地局がLAAセル1202から他のシステムの送信信号がないことを検出して可変的に使用することもできる。もしくは最大占有時間1203の長さを基地局が事前に上位信号又はL1信号で送信して設定し、開始時点を端末にL1信号で送信することもでき、端末が最大占有時間1203の開始時点を特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような信号、もしくはLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)などを介してブラインド検出することもできる。端末は前記最大占有時間1203の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。端末は、最大占有時間1203の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さに対する情報又は長さを上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、CRS又はPSS/SSSのような同期信号、又はLAA周波数チャンネルを占有するとき、最初に送信する初期信号として同期を合わせるための信号であるか、AGCの設定のための信号であるか、チャンネルを測定するための信号となることができる)のブラインド検出を介して最大占有時間1203の開始時点又は終了時点を分ることができる。端末は、前記最大占有時間1203の長さと開始時点を用いて基地局がLAAセルの周波数チャンネルの占有をいつ完了するかを分ることができる。アイドル区間1204の開始時点と終了時点、又は開始時点と長さは事前に基地局がシステム情報又は上位信号又はL1信号で設定することもでき、基地局がLAAセル1202で他のシステムの送信信号の存在を検出して可変的に使用することもできる。端末はアイドル区間1204の開始時点と終了時点又は開始時点と長さに対する情報を上位信号又はシステム情報又はL1信号を介して基地局から送信されることができ、特定の信号(例えば、占有信号又は特定のプリアンブル又は特定の信号、もしくはCRS又はPSS/SSSのような同期信号など)のブラインド検出を介してアイドル区間1204の開始時点と終了時点を分ることができる。
次に、LAAセル1202の最大占有時間1203内でLTEセル1201でのPDSCH1214がサブフレーム#8から送信されると、前記PDSCH1214に対するHARQ−ACKは4サブフレーム後、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#2から送信される。このとき、LAAセル1202のサブフレーム#8はアップリンクサブフレームであるため、PDSCH1215がスケジューリングされることができない。したがって、Pセル1201の周波数f2のアップリンクサブフレーム#2では前記のLTEセル1201のPDSCH1214に対するHARQ−ACKのみかHARQ−ACKペイロードサイズで計算されてPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用し、前記PUCCHフォーマットが送信される(1216)。
このとき、前記の状況はLTE FDDセル又はLTE TDDセルであるLTEセルだけが共存する状況とは差異が発生することになる。例えば、2個のLTE FDDセル又はLTE TDDセルだけが共存する状況ではアップリンクサブフレームでアップリンク制御チャンネルを送信するときに、PUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに前記セルの送信モードによるTB数、キャリアアグリゲーションが設定されたセルの数を掛けて(ただ、TDDセルのキャリアアグリゲーションではバンドリングウィンドウサイズを追加で掛ける)HARQ−ACKペイロードサイズを計算し、前記ペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用して送信する。したがって、サブフレーム別でPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用するHARQ−ACKペイロードサイズが変わらない。しかし、前記のようにLAAセル1202がPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームである場合、LAAセル1202でPDSCH1215)が送信されることができないため、端末は前記LAAセル1202のように最大占有時間内にあるが、PDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームのHARQ−ACKに対して、又は図8のLAAセル802のアイドル区間804内にあるサブフレームから送信されることができないPDSCHに対するHARQ−ACKは、HARQ−ACKペイロードサイズに適用せずLTEセル1201から送信されたPDSCHに限って計算されたペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用して送信する。前記ではLTEセル1201とLAAセル1202、すなわち、2個のセルだけあると仮定してLTEセル1201から送信されたPDSCHに限って計算されたペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用したが、もしLTEセルとLAAセルの数が2個を超える場合、最大占有時間内にあるLAAセルのうちのPDSCHがスケジューリングされることができるサブフレームを持っている場合のPDSCHと、他のLTEセルから送信することができるPDSCHに対して計算されたペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用しなければならない。
したがって、セルが2個を超える場合、最大占有時間内にあってもPDSCHが送信されることができないサブフレームを有するLAAセルとアイドル区間内においてPDSCHが送信されることができないLAAセルの前記送信することができないPDSCHに対するHARQ−ACKは、HARQ−ACKペイロードサイズに適用せずLTEセル又は最大占有時間内のPDSCHが送信されることができるサブフレームを有するLAAセルの前記送信することができるPDSCHに対するHARQ−ACKに対して計算されたペイロードサイズをPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットに適用して送信する。
したがって、前記サブフレームで最適化されたHARQ−ACKペイロードサイズが適用されたPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットを端末が使用することによって同じ基地局の受信性能を確保しながら端末の送信パワーを減らすことが可能である。さらに、図12ではLAAセル1202がTDDの場合に限って説明したが、FDDの場合でも図12で提案したアップリンク制御フォーマット送信方法を適用することが可能である。
他の一例として、前記のように最大占有時間1203内にあるLAAセル1202でPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームである場合であるので、LAAセル1202でPDSCH1215が送信されることができない状況で、端末がSセルに該当する前記LAAセル1202のHARQ−ACKのためにDTX/NACKをマッピングし、最大占有時間内にある他のLAAセルと、他のLTEセルから送信することができるPDSCHに限って復号結果によるHARQ−ACKをマッピングして前記LAAセル1202の送信モードによるPDSCHのコードワード個数によるDTX/NACKだけでなく、他のLAAのセルと他のLTEセルから送信されることができるPDSCHに対して計算されたペイロードサイズを適用したPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの送信を行うことができる。
前記では最大占有時間内にあるLAAセルのPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームとして、アップリンクサブフレームである場合の例を挙げるが、PDSCHがスケジューリングされることができないスペシャルサブフレームである場合にも前記の実施形態を適用可能である。PDSCHがスケジューリングされることができないスペシャルサブフレームに対しては図13A及び13Bで詳細に説明する。
図13A及び図13Bは、本発明の第1−8実施形態に係るスペシャルサブフレームの設定を示す図面である。
LTEで定義されているスペシャルサブフレームのダウンリンクパイロットタイムスロット(downlink pilot time slot、以下、DwPTS)、ガード区間(guard period、以下、GP)とアップリンクパイロットタイムスロット(uplink pilot time slot、以下、UpPTS)の長さが定義されているスペシャルサブフレームの設定(special subframe configuration)は、ダウンリンクで適用される循環プレフィックス(cyclicprefix)が一般循環プレフィックス(normal cyclic prefix)であるか拡張循環プレフィックス(extended cyclic prefix)であるかによってそれぞれ10個のスペシャルサブフレームの設定(図13A)と8個のスペシャルサブフレームの設定(図13B)と定義される。
ダウンリンクで適用される循環プレフィックスが一般循環プレフィックスであるか拡張循環プレフィックスであるかは端末がセルから送信される同期信号の受信及び復号などを通じて獲得することができる。ダウンリンクで一般循環プレフィックスをサポートするスペシャルサブフレームの設定1301で#0(1302)と#5(1303)の場合は、3のOFDMシンボルのDwPTSを含んでPDSCHをスケジューリングすることができなくて原則的にPDSCHが送信することができない場合である。また、ダウンリンクで拡張循環プレフィックスをサポートするスペシャルサブフレームの設定1311で#0(1312)と#4(1303)は、3OFDMシンボルのDwPTSを含んでPDSCHをスケジューリングすることができなくて原則的にPDSCHが送信することができない場合である。したがって、ダウンリンクで一般的循環プレフィックスが適用されてスペシャルサブフレームの設定が#0(1302)又は#5(1303)である場合、前記図12の実施形態が適用されることができ、ダウンリンクで拡張循環プレフィックスが適用されてスペシャルサブフレームの設定が#0(1312)又は#4(1313)である場合、前記図12の実施形態が適用されることができる。
図14A及び図14Bは、本発明の第1−8実施形態に係るダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報の送信方法の基地局と端末の動作を示すフローチャートである。図12でLTEセルとLAAセルのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するときに、特にアップリンク制御チャンネルのフォーマットがPUCCHフォーマット1b with channel selectionであるか、PUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットである場合に図14A及び図14Bの順序が適用されることができる。本発明の実施形態に係るアップリンク制御チャンネルフォーマットを適用するための基地局と端末の動作を図14Aと14Bでのそれぞれのフローチャートを使用して説明する。
先ず、図14Aを参照して基地局の動作を説明する。ここで、基地局はLTE基地局であることができ、LAA基地局であることもできる。
段階1401で、基地局はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を端末に送信し、両方のセルでのダウンリンクデータの受信に対するアップリンク制御情報の送信時にどんなPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマット又はPUCCHフォーマット1b with channel selection)を端末が使用するかに対する設定情報を送信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、アップ/ダウンリンクサブフレームの区分を示すUL−DLの設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。また、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることもできる。前記LTEセルとLAAセルの情報は、システム情報又は上位信号又はL1情報を介して端末に送信される。段階1402で、基地局は端末のためにサブフレーム#nでLTEセルとLAAセルでのダウンリンクデータに対するスケジューリングを決定する。次に、段階1403で基地局は最大占有時間内にあるLAAセルがサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができなくて原則的にPDSCHが送信されることができないかを判断する。段階1403でLAAセルのサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができなくて原則的にPDSCHが送信されることができなければ、段階1404で基地局はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を受信する。このとき、段階1401で基地局がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はPUCCHフォーマット1a/1bの受信を仮定し、LTEセルでのダウンリンクデータの制御情報だけを受信する。段階1401で基地局がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はLTEセル又はサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルがPDSCHがスケジューリングされることができるサブフレームを持っている場合のPDSCHに対するHARQ−ACKペイロードサイズを適用した予め設定されたPUCCHフォーマットの受信を仮定し、LTEセル又はサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルがPDSCHがスケジューリングされることができるサブフレームを持っている場合でのダウンリンクデータに対する制御情報だけを受信する。段階1403で、LAAセルがサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームではなければ、段階1405で基地局はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクのデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に受信する。このとき、段階1401で基地局がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はPUCCHフォーマット1b with channel selectionの受信を仮定し、LTEセルでのダウンリンクのデータの制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に受信する。段階1401で基地局がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はLTEセルとサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルがPDSCHがスケジューリングされることができるサブフレームを有する場合のLAAセルだけのHARQ−ACKペイロードサイズを適用した予め設定されたPUCCHフォーマットの受信を仮定し、LTEセルとサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルでPDSCHがスケジューリングされることができるサブフレームを有する場合のLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報をいずれも受信する。
次に、図14Bを参照して端末の動作を説明する。
段階1411で、端末はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を基地局から受信し、2つのセルでのダウンリンクデータの受信に対するアップリンク制御情報の送信時にどんなPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマット又はPUCCHフォーマット1b with channel selection)を端末が使用するかに対する設定情報を基地局から受信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、アップ/ダウンリンクサブフレームの区分を示すUL−DLの設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。さらに、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることもできる。前記LTEセルとLAAセルの情報は、システム情報又は上位信号又はL1情報を使用して基地局から受信される。段階1412で端末はサブフレーム#nでLTEセルとLAAセルでのダウンリンクデータを受信を試みる。次に、段階1413で端末は最大占有時間内にあるLAAセルがサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができなく原則的にPDSCHが送信されることができないかを判断する。段階1413でLAAセルのサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができなくて原則的にPDSCHが送信されることができなければ、段階1414で端末はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を基地局に送信する。このとき、段階1411で、端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報のみを含んでPUCCHフォーマット1a/1bを送信する。段階1411で端末がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセル又はサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルがPDSCHがスケジューリングされることができるサブフレームを持っている場合のPDSCHに対するHARQ−ACKペイロードサイズを適用した予め設定されたPUCCHフォーマットを送信する。段階1413でLAAセルがサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームでなければ、段階1415で端末はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクのデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共に送信する。このとき、段階1411で端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共にPUCCHフォーマット1b with channel selectionを介して送信する。段階1411で端末がPUCCHフォーマット3又は新しいPUCCHフォーマットの使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルとサブフレーム#nで最大占有時間内にあるLAAセルのPDSCHが送信されることができるサブフレームを有するLAAセルのPDSCHに対するHARQ−ACKペイロードサイズを適用した予め設定されたPUCCHフォーマットを送信する。
次に、図14C及び図14Dは、本発明の第1−8実施形態に係るダウンリンクデータに対するアップリンク制御情報とSRの同時送信方法に対する基地局と端末の動作を示すフローチャートである。図12でLTEセルとLAAセルのダウンリンクデータに対するアップリンク制御チャンネルを送信するとき、本発明の第1−8実施形態に係るアップリンク制御チャンネルフォーマットを適用してHARQ−ACKとSRを同時に送信するのための基地局と端末の動作を図14Cと図14Dでのそれぞれのフローチャートを使用して説明する。
先ず、図14Cを参照して基地局の動作を説明する。ここで、基地局はLTE基地局であることができ、LAA基地局であることもできる。
段階1421で、基地局はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)の情報を端末に送信し、両方のセルでのダウンリンクデータの受信に対するアップリンク制御情報の送信時にどんなPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット3又はPUCCHフォーマット1b with channel selection)を端末が使用するかに対する設定情報を送信し、端末がSR送信時にどんなリソース(サブフレーム又は周波数リソース)を端末が使用するかに対する設定情報を送信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、アップ/ダウンリンクサブフレームの区分を示すUL−DLの設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。また、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることもできる。前記LTEセルとLAAセルの情報は、システム情報又は上位信号又はL1情報を介して端末に送信し、前記のSR設定情報は、上位信号を介して端末に送信される。段階1422で基地局は端末のためにサブフレーム#nでLTEセルとLAAセルでのダウンリンクデータに対するスケジューリングを決定する。次に、段階1423で基地局は最大占有時間内にあるLAAセルのサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができなくて原則的にPDSCHが送信されることができないかを判断する。段階1423でLAAセルのサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができなく原則的にPDSCHが送信されることができなければ、段階1424で基地局はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報をSRリソース上で受信する。このとき、段階1421で基地局がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を端末に送信し、前記サブフレーム#(n+4)でSR送信を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はPUCCHフォーマット1a/1bがSRリソース上での受信されることを仮定し、LTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報及びSRを受信する。前記段階1424で基地局は端末が送信するアップリンクデータがあり、アップリンクデータを送信することができるアップリンクリソースを端末がSR送信を介してリクエストすると判断することができる。
段階1423で、LAAセルのサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームでなければ、段階1425で基地局はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクのデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共にSRリソース上で受信する。このとき、段階1421で基地局がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を端末に送信した場合、基地局はPUCCHフォーマット1bがSRリソース上で受信されることを仮定し、LTEセルでのダウンリンクのデータの制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報及びSRを共に受信する。前記の段階1425で基地局は端末が送信するアップリンクデータがあり、アップリンクデータを送信することができるアップリンクリソースを端末がSR送信を介してリクエストすることで判断することができる。
次に、図14Dを参照して端末の動作を説明する。
段階1431で、端末はLTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報を基地局から受信し、両方のセルでのダウンリンクデータの受信に対するアップリンク制御情報の送信時にどんなPUCCHフォーマット(PUCCHフォーマット3又はPUCCHフォーマット1b with channel selection)を端末が使用するかの設定情報とSR送信時にどんなリソース(サブフレーム又は周波数リソース)を使用するかに対する設定情報を基地局から受信する。前記LTEセル(Pセル)とLAAセル(Sセル)に対する情報はLTEセル又はLAAセルがFDD方式の場合、アップリンク及びダウンリンクの周波数情報であることもでき、LTEセル又はLAAセルがTDD方式の場合、アップ/ダウンリンクサブフレームの区分を示すUL−DLの設定情報及びスペシャルサブフレームの設定情報であることもできる。また、LAAセルの最大占有時間又はアイドル区間に対する情報であることができる。前記LTEセルとLAAセルに対する情報はシステム情報又は上位信号又はL1情報を使用して基地局から受信し、前記のSR設定情報は上位信号を介して基地局から受信される。段階1432で端末はサブフレーム#nでLTEセルとLAAセルでのダウンリンクデータの受信を試みる。次に、段階1433で端末は最大占有時間内にあるLAAセルのサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができなく原則的にPDSCHが送信されることができないかを判断する。段階1433でLAAセルのサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができなくて原則的にPDSCHが送信されることができなければ、段階1434で端末はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報をSRリソース上から基地局に送信する。このとき、段階1431で端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を基地局から受信し、前記サブフレーム#(n+4)でSR送信を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報のみを含んでPUCCHフォーマット1a/1bをSRリソース上で送信する。前記の段階1434で端末は送信するアップリンクデータがあり、アップリンクデータを送信することができるアップリンクリソースを基地局にSR送信を介してリクエストすることができる。段階1433でLAAセルのサブフレーム#nでPDSCHがスケジューリングされることができないサブフレームでなければ、段階1435で端末はLTEセル(Pセル)のサブフレーム#(n+4)でLTEセルでのダウンリンクのデータの制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共にSRリソース上で送信する。このとき、段階1431で端末がPUCCHフォーマット1b with channel selectionを使用を指示する設定情報を基地局から受信した場合、端末はLTEセルでのダウンリンクデータに対する制御情報とLAAセルでのダウンリンクデータに対する制御情報を共にPUCCHフォーマット1bを介してSRリソース上から送信する。前記段階1435で端末は送信するアップリンクデータがあり、アップリンクデータを送信することができるアップリンクリソースを基地局にSR送信を介してリクエストすることができる。
図15は、本発明の実施形態に係る基地局装置を示す図面である。ここで、基地局はLTE基地局又はLAA基地局であることができる。図15を参照すると、基地局装置はPDCCHブロック1505、PDSCHブロック1516、PHICHブロック1524、マルチプレクサ1515から構成される送信部と、PUSCHブロック1530、PUCCHブロック1539、デマルチプレクサ1549から構成される受信部と、データの連続再送信、データの連続再送信した後、ダウンリンク/アップリンク(downlink/uplink、以下、DL/UL)HARQ−ACKの送受信タイミング、HARQ−ACKペイロードサイズ、PUCCH送信フォーマットの制御を含む制御部1501と、及びスケジューラー1503と、から構成される。ここでデータの連続再送信はPDSCH連続再送信とPUSCH連続再送信のいずれもを含み、データの連続再送信した後のDL/ULHARQ−ACKの送受信のタイミングは、PDSCH送信のPUCCH送信タイミング及びアップリンクグラント送信のPUSCH送信のタイミング及びPUSCH送信のアップリンクグラント/PHICH送信タイミングのいずれもを含み、PUCCH送信フォーマットはPUCCHフォーマット1b with channel selection、PUCCHフォーマット3、又は新しいPUCCHフォーマット、PUCCHフォーマット1a/1bのいずれもを含むものとする。また、SR送信がHARQ−ACKと同時に実行される場合、SRリソース上でPUCCHフォーマットを受信の制御を含むものとする。HARQ−ACKペイロードサイズはPUCCHフォーマット3に適用するためのHARQ−ACKビット数を意味する。多数のセルでの送受信のために送信部と受信部(PUCCHブロックを除く)は多数であれば良いが、説明のために送信部と受信部がそれぞれ1つずつあることを前提として説明する。
データの連続再送信、データの連続再送信した後のDL/ULHARQ−ACKの送受信のタイミング制御及びHARQ−ACKペイロードサイズ、PUCCH送信フォーマットの制御を含む制御部1501は、端末に送信するデータ量、システム内に使用可能なリソースの量などを参考してスケジューリングする端末についてそれぞれの物理チャンネル相互間のタイミング関係を調節し、スケジューラー1503、PDCCHブロック1505、PDSCHブロック1516、PHICHブロック1524、PUSCHブロック1530、PUCCHブロック1539に通知する。前記データの連続再送信、データの連続再送信した後のDL/ULHARQ−ACKの送受信のタイミングの関係、HARQ−ACKペイロードサイズ、PUCCH送信フォーマット制御は本発明の具体的な実施形態で説明した方法による。
PDCCHブロック1505は、本発明の具体的な実施形態で説明したようにPUSCH連続再送信をトリガリングするためにスケジューラー1503の制御を受けて制御情報を設定し、前記制御情報はマルチプレクサ1515で他の信号と多重化される。
PDSCHブロック1516は、本発明の具体的な実施形態で説明したようにPDSCH連続再送信のためのスケジューラー1503の制御を受け、データを生成し、前記データはマルチプレクサ1515で他の信号と多重化される。
PHICHブロック1524は、本発明の具体的な実施形態で説明したようにPUSCH連続再送のHARQ−ACKとして、スケジューラー1503の制御を受けて端末から受信したPUSCHのHARQ ACK/NACKを生成する。前記HARQ ACK/NACKはマルチプレクサ1515で他の信号と多重化される。
そして、前記多重化された信号はOFDM信号として生成されて端末に送信される。
受信部でPUSCHブロック1530は、本発明の具体的な実施形態で説明したようにPUSCH連続再送信がトリガリングされた場合、端末から受信した信号に対してPUSCHデータを獲得する。前記PUSCHデータのデコード結果に対するエラーであるか否かをスケジューラー1503に通知してダウンリンクHARQ ACK/NACK生成を調整し、デコード結果のエラーであるか否かを制御機1501に提供してダウンリンクHARQ ACK/NACK送信タイミングを調整するようにする。
PUCCHブロック1530は、本発明の具体的な実施形態で説明したPDSCH連続再送信時のPUCCH送信タイミングに基づいて端末から受信した信号又はHARQ−ACKペイロードサイズとPUCCHフォーマットを介して端末から受信した信号からアップリンクACK/NACK又はチャンネル品質インジケーター(channel quality indicator、CQI)を獲得する。もしくは端末からSRリソース上で受信した信号からアップリンクACK/NACKを獲得する。前記獲得したアップリンクACK/NACK又はCQIはスケジューラー1503に提供してPDSCHの再送信するか否か、及びMCS(modulation and coding scheme)を決定するために使用される。そして、前記獲得したアップリンクACK/NACKは制御機1501に提供してPDSCHの送信タイミングを調整するようにする。
図16は、本発明の実施形態に係る端末装置を示す図面である。
端末は、PUCCHブロック1605、PUSCHブロック1616、マルチプレクサ1615から構成される送信部と、PHICHブロック1624、PDSCHブロック1630、PDCCHブロック1639、デマルチプレクサ1649から構成される受信部と、本発明によってデータの連続再送信、データの連続再送信した後のDL/ULHARQ−ACKの送受信タイミング制御、HARQ−ACKペイロードサイズ、PUCCH送信フォーマットを制御してSR送信がHARQ−ACKと同時に実行される場合、SRリソース上でPUCCHフォーマットの送信を制御する制御機1601と、から構成される。多数のセルからの送受信のために送信部と受信部は多数であれば良いが、説明のために送信部と受信部がそれぞれ1つずつあることを前提として説明する。
本発明によってデータの連続再送信、データの連続再送信した後のDL/ULHARQ−ACKの送受信タイミング制御、HARQ−ACKペイロードサイズ、PUCCH送信フォーマットを制御する制御機1601は、データの連続再送信、データの連続再送信した後DL/ULHARQ−ACKの送受信タイミング制御、HARQ−ACKのペイロードサイズとPUCCH送信フォーマットをPDSCHブロック1630、PDCCHブロック1639、PUCCHブロック1605、PUSCHブロック1616に通知する。前記データの連続再送信、データの連続再送信した後のDL/ULHARQ−ACKの送受信タイミング制御、HARQ−ACKのペイロードサイズとPUCCH送信フォーマットは本発明の具体的な実施形態で説明した方法に従う
PUCCHブロック1605は、ソフトバッファにダウンリンクデータの記憶を制御する制御機1601の制御を受け、アップリンク制御情報(uplink control information、UCI)でHARQ ACK/NACK又はCQIを構成し、前記HARQ ACK/NACK又はCQIは、マルチプレクサ1615で他の信号と多重化され、本発明の実施形態に係るデータの連続再送信後PUCCHの送信方法とPUCCH送信フォーマットを決定して基地局に送信される。又は、本発明の実施形態によってHARQ−ACK/NACKとSR送信が同時に実行される場合、基地局から設定されたSRリソース上でPUCCH送信フォーマットを基地局に送信する。
PUSCHブロック1616は、本発明の実施形態に係るデータの連続再送信を介して送信しようとするデータを抽出し、抽出されたデータはマルチプレクサ1615で他の信号と多重化される。そして、前記多重化された信号はSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)信号として生成され、DL/ULHARQ−ACKの送受信のタイミングを考慮して基地局に送信される。
受信部でPHICHブロック1624は、基地局から本発明に係るデータの連続再送信した後にDL/ULHARQ−ACKの送受信のタイミングに応じて受信した信号に対してデマルチプレクサ1149を介してPHICH信号を分離した後、PUSCHに対するHARQ ACK/NACKであるか否かを獲得する。
PDSCHブロック1630は、本発明の実施形態によってデータの連続再送信の方法により、基地局から受信した信号に対してデマルチプレクサ1649を介してPDSCH信号を分離した後、PDSCHデータを獲得し、前記データのデコード結果に対するエラーであるか否かをPUCCHブロック1605に通知し、アップリンクHARQ ACK/NACK生成を調整し、デコード結果に対するエラーであるか否かを制御1601に提供してアップリンクHARQ ACK/NACK送信するときのタイミングを調整するようにする。
PDCCHブロック1639は、本発明の実施形態によってデータの連続再送信をトリガリングするためにデマルチプレクサ1649を介してPDCCH信号を分離した後、DCIフォーマットの復号を実行して復号された信号からDCIを獲得する。
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱せず範囲内で様々な変形が可能であることはもちろんである。したがって、本発明の範囲は、説明した実施形態に限定されて定められてはいけなく、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものにより定められるべきである。
<第2の実施形態>
本発明は、無線移動通信システムにおいて端末対端末の通信のための信号送受信方法及び装置に関し、より詳しくは端末対端末通信システムでユニキャスト(unicast)通信中である端末間のフィードバック情報を送信するためのリソースの割り当て方法及びフィードバック情報の送信方法、並びにそれによる端末の装置に関する。
無線移動通信システムを用いたサービスの種類が大幅に多様化されることにより新たに登場するサービスをより効率的にサポートするための新技術に対する要求が増加し、それに応じて無線移動通信システムの中で新しい方法及び新技術が開発研究されている。
端末対端末(devicetodevice、以下、D2D)通信は、既存の通信システムに対する新しいサービスに対する解決策で登場した新技術として、基本的に任意の端末が該当する端末の周囲に存在する他の端末との直接通信を可能にする技術である。D2D通信技術を利用すれば、端末は周囲にどんな端末が存在するかを発見(discovery)し、通信が必要な端末と直接通信(direct communication)を行うことができるようになる。
D2Dが直接通信を行うようにすると、既存の無線ネットワークを用いて基地局を用いて通信を行うこと比べて相対的に少ない無線リソースを使用するため、無線リソースの効率面で大きい利点を有するようになる。さらに、D2Dに直接通信は基地局がなくても端末と端末との間で通信が可能であるため、地震と津波などの自然災害や事故、及びその他の多くの理由により基地局が正常的に動作しない緊急事態における通信のための公衆安全(public safety)に適用することに適している。
現在3rd Generation Partnership Project(3GPP)の高等長期間進化(Long Term Evolution−Advanced、以下、LTE−A)システムでもD2D技術のサポートを必要としており、それに対する技術的な議論が進行中である。LTE−Aから現在の技術標準化段階であるリリース(Release)−12に従うD2D通信では前述した端末発見と端末の直接通信のいずれも含んでいる。
現在のリリース−12によるD2D通信を詳しく説明すると、端末発見と端末の直接通信は、既存のセルラーで使用する周波数リソースの中で端末が基地局に信号送信のために使用されるアップリンク(uplink)を使用する。D2Dに直接通信は、放送(broadcast)及びグループ(groupcast)に基づいて通信が可能である、即ち、1つの送信端末が直接通信を介して送信された信号は、カバレッジ領域内に存在する多数の端末が受信したり、送信端末が設定した同じグループ識別子(group identification、以下、グループID)を有する端末が同時に受信することができる。
しかし、LTE−Aの今後の進化に伴うD2D直接通信は、周波数リソースの効率的な使用と信頼性のあるサービスを提供するために、放送及びグループ通信だけでなくD2Dのユニキャスト通信も可能でなければならない。しかし、現在のD2D放送及びグループ通信の技術としてはD2Dユニキャスト通信を効率的に提供することができないという制約が生じる。
D2D放送及びグループ通信で1つの端末は、多数の端末に信号を送信するために送信端末側面ではすべての受信端末に信頼性のある信号を送信し難く、受信端末側では送信端末にフィードバック情報送信が困難な点が発生することができる。したがって、放送及びグループに基づくD2D通信では既存のセルラーシステムで適用している効率的な通信のための様々な技法を使用することができないという制約が発生する。例えばD2D放送及びグループ通信ではハイブリッド自動繰り返しリクエスト(hybrid automatic repeat request、以下、HARQ)を使用することができない。また、D2Dの通信リンクの変調と符号化技術(modulation and coding scheme、以下、MCS)を決定するにおいても、無線チャンネルの状況、干渉雑音のサイズなどを考慮することができなく、送信パワー制御もできない。
しかし、D2Dユニキャスト通信では送信端末は1つの受信端末と一対一の通信を行うことができるので、上述したHARQと適応型変調技術、送信パワー制御などを行うことができる。ただ、D2Dユニキャスト通信はD2D放送及びグループ通信の拡張された機能として1つのサービスが提供される可能性が高いので、D2D放送及びグループ通信のリソースの割り当て及び信号送信方法が最大限に維持される構造でD2Dユニキャスト通信を行うことができなければならない。したがって、本発明ではD2Dユニキャスト通信のためにHARQと適応型変調技術、送信パワー制御などを効率的に提供することができる方法を提供する。
本発明が解決しようとする技術的課題は、ユニキャストに基づくD2D通信システムにおける通信を実行する2つの端末がフィードバック情報を相手の端末に送信するためのリソースの割り当て方法、フィードバック情報の送信方法、及びパワー制御を実行する方法と装置を提供することにある。
本発明に係る無線通信システムにおいてユニキャストに基づくD2Dの通信のためのリソースの割り当て方法、フィードバック情報の送信方法、及びパワー制御を実行する方法及び装置によれば、2つの端末はフィードバック情報をデータチャンネル送信に反映することによって、より効率的なD2D通信が可能となる。
以下、本発明の実施形態を添付した図面と共に詳細に説明する。このとき、添付の図面では同じ構成要素は可能な同一の符号で付していることに留意すべきである。また、本発明を説明するに当り関連した公知の機能や構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不必要にすることができると判断された場合、その詳細な説明は省略する。そして、後述する用語は本発明の機能を考慮して定義された用語としては、ユーザ、運用者の意図又は慣例などによって変わることができる。したがって、その定義は本明細書全般にわたった内容に基づいて下ろされなければならない。
また、本発明の実施形態を具体的に説明することにおいて、OFDMに基づく無線通信システム、特に3GPP Evolved Universal Terrestrial RadioAccess(E−UTRA)規格を主な対象とするが、本発明の主な要旨は、類似の技術的な背景及びチャンネル形態を持つ他の通信システムにも本発明の範囲を大きく逸脱せず範囲で、少しの変形で適用可能で、これは本発明の技術分野で熟練した技術的な知識を有する者の判断で可能であろう。
以下、記述される本発明の実施形態では基地局又はセルは同じ意味で使用することができる。また、D2D通信は隣接している端末を発見する端末発見(discovery)の動作と、D2Dが直接情報を交換する直接通信(direct communication)のいずれも含む意味で使用されることができる。また、以下で記述される本発明の実施形態はデュプレックス(duplex)方法で周波数分割複式(frequency division duplex、以下、FDD)を使用するセルラーシステムに基づいて説明するが、時分割複式(time division Duplex、以下、TDD)を使用するセルラーシステムにも同様に適用することができる。
図17は、現在のLTE−Aで議論されているD2D放送又はグループ通信がサポートされる形態を示す図面である。図17を参考すれば、基地局1701は基地局1701の信号送信範囲であるセル1702内に位置する端末1703、端末1704、端末1705、端末1706を担当している。端末1703、端末1704、端末1705、端末1706は基地局1701とセルラー通信をすると同時に、端末間のD2D通信を行う。
現在LTE−Aリリース−12を従うD2D放送又はグループ通信は、端末がD2D通信のために使用するリソースを基地局が直接割り当てるモード1(Mode1)方式と、基地局はD2Dリソース領域(D2D resource pool)だけを設定して端末がD2Dリソース領域内で基地局の助け無しにD2D通信リソースを設定するモード2(Mode2)に区分されることができる。モード1又はモード2の方法でD2D通信リソースが端末に与えられると、端末1703、端末1704、端末1705、端末1706は基地局を経ず、互いにD2D通信をすることができる。D2D通信機能を保有した端末は使用目的によって特定のグループに含まれており、グループIDと放送識別子(broadcast identification、以下、放送ID)が予め設定されいるか、これを基地局から割り当てられることができる。図17を参考すれば、端末1703が放送IDを含むD2D通信信号を送信すると、端末1704、端末1705、端末1706は同時に端末1703の信号を受信することによってD2D通信が行われる。端末1703が特定のグループを指定するグループIDを含むD2D通信信号を送信すると、端末1704、端末1705、端末1706のうちで該当するグループに属する端末が当該信号を受信することができる。
放送又はグループに基づくD2D通信でD2D通信信号を送信する送信端末は、複数の端末又は特定のグループに属する端末とD2D通信を行う。したがって、放送又はグループ通信の特性上、送信端末は同時に多数の受信端末から無線チャンネルの状況、干渉信号のサイズなどに対する情報を受信することができず、受信端末から無線チャンネルの状況、干渉信号のサイズなどに対する情報を受信しもすべての受信端末の通信性能を満足させることができる適応変調及びコーディング(adaptive modulation and coding)を適用することができない。
さらに、既存のセルラーシステムにおいて通信リンクの信頼性を高めるために使用されるHARQも送信端末と受信端末が特定の信号送信において一対一で信号送信が可能であるときに適用することができる技法で、多数の端末に同じ信号を同時に送信する現在放送及びグループに基づくD2D通信に適用することができない。同様の理由により放送及びグループに基づくD2D通信では受信端末で測定した受信パワーに基づいて送信端末のパワー制御を適用することができない。
図18は、本発明で考慮しているD2Dユニキャスト通信がサポートされる形態を示す図面である。図18によると、基地局1801は基地局1801の信号送信範囲であるセル1802内に位置する端末1803、端末1804、端末1805、端末1806を担当している。端末1803、端末1804、端末1805、端末1806は、基地局1801とセルラー通信をすると同時に、端末間のD2D通信を行う。D2Dユニキャスト通信はD2D放送又はグループ通信と同様に端末のD2D通信リソースの割り当てのためにモード1又はモード2の方法を使用することができる。モード1又はモード2の方法でD2D通信リソースがD2D信号を送信しようとする端末に割り当てられると、端末1803、端末1804、端末1805、端末1806は基地局を経ずに直接D2D通信をすることができる。端末1803、端末1804、端末1805、端末1806は、上述した放送及びグループIDの以外にも端末の区別のためにユニキャスト識別子(unicast identification、以下、ユニキャストID)を有することができる。ユニキャストIDは端末に固有に割り当てられた固定された値であるか、D2Dユニキャスト通信が必要であるときに基地局から割り当てられたり、端末がランダムに選択した値がなければならず、本発明では1つの特定の方法で限定されない。
図18で、端末1803がD2D送信端末として端末1804に対応するユニキャストIDを含むD2D通信信号を送信すると、端末1804のみが対応信号を受信し、端末1805、端末1806は、端末1803の信号を受信することができない。同様にセル内の他のD2D送信端末1805が端末1806に該当するユニキャスト識別子を含むD2D通信信号を送信すると、端末1806のみが信号を受信し、端末1803、端末1804は、端末1805の信号を受信することができない。ここで、““送信端末””は上位層から伝達されたデータを送信する端末を意味し、““受信端末””は当該信号を受信、復調してデータを上位層に伝達する端末を意味する。D2Dユニキャスト通信で送信端末はD2D通信信号に受信端末のユニキャストIDを含むせるため、同じユニキャストIDを有している受信端末だけが当該D2D通信信号を受信することができる。即ち、ユニキャストに基づくD2D通信で送信端末と受信端末は、一対一で無線リンクが形成されてD2D通信が行われる。前記のような理由でD2D放送及びグループ通信とは異なり、受信端末から無線チャンネルの状況、干渉信号のサイズや送信信号のエラー状態についてのフィードバックを受ける場合、送信端末は受信端末に適した適応変調及びコーディングを適用したり、既存のセルラーシステムで適用されるHARQを適用することができるというメリットがある。また、受信端末が測定した受信パワーに基づいて送信端末のパワー制御を行うことができる。
前述べたように、D2Dユニキャスト通信で適応変調及びコーディング、HARQ並びにパワー制御を操作するためには、送信端末1803は受信端末1804からのフィードバック信号を受信しなければならない。現在LTEリリース−12に基づくD2D通信の場合、D2D放送及びグループ通信のみが可能であるので、D2Dユニキャスト通信で必要なフィードバック信号を送信する方法が存在しない。したがって、D2Dユニキャスト通信で受信端末1804が送信端末1803にフィードバック信号を送信するためのリソースを割り当てる方法とフィードバック信号を送信する方法及び装置が求められる。
図17に例示した従来のD2D放送又はグループ通信と、図18で例示した本発明で考慮しているD2Dユニキャスト通信は、基地局の信号送信範囲であるセル内の端末間のD2D通信について説明した。しかし、D2D通信は自然災害、事故、ネットワークオペレータの問題に起因する基地局が動作しない場合(network fallback)、又は端末がセルラーのカバレッジの外に存在する場合(out−of−coverage)にも動作が可能でなければならず、本発明の実施形態はセルラーカバレッジ内のD2D通信に限定されず、ネットワークが動作しない場合と端末がセルラーカバレッジの外に存在する場合を含んで適用することができる。
図19は、現在のLTE−Aで議論されているD2D放送及びグループ通信で、基地局がD2D通信のための物理階層のリソース(physical layer resource)を直接割り当てるモード1のリソース割り当て構造の一例を示す図面である。D2D通信はセルラーシステムで使用する周波数リソースの中でアップリンク周波数リソース1901を使用する。D2D通信のための物理階層チャンネル(physical layer channel)は、スケジューリング割り当て(scheduling assignment、以下、SA)1902とD2Dデータ(D2D data)から構成される。SA1902は、受信端末がD2Dデータを受信するのに必要な情報を含む物理チャンネル(physical channel)でD2Dデータの周波数と時間リソースの位置、MCSとSA識別子(SA identification、以下、SA ID)などを含む。SA1902は送信端末1803、1805が送信D2Dデータがある場合は、SA周期1903ごとに送信されることができる。前記のSA IDは端末の放送、グループを区別するための識別子を送信するのに使用するフィールドである。以下でSAを送受信する記載はSA上から送信される制御情報を送受信することで理解することができ、D2Dデータを送受信する記載はD2Dデータ(チャンネル)上へ送信されるデータを送受信することで理解することができる。
D2Dデータは、送信端末の上位階層から伝達されたデータを送信端末が受信端末に送信しようとするときに使用される物理チャンネルで、送信端末の上位階層はVoIP(voiceoverIP(internet protocol))やその他のデジタルデータを送信するために、データチャンネルを使用することができる。送信端末の上位階層から伝達されるデータは、メディアアクセス制御(medium access control、以下、MAC)と定義されたプロトコルデータユニット(protocol data unit、以下、PDU)フォーマットによって生成された単位で物理階層へ伝達されることができ、以後に本発明で記述される実施形態は、MAC PDUに基づいて技術かD2Dデータの送信されるデータを特定のフォーマットで限定しない。
SA周期内にあるすべてのサブフレーム1904がD2Dデータを送信することができるD2Dデータのリソース領域(D2D Data resource pool、1906)となり、D2DデータはD2Dデータのリソース領域1906を構成する論理的サブフレーム(logical subframe、1905)のうちで規則により選択されたサブフレームから送信されることができる。1つのD2D通信送信端末は、D2Dデータのリソース領域1906で送信時間のリソースパターン(timere source pattern of transmission、以下、T−RPT、1907)に割り当てられたサブフレームのみD2D通信信号を送信することができる。T−RPT1907はSA1901に含まれたT−RPTインデックス(T−RPT index)により定められるNビット(bit)の長さを持つ固有のビットマップ(bitmap)パターンで、SA周期1903内でビットマップが繰り返されてD2Dデータのリソース領域内で送信端末のD2Dデータ送信に割り当てられたサブフレームを通知する。T−RPTビットマップで‘1’とマッピングされたサブフレーム1908はD2Dデータの送信に使用され、‘0’とマッピングされたサブフレーム1909はD2Dデータの送信に使用しない。したがって、送信端末はT−RPTビットマップが‘1’とマッピングされたサブフレーム1908だけがD2Dデータを送信し、同様に受信端末はT−RPTビットマップが‘1’と指定されたサブフレーム1908だけがD2Dデータを受信する。T−RPTインデックスは7ビットで表現され、最大128個の値を持つことができ、事前に定義されたT−RPTビットマップと一対一でマッピングされることができる。モード1に該当するD2D通信で送信端末は、基地局からT−RPTインデックスを割り当てられるSA1901の生成及びD2Dデータの送信に使用し、受信端末はSA1901でT−RPTインデックスを抽出してD2Dデータリソース領域内でD2Dデータの受信に使用する。D2Dデータに割り当てられた各サブフレーム1908は、1つのMAC PDUを送信するために使用する。前述したように放送及びグループに基づくD2D通信は、HARQを適用することができないため、D2D通信リンクのチャンネル状態又は干渉雑音に関係なく、常に1つのMAC PDUを連続した4個のサブフレームに繰り返して再送信する。MAC PDUに再送信において予め定義された冗長性バージョン(redundancy version、以下、RV)に基づいて生成されたMAC PDUが再送信されるので、MAC PDUにはR又は新規の情報インジケーター(new data indicator、NDI)が含まれない。
図20は、現在のLTE−Aで議論されているD2D放送及びグループ通信で、D2D通信のための物理的リソースを端末が基地局の助け無しに直接選択するモード2のリソース割り当て構造の一例を示す図面である。D2D通信は、セルラーシステムで使用する周波数リソースのうちでアップリンク周波数リソース2001を使用する。D2D通信のための物理階層チャンネルは、SA2002とD2Dデータから構成する。
D2Dデータは、SA周期2003内にあるすべてのサブフレーム2004のうちでD2Dデータのために割り当てられた論理的サブフレーム2006から送信することができる。モード2に該当するD2D通信で論理的サブフレーム2006は、基地局から割り当てられたD2Dビットマップ(D2D bitmap、2005)をSA周期2003内のすべてのサブフレームで繰り返し的にマッピングしたとき、‘1’と選択されたサブフレームのバンドルを意味し、前記論理的サブフレームがD2Dデータのリソース領域2007を構成する。D2D通信送信端末は、D2Dデータのリソース領域2007でT−RPT2008に割り当てられたサブフレームだけがD2D通信信号を送信することができる。T−RPT2008は、SA2001に含まれたT−RPTインデックスによってNビットの長さを有する固有のT−RPTビットマップを持つので、SA周期2003内でT−RPTビットマップが繰り返され、送信端末のD2Dデータ送信に割り当てられたサブフレームを通知する。T−RPTで‘1’とマッピングされたサブフレーム2009は、D2Dデータの送信に使用され、‘0’とマッピングされたサブフレーム2010はD2Dデータの送信に使用しない。したがって、送信端末はT−RPTビットマップが‘1’とマッピングされたサブフレーム2009だけでD2Dデータを送信し、受信端末はT−RPTビットマップが‘1’と指定されたサブフレーム2010だけでD2Dデータを受信する。モード2に該当するD2D通信で送信端末は、T−RPTインデックスを自ら選択し、SA2002の生成及びD2Dデータの送信に使用し、受信端末でSA2002でT−RPTインデックスを獲得してD2Dデータリソース領域2007内でD2Dデータの受信に使用する。T−RPTビットマップでkは‘1’の個数を表す変数として、T−RPTインデックスと指定されたT−RPTビットマップが大きいkを持つほど、D2D通信の送信速度が高くなることができる。D2Dデータに割り当てられた各サブフレーム2009は、1つのMAC PDUを送信するために使用する。前述したようにD2D放送及びグループ通信はHARQを適用することができないため、D2D通信リンクのチャンネル状態又は干渉雑音のサイズに関係せず常に1つのMAC PDUを連続した4個のサブフレームに繰り返して再送信する。MAC PDUに再送において事前に定義されたRVに基づいて生成されたMAC PDUが再送信されるので、MAC PDUにはRV又はNDIが含まれない。
前述したD2D通信のための物理チャンネルのリソース割り当て構造において、図19に図示したモード1と図20に示したモード2で、論理的サブフレームでD2Dリソース領域を生成する方法を除いてはモード1とモード2は同じ方法で構成されることを分ることができる。したがって、後述する実施形態は基地局がD2D通信リソースを割り当てるモード1と端末が自らD2D通信リソースを選択するモード2のうちのいずれかに限定して記述しない限り、モード1とモード2に共通的に適用されることで理解しなければならない。
前記の図19と図20の例で説明したように、D2D通信のためのリソースの割り当てでSAは送信端末が送信するD2Dデータの受信に必要な情報が含まれており、D2Dデータは送信端末が上位層のデータを構成するMAC PDUを送信するために使用される。すなわち、前述したD2D通信のための物理階層チャンネルであるSAとD2Dデータは送信端末が送信のために使用することができ、受信端末は当該物理チャンネルで受信のみを行うことができる。
前述したこととは異なり、ユニキャストに基づくD2D通信で送信端末と受信端末間の通信でユニキャスト通信の利得を得るために““受信端末””は、送信端末が送信したSAとD2Dデータを受信し、受信環境に対するいくつかのフィードバック情報をフィードバックリソース構造を介して送信しなければならない。さらに、““送信端末””はSAとD2Dデータを送信すると同時に受信端末が送信するフィードバック情報を受信してD2Dデータの送信に反映しなければならない。しかし、現在のリリース−12で議論されている放送及びグループに基づくD2D通信のための物理階層構造は、端末間にフィードバック情報の送信のためのリソースの構造を含まないため、受信端末が効率的にフィードバック情報を送信することは難しい。
例えば、受信端末がフィードバック情報の送信のために送信端末と同様に、新しいSAとD2Dデータが割り当てられてフィードバック情報を送信する場合、受信端末が送信しなければならないフィードバック情報量は小さい一方、SA区間で割り当てられたD2Dデータリソースのサイズは比較的大きいので、受信端末のD2D通信リソースが非効率的に活用されることができる。前記方法による他の問題点としては、D2D通信はアップリンク周波数1つだけを使用して送信と受信が行われるため、1つの端末がD2D通信信号を送信すると共に受信できない半二重通信の制約(half duplex constraint)が発生する。もし、D2Dデータリソース領域で送信端末にMAC PDUを送信するためのサブフレームと受信端末にフィードバック情報を送信するためのサブフレームが同一である場合、送信端末と受信端末のいずれか1つは、当該サブフレームで送信を放棄するので、MAC PDUやフィードバック情報を送信することができない問題が発生することもできる。
前述した理由により、D2Dユニキャスト通信では既存のD2D放送及びグループ通信とは異なり、受信端末が効率的にフィードバック情報を送信端末に送信することができる方法を提供すべき、これを達成するために現在D2D放送及びグループ通信方式の変更が不可避である。ただ、D2Dユニキャスト通信はD2D放送及びグループ通信の拡張された機能として1つのサービスとして提供される可能性が高いのでD2D放送及びグループ通信のリソースの割り当て及び信号送信方法が最大限に維持される状況下でD2Dユニキャスト通信が提供されなければならない。したがって、本発明では既存の放送及びグループ通信に適して設計されたD2D通信を最大限の維持しながらD2Dユニキャスト通信を効率的に提供することができる方法について提案する。
第2−1実施形態:ユニキャストD2D通信でHARQ動作のための時間とリソースの割り当て方法
本発明の第2−1の実施形態は、D2Dユニキャスト通信で送信端末と受信端末間でHARQプロセスの操作に関する。より詳しく送信端末がD2Dデータのために割り当てられたサブフレームでHARQプロセスによるMAC PDUの送信に関する方法と受信端末が当該MAC PDUのに対するパケットエラー(packet error)であるか否により承認(acknowledgement、以下、ACK)/非承認(Negative acknowledgement、以下、NACK)フィードバック情報(以下、前記2つのフィードバック情報を合わせてACK/NACK又はA/Nと呼ぶ場合がある)を送信する方法を含む。さらに、送信端末は受信端末が送信するACK/NACKに基づいて新しいMAC PDUを送信したり、既存のMAC PDUを再送信する方法を含む。
本発明の第2−1実施形態に係るD2Dユニキャスト通信のための物理階層のリソース構造は、D2D放送及びグループ通信の物理階層チャンネル構造と同様にSAとD2Dデータから構成することができる。しかし、D2Dユニキャスト通信で2つの物理チャンネルはD2D放送及びグループ通信と他の目的として使用されることができる。
本発明の第2−1実施形態に係るD2Dユニキャスト通信においてSAは送信端末が送信する物理チャンネルで受信端末がD2Dデータで送信端末のMAC PDUを受信するのに必要な情報であるMCS、SA ID、T−RPTインデックス及びリソースブロック(resource block、以下、RB)の割り当て情報などを含み、この情報は受信端末が送信端末でACK/NACKフィードバック情報を送信するためにも使用することができる。送信端末は基地局の設定又は端末自らの決定によって当該D2Dユニキャスト通信でHARQを選択的に動作させることができ、HARQ有/無に対する情報をSAに含んで送信することができる。送信端末と受信端末はHARQを使用する場合に限って、以下で説明する第2−1の実施形態に係るHARQ動作を実行し、HARQを使用しない場合には、既存のD2D放送及びグループ通信の場合と同様に繰り返されたMAC PDUの再送信パターンに従うことができる。
本発明の第2−1実施形態に係るD2Dユニキャスト通信でD2Dデータは送信端末と受信端末がそれぞれMAC PDUとACK/NACKフィードバック情報を送信するのに使用することができる。D2Dデータのリソース領域でT−RPTビットマップでユニキャスト通信のために割り当てられたサブフレームを時分割多重化(time division multiplexing、以下、TDM)して送信端末はMAC PDUを送信するために使用し、受信端末はHARQによるACK/NACK送信に使用する。前述したように送信端末と受信端末がD2Dデータのために割り当てられたサブフレームをTDMしてD2Dユニキャスト通信をするためには送信端末が優先連続するL個のサブフレームをMAC PDUを送信するために使用し、連続する1個のサブフレームを受信端末のACK/NACKフィードバックを送信するために使用することができる。本発明では前記のように送信端末がL個のサブフレーム、受信端末が1個のサブフレームを連続的に使用する規則をSA周期内でD2Dデータに割り当てられたサブフレームの間に繰り返して使用することを提案する。ここで、Lは受信端末が1つのサブフレームを使用して送信することができるACK/NACKのビットのサイズを示す。Lが1である場合、受信端末はD2Dリソース領域でACK/NACKフィードバック情報の送信のために割り当てられたサブフレームで送信端末の1つのMAC PDUに対するACK/NACK情報を送信することができる。Lが2である場合、受信端末はD2Dリソース領域でACK/NACKフィードバック情報の送信のために割り当てられた1つのサブフレームで送信端末の2個のMAC PDUに対するACK/NACK情報を送信することができる。即ち、受信端末はD2Dリソース領域でACK/NACKフィードバック情報の送信のために割り当てられた1つのサブフレームで送信端末のL個のMAC PDUに対するACK/NACK情報を送信することができる。
図21は、本発明の第2−1実施形態によってD2Dユニキャスト通信のための送信端末と受信端末のD2Dデータリソース構造の一例を示す図面である。図21ではN=8、k=2、L=1の場合を図示した。ここで、NはT−RPTビットマップのサイズを意味し、kはT−RPTビットマップで‘1’の数を示す。図21を参照すると、D2Dリソース領域2101でユニキャスト通信のために割り当てられたT−RPTビットマップ2102の中で‘1’とマッピングされたサブフレーム2103、2104で送信端末のMAC PDU及び受信端末のACK/NACKがすべて送信することができる。図21は、L=1であるため、送信端末が優先割り当てられたサブフレームのうちの1個のサブフレーム2103をMAC PDU送信に使用し、受信端末は次のサブフレーム2104でACK/NACKを送信することができる。前記のような送信端末と受信端末がTDMでサブフレームに区分して送信するパターンはSAの周期内で繰り返し的に起こることができる。また、このようなパターンは図21に示されたように異なるHARQプロセス番号に対して適用されることができる。
図22は、本発明の第2−1実施形態によってD2Dユニキャスト通信のための送信端末と受信端末のD2Dデータリソース構造の他の一例を示す図面である。図22では第N=8、k=4、L=2の場合を示された。図22に示したk=2の場合に比べてT−RPTビットマップに‘1’の数がより多いので、D2D通信のために2倍のサブフレームを使用することができる。図22を参照すると、D2Dリソース領域2201でユニキャスト通信のために割り当てられたT−RPTビットマップ2202のうちで‘1’とマッピングされたサブフレームで送信端末のMAC PDU及び受信端末のACK/NACKがいずれも送信することができる。L=2であるため、優先割り当てられたサブフレームのうちで送信端末が連続する2個のサブフレーム2203、2204をMAC PDU送信に使用し、受信端末が連続する1個のサブフレーム2205をACK/NACK送信のために使用する。前記のような送信端末と受信端末がTDMでサブフレームに区分して送信するパターンはSAの周期内で繰り返し的に起こることができる。また、このようなパターンは図22に示されたように異なるHARQプロセス番号に対して適用されることができる。
本発明の第2−1実施形態で受信端末のACK/NACK送信と送信端末のMAC PDU送信において、HARQタイミングの要求条件を考慮すべきである。既存のLTE−Aでは基地局からi番目のサブフレームで物理ダウンリンク共用チャンネル(physical downlink shared channel、以下、PDSCH)を受信した端末は、PDSCH復調と復号処理時間を考慮し、(i+4)番目のサブフレームでPDSCHのデータに対するACK/NACKを送信しなければならない。また、LTE−Aで端末は基地局からi番目のサブフレームで物理ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel:以下、PDCCH)からACK/NACKフィードバックが受信された場合、当該端末は(i+4)番目のサブフレームで該当するHARQプロセスの物理アップリンク共用チャンネル(physical uplink shared channel、以下、PUSCH)を送信しなければならない。D2Dユニキャスト通信のHARQでも前記のように送信タイミングに対する要求事項が必要である。
しかし、送信端末と受信端末がMAC PDUとACK/NACK送信のために割り当てられたサブフレームのパターンは、T−RPTインデックスによって様々なパターンを持つようになるので、T−RPTインデックスに割り当てられたサブフレームについて送信端末と受信端末が物理的な4サブフレームのタイミングに合わせてACK/NACKとMAC PDUを送信することができないT−RPTインデックスが存在することができる。例えば、図21で送信端末がサブフレーム2103から送信されたMAC PDUに対して受信端末がACK/NACKフィードバック情報を送信することができるサブフレーム2104は、4サブフレームのタイミング要求条件を満たすことができないので、受信端末はACK/NACKをサブフレーム2104で送信することができない。同様に図22から受信端末がサブフレーム2205から送信されたACK/NACKフィードバック情報に対し、送信端末は4サブフレームのタイミング要求条件のためにサブフレーム2206、2207でACK/NACKに該当するMAC PDUを再送信することができない。
本発明の第2−1実施形態に係る前記のような問題点を解決するために、すべてのT−RPTについてHARQタイミング要求条件を満たすことができるように、1)送信端末のMAC PDU送信タイミング、受信端末のACK/NACK送信タイミングを定義する第1方法と、2)D2Dユニキャスト通信で使用するT−RPTビットマップパターンをHARQ動作で要求する4サブフレームの要求事項を満たすT−RPTで制限する第2方法を提示する。
本発明の第2−1実施形態に係るD2Dユニキャスト通信で送信端末のMAC PDU送信と受信端末ACK/NACKフィードバック情報の送信におけるHARQの4サブフレームのタイミング要求条件を満たすための最初の方法は、送信端末が送信するMAC PDUに対するACK/NACKは、D2Dリソース領域2101でT−RPTに割り当てられたサブフレームの基準で少なくとも4サブフレーム以後にACK/NACKのために割り当てられたサブフレームに送信することができる。例えば、送信端末がサブフレーム2103でHARQプロセス0に対応するMAC PDUを送信すると、受信端末は該当する1つのビットのACK/NACK情報を4サブフレームの要求事項を満たすサブフレーム2106で送信することができる。また、受信端末が送信するACK/NACKによって送信端末はD2Dリソース領域2101でT−RPTに割り当てられたサブフレームに基づいて4サブフレーム以後にMAC PDUに割り当てられたサブフレームでMAC PDUを再送信することができる。即ち、受信端末がサブフレーム2104でACKを示す1つのビットの情報を送信すると、送信端末はサブフレーム2107で新しいMAC PDUを送信し、受信端末がサブフレーム2104でACKを送信すると、送信端末は、サブフレーム2107で既存のMAC PDUに対する再送信を行う。
図22に示したN=8、k=4、L=2の場合にも、送信端末が送信するMAC PDUに対するACK/NACKは、D2Dリソース領域2201でT−RPTに割り当てられたサブフレームの基づいて少なくとも4サブフレーム以後にACK/NACKのために割り当てられたサブフレームに送信されるべきである。例えば、受信端末がサブフレーム2203、2204でHARQプロセス0、HARQプロセス1に該当するMAC PDUを受信し、該当する2つのビットのACK/NACK情報をサブフレーム2208から送信することができる。また、受信端末が送信するACK/NACKによって送信端末はD2Dリソース領域2201でT−RPTと割り当てられたサブフレームに基づいて4サブフレーム以後にMAC PDUに割り当てられたサブフレームでMAC PDUを送信することができる。即ち、受信端末がサブフレーム2205でACK/NACKを表す2ビットの情報を送信すると、送信端末はサブフレーム2209、2210でそれぞれのACK/NACK情報によって新しいMAC PDUを送信したり、又は既存のMAC PDUを再送信することができる。前記で説明したD2Dユニキャスト通信で送信端末と受信端末がそれぞれ少なくとも4サブフレームのタイミング要求条件に合わせて信号を送信する方法は、次のように一般化することができる。
D2Dリソース領域でT−RPTビットマップで割り当てられたサブフレームのうちで、連続するL個のサブフレームを送信端末のMAC PDU送信に割り当てて、連続する1個のサブフレームを受信端末のACK/NACK送信に割り当てるパターンをD2Dリソース領域内で繰り返す。
現在、受信したL個のMAC PDUの受信端末はMAC PDUを受信したサブフレームからACK/NACKフィードバックを送信するために割り当てられたサブフレームのうちで2番目のサブフレームでACK/NACK情報を送信する。
現在、ACK/NACKサブフレームから受信されたACK/NACK情報によって送信端末は次のACK/NACKサブフレーム以後のMAC PDU送信のために割り当てられたサブフレームで当該HARQプロセスによるMAC PDUを送信する。
第2−1の実施形態に係るD2Dユニキャスト通信で送信端末のMAC PDU送信と受信端末ACK/NACKフィードバック情報の送信におけるHARQの4サブフレームのタイミング要求条件を満たすための第2方法は、7ビットで生成されることができる最大128個のT−RPT中でHARQに必要な4サブフレームの時間の要求事項を満たすことができるT−RPTだけをユニキャストに基づくD2D通信のために使用することで制限することである。
図23は、第2−1の実施形態によってT−RPTビットマップ中でHARQ動作のための4サブフレームのタイミング要求条件を満たすことができるT−RPTの一例を示す。図23に例示したT−RPTパターンで送信端末がサブフレーム2301からMAC PDUを送信すると、受信端末は4サブフレーム以後であるサブフレーム2302で当該MAC PDUに対するACK/NACKフィードバックを送信することができる。さらに、受信端末が送信したACK/NACKフィードバックに対して送信端末は4サブフレーム以後であるサブフレーム2303でACK/NACKによって新しいMAC PDUを送信したり、既存のMAC PDUを再送信することができる。
モード1に基づくD2Dユニキャスト通信では基地局がD2D通信のためのT−RPTを選択して送信端末に割り当てられるので、基地局がHARQ動作のための4サブフレームの時間要件を満たすことができるT−RPTを選択し、送信端末に割り当てることができる。一方、モード2に基づくD2Dユニキャスト通信では送信端末が直接使用するT−RPTを選択するので、D2D送信端末がHARQ動作のために4サブフレームの要求条件を満たすか判断し、T−RPTを選択することができる。又は基地局が送信端末にHARQ動作のための4サブフレームの要求条件を満足するT−RPTに対するビットマップをシステム情報ブロック(system information block、以下、SIB)と設定すると、送信端末はビットマップのうちで1と選択されたT−RPT中でD2D通信のためのT−RPTを選択することができる。
第2−1の実施形態に係るD2Dユニキャスト通信で受信端末がACKを送信した場合、送信端末はHARQプロセスに該当するサブフレームでは新しいMAC PDUを送信することができる。一方、受信端末がNACKを送信した場合、送信端末は当該HARQプロセスに該当するサブフレームで既存のMAC PDUをRVによって再送信することができる。送信端末は、MAC PDUにNDIと以下RVを含むことができる。NDIは送信端末が送信するMAC PDUが新しいMAC PDUであるか、もしくは以前に送信されたMAC PDUに対する再送信であるかを示す情報として使用される。送信端末は非適応型HARQ(non−adaptive HARQ)を使用する場合には、固定されたRVパターンを使用するのでMAC PDUにRVを送信する必要がないが、適応型HARQ(adaptive HARQ)を使用する場合には、MAC PDUにRVを含んで送信しなければならない。
第2−2実施形態:D2Dユニキャスト通信のためのHARQフィードバック信号生成方法
本発明の第2−2の実施形態は、D2Dユニキャスト通信で受信端末がACK/NACK情報を送信するための信号を生成する方法に関する。
本発明の第2−2の実施形態による、第1方法で既存のLTE−Aから基地局が端末に送信されたPDSCHに対して端末が基地局にACK/NACKを送信するために使用する物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、以下、PUCCH)をD2Dユニキャスト通信でも使用することができる。PUCCHは、使用目的に応じて様々なフォーマットを持つことができ、D2Dユニキャスト通信では前記で説明したL値に応じて他のPUCCHフォーマットが使用されることができる。L=1の場合には、1ビットのACK/NACK送信のために使用されるPUCCHformat1aが使用することができる。L=2である場合には2ビットのACK/NACK送信のために使用されるPUCCHformat1bが使用されることができる。既存のLTE−AのPUCCH信号生成過程で直交シーケンスインデックス(orthogonal sequence index)と循環シフト(cyclic shift)の値は、PDSCHの割り当て情報を端末に通知するPDCCHの制御チャンネル要素(control channel element)インデックスを用いて決定されることができる。しかし、本発明の第2−2実施形態に係るD2Dユニキャスト通信では、PUCCHを生成するための直交シーケンスインデックスと循環シフト値はSAに含まれたSA ID(これはグループIDやユニキャストIDとなることができる)から決定される値であるか、任意の値で固定された値を使用することができる。
図24は、第2−2の実施形態に係る第1方法に対する例示として受信端末がACK/NACKフィードバックを送信するために使用するサブフレームで送信端末にPUCCHを送信する方法を示す図面である。ACK/NACKフィードバックを送信するためのサブフレーム2401は、既存のLTE−A端末がセルラー通信(wide area network、WAN)のために基地局にPUCCHを送信することができる多数のRB2402とD2D通信のために割り当てられた多数のRB2403から構成されることができる。受信端末は、D2D通信のために割り当てられたすべてのRB内でACK/NACK送信のための同じPUCCHを繰り返して送信したり、1つのRBのみを使用しPUCCHを送信し、残りの領域では信号を送信しない方法でACK/NACK信号を送信することができる。このとき、PUCCHに相応する復調基準信号(demodulation reference signal、以下、DM−RS)を含むことができる。PUCCH送信のための1つのRBのみ使用する場合、図24に示されたように受信端末がACK/NACKフィードバックを送信するPUCCH2404、2405は1つのサブフレームを含む2つのスロットで1個のRBをそれぞれ使用することができ、D2D通信のために割り当てられた複数のRB2403内でスロットホッピング(slot hopping)をすることができる。
本発明の第2−2実施形態による第2方法で、受信端末はACK/NACK情報を送信するために既存のアップリンクでのPUSCHの信号の生成方法を使用することができる。受信端末はL個のMAC PDUを送信するためのL個のACK/NACKビットをそれぞれACKは1、NACK0とマッピングした後、チャンネルコーディングを行う。受信端末はチャンネルコーディングが実行されたACK/NACKビットに対してBPSK(binary phase shift keying)又はQPSK(quadrature phase shift keying)変調を実行し、ACK/NACK送信のためのサブフレームに割り当てられたD2D周波数リソースのリソース要素(resource element、以下、RE)の数に合わせてBPSK/QPSKシンボルが繰り返された以後、マッピングされてSC−FDMA信号が生成されることができる。このとき、受信端末がACK/NACK情報を送信するためのMCS及びシンボル繰り返し値(repetition factor)は端末に関係なく固定されており、すべての受信端末が同一に使用されるべきである。
図25は、本発明の第2−1実施形態と第2−2の実施形態に係る送信端末の動作を示す図面である。
図25を参照すると、2501の段階で送信端末はD2Dユニキャスト通信を開始する。次に、送信端末は2502段階で送信端末がモード1に基づくD2D通信を行う場合、基地局からT−RPTを含むD2Dデータの割り当て情報を受信し、送信端末がモード2に基づくD2D通信を行うことができる場合、端末が自らT−RPTインデックスを含むD2Dデータのリソースを選択する。送信端末は2503段階でSAのリソース領域(SA resource pool)から受信端末にSAを送信する。送信端末は2504段階によってT−RPTでD2Dデータに割り当てられたサブフレームのうちで最初にL個の連続するサブフレームで別のHARQプロセスを持つMAC PDUを送信する。送信端末は2505段階によってD2Dデータのために割り当てられた次のサブフレームで受信端末が送信するACK/NACKを受信する。もし、受信端末からACK/NACKが受信されない場合に送信端末は、当該サブフレームでNACKが送信されたものとみなす。送信端末は2506段階によってD2Dリソース領域の終了時点であるか判断し、もしD2Dリソース領域の終了時点である場合は、段階2507に移動し、逆の場合は、段階2504に移動する。段階2504に移動した送信端末は、D2Dデータのために割り当てられたL個のサブフレームで受信端末のACKに該当するHARQプロセスに対して新しいMAC PDUを送信し、NACKに対するHARQプロセスについては既存のMAC PDUを再送信する。段階2507の段階で送信端末は送信現在D2Dユニキャスト通信のためのソフトバッファ(soft buffer)に送信するデータがあるかを確認し、送信するデータがある場合は、段階2502に移動し、送信するデータがない場合、D2D通信を中断する段階2508に移動する。
図26は、本発明の第2−1実施形態と第2−2の実施形態に係る受信端末の動作を示す図面である。
図26を参照すると、2601段階で受信端末はD2Dユニキャスト通信を開始する。次に、受信端末は2602段階でSAのリソース領域で自分のユニキャストIDと同じユニキャストIDが含まれたSAを受信する。2603段階で受信端末はT−RPTでD2Dデータに割り当てられたサブフレーム中からL個の連続するサブフレームで送信端末が送信したMAC PDUを受信する。2604段階の受信端末はT−RPTでD2Dデータに割り当てられた次のサブフレームで受信したMAC PDUに対するACK/NACK情報を送信する。2605段階の受信端末は、D2Dリソース領域の終了時点であるかを判断し、もし、D2Dリソース領域の終了時点である場合は、段階2603の段階に移動して送信端末が送信するMAC PDUを受信し、逆の場合は、段階2606に移動してD2D通信を終了する。
第2−3実施形態:ユニキャストD2D通信でチャンネル状態情報の送信方法
本発明の第2−3の実施形態は、D2Dユニキャスト通信で送信端末と受信端末間の通信環境に応じて送信端末が送信するMAC PDUに対して適応的にデータ速度などを変更するための方案としては、受信端末が受信チャンネル環境に対するチャンネル状態情報(channel state information、以下、CSI)を送信端末に送信する方法を開示する。本発明の第2−3実施形態に従うD2Dユニキャスト通信でCSIは、LTE−Aと同様にチャンネル品質指示子(channel quality indicator、以下、CQI)、プリコーディング行列インジケーター(precoding matrix indicator、以下、PMI)、ランクインジケーター(rank indicator、以下、RI)が含まれることができるが、ユニキャストに基づくD2D通信で多重アンテナ技法が使用されない場合には、PMIやRIの値は任意の値で割り当てられたり、他の情報を送信するためのフィールドで再活用されることができる。
本発明の第2−3実施形態に係る送信端末が送信するMAC PDUを含むサブフレームでのデータ送信のためのSC−FDMAシンボル又は基準信号(reference signal、以下、RS)シンボルを使用して無線チャンネルと干渉雑音環境に対する測定を行い、CQIを計算して送信端末に送信することができる。特に前記RSシンボルはデータ又は制御情報を送信するPUSCHに含まれたDM−RSであることができる。
本発明の第2−3実施形態に係る受信端末のCSI送信方法で受信端末は、ACK/NACK送信のために割り当てられたサブフレームでACK/NACKのようにCSIを送信することができる。したがって、受信端末はユニキャストに基づくのD2D通信のためにT−RPTビットマップで指定されたサブフレームで、優先連続するL個のサブフレームで送信端末からMAC PDUが送信された後に、連続する1個のサブフレームでACK/NACK情報のようにCSIを送信することができ、このような送信及び受信のパターンがSA周期内で繰り返すことができる。受信端末が1つのサブフレームから送信されるCSI情報は、少なくとも4つのサブフレーム以前のCSI情報として、同じサブフレームで送信されるACK/NACK情報に相応するMAC PDUが含まれたサブフレームで測定したCSI情報を表すことができる。
本発明の第2−3実施形態に係る受信端末の他のCSI送信方法は、受信端末は1つのSA周期内でCSI情報を一度ずつ送信することである。受信端末はT−RPTと割り当てられたサブフレームのうちでSA周期内の最後のサブフレームでCSI情報を送信することができる。このとき、CSI情報はACK/NACK情報のように多重化されて送信されるか、単独で送信されることができる。受信端末はSAの周期内で受信された送信端末のすべてのサブフレームについて平均的なCSI代表値を測定して送信端末に送信することができる。
本発明の第2−3実施形態に係る受信端末がCSIを送信するための信号を生成する方法で、受信端末はLTE−AでCSIを送信するために使用されるPUCCHフォーマット2/2a/2bを活用することができる。PUCCHフォーマット2は、従来のLTE−AでCSIのみを送信する場合に使用することができるので、D2Dユニキャスト通信でCSIをACK/NACKと多重化(Multiplexing)無し単独で送信する場合に使用されることができる。PUCCHフォーマット2aは、1つのサブフレームで1ビットACK/NACK情報とCSIの同時送信のために使用できる形式で、D2Dユニキャスト通信でL=1であるときのCSIをACK/NACKと多重化して送信する場合に使用されることができる。最後に、PUCCHフォーマット2bは、1つのサブフレームで2ビットACK/NACK情報とCSIの同時送信のために使用することができるフォーマットで、D2Dユニキャスト通信でL=2であるとき、ACK/NACKと多重化して送信する場合に使用されることができる。PUCCHでCSI送信のために定義された20ビットのうちでPMIやRIが使用されない場合は、PMIやRIのために使用されるフィールドは、受信端末が送信端末の閉ループパワー制御のために送信する送信パワー制御コマンドのために使用することができる。
本発明の第2−3実施形態に係る受信端末がCSIを送信するための信号を生成する他の方法としてLTE−AからPUSCHの作成方法を活用することができる。受信端末は20ビットに該当するCSIを生成した後、チャンネルコーディングを行う。受信端末はチャンネルコーディングが実行されたCSIビットに対してBPSK又はQPSK変調を行い、CSI送信のためのサブフレームに割り当てられたD2D周波数リソースのREのサイズに合わせてBPSK/QPSKシンボルが繰り返された後、マッピングされてSC−FDMA信号が生成されることができる。このとき、受信端末がCSI情報を送信するためのMCSとシンボル繰り返し値は、端末に関係なく固定されており、すべての受信端末が同一に使用されるべきである。
送信端末は、受信端末が送信するCSI情報についてSA周期単位でMCSを変更することができる。即ち、1つのSA周期内で受信端末から受信されたCSIは、現在のデータ速度に比べて良い場合、送信端末は次のSA送信時にMCSを高めてSAを送信し、送信端末が送信するD2Dデータは当該MCSを使用して受信端末に送信する。
図27は、本発明の第2−3実施形態に係る送信端末の動作を示す図面である。図27を参照すると、2701段階で送信端末はD2Dユニキャスト通信を開始する。次に、送信端末は2702段階で、送信端末は基地局からT−RPTを含むD2Dデータの割り当て情報を受信したり、端末が自らT−RPTインデックスを含むD2Dデータのリソースを選択する。送信端末は、2703段階でSAのリソース領域で受信端末にSAを送信する。送信端末は2704段階によってT−RPTでD2Dデータに割り当てられたサブフレームのうちで最初にL個の連続するサブフレームでMAC PDUを送信する。送信端末は2705段階によって受信端末がフィードバック情報の送信のために送信するサブフレームでCSI情報が含まれている場合、これを受信して抽出して累積する。もし、CSI情報がSA周期内で一度だけ送信される場合、残りのCSIが含まれたサブフレームを除いたサブフレームでCSI情報を抽出しない。送信端末は2706段階によってD2Dリソース領域の終了時点であるか判断し、もし、D2Dリソース領域の末端である場合は、段階2707に移動し、逆の場合は、段階2704に移動する。段階2707の段階で送信端末は、送信現在D2Dユニキャスト通信のためのソフトバッファに送信するデータがあるか確認し、送信するデータがある場合は、段階2708に移動する。2708段階で送信端末は、受信されたCSI情報を用いてD2Dデータ送信のための新たなMCSを決定する。2707段階で、送信するデータがない場合は、段階2709に移動してD2D通信を終了する。
図28は、本発明の第2−3実施形態に係る受信端末の動作を示す図面である。
図28を参照すると、2801段階で受信端末はD2Dユニキャスト通信を開始する。次に、受信端末は2802段階でSAのリソース領域で自分のユニキャストIDと同じユニキャストIDが含まれたSAを受信する。2803段階で受信端末はT−RPTでD2Dデータに割り当てられたサブフレームのうちでL個の連続するサブフレームで送信端末が送信したMAC PDUを受信する。2804段階の受信端末は、送信端末が送信するサブフレームに対してCSIを測定した後、T−RPTでD2Dデータに割り当てられた以後のサブフレームがCSIを送信できるサブフレームである場合、CSI情報を送信する。2805段階の受信端末はD2Dリソース領域の終了時点であるかを判断し、もし、D2Dリソース領域の末端である場合は、段階2803の段階に移動して信端末が送信するMAC PDUを受信し、逆の場合は、段階2806に移動してD2D通信を終了する。
第2−4実施形態:D2D通信で送信端末と受信端末間の閉ループパワー制御
D2D放送及びグループ通信では、送信端末の送信信号を多数の端末が同じように受信するので、既存のセルラーシステムのようにD2D端末間で送信パワー制御を行わない。一方、D2D放送及びグループ通信は既存のセルラーシステムに及ばす干渉を最小化するために、セルラーのカバレッジ内のD2D端末は基地局との開ループ送信パワー制御(open loop transmit power control)を実行する。セルラーのカバレッジ内に存在するD2D送信端末がいずれも同じ送信パワーを使用する場合、基地局と隣接のD2D送信端末は、基地局のアップリンク受信に大きな干渉雑音を引き起こすことができる。したがって、開ループ送信パワー制御を行うことによって端末は基地局と近接する場合、低い送信パワーでD2D信号を送信することによってD2D通信によるセルラーシステムの干渉を最小化することができる。但し、D2D送信端末はどのような場合でもD2D通信のために設定された最大送信パワーを超過してD2D信号を送信することができない。既存のD2D放送及びグループ通信で開ループに基づく送信端末の送信パワーの計算は数式1のようになることができる。
送信端末と受信端末が一対一の通信を実行するユニキャストに基づくD2D通信において送信端末と受信端末が十分に近い場合、開ループパワー制御で決定された送信端末の送信パワーのサイズが受信端末がD2D通信信号をエラー無し復調するために十分なサイズの値を持つことができる。前記のような場合、送信端末は送信パワーを低めて送信し、送信端末の消費パワーを下げることができるだけでなく、既存のセルラーシステムに及ぼす干渉雑音をより下げることができるというメリットがある。したがって、本発明の第4の実施形態に係るD2Dユニキャスト通信での送信パワー制御方法であって、D2D送信端末は基地局との開ループパワー制御で決定された送信パワー値に受信端末が送信する送信パワー制御コマンド(transmit power control command、以下、TPCコマンド)によって閉ループパワー制御(closed loop power control)を実行する方法を提案する。数式2は送信端末が基地局との開ループパワー制御をすると同時に、受信端末から送信されるTPCコマンドにより閉ループパワー制御によって送信パワーを決定する方法を示した式である。
送信端末は既存のセルラーシステムの閉ループパワー制御と同様に、絶対(absolute)方式と累積(accumulation)方式で閉ループパワー制御オフセットを計算することができる。閉ループパワー制御を介して決定されたD2D送信端末の送信パワーは、開ループパワー制御を介して決定された送信パワーを超えることができないので、
は、既存のセルラーシステムとは異なるように定義されることができる。
閉ループパワー制御オフセットが絶対方式で動作する場合、送信端末が受信端末から
を受信して
を計算する方法は数式3のように定義することができる。
数式3で
は最小4よりも大きい値で、
はサブフレームiを基準で最も最近に受信端末から受信したTPCコマンドを示す。数式3により送信端末は
で受信端末からTPCコマンド/を受信できなければ、
を以前サブフレームの値として維持する。
既存のセルラーシステムで使用される閉ループパワー制御とは異なり、D2D通信では送信端末の最大送信パワーがD2D通信のセルラー干渉を減すために、開ループパワー制御を介して決定された送信パワーを超えることができない。したがって、D2Dユニキャスト通信で閉ループパワー制御のための数式3で
は常に0よりも小さい値を有しなければならない。前記のような理由から、絶対的な方式の閉ループパワー制御で受信端末が送信する
は0よりも小さい値で定義されるべきである。既存のセルラーシステムにおけるTPCコマンドオフセットは正の値と負の値のいずれも含んでいるので、本発明の第4の実施形態に係るD2Dユニキャスト通信の絶対方式の閉ループパワー制御で
は、既存の
で負の値で再構成されたり、既存のセルラーシステムと同じフォーマットを使用するが送信端末は0よりも大きいTPCコマンドを受ける場合、これを無視するようにする。
閉ループパワー制御オフセットが累積方式で動作する場合、送信端末が受信端末から
を受信して
を計算する方法は、数式4のように定義することができる。
本発明の第2−4実施形態に係るD2Dユニキャスト通信の閉ループ送信パワー制御で、送信端末はD2D通信のためのリソース構造であるSAとD2DデータのうちでD2Dデータに閉ループパワー制御を適用することができる。SAは、受信端末が最も安全に受信すべきチャンネルであるので、D2D送信端末が送信しなければならない最も高い送信パワーで送信しなければならないため、前記閉ループ送信パワー制御が適用された場合には、基地局と開ループ送信パワー制御で決定された送信パワー
でSAを送信することができる。一方、D2Dデータの場合は通信状況に応じて最適化された送信パワーで送信することが効果的であるため、送信端末は前記閉ループパワー制御で決定された送信パワー
でD2Dデータを送信することができる。
送信端末は、受信端末が送信するTPCコマンド
を受信した後、4番目のサブフレーム以後に送信端末がD2Dデータを送信するサブフレームで閉ループパワー制御で決定された送信パワーでD2Dデータを送信することができる。また、送信端末はD2Dデータを送信するSA周期の間に閉ループパワー制御オフセット
を計算し、新しいD2Dデータ領域が開始された時点から閉ループパワー制御で決定された新たな送信パワーでD2Dデータを送信し、当該送信パワーはSA周期の間に固定する方法で適用されることもできる。
送信端末がD2DデータのためのMCSを変更した場合、送信端末はD2Dデータ送信のための送信パワーを基地局と開ループ送信パワー制御で決定された送信パワーで初期化することができる。
受信端末は、D2Dデータを送信するサブフレームを構成するシングルキャリア周波数分割多重化(single−carrier frequency domain multiplexing:以下、SC−FDM)シンボルのデータ送信に使用されるシンボル又はRSを含むシンボルの受信パワーを測定してTPCコマンド
を生成することができる。受信端末は、送信端末がD2Dデータを送信するすべてのサブフレームに対して閉ループ送信パワー制御のためのTPCコマンド
を生成し、HARQ ACK/NACKフィードバックのために、受信端末が割り当てられたサブフレームでTPCコマンドを送信することができる。このとき、TPCコマンド
は、HARQ ACK/NACK送信のために使用することができるPUCCHのように多重化されて送信されることができ、別のRBが割り当てられ、新しいメッセージタイプで送信することもできる。もしくは受信端末が地局にCSI報告する場合、多重アンテナのために使用するRIやPMIフィールドを再活用してTPCコマンド
を送信するために使用することができる。
図29は、本発明の第2−4実施形態に係る送信端末の動作を示す図面である。図29を参照すると、2901の段階で送信端末はD2Dユニキャスト通信を開始する。次に、送信端末は、2902段階で送信端末は基地局と開ループ送信パワー制御を行い、
送信端末は2903段階で開ループ送信パワー制御で決定された送信パワー
を使用してSAを送信することができる。送信端末は2904段階に応じて閉ループ送信パワー制御で決定された
を使用してD2Dデータを送信する。送信端末は2905段階で受信端末からTPCコマンド
が存在する場合、2906段階に移動し、受信端末からTPCコマンド
が存在しない場合、2907段階に移動する。送信端末は2906段階でTPCコマンド
によって閉ループ送信パワー
を更新する。
2907段階で送信端末はD2Dリソース領域の終了時点である場合、2908段階に移動し、逆の場合2904段階に移動する。2908段階で送信端末は送信する現在D2Dユニキャスト通信のためのソフトバッファに送信するデータがあるか確認し、送信するデータがある場合は2903段階に移動する。2908段階で送信するデータがない場合には2909段階に移動してD2D通信を終了する。
図30は、本発明の第2−4実施形態に係る受信端末の動作を示す図面である。
図30を参照すると、3001段階で受信端末は、D2Dユニキャスト通信を開始する。次に、受信端末は3002段階でSAのリソース領域で自分のユニキャストIDと同じユニキャストIDが含まれたSAを受信する。3003段階で受信端末は送信端末のD2Dデータを受信する。このとき、送信端末が送信するサブフレームでデータSC−FDMAシンボル又はRSシンボルの受信パワーを測定してTPCコマンドを使用することに用いられる。3004段階の受信端末はTPCコマンドを送信することができるサブフレームが存在する場合、3005段階に移動し、逆の場合には3002段階に移動する。受信端末は3005段階でTPCコマンドを生成し、3006段階でTPCコマンドを送信端末に送信することができる。3007段階で受信端末はD2Dデータのリソース領域の終了時点ではない場合、3003段階に移動し、逆の場合、3008段階に移動してD2D通信を終了する。
第2−5実施形態:D2Dユニキャスト通信で受信端末の送信タイミング
既存のD2D放送及びグループ通信のモード1のリソース割り当て方式に従う端末は、D2Dデータ送信のためにアップリンク送信のタイミングに合わせてサブフレームを送信し、モード2のリソース割り当て方式に従う端末は、ダウンリンク送信のタイミングを使用する。ここで、ダウンリンクタイミングは端末が基地局の主同期信号(primary synchronization signal)と副同期信号(secondary synchronization signal)を使用して得られた基準タイミングを意味し、アップリンクタイミングは、ダウンリンクタイミング基地局が端末ごとに設定された端末のタイミングアドバンス(timing advance)を適用したタイミングを意味する。前記のような理由から、モード1でD2D通信を行う端末は、アップリンクタイミングでD2D通信信号を送信するためには必ず基地局との接続状態(RRC_CONNECTED状態)にあるべき、モード2でD2D通信を行う端末はダウンリンクタイミングでD2D通信信号を送信するため、基地局との接続状態に関係なく、D2D信号送信が可能である。
第2−5の実施形態に係るD2Dユニキャスト通信で受信端末は、送信端末と同じタイミングでD2D信号を送信すべきである。既存のD2D放送及びグループ通信システムでは、送信端末だけがD2Dデータのリソース領域で信号を送信することができるが、D2Dユニキャスト通信では送信端末だけでなく、受信端末もD2Dデータのリソース領域で信号を送信するため、もし2つの端末のアップリンク送信のタイミングとダウンリンク送信のタイミングの時間間隔が大きい場合、送信端末の送信サブフレームと受信端末のサブフレームが隣接している場合は、信号のオーバーラップ(overlap)が発生することができる。即ち、モード1D2D通信で送信端末がアップリンクタイミングでMAC PDUを含むサブフレームを送信する間に、受信端末がダウンリンクのタイミングでACK/NACKのサブフレームを送信する場合、送信端末でACK/NACKサブフレームの受信とMAC PDU送信の衝突が発生することができる。前記のような理由から、送信端末と受信端末はD2Dデータのリソース領域で同じタイミングで信号を送信すべきである。すなわち、モード1では、送信端末と受信端末のいずれもアップリンクタイミングでD2Dデータ信号を送信すべき、モード2では送信端末と受信端末のいずれもダウンリンクタイミングでD2Dデータ信号を送信すべきである。端末は基地局との接続状態だけでアップリンクタイミングを分ることができるので、モード1では受信端末の状態によってアップリンク送信タイミングを得る方法は、以下のように提案することができる。
基地局との接続状態にある受信端末:受信端末と基地局の距離によって決定された受信端末のアップリンクタイミングを使用し、ACK/NACKサブフレームの送信又は送信端末がSAを介して送信するタイミング調整値(timing adjustment又はtiming advance、以下、TA)でアップリンクタイミングを計算してACK/NACKサブフレームの送信。このとき、アップリンクタイミングはTAと受信端末のダウンリンクのタイミングの合として計算することができる。
基地局とアイドル状態(RRC_IDLE状態)にある受信端末:送信端末がSAを介して送信するTAにアップリンクタイミングを計算してACK/NACKサブフレームの送信。このとき、アップリンクタイミングはTAと受信端末のダウンリンクのタイミングの合として計算することができる。
モード2の場合、送信端末が2Dデータ送信にダウンリンクのタイミングを使用するので、受信端末は基地局との接続状態に関係せず受信端末のダウンリンクのタイミングにACK/NACK信号を送信することができる。
図31は、本発明を実行することができる送信端末と受信端末を示すブロック図である。図31によると、送信端末3100は、制御部3110と送受信部3120から構成され、受信端末3130は、制御部3150と送受信部3140から構成される。
送信端末3100の送受信部3120は、基地局からモード1が適用される場合、T−RPTを含むD2Dデータの割り当て情報を受信し、受信端末3130とSA、D2Dチャンネルを送信して受信端末からACK/NACK情報、CSI、TPCコマンド及びTA情報のうち少なくとも1つを含む信号を受信することができる。制御部3110は、送受信部が基地局及び受信端末3130と、前記記載された信号を送受信することができるように制御し、モード2が適用される場合、T−RPTを選択し、送受信部MAC PDUを送信できるように制御し、ACK/NACK情報によってHARQプロセスを制御してMAC PDUを送信したり、再送信するように制御し、受信したCSIによって送信SAとデータのMCSを制御し、受信したTPCコマンドによってD2Dデータの送信パワーを制御する。
受信端末3130の送受信部3140は、送信端末3100からSA、D2Dチャンネルを受信し、送信端末3100にACK/NACK情報、CSI、TPCコマンド及びTA情報のうち少なくとも1つを含む信号を送信することができる。制御部3150は、送受信部が基地局及び送信端末3100と信号を送受信することができるように制御し、送信端末3100からMAC PDUを受信してACK/NACK情報を生成し、これを送信端末3100に送信し、MAC PDUを受信してCSIを生成してこれを送信端末3100に送信し、TPCコマンドを生成してこれを送信端末3100に送信し、TA情報を受信してそれに応じてACK/NACKなどの送信タイミングを制御することができる。
上述した実施形態においてすべての段階は選択的に実行の対象又は省略の対象となることができる。さらに、各実施形態では段階は必ず順番に起こる必要はなく、逆になることができる。
一方、本明細書及び開示された本発明の実施形態は、本発明の技術内容を簡単に説明し、本発明の理解を助けるために、特定の例を提示したものであって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。すなわち、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明であろう。
<第3実施形態>
本発明は、セルラー(cellular)無線通信システムに関し、特にキャリア集積(carrier aggregation)をサポートする移動通信システムにおいて基地局が端末にデータのスケジューリング情報を含む制御チャンネル送信し、端末が当該制御チャンネル及びデータを受信する方法に関する。
無線通信システムは、初期の音声中心の提供から脱して、例えば、3GPPのHSPA(High Speed Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、3GPP2のHRPD(High Rate Packet Data)、UMB(Ultra Mobile Broadband)、及びIEEEの802.16eなどの通信規格のように高速、ハイクオリティーのパケットデータサービスを提供する広帯域無線通信システムへ発展しつつある。
広帯域無線通信システムの代表的なもので、例えば、LTEシステムでダウンリンク(downlink、又はDLと併用する場合もある)は直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)方式を採用しており、アップリンク(Uplink、又はULと混用する場合もある)は、シングルキャリア周波数分割多重接続(single carrierfrequency division multiple access、SC−FDMA)方式を採用している。前記のような複数の接続方式は通常、各ユーザー別でデータ又は制御情報を送信する送信時間−周波数リソースを互いに重ならないように、すなわち、直交性(orthogonality)が成立するように、割り当て及び操作することによって各ユーザー別の固有のデータ又は制御情報を区分する。
また、LTEシステムは初期送信で復号失敗が発生した場合、物理階層からデータを再送信するHARQ(hybrid automatic repeat request)方式を採用している。HARQ方式とは、受信機がデータを正確に復号できなかった場合、受信機が送信機に復号失敗を通知する情報(否定受信確認、(negative acknowledgement、NACK))を送信し、送信機が物理階層で該当データを再送信できるようにする。そして、受信機は送信機が再送信されたデータを既存のに復号失敗したデータと結合してデータの受信性能を高める。また、受信機がデータを正確に復号した場合、復号成功を通知する情報(正受信確認(acknowledgement、ACK))を送信し、送信機が新しいデータを送信できるようにすることができる。
図32は、LTE−Aシステムの送信フレーム(radio frame)の構造を示す図面である。図32によると、1つの送信フレームは10個のサブフレーム(subframe)から構成され、各サブフレームは2個のスロット(slot)から構成される。フレーム内で各サブフレームは0から9までのインデックスを持ち、各スロットは0から19までのインデックスを持つ。
広帯域無線通信システムにおいて高速の無線データサービスを提供するために重要な機能の1つは、拡張性のある帯域幅(scalable bandwidth)のサポートである。例えば、LTEシステムは20/15/10/5/3/1.4MHzなどの様々な帯域幅をサポートすることが可能である。したがって、サービス事業者は様々な帯域幅の中で、特定の帯域幅を選択してサービスを提供することができる。そして、さらに端末は最大20MHzの帯域幅をサポートすることができることから、少なくとも1.4MHzの帯域幅のみをサポートするものなど様々な種類が存在することができる。
次に、IMT−Advanced(International Mobile Telecommunications−Advanced)の要求水準のサービスを提供することを目的とするLTE−Advanced(以下、LTE−A)システムは、LTEキャリアアグリゲーション(carrier aggregation)を介して最大100MHzの帯域幅に及ぶ広帯域のサービスを提供することができる。LTE−Aシステムは高速のデータ送信のためにLTEシステムよりも広帯域を必要とする。それと同時に、LTE−AシステムはLTE端末に対する後方互換性(backward compatibility)をサポートしなければならなく、LTE端末もLTE−Aシステムに接続してサービスを受けるべきである。このためにLTE−Aシステムはシステム全体の帯域をLTE端末が送信又は受信することができる帯域幅のサブバンド(subband)、もしくは構成キャリア(component carrier、以下、CCと混用する場合もある)に分け、所定の構成キャリアをアグリゲーションする。そして、LTE−Aシステムは各構成キャリア別でデータを生成及び送信し、各構成キャリア別で活用される既存のLTEシステムの送受信プロセスを介してLTE−Aシステムの高速データ送信をサポートすることができる。
図33は、従来技術によるキャリア結合をサポートするLTE−Aシステムのシステム構成の一例を示す図面である。図33によると、基地局(eNB(enhanced NodeB)、ベースステーション(basestation)など混用可能である。3302が2個の構成キャリア(CC#1、CC#2のアグリゲーションをサポートし、CC#1は周波数f1、CC#2はf1と異なる周波数f2から構成される例を示す。CC#1とCC#2は、同一基地局3302に備えられる。そして、基地局3302はそれぞれの構成キャリアに相応するカバレッジ3304、3306を提供する。キャリアアグリゲーションをサポートするLTE−Aシステムにおいて基本的にはデータ送信及びデータ送信をサポートするための制御情報の送信は、当該構成キャリア別でそれぞれ実行される。図33の構成はダウンリンクキャリアアグリゲーションだけでなく、アップリンクキャリアのアグリゲーションにも同様に適用可能である。アップリンクは端末が基地局にデータや制御信号を送信する無線リンクを意味し、ダウンリンクは基地局が端末にデータや制御信号を送信する無線リンクを意味する。キャリアアグリゲーションされた構成キャリアのうちで基準となる構成キャリアをプライマリキャリア(primary carrier又はprimary component carrier(PCC))という。プライマリーキャリアではなく構成キャリアをセカンダリキャリア(secondary carrier又はsecondary component carrier(SCC)又はnon−primary component carrier)という。どのような構成キャリアをプライマリキャリアと設定して操作するかと、いくつかの構成キャリアをアグリゲーションするかは基地局が端末にシグナリングを介して通知する。
ダウンリンクの場合、PCCと設定された構成キャリアはシステムの初期情報又は上位シグナリング(これは、上位階層信号、上位信号、ラジオリソース制御(radioresourcecontrol、RRC)シグナリングと混用可能である)が送信され、端末の移動を制御する基準の設定キャリアとなることがある。アップリンクの場合、端末が受信したデータに対するHARQ ACK/NACK又は基地局と端末間のチャンネル状態を表すチャンネル状態情報(channel state information、CSI)などを含む制御チャンネルが送信される構成キャリアがアップリンクPCCとなることができる。ダウンリンクPCCとアップリンクPCCから構成されるセルをプライマリセル(primary cell、PCell、主セルと混用可能であり、以下、Pセル)として、ダウンリンクSCCとアップリンクSCCから構成されるセルをセカンダリセル(secondary cell、SCell、副セルと混用可能であり、以下、Sセル)という。
キャリアアグリゲーション時に、アグリゲーションされるアップリンク/ダウンリンクの構成キャリア数が互いに同じ対称的なキャリアアグリゲーション(symmetric carrier aggregation)と、アップリンク/ダウンリンクの構成キャリア個数が異なる非対称的なキャリアアグリゲーション(asymmetric carrier aggregation)が可能である。
上述したように、LTE−Aシステムではそれぞれの構成キャリア別でデータを生成して送信する。各構成キャリア別で送信するデータのスケジューリング情報は、ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)の形で端末に通知す る。DCIには様々なフォーマットと定義しており、アップリンクデータのスケジューリング情報(ULgrant)であるか、ダウンリンクデータに対するスケジューリング情報(DLgrant)であるか否か、制御情報のサイズが小さいコンパクトDCIでるか否か、多重アンテナを使用した空間多重化(spatial multiplexing)を適用するか否か、パワー制御用DCIであるか否かなどによって定められたDCIフォーマットを適用して操作する。例えば、ダウンリンクのデータに対するスケジューリング制御情報(DLgrant)であるDCIフォーマット(format)1は、次のような制御情報で構成される。
リソースの割り当てタイプ0/1のフラグ(resource allocation type0/1flag):リソースの割り当て方式がタイプ0であるかタイプ1であるかを通知する。タイプ0は、ビットマップ方式を適用してリソースブロックグループ(resourceblockgroup、RBG)の単位でリソースを割り当てる。LTE及びLTE−Aシステムにおいてスケジューリングの基本単位は、時間及び周波数領域のリソースで表現されるリソースブロック(resourceblock、RB)であり、RBGは複数のRBから構成されてタイプ0方式でのスケジューリングの基本単位となる。タイプ1はRBG内の特定のRBを割り当てるようにする。
リソースブロックの割り当て(resource block assignment):データ送信に割り当てられたRBを通知する。システム帯域幅及びリソースの割り当て方法に応じて表現するリソースが決定される。
モジュレーション及びコーディングスキーム(modulation and codings cheme):データ送信に使用された変調方式とコーディングレートを通知する。
HARQプロセス番号(HARQ process number):HARQのプロセス番号を通知する。
新しいデータインジケーター(new data indicator、NDI):HARQ初期送信であるか再送信であるかを通知する。
冗長性バージョン(redundancy version):HARQの冗長性バージョンを通知する。
PUCCHのための送信パワー制御コマンド(TPC(transmit power control)command for PUCCH):アップリンク制御チャンネルである物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、以下、PUCCH)の送信パワー制御コマンドを通知する。
前記DCIは、チャンネルコーディング及び変調過程を経て、物理ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel、以下、PDCCH)を介して送信される。
図34は、2個の構成キャリア(CC#0、CC#1)が設定されたLTE−A端末で基地局がダウンリンクデータをスケジューリングする一例を示す図面である。図34の場合は、各構成キャリア別でそれぞれのPDCCH3403、3406を操作し、当該構成キャリアで送信されるPDSCHをスケジューリングする状況を示す。
図34を参照すると、構成キャリア#0(3411)から送信されるDCI3401は、LTE−Aシステムで定義されたフォーマットを適用した後、チャンネルコーディング及びインターリーブされてPDCCH3403を生成する。前記PDCCH3403は、CC#0(3411)で端末に割り当てられたデータチャンネルである物理ダウンリンク共用チャンネル(physical downlink shared channel、以下、PDSCH、3404)のスケジューリング情報を端末に通知する。そして、構成キャリア#1(3412)から送信されるDCI3405は、既存のLTEで定義されたフォーマットを適用した後、チャンネルコーディング、及びインターリーブされてPDCCH3406を生成する。前記PDCCH3406は、CC#1(3412)から端末に割り当てられたデータチャンネルであるPDSCH3407に対するスケジューリング情報を端末に通知する。
図35は、2個の構成キャリア(CC#0、CC#1)が設定されたLTE−A端末で基地局がダウンリンクデータをスケジューリングする他の一例を示す図面である。図4の場合は、特定の構成キャリアのPDCCH領域から他の構成キャリで送信されるPDSCHをスケジューリングする状況を含む。即ち、CC#0(3511)は当該構成キャリアで送信されるPDSCH3504をスケジューリングするだけでなく、CC#1(3512)から送信されるPDSCHのスケジューリングも担当する。図35のように特定のCCのPDSCHが他のCCのPDCCH領域でスケジューリングされる場合は、クロスキャリアスケジューリング(cross−carrier scheduling)と称し、当該クロスキャリアスケジューリングの発生するか否かは上位信号を介して行われ、当該上位信号を介して端末は特定のCCのPDSCHが他のCCのPDCCHを介してクロスキャリアスケジューリングされることを確認することができる。
図35を参照すると、CC#0(3511)では送信される第1DCI3501はLTE−Aシステムで定義されたフォーマットを適用した後、チャンネルコーディング及びインターリーブされて1つのPDCCH3503を生成する。前記PDCCH3503は、CC#0(3511)で端末に割り当てられたデータチャンネルであるPDSCH3504に対するスケジューリング情報を端末に通知する。また、CC#0から送信される第2DCI3506は既存のLTE−Aで定義されたフォーマットを適用した後、チャンネルコーディング及びインターリーブされてPDCCH3506を生成する。前記PDCCH3506は、CC#1(3512)で端末に割り当てられたデータチャンネルであるPDSCH3507に対するスケジューリング情報を端末に通知する。図35の場合は、端末がCC#1のPDSCHスケジューリングをCC#0のPDCCH領域で確認することができることを上位信号を介して事前に割り当てられた状況である。ここで、CC#0から送信されるPDSCH3504に対するPDCCH3503リソース領域とCC#1から送信されるPDSCH3507に対するPDCCH3506リソース領域は、同じCC内に位置するが領域として互い異なる領域で定義されるできるように、LTE−Aではクロスキャリアスケジューリングが適用されるPDSCHに対するPDCCH領域は当該PDSCHが送信されるCCのインデックスに対する関数として決定されている。
次の数式5は、LTE−AでPDCCHを送信されることができる制御チャンネルのリソースインデックスを表す式である。参考にLTE−Aで制御チャンネルがマッピングされるリソースの単位を制御チャンネル要素(control channel element、CCE)と呼び、特定のサブフレームkで可能な総CCE個数を
で表し、各CCEのインデックスは第1OFDMシンボル内の周波数軸上で先ず順にインデックスを付与した後、次のOFDMシンボル内で以後順番にインデックスを付与する方法で決まる。詳しい内容は3GPPTS36.211LTE−A標準を参照する。
数式5は、L∈{1、2、4、8}個のCCEが1つのPDCCHを構成する場合に該当するL個のそれぞれのCCEインデックス位置を示す。
そして、
は
値に対して次の表1のように定義される。
LTE−Aシステムにおいて端末はN個のCCが活性化されたことで確認されると、当該N個のCCに対してそれぞれのダウンリンクチャンネル状態をいずれも測定し、当該CSIをULPCCを介してフィードバックする。さらに、LTE−Aシステムにおいて端末はN個のCCが活性化されたことで確認されると、各サブフレームごとに当該N個のCCですべてそれぞれのPDSCHが送信されることができるという仮定でN個のPDCCHの検出を試みる。ここで、N個のPDCCHはクロスキャリアスケジューリング状況に応じて前述したように、特定のCCで複数のCCに対するPDCCHを含むことが可能である。
したがって、既存のLTE−Aシステムでは端末がN個の互い異なるCCを使用するためにN個のCCのチャンネルを推定し、CSIフィードバックを行うことができる能力と同時に、N個のPDCCHを検出することができる能力及びN個のPDSCH受信シンボルを記憶することができるバッファをいずれも持っているべきである。これは、LTE−Aをサービスすることができる周波数が非常に限定的でNの値が5以下で少ないという仮定で設計されたことである。すなわち、活性化されたCCのすべてに対してPDCCHモニタリングを実行することになる。
しかし、LTE−Aシステムにおける使用可能な周波数が増えると、端末の能力値に基づいてチャンネルを推定し、CSIフィードバックを行うことができるCCの個数とPDCCHを検出し、PDSCH受信シンボルを記憶することができるバッファのサイズに対するCCの個数が異なる状況が必要となり、特に、使用可能な周波数中の一部が非免許帯域(unlicensed band)が含まれる場合には、LTE−A以外の他の機器による干渉でチャンネル状況が安定していないのでフィードバックを行うCCの個数とPDSCH同時受信を考慮するCCの数が異なる状況を考慮すべきである。
したがって、本発明ではチャンネル推定及びCSIフィードバックを行うことができるCC(有効化されたCCと理解することができる)の個数がNであり、PDCCHの検出及びPDSCHの同時受信が可能なCCの個数がMで、Nと異なる場合に基地局と端末間の制御チャンネル送受信及びPDSCHの送受信動作について述べる。
本発明は、キャリアアグリゲーションをサポートする移動通信システムにおいて基地局が端末にデータのスケジューリング情報を含む制御チャンネルを送信し、端末が該当する制御チャンネル及びデータを受信する方法に関し、特に、特定の端末で活性化された全体の構成キャリアの個数より1つのサブフレーム内で端末が同時にPDSCHがスケジューリングされることができる構成キャリアの個数が少ない状況で、基地局が当該キャリアアグリゲーション状況を通知するための上位情報を端末に送信し、当該状況に応じて定められたリソースの位置で制御チャンネルを生成/送信し、これに対応するデータを端末へ送信する方法及び装置と、端末が当該キャリアアグリゲーション状況を確認するため上位情報を確認し、当該状況に応じて定められたリソースの位置で制御チャンネルを検出/受信し、これに対応するデータを受信する方法及び装置を提供する。
以下、本発明の実施形態を添付した図面と共に詳しく説明する。本発明を説明するにあたり関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にすることができると判断された場合、その詳細な説明は省略する。そして後述される用語は、本発明での機能を考慮して定義された用語としてこれはユーザ、運用者の意図又は慣例などによって変わることができる。従って、その定義は本明細書全般にわたった内容に基づいて下ろされなければならない。
また、本発明の実施形態を具体的に説明することにおいて、OFDMに基づく無線通信システム、特に3GPPevolvedUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)Terrestrial Radio Access(E−UTRA)標準を主な対象とするが、本発明の主な要旨は、類似の技術的な背景とチャンネル型を持つ他の通信システムにも本発明の範囲を大きく逸脱せず範囲で、少しの変形で適用可能で、これは本発明の技術分野で熟練した技術的な知識を有する者の判断で可能であろう。
既存のLTE−Aシステムでは端末がN個のダウンリンクの構成キャリアが活性されると、端末は、N個のPDSCHを同時に受信することができるという仮定で動作する。ここで、各PDSCHは、活性された各構成キャリアで送信される。即ち、N個のダウンリンクの構成キャリアが活性化されることができる端末はN個のチャンネルを同時に測定してCSIを生成/報告することができ、毎サブフレームごとにN個のPDCCHを同時に検出することができ、N個のPDSCHを受信して記憶できるバッファを有するべきである。これは、LTE−Aシステムでは特定の周波数領域でLTE−Aシステムが導入されると、当該周波数領域は免許帯域(licensed band)に含まれてLTE−Aのみサービスされ、他のシステムからの予測不可能な干渉は発生しないという仮定で設計されたことである。即ち、既存のLTE−AシステムにおけるキャリアアグリゲーションはN個の構成キャリアが活性されると、当該端末は毎サブフレームでN個の構成キャリアを安定的に使用することができるという仮定で設計された。
図36は、現在のLTE−ACA状況で端末が3個の構成キャリアが割り当てられ、いずれも免許帯域に含まれた場合を示す図面である。図36によると、システムの観点ですべての構成キャリアのすべてのサブフレームが常に使用可能で、端末は常に3個のCCでそれぞれのPDSCHが送信されることができるという仮定で動作することができるようになる。
前述したように、現在のLTE−Aシステムは常に免許帯域で動作するという仮定をしているが、いくつかの構成キャリアが非免許帯域で動作することを可能にして追加の周波数を確保した後、システムの全容量を増大させるキャリアアグリゲーション動作を考慮し得る。
図37は、構成キャリア中の一部が非免許帯域に含まれてLTE−Aのような動作を実行する状況を示す図面である。このように非免許帯域に含まれる構成キャリアの場合は、非免許帯域を共有して使用しているWi−Fiや以外の無線機器の送信により、一部のサブフレームが使用できない状況が発生することになる。
したがって、本発明の実施形態ではLTE−Aシステムにおいて免許帯域と非免許帯域を使用し、使用可能な周波数が増えられ、特定の端末と設定された構成キャリアの一部が非免許帯域に含まれてLTE−A以外の他の機器に起因する干渉チャンネル状況が安定していないからフィードバックを行う構成キャリアの個数(すなわち、活性化されたCCと理解することができる)とPDSCHの同時受信を考慮する構成キャリア(すなわち、データを受信することができるCCで理解することができる)の個数が異なる状況を考慮する。すなわち、図37の状況では端末は、3個のCCが設定されたがSセル1とSセル2は、不安定な非免許帯域に含まれており、実際に端末が使用可能な全体リソースの量は既存の免許帯域でSセルが1つだけ設定された場合と類似となり、端末が考慮するPDCCH検出及びPDSCH同時受信複雑度がSセルが1つだけ設定された場合以上に増えないようにする方案を考慮する必要が発生する。
したがって、本発明の実施形態ではチャンネル推定及びCSIフィードバックを行うことができるCCの個数がNであり、PDCCH検出とPDSCHの同時受信が可能なCCの個数がMで、Nよりも小さい場合に基地局と端末間のPDCCH送受信及びPDSCH送受信動作について述べる。
本発明の実施形態では特定の端末にN個のCCが活性化され、当該端末がN個のCCに対するダウンリンクチャンネルを測定し、これに対するCSIフィードバックを実行する状況を考慮する。しかし、端末は各サブフレーム別で前記のN個のCCのうちで最大M個までだけPDSCHが送信されることができるという仮定で制御チャンネル及びデータチャンネル受信動作を行う。ここで、MはNよりも小さいことで仮定する。
第3−1実施形態
上述のように、本発明の実施形態では端末が全体N個のうちの最大のM個のCCのみPDSCHが送信されることが可能であると確認した場合を考慮するため、当該端末は各サブフレーム別でM個の定められた制御チャンネル領域でPDCCHの受信を期待してPDCCH検出を試みるべきである。既存のLTE−Aでは端末がN個のCCが割り当てられると、それぞれのCCに対して前記数式4のようにそれぞれ別度のPDCCHの受信領域が定義されるため、端末は当該N個の領域でPDCCHを検出を試むべき、全体のPDCCH検出のための複雑度が割り当てられた全体CCの個数に比例して増加することになる。しかし、本発明の実施形態では割り当てられた全体N個のCC中で一部M個のみPDSCH送信を期待するので、適切にPDCCHの受信領域が設定されると、PDCCHを検出するための複雑度はNではないM値に比例して増加することになる。
基地局が特定の端末で割り当てられた全体N個のCCの一部M個を選択し、PDSCH送信を実行するようにするために、本発明の実施形態では端末で割り当てられた全体CCをM個のサブセットに区分し、端末は毎サブフレームの各サブセット別でサブセットに含まれたCCのいずれかの1つのCCだけがスケジューリングされることができるという仮定で動作する。この場合にPDCCHの受信領域が含まれたCCと当該CCで可能なPDCCHのリソースインデックスは、サブセット別にそれぞれ定義されるようにして端末はM個のPDCCHの受信領域のみPDCCH検出を試みることになる。もし、特定のサブセットに対するPDCCHが当該領域で検出されると、端末は検出されたDCI内に含まれたCCのインデックスを確認し、どのCCのPDSCHスケジューリングであるかを確認し、当該CCを介してPDSCH受信を行う。本発明の実施形態では前記サブセットのうち一部がCCだけが含まれた場合も排除しない。
第1の例示で端末が基地局を介してN=3で{CC#0、CC#1、CC#2}が設定されてM=2で2個のサブセット{CC#0}と{CC#1、CC#2}が設定された後、各サブセットのインデックスを設定された場合を考慮する。すると、端末は2個つのPDSCHが同時に送信されることが可能で、そのうちの一方のPDSCHは、CC#0から、他方のPDSCHはCC#1とCC#2のいずれか1つから送信することができていることを確認することができる。当該例示は、端末がCC#1とCC#2を介してPDSCHの同時送信は期待しないことで設定された状況を示す。前記端末は、毎サブフレームで前記2個のサブセットに該当する2個までのPDCCHの検出を試みようとし、特定のサブフレームで各PDCCHが含まれたCCはサブセット別で設定され、当該CC内でのPDCCH受信領域は各サブセットのインデックスによって決定されることができる。すなわち、前記端末に対するPDCCHが送信されることができる制御チャンネルリソースのインデックスは、次の数式6のように表示されることができる。
数式6での他のパラメータはすべて数式4と同じあるが、
と定義されるという点で差異がある。ここで、
は前記CCのサブセットのインデックスを示す。
前記例示では端末が特定のサブセットに対応するPDCCHの受信領域でPDCCHを検出した場合には、端末は追加のDCIに含まれたCCインデックスを確認し、当該サブセットに含まれたCCのうちで、正確にどんなCCに対するPDSCH受信を実行するかを確認する。
他の例示として、端末がN=5で{CC#0、CC#1、CC#2、CC#3、CC#4}が設定され、M=3に3個のサブセット{CC#0}、{ CC#1、CC#2}、及び{CC#3、CC#4}が設定された後、各サブセットのインデックスが設定された場合を考慮する。すると、端末は3個のPDSCHが同時に送信されることが可能であり、そのうちの1つのPDSCHはCC#0から、他の1つのPDSCHはCC#1とCC#2のいずれか1つから送信されることができ、残りの1つのPDSCHはCC#3とCC#4のいずれか1つから送信されるように設定されたことが分る。すると、前記端末は毎サブフレームにおいて前記3個のサブセットに該当する3個までのPDCCHの検出を試みようとし、各PDCCHが含まれたCCはサブセット別で設定され、当該CC内でのPDCCHの受信領域は数式5のように各サブセットのインデックスによって決定することができる。
他の例示として、端末がN=4で{CC#0、CC#1、CC#2、CC#3}が設定され、M=3に3個のサブセット{CC#0}、{CC#1 }、{CC#2、CC#3}が設定された後、各サブセットのインデックスを設定された場合を考慮する。すると、端末は3個のPDSCHが同時に送信されることが可能であり、そのうちの1つのPDSCHはCC#0から、他の1つのPDSCHはCC#1から、最後のPDSCHはCC#2とCC#3のいずれか1つから送信されるできるように設定されたことが分る。すると、前記端末は毎サブフレームで前記3個のサブセットに該当する3個までのPDCCHの検出を試みようとし、各PDCCHが含まれたCCはサブセット別で設定され、当該CC内でPDCCHの受信領域は数式5に示すように、各サブセットのインデックスによって決定されることができる。ここで、サブセットを区別する方法は、基地局が各構成キャリアのチャンネル状態によって端末で直接に分けて設定することができ、特定のCCが免許帯域に含まれるか否かによって決定されることもできる。即ち、当該例示でCC#0とCC#1は免許証帯域に含まれており、CC#2とCC#3は非免許帯域に含まれていると、免許帯域に含まれたCCはそれぞれでPDSCHを送受信を可能にする一方、非免許帯域に含まれたCCの中では1つだけPDSCHが送信されるようにすることができることである。
最後の例示として、端末がN=4で{CC#0、CC#1、CC#2、CC#3}が設定され、M=3で3個のサブセット{CC#0}、{CC#1、CC#2、CC#3}、{CC#1、CC#2、CC#3}が設定された後、各サブセットのインデックスが設定された場合を考慮する。即ち、今回の例示では、第2サブセットと第3サブセットに含まれたCCが同じ場合を考慮する。すると、端末は3個のPDSCHが同時に送信されることが可能で、そのうちの1つのPDSCHはCC#0から、他の2つPDSCHはCC#1、CC#2、CC#3のうち2個から送信されるように設定されたことを分る。すると、前記端末は毎サブフレームで前記3個のサブセットに該当する3個までのPDCCHの検出を試みようとし、各PDCCHが含まれたCCはサブセット別で設定され、当該CC内でPDCCHの受信領域は数式5に示すように、各サブセットのインデックスによって決定されることができる。今回の例示でもサブセットを区別する方法は、基地局が各構成キャリアのチャンネル状態によって端末が直接に分けて設定することができ、特定CCが免許帯域に含まれるか否かによって決定することができる。即ち、当該例示でCC#0は免許帯域に含まれており、CC#1、CC#2とCC#3は非免許帯域に含まれていると、免許帯域に含まれたCCでは別度のPDSCHの送受信を可能にする一方、非免許帯域に含まれたCC中では一部だけPDSCHが送信されるようにすることができる。すなわち、今回の例示では非免許帯域に含まれたCCのに対して2個のサブセットのインデックスを付与し、3個のCCの中から1回に2個のCCをスケジューリングすることができる2個のPDCCH領域を付与できるようにする例示である。
前記説明した例示のように基地局と端末間でN個のCCをM個のサブセットに分け、各サブセット別でPDCCH領域を置いて各サブセット別で1つのPDSCHスケジューリングを可能にする場合に、各サブセットのインデックスを設定する方法を以下でより詳しく説明する。
前記各サブセットのインデックスを設定する第1方法は、基地局が端末で構成キャリアを設定し、各サブセットを設定しながらインデックス情報を共に上位信号に伝達することである。即ち、当該方法は基地局が端末で前記数式6内の
値を前記のサブセット別で直接に設定する方法である。
前記各サブセットのインデックスを設定する第2方法は、各サブセットに含まれたCCインデックスのうちの最も小さい値又は最も大きい値を前記数式6内の
値として使用するようにすることである。前記第2方法を使用すると、別度の上位信号が必要ないという利点があるが、サブセット間に共通部分が存在する場合に、同じサブセットのインデックスが発生することができるという問題点がある。
前記各サブセットのインデックスを設定する第3方法は、免許帯域に対するCCに対してそれぞれのCCインデックスを使用し、次のインデックス値から非免許帯域に含まれるCCのサブセットのインデックスとして使用する方法である。すなわち、前記方法は免許帯域のCCインデックスのうちで最高値をnとすると、非免許帯域に含まれるCCに対するサブセットのインデックスはn+1から順番に設定されるようにする方法である。
そして、前記説明した例示のように基地局と端末間でN個のCCをM個のサブセットに分け、各サブセット別でPDCCH領域を置いて各サブセット別で1つのPDSCHスケジューリングを可能にする場合に、各サブセットのPDCCHが存在する構成キャリアを設定する方法を以下でより詳しく説明する。
前記各サブセットのPDCCHが存在する構成キャリアを設定する第1方法は、基地局が端末で構成キャリアを設定し、各サブセットを設定しながら当該PDCCHが存在するCCのインデックス情報を共に上位信号に伝達することである。すると、端末は特定のサブセットPDCCHは、上位と設定されたインデックスに該当するCCで検出を試みるようになる。第2方法では各サブセットに含まれたCCインデックスのうちで最も小さい値又は最も大きい値を持つCCでPDCCHが送信されるように、端末と基地局間に決定しておく方法である。第3方法としては各サブセットに含まれたCCのうちで当該サブフレームでオンしているCCのうちで最も小さい値又は最も大きい値を持つCCでPDCCHが送信されるように、端末と基地局間に決定しておく方法である。前記図37によると、非免許帯域で動作するCCは特定の状況で他の無線機器の送信により特定のサブフレームをオフするように(すなわち、データ送信のために使用しないように)設定することもできるため、第3方法ではオンしている(データ送信のために使用することができる)CCでPDCCHが送信されるように設定することである。最後に第4方法としては基地局が端末に各サブセットに対してPDCCHが存在することができる1つ以上のCCのインデックス情報を設定し、端末は設定された複数のCCのインデックスに該当するCCの中でオンしているCCのうちで最も小さいインデックスや最も大きいインデックスを持つCCからPDCCHの検出を試みることである。
図38は、本発明の実施形態に係る端末の構成キャリアの設定確認と制御チャンネルとPDSCH受信動作の順序を示すフローチャートである。
図38を参照すると、端末は3810段階でCCの設定及び活性化されたCCを確認し、全体の活性化されたCCの個数を確認する。前記実施形態に対する説明で全体を活性化されたCCの個数はNと仮定した。以後、端末は3820段階でN個のうち最大のM個のCCのみPDSCHが同時に送信されることが可能であることを確認し、当該CCのサブセットM個を確認する。ここで、サブセットは前述したように基地局が別に端末と設定して与えることができ、各CCが免許帯域に含まれるか非免許帯域に含まれるかによって決定されることもできる。そして、3830段階で端末はM番のPDCCHの検出を試みようとするが、各試みは、前記各サブセットのPDSCHスケジューリングに対応する。ここで、各サブセットに対するPDCCH検出を試むリソース領域は、どんなCCに含まれるか、どんなサブセットのインデックスを使用して数式5を適用するかにより決定されるが、これらの方法は前記の実施形態での詳細な説明に従う。最後に、端末は3840段階で検出されたPDCCH内でCCインデックスを確認し、当該CCでPDSCHを受信して構成キャリアの設定の確認と制御チャンネルとPDSCH受信動作を終了する。
図39は、本発明の実施形態に係る基地局の動作段階を示すフローチャートである。
図39を参照すると、基地局は、3910段階で端末に少なくとも1つ以上CCを設定する。以後、基地局は3920段階でPDSCHが同時にスケジューリングされることができるCCの個数と当該M個のサブセットを設定する。ここで、各サブセットの設定は前記説明したPDCCH検出領域に関連した情報を共に含むこともできる。そして、基地局は3930段階で特定のサブセットに含まれたCCのいずれか1つのCCに対して当該リソース領域でPDCCHを送信し、当該CCでPDSCHを送信して構成キャリアの設定と制御チャンネルとPDSCH送信動作過程を終了する。
図40は、本発明に係る端末の装置の構造を示す図面である。
図40を参照すると、端末は通信部4000と制御部4003から構成される。通信部は、外部(例えば、基地局)からの制御情報及びデータを送信又は受信する役割を行う。ここで、通信部4000は制御部4003の制御下にアップリンクデータ及びCSIフィードバック情報を基地局に送信することができる。
制御部4003は、端末を構成するすべての構成要素の状態と動作を制御する。具体的には制御部4003は基地局から割り当てられた情報に基づいて構成キャリアの設定状況とPDCCHのリソース領域を確認して制御情報を受信し、当該制御情報を用いてPDSCHを受信する。このため制御部4003は、PDCCH検出部4001及びPDSCH復号部4002を含んで構成されることができる。
PDCCH検出部4001は、基地局から設定された構成キャリアの状況及び関連情報を活用し、PDCCHのリソース領域を確認して当該リソース領域でPDCCH検出を行う。PDCCH検出部4001では、特定のPDCCHが検出されると、どのような構成キャリアでPDSCHが送信されるかを含むPDSCHスケジューリング情報をPDSCH復号部4002に送信する。PDSCH復号部4002は前記スケジューリング情報を用いてPDSCHを復号する。
図40は、端末が通信部4000と制御部4003から構成された例を説明したが、これに限定されず、端末で実行される機能によって様々な構成をさらに備えることができる。例えば、端末は端末の現状態を表示する表示部と、ユーザからの機能実行などの信号が入力される入力部と、端末に生成されたデータを記憶する記憶部と、などを備えることができる。また、前記では制御部4003とPDCCH検出部4001、PDSCH復号部4001が別のブロックから構成されたと図示したが、必ずこれに限定されるものではない。例えば、PDCCH検出部4001、PDSCH復号部4001が実行する機能を制御部4003が実行することもできる。
図41は、本発明の実施形態に係る基地局の内部構造を示すブロック図である。図41を参照すると、基地局は制御部4100と通信部4103から構成される。
制御部4100は、基地局を構成するすべての構成の状態と動作を制御する。具体的には制御部4100は、端末で構成キャリアを設定し、活性化させる情報及びPDSCHスケジューリング情報、関連PDCCH制御情報及び当該情報の送信リソースを決定する。このため、制御部4100はスケジューラー4101及びPDCCH生成部4102をさらに備えることができる。
スケジューラー4101は、特定のサブフレームでどんな端末のデータを送信するか端末に送信するPDSCH送信フォーマット及び送信する設定キャリアを決定し、関連する制御情報を決定する。また、PDCCH生成部はスケジューラーで決定したPDSCHスケジューリング情報を含むPDCCHを生成し、前記実施形態に係るPDCCHのリソースにマッピングする役割をする。
通信部4103は、端末に前記説明した設定情報とPDSCH、PDCCHを送信する機能を実行する。ここで、通信部4103は制御部4100の制御下に端末からのチャンネル情報を受信することができる。
前記では制御部4100とスケジューラー4101、PDCCH生成部4102が別のブロックから構成された図示したが、必ずこれに限定されるものではない。たとえば、スケジューラー4101とPDCCH生成部4102が実行する機能を制御部4100が実行することもできる。
<第4の実施形態>
本発明は、キャリア集積状況で非免許帯域システムのための制御チャンネル送信方法及び装置に関する。
移動通信システムは、初期の音声中心のサービスの提供から脱してデータサービス及びマルチメディアサービス提供のために高速、ハイクオリティーの無線通信パケットデータ通信へ発展しつつある。近年、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(Long Term EvolutionAdvanced)、3GPP2のHRPD(High Rate Packet Data)、及びIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)の802.16など、様々な移動通信標準が高速、ハイクオリティーの無線パケットデータ送信サービスをサポートするために開発された。特に、LTEシステムは高速無線パケットデータ送信を効率的にサポートするために開発されたシステムで、様々な無線アクセス技術を用いて無線システムの容量を最大化する。LTE−A(Long Term Evolution−Advanced)システムは、LTEシステムの進歩された無線システムでLTEと比較して向上されたデータ送信能力を有している。
近年、急速に増加しているデータサービスを効率的に提供するために非免許帯域(unlicensed band)でLTE/LTE−Aシステムを活用する技術が研究されている。一例として、現在の免許帯域(licensedband)で使用されているLTEシステムに基づいて追加的に非免許帯域でLTE/LTE−Aシステムを活用する技術である免許サポート接続(licensed−assistedaccess、以下、LAA)又はLTE−U(LTE−Unlicensed)などが研究されている。前記のように免許帯域と非免許帯域を操作するためにLTE−Aでのキャリアアグリゲーション(carrier aggregation、以下、CAと混用可能である)技術を適用することができる。即ち、免許帯域であるLTEセルをプライマリーセル(primarycell、PCell、主セルなどと混用する場合もある。以下、Pセル)、非免許帯域であるLTEセル(又はLAAセル、LTE−Uセル)をセカンダリセル(secondarycell、SCell、副セルなどと混用する場合もある。以下、Sセル)で操作することができる。このとき、前記システムはキャリアアグリゲーションだけでなく、免許帯域と非免許帯域間に非理想的なバックホール(non−ideal backhaul)で接続される二重接続(dual−connectivity)環境にも適用可能である。
一般的に、非免許帯域では同じ無線リソースを複数の機器が使用する。このとき、同じ非免許帯域を使用する機器は、同じシステムであるか又は互い異なるシステムであることができる。このような様々な機器間に共存のために、一般的に非免許帯域での機器の動作は次のように行われる。データ又は制御信号を含む信号送信を必要とする送信機は、事前に定義された時間、又は任意に選択された時間、もしくは他の機器から設定された時間の間、自分が占有して使用しようとする帯域を含んで少なくとも1つ以上の非免許帯域に対する他の機器のチャンネル占有するか否かを判断する動作を実行することができる。前記のようなチャンネル検出の動作(チャンネルセンシング(sensing)、CCA(clear channel assessment)などと混用可能であり、以下、チャンネル検出)は、当該帯域に対する他の機器から受信される受信信号のサイズや強度を測定したり、機器間の事前に定義されて相互に知っている信号のうちの少なくともいずれか1つを受信し、デスクランブル(descrambling)又はデコード(decoding)して当該帯域に対する他の機器の使用するか否かを判断することができる。例えば、Wi−Fi機器は前記の非免許帯域で他のWi−Fi機器が送信するプリアンブル(preamble)を受信し、これを復号化して他の機器のプリアンブルが送信されていると判断されると、他の機器の当該帯域を占有して使用していると判断することができる。または、他の機器から受信される受信信号の強度、又は予め判断された受信信号に基づいて事前に定義された一定基準を用いて前記非免許帯域を使用できるか否か判断した後、前記非免許帯域を使用することができる。例えば、他の機器から受信される受信信号の強度が一定の基準(例えば、−62dBm)以上の場合、前記機器は当該帯域を使用していないことができる。もし、前記受信信号強度が一定の基準以下の場合、前記機器は当該帯域をアイドル状態と判断し、当該帯域を占有して信号を送信することができる。このとき、前記のようにチャンネル占有するか否かを判断するチャンネル検出の動作のための最小の時間及び前記帯域占有が可能であるか否かを判断する基準値は、非免許帯域により、又は別の地域によって異なる設定されることができる。また、前記のチャンネル検出の動作のための最小実行時間は任意に設定されるか、設定されたチャンネル占有時間によって比例して設定することができる。また、前記のチャンネル占有時間に応じて設定された基準を使用して任意に設定することもできる。
前記のようなチャンネルの検出動作に加えて非免許帯域を使用する機器は、非免許帯域を占有することができるチャンネル占有時間(channel occupancy time)が設定されて動作することができる。このとき、最大占有可能な時間(以下、最大占有時間(max.channel occupancy time)は、事前に定義されたり、他の機器(例えば、端末の場合、基地局)から設定されることができる。また、前記の最大占有時間は互い異なる非免許帯域又は異なる地域により異なるように設定されることができる。例えば、日本の場合、5GHz帯の非免許帯域で最大占有時間は4msと規制されている。したがって、非免許帯域を使用する機器は当該帯域の規制により自分の最大占有時間を設定して信号を送信することができる。このとき、最大占有時間をすべて使用した機器は、前記のようなチャンネルを検出動作をさらに実行し、他の機器の前記帯域を使用するか否かを判断してさらにチャンネルを占有したり、他の機器の使用が検出されない他のチャンネルを使用して信号を送信することができる。また、前記のチャンネル占有時間の以外にアイドル時間を設定することができる。すなわち、前記のようにチャンネル占有時間信号を送信した機器は設定されたアイドル時間の間の信号送信及びチャンネルの検出をしないか、信号送信せずにチャンネルを検出動作を行うことができる。このとき、前記アイドル時間はチャンネル占有時間に応じて異なるように設定されることができる。また、前記のアイドル時間内にチャンネル検出動作を実行することもできる。
本発明では、前記のような非免許帯域における動作特性を反映してLTEシステムが非免許帯域で正しく動作することができるようにする方法について述べる。
本発明では、説明の便宜上、CA環境だけを仮定して説明するが、これに限定されず、二重接続又は非免許帯域に限って動作する環境(stand−alone)にも適用可能である。
また、本発明では、説明の便宜のために一般的にLTEシステムで基地局が端末に信号を送信するダウンリンクに基づいて説明するが、本発明はダウンリンクだけでなく、端末が基地局に信号を送信するアップリンクにも区別せず適用可能である。
本発明は、非免許帯域の占有状態によって第1信号又は第2信号を送信するための方法及び装置を提供する。
さらに、本発明は非免許帯域に対する占有の開始を受信機が判断するための方法及び装置を提供する。
本発明によれば、非免許帯域を使用する機器の動作がチャンネル占有動作及びチャンネル占有の開始時点により異なるように互い異なる信号を送/受信することができるようになり、非免許帯域をより効率的に使用することができる。
以下、本発明の実施形態を添付した図面と共に詳しく説明する。本発明を説明するにあたり関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にすることができると判断された場合、その詳細な説明は省略する。
そして後述される用語は、本発明での機能を考慮して定義された用語としてこれはユーザ、運用者の意図又は慣例などによって変わることができる。従って、その定義は本明細書全般にわたった内容に基づいて下ろされなければならない。
以下、本明細書では、LTE(Long Term Evolution)システムとLTE−A(LTE−Advanced)システムを例えて記述するが、本発明は基地局のスケジューリングが適用される他の通信システムに何の加減無しに適用可能である。
直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplex、以下、OFDM)送信方式は、マルチキャリア(multi−carrier)を使用してデータを送信する方式として、直列で入力されるシンボル(symbol)の列を並列化し、これらのそれぞれを相互直交関係をもって多数のマルチキャリア、すなわち、多数のサブキャリア(subcarrier)チャンネルで変調して送信するマルチキャリア変調(multicarrier modulation)方式の一種である。
OFDM方式において変調信号は、時間と周波数から構成された2次元リソース(resource)に位置する。時間軸上のリソースは互い異なるOFDMシンボルで区別され、これらは互いに直交する。周波数軸上のリソースは互い異なるサブキャリアで区別され、さらにこれらも互いに直交する。すなわち、OFDM方式では時間軸上で特定のOFDMシンボルを指定し、周波数軸上で特定のサブキャリアを指定すると、1つの最小単位のリソースを指すことができるが、これをリソース要素(resource element、以下、RE)と呼ばれる。互い異なるREは、周波数選択チャンネル(frequency selective channel)を経ても互いに直交する特性を持っているので、互い異なるREで送信された信号は相互干渉を起こさずに受信されることができる。
物理チャンネルは、1つ以上の符号化されたビット列を変調した変調シンボルを送信する物理階層のチャンネルである。直交周波数分割多重接続(orthogonal frequency division multiple access、以下、OFDMA)システムでは、送信する情報列の用途や受信機に基づいて複数の物理チャンネルを構成して送信する。1つの物理チャンネルをあるREに配置して送信するかを、送信機と受信機が予め約束しなければならないが、その規則をマッピング(mapping)という。
OFDM通信システムにおいてダウンリンク帯域(bandwidth)は、多数個のリソースブロック(resource block、以下、RB)からなり、各物理リソースブロック(physical resource block、以下、PRB)は、周波数軸に沿って配列された12個のサブキャリアと時間軸に沿って配列された14個又は12個のOFDMシンボルから構成することができる。ここで、前記PRBはリソースの割り当ての基本単位となる。
基準信号(reference signal、以下、RS)は、基地局から受信される信号で端末がチャンネル推定をできるようにする信号として、LTE通信システムでは共通の基準信号(common reference signal、これはcell−specific reference signalと混用する場合もあり、以下、CRS)と専用基準信号の1つである復調基準信号(demodulation reference signal、以下、DMRS)を含む。
CRSは、全体のダウンリンク帯域にわたって送信される基準信号で、すべての端末が受信可能であり、チャンネル推定、端末のフィードバック情報を構成、又は制御チャンネル及びデータチャンネルの復調に使用される。DMRSは特定の端末のデータチャンネル復調及びチャンネル推定に使用され、CRSとは異なり、フィードバック情報の構成には使用されない。したがって、DMRSは端末がスケジューリングするPRBのリソースを介して送信される。
時間軸上でサブフレーム(subframe)は、0.5msecの長さの2個のスロット(slot)、すなわち、第1スロット及び第2スロットから構成される。制御チャンネル領域である物理ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel、PDCCH)領域とデータチャンネル領域である物理ダウンリンク共用チャンネル(physical downlink shared channel、以下、PDSCH)の領域は、時間軸上で分割されて送信される。これは、制御チャンネル信号を迅速に受信して復調するためのもである。向上されたPDCCH(enhanced PDCCH、以下、EPDCCH)はデータチャンネル領域に位置する。だけでなく、PDCCH領域は全体のダウンリンク帯域にわたって位置する1つの制御チャンネルが小さい単位の制御チャンネルに分割され、前記全体ダウンリンクの帯域に分散されて位置する形態を有する。
アップリンクは、物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、以下、PUCCH)と物理アップリンク共用チャンネル(physical uplink shared channel、PUSCH)に大別さられ、PDSCHに対する応答とその他のフィードバック情報がデータチャンネルがない場合には制御チャンネルを介し、データチャンネルがある場合にはデータチャンネルに送信される。
以下、制御チャンネルを送信する記載は制御チャンネルを介してデータの肯定受信応答と否定受信応答(acknowledgement/negative acknowledgement、ACK/NACKとA/Nと混用可能である)、及びその他のフィードバック情報を送信するという意味で理解されることができ、データチャンネルを送信する記載はデータチャンネルを介して該当するデータを送信するという意味で理解することができる。
図42A及び図42Bは、本発明が適用される通信システムを示す図面である。
図42A及び図42Bを参照して説明すると、図42Aは、ネットワークで1つの小型基地局4201内にLTEセル4202とLAAセル403が共存する場合を図示したことであり、端末4204は、LTEセル4202とLAAセル4203を介して基地局とデータを送受信する。この場合、LTEセル4202やLAAセル4203のデュプレックス(duplex)方式の制限はない。但し、アップリンク送信はLTEセルがPセルの場合、LTEセル4202を介してのみ送信する。図42Bは、ネットワーク上で広いカバレッジのためのLTEマクロ(macro)基地局4211と、データ送信量の増加のためのLAAの小型基地局4212を設置したことを示すことであり、この場合、LTEのマクロ基地局4211やLAA小型基地局のデュプレックス方式に対する制限はない。但し、アップリンク送信はLTE基地局がPセルの場合、LTE基地局4211を介してのみ送信する。このとき、LTE基地局4211とLAA基地局4212は理想的なバックホールだけを持つことで仮定する。したがって、早い基地局間のX2インターフェイス4213を介した通信が可能で、アップリンク送信がLTE基地局4211のみ送信されても、X2インターフェイス4213を通じた通信を介してLAA基地局4212が関連制御情報をLTE基地局4211からリアルタイム受信することが可能である。
本発明で提案する方案は、図42Aのシステムと42Bのシステムのいずれも適用が可能である。
前記のような非免許帯域におけるチャンネルを検出及び占有の動作を以下の図面を参照して説明すると、次の通りである。
図43は、基地局が端末にデータ又は制御信号を送信する過程を示す図面である。図43は、基地局が端末にデータ又は制御信号を送信する過程を例示として挙げるが、基地局が端末に信号を送信する場合に限定されず、端末が基地局に信号を送信する場合にも適用可能である。即ち、非免許帯域を使用する機器間の信号送信のいずれも適用することができる。
図43の4360は、1msの長さを有するLTEサブフレーム(subframe)を意味し、前記サブフレーム4360は複数のOFDMシンボル4300から構成することができる。このとき、非免許帯域を用いた通信が可能な基地局と端末は、4370のように設定されたチャンネル占有時間の間に、当該チャンネルを占有して通信を行うことができる。前記設定されたチャンネル占有時間4370がサブフレーム#nで終了された基地局が、もし追加的に送信する必要が信号がある場合は、前記基地局はチャンネル検出を介してチャンネルをさらに占有することができる。すなわち、前記基地局は設定されたチャンネル検出区間4325でチャンネル検出の動作4320を実行する。このとき、前記チャンネル検出区間は基地局と端末間の事前に設定されたり、基地局が設定して端末に上位信号(higherlayer signaling、上位階層の信号、ラジオリソース制御(radio resource control(RRC)シグナリングなどと混用する場合もある)を介して伝達することができる。このとき、前記チャンネル検出区間4325は、帯域や地域別の定義された規制に定義された最小検出時間に定義された時間と同じであるか、大きくなるように設定することができる。また、前記のチャンネル検出区間4325は最大占有時間4375に比例して設定することができる。また、前記のチャンネル検出区間4325は、最大占有時間4375によって決定された情報を用いて任意に決定されることができる。例えば、最小検出時間と最大占有時間によって設定されたチャンネルの検出区間の間の値で任意に設定されることができる。チャンネル検出区間4325で非免許帯域を使用する他の機器が検出されない場合、即ち、前記チャンネルがアイドル状態(idle channel、4330)であると判断された場合、前記基地局は前記チャンネルを占有して使用することができる。このとき、前記チャンネル検出区間4325での他の機器を占有するか否かの判断は、事前に定義されるか、又は設定された基準値を用いて判断することができる。このとき、もしチャンネル検出区間4325で他の機器が前記チャンネルを占有したと判断した場合、前記基地局は連続的にチャンネル検出の動作を実行したり、事前に定義された時間以後にさらにチャンネル検出動作を行うことができる。
したがって、もし基地局がチャンネル占有のために継続的にチャンネル検出動作を行う場合、図43のように、サブフレーム内の特定のOFDMシンボル区間でチャンネル検出を終了し、チャンネルを占有することができる。一般的に、LTEの動作はサブフレーム単位で動作するので、サブフレーム内の一部OFDMシンボル区間でデータ又は制御信号を送信することが難しい。しかし、もし前記のようにチャンネル検出区間4325でチャンネル検出を終了し、前記のチャンネルを占有することができる基地局がサブフレーム#n+2(4355)からチャンネルを使用する場合は、サブフレーム#n+1区間の第6OFDMシンボルから第14のOFDMシンボル4345から他の機器が前記チャンネルを占有することができる。したがって、前記のようにチャンネル検出区間4325が終了した時点から次のサブフレーム(サブフレーム#n+2の第1OFDMシンボル送信直前まで、即ち、区間4345において前記基地局は、前記チャンネル占有をのための信号(以下、占有信号、予約信号と混用する場合もある、4340)を送信することができる。即ち、基地局は第1信号を送信する前に、当該免許帯域に対するチャンネル占有のために第2信号を送信することができる。このとき、送信される第2信号はチャンネル検出区間の終了時点によって送信されないことがある。このとき、前記第2信号が送信される時間は、チャンネル占有時間に含まれることができる。したがって、前記図43に示されたように、少なくとも1つのサブフレーム4345でチャンネル検出の動作を実行しなければならないので、チャンネル占有時間のうちの少なくとも1つのサブフレームをデータ送信に使用することができなくなる。したがって、本発明ではチャンネル検出動作終了時点によって前記サブフレームを活用することができる方法について述べる。
第4−1実施形態
非免許帯域にぴ送信機器のチャンネル検出動作時間は、前記帯域を使用する隣接機器のチャンネル占有状況に応じて変化することができる。即ち、基地局は必要なチャンネルを検出動作時間を設定し、設定された時間中の前記帯域を他の機器が占有していない時間を差し引く。すなわち、前記設定された時間が0となる場合、基地局は前記帯域を占有して使用することができる。もし、基地局が前記設定時間が終了する前に、前記帯域を他の機器が占有していると判断した場合、前記の設定時間を差し引かず、チャンネル検出を継続することができる。以後、前記帯域を他の機器が占有していないと判断した場合、基地局は前記の時間をさらに差し引いてチャンネル検出の動作を実行する。したがって、前記の帯域を占有する他の機器の動作によって前記チャンネル検出の動作に必要な時間は変化することができる。このとき、前記のようにチャンネル検出時間を設定し、これを差し引く方式は1つの例として限定されず、基地局及び端末は様々な方法でチャンネル検出動作を行うことができる。したがって、図43で説明したように前記基地局のチャンネル検出動作終了時点は変わることができる。即ち、1つのサブフレーム内でのチャンネルの検出動作終了時点は最初のOFDMシンボルから最後のOFDMシンボルまで変わることができる。もし、最初のOFDMシンボルでのチャンネル検出動作が終了される場合、基地局は図43の4340のように前記サブフレームの残りのOFDMシンボル(第2OFDMシンボルから第14のOFDMシンボル)で占有信号を送信し、次のサブフレームから基地局と端末間の一般的なデータ送/受信動作を実行することができる。しかし、前記のようにチャンネル検出の動作及びチャンネル占有を開始するサブフレームでは、データ送信が不可能となる。即ち、もし、日本のように非免許帯域の最大占有時間が4msと設定された場合、このチャンネルの検出動作を実行する1つのサブフレームではデータ信号を送信することができないので、リソースを効率的に活用することができない。
したがって、本発明ではチャンネル検出動作が終了した時点に応じてチャンネルの検出動作を実行するサブフレームで基地局が端末に制御情報及びデータのうちの少なくとも1つを含む信号を送信することができる方法を記述する。以下、実施形態で詳述する信号は制御情報、データ、占有信号などを少なくとも1つ含む信号を意味する。
また、説明の便宜のために、Pセル又はプライマリセカンダリセル(primary secondary cell、PSCellなど混用可能であり、以下、PSセル)は、免許帯域のキャリア(carrier、キャリアなど混用可能である)、又は基地局を意味し、Sセルは非免許帯域のキャリア又は基地局を意味する。また、前記のようにチャンネル検出動作を実行しているサブフレームを検出サブフレーム又はセンシングサブフレーム、センシング区間などで表現することができる。また、基地局、Pセル、PSセル、端末などを通常の機器と表現することができる。
前記図43の4320のようにチャンネル検出の動作を介して対応するチャンネルがアイドル状態であることを確認した基地局は、直ちに前記のチャンネルを占有することができる。もし、基地局がサブフレーム内で事前に設定した基準時間前に、前記のようにチャンネル占有を開始することができる場合、前記基地局は予め設定された制御チャンネルを使用して端末に該当サブフレームの制御情報及び当該データの送信動作を実行することができる。もし、基地局が前記のように設定した時間以後にチャンネル占有を開始した場合、前記基地局は制御情報とデータの送信動作無しに次のサブフレームが開始されるまで占有信号を送信することができる。
図44は、本発明に係る第4−1の実施形態を示す図面である。図44を用いて説明すると、次の通りである。サブフレーム#n4400でチャンネル占有を終了したSセルで、追加的に信号送信が必要な場合、Sセルはチャンネル検出動作4410を設定された時間の間に行う。もし、予め設定されチャンネル検出時間の間、該当チャンネルがアイドル状態であると判断される場合、前記Sセルは直ちにチャンネルを占有して使用することができる。このとき、もしSセルが事前に設定された基準4415の時点でチャンネルを占有して使用することができる場合、前記基地局は第2の制御チャンネル領域4420で例えばEPDCCHを送信し、これを用いて端末に送信するデータ又は制御情報などを含む第1信号の領域4430で例えば向上されたPDSCH(enhancedPDSCH、EPDSCH)又は従来のPDSCHを送信することができる。このとき、前記端末は基地局から設定された第2制御チャンネルに関する情報に基づいて基地局から受信可能な第2制御チャンネル領域4420をモニターリングして前記領域での制御情報を受信することができる。例えば、基地局は第2制御チャンネルを介して当該領域に対する端末スケジューリング情報を伝達し、端末は上位シグナリングと設定された第2制御チャンネルの受信可能領域をブラインドデコーディング/検出(blind decoding/detection)して自分のスケジューリング情報を確認する。もし、端末が第2制御チャンネルの受信を介して自分のスケジューリング情報を獲得した場合、前記基地局が設定したスケジューリング情報に基づいて前記端末は前記第1信号の送信領域4430で第1信号検出動作を行う。もし、端末が第2制御チャンネルの受信を介して自分のスケジューリング情報を獲得しない場合、前記端末は前記送信領域4430の第1信号検出動作を実行しないことができる。
もし、予め設定されチャンネル検出時間の間、当該チャンネルがアイドル状態であると判断されたがSセルが事前に設定された基準時点4415からチャンネルを占有して使用することができない場合、基地局は次のサブフレームの開始時点までのチャンネル占有のための第1信号と他の第2信号を送信することができる。このとき、第2信号はCRS、位置基準信号(positioning RS、PRS)、同期信号(主同期信号(primary synchronization signal、PSS)と副同期信号(secondary synchronization signal、SSS))などがなることができ、又は新たに定義された信号であることができる。もし、同期信号が第2信号として使用される場合、当該同期信号がSセルの非免許帯域の全体帯域幅の80%以上を占有することができるように同期信号を周波数軸に拡張して使用することができる。即ち、現在の6RBの帯域幅で送信されるように定義された同期信号を、当該非免許帯域の帯域幅の80%を占有することができるように、同じ同期信号が周波数軸に6RB単位で繰り返して設定したり、互い異なるルートシーケンス(root sequence)を有する同期信号が少なくとも1つ以上の6RB単位で送信されるように追加で設定することができる。
このとき、もし予め設定されチャンネル検出時間の間、当該チャンネルがアイドル状態であると判断されたがSセルが事前に設定された基準時点4415以前からのチャンネルを占有することができる場合、前記第2信号を前記設定基準時点4415まで送信してチャンネルを占有することができる。
もし、第1信号送信領域4430を含むサブフレーム#n+24450が設定されたチャンネルの占有時間(これは、最大占有時間と理解することができる)に含まれる場合、基地局はサブフレーム#n+2(4450)を別のチャンネル検出動作無しに、直ちに占有して使用することができる。即ち、チャンネル検出動作が必要なサブフレームを除いたチャンネル占有時間(これは、最大占有時間で理解することができる)以内のサブフレーム領域では、端末は第1制御チャンネル領域4440又は第2制御チャンネル領域4460で制御情報を受信することができる。即ち、チャンネル検出の動作を実行するサブフレーム領域で端末は、第2制御チャンネル4420の領域をモニターリングして制御情報を受信し、チャンネル占有時間以内でチャンネルを検出動作を実行しないサブフレームの領域では、基地局が設定した第1制御チャンネル領域4440又は第2制御チャンネル領域4460をモニターリングし、前記端末に対する制御情報を受信することができる。
前記のような動作をするために、前記基地局は端末に毎サブフレームごとにそのサブフレームがチャンネル検出動作を実行するサブフレームであるか、チャンネル占有後のチャンネル検出動作を実行しないサブフレームであるかなどに対するSセルサブフレーム状態情報を伝達することができる。このとき、基地局は免許帯域であるPセルを用いて前記Sセルサブフレーム状態情報を端末に送信したり、他のSセルを用いて前記状態情報を端末に送信することができる。以下、説明の便宜のためにPセルで前記Sセルサブフレームに対する状態情報を伝達することで説明するが、本発明はこれに限定されない。前記の情報は1ビットの情報を用いてチャンネルの検出動作を実行するサブフレームとチャンネル検出動作を実行しないサブフレームに区分して端末に伝達することができ、1つのサブフレーム当り2ビット以上の情報を用いてチャンネル検出動作を実行するサブフレーム及びチャンネル検出動作を実行しないサブフレームを含む追加的のSセルの状態情報、例えばアイドルサブフレームであるか否かなどを追加的に通知することができる。また、端末が設定された最大占有時間を知っている場合、前記のようなSセルサブフレーム状態情報は、チャンネル検出動作を実行しないサブフレームのうちの第1サブフレームに限って端末に送信することができる。このとき、前記の情報を獲得した端末はSセルサブフレーム状態情報を毎サブフレームごとに受信しなくても、設定されたチャンネル占有時間(又は最大占有時間)を用いてSセルサブフレーム状態情報を類推することができる。また、端末はSセルサブフレーム状態情報がなくてもSセルサブフレームに対する状態情報を獲得することができる。
もし、PセルでSセルサブフレーム状態情報を伝達しない場合は、前記端末はSセルから可能な制御情報の領域をモニターリングしてSセルサブフレームに対する状態情報を確認することができる。また、前記端末はSセルの基準信号のブラインド検出(blind detection)を介して前記Sセルサブフレーム状態情報を確認することができる。例えば、SセルサブフレームでCRSに対するブラインド検出動作を実行し、CRS存在するか否かを判断することによって前記サブフレームの基地局のチャンネル占有するか否かを確認することができる。このとき、CRSだけでなくDMRS、チャンネル状態情報基準信号(channel state information−RS、以下、CSI−RS)、PRSなどの他の基準信号を用いて前記のように当該サブフレームに対するチャンネル占有するか否かを確認することができる。即ち、端末は当該基準信号領域のに対する受信信号のサイズを測定する方法で、基準信号の存在するか否かを判断することができる。また、端末は受信した信号をデスクランブル/検出後の基準信号の存在するか否かを確認することができる。さらに、端末はサービスの提供を受けるSセルでの物理制御フォーマットインジケーターチャンネル(physical control format indicator channel、PCFICH)情報を含むか否かを判断し、サブフレームに対するチャンネル占有するか否かを確認することができる。即ち、端末は前記SセルからPCFICH情報を獲得する場合、当該サブフレームが占有されたと判断することができる。前記のような方法を含む様々な方法を介して基地局のチャンネル占有するか否かを判断することができる。
即ち、端末は前記のように基準信号の存在するか否かを判断し、基準信号が存在しないと判断される場合、前記Sセルはそのサブフレームを占有しないと判断するなどの方法で基地局のチャンネル占有するか否かを判断することができる。もし、端末が前記過程を介して基準信号の存在するか否かを判断し、基準信号が存在すると判断した場合、端末は前記Sセルは、当該サブフレームを占有したと判断することができる。
図45は、サブフレーム状態情報による端末の動作を示す図面である。図45によると、段階4501で端末は免許帯域及び非免許帯域の設定情報を受信する。段階4502で端末は免許帯域又は他の非免許帯域から特定の非免許帯域に対する状態情報を受信したり、前記の状態の情報なしに基準信号の存在するか否かなどを端末が判断してサブフレーム状態情報を獲得する。段階4503で、段階4502を介して獲得された非免許帯域のサブフレームの状態がチャンネル検出動作を実行しているサブフレームである場合は、段階4504で非免許帯域で設定された第2制御チャンネルの受信領域に対するモニターリングを行う。段階4504で獲得された制御チャンネル情報に基づいて端末は、段階4505でデータを受信することができる。もし、段階4503で、段階4502を介して獲得された非免許帯域のサブフレームの状態がチャンネル検出を実行しないサブフレーム、例えばチャンネル占有区間である場合、非免許帯域で設定された第1制御チャンネルの受信領域又は第2制御チャンネル受信領域で端末はモニターリング動作を実行し、受信された制御チャンネル情報に基づいて段階4507でデータを受信することができる。もし、段階4503で段階4502を介して獲得された非免許帯域のサブフレームの状態がアイドル状態の場合は段階4506及び4507は省略されることができる。
前記図44に示されたように、制御情報とデータの送信動作を実行できるか否かを判断する基準時点4415は、以下のように設定することができる。
基地局は、端末に設定された第2の制御情報の送信を開始シンボルを用いて前記のように制御情報及びデータの送信動作を実行できるか否かを判断することができる。即ち、上位シグナリングを介して基地局−端末間の設定された第2制御チャンネルの送信開始OFDMシンボルを基準に、少なくとも前記開始のOFDMシンボル又は前記開始OFDMシンボルの以前に、前記のチャンネル占有を開始した場合、前記Sセルは当該サブフレームで第2の制御チャンネルとデータ送信動作を実行することができる。ここで、第2の制御チャンネルはEPDCCHを含むか、又は新しく定義された制御チャンネル及び従来の基準信号及び新たに定義された基準信号を含む概念として理解することができる。
このとき、基地局と端末はPセルの第1の制御チャンネル送信領域を基準に前記のように制御情報及びデータの送信動作を実行できるか否かを判断することができる。即ち、上位シグナリングを介して設定された第1制御チャンネル送信領域又はPセルのPCFICHを介して設定された第1制御チャンネル送信領域を基準に、少なくとも前記のように設定された第1制御チャンネル送信領域の次のOFDMシンボルでチャンネルを占有することができる場合、前記Sセルサブフレームで第2の制御チャンネル及びデータ送信動作を実行することができる。ここで、第1の制御チャンネルはPDCCHを含むか、又は新たに定義された制御チャンネルであることができる。
図46は、第2制御チャンネルの送信開始シンボルを用いて基準時点を設定する基地局の動作を示す図面である。図46によると、段階4601でPセル又はSセルの非免許帯域の第2の制御チャンネルの送信を開始OFDMシンボルを設定する。段階4602でSセルはチャンネル占有のために、当該チャンネルに対するチャンネル検出の動作を実行する。もし、段階4602で当該チャンネルがアイドル状態であることを判断したSセルは、直ちに当該チャンネルを占有することができる。このとき、チャンネル占有を開始する時間によって段階4601で設定した制御チャンネル送信開始シンボルで制御チャンネルが送信可能であるか否か判断する。もし、段階4601で設定した制御チャンネル送信開始シンボルからチャンネル占有が可能であると判断される場合、前記Sセルは段階4604で端末に第2制御チャンネル及びデータを送信することができる。もし、前記段階4603で段階4601で設定した制御チャンネル送信開始のOFDMシンボルでチャンネル占有が不可能であると判断された場合、前記のSCellは次のサブフレームまでのチャンネル占有のための第2信号を送信することができる。
第4−2実施形態
チャンネル検出の動作を介して当該チャンネルがアイドル状態であることを確認した基地局は直ちに前記チャンネルを占有することができる。このとき、基地局は予め設定されチャンネル検出時間の間、当該チャンネルがアイドル状態であると判断された場合、直ちにチャンネルを占有して使用するため、チャンネル占有はサブフレーム内にあるOFDMシンボルでも開始されることができる。したがって、チャンネルの占有が始まるOFDMシンボルの位置に基づいて端末に前記チャンネル占有に対する情報を通知することができない。即ち、チャンネル検出動作を実行しているサブフレームではチャンネル占有が開始されるOFDMシンボルの位置がPセル又はSセルのPDCCH又はEPDCCH送信開始時点以後の場合、チャンネルを占有するか否かについて基地局は端末に別のシグナリングを介して前記チャンネル占有についての情報を通知することができない。このとき、チャンネル検出の動作を実行しているサブフレームでチャンネルを占有した場合、前記サブフレーム以後に該当するサブフレームは免許帯域であるPセルで該当Sセルのチャンネルを占有するか否かを通知することができる。しかし、もし、PセルでSセルのチャンネルを占有するか否かを、別度のシグナリングで通知することができない場合、前記端末は前記第4−1の実施形態のようにSセルから可能な制御チャンネルの領域をモニターリングしてSセルサブフレームに対する状態情報を確認することができる。また、前記端末はSセルの基準信号に対するブラインド検出を介して前記Sセルのサブフレームに対る状態情報を確認することができる。例えば、SセルサブフレームでCRSに対するブラインド検出動作を実行してCRS存在するか否かを判断することによって前記サブフレームに対するチャンネルを占有するか否かを確認することができる。このとき、CRSだけでなくDMRS、CSI−RS、PRSなどの他の基準信号を用いて前記のように当該サブフレームに対するチャンネルを占有するか否かを確認することができる。即ち、端末は当該基準信号領域に対する受信信号のサイズを測定し、基準信号が存在するか否かを判断することができる。また、端末は受信した信号をデスクランブル/検出後の基準信号が存在するか否かを確認することができる。さらに、端末はSセルのPCFICH情報を含むか否かを判断し、サブフレームのチャンネル占有するか否かを確認することができる。すなわち、端末は、もしPCFICH情報を獲得する場合、当該サブフレームが占有されたと判断することができる。前記のような方法を含んで様々な方法を介して基地局のチャンネルを占有するか否かを判断することができる。
図47は、基準信号などのように予め使用されている信号を用いて基地局のチャンネルを占有するか否かを確認する一例を示す図面である。図47に基づいて基地局のチャンネル占有するか否かを確認する場合をより詳細に説明すると、次の通りである。もし、チャンネル検出の動作を介して基地局が第3OFDMシンボルでチャンネル検出動作を終了し、第4シンボル4701からチャンネルを占有して使用することができると仮定する。このとき、端末は予め使用中の基準信号(例えば、CRS4703と4704)を利用すれば)を用いてチャンネルを占有するか否かを判断することができる。即ち、基準信号4703と4704を用いて基準信号の存在するか否かを判断した端末は、もし基準信号が存在する場合、基地局が占有可能な領域中で最も最初に検出可能な基準信号が存在するOFDMシンボル(すなわち、第5シンボル)から基地局がチャンネルを占有したと判断することができる。即ち、もし、Sセルで基準信号が存在しないシンボル第4OFDMシンボル)で基地局がチャンネルを占有し始めた場合、端末はこれを正しく判断することができない。また、基準信号4703はチャンネル検出の動作を実行する区間に位置しているので基地局から送信されない。したがって、本発明ではチャンネル占有の開始時点を端末が正確に判断できるようにするための方法を記述する。
これを解決するために、基地局は事前に端末と予め定義された第3信号をチャンネル占有開始時点に送信することができる。第3信号は、同期信号のようなプリアンブル構造の信号を含む、CRSなどの基準信号形態を含むか、又は新たに定義された信号であることができる。CRSのような基準信号を一例として説明すると、以下の通りである。このとき、CRSは1つの例示であるだけで、CRSを含む他の第3信号も適用可能である。
先ず、図47を用いて説明したように、もし基地局がCRSが存在しないOFDMシンボルからのチャンネルを占有して使用することができる場合、チャンネル占有を開始するシンボルに4705のようにCRSを追加して送信することができる。このとき、追加されるCRS4705)でチャンネル占有開始シンボル前のCRSのうちの最も近いCRS4703を使用することができる。即ち、追加されるCRS信号4705ではチャンネル占有時点前送信されないCRS信号4703に当該信号をそのまま適用することができる。又は、チャンネル占有の開始のシンボルに対応するシンボルのインデックスを使用し、CRSを新たに生成することができる。即ち、CRS生成初期値で当該チャンネルの占有を開始シンボルインデックスを用いて信号を生成することができる。
図48は、基準信号などのように予め使用されている信号を用いて基地局のチャンネルを占有するか否かを確認する他の一例を示す図面である。もし、チャンネル占有の開始シンボルが予め使用されるCRSシンボルの位置と同一である場合、例えば、図48での第5OFMDシンボル4801と同じである場合、新しいCRS4805の追加せずに既存に使用するCRS4804のみを送信したり、新しいCRS4805をチャンネル占有開始シンボルである第5OFDMシンボルに追加的に送信することができる。
より効率的な端末の動作のために、前記基地局は端末に毎サブフレームごとに当該サブフレームがチャンネル検出動作を実行するサブフレームであるか、チャンネル占有後のチャンネル検出の動作を実行しないサブフレームであるかなどに対するSセルサブフレーム状態情報を提供することができる。このとき、前記基地局は免許帯域であるPセルを用いて前記Sセルサブフレームに対する状態情報を端末に送信することができる。前記の情報は1ビットの情報を用いてチャンネルの検出動作を実行するサブフレームとチャンネル検出動作を実行しないサブフレームに区分して端末に伝達することができ、各サブフレーム当り2ビット以上の情報を用いてチャンネル検出動作を実行するサブフレーム及びチャンネル検出動作を実行しないサブフレームを含む追加的なSセルの状態情報、例えば、アイドルサブフレームなどを追加的に端末に通知することができる。また、端末が設定された最大占有時間を知っている場合、前記のようなSセルサブフレーム状態情報はチャンネル検出動作を実行しないサブフレームのうちの第1サブフレームに限って端末に送信することができる。このとき、前記の情報を獲得した端末はSセルサブフレームに対する状態情報の受信がなくても設定されたチャンネル占有時間を用いてSセルサブフレーム状態情報を類推することができる。
もし、PセルでSセルサブフレーム状態情報を伝達しない場合は、前記端末はSセルサブで前記第3の信号と設定された信号を検出してSセルサブフレーム状態情報とチャンネル占有開始時点を判断することができる。例えば、CRSを第3信号と設定した場合、端末は、基地局のチャンネルを占有するか否かを判断するためにSセルサブフレームでCRSに対するブラインド検出動作を行うことができる。即ち、端末は第3信号で追加されたCRSを含めて既存のCRSを検出してCRS存在するか否かを判断することができる。即ち、端末は基準信号及び第3信号領域の受信信号のサイズを測定し、基準信号の存在するか否かを判断し、基準信号及び第3信号が存在するか否かを判断することができる。また、端末は受信した信号をデスクランブル/検出後の基準信号及び第3信号の存在するか否かを確認することができる。もし、前記過程を介して基準信号及び第3信号が存在すると判断された場合、端末は、基地局が当該チャンネルを占有したと判断することができる。また、当該サブフレームで基準信号又は第3信号が存在すると判断されたシンボルの位置を介して端末は基地局のチャンネル占有開始シンボル位置を判断することができる。即ち、端末は基準信号又は第3信号の存在が確認されたOFDMシンボル中で最も早いOFDMシンボルの位置をチャンネル占有開始シンボル位置と判断することができる。
このとき、端末はCRSだけでなくDMRS、CSI−RS、PRSなどの他の基準信号と第3信号を用いて前記のように当該サブフレームに対するチャンネルを占有するか否か、及びチャンネル占有開始シンボルを確認することができる。
また、端末はSセルのPCFICH情報を含むか否かを判断し、サブフレームに対するチャンネル占有するか否かを確認することができる。すなわち、端末はもし、PCFICH情報を獲得する場合、当該サブフレームが最初のシンボルから占有されたと判断することができる。前記のような方法を含んで様々な方法を介して端末は基準信号が存在するか否か、チャンネルを占有するか否か、及びチャンネル占有開始シンボルを判断することができる。
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱せず範囲内で様々な変形が可能であることはもちろんである。したがって、本発明の範囲は、説明された実施形態に限定されず、後述する特許請求の範囲だけでなくこの特許請求の範囲と均等なものによって定められるべきである。
図49は、本発明の実施形態による非免許帯域を使用する基地局で制御チャンネルとサブフレーム状態情報の送信、チャンネル占有開始シンボルなどを端末に伝達し、端末が前記基地局の前記帯域チャンネルを占有するか否かを確認できるようにするための基地局の装置図である。
基地局の受信機4920は、基地局、端末などからの信号を受信したり、基地局、端末などからのチャンネルを測定する機能だけでなく、基地局制御装置4900を介して設定されたチャンネルの検出動作のパラメータを用いて非免許帯域のチャンネルを検出する動作を含むことができる。受信機4920で検出された非免許帯域の情報を用いて基地局制御機4900は、前記非免許帯域がアイドル状態であるか否かを判断することができる。もし、判断された非免許帯域がアイドル状態の場合、基地局の制御4900は基地局の送信機4910のチャンネル占有のための信号又は特定の端末のための制御チャンネル及びデータチャンネルの情報を送信することができる。もし、判断された非免許帯域がアイドル状態でない場合、基地局の制御4900は基地局の受信機4920でチャンネル検出の動作を実行するように設定することができる。
基地局の制御4900は、特定の端末に対するPDCCH/EPDCCHなどの制御チャンネル送信パラメータ設定、様々な種類の基準信号送信パラメータ設定、PDSCH/EPDSCHスケジューリングなどを含む基地局と端末間の設定又は送信が必要なパラメータなどの一部又は全部を決定することができる。前記制御機4900が設定された基地局端末間のパラメータは送信機4910を用いて端末に通知することができる。
図50は、本発明で提供する基地局のチャンネル占有状態の判断を行う端末の装置図である。
図50で端末の制御機5000は、受信機5020を用いて基地局から免許証帯域と非免許帯域での信号送信のための基地局−端末間の設定情報を受信し、受信した設定値に基づいて非免許帯域を使用する。前記制御機5000は、受信機5020を介して受信された基地局が設定したチャンネルを検出動作を実行するサブフレームでのスケジューリングが可能であるか否かを判断するための設定値、基地局のチャンネル占有開始シンボルに送信する信号の設定値、基地局が免許帯域又は他の非免許帯域を用いて端末に送信することができる非免許帯域状態情報などのうちの少なくとも1つを用いて当該非免許帯域の状態情報を獲得することができる。また、前記制御機5000は前記受信機5020が受信した制御情報からPDSCH/EPDSCHスケジューリング情報を判断することができる。また、前記制御機5000は前記受信機5020を介して前記PDSCH/EPDSCHを受信し、前記PDSCH/EPDSCHを復号化するデコーダーを含むことができる
<第5実施形態>
本発明では、複数個の基地局(evolved nodeB、以下、eNBと混用する場合もある)送信アンテナを用いてMIMO送信を行う移動通信システムにおいて端末がチャンネル状態情報を生成するために干渉を測定する方法及び装置を提供する。
移動通信システムは、初期の音声中心のサービスの提供から脱してデータサービス及びマルチメディアサービス提供のために高速、ハイクオリティーの無線パケットデータ通信システムへ発展しつつある。近年、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(Long Term EvolutionAdvanced)、3GPP2(Third Generation Partnership Project2のHRPD(High Rate Packet Data)、及びIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)の802.16などの様々な移動体通信標準が高速、ハイクオリティーの無線パケットデータ送信サービスをサポートするために開発された。特に、LTEシステムは高速無線パケットデータ送信を効率的にサポートするために開発されたシステムで、様々な無線アクセス技術を用いて無線システムの容量を最大化する。LTE−AシステムはLTEシステムの進歩された無線システムでLTEと比較して向上されたデータ送信能力を持っている。
前記LTEは、一般的に3GPP標準化団体のリリース(release)8又は9に該当する基地局及び端末装置を意味し、LTE−Aは3GPP標準化団体のリリース10に該当する基地局と端末装置を意味する。3GPP標準化団体ではLTE−Aシステムの標準化以後にもこれに基づいて改良された性能を有する後続のリリースに対する標準化を進行している。
HSDPA、HSUPA、HRPD、LTE/LTE−Aなどの現存する第3世代及び第4世代の無線パケットデータ通信システムは、送信効率を改善するための適応変調及び符号(adaptive modulation and coding、以下、AMC)方法とチャンネル感応スケジューリング(channel sensitive scheduling)方法などの技術を用いる。前記のAMC方法を活用すれば、送信機はチャンネル状態によって送信するデータの量を調節することができる。すなわち、チャンネル状態が良くなければ、送信するデータの量を減らして受信エラーの確率を所望のレベルに合わせて、チャンネル状態がよければ送信するデータの量を増やして受信エラーの確率は所望のレベルに合わせながらも、多くの情報を効果的に送信することができる。前記のチャンネル感応スケジューリングリソース管理方法を活用すれば、送信機は複数のユーザー中でチャンネル状態が優れたユーザーを選択的にサービスするため、一人のユーザーにチャンネルを割り当て、サービスすることもに比べてシステムの容量が増加する。このような容量の増加を、いわゆるマルチユーザーダイバーシティ(multi−userdiversity)利得という。要するに前記AMC方法とチャンネル感応スケジューリング方法は、受信機から部分的なチャンネル状態情報をフィードバック(feedback)受け、最も効率的であると判断された時点に適切な変調及び符号技法を適用する方法である。
前記のようなAMC方法は、マルチユーザー入出力(multiple input multiple output、以下、MIMO)送信方式と共に使用される場合、送信される信号の空間レイヤー(spatial layer)の個数又はrankを決定する機能も含むことができる。この場合、AMC方法は最適なデータレート(data rate)を決定するために単純に符号化率と変調方式のみを考えずにMIMOを用いていくつかのレイヤーlayer)で送信するかを考慮することになる。
近年、第2世代と第3世代移動通信システムで使用された複数個の接続方式であるCDMA(Code Division Multiple Access)を次世代システムで直交周波数分割多重接続(orthogonal frequency division multipleaccess、OFDMA)に転換する研究が活発に進行しつつある。3GPPと3GPP2はOFDMAを使用する進化システムに関する標準化を進行し始めた。CDMA方式に比べてOFDMA方式では容量の増大が期待できることで知られている。OFDMA方式で容量の増大させるいくつかの原因の1つは周波数軸上でのスケジューリング(frequency domain scheduling)を行うことができるということである。チャンネルが時間によって変化する特性に応じてチャンネル感応スケジューリング方法を介して容量利得を得たようにチャンネルが周波数によって他の特性を活用すれば、より多くの容量の利点を得ることができる。
図51は、LTE/LTE−Aシステムで時間及び周波数リソースを示す図面である。
前記図51で基地局が端末(userequipment、以下、UEと混用可能である)に送信する無線リソースは、周波数軸上ではリソースブロック(resource block、以下、RB)単位に分けられ、時間軸上でサブフレーム(subframe)単位に分けてれる。前記RBはLTE/LTE−Aシステムで一般的に12個のサブキャリア(subcarrier、サブキャリアと混用可能である)からなり、180kHzの帯域を占める。一方、サブフレームはLTE/LTE−Aシステムにおいて一般的に14個のOFDMシンボル(symbol)区間からなり、1msecの時間区間を占める。LTE/LTE−Aシステムはスケジューリングを行うにあたって、時間軸ではサブフレーム(subframe)単位でリソースを割り当てることができ、周波数軸ではRB単位でリソースを割り当てることができる。
図52は、LTE/LTE−Aシステムでダウンリンク信号を送信時にスケジューリングすることができる最小単位である1サブフレーム及び1RBの無線リソースを示す図面である。
前記図52に図示された無線リソースは、時間軸上で1個のサブフレームからなり、周波数軸上で1個のRBからなる。このような無線リソースは周波数領域で12個のサブキャリアからなり、時間領域で14個のOFDMシンボルからなり、総168個の固有周波数及び時間の位置を持つようにする。LTE/LTE−Aでは前記図52のそれぞれの固有周波数及び時間の位置をリソース要素(resource element、以下、RE)という。
前記図52に図示された無線リソースには次のような複数の異なる種類の信号が送信されることができる。
1.セルの特定の基準信号(cell specific reference signal、以下、CRS):一個のセル(cell)に属するすべての端末のために送信される基準信号である。
2.復調基準信号(demodulation reference signal、DMRS):特定の端末のために送信される基準信号であり、物理ダウンリンク共用チャンネル(physical downlink shared channel、以下、PDSCH)に含まれた情報を復元するためのチャンネル推定を実行するために使用される。一個のDMRSアンテナポート(antenna port)は、それと連結されたPDSCHレイヤーと同じプリコーディング(precoding)が適用されて送信される。PDSCHの特定のレイヤーを受信しようとする端末は、当該レイヤーと接続されたDMRSアンテナポートを受信してチャンネル推定を実行した後、これを用いて当該レイヤーに含まれた情報を復元する。
3.PDSCH:ダウンリンクへデータを送信するチャンネルで基地局が端末にトラフィックを送信するために用いられ、前記図52のデータ領域で基準信号が送信されないREを用いて送信される。
4.チャンネル状態情報基準信号(channel status information reference signal、以下、CSI−RS):1つのセルに属する端末のために送信される基準信号であり、チャンネル状態を測定するために用いられる。1個のセルには複数のCSI−RSが送信されることができる。
5.ゼロパワーCSI−RS(zero power CSI−RS):CSI−RSが送信される位置で、実際の信号が送信されないことを意味する。
6.干渉測定リソース(interference measurement resource、以下IMR):CSI−RSが送信される位置に該当し、前記図52でA、B、C、D、E、F、G、H、I、Jのうちの1個又は複数の位置をIMRと設定することができる。端末はIMRと設定されたREで受信されたすべての信号を干渉と仮定して干渉測定を行う。
7.その他の制御チャンネル(物理ハイブリッド−ARQインジケーターチャンネル(physical hybrid−ARQ indicator channel、以下、PHICH)、物理制御フォーマットインジケーターチャンネル(physical control format indicator channel、以下、PCFICH)、物理ダウンリンク制御チャンネル(physical downlink control channel、以下、PDCCH)):端末がPDSCHを受信するのに必要な制御情報を提供したり、アップリンクのデータ送信に対するHARQ(ハイブリッド自動繰り返しリクエスト、hybrid automatic repeat request)を操作するための肯定受信確認/否定受信確認(acknowledgement/negative acknowledgement、以下ACK/NACK)を送信する。
前記信号のほか、LTE−Aシステムでは互い異なる他の基地局が送信するCSI−RSは、当該セルの端末に干渉無しに受信できるように、ゼロパワーCSI−RSを設定することができる。前記ゼロパワーCSI−RSはCSI−RSが送信されることができる位置で適用されることができ、一般的に端末は当該無線リソースをスキップしてトラフィック信号を受信する。LTE−AシステムでゼロパワーCSI−RSは、他の用語でミューティング(muting)と呼ばれる場合もある。ゼロパワーCSI−RSの特性上、CSI−RSの位置に適用され、送信パワーを持つ信号が送信されないからである。
前記図52でCSI−RSは、CSI−RSを送信するアンテナ数に応じてA、B、C、D、E、F、G、H、I、Jと表示された位置の一部を用いて送信することができる。また、ゼロパワーCSI−RSも、A、B、C、D、E、F、G、H、I、Jと表示された位置の一部に適用されることができる。特に、CSI−RSは送信アンテナポート数に応じて2個、4個、8個のREを用いて送信することができる。アンテナポート数が2個である場合、前記図52で特定のパターンの半分にCSI−RSが送信され、アンテナポート数が4個である場合、特定のパターンの全体にCSI−RSが送信され、アンテナポートの数が8個である場合、2つのパターンを用いてCSI−RSが送信される。一方、ゼロパワーCSI−RSの場合、常に一個のパターンの単位からなる。即ち、ゼロパワーCSI−RSは複数のパターンに適用されることはできるがCSI−RSと位置が重ならない場合、1個のパターンの一部にのみ適用することができない。但し、CSI−RSの位置とゼロパワーCSI−RSの位置が重ねた場合に限って1個のパターンの一部にのみ適用されることができる。
また、前記図52のA、B、C、D、E、F、G、H、I、JはそれぞれIMRと設定されることもできる。特定の端末にIMRを設定した場合、当該端末は設定されたIMRに属するREから受信された信号を干渉信号と仮定する。IMRの用途は端末にとっての干渉の強度を測定することにある。すなわち、端末は、自分に設定されたIMRに属するREから受信される信号の強度を測定して干渉の強度を判断することである。
図53は、IMRの動作原理を説明するための図である。
前記図53は、IMRが適用された2個の基地局から送信される信号を図示したことである。
図53で基地局Aは、セルA内に位置する端末に対してIMRCを設定する。また、基地局Bは、セルB内に位置する端末に対してIMRJを設定する。即ち、セルA内に位置する端末は、基地局Aから送信されるPDSCHを受信することになるが、そのために基地局Aでチャンネル状態情報を通知しなければならない。端末は前記チャンネル状態情報を生成するためには、チャンネルのEs/(Io+No)(信号エネルギー対干渉及び雑音強度)を測定しなければならない。前記IMRは端末が干渉と雑音強度を測定することにその目的がある。前記図53では基地局Aと基地局Bが同時に信号を送信する場合、互いに異なるように干渉を発生させる。即ち、基地局Bから送信される信号は基地局Aから送信される信号を受信している端末に干渉として作用する。また、基地局Aから送信される信号は基地局Bから送信される信号を受信している端末に干渉として作用する。
前記図53で基地局AはセルA内に位置した端末が基地局Bが発生する干渉を測定するためにIMRCを当該端末に設定する。さらに、基地局AはIMRCの位置で信号を送信しない。その結果、端末がIMRCで受信する信号は5300と5310のように基地局Bから送信された信号である。即ち、端末はIMRCで基地局Bから送信した信号だけを受信することになり、この信号に対する受信強度を測定して基地局Bから発生する干渉の強度を判断することができるようになる。同様に基地局BはセルB内に位置した端末が基地局Aが発生する干渉を測定するようにIMRJを当該端末に設定する。また、基地局BはIMRJの位置で信号を送信しない。
前記図53のようにIMRを用いる場合、端末は他の基地局又は送信ポイント(transmission point、TP)で発生される干渉の強度を効果的に測定することができる。すなわち、複数のセルが共存する多重セルの移動通信システム又は分散アンテナシステム(distributed antenna system、DAS)において、前記IMRを活用して隣接セルで発生される干渉の強度又は隣接送信ポイントで発生される干渉の強度を効果的に測定することができる。一方、このようなIMRはマルチユーザー、マルチ入出力(multi−userMIMO、以下、MU−MIMO)の干渉の強度を効果的に測定することができないという限界がある。
LTEシステムでは複数の送受信アンテナを活用するMIMO送信をサポートする。MIMOは複数個の送受信アンテナを介する瞬間的なチャンネルに合わせて空間的に情報を多重化して送信することである。MIMO送信は、1個の時間及び周波数リソースに複数のデータストリーム(data stream)を空間的に多重化して送信することができるため、既存のMIMO送信ではなく送信方式(non−MIMO)と比較するとき、データ送信率を数倍増加させることができる。LTEリリース11では最大8個の送信アンテナと最大8個の受信アンテナとの間で行われるMIMO送信をサポートする。このような場合、最大8個のデータストリームを空間的に多重化して送信することができようになり、最大データ送信速度をnon−MIMOと比較して8倍で高めることができる。
一般的に、MIMOは1個の端末に空間的に多重化された複数のデータストリームを送信する単一ユーザーMIMO(single user MIMO、SU−MIMO)と、複数の端末に同時に空間的に多重化された複数個のデータストリームを送信するMU−MIMOに区分される。SU−MIMOでは空間的に多重化された複数のデータストリームは1個の端末に送信されるがMU−MIMOでは空間的に多重化された複数のデータストリームが複数の端末に送信される。MU−MIMOでは基地局は複数のデータストリームを送信し、各端末は基地局が送信した複数のデータストリーム中の1つ以上のデータストリームを受信することになる。このようなMU−MIMOは、基地局の送信アンテナが端末の受信アンテナよりも多い場合に特に有用である。SU−MIMOの場合、空間的に多重化することができるデータストリームの最大数がmin(NTx、NRx)により制限される。ここで、NTxは、基地局の送信アンテナの数であり、NRxは端末の受信アンテナの数である。一方、MU−MIMOの場合、空間的に多重化することができるデータストリームの最大個数がmin(NTx、NMS×NRx)により制限される。ここで、NMSは端末の個数に相当する。
前記図53で、端末はIMRを用いて他の基地局又は送信ポイントで発生する干渉の強度を効果的に測定することができる一方、同じ基地局又は送信ポイント内で発生するMU−MIMO干渉の強度を効果的に測定することができない。
一般的に、複数のセルの移動通信システムで端末が受信する信号は、次のような式で表現することができる。
前記数式7で0番目の基地局の0番目の端末の立場では数式7をさらに整理すると、次の通りである。
このようなMU−MIMO干渉は前記IMRを用いて測定することができない。
MU−MIMO干渉をIMRを用いて測定することができない理由は、MU−MIMO干渉を発生させる基地局でIMRに信号を送信しないからである。即ち、前記図53でIMRの駆動原理上、基地局AはMU−MIMOで複数個の端末に信号を送信する場合にはIMRCに信号を送信しない。この場合、基地局Aのダウンリンクに対するチャンネル状態情報を決定する端末は、IMRCで基地局Bが発生する干渉は効果的に測定することができるが、基地局Aから発生するMU−MIMO干渉は測定することができなくなる。
端末がチャンネル状態情報を決定するに当たり、MU−MIMO干渉を正確に測定できない状況に基地局がMU−MIMO送信を、当該端末を含む複数の端末に送信する場合、最適化されないシステムの性能を得ることになる。最適化されないシステムの性能を得る理由は、基地局が効果的にリンク適応(linkad aptation)を実行することができないからである。前記リンク適応とは、端末のチャンネル状態に適したデータレートを割り当てることでLTEのような移動通信システムではこれを端末が送信したチャンネル状態情報に基づいて行われる。問題は、端末がMU−MIMO干渉を測定しないことによって基地局に通知するチャンネル状態情報がMU−MIMOを送信する場合に適しないことになり、効果的なリンク適応が行われるのが難しいという点である。
前記のようにチャンネル状態情報にMU−MIMO干渉の影響を反映できず、性能低下が特に酷く発生した場合はマッシブ(Massive)MIMO又は全次元マルチ入出力(fulldimension MIMO、以下、FD−MIMO)のように多数の端末に同時にMU−MIMO送信を行う移動通信システムである。
マッシブMIMO又はFD−MIMOは、基地局からの送信アンテナ数が数十個から数百個に達する。また、システムの性能向上のために多重化することができるデータストリームの個数を従来LTEシステムと比較して大幅に増加させなければならない。このような目的のためにFD−MIMOをサポートする移動通信システムはMU−MIMOを活用し、同時に多数の端末に同時送信を行うべきである。
図54は、FD−MIMOをサポートする基地局を示す図面である。
図54で基地局は、5400のように多数の送信アンテナで複数の端末に信号を同時に送信する。多数の送信アンテナは、例えば、2次元的な平面構造を有するアンテナパネル(2−D antenna array panel)から構成されることができ、各アンテナは5410のように、他のアンテナと波長の長さの関数に該当する距離をもって配置される。前記多数のアンテナセットに該当する5400を用いて基地局は複数の端末に高次元マルチユーザーMIMO(high order MU−MIMO)を用いて信号を送信する。高次元MU−MIMOとは、多数の基地局の送信アンテナを用いて複数の端末に空間的に分離された送信ビーム(beam)を割り当ててデータを送信することである。高次元MU−MIMOは、同じ時間及び周波数リソースを用いて行われるため、システムの性能を大幅に向上させることができるメリットがある。
図55は、従来の技術に基づいて基地局が送信するダウンリンク信号と端末がこれを受信し、さらにチャンネル状態情報を送信するアップリンク信号を時間領域で示した図である。
図55で基地局は、サブフレーム5500、5520、5550でIMRが周期的に位置するように設定する。すなわち、基地局は端末に当該サブフレームの特定のIMR位置で干渉を測定するように、上位シグナリング(上位階層シグナリング(higher layer signaling)などと混用する場合もある)を用いて通報することである。これの通報を受けた端末は、当該IMRの干渉を測定し、チャンネル状態情報を生成する。また、基地局はサブフレーム5510、5530、5560でCSI−RSを送信し、これを端末に上位シグナリングを用いて通報する。これの通報を受けた端末は、当該サブフレームでCSI−RSを受信し、チャンネル状態情報を生成する。一般的に、チャンネル状態情報を生成するためにはEs/(No+Io)を測定しなければならない。端末は雑音の強度(No)と干渉の強度(Io)をIMRを用いて測定し、信号エネルギー(Es)をCSI−RSを用いて測定する。前記図55で、端末はIMRで測定した雑音及び干渉の強度とCSI−RSで測定した信号のエネルギーを用い、チャンネル状態情報を生成する。前記チャンネル状態情報には端末が周期的に報告する周期的(periodic)チャンネル状態情報と基地局が指示する場合に限って端末が報告する非周期的(aperiodic)チャンネル状態情報がある。周期的チャンネル状態情報は、基地局が上位シグナリングと設定した周期によって端末が周期的に報告するチャンネル状態情報である。一方、非周期的チャンネル状態情報は、基地局が非周期的フィードバックインジケーターを用いて端末にリクエストする場合に限って端末が基地局に報告する1回性チャンネル状態情報である。LTEリリース11で非周期的フィードバックインジケーターは、アップリンク、ダウンリンク制御情報(downlink control information、以下、DCI)フォーマット(format)0又はDCIフォーマット4に含まれ、1ビット又は2ビットと定義される。フィードバックインジケーターが1ビットである場合には、非周期的フィードバックインジケーターがオン(ON)と設定されると、端末はサービングセルc(serving cell c)に対するチャンネル情報を物理アップリンク共用チャンネル(physical uplink shared channel、以下、PUSCH)非周期的フィードバックで基地局へ送信する。ここでサービングセルcの意味は、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)状況でDCIが送信されるダウンリンクの構成キャリア(component carrier、以下CC)を意味する。一方、非周期的フィードバックインジケーターが2ビットである場合に、端末は表2で定義された方法で非周期フィードバックを行う。
表2でサービングセルcの意味は、非周期的フィードバックインジケーターが1ビットである場合とは異なり、アップリンクスケジューリングのためのDCIに含まれるキャリアの指示フィールド(carrier indication field、CIF)が指示するアップリンクCCにリンクされたダウンリンクCCを意味する。すなわち、端末が01と設定された非周期的フィードバックインジケーターを受信すると、端末はCIFが指示するアップリンクCCでこれとリンクされたダウンリンクCCのフィードバック情報を送信することになる。一方、端末が10又は11と設定された非周期フィードバックインジケーターを受信すると、端末はCIFが指示するアップリンクCCに対して上位と設定されたダウンリンクCCに関するフィードバック情報を送信することになる。
前記に図55で端末が5570、5580で基地局に報告するチャンネル状態情報は、周期的チャンネル状態情報に該当する。端末は、5570、5580のチャンネル状態情報を生成するにあたりCSI−RSとIMRで信号エネルギーと雑音及び干渉の強度をそれぞれ測定する。同様に5590の非周期的チャンネル状態情報を生成する場合にもCSI−RSとIMRで信号エネルギーと雑音及び干渉の強度をそれぞれ測定する。従来技術を適用する場合、周期的チャンネル状態情報と非周期的チャンネル状態情報でMU−MIMO干渉を測定することができないことによってFD−MIMOシステムのように高次元MU−MIMOを操作する場合、システム性能の低下を引き起こすことができる。
MU−MIMO干渉は基地局においてある複数端末の組み合わせにMU−MIMO送信を行うか否かによって、そのサイズと特性が異なる。図56は、サブフレーム別で基地局で実行されるMU−MIMO送信を示す図面である。
図56で、基地局はサブフレーム別で他の端末の組み合わせについてMU−MIMO送信を実行していることが分かる。例えば、サブフレーム0で基地局iは
セットに含まれた端末にMU−MIMO送信を行う。一方、サブフレーム1で基地局iは
セットに含まれた端末にMU−MIMO送信を行う。特定のサブフレームkで
に含まれる端末は、基地局のスケジューラーによって判断され、一般的に毎サブフレームごとに変えることができる。このように端末が変わるたびに端末に送信される信号と端末別で適用されるフリーコーディングも共に変わることになる。前記フリーコーディングは端末に信号を効率的に提供するために複数個のアンテナのウェイト(weight)を最適化させて送信することを意味する。このようなフリーコーディングの一例として、複数個のアンテナにウェイトを適用して端末のための特定の方向にビームを成形することができる。
図57は、k番目のサブフレームで基地局iが端末A、B、C、DにMU−MIMO送信を実行したとき、端末Aが受けるMU−MIMO干渉を示す図面である。
端末Aは、5700のように基地局が送信した信号を受信する。前記図57で
は端末Aのために基地局が送信したPDSCH信号がプリコーディングを経た後、無線チャンネルを通過して端末Aに受信された結果である。
はフリーコーディングと無線チャンネルの影響を表現したことである。前記図57で端末Aは自分のための信号
を受信する過程で基地局が他の端末B、C、Dに送信した信号5710、5720、5730を共に受信するようになって干渉を受けることになる。このような干渉の強度を考慮した正確なリンク適応がない場合は、FD−MIMOのようにMU−MIMOを用いてシステムの性能を向上させる移動通信システムの性能は最適化されにくい。
FD−MIMOのように高次元MU−MIMOが適用される場合、考慮すべき1つ事項は同時にスケジューリングされる端末の個数である。即ち、基地局がMU−MIMO送信を実行するときに、その対象となる端末は毎サブフレームごとに異なる組み合わせの端末であることができ、だけでなくその個数も異なることができる。即ち、前記図56でサブフレーム5600で基地局がMU−MIMO信号を送信する端末の数は、サブフレーム5610で基地局がMU−MIMO信号を送信する端末の数は異なることができる。
FD−MIMOをサポートする移動通信システムでは、従来のLTEシステムと比較して非常に多くの端末にMU−MIMOを送信すべきである。そのためには端末が基地局に報告するチャンネル状態情報を生成する過程で、MU−MIMO干渉を考慮すべきである。本発明ではこのようなFD−MIMOシステムにおいて端末がダウンリンクデータ送信時に受信したMU−MIMO干渉を測定し、これをチャンネル状態情報に反映する方法及び装置を提供する。
以下、本発明の実施形態を添付した図面と共に詳しく説明する。本発明を説明するにあたり関連する公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要にすることができると判断された場合、その詳細な説明は省略する。そして後述される用語は、本発明での機能を考慮して定義された用語としてこれはユーザ、運用者の意図又は慣例などによって変わることができる。従って、その定義は本明細書全般にわたった内容に基づいて下ろされなければならない。
また、本発明の実施形態を具体的に説明することにあたり、直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)に基づく無線通信システム、特に3GPPEUTRA標準を主な対象とするが、本発明の主な要旨は類似の技術的な背景及びチャンネル型を有する他の通信システムにも本発明の範囲を大きく逸脱せず範囲で、少しの変形で適用可能で、これは本発明の技術分野で熟練した技術的な知識を有する者の判断で可能であろう。
本発明では、端末がMU−MIMOのためのチャンネル状態情報を生成する際にMU−MIMO干渉を測定するための手段として、新しい干渉測定方法を提供する。前記図52、53と55で述べたように、基地局は無線リソース制御(radio resource control、RRC)設定(configuration)を介して特定の端末にIMRを設定することにより、当該REから受信される信号の強度を測定して干渉の強度を判断できるようにする。下記表3は既存のCSIのプロセス(CSI−Process)とIMRが設定されるRRCフィールドを示す。
前記表3のように基地局は、端末にCSI−Processを設定し、その中でCSI−IM−ConfigId−r11フィールドを介してIMRリソースを設定する。当該フィールドは表4のように構成されている。前記表4でresource configは、周波数分割システムの場合、0〜9、時分割システムの場合、0〜9と20〜25の間の値を持つパラメータでそれぞれの値は図52のIMR位置A、B、... ... 、Jを示す。Subframe configの場合、0〜154までの値を持つパラメータでそれぞれの値に応じてIMRの周期とサブフレームオフセットを設定することができる。このように基地局はIMRは周期的に位置するように設定され、LTEリリース11の場合、送信モード(transmission mode)1−9の場合、1個、送信モード10の場合、複数個のCSI−Processに基づいた3個のIMRを用いて1個又は3個のMU−MIMO干渉が仮定された場合を測定することができる。端末は1つのIMRを用いて1つの干渉状況を測定することができるので、基地局は端末の送信モードに応じてそれぞれ唯一の1個又は3個だけの干渉状況に対するチャンネル状態情報が報告されることができる。しかし、このような測定可能な干渉状況は、高次元MU−MIMO動作をサポートするためには、あまりにも限定的であり、したがって、本発明では、特定の端末がデータ受信と共に干渉を測定し、実際の干渉に基づいてチャンネル状態情報を生成することができる新しいIMRを提案する。下記の説明では説明の便宜のために既存のIMRをIMR1、新しいIMRをIMR2と称する。
本発明で提供するIMR2の定義方法は、次のようにすることができる。
−IMR2を定義する方法1:スケジューリングを介して端末がデータが送信されるRBのDMRSリソースを用いる。
−IMR2定義方法2:スケジューリングを介して端末がデータが送信されるRBの特定のIMR1リソースを用いる。
IMR2定義方法1の場合、スケジュールされた端末がダウンリンクデータを受信するためのチャンネル推定で使用するDMRSリソースを用いて干渉を測定してチャンネル状態情報を基地局に報告するための方法であり、IMR2定義方法2の場合、スケジューリングされた端末が、既存のIMR1のために使用されるリソースを用いて干渉を測定し、チャンネル状態情報を基地局に報告するための方法である。いずれも場合も、ダウンリンクのデータ送信が行われるRBで干渉を測定するという共通点がある。
DMRSの場合、基地局が端末にデータが送信されるDMRSのアンテナポートについての情報をアンテナポート、スクランブル識別子及びレイヤーの数(antenna port(s)、scrambling ID and number of layers indication)を介して伝達するため、当該リソースについて追加的に定義する必要はなく、当該DMRSアンテナポートを用いて干渉を測定することが可能である。しかし、既存のIMR1のリソースを活用する場合には図52に存在するA、B、C、D、... ... 、Jのリソースのいずれか1つをIMR2と選択するようにするために追加的な設定が必要である。このためCSI−Processを以下の表5及び表6のように既存のIMRの設定と類似の方法で設定することができる。
前記と同様に、Resource configはIMR2の位置A、B、... ... 、Jを選択するためのパラメータである。IMR1の場合、周期的に設定されるためにSubframe configを用いてサブフレーム周期及びオフセットを設定しなければならないが、IMR2の場合、非周期的に使用されるリソースであるため、サブフレームはダウンリンクスケジューリングを介して伝達するためにそれによりSubframe configは設定する必要はない。
前記表5で説明したCSI−IM2−ConfigやCSI−Processがただ1つだけ存在する場合、追加的な設定無しにスケジューリングだけでマルチユーザーの干渉を測定するIMR2が設定されることができる。しかし、CSI−IM2−ConfigがCSI−Process内に複数個の存在するか、もしくは端末が送信モード10に基づいて複数のCSI−Processを用いる場合、複数個のCSI−Processのいずれか1つを選択することが必要であり、そのために当該IMR2の情報を伝達する方法は次の通りである。
−IMR2選択方法1:複数個のフィールドのいずれか1つを新しいDCIフィールドを介して通知する方法が可能である。
−IMR2選択方法2:複数個のフィールドのいずれか1つを既存のDCIフィールドと連動して通知する方法が可能である。
IMR2選択方法1は、既存のIMR1と同じ方法を用いて複数個のIMR2を設定した後、ダウンリンクデータのスケジューリングに使用されるダウンリンク制御情報に当該IMR2を指示するフィールドを追加し、複数個のフィールドのいずれか1つを指示する方法ある。以下の表7は、IMR2定義方法2のためのRRC設定フィールドを示す。
前記のフィールド0から3は1つのCSI−Process内でのフィールドであることもでき、それぞれ異なるCSI−Process0から4に該当するそれぞれのCSI−IM2−Configfieldであることができる。このとき、スケジューリング割り当て(scheduling assignment)のためのDCIフォーマット2C、2DなどのフィールドにIMR2スケジューリングのためのフィールドが追加されたり、もしくは当該動作のための新しいDCIフォーマットが生成されていると仮定した場合(例えば、DCIFormat2E)、DCIに含まれたIMR2定義方法2のためのIMR2指定フィールドは、次の表8のように設定可能である。また、表8の方式はIMR2選択方法1のために使用することができる。
前記の例示でダウンリンク制御情報フィールドのビットは、該当数字に適したIMR2を指定することになっているが、RRC設定にそれためのフィールドを別々に置いて設定することも可能である。また、前記の例示では4個のIMR2設定フィールドが存在する場合を例示したが、4個で限定されない複数のIMR2設定フィールドが存在することができる。前記の例に加えて、複数のユーザーの送信が起こらないときのためにフィールドのインデックスのいずれかを複数のユーザの送信が起こらない場合のために使用したり、もしくは追加の1ビットを用いてIMR2設定又は使用するか否かをオン(ON)オフ(OFF)することができるビットを使用することも可能である。
IMR2選択方法1の場合は、選択方法2と比較して予め設定されたRRC設定フィールドによるインデックスをダウンリンク制御情報を介して追加的に送信することによって様々な端末のペアリング(pairing)による干渉を自由に測定することができるというメリットがある。しかし、このために追加的なダウンリンク制御情報を送信しなければならない。ダウンリンク制御情報の増加は、ダウンリンク制御情報を送信可能なカバレッジを減少させるため、基地局と端末間のチャンネルの信号対雑音比が十分によくないときに使用が困難となることができる。
IMR2選択方法2は、1つのCSI−Process内で、もしくは複数個のCSI−Processで設定された複数のIMR2の位置を既存のDCIフィールドの全部又は一部連動して通知する方法である。IMR2選択方法2を説明するためにIMR2定義方法1で使用した表7をさらに用いて説明する。IMR2選択方法1と同様に基地局は設定された複数のIMR2の周波数及び時間リソースの位置に対して既存のDCIフィールドに存在する端末にスケジューリング関連情報を提供するためのフィールドと連動して指示することができる。
例えば、DCIフォーマット2Dを用いて伝達するPDSCHREマッピング(mapping)and QCL(quasi−co−location)インジケーター、以下、PQI)と連動して通知することも可能である。PQIは2ビットから構成されており、端末は当該ビットと、表9と10のように設定されたRRC設定を介してCRSアンテナポート数と周波数シフト(shift)情報、MBSFNサブフレームの設定情報、PDSCHの開始位置、CSI−RSとノンゼロパワー(Non Zero−Power)CSI−RSの情報などのパラメータのセットを確認することができ、これによりデータが送信される送信ポイントと連動してダウンリンクデータを受信することができる。このようなPQI情報に表11のようにIMR2に該当する情報を予め設定した後、PQIビットを介して通知することによってIMR2リソースの位置を通知することができる。当該CSI−IM2−Configフィールドの内容は前記の表7の通りである。
前記表11の例示で当該IMR2を設定するためのパラメータ名をCSI−IM−Aperiodicと命名したが、前記の名称及び該当するリリースとフィールドは異なる可能性もある。また、前記IMR2を設定するためのパラメータセットの内容は表2と類似である。
また、アンテナポート、スクランブル識別子とレイヤー数に対する情報を提供するDCIフィールドを用い、当該DMRSをIMR2に端末に通知することができる。表12はLTEリリース11で使用されるアンテナポート、スクランブル識別子及びレイヤーの数(antenna port(s)、scrambling IDとnumber of layer)フィールドである。
端末は、図52に示すようにDMRSを介してデータを送受信する。LTEリリース11は、DMRSのアンテナポート7と8は同一のリソースで互いに直交する直交カバーコード(orthogonal cover code、OCC)を介して区分することができ、それぞれのポート7と8で追加的なスクランブルIDを用いてマルチユーザーの送信のためのレイヤーを4個までサポートすることができる。したがって、マルチユーザーの干渉を測定するためのDMRSに基づくIMR2を該当するアンテナポート情報を用いて測定するようにすることができる。また、前記例示で説明したCSI−IM2Config情報を該当フィールドと連動して使用することができる。例えば、4個のCSI−IM2Configを1つのコードワードを使用する0、1、2、3の場合にマッピングさせることができ、これにより基地局が端末にそれぞれのアンテナポート7又は8とこれに伴うスクランブリングIDによってIMR2を介して多重の端末のデータ送信を介して起こる干渉を測定するように設定することができる。前記の例示でダウンリンク制御情報フィールドのビットは、当該インデックスに合うIMR2を指定することになっているが、上述のようにRRC設定にそのためのフィールドを別々に置いて設定することも可能である。前記例示に加えて、マルチユーザーの送信が起こらないときのために、フィールドのインデックス1つをマルチユーザーの送信が起こらない場合のために使用したり、もしくは追加的な1ビットを用いてIMR2設定又は使用するか否かをオン又はオフすることができるビットを使用することも可能である。このようなIMR2選択方法2の場合は、選択方法1と比較して柔軟性は劣るが、追加的なダウンリンク制御情報送信せずにIMR2を設定することができるというメリットがある。
また、前記表8からのIMR2を指定するために、現在使用しているセル−ラジオネットワーク臨時指示子(cell radio network temporary identifier、C−RNTI)、臨時C−RNTI(temporary C−RNTI)、準静的スケジューリングC−RUTI(semipersistance scheduling C−RNTI、SPS−C−RNTI)などの情報を用い、モジュラー(modular)演算を用いて(例えば、C−RNTImod4)IMR2を指定することもできる。このとき、モジュラー演算のための数字4はIMR2セットの数字によって変わることができる。
当該IMR2は、既存IMR1とは異なり、非周期的であり、経時と共に無線チャンネルが変化するだけでなく、新たな端末が入ってくるようになり、既存の端末がハンドオーバーされるなどのスケジューリング状況は変化するため、チャンネル状態情報報告に用いられるIMR2の有効時間を限定する必要がある。既存のチャンネル状態情報報告はN番目のサブフレームで報告されるチャンネル状態情報報告の場合、N−4番目のサブフレーム前の最新のチャンネル状態情報を用いてチャンネル状態情報を報告する。同様に、IMR2チャンネル状態情報を報告するための有効性ウィンドウをKとすると、端末はN番目のサブフレームで報告されるチャンネル状態情報報告のために、N−4−K番目のサブフレームからN−4番目のサブフレーム中で存在するIMR2の干渉を測定し、チャンネル状態を報告することができる。このとき、K値は標準に定義されているか、もしくはRRCを介して設定されることができる。
図58は、K=3のときのIMR2に基づく周期的チャンネル状態の報告を示す図面である。
図58でN番目のサブフレームでチャンネル状態情報を報告するために、端末はN−6番目のサブフレームからN−4番目のサブフレームまでのサブフレームでIMR2の存在するか否かを確認した後、当該IMR2で干渉を測定する。これを用いて端末は測定したマルチユーザーの干渉とCSI−RSを用いて測定したチャンネルに基づいてN番目のサブフレームでチャンネル状態を報告する。同様に、M番目のサブフレームでチャンネル状態情報を報告するために、端末は、M−6番目のサブフレームからM−4までのサブフレームでIMR2の存在を確認する。このとき、当該サブフレームにはIMR2が存在しないため、IMR1に基づいたチャンネル状態情報報告を生成し、M番目のサブフレームに報告する。前記の例示では周期的チャンネル状態報告を例示として挙げるが、非周期的チャンネル状態を報告も同様に、非周期的CSIトリガ(Aperiodic CSI trigger)を受信してL番目のサブフレームでチャンネル状態情報を報告する端末は、L−6からL−4番目のサブフレームのIMR2での干渉に基づいてチャンネル状態情報を報告する方式で同じ原理を用いて動作可能である。
また、ワイドバンドチャンネル品質インジケーター(wideband channel quality indicator(CQI))とサブバンドCQI(subband CQI)に使用されるIMRを異に適用して使用することもできる。例えば、ワイドバンドCQIにはIMR1を使用し、サブバンドCQIはIMR2を使用することができる。この場合、ワイドバンドCQIは、マルチユーザーの干渉が測定されないIMR1に基づいて生成され、サブバンドCQIはIMR2で測定された干渉に基づいて生成されることになる。サブバンドCQIは、IMR1を使用し、ワイドバンドCQIにはIMR2を使用することも可能であり、また、スケジューリングされたIMR2に基づいてIMR1に基づいたチャンネル状態情報を報告するかIMR2に基づいたチャンネル状態情報を報告するかを選択することも可能である。
図59は、IMR1に基づいたチャンネル状態情報を報告するかIMR2に基づいてチャンネル状態を報告するかを選択する場合を示す図面である。
図59の59(a)によると、端末は、全体のリソースにIMR2がスケジューリングされず、IMR1だけが存在する場合、IMR1を介してチャンネル状態情報を報告し、59(b)によるとIMR2が全体のリソースにスケジューリングされる場合は、IMR2を利用してチャンネル状態を報告する。59(c)のようにIMR2が一部のRBにスケジューリングされる場合も存在可能である。現在のLTE標準によると、基地局は端末にダウンリンクデータをRB単位でスケジューリングすることができる。したがって、ワイドバンドの一部である特定のサブバンドだけがIMR2が存在することができるだけでなく、サブバンドの一部である特定のRBだけIMR2が存在可能である。この場合、当該ワイドバンド又はサブバンドに必要なチャンネル状態情報を生成するためにIMR1に基づくかもしくはIMR2に基づくかによる判断基準が必要である。このとき、基準は以下の数式9と同一であることができる。
前記の数式は、当該帯域(ワイドバンド又はサブバンド)中のIMR2がスケジュールリングされたRBの数が一定割合を超えると、チャンネル状態情報を生成するためにIMR2を用い、もしくはIMR1を用いることができる。このとき、αは標準に定義されている値を利用したり、RRC信号を介して設定可能である。
既存のIMR1は、当該周期及びサブフレームオフセット時点ですべてのRBに常に存在する。しかし、IMR2は端末がスケジューリングされたリソースで生じるマルチユーザー干渉を測定するためことで、既存のIMRのように常にすべてのRBで存在すると仮定することはできない。したがって、この場合にワイドバンドCQIをIMR2を使用して生成するためには、次の2つの方法を用いることができる。
−ワイドバンドCQIを生成するためのIMR2リソースを定義する方法1:IMR2がスケジューリング受ける場合、既存のIMR1のように、常にすべてのRBに存在すると仮定する。
−ワイドバンドCQIを生成するためのIMR2リソース定義方法2:IMR2がスケジューリングされる場合、ダウンリンクデータをスケジューリングされたRBだけでIMR2が存在すると仮定する。
ワイドバンドCQIを生成するためのIMR2リソース定義方法1の場合、端末が属する基地局からスケジューリングされる端末からの干渉を平均的に測定し、チャンネル状態情報を生成することができるというメリットがあるが、一方、端末がデータを受信に直接的に生じる干渉を測定するだけでなく、データを受信しないリソースで生じる干渉もチャンネル状態情報を生成に考慮されるという欠点がある。
ワイドバンドCQIを生成するためのIMRリソース定義方法2の場合、端末がスケジューリングされるリソースで直接生じる干渉を測定し、チャンネル状態情報の生成に利用できるというメリットがある。
既存のIMR1は、常にすべてのRBに存在すると仮定したため、すべてのRBでの干渉を測定し、当該RBのチャンネル状態情報を生成した後、平均化して報告したが、新しいIMR2はすべてのRBにIMR2が存在しないため、新しいチャンネル状態情報の作成及び報告方法が必要となる。当該新しいチャンネル状態情報を生成する方法は次の通りである。
−IMR2を利用したチャンネル状態情報を生成する方法1:IMR2がスケジューリングされる場合、IMR2が存在するRBの干渉量を補間法、補外法又はその他の方法などにより、既存のIMR1のようにすべてのRBに該当する干渉を生成する。
−IMR2を利用したチャンネル状態情報を生成する方法2:IMR2がスケジューリングされる場合、IMR2が存在しないRBはIMR2を利用したチャンネル状態情報の生成に考慮しない。
IMR2を利用したチャンネル状態情報を生成する方法1は、IMR2が存在しないRBでも干渉量を推定し、当該RBに存在するCSI−RSを介して測定したチャンネルと結合し、チャンネル状態情報を生成する方法である。この場合、基地局は端末からスケジューリングしないリソースでも、マルチユーザーの干渉を推定することができる。しかし、スケジューリングしないリソースの場合、基地局が端末に効果的ではないと判断したリソースであるため、CQIに基地局が端末にスケジューリングしたくないリソースの情報まで含まれることになる。
IMR2を利用したチャンネル状態情報を生成する方法2は、IMR2が存在するRBに限って干渉量を推定し、当該RBに存在するCSI−RSを用いてチャンネル状態情報を生成する方法である。この場合、基地局が端末に効果的で判断したリソースのみチャンネル及び干渉情報を獲得し、チャンネルの状態情報を生成するため、基地局が自らスケジューリングした結果について判断することができるというメリットがあるが、スケジューリングしないリソースについてはチャンネル状態を推定することが難しいという欠点がある。また、チャンネル状態情報を生成する方法1の場合、補間法、補外法などの推定方法は、推定サンプルが長い区間で存在しない場合、正確度が劣るためにIMR2がスケジューリングされないRBが特定数のRB以上、連続的に存在する場合、チャンネル状態情報の生成に考慮しないこともある。
また、前記チャンネル状態情報を生成する方法をワイドバンドCQIとサブバンドCQIに異なり適用して使用することもできる。例えば、ワイドバンドCQIには、チャンネル状態情報を生成する方法1を使用し、サブバンドCQIは方法2を使用することである。この場合、ワイドバンドCQIは、すべてのRBにマルチユーザーの干渉が入ると仮定し、チャンネル状態情報を測定し、サブバンドCQIはIMR2があるRBだけで測定してチャンネル状態情報を報告することができる。また、サブバンドCQIはチャンネル状態情報を生成する方法1を使用し、ワイドバンドCQIは方法2を使用することも可能である。
前記ではIMR2がある場合、IMR2に基づいてチャンネル状態情報を報告し、逆の場合、IMR1に基づいてチャンネル状態情報を報告することを例示したが、チャンネル状態情報報告を設定することができるDCIフィールド又はRRC設定などを介してチャンネル状態情報の報告が衝突する場合、チャンネル状態情報報告間の優先順位が必要となる。この場合は、次のような方法を用いてチャンネル状態情報を報告することができる。
−IMR1とIMR2のチャンネル状態情報報告が衝突したときのチャンネル状態情報を報告する方法1:IMR1とIMR2に基づいたチャンネル状態情報を報告する。
−IMR1とIMR2のチャンネル状態情報報告が衝突したときのチャンネル状態情報を報告する方法2:IMR1とIMR2に基づいたチャンネル状態情報のいずれか1つを報告する。
IMR1とIMR2が衝突したときにチャンネル状態情報の報告方法1は、IMR1とIMR2に基づいたチャンネル状態情報をいずれも報告する方法である。IMR1の場合、他の基地局からの干渉を測定するためのことで、IMR2の場合、基地局内のマルチユーザーの干渉を測定するためのことであるため、既存のチャンネル状態情報報告とIMR2を用いたチャンネル状態情報報告はその性格が異なる。既存のチャンネル状態情報報告がSU−MIMOのスケジューリングのためのことであれば、新たなチャンネル状態情報報告はMU−MIMOのスケジューリングのためのことである。したがって、基地局は2個の情報をすべて必要とし、これを用いてSU−MIMOとMU−MIMOのスケジューリングのいずれか1つを選択し、端末にダウンリンクデータを送信することができる。
IMR1とIMR2が衝突したときにチャンネル状態情報を報告する方法2は、IMR1とIMR2のチャンネル状態情報のいずれか1つを選択して報告する方法である。前述したように2つのチャンネル状態情報は性格が異なるため、異なるように利用することができ、どの情報が重要であるかに応じて1つを優先的に報告することも可能である。
例えば、IMR1とIMR2に基づいたチャンネル状態報告が衝突する場合にIMR2に基づいた情報を優先的に送信する方法がある。IMR1の場合、周期的に測定されるリソースである一方、IMR2は特定の時間の必要に応じて割り当てられるリソースであるため、周期的に測定されるリソースよりも優先順位を高く持つ必要がある。したがって、IMR1とIMR2が衝突する場合は、常にIMR2に基づいたチャンネル状態を優先して測定することによって1つを優先的に報告させることができる。
他の一例として、端末のチャンネル状態情報報告の類型(周期的チャンネル状態情報報告又は非周期的チャンネル状態情報報告)によって次のような方法があり得る。
−周期的チャンネル状態情報は、IMR1に基づいて生成して報告し、IMR2に基づいて非周期的チャンネル状態情報を生成して報告する。
−周期的チャンネル状態情報は、IMR1に基づいて生成して報告し、非周期的チャンネル状態情報はIMR1及びIMR2に基づいて同時に生成して報告する。
周期的チャンネル状態報告は周期的に送信されるために頻繁に送信され、物理アップリンク制御チャンネル(physical uplink control channel、PUCCH)を用いて送信される。したがって、チャンネル状態報告情報の量が多くない。非周期的チャンネル状態情報報告は、基地局のトリガーにより起きられ、PUSCHを利用するのでチャンネル状態報告情報の量が多いことができる。したがって、周期的な情報を介してはSU−MIMOを選択し、非周期的情報を介してはMU−MIMOを選択するには第1方法が可能である。また、周期的なチャンネル状態情報を報告する場合、PUCCHのペイロード(payload)サイズの制限に応じて、一度に送信できる情報の量が限られ、これによりチャンネル状態情報を報告するために必要なRI/PMI/CQIなどを複数回の報告時点に分けて送信されるため、特定時間に割り当てられるIMR2は周期的チャンネル状態報告に適しないことができる。
非周期的情報を介してSU−MIMOとMU−MIMOを選択するためには、第2方法が可能である。前述したように非周期的チャンネル状態報告はPUSCHを利用するので、可能なチャンネル状態報告情報の量が相対的に多い。したがって、SU−MIMOに必要なIMR1に基づく情報とMU−MIMOに必要なIMR2に基づくチャンネル状態情報を同時に送信することができる。しかし、この場合には当該PUSCH送信に必要な時間及び周波数リソースが増加することになるので、どのチャンネル状態情報を報告するか否かをRRCの設定が可能にして選択することができる。例えば、1ビットの情報の場合、0はチャンネル状態情報を重ねて報告せずIMR2のみに基づいてチャンネル状態情報を報告し、1である場合、非周期的チャンネル状態情報にIMR2に基づいたチャンネル状態情報をIMR1情報と共に重ねて報告することである。2ビットの場合、0は周期/非周期チャンネル状態情報報告のいずれもIMR2に基づいたチャンネル状態情報を重ねて報告しない、1は周期チャンネル状態情報のみIMR2に基づいたチャンネル状態情報を重ねて報告、2は非周期的チャンネル状態情報のみIMR2に基づいたチャンネル状態情報を重ねて報告、3は周期/非周期チャンネル状態情報のいずれもIMR2に基づいたチャンネル状態情報を重ねて報告などに設定することができる。
前記のようなIMR1とIMR2に基づいたチャンネル状態情報が衝突したときに、端末が割り当てられるIMR2の数に応じて当該情報がIMR1に基づくか、もしくはIMR2に基づくかを選択するようにすることもできる。前述したた方法では事前に定義された優先順位、又はビットマップ情報に応じて周期的又は非周期チャンネル状態報告時、IMR1又はIMR2を選択してチャンネル状態情報を送信するようにした。また、このような選択が以下の数式10と類似の式を用いてIMR2の数に応じて当該情報がIMR1に基づいて生成された情報を送信するか、もしくはIMR2に基づいて生成された情報を生成するか否か決定することができる。
このとき、βは前記と同様に標準に定義されたり、RRCと設定可能な値である。本方法と前述した数式8を用いた方法は、1つのチャンネル状態情報報告の中でIMR1/IMR2に基づくチャンネル状態情報を混用して使用するか、IMR1又はIMR2に基づくチャンネル状態情報のいずれかを取捨選択して使用するか、の差異ある。例えば、ワイドバンドにIMR2の数が数式9と数式10を満足する程度に十分に多いと仮定する。このとき、特定のサブバンドにはIMR2の数が少ないか、存在しないことができる。この場合、数式9の方法に従うと、特定のサブバンドのチャンネル状態情報にはIMR1に基づいたチャンネル状態情報が送信され、数式10の方法では対応するチャンネル状態情報を送信せずにすべてのチャンネル状態情報がIMR2に基づいて送信することになる。
図60は、本発明によって基地局が端末にIMR2を用いて周期的チャンネル状態情報が報告される方法を示す図面である。図60によると、図60の過程6000で基地局はMU−MIMO干渉を考慮したチャンネル状態情報報告が必要な状況を把握し、端末に周期的チャンネル状態情報報告の位置と周期を設定して周期的チャンネル状態報告をリクエストする。以後の過程6010で、基地局はDCIフォーマット又はダウンリンクデータの送信などを用いて端末にIMR2をトリガーし、干渉測定のためのマルチユーザーのデータを送信する。以後、過程6020で基地局は端末がIMR2に基づいて基地局に送信した端末のチャンネル状態報告を確認する。
図61は、本発明によって基地局が端末にIMR2を用いて非周期的チャンネル状態情報が報告される方法を示す図面である。図61によると、図61の過程6100で基地局は端末にデータのスケジューリングと共にIMR2を設定し、マルチユーザーのデータを送信する。過程6110で基地局は端末のダウンリンクデータのブロックエラーレート(block error rate、BLER)、周期的、非周期チャンネル状態情報報告、他の端末のチャンネル状態情報報告、現在基地局のローディング(loading)など、様々な要素を考慮してMU−MIMO干渉を考慮したチャンネル状態情報のための非周期的チャンネル状態情報報告が行われる必要があるかを把握した後、非周期的チャンネル状態報告を端末にリクエストする。過程6120で基地局は端末から当該IMR2に基づいたMU−MIMO干渉を考慮したチャンネル状態情報を受信する。
図62は、本発明によって端末が基地局からIMR2を用いて非周期的チャンネル状態情報を報告する方法を示す図面である。図62の過程6200で端末は基地局から周期的又は非周期チャンネル状態情報の報告がリクエストされる。このようなプロセスはRRC設定又はダウンリンク制御情報を介して行われることができる。過程6210で端末は基地局から受信したスケジューリングを通じたIMR2トリガーとダウンリンク制御情報のパラメータなどを総合してIMR2に基づくチャンネル状態情報報告条件が満たされたかを確認し、条件が満たされた場合、過程6220で当該条件に応じてIMR2に基づいくチャンネル状態情報を報告する。そうでない場合は段階6230のようにIMR1に基づくチャンネル状態情報を報告する。
図63は、本発明を実行することができる基地局の装置図を示す図面である。
図63で基地局制御装置6300は基地局に割り当てられた端末の周期、非周期チャンネル状態情報報告及びトラフィック(traffic)、端末の移動状態などを考慮し、端末にMU−MIMO干渉を考慮したチャンネル状態情報の報告をのために適切なIMR2情報を送信機6310を介して設定する。この後、基地局制御機はチャンネル状態情報報告の設定及びトリガを送信機6310を用いて通報する。基地局は端末が測定して報告するチャンネル状態情報を受信機6320を用いて受信する。受信したチャンネル状態情報は、基地局制御装置6300で適切なチャンネル状態情報であることを判断された後、基地局のダウンリンクの無線リソースの管理に活用される。
図64は、本発明を実行することができる端末の装置図を示す図面である。
図64で端末制御機6400は受信機6420を用いて基地局からチャンネル状態情報報告を設定及びトリガするスケジューリング情報、ダウンリンク制御情報、IMR2設定情報のうち少なくとも1つを受信する。以後、端末は受信機6420でIMR2を介してダウンリンクマルチユーザ信号を受信し、これを用いて端末制御機6400のチャンネル状態情報を生成する。生成されたチャンネル状態情報は送信機6410を用いて基地局に送信される。
<第6実施形態>
従来は、端末(user equipment(UE)、移動局(mobile station)、端末(terminal)など混在する場合もある)の接続(access)制御技術でACB(access class barring)、SSAC(service specific access control)、EAB(extended access barring)、SCM(smart congestion mitigation)等があるが、アプリケーションの特定(application specific)混雑制御(congestion control)はサポートしなかった。
本発明は、端末が使用する特定のアプリケーション(application)に対する混雑制御をするために、端末とネットワーク間の混雑制御に対する情報を共有する方法を提供する。そして、特定のアプリケーションのカテゴリーを定義し、カテゴリー別で混雑制御を行うことができる方法を提供する。さらに、端末とネットワーク間の混雑制御情報が共有されない場合、特定のアプリケーションのための混雑を制御する方法を提案する。また、端末がローミング中である場合、ローミング網での特定のアプリケーションに対する混雑制御をサポートする方案を提案する。そして、高い優先順位を有する端末に特定のアプリケーションに対する混雑制御を適用しない方法を提案する。また、特定のアプリケーションに対する混雑制御を端末クラス(class)別の混雑制御よりも優先的に実行することができる方法を提供する。また、特定のカテゴリーに対する優先順位を適用して混雑を制御する方法及びネットワーク共有時に特定のアプリケーションに対する混雑制御を行うことができる方法を提案する。
本明細書全体で特定のアプリケーションのための混雑制御は、事業者の政策や地域別の規制に応じて決定されることができ、災害状況のサービスを提供することであるだけでなく、常用サービスに対しても適用することができる。また、これは、アプリケーション別で混雑制御を行うことができる他の機能と類似の概念で使用されることができ、本明細書の実施形態は説明された通信システムに加えて、WLAN(wireless local area network(RAN)、無線近距離通信網)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、ジグビー(Zigbee)などの無線通信全般にわたって類似に使用されることができる。
本発明に対する実施形態として移動通信事業者は端末に特定のアプリケーションに対する混雑制御のための情報を提供することができる。これは、Management Object(以下、MO)というOMA(Open Mobile Alliance)標準を使用して具現することができ、ネットワーク事業者が端末に設定情報を伝達することができる他の方法を用いてもよい。
事業者は、以下の表13のよう端末に伝達する混雑制御データを構成するために、アプリケーションの種類を少なくとも5つに区分することができる。
アプリケーションの種類中で、公衆安全(public safety)は災害の状況で使用するアプリケーションを意味し、災害網に使用されるように指定されたアプリケーションを指すことができる。IMSサービスは、LTEを用いた音声/ビデオ通話サービスであるVoLTEを使用するアプリケーションを指す。一般的なパケットデータサービス(normal packet data service)は、端末が使用する一般的なインターネットサービス及びD2D(device−to−device)サービスなどを指し、IMSサービスに属しないすべてのパケットデータサービスを含むことができる。遅延に抵抗力のある(delaytolerant)サービスは、送信遅延に敏感ではないか、送信優先順位の低いサービス、例えば、MTCサービス、モノのインターネット(internet of things、IoT)のための端末やMTC端末が使用するアプリケーション、もしくは低優先順位のクラス(low priority class)を持つ端末が使用するアプリケーションを含むことができる。このほか、他のアプリケーションの種類が追加されることができ、例えば、サーキットスイッチング(CS)ドメインを使用するサービス、即ち、CSFBサービスはパケットサービスを用いる端末がサーキットスイッチドネットワーク(Circuit Switched Network)を用いて電話をかけることができサービスを提供するアプリケーション又はSMS(short message service)などが追加されることができる。事業者はアプリケーションの種類に対するアプリケーションカテゴリー(application category)をマッピングして端末に設定情報を提供することができる。以下、事業者が特定のアプリケーションの種類についてアプリケーションのカテゴリーをマッピングして提供する情報を“特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMO”という。事業者は、端末に常に特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOを送信することができ、内部政策が変更されたり、地域別規制が変更された場合は、新しいMOを構成し、送信及び更新を実行することができる。前記アプリケーションのカテゴリー間の相互の相対的な優先順位があり得る。表13に示されたカテゴリーの順序は、一般的なアプリケーション間の相対的な優先順位を示す(すなわち、カテゴリー1が最も優先順位の高い)。前記情報は、NAS(non−access stratum)MOの一部として含まれるか、又はACDC(application specific congestion control for data communication)MOのような別度のMOにユーザ端末に伝達されることができる。
図65は、本発明に係る特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOの構成の一例を示す図面である。図65で、公衆安全、IMSサービス、一般的なパケットデータサービス、遅延に抵抗力のあるサービス(以後、MTCサービスで呼ばれる)、CSドメインサービスがそれぞれのカテゴリー名に置き換えることができ、その他、追加的のアプリケーションの種類とカテゴリーが存在することができることは自明である。事業者は各アプリケーションのカテゴリー別で混雑制御水準を接続遮断(Access barring)確率(以下、遮断レート(barring rate))と、バック−オフタイマー(back−off timer)を介して差別化することができる。例えば、カテゴリー1には遮断比率が低く割り当てて、カテゴリ4―にはブロックの比率を高く割り当てて、カテゴリー1に対抗するアプリケーションが、より高い確率でネットワークに接続できるようにすることができる。また、遮断比率と共にバック−オフタイマーを共に提供し、接続遮断された端末が接続の再試行のために待つべき時間をカテゴリー別で指定することができる。遮断比率とバック−オフタイマーは、事業者の政策と地域別の規制に従うか、当該国の政策に従うことができる。MOはさらに各カテゴリー別で優先順位を定めることができる。例えば、カテゴリー1に最も高い優先順位を与え、カテゴリー4に最も低い優先順位を与え、端末で同時に2つ以上のアプリケーションがネットワーク接続を望む場合、優先順位が高いアプリケーションから混雑制御動作を実行するように制御することがすることができる。この場合、優先順位が高いアプリケーションから混雑制御動作を実行した後、次の優先順位を有するアプリケーションが混雑制御動作を実行する。
図66は、本発明に係る特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOの構成の別の一例を示す図面である。本発明によれば、事業者は図66のようにアプリケーションの種類を特定のアプリケーションのための識別子で表すことができる。
スマートフォンのオペレーティングシステム(operating system、以下、OS)内ですべてのアプリケーションは、OSの識別子(以下、ID)とそのOSのアプリケーションIDを合成したOSAPP_IDという固有の識別子を持つことになるが、例えば事業者は図66のアプリケーションAにアプリケーションAのOSAPP_IDを明示してアプリケーションのカテゴリーの情報を属性(attribute)に含まれるマッピング情報を提供することができる。この情報に各接続の比率やバック−オフタイマーが提供されることができるが自明である。OSAPP_IDは、特定のプラットフォーム(又はOS)別で固有の特性を持つので、アプリケーション識別子はOSAPP_IDだけでなく、プラットフォーム又はOSを指す識別子の対で構成されることができる。
図67は、本発明を実行する一例を示すフローチャートである。
本発明によれば、図67のように事業者は基地局6740、eNB(evolved nodeB)、ベースステーション(base station)などと混用する場合もある)が放送(broadcast)するシステム情報(system information block、以下、SIB)を介して端末6730に現在のセルで制御されているアプリケーションカテゴリー別の混雑制御情報を送信6700することができる。基地局が放送するSIBには、アプリケーションのカテゴリー別の混雑制御が適用されているか否かを指示するビット値0又は1が含まれることができる。これを受信した端末は事業者からMOに受信した情報と比較し、混雑制御が適用されているアプリケーションがネットワーク接続を望む場合、MO情報にある遮断比率を適用して接続決定(access decision)を行い(6710)、接続に失敗した場合、MO情報にあるバック−オフタイマーを開始し、このタイマーが満了されるまで当該アプリケーションによるネットワーク接続を試みない。遮断比率を適用することは端末が乱数を生成して生成された値を前記割合(rate)と比較し、その結果に基づいて接続が許可されて判断する動作である。例えば、遮断比率が20%であれば、0と1の間の値で生成された乱数(randomnumber)が0.2よりも大きい場合に接続が許可されたと判断する。この後、端末は接続が許可される場合、ラジオリソース制御(radio resource control、RRC)接続リクエスト(connection request)メッセージを基地局に送信する(6720)。
図68A及び図68Bは、本発明を実行する他の一例を示すフローチャートである。本発明によれば、事業者は接続遮断確率又はバック−オフタイマーを端末に提供しないことができる。この場合、端末は図68のように、アプリケーションのカテゴリーの情報だけで基地局から放送されるSIB情報を介して受信したカテゴリー別の混雑制御情報を識別して混雑制御を適用することができる。この場合、混雑制御情報は図68Aに示さたよう遮断比率又はバック−オフタイマー、又は図68Bに示されたように遮断−遮断未適用(barring−skip)のように接続遮断したり/しない指示(indication)であることができる。図68Aのように遮断率が与えられた場合、端末は端末が使用するアプリケーションのカテゴリーに該当するSIB情報にある遮断比率を確認して乱数を生成、遮断比率によってネットワーク接続するか否かを決定する。図68Bのように接続遮断をしたり/しないという指示が与えられた場合、端末が使用するアプリケーションのカテゴリーに該当するSIB情報にある混雑制御を適用するか否かによって接続の決定を行う。
図69は、本発明に係る特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOの構成の他の一例を示す図面である。本発明によれば、事業者は図69のようにMOデータにアプリケーションの種類とアプリケーションカテゴリーのマッピング情報をPLMN(publicl and mobile network)の関連情報と共に提供することができる。この場合、端末は共に提供されたPLMNIDを有するネットワークに対しても前記MO情報を適用することができる。例えば、PLMNA事業者が端末に特定のアプリケーションの種類に対する混雑制御のためのカテゴリーマッピング情報と共にPLMNB、PLMNCなどのPLMN情報を共に提供すると、端末は当該混雑制御情報をPLMNB、PLMNCネットワークでも使用することができる。MOは、1つ以上のカテゴリーのマッピング情報が含まれることができることはもちろんである。ネットワーク事業者は、EPLMN(equivalent PLMN)の適用するか否かを示す指示を追加してEPLMNで同じ混雑制御情報を使用することができるように設定することができる。又はEPLMNに対するPLMNIDを共に提供することができる。公共網(sharednetwork)を提供するネットワーク事業者の場合、公共網が提供することができるPLMN情報を含むことができる。端末が接続したネットワークがPLMNA、PLMNB、PLMNCに属しない場合、端末は特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOがないと判断し、より詳しい内容は本発明の他の実施形態に従う。
図70は、本発明に係る特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOの構成の別の一例を示す図面である。本発明は図70のように事業者が提供する特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOにアプリケーションIDとアプリケーションのカテゴリーの上下関係(もしくはノード−リーフ(node−leaf)の関係)が変わって構成されることを含む。事業者はカテゴリー別にアプリケーションIDを含んで提供することができ、各カテゴリーの遮断比率及びバック−オフタイマーは省略されることができる。また、事業者は端末がローミング時のホーム(home)PLMN(以下、HPLMN)から提供された特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOに含まれる情報をVPLMN(visited PLMN)で使用できるように図70のHPLMN選好(Preference)のような情報を提供することができる。HPLMN選好に明示されたPLMNが意味することは、当該PLMNを提供するネットワーク(例えば、VPLMN)でHPLMNから受信した特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOを使用できることを意味する。HPLMN選好が適用されていない場合は、他のPLMNを使用するネットワーク(例えば、VPLMN)で特定のアプリケーション別の混雑制御のためのMOがないように動作され、より詳しい内容は本発明の他の実施形態に従う。HPLMN選好はEPLMNも共に適用することができ、公共網を提供する通信事業者の場合、公共網内での同一設定を従うことを示すことができ、HPLMN選好という指示の以外に他の指示を追加して表すことができることは自明である。
図71A及び図71Bは、本発明に係る特定のアプリケーション別の混雑制御を適用する端末の内部動作を示す図面である。図71Aは特定のアプリケーション別の混雑制御の適用を端末のNASレイヤー(layer)で実行する実施形態であり、図71Bは特定のアプリケーション別の混雑制御の適用をRRCレイヤーで実行する実施形態である。
図71Aの場合、基地局7101からSIB情報を受信7100した端末7102のRRCレイヤー7104はNASレイヤー7103で特定のアプリケーション別の混雑制御が基地局で適用されるという指示や基地局が提供する特定のアプリケーションカテゴリー別の混雑制御情報を伝達する(7110)。端末は、これを受信したNASレイヤーでユーザーがネットワーク接続を望むアプリケーションに応じて端末が記憶している特定のアプリケーション別の混雑制御MOを確認して接続の決定を行う(7120)。接続決定は、MOに指定された遮断比率によって乱数を生成して遮断比率を満足すると、接続を開始したりMOに遮断比率無しに接続許容だけが表示された場合はその表示に従う。特定のアプリケーション別の混雑制御MOによる接続を失敗した端末はMOに明示されたバック−オフタイマーがある場合は、この値に基づいて一定時間の間の接続を再試行しないか、又は基地局からRRCレイヤーを経て伝達されたSIB情報にバック−オフタイマーの値があれば、その値によって一定時間の接続を再試行しない。特定のアプリケーション別の混雑制御機能を実行して接続を開始するNASレイヤーは、RRCレイヤーで特定のアプリケーション別の混雑制御を実行した後、開始する接続という指示を伝達することができ(7130)、この指示はユーザーが接続を望むアプリケーションのカテゴリーを示すことができる。また、この情報はRRC接続の確立原因(connection establishment cause)という情報でRRCレイヤーに送信されることもできる。これを受信したRRCレイヤーは特定のアプリケーション別の混雑制御が実行された後の接続リクエストであることを確認することができ、端末は基地局にRRCレイヤー上にRRC接続リクエストメッセージを送信7140して接続動作を行う。
図71Bの場合、基地局7151からSIB情報を受信7150した端末7152のRRCレイヤー7154がNASレイヤー7153に特定のアプリケーション別の混雑制御が基地局から適用されている指示や基地局が提供する特定のアプリケーションカテゴリ別の混雑制御情報を伝達する(7160)。これを受信した端末のNASレイヤーは、ユーザーがリクエストしたアプリケーションに対する特定のアプリケーション別の混雑制御MOに基づいてユーザーが接続を望むアプリケーションのカテゴリーをRRCレイヤーに伝達する(7170)。RRCレイヤーはNASレイヤーから受信したアプリケーションのカテゴリーに基づいて基地局がSIBに提供された特定のアプリケーションカテゴリー別の混雑制御情報である遮断比率又はバック−オフタイマーを適用して接続決定を行う(7180)。接続が許可された場合、RRCレイヤーは基地局にRRC接続リクエストメッセージを送信し、接続が失敗した場合、バック−オフタイマーを適用して一定時間接続を再試行しないか、端末内部的に設定された動作に従う。前記図71A及び図71Bで端末がRRCレイヤー上にRRC接続リクエストメッセージを基地局に送信するときに、特定アプリケーション別の混雑制御機能が適用されたRRC接続という指示を与えることができ、これはRRC原因コード(cause code)であることができ、あるアプリケーションのカテゴリーに該当するRRC接続であることを示すことができる。これを受信した基地局が混雑状況が深刻で、当該RRC接続を拒絶することになる場合、共に受信したアプリケーションのカテゴリーに関連されるインジケーターによって他のバック−オフタイマーを提供することができる。例えば、公衆安全に対するアプリケーションのカテゴリーをインジケーターに含むリクエストされたRRC接続は基地局が拒絶せず、MTCに対するアプリケーションのカテゴリーをインジケーターとして含むリクエストされたRRC接続は基地局が拒絶し、又は大きな値を持つバック−オフタイマーを提供するなどの差別化されたサービスを提供することができる。
本発明によれば、特定のアプリケーション別の混雑制御機能をサポートする端末がネットワークから端末の接続クラス(access class)によって混雑制御をする動作と共に、特定のアプリケーション別の混雑制御機能の適用を受けることができる。この場合、特定のアプリケーション別の混雑制御が接続クラスに従う混雑制御に優先して行われ、端末の接続クラスに従う混雑制御は行われない方法はこの発明の実施形態に従う。事業者のネットワークは端末ごとに接続クラスを数字値で提供して0〜9までのユーザーは一般ユーザー、11〜15までのユーザーは高い優先順位(high priority)のユーザーに区分して混雑状況で高い優先順位のユーザーに接続優先順位を提供することができる。特定アプリケーション別の混雑制御機能を実行する端末は、接続クラスが0〜9までの一般ユーザーである場合、接続クラスに従う混雑制御は適用せず、特定のアプリケーション別の混雑制御だけに適用することができる。前記のように接続クラスに従う混雑制御を適用しないために端末は、基地局が放送するSIB情報に基づいて接続クラスに従う混雑制御をするか、特定のアプリケーションカテゴリー別の混雑制御をするかを確認する。接続クラス混雑制御情報と特定のアプリケーションカテゴリー別の混雑制御情報は異なるSIBの情報を介して基地局から端末に伝達されることができる。基地局が放送するSIB情報にアクセスクラスの混雑制御情報があり、特定のアプリケーションカテゴリー別の混雑制御情報があれば、端末は接続クラスの混雑制御過程は実行しないと判断することができる。より詳細な一例として、前記端末はRRCレイヤーでSIB情報を聞いて端末のNASレイヤーに特定のアプリケーション別の混雑制御機能が基地局に適用されていることを通知する。これによる第1詳細実施形態でNASレイヤーは特定のアプリケーション別の混雑制御機能を実行してネットワーク接続が許可されると、端末のRRCレイヤーに特定のアプリケーション別の混雑制御を実行した後、RRC接続を開始することであるというインジケーターを送信することができる。この指示を受けたRRCレイヤーは端末が予め特定のアプリケーション別の混雑制御機能を実行し、接続クラスに基づく混雑制御を実行しないと判断し、RRCレイヤーでの接続クラス混雑制御を行わないことができる。又は第2詳細実施形態で端末のNASレイヤーが特定のアプリケーションを用いてネットワークに接続するというインジケーターをRRCレイヤーで伝達うると、特定のアプリケーション別の混雑制御と接続クラスの混雑制御の両方の基地局に適用されていることを分るRRCレイヤーで、前記NASレイヤーから受信したインジケーターを基づいて特定のアプリケーション別の混雑制御機能を実行し、接続クラスの混雑制御動作は行わないことができる。また、RRCレイヤーで端末に対しては特定のアプリケーション別の混雑制御機能を適用しないことができる。優先順位の高い端末は端末自分の接続クラスが11〜15の値を持っていることを分って基地局が放送するSIB情報を報告接続クラスに従う混雑制御を適用しており、同時に特定のアプリケーション別の混雑制御を適用していると判断することができる。この場合、優先順位の高い端末はアクセスクラスの混雑制御機能のみを適用し、高い優先順位を持ってネットワークに接続することができ、特定のアプリケーション別の混雑制御機能は実行していないこともある。より詳細な実施形態でRRCレイヤーは端末の接続クラスを知っているので、端末の接続クラスが高い優先順位を有しており(例えば、接続クラス11〜15)基地局が接続クラスの混雑制御機能を適用しており、同時に、特定のアプリケーション別の混雑制御機能を適用していることを基地局が放送するSIB情報を介して分る。前記RRCレイヤーは端末が高い優先順位を有するので特定のアプリケーション別の混雑制御機能を実行しないと判断して接続クラスの混雑制御のみ適用し、ネットワーク接続が可能である。この場合、RRCレイヤーはネットワーク接続信号を送信し始めているNASレイヤーにアプリケーション別の混雑制御が適用されなかった指示を伝達したり、接続クラスの混雑制御が優先されて適用されたという指示を伝達することができる。前記実施形態では接続クラスの混雑制御は接続クラス遮断(access class barring)という名前が付いている3GPP標準を含む。
図72は、本発明を実施することができる端末及び基地局の構造を示すブロック図である。図72によれば、端末7200は、制御部7210及び送受信部7220から構成され、前記送受信部は、基地局及び信号を送受信するように制御部により制御される。前記制御部は基地局からSIB情報に含まれる特定のアプリケーションに対する混雑制御のための情報を受信し、又は事業者のサーバから特定のアプリケーションに対する混雑制御のための情報を受信し、基地局にRRC接続のためのRRC接続リクエストメッセージを送信するように送受信部を制御することができる。また、RRCレイヤーとNASレイヤー間の特定のアプリケーションに対する混雑制御に関連する情報及び接続クラス関連情報を伝えることができる。また、特定のアプリケーションのための混雑制御のための情報及びアクセスクラスに関連する情報などその他の接続遮断の関連情報に基づいてネットワークへの接続するか否かを決定することができる。詳しい内容については本発明の実施形態に従う。基地局7230は送受信部7240及び制御部7250を含み、前記制御部はSIB情報を放送し、端末から送信されるRRC接続リクエストメッセージを受信するように送受信部を制御することができる。
<第7実施形態>
以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。このとき、添付された図面で同じ構成要素は可能な同一の符号で付していることに留意すべきである。また、本発明の要旨を不明瞭にすることができる公知の機能及び構成の詳細な説明は省略する。
また、本発明の実施形態を具体的に説明するにあたり、3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規格を定めた無線接続ネットワーク(radio access network、以下、RAN)及びコアネットワーク(corenet work、以下、CN)の長期進化(long−term evolution、以下、LTE)と進化したパケットコア(evolved packet core、以下、EPC)を主な対象とするが、本発明の主な要旨は類似の技術的な背景を有する他の通信システムにも本発明の範囲を大きく逸脱せず範囲で、少しの変形で適用可能で、これは本発明の技術分野で熟練した技術的な知識を有する持者の判断で可能であろう。
本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず他の具体的な形で実施されることができることを理解できるだろう。したがって、本明細書で記述する実施形態は、すべての面で例示的なものであり、限定的ではないことで理解しなければならない。
実施形態において、すべての段階及びメッセージは選択的な実行の対象又は省略の対象となることができる。また、各実施形態では段階は必ず順番に起こる必要はなく、逆になることができる。メッセージの伝達も必ず順番に起こる必要はなく、逆になることができる。各段階及びメッセージは独立的に行うことができる。
実施形態において例示で示されている内容の一部又は全体は、本発明の実施形態を具体的に示して理解を助けるためのものである。したがって、詳細については本発明で提案する方法及び装置の一部を表現するもので見られる。即ち、実施形態で示されている例示の内容は、統語論的にアクセスされるよりも意味論的にアクセスされることが好ましい。即ち、本明細書と図面に開示される本発明の実施形態は本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために、特定の例を提示したものだけで本発明の範囲を限定しようとするものではない。すなわち、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。
複数の端末(userequipment(UE)、これは移動局(mobile station)又はターミナル(terminal)と併用する場合もある)、特に特定のグループに属する端末にメッセージを伝達するとき、リソース使用の効率性を考慮して放送のリソースを使用することができる。放送リソースを使用したメッセージの伝達(特に、3GPPで定められた基準によると、マルチメディアの放送及びマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service、以下、MBMS)送信を介してメッセージの伝達のためには端末はMBMS関連情報(MBMSサービスの説明(service description))を獲得しなければならなく、ネットワーク(network)はMBMSベアラ(bearer)を活性化しなければならない。本発明では端末がMBMS関連情報を獲得してネットワークがMBMSベアラを活性化させる方法について述べる。
図73は、本発明に係るネットワーク構造を示す図面である。図73を参照すると、図示したようにLTE移動通信システムの無線アクセスネットワークは次世代基地局(7330、evolvednodeB、基地局(basestation)、E−UTRAN、RANノードなどの混用することができる。以下、eNBとする)とMME(7350、mobility management entity)とS−GW(7340、serving−gateway)から構成されている。端末7300はeNBとS−GW7340、及びP−GW7360、PDN(packet data network)−gateway)を介して外部ネットワークに接続する。端末7300が、P−GW7360を介してデータを送受信するためには、パケットデータネットワーク(packet data network、以下、PDN)接続(connection)を生成する必要があり、1つのPDN接続は1つ以上のEPS(evolved packet system)ベアラを介して行われることができる。
eNB7330はRANノードとしてUTRANシステムのRNC、そしてGERANシステムのBSCに対応される。eNB7330は、端末7300と無線チャンネル(Uuインターフェース)に接続され、既存のRNC/BSCと類似の役割を実行する。LTEではインターネットプロトコルを介したVoIP(Voice over IP)のようなリアルタイムサービスを含むすべてのユーザーのトラフィックが共用チャンネル(shared channel)を介してサービスされるので、端末の7300の状況情報を収集してスケジューリングをする装置が必要し、これをeNB7330が担当する。
S−GW7340は、データベアラを提供する装置であり、MME7350の制御によってデータベアラを生成又は削除する。MME7350は、各種制御機能を担当する装置として1つのMME7350は、多数の基地局7330と接続することができる。ホーム加入者サーバ(7370、home subscriber server、以下、HSS)は、網のデータベースで各端末7300に対する認証のためのキー(key)の情報と、加入者(subscriber)のプロファイル(profile)を記憶している。
このとき、端末7300にMBMSサービスを提供する場合、放送/マルチキャストサービスセンター(7320、broadcast/multicast service center、以下、BM−SC)は、MBMSベアラサービスに対する権限検証とサービスの開始を実行し、MBMSコンテンツに対してサービスの品質を考慮したスケジューリングと送信を行う。BM−SC7320は、自体の放送コンテンツをLTEネットワークに伝達することができ、外部のコンテンツ提供者と連動して放送コンテンツを伝達することができる。BM−SC7320は、MBMS−GW(7310、MBMS gateway)と制御メッセージの送信のためにSGmbインターフェイスで接続され、コンテンツ(ユーザーのトラフィック)送信のためにSGi−mbインタフェースで接続される。MBMS−GW7310は、eNB7330でIPマルチキャスト送信方式を用いてコンテンツを提供する。MBMS−GW7310は、MME7350とセッションに対する制御メッセージの送信のためにSmインタフェースで接続され、eNB7330にコンテンツの送信のためにM1のインターフェイスで接続されている。
サービス露出個体(7380、service capability exposure function、以下、SCEF)は、外部サーバーに3GPPネットワークを安全に露出させる個体に外部サーバ(7390、service capability server/application server、以下、SCS/AS)からメッセージを受信し、端末7300のグループを管理するためにHSS7370及びBM−SC7320などの3GPPネットワーク個体と疎通するなどの役割を実行する。本明細書にわたって、SCEFは機械式の通信のための連動個体(machine type communication−interworking function、以下、MTC−IWF)及び上述したSCEFを通称することができる。SCS/AS7390は、3GPPネットワークに属しない外部のサーバーを意味する。しかし、SCS/AS7390が3GPPネットワークに属している場合でも本実施形態を適用することができることは自明である。SCS/AS7390はMTCサーバを意味することもできる。
図74は、ネットワークが複数の端末7300にMBMSサービスを用いてメッセージを伝達するときに、端末7300が受信するMBMS関連情報をネットワークと(事前)共有する方法を示す図面である。
図74によると、段階7400で端末7300はアタッチ(attach)過程を介してPDN接続性を獲得することができる。もしくはその他の方法で端末は、PDN接続を獲得することができる。例えば、端末はWi−Fi(Wi−Fi)を介してPDN接続を獲得することができる。
段階7410でSCS/AS7390は、端末7300とアプリケーションレベルシグナリング(application level signalling、アプリケーションシグナリングと混用する場合もある)を介して端末7300が属するグループの識別子(external group ID、以下、外部グループID)、端末の位置(セル識別子、及び/又はMBMSサービス地域識別子)及び/又は端末の性能に対する情報(UEcapability)を獲得することができる。1つ以上の端末7300の端末性能からMBMSがサポートすることを確認し、特定の地域にMBMS送信を通じたメッセージが効率的だけ端末に7300が密集していることを確認したSCS/AS7390は、当該グループに属している端末7300にMBMS送信を通じたメッセージの伝達を行うことを決定することができる。これにより、以後の段階で、MBMS送信時に使用されるグループ識別子(temporary mobile group identifier、以下、TMGI)の割り当てをリクエストすることができるようになる。
段階7420でSCS/AS7390はSCEF7380にTMGI割り当てをリクエストするメッセージ(allocate TMGI request message)を送信することができる。予め割り当てられるTMGIがあればSCS/AS7390は予め割り当てられたTMGIを使用することができる(この場合、段階7420から段階7470までを実行する必要がないことがある)。SCS/AS7390は、TMGI割り当てをリクエストするメッセージの送信の対象となるSCEF7380のインターネットプロトコル(internetprotocol、IP)アドレス及び/又はポート番号を決定するために、外部のグループIDを用いてドメイン名システム(domain name system、DNS)クエリー(query)を実行するか、予め設定された情報を使用することができる。SCS/ASは前記外部グループIDとSCEF7380のIPアドレス及び/又はポート番号を記憶することができる。
前記TMGI割り当てをリクエストするメッセージは、外部のグループID、優先順位(priority)情報及び/又はSCS/AS識別子(SCS/ASID)を含むことができる。優先順位情報は、外部のグループの重要度を示すために用いられ、SCEF7380は、priorityが高い外部グループに対して優先的にTMGI割り当てリクエストを処理することができる。SCEF7380は、SCS/ASIDを用いて認可(authorization)を実行することができる。この認可過程は、SCS/ASIDが指示するSCS/AS7380がTMGIをリクエスト資格があるかを判断する過程を含むことができる。さらに、認可過程で外部グループIDを利用することができる。前記外部グループIDが示すグループがTMGIを割り当てること資格があることを判断する過程が認可過程に含めることができる。
許可過程には、SCS/ASIDで識別可能な当該エンティティの資格及び/又は外部グループIDで識別可能な当該グループの資格を判断する過程が含まれることがあり、また、この過程には、HSS7370及び/又はグループ管理サーバー(group management server)が介入されることができる。より詳しくはSCEF7380は、HSS7370及び/又はグループ管理サーバーに認可に必要な情報(SCS/ASID及び/又は外部グループID)を伝達することができる。前記の情報を受信したHSS7370及び/又はグループ管理サーバは、当該SCS/AS7390がTMGIをリクエスト資格があることを、及び/又は当該外部グループがTMGIをリクエスト資格があるかを確認することができる。
段階7430でSCEF7380はHSS7370に加入者情報リクエストメッセージ(subscriberinformationrequestmessage)を送信し、外部のグループID、SCS/ASID、及び/又はBM−SCフラグ(flag)を伝達することができる。BM−SCフラグは前記加入者情報リクエストメッセージがBM−SC7320に対するルーティング情報(routing information、例えば、BM−SC識別子、BM−SCIPアドレス)をリクエストするためのメッセージであることを示すために使用されることがている。BM−SCのルーティング情報をリクエストするための新たなメッセージが定義されると、前記BM−SCフラグは含まれないことができる。
次に、段階7440で、HSS7370はSCEF7380で加入者情報のリクエストメッセージに対する応答として加入者情報応答メッセージ(subscriber information response message)に含まれるBM−SCルーティング情報を送信することができる。
前述されたHSS7370を介してBM−SCルーティング情報を直接獲得する方法に加えて、SCEF7380は外部のグループに属する端末7300のサービングネットワーク(serving publicl and mobile network、serving PLMN)情報に基づいてBM−SC7320との接続性があるか否かを判断することができる。SCEF7380がサービングネットワーク情報を獲得する方法は、次のいずれかに該当することができる。
−第1に、端末7300がSCS/AS7390にサービングネットワーク情報を提供し、これを段階7420を介してSCS/AS7380がSCEFに伝達することができる。
−第2に、SCEF7380がHSS7370及び/又はグループ管理サーバにを当該外部グループのサービングネットワーク情報をクエリーすることができる。例えば、段階7430を介してSCEF7380から外部グループ識別子を獲得したHSS7370は、この外部グループ識別子に対応する端末に7300が、及び/又は外部のグループ識別子に該当する端末7300の大部分がサービングされるネットワーク情報を段階7440を介してSCEF7380に伝達することができる。
−第3に、SCEF7380内の設定された外部のグループIDとサービングネットワーク間のマッピング情報を用いてサービングネットワーク情報を獲得することができる。
SCEF7380は、サービングネットワーク情報に基づいて該当するネットワーク(PLMN)に対してBM−SC7320とSCEF7380及びBM−SC7320間のインタフェースであるMB2インターフェースの使用可能であるか否かを決定することができる。例えば、SCEF7380は、SCEF7380の内部に設定されたサービングネットワークとBM−SCルーティング情報間のマッピング情報を利用することができる。
段階7450でSCEF7380は、BM−SC7320にTMGI割り当てをリクエストすることができる。このとき、TMGI割り当てリクエストメッセージ(allocate TMGI request message)は、割り当てを希望するTMGIの個数、外部グループID、SCS/ASID及び/又は優先順位情報を伝達することができる。BM−SC7320はTMGI割り当ての認可(authorization)を実行することができる。認可は当該SCEF7380、当該SCEF7380が属するPLMN、外部グループ、及び/又はSCS/ASに対して行われることができる。
許可操作が成功すると、段階7460でBM−SC7320はTMGI割り当てリクエストメッセージに対する応答としてTMGI割り当て応答メッセージ(allocate TMGI response message)に1つ以上のTMGI及び/又はTMGIに該当するTMGIの満了(expiration)情報の集合を含んでSCEF7380に伝達することができる。このとき、受信した外部グループID及び/又は優先順位情報が考慮されることができる。優先順位が高いほど、TMGI満了期間が長くなることができる。SCEF7380はBM−SC7320から受信した情報に基づいてBM−SCルーティング情報とそれに対応する1つ以上の外部のグループID及びTMGI間のマッピング情報のセットを記憶することができる。
段階7470でSCEF7380は、BM−SC7320から受信したTMGI及び/又はTMGIの満了情報をSCS/ASに伝達することができる。
段階7480でSCS/AS7390は、アプリケーションレベルシグナリングを介して端末7300にTMGI、サービス開始時点及び/又はサービスの終了時点を含んでMBMS関連情報を伝達することができる。SCS/AS7390は、アプリケーションレベルシグナリングを介して外部のグループIDを伝達することができる。これにより、端末7300はいくつかの外部のグループに属している場合、外部のグループIDとTMGI間の関連を調べることができる。以後、端末7300は必要であれば、MBMS関連チャンネルをモニターリングすることができ、当該TMGI検出時のMBMS関連チャンネルに送信されるデータを受信することができる。SCS/AS7380は、特定の場所に位置する端末7300のみMBMS関連情報を伝達することができる。そのために、SCS/AS7390は端末7300の位置に対する情報が必要な場合がある。SCS/AS7380は、端末7300の位置情報を応用レベルシグナリングなどの様々な方法を介して獲得することができる。
図75A及び図75Bは、グループメッセージの伝達のためにMBMSベアラを活性化させ、グループメッセージの伝達を実行する方法を示す図面である。
図75によると、段階7500から7530まで図74の段階7420から7480までに該当するとすることができる。しかし、上述した段階7400と7410が省略されるべきものではない。
段階7535で、SCS/AS7390は、グループメッセージリクエストメッセージ(group message request message)をSCEF7380に伝達する。前記グループメッセージリクエストメッセージは、外部のグループID、SCS/ASID、伝達しようとするコンテンツ、位置/地域情報(location/area information)、無線接続技術(radio access technology、RAT(s))の情報、及び/又はTMGIを含むことができる。SCS/ASはグループメッセージリクエストメッセージを受信するSCEFのIPアドレス及び/又はポート番号を決定するために、外部のグループIDを用いてDNSクエリーを実行したり、予め設定された情報を使用するか、事前にTMGI割り当て時に記憶した情報を使用することができる。SCS/ASは前記外部グループIDとSCEFのIPアドレス及び/又はポート番号を記憶することができる。前記位置/地域情報は、地理的情報であることができる。他の例として、前記位置/地域情報は、1つ以上のセル識別子を含むことができる。この1つ以上のセルの識別子は端末の7300から受信した情報から生成された情報であることができる。
段階7540で、SCEF7380はグループメッセージ伝達の認可(authorization)を実行する。認可はSCS/ASIDで識別されるSCS/AS7390に対して及び/又は当該外部グループIDで識別される外部グループに対して実行することができる。認可はSCEF7380が単独で実行することもあり、SCEF7380がHSS7370及び/又はグループ管理サーバー(group management server)にSCS/ASID及び/又は外部グループIDを伝達してHSS7370及び/又はグループ管理サーバーが認可を実行した後、その結果をSCEF7380に通知することができる。これは、段階7545と7550でより詳しく説明する。
段階7545でSCEF7380は、加入者情報リクエストメッセージ(subscriberinformationrequestmessage)をHSS7370及び/又はグループ管理サーバーに伝達することができる。前記メッセージには、外部のグループID及び/又はSCS/ASIDが含まれることができる。HSS7370及び/又はグループ管理サーバは、SCS/AS7390及び/又は外部のグループがグループメッセージの伝達をリクエストする資格があるかを判断することができる。
段階7550でHSS7370及び/又はグループ管理サーバは、加入者情報応答メッセージ(subscriber information response message)を送信することができる。前記メッセージには認可結果とその原因(cause)が含まれることができる。
段階7555で、SCEF7380はMBMSサービスを介してグループメッセージを送信することを決定する。
必要に応じて、段階7560で、端末7300はMBMS関連情報を獲得することができる。MBMS関連情報は、SCEF7380が端末7300に伝達することができSCS/AS7390が端末7300に伝達することである:
−SCEFD7380は、この実施形態の段階7570の以後にMBMS関連情報を伝達することもできる。
−SCS/AS7390は、MBMS関連情報を予め段階7480/7530を通じて伝達したこともでき、段階7575の以後に伝達することもできる。
−段階7480/7530を介してMBMS関連情報を伝達する場合には、SCS/AS7390は、MBMSサービス地域、無線周波数などの情報をまだ獲得していなかったため、この情報をMBMS関連情報に含ませない場合があり得る。
−段階7575の以後にMBMS関連情報を伝達する場合には、MBMS関連情報にTMGI、サービス開始時点、及び/又はサービスの終了時点をは含むMBMSサービス地域、無線周波数などの情報が含まれることができる。段階7575以後にMBMS関連情報を提供することは、段階7480/7530を介してMBMS関連情報を提供しないか、段階7480/7530を介して伝達されたMBMS関連情報の変更が生じた場合に限り、行われることができる。
段階7565で、SCEF7380はMBMSベアラ活性化リクエストメッセージ(activateMBMSbearerrequestmessage)をBM−SC7320に送信することができる。前記MBMSベアラ活性化リクエストメッセージは、MBMSサービス地域、TMGIなどの情報を含むことができる。これに追加的に1つ以上のセル識別子が含まれることができる。SCEF7380は、段階7535で受信した位置/地域情報からMBMSサービス地域及び/又はセル識別子を獲得したことができる。MBMSサービス地域及び/又はセル識別子が示す地域は位置/地域情報が表す地域よりも大きいこともあり、位置/地域情報が1つ又は複数のセル識別子を含む場合、SCEF7380は別にセル識別子を誘導する必要がないこともある。BM−SC7320はMBMSダウンストリームノード(downstreamnodes)にMBMSベアラの活性化を引き起こしさせる。これは、段階7580でより詳細に説明する。
段階7570でBM−SC7320はMBMSベアラ活性化応答メッセージ(activate MBMS bearer response message)をSCEF7380に伝達する。
段階7575でSCEF7380は、グループメッセージ確認メッセージ(group message confirm message)をSCS/AS7390に送信することができる。このメッセージを介してSCEF7380は、グループメッセージを伝達するリクエストに対する結果をSCS/AS7390に通知することができ、前記メッセージは、MBMSサービス地域及び/又は無線周波数情報を含むことができる。また、段階7535で、グループメッセージのコンテンツを受信しなかった場合、SCEF7380は、前記メッセージ上でSCS/AS7390がグループメッセージのコンテンツを受信することを望むIPアドレス及び/又はポート番号を伝達することができる。もしくは段階7570で受信したBM−SC7320がグループメッセージのコンテンツを受信することを希望するIPアドレス及び/又はポート番号を伝達することができる。この場合、グループメッセージのコンテンツはSCEF7380を経ずにSCS/AS7390から直接BM−SC7320に伝達することができる。
段階7580でMBMS−GW7310、MME7350、MBMS組織化個体(multi−cell/multicast coordination entity、MCE)、及び基地局7330をはじめるMBMSダウンストリーム・ノードは、MBMSベアラを活性化させる。
段階7585で、(SCS/AS7390が(以前の段階7535で)SCEF7380にグループメッセージのコンテンツを伝達しなければ、もしくは追加的に送信コンテンツがあれば)SCS/AS7390は、グループメッセージのコンテンツをSCEF7380及び/又はBM−SC7320に伝達する。このとき、SCS/AS7390は、段階7575で受信したIPアドレス及び/又はポート番号を使用することができる。又はSCEF7380はグループメッセージのコンテンツをBM−SC7320に伝達することができる。BM−SC7320は、グループメッセージのコンテンツをMBMSダウンストリーム・ノードに伝達することができる。最終的にグループメッセージのコンテンツは端末7300に伝達することができる。また、グループメッセージのコンテンツを受信した端末の7300が一度に応答することを防ぐために、SCS/AS7390は、グループメッセージのコンテンツに応答のための時間窓(time window)を含むことができる。端末7300は、この応答時間窓内でランダム視点を選んで応答することができる。
段階7590で、端末7300は適切に反応をすることができる。例えば、SCS/AS7390で適切なアプリケーションレベルシグナリング又はアプリケーションのユーザーデータを送信することができる。
図76は、本発明の実施形態に係る個体の内部構造を示すブロック図である。具体的には実施形態の個体は、SCEF7380、SCS/AC7390、BM−SC7320、HSS7370及び端末7300を含むことができる。前記個体は送受信部7600、制御部7610及び記憶部7620から構成されている。
特に、実施形態の個体がSCS/ASの場合、制御部はSCEFにTMGIをリクエストするリクエストメッセージを送信し、SCEFからTMGIリクエストに対する応答メッセージを受信するように送受信部を制御することができる。
また、特に実施形態の個体がSCEF場合、制御部は、SCS/ASからTMGIをリクエストするリクエストメッセージを受信し、前記リクエストメッセージに基づいてメッセージを送信したSCS/ASがTMGIをリクエスト資格があることを確認し、加入者情報をリクエストするリクエストメッセージをHSSに送信し、HSSからルーティング情報が含まれる加入者情報リクエストメッセージに対する応答メッセージを受信し、BM−SCにTMGIをリクエストするメッセージを送信し、BM−SCからTMGIを含む応答メッセージを受信し、TMGIを含む応答メッセージをSCS/ASに送信するように送受信部と記憶部を制御することができる。
特に、実施形態の個体が端末である場合、制御部は送受信部アプリケーションレベルシグナリングにTMGI及びその他のMBMS関連情報を受信することができ、MBMSサービスを用いたグループメッセージを受信し、グループメッセージに応じた動作を実行するように制御することができている。
また、SCEF、SCS/AS、BM−SC、HSS及び端末は前述されたことの外、図74及び図75A及び図75Bによる動作を行うことができることは自明である。
本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更せず他の具体的な形で実施されることができることを理解できるだろう。したがって、上述した実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的ではないと理解しなければならない。本発明の範囲は前記詳細な説明でより後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導出されるすべての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
上述した実施形態において、すべての段階及びメッセージは選択的な実行の対象又は省略の対象となることができる。また、各実施形態では段階は必ず順番に起こる必要はなく、逆になることができる。メッセージの伝達も必ず順番に起こる必要はなく、逆になることができる。各段階とメッセージは、独立的に行われることができる。
SCEF7380とSCS/AS7390を1つの個体として見る観点を、上述した実施形態において適用することも可能であるが自明である。この場合、この2個体を1つの応用サーバー(例えば、グループ通信サービスアプリケーションサーバー)として扱うことができる。
上述した実施形態においてで例示で示されている表の一部又は全体は、本発明の実施形態を具体的に示して理解を助けるためのものである。したがって、表の詳細については本発明で提案する方法及び装置の一部を表現するもので見られる。即ち、本明細書の表の内容は、統語的にアクセスされるよりも意味論的にアクセスされることが好ましい。
一方、本明細書と図面に開示された本発明の実施形態は本発明の技術内容を簡単に説明し、本発明の理解を助けるために、特定の例を提示したものであって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。すなわち、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明である。