JP6582857B2 - 復水器冷却管漏えい時の応急処置方法 - Google Patents

復水器冷却管漏えい時の応急処置方法 Download PDF

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Description

本発明は、復水器の冷却管漏えい時に目的とする冷却管群を構成する個々の冷却管において同時に同等の補修効果を発揮させることができる復水器冷却管漏えい時の応急処置方法に関する。
従来、火力発電プラントや原子力発電プラントでは、発電機に結合されたタービン用いた水の循環システムを備えている。この循環システムは、例えば、水をボイラで加熱して蒸気とし、この蒸気をタービンに噴出させてタービンを回転させる構造になっている。そして、タービンを回転させた後の蒸気は、海水を冷却水として使用する復水器により凝集されて、復水される。そして、この復水は、ボイラで再び加熱されることにより蒸気にされ、再度蒸気タービンに噴出されている。
つまり、火力発電プラントや原子力発電プラントでは、海水を冷却水として用いる復水器により、蒸気を復水し、復水された水を循環水として発電プラント内を循環させている。
上述のような発電プラントでは、稀ではあるが、冷却用の海水を流通する冷却管から海水が漏えいすることがあり、この場合、復水器内部に海水が浸入して復水に海水が混入してしまう場合があった。
そして、復水は発電プラント内を循環するので、復水に海水が混入してしまうと、発電プラントの構成機器や配管等において腐食が起こる原因となる恐れがあり好ましくなかった。このため、発電プラントでは、復水器内部に海水が漏えいしているか否かは重要な問題であり、常時、復水への海水漏えいの有無を監視している。
また、復水への海水の漏えいが検知された場合は、直ちに海水が漏えいした冷却管を補修する必要があるが、火力発電プラントや原子力発電プラントの可動状況によっては直ちに補修作業に取りかかれない場合もあり、一時的に冷却管からの冷却水(海水)の漏えいを止めるための補修技術が必要とされていた。
現時点で、本発明と同一の解決すべき課題を有する先行技術文献は発見されていないが、関連する技術分野の先行技術としては以下に示すようなものが知られている。
特許文献1には「復水器」という名称で、復水器の冷却管内に付着した汚れを除去するためのスポンジボールを使用する復水器、特にその水室構造の改良に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示される復水器は、両端が管板にほぼ水平に保持された冷却管群と、両管板に隣接して配設された、水平床を有する水室と、両水室の水平床に上部開口があり、下部開口にフランジを有する冷却水の導入管又は導出管を連設した復水器において、冷却水の導入側の水室の水平床を、管板の下端部に接する側縁から上部開口の管板側の周縁にわたる部分が欠除された水平床となし、また前記導入管を、その上部開口の前記周縁からフランジに垂下する管壁部分が欠如された導入管となし、別に管板の下端部よりフランジの開放された開口の周縁に延びる傾斜板、及びこの傾斜板の両側端に接続し、かつ前記導入管の管壁の開放側端と水平床の開放側端に接続する垂直壁を付設したことを特徴とするものである。
上記構成の特許文献1に開示される発明によれば、洗浄用スポンジボールの水室内における偏流が解消されて、スポンジボールは管束の全冷却管に均一に分配される。従って、特に従来スポンジボールの通過が困難であった管束の外周部における冷却管に対して、その清掃を十分に行うことができる。これに伴い該外周部冷却管の熱伝導性が増大するため、復水器の効率を向上させることができる。
特開昭61−195281号公報
上述の特許文献1に開示される発明は、本発明と同じ技術分野に属する発明であるが、発明が解決すべき課題が本発明とは異なっている。
すなわち、特許文献1に開示される発明によれば、スポンジボールを管束の全冷却管に均一に分配することができるものの、冷却管に漏えいが生じている際に、その補修を行うという技術ではなかった。
また、特許文献1には、冷却水中に混合される微小な固形物を、入り口側水室に到達する前に冷却水中に素早く均一に分散混合させる技術については開示はおろか示唆や言及までも全くない。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものでありその目的は、復水器の冷却管漏えい時に、冷却管に生じた小孔を塞いで、一時的に海水の漏えいを止めることができ、かつ、その際に目的とする冷却管群を構成するどの冷却管においても同等の補修効果を発揮させることができ、かつ、その実施に際して手間とコストがかからず、しかも、外部環境に悪影響を及ぼす恐れのない簡易な復水器冷却管漏えい時の応急処置方法を提供することにある。
上記課題を解決するため第1の発明である復水器冷却管漏えい時の応急処置方法は、復水器の水室に設置される検塩装置により計測される電気伝導度の上昇が生じた場合に、冷却水中におが屑を添加して、このおが屑を冷却管に生じた小孔に目詰まりさせることで、冷却管からの冷却水の漏えいを一時的に停止させる復水器冷却管漏えい時の応急処置方法において、冷却水中に添加されるおが屑は、予め水分を吸水させた含水おが屑であり、この含水おが屑は、冷却水給水管の上流側に配される冷却水送給ポンプの上流側において冷却水中に投入されることを特徴とするものである。
上記構成の第1の発明において、冷却管に形成された小孔を一時的に塞ぐものとしておが屑を用いることで、おが屑は生分解性物質であるため使用後に冷却水とともにおが屑を系外(海洋)に排出した際の環境へ悪影響を極めて小さくするという作用を有する。
また、冷却水中に投入するおが屑に予め水分を吸水させておくことで、おが屑の親水性を高めて、冷却水中におが屑を分散しやすくするという作用を有する。
さらに、含水おが屑の投入位置を冷却水送給ポンプの上流側に特定することで、冷却水送給ポンプによる冷却水の撹拌作用を利用して短時間のうちに含水おが屑を冷却水中に均一に分散させるという作用を有する。
これにより、復水器の目的とする冷却管群を構成する個々の冷却管内に供給されるおが屑の量を均一化するという作用を有する。
第2の発明である復水器冷却管漏えい時の応急処置方法は、第1の発明である復水器冷却管漏えい時の応急処置方法であって、含水おが屑は、固形状に成形されていることを特徴とするものである。
上記構成の第2の発明は、第1の発明と同じ作用に加えて、含水おが屑を固形状に成形して投入することで、流動する冷却水の水深の中ほどにまで含水おが屑を到達させるという作用を有する。つまり、含水おが屑を冷却水送給ポンプの水流発生部に到達させることが可能になる。
この場合、冷却水送給ポンプによる冷却水の撹拌効果を利用して、冷却水中のおが屑の濃度を迅速に均一化するという作用を有する。
第3の発明である復水器冷却管漏えい時の応急処置方法は、第1又は第2の発明である復水器冷却管漏えい時の応急処置方法であって、冷却水送給ポンプは、回転体を備え、水路中において冷却水を撹拌することを特徴とするものである。
上記構成の第3の発明は、第1又は第2の発明と同じ作用に加えて、冷却水送給ポンプが回転体を備えることで、この回転体の回転力を利用して冷却水送給ポンプの水流発生部に到達した含水おが屑を一層効率良く分散させて均一化するという作用を有する。
第4の発明である復水器冷却管漏えい時の応急処置方法は、第1乃至第3の発明のいずれかであって、おが屑は、粒子長が1〜5mmの範囲内にある粒子の含有率が50%以上であることを特徴とするものである。
上記構成の第4の発明は、第1乃至第3のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、特に粒子長が1〜5mmの範囲内であるおが屑は、漏えい冷却管の補修効果を高めるという作用を有する。
また、粒子長が1〜5mmの範囲内であるおが屑の含有率を50%以上に特定することで、おが屑による漏えい冷却管の補修効果を一層高めるという作用を有する。
第5の発明である復水器冷却管漏えい時の応急処置方法は、第1乃至第4の発明のいずれかであって、冷却水に対して所望量の含水おが屑を一時に投入することを特徴とするものである。
上記構成の第5の発明は、第1乃至第4のそれぞれに記載の発明と同じ作用に加えて、冷却水に対して所望量の含水おが屑を一時に投入することで、冷却水中におが屑を高濃度に含有するエリアを容易に生じさせるという作用を有する。
これにより、目的とする冷却管群を構成する個々の冷却管に、高濃度のおが屑を含有する冷却水を流動させることが可能になる。この結果、おが屑の投入回数及び投入量を最少にしながら、迅速に漏えい冷却管の補修を行うことが可能になる。
上述のような第1の発明によれば、冷却管中に生じた小孔を塞ぐためのおが屑を、所望のエリアの冷却水中にスムーズに分散させてその濃度を均一化することができる。
この結果、目的とする冷却管群を構成するどの冷却管にも均等な量のおが屑が供給されることになり、おが屑を含有する冷却水が流動する個々の冷却管におけるおが屑による補修効果を同等にすることができる。
なお、冷却管中に生じた小孔を塞ぐものとして、特におが屑を用いることで、その入手にかかるコストを極力小さくしつつ、使用後に海水(冷却水)とともに系外(海洋)におが屑を排出した際の環境への悪影響も極めて小さくできる。
さらに、含水おが屑を特に、冷却水送給ポンプの上流側に供給することで、冷却水送給ポンプによる冷却水の撹拌作用を利用して、冷却水中におが屑を迅速に分散させて均一化することができる。
第2の発明は、第1の発明と同じ効果に加えて、含水おが屑を固形状に成形して冷却水中に投入することで、含水おが屑を、流動する冷却水の水深の中ほどまで沈めることができる。
これにより、冷却水送給ポンプによる撹拌作用を有効に利用することができ、冷却水中のおが屑の濃度を一層容易にかつ迅速に均一化することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明と同じ効果に加えて、冷却水送給ポンプが回転体を備えていることで、冷却水中に含水おが屑が投入された際に、回転体の物理的撹拌作用により一層迅速にかつ効率良くおが屑を冷却水中に分散させて均一化することができる。
第4の発明は、第1乃至第3のそれぞれの発明と同じ効果に加えて、粒子長が1〜5mmの範囲内である粒子を50%以上含有しているおが屑を用いることで、冷却管内に生じた小孔を効率良く塞いで補修することができる。
これにより、おが屑による冷却管の補修効果の確実性を一層高めることができる。
第5の発明は、第1乃至第4のそれぞれの発明と同じ効果に加えて、冷却水に対して所望量の含水おが屑を一時に投入することで、冷却水中におが屑が高濃度に含有される領域を容易に生じさせることができる。
これにより、漏えい冷却管のおが屑による補修効果を大幅に高めることができる。
本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法の実施対象である復水器及びその周辺設備の断面概念図である。 本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法の実施対象である復水器の一部を切り欠いて示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法の手順を示すフロー図である。 本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法において用いる含水おが屑の調製手順を示すフロー図である。 本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法において用いる含水おが屑の調製状況を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法に用いられる固形状の含水おが屑の一例を示す画像である。 本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法に用いるおが屑の一例を示す画像である。 (a)復水器に接続される冷却水供給用水路の断面図であり、(b)同冷却水供給水路用の平面図である。
本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法について図1乃至図8を参照しながら詳細に説明する。
はじめに、本実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法の実施対象である復水器について図1,2を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法の実施対象である復水器及びその周辺設備の断面概念図である。図2は本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法の実施対象である復水器の一部を切り欠いて示す概念図である。
図1に示すように、復水器1は主に、胴体部2と、この胴体部2の一方側に設けられる入り口側水室3と、胴体部3の他方側に設けられる出口側水室4からなり、入り口側水室3と出口側水室4は、複数の冷却管6によりそれぞれ連結されて、冷却水11である海水Wが入り口側水室3から冷却管6を介して出口側水室4に流入するよう構成されている。
そして、胴体部2内に架設される冷却管6内を海水Wを通過する際に、使用済の水蒸気(蒸気17)が蒸気タービン排気口18から胴体部2内の冷却室2aに送給される構造の発電用タービンにおいて、蒸気17が冷却管6の表面において冷却されて凝集して冷却管6の下に流下する構造となっている。
より具体的には、本実施の形態に係る復水器1では、図2に示すように、冷却水11として使用される海水W(図1を参照)の供給側に、第1入り口側水室3Aと第2入り口側水室3Bが併設され、海水W(図1を参照)の出口側には、第1出口側水室4Aと第2出口側水室4Bとが併設されており、第1入り口側水室3Aと第1出口側水室4Aとをつなぐ冷却管6が胴体部2内において多数並列に配置されて第1冷却管群6Aを形成し、第2入り口側水室3Bと第2出口側水室4Bとをつなぐ冷却管6が胴体部2内において多数並列に配置されて第2冷却管群6Bを形成し、胴体部2は第1及び第2冷却管群6A,6Bからなる管巣26をなしている。
また、第1,第2入口側水室3A,3Bと胴体部2、及び、第1,第2出口側水室4A,4Bと胴体部2は、ともに管板5で間仕切られており、この管板5で冷却管6の一端と他端が支えられて、胴体部2内の冷却室2aに平行に多数の冷却管6が架設されている。
また、図2に示すように、第1,第2入口側水室3A,3Bのそれぞれには、冷却水供給弁27を備えた第1,第2冷却水供給管9A,9B(冷却水供給管9)が連結され、この第1,第2の冷却水供給管9A,9Bを介して第1,第2の入口側水室3A,3Bのそれぞれに海水Wが供給されている。
そして、第1,第2の出口側水室4A,4Bのそれぞれには、冷却水排水弁28を備えた第1,第2冷却水排出管10A,10B(冷却水排出管10)が連結されており、冷却管6を介して第1,第2入口側水室3A,3Bから第1,第2出口側水室4A,4Bに流入した海水Wが、第1,第2冷却水排出管10A,10B(冷却水排出管10)を介して復水器1の外に排出される仕組みになっている。
また、図2に示すように、復水器1の下部には、胴体部2内の冷却室2aに配される管巣26において蒸気17(図1を参照)が冷却されて凝集してなる復水19を貯留するための復水滞留部7aが設けられている。さらに、復水滞留部7aの底部には復水器出口7bが設けられており、復水器1において凝集された復水19は、再び加熱されて発電用タービンに送給されて発電プラント内を循環する(図示せず)。
なお、図2に示すように、復水滞留部7aは、仕切り板29により仕切られており、第1冷却管群6Aにより冷却されて凝集してなる復水19と、第2冷却管群6Bにより冷却されて凝集してなる復水19とが互いに混じり合わない構造になっている。
また、第1冷却管群6A側の第1復水滞留部(復水滞留部7a)と、第2冷却管群6B側の第2復水滞留部(図示せず)のそれぞれの底部には、個別に検塩装置8が設けられており、復水19中の塩分濃度を監視することにより冷却管6からの海水W(冷却水11)の漏えいを検知できるように構成されている。
より具体的には、復水滞留部7aは、仕切り板29により仕切られているので、第1復水滞留部(復水滞留部7a)において塩分濃度の異常が検出された場合は、第1冷却管群6Aに漏えい管(冷却管6)が存在することになる。その一方で、仕切り板29を介して復水滞留部7aの紙面奥側に配される第2復水滞留部において塩分濃度の異常が検出された場合は、第2冷却管群6Bに漏えい管(冷却管6)が存在することになる。
再び図1に戻って、本実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法20を実施するために必要な復水器1の周辺設備について説明する。
図1に示すように、復水器1は、冷却水供給管9(第1,第2冷却水供給管9A,9B)の上流側に冷却水11である海水Wを供給するための水路12を備えており、この水路12に冷却水11を流動させるための冷却水送給ポンプ13を備えている。
また、この水路12は、冷却水送給ポンプ13の上流側に冷却水11に含水おが屑16を投入するための含水おが屑投入部15を備えている。
そして、上述のような復水器1並びにその周辺設備を備えることで、復水器1の第1冷却管群6A又は第2冷却管群6Bを構成する冷却管6のいずれかに小孔(図示せず)が生じて冷却水11である海水Wの漏えいが起きた際に、冷却管6内を流動する冷却水11中におが屑(含水おが屑16)を分散混合することで、このおが屑を冷却管6に生じた小孔に目詰まりさせて、冷却管6からの海水Wの漏えいを一時的に止めることができる。
なお、通常、復水器1の冷却室2a内は真空状態に維持されているため、第1冷却管群6A又は第2冷却管群6Bを構成する冷却管6に小孔が生じると、この小孔から冷却室2aに冷却水11である海水Wが吸引される。そして、このような海水Wの吸引力を利用して海水W中に分散されるおが屑を冷却管6に生じた小孔内に引き込んで小孔を塞ぐことで、一時的に冷却管6からの海水Wの漏えいを止めることができる。
このような本実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法20の手順について図3、及び、上述の図1,2を参照しながら詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法の手順を示すフロー図である。なお、図1,2に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図3に示すように、例えば、先の図1,2に示す検塩装置8において電気伝導率の上昇が検知された場合(ステップS1)、管巣26を構成する第1冷却管群6A(図2を参照)を構成する冷却管6のいずれかにおいて冷却水11である海水Wの漏えいが生じていると判断される。
この場合、先の図1に示す水路12において冷却水送給ポンプ13の上流側に形成される含水おが屑投入部15から含水おが屑16を冷却水11である海水W中に投入する(ステップS2)。
これにより、水路12内を流れる冷却水11中に投入されたおが屑が、冷却水送給ポンプ13により撹拌されて冷却水11中に分散し、おが屑が分散混合された冷却水11が先の図1,2に示す第1冷却管群6Aを構成する全ての冷却管6内を流動する際に、先に述べたように、冷却管6内に形成された小孔において海水Wとともにおが屑が冷却室2a側に吸引されて、おが屑により冷却管6に生じた小孔が塞がれて、海水Wの漏出が止まる。
そして、海水Wの漏出が止まると、図3に示すように、先の図1,2に示す検塩装置8において計測される電気伝導率が下降し始める(ステップS3)。そして、この電気伝導率の下降が確認されることで、本実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法20が完了する。
なお、冷却水11中に1回含水おが屑16を投入しただけでは冷却管6からの海水Wの漏出が停止しない場合もある。この場合、検塩装置8において電気伝導率の下降が確認される(ステップS3)まで、含水おが屑16の冷却水11への投入を繰り返せばよい。
また、本実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法20では、水路12に投入するおが屑として、予め水分を吸水させた含水おが屑16を用いている。
一般に、おが屑は乾燥していて軽量であり、比重も水より軽いので、そのまま水に投入しただけでは冷却水11中に容易には拡散せず、冷却水11水面におが屑が浮遊する、あるいは、おが屑が分散されないまま冷却管6に供給されてしまう。このことはつまり、第1冷却管群6A又は第2冷却管群6Bのいずれかを構成する冷却管6に均等におが屑が供給されないことを意味する。
この場合、第1冷却管群6A又は第2冷却管群6Bのいずれかを構成する各冷却管6においておが屑による小孔の補修効果が均等に発揮されないことになる。
これに対して、おが屑に予め水分を吸水させた場合は、おが屑の冷却水11に対する親水性及び分散性が高まり、これにより冷却水11に含水おが屑16を投入した際に、冷却水11中にスムーズにおが屑を分散させてその濃度を均一化することができる。
また、冷却管6に生じた小孔を塞ぐためのものとして特におが屑を用いる場合、おが屑は生分解性を有する有機物であるため、冷却水11である海水W中におが屑を分散させたまま系外に(海洋に)放出することができるというメリットがある。
次に上述のような含水おが屑16の調製手順について図4,5を参照しながら詳細に説明する。
図4は本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法において用いる含水おが屑の調製手順を示すフロー図である。また、図5は本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法において用いる含水おが屑の調製状況を示す概念図である。なお、図1乃至図3に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
本実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法20において使用する含水おが屑16を調整するには、はじめに図4に示すように、水(海水、淡水、汽水のいずれでもよい)とおが屑を準備する(ステップS21)。
続いて、例えば、図5に示すように、上部に開口を有する容器22におが屑23を収容し、このおが屑23に水24を注入しながら、例えば、撹拌装置25等を用いて、あるいは、例えばスコップ等を用いるなどして手動により撹拌することで、おが屑23に水24を吸水させて十分に馴染ませる(ステップS22、図4を参照)。
この後、水24を十分に吸水させたおが屑23(含水おが屑16)を手で丸めて固形状に成形すればよい(ステップS23、図4を参照)。この時、成形された含水おが屑16の大きさは人の手の拳大程度にするとよい。
また、含水おが屑16を上手く固形状に成形できない場合は、水24を吸水させたおが屑23(含水おが屑16)を成形しないで、そのまま冷却水11に投入してもよい。
なお、上記ステップS21〜S22、又は、ステップS21〜S23までの一連の手順が含水おが屑作成手順21である。
なお、含水おが屑16を図1に示すように固形状に成形して投入する場合は、含水おが屑16が一塊のものとして十分な重量を有するので、水路12を流れる冷却水11に投入した際に、水路12を流れる冷却水11の水深の中ほどに含水おが屑16を到達させることができる。
この場合、固形状の含水おが屑16の投入位置(含水おが屑投入部15)よりも下流側に配置される冷却水送給ポンプ13の回転体14(水流発生部)により、水深の中ほどに到達した含水おが屑16を破砕して冷却水11中に均一に分散させることができる。なお、回転体14(水流発生部)の形態は図1に示すものに特定される必要は特になく、水流を発生させることができれば図1に示すような形態以外のスクリューを用いることができる。
このように、冷却水送給ポンプ13が、回転体14を備えていることで、冷却水11におけるおが屑23の分散性を大幅に向上させることができる。
そして、冷却水11中におが屑23が均一に分散されることで、おが屑23が混合された冷却水11(海水W)が、第1冷却管群6A又は第2冷却管群6Bを構成する個々の冷却管6内を流動する際の、個々の冷却管6内を流動するおが屑23の量を均一化することができる。
この結果、第1冷却管群6A又は第2冷却管群6Bを構成するどの冷却管6においても同程度の補修効果を発揮させることができる。
よって、含水おが屑16の投入量及び投入回数を少なくしながら、おが屑23による冷却管6の高い補修効果を発揮させることができる。
図6は本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法に用いられる固形状の含水おが屑の一例を示す画像である。
図6に示すように、十分に吸水させたおが屑23は、握り飯をつくる要領で手で握り固めるだけで、容易にボール状にすることができる。
ここで、本実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法20に用いるおが屑23について図7を参照しながら説明する。
図7は本発明の実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法に用いるおが屑の一例を示す画像である。
図7に示すように、本実施の形態に係る復水器冷却管漏えい時の応急処置方法20に用いるおが屑23は、粒子長が1〜5mmの範囲内であるものを少なくとも50%含んでなるものである。
図7に示すような粒子長が1〜5mmの範囲内に含まれるおが屑23は、冷却管6に生じた小孔の補修には最適である。
また、おが屑23の形状は一様である必要は特になく、図7に示すように粒状のものや針状のもの、あるいは、平板状のものが含まれていてもよいが、その粒子長は1〜5mmの範囲内であることが望ましい。
この理由は、おが屑23の粒子長が1mmよりも小さい場合は、冷却管6に生じた小孔を十分に塞ぐことができず、また、おが屑23の粒子長が5mmを超えると、おが屑23を押し流そうとする冷却水11の水圧が、冷却管6に生じる小孔に生じるおが屑23の吸引力に勝ってしまい、おが屑23で小孔を好適に塞ぐことができなくなるためである。
また、図1に示す含水おが屑投入部15から含水おが屑16を冷却水11中に投入する場合、所望量の含水おが屑16を一時にまとめて投入することが望ましい。
この場合、冷却水11の流れの中に局所的に高濃度のおが屑23を含有する領域を生じさせることができる。
これにより、冷却水11中に分散されるおが屑23(含水おが屑16)が冷却管6内を通過する際の漏えい冷却管6のおが屑23による補修効果を高めることができる。
よって、所望量の含水おが屑16を一時にまとめて投入することで、おが屑23の投入回数を少なくしながら、おが屑23による漏えい冷却管6の補修効果を高めることができる。
最後に本実施の形態に係る水路12の形態について図8を参照しながら説明する。
図8(a)は復水器に接続される冷却水供給用水路の断面図であり、(b)は同冷却水供給水路用の平面図である。なお、図1乃至図7に記載されたものと同一部分については同一符号を付し、その構成についての説明は省略する。
図8(a)は、先の図1に示す水路12に関連する部分の部分拡大図であり、図8(a),(b)では、水平方向に配される設備同士の位置関係が互いに対応している。
復水器1(図1を参照)の入り口側水室3に冷却水11である海水Wを供給するための水路12は、図8(a),(b)に示すように、第1冷却水供給管9A(図2を参照)に冷却水11を供給するための第1水路12Aと、第2冷却水供給管9Bに冷却水11を供給するための第2水路12Bとに分岐していてもよい。
加えて、上述の第1,第2の水路12A,12Bは、第1,第2冷却水送給ポンプ13A,13B及び第1,第2含水おが屑投入部15A,15Bをそれぞれ備えていてもよい。
この場合、図2に示す管巣26において、第1冷却管群6Aに属する冷却管6のいずれかにおいて漏えいが起きている場合は、第1水路12Aの第1含水おが屑投入部15Aに所望量の含水おが屑16を投入すればよい。
また、第2冷却管群6Bに属する冷却管6のいずれかにおいて漏えいが起きている場合は、第2水路12Bの第2含水おが屑投入部15Bに所望量の含水おが屑16を投入すればよい。
このように、第1冷却水供給管9A(図2を参照)に冷却水11を供給するための第1水路12Aと、第2冷却水供給管9Bに冷却水11を供給するための第2水路12Bとを別々に設け、それぞれに第1,第2冷却水送給ポンプ13A,13B及び第1,第2含水おが屑投入部15A,15Bを設けておくことで、目的とする冷却管群につながる水路だけに含水おが屑16を投入することができる。この結果、目的とする冷却管群(例えば、第1冷却管群6A又は第2冷却管群6B)を構成する冷却管6内を流動するおが屑23の濃度の調節が容易になる。
この場合、冷却水11中へのおが屑23(含水おが屑16)の投入量を最少にしながら、おが屑23による漏えい冷却管6の補修効果を高めることができる。
なお、第1水路12A又は第2水路12Bへのおが屑23の投入量の目安は、復水器1を構成する冷却管6が、例えば、その外径が25.4mm、その肉厚が1.24〜1.245mmの範囲内、その長さが163,201mmであり、第1冷却管群6A及び第2冷却管群6Bを構成する冷却管6の総数が14,400〜20,128本の範囲内である場合、1回の含水おが屑16の投入作業(図3のステップS2を参照)において、乾燥状態のおが屑23の量として10〜13L投入すればよい。
さらに、図1,8において、冷却水送給ポンプ13(第1,第2冷却水送給ポンプ13A,13B)から、含水おが屑投入部15(第1,第2含水おが屑投入部15A,15B)までの距離Pは、40〜50mの範囲に設定しておくとよい。
この場合、含水おが屑投入部15(第1,第2含水おが屑投入部15A,15B)から投入した含水おが屑16が、水路12(第1,第2水路12A,12B)の水深の中ほどに沈んだタイミングで、冷却水送給ポンプ13(第1,第2冷却水送給ポンプ13A,13B)の回転体14に到達させることができ、冷却水送給ポンプ13による含水おが屑16の撹拌効果を最大限利用することが可能になる。
特に、含水おが屑16を人の拳大の大きさにすることで、この効果を一層確実に発揮させることができる。
この場合、冷却水送給ポンプ13(第1,第2冷却水送給ポンプ13A,13B)による含水おが屑16(おが屑23)の撹拌、均一化が促進されるので、第1冷却管群6A又は第2冷却管群6Bを構成する個々の冷却管6内を流動する冷却水11内のおが屑23の濃度を迅速に均一化することができる。
この結果、第1冷却管群6A又は第2冷却管群6Bを構成するどの冷却管6においても、おが屑23による補修効果を同等にすることができる。
なお、本実施の形態においては、復水器1の管巣26が第1冷却管群6A及び第2冷却管群6Bにより構成される場合を例に挙げて説明しているが、管巣26は1つの冷却群により構成されていてもよいし、管巣26を2つ以上の冷却管群により構成してもよい。
前者の場合は、図8に示すように冷却水11を供給するための水路12を分岐させる必要はない。
また、後者の場合は、冷却水11を供給するための水路12を、管巣26を構成する冷却管群の数に対応する数に分岐させるとともに、それぞれの分岐路に冷却水送給ポンプ13及び含水おが屑投入部15を設ければよい。
以上説明したように本発明は、復水器の目的とする冷却管群を構成する冷却管のいずれかにおいて冷却水の漏えいが生じた際に、この冷却管群を構成するどの冷却管においても同等の補修効果を発揮させることができる復水器冷却管漏えい時の応急処置方法であり、火力発電プラントや原子力発電プラント等の設備及びその保守に関する技術分野において利用可能である。
1…復水器 2…胴体部 2a…冷却室 3…入り口側水室 3A…第1入り口側水室 3B…第2入り口側水室 4…出口側水室 4A…第1出口側水室 4B…第2出口側水室 5…管板 6…冷却管 6A…第1冷却管群 6B…第2冷却管群 7a…復水滞留部 7b…復水器出口 8…検塩装置 9…冷却水供給管 9A…第1冷却水供給管 9B…第2冷却水供給管 10…冷却水排出管 10A…第1冷却水排出管 10B…第2冷却水排出管 11…冷却水(海水W) 12…水路 12A…第1水路 12B…第2水路 13…冷却水送給ポンプ 13A…第1冷却水送給ポンプ 13B…第2冷却水送給ポンプ 14…回転体 15…含水おが屑投入部 15A…第1含水おが屑投入部 15B…第2含水おが屑投入部 16…含水おが屑 17…蒸気 18…蒸気タービン排気口 19…復水 20…復水器冷却管漏えい時の応急処置方法 21…含水おが屑作成手順 22…容器 23…おが屑 24…水 25…撹拌装置 26…管巣 27…冷却水供給弁 28…冷却水供給弁 29…仕切り板

Claims (5)

  1. 復水器の水室に設置される検塩装置により計測される電気伝導度の上昇が生じた場合に、冷却水中におが屑を添加して、このおが屑を冷却管に形成された小孔に目詰まりさせることで、前記冷却管からの前記冷却水の漏えいを一時的に停止させる復水器冷却管漏えい時の応急処置方法において、
    前記冷却水中に添加される前記おが屑は、予め水分を吸水させた含水おが屑であり、
    この含水おが屑は、冷却水給水管の上流側に配される冷却水送給ポンプの上流側において前記冷却水中に投入されることを特徴とする復水器冷却管漏えい時の応急処置方法。
  2. 前記含水おが屑は、固形状に成形されていることを特徴とする請求項1記載の復水器冷却管漏えい時の応急処置方法。
  3. 前記冷却水送給ポンプは、回転体を備え、水路中において前記冷却水を撹拌することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の復水器冷却管漏えい時の応急処置方法。
  4. 前記おが屑は、粒子長が1〜5mmの範囲内にある粒子の含有率が50%以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の復水器冷却管漏えい時の応急処置方法。
  5. 前記冷却水に対して所望量の前記含水おが屑を一時に投入することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の復水器冷却管漏えい時の応急処置方法。
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