JP6577925B2 - 施設検索装置、施設検索方法、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

施設検索装置、施設検索方法、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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本発明は、施設検索装置、施設検索方法、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、インターネット及び移動体端末装置の普及と相まって、カーナビゲーション装置やスマートフォン等の移動体端末装置を利用した目的地検索が日常的に行われている。そして、この目的地検索は、一般に、目的地の地名や施設名を入力して行われている。これに関連する技術として、特許文献1では、施設データベースから目的地の候補となる施設を検索する検索部を備えるナビゲーション装置であって、複数の文字列の入力を受け付けたとき、夫々の文字列が属する検索分野を認識し、各文字列を検索キーとした検索について、その組合せパターンに予め割り当てられた優先順位に従い、優先度の高い検索項目から検索結果として提示するナビゲーション装置が開示されている。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献2〜4も参照されたい。
特許第5400179号公報 特開2011−209239号公報 特許第5315485号公報 特開2012−059126号公報
本発明者らは、検索ユーザの意図、目的をより現実的に反映させるべく鋭意検討を重ねてきた結果、次のことに気がついた。検索ユーザが、検索クエリとして、「天神ラーメン」等一連の文字列を入力した場合には、店舗名に「天神ラーメン」を含む店舗を検索している可能性が高い。一方、「天神(スペース)ラーメン」等スペース等で区切られた文字列を入力した場合には、店舗名に「天神ラーメン」を含む店舗の他、天神エリアに位置するラーメン店を検索している可能性が高い。すなわち、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」の場合には、検索ユーザはエリアを意図して「天神」、飲食店を意図して「ラーメン」を入力している可能性が高い。
そこで、本発明者らは、検索ユーザからの入力を受け付けた検索クエリについて施設検索して施設及び出力順位を決定するための一般スコアを取得する一方、該検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定し、要素分解できないときには、検索クエリを構成する文字列に相応する属性を特定し、該属性に相応する施設情報中に該文字列を含む施設に属性スコアを付与し、該属性スコアが一般スコアより大きいとき、該一般スコアに代えて該付与された属性スコアに基づいて出力順位を決定することで、検索ユーザの意図、目的を検索結果の出力順位に反映させることができることに想到した。
この発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その第1の局面は次のように規定される。即ち、
施設に関する情報を格納する施設データベースと、検索クエリの入力を受け付ける入力受付部と、前記入力を受け付けた検索クエリに対応する施設を前記施設データベースから検索する施設検索部と、該施設検索部で検索された施設を一般スコアに基づいて出力順位を決定する出力順位決定部と、前記決定された出力順位で前記検索された施設を出力する検索結果出力部と、を備える施設検索装置であって、
属性識別用語と、該属性識別用語に対応する属性と、該属性に関する属性スコアとを関連付けて格納する属性データベースと、
前記入力を受け付けた検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定する判定部と、
前記判定の結果、前記入力を受け付けた検索クエリが要素分解できないとき、前記属性データベースを参照して、前記入力を受け付けた検索クエリと合致する前記属性識別用語に対応する属性及び該属性の属性スコアを特定する特定部と、
前記施設検索部で検索された施設のうち、前記特定された属性に関連する施設に前記特定された属性スコアを付与する属性スコア付与部と、を備え、
前記出力順位決定部は、前記付与された属性スコアが前記一般スコアより大きいとき、前記一般スコアに代えて前記付与された属性スコアに基づいて前記出力順位を決定し、
前記検索結果出力部は、前記決定された出力順位に基づいて前記施設検索部で検索された施設を出力する、
施設検索装置。
このように規定される第1の局面の施設検索装置によれば、入力を受け付けた検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定し、該判定の結果、該入力を受け付けた検索クエリが要素分解できないとき、属性識別用語と該属性識別用語に対応する属性及び属性スコアとを関連付けて格納する属性データベースを参照して、該入力を受け付けた検索クエリと合致する該属性識別用語に対応する属性及び該属性スコアを特定する。そして、施設データベースを参照し、該検索クエリに基づき施設検索部で検索された施設のうち、該特定された属性に関連する施設に該特定された属性スコアを付与する。検索された施設について付与された一般スコアと属性スコアを比較し、属性スコアが一般スコアより大きい施設については、出力順位を決定するためのスコアとして一般スコアに代えて属性スコアを選択し、該属性スコアに基づいて出力順位を決定し、該決定された出力順位に基づいて施設検索部で検索された施設を出力する。このようにして検索された施設の出力順位によれば、検索クエリを構成する要素用語の属性を反映することができるため、検索ユーザの意図、目的に沿った施設を検索結果の上位に出力することができる。
ここで、前記第1のルールは形態素解析の手法とすることができる(第2の局面)。
形態素解析とは、形態素から構成される文字列を各形態素に分割する作業を意味する。
また、前記検索クエリが要素分解できないとは、前記検索クエリが、複数の形態素解析できない要素用語と該要素用語間に存在する、区切りを表すスペース、文字又は記号とから構成されていることを意味する(第3の局面)。
要素用語とは形態素解析できない形態素と同等単位であり、要素用語であるか否かの判定は、予め用意された形態素辞書に登録されている形態素と照合することにより判定することができる。要素用語である用語の例として、「天神」、「ラーメン」等が挙げられ、要素用語でない用語の例として「天神ラーメン」等が挙げられる。
要素用語と要素用語との間には、要素用語と要素用語の区切りを表すことができるスペース、文字又は記号が存在していればよく、このような記号として、カンマ、ハイフン、アンダーバー、スラッシュ、セミコロン、プラス等が挙げられる。
また、前記入力を受け付けた検索クエリが複数の要素用語を含むとき、前記属性スコア付与部は、前記要素用語が入力された順に高い属性スコアを付与することができる(第4の局面)。
検索クエリが複数の要素用語を含むとき、検索ユーザの意図、目的は先に入力された要素用語により大きく反映されていると考えられる。そこで、検索クエリを構成する要素用語のうち、前方に位置する要素用語に基づいて付与される属性スコアの値により大きい1を超える係数を乗算する等して、前方の要素用語の属性をより大きく反映させた出力順位とすることで、検索ユーザの意図、目的をより大きく反映させる。
また、この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、
施設に関する情報を施設データベースに格納する第1の格納ステップと、検索クエリの入力を受け付ける入力受付ステップと、前記入力を受け付けた検索クエリに対応する施設を前記施設データベースから検索する施設検索ステップと、該施設検索ステップで検索された施設を一般スコアに基づいて出力順位を決定する出力順位決定ステップと、前記決定された出力順位で前記検索された施設を出力する検索結果出力ステップと、を備える施設検索方法であって、
属性識別用語と、該属性識別用語に対応する属性と、該属性に関する属性スコアとを関連付けて属性データベースに格納する第2の格納ステップと、
判定部が、前記入力を受け付けた検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定する判定ステップと、
特定部が、前記判定の結果、前記入力を受け付けた検索クエリが要素分解できないとき、前記属性データベースを参照して、前記入力を受け付けた検索クエリと合致する前記属性識別用語に対応する属性及び属性スコアを特定する特定ステップと、
属性スコア付与部が、前記施設検索ステップで検索された施設のうち、前記特定された属性に関連する施設に前記特定された属性スコアを付与する属性スコア付与ステップと、を備え、
前記出力順位決定ステップでは、前記付与された属性スコアが前記一般スコアより大きいとき、前記一般スコアに代えて前記付与された属性スコアに基づいて前記出力順位を決定し、
前記検索結果出力ステップでは、前記決定された出力順位に基づいて前記施設検索ステップで検索された施設を出力する、
施設検索方法。
このように規定される第5の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第5の局面に規定の方法において、前記第1のルールは形態素解析の手法である。
このように規定される第6の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
第5又は第6の局面に規定の方法において、前記検索クエリが要素分解できないとは、前記検索クエリが、複数の形態素解析できない要素用語と該要素用語間に存在する、区切りを表すスペース、文字又は記号とから構成されていることを意味する。
このように規定される第7の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
第5〜第7の局面に規定の方法において、前記入力を受け付けた検索クエリが複数の要素用語を含むとき、前記属性スコア付与ステップでは、前記要素用語が入力された順に高い属性スコアを付与する。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
更に、この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
コンピュータを、施設に関する情報を施設データベースに格納する第1の格納手段と、検索クエリの入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力を受け付けた検索クエリに対応する施設を前記施設データベースから検索する施設検索手段と、該施設検索手段で検索された施設を一般スコアに基づいて出力順位を決定する出力順位決定手段と、前記決定された出力順位で前記検索された施設を出力する検索結果出力手段、として機能させるコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
属性識別用語と、該属性識別用語に対応する属性と、該属性に関する属性スコアとを関連付けて属性データベースに格納する第2の格納手段と、
前記入力を受け付けた検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定する判定手段と、
前記判定の結果、前記入力を受け付けた検索クエリが要素分解できないとき、前記属性データベースを参照して、前記入力を受け付けた検索クエリと合致する前記属性識別用語に対応する属性及び属性スコアを特定する特定手段と、
前記施設検索手段で検索された施設のうち、前記特定された属性に関連する施設に前記特定された属性スコアを付与する属性スコア付与手段、として機能させ、
前記出力順位決定手段は、前記付与された属性スコアが前記一般スコアより大きいとき、前記一般スコアに代えて前記付与された属性スコアに基づいて前記出力順位を決定し、
前記検索結果出力手段は、前記決定された出力順位に基づいて前記施設検索手段で検索された施設を出力する、
コンピュータプログラム。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、
第9の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記第1のルールは形態素解析の手法である。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、
第9又は第10の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記検索クエリが要素分解できないとは、前記検索クエリが、複数の形態素解析できない要素用語と該要素用語間に存在する、区切りを表すスペース、文字又は記号とから構成されていることを意味する。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、
第9〜第11の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記入力を受け付けた検索クエリが複数の要素用語を含むとき、前記属性スコア付与手段は、前記要素用語が入力された順に高い属性スコアを付与する。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
第9〜第12のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムを記録する記録媒体が第13の局面として規定される。
図1は、本発明の実施の形態の施設検索装置1の構成を示すブロック図である。 図2は、施設データベース3に格納される施設テーブルの各データ構造の一例を示す説明図である。 図3は、属性データベース5に格納される属性スコアテーブルの各データ構造の一例を示す説明図である。 図4は、一般スコアテーブルの各データ構造の一例を示す説明図である。 図5は、(A)施設検索部9の施設検索の結果の一例を示す説明図、(B)属性スコア付与部15の属性スコアの結果の一例を示す説明図、(C)出力順位決定部17の出力順位の結果の一例を示す説明図、である。 図6は、本発明の実施の形態の施設検索装置1の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、図6に示すステップ5の詳細動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、図6に示すステップ7の詳細動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施例のナビゲーション装置51の構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の他の実施の形態の施設検索装置71の構成を示すブロック図である。
この発明の実施の形態の施設検索装置を説明する。
図1に、施設検索装置1の概略構成を示す。適宜、図2、図3及び図4に示すテーブルを用いて、以下に説明する。
図1に示すように、この施設検索装置1は、施設データベース3、属性データベース5、入力受付部7、施設検索部9、判定部11、特定部13、属性スコア付与部15、出力順位決定部17及び検索結果出力部19を備えている。
施設データベース3には、施設に関する情報が格納されている。当該施設に関する情報としては、施設名称、施設住所、施設ジャンル等が挙げられ、各情報は施設を識別するための識別情報に関連付けられて格納されている。施設ジャンルとしては、飲食店、病院、駅、景勝地等が挙げられる。また、施設ジャンルは、飲食店等上位ジャンルだけでなく下位ジャンルであってもよい。例えば、上位ジャンル「飲食店」に対して、牛丼屋、ラーメン屋、カフェ等下位ジャンルが挙げられる。施設ジャンルとして上位ジャンル及び下位ジャンルの両方が関連付けられていてもよく、またそのうちの一方が関連付けられていてもよい。当該施設に関する情報は、図2に示すような施設テーブルの形式で格納されていてもよく、具体的には、施設ID001に対して、施設名称「天神ラーメン那古野」、施設住所「名古屋市中村区名駅南○−○○」、施設ジャンル「ラーメン」が関連付けられている。
属性データベース5には、属性識別用語と該属性識別用語に対応する属性と該属性に関する属性スコアが関連付けて格納されており、例えば、図3に示すような属性スコアテーブルの形式で格納されている。属性としては、エリア、施設ジャンル等が挙げられる。属性「エリア」に対応する属性識別用語として、例えば、「九州」、「福岡」、「博多」、「天神」、「名古屋」、「那古野」、「円頓寺」等が挙げられ、属性「施設ジャンル」に対応する属性識別用語として、例えば、「麺」、「ラーメン」、「そば」、「パスタ」、「鉄板焼」、「鉄板ステーキ」、「海鮮鉄板」、「ジンギスカン」等が挙げられる。これらの属性識別用語に対して夫々属性スコアが関連付けられている。当該属性スコアは、例えば、より下位の概念すなわちより細かい分類の属性識別用語により高い属性スコアを付与することができる。
具体的に、属性「エリア」を例に挙げて説明すると、属性識別用語「九州」に属性スコア「+10」が付与されるのに対し、「九州」と比較して狭い範囲の地域を示す「福岡」には「+30」、より狭い範囲の地域を示す「博多」には「+50」、さらに狭い範囲の地域を示す「天神」には「+70」が付与される。属性「施設ジャンル」についても同様に、属性識別用語「麺」に属性スコア「+10」が付与されているのに対し、「麺」と比較して狭い範囲のジャンルを示す「ラーメン」、「そば」、「パスタ」には「+30」が付与される。また、属性に関連付けられる情報として、属性に対応する施設情報の種類が挙げられる。例えば、属性「エリア」には施設データベース中の施設情報として「施設住所」が、属性「施設ジャンル」には施設情報として「施設ジャンル」が関連付けられている。
入力受付部7は、ユーザによる検索クエリの入力を受け付ける。当該検索クエリは、ユーザが検索時に入力する単語やフレーズ等の複合語であり、検索条件等検索データベースに対する要求や問い合わせを文字列にしたものである。当該文字列としては、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、数字、記号等が挙げられ、これらのうちの1つ、あるいは2つ以上を組み合わせたものが挙げられる。当該文字列は、表示画面において各文字に割り当てられた文字キーを夫々タッチすることによって、又はキーボード等の入力部を用いることによってその入力を受け付けることができる。この例において、例えば、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」の入力を受け付けたとする。
施設検索部9は、入力受付部7で入力を受け付けた検索クエリに対応する施設を施設データベース3から検索する。当該検索の方法としては、特に限定されず、定法により施設を検索することができる。例えば、検索クエリを構成する文字列と施設データベース中に格納されている施設名称や施設住所、施設ジャンル等のキーワードを構成する文字列とを比較し、完全一致、前方一致、部分一致等しているか否かで、検索クエリに対応する施設を検索することができ、検索結果としての施設には定法による出力順位を決定するための一般スコアが関連付けられている。当該一般スコアは、例えば、完全一致、前方一致、部分一致等の一致の程度や、該一致している文字列の長短に応じて、より一致の程度が高い施設に高い一般スコアが付与される。
具体的に、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」の入力を受け付けた場合、施設検索部9は、次に示す方法により施設を検索し、一般スコアを算出することができる。まず、施設データベース3を参照して、検索クエリ中、スペースで区切られた第1の文字列「天神」、第2の文字列「ラーメン」、又はその両方を施設名称に含む施設を検索する。この例において、図2に示す施設テーブルから、第1の文字列「天神」及び第2の文字列「ラーメン」を施設名称に含む施設「天神ラーメン那古野」、第1の文字列「天神」のみを含む施設「麺どころ天神」、第2の文字列「ラーメン」のみを含む施設「博多ラーメン鳳太」が検索される。
次に、一般スコアの算出方法の一例を説明する。一般スコアは、例えば、図4に示す一般スコアテーブル等予め用意されたテーブルを参照して算出することができる。一般スコアテーブルは、例えば、文字数欄、一致文字の文字種欄として漢字欄、ひらがな/カタカナ欄、アルファベット/数字欄、余分文字欄等を有し、夫々に対応する一般スコアが付与されている。図5(A)に、この一般スコアテーブルを用いて、上記検索された施設に一般スコアを付与した結果を示す。例えば、施設ID「001」の施設「天神ラーメン那古野」の一般スコア「+85」は次のようにして算出される。施設「天神ラーメン那古野」はその施設名称に、検索クエリを構成する第1の文字列「天神」及び第2の文字列「ラーメン」を含んでいる。一般スコアテーブルに基づき、「天神」は漢字2文字であるためスコア「+60」、「ラーメン」はカタカナ4文字であるためスコア「+40」、さらに「天神ラーメン那古野」中の検索クエリに含まれない文字列(余分文字)「那古野」が3文字であるためスコア「−15」となり、一般スコアはこれらを合計した「+85」となる。他の施設「麺どころ天神」、「博多ラーメン鳳太」についても同様の方法により一般スコア「+40」、「+20」が算出される。したがって、施設検索部9では、施設「天神ラーメン那古野」に対して一般スコア「+85」、施設「麺どころ天神」に対して一般スコア「+40」、施設「博多ラーメン鳳太」に対して一般スコア「+20」が関連付けられた検索結果がえられる。この検索結果によれば、一般スコアの大きい順、すなわち、「天神ラーメン那古野」、「麺どころ天神」、「博多ラーメン鳳太」の順に出力されることになる。
判定部11は、入力受付部7で入力を受け付けた検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定する。当該第1のルールとして、例えば、形態素解析の手法を採用することができる。この場合、判定部11は、検索クエリが、複数の形態素解析できない要素用語と該要素用語間に存在するスペース及び/又はカンマから構成されているとき、該検索クエリを要素分解できないと判定する。
具体的に、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」について、判定部11は、スペースに基づいて構成単語「天神」及び構成単語「ラーメン」に区切り、区切られた構成単語が夫々形態素解析可能か否か判定する。構成単語「天神」、「ラーメン」はともに形態素解析不可能な要素用語であるため、判定部11は、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」は要素用語「天神」と要素用語「ラーメン」と両要素用語間に存在するスペースとから構成されている、該検索クエリは要素分解できないと判定する。一方、判定部11が要素分解できると判定する例として、検索クエリが「天神」と「ラーメン」とをスペースなしに繋がれた「天神ラーメン」又は「天神ラーメン(スペース)とんこつ」である場合を挙げることができる。判定部11は、検索クエリにスペース(又はカンマ)を含まない「天神ラーメン」や、検索クエリにスペースを含むが該スペースに基づいて区切られた用語の少なくとも一つの用語「天神ラーメン」が「天神」と「ラーメン」とに形態素解析できる検索クエリ「天神ラーメン(スペース)とんこつ」を、夫々要素分解できると判定する。
特定部13は、判定部11の判定の結果、入力受付部7で入力を受け付けた検索クエリが要素分解できないとき、属性データベース5を参照して、該入力を受け付けた検索クエリと合致する属性識別用語に対応する属性及び属性スコアを特定する。特定部13は、入力を受け付けた検索クエリとして、該検索クエリを構成する各要素用語を用い、該各要素用語と合致する属性識別用語に対応する属性及び属性スコアを特定する。具体的に、要素用語「天神」と「ラーメン」とから構成されている検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」の場合、図3に示す属性スコアテーブルを参照して、要素用語「天神」と合致する属性識別用語「天神」に関連付けられた属性「エリア」及び属性スコア「+70」、要素用語「ラーメン」と合致する属性識別用語「ラーメン」に関連付けられた属性「施設ジャンル」及び属性スコア「+30」を特定する。すなわち、特定部13は、検索クエリを構成する要素用語「天神」に対し属性「エリア」及び属性スコア「+70」、要素用語「ラーメン」に対し属性「施設ジャンル」及び属性スコア「+30」と特定する。
属性スコア付与部15は、施設データベース3を参照して、施設検索部9で検索された施設のうち、特定部13で特定された属性に関連する施設に属性スコアを付与する。当該属性スコアの付与の方法として、例えば、検索された施設の施設名称、施設住所、施設ジャンルを参照し、要素用語が該要素用語に対して特定された属性に関連する施設情報中に含まれているとき、属性スコアテーブル中の該要素用語に対応する属性識別用語に関連付けられた属性スコアを付与する。図5(B)に、この属性スコアテーブルを用いて、施設検索部9で検索された施設に属性スコアを付与した結果を示す。
この属性スコアは、次のようにして付与される。検索クエリ中の要素用語「天神」は、特定部13で属性「エリア」と特定されているため、施設情報のうち属性「エリア」に対応する施設情報としての施設住所に要素用語「天神」を含む施設に対して、属性識別用語「天神」に関連付けられたスコア「+70」が付与される。また、検索クエリ中の要素用語「ラーメン」は、特定部13で属性「施設ジャンル」と特定されているため、施設情報のうち属性「施設ジャンル」に対応する施設情報としての施設ジャンルに要素用語「ラーメン」を含む施設に対して、属性識別用語「ラーメン」に関連付けられたスコア「+30」が付与される。これらのスコアの合計が属性スコアとして施設に付与される。
例えば、検索された施設「天神ラーメン那古野」の施設住所「名古屋市中村区名駅南○−○○」、施設ジャンル「ラーメン」を参照し、は、その施設住所に「天神」を含まないため属性「エリア」に対して付与されるスコアは「0」、施設ジャンルは「ラーメン」であるため属性「施設ジャンル」に対して付与されるスコアは「+30」となり、合計して「+30」の属性スコアが付与される。他の具体例として、検索された施設「麺どころ天神」について説明すると、この場合、要素用語「天神」をその施設住所中に含んでいるためスコア「+70」、要素用語「ラーメン」をその施設ジャンル中に含んでいないためスコア「0」となり、合計「+70」の属性スコアが付与されることとなる。また、検索された施設「博多ラーメン鳳太」については、要素用語「天神」をその施設住所中に含んでいるためスコア「+70」、要素用語「ラーメン」をその施設ジャンル中に含んでいるためスコア「+30」となり、合計「+100」の属性スコアが付与される。
他の例として、属性スコア付与部15は、属性スコアに対して特定の属性、例えば、属性「エリア」の影響を大きく反映させるべく、属性「エリア」に対して付与されるスコアの値に1を超える係数を乗算する等してもよい。一方、特定の属性の影響を小さく反映させるために、属性に対して付与されるスコアの値に1未満の係数を乗算してもよい。
他の例として、属性スコア付与部15は、検索クエリを構成する要素用語のうち、入力された要素用語の入力順位に応じて、該要素用語の属性スコアに異なる係数を乗算してもよい。例えば、先に入力された要素用語の属性スコアに対してより大きい値の係数を乗算する等して、先に入力された要素用語の属性を出力順位へ大きく影響させることができる。検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」の例において、検索クエリの前方の要素用語「天神」の属性スコア「+70」に係数2を乗算することにより、例えば、施設「博多ラーメン鳳太」の属性スコアはエリアに関する属性スコア「+140」と施設ジャンルに関する属性スコア「+30」とを足した「+170」が付与されることとなる。
出力順位決定部17は、属性スコア付与部15で付与された属性スコアが施設検索部9で付与された一般スコアより大きいとき、一般スコアに代えて付与された属性スコアに基づき、施設検索部9で検索された施設の出力順位を決定する。すなわち、出力順位決定部17は、図5(C)に示すように、施設「天神ラーメン那古野」について付与された一般スコア「+85」と属性スコア「+30」を比較し、値の大きい一般スコア「+85」を出力順位決定の指標とする。一方、施設「麺どころ天神」及び「博多ラーメン鳳太」については、一般スコアより属性スコアの値が大きいため、属性スコアを出力順位決定の指標とする。したがって、出力順位は、出力順位決定の指標とされた一般スコア又は属性スコアの大きい順に第1位「博多ラーメン鳳太」、第2位「天神ラーメン那古野」、第3位「麺どころ天神」と決定される。
検索結果出力部19は、出力順位決定部17で決定された出力順位で、施設検索部9で検索された施設を出力する。
図6を用いて、図1に示す装置1の動作の一例を説明する。この例において、判定部11は、検索クエリが、複数の形態素解析できない要素用語と該要素用語間に存在するスペースとから構成されているとき、該検索クエリを要素分解できないと判定している。
まず、ステップ1では、入力受付部7は、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」の入力を受け付ける。
ステップ3では、施設検索部9は、施設データベース3を参照して、ステップ1の検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」に対応する施設を定法により検索する。この例において、例えば、上記と同様、施設「天神ラーメン那古野」(一般スコア+85)、施設「麺どころ天神」(一般スコア+40)、施設「博多ラーメン鳳太」(一般スコア+20)がヒットしたとする(図5(A)参照)。
ステップ5では、判定部11は、ステップ1の検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」が形態素解析の手法により要素分解できるか否か判定する。この例において、要素分解できるか否かは、スペースで区切られた「天神」及び「ラーメン」の夫々について要素分解できるか否か判定する。上記の他、判定部11は、一つの要素用語で構成される検索クエリについても、該検索クエリを要素分解できないと判定することができる。この場合には、ステップ1で入力を受け付けた検索クエリを構成する一つの構成単語について、ステップ55及び57を実行して、検索クエリが要素分解不可能であることを判定する。
図7を用いて、判定部11で実行されるステップ5の詳細動作の一例を説明する。
ステップ51では、検索クエリ中にスペースが存在するか否か判定する。ステップ51においてYesの場合、ステップ53へ進む。この例において、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」中にスペースが存在しているため、ステップ53へ進む。
ステップ53では、検索クエリをスペースに基づいて区切る。この例において、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」を構成単語「天神」及び「ラーメン」に区切る。
ステップ55では、ステップ53で区切られた両構成単語「天神」及び「ラーメン」について、夫々形態素解析可能であるか否か判定する。ステップ55においてNoの場合、すなわち、全ての構成単語が形態素解析不可能である場合、ステップ57へ進む。この例において、構成単語「天神」及び「ラーメン」はともに形態素解析不可能であるため、ステップ57へ進む。
ステップ57では、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」を要素分解不可能と判定する。
図6に戻り、ステップ7では、特定部13は、属性データベース5を参照して、ステップ1で入力を受け付けた検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」、すなわち、検索クエリを構成する各要素用語と合致する属性識別用語に対応する属性及び属性スコアを特定する。
図8を用いて、特定部13で実行されるステップ7の詳細動作の一例を説明する。
ステップ71では、ステップ1の検索クエリを構成する要素用語の一つを選択する。この例において、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」を構成する要素用語の一つとして要素用語「天神」を選択する。
ステップ73では、属性データベース5を参照して、ステップ71で選択された要素用語に対応する属性識別用語及び属性スコアを特定する。この例において、要素用語「天神」に対応する属性識別用語として属性識別用語「天神」を特定する。
ステップ75では、属性データベース5において、ステップ73で特定された属性識別用語「天神」に関連付けられた属性として属性「エリア」及び属性スコア「+70」を特定する。
検索クエリを構成する他の要素用語n+1について、ステップ73及びステップ75を実行する(ステップ77、78)。この例において、他の要素用語として要素用語「ラーメン」に対応する属性識別用語として属性識別用語「ラーメン」が特定され、該属性識別用語「ラーメン」に関連付けられた属性として属性「施設ジャンル」及び属性スコア「+30」が特定される。
図6に戻り、ステップ9では、属性スコア付与部15は、施設データベースを参照して、ステップ3で検索された施設のうち、ステップ7で特定された属性に関連する施設に属性スコアを付与する。例えば、施設データベース3を参照して、ステップ3で検索された施設について、属性「エリア」に対応する施設住所中に要素用語「天神」を含む施設について属性スコア「+70」を付与し、属性「施設ジャンル」に対応する施設ジャンル中に要素用語「ラーメン」を含む施設について属性スコア「+30」を付与する。この例において、図5(B)に示すように、施設「天神ラーメン那古野」について、上述の通り、合計「+30」の属性スコアを付与する。他の施設に付与された属性スコアについては、図5(B)に示す。
ステップ11では、出力順位決定部17は、ステップ3で検索された施設のうち、一の施設Fについて、ステップ9で付与された属性スコアとステップ3で付与された一般スコアとを比較する。この例において、施設「天神ラーメン那古野」について、ステップ9で付与された属性スコア「+30」とステップ3で付与された一般スコア「+85」とを比較する(図5(C)参照)。比較の結果、属性スコアが一般スコアより大きいとき(ステップ13:Yes)ステップ15へ進み、該施設のスコアとして属性スコアを選択する。一方、属性スコアが一般スコア以下であるとき(ステップ13:No)ステップ16へ進み、該施設のスコアとして一般スコアを選択する。この例において、施設「天神ラーメン那古野」の属性スコア「+30」は一般スコア「+85」以下であるため(ステップ13:No)、ステップ16へ進み、該施設のスコアとして一般スコア「+85」を選択する。
ステップ3で検索された他の施設F+1について、ステップ11〜ステップ16を実行する(ステップ17、18)。この例において、他の施設「麺どころ天神」及び「博多ラーメン鳳太」についてステップ11〜ステップ16が実行される。その結果、図5(C)に示すように、施設「麺どころ天神」の場合、属性スコアと一般スコアとの比較の結果、属性スコア「+70」が一般スコア「+40」より大きいため(ステップ13:Yes)ステップ15へ進み、該施設のスコアとして属性スコア「+70」を選択する。施設「博多ラーメン鳳太」の場合にも同様に、属性スコア「+100」が一般スコア「+20」より大きいため(ステップ13:Yes)ステップ15へ進み、該施設のスコアとして属性スコア「+100」を選択する。
ステップ19では、出力順位決定部17は、ステップ3で検索された各施設について選択された、ステップ15の属性スコア又はステップ17の一般スコアに基づいて、該検索された施設の出力順位を決定する。この例において、上述の通り、施設「天神ラーメン那古野」について一般スコア「+85」、施設「麺どころ天神」について属性スコア「+70」、施設「博多ラーメン鳳太」について属性スコア「+100」が選択されている。したがって、これらスコアの大きい順に第1位「博多ラーメン鳳太」、第2位「天神ラーメン那古野」、第3位「麺どころ天神」の出力順位が決定される。
ステップ20では、検索結果出力部19は、ステップ3で検索された施設をステップ19で決定された出力順位で出力する。
図9に、実施例のナビゲーション装置51を示す。図9において、図1と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
ナビゲーション装置51は、図1に示す施設検索装置1が備える各構成、すなわち、施設データベース3、属性データベース5、入力受付部7、施設検索部9、判定部11、特定部13、属性スコア付与部15及び出力順位決定部17に加えて、制御部510、メモリ部511、入力部512、出力部513、インターフェース部514及び現在位置特定部515を備えている。
制御部510はCPU、バッファメモリその他の装置を備えたコンピュータ装置であり、ナビゲーション装置51を構成する他の要素を制御する。
メモリ部511にはコンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である制御部510に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムは、ナビゲーション装置の記憶装置としての内蔵ハードディスク又は内蔵メモリ、ナビゲーション装置に差し替え可能な記憶媒体としてのSD(登録商標)メモリカード、メモリスティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、DVD等の汎用的な媒体へ保存できる。
入力部512は、例えば、ユーザの指令の入力に用いられる。具体的には、検索クエリの入力や検索結果の選択等に用いられる。入力部512として、マウス、ライトペン又はディスプレイの表示内容と協働するタッチパネル等のポインティングデバイスやキーボード又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることができる。
出力部513はディスプレイを含み、入力画面、検索結果、施設の詳細情報を表示する際に機能する。他にも、出力部513によって出力される情報の他、一般的なナビゲーション装置において出力される目的地検索のための検索画面、地図、現在位置特定部で特定された車両の位置、案内経路、その他の情報を表示する。この出力部513は、検索結果出力部19を備えている。検索結果出力部19の機能については、上述の通りである。
インターフェース部514はナビゲーション装置51を無線ネットワーク等へ連結させる。
現在位置特定部515は、GPS装置やジャイロ装置によりナビゲーション装置51の現在の位置情報を特定する。併せて、現在時刻を特定することもできる。
この例において、属性スコア付与部15は、例えば、特定部13で特定された属性「エリア」に対応する要素用語が、現在位置特定部515で特定される位置と同等である場合又は該位置と近接する場合に、属性「エリア」に対して付与する属性スコアに1を超える値(例えば、2)を乗算することができる。例えば、検索クエリ「天神(スペース)ラーメン」、現在位置で示される行政区「天神」の場合、要素用語「天神」と現在位置「天神」は同等であるため、属性「エリア」に対して付与する属性スコア「+70」を2倍した「+140」を付与することができる。
現在位置と同等の要素用語が検索クエリに含まれている場合、検索ユーザは、該現在位置付近に位置する施設を検索したいという要求を有している可能性が高い。上述のように属性スコアを付与すれば、施設住所中に要素用語「天神」を含む施設の出力順位を大きく上げることができ、検索ユーザの要求に沿うことが可能となる。
図10に示すのは、上記入力された検索クエリが要素分解できる場合に、要素分解された各要素用語の属性を検索結果の出力順位に反映させる施設検索装置であって、各要素用語の属性を、要素分解できない場合に比べて程よく出力順位に反映させることが可能な施設検索装置である。図10において、図1及び図9と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図10に示すように、この施設検索装置71は、施設データベース3、属性データベース5、入力受付部7、施設検索部9、判定部11、要素分解部73、特定部75、属性スコア付与部77、出力順位決定部17及び検索結果出力部19を備えている。
要素分解部73は、判定部11の判定の結果、入力受付部7で入力を受け付けた検索クエリが要素分解できるとき、該検索クエリを要素分解する。判定部11において、検索クエリが要素分解できると判定される場合の例として、検索クエリの少なくとも一部が形態素解析可能な「天神ラーメン」や「天神ラーメン(スペース)たろう」が挙げられる。検索クエリを要素分解する方法としては、例えば、検索クエリ「天神ラーメン」を「天神」及び「ラーメン」、検索クエリ「天神ラーメン(スペース)たろう」を「天神」、「ラーメン」及び「たろう」のように各形態素に分解する方法が挙げられる。
特定部75は、属性データベース5を参照して、要素分解部73で要素分解された検索クエリと合致する属性識別用語に対応する属性及び該属性の属性スコアを特定する。特定部75は、要素分解された検索クエリとして、要素分解された各要素用語を用い、該要素用語と合致する属性識別用語に対応する属性を特定する。属性及び属性コストの具体的な特定方法は、特定部13と同様である。例えば、検索クエリ「天神ラーメン(スペース)たろう」を要素分解して得られた要素用語「天神」、「ラーメン」、「たろう」のうち、「天神」に対して属性「エリア」、「ラーメン」に対して属性「施設ジャンル」と特定する。要素用語「たろう」について、属性テーブル中の属性識別用語に挙げられていない場合には、「たろう」に対する属性は特定されない。
属性スコア付与部77は、施設検索部9で検索された施設のうち、特定部75で特定された属性に関連する施設に特定された属性スコアに1未満の係数を乗算して得られた属性スコアを付与する。当該属性スコアの付与の方法は、特定部75で特定された属性スコアに対して1未満の係数(例えば、0.5)を乗算する以外は、属性スコア付与部15と同様である。
以上、本発明の実施の形態及び実施例について説明してきたが、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態(実施例)を部分的に実施しても構わない。さらには、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1 71 施設検索装置
3 施設データベース(施設DB)
5 属性データベース(属性DB)
7 入力受付部
9 施設検索部
11 判定部
13 75 特定部
15 77 属性スコア付与部
17 出力順位決定部
19 検索結果出力部
51 ナビゲーション装置
73 要素分解部

Claims (13)

  1. 施設に関する情報を格納する施設データベースと、検索クエリの入力を受け付ける入力受付部と、前記入力を受け付けた検索クエリに対応する施設を前記施設データベースから検索する施設検索部と、該施設検索部で検索された施設を一般スコアに基づいて出力順位を決定する出力順位決定部と、前記決定された出力順位で前記検索された施設を出力する検索結果出力部と、を備える施設検索装置であって、
    属性識別用語と、該属性識別用語に対応する属性と、該属性に関する属性スコアとを関連付けて格納する属性データベースと、
    前記入力を受け付けた検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定する判定部と、
    前記判定の結果、前記入力を受け付けた検索クエリが要素分解できないとき、前記属性データベースを参照して、前記入力を受け付けた検索クエリと合致する前記属性識別用語に対応する属性及び属性スコアを特定する特定部と、
    前記施設検索部で検索された施設のうち、前記特定された属性に関連する施設に前記特定された属性スコアを付与する属性スコア付与部と、を備え、
    前記出力順位決定部は、前記付与された属性スコアが前記一般スコアより大きいとき、前記一般スコアに代えて前記付与された属性スコアに基づいて前記出力順位を決定し、
    前記検索結果出力部は、前記決定された出力順位に基づいて前記施設検索部で検索された施設を出力する、
    施設検索装置。
  2. 前記第1のルールは形態素解析の手法である、請求項1に記載の施設検索装置。
  3. 前記検索クエリが要素分解できないとは、前記検索クエリが、複数の形態素解析できない要素用語と該要素用語間に存在する、区切りを表すスペース、文字又は記号とから構成されていることを意味する、
    請求項1又は2に記載の施設検索装置。
  4. 前記入力を受け付けた検索クエリが複数の要素用語を含むとき、前記属性スコア付与部は、前記要素用語が入力された順に高い属性スコアを付与する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の施設検索装置。
  5. 施設に関する情報を施設データベースに格納する第1の格納ステップと、検索クエリの入力を受け付ける入力受付ステップと、前記入力を受け付けた検索クエリに対応する施設を前記施設データベースから検索する施設検索ステップと、該施設検索ステップで検索された施設を一般スコアに基づいて出力順位を決定する出力順位決定ステップと、前記決定された出力順位で前記検索された施設を出力する検索結果出力ステップと、を備える施設検索方法であって、
    属性識別用語と、該属性識別用語に対応する属性と、該属性に関する属性スコアとを関連付けて属性データベースに格納する第2の格納ステップと、
    判定部が、前記入力を受け付けた検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定する判定ステップと、
    特定部が、前記判定の結果、前記入力を受け付けた検索クエリが要素分解できないとき、前記属性データベースを参照して、前記入力を受け付けた検索クエリと合致する前記属性識別用語に対応する属性及び属性スコアを特定する特定ステップと、
    属性スコア付与部が、前記施設検索ステップで検索された施設のうち、前記特定された属性に関連する施設に前記特定された属性スコアを付与する属性スコア付与ステップと、を備え、
    前記出力順位決定ステップでは、前記付与された属性スコアが前記一般スコアより大きいとき、前記一般スコアに代えて前記付与された属性スコアに基づいて前記出力順位を決定し、
    前記検索結果出力ステップでは、前記決定された出力順位に基づいて前記施設検索ステップで検索された施設を出力する、
    施設検索方法。
  6. 前記第1のルールは形態素解析の手法である、請求項5に記載の施設検索方法。
  7. 前記検索クエリが要素分解できないとは、前記検索クエリが、複数の形態素解析できない要素用語と該要素用語間に存在する、区切りを表すスペース、文字又は記号とから構成されていることを意味する、
    請求項5又は6に記載の施設検索方法。
  8. 前記入力を受け付けた検索クエリが複数の要素用語を含むとき、前記属性スコア付与ステップでは、前記要素用語が入力された順に高い属性スコアを付与する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の施設検索方法。
  9. コンピュータを、施設に関する情報を施設データベースに格納する第1の格納手段と、検索クエリの入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力を受け付けた検索クエリに対応する施設を前記施設データベースから検索する施設検索手段と、該施設検索手段で検索された施設を一般スコアに基づいて出力順位を決定する出力順位決定手段と、前記決定された出力順位で前記検索された施設を出力する検索結果出力手段、として機能させるコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
    属性識別用語と、該属性識別用語に対応する属性と、該属性に関する属性スコアとを関連付けて属性データベースに格納する第2の格納手段と、
    前記入力を受け付けた検索クエリが第1のルールに基づいて要素分解できるか否か判定する判定手段と、
    前記判定の結果、前記入力を受け付けた検索クエリが要素分解できないとき、前記属性データベースを参照して、前記入力を受け付けた検索クエリと合致する前記属性識別用語に対応する属性及び属性スコアを特定する特定手段と、
    前記施設検索手段で検索された施設のうち、前記特定された属性に関連する施設に前記特定された属性スコアを付与する属性スコア付与手段、として機能させ、
    前記出力順位決定手段は、前記付与された属性スコアが前記一般スコアより大きいとき、前記一般スコアに代えて前記付与された属性スコアに基づいて前記出力順位を決定し、
    前記検索結果出力手段は、前記決定された出力順位に基づいて前記施設検索手段で検索された施設を出力する、
    コンピュータプログラム。
  10. 前記第1のルールは形態素解析の手法である、請求項9に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記検索クエリが要素分解できないとは、前記検索クエリが、複数の形態素解析できない要素用語と該要素用語間に存在する、区切りを表すスペース、文字又は記号とから構成されていることを意味する、
    請求項9又は10に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記入力を受け付けた検索クエリが複数の要素用語を含むとき、前記属性スコア付与手段は、前記要素用語が入力された順に高い属性スコアを付与する、請求項9〜11のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  13. 請求項9〜12のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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