JP6580900B2 - コネクテッドモードにおける長コネクテッド不連続受信サイクルを用いてユーザー機器が開始させるハンドオーバ - Google Patents

コネクテッドモードにおける長コネクテッド不連続受信サイクルを用いてユーザー機器が開始させるハンドオーバ Download PDF

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Description

本願は無線通信装置に関し、特に、ユーザ機器が開始させるハンドオーバ動作を実行するための方法に関する。
無線通信システムの利用は急速に拡大している。近年、スマートフォンやタブレットコンピュータなどの無線機器はますます高度になってきている。通話をサポートすることに加え、多くのモバイル機器は、今ではインターネットアクセス、電子メール、テキストメッセージング、および、全地球測位システム(GPS)を使用するナビゲーションを提供するとともに、これらの機能を利用する高度なアプリケーションを動作させることが可能である。一般に、セルラ通信技術のような無線通信技術は基本的に、おおむね可搬型電源(例えば、電池)によって駆動される無線機器に移動通信能力を提供するように設計されている。電池は有限の電荷を保持するので、無線機器の電池寿命を向上させるための1つの手法は、無線通信を行うために必要な消費電力を低減することである。したがって、いくつかの無線通信技術は、高品質のユーザ体験を提供し続けながら、電力を節約するように設計された機能を実行する。一般的に述べれば、電力を節約して電池寿命を温存するため、無線機器の回路の一部について、使用されないときに電力の供給を遮断することができる。
無線機器において電力を多く消費するものの1つは、無線通信を可能にする送信機および受信機回路(以下、「無線回路」または「トランシーバ回路」)である。トランシーバ回路での電力を節約するために開発された省電力技術の一例は、不連続受信(又はDRX)として知られている。DRXを用いる機器では、受信または送信すべき情報(例えばパケット)がなければ、無線回路の一部について電源の供給を行わなくてもよい。受信すべき情報があるかどうかを判定するために無線回路は周期的に電源供給されてよく、判定が新たな情報が入来していないことを示す場合には再び電源供給が遮断されてよい。DRXを用いる機器は、送信されたパケットに含まれている情報が自分宛に入来した物かどうかを、パケットのヘッダから判定することができる。情報が自身に関係なければ、回路は少なくともそのパケットの残り区間について電源供給が遮断されてよく、その後、次のヘッダの前に電源供給が行われてよい。使用されうる別の技術にポーリングがある。ポーリングでは、受信待ちの情報があるかどうかを確認するため、機器が周期的にビーコンをアクセスポイントまたは基地局へ送信する。受信待ちの情報がなければ、無線回路の一部は次のビーコンを送信すべきときまで電源オフされてよい。DRXモードで動作しながら無線回路が電源オンしている期間に、モバイル機器による受信を待機している情報があるかどうかの確認に加え、隣接セルサーチが行われてもよい。隣接セルサーチは、セルの再選択およびモバイル機器があるセルから別のセルへハンドオーバすることを可能にするために行われてよい。
一般に、DRXは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、LTE(Long-term evolution)、WiMaxなどのようないくつかの無線機各に導入されてきた。受信または送信すべきパケットがない場合にはユーザ装置(UE)回路のほとんどを電源オフし、ネットワークをリスンするために指定された時間または間隔でのみ起動させるものである。DRXは、コネクションモードとアイドルモードを含む、異なるネットワーク接続状態において有効化することができる。コネクテッドDRX(C−DRX)モードにおいて、UEは、基地局(BS)によって決定される特定のパターンに続くダウンリンク(DL)パケットをリスンする。アイドルDRX(I−DRX)モードにおいて、UEは、ネットワークに再度参加してアップリンク(UL)タイミングを取得する必要があるかどうかを判定するため、BSからの呼び出しをリスンする。受信または送信するデータが存在しない場合にトランシーバ回路の電源を短期間オフし、送信または受信するデータが存在するか否かを調べるための「起動およびスリープ」サイクルを開始することを可能にするものであるため、C−DRXモードでの動作は電池の使用を削減するために役立つ。
ユーザ装置(UE)でより多くの電力を節約するには、LTEコネクテッドモードで、特に、実時間性に敏感でないバックグラウンドデータだけが存在する場合に、長いC−DRXサイクルを設定することが望ましい。例えば、現在のネットワーク(NW)設定型のC−DRXサイクルは320ms(ミリ秒)であり、そのサイクルをより長く、例えば640msにすることが望ましいかもしれない。しかしながら、3GPPスペシャルアイテムシミュレーションは、640ms(またはそれより長い)C−DRXサイクルではハンドオーバ(HO)失敗率がより高くなることを示している。HO失敗率の上昇は、長いC−DRXサイクルの間にUEがウェイクアップしてオン期間に入る際、その長いC−DRXサイクルのオフ時間の間にUEが遠いセルの範囲内に移動してしまった結果、現在の在圏セル(基地局)が弱すぎる状況になりうるという事実によって説明することができる。例えば、隣接する基地局(セル)が現在の在圏基地局より良好であることを示すUEからの測定報告メッセージをNWが復号することが困難かもしれないし、在圏基地局ダウンリンク信号がUEで復号するには弱すぎるかもしれない。後者は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および/または物理ダウンリンク共用チャネル(PDSCH)の、UEでの復号不能をもたらすであろう。これは、無線リンク障害が宣言される前にUEがHOコマンドを受信していないかもしれないことを意味する。これらの問題はより高いHO失敗率とより高い無線リンク障害率につながりうる。その結果、無線リソース制御(RRC)接続の再確立において、現在の基地局よりも良い位置の隣接基地局へ追加のRRC接続再確立メッセージをUEが送信するきっかけをあたえる。
ここに記載されるいくつかの実施形態は、無線通信機器に実装される無線受信機における電力を節約するための、ユーザ装置(UE)および関連する方法に関する。基地局を含んだ無線ネットワーク(NW)との接続は、無線接続を介して確立することができる。通信は、コネクテッド不連続受信(C−DRX)モードで行うことができる。様々な実施形態によれば、UEは、在圏セルとして現在動作している(あるいは現在の在圏セルとして動作している)基地局よりも、隣接基地局が在圏セルとしてより良い位置に存在すると判定された(あるいは、より良い在圏セルと判定された)場合、その隣接基地局にRRC接続再確立を開始することによってハンドオーバ(HO)手順を開始させる(trigger)ことができる。したがって、ネットワーク側からのHOは、UEによって現在の在圏セルに送信された測定報告に応答して開始されなくてもよい。これにより、より高いHO失敗率や、無線リンク障害に起因した余分な無線リソース制御(RDC)シグナリングを回避しながら、リアルタイム性に敏感でないバックグラウンドデータ送信の間にUEの電力をより節約するための、より長いC−DRXサイクルを可能にする。一般的には、以下でより詳細に説明するように、UEは、ネットワーク側からHOを開始するために、UEが現在の在圏基地局とは異なる隣接基地局との接続を再確立(または接続の再確立を開始)する際に「HO手順を開始させる」と考えられている。換言すれば、実際のHOはネットワークによって開始されてもよいが、現在の在圏基地局へUEによって送信される測定報告に応答してHOが開始されるのではなく、UEが現(現在の)在圏基地局とは異なる隣接基地局との接続を再確立することによってHO手順を開始させることに応答して開始される。
いくつかの実施形態において、UEがC−DRXサイクルのオン期間(オン時間)に入ると、UEは現在の在圏セル(基地局)および隣接セル(基地局)を測定することができる。この測定は、どの基地局がUEの通信を最も容易にするであろうかを評価するために種々の無線品質の測定を含むことができる。現在の在圏セルに対する測定が、無線リンク障害の閾値の指定範囲内(例えば、デシベルまたはdB単位で指定された数であるNの範囲内)であり、より良い隣接セルが存在し、在圏セルに対応する測定(または在圏セル測定)および隣接セルに対応する測定(または隣接セル測定)の両方がHO閾値(すなわち、HOを開始するための条件)を満たす場合、UEは測定報告メッセージを現(または現在の)在圏セルに送信する代わりに、最良の隣接する(または隣接)セル(基地局)を新たな在圏セルとして選択し、RRC接続再確立メッセージをその新たな在圏セルに送信することができる。そして新たな在圏セルは、セルIDがRRC接続再確立メッセージに含まれてもよい旧在圏セルからUEコンテキスト情報を取得し、新たな在圏セル上のUEとのRRC接続を再確立してよい。これにより、UEが、故障した可能性が最も高いHOに関する測定報告およびRRC接続再構成を送信する必要性を含む、さらなる(余分な)RRCシグナリングの必要性がなくなるとともに、コネクテッドモードにおいてUEの電力をより節約するために、ネットワークでより長いCーDRXサイクルを設定することを可能にする。
上述した内容にさらに従って、無線通信機器の通信範囲内に存在するが、現在その無線通信機器の在圏セルとしては動作していない第1の基地局は、ハンドオーバ手順を開始させるために無線通信機器から送信されるRRC接続再確立メッセージを無線通信機器から受信してもよい。RRC接続再確立メッセージの受信に応答して第1の基地局は、現在、無線通信機器の在圏セルとして動作している第2の基地局から、第1の基地局へのハンドオーバ動作を開始することができる。RRC接続再確立メッセージは、第2の基地局に対応する情報を含むことができる。RRC接続再確立メッセージに含まれるその情報に基づいて、第1の基地局は、ハンドオーバ手順を開始する工程の一部として、第2の基地局からデバイスコンテキスト情報を取得することができる。そして第1の基地局は、デバイスコンテキスト情報にしたがって無線通信装置とのRRC接続を確立してもよい。
ここに示した発明の概要は、本文書で説明される主題の一部の概要を提供するためのものである。したがって、上述の特徴は単なる例であり、いかなる意味においても本文書で説明される主題の範囲または精神を狭めるように解釈されるべきではないことが理解されるであろう。本文書で説明される主題の他の特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
例示的な(かつ単純化された)無線通信システムを示す図である。 例示的な無線ユーザ装置(UE)機器と通信中の例示的な基地局を示す図である。 いくつかの実施形態に係るUEの例示的なブロック図である。 いくつかの実施形態に係る基地局の例示的なブロック図である。 いくつかの実施形態に係る、C−DRX可能な無線通信機器のある時間期間にわたる一般的な動作の一例を示すタイミング図である。 いくつかの実施形態に係る、C−DRXモードで動作しながら無線ネットワークでハンドオーバ手順を開始させる無線ユーザ装置機器のための方法の一例を示すフローチャート図である。
ここで説明される特徴は様々な修正および代替形態を許容するが、それらのうち特定の実施形態が例として図面に示され、また本文書で詳細に説明される。しかしながら、図面およびそれに対する詳細な説明は、開示された特定の形態への限定を意図しておらず、むしろ、添付の特許請求の範囲によって規定されるような主題の精神および範囲に含まれる全ての変更物、等価物、代替物をカバーすることが意図されていることを理解すべきである。
頭字語
本出願では、様々な頭字語が一貫して用いられている。本出願を通じて出現しうる、最も頻繁に用いられる頭字語の定義を以下に示す。
BLER:ブロック誤り率(パケット誤り率と同義
BER:ビット誤り率
BS:基地局
CDRX:接続不連続受信
CRC:巡回冗長検査
DL:ダウンリンク
DRX:不連続受信
GSM:移動通信用グローバルシステム
LTE:ロングタームエボリューション
PDCCH:物理下りリンク制御チャネル
PDSCH:物理下りリンク共用チャネル
PER:パケット誤り率
PUCCH:物理アップリンク制御チャネル
PUSCH:物理アップリンク共用チャネル
SFN:システムフレーム番号
ISNR:信号対干渉および雑音比
SIR:信号対干渉比
SNR:信号対雑音比
SPS:準固定スケジューリング
TX:送信
UE:ユーザ装置
UL:アップリンク
UMTS:ユニバーサル移動通信システム
VoLTE:ボイスオーバーLTE
用語
以下は、本出願に出現しうる専門用語の用語集である。
記憶媒体 - 様々なタイプのメモリデバイスまたはストレージデバイスのいずれかである。用語「記憶媒体」は、例えば、CD-ROM、フロッピーディスク(登録商標)104、またはテープ機器のようなインストール用媒体;DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、ラムバスRAMなどのようなコンピュータシステムメモリまたはランダムアクセスメモリ;フラッシュメモリ(登録商標)、磁気媒体(例えばハードディスクドライブ)、または光記憶装置などの不揮発性メモリ;レジスタ、または他の似たタイプの記憶素子などを含むことが意図されている。記憶媒体は、他のタイプのメモリをさらに含んでもよいし、それらの組み合わせを含んでもよい。また、記憶媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムに配置されてもよいし、インターネットなどのネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステム内に配置されてもよい。後者の場合、第2のコンピュータシステムは、実行のためにプログラム命令を第1のコンピュータに提供することができる。用語「記憶媒体」は、複数の位置、例えば、ネットワークを介して接続された別個のコンピュータシステム内に存在し得る、2つ以上の記憶媒体を含むことができる。
搬送媒体 - 上述したような記憶媒体、並びに、バス、ネットワーク、および/または電気信号、電磁気信号、またはデジタル信号のような信号を搬送する他の物理的伝送媒体のような物理的な伝送媒体である。
プログラマブルハードウェア要素 - プログラマブルインターコネクトを通じて接続される複数のプログラマブル機能ブロックを有する様々なハードウェアデバイスを含む。例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブルロジックデバイス)、FPOA(フィールドプログラマブルオブジェクトアレイ)、およびCPLD(コンプレックスPLD)が含まれる。プログラマブル機能ブロックは、細かい粒度(組み合わせ論理またはルックアップテーブル)から、粗い粒度(演算論理ユニットまたはプロセッサコア)までの範囲に及び得る。プログラマブルハードウェア要素は、「再構成可能ロジック」とも呼ばれることがある。
コンピュータシステム(またはコンピュータ) - パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク機器、インターネット機器、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、テレビジョンシステム、グリッドコンピューティングシステム、または他のデバイス、あるいはそれらデバイスの組み合わせを含む、様々なタイプのコンピュータシステムまたは処理システムのいずれかである。一般に、用語「コンピュータシステム」は、記憶媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する任意の機器(または機器の組み合わせ)を包含するために広く定義することができる。
ユーザ装置(UE)(または「UE機器」) - モバイルまたはポータブルであり、無線通信を実行する、様々なタイプのコンピュータシステム装置のいずれか。UE装置の例は、携帯電話機またはスマートフォン(例えば、iPhone(登録商標)、アンドロイド(登録商標)ベースの電話機)、携帯ゲーム装置(例えば、ニンテンドーDS(登録商標)、プレイステーションポータブル(登録商標)、ゲームボーイアドバンス(登録商標)、iPhone(登録商標))、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマート眼鏡)、携帯情報端末、携帯インターネット装置、音楽プレーヤ、データ記憶装置、または他のハンドヘルドデバイスなどを含む。一般に、用語「UE」または「UE装置」は、ユーザが容易に持ち運びでき、無線通信が可能な任意の電子機器、コンピュータ機器、および/または通信機器(あるいは機器の組み合わせ)を包含するために広く定義することができる。
基地局(BS) - 用語「基地局」は、その一般的な意味の全てを有し、かつ、固定位置に設置されて無線電話システムまたは無線システムの一部として通信するために用いられる無線通信局を少なくとも含む。
処理要素 - 様々な要素または要素の組合せを指す。処理要素は例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)のような回路、個々のプロセッサコアの一部または回路、プロセッサコア全体、個々のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラマブルハードウェアデバイス、および/または複数のプロセッサを含むシステムの、より大きな部分を含む。
自動的に - 動作や操作を直接指定したり実行したりするユーザ入力なしに、コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムにより実行されるソフトウェア)や、デバイス(例えば、回路、プログラマブルハードウェア要素、ASICなど)によって実行される動作や操作を指す。したがって、用語「自動的に」は、ユーザが操作を直接実行するための入力を提供する、ユーザによって手動で実行または指定される操作とは対照的である。自動手順はユーザによって与えられる入力によって開始されてよいが、「自動的に」実行されるその後の動作は、ユーザにより指定されない(すなわち、ユーザが個々の動作の実行を指定する「手動的な」実行は行われない)。例えば、各フィールドを選択し、(例えば情報をタイプしたり、チェックボックスを選択したり、ラジオボタンを選択したりすることによって)情報を指定する入力を与えることによる電子フォームのユーザ記入は、コンピュータシステムがユーザの動作に応答してフォームを更新する必要があるものの、フォームの手動記入である。フォームはコンピュータシステムによって自動的に記入されてもよく、その場合、コンピュータシステム(例えばコンピュータシステム上で稼働するソフトウェア)がフォームのフィールドを解析し、フィールドへの回答を指定するユーザ入力なしでフォームへの記入を行う。上述したように、ユーザはフォームの自動記入を起動することができるが、それはユーザがフォームの実際の記入に関与したことにはならない(例えば、ユーザはフィールドへの回答を手動で指定しておらず、それらは自動的に記入されている)。本明細書は、ユーザが取った行動に応答して自動的に実行される動作の様々な例を提供する。
図1および図2 - 例示的な通信システム
図1は、例示的な(かつ単純化された)無線通信システムを示す。なお、図1のシステムは、可能性のあるシステムの単なる一例であり、要求に応じて実施形態は様々なシステムのいずれでも実施されうることに留意されたい。図示の通り、例示的な無線通信システムは、伝送媒体を通じて1つ以上のユーザ装置106Aから106Nと通信する基地局102を含んでいる。本明細書において、ユーザ装置の各々を「ユーザ機器」(UE)、またはUE装置と呼ぶこともある。したがって、ユーザ装置106A〜106Nを、複数のUEまたは複数のUE装置と呼ぶ。さらに、一般的なそれぞれのUEに言及する場合、複数のユーザ装置をUE106または単にUEとも呼ぶ。
基地局102は、基地送受信局(BTS)またはセルサイトであってよく、複数のUE106A〜106Nとの無線通信を可能にするハードウェアを含むことができる。基地局102は、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中でもとりわけ、セルラサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)のような電気通信ネットワーク、および/またはインターネット)と通信する能力を備えていてもよい。したがって、基地局102は、ユーザ装置間および/またはユーザ装置とネットワーク100との間の通信を容易にすることができる。基地局の通信エリア(またはカバレッジエリア)を「セル」と呼ぶことができる。また、「セル」と呼ばれるカバレッジエリアにサービスを提供する基地局は本明細書で「在圏セル」と呼ばれる。換言すれば、基地局102がユーザ装置間および/またはユーザ装置とネットワーク100との間の通信を容易にすることを示すように、基地局102を「在圏セル」と呼ぶことができる。また、本明細書でも使用されるように、UEのアップリンクおよびダウンリンク通信に関わっている限り、UEの観点から基地局はネットワーク(NW)を表すものと見なすことができる。そのため、ネットワーク(NW)内の1つ以上の基地局と通信するUEを、NWと通信するUEと解釈することもできる。
図1にさらに示すように、例示的な(かつ単純化された)無線通信システムは、図示されるような他の基地局の1つ以上と通信することのできるさらなる基地局、例えば基地局103および105を含んでもよい(別の実施形態では、より多くの、あるいはより少ない基地局を含みうることは言うまでもない)。例えば、基地局102は、基地局105および基地局103と通信することができる。基地局102と同様に、基地局103および基地局105もまた、図示されるように、様々なユーザ装置間および/または様々なユーザ装置とネットワーク100との間の通信を容易にすることができる。異なるセルは重複したカバレッジエリアを提供しうるが、異なる基地局は異なるセルにサービスを提供するものと見なすことができる。様々なカバレッジエリアの中および外を移動するUE装置は、現在の在圏基地局から別の基地局へ、UE装置の通信の支援動作(fasilitation)をハンドオーバする必要性を生じさせるであろう。 例えば、UE106Aは基地局102によってサービスを提供されているかもしれないが、その後、UE106Aは基地局105が主にサービスを提供するカバレッジエリア(またはセル)に移動するかもしれない。そのような場合、UE106Aの通信は、ハンドオーバ(HO)手順によって基地局102から基地局105へハンドオーバされてよい。HO手順に引き続き、またHO手順の結果として、UE106Aの通信は基地局105によって支援される。UE装置がネットワーク側から実行されるHOを引き起こすHO手順を促しうる様々な実施形態がさらに説明されるであろう。
基地局102およびユーザ装置は、GSM(登録商標)、UMTS(WCDMA(登録商標))、LTE、LTE−アドバンスト(LTE−A)、3GPP2 CDMA2000(例えば1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPD)、Wi−Fi、WiMAXなどのような、無線通信技術または通信標準とも呼ばれる、様々な無線アクセス技術(RAT)のいずれかを用いる通信媒体上で通信するように構成されうる。
UE106は、複数の無線通信標準を用いて通信する能力を有してもよい。例えば、UE106は、(LTEのような)3GPPセルラ通信標準と、(セルラ通信標準のCDMA2000ファミリ内のセルラ通信標準のような)3GPP2セルラ通信標準のいずれか、または両方を用いて通信するように構成されるかもしれない。したがって、いくつかの実施形態においてUE106は、第1のセルラ通信標準(例えばLTE)に従って基地局102と通信するように構成されてよく、また、第2のセルラ通信標準(例えばCDMA2000セルラ通信標準の1つ以上)に従って別の基地局と通信するようにも設定されうる。そのため、基地局102と、同一または異なるセルラ通信技術にしたがって動作する他の類似の基地局とは、1つ以上のセルラ通信標準によって、連続した、またはほぼ連続した重複するサービスを広範な地理的エリアにわたってUE106および類似の装置に提供しうる1つ以上のセルネットワークとして提供されてよい。
UE106はさらに、または代わりに、WLAN、ブルートゥース(登録商標)、1つ以上の全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS。例えばGPSまたはGLONASS)、1つおよび/またはそれより多くのモバイルテレビ放送標準(例えばATSC−M/HまたはDVB−H)、などを用いて通信するように構成されうる。(3つ以上の無線通信標準を含む)複数の無線通信標準の、他の組み合わせも可能である。
図2は、基地局102と通信中のユーザ機器106(例えば装置106−1〜106−Nの1つ)の一例を示している。UE106は、携帯電話機、ハンドヘルドデバイス、コンピュータまたはタブレット、または実質的に任意のタイプの無線装置のような、無線ネットワークと相互接続可能な装置であってよい。UE106は、メモリに格納されたプログラム命令を実行するように構成されたプロセッサを含むことができる処理ハードウェアを含んでよい。UE106は、そのように格納された命令を実行することにより、ここで説明される方法の実施形態の任意のものを実施してよい。あるいは、またはさらにUE106は、ここで説明される、UEが引き起こすハンドオーバの方法の実施形態の任意のもの、あるいは、ここで説明される、UEが引き起こすハンドオーバの方法の実施形態の任意のものの任意の部分を実施するように構成された、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)のようなプログラマブルハードウェア要素を含んでよい。UE106は、複数の無線通信プロトコルのいずれかを用いて通信するように構成されてよい。例えば、UE106は、CDMA2000、LTE、LTE−A、WLAN、またはGNSSの2つ以上を用いて通信するように構成されてよい。無線通信標準の他の組み合わせも可能である。
UE106は、1つ以上の無線通信プロトコルを用い、無線ネットワークを通じて通信するための1つ以上のアンテナを含むことができる。いくつかの実施形態において、UE106は、受信チェーンおよび/または送信チェーンの1つ以上の部分を、複数の無線通信標準間で共有してもよい。共有無線機は無線通信を実施するために1つのアンテナを含んでもよいし、(例えばMIMO用に)複数のアンテナ単一のアンテナを含んでもよい。あるいは、UE106は、通信するために用いる無線通信プロトコルのそれぞれについて、(例えば別個のアンテナおよび他の無線部品を含む)別個の送信および/または受信チェインを含んでもよい。別の代替構成として、UE106は複数の無線通信プロトコルによって共有される1つ以上の無線機と、単一の無線通信プロトコルによって排他的に用いられる1つ以上の無線機とを含んでもよい。例えばUE106は、LTEまたはCDMA2000 1xRTTのいずれかを用いて通信するための共有無線機と、Wi−Fiとブルートゥースのそれぞれを用いて通信するための別個の無線機とを含んでもよい。他の構成も可能である。
図3 - UEの例示的なブロック図
図3は、UE106の例示的なブロック図を示す。図示の通りUE106は、様々な目的のための部分を含むことができるシステムオンチップ(SOC)300を含むことができる。例えば、図示のように、SOC300は、UE106のためのためのプログラム命令を実行し得る1つ以上のプロセッサ302と、グラフィックス処理を実行し、ディスプレイ340に表示信号を提供しうる表示回路304とを含むことができる。アンテナ335を除く、UE106内の様々な構成要素または任意数の構成要素を、まとめて「処理ハードウェア」と呼ぶことができる。1つ以上のプロセッサ302は、メモリ管理ユニット(MMU)340にも接続されてよい。MMU440は1つ以上のプロセッサ302からのアドレスを受信し、それらのアドレスをメモリ(例えばメモリ306、読み出し専用メモリ(ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)内の位置、および/または表示回路304、無線機330、コネクタI/F320、および/またはディスプレイ340のような他の回路や装置に変換してよい。MMU340はメモリ保護およびページテーブルの変換や設定を行うように構成されてよい。いくつかの実施形態においてMMU340は1つ以上のプロセッサ302の一部として含まれてもよい。
図示したように、SOC300はUE106の様々な他の回路と接続されてよい。例えば、UE106は、(例えばNANDフラッシュ310を含む)様々なタイプのメモリ、(例えばコンピュータシステムに接続するための)コネクタインタフェース320、ディスプレイ340、および(例えばLTE、LTE−A、CDMA2000、ブルートゥース、Wi−Fi、GPSなどのための)通信回路を含むことができる。UE装置106は、基地局および/または他の装置と無線通信を行うために、少なくとも1つのアンテナ(場合によっては複数のアンテナ)を含むことができる。例えば、UE装置106は無線通信を行うためにアンテナ335を用いることができる。上述の通り、いくつかの実施形態において、UEは複数の無線通信標準を用いて無線通信するように構成されうる。
以下でさらに説明するように、UE106は、C−DRXモードで動作しながらハンドオーバ(HO)動作を実行するための方法を実施するためのハードウェアおよびソフトウェア部品を含んでよい。UE機器106のプロセッサ302は、例えば記憶媒体(例えば、恒久的なコンピュータ可読記憶媒体)に格納されたプログラム命令を実行することにより、ここで説明する方法の一部または全部を実施するように構成されてよい。他の実施形態においてプロセッサ302は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)のようなプログラム可能なハードウェア要素またはASIC(特定用途向け集積回路)として構成されてよい。さらに、以下の「拡張C−DRXサイクル中のハンドオーバ(HO)手順」の節でさらに説明するように、プロセッサ302は、HO動作の実行を容易にするために図3に示されるような他の構成要素に接続されてよく、および/または他の構成要素と相互動作してよい。
図4 - 基地局の例示的なブロック図
図4は、基地局102の例示的なブロック図を示す。なお、図4の基地局は可能性のある基地局の単なる一例に過ぎないことに留意されたい。図示のとおり基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行することができる1つ以上のプロセッサ404を含んでもよい。1つ以上のプロセッサ404はまた、メモリ管理ユニット(MMU)440にも接続されてよく、MMU440は1つ以上のプロセッサ404からアドレスを受信し、それらのアドレスをメモリ(例えばメモリ460および読み出し専用メモリ(ROM)450)内の位置や、他の回路または装置に変換するように構成されてよい。ここでも、基地局102内の、アンテナ434以外のハードウェア部品や、基地局102内の様々なハードウェア部品の任意の部分集合を、まとめて「処理ハードウェア」と呼ぶことができる。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含むことができる。ネットワークポート470は、電話網に接続し、UE装置106のような複数の装置に、図1および図2において上述したような電話網へのアクセスを提供するように構成されてよい。ネットワークポート470(または追加のネットワークポート)は、さらに、または代替的に、セルラネットワーク、例えばセルラサービスプロバイダのコアネットワークに接続するように構成されてもよい。コアネットワークは、UE装置106などの複数の装置に、モビリティ関連サービスおよび/または他のサービスを提供してよい。場合により、ネットワークポート470がコアネットワークを介して電話網に接続してもよいし、および/またはコアネットワークが(例えば、同じセルラサービスプロバイダによってサービスされる他のUE装置106との間に)電話網を提供してもよい。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ434(場合によっては複数のアンテナ)を含んでよい。少なくとも1つのアンテナ434は無線送受信機として動作するように構成されてよく、さらに、無線機430を介してUE装置106と通信するように構成されてもよい。アンテナ434は、通信チェーン432を介して無線機430と通信する。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン、またはその両方であってよい。無線機430は、LTE、LTE−A、WCDMA、CDMA2000などを含む様々な無線通信標準によって通信するように構成されてよい。基地局102のプロセッサ404は、例えば記憶媒体(例えば、恒久的なコンピュータ可読記憶媒体)に格納されたプログラム命令を実行することにより、ここで説明される方法の一部または全部を実施するように構成されてよい。あるいは、プロセッサ404は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラマブルハードウェア要素として、またはASIC(特定用途向け集積回路)として、またはそれらの組み合わせとして構成されてよい。
DRX
DRXサイクルのパラメータは別のタイマーを通じてBS(例えばBS102)によって設定されてもよい。DRX非アクティビティタイマは、DRXを有効にする前に待機すべき時間を、連続するサブフレーム数で示している。BSがアプリケーションカテゴリおよび関連する特性に基づいてDRXサイクルを調整できるよう、短DRXサイクルおよび長DRXサイクルが規定される。DRX短サイクルタイマーは、いつ長DRXサイクルに遷移するかを決定するために規定されてよい。パケットの受信成功後、長時間パケットの受信がない場合、BSはRRC接続解放を開始してもよく、またUEがRRC IDEL状態に入ってもよい。RRC IDLE状態の間、DRXを有効にすることができる。オンデュレーションタイマーは、UEが省電力モードに入る前に各DRXサイクルで読み取るDL制御チャネルのフレーム数を決定するために用いることができる。典型的な許容値は、1、2、3、4、5、6、8、10、20、30、40、50、60、80、100、および200である。アイドルDRXモードの間、UEは、1サブフレームであるDRXサイクルあたり1つのページング機会(PO)を監視することができる。
図5は、一般的なC−DRX動作の様々な態様を示す。602で示されるように、UE106はアクティブ状態で動作してよく、1つ以上のアップリンクおよび/またはダウンリンク(UL/DL)伝送(例えば、アップリンクデータの送信および/またはダウンリンクデータの受信)を実行することができる。504で、非アクティビティタイマーを開始することができる。非アクティビティタイマは、502でのアクティブ伝送の終わりに開始されてよい。なお、非アクティビティタイマーは502でのアクティブ伝送中に1回以上開始されうるが、504でアクティビティーが観察されなくなるまでは、継続するアクティビティー(伝送)によって都度リセットされ、504の時点で、非アクティビティタイマーは508で満了するまで動作を継続することができることに留意されたい。非アクティビティタイマーは、必要に応じて任意の長さを有することができる。可能性のある非アクティブタイマー長さのいくつかの例は、例えば3GPP 36.331仕様で指定されているように、100ms、80ms、50ms、40ms、または他の任意の値を含むことができる。
506の間、すなわち非アクティビティタイマーの(504での)開始と(508での)満了の間、UE106はアップリンクまたはダウンリンク伝送を全く実行しなくてもよいが、アクティブ状態での動作を継続してもよく、ダウンリンクグラントのための1つ以上の通信チャネル(例えばPDCCH)を監視してもよい。508で、非アクティブタイマーが満了してよい。この時点で、UE106は、(例えば非アクティビティタイマーの満了で示されるような)十分な期間、データ通信が非アクティブであったことが観察されたことの結果として、省電力状態(DRX)に遷移することができる。省電力状態で動作している期間中、UE106は、ベースバンド論理部品および/または無線部品のような1つ以上の構成要素への電力供給を停止および/または減少させることができる。
510でUE106は「ウエイクアップ」し、再びアクティブ状態に入ることができる。UE106は、基地局(例えばLTEでのeNode-B)から知らされうる自身のスケジュールで指定される時刻にウエイクアップすることができる。指定された時刻(または指定された間隔の後)、基地局は、保留中のダウンリンクデータが存在する場合にUE106に通知することができ、そしてUE106はその時間中、ダウンリンクグラントをチェック(例えばPDCCHのような通信チャネルを監視)することができる。必要なら、この時間中に1つ以上の別の機能を実行してもよい。この期間は、C−DRX動作の「オン時間(on-duration)」と呼ぶこともできる。いくつかの実施形態によれば、オン期間は、例えば3GPP 36.331仕様で指定されているように、5ms、10ms、または別の期間のような、指定された期間継続することができる。あるいは、オン期間は所定の機能が実行されるまで継続してもよく、実行が必要な他の指定された機能が無くなると終了することができる。512で、オン期間は終了してよく、オン期間中にダウンリンクグラントが受信されなければ、UE106は「スリープ」状態に戻り、省電力状態へ再び遷移することができる。必要に応じて、任意数のスリープ(DRX)およびウエイクアップ(オン期間)のサイクルを続けて実行することができる。
UE106は、異なる長さのC−DRXサイクルの間を遷移するように構成されうることに留意されたい。例えば、図示のように、UE106は(2,4,8,16などのような)予め定められた数を上限とした(20ms、40ms、80msまたは他の任意の長さ継続しうる)「短C−DRX」サイクル514を実行してよく、予め定められた数のサイクルが終わるまでにアップリンクおよびダウンリンク伝送が実行されなければ、UE106は、アクティブ状態オン期間動作のためにウエイクアップする前の省電力状態動作の期間をより長く指定することができる1つ以上の(例えば3GPP 36.311で指定されるような80ms、160ms、320msまたは他の任意の長さ継続しうる)「長C−DRX」サイクル516を実行することができる。電力を節約するため、長C−DRXサイクルを延長することが望ましいかもしれないことに留意すべきである。例えば、長C−DRXサイクル用の現在の最大値は320msと指定されているかもしれないが、例えば非アクティブ期間を潜在的に延長してUE106の電力消費を削減するためにそのサイクルの長さを640msに延長することが有利になり得る。長C−DRXサイクルは、(例えばUE106またはネットワークのいずれかによって開始されうる)さらなるアクティブ通信が発生するまで、あるいはUE106を長C−DRXサイクルから遷移させる1つ以上の他の状況が発生するまで継続しうる。
アクティブ通信がその後ある時点で再び開始されると、UE106は、例えば通信アクティビティに応じてそれが適切であれば、同様の手順(例えば非アクティビティタイマを用いたアクティビティ/非アクティビティの監視、ならびにアクティブ通信の間に十分な非アクティビティが観察された場合の1つ以上のC−DRXサイクルの開始)を実行してもよい。
延長C−DRXサイクル中のハンドオーバ(HO)手順
例えば(図1のUE106のような)UEと、BS(例えば図1のBS102)との間の通信は、C−DRXモードで発生しうる。一例として、図1を参照すると、UE106Bは、(UE106Bに関する在圏基地局と見なすことのできる)基地局102によってサービスされるセル(したがって在圏セルと見なすことのできるセル)で通信していてよい。基地局103および105はUE106Bに対する隣接基地局であってもよく、UE106Bが動き回るにつれ、UE106Bは基地局102の(主)カバレッジエリアから外れて基地局103の(主)カバレッジエリアに入るかもしれない。UEが移動しているとき、現在在圏セルとして動作している基地局(例えばBS102)よりも、隣接基地局(例えばBS103またはBS105)の方が良好な在圏セルであるとUEが判定すると、UEはネットワーク側からのハンドオーバ(HO)を開始させるためのハンドオーバ(HO)手順を引き起こしうる。そのような場合、UE(例えばUE106B)は、良好な隣接基地局へのRRC接続の再確立を開始しうる。また、良好な在圏基地局へのRRC接続の再確立の開始に応答して、HOが開始される。つまり、HOは現在の在圏基地局にUEが送信する測定報告に応答して開始されなくてもよく、代わりに、UEがより良い在圏基地局へのRRC接続の再確立を開始したことに応答して開始されてもよい。これにより、より長いC−DRXサイクルが可能になり、より高いHO失敗率ならびに無線リンク不調による余計な無線リソース制御(RRC)シグナリングを回避しながら、リアルタイム性に敏感でないバックグラウンドデータ伝送中にUEが消費する電力を削減することができる。
一部の実施形態において、UEがC−DRXサイクルのオン期間(またはオン時間)に入ると、UEは現在の在圏基地局および1つ以上の隣接基地局に関する様々な測定を実行することができる。より具体的には、UEは、現在の在圏基地局と1つ以上の隣接基地局との無線品質を測定することができる。例えば、UEは、RSSI(受信信号強度指標)、RSCP(基準(受信)信号コード電力)、およびRSRQ(基準信号受信品質)のような隣接セル(隣接基地局)の無縁品質指標を測定することができる。UEはさらに、自身の在圏セル(在圏基地局)のRSSI、RSCP、RSRQのような無線品質指標を測定することができる。UEは、適用可能および/または利用可能であれば、他の指標を測定可能である。
現在の在圏セルに関する測定結果が指定された範囲内、例えば無線リンク障害閾値である指定されたNデシベル(dB)以内であり、かつ、より良い隣接セルが存在し、さらに、在圏セル測定結果および隣接セル測定結果の両方が、HOを実行すべきことの指標として見なされる予め定められた条件を満たす(つまり、両方の測定結果がHO閾値を満たしている)場合、UEは最良の隣接セル(基地局)を新たな在圏セルとして選択し、ネットワーク側から新たな在圏セルへHOが開始されるようにHO手順を開始させることができる。そしてHOは、UEが測定報告メッセージを現在の在圏セルへ送信したことに応答してではなく、この起動メカニズムに応答して開始されることができる。
ある一群の実施形態において、UEは、測定結果と、以下の条件の少なくとも1つが満たされることに応答して、新たな在圏セルとのRRC接続の再確立を開始することにより、HO手順を開始させてもよい。
・第1の条件:在圏基地局で測定された無線品質が、指定された無線リンク障害閾値に近いこと。例えば、在圏基地局が測定した無線品質、例えばRSCPが−100dBmであり、指定された無線リンク障害閾値が−102dBmに設定されているとする。この場合、現在の在圏基地局の無線品質は、無線リンク障害閾値より2dBm高い。この場合、現在の在圏基地局が「無線リンク障害閾値に近い」と見なすことのできる指定の値が「3」であれば、現在の在圏基地局の無線品質は無線リンク障害閾値に近いと見なされ、第1の条件が満たされる。
・第2の条件:隣接基地局の1つで測定された無線品質が、現在の在圏基地局で測定された無線品質よりも優れていること。
・第3の条件:現在の在圏基地局の無線品質測定結果と、隣接基地局の1つの無線品質測定結果との差が、HO閾値要件を満たすこと。HO閾値は、HO実行の開始許可または指標と解される任意の条件を指す。例えば、HO閾値は4dBmに設定されてよく、これは、隣接セルの無線品質が現在の在圏基地局の無線品質より少なくとも4dB良好である場合にHOが発生することを意味する。現在の在圏セル(基地局)のRSCP測定値が−100dBm、隣接セル(基地局)のRSCP測定値が−80dBmであれば、無線品質測定結果の差は20dBであり、これは閾値である4dBmよりも高いため、HO閾値が満たされる。
UEは無線リソース制御(RRC)接続再確立メッセージを新たに選択された在圏セルに送信することによってHO手順を開始させてもよい。RRCメッセージは、現在の在圏セル(基地局)のセルIDを含むことができる。そして、新たな在圏セルは、RRC接続再確立メッセージにセルIDが含まれている現在の在圏セルからUEコンテキスト情報を取得し、新たな在圏セル上でUEとRRC接続を再確立することができ、それによって新たな在圏セルを現在の在圏セルとする。これは、UEが送信する測定報告および、ほとんどの場合失敗するであろうHOのためのRRC接続再構成を含む、追加の(余分な)RRCシグナリングの必要性を排除するとともに、コネクテッドモードでのUEの電力を一層節約するために、より長いC−DRXサイクルがNWに設定できるようにする。
UEが開始させるハンドオーバの例示的方法
図6は、いくつかの実施形態にしたがって、C−DRXモードで動作しながら無線ネットワークにおいてネットワーク側からハンドオーバを開始させるためのハンドオーバ手順を開始させる無線通信装置(またはUEまたはUE装置)のための方法の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、C−DRXサイクルのオン期間中、無線通信装置は現在の在圏基地局と1つ以上の隣接基地局との無線品質を測定することができる(602)。そして無線通信装置は、現在の在圏基地局および隣接基地局の無線品質測定結果に基づいて、1つ以上の隣接基地局から1つの隣接基地局を新たな在圏基地局として選択することができる(604)。現在の在圏基地局について測定された無線品質が無線リンク障害閾値に十分に近い場合、隣接基地局について測定された無線品質が現在の在圏基地局について測定された無線品質より良好な場合、そして現在の在圏基地局について測定された無線品質と隣接基地局について測定された無線品質との差が指定されたHO閾値を超える場合に、無線通信装置は隣接基地局を選択することができる。
そして無線通信装置は、新たな在圏基地局が選択されたことに応答して、現在の在圏基地局から新たな在圏基地局へのハンドオーバ(HO)手順を開始させることができる(606)。無線通信装置は、新たな在圏基地局へ、無線リソース制御(RRC)接続確立再設定メッセージを送信することによって、HO手順を開始させることができる(608)。RRC接続再確立メッセージは、ネットワーク側からのHO開始を容易にするために、現在の在圏基地局に対応する情報を含むことができる。いくつかの実施形態において無線通信装置は、現在の在圏基地局に測定報告メッセージを送信する代わりに、最良の隣接セルを選択し、またHO手順を開始させてもよい。
この方法はさらに、HO手順の開始の一部として、RRC接続再確立メッセージが無線通信装置によって新たな在圏基地局へ送信されたことに応答して、新たな在圏基地局(セル)が現在の在圏基地局からデバイスコンテキスト情報を取得することを含んでもよい(610)。そして、新たな在圏基地局は、デバイスコンテキスト情報にしたがって、無線通信装置とのRRC接続を確立することができる(612)。
様々な実施形態
本発明の実施形態は、様々な形態のいずれかで実現することができる。例えば、いくつかの実施形態は、コンピュータによって実施される方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、またはコンピュータシステムとして実現されてもよい。他の実施形態は、ASICのような1つ以上のカスタム設計されたハードウェアデバイスを用いて実現されうる。他の実施形態では、FPGAのような1つ以上のプログラム可能なハードウェア要素を使用することができる。
いくつかの実施形態において、恒久的なコンピュータ可読記憶媒体は、プログラム命令および/またはデータを格納するように構成されてよい。ここで、このプログラム命令は、コンピュータシステムで実行された場合に、例えば、ここに記載された方法の実施形態のいずれか、または、ここに記載された方法の実施形態の任意の組み合わせ、または、ここに記載された方法の実施形態のいずれかの任意のサブセット、または、そのようなサブセットの任意の組み合わせ、をそのコンピュータシステムに実行させる。
いくつかの実施形態において、装置(例えばUE106)は、プロセッサ(またはプロセッサセット)および記憶媒体を含むように構成されうる。ここで、記憶媒体はプログラム命令を格納し、プロセッサは記憶媒体からプログラム命令を読み出して実行するように構成される。また、プログラム命令は、ここに記載された様々な方法の実施形態のいずれか(または、ここに記載された方法の実施形態の任意の組み合わせ、または、ここに記載された方法の実施形態のいずれかの任意のサブセット)を実施するために実行可能である。装置は、種々の形態のいずれかで実現されてよい。
上述の実施形態をかなり詳細に説明してきたが、上述の開示を完全に理解すれば、多数の派生物および変更物が当業者には明らかになるであろう。以下の特許請求の範囲はそのような派生物および変更物の全てを包含するように解釈されることが意図されている。

Claims (15)

  1. 無線通信装置であって、
    無線ネットワーク上で無線通信を送信および受信するように構成された1つ以上のアンテナと、
    処理ハードウェアとを有し、
    前記処理ハードウェアは前記1つ以上のアンテナと相互動作するとともに、前記無線通信装置に、
    前記無線通信装置が動作のコネクテッド不連続(C−DRX)モードのオン期間に入ったことに応答して、現在の在圏基地局と1つ以上の隣接基地局とを測定し、前記現在の在圏基地局に測定報告メッセージを送信することなく、
    前記現在の在圏基地局と前記1つ以上の隣接基地局の測定に応答して、前記1つ以上の隣接基地局から最良の隣接基地局を新たな在圏基地局として選択し、
    前記新たな在圏基地局に前記新たな在圏基地局へのハンドオーバ動作を開始させるために、前記新たな在圏基地局に無線リソース制御(RRC)接続再確立メッセージを送信させる、
    ように構成されることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記RRC接続再確立メッセージは、前記現在の在圏基地局を識別する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記処理ハードウェアはさらに、前記無線通信装置に、
    前記現在の在圏基地局の測定された無線品質と無線リンク障害閾値との差が、指定された量を超えないこと、
    前記1つ以上の隣接基地局の少なくとも1つの測定された無線品質が、前記現在の在圏基地局の前記測定された無線品質よりも優れていること、
    前記現在の在圏基地局の前記測定された無線品質と、前記1つ以上の隣接基地局の前記少なくとも1つの前記測定された無線品質との差が、ハンドオーバ閾値を満たすこと、
    の少なくとも1つに応答して前記最良の隣接基地局を前記新たな在圏基地局として選択させるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記処理ハードウェアはさらに、前記無線通信装置に、
    前記新たな在圏基地局によって前記現在の在圏基地局から取得されたデバイスコンテキスト情報にしたがって前記新たな在圏基地局によって前記無線通信装置と確立されたRRC接続を通じて、前記新たな在圏基地局と接続させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 動作のコネクテッド不連続(C−DRX)モード中における、無線通信ネットワーク内の無線装置間でのハンドオーバ失敗率を低減するための方法であって、
    無線通信装置により、動作のC−DRXモードのオン期間中に、現在の在圏基地局および1つ以上の隣接基地局の無線品質を測定し、前記無線通信装置により前記現在の在圏基地局に測定報告メッセージを送信することなく、
    前記現在の在圏基地局と前記1つ以上の隣接基地局との前記無線品質の測定に応答して、前記無線通信装置により前記1つ以上の隣接基地局から最良の隣接基地局を新たな在圏基地局として選択することと、
    前記新たな在圏基地局に前記新たな在圏基地局へのハンドオーバ動作を開始させるために、前記無線通信装置により無線リソース制御(RRC)接続再確立メッセージを前記新たな基地局に送信することと、
    を有することを特徴とする方法。
  6. 前記RRC接続再確立メッセージが、前記現在の在圏基地局に対応する情報を含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. 前記最良の隣接基地局を選択することが、
    前記現在の在圏基地局の前記無線品質が、無線リンク障害閾値よりも、少なくとも指定量分高くないことと、
    前記1つ以上の隣接基地局の少なくとも1つの前記無線品質が、前記現在の在圏基地局の前記無線品質よりも優れていることと、
    前記現在の在圏基地局の前記無線品質と、前記1つ以上の隣接基地局の少なくとも1つ以上の無線品質との差が、ハンドオーバ閾値要件を満たす値を有することと、
    の少なくとも1つに応答して前記最良の隣接基地局を選択することを有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記無線通信装置によって前記ハンドオーバ動作が開始されたことに応答して、前記新たな在圏基地局によって前記無線通信装置とのRRC接続を再確立することをさらに有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記ハンドオーバ動作を開始することの一部として、前記無線通信装置によって前記新たな在圏基地局へRRC接続再確立メッセージが送信されたことに応答して、前記新たな在圏基地局によって、前記現在の在圏基地局からデバイスコンテキスト情報を取得することをさらに有し、
    前記無線通信装置との前記RRC接続を前記新たな在圏基地局によって確立することが、前記デバイスコンテキスト情報にしたがって前記RRC接続を確立することを有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. 無線通信システムであって、
    無線通信装置を有し、
    前記無線通信装置が、
    前記無線通信装置に対して在圏セルとして振る舞う第1の基地局と無線通信し、
    動作のコネクテッド不連続(C−DRX)モードのオン期間中に、前記第1の基地局および複数の第2の基地局それぞれの無線品質を測定し、前記第1の基地局に測定報告メッセージを送信することなく、
    前記第1の基地局および前記複数の第2の基地局の前記それぞれの無線品質にしたがって、前記複数の第2の基地局の1つを前記無線通信装置に対する新たな在圏セルとして選択し、
    前記選択された第2の基地局に、前記無線通信装置に対する前記新たな在圏セルとして前記選択された第2の基地局へのハンドオーバ動作を開始させるために、無線リソース制御(RRC)接続再確立メッセージを前記選択された第2の基地局へ送信する、
    ように構成されることを特徴とする無線通信システム。
  11. 前記第1の基地局および前記複数の第2の基地局をさらに有することを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 前記選択された第2の基地局が、
    前記無線通信装置によって開始された前記ハンドオーバ動作に応答して、前記第1の基地局からデバイスコンテキスト情報を取得し、
    前記デバイスコンテキスト情報に基づいて、前記無線通信装置とのRRC接続を再確立する、
    ように構成されることを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 前記RRC接続再確立メッセージは、前記第1の基地局を識別する情報を有することを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
  14. 前記無線品質が、
    受信信号強度インジケータ(RSSI)、
    参照(受信)信号コード電力(RSCP)、または
    基準信号受信品質(RRSQ)
    の少なくとも1つに対応することを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
  15. 前記無線通信装置は前記新たな在圏セルを、
    前記第1の基地局の前記無線品質が、無線リンク障害閾値より少なくとも指定された量を超えて高くないこと、
    前記複数の第2の基地局の少なくとも1つの前記無線品質が前記第1の基地局の前記無線品質より優れていること、
    前記第1の基地局の前記無線品質と前記複数の第2の基地局の前記少なくとも1つの前記無線品質との差が、少なくとも指定されたハンドオーバ閾値と同じ高さの値を有すること、
    に応答して選択するように構成されることを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
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